日本は津波による大きな被害をうけるだろう UFOアガルタのシャンバラ 

コンタクティやチャネラーの情報を集めています。森羅万象も!UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。

裁判所も貴重な取材現場のひとつだ。一般メディアで報じられる機会は少ないが、実は東京地方裁判所だけでも、いつも何かしらのカルトの被害をめぐる裁判が進行している。(1)

 

 

『「カルト宗教」取材したらこうだった』

藤倉善郎 宝島社    2012/8/24

 

 

 

<「オウム真理教」による地下鉄サリン事件

・13人が死亡し6000人以上が負傷した、「オウム真理教」による地下鉄サリン事件から17年が過ぎた。教祖・麻原彰晃こと松本智津夫を含め13人の死刑が確定した後、2011年の大晦日に、特別手配中だった逃亡犯の平田信が警視庁に出頭し逮捕。12年6月には菊地直子高橋克也が相次いで逮捕され、オウム事件はこれで一段落したかのような空気も漂う。

 

<山の中の白装束たち>

・私が初めて、宗教団体をめぐる時事的なニュースの現場を取材したのは、2003年のことだった。「パナウェーブ研究所」が林道を占拠して立てこもった「白装束騒動」である。

 

・こういうとき、新聞社の記者やテレビ局のクルーというのは頼もしい。記者クラブ制度等々のおかげで地方の警察とも交渉がしやすいし、何よりも「オレたちに取材させるのが当然」くらいの態度で警察と渡り合う。このときも、複数のマスコミが警官隊に詰め寄り、県警本部かどこかに確認させて取材許可を取り付けさせた。

 しかしそこは記者クラブメディアのやること。彼らは「取材の自由」「報道の自由」のために取材交渉をしているのではなく、自分たちの取材ができればそれでいい。

 

・と思いきや、とりあえず新聞社やテレビ局の連中の後にくっついて、名刺をかざしながら「新聞だよ!新聞!」と適当にわめき散らしたら、すんなりバリケードを通過できてしまった。後ろを振り返ると、同じようにして警官隊の人だかりをかき分けてついてくる若いあんちゃんの姿が。彼が手に持っていた名刺には「ウェブライター」と書かれていた。

 こんな調子で、結局、新聞もテレビも雑誌もフリーランサーも、なんだかよくわからないブロガーみたいなあんちゃんも、全員がバリケードを突破してしまった。

 

<UFO神社で初詣で>

・2009年に私は、インターネット上に「やや日刊カルト新聞」というニュースサイトを開設した。カルト関連のニュースを報じる一方で、記者たちが自らカルト的な団体に近づいていき、その結果をリポートしたりもしている。

 10年12月31日の深夜。私は記者たちをひきつれて、前述のラエリアン・ムーブメントが千葉県成田市に建設した「弥勒菩薩光臨堂」へと初詣に出かけた。ラエル氏は、日本に定住し、「弥勒菩薩光臨堂」で毎週、瞑想指導を行っていた。信者たちはこれを「UFO神社」などと呼んでいる。

弥勒菩薩」を祀ったお堂が「神社」だというのも意味不明だが、フランス人教祖の宗教団体に仏教神道の違いなどわからないのだろう。とにもかくにも、我々はこのUFO神社に「初詣で」と称して乗り込んでみた。

 

<女だらけの自己啓発セミナー>

・かつて北海道大学で流行した「メディオス」も、こうした自己啓発セミナーのひとつだった。

 メディオスという会社が特殊だったのは、基本的に学生のみをターゲットとしていた点だ。学生も多く参加しているセミナー会社はほかにもあったが、学生限定というセミナーはほかにはない。しかもメディオスは、後に「女子学生限定」になった。

 

ホームオブハートの訴訟合戦>

・裁判所も貴重な取材現場のひとつだ。一般メディアで報じられる機会は少ないが、実は東京地方裁判所だけでも、いつも何かしらのカルトの被害をめぐる裁判が進行している。

 

