日本は津波による大きな被害をうけるだろう UFOアガルタのシャンバラ 

コンタクティやチャネラーの情報を集めています。森羅万象も!UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。

火星から帰還したばかりだという元海兵隊員がおり、話題の中心になっていたそうです。この元海兵隊員は、火星に建設されているコロニーを、火星の生命体から防護するために参加していた、のだそうです。(12)

 

 

『明治妖怪ニュース』

湯本豪一   柏書房   2001/6

 

 

 

(※文章は読みやすいように、元の本文を修正しました。)

 

<二度の神隠し>

 

【愛知県/沢井町発】 実直な下駄職人が、表を掃除している間に消えた。心配していると、夜になってひょっこり帰ってきた。

 

◎天狗の所為かと其近辺にて噂さとりどりなる怪しの話、当市沢井町の下駄職加藤虎治郎方雇人にて広井154番戸の水野きやう二男、竹七(17)は至って実直に勤め居ると、去月17日午前10時ごろ、外方掃除中姿の見えなくなりしに、若や逃走したのかと実家へも人を馳て諸方探すも知れず。心配して居ると同夜10時ごろ茫然帰宅したるに、先づ歓びて取調べると、掃除中白衣を着たる老人が来たので随ひ参り、伝馬町の三井銀行支店前まで送られ漸く帰宅致しましたと語るに、人々不審を生じしに其後、竹七は身体疲労漸く6、7日前全快したるに、又又去29日の朝10銭持って、買物に出でしまま帰宅せざるに、日外の伝かと心配中同夜9時ごろ帰宅して外堀間町まで其の老人に送られしが、其時今度は雇主に暇を乞ひて来るべしと言れしなりと語りたるが、如何にも不審なる事昔から云ふ天狗の所為かと人々は眉に唾。

 

(「新愛知」明治32年6月2日)

 

<神隠しから帰る>

 

兵庫県/飾東郡三田村発】 正直一遍の農夫が夜中に姿を消す。10もの時が過ぎ、天より降りてきた玉にはその男が。

 

◎軽く清たるものは昇て天となり、重く濁れるものは沈んで地となり国土初めた後、明治の今日まで幾千年の久しき、未だ曾て見た事も聞いた事もない珍珍珍の大珍事というは衣縫ふ、播磨の国飾東郡三田村てふ山里に、草木を友と一心不乱、朝から夕まで働きつめ正直一遍の農夫があったが、どうした訳だか夜中に不図姿が見えないので是は天狗に誘われたのだ、否神がくしというものだろう、何鷲にさらわれたのだと、口々に云いはやす人の噂も75日、何時しか鳴りも静まって十余年の星霜を経たるが去る10日午後3時頃一天俄かにかきくもり、急風さっと落し来て、道路の塵を巻揚げ何となく物すごい様になって来て、その村の人々が身ぶるいをして居ると、空中から音もなく光りもなく円丸な球が1つ、ぶらりぶらりと舞い下り、地上にトンと落ちたので、是はと驚き有り合う農夫2、3人打寄りて、こわこわながら近づき見ると、五十有余の顔かたち、先年行方が知れなくなった正直男によく似た人間、目をとじて座って居るから各々びっくり、是はしたりと云ふ声聞いて、目を見開き水を飲ませというたので、山中利助が宅に駆け入り、徳利に水を持ち来たり、与えたら、にっこり笑い、懇ろに礼を述べ、そのままフウイと又空中へ舞い上がったから再び驚き何であろうと様々に説をたてたが、同村の松山谷五郎は狐狸だと言う、岩村伝吉は天照皇太神宮と言い張り、山中利介の曰くには是は正しく天狗だと皆それぞれに言いつのり争ったが、結局、山中利介の説に賛成者が多かったと、その地から知らせのウソとするかまこととするか夫は諸君お心まかせ、ヘエさようならこっちや知らむ。

 

(「西京新聞」明治12年7月13日)

 

