日本は津波による大きな被害をうけるだろう UFOアガルタのシャンバラ 

コンタクティやチャネラーの情報を集めています。森羅万象も!UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。

天狗の住む家があった。庭にある注連縄が引いてある松に住んでいるという。天狗は鮭を食べたり、子供をさらうことがあった。(1)

 

 

<●●インターネット情報から●●>

ウェッブサイト『怪異・妖怪伝承データベース』

国際日本文化研究センター

 

 

 

神隠し>

1、■地域(都道府県名)福島県

■要約

40年余り前、熊という男が神隠しにあった。数日後に見つかったが、話を聞くと背の高い大きな鼻の恐ろしい顔をした人に薮へ投げ込まれ、うろついているうちに見つかったと話した。

 

2、■地域(都道府県名)和歌山県

■要約

初夏、徳松が川で行方不明になった。4日後見つかったが、それ以来、家を空けたりするようになった。徳松は川で天狗に助けられてから天狗と付き合っていると語るので、人々は天狗の徳松、天狗徳兵衛と呼ぶようになった。

 

3、■地域(都道府県名)奈良県

■要約

12、3年前に、北葛城郡五位堂村で座敷に寝ていた10歳の女の子が、夕方に神隠しにあった。狐の悪戯として村中で探したが見つからなかった。帰ってみると、その子はもとのところで寝ていた。

 

4、■地域(都道府県名)愛知県 

■要約

神隠しに有ったと思われた人が、ぐるぐる歩き回らされていた。狐の仕業。

 

5、■地域(都道府県名)山形県

■要約

昭和17年6月頃、少し頭の変な男が行方不明になった。3日後月山で発見されたが、男は狐に騙されて年寄り夫婦と美しい娘のいる家に一晩だけ泊まっただけだと言った。

 

6、■地域(都道府県名)奈良県

■要約

中学生の頃、ある家の4、5歳の子供が、夕方急に姿が見えなくなり、神隠しになったことがあった。狐に入られたというとことになって、村中総出で、桝の底を叩いて子供を捜しに出かけた。

 

7、■地域(都道府県名) 静岡県

■要約

男の子が天狗にさらわれた。町内の人々が探したが、10日目に戻ってきた。その後も度々連れて行かれた

 

8、■地域(都道府県名)福島県

■要約

親類が神隠しにあった。夜には村の山にいたが、夜明けごろになると子馬のようなものが現れて一緒にこいというので、これについていくと、隣村の山に入った。天狗様が現れて、ここにいては悪いから村へ帰れと掴まれて投げられた。

 

9、■ 地域(都道府県名)神奈川県

■要約

神隠しにあった人を村中で山に入って探した。神隠しとは天狗にさらわれることで、たいてい木の上で発見される。蕎麦だと思いながらミミズを食べていたりする。

 

10、■地域(都道府県名)静岡県

■要約

子どもが神隠しに遭い、天狗さんに京都などを連れ歩かれた。その子の大便は木や苔ばかりだった。

 

11、■地域(都道府県名)和歌山県

■要約

神隠しは天狗の仕業。少し頭の足りない人がいなくなり、3日くらいして帰って来た。遠い所で接待を受け、ご馳走を土産にもらったと言った。土産を出させてみると、木の葉や苔だった。

 

12、■地域(都道府県名)福井県

■要約

ある家で赤ん坊が泣き止まないので「天狗様にあげてしまおう」といって赤ん坊を窓から外へ出すまねをしたら、「ではもらっていこう」という声がして、赤ん坊をさらっていってしまった。赤ん坊の行方は知れないという。

 

13、■地域(都道府県名)群馬県

■要約

婦女や子供を拐かす神隠しも天狗の仕業とされた。赤岩の家の先祖に周平という男児がいたが、山に入ったまま行方不明になった。法印に見て貰った処、天狗に掠われて帰れないと言う事であった。

 

