日本は津波による大きな被害をうけるだろう UFOアガルタのシャンバラ 

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天地会で入会式に用いられる誓約書までも、フリーメイソンリーにおける文言と酷似しているのです。(1)

 

 

フリーメイソン 真実の歴史』

現役メイソンが語る世界最大の秘密結社の正体

クリストファー・アーンショー  学研プラス   2017/12/19

 

 

 

<私はどのようにしてこのテーマを選んだのか?>

・本書で紹介する内容は、そうした多くの質問に対する私の回答の要約です。それ以外の着想は『フリーメイソンリーの起源は中国か?』というフランス人・ブラザーTの論文や、アメリカの歴史学者ダイアン・マレー博士の著書『天地会の起源』を読んだことから生まれました。これらが、本書に収められている7年におよぶ研究を始めるきっかけになったのです。

 

ブラザーTが遺した「謎解き」への手掛かり

・この章の着想のもとは、1996年9月、フリーメイソンリーのフランス人会員、ブラザーTによって著された論文です。彼は『フリーメイソンリーの起源は中国か?』という小論文を著しました。そして、その中でフリーメイソンリーと古代中国における数々の興味深い関連性について触れています。

 たとえば、古い中国語の文書における表現には、フリーメイソンと同じシンボルが使われており、「スクエア(直角定規)とコンパス」といったロッジで使われているシンボルさえも、そういった文書に見受けられるのです。

 ちなみに、彼は中国で明朝(1368~1644年)末期から清朝(1644~1912年)初期に興った秘密結社「天地会」のことを「友愛会」や、「かの有名な三合会」と呼んで言及しています。

 

私は中国語で「ティエン・ディ・ホエイ」と呼ばれる「天地会」の背景を研究しようと決意し、その結果、多くのフリーメイソンとの興味深い一致に出くわしました。

 中国政府に残っている天地会に関する記録は、1761年頃から始まっているようですが、その歴史は天地会の起源がそれよりずっと以前であることを示唆しています。チュング氏によると、天地会は香港や極東アジアの「三合会」の基になる組織であり、犯罪や恐喝に関連していましたが、もともとは政治的かつ福祉的な目的を持っており、中国初の相互扶助会とも呼べます。

 

儀式の起源は古代エジプトにあり?

・「フリーメイソンリーの儀式の一部がエジプトに起源があったのは、レバノンシドニアの建築者の組織に組み込まれていたからだと思われます。素晴らしい熟練工ヒラムも、彼らのひとりだったことは疑えません」

 

・「出来事に基づいて……優れたフリーメイソンリーの真実を伝える方法として、ドルイド(紀元前7世紀頃からヨーロッパに居住していたケルト民族の社会における祭司)およびエッセネ派ユダヤ教の一派)の……古代の謎から引き出されたのは……初代のドルイドは東方の三博士で、彼らのイニシエーション(通過儀礼)はエジプト、カルディア(トルコの古代都市)、すなわち原初のカバラユダヤ教神秘主義思想)の純粋な起源から始まりました」

—―著名なフリーメイソンリーの会員が、組織についてこのようなコメントを書いたとき、それは伝承され、事実として多くの教本で繰り返し述べられました。

 

フリーメイソンリーと「奇妙な一致点」を持つ天地会

フリーメイソンリーとの相関関係に関していえば、天地会は「三兄弟」によって運営される組織ですが、共通項として儀式、秘密の暗号、許可書のほか、会員であることを示す共通のエプロンや新たな仲間に分け与える布切れなどがあります。また、別の偶然の一致としては、フリーメイソンリーが1390年からの起源を示す『王の写本』を持っているのと同様に、天地会にも『西路』と呼ばれる、伝説的な起源が記された文書があることです。

 しかも天地会で入会式に用いられる誓約書までも、フリーメイソンリーにおける文言と酷似しているのです。

 

