日本は津波による大きな被害をうけるだろう UFOアガルタのシャンバラ 

コンタクティやチャネラーの情報を集めています。森羅万象も!

カール・マルクスやフリードリヒ・エンゲルスはイルミナティのメンバーであり、彼らが提唱した共産主義はイルミナティの思想を具体化したものという説が存在する。(10)

 

秘密組織フリーメーソン

・詳細は既刊に譲るが、結果として、人類はノアの大洪水を生き延びることができた。箱舟がアララト山に漂着し、そこから出てきた4人の男、すなわちノアと3つ子の兄弟ヤフェト、セム、ハムは、ともに神聖なる預言の鍵を手にしていた。いわば預言者である。

 預言者の組織を「フリーメーソン」という。今日、世に知られる秘密結社としてのフリーメーソンは近代フリーメーソンである。1717年にイギリスで結成されたグランドロッジから派生した組織である。もっとも、アングラの偽フリーメーソンも多々ある。最近ではマフィアのフリーメーソンもあり、儀式や秘密の文言を共有し、それだけ見て判断する限り、承認されたフリーメーソンと見分けがつかない組織も多くある。

 

・だが、そうした近代フリーメーソンとは別に、本物のフリーメーソンがある。近代フリーメーソンが成立する以前にもフリーメーソンは存在したが、それとも違う。預言者の秘密組織としてのフリーメーソンが、実はこの地球上に存在する。主に密議宗教の祭司の組織という形で継承されており、それをたどっていくと必ずノアに行き着く。

 もちろん、ノアの先もあり、エノクを経て最後はアダムに遡る。人類最古のフリーメーソンとは、「アダムメーソン」である。エノクもまたアダムメーソンだ。

 ノアに至った段階で、アダムメーソンに大きな変革が起こる。「生命の樹」の象徴に応じて、預言者の奥義が3つの流れに分かれた。すなわち、ノアの3人の息子が独自のフリーメーソンを形成したのである。

 

・ヤフェトからは主に白人、アーリア系民族、コーカソイドが、セムからは主に黄色人種ユダヤ、アラブ系、モンゴロイドが。ハムからは主に黒人が派生していく。とくに、セムメーソンはカッバーラの重要な鍵を継承した。

 そして、セムの子孫からはアブラハムが生まれ、ヘブライ人が誕生した。セムメーソンは「ヘブルメーソン」となって、『旧約聖書』の預言者を輩出することとなり、『新約聖書』の時代にあってはバプテスマのヨハネはもちろん、イエス・キリストや12使徒らがカッバーラを継承し、今日に至っている。

 

古代エジプトのカッバーラと三大ピラミッド

・冥界の王オシリスは、姿を現さない至高の神エル・エルヨーンであり、慈悲の母神イシスは救世主、イエス・キリストを示し、隼の頭をもつホルスは、鳩という鳥の象徴で示される精霊ハールとなる。これを念頭に三大ピラミッドの神殿を対応させる、こうなる。

 

第一ピラミッド:慈悲の柱:御子:ヤハウェイエス・キリスト:イシス

第二ピラミッド:均衡の柱:御父:エル・エルヨーン=エロヒムオシリス

第三ピラミッド:峻厳の柱:聖霊:コクマー=ルーハ:ホルス

 

おわかりのように、大ピラミッドはイシスの神殿となる。実際、大ピラミッドには「イシス神殿」が付随している。これは大ピラミッドそのものがイシスの神殿であるという認識が、古代エジプト人口にあった証拠なのだ。

 

 

 

『宇宙人がくれた21世紀の聖書』

 接触者(コンタクティ)ビリー・マイヤは何を観たか

大高良哉   徳間書店   1989/3

 

 

 

 マイヤを訪ねて日本人のルーツ太陽系を知る

・我々は1987年4月、スイスにマイヤを訪ねた。マイヤの本を読み、マイヤやスイスのFIGU・SSSC活動を見たいという男性7名、女性7名の一行だった。

 