14、■地域(都道府県名)京都府

■要約

西陣辺りの大きな織屋の「少し低能な下男」は時々神隠しにあったり、天狗に憑まれたりする。あるとき突然二三日いなくなったので尋ねると、天狗に連れられて安芸の宮島へ参詣したと話した。詳しく問いただしても返答が事実にぴったり合っていたという。

 

15、■地域(都道府県名)福井県

■要約

母が田の水を見に行っている間に3歳の女の子がいなくなった。探したら、幼児ではとても渡れない丸木橋の向こうで見つかった。天狗にさらわれたのだろう。

 

16、■地域(都道府県名)長崎県

■要約

神隠しもヤコのいたずらで、神隠しにあうと木槌に紐をつけ引きずりながら父が子の名を叫んで行く。

 

17、■地域(都道府県名)北海道

■要約

ドージという老翁が12の男の子と共にいなくなった。ドージが男の子を誘って逃げたとも、2人とも神隠しにあったともいわれた。7年後、男の子が若者になって戻り、ドージに釣の秘法を授けてもらったと語った

 

18、■地域(都道府県名)神奈川県

■要約

神隠しとは、テンゴウサマに攫われることであり、蕎麦と見せかけてみみずを食わされたりするのだという。発見されるのは大抵木の上である。

 

19、■地域(都道府県名)岩手県

■要約

若い娘が梨の木の下に草履を脱ぎ捨てたまま行方不明になり、30年余のち、親類の家に極めて老いさらばえたその女が帰ってきた。女は、人々に会いたかったから帰ったのだとつげ、再びあとをとどめず行き失せた。その日は風が激しく吹く日だったので、遠野では今でも風の騒がしい日にはサムトの婆がかえってきそうな日だと言うとのこと。

 

20、■地域(都道府県名)香川県

■要約

神隠しにあった少年がいた。部落中で探し回ったが見つからず、4日目に近所の便所の近くに立っているのを発見された。神隠しにあったという評判が立った。それ故に子供たちは神隠しに遭うから夜に外へ出てはいけないという。

 

21、■地域(都道府県名)鹿児島県

■要約

元暦二年の春、壇ノ浦で敗れた平家一族の何人かは九州から島伝いに南下しある島に上陸、西南山麓の洞窟に居を定めた。食料になるエラブウナギを海岸で捕って携えて帰ったら、兄の松千代の知らない間に松稚が消えていた。恐らくエラブウナギを捕らえた事で氏神の心に背き最愛の子供が神隠しにあったのだろう。

 

22、■地域(都道府県名)高知県

■要約

昭和25年、若い母親が5歳の長女と3歳の長男を連れて山畑で働いていた。午後七時ごろ、長男が帰りたがるので姉と一緒に帰したが、それきり長男のゆくえがわからなくなった。部落の男たちが捜し歩いたが何のてがかりもなかった。

 

23、■地域(都道府県名)愛媛県

■要約

法事の帰りに娘さんがいなくなった。捜してみると、竜王様のところに下駄がそろえて置かれていた。何かに誘われたらしい。賢い人か足りない人が誘われやすい。

 

24、■地域(都道府県名)和歌山県

■要約

天明年中の冬の夜、商家の嬶が行方知れずになった。家人が驚いてさわいでいると、虚空に声がした。夜が明けて海を見ると女が浮かんでいたので、引き揚げると嬶だった。

 

25、■地域(都道府県名)山梨県

■要約

子供が遊んでいたら、白いひげのおじいさんが現れて、おぶされといい、いう通りにするとやたらと連れて歩かれ、一の宮の階段のところでそのおじいさんはいなくなった。卯月長之さんのおとうさんが子供の時にあった話だという。

 

26、■地域(都道府県名)神奈川県

■要約

ヤボシタの祖先は、一日中小松谷戸を引きずり回され、馬糞の団子を食わされるという神隠しにあった。

 