・刑事裁判であれば、提出された書面などが法廷で読み上げられるが、民事裁判の場合、それがない。原告・被告が提出する書面は、読み上げられることなく裁判所に提出される。だから、ただ傍聴していても、法廷の状況を理解することはできない。

 しかし証人尋問だけは別だ。法廷で、証人に対して原告・被告双方の代理人が証人に口頭で質問し、証人も口頭で答える。

 

プロバイダ責任制限法

・カルトからの抗議は、必ずしも私に直接送られてくるとは限らない。ネットの掲示板への批判的な投稿については、掲示板のサービスを提供しているプロバイダ宛に、カルト側が「発信者情報開示」や「送信防止処置」を申し立てる場合もある。

 

<最低限の法律知識を>

・とはいえ当然、ただ単に「うまい文章」を書けばいいというものではない。「訴えられても勝てる文章」とは、法律的に言っても問題ないといえる内容の文章だ。つまり、最低限の法律知識が必要になる。

 カルト団体が自分たちに都合の悪い文章にクレームを付けてくるとき、どんな理由が考えられるだろうか。代表的なものは、何といっても「名誉棄損」だ。

 名誉棄損とは不特定多数に対して、特定の人物や団体の名誉を貶める内容を伝えた場合に成立する違法行為だ。その内容がたとえ根拠のある真実であっても、他者の名誉を棄損すれば「名誉棄損」になる。

 しかし本章の「平和神軍観察会事件」に関連して説明した。3つの「違法性阻却事由」を全て満たす場合は、他人の名誉を棄損しても違法とはされない。改めてその3要件を列挙すると、

  • 公共の利害にかかわる内容であること(公共性)
  • 公共の利益を目的とした表現であること(公益目的)
  • その表現が真実であるとの証明があること(真実性)または、その表現が真実であると信じるに足る相当な理由があること(真実相当性)

 

 

これら全てを満たしていれば、「名誉棄損」を理由にカルト側が訴えてきても、理屈上は裁判に勝つことができる。

 しかし判断するのは裁判所なのだから、ただ単に自分が「全て満たしているつもり」と思っているだけでは不十分だ。裁判官が見ても「問題なし」と思えるくらいのレベルを目指す必要がある。

 

・3番目の「真実性」と「真実相当性」については、最も慎重を期す必要がある。「平和神軍観察事件」からわかるように、いまのところ日本の裁判所は、インターネット利用者に対してもマスコミと同レベルの調査を義務付けるに等しい判断を示しているからだ。

 

・何よりも重要なのは、できるかぎり取材や調査をして証拠を押さえることだ。<日本平和神軍の総督が会長を務めているグロービート社>という説明が「真実」だというのは、「平和神軍観察会」の橋爪氏が証拠となる録音テープ等を入手していたからこそ言えることだ。証拠資料が少なければ当然、「真実」として記述できる情報は限られてしまう。取材や調査を丹念に行えば行うほど、「訴えられても勝てる」言い回しのバリエーションが増える。

 

・これも第3章で説明したとおり、著作権法では時事報道のための著作物の利用を認めている。しかし裁判官に向かって「これは報道だ」と主張するためには、それなりの体裁や実績も必要かもしれない。

 そう考えると、カルト側の著作物を利用して文章を書く場合には、

・出典の明示

・引用部分とそれ以外との明確な区別

・評論のために必要な部分のみ引用

・評論が主で引用が従であると言えるだけのバランス

 

を備えた上で、無断で自由に行うことができる「引用」のルールに則っておくのが無難だろう。

 

・当然だが、カルトからの抗議はたいてい、記事の削除を求めるものだ。削除ではなく、問題がある部分の修正だけでもよさそうなものだが、少なくとも私の経験では、「部分的に修正しろ」という要求は来たことがない。とにかく記事の全削除を要求してくる。しかも、文章のどこがどう問題なのかを明確に指摘しないまま「名誉棄損だ」「営業妨害だ」などと主張して、やれ訴えるだのなんだのとわめき散らしてくることも珍しくない。

 

 

 

『天才政治』  (天才に権力を!)

