日本は津波による大きな被害をうけるだろう UFOアガルタのシャンバラ 

コンタクティやチャネラーの情報を集めています。森羅万象も!UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。

現代に甦ったアマビエを、コレラ除けならぬコロナ除けとして活用する人は、それほど多くはないだろう。むしろ、人々が願っているのは、コロナを退治してくれるワクチンの開発である。(9)



『天使の灰の中から』 
 (アンドルー・コリンズ) (翔泳社)1997/12/1



<歩く蛇>
・ 紀元前5000年~4000年の古代イラクにいたウバイド人の墓から見つかった「トカゲのような像」の一つ。母親だけでなく、母乳を吸う子供も蛇のような特徴を持っている。つまりこの像は、トーテム的なマスクをかぶった人間ではない。ウバイド人にとって蛇のように見えた民族が存在したことを示すと思われる。これらの「歩く蛇」は、いったい誰なのか?彼らは、どこからやってきたのか?

<ライオンの頭をつけた神>
・これは、地下にある暗いミトラス神殿でかって崇拝された「神秘的なライオンの頭を持つ像」によって最もよく具現されている。この翼を持つ神の等身大の像は、人間の男性の身体を備えている。

<ミトラス教のライオンの頭をした神は、いったい誰、あるいは何なのか?>
・その「ライオンの頭をした」神は、それが備える最も一般的な属性から見ると、後世の古文書が「コスモクラーター」と称しているものと同じだといえる。コスモクラーターとは、「世界を創出し治める力」を占星術的に明らかにした具現であり、天球のダイナモの全車輪が果てしなく回転して生み出される力である。

・ 「ライオンの頭をした神」は「分点の歳差運動を支配している力の具現」と信者にみなされているという。つまり、「ライオンの頭をした神」は、2万5920年の歳差運動のサイクルを通じて、天体の動きを制御していると信じられているのだ。

<「ライオンの頭をした神」は、時間の支配者
・ 「ライオンの頭をした神」は、ズルワン教における悪の原理、アーリマンを示すと考えられている。「ライオンの頭をした神」は、運命の支配者及び無限の時間の支配者としての立場から、イランの宗教における悪の原理に降格させられ、彼の本来の役割は、ズルワンが担うことになったのである。

<ライオンの頭をつけた神>
・イランの神話で獅子座の時代にまつわる地球規模の出来事をさらに密接に結びつけるものがある。アンラ・マンユの主な動物形のひとつはライオンである。

<(アンラ・マンユ=闇と悪を意味するアーリマン)>
ゾロアスター教の最初の千年紀は、紀元前9630年に始まるという。ササン王朝期のものとされる、アヴユスタ文献ではまた9000年(3×3000)という期間はアフラ・マズダアンラ・マンユが世界の支配権をめぐって戦った期間とされている。

・ ライオンの頭をしたコスモ・クラーター。ローマ人のミトラス信仰において、宇宙の時間をつかさどる者。イランのズルワン教で、邪悪な霊とされるアーリマンとも同一視される。1万1500年前の歳差運動のサイクルに従い、この神は、獅子座の時代に由来するのだろうか!?



『ライオンの隠れ家』
 (ジョージ・ハント・ウィリアムソン)(求龍堂
(異星人だった歴史上の偉人たち)1999/9/1



<ジョージ・ハント・ウィリアムソンは、シリウス星人のコンタクティーとしても知られている。>
・この本の著者(1926~1986)は、マヤ・エジプト他の古代史研究の世界的権威。象徴学の大家としても知られ、人類学者、老古学者、正教会司教、マルタ騎士団最高幹部、冒険家、そして作家と多彩な顔を持ち、そのすべての分野で傑出した才能を発揮した。「神々のルーツ」「アンデスの封印」「ソーサーズ・スピーク」「ロード・イン・ザ・スカイ」他、多数の著書を持つ。ナスカの地上絵と異星人の関連性を世界で初めて指摘したことでも知られている。

