「ノストラダムス大全」 (誤解と誤訳の400年を検証する)
(ディヴィッド・オーヴァソン)(飛鳥新社))1999/1/1
<鳥の言葉>
・ つまり、鳥の言葉で話しかける者は、いまだ身体に宿りながらも、冥界にも出入りできる立場にある人間で、霊をそれと見分ける力の持ち主だった。
・ フリーメーソン思想にもとづくオペラを作ったモーツァルトとシカネーダーは、「鳥の言葉」の何たるかをとてもよく心得ていた。
・ 錬金術師のフルカネッリによれば、鳥の言葉とは、「ものごとの奥義を伝え、極意を明かす言葉だ」という。インカ族は、それを会議術と呼んだ。外交官が用いたからである。
・ 緑の言葉を教わった人間が予言をなす話がでてくるのは、北欧神話だけに限らない。古典文学では、この鳥語の秘密を知り、予言を口にする際に、それを使う卜者や予言者を称し、テイレシアスという名前が広く使われる。
<天使語も緑の言葉>
ノストラダムスが自らの韻律法を形容するのに使った単語も、緑の言葉の法則に従って選ばれたものである。
<イニシエーションと鳥の言葉>
・ノストラダムスはある手紙で、言わずもがなのことを述べている。すなわち、四行詩を奇妙な言語、彼の言い方を借りれば、ごつごつした言語で、書いたことを認めているのである。
隠語の世界では、この言語には多くの異名がある。占星術師や錬金術師の間では、もっか「緑の言葉」の名で通っている。しかしまた、「鳥の言葉」という通称もある。
・「鳥の言葉」のルーツは、古代神話にある。高次の霊界に入り込むことーと鳥の言葉はつながりがあるといわれる。この話は、天球の音楽にもやや似て、イニシエートつまりドラゴンの皮をまとった人間にしか聞こえないのかもしれない。
・ 緑の言葉は、なぜ鳥の言葉ともいうのか。簡単に答えれば、秘伝の照応体系で、知性とコミュニケーションに分かれての領域とされる天界の言語だから、ということになるかもしれない。
「太陽の秘儀」 (偉大なるヒーラー、神の癒し)
(キリアコス・C・マルキデス) (太陽出版)1999/11/18
<透明なヘルパー>
・サイキックとノエティックな次元に生きる、私達の肉眼では見えない師たち。また、物質界に住み、体外離脱をして、この次元や他の次元において、人間の手助けをする師たちも含まれる。
<ノエティック界>
5次元、ノエティック界では、時間も空間も超越される。ノエティック界にいる人格は、一瞬のうちに長い距離を移動するし、そして、時間を越えて、移動することも可能である。
<ノエティックの高次元>
イデアの世界、物質の原型(アーキタイプ)の世界。原因と法則の世界であり、現象の世界の基礎を作る。
<ノエティック体>
現在の自己意識のある人格を構成する三つの体の一つ。想念の体。ノエティック体は、5次元のノエティック界に存在する。そのイメージは、残りの二体と同じである。ノエティック体の中心は頭のチャクラである。
<サイキック界(4次元)>
・ サイキック界(4次元)。サイキック界では、空間は超越される。サイキック界にいる人格は、一瞬のうちに長い距離を移動することが可能である。
<サイキック体>
・現在の自己意識を持つ、人格を構成する三つの体の一つである。これは感情と感性の体で、その中心となるチャクラは、ハート・チャクラである。サイキック体は、4次元であるサイキック界で生きる。そのイメージは、あとの二体、肉体とノエティック体と同じである。
<神との一体化>
・自己が輪廻転生を繰り返し、物質界の経験を全うした後、最後の進化過程で、経験する神との一体化。
<体外離脱><幽体離脱>