・マイヤは、我々の「日本人のルーツを知りたい」という希望に応えて、直接プター(セムヤーゼの父で宇宙母船の最高司令官)にテレパシーで尋ねてくれた。そのため、プターはわざわざ「過去旅行」のために宇宙船を飛ばして、地球の500~600万年前まで遡り、その当時すでに日本人が地球に生活していたことを確認し、日本人発祥の惑星を探し出してくれた。

 

それによると日本人の発祥の太陽系はテーラ(Teera)といい、かってはそこに三つの人種が存在していた。そこから、二つの人種が、日本人、中国人の祖先として、何らかの理由によって地球に入植したという。そして、日本人のルーツはさらに遡れば、リラ星にあるとのことであった。

 

そして、我々がセンターを訪問する数ヶ月前に、プターおよび日本人、中国人のルーツ、テーラ太陽系の住人、タリーダという女性がセンターを訪問したことを聞かされた。

いつものように宇宙人に直接会うことができるのは、マイヤだけだった。センターに居住するメンバーの人々は、はっきりと宇宙人の存在をセンター内部に感じることができたという。そして、タリーダが立ち去ったのち、広いセンターの中いっぱいに、なぜか3ヶ月間ほどもレモンの香りが漂いつづけていたと話してくれた。

 

 

 

『人類を操る異次元の暗黒宇宙人』 

 宇宙人最後の真実

 浜田政彦   徳間書店  2009/11/11

 

 

 

 再び現れた黒服の男たち(メンインブラック)

・黒服の男たちの特徴は、ほぼ共通していて、一見すると東洋人風だが、アジアのどの国の人間にも似ておらず、正体はまるで見当がつかない。肌は恐ろしく浅黒く、歳は30~40代くらいで、黒々とした瞳は不気味な冷たさを漂わせており、その目に見つめられると、異常なまでに意識がボンヤリとして、正常な判断力を失ってしまうのだ。

  男たちの雰囲気は尋常ではなく、血の通った生きものの暖かさは微塵もなく、まるで死人のような気配を前に、遭遇者たちは、「まるで幽霊にでもあったかのようにゾッとした!!」と、口を揃えて捲くしたてるのだった。

  

 男たちは風貌も印象も格好も、とにかく何もかもが黒っぽかった。服装はもちろんのこと、靴や靴下、それにネクタイ、帽子に至るまで真っ黒で、おまけに乗りつけてくる車も、これまた黒だった。しかもどれもこれも、たった今おろしたばかりの新品のように新しく、着こなしもちぐはぐで、まるで身に馴染んでいなかった。たまに普通の服を着て、違う色の車に乗っていたりするが、それでも何か徹底的にどす黒い印象が、遭遇者の脳裏には焼きつくのである。

  

 男たちは、被害者の前に現れると、「UFOの話をしたら命はない・・・」と脅迫するのだが、登場の仕方は普通ではなく、真夜中の寝室に壁を突き抜けて、まるで幽霊のように現れたかと思えば、被害者の頭の中の言葉を読み取ってみせ、さらに次の瞬間には、目の前で煙のように掻き消えてしまうなど、まるで映画『エクソシスト』か騒霊事件(ポルターガイスト)を思わせる心霊的な現象を引き起こしていた。

 

 

 

『山怪   参 』   山人が語る不思議な話

田中康弘  山と渓谷社 2018/9/10

 

 

 

<山と人と怖いモノ>

・ただし、これが一人で山の中にいる女性となると話が変わってくる。奈良県の例のように普通の恰好をした女性が一人ぽつんと奥山に立っていれば、それはかなりの恐怖なのだ。

 

優しい狐と幻の椿

・「狐火いうのはこの辺では聞かねなあ。狐がよくいる場所はあるんだ。でもよ、この辺りの狐は絶対に命を取らねえもんなんだ

「騙して酷い目にも遭わせないんですか?」

「そんな話は聞いたことねえもんなあ。大体三日もすれば狐が無事に返すもんだ」

 

・斉藤さんの近所で一人の老人の姿が急に見えなくなったことがある。集落中総出で探したがなかなか見つからない。しかし誰も慌てる様子はなく………、「まあ、そのうち帰ってくるべ」

