日本は津波による大きな被害をうけるだろう UFOアガルタのシャンバラ 

コンタクティやチャネラーの情報を集めています。森羅万象も!UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。

キリストが日本で死に、その墓が青森県にあるという説も、『竹内文献』の記述から出た説だ(1)

 

 

『世界を動かした「偽書(フェイク)」の歴史』

中川右介   KKベストセラーズ  2018/1/19

 

 

 

29の古今東西の「偽書

・「偽書」は「読み物」として面白いのである。もちろん、「偽書」と知ったうえでの話だが、多くの人が騙されるだけあって、実によくできている。そういうわけで、不謹慎かもしれないが、「面白い本」のガイドブックでもある。

 

そう—―世の中はウソだらけである。ネット社会になって、ますますフェイクは増えるだろう。

 何が信用できるのか、誰を信用していいのか――実はこういう問題は、大昔からあった。インターネットの普及で、より多くのウソとデマと捏造が瞬時に広範囲に拡散するようになっただけの話で、ひとは古来から騙されてきた。

「ウソ」というものは、おそらく人類が言語というコミュニケーション手段を会得したときから生まれている。

 

・こういう「紙に書かれたもの」への信頼を逆手に取ったのが「偽書」と呼ばれるものだ。フェイクニュースの元祖とも言うべきもので、日本のみならず世界各国にある。

 政治を動かし、結果として何百万人もの命を奪うきっかけとなる「偽書」もあれば、マニアックな世界内で混乱を招いた「偽書」もあるし、いまとなっては笑い話ですむような「偽書」もある。

 

・政治家は、大衆を騙すフェイクニュースの発信者であるケースもあるが、実は、「偽書」に騙されやすい人びとでもある。時として「偽書」を信じた権力者により、とんでもない禍が生じることもある。ヒトラーナチスによるホロコーストが「偽書」によって生まれたと知ったら、驚くであろう。「偽書」には、それだけの悪魔的な力があるのだ。

 

<誰もが騙される可能性を持っている>

・インターネットの普及によって、誰もが情報発信者になれ、情報の伝達者にもなれるようになった。テレビや新聞で宣伝するよりもはるかに安いコストで商品を知らせることができるし、出版社が出してくれない小説を自分のブログで公開して読んでもらうこともできる。ユーチューブからは多くのヒット曲やミュージシャンが生まれている。

 何かを発表したい、表現したい人びとにとっては、ありがたい世の中となった。

 

・これは、「偽書」を作りたい人にとっても、ありがたい世の中なのだ。これまでの偽書は、「紙」が信頼性を持っていたのを逆手に取り、あくまで「紙に書かれた文書」として出没したが、これからはネット空間での「偽書」(すなわち、フェイクニュース)がますます増えるであろう。

 

竹内文献 壮大なスケールの神話か歴史か、それともフィクションか』

<『竹内文献』とは何か>

・『竹内文献』は竹内巨麿が公開したことからこう呼ばれる。超古代、歴代の天皇は天の浮船に乗って全世界をまわりながら世界を統治していたなど、日本なくして人類史はありえなかったという壮大なスケールの歴史である。

 

<知られざる人類の歴史>

竹内文献』が明かす、知られざる人類の歴史によると、神武天皇に始まり現在にいたる天皇家は「神倭朝(かむやまとちょう)」と呼ばれ、そのはるか前から天皇家は続いていたらしい。

 最初に「天神7代」の時代があり、その次が、「上古25代」(または「皇統25代」)で、この上古初代天皇が在位していたのは、紀元前3175億年だという。ビッグバンは138億年前とされているのでそれよりも前から、天皇家は存在したのだ。

 

・上古2代目の天皇の時代に16人の弟妹たちが全世界に散らばった。その名は「ヨハネスブルグ」「ボストン」「ニューヨーク」などで、これが地名として残ったのだ。「上古25代」の天皇の次に、「不合朝(あえずちょう)72代」があり、神武天皇はその73代目だという。この「不合朝」は、別名「ウガヤ朝」ともいう。