・さらに、中国全土にある「ロイヤルティ・ホールズ」とも呼ばれるフリーメイソンリーのロッジは「マスター・オブ・ロッジ」としても知られる長兄、次男と三男の三兄弟が基盤になっていました。彼らは「血の誓約を避けるために」ワインと香の灰を混ぜたものを飲むことで、心をひとつにしたのです。長兄は会員に認証できるようにと分け与えた布切れを持っており、新会員を見つけると、認証となる布切れを分け与えたのでした。こんなところにも、両者の共通点があるのです。

 

・しかしながら、大きな違いがあります。フリーメイソンリーが主に社会の中央に位置する人々の集まりであるなら、天地会はその真逆で、社会の周辺部にいる人々が多かったのです。学者たちは、フリーメイソンリーと天地会の関連性に注目していますが、こうした相違点があるため、これまで意見の一致には至っていません。

 

貧困層の自衛組織として誕生

清朝は主要な地主を沿岸から追い出す政策を遂行し、一部の家族を内陸に移住させました。南海岸は強制的に人口を減らされ、周辺の住民たちは残った地主による略奪や海賊からの自己防衛を余儀なくされました。

 そのため武装闘争が頻発し、人々の間に自発的な相互補助組織ができたのです。それが天地会の始まりでした。

 

自らの血をワインに混ぜて“血の誓い”

・1660年代までには、中国の社会は血の誓いで忠誠を誓った秘密結社が結成されていました。普通、秘密結社のメンバーが当局に逮捕されると、竹で100回打たれたのですが、1660年代以降、その刑罰に差別が現れました。単に仲間に忠誠を誓った者は単に竹で打たれるだけですが、血の誓いを行なった者は死刑となったのです。これは、政府がこういった秘密結社を一掃しようと努めていたことを示唆しています。

 ちなみに、清朝の兵士と貧困化した農民の対立により、初期の秘密結社は「反清復明」を切望し、明朝の復活と清朝の駆逐という政治的な目的に主眼を置いていました。

 

さまざまな秘密の合図

・行商人、労働者、僧侶など、辺境の地を旅せざるを得ない巡回会員はたくさんいて、彼らは旅行中の保護を必要としていました。そこで天地会は彼らを保護し、新入会員は見返りにその地方の会員増加に協力しました。その結果、天地会の経済状況はよくなり、宿泊施設や経済支援を提供できるようになったのです。いくつかの地域では貿易を規制できるようにさえなって、天地会は事実上の相互扶助会となりました。会員たちには遠隔地を訪問するときに提示するために、布か紙の会員証明書が発行されました。

 

・ただ、質入れする財産や土地を持たない人々は、資金を調達することができませんでしたが、天地会はこんな場合でもお互いに助け合えるように金を出資して、信用度を拡大しました。これは今日でもまだ中国社会で続いており、「銀輝(インホエイ)」と呼ばれています。

 天地会はまた、スローガンやフレーズが記された凝った旗や横断幕を採用し、それらを集会所でも展示しました。集会は記録され、会員たちは登録名簿に記載されました。天地会の歌や隠語などを記載している書物がありましたが、万一その書物が部外者の手に渡った場合に備えて、会員たちは内容を暗記しなくてはなりませんでした。

 

天地会の入会儀式とは?

1800年代までには、天地会の会員になることは特権となり、会員申込者は多額の入会料を払わなければなりませんでした。彼らは入会料を手渡すとき「今まで会ったことがなかったが、今日からはお互いに知り合いになる」というフレーズを繰り返しました。そこにはフリーメイソンリーのフレーズとよく似た響きがあります。

 1800年代の初めまでに中国の一般大衆の服装は変化し、それが互いに認証を行う新しい方法につながりました。

 

天地会とフリーメイソンリーの誓約の言葉

天地会には1841年と、1849年に作られたふたつのオリジナルの誓約書が存在しますが、新しいほうに、以下のようなフリーメイソンリーの誓約書との類似点が見られることも、非常に興味深いところです。ふたつの誓約書は、どちらも36条から成り、その多くはフリーメイソンリーの会員にはよく知られています。