<少女が雲で飛行>

静岡県/岡安西の何丁目か発】 店で子守をしていた少女が、お使いに行ったまま行方不明に。ひょっこり帰ってきて驚くべき体験を語った。

 

◎昔はしらず今開明の世には、いと受け難き話なれど、確かなりとの知らせによりて書き残す一奇話は、岡安西にて何丁目かは知らねど、藤本某の三女がお千代というは本年14歳にて、去年より呉服町1丁目の某店へ子守に雇われ小児を背負いては毎日そこここ遊び歩きしが、去る3日、一人使いに出したるところ、そのまま帰り来ざるに主人方にては不審を起こし、もしや我が家でも往きたるかと人を走らせて聞きただすと、こちらへは来ぬというに、ややいぶかしみ、それより四方を探すが、さらに行方の知らざるに、お千代の両親はしきりと心配し、朝夕に歎き居ると、5、6日過ぎてお千代は主人方へぼんやり還り来しに、人々驚き、今まで何れへ往き居しと問いただすと、誰とは知れず白髪の老人が面白い土地を見せるゆえ、一緒に来いというゆえ、その人に連れられ往しに、まづ横浜より東京、それより日光、函館、北海道を残る隈なく見せられ、これにて一旦帰るべし、再び京阪、中国、九州とこの頃に巡覧さすべしと言いつつ、この門辺まで送り来しが、その後何れへ往きたるにや、その人は在らずという。余りの不思議さにその模様等を聴くに、答えたる所判然たれば、いよいよ奇異の思いをなせど再び連れに来られんことを恐れて実家へ帰したるに両親は夢ではないかと喜びに又、薄気味もわるければ注意してそのまま家におくと言う、本朝虞初新誌というに、これに似たる話を書き載せあるが甚だ真実とは思われざる奇談にこそ。

 

(「静岡大務新聞」明治17年5月18日)

 

<神隠しから帰る>

 

秋田県/河内郡四小屋村発】「母が迎えにきた」と言って消えた子ども。3日もたってから発見される。

 

◎不思議といえば不思議、奇妙といえば奇妙な話にこそと冒頭を置いて書く記者も騙されたかも知れませんから、皆さんも十分眉毛に唾をつけて化かされぬ用心して読みたまえ。去る28日午前8時頃なりとか河辺郡四小屋村字中野141番地、熊津石五郎の次男金蔵(6歳2ヶ月)が弟の某(5歳)外4、5人の子供と打ち連れて、小安津下村の土手に苺を取りに行き、一同我れ一とつみしに、突然、金蔵は数多の子供に向かいて言いうるよう、私しのおツ母が迎いに来たれば私が一緒に行くからお前たちは後に来れよと言うに、数多の子供等は辺りを見回せど金蔵の母の影だも見えぬより、異口同音に、お前のおツ母は何処に居るのだと問えば、ナアニ、ここに居たにと言いつつ土手を下りて小安津上村を経て目名潟橋を渡り、それより大野村字新中島桑畑を通るを草刈人等は何処の子にて何用ありて、かくぶらぶら歩くのだろうと目をつけてその行方を見やりしに、大野本道へ出てしや否や影も形もなくなりしと。

 

ここにまた金蔵の弟某は家に帰りて金蔵の怪しき素振りを家内に話しければ、家内の驚き一方ならず、早速、村中の若者を頼み鐘を鳴らし太鼓を叩きほら貝を吹いて幾組ともなく手分けして残る隈なく山野を探せしかど一向見当たらざるより、家内は大いに悲傷して居りしに、同30日、桜村の親戚某が所用ありて同家に来る途中、図らずも水口村の田んぼにて金蔵に見当りたれば直ぐ連れ帰りて子細を糺せしに、只母に連れられて行きしとのみにて、すでに3日も過ぎたれど空腹もせぬ様子にてありしとはいわゆる天狗の所為か、但しは狐狸に化かされたのか何にしろ奇妙不思議なことであります。

 

(「秋田日報」明治16年8月3日)

 

 

 

 