クロード・ボリロン”ラエル”    MRJ出版 1985

 

 

 

<天才に権力を与える方法>

<原始的な民主主義すなわち平均政治>

<天才政治すなわち選択的民主主義>

・すなわち、全ての人間に対し、その知性を測定する科学的テストを実施し、生来の知性(卒業証書の数ではなくて)が平均より10%以上優れた者たちにのみ選挙権を与え、生来の知性が平均より50%以上優れた者たち(天才)にのみ被選挙権を与えるものである。

実際、最も知性的な人々が統治者になることほど、望ましいことがあろうか!

 

・テストの実施により行われる個人の知性の科学的な尺度は、大学を出たとか、たくさんの免状を持っている者も、それを理由に優れたものとみなすことは全くない。そうではなくて、労働者も農民も技術者も、全て全く平等に扱うのだ。権力の座に就くであろう天才たちは、あらゆる社会階級、人種および性から出てくることが可能である。したがって、今問われているのは単なる民主主義ではなく選択的民主主義である。

 

・誤解のないように強調しておくが天才であるという事実が、そのままその者に政府の構成員となる権利を与えるのではなく、構成員に立候補する権利を与えるのである。

 

 

 

『異星人を迎えよう』 “彼らが実験室で人間を創造した”

クロード・ボリオン“ラエル” AOM 1986年 

 

 

 

<悪魔は存在しない、私は、それに出会った>

・「サタン」が年代学的には最も古いものである。エロヒムが自分たちの惑星の実験室内で最初の完全な合成生物を創造したとき、彼らの世界の一部の人々は彼らの文明にとってこれは危険なことだと考え、この遺伝子操作に反対した。

 

・この遺伝子操作に反対する運動をリードした団体は、エロヒムの一人で”サタン”という者にひきいられていたのである。

 

・こうした経緯からサタンとは、エロヒムのうちの一人ではあるが、エロヒムの姿を持つ新しい生命の創造には反対する彼らの惑星の一政治団体の指導者であることがはっきりと分かる。他の多くのエロヒムたちはサタンとは異なり、非暴力的な生命の創造は可能だと考えていた。

 

・ここでルシファーが現れる。語源的にはこの言葉は「光を運ぶ人」を意味する。ルシファーは地球に生命、従って人間を創造したエロヒムのうちの一人でもある。

ルシファーは最高の合成人間の反応を研究するある一つの遺伝子工学実験場のなかの一つの科学者グループの長として、新しく創造された創造物の素晴らしい能力を見て惑星政府の指令から離反することを決心した。

 

・こうして「光を運ぶ人」としてのルシファーは人間に光をもたらし、彼らの創造者は神ではなく彼らと同じような人間であることを明らかにした。このようにしてルシファーは人間たちからは悪しか生じないと考えるサタンと対立し、エロヒムの惑星を統治する不死会議の議長であるヤーウェの命令に反することになった。

 

<地球人に対するヤーウェのメッセージ;最終核戦争の啓示>

・核爆発にさらされなかった地域では、爆発地点から何千キロも離れた所も空から岩が降って来た。

「私はまた新しい天と新しい地とを見た。先の天と地とは消え去り、海もなくなってしまった」(ヨハネの黙示録、21章1節)

 

ヨハネはそこでは地球より遠ざかる宇宙船の中から見えるものを見たのだ。地球が遠ざかっているような印象を受けるが、実は宇宙船の方が遠ざかっているのである。そしてこの宇宙船は星間を旅行し、地球人には見慣れない宇宙空間の旅を続けるのだ。すなわち、「新しい天」である。そして宇宙船は他の惑星へ近づく。すなわち「新しい地」である。

 

「また聖なる都、新しいエルサレムが、夫のために着飾った花嫁のように用意を整えて、神のもとを出て、天から下って来るのを見た」(ヨハネの黙示録、21章2節)

