(2022/1/8)
『悪魔の嫌うこと』
・本書を甘く見てはいけない。仏教諸派が長大な漢文のお経で教えんとして、教えられなかったことが、この本一冊に簡潔に、現代語で語られているのである。
・2020年5月15日、全国公開予定の映画『心霊喫茶「エクストラ」の秘密―The Real Exorcist-』に合わせて、映画中にも出てくる「悪魔の嫌うこと」をまとめて、一冊の本として出すことにした。
現在、中国発・巨大コロナ・パンデミックにより、全世界に感染者が数百万人、死者が十数万人以上出ている。現実には、この数字は幾何級数的に増えていくだろう。
・無神論・唯物論の信奉者にとっては、人は死ねばゴミになるだけだろう。しかし、現実は、自分だと思っている肉体自己の数十年の人生こそ、仮の姿で、魂は死後、天界か地獄界に赴くか、あるいは、この地上界に執着して地縛霊になるしかない。
・しかし、今、本仏としての仏陀が下生した。イエス・キリストに「天なる父」と呼ばれ、イスラム教では「アラー」とも呼ばれ、日本神道的には「天御祖神(あめのみおやがみ)」と呼ばれ、中国では「天帝」といわれた存在である。本名はエル・カンターレ。あなた方の主である。
本書には、エル・カンターレの説く、悪魔の嫌う三カ条が明らかにされている。精読の上、繰り返してお読み頂きたい。その価値は無限で、国民全員に、そして、全世界の人々に読んでほしいと痛切に願っている。
<悪魔は現実に存在する>
・悪魔というと、昔話のようで、その存在を信じられない人も多いでしょう。今、白昼堂々と悪魔を論ずれば、少々、常識外れのように思われるかもしれません。
しかし、人間の生きている、目に見え、耳に聞こえるこの世界を超えた、「実在世界」とも言うべき霊の世界には、悪魔は厳然として存在しています。
その実在世界は、言ってみれば「心の世界」です。人の心のなかで描くことの可能なものが、すべて存在する世界です。
・悪魔という存在が、2千年前、3千年前、あるいは、それ以上の昔から現在まで連綿とあり続ける理由は、「人間の心のなかに、そのようなものを描くことが可能である」ということにあります。
つまり、「人間の本質に付随する自由性が、破壊的な方向で実現したときに、その悪の極致として、悪魔なる存在が現れる」ということです。
<悪魔の発生原因>
・私が観察してきたところによると、悪魔の発生原因は、やはり、人間の持つ「自我」と、「自我の行使における自由」にあるようです。
・人がこの世に生まれてくるのは、個性を手に入れるためです。今世の人生で、現在の名前で呼ばれている個性を得るためなのです。
・しかし、「自分」というものを求めていく過程において、仏や神の心に反した自己像を求めたり、あるいは、自己を拡大していく過程において、他の人々の幸福追求の権利を害するような生き方をしたりしてしまう危険性があります。それが悪の発生原因といえるわけです。
<悪魔の嫌うこと➀――正直で嘘をつかない生き方>
<悪魔にとって、正直で嘘をつかない人は煙たい存在>
・悪魔の嫌がることを明確にすれば、それは、その反対である菩薩や如来、天使たちの生き方を目指す指針になり、とりもなおさず、「悟り」というものの持つ性質を表すことにもなるでしょう。
・悪魔が嫌う人とは、どのような人であるかというと、第一に、「正直な人」、「嘘をつかない人」です。
・したがって、悪魔と手を切りたければ、まず、嘘のない正直な生き方を目指すことです。
<「間違いを犯した」と気づいたら、そのつど反省すること>
・もし、嘘をついたり、自分を騙したり、人を騙したりするような生き方をしたときには、そのつど丁寧に反省することです。「いけないことをした」と反省することです。
<悪魔の嫌うこと②――コツコツと努力する勤勉な生き方>
<悪魔は「怠けたり、サボったりする仲間」を増やしたい>
・悪魔は、「勤勉な人」が嫌いです。「真面目に努力する人」、「人が見ていようと見ていまいと、コツコツと努力する人」、そういう人が嫌いなのです。
悪魔は人の目をとても気にします。