<北米インディアンの伝説が語る異星人との交流の歴史>
・ 北米インディアンの伝説や、宗教的儀式およびシンボル類の多数が、宇宙人たちが新世界(南北アメリカ大陸)のさまざまな場所に定期的に訪れ続けてきたことを如実に物語っている。チェバー川の洞窟(前6世紀)やグランド・キャニオンの洞窟(後13世紀)に描かれている太陽円盤は、宇宙からの訪問者たちの乗物である「空飛ぶ円盤」の絵なのである。
北米大陸の東部に住むインディアンたちの伝説にも「スター・ピープル」や「上の人々」が頻繁に登場してくる。南ダコタ州に住むマンダン族の人々は、宇宙が「上の世界」と「我々が住んでいる世界」と「下の世界」の三つの世界で構成されていると信じている。

ナバホ族の伝説は、「稲光を伴った渦巻き雲」とともに雲から降りてきた「金髪の神」について語っている。

ナバホ族もホピ族もこれまで、他の世界からの巨大な宇宙船や円盤を頻繁に目撃し続けてきた。しかし、彼らも、そのことを外部のものには、話したがらない。数年前、直径十数メートルほどの球状飛行物体が多くのインディアンに目撃された。

・ 北方に住むチペワ(オジブワ)族は、「石のカヌーに乗ってやって来た小さな人々」の話を語り続けている。そのカヌーは、水の中に潜ることもできたという。

<光り輝く魂たちの目的が間もなく果たされる>
・グッドリー・カンパニーは、今なおさまざまな場所に住むさまざまな個人として地球上を歩いている。

<同じ転生パターンが繰り返えされる>
<なおも仕事を続けるグッドリー・カンパニー>
・イエスの昇天後もグッドリー・カンパニーは、地球上で繰り返し生き続けてきた。歴史に名を残す人物として、生きた者もいるが、ほとんどの場合は、歴史が記録するのを忘れた人物として、生存した。しかしながら、彼らが、アトン(唯一神)のもとで、行い続けてきた仕事は、宇宙的には決して忘れられることがない!

<グッドリー・カンパニーは、12,3世紀の北米大陸にまとまって転生した。>
<光の船団、水没を続けたレムリア大陸の地に再び飛来>
・近隣の惑星からの「光の船団」もまた飛来し、1万年ぶりに再びその地をおとずれていたのである!

・ 米国南西部のその地域は、今日のインディアンたちの間では、「太陽からの人々の大地」あるいは、「ライオンの大地」として知られている。そして、実はアリゾナという地名自体がライオンと極めて深い関係がある。アリゾナの「アリ」はヘブライ語で「大人のライオン」という意味なのである。テロスに「光の船」でやって来たメルクは、ツタンカーメン、アロン、聖マルコ、聖ゲオルギウスなどとして生きてきた後で、またもや「光の船」で戻ってきた。

<金星からの「光の船団」がレムリア(ムー)に到着>
・ムーとその植民地に住んでいた偉大な魂の多くは、最期を間近に控えたアトランティスに転生した彼らは、やがて訪れる“夜明け”のための準備を押し進めていた“グッドリー・カンパニー”のメンバーたちだった。“光の仕事人”としても知られる彼らは、すでにいくつもの文明といくつもの生涯を渡り歩き、いくつもの天変地異とも関わり続けてきた。

・地球の全生涯を通じて、グッドリー・カンパニーの面々は、無限なる父の意思に基づいた遠大な計画を遂行すべく、群れをなして転生を続けてきていた。新しい都での統治を開始したアクナトンの周囲には、誤った教えを一掃することで、世界を大改造しようとする彼の巨大事業を援助すべく、特に偉大な魂たちが集合していた。