 これだけでも驚くべきことだが、驚愕の事実はさらに続く。「モーゼの十戒は日本の天皇が授けたものだ」とか、「釈迦も孔子マホメットも、みんな日本で修行した」とか、とにかく、世界史を塗りかえてしまうのだ。

 

・超古代の天皇は飛行船のようなもの(天空浮船という)に乗って、世界中をまわっていたともいう。ピラミッドは、天皇の神殿だった。ある時期、日本にもピラミッドがあったという説が大流行し、「これがピラミッドだ」とされる山が日本各地に登場したが、そのベースとなるのも、『竹内文献

の記述である。

 天皇が天空浮船を持っていた証拠となるのが、日本各地の地名。「羽」とか「羽根」とつく地名はいずれも古代の空港だったところなのだ。

 天空浮船は宇宙空間にも飛び出し、古代の日本人は宇宙人と交流していたというから、驚きではないか。

 

キリストが日本で死に、その墓が青森県にあるという説も、『竹内文献』の記述から出た説だ。なんでも、十字架に磔になったのはキリストの弟イスキリで、キリスト本人は日本に逃れて天寿をまっとうした。その墓が青森県の戸来にある。この「戸来」は、「ヘブライ」がなまったものだという。

 こんな具合に『竹内文献』は日本史はもちろん、世界史、というよりも地球の歴史、あるいは宇宙の歴史まで解き明かしてくれるのだ。

 およそ科学的ではないし、考古学や歴史学からも大きく逸脱し、幻想小説に近いといってもいいほどだ。

 

ウガヤ朝」とは?

・『竹内文献』だけでなく、この後に紹介する『富士宮下文献』(富士文献)、『上記』、『九鬼文書』などに共通するのが、神武天皇以前に日本にあったとされる「ウガヤ朝」である。正確には「ウガヤフキアエズ王朝」という。本書ではそれを略した通称「ウガヤ朝」と記す

古事記』『日本書紀』以前の超古代についての歴史書を「古史古伝」とも呼ぶが、そのほとんどに共通するのがウガヤ朝である。それらはすべてフェイク・ヒストリーである。

 ひとつの偽書がまた別の偽書を生み出すわけだが、その結果、いろいろな偽書に「ウガヤ朝」は登場することになり、それはまさに、ウガヤ朝が実在した証拠ではないか、となってくるので、恐ろしい。

 そのウガヤ朝と『古事記』『日本書紀』の神話とが一部重なるので、ますます混乱してしまうのだが、それもまたウガヤ朝が実在した証拠らしい

 

<『古史古伝』の共通点と相違点>

ウガヤ朝が何代続いたかは文書によって異なる。『竹内文献』では72代、『上記』でも72代だが、『富士宮下文献』では51代と少ない。『九鬼文書』は73代と、少し違う。

 誰が始めたかは共通していて、ホリオの子ウガヤフキアエズが開いた。このウガヤフキアエズは、『古事記』『日本書紀』では、カムヤマトイハレビコこと神武天皇の父とされているつまり、『古事記』『日本書紀』は、ウガヤフキアエズとカムヤマトイハレビコの間にいた、何十人もの天皇を省略しているのである。

 

このように共通する部分もあるが、『竹内文献』では、「不合朝」と書いて、「あえず朝」と呼ぶ、そして、この不合朝のもっと前に別の王朝があったとされている。

 

・『富士宮下文献』は、単純に父から子への相続ばかりだ。もし本当にそういう王朝が存在したとしたら、これはかなり稀有である。世界のさまざまな王朝は、どこでも父から子への相続だけでは何十代も続けていくことができない。もっとも、神に近い時代の話なので、そういうこともあったのかもしれない。

 もうひとつの『九鬼文書』は高千穂の宮で73代続いたことと、最後の王が神武天皇になったこと以外は記されていないようだ。

 

<どれがいちばん古いのか>

・『竹内文献』は昭和になってから発見されたが、他の文書はいつ発見されたのであろうか。

上記は、1837年に現在の大分県にあたる豊後国で発見された。『富士宮下文献』は、1883年に、山梨県富士吉田市の宮下家で発見された。『九鬼文書』は1941年である

