『バブルを抱きしめて』
島村洋子 KKベストセラーズ 2018/5/19
<オカルトだらけ>
・ノストラダムス本を読み漁り、放課後にはコックリさん、塾の帰りには口裂け女。ヒヤヒヤしっぱなしの子供だった。
<1997年の7の月>
・何しろオウムによる一連の事件について有識者をはじめとして、そこらの町のおじさんまでが、「あんな頭の良い人たちが、何でこんなインチキ宗教にだまされるのかわからない」と言っていたが、そりゃ世代の問題である。
私たちは(といっても幅広く昭和30年代生まれと40年代生まれくらい)は、1999年7月で自分たちは死ぬと思っていたのである。わりとマジな話。
「それ、あんたが頭が悪いからだろう?」と訊きたい大人はたくさんいると思う。
・これは行きずりの恋を繰り返すしかないな、貯金をしてもどうせ未来もないわけだしな、とか見ず知らずの大昔のフランス人の言ったことに人生設計を変えられているわけである。そう、見ず知らずのフランス人だ。
いわゆるノストラダムスは16世紀にフランスにいた医師にして占星術師にして詩人で料理研究家(なんで?)だ。
私たちの世代にはレオナルド・ダ・ヴィンチより有名にして重大な人物だ。
どうとでもとれる象徴的な詩を書き続け、私たちを混乱させる人なのだがそんなことはどうでもいい。
・何百年も前の外国人がやってきて、私たちを煽動したわけではないからだ。私たちを煽動(といってもいいだろう)したのは日本人と日本の出版社である。
なんたって五島勉。
私は子供ながらに本を出したいと思っていたのでいつもちゃんと奥付を読んでいた。
そこでいろんな本は売れても5刷とかまあそんなところだなと知っていたのに、五島勉『ノストラダムスの大予言』は358刷とか、見たこともない数字が並んでいたのである。
将来はなんとなく本を書きたいと思っていた私は、これはものすごくいい商売なのではないかと睨み、大注目した。
そのうちクラスの学級文庫はノストラダムス関連書籍で埋め尽くされ、時々「ツタンカーメンの呪い」という類の本を見かけるようになった。
あとは仮面ライダーと怪獣図鑑とUFOである。私たちの脳はまちがいなく「何か」にやられていた。
・そして西洋的なものにかぶれられなかった人は「八つ墓の祟り」だと思ったり、水木しげる漫画にはまったり、土俗的な方向に向かうのだ。
・放課後は有志が残ってコックリさんをやり始めるわ、早く家に帰ったら心霊写真のテレビ番組を見なくちゃならないわ、塾の帰りには口裂け女に待ち伏せされるわ、もはやふらふらである。
オカルト、と一言で片づけてしまえばそれまでだけど子供の時の成育過程で刷り込まれたことは案外に影響する。
私は34歳までをヒヤヒヤ生きてきた。これを少数派だとは思わない。
何しろテレビのワイドショーで長嶋一茂が、
「もうノストラダムスの大予言が怖くて大人になるのをどうしようと思っていた」と言ってたのも聞いて、ほらここにも、と意を強くしたくらいである。
しかし大人になって恥も外聞もなく、「ノストラダムスの大予言を信じてた」とは言いづらいし、羹に懲りてなまずを吹く、との言い方とはちょっと違うが、その後のオカルト的なことには全否定する自分がいたりして、昭和の頃の純粋な自分を返してくれと思ったりもしている。
<なのに私は40過ぎてUFOを見たのだ。>
・勝鬨橋の近くにあるデニーズでお茶を飲んでいてふと顔を上げたら、東京タワーの上に何やら飛行物体が。
ヒュッと動いたりホバリングしたり飛行機のようなよく見かける動き方ではなかった。しかもいわくいいがたい光に包まれている。
あ、今、私はついにUFOを見ているというわくわく感というか、ほらやっぱり感で胸がいっぱいになった頃、それは消えた。
それから二度程、UFO的な物を目撃するのだがいつも東京タワーの近くにそれは現れる。
何かその辺りに宣伝のための飛行体みたいなものがあるのだろうかと訝しんだりもしたが、近くまで行って見上げてみても何もない。
