日本は津波による大きな被害をうけるだろう UFOアガルタのシャンバラ 

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なお、これは余談中の余談ですが、1990年代の中頃にボストン郊外でヒラリオン大師に出逢った人達の話では、大師は赤いカウボーイハットにジーンズという出で立ちで歩いていたそうです。(1)

 

 

 

(2022/1/22)

 

 

 

『黎明 下巻』

葦原瑞穂  太陽出版 2017/8/7

 

 

 

セックス

・セックスを幽体のレヴェルで看てみると、アストラル体は液体のようなものですから、セックスをしているうちに双方の波動が互いに混じり合い、相手の幽体が持っていたヴァイブレーションのうち、自分がそれまでは知覚することのなかった波動に対しても感応するようになってきます。これは様々な魂の経験を短期間に行う場合には、それなりに効果のある方法で、地球圏の短期滞在組の魂の中には、セックスによって多くの波動を経験するような人生の設定をしている場合もあるのですが、普通ひとりで不特定多数の相手とセックスをすると、雑多な波動が幽体に混入してくるために、相手が不調和な波動を持っていた場合、ちょうど色々な絵具を混ぜていくと色が濁って黒くなっていくように、幽体のヴァイブレーションが下って様々な問題が生じてくることがあります。巫女が処女でなければならないと言われるのは、霊媒体質の幽体は特に相手の波動を受け易いために、不調和な波動が入ると、高いヴァイブレーションからの情報を得られなくなるばかりでなく、好ましくない領域とチャネルし易くなるからです。

 

地球の先住民

・「ここにきたイスラエル人は『八つの海』を越えなければならなかった。他の人々はたった七つの海を越えてここにきた

「海」とは大きな距離や時間を表わす象徴的な意味の有る言葉ですが、ここで使われた海というのは、ユダヤ民族の魂のグループが、地球生命系に滞在している期間のことを示唆しています。このことには少しばかり説明がいるのですが、1990年代頃にはかなり多くなっている、他の恒星系からの短期滞在組は別にして、現在の地球生命系の長期滞在組となる最初の魂達が、この天体でエーテル・レヴェルの媒体に化身した生活を始めたときに、地球には既に先住民族がいたのです先住民族には幾つかの異なった魂の系列があり、それぞれが別の恒星系から地球に移り住んできたのですが、そのうちのひとつが現在のユダヤ人に繋がってくる魂のグループで、この魂達はこの合流の時点に至る以前に、生命の進化において一文明期に当る期間を、既に地球圏で過ごしていました。この余分の一周期が、大師の「海を越える」譬えの数の差になっているわけです。

 前述したように、この魂のグループは、地球にくる前にも他の恒星系での生活体験があり、地球で個別化した(人間としての表現を始めた)魂ではありません。

 

この先住民族はシファーディ・ユダヤ人と呼ばれ、セム族、すなわちアブラハムの末裔となる、黄色人種に繋がってくる人達(正確には魂の系列)のことで、現在ユダヤ人と呼ばれている人達の過半数を占める、白色人種のアシュケナージユダヤ人(ユダヤ教に改宗したカザール人で、元々は現在のカザフ共和国のあたりに住んでいた人達)とは、民族としても魂としても別の系列になることを知っておいて下さい。また私達の多くは習慣的に、地上の肉体の血縁関係という視点から民族を区別してしまいがちなのですが、霊的な視点では、魂と個々の民族との係わりはもう少し複雑な状況にあります。

 

・なお「イスラエル」とは、「神と戦う人」という意味の単語であり、人間の分離感を持った意識状態を象徴している言葉ですが、これとは別に、例えば聖書のヨハネによる福音書 第1章 47節の用例のように「神に選ばれた民」と言う意味で「イスラエル人」という単語が使われる場合があります。1948年5月に、イギリスが関わってパレスチナの地に誕生させたユダヤ民族の国家に、伝説上の古代ヘブライ人の王国と同じ「真理を悟った人」あるいは「自らが神であることを識った人」と言う、正反対の意味で使われており、現在のような特定の民族を指していたわけではなかったことを知っておいて頂きたいと思います。

 

・次の第二文明期になると、この魂のグループはいよいよ肉体をまとって物質レヴェルに表現を始めますが、次第に地上の現象に囚われていくにつれて、肉体に焦点の合っている自我意識が自分自身であると錯覚するようになり、自らの本源の自覚は潜在意識の奥底に埋もれて逝きます。そしてこのことが、弟のアベルを殺して地の表から追放されるカインとして表わされているわけです。