・勤勉に、コツコツと、陰日向なく努力する人を、悪魔はとても嫌います。そういう勤勉な人は、「仏神から頂いた自分の一生を大事にしよう」としている人でもあるわけです。
<コツコツと努力する真面目な人は後光が射している>
・悪魔たちは、「できれば、ぐずぐずし、ダラダラし、能率を下げたい。大事なことをしないで逃げたい。大事なことを避けたい。怠けたい」という気持ちに満ちています。
これは「悪魔の」であるわけです。
・コツコツと努力する真面目な人は後光が射しているので、悪魔から見たら嫌で嫌でしょうがないのです。
<悪魔の嫌うこと③――明るく積極的な生き方>
<悪魔は、暗くて、じめじめした人が好き>
・一番目には、「悪魔は、正直で嘘がつけない人を嫌う」と述べました。二番目には、「悪魔は、勤勉な人、コツコツと努力するする人を嫌う」と述べました。
三番目は何かというと、「明るく積極的な考え方をする人」、「どのような苦難や困難のなかにおいても、自分の可能性を見つけ出そうとする人」です。そういう心の傾向性を持つ人、常にそういう考え方をする人を、悪魔は嫌います。
<悪魔の正体と見破り方>
<「悪魔対策」が必要な理由>
・今、当会では、さまざまな活動をしていますけれども、救世運動ということを強く押し出していくと、必ず妨害が出てきます。そうした妨害の主役として、裏で活動しているのが、この悪魔という存在なのです。
<悪魔はどのような存在か>
<悪魔は、難所・急所を「ここぞとばかりに狙ってくる」>
・みなさんは、直接、悪魔と出会ったり、話をしたりしたことはあまりないかと思います。幸福の科学の信者であれば、公開霊言の映像等で、悪魔を呼び出して話をするところをご覧になったことはあるかもしれませんが、実にショッキングな存在です。
・釈尊は出家後、35歳のときに菩提樹の大木の下で魔を降し、大悟したはずなのに、仏伝を読むと、その後も人生の至るところに悪魔が現れてくるシーンがあります。すなわち、「釈尊は降魔をして悟りを開いたはずなのに、なぜ、一生の間、悪魔がつきまとっているのか」という疑問があるわけです。
・したがって、悪魔は、「完全な敵対者としてある」というよりも、ある意味においては、「“危険地帯”に入ったことを教えてくれるような存在である」と言えるでしょう。あるいは、「このままでは駄目だ」「何らかのイノベーションが必要である」ということを教えてくれている場合もあります。
<悪魔は、人間の持つ「欲望」を体現している>
・しかし、個々に見れば、誰か個人を狙って入ってくるので、それ自体は、やはり、悪質と言えば悪質で、嫌なものです。そういうときに、人間の持っている嫌なものが一気に出てくるようなところはあります。
では、悪魔は、人間の持っているどんな性質を体現しているのでしょうか。
そこには、まず、「欲望」というものが必ず存在しています。
<悪魔かどうかは「頭のよし悪し」だけでは決められない>
・それから、勘違いしやすいこととして、現代は高学歴社会であるため、「天使などの神様に近い人ほど頭がよく、下のほうの階層の人は頭が悪く、地獄へ行っている人はもっと頭が悪いのだろう」と思いがちかもしれませんが、そうとも言えない面があります。
天使には頭のよい方が数多くいらっしゃいますが、悪魔もそれなりに頭がよいのです。それは、一種の“狡猾さ”も含めた頭のよさです。
<悪魔が狙ってくるポイント>
<「邪な心を持った権力者」は悪魔に狙われやすい>
・実は、頭のよい人にも悪魔は入りやすいのです。
そういう人は、この世で出世したり、権力を持ったりしやすいパターンになるので、悪魔としては、「その人に入れば大きな力を持てる」とばかりに、もっと狙ってくるわけです。したがって、心に邪な部分があれば、入ってこられることがあります。
キリスト教系の悪魔を描いた映画「オーメン」シリーズでは、主役に当たる悪魔の化身・ダミアンが、大きな財閥を乗っ取ってその長になるとともに、米国駐英大使になるなど、政界を駆け上っていこうとするところが出てきます。
<悪魔は、その人の「いちばん大事なもの」を狙ってくる>
・それから、もう一つ、悪魔の嫌なところは、その人の「いちばん大事なもの」を狙ってくること、担保に取ってくることが多いところです。それによって揺さぶりをかけてきます。