 

宇宙船から見た原始人は、あたかもこれから宇宙船が着陸する町が「天から下って来る」ように感じたのだった。もちろん本当は宇宙船の方が近付いていったのである。

「・・・・・・。『見よ、神の幕屋が人と共にあり、神が人と共に住み、人は神の民となり神自ら人と共にいまして、人の目から涙を全くぬぐいとって下さる。もはや死もなく、悲しみも、痛みもない。先のものが、すでに過ぎ去ったからである』。」(ヨハネの黙示録;21章3,4節)

 

・これは不死の惑星についての描写であり、そこでは大異変から我々が救出する人々が、我々とともに永遠に生活し、地球が再び住めるようになったときに、新しい平和な文明を創造するために移住させられるのを待っているのだ。

 

 

 

経営学大図鑑』

イアン・マルコーズ   三省堂    2015/1/21

 

 

 

<巨大な組織はいらない、コンピュータ1台とパートが1人いればいい  小さいことはいいことだ>

<インターネット・ビジネス>

検索エンジンはもともと、ウェブ空間で増殖を続ける膨大な情報へのアクセスを容易にするために生まれた。院生時代のラリー・ペイジセルゲイ・ブリンが開発したのも、欲しい情報(を含むウェブサイト)をすばやく、かつ効率的に探し出すためのツールだった。2人は1998年9月に友人宅のガレージを借り、そこを住所とし、「グーグル」という会社名で銀行口座を開設した。ペイジによれば、当時のグーグルは「コンピュータ1台とパートが1人」だけの会社だった。

 しかし1年後には40人の従業員を抱え、2000年6月には検索対象のウェブサイトが10億を超え、世界最大の検索エンジンとなった。2013年時点で、グーグルの社員は全世界で約3万人。その53%は研究開発に従事し、同社の持続的な成長を支えている。

 

<ウェブのビジネス>

・1990年代を通じてネット上の双方向コミュニケーションが現実になってくると、企業はそこで商売をする可能性に気づき始めた。いわゆるeコマース(電子商取引)の始まりである。

 

・そして1995年、書籍の本格的なオンライン通販が始まった。ジェフ・ベゾスが米シアトル市内の自宅ガレージで立ち上げたアマゾンである。ほぼ同時期に、同じ西海岸のカリフォルニア州サンノゼではピエール・オミダイアが自宅で、競売サイトのオークションウェブ(後のeBay)を立ち上げていた。

 

<小さく始める>

eBayもアマゾンも、小さく始めて大きな成功をつかんだ。これに刺激され、世界中でネットを利用した小規模な起業があい次いだ。こうして会社と顧客の関係はがらりと変わり、今までは考えられなかった形で売り手と買い手が向き合うようになった。eBayやアマゾンの成功で、「小さいことはいいことだ」が現実になった。

 

<小回りのきくサービス>

・ネット経由でモノやサービスをなんでも買える時代に、小さな業者が生き残るには、大手にはない何かを提供する必要がある。

 

<限りなくパーソナルに>

・インターネットの普及により、多くのビジネスから「仲介業者」が消えた。今では誰もが直接オンラインで航空券を予約できるから、旅行代理店の介在する余地は減った。出版の世界でも、今は著者が自分で、ネット上で作品を発表できる。もうエージェントを介する必要もないし、出版社を通す必要もない。実際、ネット上で自費出版した電子ブックがベストセラーになり、あとから大手出版社に買い取られた例もある。

 

・インターネットでは極限まで情報をしぼり込み、ターゲットをしぼり込める。

 

<未来予測はバックミラーだけ見て運転するのと同じくらい難しい  売り上げ予測>

・売り上げの予測はマーケティングの重要な役割の1つだ。マーケティング部門のはじき出す売上げ予測に基づいて、社内の各部門は経営全般にわたる決定を下していく。1930年代には経済学的なモデルを用いて市場ごとの売上げを予測する試みが登場し、50年代以降は定量的・定性的な分析が行われるようになった。