 この第二文明は北極文明とも呼ばれ、この時代には極地もまだ暖かく、諸大陸も今のように分かれずに一つにまとまっていました。その後地球では、ラー文明期、ウルダー文明期とそれぞれ呼ばれる二つの文明期を経てから、レムリア文明期、アトランティス文明期、そして現在のアーリヤ文明期へと続くわけですが、第四進化系の後半、つまり七つの文明期の五、六、七番目で個別化したり、途中で他の恒星系からやってきた魂もありますし、レムリア期とアトランティス期のどちらかだけを地上で体験しているもの、どちらも体験せずに現在のアーリア期に転生してきているもの、中途で他の恒星系に移ったもの、普遍意識がその魂を通して自覚に至り、地球圏を既に卒業してしまったもの等々、ほぼ同一のグループと見做される魂であっても、個々の魂としての地球の各文明期への関わり方は様々であることを承知しておいて下さい。

 

・この他にも更に南下して南米の先住民の先祖となった人達もいましたが、こうしたレムリア系のグループの中で、霊的に進化していた魂達の多くは、シリウス恒星系と関係があります。前述した「リトル・りー」の中で、チェロキー族の少年である主人公が、夕方の空に輝くドッグ・スター(シリウス)に意識を合せて、仲間とテレパシーで交信する方法を祖母から教わる場面がありますが、このような習慣もこうした霊的背景が基になっているのです。

 

アトランティス大陸の脱出組は、全く異なった霊的背景を持っている人達でしたが、彼等、彼女等の中にもネイティヴ・アメリカンの一部の部族として住み着いた人達がいましたし、南米に移住した人達もまたいました。この他にも、アトランティスの神官等を含む、エジプトに植民したグループがありましたが、この時代のエジプトで指導的な役割を演じたラータは、アトランティス人でもエジプトの先住民でもなく、コーカサス地方からエジプトにやってきた人々の指導者であり、しかも彼自身は、コーカサス人とは別の「人から産れたのではない、ズーの娘の子」すなわち後述するスメラの魂の系列に当っています。

 

・なお、ラータの時代のエジプトでは、ギゼーの大ピラミッドが建造されていますが、この設計及び建設管理に当ったのがヘルメス大師(トート)で、大師は現在でも、アメリカ、カリフォルニア州のメキシコ国境近くを拠点としてはたらいていますノストラダムスはアジアに現れるという大師について、「偉大なるヘルメスの霊統から生れ出る」と予言していますが、これはヘルメス大師を表現した魂の生れ変りだといっているのではなく、同じグループに属する別の魂であることを示していますので注意して下さい。

 

・本書で三番目に紹介する魂の系列は「スメラの魂」と呼ばれることもあり、地球生命系の霊的進化の援助のために、地球の創世にも携わった恒星系レヴェルの普遍意識から直接、もしくは幾つかの恒星系や太陽系内の惑星を経て地球の肉体に化身し、古代のシュメール人の指導にも関わっていた魂のグループです。日本で主に用いられる「スメラの魂」という名称は、神や天皇に関係する言葉に冠する皇(すめら)と同義ですが、古代タミル語のスメラ(私は誰か)ともほぼ同音であることなどは、大変興味深いところです。

 

・この魂とその子孫は、聖書のヨハネによる黙示録の中では「子羊と共に居る14万4千の人々」、創世記の中ではネフィリムとかアナキムという言葉で呼ばれていますが、前者は「覚者」を意味するヘブル語の十二と、「非常に多い」という意味の千を組合せた象徴的な数字で、具体的な人数を示しているわけではありません。

 後者のうちネフィリムとは「降下してきた人々」という意味のヘブル語で、普通「監視する人々」もしくは「番人」という言葉に訳されています。またシュメールとは「監視する人々の土地」という意味を持っており、地球人類の霊的進化を観守るこの魂達の役割を暗示しています。最後の「アナキム」という言葉は、シュメール人の神「アヌンナキ」をヘブル語で表記したもので、元々は「天から地にきた人」の意味を持っており、シュメール人の霊的な指導系列を指しています。

 

・アナキム(アナク人)は、聖書の中では巨人族として描かれていますが、身長数千メートルというのはもちろん誇張であって、地球のその時代のヴァイブレーションの影響で、あらゆる生物が巨大化したときに、相対的に大きな媒体(物質体ではありません)を持っていたことが、このような伝説になっているものです。このアナク人の巨人時代の媒体は身長が7メートル以上もあり、ギゼーの大ピラミッドの地下に複数保管されているのを、霊視能力を持つ著者の友人が目撃していますが、この種族や北欧神話のオーディーン(ゲルマン神話ではヴォータン)、ギリシャ神話のオリュンポスの神々以前に登場するチタン(英語読みではタイタン)等の巨人伝説とも何らかの関係があるようです。