何に対して揺さぶりをかけるかというと、「信仰心」に揺さぶりをかけてくるわけです。
・しかも、その人個人ではなく、その人の近場にいて、本人に影響を直接与えられる人のところに入ってきます。要するに、「家庭のなかの弱いところ」に揺さぶりをかけることがあるのです。
<悪魔に取り憑かれたときに聞こえてくる「声」>
・それから、日本では年間2万人を超える自殺者が出ています。自殺者の全員が全員、同じパターンとは言えないので、理由はいろいろあるかとは思いますが、悪魔に魅入られた人はそうとういるでしょう。
・ただ、私が今まで経験してきたことを統計的に見るかぎり、悪魔に取り憑かれたときに、向こうの霊力が強くて、こちらの主体的な判断、念力や意志などでは打ち返せない場合には、「殺してやる」とか「死ね」などというような声が聞こえてくるというケースがあまりにも多いのです。
・しかし、そういった声が聞こえる人は現実にいます。精神科のほうに行くと、そういう人はたくさんいて、病棟のなかに大勢“かくまって”いるはずです。また、刑務所に入っている人でも、おそらく、刑務所から一般社会に出ると、人を殺したくなる衝動が出てくることはあるのではないでしょうか。
・そうした場合、「魔が入った」などと言われますけれども、これは本当にそのとおりなのです。
凶悪犯罪を犯すような人の場合と、人を殺したりする人の場合と、それ以外に、「死ね!」というかたちで声が聞こえてきて自分を殺す人の場合、つまり、自殺の場合には、やはり、かなり凶悪なものに取り憑かれているケースが多く、これを取り払うのは、そう簡単なことではありません。
<悪魔が「家族」のところに入りやすい理由>
・悪魔に取り憑かれた場合、心のなかに、そういったものを引き寄せる何かがあることは事実であるのですが、それだけではなく、やはり、何らかの間接的な目的があることも多いのです。
<「唯物論」の学者や僧侶にも、悪魔の手は忍び寄っている>
・さらに質の悪い人になると、脳の学者でありつつ、僧侶の資格も取り、伝統宗教の僧籍を持っていながら、「霊はない。あの世はない。そういうことを言うやつは、みんなインチキだ。詐欺だ」などと言って回っているのです。そういう人が世の中にはいて、本を書いたり、テレビに出たりしています。
こんな人には、悪魔が入り放題でしょう。
<「傲慢さ」や「うぬぼれ」も悪魔が入ってくる入り口>
・もちろん、唯物論であっても医学部系や工学部系などでは役に立つようなところがずいぶんあるので、私は、それらを全部否定する気はありません。
・今まで幾度もなく悪魔と戦ってきましたが、いちばん難しかったのは、うぬぼれが強いタイプの人から悪魔を剥がすのは、かなり難しいのです。
謙虚な人の場合、悪魔を取るのは、それほど難しくありません。簡単に取れます。なぜなら、謙虚な人は、反省ができるからです。反省の習慣を持っている人であれば、悪魔を取ることができるのです。
ところが、反省ができないタイプの人もいます。そういう人は、自我が非常に強いのですが、その自我の強さは「うぬぼれ」や「慢心」というものから来ています。そういうものから出ていることが多いのです。
<「強欲な人」や「怠け者」にも悪魔が入りやすい>
・また、強欲で、この世のいろいろなものを、すばやくパッと取っていく人がいます。会社であれば、「儲けになるものを、パッと取っていくような仕事をしている」、「ライバルを蹴落としたり、競合企業をぶっ潰したりしてでも勝っていこうとする」というタイプです。
そういう人のなかには、やはり、“悪魔の入りやすい素質”が一部あると思います。
・要するに、マネーゲームのように巨額のお金を動かして、ウォールストリート型の商売をする者のなかにも、悪魔が入る余地があるわけです。
そういう意味では、「頭がいい」とか、「金儲けがうまい」とかいうだけでは、必ずしも合理化できないものはあります。やはり、「強欲」というところにも、悪魔は非常に入りやすいので、この世的に見て優秀な人にも入れるのです。
