日本は津波による大きな被害をうけるだろう UFOアガルタのシャンバラ 

コンタクティやチャネラーの情報を集めています。森羅万象も!UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。

いずれにせよ、空飛ぶ円盤関連の書籍においては、南米や南極大陸にナチスのUFO基地があることが「通説」として語られてきた。(4)

 

 

『世界文明の「起源は日本」だった』

巨大地上絵でわかった 

ついに開いた!世界史のびっくり箱

大国主神武天皇イエス・キリストの衝撃!

次々と特定される驚天動地の解き明かし

上森三郎&神部一馬  ヒカルランド  2013/7/12

 

 

 

大国主=神武天皇=イエス•キリストの衝撃!>

 

◎ 3500年前にモーセが日本に来た

◎ 古代日本の基礎を作ったのはモーセだった

◎ その後イザヤが契約の箱を剣山に運んだ

◎ ウガヤ王朝は紀元前660年から始まった

神武天皇はイエス•キリスト

神武天皇即位の紀元前672年は西暦57年のこと

◎ イエスの血を引く卑弥呼は世界のスメラミコトだった

卑弥呼の役割はモーセとイエスの墓守り

物部氏はレビ族の末裔だった

蘇我馬子の名はキリストの暗示

天照大神とはアブラハムの父祖御テラのこと

◎ 本書はイスラエルの失われた10部族の完成版ともなる

 幾重もの封印を超えて本物の歴史の目がとうとう開かれる

21世紀の黙示録がここに始まる!

 

モーセ以来3500年ぶりにヤハウエから契約を迫られた男

「上森三郎」が明かした驚愕の超真相とは?

空海卑弥呼が告げた緊急メッセ―ジを解読した

「現代版モーセの物語」がここに始まった!

 

モーセとイエスは日本で理想の国造りに生涯をかけ、骨を埋めた

◎ 「失われた10部族」は古代日本で国造りをした!

◎ 聖書が明かす「東の海に囲まれた島々」とは日本だった

◎ シュメール文明は日本がルーツだった

◎ エジプトのピラミッド文明も日本が発祥だった

イスラエルの12部族は日本への里帰りだった

◎ 「モーセの契約の箱」は剣山から兵庫県埴岡の里に移された

兵庫県朝来市生野町と神崎郡神河町が世界の聖地になる

◎ 失われた契約の箱と聖杯はそこから出土する

カゴメ唄のかごめの中心点は八幡山ピラミッドだった!

◎ 婀月山が卑弥呼の古墳だった

空海の「ひな型日本の巨大国仕掛け」がとうとう浮かび上がった

 

 八幡山ピラミッド>

空海が作った亀の岩が掘られた巨石をはじめ、入口付近の役行者の安置された巨石、そして中腹の巨大な岩といい、この山は明らかに人工的に作られた山、つまり古代ピラミッドか、または巨大な古墳か、そのどちらかであろう。阿比留草文字や豊国文字などの神代文字といい、全世界から見つかっているペトロフラフといい、酒井が特定した2万年以上前のピラミッドの存在といい、日本の太古には高度な文明が存在していたことがほぼ明らかではないだろうか。

 

・どうも古代人は、現代人の思考が及びもつかない高度なテクノロジーを備えていたようだ。実は、紀元前3800年頃、歴史上に忽然と登場した古代シュメール人もすでに1日24時間、1時間は60分とする60進法を使い、なんと日食や月食が起こる期日を知っていたというのだ。この古代シュメール人とはいったい、どこから現れ、どこに消えたのか?それを上森は明らかにする。

 上森は、このピラミッドが建設されていたという八幡山卑弥呼が祈っていたとの啓示を受けた。そして、この八幡山ピラミッドを中心に半径10km以内に神社の造りに見られるような神道の原型モデルが再現されているというのだ。

 

<古代ユダヤと日本は密接に関係していた>

<膨大な私財を有していた渡来人秦氏によって、日本の神社仏閣が創建された>

・「これを解く鍵は西宮市の市章です、なんと意味深なデザインでしょうか。古代ユダヤや大陸から日本に着いた航海航路の邪馬臺国への最終港が西宮であり、最終港は始発港でもあるのです。卑弥呼たちもこの始発港を使い、中国遼寧省の千山をめざし、航海したものと思われます。

 この西宮には創建不詳と言われる七福神をお祭りするえびす神社の総本社がありますが、先人たちはこのことを祀ったのでしょう。この神社の拝殿には10支族のヨセフの部族の紋章とされるユニコーン(一角獣)が祀られていることからも古代ユダヤとの関係が裏付けられます。

 

ユダヤダビデの星の中に書かれている文字は西という字ですが、私には弓偏に田と書いて、「西の方角にユダの国がある!」と教えている気がしてなりません。実は私に聞こえてくるメッセージでは、「七福神は日本に福をもたらした人たちですよ」と告げています。

 福禄寿と寿老人のお爺さんはモーセで、大黒様はイエス・キリスト………、皆さんユダヤの人たちがこの港から上陸して、宝塚を通って三田、篠山、春日を経由して福知山を通って、粟鹿を通って生野、神河町の聖地である埴岡の栗まで行ったのです……と。

 どうしてユダヤの人たちが……と奇妙に思われるかもしれませんが、ユダヤの人たちのルーツがこの神聖なる日本であり、その聖地が、八幡山を中心にして半径10㎞の圏内に鶴や亀や龍などの壮大なスケールの巨大地上絵を作って神様を崇め、なんとユダヤの人たちが神と崇める一対の巨大なメノラー(神の木)も作って祀っていたではありませんか。

 

・確かに伊勢神宮の灯籠や本殿に刻まれたダビデのマークにしても、西宮市の市章にしてもダビデの星にそっくりだ。日本古来の神社を建築したのは、物部氏秦氏と言われる。

 特に秦氏八幡宮や稲荷神社、金毘羅神社日吉神社白山神社など、全国規模の神社のほとんどを建てたとされる。

 聖徳太子のブレインとなった強大な権力を誇った秦河勝は、平安京の造営と遷都にも私財を投入。また、エジプトのクフ王のピラミッドや始皇帝陵よりも広大な世界最大の規模を誇る仁徳天皇陵秦氏が建設したことが判明している。

 

・このように膨大な私財を秦氏は有していたわけだ。この秦氏は、中国の秦の始皇帝のブレインとされ「万里の長城」なども建設したようだ。驚くべきことにこの始皇帝をはじめ、秦氏のルーツはイスラエル10支族の末裔との説が有力だ。どうもこの始皇帝の父は、呂不韋(りょふい)という豪商で、ユダヤ人だったようだ。

 

始皇帝の命を受けて、不老長寿を探しに「東の蓬莱島」(日本)に来た「徐福」にしても、呂不韋にしてもユダヤ人で秦氏だったというのが真相らしい。

 秦氏は、紀元前3世紀あたりから日本列島に住み始め、弥生時代後半から平安時代初頭までには、都市造りや治水、灌漑、土木工事などの技術を持った技術集団数万人が朝鮮半島百済を経由し、日本に移り住んだことが史実からも明らかとなっているのだ。

 前出の『日本とユダヤのハーモニー』の著者・中島によれば、「国立民族学博物館によれば、縄文晩期の人口は7万6000人前後と推定されるので、こうした秦氏などの渡来人は100万人から150万人が移住したと考えられます」というのだ。

 この渡来人が帰化し、先住民と混血しながら、同化し、奈良、平安の文化を生んでいったと考えられる。となれば、彼らのルーツであるユダヤの神秘思想カバラを使い、国造りを行い、日本全国に神社を配置したことは納得がゆくのだ。

 

古代ユダヤは日本がルーツだった/神武天皇イエス・キリストの衝撃!

モーセとキリストは日本で死んだ!?

<イエス一行は理想の国家を創るために、日本の出雲へ戻ってきた>

・2011年の春、上森は、なんとあのモーセの神霊と称す存在から驚嘆するメッセージを授かっていた。これまで全世界中の人間が学んだ歴史とは、まったく異なる歴史があることを告げられた。上森にアドバイス、メッセージを伝える人々の協力があって、このドキュメントの謎が解けてきたことは度々述べた。

 

・この仙人が果たして何者かはわからない。しかし、上森に以下のことを告げてきたのだ。

 キリストはイスラエルガリラヤで生まれ、御霊の故郷である日本のスメラミコトに会うために日本に帰り、そしてスメラミコトの命を受けてインドを経由してイスラエルへ向かった。

 伝道しながら、故郷に戻ったのだが、迫害にあってしまった。ここで弟イスキリが兄キリストの身代わりになった。イエスとその弟子たちは、シルクロードを通って朝鮮半島の手前まで帰ってきた。彼らが一時を過ごした場所が蓬莱仙境で、仙人に教えを請うたところが千山だった。

 イエス一行はモーセを信仰する人たちの協力のもと、理想の国家を創るために日本へ戻ってきた。そしてその地こそが出雲の国だったというのだ。

 なんと上森が啓示を受けたイエスの生涯と、前出の竹内文書に記載されるイエスの生涯がかなり酷似するのだ。

 

青森・戸来村にはキリストの墓があり、東北の一戸、二戸から十戸までの地名は、イスラエルの失われた10支族を指している

・ところが、青森の旧・三戸郡戸来村にはこの歴史を裏付ける遺跡がある。

 この現在の新郷村では、公式に「十来塚がキリストの墓である」と公表しているのだ。なんと、弟イスキリの墓もあるという。実際、戸来という地名はヘブライを指し、東北にある一戸、二戸、三戸から十戸までの地名は、イスラエルの失われた10支族を指しているという説もある。

 また、地元で行われる「ナニャドヤラー ナニャドナサレノ」という意味不明のお祭りは、ヘブライ語で解読できるというのだ。

 この掛け声は、こうだ。

 ナニャド ナサレテ ナニャドヤラ

 ナニャドレヤ ナサレデ ノーオ ナニャドヤレ

 ヘブライ語翻訳家の青木遺作氏の解析によれば、ナギャド(王子)、ヤ(神)、ラ(見る・啓示を受ける)、ラヨー(神)、ナサレ(ナザレのイエス・キリスト)の意ではないか。つまり、「神の子、その神を見よ、ナザレの王子、身代わりになった神の子、神を見よ」と解読できるというのだ。

 実際、毎年、この地では村ぐるみで「キリスト祭」が行われ、イスラエル大使館関係者も集まり、盛大に行われているというのだ。

 さらに前出の謎の文献、『竹内文書』には、まさに「キリストは118歳まで八戸太郎天空坊、戸来天空坊として名乗ることもあり、長生きし、3人の娘をもうけた」ことが記載されているという。

 

竹内文書とは、今日の歴史学のアカデミズムから信憑性を否定された文献だ。

 実は、このイエスが青森で没したという説は、竹内文書を世に公表した竹内巨麿昭和10年、現地を訪れ、イエスの墓であることを明らかにしたものだった。

 しかし、超古代史研究家の間では、キリストの墓が日本に存在することや、日本に古来、スメラミコトが存在し、天照大神以前の神々の膨大な系図があることなど、すでに周知の事実だ。

 また、1万年続いたという縄文時代、またはそれ以前に、アヒル文字やカタカムナ文字などの神代文字が複数見つかっており、日本に高度文明があったことがほぼ確実なのだ。世界中から人が集まる熊本の幣立神宮は、創立は1万年以上前に遡るという説もある。

 

琉球大学の地質学の権威・木村政昭教授は、台湾沖から与那国島あたりにかけ、1万3000年前に水没したとされるムー文明時代の古代の城壁や回廊などを発見、これを公表した