 

<想定外の事態>

・もちろん、どれほど慎重に計算された予測でも、想定外の事態が起きれば役立たずになる。たとえば旅行産業の場合、その売上げ予測は天候や自然災害、世界各地の社会情勢などに大きく左右される。

 

<予測は役に立つか?>

・経営指南の大御所ピーター・ドラッカーは予測というものを信用しない。1973年の著書『マネジメント』では「ごく短期のものを除けば………予測など無意味だという前提で始めるべきだ」と述べている。なぜか。1929年の夏にある経済誌が、株価は今後も上がり続けると宣言した数週間後に、あの大暴落が起き恐慌が始まったからだ。

 

・国際的な大手監査法人KPMGによれば、ほとんどの会社が発表している予測は非現実的なもので、平均すると13%程度の誤差があるという。では、どうすれば精度をあげられるのか。KPMGによれば、データ管理とシナリオの想定を改善し、長期の予測をせず、短期の予測をこまめに修正していくしかない。

 つまり、正確な予測は困難だが、それを承知で慎重に市場動向を読む努力を続ける。そうして会社の意思決定を助けるのがマーケティングの役目だ。

 

<正しく予測する>

・売上げ予測の精度を上げる方法の1つは、リードタイムを半分にすれば予測の誤差も半分になるとの仮説もある。

 

テキサス大学のエドムンド・プラターらは1990年代以降、情報技術を駆使して実需と供給量決定の時間差を縮め、需要をベースにしたサプライチェーンを築けば予測の精度を最大化できると論じてきた。需要を見てから企業が動けば、予測に依存する部分は減ることになる。実際、ウォルマート本部が各店舗に、発注を月に1度ではなく2週間に1度にするよう指導したところ、在庫を減らすことができた。リードタイムを短くしたことで、予測の精度が上がったからだ。

 

 

 

『クローン人間にYes!』 (科学の力による永遠の生命)

クロード・ボリロン・ラエル (MUGENDO)    2002/10/7

 

 

 

<インターネット ――― 一つの宗教的な体験>

・インターネットは検閲の死を意味します。もはや禁制を敷くことはできません。インターネットの自由が極端な場合でも、神聖なものと考えられるならば革命的な地平線への扉を開きます。

 

・印刷機が発明され、考えが自由に行き渡るようになった結果、宗教的な革命が起こり、プロテスタントカトリック教会に大きく分裂しました。そのお陰で、当時のカトリック教会の強大な勢力が弱まりました。

 

・当時のフランスのような全体主義で自由殺しの国々は、聖バーソロミューでは、何千人ものプロテスタントが、政府の命令で虐殺されました。

 

・新しい考えが社会に影響を与えるまでには、何世紀もかかったのです。でも印刷機のお陰で、彼等の考えが社会に大きな影響をもたらす重要な時間は、ほんの数年に縮まりました。

 

・イエスの時代に印刷機があったならば、キリスト教がヨーロッパに広まるのに何世紀もかからなかったでしょう。

 

・インターネットを使えば、全地球上で即座に革命的な考えをアクセスできます。

 

・より若い世代の人たちは、日曜の朝のミサで過ごすよりも、インターネットで過ごす時間が増えています。

 

・インターネットは、今日のどのミサよりも、はるかに宗教的な体験です。

 

・インターネットほど人類を一つにするものはありません。

 

・宗教「religion」という言葉は、ラテン語の「religere」から来ており、「繋ぐこと」(つなぐこと)を意味します。インターネットほど人類をつなぐものはありません。

 

・毎日、何百万人もの人間が、世界のネットワーク上の巨大な集団の「ミサ」で回線上で「聖餐を受けている」のです。

 