他の方向に出現してもいいだろうとも思うが、私にとってUFOは東京タワーとセットなのである。
何度か写真に撮ろうと試みたりもしたが、黒い斑点が写ってるだけの何てことはないものが撮れてしまった。
錯覚だとしたら錯覚のほうがありがたい気もする。
昭和の頃はUFO番組が真っ盛りでほぼ毎週のようにやっていて楽しかった。
小さいUFOを田んぼで捕えた小学生たちやUFO内部に連行されて何かを埋め込まれた人やらもう都道府県名や詳細をいまだに記憶しているくらいだ。
「やおい」といわれる、いわゆる「ボーイズラブ」の総称を私はしばらく日本テレビのディレクターだったUFO評論家のことだと本気で信じていた。
何人かで集まったら意味もなくスプーンを曲げようとしていたし、ESPカードといわれる超能力開発に使われるカードを手作りして当てっこしたりしていた。
もう大人になったら変な宗教に入信する下地はばっちりである。逆にリアリストになる数もでてきそうだけど。
<念力を送る>
・夏休みともなれば新倉イワオが出てきて、地縛霊だの守護霊だのふつうにあるものとして解説していたし、まぁ加工技術もたいしてない頃のほうがインパクトのある写真が多く、夜眠れないレベルのものもあったと記憶している。
今の子供はYou Tubeとか何かで怖い写真などを見ているのだろうが、「あー、こんなのどうせヤラセ」とか冷めた目で見ているんだろうなぁ。
昭和の子供たちは公園で行われていた紙芝居の絵にも怖がったりしていた。
半分顔が溶けている男とか牙のすごい女とか、よくあんなに気色悪いタッチの絵が描けたなあと思うくらいだ。
この前、CSで懐かしの「木曜スペシャル」をやっていたので見たら、ユリ・ゲラーが初登場の回だった。
・あげく、大きな存在に頭を垂れるのではなく、麻原彰晃だの何だの修行で超能力を手に入れたと称する人間を信じ、それを目指して自分も何とかしようと思い始める。
・しかし実はこの無駄がポイントなのだな。
ネス湖にネッシーがいたって、ネッシーはおいしく食べられるわけもないし、ツチノコがたって見て美しい生き物でもないし栄養価が高いとも聞かない。
うまい牛や脂ののったウナギを発見するほうが役に立つ。
想念でやりとりするよりは電話をしたほうが確実だ。
なのに人間は確実性のないことが好きなのである。
1999年の正月、私はついにいよいよか、と思った。
みんないい大人だから口にはしなかったと思うが、私の世代の人たちは心に期するものがあったと思う(ほんまか!)
しかしその夏、何も起きなかった。起こってほしかったのかもしれない。
<心の中で般若心経を>
・それまで毎月1回上京していた私は2000年に東京に引越しすることにした(そんなにもノストラダムスに影響されていたのか!)。
そして上京したあと私は幽霊と思われるものをバンバン見るようになるのだ。
もはや冝保愛子も亡くなり、オウム事件のあと一連のオカルト番組もなくなったのにいったい私に何が起きたというのだろう。
・しかし見たものは見たんだ。
丹波哲郎風に言うと、見たんだから仕方がない、といった感じである。
寝ているとタタタタ、と何かが近づいてくる気配とともにドーンと乗られて金縛りが続くので、しばらくベッドルーム行かなかったりもした。
金縛りは脳の作用で、レム睡眠だがノンレム睡眠だかの影響だと自分に言い聞かせるとして、タタタタ、と何かが四つんばいで近づいていて来るあの感じは何なのだろう。
あれもレム睡眠だか、ノンレム睡眠だかの影響なのだろうか。耳にはものすごく不快な金属音が続き、体はびくとも動かず、胸には圧迫感がある。
心の中で般若心経を唱えても駄目だった。
そこで私はあっという間に金縛りが解ける方法を独自に編み出したのだ。
それは心の中で呼びかける法方である。