・ただ、どちらかといえば怠け者と判定されるような者にも、悪魔が入りやすい気はあります。
<「悪魔祓い」に必要なもの>
<「エクソシズムが成功する条件」とは>
・結局、「悪魔祓い」、いわゆる「エクソシズム」は、信仰心がカチッと立っている場合には、だいたい成功します。悪魔は、たいてい取れるのです。
幸福の科学には、「悪魔祓い」や「悪霊払い」「病気治し」など、いろいろな祈願等がありますが、精舎であろうと支部であろうと、エル・カンターレ信仰をきちっと持って、儀式や修法に則って祈願等をすれば、そうとうな効き目がありますし、実際に、悪魔や悪霊を引き剥がす力が出てきます。
<『仏説・正心法語』や『エル・カンターレへの祈り』の威力>
・なお、悪魔祓いは、信仰心のところがきちっと立っていれば、基本的に、『仏説・正心法語』や『エル・カンターレへの祈り』で十分に可能です。これで悪魔は耐えられないのです。
<最後は「この世的なものに執着する心」との戦い>
・「悪魔祓い」は、最後は、「執着との戦い」になります。
やはり、この世には、いろいろ執着するものがあるわけです。“いいもの”がたくさんあって、「この世的に失いたくないもの」を数多く持っているのではないでしょうか。
・そして、魂として、あの世に旅立たなくてはいけないときが来ます。いかに親しい関係であっても、いかに大事なものであっても、いかに執着したものであっても、いずれ、それを捨てなくてはいけない時期が必ず来るのです。
・例えば、学歴自慢とか、財産自慢とか、家柄自慢とか、息子自慢とか、美貌の自慢とか、あるいは、地位の自慢とか、いろいろなものがたくさんあるかもしれません。しかし、どれもあの世には持って還れないので、最後は捨ててください。
持って還れるものは「心」だけです。
・例えば、植福(布施)などのお勧めもいろいろとしていると思いますが、これは、単に、お金や財産のようなものを差し出しているだけではなくて、やはり、「修行の一部でもあるのだ」ということを知っておいてください。
・要するに、「最後は、この世的なものに執着する心との戦いになる。その際、目に見えない世界、神仏や霊界といったものを信じ切れるかどうか、そこにかかっている」ということです。それを言っておきたいと思います。
<「信仰心」さえ立っていれば、未来は開けていく>
・また、“武器”としては、すでに出ているもので十分に戦えます。十分に戦う力はあるので、どうか、信仰心を立てて伝道してみてください。それが、「救世の行」なのです。
その途中で、眠っていた悪魔が、あちこちで起き上がってくることもあるでしょう。
・結局、信仰心さえ立っていれば、船の先が水を割って進んでいくようなかたちで、未来は開けていくのです。必ず、そのようになると私は思います。
<悪魔との戦いを勝ち抜くには>
<「破壊」とは反対の「世界を平和に、幸福にしていく心」>
・魔そのものを見れば、非常に強力で、陰湿で、残忍で、攻撃的で、人の不幸を積極的に願っているような存在であり、嫉妬や憎しみ、攻撃心等の魂のようで、許しがたい存在にみえるかもしれません。
ただ、あなたがたは、信仰心に基づいて、できるだけ「調和のある心」をつくり出し、毒まで食らわないようにしてください。魔が競い立って暴れているようなときには、淡々として、なすべき業務や聖務をこなしていくことです。耐え抜いていくなかで着々と進めることによって、いつの間にか“追い風”が吹くようになるでしょう。
・したがって、この世的なことで、あまりつまずかないでください。例えば、商売がうまくいかなくなったとか、子供が少しおかしくなったとか、あるいは、学業が不振になったとか、いろいろなことがあろうかと思います。
しかし、この世のことは、必ずしも、すべてが思うとおりにはなりませんし、もともとそういうものなのです。この世において、すべてが満足になってしまったならば、この世から出られなくなります。「この世は修行の場である」ということを、どうか忘れないでください。
・悪魔は、本来、修行の場であるところの、「この世の世界」に執着しており、ここに人々を閉じ込めて執着させ、自分の活動領域を増やそうとしているだけなのです。