そして三日後、件の老人は発見された。

「山さ行ったみたいだったどもなあ、怪我もしてねえし汚れてもいなかったよ」

 彼がどこにいたのかは結局誰にも分らないままである。この方はいわゆる認知症ではなく、しっかりした人だったそうだ。

 

・「山さ入る時はかならず山神様に手を合せて入るんだ。いつも猟さ行く時、途中さ祠があるんだよ、山神様のな。そこを超えたらもう山言葉しか使ってはいけねえのさ」

 山言葉とはマタギたちが猟で山へ入った時に使う特殊な言葉で、マタギ以外には聞かせてはいけない。またうっかりマタギが山中で里言葉を使えば水垢離を取らされたという。つまりマタギたちは人の支配する世界と山神様の領域をはっきり区別していたのである。

 

<ミミズ素麵と小さな人>

・平田大六さんの大叔父は村の教育者でしっかりとした人だった。昭和の初めの頃、大叔父が婚礼に呼ばれた帰り、ふと気がつくとなぜか橋の下に佇んでいた。

「その人、七郎さんいうんやが、持っていたご馳走が何も無かったそうですわ。カワウソのせいかも知れん。この辺りじゃあ縞の着物を着た女はカワウソが化けとるいうんですよ。それがご馳走を盗ったんでしょうな

 

・やはり大六さんの親戚が山の中で忽然と姿を消したことがある。彼が二十歳の頃、仲間たちと山仕事をしている最中の出来事だ。つい今し方までそこで作業をしていたはずの人が突然行方不明になって、集落中が大騒ぎになったそうだ。

消防団を中心に捜索したけどなかなか見つからん。あれは三日目やったなあ、考えられんような奥山におったんです。その人が後で言うには、

何でも山の中で立派な家があって、綺麗な女の人から素麺をご馳走になったと。でもそれはミミズやったいうことですなあ

 

奈良県の川上村で行方不明になった女の子が見つかった時に大量のミミズを吐き出した話を聞いた。ミミズ素麺は山の中ではポピュラーなご馳走らしい。知らない人から素麺を勧められたら考え物である。

 

大六さんの奥さんは墓場で小人に遭遇した。それは親戚の女性と墓参りに行った時のことである。

「供えてあった古い花を捨てる場所があるんですよ。そこにゴミを持っていったらね、小さな人がね、歩き回ってるんですよ。

 真昼間に二人が見たのは、狐や狸ではなく、完全な人間である。ただ異常に体が小さかっただけだ。先述した胎内小屋でも小さな人が姿を現したように、これは山ではそう珍しくないのだろう。以前に兵庫県の女性猟師が二度山中で見ているから、日本各地にいるのかも知れない。

 

<浮き上がる人>

・成晃さんが高校生の頃、炬燵でうたた寝をしていると、金縛りにあったことがある。

「あれ、動かないなあって思っていたら、頭のほうから足音が聞こえてきたんです。それが段々近づいてくるんで、これはまずいと思いました」

 必死でもがきながら力を振り絞り、何とか金縛りから抜け出した瞬間………。

笑い声が聞こえたんです。小さい女の子でしたね、姿は見えません。三人くらいで笑いながら横を駆け抜けていくのが分かりました。この話も誰も信じてくれないんですよ。だからほとんど話しません」

 

<魂との遭遇>

・その話をそばで聞いていた弟が口を開いた。

「実は俺も見たんだよ、叔母ちゃんが歩いているのを。恰好も姉ちゃんの話と同じだった」

 姉弟は同時に亡くなったはずの叔母ちゃんの姿を見ていたのである。しかしあまりのことに二人とも言葉が出なかったのだ。それがあの時、突然の沈黙が訪れた理由である。

 

<峠に立つ男>

・雨の山中は本当に暗い。走る車のライトは闇に吸い込まれ、自分が本当にいつもの道を走っているのかさえ時々自信が持てなくなる。そんな中でカーブを曲がると、降りしきる雨の中に何かが浮かび上がった。