27、■地域(都道府県名) 山梨県

■要約

栄造という男が芋を掘りに行き、神隠しにあって10日隠された。この間に金毘羅様へお詣りに行ったそうである。

 

28、■地域(都道府県名)山梨県

■要約

神隠しで、昔、子供がいなくなったので、村中捜しまわって、日暮れにイチノミヤ神社にいるのを見つけた。白い髭のおじいさんに連れられていって、気がつくと神社にいたという。

 

29、■地域(都道府県名)高知県

■要約

泣く子は外へ出すもんではない。もし出しておくと神隠しにあっていなくなるといわれる。

 

30、■地域(都道府県名)高知県

■要約

3、4歳の子どもが行方不明となり、一里も離れたところで発見された。知らない者が連れていったと語ったという。また、春代という娘が6日間もいなくなり、7日目に押入れで発見されたことがあった。坊主のようなものが連れていったと語ったとのこと。

 

31、■地域(都道府県名)神奈川県

■要約

何年も病気で寝ていた人が神隠しにあい、二週間ほどしてから武州高尾山の裏から人力車で送られて帰ってきた。その後気がおかしくなった。

 

32、■地域(都道府県名)長野県

■要約

かくれんぼなどして遊んでいる時、子供の姿が見えなくなる。行者様に頼んで祈ってもらったところ、ひょっこり出てきた。神隠しだといわれている。

 

33、■地域(都道府県名)秋田県

■要約

夕方の4時頃、2歳の子どもがいなくなった。一晩探して夜中の11時に、山奥のコモウ沢というところで見つかった。コモウ沢に行った男たちは、皆一様に鳥肌が立ち、髪が逆立ったと言う。

 

34、■地域(都道府県名)栃木県

■要約

話者が8歳の頃のこと。村内の子どもがいなくなり、消防団が一晩中捜してもみつからない。ところが次の日、大木の根本にその子がボーッと立っているのが見つかった。その子は、夕方山道を行ったら白装束で白髭の老人で出て来て自分を背負い、空に飛び上がった。そのあとは憶えていない、と話した。

 

35、■地域(都道府県名)和歌山県

■要約

坂本佐平の妻・かんは明治30年8月11日の未明に家を出たまま帰らず、村人が探したが見つからなかった。23日に草部屋で見つかり、話を聞くと何とも知れぬ者に北海道まで連れていかれたという。

 

36、■地域(都道府県名)岐阜県

■要約

神隠しとは、昔、御岳さんにお参りに行って霧に迷ったりして行方不明になったのなんかをそう言ったんだろう。

 

37、■地域(都道府県名)鹿児島県

■要約

少年団が野営をした夜、ひとりの少年が行方不明になった。その後のある日、白衣の男が、少年は宮崎市にいることを告げた。数日後、行方不明の少年は団服を着たまま宮崎市でみつかった。

 

38、■地域(都道府県名)福井県

■要約

ある人が山で柴刈りをしていたら、じいさんに「敦賀の祭りを見せてやる」といわれ、目をつぶって明けたら敦賀の町にいた。祭りを見て飲み食いしたあと、また連れてきてもらった。家に帰ると何日も過ぎていて、心配されていた。

 

39、■地域(都道府県名)埼玉県

■要約

明治35年の秋、7歳の子供が居なくなった。神道様が「南の方角で大きな岩の側に居る」というので探しに行くと、ヘエトオ穴という岩屋の所で見つかった。尋ねると、白い髭のお爺さんと一緒にいたという。「モロコシ」(玉蜀黍)を食べたと言っていたが、口の高さの木の皮をかじって喰ってしまっていた。

 

40、■地域(都道府県名)静岡県

■要約

女の人が山へ入った。正気に帰って、村人に道を尋ね、村の山を峯伝いに行った、と言った。

 

41、■地域(都道府県名)兵庫県

■要約

数年前、6~7才の男の子が神隠しにあった。男子は山の笹の中にいるところを炭焼きに見つけられた。男子はひげの生えた人にきれいな花の咲いた所へ連れていかれ、うまいものを食ったと語った