そして、その活動の本質は「破壊」です。人々を破壊し、社会を破壊する活動に喜びを感じているわけです。これは、人間として最低の心境でしょう。
<悪魔に取り憑かれている人の導き方>
・本章では、「悪魔の正体と見破り方」という、すごい題を付けてしまいましたが、これは、心眼が開かなければ、そう簡単に見破れるものではないかもしれません。
ただ、幸福の科学でしっかりと修行していれば、そうしたものに取り憑かれている人であるかどうかということは、コーヒーを一杯飲みながら話をしたぐらいで、だいたい見破れるのではないでしょうか。
・そのとき、どうか、霊流を引いてください。自分一人で戦うのではなく、教団の中心部から霊流を引いて、「主よ、われとともに戦いたまえ」と心のなかで念じながら、「法語」「法の言葉」を語って相手を導くことが大事です。
<「この世の常識」に負けない力を>
・みなさんの今までの「人生の常識」というものは、この世のものによって、そうとう出来上がっているのではないかと思います。
それに反するものがいろいろと出てきても、どうか怯まないでください。
幸福の科学では、当会において起きた奇跡を発表しています。さまざまな病気が治るような事例も出てきています。
しかし、そういうものを伝えても、世の中は、「そんなものは、自分で見ないかぎり信じない」などと言うような人に満ちていると思います。
<本書一冊が「悟りの書」でもあるのだ。>
・本書を甘くみてはいけない。仏教諸派が長大な漢文のお経で教えんとして、教えられなかったことが、この本一冊に簡潔に、現代語で語られているのである。言葉をかえれば、本書一冊が『悟りの書』でもあるのだ。
悪魔の力が増大してくる現今の時代、本書一冊を頼りにして生き抜いてほしい。
(2020/8/6)
『ハイジャックされた地球を99%の人が知らない (下)』
デーヴィッド・アイク ヒカルランド 2014/8/12
<この理不尽な地球陰謀――消せるのは、あなたしかいない>
✵「ロスチャイルド・シオニズム」――パレスティナで繰り広げられている組織的な民族抹殺計画、<9・11>、福島の原発「事故」、ハリウッドやインターネットの支配、世界各地で繰り広げられる紛争、戦争、革命。それもこれも最短100年単位の超長期計画によって展開している。
✵地球人口を数十億単位で間引きし、レプティリアンの支配しやすい規模に持ち込もうという「人類大淘汰計画」。
✵残忍な金融支配。ロスチャイルド家を初めとする血族が、そのネットワークを駆使しながら、現実には存在しないマネーを高利で貸し付け、国家をも支配下に入れていく「信用経済」。
✵人類に対する大規模マインドコントロール。
✵<世界の目覚め>で踊る<不服従のダンス>。かつて退いた人類の味方や異次元での反レプティリアン同盟が、広大な宇宙の各所で戦いを繰り広げている。
✵<真実の振動>に精神を開いて<無限の意識>とひとつになることで道は拓かれる。私たちが、自分が誰なのかを思い出すだけで、悪夢は終わる!
<下巻への案内――訳者まえがきに代えて>
・第9章では「ロスチャイルド・シオニズム」を扱っている。この第一級の秘密結社は、常識的にも歴史的にも根拠のない「約束の土地」への権利を表の顔に、一切の批判を「反ユダヤ主義」という名目で攻撃しつつ、アメリカをはじめとする各国をコントロールしている。ここでのアイクは、歴史に残るロスチャイルド家のやり口をふり返ったうえで、2度にわたる世界大戦や「革命」の操作、政治・経済・軍事・メディアなど社会中枢の支配、計画通りだった「リーマンショック」、その危機を引き起こした張本人らによる経済「対策」などを、実名を挙げながら明快に分析・提示していく。
・第10章では、世界各地で繰り広げられる紛争、戦争、革命の本質が明らかになる。どれも最低でも100年単位の超長期計画によって展開しているものばかりだ。アラブの春と呼ばれた一連の政変も、ウクライナやチェコ、グルジアといった旧東側諸国の「革命」も、ずっと以前に書かれたシナリオによるもので、例によってジョージ・ソロスやズビグニュー・ブレジンスキーが絡んでいた。レプティリアン血族が征服を目論む国々は、北アフリカから中東を経て、アフガニスタン、イラン、パキスタンと続き、インド、中国にまで及んでいる。独裁体制ながらも国民生活を向上させていたカダフィを極悪人に仕立て上げて一般市民を爆撃する一方で、腐敗と圧政を続けるアラブの首長らを温存・利用して第3次世界大戦の実現を狙う本当の「悪の枢軸」――彼らのアジェンダを許してはならない。