「あなたはきっとこの世の者ではない人なんだろうと思うけど、どうせならこんなことしないで私に宝くじを当てるとか、私の本がバカスカ売れるとか、そういうことをしてくれる?してくれたら私もあなたが成仏するように協力する。とりあえずお金くれるかなぁ」と言ってみるのである。
するとてきめんに効くのだ。
あっという間に胸の上の何かは消え去り、金属音も聞こえなくなり、体も動くようになる。
やっぱり金を得るっていうのは、あの世の人でも難しいんだなぁとしみじみする。
精神的な幻覚だとしたらなおいっそう私は金に支配されていたのか、やっぱりか。
・しかし目撃したのがひとりではない場合はどうだろう。
ある雨の夕方、私は家の近くの橋を知り合いとともに歩いていた。
傘をさして並んでいたのだが、後ろからすごいスピードで自転車が来るのがわかった。
チリリリリン、と激しくベルが後ろから鳴り、風圧がした。ひゅーっという音とともに自転車が猛スピードで私たちの間を駆けぬけた。
しかし、それは目に見えなかったのだ。
私たちの間を通り抜けて前に出る自転車など存在しなかったのである。
不思議だと思ったが、その日はそれで忘れた。
ところが翌日、一緒にいた知り合いから電話があり、ドアのチェーンを締めようとしたら何か音がする。
よく聞いてみたら自転車のチリンチリンという音のような気がするので、家族の者にも聞いてもらったらどうやら自転車の音である。でも姿はない。
寝ようとしてうとうとしていると枕元にダウンジャケットの青年が立っていた。どうやらついてきたらしい。
その後、近くの不動産屋の人とバーで会った時に、
「クレーム出ちゃってお客さんがすぐ退去するんですよ」と悲しそうにしてたので理由を尋ねると、
「いやー、近くに幽霊でるからいやだって、橋の近くなんですけどね」と言う。
「もしかしてその幽霊は自転車に乗ってる?」という私の言葉に彼は、
「そうです、そうです。ご覧になりましたか?めちゃめちゃ有名なんですよね、ちゃりんこ幽霊」と返事をした。
その後もちゃりんこ幽霊は自転車なのにタクシーと並行して走り、追い抜いたりもした。運転手はそれをふつうの人間だと思っているので、「すごいスピード出ますねぇ」なんて言っているのだ。
この世には幽霊なんていないのかもしれないが、このたくさんの目撃者がいる不思議な事象はどう理由をつければいいのだろう。
・友人の話で私が一番好きな話を最後に。
「うちのおじいさんね、後ろから呼んでも絶対に振り向かないんです。ぐるっと完全に向こう側にまわってからこちらをむくんです」
と友人が言ったので不思議な話だなと思ってよくよく聞いてみたら、
「若いときに『お水をください』って声がするので振りむいたら血だらけの兵隊さんが後ろにいたんですって。それであわててポンプで水をくんで後ろを見たら兵隊さんはもういなかったそうです」ということだった。
日本というのはこういうエピソードとともに湿度をもって存在していたのに、1999年の7の月以降、ふつうに乾いた先進国になったかもしれない。
『オカルト』 現れるモノ・隠れるモノ・見たいモノ
<「現状は、誠実な能力者には不幸でしょう」オカルト・ハンターの返信はすぐに来た>
・とにかく対談は行われた。以下は『STUDIO VOICE』2008
年12月号に掲載された対談の一部だ。
(佐藤)取材を通していろいろ目にしても、それでも信じ切れないという感覚も面白いですよね。僕もUFOは見ているんです。アメリカのセドナという、パワースポットとして最近有名になっている場所で。否定しようのないUFOを、僕を含めてそこにいる全員が見たんです。
(森)ヴィジュアル的にはどんなUFOですか?
(佐藤)三角形の平らな形で、とにかくサイズが大きいんですよ。僕が見たやつもだいぶ遠くに見えていたのに、かなりの大きさだった。番組の取材で行ってたんですけど、訊かれて「全長1キロぐらいだった」と答えながら、後で自分でも変だと思ったんですけど。でもそうとしか答えようのない大きさでした。
(森)そのときテレビのカメラは回っていましたか?