 

1 同胞の不倫について不注意に口外したり、重要事項を暴露したりすることを禁止する。そのような無秩序な行動をとる者は、1本の即座の矢で死ぬだろう。

2 天の定めに逆らわないこと、誓約を破って心変わりしないことを誓う。

3 入会後は同胞の妻、娘、姉妹と放蕩にふけらないことを誓う。もしその誓いを破ると、剣の下で死ぬことになる。

4 入会後は当会の法規則を非難しない、会員でない仲間に紹介しない、こっそり原則を開示しないことを誓う。その誓いを破ると体を八つ裂きにされる。

5 入会後は強者を使って弱者を虐げない、裕福な者を使って貧しいものを虐げない、多数派を使って少数派を虐げないことを誓う。その誓いを破ると無数の剣によって死に至るだろう。

6 入会後は道徳上の罪を犯したら、いつでも自身の体はその報いに耐え、命も処罰に苦しむことを誓う。

7 入会後は同胞や事件や犯罪に巻きこまず、同胞の金を搾取しないことを誓う。もしその誓いを破れば、血を吐いて死ぬだろう。

 

 このように、天地会とフリーメイソンリーの誓約書には、数多くの類似点があります。

 

<古典的な文書は伝説の源>

・天地会の起源に関する伝説は「西路」と呼ばれる文書に見られます。これは簡単にいえば、北方からの西路(蛮族)、恐らく満族に攻撃されようとしていた明の皇帝を救済に行った少林寺の僧の話で、僧たちは皇帝を保護した後、いかなる報酬も断って寺に戻りました。ところが、後に彼らは反逆罪で告発され、僧院は焼き払われ、僧の大半は殺されてしまいました。18人の僧は逃走しましたが、そのうちの13人は後の長旅で息絶え、ほぼ5人しか生き残りませんでした。伝説によれば、1677年頃、この生き残った僧たちが天地会を創設したとされています。

 しかし、この物語には創設日だけでなく僧院の場所など、多くの矛盾点があります。そのため、後年、会員たちの間では、少林寺僧の末裔が彼らの蜂起を正当化したのだと主張するのが一般的になりました。

 天地会はその後約350年間、恐喝取締まり法が導入される1956年まで繁栄しつづけましたが、今では三合会の方が正統派とされ、国際的になっています。

 このような、天地会とフリーメイソンリーの共通点にはとても興味を掻き立てられます。

 

ここで、どのようにこのふたつの組織に関連性ができたのかを問わなければなりません。もしそのようなつながりがあるなら、どちらが先だったのか?両者はどちらも同じような時期に始まり、似たような構造、誓約書、認証方法や儀式を持っています。その概念は中国からヨーロッパに渡ったのでしょうか、それともその逆なのでしょうか?

 中世時代、ヨーロッパは中国との交流がありました。イタリア、ヴェネツィアの商人・旅行家のマルコ・ポーロ(1254~1324年)が中国へ旅行した際の口述記録『東方見聞録』(1298年)は、当時最もよく読まれた書籍でした。さらに、東インド航路の発見が中国をヨーロッパに開放しました。そして1515年ポルトガルによる極東の発見により、ヨーロッパ世界は中国を探検できるようになったのです。

 

錬金術のヨーロッパへの導入はエジプトから

・ヨーロッパで実践された錬金術は、中国ではなくエジプトから来たと思われます。エジプト神話によると、錬金術は知恵の神トートから人間に教えられたものです。ちなみに、トートは後にギリシャの知恵の神ヘルメスやローマの知恵の神メルクリウス(実はこのふたりは同一の神ですが)と融合し、この3柱の神の威光を継ぐものとして、ここに伝説的な錬金術師で「神人」ともいわれたヘルメス・トリスメギストスが誕生したとされます。この奇妙な名前の意味は「三重に偉大なヘルメス」です。ヘルメス・トリスメギストスは王であり、魔術師、哲学者および聖職者であったとされています。なお、彼がいつの時代の人物であったか、実在したかはわかっていません。