 

・スメラの魂は、神代の時代における日本民族との関係が深く、役割上日本人とユダヤ人の間で転生をしている魂も多いので、こうした事情が日本人とユダヤ人同祖論の出てくる背景にもなっているのですが、もともと別の魂の系列である上に、現在の日本人の中にはスメラ系ではない魂も大量に転生してきていますから、日本人の肉体を持っていることと、スメラの魂であることには直接の関係がない点に注意して下さい。

 

・これは読者の皆様にもはっきりと認識しておいて頂きたいことですが、スメラの魂のうち、かなりの数が現在の日本に肉体を持っていると言うことは、別に日本人が偉いというわけでも何でもなく、地球上の大陸が現在の形に整ったときに、世界の雛型として日本列島が形成され、地球の創造に携わった古い魂達が、アクエリアスの時代にこの日本に集まって、人類を霊的に目覚めさせる手伝いをすると言う経綸に成っているだけのことなのです。地球人類の霊的指導に携わると言う任務は、あらゆる人々の僕(しもべ)となり、人類に仕えると言う意味ですから、他の人達よりも自分が勝れていると思うような迷いは、自我そのものの性質から生じる自己顕示欲であり、人を導くどころか、最も未熟な意識状態を露呈するものだということを、肝に命じておいて頂きたいと思います。

 

日本を中心としてはたらいているスメラ系の指導系列と、主にヨーロッパ民族の指導系列である聖白色同胞団とは、その役割上密接な協力関係があり例えば、影の勢力が強かったある時代から数千年間にわたって、結界の中に封じ込められていたスメラの魂達を解放する作業が、1980年代の終りに長野県の戸隠で行われた際に、イエスとモーゼの両大師が援助にきたというような事例があります。

 

・こうしてヴァイブレーションが下り、他の恒星系の不調和な波動領域とも接触するようになると、地球を見付けた他の恒星系の人達が、不調和なエネルギーを携えて地球圏にやってくるようになり、これらの波動の影響を受けて、地上の状況は次第に昏迷を深めて行きました。

 

・こうした事態に直面したスメラの魂は、地上に肉体を持つ人間としての表現をさせた責任上、第四進化系の魂が全体として解脱に至るまでは、地球生命系に留まることを余儀なくされたわけです。ところが本来の階層ではひとつの宇宙さえ創造することができ、全智全能で在ったスメラの魂も、肉体をまとうとその表現を極度に制約されるので、後に地球上の支配権を巡って、幾つかの恒星系の間で争いが起こったことなどもあり、意識が肉体を通して知覚される外界の出来事に反応するようになっていくと、それによって次第に強くなる現象我の焦点に囚われて、普通の人間になってしまった魂達も多かったのです。しかしながら、無限の叡智に因る世界の経綸は万全ですから、今この時期に目覚めるべく計画をしている魂は、内側より促すと同時に、外の世界にも様々な切っ掛けを現象化して、本来の使命を遂行することができるようになるための自覚へと導いて行きます。

 

・スメラの魂は、今回の地球の表現領域の移行に際して指導的な役割を演じることになりますが、このことには前述したような、今回最初に地球生命系の進化の場を設定したときの仕事と、カルマ的な関係のある魂達がいることが理由のひとつになっています。この他、今回の宇宙が創成されたときから様々な恒星系に転生して、その星のアセンションを手助けしている「おいかいわたち」もしくは「ワンダラー」と呼ばれるプロフェッショナルな魂達も含まれています。

 

・それではここで天体自身の進化と、その上で表現される生命活動に因って構成される進化系について、少し触れておくことにしましょう。地球を含めた太陽系内の各惑星は、それぞれが太陽系内の生命の媒体の進化における個々の役割を持っており、魂の転生を含めた様々な交流を行うことで、互いに影響を与え合っています。

 そして太陽系はその全体が、更に大きな恒星系レヴェルの進化系に所属しており、これらの恒星系との相互関係を通して、宇宙全体の進化の経綸におけるひとつの役割を担っています。

 

・この恒星系レヴェルの進化系には、牡牛座の方角にあるプレイアデス星系や、オリオン座の三つ星であるミンタカ、アルニラム、アルニタク星系を含み、子熊座の北極星系と大熊座の北斗七星、そして空間的にも比較的近くにある大犬座のシリウス星系とヴェガ星系、牛飼い座のアルクツールス星系や獅子座のレグルス星系等と進化のネットワークを組んでいます。