・意識的に自分の体から抜け出て、サイコ・ノエティツクの次元に意識を持って存在し、再び体が戻る能力。この状態の間に経験したことは、記憶に残る。
<エレメンタル>
・ エレメンタル、思考概念が形をとったもの。どんな感情でも想念でも人間が作り出したものは、エレメンタルである。それを作り出した人間から独立した自分の姿と生命を持つ。
・ カルマ(因果)、カルマの法則、人間のすべての行動、想念と感情を合わせたもので、その人の次の存在状態を決めるもの。人間は、自分のカルマを築いていくことに対して、つまり運命に対して、絶対的な責任がある。神との一体化を会得したものは、カルマを超越したことを意味する。
・ 現在の人格。普通、個人の人格として知られているもの。ノエティック体、サイキック体、肉体で構成される。現在の人格は、私達の一番低いレベルでの表現であり、絶えず、進化過程にあり、永遠の人格と一つになろうとする傾向を持つ。
・ 彼はたとえば、スーツを着ているように見えることがある。物質を自由自在に作れるのだ。地上の人間と波動を合わせることにより、概念とか意味を吸収することができ、イメージの力を使い、自分を物質化して、人間のように見せかけることができる。そして、コーヒー・ショップに座り、一杯飲みながら、その土地の言葉をしゃべるかもしれない。
・ 自分を人間の想念の波動と合わせることができるので、何でも人間が知っていることは、自分も知ることができる。
・ 私達が、この星を破滅させないようにと思っているはずだ。何世紀にも渡って、彼らは、地球を訪ねてきて、人間は、彼らを天使や神として見ていたのだ。彼らは、私達人間に似ているが、進化の段階は、遥かに高い、彼らは悪と言う考えももはや超越してしまっているんだ。
<火星人>
・ 火星人は、時には濃密な物質の肉体はあるけれど、私達とは、違うんだ。火星に住む人間は、私達よりもずっと進んでいる。もう物質を繰ることができる。自分の意志で物質化したり非物質化したりできるんだ。
<彼らは、物質化や非物質化の達人>
・ 火星人は、地球に来るとき、肉体を置いてくる。彼は地球の電離層内に入ると、想念を用いて欲しいものは、何でも作り上げることができる。私達の目には円盤にように見えるものも作れる。地球で自分を物質化しようと思ったら、人間の形をとることができ、その際、着ている服が自分の身体の一部のように見えることがある。凝縮されたエーテル・エネルギーがそのような印象を与えるのだ。
<彼らは、物資化や非物質化の達人>
・ 彼らは、進化レベルの低い者たちの手助けをしている。注意して欲しいのは、私達の惑星のすべての存在が、同じ進化レベルにいるわけではないということだ。進化の進んだものは、遅い者を進化できるように手伝うのだ。そして、すべての存在が神との一体化において、私達の太陽系はもはや存在理由がなくなり、いつかは崩壊する。太陽系のすべての惑星も同じ進化のレベルにないことも注意を向けて欲しい。
・ たとえば、火星に住む存在が進化の最も進んだ者たちかもしれない。彼らは、その惑星と対になっているノエティック次元に住んでいるかもしれない。結果として、彼らは、私達の太陽系のどこにでも、そしてさらに他の太陽系でも、銀河系のどこにでも行けるであろう。私たちを訪ねてくるETも、他の太陽系から来ているのかもしれない。彼らは、私たちを触発して、進化する手助けをしているのかもしれない。
・ 私達が、理解できるようにするために円盤というような物質の形をとって、自分たちを表現するのだ。私達の太陽系に入り、地球から物質を集め、人間的な形態をとって現れるのだ。
「宇宙の知的存在」
(ジャック・ベルジュ) (大陸書房)
<異人来訪譚>
(伝説などの奇妙な来訪者を異人という)