・ カトーは、偉大な芸術家であり、石や貴金属に細工を施す名人だった。アクナトンの治世下で発生した一大芸術革命は彼の先導で押し進められた。この大芸術家は、後に傑出した哲学者で、グランド・マスター・メーソン(訳注=フリーメーソン団の最高位)でもあった。孔子としても生きている。彼はまた、その昔、第四王朝のファラオ、クフ王であったこともある。

<グッドリー・カンパニー>
・グッドリー・カンパニーのメンバーたちは、自ら志願して地球に転生して(生まれ変って)きた異星人たちであり、彼らは“ワンダラー(放浪者)”という名を付けられている。彼らは、これまで地球上で何度も生まれ変り、まさにあらゆる時代を通じて地球人類を援助し続けてきた。この地球上で、これまでに発生したあらゆる文明が、彼等の影響を極めて強く受けている。
この本は、また太古の昔から宇宙船に乗って地球を訪れ続けている異星人たちにも、スポットライトを当てている。世界中の多くの伝説の中に登場する「スター・ピープル(異星人たち)」や「天からやって来て人々の間を歩いた神々」は、大昔の迷信深い人々による妄想の産物などでは決してない。それらの神々は、実は聖書のあちこちで紹介されている天使たちと同様“グッドリー・カンパニー”の活動と地球人類の進歩を援助するために宇宙友愛連合に属する他のさまざまな惑星からやって来た、異星人たちにほかならなかったのである!彼らは我々と同じ肉体を持つ人間であり、宇宙船に乗って今でもここを訪れ続けている。

<ライオン(訳注;真実という意味)の隠れ家の扉が開かれようとしている>
・その昔、ある魂の集団が、人類の獣性から神性への旅を後押しするために宇宙の彼方からやって来た。彼らは、“グッドリー・カンパニー(善良な仲間、美しい仲間”と呼ばれる集団を形成して、今なお活動を続けているが、その事実を明らかにすることが、本書の第一の目的である。
彼らは、この悲しみの惑星に、今から1800万年ほど前に魂のみでやって来て、人の肉体を手にして、以来現在に至るまで、堕落した地球人類の教師として、まさに身を粉にして働き続けてきた。彼らは、オシリス、アポロ、メルクリウス(マーキュリー)、トートといった伝説の神々として、名を残すとともに、その後もさまざまな統治者や民族指導者に生まれ変っている。バール、バッカス、モロクなどの邪神たちは地球製の魂たちであり、黄金時代の終焉とともに歴史の表舞台に登場し、人民を従えた者たちである。

『外宇宙からの訪問者』
 (レイモンド・E・ファウラー) (集英社)1979



<グリーンの世界>
・ 次にベティがかいま見たのは、グリーンの世界だった。都市がある。植物も、しかしベティはそれらをどう表現したらいいか分からない。ピラミッドも今まで見たものと違っている。さらに当惑するものにベティは、引き合わされる。それが、不死鳥。これが一体何を意味するのかUFO研究30年のレイモンド・ファウラーをはじめベテランの調査官たちは、頭を抱え込んだ。過去のあらゆる第三種接近遭遇においても、この巨鳥、声、イエスキリストの例は見当たらない。これまで、論理的な広がりを持っていた催眠による逆行記憶回復が思わぬ壁に突き当たったのだ。

<エレメンタル・ボディ>
・ 私たちの深い潜在意識であり、3つの低次元の身体である精神体・感情体・肉体のための青写真を保持している。エレメンタル・ボディは肉体という器をつくる上で、私たちを助力し、肉体を維持し、新しい活力を与えてくれる。人間がエレメンタル・ボディに対してネガティブな思考パターンを送るようになった結果、肉体的な欠陥や病気や不快感などが生じたのである。健康と健全な思考パターンをエレメンタル・ボディに送れば、光に満ちた完璧な身体の創造に喜んで手を貸してくれる存在である。