(佐藤)カメラは回ってたんですけど、その時に僕の側を向いていたんです。それでぱっと振り向いて、ピントと明るさを調整しているうちにスーと行っちゃって、結局は撮れなかったんです。ただ、あれを見てもあまり自分の認識が変わらないことが不思議だなと。
・ビジュアル的には否定しようがないUFOが、いきなり目の前に現れた。しかも1人ではなくおおぜいのスタッフたちも、同じように目撃している。ところがよりによってその瞬間、カメラは違う角度を向いていた。
……もしそんな説明を受けたのなら、否定論者はここぞとばかり、「結局はトリックやイカサマだからこそ、そんな言い訳をするのだ」と言うだろう。
その見方がまったくの見当はずれだとは思えない。でも、超能力を持つことを自称する男たちを被写体にしたドキュメンタリーを実際に撮り、その後は否定と肯定とが入り交じった感情でずっとオカルト的な現象に興味を持ってきた僕としては、「結局はトリックやイカサマだから」式のわかりやすい理路を当然のように主張されると、何となく不安になる。指の隙間から何かがこぼれ落ちているような感覚だ。とても微妙だけで、でもとても大切な何かが欠落している。
『オカルト』 現れるモノ・隠れるモノ・見たいモノ
<「匿名の情報は取り合いません」UFO観測会の代表は断言した>
・見上げれば青い空には雲ひとつない。まさしく秋晴れだ。集合場所は明治神宮宝物殿前の広大な芝生。すでに何人かは集まり始めている。
{UFOの観測なのだから夜にやるものとばかり思っていたのだけど}
僕のこの質問に、OFU代表の山本大介はうなずいた。
「普通はそうおもわれるでしょうね。確かに夜にやる場合もあります。でも夜は撮影が難しいので、定期の観測会は昼の場合がほとんどです」
・「そうですよね。よく指摘されます。僕もそう思います。・・・でも統計を調べると、UFOはレイライン(聖地や古代遺跡などを結ぶと言われている霊的な直線)などに沿った場所で目撃される場合が確かに多いんです。・・・つまりパワースポットです」
・その山本が代表を務めるOFUの設立は2006年。秋山眞人が顧問に就任している。まるで悪ふざけのような会の名称だけど、その公式サイトには「OFUは{Other Flesh Union}の略で、宇宙考古学者ジョージ・H・ウィリアムソンの著者『宇宙語 宇宙人』『Other Tongues・Other Flesh』から援用したUFOの逆さ綴り」と記述されている。
・これまで翻訳されているウィリアムソンの著書は3冊。まず目についたタイトルは『ライオンの隠れ家・異星人だった歴史上の偉人たち』(求龍堂)。Amazonの紹介文には、こうある。
「はるか太古に宇宙の彼方からやってきた『光り輝く魂』たちの転生の歴史を綴る一大歴史パノラマ。ダビデ王、モーゼ、ツタンカーメン、マリア、イエスなど、歴史に名を刻んだ選ばれし偉人たちは、地球で転生を繰り返してきた異星人だった!」
・「もしも宇宙人が本当に地球に来ているのなら、なぜこれほどに姿を隠そうとするのでしょう。普通に姿を現してもいいじゃないかと思うのだけど」
「いろいろな説はあります。私たちの顧問の秋山さんは、彼らと我々との文明や科学の差がありすぎるからと説明していますね」
・「ええ。この8月です。場所は茅野市にある車山高原。300人以上が集まりました」「そのときも帰り際なんですか」「はい。あきらめて帰りかけたとき。あるいは機材をしまい始めたとき。何でしょうね。まるで狙いすましたように現れる」
・なぜUFOがオカルトの領域に位置するのかとの疑問はともかくとして、これらを横断的に説明しようとするならば、「結局はすべてが脳内現象なのだ」とすることが最も合理的だ。
・この日の観測会に集まった会員たちは、初老の男性から20代前半の女性まで。統一感はまったくない。この敷地内においては明らかに異質な集団だ。全員でひたすら空を見上げているのだ。動きも相当に奇妙だろう。変な宗教に見えるかもしれない。
・2009年12月5日の朝日新聞夕刊に、「UFO調査 英リストラ」との見出しの記事が載った。「英国防省は4日、50年以上の歴史があるUFO(未確認飛行物体)の調査部門を1日に閉鎖したと明らかにした」「記事によれば、このリストラで年間およそ650万円の歳出が、削減される見込みだという」
・「写真はないけれど、99年にはすごいUFOをみんなで見ましたよ」ひとりの男性が言った。