『河童・天狗・神かくし』

松谷みよ子)(立風書房)2003/4

 

 

 

<山の神などによる神隠し>

・ある時、この部落の小さい女の子がふっとかき消すようにいなくなった。部落総出で探してみても、いっこうに手がかりはない。幾日かたって、また、ふっと現われた。その現われ方がまた不思議なことだった。この部落のはずれの薬師堂の梁の上に、その女の子はちょこんと坐っていたんだ。村の衆は、あれは薬師様にさらわれたんじゃっていった。  (長野県)

 

岩手県和賀郡がはんらん、和賀町横川目。私が15歳の頃(昭和10年前後)の事件である。大雨で村の中央を流れている尻平が氾濫した。その日、私の部落の幼児(5、6歳)が見えなくなったという騒ぎが出た。消防団も出たりして、部落総出で探しまわったが、夜中になっても分からなかった。きっと川に落ちて流されたに違いないというので、川下を探しまわった。ところが、朝になってその幼児が川向うの山の中で無事で発見された。これはどう考えても不思議なことだった。その川には、丸木橋一本かかっているだけで、当日の大雨の氾濫で大人でも渡ることができない状態だった。

 

・長野県上伊那郡。浦の新三郎猟師といえば、山の神様となれ親しんだ逸話の持ち主として知られています。明治の初年のこと、新三郎は金子勢五郎猟師と連れだって仙丈岳へ猟に出かけましたが、二人は途中の小屋で単独行動をとることにきめ、別れ別れになりました。それから1週間、新三郎猟師は、杳として消息を絶ってしまいました。村人に依頼して山中を捜索してもらいましたところ、勢五郎と別れた小屋に戻っているところを発見されました。新三郎の話では、小屋を出てしばらく行くと、立派な婦人が現われて手招きするのに出会いました。誘われるままについて行くと、苺などの実る場所へ連れて行かれ、たらふくごちそうになりました。

こんなわけで、山にいる間は、ついぞ空腹を感じなかったという話でした。村人はその女性を山神であるとみていますが、山神男性説をとるこの地方にも、こうした観方のあることはおもしろいことです。

 

出典:松山義雄著『山国の神と人』(未来社

 

和歌山県西むろ郡上三栖。紀州西むろ郡上三栖の米作という人は、神に隠されて二昼夜してから還って来たが、其間に神に連れられ空中を飛行し、諸処の山谷を経廻って居たと語った。食物はどうしたかと問うと、握り飯や餅菓子などたべた。まだ袂に残っていると謂うので、出させて見るに皆紫の葉であった。今から90年ほど前の事である。又同じ郡岩田の万蔵という者も、三日目に宮の山の笹原の中で寝て居るのを発見したが、甚だしく酒臭かった。神に連れられて、摂津の西ノ宮に行き、盆の13日の晩、多勢の集まって酒を飲む席にまじって飲んだと謂った。是は六十何年前のことで、共に宇井可道翁の璞屋随筆の中に載せられてあるという。

 

・昭和二十年頃の話。私の家の近くの男の子(小六年)が昼間、にわとりをいじめたから神かくしにあって大騒ぎとなりました。井戸のそばにしゃがんでいたそうなのに、家人にはその姿が見えず、子供には家人の姿が見えるけど声が出なかったそうです。二昼夜、その状態だったそうですから神かくしに違いないと、父母が言っていました。(青森県

 

 

 

図解雑学 『日本の妖怪』

編集者 小松和彦  ナツメ社   2009/7/17

 

 

 

<妖怪はいつの時代・どこの国にも存在>

・妖怪は、人間がそこにいる限りいつの時代・どこの国にも存在している。人知を超えた出来事に感じる畏れや、世の中の変動に伴う不安、共同体の裏側に潜む心の闇などが、妖怪を作り出すからである。

 