 つまり、最も古いのは『上記』ということになる。『竹内文献』はそれを書き写したと考えたほうがいいだろう。『富士宮下文献』は『上記』を参考にして新たに書いたもの、『九鬼文書』はこういうことも知っているよ、というようなものか。

 

『『東日流(つがる)外三郡誌』 反天皇派が信じたがった大津波で消えた幻の王朝』

<東北で栄えたアラハバキの政権>

・まずその内容だが、簡単にいって、超古代から中世にかけての東北地方には天皇家とは別の王朝が栄えていたというものだ。古事記』『日本書紀』に匹敵する、壮大なスケールの超古代からの歴史が描かれている。第3部のテーマである「古史古伝」と底流では共通するものを持っていたそうだ。

 それによると—―古代の津軽には、モンゴルの彼方から渡来してきた、とても穏やかな山の民であるアソベ族が暮らしていた。自然を信仰する人びとで、動物や魚はあまり食べず、主に草木の実を食べていた。そこに大陸から荒々しいツボケ族が攻めて来て、アソベ族は征服されてしまう。

 

・幾内では、ツモミケ族のアビヒコとナガスネヒコ兄弟が周辺部族を統一して、邪馬台国を築いていた。そこに九州から日向族がやってくる。この日向族を率いているのが佐怒王(神武天皇)だった。邪馬台国日向族との戦いに敗れ、アビヒコとナガスネヒコの兄弟は東北へ逃げ、津軽に落ち着く。

 古代史における最大の謎である邪馬台国幾内説と神武東征とが、こうやって説明されてしまうのだ。

 逃げて来た邪馬台国の人びとは、津軽で侵略者となる。ツボケ族は負け、中国からは春秋戦国の動乱を逃れた晋の王族もやって来て、邪馬台国の一族との混成民族が誕生する。それが、アラハギ族だった。

 アラハギは神の名である。このアラハギを信仰する民族なのでこう呼ばれる。その御神体が遮光器土偶、宇宙人を模したとも言われるものだ。

 アラハギ族はその後も神武天皇の子孫によるヤマト政権と何度も戦い、大和を奪還し、アラハギ族の天皇もいた。

 東北の有力者である安東氏はアラハギ族の直系で、その安東水軍は十三湊を中心に栄え、中国、朝鮮はもちろん、広くロシア、インド、アラビアなどとも交易し、キリスト教も早くから伝わっていた。

この安東氏による王国は、南北朝時代の1340年、十三湊を大津波が襲ったため、一夜にして壊滅した。

 そして、その歴史も抹殺されてしまった。

 

『ウラ・リンダ年代記 ヨーロッパにもある「もうひとつの古代史」』

キリスト教が支配する前の古代ヨーロッパ史

古史古伝」は日本だけでなく、ヨーロッパにもある

 日本の場合は、ヤマト王権が支配する前に別の王朝があったのにそれが滅びてしまったため、その歴史が抹殺されたという前提になるが、ヨーロッパの場合は、キリスト教会が支配する前に高度な文明があったのに滅びてしまい、歴史が失われたというのが前提となる。

 

<フリーズ人の神話とは>

オランダ北部の都市レーワルデンを中心とするフリースラント州は、フリーズ人が住んでいて、その地域の言語フリーズ(フリジア)語も公用語となっている。

 1872年に出版された『ウラ・リンダ年代記』は、この地域のある家族の歴史をフリーズ語とオランダ語訳で出版したものだった。

 

・その年代記によると—―宇宙には、唯一にして世界の中心に存在するヴラルダという神がいた。このヴラルダは超越的な精神的な存在のようだ。万物はヴラルダによって創造され、ヴラルダはいたるところに内在している。キリスト教に似た一神教であるが、ヴラルダがいたるところに内在するというのは、日本の八百万の神みたいでもある。