<グレート・セントラル・サン>
・ 私たちが所属する銀河系の共同創造神(複数)の故郷。

エロヒム
・ 創造主の思考の資質を代表している七人の偉大な存在。アーキエンジェル(大天使)は、創造主の感情を代表している。



『聖なる探求』 (私はアーキエンジェル・マイケルです)
 (ロナ・ハーマン) (太陽出版)2004/6/1



<アストラル界>
・4次元の世界の別称。七つの局面に分かれており、下部の1,2の局面は非常に暗い状態であり、上の局面に行くにつれて光が増してゆく。コナン・ドイル(『コナン・ドイル“人類へのスーパーメッセージ”』)によれば、アストラル界の第七局面の後に「サマーランド」があり、これは普通人間が天国と考えるような場所であるという。

アストラル体
・アストラル界に存在する時の身体。

エーテル体>
・肉体に比べてより精妙な物質から成り立っている目に見えない身体で肉体・精神体・感情体のための青写真を持っている。別名「アストラル・ライトボディ」とも呼ばれている。



家畜人ヤプー』 
 (沼正三) (幻冬舎アウトロー文庫)1999/7/1



<飛行島>
・「実は、どちらも蓄童を空中に飛ばせるためである。この飛行島の人工重力圏では、重さ15キロ以内の物体には簡単に飛揚装置が取り付けられる。それが羽根と光輪である。羽根は正式には双小翼といい、揚力は皆無だが重力盤の作用を消去する振動を合成する。そうすると軽くなって、光輪のヘリコプターの牽引力だけで浮揚できる。この光輪は、白人用の光傘と外見は似ているが、作用はまったく異なる物で、名称も輪状翼(アニユリツト)という。この装置を使用するためには、ヤプーの体重を幼児並の15キロ以下に減少させねばならない。そこで、縮小機に掛けて作り出されたのがペンゼル、すなわち飛揚蓄なのである。

・あたりは一面の柔らかな芝生で、ふと身を倒して、両手で葉末をなで回してみたいような衝動にかられる。飛行場らしい建物もなかったが、遠く前方には例の中央山が傲然とそそり立って白く輝き、その手前には山岳を削り成した城が見える。高さは千五百メートルにも及ぼうか。上空からながめた時とは違って、のしかかってくる絶壁の威圧感。しかも、単なる自然の壮観ではなく、膨大な人力の加工を暗示して、ブルーゲルの描いた『バベルの塔』の絵の持つ迫力を見せていた。―この飛行島全体の基盤にひそみ、これらの山々自体を造成した人工こそ真に驚異に値するものだったが、ここでは、それと自然に同一化して山々を削ったわずかの機械力だけが人為と見えていた。それですらピラミッドや巨大ダムを児戯視せしめる規模を示しているのである。

<「高天原」諸景>(飛行島着陸)
・クララのほうは、麟一郎どころではなかった。期待に満ちてタラップを降り立つ・・・
―まア! 空一面のバイオリン!
ドイツ語の成句に「天空一面にバイオリンがぶら下がっている」という表現がある。飛び切りうれしい恍惚状態を指す言い方だ。今彼女は降り立った瞬間、天から聞こえる音楽にふと眉を上げて、この成句どおりの光景を見たのである。肩に小さな羽根をはやし、頭上に光輪をいただいた、裸の童形の天使たちが、小さなバイオリンを連ねて歓迎の合奏をしている。子供の頃から教会でなじみの模様さながらなのだ。
「いつ聴いてもいいものねェ。クララ、これは蓄童(ベンゼル)といってね、ここの名物、アンナお得意の奏楽隊よ。ヤプーでもこんなに可愛い顔がよくもそろうものなのねェ」

・ 天使の絵はなぜ裸の幼児で表現されるのか、クララは今それを悟った。ヤプーだから裸なのだ。縮小されているから幼児に見える。去勢されているから性別不明と思える。しかし、なぜ縮小されているのか。なぜヤプーのくせに光輪をかぶっているのか。それは、クララにはわからなかった。