「場所は機械振興会館です。東京タワーのすぐ傍。そこで秋山眞人さんの講演があったんです」
「講演の内容は?」
「もちろんUFOです。講演が終わって休憩になって、会館の外に出たら、東京タワーの方向に大きな母船が見えたんです」
「それは私も見ています。おおぜい一緒でした」もう一人の男性がうなずく。
「その母船から、小さなUFOが発射されました。数えたら14か15機」
・アポロ14号の乗組員で月面滞在記録を更新したエドガー・ミッチェルが、「NASAは異星人とコンタクトをしている」という趣旨の発言を公式にしたことも事実だ。アポロ15号に乗り込んだジム・アーウィンに至っては、月面で神を感知したとインタビューで語っている。
『神霊界と異星人のスピリチュアルな真相』
不思議だけど人生の役に立つ
秋山眞人 布施泰和 成甲書房 2013/10/30
<霊界経済を動かすのは自由と愛情>
(布施)秋山さんが訪問したカシオペア座の方角の惑星の宇宙人も、霊界に近いのではないですか。
(秋山)そうですね。霊界の丸写しの世界を構築している宇宙人もたくさんいます。僕が訪れた惑星の宇宙人も霊界に近かった。でもまあ、中間ぐらいかな、我々と霊界の。だから霊的世界というのは、僕なんかから見ると、面白くはないです。極めて淡白に見える。とにかく淡く、大きすぎる。
<古代人とUFOが織りなす歴史>
<他の惑星へ連れて行かれた秋山少年>
・秋山眞人氏によると、宇宙人は昔から地球を訪問しており、地球の文明に少なからぬ影響を与え続けてきたという。
・何を隠そう、秋山氏自身がなにしろ多くの宇宙人と遭遇して、彼らの惑星も訪ね、宇宙の叡智を教えてもらっているわけだから、それが昔の地球人にも起こりえなかったと断言することはできない。
その驚異の体験談を知らない人のために簡単に説明すると、中学2年生の時にUFOを目撃、その後宇宙人からUFOに何度か乗せてもらうようになった秋山氏は、あるとき水星にある中継基地から母船に乗って彼らの惑星に連れて行ってもらったことがあったという。その惑星では太陽が2つあり、植物も動物も自然界にあるすべてのものは地球よりも巨大であった。彼らの住居は葉巻型やソフトクリームの渦巻のような母船UFOでできており、それらが高層マンションのように建ち並んでいた。秋山氏はそこに2、3日滞在、彼らの生活や文化、スポーツなどを見学したという。
・秋山氏は、UFOに乗ってカシオペア座の方角にある惑星に行き、そこに丸2日ほど滞在して戻ると、地球時間では2時間ほどしか経っていなかったと語っている。
・秋山氏によると、これまでに母船型UFOには20回以上、小型UFOには200回を超える乗船体験があり、太陽系や別の太陽系の惑星に降り立ったり、宇宙の果てまで行ったりしたことがあるという。
『私は宇宙人と出会った』
秋山眞人 ごま書房 1997年4月30日
<自らの心に創造性のビルディングを建てよ>
<宇宙人の世紀末予測>
<日本>
・基本的には、アジアのリーダーシップをとっている立場になる。経済面では、アメリカの資本に動かされている状態からアメリカ:中国=1:1の割合に変わり、大国の資本コントロールジャッジメントを果たすようになる。
文化面では、日本民族の心情に根付いた新しい日本文化が生まれる。またこれは、ヨーロッパを中心に受け入れられていくことになろう。
・台湾・韓国が沖縄に興味を持ち始める。沖縄が香港の代わりに経済の中継点として登場する可能性は非常に高い。
<宇宙人の世紀末予測>
1、九州
南側は自然環境を保護するリゾート、あるいはアミューズメント・パークとして開発される。福岡などが、含まれる北側は国際交流都市として発展をとげる。
2、四国
基本的には、あまり変化がおきない。これは四国が日本の霊的なバックボーンとなっているからだ。いままでの文化を守るためのタイムカプセル的な役割を演じる。
3、中国
今まで東京がやってきたことを、これから5年間で体験することになる。
4、近畿
今日本に起こっている官僚制問題、警察、銀行の問題などのモデルケースとなり、ステータスの変化が真っ先に起きる。
5、中京
独特の発展。一つは、個性的なものが創造される産業の現場として、もう一つは、それで、対局的な「死」がテーマになり、墓所などが開発されていく。
6、東海
情報中核都市として発展。
7、北陸
霊的な中枢としての日本のひな形的役割を持つようになる。日本のひな形とは、これから日本の各地で起こる現象が北陸でまず初めに起こるようになるということである。現象予兆のバロメーターといってもよい。