 

42、■地域(都道府県名)神奈川県

■要約

小松の高さんは何年も病気で寝ていたのが、ある日突然神隠しにあった。2週間ほど経ったある日、高尾山の裏から人力車で送られて帰ってきたが、その後は気がおかしくなってしまったのだという。

 

43、■地域(都道府県名)千葉県

■要約

カミカクシ(神隠し)で、蜂谷市之助さんが4・5才の頃、祭りの日にいなくなったので、村中で捜した。大雨が降った後、松戸隆さんの親のおばあさんが畑に行って、大きな椎の木の根元で泣いている市之助さんを見つけた。

 

44、■地域(都道府県名)神奈川県

■要約

神隠しにあって出てきた人が、井戸桁の上を跳ね回っていたことがあるという。

 

45、■地域(都道府県名)高知県

■要約

子守の娘が3歳になる主家の男の子を背負って山で遊ぶうち、数分の間に子どもが行方不明になった。部落の男が探したが見つからなかったが、三日後子どもが裸で歩いているところを発見され、口からコーシバの葉やミミズを大量に吐いたという。

 

46、 ■地域(都道府県名)山梨県

■要約

女の人が行方不明になり、大勢で探したら岩の上に座っていた。3日間座っていたという。その間のことは何も覚えておらず、神様に連れて行かれたのだといわれた。

 

47、■地域(都道府県名)茨城県

■要約

夕方にかくれんぼをしていると、神隠しにあって隠されると言う。

 

48、■地域(都道府県名)岩手県

■要約

農家の娘が、物に取り隠されて見えなくなった。死んだものとあきらめていると、ある日田の掛け稲の陰にこの女が立っているのを見た者がいた。そのときにはすでに気が荒くなっており、たちまち去ってしまい、ついに帰ってこなかったという。

 

49、■地域(都道府県名)岩手県

■要約

数年前のこと。近所の子供が行方不明になった。帰ってきた後聞いてみると、何かに憑かれて1日中歩き回っていたといった。

 

50、■地域(都道府県名)静岡県

■要約

子どもがいなくなり、しばらくして宝樹寺の門の上にいるのが見つかった。

 

51、■地域(都道府県名)和歌山県

■要約

明治37年3月3日、九棚丸の炊夫坂上代五郎が見えなくなった。四五日後、他の炊夫が船上に登ると一陣の風が吹き、代五郎が落ちてきた。話を聞くと3日の朝風が吹き、体が船から離れたという。

 

52、■地域(都道府県名)岩手県

■要約

6、70年前、医者の家の美しい一人娘が神隠しにあった。数年後に家の流しの口から鮭が飛び込み、それは娘であろうと言われ、それ以来鮭を食べなくなった。

 

53、■地域(都道府県名)長野県

■要約

ずいぶんと離れた場所に、田畑を開墾して暮らす農家があった。そこの先祖の話で、ある日子供が横着であったことから、父親が子供を木に縛り付けて放置しておいた。朝になって見に行ってみると子供は居らず、縛った紐も無くなっていた。

 

54、■地域(都道府県名)群馬県

■要約

妹が4つの時、神隠しにあった。姿が見えなくなり探したが見つからない。占ってもらうと、弘法さんに聞いて算盤をはじき、命に大事はないとのことだった。翌日、山の高いところで泣いているのが見つかった。子供に登れる場所ではない。妹に当時の記憶は全くないという。

 

55、■地域(都道府県名)神奈川県

■要約

ある家の先祖は一日中小松谷戸を引き回され馬糞団子を食わされたそうだが、これも神隠しであった。

 

56、■地域(都道府県名)神奈川県

■要約

畑久保のおダイさんの妹も神隠しにあった。帰ってきたときには井戸桁の上をぴょんぴょんと跳ね回ったりしたという。

 