 

・「地球の変容」の章で説明しましたように、今回地球の表現領域(正確には、生命の表現の場の中心となる波動領域)がより高いヴァイブレーションに移行することで、太陽系から物質レヴェルの生命の表現領域がなくなる準備段階として、これまでの太陽は1999年8月に、現在の太陽系から(波動的に)離脱して新しい中心太陽と入れ換りました。これは天体におけるオーヴァー・シャドウのようなものですから、物質レヴェルで目に見える現象が起こったというような解釈をすると、混乱を招きますので注意して頂きたいと思います。

 この新しい太陽系は、日本神道では白山系の霊団と呼ばれる、これまでのプレイアデス星系を中心とした指導系列から離れて、レムリア文明の時代にそうであったように、再びシリウス星系の指導系列に入りました。

 これ以降地球の主な表現領域は、現在のプレイアデス星系のヴァイブレーションの付近に移り、プレイアデス星系も現在のシリウス星系の表現されているヴァイブレーションの近くに中心となる表現領域に移し、シリウス星系は更に高度な、私達の想像を絶する表現領域に移行すると言う、大きなスケールの関係を保って波動が変化して往きます。

 

・プレイアデスという名称は、ギリシャ神話に登場する天空を担う巨人、アトラスの七人の娘の総称から採ったもので、彼女等はオリオンに追われて星になったといわれています。七人の個々の名前はそれぞれアルシオネ、ケライノー、エレクトラ、マイア、メロペー、ステロペ、タユゲテで、そのうちメロペーは人間を愛したことを恥じて姿を隠したとされ、「失われた昴」と呼ばれています。

 プレイアデス星系は多くの星からなる散開星団で、1990年代の時点では、肉眼で見える明るい星は六つほどあります。ところが、浦島太郎が竜宮城に招かれる話の中では、七人の子供達が出てきて「この子達は昴星なのですよ」と乙姫に紹介される場面があり、また中国の古書にもプレイアデスの七連星のうち、ひとつが消えたという記述があって、この話がある出来事を示唆しているのが伺えます。

 

1990年代頃の地球の状況では、チャネラーを通して入ってくるプレイアデス星系の情報は、当然のことながら地球の波動領域に近い情報源だけに限られており、地球の教師に相当する、プレイアデス星系の集合意識の中枢にアクセスすることはほとんど望めません。

 その上、プレイアデス星系を名乗る幾つかのアウトロー的な集団もおり、しかも入手できる大半の情報が、チャネラーの潜在意識によって脚色されているので、一般に普及しているプレイアデス星系についての概念は、非常に偏ったものであるからです。こうした事情は、地球を他の恒星系の人達が観察する場合を考えて下されば、直にお解り頂けると思いますが、どんな表現も、その人のヴァイブレーションの範囲で見ることになるわけですから、同じ地球にチャネリングしても、ニュースを賑わすような未熟な人達の意識を見る人と、大師の意識に同調する人では、観察されるものは全く違っていますから、それぞれ大幅に異なった地球の印象を持つことになります。

 

・読者の皆様も「地球とはどんなところか」と、宇宙人に説明をする立場に置かれたなら、きっと困惑されることと思いますが、ひとつの生命系という膨大な要素を持った表現は、どんなに上手く描写をしたところで、有限の文章で伝えることができるのは、全体のごく一側面に過ぎません。ですから、限られた情報を提供することで、不完全な固定観念を造り上げてしまう危険を冒すことは、無益なだけでなく、むしろ有害だと言って良いでしょう。このような観点から本書では、プレイアデス星系やその他の恒星系の詳細について、新たに解説を試みるということは避けたいと思います。

 

・他の恒星系の太陽の中には、下限媒体として物質体を持っていないために観測されないものもあり、また牛飼い座のアルクツールスのような例外も幾つかありますが、大体において、物質レヴェルの温度が低い、赤色の恒星を取り巻く惑星系よりも、温度の高い、青色の恒星を中心太陽とする惑星系の方が高度に進化しています。こうした様々なヴァイブレーションの生命の表現の場は、太陽系が所属する恒星系内の惑星に限ってみても、それぞれ微妙に、あるいは大幅に異なった魂の表現様式を持っており、そのヴァイブレーションに応じた多種多様な生活が営まれています。

 