8、関東
どちらかといえば、住みやすい都市へと移行していく。
9、東北・北海道
1997年の夏ごろから自然現象の変化が激しくなる。そのほかは、あまり変化がない。
<宇宙人たちは、UFOオタク、宇宙人オタクとのコンタクトをあまり望まないのだ>
<本当は、心が現実の世界に十分に力を及ぼすことができるのである>
<地球人は記憶喪失の超能力者>
<私もMIB(メン・イン・ブラック(黒服の男たち))に遭遇した>
・たとえば、アマゾンの奥地では「白き神々の伝説」がある。肌の白い人が来た後、突然、何万人もがこっそり消えてしまったという伝説だ。
・魔女狩りを恐れた宇宙人たちは、テレパシー能力を得た数万の人たちと会議の結果、彼らを宇宙へ移住させることにしたのだ。これが数万年前の話である。
<宇宙の真理において科学と宗教は同一である>
・まずグレイタイプにとっては死などどうでもいいことだ。というのも彼らは、まず感情というものがほとんどないに等しいから死に際しても同様である。
しかも、指先1本からでも再生できるクローン生命体、それがグレイ・タイプである。いざとなったらクローンをつくればいいのだから、生や死に対する恐怖や悲しみなど、ありえないのである。
<宇宙人のふるさとは、まるで天上の世界>
・彼らの住居は、母船型UFOである。それが、そのまま、高層マンションのように立ち並んでいるのだ。いくつもの母船型UFOがずらりと並んだ光景は圧巻である。同時に、彼らの資源の利用法、空間の使い方は合理的だと感じた。
<人類は記憶喪失の宇宙人>
・人々は、ガウンのようなものをまとい、顔立ちはハーフのような美男美女が多い、彼ら同士の挨拶は、目を合わせるだけで、日本人のようにおじぎはしないようだ。
・彼らの社会制度についても触れておこう。彼らの星の社会機構は、一種の「国家社会主義」的なものである。
<宇宙人の惑星は、地球とよく似た自然環境>
・この星々は、地球と違って2つの太陽があった。一つは、やや小さめで、二つとも色は我々の太陽と同じような色をしている。
<シルバー、ブルーの頭髪で、身長170センチぐらいのヒューマノイド・タイプの宇宙人>
<河童はグレイ型の異星人だった。>
・実はこの河童がグレイなのである。河童の特徴は硫黄のようなにおい、水掻き、叩かれたりするとすぐつぶれる頭等々であるが、これがグレイの特徴と一致してないだろうか。
『私は宇宙人と出会った』
秋山眞人 ごま書房 1997年4月30日
<宇宙人の未来予測(世界編)>
1、 中国
・中国はこれからの地球の変化の大きなポイントになっていく。とくに内乱が起こる可能性が強く、それが引き金となって第3次世界大戦へと進むかもしれない。香港の返還によって思想的・経済的な大きな遅れがあり、アメリカとの対立構図が更に強くなる。これは東洋文明対西洋文明の対立といってもいい。
また、2015年から2030年の間に4つの国に分割される可能性もある。
2、 インド
・2030年前後から近代国家として台頭してくる。コンタクティでは世界に影響を与えるのは、1000年が限界だが、それ以上に強烈な影響を与えるような思想、創造性を生み出す可能性があるのだ。地球人の世代改革の一つのキーとなるかもしれない。また宇宙人は、日本とインドとの連動にも非常に興味を持っている。
3、 韓国と北朝鮮
・基本的にいざこざがでやすい所だが、韓国と北朝鮮の関係は将来的に改善される。まず、これから5年の間に、南北問題が平和裏に解決される道筋がつくられる。そのシナリオはすでに表沙汰とならないところで組まれている。
4、 日本
・基本的には、アジアのリーダーシップを取っていく立場になる。経済面ではアメリカの資本に動かされている状態からアメリカ:中国=1:1の割合に変わり大国の資本コントロール・ジャッジメントをはたすようになる。文化面では日本民族の心情に根付いた新しい日本文化が生まれるだろう。また、これはヨーロッパを中心にうけいれられていくことだろう。
5、 アメリカ
・地球のリーダーとしての力はますます弱まってくる。その結果パックス・アメリカーナの時代は終わりを告げ、アメリカは世界の盟主の地位を追われ衰退することになる。
6、 その他
・台湾、韓国が沖縄に興味を持ち始める。沖縄が香港の代わりに経済の中継点として発展する可能性は非常に高い。