・日本文化を知ろうとする者は、どの角度から深めていったとしても、遅くあれ早くあれ、必ずや妖怪に出会うことになる。なぜならば妖怪は村落共同体の信仰生活や神仏の領域にとどまらず、文学、芸術、工芸、音楽といったメイン・カルチャーから、芝居、まんが、アニメーションといったサブ・カルチャーの領域まで広く浸透しているからである。

 

<鬼とは何か?  多様な意味をもつ存在>

・もとは超自然的な存在や異民族を示していた「オニ」。これらに共通するのは、記録者にとって「よくないもの」ということであった。

 

<「よくないもの」の総体としての鬼>

・オニの語源は「穏」、すなわち目に見えない超自然な存在であるという。オニにあてられる「鬼」という漢字は、中国においては死霊を表わすものであったが、日本ではより広範な意味をもって使われるようになる。

 

<全国各地に潜む鬼たち>

<「岩手」の由来は鬼>

青森県鬼神社には、稲作に必要な技術を鬼が伝えてくれたという伝承が残る。秋田県の三吉神社には、三吉鬼と呼ばれる鬼の話が伝わる。三吉鬼は、酒を飲ませると人の手伝いをしてくれたという。また、岩手県の三ツ石神社には、鬼の手形石がある。神に捕らえられた羅刹鬼が手形を押したという岩で、「岩手」の地名の由来ともされる。同じ岩手県の西光寺には達谷窟があり、東北一帯を治めていた悪路王という鬼が、ここを根城にしていたという。福島県に伝わる安達ケ原の鬼婆の伝説も広く知られているが、この鬼女の名も「岩手」であった。

 

<実在する鬼ヶ島>

・京都、大江山酒呑童子の話で有名だが、その山頂には酒呑童子の棲家といわれる岩屋がある。また、西京区首塚大明神には酒呑童子首塚が残る。

 

岡山県には、吉備津彦に退治された鬼、温羅の砦とされる奇岩がある。吉備津彦の温羅退治は、桃太郎の鬼退治のモデルにされたとも言われている。一方、香川県高松の鬼無には桃太郎が鬼を埋めたという塚が残り、また高松沖にある女木島は鬼ヶ島だとも言う。

 沖縄県首里城近くにある金城御嶽には、人食い鬼となった兄を岸から落として退治した妹の話が伝わっている。

 

<天狗とは何か? 初めての登場は日本書紀

<天狗の実像>

・現在一般に天狗といってイメージする姿は赤顔に鼻が高く、翼を有し、羽団扇を持って飛行する姿が想像される。しかしこのような天狗像は意外にもそう古い形式ではなかった。

 

・天狗が世の中に跋扈し始めるのは鎌倉時代以降、戦乱の世に入ってからのことである。その姿の多くは鳥の鳶の様子で表され、正体は不幸な死を遂げた天皇や貴族・僧侶たちの死後の姿であるとされた。彼らはその恨みのために天狗となって世の中を狂わせていると解釈されていく。

 

・江戸時代以降、天狗は霊山を崇拝する宗教と結び付られ、眷属として諸山に活躍の場を移し、信仰の対象となっていった。現在多くの人が想像する鼻高天狗のイメージもこの時代から登場する。このような信仰の対象とされる背景には、庶民の間で脈々と伝えられてきた天狗の姿がある。

 

<宗教と天狗~鼻高天狗の誕生 仏教説話に描かれた天狗>

<中世の世に強大な力を示す天狗>

平安時代後期に記された仏教説話集『今昔物語集』には、12話に及ぶ天狗説話群があり、当時の仏教界における天狗という存在の重要性がうかがえる。ここでの天狗は、「魔」としての性格を帯びており、仏教に抵抗する反仏教的な存在とされる。

 

・また、山伏はその組織体制が山を母体とし、独自の作法を有するために、江戸時代には民間からも天狗のようであると比喩され、次第に山伏自体をも天狗と呼ばれるようになっていった。現在の山伏装束に似た天狗像はここに端を発するのであり、以後天狗像の体系化がなされていく。ここに鼻高天狗の源流としての天狗像が誕生するのである。

 