高天原は、飛行島であった。>
・ 「クララたちは『竜巻号』がこの重力圏にはいると同時に、その振動を受けて島を見ることができるようになったのだ。振動といっても、島全体が一緒なので、ちょうど地球の自公転運動が地上では感知できないように、五官にも感じない。
 空中列車は、旋回しつつ下降してゆく。中央山の中腹にある氷瀑(ひょうばく)、氷湖、外輪山脈との間の環状盆地にある密林、碧たん、桃園、外輪の七峰のうち三つまでがそれぞれ一大城門に削り成されている豪快な斧鉞の跡、その外側に渺茫と広がっている環状平原の、あるいは広潤な田野となり、あるいは管理の行き届いた山林となり、あるいは豪華な都邑(とゆう)を作る有様、所々に湖をたてつつ、周辺部のいちばん外側を取り巻く幅1キロの環状湖へ流れ入る七筋の川は、森の樹種でも、芝生の上の建物の色彩でも、尖塔の様式でも、花壇の配置でも、流域ごとに異なる七様の景観を提供している。極地の氷河、砂漠のオアシス、いったいどこまでが人工、どこまでが天然なのか?いや、全部が人間の工作物に違いないのだが・・・・・」

<浮力盤の機構>
・ 浮力盤の機構は、20世紀科学の用語では説明しがたいが、島の中心部(中央山の岩盤内)の振動素子結晶体から送られる高速四次元微震動が、地球重力遮断に重要な役割を演じていることはいっておかねばならない。島全体が、その上のあらゆる物を含めて、微妙な振動を付与されている。そしてその振動のゆえに、飛行島は人間の目に見えない存在に化しているのだった。島の上空に来て、閉鎖空間であるその重力圏に入り、島の固有振動を自分も付与されない限りつまり、島の外や島の下(地上)からでは見えないのである。扇風機の羽根が回っている時に向こう側が透けて見える、あの理屈である。4次元振動によって3次元世界から視覚的に離脱するのだと表現してもいいだろう。

<「高天原」諸景>
<飛行島(ラピュータ)着陸>
・ 見よ、1万メートルの高度から地面を俯瞰する視界の中ほどに、突然新世界が現出したのだ。中央には雪をいただいたその頂上がK2の峰よりも高い円錐状の高峰、それを円周状に囲んで七つの峰を持つ山脈、その周辺の平野、その外側を完全な円周となって取り巻く湖水、・・・・・人口とは思えない大規模な一大自然が、すぐ目の下に浮かび出てきたのである。
 これが、飛行島(ラピュータ)「タカラマハン」だった。
直径百キロの大円盤を想像されたい。その面積は琵琶湖の12倍、関東平野に匹敵する。厚さはいちばん薄い部分で1キロ、中央は盛り上がって、最後部では厚さ5キロに達する。周辺部から望んで高さ4千メートルの高山なのだが、島の底面自体が地表からずっと離れて海抜5千メートル以上の高度にあるのだから、その山頂は、K2をはるかに超えた1万メートルの高峰になるわけだった。
 土壌と岩盤から成る地殻部は、数百メートルの厚さに達するが、その下に百メートルの厚さの引力盤は地球の重力を遮断し、斥力を利用して島を浮揚・推進させる基盤部で、されば島上の諸物に代って安定させるための引力盤が必要であった。



琉球神話と古代ヤマト文学』
 (永藤靖) (三弥井書店)  2000/8/1



<スサノヲ>
・ところで、我々はこれと対照的な神として、古代ヤマトのスサノヲを措定することができる。スサノヲは、一方では樹木を植え、クシナダヒメを救助する豊穣神であり、善神であったことは確かである。その意味では、南島のマユンガナシに適応する神であったといってよい。ところが、記紀ではスサノヲは多くの場合、悪神として性格づけられているのが露骨に見える。このことはちょうどマユンガナシが五穀のために来訪するのと同じであるといってよい。というより本来持っているはずの来訪神の機能の一部を肥大化し、善神の部分を消去し、アマテラスに敵対する神として記紀の編纂者は、変更したのである。