・ 霊魂の不滅について尋ねてみると、決して死後生存というようなことはないと彼らは答えた。彼らの貴重な知識をどうして人間にあかしてくれないのかと尋ねると。そのようなことをしたときは、特別な法理があって、最も重い罰を科せられるのだと答えた。彼らは、3時間にわたってとどまった。
・ ファチウス・カルダーの来訪者は、中世時代を通して出現していた。一連の来訪者たちの最後の例であるようだ。これらの来訪者たちの特徴は、人間と話ができたということ、いかなる形においても天使であるということを宣言していないこと、何かお告げの類を伝えに来たのではないことである。
<中世の光の魔人>
<奇妙な来訪者>
・イタリアの数学者ジェロラモ・カルダーノの父、ファチウス・カルダーノは、1491年8月13日に経験した異常な出来事について、次のように詳細に語っている。
・ 「20時ごろ、いつもの礼拝を終えたとき、トーガ(古代ローマ市民の外衣)に似た絹の服を着て、キラキラ光る長靴をはいた7人の男が私の目の前に現れた。彼らは、甲冑を身に着けていて、この甲冑の下からは、目を奪うばかりに美しい深紅色の下着がのぞいていた。その中の二人は、他の者たちよりも高貴な身分であるように見えた。特に他の者を圧して威風堂々たる一人は、その顔が濃い赤色をしていた。彼らは、自分たちは、40歳になると言ったが、いずれも30歳より上には見えなかった。何者であるのかと私が尋ねると、彼らは、自分たちは、一種の人間で、空気で作られており、我々のように生きて死ぬものだと答えた。彼らの寿命は我々よりも長く3百年も生き延びることもできるということだった。」
「楽園」(追想の彼方へ)
(真野隆也) (新紀元社)1996/8/1
<シャンバラ王国と住民の姿>
・この国の住民は、サンスクリット語で会話していて、大抵の人は、純白の長衣を着て、頭には白い布を巻いている。収穫も順調で彼らは、飢えることを知らず、病気に悩まされることもないという。
<サンスクリット>
・中期インド語の民衆語(プラークリット)に対する「雅語」の意味。日本では、「梵語」ともいう。古代インドの哲学、宗教、文学、科学の言語であり、民衆語が流布した中世以降にもインド文化を代表する言語であった。
<マハトマ>
・ ロシア生まれのマダム・ブラバツキー(1831~1891)という霊能力者が、登場し、社会をおおいに賑わしたのである。彼女は、19世紀最高の神秘思想家といわれ、アメリカでは、“神智学協会”を設立し、東西神秘思想を結合した“新思想を”提唱した。彼女自身が語るところによると、彼女の霊能力はシャンバラの賢人マハトマから授かったものであり、マハトマからの使命として、“神智学運動”を実践しているということだった。
「エイリアンの夜明け」
<このとき彼は別の惑星に送られていた>
・ 1953年9月、アンジェルッチは、トランス状態に陥り、それが一週間続いた。このとき彼は別の惑星に送られていた。そこには、不老不死をもたらす神の酒や食べ物で暮らす高貴なエーテル体の人々がいた。そこで、アンジェルッチの本当の名前は、ネプチューンで、男の師の名は、じつはオリオンであり、女の師のほうはリラという名だと聞かされる。
・ 1952年9月23日、またもや同じことが起こったー夢のような感覚、そして巨大な半球体のシャボン玉のようなものの出現。それにはドアがついていた。中に入ると、座り心地の良い椅子に腰掛けた。ぶーんと、うなるような音がして、周囲の壁から音楽が聞こえてきた。気がつくと、彼は宇宙空間から地球を眺めていた。
<アンジェルッチの神秘体験>