 

孟子フリーメイソンリー

・さて、ブラザーTの小論文「フリーメイソンリーの起源は中国にあるか?」の中で、彼はいくつかの興味深いフリーメイソンリーと古代中国の一致について指摘しています。たとえば、中国神話に登場する2柱の神々が、絵の中で「スクエア(直角定規)とコンパス」を持っていることなどです。また、論文の中には現在の中国の組織の「三合会」の起源が天地会であるという、興味深い話も書かれています。これについては先述のとおりです。

 天地会はもともと兄弟会、自助組織で3人の兄弟が運営したものです。この組織にはフリーメイソンリーとほぼおなじような宣誓の文言があって、秘密の手まねや握手、さらには衣服の下にフリーメイソンリーのエプロンと似たものをつけるという特徴がありました。

 ただし、この学説の難しいところは年代判定で、どちらが先に作られたか?という証拠がないのです。

 

旧約聖書』の重要人物をファラオと重ねる

・先述のガダラ・ムスタファの研究によると、やはり『旧約聖書』に登場する重要人物は、古代エジプトのファラオに重ね合わせることが可能のようです。アメンホテプ3世はソロモン王、アメンホテプ4世=アクエンアテンモーセツタンカーメンイエス・キリスト。それぞれの理由については先述したため、詳細は省きます。

 

アクエンアテンは「堕天使」か?

・さて、アクエンアテンはファラオとなったとき、アムンの神殿を閉鎖して軍事力で自分の政権を樹立し、首都をテーベから北に約400キロメートル離れたテル=エル=アマルナに定め、アケトアテン(現アマルナ)と名づけました。

 

古代エジプトの太陽神アムン(アメン)は、地球の隠された力で、太陽を含めすべてを創造しましたキリスト教が、教会で「アーメン」を祈りの言葉として使っているのは、このことを認めているから、ということを先述しました。だからこそ、アクエンアテンが全能の神アムンと小さな太陽の神アテンを入れ替え、民衆を強制的に改宗させようとしたため、反発を招いたのです。その結果、暴動が起きて軍隊の力を用いるはめにも陥りました。

 

・それと同様に、1670年頃のイギリスでは、チャールズ2世が国教徒をカトリックに改宗させようとしたため、イギリス全土で反カトリック運動が起きることになりました。フリーメイソンリーが興ったのは、ちょうどその頃です。これにより、フリーメイソンたちはじぶんの信念体系を哲学的に考える組織「フリーメイソンリー」となったのです。

 

目的が同じ天地会とフリーメイソンリー

・第4章でも述べましたが、秘密結社の源は中国にもありました。現存する中国の秘密組織である「三合会」の起源が、清朝時代の「天地会」にあることはよく知られています。なお、1746年には中国南東部に、最初のフリーメイソンリーのロッジが設立されたという記録が残っています。これはイギリスのグランド・ロッジ設立の30年後のことでした。これまでも述べたように、両団体には多くの類似点があります。天地会は急速に成長して、明朝を復活させようと、幾度も清朝の軍と武装対決しました。彼らは清朝満州民族が中国を侵略して強制的に国を奪ったため、愛国者である天地会が明皇帝を復位させるのだ、と主張したのです。

 

天地会の分派には「三天会」「赤会」「トン会」「白い蓮」「兄弟会」などがあり、これら派閥もまた、急速に成長しました。彼らのロッジには、フリーメイソンリーのように3人の役職者がいて、入会式を主催しました。候補者は3人が抜いた剣の下をくぐったようです。

 第4章で説明したように、彼らはお互いを認識するために、特別な合図と挨拶を使いました。

 