・ 海を統べるスサノヲは、本来、水平的な世界像を持った神であったろう。水平的な世界像によって、この神は来訪神としての機能を持つに至ったと考えてよい。これに対し、アマテラスは天上的なむしろ垂直的な神として、シャーマンのもとへ降臨・憑依するのである。

・ 来訪神は、シャーマンによって駆逐されなくてはならない。すなわち、天照大神として国家神として祭祀されていく過程で、スサノヲは障害のある邪悪な神として措定されなくてはならなかった。天つ罪を犯した犯罪者とは、豊穣神であった神のネガティブな表現である。

<ミロクとサーカ(シャカ)>
・これも南島の「火」の起源伝承で、「ミロクとサーカ(シャカ)」という型の話として南島全土に広がっている。勿論、このミロクは、未来に出現して、衆生を救う仏教の弥勒、サーカは、釈迦から出ていることは、自明である。ミロクは、未来神、来訪神であり、この世に果報をもたらして、ミロクユー(ミロク世)を実現してくれる民族神の面影を持っている。

・ 南島は、このような来訪神の信仰が色濃い。豊年祭において、西表島の吉見や石垣島の川戸のマユンガナシ等も異形の風貌を持つ神として知られている。これらの神は、遠来からの来訪神であり、ニライ・カナイから豊穣をもたらしてくれる神として祭祀されるのである。この伝承である龍宮のミロクも、これらの神々と同一次元のものと考えてよいだろう。

<ニライ・カナイの火>
沖縄本島の始まり、島建ての際に、島に人間が現れ国をつくる。しかし、島には火はなかったという神話がある。火はシマの<外部>ということは、海の彼方の龍宮からもたらされたというのである。また、ここに「龍宮」は、南島の神話にしばしば登場するニライ・カナイ、あるいはニルヤ・カナヤと呼ばれる海の彼方にある世界と共通するものである。

<マユンガナシの原郷>
・ 確かに五穀をもたらしてくれた世界は、ニーラスク(ニライ・カナイ)という海の彼方の異界であり、またその地が、マユンガナシの故郷でもあった。ということは、果報も豊穣も毎年毎年、ニーラスクからやってくるのであり、その世界とのつながりは、年毎に更新されなくてはならないのであろう。言い方を変えれば、現実世界は、異界という<外部>との縁をきることができない。というよりも南島の人々は、逆にニーラスクの側から現実を見ているのであろう。現実は、ニーラスクの上にのっている仮の世界に過ぎないということを充分に自覚していたのである。

・そして、マユンガナシに扮する男が、戊戌年の男ではなくてはならないという伝承は、戌(犬)という文字を類似する「戊」の文字を重ねたまでで、「犬」という記号そのものを強調する神話的な意味があったにちがいない。おそらく、犬は、高木智見が述べているように「地下世界への案内者、穀物や天と意志疎通を図る」ことのできる仲介者的、境界的な存在であった。ニーラスクは海の彼方の祖霊のいる世界であり、地下世界へと通じる洞窟(ガマ)と深く結びついているのもこのことを明示しているのであろう。(アカマタ、クロマタはこのガマから現れる)。



『堕ちた天使たち』(悪霊・悪魔の物語)
 (ロバート・マッセロ) (心交社)1996/2/1



<輝ける天使ルシフェル
・ 天国にいたとき、彼の名は、ルシフェル(「光を身に負う者」)で、神の最も美しい天使だったが、このような人もうらやむような身分でありながら、ルシフェルは満足していなかった。
神に近い位置にいることに過大なプライドを持っていた。やがて、ルシフェルの驕りは、神でさえ主人として持つことに我慢がならなくなった。自分の運命は自分で決めたくなって謀反を企てたのだ。反旗を翻して、同じように不満を持っていた天使たちを集めた。最高の権威を手に入れるための戦いを挑んだ。神は、戦いのために大天使のミカエルを司令官に指名した。