<アンジェルッチは、アブダクティ(誘拐現象)で突如として、空飛ぶ円盤ビジョンの福音伝道者になった人物だ>
・ アンジェルッチは、1952年5月23日、夜勤明け車で帰宅途中、意識がぼっとなって、夢を見ているような感覚に陥り、その後、地平線上に赤い楕円形の物体を見た。その物体は、突然、上昇し、二つの緑の光球を放ったが、そこから声が聞こえてきて、アンジェルッチに恐れることはないと告げた。
・ 超自然的な美しさの一人の男と一人の女の姿を見た。
・ テレパシーの声の説明によると、このUFOは、一隻の母船からやって来きているのだが、実を言うと彼らには、空飛ぶ円盤は必要ない。“エーテル”的存在だからだ。UFOはただ、人間の前に形として現れるために用いているにすぎない。宇宙法によって、着陸し、人間の運命に干渉することはできない。しかし、地球は今、大きな危険にさらされている。
・ アンジェルッチは、伝道者になり、UFOの福音を説いて回ったが、人々は、彼の努力をひどく嘲笑した。あるとき、UFOを見たあとに、再びあのエーテルの体の友人が現れて自分の名前は、ネプチューンだと、告げ、地球の問題と未来の救済についてさらなる洞察を与えた。
「世界の不思議大全」
(泉保也) (学研)2012/8/1
<天使の世界は3群9位階からなる>
<第1群><人間界と直接的なかかわりを持つことはほとんどない>
1、 熾天使(セラフィム)天使位階の最高位。神を賛美する歌を歌い続けるのが主たる役割。
2、 智天使(ケルビム)記録係であると同時に、主天使たちを統率する役割。
3、 座天使(トロンズ) 神の決定の配剤を考えるのが任務。
<第2群><宇宙を統御し、絶対神の世界と人間の世界を厳しく分けるのが主任務>
4、 主天使(ドミネイションズ) 智天使の指導を受けて森羅万象にかかわる命令を下す。神の権力と栄光を表す天使。
5、 力天使(バーチューズ) 神の力を用いて地上界に奇跡現象を起こす。能天使と協力して、宇宙の物理的法則を保つ役割を果たす。
6、 能天使(パワーズ) 自然界の法則が正常に働くように手助けする。悪魔の軍勢に対する勝利の天使でもある。
<第3群><直接、人間に働きかける役割を担う。いわゆる守護天使>
7、 権天使(プリンシパリティーズ) 国の運命を左右し、その興亡を司る。
8、 大天使(アークエンジェルズ) 神の啓示を人間に伝えるほか、天国の戦士役も勤める。ミカエル、ガブリエルなど。
9、 一般の天使(エンジェルズ)信仰心が厚く、善良な子供たちを守護する。
・ 天使の総数は、3億165万5722といわれている。
「UFO事件の半世紀」
(キース・トンプスン) (草思社)1998/4/1
<異星人情報は国家最高機密だろうか>
・ 天上界と地下世界の住人は、存在するのだろうか?
・ コンタクティーとアブダクティと天使、シャーマンの他界への旅と臨死体験とUFOを結び合わせるパターンは、何か?
・ 異星人問題の明快で決定的な解答を追及できるのだろうか?
・ エイリアンは、人間の女性に混血児を産ませて、それを「取り上げている」との見解がある。
・ チャネリング(交信)情報の増大。
・ エイリアンが私達にとって「異種交配」をしているという話。
・ 身長が1メートル20センチほどで大きな黒い目をしたヒューマノイド。
・ フロリダ州ガルフ・ブリーズ(人口約6千人)でのUFOフラップ。
・ UFO現象を忘れ無視している大衆の関心を呼び起こすための企画。
・ アダムスキーが出会った神聖で天使のようなエイリアン。
・ UFOで通過儀礼を受ける(イニシエーション)
・ 映画スター・ウォーズのダース・ベェイダは、悪魔のようなメン・イン・ブラックだろうか?