<『太平記』の天狗はスケールが違う!>

・同じ中世でも『今昔物語集』は天狗説話の宝庫であるのに対し、『太平記』になると天狗が日本の歴史を作り上げていく著名な人物と深く関わり、その人物をも左右させる力をもって描かれる。

 

・『太平記』で有名な「高時天狗舞」の情景。北条高時は田楽舞にうつつをぬかし、日夜田楽に狂っていた。ある夜、高時が一人で舞っていると田楽法師が現れ、高時とともに舞い始める。侍女がそっと様子をうかがうと、彼らは田楽法師ではなく、嘴を有し翼を生やした山伏姿の天狗であった。

 

<山の守護者、天狗の伝承>

・同じような現象のものに、天狗の「神隠し」がある。突然姿を消した者が、後日見つかって事情を聞くと天狗に連れられて各地の霊山を巡ったり、東京見物をしたりした、という内容のもので、北は秋田県から南は鹿児島県まで全国に及ぶ。

 

<神隠しと天狗小僧寅吉>

・天狗の神隠し伝承は、古く鎌倉時代の「天狗草紙」にも描かれ、伝承世界でも天狗にさらわれたと話されるものが数多く確認されている。天狗の神隠しで有名な話に、江戸時代の天狗小僧寅吉という人物がいる。寅吉は、常陸岩間山の首領である杉山僧正という天狗に連れられ、さまざまな呪術や飛行を行ったと自ら証言し、時の国学者平田篤胤による『仙境異聞』にまとめられた。寅吉の証言によると、天狗の飛行は、綿を踏んだような気持ちで、矢よりも速く、ただ耳がグンと鳴るということである。

 

<河童とは何か? 水辺に現れる奇妙な生物>

・最もポピュラーな妖怪である河童。出現は江戸時代中頃であり、当時のメディアに乗って日本中に広がった。

 

<水の神(精霊)が零落した妖怪か>

・今日イメージされる河童が日本に出現したのは江戸時代も中頃に入ってからであるといわれている。カッパという呼び方は関東地方のもので、太平の世が続き、通信が発達して学問が盛んになり、知識の交流が活発になると、都市部には全国から水辺に現れるという奇妙な生き物の行動が報告され、その姿を描いた図像も集まり、さかんに研究されるようになった。

 

・当時は自然界の不思議な出来事を科学的に説明しようとする「本草学」という学問が盛んであり、学者たちは各地で起きている河童という妖怪現象の正体を、ある特定の生き物に絞り込んで暴こうとしたのである。こうして日本中の伝承を統合して誕生した「カッパ」は、十分に発達した江戸時代のメディアに乗って今度は日本中に広がっていくことになる。

 

・特に注目されたのは、水辺にやってきた馬を水中に引き込んでしまうという河童の行動である。

 

・では、馬を水中に撮ってしまう河童とは、神の眷属だろうか。それ以外にも、各地に残る水に関する祭祀や習慣との河童の関わりはいくつか見出され、このことから、河童は社などに祀られる神様よりも一段下の水の神(精霊)、あるいは水の神が人々の信仰を失い、醜い姿の妖怪として零落して人々に悪さをするようになった存在として考えられるようになったのである。

 

<全国各地の河童の伝承>

・河童にまつわる伝承は、全国いたるところに残っている。私たちが今日イメージしている河童は、それらの集合体ともいえる。

 

<各地で異なる河童伝説>

・河童の呼び方は地方によって異なり、主に青森地方ではミズチ、ミンツチ、関東から東北にかけてはカッパ、中部地方ではカワランベ、佐渡能登などではカワウソ、近畿地方ではカワタロウ、ガタロー、四国・中国地方ではエンコウ、九州の大分ではドチ、宮崎ではヒョウスベ、熊本・鹿児島ではカワワラワ、ガラッパなどと呼ばれているが、これらの呼び方は各地域だけにとどまらず、全国的に点在している。

 