57、■地域(都道府県名)熊本県

■要約

山の神の大木を伐ったら、2,3日大風が吹いた。伐った人の子供と妻が一緒に歩いていたら子供の姿が急に見えなくなった。

 

58、■地域(都道府県名)高知県

■要約

旧藩の世には神隠しが多かった。そのような時は村中総出で探したが、その方法は藩の規則にしたがって3昼夜に限って、捜索隊の人の帯を互いに縄で結び、行方不明にならないようにして探した。先頭の者は失人の親族で、その名を唱えたり、また山伏先達あるいは神主が先頭となりほら貝などを吹くこともあった。

 

59、■地域(都道府県名)和歌山県

■要約

文化5年5月19日の夜、宇治屋利兵衛の前髪勘次が、四ツ頃便所に立ったまま行方知れずになり、神隠しに遭った。丑の刻過ぎに蔵の庇に立っているところを発見された。本人が語るところによると、山伏につれてまわられたという。

 

60、■地域(都道府県名)山梨県

■要約

7歳の子供が神隠しに遭った。ガンガラを叩いて大規模に探し回ったが見つからない。10日ほど後、内廊下にひっそり立っているのが見つかった。それから3日ほど口も聞かず食べ物も食べずにいたが、段々と元に戻っていった。

 

61、■地域(都道府県名)滋賀県

■要約

伊勢へ行った男が帰ってこない。不動さんの行者の耳うつしで聞いたとおり、東方の宮様の森の上を探すと服が引っかかっていた。

 

62、■地域(都道府県名)石川県

■要約

神隠しに会ったりすると、幾人もの人がその人の名を呼び、幾つも高張を灯し、太鼓をたたいて探す。狐やむじなや天狗は太鼓の音を嫌うからである。

 

63、■地域(都道府県名)静岡県

■要約

山に言って神楽が聞こえてきたとき、真似をして負けると神隠しに遭うから、まねしてはいけない。

 

64、■地域(都道府県名)青森県

■要約

ある家出養子にしていた男の子供が安倍越附近で神隠しにあった。探し回ると、安倍越のヒバ林の中から子供の泣声が聞えたが、養子だから誰も行く人がなかった。

 

65、■地域(都道府県名)長野県

■要約

山の手入れを良く手伝ってくれたおじがいた。ある時おじが、一週間ほど行方がわからなくなった。帰ってきたときに尋ねてみたが、自分でもどこに行ったか分からない。神隠しだろうか。

 

66、■地域(都道府県名)愛知県

■要約

ある男が神隠しにあい、幾日かして、大きな木の根株を背負って帰ってきた。白髪で鼻の高い老人に連れられて各地を巡り、別れ際にこれを背負って帰るように言われたとのことであった。この株は燃料にされたがなかなか使い切れないで、5、6年前まではあったという。

 

67、■地域(都道府県名)奈良県

■要約

近村の某の息子が、田んぼの畦に座る狐が尾を左右に振るとおりに歩き回っていた。どうしたのかと背を叩くと正気に戻り、今までの自分の挙動を知らなかった。

 

68、■地域(都道府県名)和歌山県

■要約

神隠しの子どもを捜すのに、櫛の歯を折って、桝の尻を掻いて、変な音をたてる。

 

69、■地域(都道府県名)沖縄県

■要約

物迷い(神隠し)した者は、一旦帰ってきて自分の櫛を持って出て行くと、再び帰宅しないと信じられている。そのため、家族は本人の櫛を隠して取られぬようにするが、締め切った部屋でも入ってきて、知らぬ間に取られる事がある。

 

70、■地域(都道府県名)長野県

■要約

柿の島という小字の絶壁にある白岩には底なし穴が開いているという。神隠しにあったものはこの穴にはまって地獄に行くのだろうといわれる。

 

71、■地域(都道府県名)高知県

■要約

国民学校の児童が教師に引率され平家平へ登ったが、6年生の少女が行方不明となり数日後発見された。発見されるまで寒さも空腹も感じなかったという。平家平には平家の落人の怨霊がさまよっているという伝承がある。