・ 自分の分身ないしダイモ。ラテン語では、守護神といい、キリスト教徒は、守護天使、スコットランドでは、分身、ノルウェー人は、生霊、ドイツ人はドッペルゲンガー、分身)と呼ぶ。(このドッペルゲンガー現象も多く報告されているようだ。)
・ 米国UFOネットワークの主要目標は、合衆国国内の各部に地方支部長を置くことだった。
・ スイスのマイヤーが備蓄しているプレアデス異星人に関する3000ページ以上に及ぶメモや論述は、マイヤー自身の知的能力をはるかに超えている。
<UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象>
・ UFOは、いかがわしい金儲けの手段になったこともある。
・ 米国映画「インデペンデンス・ディ」「コンタクト」「メン・イン・ブラック」などで、相当広汎な民衆が、UFOや異星人のイメージを持った。
・ コンタクティやアブダクティの体験も多く、出版された。
・ みどりの小人―欧米では、漫画に描かれている宇宙人は、必ず緑色で小柄なことである。
・ UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象。
・ 英国のミステリー・サークル(農場象形文字)は、UFOの仕業という見解が強い。
・ この世と平行して存在する異次元世界をイメージするものもいる。
・ ギリシア神話では、入口、敷居、通路は特定の神の管轄になっている。その神とは、ヘルメスである。
・ ヘルメスは、神の使いの子供としてのイメージである。
「宇宙人・謎の計画書」
(ロビン・コリンズ) (二見書房)1982/7/1
<女神イシスからの贈り物>
・ 韓国の済州島に伝わる伝説に、昔々、箱(あるいはUFOか)に乗ってやってきた、天空から飛来した“3人の妖精の王女”が、この島に穀物を贈り物としてもってきた、という話がある。チュンムーン村に近いチェオンジュ湾で、この妖精たちは、水浴びをしたというし、伝説によれば、済州島の中央部にあるハラ山にもかっては天人がよく訪れていたという。
韓国の伝承にみられる穀物の贈り物と共に、「箱に乗って天から下ってきた妖精の王女」というのは、日本の美しい女神“天女”の伝説に似ている。
・古代に多くの土地で、小麦やトウモロコシなどの穀物がエジプト(宇宙の?)女神イシスからの贈り物とされている。古代ギリシアではデメテル(ある種の果物や野菜の女神)、古代ローマでは、トウモロコシの女神ケレスとして知られる。小麦、大麦などの穀物の由来がいまだにわからないというのは、きわめて興味深いことだ。初期の伝説では、ケレスの乗った二輪戦車は、スピードの速い“翼のある竜”の群れに引かれていたとある。
「宇宙語・宇宙人」
(ジョージ・ハント・ウィリアムスン) (宇宙友好協会)
<放浪者・ワンダラー>
・“思念の子”が世に教化するため初めて地球に来たさい、同道したのが、この特別の集団だった。長老である、“思念の子”と共に地球を訪れた小アバタル、つまり霊魂は、14万4000人にのぼるという。
・ 宇宙機の乗員も、放浪者も共に“太陽十字の騎士団”という集団に所属している。太陽十字の本来の意味は、光が強いため、太陽を中心として光波が十字状に放射しているように見える光学現象のことである。月でも同じような現象が起こるが、これは月十字という。
・ 中世の武者修行者のように、冒険を求めて諸国を遍歴する騎士のように、放浪者は、太陽系の色々な惑星を遍歴する太陽十字の騎士の武者修行者なのだ。
<放浪者・ワンダラー>
・ 最近になって、本来は地球人でない人たちが、相当数地球に住んでいることを示す証拠が、続々と集まりつつあるのだ。
・ 宇宙には、普通の人と異なって遊星から遊星へ、太陽系から太陽系へと移り歩く特殊な階級、集団の人々がある、という意味である。
・ これらの放浪者が、地球に来るのに宇宙船を使ったのではないとすれば、いったいどうやって来たか?地球行きを志願して、地球に生まれ変わったのである。別の言葉で言えば、地球に生まれたのだ。
「地球に来た神人」
<空飛ぶ白い女神>
・ 中米ホンジュラスでは、神話は変わるが、その主たる特質は変わらない。すなわち、地球外から来訪した神々、そして、「空飛ぶ機械」である。