 前出の酒井は、広島の葦嶽山のピラミッドは2万3000年前に作られたと主張したことは前述した。

 残念ながら、日本のアカデミズムの古代史の概ねの研究家が、「縄文時代は狩りが中心で、木の実を食す縄文人が1万人くらい日本に住んでいたらしい」程度の認識しか持っていないのは嘆かわしい。

 

秦氏はキリスト神社として和歌山に糸賀稲荷神社を建てた>

・そこで、パソコンを開くと、稲荷神社の成り立ちについての情報が飛び込んできた。これは、『日本の中のユダヤ文化』(学研)を著した前出の聖書研究家、久保有政のページだった。

 日本の国造りをしたキリストを祀った日本で初めての神社は、稲荷神社であるというのだ。久保によれば、景教ネストリウス派・東方キリスト教)では、キリストのことを、しばしば「JNRI」、あるいは「INRI」と表現するという。これを読むと「インリ」、すなわち「イナリ」となる。“稲荷”は当て字というのだ。

 安閑天皇の時代に、秦氏はキリスト神社として稲荷神社を建てた。最初に建てられた稲荷神社は和歌山県有田市の糸賀稲荷で、この地方は現在も“王子信仰”が盛んな地だという。建立時の稲荷神社は霊験あらたかで、瞬く間に日本全国へ広がったというのだ(狐が祀られるようになったのは、後の8世紀になってからで空海によるという)。

 

邪馬台国は邪馬臺国と書き、<モーセの律法を第一とする国>すなわちキリストが造った国である

モーセとキリストが日本を訪れ、理想的な国造りを行ったとする根拠としては上森は、2012年2月、丹後半島にある竹野神社を訪れ、再度知らされることになった。

 

・「私はこの2年半で沢山の神社やお寺などを走らされましたが、このような彫刻を見たのは初めてでした。しかし、わが国の歴史において、重要にして重大な神社であることがわかったのです。魏志倭人伝に書き記されたこの国の呼び名は、邪馬臺国ですが、この読み方を私に、『シャモイッコク』と読みますと教えてくれたのです。

 邪……しゃも、これを右から読むと(ヘブライ語は文字の暗号化の一つとして逆さ読みする手法がある)≪もーしゃ≫、モーシェ、モーセだとわかったのです。

 つまり、邪馬臺国とは、<モーセの律法を第1とする国>であり、キリストが造った国であると教えられたのです。

 またキリストはイコール、神武天皇であるとも知らされました。立派な門に彫られている≪ブドウ≫は、イスラエルの11番目の部族のエフライム王を表し、≪狐≫は、キリストを表していたのです。

 

・キリストを祀った稲荷神社には狐が奉られていることでも裏付けられます。

 そして、伊勢神宮から生野へ伸びる生命の木(カバラ)のセンターラインにある千ヶ峰の先は、中国遼寧省鞍山市の千山ですが、ここに祀られている額の長いお爺さん(仙人)こそが、実は、モーシュ(モーゼ)だったわけです。お爺さんはひょうたんが付いたヘビの杖を持っていて、その下には、仙人の使いである稲穂をくわえた鶴と三束の粟の穂をくわえた鹿がいました」

 モーセとキリストが日本の国造りを行ったというのも驚天動地だが、キリストが神武天皇だったという説も仰天しないではいられない。藤原不比等が編纂した日本書紀には、神武天皇の即位は紀元前660年と記されているからだ。

 

<地球上の人々のために世界平和を祈り、神と交信できるスメラミコトこそが天皇

卑弥呼の神霊が≪私が何を成したか、世界中の人たちに伝えてください!≫と告げた

・ここで活躍するモーセは、3500年ほど前、多くの民を従え、この千山に留まった後、日本で骨を埋めた可能性が高い。実際、石川県の宝達山の三ツ子塚古墳は3つ連なっており、一つはモーセの墓で、残りはモーセの妻の騾馬姫と孫の墓であるとの伝説がある。

 また、鳥取の馬ノ山古墳群は古代モーセを信奉する人々が居住していたというのだ。

 

 

『「ピラミッド」の謎』  失われたメシアの神殿

フリーメーソンのカッバーラで読み解く未知なる第三玄室の正体と大嘗祭の秘密

飛鳥昭雄・三神たける  学研  2010/1

 

 

絶対神ヤハウェ出雲族

古代エジプトからイスラエル人を導いた絶対神ヤハウェは、しばしば雲として姿を現した。昼は雲の柱、夜は日の柱となって道標になった、と『旧約聖書』にはある。モーセ十戒を授かったシナイ山でも、神が臨在する山頂は雲で覆われ、雷鳴が響きわたった。雷雲は神の顕現の証であり、それは十戒石板を収めた契約の聖櫃アークでも同様だ。契約の聖櫃アークに神が宿ると、移動式の神殿である幕屋の上に雷雲が現れた。

 これらの情景をすべて表現したのが、実は神社なのである。日本人は見慣れているせいで、まったく意識していないのだが、神社の拝殿は臨在の幕屋を象徴しているのだ。

 まず、幕屋の名にあるように、神社は祭礼のとき、社殿を幕で覆う。神の臨在のしるしとなる上空の雷雲は、巨大な注連縄である。大根締めとも表現される太く大きな注連縄は、雷雲を表現しているのだ。その証拠に注連縄の間からは雷の稲妻を示す白い紙垂、雨を示す縄が垂れ下がっている。

 祈願するときにお賽銭を入れる箱は契約の聖櫃アークの象徴であり、その上にある鈴は雷鳴となる音を出し、それを鳴らすための綱は、まさにイスラエル人を導いた雲柱にほかならない。

 このように、神社における雲は、みな絶対神ヤハウェの象徴なのである。このことを示す名が「出雲」である。天津神を奉じ、天照大神の子孫と称する天孫族に対して、国津神を奉じる出雲族スサノオ命の子孫を称す。天照大神が太陽神であるのに対して、スサノオ命は嵐を呼ぶ荒神である。それゆえ、太陽の輝きを隠す雲は、天孫族に対抗する出雲族のシンボルと見なされてきた。

 

天照大神イエス・キリストのことである。天照大神天照大神たらしめる天岩戸開き神話は、イエス・キリストの死と復活の場面を描いた物語にほかならない。天岩屋にお隠れになった天照大神とは、死んで横穴式墳墓に葬られたイエス・キリストであり、常世の長鳴き鶏はペトロの鶏、裸踊りをした天鈿女命(あめのうずめのみこと)は娼婦とされたマグダラのマリアを示す。天岩戸から出てくる際、八咫鏡に写った天照大神の姿は、性的に鏡像反転した男神を暗示し、かつ、その八咫鏡を吊るした真賢木は、イエス・キリストが磔になった十字架を示しているのだ。

 これはイエス・キリストを信じるユダヤ人原始キリスト教徒である秦氏が渡来し、ユダヤ教起源の神道をフォーマットしていく過程で、かってパレスチナでも同様なことがあったように、保守的なユダヤ教徒たちが反抗。やがて、雲をヤハウェ顕現のシンボルとする出雲族と呼ばれていったのである。

 いずれにせよ、神社の構造は出雲族の影響を強く受けている。神殿構造を分析するに当たって、出雲というキーワードは意外なことに、かの大ピラミッドの謎も解き明かすことができるのだ。

 

上古出雲大社と第三玄室

・しかし、八雲をヤー雲、すなわちヤハウェの雲と考えれば、ヤハウェの神殿である大ピラミッドに関する謎かけであると想像してみたくなる。というのも、頂上部にある第三玄室と第三重力拡散の間の高さは約288メートル。そう、ちょうど、96丈なのである。

 しかも、第三玄室には、そこにいたる大回廊が存在しない。この世ではなく、あの世の神殿だとすれば、対応する上古出雲大社が実在しない理由も納得がいく。

 

・第一玄室を今日の出雲大社であるとすれば、古代出雲大社と上古出雲大社は、それぞれこうなる。

 

出雲大社:第一玄室御子:ヤハウェイエス・キリスト

 

古代出雲大社:第二玄室:聖霊:コクマー=ルーハ

 

上古出雲大社:第三玄室:御父:エル・エルヨーン=エロヒム

 

 ご覧のように、上古出雲大社は第三玄室、すなわち御父エロヒムの神殿とみなすことができる。『旧約聖書』と『新約聖書』を通じて、御父エロヒムは直接、人間と接することがない。カトリックプロテスタントは御父をヤハウェと見なしているために、この重要なポイントがわからなくなっているが、カッバーラにおいては一目瞭然。第三玄室にいたる大回廊が存在しないのも、上古出雲大社が実在しないのも、それは御父エロヒムの神殿であるからにほかならないのである。

 

大ピラミッドで行われた儀式と大嘗祭

古代エジプト人が日本人と似た思想をもっていることを指摘する吉村教授であるが、もうひとつ、三大ピラミッドを含めたギザ大地の遺跡が、伊勢神宮に似ているというコメントをしている。三大ピラミッドが定説でいうようなファラオの墓ではなく、死後の世界を再現した壮大な神殿であると主張する吉村教授は、内宮と外宮、別宮や摂社などを併せて125社から成る伊勢神宮の神域に、同じ神々の世界を見たのかもしれない。

 

・この疑問については吉村教授は、こう考える。古代エジプトでは、ファラオが死ぬと鳥のような姿をした魂カーは天空に飛翔して、オリオン座のダウトという領域にいたり、やがて神になると信じられていた。大ピラミッドは、そのための巨大な装置である。ファラオの魂が天に昇る際、玄室や大回廊、女王の間で儀式が行われた。しかも、それは東西ふたつ、両方の神殿で行われたに違いない、と。

 

<地底王国シャンバラ>

ヒトラーが夢見たシャンバラとは、いったい何なのか。ひとことでいえば、それは理想郷である。かつて人類がなしえなかった楽園の名前である。そこに住む人々は、だれもがこの世の真理を悟り、高度なモラルのもと、争いのない社会を実現しているという。

 ただし、シャンバラは地上世界にはない。一般の人間の目から隠された聖なる場所、すなわち神々が住むヒマラヤの地下に存在し、その入り口は、はるかなる北の果てにあるといわれる。

 

・だが、しかし。こうした見解に対して、チベット密教の最高権威、ダライ・ラマ14世はシャンバラが実在すると断言する。たんなる象徴を超えて、リアルな世界として存在するというのだ。ここに密教の恐ろしさがある。

 

チベット密教とカッバーラ

・最終経典にシャンバラが説かれているように、シャンバラの存在を最初に説いたのは仏教の開祖、釈迦なのだ。釈迦は自ら、北の果てにシャンバラへの入り口があると説いた。なぜ釈迦はシャンバラの存在を知っていたのか。

 

釈迦はセムメーソンだった!