<河童の現在~キャラクター化をめぐって>

<まんがやマスコットとして愛される河童たち>

・「民話のふるさと」として『遠野物語』の観光資源化を図ってきた遠野市では、その火付け役となり、中核となった「河童淵」を前面に押し出した「カリンちゃん」というキャラクターを市のマスコットとして採用した。これは1992年の「世界民話博」の開催をきっかけとしたものであり、小さな子どもを彷彿させる姿で、当時遠野市の市花であったリンドウ(現在の市花はヤマユリ)をかついでいる。河童の「カ」とリンドウの「リン」を合わせた名前であるが、その愛らしい姿には不思議な力で家人を動けなくして家の女を犯し、奇形の子を孕ませる、『遠野物語』の恐ろしいイメージの河童の面影はない。

 

 

 

『地球を支配するブルーブラッド  爬虫類人DNAの系譜』

スチュワート・A・スワードロー  徳間書店   2010/6/18

 

 

 

<ビーガン   シリウスA人の遺伝子から作られたグレイ>

・このグレイ種は、シリウスA人の遺伝子から作られている。シリウス人の船の標準的な乗組員である。主人のために労役、実験、雑用を行う。ゼータ・レティクリ1と2のグレイは、前向きにビーガンの指揮に従い、人間の誘拐や鉱物のサンプル収集などの特定の任務を行う。

 

<ゼータ・レティクリ1  地球人監視のためリゲル人が作ったグレイ>

・このグレイのエイリアンは、リゲル人が地球の人間を監視するために作った。人間とリゲル人の混合物である。人間の胎児と同じように四本の指と割れたひづめを持つ。ホルモン液と遺伝子実験のために人間を誘拐することで有名である。

 

・遺伝子的・ホルモン的な欠乏症のため、彼らは、急激に死滅している。他者を誘拐することで、自らの種を救う交配種の原型を作ろうとしている。

 

<ゼータ・レティクリ2  遺伝子操作で作られたグレイ。爬虫類人に奉仕>

・このグレイは、遺伝子操作で作られた爬虫類人への奉仕階級のメンバーである。完全にマインド・コントロールされており、中央情報(コンピュータ)に接続されている。集団精神で一体となって動く。彼らは、無心になってゼータ・レティクリ1を手伝う。誘拐現場でよく目撃されるが、子供のように純真に行動する。

 

 

<●●インターネット情報から●●>

 

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)によると、

 

ジョージア・ガイドストーン(英: Georgia Guidestones)は1980年にアメリカ合衆国ジョージア州エルバート郡に建てられた花崗岩によるモニュメント。8つの言語で書かれたメッセージ「10のガイドライン」で知られ、その内容が陰謀論的な憶測を呼んでいる。

 

10ガイドライン

 

ジョージア・ガイドストーンには、10のガイドライン(あるいは原理)を含むメッセージが刻まれている。メッセージは8種類の異なる言語で記述され、4つの大石板の両面、計8面のそれぞれに言語ごとに記されている。使用されている言語は、建造物の北側から時計回り順に、英語、スペイン語スワヒリ語ヒンディー語ヘブライ語アラビア語、中国語、ロシア語である。

 

 

日本語訳(英語・中国語によるガイドラインより翻訳)

 

1.大自然と永遠に共存し、人類は5億人以下を維持する

2.健康性と多様性の向上で、再産を知性のうちに導く

3.新しい生きた言葉で人類を団結させる

4.熱情・信仰・伝統・そして万物を、沈着なる理性で統制する

5.公正な法律と正義の法廷で、人々と国家を保護する

6.外部との紛争は世界法廷が解決するよう、総ての国家を内部から規定する

7.狭量な法律や無駄な役人を廃す

8.社会的義務で個人的権利の平衡をとる

9.無限の調和を求める真・美・愛を賛える

10.地球の癌にならない - 自然の為の余地を残すこと - 自然の為の余地を残すこと

 

 

 

『地球一切を救うヴィジョン』 超予測2012

白峰   徳間書店   2008/12

 

 

 