・さて天では戦いが起こった。ミカエルとその御使たちとが、龍と戦ったのである。龍もその使いたちも応戦したが、勝てなかった。そして、もはや天には彼等のおる所がなくなった。この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たヘビは、地に投げ落とされ、その使いたちも、もろともに投げ落とされた。

・ 天から落ちたルシフェルは、もうルシフェルではなく、サタンという新たな名前(ヘブライ語で「敵対者」の意)で呼ばれ、地獄を支配するようになった。一緒に地獄に落ちた天子たちは、サタンの子分の悪霊となった。人間を誘惑し、堕落に導くことに新たな生きがいを見出した。
まともな仕事のない悪霊たちは、その「激しい怒り」を彼等の誘惑をはねつけるだけの知恵のない罪深い人間を見つけて、ぶつけることにしたのだ。
悲しいことに、このような愚かな人間が不足するということが一度もなかったのは、世界の歴史が証明するところである



ゴルゴダの秘儀』 (シュタイナーのキリスト論) 
(西川隆範) (アルテ)  2004/3/1



ゾロアスターの個我>
・ 「マタイ福音書」のイエスが亡くなって、その身体の中に生きていたゾロアスターの個我が「ルカ福音書」のイエスのなかに移ったことは、すでに述べた。
エスが、30歳になったとき、ゾロアスターの個我は去って代わりに、キリストが入ってきた。ゾロアスターの個我は、すでに亡くなっている。「マタイ福音書」のイエスエーテル体と結びつき、新しい身体を形成する。これが「マイスター・イエス」と呼ばれる存在である。

ローゼンクロイツはキリストの個我のコピーを受け取った人物ともいわれている。ローゼンクロイツは、のちにサン・ジェルマンという名でも知られるようになる。

・ 七人のマイスター(菩薩)は、繰り返し転生しつつ地上で活動している。そのほかに、マイスターが5人おり、彼らは精神界にとどまって、地上には下らないとされる。この計12人が「叡智と感受の共鳴の導師たち」と名づけられるアデプトたちで、ホワイト・ロッジと呼ばれる場に結集しているという。12人の菩薩たちの本体は、精神界にあって、キリストを中心に輪をなしている。



『アガルタ(虹の都)』
 (R・E・ディクホフ)  (密教科学社)1961/1/1



<天上界におけるハイラルキー>
・ベテルギューズ遊星帯のどこかに存在する年老いた神々は、彼ら自身たちのために天上界におけるハイラルキーなるものを組織した。その代理とともに、この悠久な年代に地球の内部にトンネルを穿つことに成功した。これらのトンネルは、タイタンのトンネルとしばしばいわれているものである。

・火星からやって来た年老いた神々とその代理人たちは、かのタイタン人つまり巨人労働者をどこから導入したかについては語っていない。しかし、もちろん彼らはどこからどのような方法で、タイタンを連れてきたか、どこでどのように彼らを使役したかについて知っている。これらの巨人タイタン族は、遊星ウラナス(天王星)から来たもので、その父ララヌス神の御名にちなんで名づけられる。創世記の記述によると巨人タイタン族は、地球の内部に住んでいて地球の表面には住んでいなかったと記されている。

<人間のような手足を持った蛇やクロコダイルに似た生物>
・火星の超人科学者達は、悠遠の太古に宇宙空間を越えて飛来したのであったが、当時火星人は、彼らに対峙し挑戦していた敵を持っていたのである。それは、金星人であって、火星人と同様、宇宙旅行に関する原理について理解していた。そして、金星人は火星から飛来してきた半神半人の超人たちより、少し送れて、地球に到着した。彼らは、人間のような手足を持った蛇やクロコダイルに似た生物であった。この爬行生物については、聖書創世記の中にも人類の敵たる老いたる蛇、直立歩行し、言葉を語り、智慧と判断力を持つ蛇として描写されている。