・神秘思想における樹木は、いうまでもなく「生命の樹」であり、カッバーラの奥義を示す象徴である。説いた教えがカッバーラの叡智と通底することを考えれば、釈迦がカッバーリストであり、預言者であったことは間違いない。神を信じ、神とまみえ、そして神の言葉を授かったフリーメーソンだったはずである。

 注意してほしいのは、ヤフェトメーソンではなく、セムメーソンだという点である。バラモン教アーリア人の宗教であり、それを担ったのはヤフェトメーソンだが、釈迦はセムメーソンだった。

 

モンゴロイドはアーリア系ではない。有色アジア系であり、ユダヤ人やアラブ人、そしてトルコ人と同じセム系なのである。したがって、釈迦がカッバーリストならば、民族的にセムメーソンだったと考えられるのだ。

 しかも、それだけではない、釈迦はシャンバラの住民と同じ血を引いていた可能性がある。鍵となるのは、釈迦族=サカ族を生みだしたスキタイにある。

 

<失われたイスラエル10士族はどこへ消えた?>

・ソロモンの死後、王国は分裂。紀元前925年、イスラエル10支族から成る北朝イスラエル王国が独立すると、残る2支族は南朝ユダ王国の樹立を宣言した。このうち、南朝ユダ王国の末裔が今日のユダヤ人である。

 問題は北朝である。北朝イスラエル王国は紀元前722年、メソポタミア地方に勢力を拡大してきたアッシリア帝国によって、あっけなく滅亡。国民は捕囚され、遠くユーフラテス河流域へ強制的に移住させられてしまう。それから約200年ほど、イスラエル10支族はメソポタミア地方に住んでいたのだが、先述したように、いつの間にか集団で姿を消してしまうのだ。

 

・さて、ここで思いだしてほしいのが釈迦族である。サカ族はスキタイ系騎馬民族の流れを汲みながらも、本流ではなかった。マガダ国の釈迦族モンゴロイド、すなわちセム系だったことを考えると、何か見えてこないだろうか。

 そう、釈迦は失われたイスラエル10支族だったのだ。ガウタマ・シッダールタのガウタマが優れた牛を意味するように、釈迦は10支族のうち、雄牛のシンボルをもつガド族のイスラエル人だったのである。

  最終仏教であるチベット密教を奉じるチベット民族も、しかり。チベット人は、東に広がった失われたイスラエル10支族である。チベット系民族のチャン族やカレン族が、失われたイスラエル10支族であることは、今日、イスラエル共和国の情報機関「アミンシャーブ」の調査によって判明しているのだ。

 

失われたイスラエル10支族の本隊がいる場所

・スキタイによって連れ去られたイスラエル10支族とは別に、自主的に北へ向かった人々がいる。彼らこそ、実は失われたイスラエル10支族の本隊である。『旧約聖書』の外典には、こんな記述がある。

「彼らは、多くの異邦の民を離れて、人がまだ誰住んだことがないほかの地方に行こうと決心した。彼らはそれまで住んでいた地方では守ることのできなかった掟を、そこで守りたかったのである。彼らはユーフラテス川の狭い支流を通って入って行った。その時、いと高き方は彼らにしるしを行い、彼らが渡るまで、川のせきを止められた。その地方を通りすぎる道のりは長く、1年半に及んだ。その地方はアルザルと呼ばれている」(エズラ紀(ラテン語))第13章41~45説)

 

失われた10支族は、ユーフラテス河を遡行した。方角でいえば北である。北に向かって1年半、歩いた。真っ直ぐ行けば、行き着くのは北極である。極寒の北極圏にいたって、彼らは約束の地「アルザル」を見出した。そこで失われたイスラエル10支族は、神の教えを守り、大いに繁栄しているという。これに対応するかのように、『旧約聖書』には失われたイスラエル10支族に関する、こんな預言がある。

「見よ、わたしは彼らを北の国から連れ戻し地の果てから呼び集める」(「エレミヤ書」第30節8節)

 

・何か変だと思わないだろうか。アルザルの記述は、まるでシャンバラのようである。理想郷であるといい、地上のどこにもない点といい、入り口は北の果てであるという話まで、シャンバラそっくり。いや、文字通りシャンバラなのだ。はっきり断言しよう。アルザルとは、まさにシャンバラのことなのだ。

 失われたイスラエル10支族の本隊は現在、シャンバラに住んでいる。同じ失われたイスラエル10支族の血を引く釈迦は、その事実を知っていた。北の果てに楽園への入り口があり、失われたイスラエル10支族は、そこからシャンバラに入った。釈迦はすべてを見通していたからこそ、弟子に語り、その言葉は最終経典として残された。

 

地球内天体アルザル

・シャンバラは神秘主義者によって、しばしば地球空洞論と結びつけられてきた。地球の内部は伽藍堂のようになっており、内側には地上と同じような環境が広がっており、そこには人が住んでいる。彼らは理想社会を実現しており、ときどき地上に現れて人類を教化、指導しているという。

 

では、シャンバラはどういう形で存在するのか。これを現行科学で理解するには少しむずかしい。まだ一般に認められていない現象を前提とするからだ。その未知なる現象とはプラズマ・トンネルである。

 プラズマとは気体、液体、固体に続く物質第4の状態で、原子を構成する電子と原子核がバラバラになった高エネルギー状態を意味する。プラズマの研究は現在、核融合をはじめさまざまな分野で進められているが、まだまだわからないことが多い。ちょっとした条件変化によって、プラズマが消滅したり、生物のような振舞いをしたりする。

 

<秘密組織フリーメーソン

・詳細は既刊に譲るが、結果として、人類はノアの大洪水を生き延びることができた。箱舟がアララト山に漂着し、そこから出てきた4人の男、すなわちノアと3つ子の兄弟ヤフェト、セム、ハムは、ともに神聖なる預言の鍵を手にしていた。いわば預言者である

 預言者の組織を「フリーメーソン」という。今日、世に知られる秘密結社としてのフリーメーソンは近代フリーメーソンである。1717年にイギリスで結成されたグランドロッジから派生した組織である。もっとも、アングラの偽フリーメーソンも多々ある。最近ではマフィアのフリーメーソンもあり、儀式や秘密の文言を共有し、それだけ見て判断する限り、承認されたフリーメーソンと見分けがつかない組織も多くある。

 

・だが、そうした近代フリーメーソンとは別に、本物のフリーメーソンがある。近代フリーメーソンが成立する以前にもフリーメーソンは存在したが、それとも違う。預言者の秘密組織としてのフリーメーソンが、実はこの地球上に存在する。主に密議宗教の祭司の組織という形で継承されており、それをたどっていくと必ずノアに行き着く。

 もちろん、ノアの先もあり、エノクを経て最後はアダムに遡る。人類最古のフリーメーソンとは、「アダムメーソン」である。エノクもまたアダムメーソンだ。

 ノアに至った段階で、アダムメーソンに大きな変革が起こる。「生命の樹」の象徴に応じて、預言者の奥義が3つの流れに分かれた。すなわち、ノアの3人の息子が独自のフリーメーソンを形成したのである。

 

ヤフェトからは主に白人、アーリア系民族、コーカソイドが、セムからは主に黄色人種ユダヤ、アラブ系、モンゴロイドが。ハムからは主に黒人が派生していく。とくに、セムメーソンはカッバーラの重要な鍵を継承した。

 そして、セムの子孫からはアブラハムが生まれ、ヘブライ人が誕生した。セムメーソンは「ヘブルメーソン」となって、『旧約聖書』の預言者を輩出することとなり、『新約聖書』の時代にあってはバプテスマのヨハネはもちろん、イエス・キリストや12使徒らがカッバーラを継承し、今日に至っている。

 

古代エジプトのカッバーラと三大ピラミッド

・冥界の王オシリスは、姿を現さない至高の神エル・エルヨーンであり、慈悲の母神イシスは救世主、イエス・キリストを示し、隼の頭をもつホルスは、鳩という鳥の象徴で示される精霊ハールとなる。これを念頭に三大ピラミッドの神殿を対応させる、こうなる。

 

第一ピラミッド:慈悲の柱:御子:ヤハウェイエス・キリスト:イシス

 

第二ピラミッド:均衡の柱:御父:エル・エルヨーン=エロヒムオシリス

 

第三ピラミッド:峻厳の柱:聖霊:コクマー=ルーハ:ホルス

 

おわかりのように、大ピラミッドはイシスの神殿となる。実際、大ピラミッドには「イシス神殿」が付随している。これは大ピラミッドそのものがイシスの神殿であるという認識が、古代エジプト人にあった証拠なのだ。

 

いずれにせよ、空飛ぶ円盤関連の書籍においては、南米や南極大陸にナチスのUFO基地があることが「通説」として語られてきた。(3)

 

 

<●●インターネット情報から●●>

アメリカ人UFO研究家アルバート・K・ベンダーは、1952年UFOの謎を研究する団体、IFSBを創設し、海外にもその輪を広げている。

1953年3月、IFSBの会員がテレパシーで宇宙からの訪問者に相互理解のメッセージを送っていて、ベンダーが自宅で3度目のテレパシーを送った直後、頭痛がひどくなり何か硫黄のような匂いがして

半ば意識を失ったが、小さな青い光が脳の中にあり、目をあけるとベッドより空中1m位で浮いていて、声が聞こえてきた。「私達はあなた方の活動を見守っているが、宇宙の謎を追究するのはやめなさい。」という声だった。

 

その後7月になって、ベンダーが2週間の休暇から自宅にもどって自分の部屋に着いたとき、あの強烈な硫黄の匂いがして頭がズキズキ痛みだした。そして就寝する時に3つの人影が現れた。彼等は黒い服を着て帽子を被っていた。彼等が言うには、地球人とは容姿がかけ離れた異星人であることや、UFOの謎の研究をやめろと強要もしてきた。そしてベンダーに小さなコインの金属盤を置いていった。それは彼等との唯一のコンタクトの道具だった。

 

その後だいぶ経って、金属盤でコンタクトをとり、ベンダーはまたもや痛みを感じ、身体が浮遊するのを感じつつ移動している錯覚で突然動きが止まり、ガラスドームの巨大な部屋に招かれた。そこにはエイリアンがいた。そして彼等の惑星の光景を見せられた。彼等の惑星は地球から何億光年の彼方にあり、文明もはるかに進んでいると説明をうけ、彼等の真の姿を画像で見せられる。それはゾットする怪物だったのである。エスバージニア州のフラットウッズでおきた事件の怪物にそっくりだったのである。

ベンダーは恐怖を感じたという。

また、彼等は男、女、両性具有の支配者となる高貴ある人物、の3つの性を持つ。女性は卵を産み、彼等の多くの生命が途絶えた時にフ化するという。地球人と進化の過程が根本的に違うのである。

53年8月にあの3人の黒い服の男がやってきて、ベンダーの肩に手をおくとシビれて気を失うことになり、気付くと大きな洞窟で南極の彼等の地下基地だった。

ベンダーはここで地球人に似た筋骨たくましいハンサムな、3mの両生具有の高貴あるエイリアンと会い会話をしている。彼等の地球飛来の最大の目的は、地球の海水から(彼等の存在に不可欠な)貴重な成分

を取ることであること。

地球人をアブダクションし、彼等の惑星に連れていき、標本にもしていることや、死人もでていることを告げられる。そして、この事をバラすと生命の保障がないとのことも告げられる。

その後、また3人の訪問と3人の美女エイリアンの訪問を受けることになるが、ここでも口止めされる。

 

9年後の1962年に、本「宇宙人第0の遭遇』・・邦題(徳間書店)を発売後、ベンダーは消息不明になっている。バラしたので殺されたのか、彼等の惑星へ連れて行かれたかは謎である。

コンタクトのなかでも恐怖がつきまとった事件で、UFO研究家の間ではベンダー・ミステリーと呼ばれている

 

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)より引用

メン・イン・ブラック

メン・イン・ブラック(Men in Black、MIB、黒衣の男、ブラックメン)は、UFOや宇宙人などの目撃者・研究者の前に現れ、警告や脅迫を与えたりさまざまな圧力や妨害を行う謎の組織とされ、実在するしないに関わらず、その存在自体が一種の都市伝説や陰謀論となっている。

 

(初出)