<実際にメーソンを動かしているのはもっと古い系統のイルミナティです>

イルミナティは歴史の中では日本の天皇家ともつながりがある。

 

イルミナティは太陽信仰なのです。神様のご神託、例えばギリシャだったらアポロのご神託がありますが、上からの命令で、宇宙的なスピリチュアルな存在で歴史を全部動かしてきたのがイルミナティなのです。

 

フリーメーソンは、イルミナティの王族などトップの人達の神殿をつくったり、下働きをする人たちのことです。現場の作業員みたいな集団なんです。だから石屋(イシヤ)と言うんです。

 

イルミナティの人たちを動かしているのは、さらにサンヘドリンと言って、太陽から来た太陽族と言われる人達です。太陽族は13人います。この人達が宗門会をつくって一部は途中で爬虫類人とかも入りましたけれども、これが命令を出すわけです。それが歴史と共にズレてきてしまった。

 

イルミナティは、古代の英知を全部結集したものです。これは表に出すことができなくて、地底世界のシャンバラとか宇宙存在とかと全部つながっている。

 

・地球上の宇宙問題はフリーメーソンは担当しておらず、全部イルミナティなんです。イルミナティの場合は、銀河系、太陽系まで全部文化を共有できる人達。その中で、とりあえず地球は太陽系に属しているから、太陽系の運行を管理する代表者のことをオリンポスの一族と言って、その代表がサンヘドリンだと。

 

・なぜイルミナティ選民思想があるかというと、その下人は普通の人間と交配したからです。性的な交わりで子供をつくってエネルギーも下がった。

 

イルミナティの組織が陰に隠れて、人口削減計画のプランを今から1万5000年ぐらい前から始めた。1万何千年の時代をずっとさかのぼっても、戦争がなくなったことはないんです。ずっと戦争でしょう。1万5000年前にイルミナティの種族が、おれたちは混血をしない、種の交わりをして子供をつくらない、淘汰していこうというプラン(最近このプランが変更された)で動いている。フリーメーソンは、ただ現場で協力しているだけ。

 

・近代だけの話じゃなくて、1万何千年前のアトランティスの過ちを絶対犯したくないということで、今も、これからも、彼らが完全に地球に種として残るまで動いていく自動プログラムなんです。

 

 

 

『世界の陰謀論を読み解く』 ユダヤフリーメーソンイルミナティ

辻隆太郎  講談社現代新書   2012/2/17

 

 

 

イルミナティの手足>

・望む結末を実現させるため、イルミナティは長い年月をかけて準備をおこなってきた。そしていままさに、その陰謀の完成は間近に迫っているのであるーと、何十年も前から陰謀論者は主張しつづけている。

 

・かくして、保守派の人びとにとってイルミナティは、世の邪悪な「自由主義者」どもの背後で糸を引く、すべての秩序を破壊せんと目論む悪魔崇拝集団と、容易にみなすことができたのである。

 

・一方で陰謀論のなかのイルミナティは、緻密で完璧な命令系統を備えた超大規模組織だ。ある論者は、イルミナティは経済、政治、市民生活、オカルトと宗教、芸術と文化の五部門に分かれていると述べる。別の論者は麻薬・ポルノ部、政治部、事業経営部、カルトの儀式部、世界通信部、マインドコントロール部に分かれていると主張する。いずれにせよイルミナティの陰謀は社会のあらゆる分野に浸透している。

 

・例えば、イルミナティの目的は世界統一政府の樹立であるから、あらゆる国際的な組織、越境的な活動はイルミナティの仕業、となる。

 

<すべての黒幕は・・・・爬虫類的異星人>

・ヴァイスハウプトのイルミナティは、その連綿とつづく、「イルミナティ」のごく一端が、たまたま表に出ただけにすぎない、というわけだ。

 

・「イルミナティ」の意味する「光」はルシファーを表すもの、すなわち悪魔崇拝だとする解釈は、イルミナティ陰謀論でよく見られるものである。

 