 

72、■地域(都道府県名)高知県

■要約

子どもが奥山へ誘われるときには、同じ年ごろの子どもが現れて、「こうきてこうこい、赤蝉刺しちゃろ」といいながら、しだいに山深く誘いこんでいくものだという。

 

73、■地域(都道府県名)東京都

■要約

オボスナサマで毎年9月15日に獅子舞があり、その度に7つ8つの子がさらわれる。お母さんと手をつないでお獅子を見ていると、ひとりでに手が離れて、天へあがって、ふわりふわりと飛んで行く。神隠しか天狗がさらうのかわからない。

 

74、■地域(都道府県名)富山県

■要約

子供の懐に塩鮪を入れておくと神隠しにあわない。天狗は高い松の枝の門のところにいる。深夜に松の下を通ったとき、笑い声が浴びせられることがある。このとき逃げ出さないと1,2町も2,30町も先へ投げ出される。

 

75、■地域(都道府県名)埼玉県

■要約

吉田屋の親戚の子が三つの時、子守に負われて落合の裏山へ栗拾いに行ったまま一週間見つからなかった。天狗にさらわれたということだがその子は元気に成長している。

 

76、■地域(都道府県名)富山県

■要約

大正6年に農家の嫁さんが神隠しにあった。2晩も寝ずに村中で探し回った。3日目の朝に見つかった。

 

77、■地域(都道府県名)福島県

■要約

以前は、七つ森の峠越しでは天狗様のお怒りにあって神隠しに遭うというので、生臭や女気を断って一週間の行をした。明治の頃、ある人が信じずに山仕事に米を背負って出かけて、行方不明になった。山探しをすると20尺(6m)もある木の上に、米を背負ったまま引っかかって死んでいた。

 

78、■地域(都道府県名)長野県

■要約

神隠しに遭うことを天狗様にさらわれると言う。「鯖食った鯖食った」と唱えると、天狗は鯖が嫌いなのでその難を免れるという。天狗にさらわれて呪いを教えてもらった者がいた。天狗をグヒンサマとも言う

 

79、■地域(都道府県名)なし  (伊那史学会より)

■要約

ある男の子が急にいなくなり、神隠しにあったのだろうということで隣組総出で探し回ったが、遂に見つけられなかった。ところが5・6日後の夕方、男の子が二階の庇に立っていて、天狗に連れられて京や大阪を見物したと言ったという。その他、グビン様にさらわれたなど、こうした話は諸方にあるらしい。

 

80、■地域(都道府県名)岐阜県

 

■要約

昭和6年7月、ある人が畑に出たまま今に至るまで帰ってこない。天狗に連れて行かれたのか神隠しにあったのだろうと、今でも葬式をせずに帰りを待っている。

 

81、■地域(都道府県名)島根県

■要約

武五郎という男は神隠しに遭い、一本の杖を携えて帰ってきた。武五郎は空を飛べるようになり、二十年あまり天狗に使えた後隠居したが、天狗との交わりは続き、小判を出すことが出来る杖の力で裕福になった。

 

82、■地域(都道府県名)富山県

■要約

40年位前の話で、隣村である砺波で一人の子どもがいなくなって村一同で名前を呼んで太鼓を叩いて探したが見つからなかった。2晩いなくて、3日目の朝に川のふちの木の根っこの側に子供が笑って坐っていて見つかった。2日間ものを食べずに、雨も降ったのに着物はぬれていなかった。子どもに尋ねてもさっきから坐っていたという。これは天狗さまの仕業だと言った。また、神隠しで、子どもを粗末にするからだとも言った。

 