・第11章は科学技術に目を転じて、HAARPを取り上げている。東日本大震災を引き起こしたという説が絶えないこの技術の基本形は、二コラ・テスラによって20世紀の前半にはすでに確立されていいた。2007年に完成したとされる現在のHAARPは、アメリカ海空軍とアラスカ大学、国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)が共同で資金提供したもので、特殊な周波数の電磁波を電離層に送り込んで、地球環境にすら影響を与えてしまうほどの威力を持つ。
・こうした動きの向こうにあるのは現在の地球人口を数十億という単位で間引きし、レプティリアンの支配しやすい規模に持ち込もうという「人類大淘汰計画」だ。第12章では、そのために彼らが利用している手段を具体的に分析されている。
・続く第13章は金融支配がテーマとなっている。ロスチャイルド家をはじめとする血族どもが、そのネットワークを駆使しながら、現実には存在しないマネーを貸し付け、国家をも支配下に入れていく「信用経済」という仕組みが詳細に語られる。教育という名のプログラミングは、同時に私たちを借金で縛りつける。連邦準備銀行という名のカルテルは、潤沢な資金で政治家を縛り、計画的に恐慌を起こして「解決策」を押し付け、元は帳簿上の数字に過ぎないものを根拠に、国民から現実の資産を奪っていく。血族金融機関の代表格ともいうべきゴールドマン・サックスの分析では、彼らの支配構造が疑問の余地なく理解されることだろう。統一通貨ユーロによって、ヨーロッパ各国はまた一歩、悪夢の実現へと近づいたと言える。
・では、すべての方面から推進されている血族のアジェンダによって、今の人類はどうなっているのだろう。第14章では、人類に対する大規模マインドコントロールの現状が恐ろしいほど明らかにされていく。自己愛型人間の採用と訓練でできあがる制服組の精神構造と信じがたい行動(とりわけ空港職員や警察官によるもの)、あらゆるところに設置されたカメラや携帯電話、インターネットなどによる徹底した監視と情報収集、すべての人へのマイクロチップ埋め込み計画、水道水へのフッ化物添加による精神への攻撃、徹底したワクチン注射による免疫系の発達阻害、無限と思えるほどの食品添加物、小規模農場とオーガニックな代替食物への圧力、紫外線による癌というペテン…。しかしアイクは、今こそ声を上げるときだという。
・そして最終章、ここまで読んできて無力感に打ちひしがれようとする私たちに向かって、アイクはついに具体的な行動を提案する。それが<世界の目覚め>であり、<不服従のダンス>だ。レプティリアン同盟の攻撃がひたすら過激化しているのは、彼らの危機感の表れでもある。かつて退いた人類の味方や異次元での反レプティリアン同盟が、広大な宇宙の各所で戦いを繰り広げている。2012年の話やハルマゲドンのような終末思想に踊らされる必要はない。押し寄せる<現実の振動>に精神を開いて<無限の意識>とひとつになることで道は拓かれる。私たちが、自分が誰なのかを思い出すだけで、悪夢は終わるのだ。
・日々経験している「五感の世界」の本質は、「固体」でも「物理的な」ものでもなく、振動、電気、デジタル・ホログラフィーによる情報場=「宇宙インターネット」に過ぎない。
・《土星―月マトリックス》という知覚を破って、人間の集団的隷属状態を終わらせるには、本来の自分の姿に目覚めなければならない。すべては、まさにすべては、そこから始まる。思い出すのだ、あなたは何者なのか、今どこにいるのか、どこから来たのかを。思い出せ。
<秘密結社ネットワークが世界の出来事を支配し操っている>
・今こそ声を上げ、不服従のダンスを踊るのだ!