「人なんだよ、それが。雨の中で凄い顔して両手を振ってるんだよ。もう背筋がぞーっとしたよ」

 あり得ない光景だった。真夜中の降りしきる雨の中で車を睨みつける一人の男は必死の形相である。

ひょっとしてそれが山で迷った人かも知れんと思ったけど、そいつが刃物でも持っておったらやられるからねえ

 兼子さんは迷わずにアクセルを踏むとその場から離れる。しばらくしてバックミラーで確認したが、ちょうどカーブに差しかかり、男の姿は見えなくなっていた。

「あの峠の所ではあるんですよ。誰かが立っていることが」

 その誰かを親切心から乗せるといつの間にか姿が消えているという定番の話である。実際それに体験した人が複数おり、そのことを知っている人は夜中の峠越えは絶対にしない。

 

<見つけてください――栗駒山

・秋田・宮城・岩手の三県に跨る栗駒山は広葉樹の森が広がる気持ちの良い山だ。

 

・「小学校に入るまではここで過ごしましたよ。小さい頃は女の人を時々見ましたね。夜来るんですよ、ここへ」

 人里から遠く離れた山の中の一軒家に時々顔を出すその女性は、この世の者ではなかった。その昔から山越えで各地へと向かう人が通る場所でもある。何かがあったのかは分からないが、宿を目前にして行き倒れた人も少なからずいて、その人たちが顔を出すのだと三浦少年は感じていた。

 

不吉な笑い声

山の中でどうも嫌な感じがするというのは山人からよく聞く。その時には般若心経や“ふだらく”(ご詠歌)を唱えたりして難を逃れようとする。三浦さんも時々気持ちの悪い思いが急に込み上げることがあるそうだ。

「何か得体の知れないモノに見られているんでしょうねえ、凄く嫌な気持ちになって。少し前なんですが、沢で釣りをしていたら、笑い声が聞こえてきたんです、それも女性の」

 自分しか入っていないはずの沢で突然聞こえてきた女性の笑い声。辺りをよく確認するがそれらしき人はどこにもいない。もちろん鳥や獣、木々のこすれる音とは違う。山で生まれ育った人が間違う訳がなく、明らかに女性の笑い声なのだ。こういう場合、三浦さんは釣りをやめて帰ることにしている。

 

・感じる体質であり、かつベテラン山人の三浦さんでも、時としては奇妙な状況に入り込む。「呼ばれたことはありますよ。十年くらい前に山菜採りの時です」

 山人にとって山菜やキノコは貴重な食料であり収入源だ。特に宿を営む三浦さんにはお客さんに供する大切な食材でもある。いつものように籠を背負い、山菜を採りながら山の中を移動していると知らない女性に会った。

「その人がこっちのほうが良い山菜がたくさんありますよって教えてくれたんです」

 山菜やキノコのある場所を見ず知らずの人に積極的に教えることなど普通はない。

 

・「途中からどこにいるかがよく分からなくなって、結局15キロも離れた所まで行ってたんですよ。あれは呼ばれたんでしょうね」

 もちろん女性の姿などどこにもなかった。その女性がいつからいなくなったのかも定かではない。

 

<山で出会うモノ>

・克二郎さんも登山中に奇妙な人に出会ったことがある。山のなだらかな稜線を歩いていると、向うから一人の男が下りてくるのに気がついた。平日のことでもあり、すれ違う人は滅多にないが、別段不思議でもない。ただ何となく胸騒ぎがする、そんな相手だった。すれ違う時に軽く会釈をしたが相手は無反応。おかしな奴だなと気になり、後ろを振り向いたが誰もいなかった。

 

<ワープする爺>

除雪車の前には一人の老人が歩いているのだ。おかしい、誰も歩いてはいなかったはずなのに。

「どこから出たんだ、この爺さんは……」

 ふと気になって後ろを振り向くと、先ほどの爺さんの姿が無い。ほんの3秒ほどの間に除雪車の後ろから前に移動しているのだ。

 

「雪の中をとぼとぼ歩く爺さんを見たんだ。何か変なんだよ。そのうちにいなくなったんだけど、次の集落に入ったら婆さんたちが5、6人集まってるんだ」

 何事かと除雪車を降りて話を聞くと、今し方集落の爺さんが死んだと言うのである。それを聞いた吉川さんは悟った、さっきの爺さんに違いないと。

「いや、思い出したんだよ、爺さんが歩く姿を。何か変だなと思った理由もはっきりと分かったんだ。除雪前の道なのに足音が無いんだ。爺さんが歩いてるのに足跡が付かないんだよ」