・なお、中国には清朝以前にも秘密結社があったといわれています。250年前後の後漢時代以降を中心とした歴史書『三国志』に登場する3人の英雄たちも、明朝時代に書かれた小説『三国志演義』では、義兄弟として兄弟団を結成したのです。3兄弟のひとりは関羽で、戦争の神として祀られ、中国の秘密結社の守り神でした。同じく明朝時代の小説『水滸伝』などにも、天地会と同様の儀式と血の宣誓について書かれています。これは12世紀頃の中国社会で活動した108人の盗賊たちを描いた小説です。

 ちなみに、現存する記録がないので、互いに与えた影響は不明なのですが、ヨーロッパと中国との間には長い交流の歴史がありました。このことがイギリスにおけるロッジの設立などにもかかわりそうなので、これについて簡単に述べます。

 

・西暦1年にシルク・ロードを通って絹が中国からローマに輸出され、100年にはローマの最初の特使が中国に送られました。その後、1260年代にモンゴル帝国皇帝チンギス・カンの孫で、元の初代皇帝となったクビライが、地中海の小アジアやトルコを襲うようになりました。イタリアの旅行家・商人のマルコ・ポーロが中国で10年間をすごしたのは、このフビライの時代でした。13世紀以降、ヨーロッパのカトリック修道会、とくにイエズス会の宣教師たちは中国人に改宗を勧め、中国に教会を設立しようとしました。

 1600年にイギリスによって、アジアとの交易を主事業とする東インド会社が設立されました。同社は阿片戦争が勃発する6年前の1834年まで存続したのです。つまり、イギリスのグランド・ロッジが1717年に設立される前に、これらを通じて中国人が秘密の兄弟団の概念をイギリス側に伝える機会は十分にあったことになります。

 

4つの商業秘密結社と銀行

・これまで、宗教や錬金術の源にかかわる秘密結社を見てきましたが、ヨーロッパには15世紀から数多くの商業秘密結社も存在しました。東インド会社以前にも4つの貿易会社が存在しましたが、なんとそのうちふたつが秘密結社として運営されていたのです。

 このうち「ロンドン・アントワープブルージュの冒険商人組合」は1474年に設立され、1564年に閉業しました。イギリスとモスクワ大公国(現ロシア)の合弁会社「モスクワ会社」は1555年に設立されています。3つ目の1574年に設立された「イースタランド社」はバルト海の国々との貿易専門会社。4つ目は1581年設立の「レバント会社」。これはパレスチナとの貿易を専門とする会社で、イギリスの地中海貿易を独占した貿易商人組合です。

 

なお、モスクワ会社は世界初の株を発行した会社で、ロンドン証券取引所はここから始まりました。同社とレバント会社はきわめて厳格に秘密を守りました。

 

さらには、エリザベス1世時代の社会について知っておくべきもうひとつの点は、スパイ活動が「国家の娯楽」だったということです。

 

・1603年にチューダー朝最後の君主であったエリザベス1世が亡くなった後、ステュアート朝が始まりましたが、私としては、このふたつの王朝時代はどちらも「スパイ天国」であり、個人の権利と安全性の意識についてはそれほど変わってはいないと思っています。

 1694年、イギリスが同国の中央銀行たる「イングランド銀行」を設立しました。しかし、銀行と政府との間の取引、あるいは発起人の名前などは秘匿されたのです。そのため、「銀行すらも秘密結社である」という考えは、イギリスでは決して意外な概念ではありませんでした。

 ―—キリスト教神秘主義ユダヤ教神秘主義グノーシス主義、さらには中国の秘密結社などから、われわれは多くの材料を拾うことができました。人々はフリーメイソンリーの真の起源を知ることは決してできないかもしれませんが、それはおそらく教会や大聖堂を建てることとはかかわりがないと思われます。霊的で道徳的な社会。それを構築することが真の目的だと、私は思います。

 