<エジプトの死者の書
・「私は、昨日の子孫であり、地球のトンネルに私は出生を与えた。そして私は、自分に予定された時に出現したのである」。また、「私は“ラ(Ra)のトンネルにいつでもいけるように夜をそこから運び去った」。我々は、またエジプト人が崇拝している地下王国の神オシリス神を除外することはできない”



『世界の奇書 総解説』
自由国民社)1992/11/1
「哲学的人類史」(インド起源説の原点)(ファーブル・ドリブェ)



<シナルシー>
・ 本書が後代のオカルチストの東方神話の原点の一つになったのは、19世紀後半のサン・チーブ・ダルヴェードルによるところが大きい。彼は、「ユダヤの使命」という著書で、ファーブル・ドリブェの人類史をほぼ全面的に踏襲しただけではなく、ラム帝国は、現在も存在していると主張した。つまり、イルシュの反乱後、ラム帝国の中心は地下にもぐり、世界各地のシナルシー派を密かに指導、支援してきたというのである。これがインドか中央アジア奥地に入口があるという地下王国アガルタである。このアガルタの消息を伝える「インドの使命」もまた世界の奇書の一つと言えよう。

・シナルシーは、アナルシー(アナーキー)の反対語で、ラム帝国とアガルタの統治形態である。これは、ファーブル・ドリブェの二権分立に、経済・生産従事者の組合(資本家+労働者)を加えた三権分立であった。サン・チーブ・ダルヴェードルは、ヨーロッパにおけるシナルシー革命を精力的に唱え、その下ではアガルタと連帯することを訴えた。このようにして、東西の協調と世界の救済が実現されるはずである・・・・・・。このシナルシー革命の余波は第二次世界大戦中ドイツ占領下のフランス政治の裏面にも及んでいるという。

<ラム帝国>
アトランティスに対する決定的勝利を収めたラムは、インドを中心にイラン、アラビア、カルデア、エジプト、エチオピアリビアにまたがる世界帝国を確立するのである。ファーブル・ドリブェによれば、古代インドの叙事詩ラーマーヤナ」には、このラム(ラマ、ラーマ)の事蹟を歌ったものであり、劇(ドラマ)の起源はラムの功績を讃える祭儀であったという。



『カリスマへの階段』
 (コリン・ウィルソン) (青土社) 1996/3/1



<ジョセフ・スミス>
モルモン教は、ヴァーモンド州生まれの農夫の息子ジョセフ・スミスにより1805年に創始された。スミスによると、モロニという天使が1823年9月21日の夜に現れて、アメリカの原住民の歴史が刻まれた黄金の板一揃いが埋まっている場所―ニューヨーク州パルミラから6キロの丘の中腹―を教えてくれた。スミスが最終的にこれを発掘するのは、1827年のことになる。最初の弟子―農夫マーティン・ハリス―が寄付した50ドルで余裕ができると、スミスは銀の眼鏡「ユイリムとトウミム」の助けを借りてこれを翻訳し、1830年に「モルモン経」として出版した。黄金の板は、天使モロニへ戻されたので、スミスのほかにこれを見た人間はいない。

・ただし、スミスは、その一部を紙に書き写し、弟子ハリスに命じ、これをアントンというニューヨークの学者に鑑定させたところ、文字は本物との回答が得られたと言う。)「モルモン経」の一部の「レヒの書」は弟子ハリスの妻により悪魔の作として火に投ぜられた。
「改良エジプト語」で書かれた「モルモン経」は、5世紀にバベルの塔からやって来たヤレド人の入植からアメリカの歴史を述べると語っている・・・・・イエス・キリストは十字架で死んだ後にアメリカに現れて福音を説いた。
誰もスミスも詐欺師と信じて疑わない。