 ともかく、ヴラルダから原母神フリヤーが生まれ、そのフリヤーから生まれたのがフリーズ人だった。そしてこのフリーズ人のなかで高貴な家がリンデ一族であり、その家族の歴史が書かれたのが、そしてこのフリーズ人のなかで高貴な家がリンデ一族であり、その家族の歴史が書かれたのが、『ウラ・リンダ年代記』というわけだ。

全体は6つの書で構成され、さらに53の節に分けられるという。

最も古い書は「フライアの記」といい、紀元前2200年前後に書かれ、最後の「ヒデ=ウラ・リンダ書簡」は1256年に書かれたということになっている。

また水没したとされる伝説の大陸、アトランティスについての記述もあり、こういう話が好きな人たちを喜ばせる。

この書が衝撃と喜びをもって受け入れられたのは、フリーズ人がローマなどよりも遥か昔に文明を持ち、独自の神話を持っていたことが「証明」されたからである。

もちろん、この文書が本物であった場合の話だ。

 

目立ちたがり屋が偽書を書いた

・神話は世界各地にあり、そのほとんどはフィクションである。その神話を書いた本は別に「偽書」ではない。『ウラ・リンダ年代記』の場合、「13世紀に書かれたもの」として発表されたのに、そうではなかったので、偽書となる。

 

ナチスが利用しようとした理由>

・ヴィルトはヒトラーナチスが政権を獲得した1933年に、『ウラ・リンダ年代記』をドイツ語に翻訳して出版した。そして、『ウラ・リンダ年代記』は、ユダヤ人の『旧約聖書』よりも古いものであり、こういう文書があるのは、ゲルマン民族のほうがユダヤ人よりも先に文明を切り拓いていた証拠だとした。つまり、ユダヤ人は劣っているというナチスの主張に正当性を与える材料を提供したのだ。

ナチス幹部のなかで『ウラ・リンダ年代記』を支持したのがハインリヒ・ヒムラーだった。親衛隊や秘密警察ゲシュタポの統率者である。ヒムラーはヴィルトを長官にして「ドイツ先祖遺産(アーネンエルベ)、古代知識の歴史と研究協会」を創立した。これはナチスの公的な研究機関で、先史時代や神話時代は、「北欧人種」(ドイツ人)が世界を支配していたことを証明することを目的とした。通称「アーネンエルベ」と呼ばれ、ナチスのオカルト研究の本拠地にもなる。

 

・『シオン賢者の議定書』のように、実害は与えなかったが、この偽書もドイツのヒトラー政権に影響を与えかけたという点では、忘れてはならない。

 

・フィクションは偽書ではない。しかし、どう考えてもフィクションであるものも、「真実の書」として刊行されたら、それは偽書となる。

 

『秘密の教義(シークレット・ドクトリン) ナチス・オカルティズムの原典』

<宇宙はこうしてできた>

・ヒマラヤの地下に僧院があり、そこで「センザール」なる文字で書かれた文書があった。その文書を守っているのは、宇宙と地球の歴史を密かに伝える人びとだった。

 

・この文書を見せてもらったブラヴァツキーという女性は、この文書を翻訳し、注釈をつけて『秘密の教義』なる書を出版した。1888年、ロンドンのことである。

 この書こそ、ナチス・ドイツのオカルト的世界観の原典である。

 ヒトラーは『シオン賢者の議定書』を利用するだけでなく、このようなオカルトっぽい本も利用していったのだ。

『秘密の教義』を書いたブラヴァツキーは1831年ウクライナで貴族の家に生まれたという。アメリカに渡って心霊主義運動にのめりこんだ。彼女は霊界と接触できる才能の持ち主で降霊術を得意とし、スピリチュアルの世界での有名人になっていく。

 

・この書は、「宇宙創世記」と「人類創世記」の2部構成となっている。それによると、まず宇宙には7つのサイクルがあったとされる。

 人類には7種類あり、北方の空間に住む第1人類に始まり、かつて北極にあった大陸に住む芽体によって分裂する第2人類、レムリアに住む卵生で両性具有の第3人類、アトランティスに雌雄生殖する第4人類、そして現在は第5人類の時代なのだそうだ。生物の進化の歴史を「人類」に置き換えているだけのような気がするが、そういうことにしておこう。