メン・イン・ブラックが現れるという報告や噂の多くは、1950年代および1960年代に登場しており、その中でも最初のものはUFO・超常現象研究家のグレイ・バーカー(Gray Barker)が1956年に出版した『彼らは空飛ぶ円盤を知りすぎた』(They Knew Too Much About Flying Saucers)だとされる。バーカーは故郷で起きたフラットウッズ・モンスターの事件をきっかけにオカルト業界に入り、UFOや超常現象に関する記事を寄稿していた。

 

UFO雑誌を出版し、1952年には全国規模のUFO調査団体「IFSB」(International Flying Saucers Bureau、国際空飛ぶ円盤事務所)を立ち上げ率いていたアルバート・K・ベンダー(en:Albert K. Bender)が1953年に突然「私は空飛ぶ円盤の背後にある秘密を知ったが、そのために黒い背広と帽子の3人の男たちから『これ以上円盤のことを書くな』と脅された」と主張し、IFSBを解散した。バーカーの本は、このベンダーの遭遇した事件を描いたものである。ベンダーの証言は、当初は言外にアメリカ政府の介入があったことをほのめかしたものであったが、後に語った証言ではUFO目撃談のうちの超常現象的な部分が混ぜ合わされたような話へと変化している。

 

「黒服の男たちに脅された」という主張を始めるよりも以前に、ベンダーは1947年にワシントン州で起きた「モーリー島事件」(Maury Island incident)の取材を行い報告を雑誌に載せているが、この事件にもすでに「黒服の男」が登場している(当時、ベンダーはこの件について懐疑的だった)。モーリー島事件は、漁師のハロルド・ダールが息子とともにピュージェット湾に船を出していた際に複数の空飛ぶ円盤を目撃し、うち1機がトラブルを起こして部品を落とし、その破片がダールの船に当たって船の損傷と船に乗っていた飼い犬の死をもたらしたという事件だった。

 

翌朝、黒い背広を着て黒い1947年型ビュイックに乗った男がダールの家を訪問してダールを近所のダイナーに食事に誘い、その席で事件について沈黙を守るよう警告したという。ここでは、後のメン・イン・ブラックの噂に出てくる典型である「浅黒い肌の、もしくはどこか外国人風の顔色の3人の男が、黒いサングラスに黒い背広を着て、黒いセダンに乗ってやってくる」がまだ完成していないが、その原型はすでに現れている。

 

 

 

シリウス・コネクション』   人類文明の隠された起源

マリー・ホープ  荒俣宏(翻訳) 徳間書店    1998/3

 

 

 

ぜひ読むべき本だ。マリー・ホープは、いわば先駆者であり、その仕事は謎に満ちた人類の過去に通ずる扉を次々に開け放つ。

グラハム・ハンコック神々の指紋』の著者

 

マリー・ホープは本書で素晴らしい仕事をなし遂げた。読むのが本当に楽しい。

ロバート・ボーヴァル『オリオン・ミステリー』の共著者

 

ガイア(大地の精)>

・ガイアは自分の体を傷つけ汚すものを憤っており、その報復として極変動を通して人類の大多数を滅ぼすつもりだと警告している。

 

古代エジプトの神々>

古代エジプトの宗教は一般論としては多神教の傾向がはっきりしている。しかしウォリス・バッジのように、古代王朝期のエジプトの多数の神々は、実は唯一の創造神の表現の一形態であり、神として崇められた様々な動物も神そのものというよりは「神の住処」としてとらえられるべきだと主張する学者も存在する。ここでは一応、多神教の立場で次のような分類を行った。

1 先王朝期からの土着または州の神々

2 神格化された王、人間となった神

3 外国から入って来てエジプト土着の神に同化した神々

4 「付加された5日間」に祀られた神々

5 地球外天体の影響を受けた神々

 

・(ラー(アトゥム))  ラーは配偶者なしで双子のライオン神シュウとテフネートを生んだ。この二人の間に大地ゲブと天空ヌートが生まれ、ゲブとヌートからイシス、オシリス、セト、ネフティスの家族が生まれる。この寓話の哲学的コンセプトは明らかだ。両性具有から男性と女性(陽と陰)への分離、そして生殖における細胞分裂である。

 

・(シュウとテフネト)  双子のライオン神シュウとテフネトについては、妹テフネトは常にライオンとして描かれるが、兄シュウは人間の姿で描かれることも多いここでシリウスに関心のある読者は、人類と猫族が住んでいる太陽系外の星と、ラーとの関連の暗示を読み取るだろう。

 

・(ヌート) ヌートは次に述べるネイトと同じく、何も存在しなかった空間に天空を生み出した天の雌牛である。おそらくはこの二柱の女神はもとは一つの神だったのだろう。

 

・(ネイト・ネト(西方の貴婦人)) ネイトはサイスの町の守護神であり、下エジプト全域の主神でもあった、極めて古い起源を持つ女神だ。

 

・(ケペラ) ケペラという名は「スカラベ」「コガネムシ」と「成る者」という2つの意味をもつと言われている。ケペラは昇る太陽の神だった。

 

・(ハトル) バッジはハトルを4大女神のネクヘベト、ウアジェト、バスト、ネイトと同一視している。ハトルはラーの娘である天空の女神だったが、後にはホルスの妻ヘト・ヘルとなった。ヘト・ヘルとは「ホルスの家」という意味である。ネイトと同様にハトルも雌牛の姿で表される。人間の姿で描かれるハトルは、頭に角を2本生やし、角の間には太陽盤を掲げている。

 

・(セクメト) ハトルの分身としてだけではなく、セクメトはそれ自身なかなか面白い女神だ。セクメトのような雌ライオン神の系譜はかなり古くまで遡ることができる。

 

エジプト神話ではライオンや猫の神が極めて多く登場するという特徴を知っておかなければならない。

 

・(トト) いろいろな意味で、トトはエジプト神話で最も有名であり重要な神だ。

 

・古代の記者たちは、トトが蟹座の時代にエジプトにやって来た異邦人だったと記す。トトはオシリス一家にとっての「面倒見のいい伯父さん」の役割を果たしている。これは彼が、オシリス一家より一足先にエジプトに着いたということの暗示なのではないだろうか。古代の記者たちが正しかったとすれば、トトが「古い国」の文明をエジプトに持ち込んだ最初のアトランティス人神官だった可能性は十分だ。

 

・しかし、マアトはトトの女性的側面を表す概念に過ぎない。一方で、書物と歴史の女神であるセシャト(セシェタ)という妻がいたことにもなっている。こちらもマアトと同様にトトの分身だととらえてよさそうだ。セシャトは星との関係が深く、時間を測ったとも言われる。「書物の家の女主人」「建築家の女主人」「書記の女主人」「歴史家の庇護者」「神々の記録係」などの呼称も与えられている。彼女もトトと同様に、シリウスから教えを受けたアトランティス人だったのかもしれないし、シリウス人そのものだったのかもしれない。ロバート・テンプルはきっと後者の考えを取るだろう。

 トトの動物(トーテム)は本来は朱鷺である。ところが犬頭のヒヒがお供としてしばしば登場するため、このヒヒがトトそのものだという誤解も受けているようだ。この誤解のもとは、エジプト南部に端を発するもので、この地方ではヒヒに変身することがあると信じられていた。

 

・(アヌビス) アヌビスは霊魂を冥界へと導く案内人であり、後にトトと混同されることもあった。

 

・バスト(東方の貴婦人) バスト(バステト、パシュト)は猫の姿をしており、テフネトとセクメトの分身だとも言われる。

 

・(プタハ)  建築家・職人の擁護者であるメンフィスのプタハは、最も重要な神の一人に数えられる。彼に冠せられた「宇宙の建築家」という称号は明らかにフリーメーソンとの関連を示している(現在も存在するフリーメーソンは、大昔の石工組合を母体とする秘密結社でその長は「宇宙の建築家」と呼ばれる)。プタハは太陽系の外からやって来て、トトの指示に従って世界、太陽、惑星、すべての生き物を造ったとされる。となると当然、彼はオシリス一家よりも古い神々のカテゴリーに属することになる。

 

形而上学的観点からは、プタハのエネルギーはエネルギーから物質への変換、妻のセクメトのエネルギーはその反対で物質からエネルギーへの変換だ。

 

プタハの聖なる名前「宇宙の建築家」からフリーメーソンを連想した時、MASONIC(メーソンの)という語が「SONIC」(音波・音声)だ、ということに気付いたのは私だけではないはずだ。「古い国」では音声の研究と利用を専門とする一部門があり、そこに属する神官たちは完全な秘密を守る誓いを立てていた。と言うのは、この音声の知識は誤用されるととんでもない危険を招く恐れがあったからだ。

 

テーベ三柱神、アモン、ムト、コシス>

アモンは「神々の王」と呼ばれるところから、ギリシアのゼウスと同一視されたりもするが、実は古王国時代(前2680~2181)にはほとんど無名の神、影の薄い存在だった。

 

エジプト文化の起源とその変則性

・神話・伝説とは過去に起こったことの具体的表現であると考えれば、1年に5日が加わったことについて、古代エジプトの5人の誕生神話ほど、これをうまく表現しているものはないだろう。時を司る双子のライオン神シュウとテフネトは、太陽神ラーの子だ(この「太陽」は、いわゆる太陽系の太陽ではなく、恒星シリウスなのではないかと私は思っている)。そして、彼らは、ゲブ(大地)とヌート(空)を生む、しかしラーの妻でもあったヌートは、夫に背いて弟ゲブと同棲する。ラーは妻の背信に怒り狂い、ラーの年の360日間、子を生んではならないと言い渡す。この命令は彼女にとって致命的な痛手となるところだったが、時の神、科学と数学の神であるトトがヌートを救う。彼は月とチェッカーの勝負をし、月の光の72分の1を勝ち取って「5日」の新しい日を作り「付加日」としたのだという。お陰でヌートは宿していた5人の神を、オシリス、ホルス、セト、イシス、ネフティス、という順で5日の付加日に生むことができた。

 

・そして、付加日に祀られた5柱の神々はシリウスと強い結びつきを持つということが、古代エジプトの様々な資料から読み取れることから、こう推論することができるだろう。大犬座の中で青白く明るく輝くその星シリウスこそが、この天界のドラマの、3番目の、しかしおそらくは最も重要な登場人物だったのだと。

 

アトランティス滅亡の原因に関しては諸説あるが、最大の原因は地球と小惑星との衝突による地軸の傾きではないかと思われる。なお、先史時代の地球にアトランティスのみならずいくつもの先進文明が存在したことも忘れてはならない。

 

・興味をお持ちの方は、拙著『The pachats and The crystal people(1991) 』を参照されたい。この発掘から得られた情報を、完全な形で収録してある。また本書には、パシャト(ライオンの形をした異次元の時空に住む知的種族)及びシリウス連星系におけるパシャトの古くからの隣人クリスタル人と著者とのテレパシー交信記録を紹介してある。テーマは差し迫る極変動、科学とオカルト、地球における動物の役割、“宇宙警察”、非友好的なエイリアンの見分け方とガードの方法など多岐にわたる。

 

シリウスから受け継いだもの

シリウス・エネルギーを探求してみたいと思われる読者は、The Lion people(1988)に実際の応用方法が詳述してあるので、是非そちらをお読みいただきたい。本書には異次元時空にすむライオン族(パシャト)と著者のテレパシー交信記録を収めるとともに、パシャトの存在とそのメッセージの信憑性を証明する様々な証拠—―歴史資料、古代の秘儀、芸術、人類学、天文学などからの—―をあわせて紹介してある。