・このような他の恒星系から地球に転生してきた魂達は、その表現の中に、これまでの生活の場の波動を多かれ少なかれ持っていますから、注意して看ればそれと判るものです。他の全ての場合と同じ様に、一般化してひとつの枠で括るような説明をすることには色々と問題もあるのですが、ごく大雑把にいえば、地上経験が少ない魂達の表現する人間は、精神波動に対しては非常に敏感で、相対的に軽い感じがあり、自分と異なる考えの人と接することには馴れていないという特徴があります。また地球上の固定観念に余り囚われていない反面、物資の取り扱いや物質レヴェルの法則には疎いため、地上での仕事を的確に遂行することは苦手で、物事を安易に進めようとする結果、失敗を重ねて社会との関わりを避けるようになったりすることもあります。

 

・これに対して長期間にわたり地上経験を積んだ魂は、地上での仕事を適切かつ確実に成し遂げる力量と、物事に深く関わることのできる愛、そして荘厳さや存在感といったものを身に付けていますが、地上的な固定観念やカルマを数多く抱え込んで重くなり、解脱を難しくしている場合がしばしばあります。

 またこれら二つとは別の傾向を持った魂達も、僅かながら存在しています。紀元前2千年頃まで、火星と木星の軌道の間にはもうひとつの惑星が存在していて、住民の不調和な表現のために壊滅した歴史があるのですが、この星から転生してきた魂の表現の中には、攻撃的、破壊的な傾向を残している人達もいるものの、使えるエネルギーの大きさや行動力の点で、地球の進化のためにはたらけば、偉大な仕事を成し遂げる可能性も併せて持っています。この星の存在はニニブもしくはマルドゥクという名前で、シュメールやマヤの記録にも残されており、現在でもその残骸が、小惑星セレスを含む、アステロイド・べルトと呼ばれる小惑星帯を形成しています。

 

・地球は霊的に観れば永遠の昔から存在していますが、物質レヴェルの地球は何度も生成、消滅を繰り返しており、今回の物質体としての地球が創造されたのは、およそ56億年程前のことになります。精神階層での地球の霊体の創造作業は、物質レヴェルの時間から見れば更に遡ることになりますが、精神階層には地上のような、物質の存在によって固定された時間の枠組があるわけではないので、地上の時間軸で精神階層の出来事を把握しようとする試みには、余り意味がないことを良く理解して下さい。

 

光と影の識別

「善と悪」の章でも触れましたが、まず普遍意識の視点においては、「悪」とか「影の勢力」等というものは存在しないと言うことを言明しておきます。実相として在るのは、唯一の生命で在る神の完全なる調和、偏在する無限の愛だけなのであって、その他にも何もないからです。それでは私達の多くが日常世界の中で認識している「悪」というものは一体何かと言うことについて、重ねて説明することにしましょう。

 

 唯一つの愛で在る全体に対して、分離という錯覚の生じている地球圏の精神階層では、自我意識、すなわち肉体やその他の媒体から外の世界を分離して見ていて、そこに生じる現象のひとつひとつに反応している発展途上の心の状態が、様々な心の像を造り出しては、それらを外の世界の真の姿であると誤認するために、丁度、光が遮られるとそこに実体のない影が現れてくるように、本来は存在していない悪を現象化させているわけです。

 

・さて現象化された悪、すなわち実在ではない影の勢力は、地球生命系という特殊な生命の進化の場において、光の勢力と対応しながら重要な役割を演じており、個別化した現象我の自由意志によって行われる誤ちであるという側面を持ちつつも、地球生命系全体の計画の中に原初(世の礎が築かれたとき)から組み込まれていると言うことを理解して頂きたいと思います。

 

・宇宙の大いなる経綸の中で、唯一の生命がそのまま表現される光と、迷妄に囚われた心に遮られて生じる影が相対する勢力を現象化し、両者が入り乱れて演じられる無数のドラマを通して、分離感のない他の表現世界では決して得ることのできない、特別な魂の経験をすると言う意図が、太陽系の所属する表現の場を設定した目的のひとつとしてあり、それぞれの役割のための魂のグループが様々に関わり合って、この恒星系全体の精神活動と、それらが反映された地球上の歴史の流れを形成してきています。

 

・それではこの地球生命系が物質レヴェルに表現される遥か以前から、大いなる生命の創造活動に携わっていた奉仕者達の中で、全体との分離感を持つようになったためにドロップ・アウトして逝った魂のグループについて説明をしたいと思います。の魂達は「ダーク・ブラザーフッド」とか「ブラック・マスターズ」等と呼ばれているもので、彼等が各恒星系において、不調和な表現をするような役割に転じていった経緯については、ひと括りでは説明することのできない複雑な側面があるのです。

 