<新たなエルサレムを目ざして>

<「会員はお互いに助け合う」という規則>

・ただ、なぜ儀式を秘密にするのかというのは、それこそフリーメイソンになってみないとわからないことなのかもしれません。いずれにしろ、フリーメイソンリーでは儀式は階級ごとに設けられており、下位階級のフリーメイソンは上位階級のフリーメイソンの儀式の態様や目的は知る由もないので、全貌を知りたければ、階級を昇っていかなければならないのです。

 フリーメイソンの会員たちは全世界に広がっており、総数は実に約600万人ともいわれています。そして、彼らの中にはアメリカ大統領だった人物など、多くの著名人も含まれているのです。

 フリーメイソンには「会員はお互いに助け合う」という規則があり、かつてはもし異郷で仕事などを探す場合、会員であれば現地の会員などからさまざまな扶助を受けることができました。この扶助精神は今や人種・国境を越えて全地球に広がっています。

 

 

 

「秘密結社」

綾部恒雄  講談社

 

 

 

<「死と再生」のモチーフ>

中国の「天地会」の秘儀は、志願者の地下の世界(死の世界)を通り、「柳の都市」と呼ばれる神の聖なる都市(復活)へ至る魂の旅を象徴している。日本の修験道の場合も、たとえば羽黒山の秋の入峰修行に見られるように、擬死再生のドラマが演じられていることに変わりはない。

 

<天地会  中国>

<メーソン類似の儀式を持つ仏教結社>

・中国の「天地会」(洪門結社)は、4世紀ごろに阿弥陀信仰を広めるために、仏教徒の中から生まれたものと言われるが、道教的色彩も強く見られる。古来の秘儀を伴って現在まで1500年以上も生きながらえている。その秘儀はエジプトの死者の書フリーメーソン儀礼に奇妙に類似している。地下の世界や楽園を通り、「柳の都市」と呼ばれる神の聖なる都市へ至る魂の旅を象徴している。そして、至高なる存在との合一を求める際に、神秘家が味わう種々の体験についての比喩がこの魂の旅に込められている。結社の手による合図のほとんどは、フリーメーソンの間によく知られているし、ここで行われている重要なことは、すべてイギリスやアメリカの「スコッチ・メーソン」の高位階の中にも観察される。

 

儀式は四つの部分からなっているが、全体を貫いているモチーフは、やはり「死と再生」であり、志願者は儀礼的な死、修行、旅などを経た後再生する。「洪門結社」では三角形が儀礼の中で重要な地位を占めており、このため「三合会」と呼ばれるのである。

 

 

 

「秘密結社の謎と陰謀にせまる本」

歴史の陰で暗躍する“闇の組織”の実態が、いま明かされる!

ミステリーゾーン特報班  河出書房新社  2010/4/1

 

 

 

イルミナティは「フリ-メイソンの上部機関」だったのか?

・1785年に活動を終了したイルミナティは、それから1世紀以上を経た1897年、レオボルト・エンゲルによってドイツのドレスデンで再結成された。

 

・それでも現在まで、イルミナティは、陰謀史観の王者といってもいいほど、さまざまな革命・争乱の黒幕とされてきた。革命や戦争は、すべてイルミナティの指令で動いたフリ-メイソンによるものだとか、ナチス共産党なども、イルミナティの下部組織とされたことがある。

 

1920年、イギリスのN・ウェブスターが、『世界革命とイルミナティ』という書籍を出版。イルミナティの残党は、地下に潜伏し、名を変えて何度も復活してはフランス革命ロシア革命の黒幕として動いたと書いた。また、アナーキズムイルミナティの流れをくむものであり、彼らは世界転覆の陰謀をくり広げ、世界中のあらゆる出来事は、イルミナティが操っていると述べている。

 

・この本が多くの国でヒットし、ダイジェスト版や海賊版まで出回った。さらに、彼女の陰謀論がネタ本となり、各国の陰謀好きの人々が、思い思いの脚色や妄想、思い込みを織り交ぜて「イルミナティ陰謀説」を発表、世界中で陰謀説が喧伝された。

 

現在では、イルミナティ創始者はルシファー(キリスト教の悪魔・サタンの別名)とされ、陰謀論の世界では、フリ-メイソンからイエズス会ナチス共産党まで、ありとあらゆる勢力が、イルミナティの下部組織とされてしまっている。

 

 「反清復明」を唱えた反政府結社「天地会」とは?