 

ライオンの力

シリウスとネコ科遺伝子との関連は奇妙に見えるかもしれない。ただ現実として、古代エジプトには、猫やライオンがいかにも目立つのだ。なぜなのか?この理由が分かったのは、シリウス魔術に関わりを持つようになってからのことだった。『死者の書』、ピラミッド・テキストなど古代文書をきちんと読めば、その理由はそこに詳らかにされているのだ。もっとも、ライオンのテーマが奏でられたのはエジプトだけではなかった。インダス文明をはじめとする、様々な「失われた文明」にもライオン神は登場する。古代人がライオンに注目したのは、必ずしもその強さや勇敢さだけが理由ではない。秘境的レベルにおいて、すべてのライオン信仰はシリウス的含蓄を持つのだ

 我々地球人類にとってのライオンの重要性は、シリウス系にライオン族が住んでいた(あるいは住んでいる)という説を認めるか否かによって決まるのではないもっと深い含みがある。それは太陽系の生みの親であるシリウス人から、我々が受け継いだ遺伝子に共鳴する何ものかなのだ。もしホイル教授の、宇宙にはミクロの有機生命体が偏在し、地球にも絶えず侵入しているという「パンスペルミア」に多少の真理があるとすれば、地球人に伝えられた地球外遺伝子はシリウス系の他にもあるということになるのだろう。しかし、少なくともシリウス遺伝子を確実に持つ我々にとって、最も強いのは猫・ライオンそしてクリスタル人の血なのである。

 

古代エジプト人はライオンの重要性について、またどのような形でライオンが地球に影響を与えるかについての手掛かりを残してくれている。その最も明瞭な表現がセクメトという女神のパーソナリティと機能だろう。

 

すべてのライオン神がセクメトのような火の激しさを持つわけではない。

 

シリウスと「付加された5日間」に祀られた5柱の神々

トトはオシリス一家より先にエジプトにやって来た。ではなぜトトが先なのか。ちょっと推理を楽しんでみよう――—―最初のトトが「古い国」からエジプトにやって来たのはオシリス一家(付加された5日間に祀られた神々)のエジプト到着よりかなり以前のことだった。彼はエジプトで心血を注いで、後に彼の名前を冠することになる医者・科学者からなる神官組織を作り上げる。しばらくの後、トトのお陰で高度な知識を身につけたエジプト人たちは、天体観測などによって、地球に異変が迫っていることを知る。彼らは「古い国」からの神官たちと協力して、植民地に避難所を求めている王族たちを迎え入れることにする。

 いよいよ異変の予兆が見え始めると、その王族たちすなわち女王イシス、夫であるオシリス、息子ホルス、妹ネフティスの5人が、彼らの新しい住まいとなるエジプトに到着した。ところが一行が到着してまもなく、太陽系全体を巻き込んでの天地を揺るがす大異変が起こった。地球の気候は激変し、太陽と地球との位置関係にも変化が起こり、何と1年に5日も余分な日ができてしまった。

 

<『死者の書』>

エジプト人は宇宙を3つの部分に分けた。天、地、そしてドゥアト(冥界)だ。それぞれには特定の種類の神々が住んでいた。「天」の概念は時代と共にその時代の流行にあうよう少しずつ変化した。

 

ところで「天」には神々の他にも、様々な階級の「神に準ずるもの」が住んでいたらしい例えば、「シュムス・ホル」と呼ばれるホルスの弟子たち、これはキリスト教の天使のような存在で、ホルスの玉座に侍って護衛をつとめていたそれから、「アシュム」というエーテルのような存在、また「ヘンメメト」という。これからの人間化を待っているか、あるいは既に人間に転生した存在も住んでいたとされる。

 

<連星シリウス

・では、シリウス星人の方はどのような容貌をしていたのだろうか。人類以外の種族もいたのだろうか。これは心霊学会ではよく議論されるテーマだ。最近のある雑誌の記事によればシリウスには「2種族」がいたという。そのうち一つが人類であり、他の一つはある種の動物だという。

 人間の方は「髪はブロンド、目はラヴェンダー」だという。これは心霊学会で「イシュナ」という名で知られている「クリスタル人」と同一視できるクリスタル人というのは高い文明を持つ極めて美しい人種で、シリウス系の惑星に住むとされる。彼らの住む惑星が水晶でできているところからクリスタルという名が付けられたという。男性と女性が存在するが、それぞれに女性面と男性面が完全なバランスを保っているため、我々地球人には外見からは男女の区別がつかないというこのイシュナの星に隣の惑星から移住してきたのが、古代エジプトのライオン像を思わせる別の種族だということになっている。

 

・イシュナは我々とは異なった次元、言葉を換えれば異なったタイム・ゾーンに存在すると考える研究者もいる。それを我々の「未来」だと考えることも可能だ。もちろんこの「考え」はきちんとした説明がなされるまでは単なる推理の域を出るものではない。

 

古代エジプトにおけるライオンの重要性を裏付ける証拠は膨大な量になる。何よりも頭部が人間、胴体がライオンという、あのスフィンクスそのものが動かぬ証拠だろう。

 

・結論を出すには証拠が不十分であり、直観に頼るしかないが、私の直観ではシリウスに住む2大種族とは、美しい人間とライオン(パシャト)だと言える。ただ、ライオン族がかつて住んでいたとされるシリウスBの周りを回る衛星には、高度な進化を遂げた植物と両生類が住んでいたとも言われる。となるとシリウス系には知的生命体の住む星がまだほかにもあるのかもしれない。

 さて、ここで注意しなくてはならないのは、論理的推論と空想とを混同しないということだ。その上、今我々が扱っている時間の概念は、普通の歴史学のものさしとはかなり違っているという点にも留意しなくてはならない。例えば、ライオン伝説は「シリウスB衰退以前」の出来事だ。我々のものさしでは数百万年単位の話になるだろう。彼らは今もどこかで、あるいは我々の宇宙とは違った次元の宇宙で生きているのかもしれない。

 

各種の資料から判断して、イシス、オシリス、ネフティス、セト、ホルスの5人がシリウスからやって来た神々であることに間違いはないようだ。では、アヌビスはそしてトトは、どのようにしてこの5人の中に入り込めるのだろう。アヌビスもトトもエジプト神話では重要な位置を占め、オシリス一家の欠くべからざる一員なのだ。

 アヌビスはネフティスによるオシリスの息子だと言われる。

 

ドゴン族の天文学上の知識はシリウスに関するものばかりではない。望遠鏡を使わないと見えないはずの木星「ドナ・トロ」の4つの衛星「ドナ・トロ・ウヌス」(ドナ・トロの子供)についても、土星の輪についても知っている。彼らは土星に「場所を限る星」という呼び名を与えているが、これは占星術の立場から見ると実に適切な呼び名なのだ。

 さらに、彼らの知識は人間の循環器の構造、地球以外の天体に住む生命体について、と実に広い範囲に及ぶ。そして彼らはこの膨大な知識は、何世紀も昔にシリウスからの訪問者が授けてくれたものだと主張する。彼らが遠い昔シリウス星人から教わったという伝承では、宇宙には生命の住む星が幾つあり、それらの知的生命体は必ずしも人類とは限らないという。第4の地球には人類(すなわち我々)が住んでいるが、第3の地球には「インネウ・ガンムルグ」(角のある人=半人半獣のサチュロス?)、第5の地球には「インネウ・デュログ」(尻尾のある人=猫族?)、第6の地球には「インネウ・ブンモ」(翼のある人)が住んでいるという。

 

<先王朝時代の遺産>

5柱の神々はシリウスから来た異星人だったのだろうか?

エジプト学者と呼ばれる人々の間では、王朝期以前のエジプトに進んだ文明のあった証拠はないというのが定説となっているようだ。では初期王朝時代のエジプト人はいったいどこから、また誰からこれほど高度な数学や天文学を学んだというのだろうか。もちろん、これを、自然の数学発達のプロセスが生み出した結果だ、と言うことは可能だ。

 

・しかし一方で、過去のある時点において地球は地球外空間から見られていた、という可能性も検討されるべきではないだろうか。となると、我々は今や超能力者や精神のタイム・トラベラーたちと一緒に自由に想像力を駆け巡らせることができるのだ。エジプトの進んだ文明のブレーンは実はアトランティス人だったのではないか。シュメール伝説に登場する鱗のついた宇宙服を着たオアンネスとは?それとも地球外生物(ET)との遭遇?それもシリウスからの?もし地球の歴史上のある時点でシリウスとの接触があったのならば、それはアトランティス文明の黎明期であり、シリウス人が宇宙に関するあらゆる知識を授けた相手は、アトランティスの科学者たちだったのではないだろうか。

 

・3番目の可能性だが、科学的にはこれが最も受け入れやすいかもしれない。「時間を超越した実体」(すなわち宇宙の創造者)が人間の姿をとった時、その一人の遺伝子に突然変異が起こった。その遺伝子は休眠遺伝子(対立遺伝子?)として彼の子供たちに受け継がれた。そして今やこの遺伝子は地球の隅々まで広がっている。この遺伝子こそがやがて来るべき地球の大変動に耐えて生き残れる人とそうでない人を分ける決定的要素なのだ。しかもその大変動の影は既にゆっくりながら地球にしのびよっている。

 

<監訳者解説――イシスのベールを脱がせるために 荒俣宏

たいへんな本を読んでしまった!というのが、解説を仰せつかった者の偽らざる第一声である。マリー・ホープの『シリウス・コネクション』は、それほどにすごい。すごいというよりも、超絶的というべきかもしれない。生半可な常識ではついていけないのだ。

 

・しかもその結論がすさまじいのだ。そう—―エジプト文明は、シリウスという星に関する科学的知識を具えた渡来人(?)により、突如として開花したものだという。エジプト文明は最初から完璧だった。

 

これがホープ女史のテーゼである。しかも、彼女によれば、多々ある地上の古文明は遡れば同一の起源に行き着くという。これを立証するものが、世界各地に発見されるエジプト神やエジプト神話の痕跡なのだ。名づけて「シリウス・コネクション」とは、彼女の発想に潜んだ、まことに宇宙的な展開を象徴して余りある。

 

ホーブが次に注目するのは、いったい何時ごろエジプトの超文明が成立したかという点である。これは換言すれば、誰が超文明をエジプト人に教えたか、という設問にもなる。なぜなら、ホルスをはじめエジプト神の多くは「青い目」をもち、「金髪」すら生えているからである。これは褐色の目と黒い髪をもつ土着エジプト人の特色から大きくかけはなれている、とホープ女史は指摘する。ここで手掛かりになるのが、エジプトの神々にまつわる世界的な比較研究なのである。彼女は、まず軽い筆致で、時のトトが「蟹」と深くかかわっている事例を示し、ヘリアカルライジングのとき太陽が「蟹座」にあった時代はいつかを考えていく。すでに書いたが、十二宮は一定の年数ごとに一宮ずつズレていくのだが、さて、「蟹座」の時代を計算すると、なんと伝説のアトランティスが水没した時代との関連が浮上するのだ。

 