・影の勢力には未熟な利己主義や様々な人生上の経緯で神(全体)に分離感を持つようになった魂達が含まれてはいますが、あらゆる霊的、精神的法則を熟知した覚者級の魂もいて、そのような魂達は、影の働きによって個人や社会に生じる様々な苦悩が、却って個々の魂には気付きと成長の機会を与えると言う逆説的な仕組を知り尽くした上で、敢てその役割を演じていると思われる節もあります。このように現象界における彼等の認識の深さや力の強さは様々ですが、一般に誤解されているように、その頂点に君臨するような存在がいるわけではありません。西洋人が媒体となったチャネリングによる情報の中には、キリスト教の聖書に登場する悪魔であるルシファーがよく持ち出されますが、これは西洋人の多くが囚われている強固なキリスト教固定観念チャネラーの潜在意識の中にあるために、メッセージがそのように脚色されたり、また西洋人に受け容れられ易いように、情報源が意図的にそのような表現をすることがあるためです。

 

・個々の魂の表現を看ていくと、影の勢力のネガティヴなエネルギーをいつまでも引き摺っているような場合もありますし、影の勢力に大きく関わっていた魂が、何らかの切っ掛けで愛の表現に因って変性を遂げて、光の勢力に加わっていくことも常にあります。また、本来は地球の霊的進化の援助のために肉体に化身した光の勢力であるにも拘らず、自我意識の迷いに囚われて利己的な振る舞いをする例もあって、それが度重なって影の世界に転落していく魂の表現でもあります。このような事情があるために、一般によく誤解されているような、恰も魂のグループによって光と影の役割が決まっているかのような解釈をすると、色々と事実にそぐわない問題が生じてくることになりますし、解脱していない魂が、不調和な表現を「自分の役割だ」等といって肯定してしまったりすれば、自由意志による進化や向上のための努力を止めることになってしまいます。従って自我意識による利己的で不調和な表現を「影の勢力」、普遍意識の愛の表現を「光の勢力」と定義した方が、より間違いのない視点と言えるでしょう。つまり魂の系列によって光と影の役割が決まるのではなく、ひとりひとりに普遍意識に因る光の表現と、自我意識による影の表現の、どちらも選択できる機会があるということです。

 

チャールズ・チャップリンと同じ日に生まれてきたアドルフ・ヒットラーは、アーリヤ系、すなわち地球圏では最も多く見られる、アダムとイヴに象徴される魂のグループだったわけですが、ウィーンの画学生を目指していた頃から抱いていたユダヤ人全般に対する敵意を、アフフレッド・ローゼンベルグやアドルフ・ランツ等から得た不完全な神秘学の知識で補強して、ユダヤ民族の地球上からの抹消という、人類史上でも稀に見る行為に出ます。これはヒットラーが自分の外側に「悪」という幻影を見ていたために、それと戦うことを正当化してしまい、自らが不調和な表現をすることに対しては盲目になっていたことから、結果的に彼が影の役割を演じることになりブラック・マスターズの意図を地上で代行してしまったわけです。このように影の勢力は、人間の心に生じた分離感を通してのみ、地上に表現を行うことができるという原理を、充分に理解しておいて下さい。

 

もうひとつの別の例として、日本神道天照大神が、今日一般に信じられているように、伊弉諾尊(いざなきのみこと)の女(むすめ)、すなわち女性であるということになってしまった経緯について採りあげてみましょう。

 三輪安聡の著した「生州問答」の中に、天皇に取り入って皇位を得ようとした弓削道鏡(ゆげのどうきょう)という人物が、古書を焼いて日本書紀天照大神を女神に改竄した上で、それを世の中に広めたことが書かれています。このとき三輪安聡の先祖に当る赤坂彦命が、女性であった称徳天皇(764年即位)に訴えるのですが、聞き入れて貰えず彼は自殺してしまいます。

 この事件で道鏡は自分の権力欲のために古書の改竄を行ったわけですが、彼の分離感を利用してこれを行わせた影の勢力には別の目的がありました。それは男性もしくは火に象徴されるエネルギーと、女性もしくは水に象徴される物質(正確には各波動領域の表現媒体)との関係を逆様にして、「陰と陽」及び「原因と結果の原理」、つまり十文字によって象徴される、「横の調和」と「縦の調和」の関係を解らなくしようとする巧妙な策略があったのです。

 彼等の企てについて詳しく説明することは、冗長になるだけで本質から外れるため、本書で触れることは避けたいと思いますが、ごく大雑把に言うならば、霊が主人であり、物質が霊に従うと言う本来の関係を逆様にすることで、唯物論のような、物質が主であり、総ての出来事の原因であるという誤った考えを広めていったわけです。

 