 吉川さんは急に恐ろしくなった。またあの爺さんが現れたらどうしよう。そこで作業を中断すると除雪車の中で辺りが明るくなるのを待つことにしたのである。

 

白神山地近辺>

弘前市に住む山田兼博さんは長年山と親しんできた。自然遺産に指定される以前から白神山地で山菜やキノコを採り、山の中で夜を明かすことも珍しくはなかった。

 

・「私は碇ヶ関の出身なんですよ。家は山の中でね、小学校の時に不思議な光を見ましたよ」

ちょうど家の外に兼博さんが出ていると、向うの山のほうに光が見えた。それは何とも妙な光である。遠いのか近いのかはっきりとしない。

車もほとんど走ってない時代でしたからねえ。まあ明らかに車のライトじゃなかったですがねえ。じつに不思議な光でしたよ。近所の家の屋根から“ばああああっ”って光の柱が立ったこともありましたねえ

 

・このように光り物に縁がある兼博さんが白神山地の最深部で見たモノは少し違ったらしい。そこは日帰りが不可能な場所で野営をするのだが、それがまた楽しかったそうだ。

 

・「夜中の12時過ぎだったかなあ、凄く天気の良い日で星が凄かったんですよ」

満天の星、素晴らしい夜空からは本当に星が降ってきそうに感じた。しばらく星空を楽しんでいると、妙な動きをする星に気がついた。

最初は流星かなと思ったんですよ。でもね流星ならすーっと流れるじゃないですか。それは縦に動いたり横に動いたり変な動きをするんですよ

 不規則な動きは典型的なUFOの特長である。実は私も20年ほど前に西オーストラリアで見たことがあった。その時は真っ昼間だったが、働き方は兼博さんが見た物体とまったく同じである。UFOとは何もタコみたいな宇宙人が乗った円盤のことではない。あくまでも未確認飛行物体、つまり何かは分からない空飛ぶ物体なのだ。そう考えると毎度お馴染みの狐火もUFOといえなくもないだろう。

 

・このように光に導かれた話は四国でも聞いたことがある。暗闇で自分の足元を照らす光に連れられてとんでもない場所まで行ってしまう。山中ではそう珍しくない出来事である。

 

<甘党の狐>

・恐山に狐に関する話はないかと訊いたところ、或る出来事を思い出してくれた。それは仲良しグループが山菜採りに山へ入った時の話である。

 朝から山菜採りに興じてたくさんの収穫に恵まれ、楽しい1日が済んで仲間たちは車を止めた場所へと集まってきた。しかし集合時間の午後3時をだいぶ過ぎても一人だけ姿を現さなかった。

「結局その人、夕方になっても下りてこなくてね、大騒ぎになったのよ。警察に連絡して、それから消防団の人たちが山狩りして探したの」

 懸命の捜索にも関わらず何の手掛かりをないまま数日が過ぎた。捜索の規模を縮小しようかというまさにその日、遭難者は見つかった。

「なんてこともないような所にいたんだよ。何で見つからなかったんだろうって感じね。それは、その人、口の中にいっぱい草が詰まっていてね、死んでたの……ああいうのは狐の仕業なのかねえ」

 

・「神楽の人たちはずっと村を回って歩くの。1回りすると神社に集って、また次の村へ異動するんだけど、中の一人がいなくなってね」

 またしても一人いなくなった。そこで仲間内で集落をくまなく探したが見つからない。さらに山のほうまで捜索の手を広げると、すぐに彼の姿は見つかった。

山の中でね、寝てたの。それがきちんと着物を畳んでね、丁寧に草履を揃えて座敷に上がったみたいな感じで寝ていたの。これも狐かねえ

 

・婆ちゃんは山の中で不思議な空間に入り込んだことがある。それは仲間たちと山菜採りに行った時だ。森の中は明るく下草はまだそれほど伸びていない。見通しはある程度利く状態である。

「すぐそこに妹がいるのね。数十メートルじゃないの、距離的には、そこに行けないのよ」少し斜面を下りた所に妹がいるがそこまで辿り着けない。何度行こうとしてもあれあれ?