・ここからホープ女史の力業となる。たとえばエジプト神とのかかわりをもつ土地を探るとしよう。このひろがりがどこまで行くかといえば、西は海をわたって南北アメリカ大陸、東はインドから中国に及ぶのだ!エジプトの主神イシスの足跡をもとめて世界中の神話を渉猟したユルジス・バルトルシャイティスによれば、「———さて、この時、驚くべき現象が生じた。遡って過去を探る視野が拡がるにつれ、エジプトがあらゆる所に立ち現れてきたのである。エジプトの神々が方々に姿を見せた。それも、実際にそれらが信仰されていた古代のローマ植民地にかぎらない。探索と発見が進むにつれ、うんと遠い土地、例えばインド、中国、メキシコにまで、エジプトの神々が見つかったのである。ヨーロッパでも、紀元前2千年頃、イシスとオシリスがみずからゲルマニア、イタリア、フランス、イスパニアへやって来たと主張する歴史家が出た。さまざまなイシス・オシリス信仰が中世の末期まで行なわれた。あたかも、数多い方策によってエジプトが蘇り、今は柱廊も墓地も砂に埋もれてその聖典もまだ読み解けぬ古代エジプトの上に重ねられたかの如くであった

 

・たとえばイシス女神が中国でみつかったという話にしても、かすかな証拠は残っているのだ。中国にはピラミッドによく似た9層の塔がある。9層の塔はむしろオベリスクに似て尖塔じみているではないか、という人のために書くと、古くはピラミッドも四角錐形でなく尖塔形と考えられ、17世紀までの図ではたしかに塔のように尖っていたのである。

 

・現在この『シリウス・コネクション』が欧米で多くの読者を獲得している理由のひとつが、この実践提示にある。かつてピラミッドやエジプトの神々の秘密に挑んだ研究家は多く存在した。

 

彼女は、セトのような邪悪な神のふるまいを、「場所を間違えたエネルギー」と呼ぶ。このエネルギーの氾濫を回避することこそ、古代の宗教儀式がめざした目的なのだ、と。そこにイシスの女性原理が発動する。またイシスの発する声、光、波動などもそのために利用された道具である。ホープ女史はいう。

「あるエネルギーはある特定の周波帯でしか機能しないという法則を思い出してほしい。もちろんこの前提を変えれば問題は解決する。しかし宇宙の法則と完全に調和を保つイシスにはその法則に背くことは許されない。だから十分な数の地球人が地球というものの本質に目覚め、これまでの自分たちがしてきた破壊的行為に気付くまで、イシスは待たなければならない。この『目覚め』が、今この時代、我々の地球で起こりつつあるのだ」

 

・もちろん、本書は我々の目覚めを助けてくれる有力な指針だが、ひとつだけ指摘しておかねばならないことがある。それは、ホープ女史が「エジプトにシリウス文明をもたらした者」たちをアトランティス人であると述べている部分である彼女はときに、それをシリウス人であるかもしれない、と書いている。この部分を字義通りに解釈すれば、あたかもデニケン説のようにシリウス星人が地球に飛来したかのごとく思えるだろう。あるいはまた、チャーチワードのように、水没した古代大陸の遺物を実際に掘り出してみせるかのごとく思われるだろう。

 だが、ホープ女史はアトランティス人やシリウス人の意味に関し、それぞれきわめて精密な著作を発表しており、その内容を踏まえた上で発言しているのである。

 

ただし、イシスを覆ったベールの奥からは、実体をもったシリウス人たちが、いずれは現れるだろうけれど。いずれにせよ、大変な著作が日本語に移されたことを喜びたい。

 

 

 

『女神イシスの降臨』

古代エジプト神話の謎に迫る

大川隆法   幸福の科学出版   2011/8/9

 

 

 

女神イシスの正体は、琴座、ベガ星出身の神秘の女神であり、古代エジプトの実在の歴史上の初代の王とも呼ばれているホルス王の母でもある

・また、「オシリスの復活信仰はイエスの復活信仰の原型であり、古代エジプトに流れる、この神秘思想がキリスト教に流れてきた」という考えもありますし、「転生輪廻の思想も、このあたりから始まっていて、それが仏教に入っている可能性もある」という考えもあります。

 

・ハトホルとこのイシスとを、ほとんど同一視するような見方もあります。

 

夫であるオシリスの腹違いの妹だったイシス

オシリスとイシスの子ホルスはエジプトの覇権を確立した

天照大神(あまてらすおおみかみ)とイシスの深い縁

天照大神は日本担当、イシスはエジプト担当として下りた。

 天照大神とイシスは「ベガの女王」。

 ・プレアデスは“顕教”ベガは“密教”を担当している。

 ケンタウルス座α星人の中には、映画「猿の惑星」に出てくる、猿が人間になったような外見の者もいる。

 

 

いずれにせよ、空飛ぶ円盤関連の書籍においては、南米や南極大陸にナチスのUFO基地があることが「通説」として語られてきた。(2)

 

『宇宙人第0の遭遇』

南極大陸の地下基地で活動したエイリアンの生態記録

アルバート・K・ベンダー  監訳;コンノケンイチ 

  徳間書店  1995/4

 

 

 

ベンダーが接触した宇宙人の特徴

  1. 黒服の男、美形の女性、高貴な男性を偽装して現れる
  2. しかし、その実体は「緑色の想像を絶する怪物」。
  3. 完璧なマインド・コントロールの技術を持っている
  4. 異様な、硫黄のような臭気を放つ。

ベンダー・ミステリー

・1953年秋、全米規模のUFO研究会(IFSB)を組織していたアルバート・K・ベンダーはアメリカ政府筋の強要を受けたにしては、あまりに異常で深刻な恐怖を示し、突如としてIFSBの機関誌『スペース・レビュー』に次のような声明文を掲載し、組織を解散してベンダー自身もUFO研究活動から身を引くと宣言した。

もはやUFOは謎ではない。その正体はすでに分かっているのだ。だが、これについての情報は、ある種の権力によって押さえられている。我々としては、その詳細を本誌に発表したいのは山々だが、情報の特質にかんがみて発表しないように勧告されたことははなはだ残念である。我々のようにUFOに関する仕事にたずさわっている人々には、十分に警戒するよう、せつに忠告するものである

 

・一つは、正確な正体は不明だが、全身黒ずくめの身なりをした当局の秘密工作員がUFO研究者などへ脅迫を行なっていたことである。

 それらの報告は、すでに1940年代後半から散発し始めていた。彼らは一般の目撃者だけではなく、UFO研究家の前にも現れて脅しをかけ、活動の停止を強要するという行為を行っていた。

 

もう一つのブラックメンのタイプは、異星生物(アンドロイドのようなもの)が人間の容姿を装って現れたというものだ。ベンダーが本書で述べているのはまさにこれなのだ。異星生物によるテレパシーなどに類する超常現象の手段を用いた脅迫や、UFO調査活動の停止と沈黙の恐るべき強要だった。

 つまりベンダー・ミステリーの本質は、異星人による強制拉致(アブダクション)によるコンタクト・ストーリーそのものだった。

 

・ベンダーが述べるコンタクト・ストーリーはあまりにも具体的かつリアルなもので、しかも異星生物のドライ(非常と酷薄)さが事件全体にわたって横溢している。

 ベンダー・ミステリーは欧米ではジョージ・アダムスキーの『宇宙人会見記』と並ぶ古典派UFO本の双璧とされていたのに、情緒的な日本人には受け入れられなかった理由もこれで理解できた。

 

・たとえば、ベンダーの問いに対し、彼らは次のように答えている。

神は人類の創作で、存在しない。死後の生命も存在しない。キリストは小さな町の噂話が大きく膨らんだもので、他の人によって奇跡を大きく誇張された人物である

 そうした観点では、キリストの再来のような金星の長老たちが哲学的な訓話を垂れるアダムスキーもコンタクト・ストーリーとは対照的で、内容的にも正反対なのは面白い。

 

・私たちにはドキリとするようなことも述べている。

いくつかの点では地球は非常に呪われている。その1つに、地球には多くの人種と国家群があるために常に紛争が起こる可能性があり、これが地球を完全破壊することにつながるかもしれない

「我々は実験のために、地球人の多くを我々の惑星に送った。そして我々の仲間に見せるため、地球人の何人かを展示している。我々は多くの惑星の住民の標本を保存しているが、標本の何人かは死んでいる。地球人の場合も同じで、彼らは生き残らなかった」

 

・癌の原因についてベンダーは質問しているが、私も以前からある推測を持っていた。

 それは日本における癌患者発生率の統計が石油コンビナート周辺と大都市に集中しているからで、タバコが肺ガンの原因と目の敵にされているがそうではなく、石油をエネルギー源とする大気汚染が多くの癌患者を発生させているらしい。

 ベンダーの質問に対して彼らは「ガソリンで動く乗り物の出現が主な要因だ」と、ズバリ答えている。

 

その南極のUFO基地にベンダーは強制的に拉致されている。そこで見た情景は本書に驚くほど克明に記述されている。

 このベンダーの本は出版された当時、人々から自己宣伝や売名行為であるというごうごうたる非難の矢面にさらされた。しかしその後のベンダーはUFO研究から身を引いて、マスコミからも完全に消息を絶っている。単なる売名や宣伝のためだけだったとも考えづらい。長い目で見れば真偽は分かることである。

 

・いまアメリカで大きな問題と化しているUFOアブダクション(強制拉致)事件、それは対岸の火事ではない。近い将来は日本にも、必ず大きな波となって押し寄せてこよう。

 否、すでに起きているらしい。私自身も仙台でアブダクション体験者としか思えない人の訪問を受け、数々の不思議な体験を聞いている。

 ブラックメンの存在も他人事ではない。それは今でも形を変えて存続し、世界各地で秘密裡に活動しているのかもしれない。

 

『グリーンウェイ円盤報告』

・グリーンウェイは、自家用車から3つの円盤状の空飛ぶ物体を目撃した。

 

・彼は、時速約400キロメートルで飛行していたと推定し、それは薄く金属のようで端の尖った円盤、推定直系12メートルと観察した。

 

異星人と会ったアダムスキーの報告

・1952年11月24日ごろ、4人連れがアリゾナの砂漠センターの東16キロメートルの場所に、ピクニック・ランチにやって来た。1時30分に大きな葉巻形の物体がときどき停止しつつ、猛スピードで東へ移動するのが目撃された。

 

・その訪問者は話しかけてきた。彼らは他の惑星から、同胞たちが目にしたきのこ雲を調査にやってきたということだった。葉巻形の宇宙船は母船で、円盤はそこから出てきた。男はアダムスキーが宇宙船に近づくことは許さなかった。彼はアダムスキーと握手をして立ち去る前に、自分の足跡が重要な意味を持つことになると示唆を与えた。

 

南極エイリアン基地はやはり存在していた

プロジェクトX」創設計画

・同時に、オーストラリアとニュージーランド地域に円盤目撃が集中しているということの裏には、何らかの深い意味がある。もしも詳しく調査をすれば、この二国の近くには必ず空飛ぶ円盤の基地があるという見解に行き着くはずだと考えた。

 

「南極基地理論」に加えられる迫害

テレパシーによるコンタクト実験が成功していた

エイリアンのテレパシー

・「世界コンタクト・デー」とは、その日にIFSB全メンバーがテレパシーによって、宇宙からの訪問者にメッセージを送る実験をしようというものだった。

 

エイリアンの正体は怪物――驚愕の会見報告

異星人の国で私はすべてを知らされた

・突然のショックで浮遊は終わり、すべての動きが止まった。暗さが消えたと同時に、大きなサーチライトの光線が目に当たったかのようなまぶしい輝きに取り囲まれた。やがて、目が慣れて周囲が見分けられるようになってきた。

 私は、ガラスドームの巨大な部屋の中にいた。壁はステンレス鋼のような金属でできていたが、光を放っているようでつねに輝いていた。

 私は同じ金属でできた椅子に座らされていた。

 