<エロヒムはクローニングによって、永遠に生きています>

・ 著者のクロード・ボリロン・ラエルは、フランス生まれ。1973年12月13日、異星人「エロヒム」に遭遇した後、国際ラエリアン・ムーブメントを創設し、「エロヒム」から託されたメッセージを世界中に広め、世界初のクローン人間会社「クローネイド」を設立。クローン人間第1号を造る発表をして、世界の注目を浴びている。

著書には日本語訳されている「真実を告げる書」「異星人を迎えよう」「ハーモニー・メディテーション」「天才たちに権力を」などがある。

 

・ クローニングに反対であるということは、永遠に生き続けることにも反対だということだ。

 

・ 「エロヒム」は、ヘブライ語で「天空より飛来した人々」という意味を持つれっきとした複数形です。単数形は「エロハ」

 

・ 私は、エロヒムが私の額から採った細胞を巨大な水槽のような機械に入れ、数秒で私の完璧なコピーを作るのを見ました。

 

・ エロヒムはクローニングによって、永遠に生きています。

 

 

 

懐疑論者の事典 下』

ロバート・T・キャロル   楽工社  2008/10/2

 

 

 

<ラエル、ラエリアンムーヴメント(ラエリアン運動)>

・元モーター・スポーツ・ジャーナリストにしてカーレーサーでもあったクロード・ヴォリロン(1946~)に従うUFOカルト。ヴォリロンは1973年12月13日、フランス・クレルモン=フェラン近郊の火山において、「直径7メートル、光り輝く銀色の金属製の、まったく無音で移動する」UFOを見たと主張している。そしてヴォリロンによると、光を放つ存在が現れ、人類の真の起源を明かすメッセージを託してきたという。これ以降、どこかの惑星の言語で「使者」を意味するラエルというのがヴォリロンの通称となった。

 

・ラエルの信者は彼のことを「第三千年期の預言者」だと考えている。いっぽうラエルのほうは、よき宗教指導者の常として、信者がわが身を養ってくれるだろうと思っている。信者は10分の1税を納めなければならない。

 

・彼の『神の真の顔』という著書には、彼の使命が説明されている。ターラス・グレスコー(1966~)によれば、ヴォリロンは次のように主張している。

 

・ヴォリロンは、1975年、空飛ぶ円盤でエロヒムの惑星まで運ばれ、そこでイエス、ブッダ、ジョゼフ・スミス、孔子といった名だたる地球人に紹介された。エロヒムは人と同じ姿をした小さな存在で、肌はうすい緑色、目はアーモンド形であり、ユダヤ=キリスト教の神のモデルとなった存在らしい。そんな彼らはヴォリロンにこう伝えた。ヴォリロンこそ、エロヒムが2025年にエルサレムへ戻る前に、ラエルという新しい名のもとで平和と官能的瞑想のメッセージを人類に中継すべくつかわされる最後の預言者である、と。

 

・ラエルの主張によると、エロヒムは、人類が約2万5千年前に異星人のDNAから創造されたことをラエルに教えた。それどころか、地球上のすべての生きものは、異星人の研究所で創造されたのだという。ラエルはそれ以外に、神も魂も存在せず、クローン技術こそが不老不死への道だということも教わったという。ラエルによると、人間を創造した異星人たちは、われわれが伝統的なユダヤ=キリスト教の道徳から解放され、美しくセクシーになり、官能的な生活を楽しむことを望んでいるのだという。

 

・グレスコーによれば、「ラエルが成功したのは、退廃的な行動のための環境を組織的に提供したことにあるように思われる。彼は快楽主義や性に関する実験を無邪気に取り扱う場を提供しているわけだから」。さいわい、ラエリアン教団はコンドームの使用に関しては寛容だ。だから、病気を広めたりすることはないだろう。しかし、コンドームの使用はラエルの信者の数を減らすことにはならない、とラエルは信じている。

 

・なぜなら、クローンエイドというクローン作製会社を立ちあげ、カップルのどちらかいっぽうのクローンの子をつくる気があるカップルに対して、援助することを約束しているからである。このサービスは性的指向にかかわりなく、どんなカップルにも提供されることになっている。科学者のなかには、近い将来にクローンエイド社のやっていることが現実のものとなる可能性はなく、その目標もまったくの空想だと述べて相手にしない者もいる。