 

・いまは人類が霊的下降から上昇に転じる転換期にあるのだが、それを邪魔しているものがある。それが、第3人類の下層(それぞれの人類はさらにいくつかに分類される)人類である第4亜種だそうで、彼らは獣と交合したため、半獣半人が生まれてしまった。

 第4人類のなかにも下層人種がいる。そうした亜種は断種すべきである。そうでないと、人類は霊的に高いところに到達できない。その亜種とはアーリア人ではないものである。

 というわけで、この宇宙の歴史・人類の歴史は人種差別を肯定する選民思想だったのである。ダーウィンの進化論が意図的に歪曲されて、社会ダーウィニズムとなり、さらに別の流れから優生学も発達していた時代の気分に合っていた。

 

『失われた大陸ムー   幻の古代文明の謎』

ムー大陸ブームの始まり>

・「ムー大陸」ブームというものが、日本で1970年代に起きた。そのきっかけとなったのが、ジェームズ・チャーチワード書『失われたムー大陸』の翻訳出版だった。

 といっても、チャーチワードは戦前の1936年に84歳で亡くなっている。『失われたムー大陸』がアメリカで出版されたのは1931年。40年近くたってから、日本ではブームとなったのだ。

 

・チャーチワードの調査の結果、約1万2千年前に太平洋に大陸があり、そこにはかなり高度な文明があったことが判明した。イースター島ポリネシアの島々にある謎の石像のような遺跡は、滅亡を逃れた人びとが造ったものかもしれないともいう。

 

チャーチワードによると、ムー大陸には、太陽神の化身ラ・ムーを君主とした、白人が支配する超古代文明が繁栄していた。皇帝ともいうべき、ラ・ムーは、世界各地に植民地を持ち、それがウイグル帝国、ナイル帝国、インドのナガ帝国、マヤ帝国、アマゾンのカラ帝国などだった。

 ところが何らかのことで神の怒りを買い、1万2千年前に大陸は一夜にして海底に沈没した。

 

ムー大陸の嘘>

ムー大陸の存在は、まず地球物理学の観点から科学的に完全に否定されているのだ。仮に、かつて大陸があったとしても、それが一夜にして沈むことなどはありえないというのが、現代科学の結論である。小松左京のSF『日本沈没』にしろ、日本列島が沈没するのに数ヵ月がかかることになっている。

 

アトランティス大陸との関係>

ムー大陸と並び、海に沈んだ大陸として有名なのがアトランティスだ。

 なにせ噂の出所がかの有名な古代ギリシャの哲学者プラトンである。その著書『ティマイオス』と『クリティアス』に、アトランティスなる大陸が一夜にして没した伝説が出てくる。

 

<日本人とムー大陸のつながり>

ムー大陸は『竹内文献』にも登場する。

竹内文献』の解説書のひとつ、『天国棟梁天皇御系図宝ノ巻き前巻・後巻』昭和15年に刊行されたものだが、そこには、ウガヤフキアエズ王朝69代の神足別豊鋤天皇の代に「ミヨイ」、「タミアラ」という大陸が陥没したとあり、これがムー大陸のことらしい。

 これらの島には、白人・黒人・赤人・青人。黄人の五色人と。王族である黄金人が暮らしていたが、天変地異で島が沈んだため、天の岩船で太平洋沿岸域に避難した。じつは、「ノアの方舟」でおなじみの世界的大洪水は、この「ミヨイ」「タミアラ」の水没の影響なのだ。

 そして、生き延びた黄金人の子孫が、他ならぬ、日本の天皇家なのである。したがって、日本は、かつて世界を支配したムー大陸の正統な子孫なのだ。

 もちろんこれを実証する文献も科学的な根拠もない。

 

『空飛ぶ円盤実見記  宇宙人と遭遇した男の実録』

宇宙人遭遇記の元祖

・地球外生命体の存在を100パーセント否定する人は、あまりいない。しかし、その異星人が空飛ぶ円盤に乗ってやって来た宇宙人であるという話になるまでには、かなりの飛躍が必要だ。