83、■地域(都道府県名)新潟県

■要約

高倉の村に通称「天狗さま」といわれたハッケミがいた。大正年間に台島という村で作男をしていたが、ある夕方に急に見えなくなって、村中で大騒ぎで探したが、わからなかった。それから2週間もたってから、帰ってきて入口に寝ていた。天狗にさらわれて八海山へいって、大木やがけの上に上がったりしていた。天狗からハッケの術をならってきて、よくあたったという。それで、「天狗さま」と呼ばれるようになった。

 

84、■地域(都道府県名)富山県

■要約

天狗の住む家があった。庭にある注連縄が引いてある松に住んでいるという。天狗は鮭を食べたり、子供をさらうことがあった。

 

85、■地域(都道府県名)長崎県

■要約

天狗は子供を神隠しにする。それで村中で探しに行くことがある。

 

86、■地域(都道府県名)愛知県

■要約

天狗にお産の藁を授かったと言う話がある。ひとつの神隠しの例であろう。

 

87、■地域(都道府県名)高知県

■要約

夢の中に現れた小僧が示した場所に行くと、老僧が待っていて体全体に円を書いた。そして息を三度吹きかけると、病気が治った。

 

88、■地域(都道府県名)高知県

■要約

年頃の3人の姉妹が、山へたきぎ取りに出かけたが、夕方帰って来たときには3人とも発狂状態で、わけのわからぬことをしゃべり笑い転げたりするだけであった。

 

89、■地域(都道府県名)沖縄県

■要約

夕方から夜中頃、淋しい道を歩いていると道に迷う。これをムヌマイー(物迷い)という。

 

90、■地域(都道府県名)沖縄県

■要約

人が神隠しにあったように突然いなくなることをムヌにもたれるという。

 

91、■地域(都道府県名)富山県

■要約

テンゴサマは大男で、隠れ蓑で姿を隠し夜まで遊んでいる子供をさらう。神隠しの原因だと言われる。さらって行くと、足を引き裂いたり馬糞に小豆をつけて食べさせる。

 

92、■地域(都道府県名)神奈川県

■要約

神隠しにあった人が3日ほど行方不明になった後に城山のほうから戻ってきた。それからは天狗小僧と呼ばれるようになった。

 

93、■地域(都道府県名)香川県

■要約

カクシとは神隠しのことである。タネの花は咲く頃には、2~3才の子供がよくカクシに会うという。

 

94、■地域(都道府県名)宮城県

■要約

一迫のシズ村に、男性のはやり神様がいた。天神を信仰しているうちに神が憑いたという。方角を見てくれたり、失せ物や神隠しの人を捜したり、病気を治してくれるという。三回流産した人が、拝んでもらって31で初めて男の子を授かったという。

 

95、■地域(都道府県名)長野県

■要約

子供が神隠しにあって帰ってきて、てんぐ様に連れられて大阪に行ったなどと言う。だいたい3日から5日すると帰ってくる。村中で探したところ、家の庭にいたということもあった。神隠しにあって、帰ってこない人もいたという。

 

96、■地域(都道府県名)福島県

■要約

おなつという娘が行方不明になり、通りがかりの山伏に祈祷してもらった。山伏が滝で21日の行をして沼の淵を探したら見つかった。温めたら生き返ったが、喋れなくなっていた。その後山伏の奥さんとなったが、口は利けないままだった。死ぬとき初めて「真っ暗で、非常に冷たかった」と言った。

 

97、■地域(都道府県名)兵庫県

■要約

雇われて住み込みで仕事をしていた娘が、仕事がきついので朝早く逃げ出して家へ帰ろうとした。娘がいないので大騒ぎになり、娘の家のものが苗代でボンボン火を焚いて祈祷した。すると山の中で迷っていた娘は、その煙を見て里へ降りることができた。

 

98、■地域(都道府県名)東京都

■要約

御蔵島の校長先生が「誰かが招く、誰かが招く」と言って、月夜に行方不明になってしまった。

 

99、■地域(都道府県名)山形県

■要約

嫁に来た人が山菜を取りに山へ入って帰ってこなかった。探しにいったら山の上の木の下で眠っていた。