・「それは我々があなた方の惑星に滞在中、いわゆるペンタゴンに我々の仲間が駐在している事実をあなたにお知らせしたかっただけです。我々は、あなた方の惑星上で現在起こっているすべての情報を収集し続けるために、あなた方の惑星の多くの場所に仲間を駐在させました。

 

・「我々の宇宙研究所の小さなボタン1つで、我々はあなた方が地球上に持っているすべての貯蔵所の核爆弾を爆破することができます。それによってあなた方の惑星は、ほぼ完全に破壊されるでしょう」

 

・彼は画面の中から、その怪物自身の心で話しかけているようだった。あたかも彼が人間の形から、ウェストバージニア州の目撃者か説明のために描いたフラットウッズの怪物によく似た生き物に、即座に変身したかのようだった。

 

・「我々は最初に地球の人類が進化するのを見た時、彼らを奇妙だと思いました。我々は人類が海の小さな生物から今日のあなた方に進化するのを見守ってきました。しかしもし、あなた方の惑星が自ら破滅することなく存在し続けるならば、今後、数十億年かけて人類のすがたは変わっていくでしょう

 

・「我々の惑星には3つの性があります。人類の女性に似た機能を持った性、人類の男性のような性、第3の性は男でも女でもありません。第3の性の持ち主は我々の支配者となる高貴な人物ですが、滅多に存在しません。そこで彼らが生まれると盛大なお祝いをします。我々の女性は卵を産みそれをしまっておきます。我々は人口を管理しています。偉大な暗黒が我々の惑星を包み多くの生命を奪ったときにのみ、その卵を孵化することが許されるのです

 

・なぜなら、画面が再び青く光って暗くなり、彼は人間に再び変身して台座に立った。

それから彼は、スライドする壁のパネルの所へ行き、それが開くときその陰に消えた。突然、部屋が真っ暗になり、私は意識を失った。再び私は雲の上にいて宇宙を漂う感じがした。

 

・目を開けると、ブロード・ストリートの自分の部屋のベッドに横たわっている自分に気がついた。私は座って辺りを見回し、時計を見た。たった30分しか経っていなかった。あれほど多くの出来事がこんな短時間に起きたとは信じられなかったが、確実に起きたのだ。

 また私には、自分が実際にどれほど遠い所まで行ってきたのかも分からなかった。

 この体験全体のうちでもっとも心に残ったのは、画面でみたあの怪物だった。

 それは、我々が言葉によって想像する怪物とはまったく違っていた。

 

怪物との会見を信じる者は誰もいない

・「おい、そんな大風呂敷を広げるのは止めろ。そんなナンセンスな話は、IFSBの宣伝にはなるだろうが、誰が信じると思うんだ。異星人とコンタクトしたなんて考えは捨てろ」

 

ブラックメンが再び私を連れ出す

・ドアを開け屋根裏部屋を覗いてみるべきか、誰かすでにその中にいるかどうかを少し待ってから調べてみるべきか、判断できなかった。しかし臭いがしだいに強くなるので、とうとうかんぬきを開けた。

 心臓が凍りついた。ドアを開けると、劇場で私の隣に座り、道路で私の跡をつけ、部屋に私を訪ねてきた同じ人物が、そこに立っていた。

 彼の目は依然と同じ光を放ち私の目に焦点を合わせながら、部屋に戻るようにと合図した。彼一人だと思ったが、彼の真後ろに他の二人がいるのを見て間違いだったと知った。三人とも部屋に入りドアを閉めた。

 

・彼らをこんなに間近に見たのはこれが初めてだった。彼らの衣服は聖職者の着る服に使われる布のような黒い素材で作られ、よくアイロンがかかって、新品同様だった。

 ネクタイ、シャツ、ストッキング、靴などの装身具もみな黒かった。そしてこれも黒のホンベルグスタイルの帽子を被っていた。

 

・「我々は、あなたをもっとも重要な面接を行うために迎えにきた。今回はかなり遠くまで行くので、我々全員であなたについていかなければならない。あなた方の惑星にある我々の活動基地を案内したいので、あなたにわたしてある小さな金属盤を持ってくるように

 

突然、体全体がノボカイン(局部麻酔剤)を大量に服用したかのようにしびれていった。以上が、目を開けて、ある種の大きな洞窟にいることに気づくまでの最後の記憶だった。

 

南極の基地内部に私はいる!

・洞窟の大きさに驚いた。なぜなら、このような洞窟を見たことも聞いたこともなかったからだ。まだ地球にいるのかどうかも定かではなかった。

 私は過去数カ月間にまるで信じられないような出来事を体験していたので、たとえそこが月だったとしても驚かなかっただろう。

 3人の付添人はまだ私の側にいた。ステンレス鋼のような明るく輝く金属で作られた台の上に、我々が立っていることに気がついた。我々の前方のさほど遠くない所にある物体から、明るい光線が我々を照らしていた。

 なぜ数多くの光が上からも射してくるのかと思い、視線を上げてみて理由が分かった。天井全体が氷でできていて、天井を通して外光が輝き、洞窟内を照らしていたのだ。人が熱い鉄で雪の中に空洞を作るように、超人類がこの巨大な洞窟を掘ったかのようだった、きっと、とてつもない熱が、この隠れ家を作るのに使われたに違いなかった。

 私はまだ地球にいるという驚くべき感じを受けたが、そこは人間が何年も足を踏み入れたことのない遠隔の地のようであった。

 付添人は私が周囲に大きな興味を持っていることを知り、真正面に続く金属の道を指し、そこを歩くように指示した。私は歩き続けた。

 

・光線が跡をついてきた。道はしばらくまっすぐに続いていた。それから右へ鋭角に曲がった。

 そこには、洞窟の大部分を占領する我々のロケットに似た大きな葉巻形の物体がぼんやりと現れた。それは我々の海洋船舶と同じくらいかそれより大きく、全体を見通せる地点に立っても向こう端は見えなかった。物体はやはりステンレス鋼に似た輝く金属で作られ、横に機窓のようなものがあることに気がついた。

 その通路は巨大な物体の側面のパネルに直接続いていた。パネルに近づくと我々についてきた光線がパネルの小さな半球に集った。すぐにそれは後ろにスライドし、長く耳を突き刺すような音をたてた。

 

彼らは私に中に入るように指示した。私は、化学工場の実験室に似た部屋に入っていった。

 実験室には、すべて同種の光る金属からできているように見える複雑な機械が設置されていた。長い菅とコイルの至る所で、球状のガラス容器が水のような透き通って流れる液体を受けていた。

 液体は明らかに何らかの方法で加熱され、泡を立てて蒸発していた。とてつもない規模で何らかの蒸留作業をしているという印象を受けた。

 実験室の一方には、計器、照明、メーターの巨大装置があり、パネルの前に座ったオペレーターがレバーを動かし、ボタンを押していた。

 3人の付添人が近づき立ち止まると、パネルのオペレーターが彼らに話しかけたが、あいかわらず唇は動かなかった。

 私は、それまで話しかけられたことはすべて理解できたのに、このときの彼らの話はまったく分からなかった。オペレーターはガラスドームの部屋の画面で見た通りの、彼らにとっては自然な、私にとっては怪物のような外見のままだった。

 彼は付添人ほど背は高くなかったが、この上なく醜かった。外形はどっしりとしていてほぼ長方形だった。目は例の輝きを湛えていて、彼が私を見るとその目はまさに私の魂を焼き尽くすようだった。

 

都市はすべて地下に造られている

・彼が私に話しかけているのを感じた。

ようこそ、我々の地球オペレーション基地へ。あなたはここへ来るまでに、ほんの数秒間に何キロも旅をしましたが、その旅は、地球の伝統的な輸送手段では何日もかかったことでしょう。今あなたは南極にいるのです。我々がこの地を基地に選んだのは、ここには地球人が住んでいないし、仕事を邪魔する人間もいないからです。氷で覆われた地表にトンネルを掘り、小型宇宙船が発着する小さな唯一の開口部だけを残してすべを埋め、この基地を建設しました。ここの厳しい寒さも、我々には苦になりません。なぜなら、我々はあなた方の温度の許容範囲にまったく影響を受けないからです。我々の体はそのような範囲にたやすく順応します。我々の故郷の星の表面は不毛で、その寒さはこの南極よりもはるかに厳しいのです

我々の都市はすべて地下に造られています。地表にクレーターのような開口部があり、そこを通って、発着のための宇宙ステーションを上昇させることができます。ステーションは使わないときにはクレーターの中に降りています。その着陸場所が開口部の蓋となり、そこには通信塔だけが見えます」

私は、我々が地球の表面から取っている海水で何をしているのかを、あなたに見せるように言われています。まず、この水がどのようにしてここまで運ばれるのかを説明しましょう。そのために、我々は隣の部屋へ移らなければなりません。あなたの付添人が案内をします。その後、再びあなたをこの部屋に連れて戻り、ここで水の分解について説明しましょう」

 

・彼は我々を解放した。

 付添人は私を別の壁パネルへ連れていき、例の「懐中電灯」を使ってパネルを開けた。はるかに規模は小さいが、ニューヨークの地下鉄のような長く狭いトンネルの中を進んだ。

 我々は一本のレールで支えられた椅子がある小さな動くユニットに近づいた。それは、宇宙船と思われる広大な壁の中での輸送用に使われていた。

 3人の付添人の合図で椅子の一つによじ登った。彼らもまた座った。

 

円盤は積荷を吐き出した後、鉄道の操車場に似た待避線へ向かい軌道に沿って動いた。トンネル内には数多くの軌道が横切っていた。

 待避線の一本一本に数多くの円盤を見たときは、思わず目を擦った。

 円盤乗組員が出入りに使うプラットホームのある待避線に、すべての円盤が待機していたのだ。

 ここは、地球の言葉で言うなら、「巨大な円盤のガレージ」と呼ばれるに違いない:

 周辺の至る所に硫黄の臭いが漂っていた。どうやらこの臭いは、円盤が使用する燃料に何か関係があるのだろうと思った。

 

南極基地における「高貴な人(エイリアン)」との質疑応答①

なぜ私は選ばれたのか

・我々4人は部屋の中央に歩いていって台座に上り、計器盤の前の椅子に半円状に座った。すぐに部屋は暗くなり、我々に面したスライドパネルから、青い霞の中でかすかに光る人物が入ってきた。

 彼は金色の制服を着ていて、銀白色の髪が明るい日焼けしたような茶色の肌によく映えていた。彼が近寄ってきたとき、私の注意はそのハンサムな顔に集中した。

 ほぼ地球人のようで、これまで会った異星人の醜悪さとは対照的だった。彼は筋骨たくましく、3メートルほどの背丈だった。

 彼こそ、私が前に聞かされていた両性具有の「高貴な人」で、この基地やこの惑星活動全体の責任者だと直感した。

 

地球飛来の目的は海水を得ることにあった!