・現象化の章で説明しましたように、唯一の生命で在り、偏在する無限のエネルギーで在る実在が現象として何かを創造(表現)するためには、本来唯一つのものを、現象的に二つの極(火と水)に分離することが必要です。

 物質を創造する過程では、あらゆる波動スペクトルを包含する無限のエネルギーの中で、特定の波動スペクトルに創造者(実相としては神、現象としては宇宙創成に携わる大師達)の意識の焦点を合せることに因って生じた原因想念が、波動干渉に因って次々とヴァイブレーションを下げていって各波動領域の媒体を形成し、最終的に物質的ヴァイブレーションに物質原子としての表現を行います。ここで原子を構成する各素粒子自体を表現するものが、無限のエネルギーの水の側面であり、もう一方の火の側面は、随時降下して各波動領域の媒体を形成する力であり、物質レヴェルでは、各素粒子をまとめて原子を構成する核力や電磁気力、物質の運動を司る様々な力となります。この原因と結果の原理を縦方向

けです。

 これに対して横方向の陽の構え(水)とは、物質の中での陰陽の調和を意味しており、具体的には原子核を構成している陽子や中性子ハドロン)と電子(レプトン)の関係を示しています。この二つの側面において共に陰陽のバランスが取れて初めて、物資世界は安定して存在できるわけです。

 

・各地に見られる稲荷神社は、本来はこれが神社の原初の形だったのですが、他の霊的背景が入ってきて別の形の神社が普及されるに従って、稲荷神社の方は狐の像が置かれるようになったり、五穀を司る倉稲魂(うかわのみたま)を祭ったものという、特殊な存在になっていった経緯があります。

 

・前にも述べましたように、影の勢力は人間の不調和な心、利己的な考えや敵対心、不安や恐怖、自己顕示欲や高慢といった未熟な心を通してのみ働くことができます。彼等はその本源においては一つである人類に、様々な差別や対立する考え方を吹き込んで、全体からの分離という迷いの中に引きずり込み、互いに敵対させることをよくやりますし、また心のほんの一寸した隙に付け込んでアルコールや麻薬に依存させたり、ギャンブルやセックスにはまらせて自らを律することを困難にさせ、罪悪感や自己嫌悪に陥らせることもします。更には真理を求める人達に様々な誤った考えを掴ませて、神の自覚、すなわち普遍意識が顕れる道を閉ざそうと奸計を巡らせます。

 

・影の勢力の暗躍の中には、キリスト教イスラム教の関係や、同じキリスト教であっても異なる宗派の間のように、本来は同一であるものを異なっているかのように見せ掛けて、宗教間や宗派の間での対立を生じさせ、果ては十字軍のように戦争や殺人まで引き起して双方の憎悪を煽り、徹底的に事態を混乱させようとします。

 

キリスト教の聖書も、真理が解らなくなるように、これまでに12回も書き換えられていることは前に述べた通りですが、このような操作は、影の勢力の息の掛った人物が、その目的のために教会に入り込んで行ったわけではなく、教会内部の人間の心に生じた、自分の考えとは異なる意見に対する敵対心や、自分の地位と組織を維持するための自己保存の意図といった、未熟な心に基づく様々な分離感に乗じて、巧妙に行われた点に注意して下さい。

 

・このメッセージを受けたグループのメンバーは、流石に識別心があって、この情報源がグループの指導者や、情報源自身のことを個別化して見ていることを見逃しませんでした。詳しいことはチャネリングの章を参照して頂きたいと思いますが、神と一体、すなわち普遍意識であるならば、その内容は普遍的なものであるはずで、個人を名指ししたり、他との敵対を説いたり、誰かに命令したりすることはありませんから、この女性チャネラーの情報源は、自分から幽界レヴェルの情報源であることを露呈してしまったわけです。

 

影の勢力が自分達を神や天使、あるいは大師や進化した宇宙人のように見せ掛けるのは、彼等のいつもの商売道具ですが、アストラル・レヴェルの霊視能力を持った人に対しては、輝く白光のオーラを放っている、自分達の為の姿をヴィジョンにして見せたり、反対に光の指導者が、まるで影の勢力であるかのように見えるヴィジョンを造って見せて、不信感を持たせたり、本人には霊的確信と錯覚するようなエネルギー体験や、偽物のインスピレーションを与えることさえできるので、識別は大変に難しいことを知っておいて下さい。

 

影の勢力が使う手口は常に進化しており、過去に多くの先輩達が引っ掛かった様々なトリックをただ知っているだけでは、新手の罠に対してはほとんど役には立ちませんが、それぞれの状況を注意深く観察して看れば、なぜそのような罠に落ちたかのかという背景が明らかになってきます。