 いつの間に結局元の場所に戻ってしまうのだ。

「それは不思議だったよ。何回も行こうとしたけど駄目だったもんねえ。あの時はねえ、妹に飴をやろうと思ってたのね。ポケットに飴が入ってたから、きっと狐が騙そうとしたんだろうね」

 焼き魚や生臭いモノが好きな狐の話はあちこちで聞いたが、どうやら下北半島の狐は甘党のようである。

 

風間浦村での狐に関する話は多い。基本的には他所とよく似た内容だ。

「近所の人が祝い事の帰りに狐に化かされて田圃を歩かされたんですよ。それで引き上げられた時はお土産を全部無くしていて、狐のせいだと言われましたね」

 

<狐の警告>

・矢谷さん夫婦が以前、八甲田山谷地温泉に行った時のことだ。2ヵ月ほどの長逗留で辺りをいろいろと巡っていたある日、宿への帰り道で深い霧に包まれてしまった。

「毎日走っている道でしたから、少々霧が出ても分かるんですよ。道自体も単純ですしね」確かに地図で見ても複雑ではない。しかし二人は辿り着けない。

はっきりとした分かれ道があって、そこから普通なら20分くらいで着くはずなんですよ。それがいくら走っても着かない。おかしいんです、気がつくとまた元の分かれ道。そんな馬鹿なと何度も行くんですが、やっぱり着かない

 気がつけば2時間以上が経過している。流れる霧の中を走りながら、背筋がゾクゾクとして鳥肌が立つのが分かった。

「二人で大丈夫、大丈夫って言いながら走ったんです。そうしたら目の前に狐が現れて」

 突然車の前にたちふさがったのは三匹の狐である。

 

風間浦村では狐に化かされる話は聞いたが、人を殺すような悪さをするのは狸だといわれている。そこの出身である八谷さんにとっては狐は怖い存在ではないようである。

 

<丑三つの少女>

・山怪はどこにでも存在すると思う。しかしその状況は国や民族、歴史などの違いで大きく変化するのではないだろうか。そう考えると、北海道にはどのような山怪が存在するのか想像もつかなかった。

 

・これは今も存在する会社の出来事なので場所と氏名は伏せる。現在北見市の保険事業関係に勤めるAさんが、そこで働いていた10年ほど前に経験した話である。当時勤めていた会社はかなりの肉体系だったそうだ。時には夜中でも緊急の工事に出勤する必要もある体力勝負の職場である。

 

・真っ黒な山の中に投光器を立てて黙々と作業をしていると、現場無線に妙な連絡が入った。

おい、子供がいるぞ!気をつけろよ。白い服を着た子供が歩いているから

 誰もが耳を疑った。それもそのはず、現場は道も無い山の中、おまけに時間は午前2時過ぎのことである。子供が一人で歩いている訳がない。

 

・「これはおかしいと思って連絡してきた現場へ向かったんですよ。最初は悪い冗談かなと思ったんですがね」

 数人で真っ暗な山の中をその現場に向かうと、10人ほどの作業員が立ち尽くすのが見えた。彼らは真夜中の山中で全員がその少女を見ていたのだ。中には震えの止まらない人もいる。

昼間でもそこは普通の人が入れるような場所じゃないんです。真夜中に子供が一人で歩いているなんて絶対にあり得ない

そのあり得ない状況に作業員たちは遭遇してしまったのである。

 

<ついてきた男>

・「いや、そこに入るとき管理人さんが小声で耳打ちしたんですよ、“ここ出るから”って」実に嫌な情報である。そんなことを聞いても信じない人も多い。Aさんもどちらかというと見えないし信じないタイプだから、そのまま就寝時間を迎えて寝入ったが……。