・「どこで世界はまちがったのか」を際限なく遡っていった結果、イルミナティの起源を古代文明どころか人類誕生以前にまで求めるものもある。イギリスのデーヴィッド・アイクによればすべての陰謀の黒幕は爬虫類的異星人である。地球上の文明のほとんどは、彼らが地球人類を奴隷化するために作り上げたものだ。彼らは自らと人類の混血種を生み出し、その者らに奴隷管理者として地球人類を支配させている。この混血種がロスチャイルドら地球エリートの正体である。そして地球はブラザーフッドと総称される各種秘密結社により支配運営されており、その頂点にあるのがイルミナティだ、ということである。

 

<新世界秩序の陰謀>

<世界を覆う陰謀の網の目>

・以上のような、あらゆる出来事・集団・領域に陰謀の存在を見出し、それらすべてが「統一世界政府の樹立」といった目標のもと統一された陰謀の一大ネットワークを形成しているとみなす陰謀論は。「新世界秩序」の陰謀論と呼ばれている。

 

 これまでバラバラに語られていたような各種の陰謀説、さらにはUFO、オカルト、疑似科学など種々雑多なマージナルな言説を統合する、いわば最上層のレイヤーとして機能するのが新世界秩序陰謀論だ。

 

<人口削減と「グローバル2000報告」>

・コンピュータによる超管理社会の形成と並ぶ陰謀の柱が、大量虐殺計画である。多くの場合、「彼ら」の人類管理のため人口を適正人数にまで削減する「間引き」計画として説明されるが、「4人の天使は、人類の3分の1を殺すために解放された」(ヨハネの黙示録9章15節)のような聖書の記述を実現させるためなのだ、という主張もある。

 

・映画『ターミネーター2』の冒頭では、核戦争による30億人の死が描かれているが、これは「彼ら」による計画のほのめかしなのだ、と主張する者もいる。第三次世界大戦が方法として想定されることも多いが、現在もさまざまな手段で人口削減は進行中とされている。各種致死性ウイルスの開発利用は、多くの論者にとってこの削減の大きな柱である。アジア風邪、香港風邪、ラッサ熱、鳥インフルエンザなどの伝染病はすべて、「彼ら」が流行させたものだ。中世ヨーロッパで猛威をふるった黒死病も陰謀の産物とみなされている。エイズが「彼ら」によって開発された生物兵器であり、人口削減計画のための意図的に流行させられたものであることは、陰謀論者たちにとって論証の必要もない自明の前提となっている。

 

<「黒い貴族」「三百人委員会」「悪魔の十三血流」・・・>

・例えば、ユースタス・マリンズやデーヴィッド・アイクらが言及するのは「黒い貴族」だ。マリンズの説明では、「黒い貴族」とは古代より白人文明に寄生する「カナン人」の末裔であり、フェニキアからヴェネチアにわたった彼らはヨーロッパの貴族階級と混血して勢力を広げ、イギリス王室を乗っ取り、世界を支配しているとされる。

 

東日本大震災地震兵器>

<震災デマの流布>

・多くのデマはすぐに消えていくがいくつかは根を下ろし、社会に現実的な不利益を与えることになるだろうし、すでになっている。

 

 震災デマについての分析は『検証 東日本大震災の流言・デマ』(荻上チキ著、光文社新書)や『検証 大地震の予言・陰謀論“震災文化人たち”の情報は正しいか』(ASIOS、アンドリュー・ウォールナー著、文芸社)といった優れた解説書がすでに出ている。ここでは震災にまつわる陰謀説の一例として、「東日本大震災地震兵器による攻撃だった」という主張を取り上げたい。

 

 なお、「地震兵器」にまつわる主張は、主に疑似科学の領域で古くから存在するが、そのものについての詳しい解説は割愛する。たいていの場合エジソンのライバルと言われる発明家ニコラ・テスラの研究をもとにしてソ連かアメリカが開発していることになっていること、そんなものは存在しないことを知っておけばじゅうぶんだ。