・すべての方面から推進される<血族>による支配と淘汰のアジェンダ
<ハッカーも美しき人びとも>
・ロスチャイルド・シオニストは、自身は表に出てこないで、主要メディアを所有するという方法を使ってきている。
・この「金ぴかの町」は歴史上のできごとについてニセのバージョンを売り込み、知覚をプログラムするために世界中で利用されている。それを作りあげてきたのがレプティリアン血族だということは明らかなのだから、彼らがオーナーだというのも当然だ。ハリウッド映画やテレビは、血族の連中が準備しているできごとに備えて現実を操作し、人びとに精神的・感情的にプログラムするために使われている。
・この本を執筆している時点でも『コンテイジョン』という映画が作成されている。内容は死滅的な伝染病が大発生するというもので、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)が前面に押し出されている――これも、血族が本格展開しようとしている人類への新たな攻撃について、ハリウッドを使って予備知識を与えておこうとしている一例だ。
・ロスチャイルド・シオニストはインターネットも支配している。グーグル、ヤフー、フェイスブック、マイ・スペース、ツイッター、ウィキペディア、イーベイなど、どれもがロスチャイルド・シオニストに設立されたか、もしくは支配されているか、そうでなければその両方だ。
・もう一度強調しておくが、私は「ユダヤ人」がメディア、ハリウッド、インターネット、政治家、銀行、巨大ビジネスを所有しているといっているのではない。ここで問題にしているのは、ロスチャイルド・シオニズムという秘密結社に仕える小さな集団のことだ。大半のユダヤ人は、ロスチャイルド・ネットワークによって情け容赦なく利用され、虐待されている。ロスチャイルド・シオニストはユダヤ人のことなど考えていないし、ユダヤ人全体の利益を追求しているのでもない。彼らは、世界制覇に向けたロスチャイルドの陰謀、つまりはレプティリアン同盟の陰謀にとって最適なものを追い求めている。ロスチャイルド家とシオニスト秘密結社の網は、アメリカ政府政策のすべてを支配しているし、状況は、イギリスをはじめとする国々、さらにはEUでも同じだ(そもそもEUはロスチャイルドが作ったものだから当然だろう)。ロスチャイルドがアメリカとイスラエルを二重支配していることで、驚くほど巨額のアメリカ国民の税金が、イスラエルへの軍事・経済「支援」に流れている。
・ロスチャイルド家には軍団とも呼べるような組織があって、真実に近づく者は誰でも「反ユダヤ主義」だとして標的にされる(この言葉が同じセム語族であるアラブ人に向けられているのは皮肉なことだが、そのあたりのことは私のこれまでの著作を読んでほしい)。
・いわゆる「ヘイトスピーチ」を取り締まるためと称して新たな法律を広範に導入し、表現の自由を禁止することで、彼らのご主人さまを暴露させまいとする動きがあるが、これは背後では、いくつかの組織が動いている。こうした法律は「少数者を守る」ためとして推進されているが、ロスチャイルドと下劣な土星カルトは、少数者になど、なんの関心もない(というより、多数者にも興味はない)。彼らの関心はすべてを支配することだけだ。
<「将来」をコード化する>
・私が長年にわたって強調しているのは、人類が直面している陰謀の規模と組織性だ。私たちの世界を操作し搾取する連中は、1日や1か月、あるいは1年や10年という単位でものごとを進めてはいない。彼らは私たちの現実の、まさに繊維の1本1本にまで、コード化されたプログラムを展開しているのだ。
・世界的なファシスト/共産主義国家は、そのような計画によって起こってきているものだ。それは、土星から送られてくる放送のなかにコード化され、月によって増幅されている。だから、コード化された情報とその先行き(つまりは「計画」)に関する知識があれば予言的な「小説」も書けるし、それがあとで信じられないほど正確だったということにもなるのだ。ジョージ。オーウェルとオルダス・ハクスリーが『1984年』や『すばらしい新世界』を書けたのは、彼らが、これからなにが起こるかを知っていたからだ。
オーウェル(本命エリック・ブレア)は警察国家と監視国家、そして人びとを統率するための無限戦争を描き出した。今の私たちが見ている現状そのものだ。現代の無限戦争とは「テロとの戦い」のことだ。「テロとの戦い」に勝つなどありえない。お題目に過ぎないものを、本当だと信じることで安心するのだ。オルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』では、人びとは薬と遺伝子によって支配され、両親は、自分で子どもを育てる権利を奪われたうえ、最終的には生殖を通じて子どもを作る権利すら放棄してしまう。子どもは「世界国家の孵化場」で大量生産され、生まれたときから体系的にプログラミングされていく、ハクスリーが書いたことも、今ではほとんどが実現しつつある。
・フェビアン協会は政界の「左派」を操るために1884年に設立されたものだ(ほかの秘密結社は「右派」「中道」を担当していて、議論を二分させ、分割による統治を行うことで、政治的な選択肢があるという錯覚を生み出している)。
・フェビアン協会のロゴはヒツジの皮をまとったオオカミで、まさにこの組織の本質を表している。