 ポーランド系アメリカ人ジョージ・アダムスキは、宇宙人と遭遇したと書き続けた人である。それは、個人の単なる妄想の域を超えて、「宇宙人遭遇記」というジャンルを作るまでになった。

 

・1949年に『宇宙のパイオニア』というSF小説を書いて出版された。この時点ではフィクションの作家だったのだ。フィクションであれば、宇宙へ行こうが宇宙人と遭遇しようが、誰も「偽書」だとは批判しない。

 最初の「ノンフィクション」は、1953年の『空飛ぶ円盤実見記』である。それによると、アダムスキは1952年に空飛ぶ円盤に遭遇し、写真を撮影したという。この本がベストセラーになったことで、彼の人生は変わってしまった。その後も『空飛ぶ円盤同乗記』『空飛ぶ円盤の真相』などを次々と書いて、世界中を講演するのである。

 アダムスキが亡くなるのは1965年、アポロ11号が有人月面着陸する4年前のことである。

 

<どんな遭遇だったのか>

・アダムスキの記述は、まるで小説のように具体的だ。

 時は1952年11月20日、ところはモハーヴェ砂漠、その日、アダムスキは友人やジョージ・H・ウィリアムスン夫妻と一緒にいた。すると、巨大な円筒形状の飛行体が出現し、その飛行体から銀色の円盤が出て来て着陸した。アダムスキがひとりで歩いていくと、ひとりの宇宙人に遭遇した。

 その宇宙人は金星人で、核実験の懸念をアダムスキに伝えたという。仲間は双眼鏡でアダムスキと金星人の会見の様子を観察していた。翌月の12月13日、アダムスキは円盤の写真撮影に成功した。

 

・その後もアダムスキは金星人や火星人、あるいは土星人にも会い、円筒形状の宇宙船に乗って月を一周した。月の裏側には谷があり、あるいは都市もあった。と、話はどんどん飛躍していった。

 現在では、ほとんどの人が信用しないが、当時はまだ、誰も行ったことがない世界なので、当人が月の裏側に行ったと言い張れば、「ああ、そうですか」と応じるしかなかったのである。

 

・アダムスキの場合は、すべて創作であろう。その後、太陽系の惑星のことが詳しく分かるようになり、火星人や金星人の存在は否定された。残念ながら、アダムスキの想像力は現実の前に敗北したのである。

 

<30番目のフェイク>

・私の中学時代、つまり1970年代前半には、怪しげな本がまともな本の装いでたくさん出ていた。世界各地の古代遺跡は太古の時代に異星人が地球を訪れたときのもので、人類は「彼ら」によって作られたのだと、真面目な筆致で書かれている本には興奮した。UFOや、ムー大陸の本はクラスメートの間で貸し借りされて、男子の大半はその存在を信じていた。

 

・さらにマニアックなものとして「地球空洞説」というのもあった。私たちが暮らしている大地の裏側にあたる空間には、別の人類が暮らしていて高度な文明があり、UFOは彼らの乗り物だというのだ。

 UFOが月の裏側にある宇宙人の基地から来るのか、北極にある地球内部への空洞の出入り口から来るのかと、雨の日の昼休みなど、クラスメートたちと真剣に論じあったものだ。

 

・やがて五島勉ノストラダムスの大予言』が1973年の暮れに出て、74年になると大ベストセラーとなった。UFOやムー大陸にそろそろ胡散臭さを感じていた私たちは、これに飛びついた。なにしろノストラダムスは実在した人物なのだから、UFOやムー大陸に比べれば、はるかに信頼性が高かった。

 私の世代には、五島勉が解釈したノストラダムスの予言、「1999年7月に人類が滅亡する」を信じて大人になった者は多く、その一部がオウム真理教に入った。

「UFOが実在しない」ことを証明するのが困難なように、「予言が当たらないこと」も証明は困難だ。1999年7月31日が終わるまで、頭の片隅には、1999年に人類が滅亡するかもという思いが常にあった。

 