伝説は語る。たとえようもなく美しい白い肌の若い女性が空から来て、ケアルコキンの町に降りた。そこで、彼女は、不思議な姿をした人間や動物の装飾を施した宮殿を建てた。
・ ・・・ある日、自分の美しさが衰えつつあるのを悟って、女神は、その領土を息子たちに分け与え、宮殿の一番高い露台まで、空飛ぶベッドに乗った自分を運ばせた。まもなく、彼女は、美しい鳥の姿になって、空の果てに消えうせた・・・・
・ ペルー、ボリビア、コロンビアーインカ古代王国には、「宇宙船」をはっきりと示した画像があって、特にチアワナコのプエルタ・デル・ソルにあるものに顕著である。ここにはまた、「空飛ぶ機械」を用いた神々の話がある。プラコチャは、プエルタ・デル・ソルに見られる「空艇」と密接に結びついている。人類の最初の母オレホナは、「太陽より輝かしい船」で金星からやって来たーとペルーの歴史家は述べている。
<空飛ぶ神話>
・ あの時には、飛来した「世界の導師」たちは、おそらくはその惑星間宇宙船の形状ゆえに、竜とか空飛ぶ蛇とか呼ばれたのだ。小人、小妖精、コリガンなどは、グイヨンという名で代表される。
・ ケルト神話では、グイヨンは、秘儀に通じた小人であり、人間の知識の化身であり、「時間、空間を通しての永遠の思考法」の発明者である。彼は古代ケルト人が「ケル・グイヨン」すなわち「グイヨンの都市」と呼ぶ「銀河」からやって来た。その父ドンは、カシオペア星座に住んでいる。
・ グイヨンは、アゼザル、プロメテウスのように宇宙飛行士であった。ただ、彼ははるかに小さかった。それは、人種的相違であるかもしれない。また、それがアトランティスとムーとの戦争の理由の一部であるかもしれない。おそらくは、アトランティス人は、大きく、ムー人は小さかったのだろう。イースター島には、巨人像が見られる。
・ アゼザルの真の正体については、「エノク」に、天使=宇宙飛行士たちの着陸後、次のように書かれている。「ここに、彼らの指揮者たちの名がある。サヌヤザー、ウラカバラメエル、アキベエル、タミエル、ラムエル、ダビエル、アズケエル・・・・・アザゼル、アラゼアル」(第7章9)
・ この地球外生物たちは、地球の女たちと同棲し女たちに呪術や魔術を教えた。「アザゼルはまた、人々に剣、ナイフ、盾、胸当て、鏡・・・の作り方を教えた」(第8章1)
・ アザゼルとは、人類に対しての偉大な秘儀伝授者であった。
<メタトロンとアガルタ>
・ルネ・ゲノンによれば「世界の王」すなわちメタトロンなる存在があって、神の力と人類の間の仲立ちをしており、これは「エノク書」のアゼザル、キリスト教徒のいう聖ミカエルに該当するという。
メタトロンの影ミカエルの暗き力は、悪い意味でのこの世の霊、サマエルすなわちサル・ハオラム(サタン)によって代表されている。謎に包まれた、メルキゼデクも「世界の導師」である。インド人の言葉によれば、1890年に「世界の王」はナラバンチ僧院に現れこう予言したという。「アガルタの住民は、その洞窟から出て、地表に現れよう」
・ 神智学者によれば、「シャンバラのヒスイ宮殿には4人の世界の導師」が住んでいる。彼らは、金星人で、闇の勢力の住むアガルタの地下神殿に対抗して「空中」神殿を拠点としている。
・ 一方、地下神殿にも、白魔術の印の下に信者たちがいる。オッセンドフスキは、アガルタは必ずしも地下世界を意味していないという。それは、邪道に落ちた世界の好奇心から賢者を守るために、6千年前から、そうなったのだと言っている。
<大宇宙兄弟組織>
・地球上には、1年に1度、さまざまな科学的問題を討論するために科学者たちの集合するロッジ(秘密結社などの集会所)がある。この地球の過去、現在の状態について、これら秘儀参入者たちは、現在の官制科学を代表する現代科学者より、多くのことを知っている。
しかし、彼らもまた、地球の未来については、何ら明確な知識を持っていない。彼らは、ただ推測するだけである。
・ この地球上のロッジのほかに大秘儀参入者たちのために太陽上に別のロッジがある。彼ら大秘儀参入者たちは、地球の過去はもとより未来についても明確な知識を持っている。しかし、この両ロッジともに、「大宇宙兄弟組織」を形成する完全に進歩した知的存在たちからなる、大宇宙組織体の一機関にすぎない。これら完全なる知的存在とは、地球の最も偉大な天才とも比較ならぬほど、進歩していて、それは彼らが、人類より、はるかに古い“第一原理”から生まれているからである。