 

これまでに述べてきましたように「影の勢力」とは幽界レヴェルの表現であり、精神階層にその主力があって、地上に肉体を持つ人の分離感を通して地上に影響力を行使するという、基本的な仕組があります。

 

影の勢力は、聖書の創世期にイヴを誘惑した蛇として描かれているように、地球生命系の第四進化系、すなわちアダムとイヴに象徴される魂のグループが表現を始める前から地球圏の精神階層にいました。このため先住民族であるユダヤ人との関係を取り沙汰する人達もいるようですが、モーゼやイエスのような光の勢力もまた、ユダヤ人の中に生まれてきている事実を看れば、そのような考えが偏見に過ぎないことは明らかでしょう。

 またヒットラーを表現した魂は、前述したように、地球上では最も普通のアダムとイヴの魂の系列であって、かつ、影の勢力の地上での役割を演じたわけですが、彼の世界に対するネガティヴな関わりとは別に、家族との関係では愛情のある人間的な側面を見せています。また彼の配下で、残虐な行為に冷然と関わった側近のひとりは、逃亡先の南米で、結婚記念日に奥さんのために花束を買ったことが決め手となって逮捕されましたが、どんなに極端な人であっても、全ての表現を影の勢力との関係で行うなどということはあり得ないことが判ります。

 

「陰の世界政府の陰謀」とは、世界の政治及び経済の中枢に対して大きな影響力を持つ人達と、その活動について言及したものですが、この問題に関心を持つかなり多くの人達が、彼等を特定の民族の枠で括って見てしまったところから、色々な誤解が生じてきています。従って、ここで採りあげる出来事を進めている人達がどんな民族であり、どこの国籍を持っていたにしても、その民族全体や国家とは直接の関係がないことを充分に留意して下さい。

 

「陰の世界政府の陰謀」説にしばしば採り挙げられる、ある秘密結社が、サイキックな能力の開発を目的のひとつにしていて、精神階層の影の勢力と深く関わっていたことは有名ですが、この秘密結社に加入していた芸術家達の中には、歴史の頂点に名を残すような作家や作曲家もいて、人類に光を与える偉大な貢献をしていたことにも注目して下さい。またアメリカ合衆国の建国のように複雑な背景を持っているものでも、当時独立に関わって大きな仕事をしたこの秘密結社のメンバーの中には、普遍意識からくる純粋な熱意ではたらいていた人達も沢山いたと言う事実を忘れてはなりません。

 1ドル紙幣の裏面に記されている“IN GDO WE TRUST ONE”と言う文章も、陰の世界政府を表わすという穿った見方をする人達がいるようですが、これはこの秘密結社とは関係がありません。実際この文章は、かつてコロンブスに霊感を与えてアメリカに導き、今もなお肉体を保ってアメリカの東海岸を中心にはたらいている、ヒラリオン大師の指導に因って紙幣に書き込まれたもので、「総ては一つ」と言う普遍意識を示唆する言葉です。同様に1ドル紙幣に書かれている「世界の新しき秩序」や、「神は我々の総てを佳きものとし給う」と言うラテン語も色々な解釈が為されているようですが、率直に言葉通りの意味に受け取った方が良いと思います。

 なお、これは余談中の余談ですが、1990年代の中頃にボストン郊外でヒラリオン大師に出逢った人達の話では、大師は赤いカウボーイハットにジーンズという出で立ちで歩いていたそうです。

 

・ところでよく宇宙人の目撃例として、グレイ・タイプと呼ばれる、背が低く、身体に比較して頭と眼が大きな、灰色の皮膚を持った姿形が報告されていますが、これは他の恒星系の人達の個的表現体ではなく、彼等が物質レヴェルで作業をするときに手助けをするアンドロイド(生物的な機能を備えたロボットの一種で、内臓器官もあります)なのです。

 地球外に属する生命の個的表現は、それぞれの恒星系の表現の場では、エネルギー体であったり、私達の多くの想像を超える多彩な表現様式を持っていますが、彼等が地球圏で表現を行うときには、アストラル・レヴェル及びメンタル・レヴェルで媒体を採ることがよくあります。

 このときの媒体は地球天使(地上に転生する人間とは別の進化系列に属する、やはり地球圏に生活する魂のグループ)の媒体と同じ様に、遥かに美しいという点を除けば人間と同じ姿形を採ります。これは幽界レヴェルでは見る人の主観が反映されるためですが、実相においては燃える炎のような光の塊で、これもまた人間の実相と変りません。