「目が覚めたんです、ばちっと。3時頃でしたかね、いやちょうど3時でしたね、時計見たら。何か変な感じがして辺りをぐるっと見渡したんです」

 暗い部屋の中で目をこらして辺りを伺う。天井、壁、横、足元、そこで目が止まった。

誰かいるんですよ、ベッドの足のほうに。座ってこっちをじーっと見てるんですね。顔ですか? それが、こう深く帽子を被っているんで、顔はよく見えないんです

真夜中に足元に座って自分のことを見つける男、それが誰かは分からないが、声をかける気にはならず、そのまままんじりともせず朝を迎えた。

 感じない、信じないタイプだとはいえ、それが1週間も続くとさすがにAさんも参ってしまう。そこで研修で仲良くなった人に相談しようと思い、話しかけた。

「応接室で話をしていたんです。そうしたらその人が“そっちのベッドは大丈夫”って訊くんですよ。その人も見てるんです、帽子の男を」

 どうやら帽子の男は各ベッドを覗き込んでいるらしかった。

 

<飛び出す婆>

・この方のお婆ちゃんは霊力の強い人だったらしく、亡くなった後もいろいろとやらかしている。葬儀が済んでしばらく後には、家中の戸をガタガタと激しくならして家族に存在をアピールしている。極めつけは元気な姿を見せつけるという荒技だ。

飛び出すんですよ、仏壇から。そして仏間からすたすた歩いて次の間の縁側まで行って、外を覗いてからまた仏壇に戻るんです

 

同様に仏間から出てきて歩き回る謎の女の子の話は、富山県山間部でも聞いたことがある。そこの宿の若女将は座敷わらしではないかと言うが、仏間から出てきたことを考えると遠い先祖だったのかもしれない。

 

<“熊撃ち”久保俊治さんの体験>

・この雪女の話は弟子屈方面でも聞いたから、北海道では珍しくないのかも知れない。本州で白い着物を着た長い髪の女性が山中に姿を現せば、それは間違いなく山の神と認識される。それが北海道では雪女になる訳だから、やはり地域差なのだろう。

 

<座敷わらしと山の神>

・座敷わらしがいるといわれている旅館が国内には数軒ある。最も有名な旅館は一度火事で焼けてしまったが、今は立派な宿として復活している。以前訪れた富山県の宿では、着物を着たおかっぱ頭のわらしが、ばたばたと走り回っていた話を聞いた、色は無く、すこしぼんやりとした感じだったらしい。

 

・座敷わらしと宿はセットのような感であるが、個人宅でもたまには現れるようだ。

群馬県片品村で古民家を改修して住んでいる原紘二郎さん葉子さん夫婦に座敷わらしの話を聞いた。

「台所のほうで作業をしていたら、子供がたって座敷のほうを走っていくんですよ。まだうちに子供が生まれる前でしたから驚きましたね。その頃やっぱりうちに遊びに来ていた友達にも、“子供が家の外を走り回っている”って言う人が何人かはいました。その友達も子供の姿が見える人と足音だけしか聞こえない人に分かれました」

 

・葉子さんはあまり不思議な出来事は無いと言うが、話をするうちに謎の人物との遭遇を思い出した、鳥肌を立てながら。

女の人でしたね。私が何かしている時に、はって気がついたら女の人が家の中を歩いていたんですよ

葉子さんはその歩く女性に目をやった。髪の長い白いふわっとしたような服を着ている。

 

・古民家の戸は昔のままなのだ。サッシのように音もなく開く代物ではない。“ガタガタガタガタ”っと玄関チャイム並に賑やかなのである。髪の長い女性は戸を開けることもなくすーっと入ってきて、そのまま家の中を突っ切って消えていった。

「それは山の神じゃないんですかね」

「山の神?」

 山の神は髪が長く白いゆったり目の服を着ていると幾人かに聞いたことがある。それとよく感じが似ているのだ。

 

片品村尾瀬への玄関口として有名である。その尾瀬の或る山小屋にも座敷わらしが出るという。

 

<火の玉ラッシュアワー

・空中をふわふわと彷徨う光は“人魂”や“火の玉”などと呼ばれている。東北地方では“狐火”と呼称され、特に秋田県の阿仁地区では実に多くの“狐火”体験談を聞くことが出来た。さすがはマタギの里阿仁である。

 