昭和30年代生まれは、偽書に育てられた世代なのだ。その世代が、こんにちのフェイク社会のベースを作ったという見方もできる。

 かつてUFO同乗記に夢中になった中学生のひとりとして、偽書が信用されてしまうメカニズムについて、少しでも多くの方に知っていただきたいと、あらためて思う。

 

 

 

「宇宙の法則」

ジョージ・アダムスキー    中央アート出版社  2004/12/10

 

 

 

ローマカトリックバチカン宮殿は別の惑星と連絡している

 宇宙船はバチカンに着陸していた

・(アダムスキー

 

実はヨハネが法王になる前に、他の惑星の宇宙船がすでに三度もバチカンに着陸しているのです。ヨハネの時代になってからも一度着陸しています。ですから、彼らは、かなりの事を知っているのです。私がバチカン枢機卿や法王と話した時にも、彼らは、私が知っていることを知りたがっており、彼らは、異星人問題に関してはかなりの事を知っていて私から知識を求めたがっており、その知識をまとめようとしていました。

 

<フリーエネルギーの知識はアメリカの商品の株に大きな影響を与えるでしょうか>

 

アダムスキー

それは商品に影響を与えます。通貨にも影響を与えます。国家というものは時としてある日に裕福となったり翌日は落ち込んだりしますが、それは通貨が動揺するためです。

 

<宇宙への進出が地球の破滅を救う>

・スペース・プログラムというのは、スペース・ピープルが地球を援助するためにひそかに展開している宇宙的な援助で、ごく少数の地球人もそれに参加している。

 

 

 

『UFOコンタクティー  ジョージ・アダムスキー

久保田八郎  訳   中央アート社    2010年12月10日

 

 

 

 サイレンスグループの正体>  ジョージ・アダムスキー

(訳注;UFO研究家やコンタクティーを脅迫し、UFO研究界を混乱させるサイレンスグループ(暗躍団体)の正体は何か?これはアダムスキーが語る初公開の秘話!)

 

・スペースブラザーズ(友好的な異星人)の教え(ティーチングズ)の促進活動に関する私の公的生活を通じて、私の所へ多くの機関がやってきた。そのなかにはFBI連邦捜査局)、CIA(米中央情報局)、AFI(空軍情報局)、国務省、その他の政府機関の人がいる。この特殊な人々が私を黙らせようとしたことはない。サイレンスグループには多くの面があり、その多くを私も大衆も知っていないと思うのである。

 

<サイレンスグループとは何か>

・サイレンスグループは、一体何なのか、誰がやっているのか?キーホーが言っているように、ありそうな非公式なグループがあるし、アメリカの各情報部よりももっと極秘にされた公式なグループもある。

 

・私を沈黙させる目的でやって来た人たちは、宇宙人ではないことを私は確実に知っている。彼らは、地球人なのだ。

 

<なぜサイレンスグループは暗躍するのか>

・つまり資本家は、地球人類のあいだに、平和と理解をもたらすかもしれないような出来事を恐れているのであり、一方、戦争ともなれば投資の対象となり、ある種の投資家は十分儲かるのである。ところが今や、世界中の無数の人が個人的なコンタクト事件について話し合っているのだ。

 

・別な惑星から人間が来る事実を認めるならば、現代の地球の経済システムに甚大な影響を与えることになる。万人がはるかに大きな影響を受けるだろう。サイレンスグループはこのことを知っており、あらゆる手段を用いて、これと闘っているのであり、同時に表面から巧みに姿を隠しているのだと思う。

 

<三人の怪しい男が来た>

・『空飛ぶ円盤は着陸した』を出版してまもなく、3人の男が私の所へ来た。

 

・彼らが、何に関係しているのかまったく分からなかったので、私は、重要書類の一部分を渡さなかった。私が強迫されたことは事実であり、彼らは出て行く前に、UFO、宇宙人問題をしゃべるのはやめろと命じ、さもなければ私のあとをつけて、監禁し、キイをすててしまうぞと言った。

 

・彼らは、UFO問題のすべてをオカルトと呼ばれる心霊の分野に投げ込んで、世界中のまじめな人々の心に不信感をうえつけようとしているのだ。