・もともと、地域の互助会として始まった天地会は、慈善のため募金活動や低利融資、見合いの仲介、葬儀の手伝い、親睦会の開催といったことを中心に活動していた。そこから一部の組織は、民衆の不平不満を吸い上げて、政治秘密結社へ変わり、また元の互助会へ戻ったりしながら組織を拡大していった。そうした天地会系の政治的秘密結社が掲げたスローガンが、「反清復明」である。

 

・また、互助会としては、さまざまなトラブルの調停も行ったが、すべてが和解に至るわけではない。ときには、脅迫や恐喝、暴力、殺人といった手段が取られることがあった。そうした暴力的傾向を強めた一部の勢力は、犯罪的秘密結社(黒社会)へ変貌を遂げていった。その犯罪的秘密結社の流れをくむものが、現在の香港マフィアとみられる。

 

 

 

『失われた天空のピラミッド『ラピュタ』の謎』

三神たける、飛鳥昭雄   学研  2011/8/2

 

 

 

 エルサレムの降臨

・『新約聖書』に記された予言によると、この世の終末において、イエス・キリストの再臨に先立ち、天から新エルサレムが降臨する。カトリックギリシア正教、それにプロテスタントの神学のほとんどは、縦・横・高さが同じ寸法であるという記述から巨大な立方体を想定しているが、もうひとつの構造物として可能性があるのが四角錐、すなわちピラミッドである。しかも、『ヨハネの黙示録』によれば、新エルサレムには12段からなる土台があり、それを含めると、ちょうどテラス式のピラミッド構造になるのだ。

 

いずれ天から降臨すると予言された巨大ピラミッド、新エルサレム、それはひょっとして、現在、太陽のコロナの中を公転するピラミッド天体なのではないだろうか。新エルサレムは、イエス・キリストの誕生を知らせる天のしるし、すなわちベツレヘムの星だった。アメリカ大陸のインディアン、スー族はダコタの救いの星と呼び、そして、ホピ族は大地の母と呼んだ。裏NASAで極秘探査を続けていたポピ族のビリー・イエローが太陽コロナの中のピラミッド天体を見たとき、彼は大地の母を思い出した。整理すると、こうだ。

 太陽コロナのピラミッド天体=大地の母=ダコタの救いの星=ベツレヘムの星=新エルサレム

もし、これが正しければいずれ太陽コロナのピラミッド天体は地球へと再び接近してくることになる。

 

 漢波羅秘密組織「八咫烏

・すべてに陰と陽があるということは、ひるがえって陰陽道そのものにも当然ながら表と裏がある。世に知られる陰陽道が表ならば、その裏の文字通り「迦波羅(伽波羅)(かばら)」である。陰陽道の使い手が陰陽師ならば、迦波羅の使い手は漢波羅という。

 

・しかも古来、この漢波羅には秘密組織がある。名を「八咫烏」という。

 

・中国神話で金烏(三本足の烏)は太陽に棲むとされ、太陽神、すなわち天照大神最高神として、崇める日本の神道を裏で仕切る組織にふさわしい名であると同時に彼らは、みな神話に登場する八咫烏の子孫を自認している。

 

現在分かっているところでは、漢波羅秘密組織としての八咫烏の人数は約70人のその上に12人の大烏と呼ばれる者があり、さらにその中の上位3人は特別に金鵄という称号を持つ。

 