 

・だが、マサチューセッツ州ウォーチェスターのアドバンスト・セル・テクノロジー(ACT)社は、クローン技術でヒトの胎児をすでに誕生させている。宗教的狂信者や頭のおかしな人間がいま以上に現実社会への影響力をつけないよう、遺伝子工学の規制を強化しないと、遠い将来どういう事態になりかねないか、ということをクローンエイド社は思い起こさせる。

 

・2002年12月には、ラエリアン教団司教のブリジット・ボワセリエ博士(1956~)が、クローンエイドは誕生間近のヒトのクローンをいくつか保有している、と発表した。これについてラエルは、その発表が事実ではない可能性を認めたうえで、メディアで大きく報道されたことには約「5億ドル」の価値があり、それは「わたしの20年分の仕事に相当するものだった」としている。

 

ラエリアン教団の本拠はモントリオールにあるが、このカルトは国際的で、85カ国に5万人もの信者がいるという。

 

・優等な存在が何千年間にもわたって実験室で、地球上の昆虫、菌類、バクテリア、ウィルスなどの(言うまでもなく絶滅した生物も含めた)すべてを創造していた、という若干奇妙なイメージも、教団の人には気にならないらしい。さらにどういうわけか、エロヒムは2万5千年も経ったあとに、火山で彼らのUFOを目撃したフランス人カーレーサーにこの秘密を明かすのである。

 

ラエリアンのきわめつけの大まちがいは、進化は起きようがなかった、とする彼らの証明である。“遺伝子にはDNA修復機構(P53)があり、そのために進化上重要なプロセスである突然変異が起こらないということを、科学者はすでに解明している”と彼らは主張する。確かにそのような機構が存在するなら、種の多様化は起こらなかったであろう。しかし、P53は当初こそ腫瘍形成遺伝子と考えられていたが、いまでは、がん抑制遺伝子と考えられている。またおそらくP53自体が突然変異を起こすということに、ラエリアン教団はほとんど関心がないのだろう。

 

・すべての種の遺伝コードは突然変異の発生をはばむ遺伝子ばかりからなる、というのは彼らの純粋な憶測にすぎない。さらにたとえ仮に彼らが正しかったとしても、ヴォリロンの奇妙なUFO話が実話ということにはならない。

 

 

 

『UFO学入門』  伝説と真相    

皆神龍太郎  楽工社      2008/3

 

 

 

<クロード・ボリロンのケース>

アダムスキー、マイヤーとともに「三大コンタクティ(宇宙人との接触者)」と呼ばれているのが、ラエルことクロード・ボリロンだ。

 

・ラエルを中心としたラエリアン・ムーブメント側の主張によれば、自動車レースを取材するジャーナリストだったクロード・ボリロンは、1973年2月13日、自宅近くの火山にハイキングに出かけて、そこでダビデの星と呼ばれる六芒星(ろくぼうせい)のマークがついた小さなバスほどの大きさのUFOと遭遇した。

 

・ラエルは、緑色のスーツを着た子供くらいの大きさの宇宙人と会話し、地球人に愛と平和を説くメッセンジャーに選ばれた。さらには、1975年10月7日、フランス人ジャーナリスト、クロード・ボリロンは宇宙人エロヒムの宇宙船で「不死の惑星」へと連れて行かれました。そこで、彼は「科学的に再生されて、今なお生き続けているモーゼ、ブッダ、イエス、マホメット等の古代の預言者と面談することができました」ということだ。

 

・地球人はこの宇宙人たちの遺伝子工学技術によって作られた生物であり、宇宙人の科学は我々と比べて2万5000年も進んでいるのだそうだ。

 

・ラエルの説を信奉する団体、ラエリアン・ムーブメントの参加者は世界90カ国に約6万人おり、彼の本は25カ国語に訳されているという。