・景徳寺で出会った婆ちゃんたちから50年ほど前の出来事を聞いた。

「西原いう地区があるんですよ。そこでね、3歳やったかな、男の子が一人おらんようになったんです」

 西原の集落から忽然と姿を消した子供。集落をあげて山狩りをしたが、その小さな体は見つからなかった。4日が過ぎ、集落中に諦める気持ちが強まりかけた頃、その子は見つかる。そこは大人でも行きにくい滝の横だった。まるで辺りを眺めるようにぽつんと突っ立っていたそうだ。いったいどうしたのか、何があったのかを問われて幼子は答えた。

白い着物を着た女の人に助けてもらった………

 山の中で迷っていたら、その女性が手を引いて連れていってくれたというのである。命に別状はなく、怪我もしていなかった。しかし助けるのなら集落のほうへ連れていってくれればよいのにと思うのは私だけだろうか。

 

<山から出られない人>

・何が怖いのか、それには理由があった。

その人たちがキノコ採りに行った時なんですよ。山から出られんようになったんです

「険しい谷か何かに迷い込んだんですか?」「いやいや、原っぱです」

原っぱ?」ご婦人たちが足を踏み入れたのは草原、広々とした場所である。いつもの山道を汗をかきながら登っていくと、突然広々とした場所に出てしまったのだ。

「こんな所があったんやねえ」「そやなあ」

 誰もが初めて来た場所である。そして誰もが話にも聞いたことがない場所である。この謎の場所から抜け出すのに彼女たちは必死で出口を探し回った。

「凄く大変やったらしいです。あっちこっち歩き回っておったら、いつの間にか知った山道に出られたそうです」

 慣れ親しんだはずの場所で異空間に足を踏み込んでしまう。それが白い山や青い池だった話は東北地方でも聞いたことがある。大抵の場合は二度とそこへ行くことが出来ない。もちろん北山村のご婦人たちは二度と行きたいとは思っていないが。

 

・あれ、どこへ行くのかなと思いながらもベテランのことである。何か考えがあるのだろうとさほど心配はしなかった。ふっと遠くへ目をそらして再度先ほどの山筋を見ると……。

「また先輩の猟師が同じように歩いてきてなあ、開けた所を通りすぎて山へ入っていくんや。何しとるんかなあ思うたでえ」

 二度目である。まあ何かを確認するための行動かと思ったが、さすがに3回目となると話は違ってくる。そして4回、5回……

「同じ所を何度も回っとるんやなあ。そいで無線取って“お前何しとる、何回も同じ所歩いとるで”言うたんや」

無線に出た先輩猟師は応えた。

「何って、わしゃ山を下りよるだけじゃ」「下りるって、お前さっきから同じ所をぐるぐる回っとるだけやぞ」

 亀田さんに指摘されても先輩猟師には意味が呑み込めない。彼はひたすら山を下りているつもりだったのである。

「いやおかしかったけど、先輩やから笑うに笑われへんかったで」

 いわゆるリングワンデリングの類いなのだろうか。それを遠目に見ていた人の話は珍しい。その先輩は伐採し開けた場所を何度も通っていることに気がついていなかったそうである。

 

<奥山の女性>

・先に述べたように杉山さんの仕事は立木の買い付けである。山の面積と樹種を把握して持ち主と金額の交渉をしたり、銘木を探して山を一人で歩く。当然、遊歩道や登山道を歩く訳ではない。基本的に人と会うことがほとんどない山行きなのだ。そんな場所に女の人が一人でいるとは考えられないから驚くのである。

二回会ったことがありますよ。山の中で、その人、普通の格好なんです。山歩きじゃないですね。髪の毛がばさばさで凄く怖かったですよ。精神的に不安定な人なのかなと思いました

「はあ、二回ですか。それは同じ人なんですか?」

「いや、違う人ですね。場所も全然違いますから」

 この状況は想像するとかなり怖い。限られた山関係の人しか入らないような場所で、彼女たちはいったい何をしていたのだろうか。

 

<狸話>

・動物が関係する話は狐が多く、特に東北北部では独壇場である。しかしながら狸もなかなかのキャラクターとして度々登場する。そのほとんどが物真似をする程度でたわいもない。それが四国では人を死に追いやるような悪さをしでかすのである。