飛鳥昭雄はある秘密組織の手引きによって、彼ら八咫烏、なかでも金鵄と接触することができた。極秘の会議でもたらされた情報は、とても一口で表わすことができない。学者の方々が研究し、いわば学会の定説となっている論説とはまるっきり違う日本の真実を思い知らされたことを覚えている。

 

 

 日本はフリーメーソンの中のフリーメーソン、ノアの大洪水以前からつづくアダムメーソンの直系、セムメーソン国家である。>

・裏天皇である金鵄が率いる漢波羅秘密組織、八咫烏セムメーソンの秘密組織なのである。

 

・その証拠に、彼らは、ノアの大洪水以前に天に昇った預言者エノクのことを知っている。エノクだけではない、天空の城ラピュタ、すなわちエノクが建設した城郭都市ピラミッドのことも知りつくしているのである。

 

 

 

『失われたメシアの神殿『ピラミッド』の謎』

飛鳥昭雄、三神たける   学研   2010/1/1

 

 

 

 秘密組織フリーメーソン

・預言者の組織を「フリーメーソン」という。今日、世に知られる秘密結社としてのフリーメーソンは近代フリーメーソンである。1717年にイギリスで結成されたグランドロッジから派生した組織である。

 

・預言者の秘密組織としてのフリーメーソンが、実はこの地球上に存在する。主に密儀宗教の祭司の組織という形で継承されており、それをたどっていくと必ずノアに行きつく。もちろん、ノアの先もあり、エノクを経て最後はアダムに遡る。人類最古のフリーメーソンとは、「アダムメーソン」である。エノクもまたアダムメーソンだ。

 

・すなわち、ノアの3人の息子が独自のフリーメーソンを形成したのである。

 

地底王国シャンバラ>

チベット密教とカッバーラ

・シャンバラは、チベット密教において語られる世界である。一般の仏教では語られることのない思想である。仏教には表と裏がある。表が顕教であり、裏が密教である。

 

・最終経典にシャンバラが説かれているように、シャンバラの存在を最初に説いたのは仏教の開祖、釈迦なのだ。釈迦は自ら、北の果てにシャンバラへの入口があると説いた。なぜ釈迦はシャンバラの存在を知っていたのか。

 

 <釈迦はセムメーソンだった!>

・釈迦がカッバーリストであり、預言者であったことは間違いない。神を信じ、神とまみえ、そして、神の言葉を授かったフリーメーソンだったはずである。

  注意してほしいのは、ヤフェトメーソンではなく、セムメーソンだという点にある。バラモン教アーリア人の宗教であり、それを担ったのは、ヤフェトメーソンだが、釈迦はセムメーソンだった。

 

モンゴロイドはアーリア系ではない。有色アジア系であり、ユダヤ人やアラブ人、そしてトルコ人と同じセム系なのである。したがって、釈迦がカッバーリストならば、民族的にセムメーソンだったと考えられるのだ。

 しかも、それだけではない。釈迦はシャンバラの住民と同じ血を引いていた可能性がある。鍵となるのは、釈迦族=サカ族を生み出したスキタイにある。

 

 釈迦は失われたイスラエル10支族だった

 地球内天体アルザルとは、まさにシャンバラのことなのだ

・では、シャンバラはどういう形で存在するのか、これを現行科学で理解するには少しむずかしい。まだ、一般に認められていない現象を前提とするからだ。その未知なる現象は、プラズマ・トンネルである。

 

・プラズマ・トンネルは地球内部に通じており、そこには巨大な亜空間が形成されているのである。まさに、この亜空間の中心に、実は地球よりもひと回り小さい天体が浮かんでいるのである。

 

・アメリカ軍は50年以上も前に、この地球内天体の存在に気がつき『旧約聖書』の外典にちなんで、コードネーム「アルザル」と名づけている。コードネームでわかるように、失われたイスラエル10支族が北極圏から入り込んだ世界こそ、この地球内天体アルザルなのである。

 

・日本人の中には古代イスラエルの血が流れている。そういっても、多くの人は、すぐに信じることができないであろう。