・彼は唇を動かさずに話しかけてきた。

「あなたが我々の地球活動基地へ来てくれたことを心から歓迎する。深い敬意を持って、あなたに来賓となることを許した。なぜならあなたは、宇宙からの来訪者と友好関係を確立するために、これまで多くの時間を費やしてきたからだ。我々は、あなたが我々とコンタクトを試みようとして徒労に終わった実験の日のはるか以前から、あなたの活動のことは知っていた。個人的にコンタクトする前に、我々はあなたを監視していた。しかしそれは、単にあなたの誠実さを試していたにすぎない」

 

・最初の質問を躊躇なく発した。「あなた方はどのくらいの期間、地球にいるのですか」彼はためらうことなく答えた。「あなた方の時間の尺度で1945年以来だ」私は続けた。

「地球に来た主な目的は何ですか」「地球の広大な海から水を得るためだ」

 

・「あなたは、とても重要な質問を選んだ。あなたは非常に明晰な人間だ。宇宙、あるいは大きな真空は、我々が探索する限り無窮である。前にも説明した通り、まず大きな中心体があり、そこから我々が宇宙と呼ぶ巨大な真空へ排出されることによって、すべての惑星とその太陽が作られる。その中心体は、つねに新しい天体を放出しているにもかかわらず、大きくなり続け、決して縮小することはない。それは非常に高温の塊なので、たとえ何十億光年離れた所へも近づくことはできない。放出されたすべての天体は熱く燃える火の玉である。それが宇宙の寒い場所に来ると爆発し小さな天体を作る。その小さな天体が火の玉の周囲を取り囲む。この小さな天体は冷えると惑星となる。しかし冷却期間には長い時間を必要とする。

 

火星には建築の傑作である荒廃した都市がある

・「赤い惑星、火星と地球人が呼ぶ惑星に、ある期間人類が存在していたことは以前に話した。彼らは我々に似た通りすがりの惑星から来た人類によって滅ぼされた。彼らはその訪問者に搾取され略奪された。地球にもっとも近いもう一つの惑星は金星と呼ばれているが、これは密雲層に覆われている。金星は現在、地球が何年も以前に経験したと同様の有史以前の段階を経験しているのだ。そこでは、生命体がまさに進化しつつあるが、それが地球の生命体と似ているかどうか、我々には分からない。しかし、あなた方の進化の初期における生命体によく似た特質を持っていることだけは確かだ」

火星に生命体が存在していたという証拠はありますか

建築上の傑作である荒廃した都市がある。また、主に移動に使われた広大な水路組織の遺構もある。火星の人々は破壊にあったとき、まだ飛行移動技術を持っていなかったし、あなた方の現在の進歩の段階に匹敵する技術も発達させていなかったのだ」

 

・「月に到達することはできるだろうが、月は地球人にとっては大きな失望を与えることになるだろう」

 

「神」は地球人の創作にすぎない

・「我々は何も崇拝しないが、偉大な中心体が我々のすべてを創造したことを知っている。中心体は生命を作るために、我々を宇宙に放出したことを知っている」

 

南極基地における「高貴な人(エイリアン)」との質疑応答②

イエス・キリストとは何者か>

・「しかし地球人の宗教については、多くのことを語らず放置しておくのが最善の方法である。なぜなら、それは地球上に大暴動を引き起こす原因となる話題だからだ」

 

・「我々の惑星では、いったん体が滅びたときに生命もなくなる。しかし幸運なことに、我々は地球人の5倍の寿命を持っている。我々の惑星に病気はない

 

・「これを知ったらあなたは驚くだろうが、地球の表面下はるか深くにある洞窟都市に、地球人とは異なる生き物が暮らしていて、彼らは地表に現れるときに、自分の姿を地球人には見えないようにする方法を知っている。彼らはいつも地表をぶらつき、盗み取ったものを隠すために、地球人を恐怖の淵に沈めることを好むのだ

 

スクリーンに映ったエイリアンの生活

・ここで明りが弱くなって台座が回り、壁の周囲にあるスクリーンが不思議な訪問者たちの惑星の生活シーンを映し出した。高貴な人は、各シーンや彼らの言うところの「フレーム」を説明しながら、計器盤のボタンを押してレバーを引いた。

「最初のフレームは、我々の惑星の地表にある地域の景色である。よく見ると高い着陸場所が、堂々とした塔とエレベーター・シャフトで昇ってくるのが分かるだろう。我々の多くの都市は地下の通路でつながっていないので、主な移動は小さな乗り物で地表を行く

 

すぐに二番目のフレームが現れた。地下都市だった。そこは壮大で、何か未知の光源によって日中のように明るかった。建物は半透明の管状の道路につながっていた。その道路は、接続する建物だけで支えられていた。小さな乗り物が管の中央部分で双方に動いていた。人々はその両端を歩いていた。

 次のフレームは地下納骨堂か墓に似た建物だった。内部に、引き出しのような仕切り箱がある壁があった開いた仕切り箱からは駝鳥の卵に似たものが現れた。これは、惑星の将来を担う世代であると説明された。暗闇が近づき多くの死を引き起こしたときには、制御システムによっていつでも孵化されるという。

 私の前にいる高貴な人も事故死した人の代わりに孵化されたのだということだった。

 もう一つのフレームは大きな地下射撃場だった。

 何人かが、見たこともない変わった銃の使用訓練をしていた。銃は銀色の管状の道具で、把手にいくつかのボタンが付いていた。ボタンを押すと大きな火の玉が飛び出し、離れた場所に置かれた大きな金属のシートを燃え上がらせて突き抜けた。

 これが、彼らの武器の一つであると教えられたが、発砲のときが一番印象的だった。火の玉は厚い金属を貫くと空中で輪を描いてゆっくりと戻り、もと出てきた「銃」の中へ再装填されるのだ。そして再び発射された。

 

・「我々は、地球の茸に似た菌類のような成長物を原料として、さまざまな種類の食物を育てている。また、多くの種類の貝殻を持った水生生物を消費する。水辺に育つ大きな植物には美味なフルーツがなるが、それからも多くの食品を作る

「あなた方の惑星に水があるなら、なぜ我々の海から水を取る必要があるのですか」

「我々の惑星の水には、まったく不純物が含まれていない。地球の海水のような多くのものが豊富に含まれている水がないのだ」

 

彼らのマインド・コントロールは完璧だ!

・「我々は頭蓋骨を貫いて、あなたの意識を完全にコントロールすることができるのだ

 

・この金属盤は、私を低温から守るものだったのかもしれないが、一度もこれについて質問をしようと思わなかった。

 洞窟の床に続く金属製の階段を降りていたとき、付添人が突然私を止め、周囲を取り囲んだ。彼らは金属盤を私の頭に押し付け、私は再び気を失った。

 正気に戻ると、私は一人で書斎の中央に立っていた。まだ頭痛がして目が熱く腫れているように感じた。ベッドに腰を掛け、目を擦って頭を抱えた。

 今度も、自分が気が狂ったのではないかと思った。何か発作を起こしたのだろうか。あれこれと現実的な体験の夢を見たのか。私は、医者に診てもらうのがもっとも理にかなっているし、賢明な方法だと考え始めた。

 

異星人のデモンストレーション

・彼らの存在を他の人々に信じさせるための異星人によるデモンストレーションの約束だった。約束はすぐに現実となった。

 

空飛ぶ円盤の謎はもはや謎ではない

・いっぽう、IFSBの会議で残りのメンバーは、私がもはや円盤の謎に興味を持っていないのだからグループは急いで解散し、私がUFOには関係のない科学路線の雑誌を発行し続けることができると決議した。

 

・空飛ぶ円盤の謎はもはや謎ではない。その正体はすでに知られている。しかし、これについての情報発表はより高度な筋からの命令で禁じられている。我々は「スぺ―ス・レビュー」にすべての話を掲載したいと思うが、情報の性質上、否定的な忠告を受けたことが残念でならない。我々は円盤研究の仕事に携わる人々に十分に注意するよう忠告する。

 

「それには答えられない」とだけ言いなさい

・付添人の出現は、10月3日土曜日の夜10時ごろだった。

 10月号に関して寄せられた郵便物を調べていると、突然、馴染みの硫黄の臭いが鼻を突いた。椅子に座ってぐるりと回ると、3人の「友人」が真正面に立っていた。彼らの周りには青みがかった霞が立ちこめていた。

 彼らの目が私に焦点を合わせた。目の上にひどい痛みを感じ、こめかみがズキズキした。これで彼らは、私にメッセージを送る準備をした。私は彼らの訪問になれていたので、いささかも恐怖を感じなかった。

「あなたは明日、あなたの組織の2人のメンバーの訪問を受けるだろう。彼らは、あなたを詰問し秘密を知ろうとするだろう。我々はあなたに、できる限り結論の方向を逸らす以外、彼らの質問に答えないように警告しに来たのだ。どんな状況になっても、あなたの持っている金属盤を見せてはならない。もし見せた場合には、あなたとあなたの2人の友人は大きな不幸に見舞われることになるだろう。2人は、あなたととても親しいようだが、あなたが以前に言ったことが真実ではなかったことを証明するため、可能な限り力を尽くすだろう」

 

緑色の怪物――人間の擬装を解いた異星人

・しかし私は、振り返らねばならいことを知っていた。ゆっくり頭と体を回し、背後に立っているものを見たとき、私がこれまでの人生で一度も体験したことのない最悪の恐怖を覚えた。その生き物は約3メートルの背丈で、光る赤い顔以外はすべて緑っぱい色をしていた。その目は、私が見た別世界の生き物のように光っていた。私は気絶した。

 正気に戻ってみると、屑籠の中味をぶちまけた中に倒れていた。あの生き物はすでに姿を消していたが、硫黄の臭いが残っていた。敷いてあった絨毯の、生き物が立っていた部分が熱いアイロンを当てられたように焼け焦げているのに気がつき、震え上がった。これまでの比較的友好的な訪問の後で、なぜこのような恐怖の訪問を受けたのか、途方に暮れた。その生き物は、ロバーツとルッケシが私に質問している間、ずっと部屋にいたのだろう。そして、うずくまるようにして椅子に座り、私が口を滑らせるのを待っていたに違いなかった。

 

3人のブラックメンの訪問と美女エイリアン

・そして、台座のスライド・パネルが開き、私は我が目を疑った。3人の美女がぴったりと体型にフィットした白いユニフォーム姿で現れて、私に近づいてきた。彼女たちの周りに漂う謎めいた雰囲気は、彼女たちを囲む青みがかった霞によって助長されているように思われた。私は直ちに彼女たちの細部まで気がついた。

 髪は銀色で一種の束髪に結い上げていて、その周りに大きな銀色の光輪があった。その光輪は、私の見た部屋や他のものの素材とは違う金属でできていた。

 

監視用ショック治療を施される

あなたは我々の秘密を守る義務がある

・「いっぽう、あなたは我々の秘密を守る義務がある。我々は極端な行動はとりたくない。我々がまだ地球上にいる間に、あなたはこの情報の一部を明かしたいとたびたび考えるに違いない。しかしそのような考えを持った瞬間、あなたはほとんど耐え難い頭痛によって、我々の忠告を思い出すだろう。そして、我々がもたらすもっとも深刻な事態にくれぐれも用心したほうがよい

 

『彼らは空飛ぶ円盤について知り過ぎた』出版により有名人になる

・1956年4月、グレイ・バーカーの『彼らは空飛ぶ円盤について知り過ぎた』という著書が刊行され、私は一種の有名人になった。

 バーカーはIFSB(UFO研究団体)閉鎖と、私がそれについて話すことができないことに関して多くのページを割いた。その本は、私の友人や知り合いの間でかなりのセンセーションを巻き起こし、再び、私は多くの質問を受けることになった。本が増刷されると、秘密を知りたがっている好奇心旺盛な人々から家への個人的な訪問とともに、多くの電話を受けた。

 

円盤はヒットラーの手によるものか

・やや長い引用になったのは、私が受け取った奇妙な、時として脅しの種類の手紙を例証したかったからだ。

 ところで、ジェームス・W・モスレーは、『円盤ニュース』という定期刊行物を出版している実在の人物である。彼がこの手紙の主から同じような脅しを受けたかどうかは知らないが、たぶん彼も脅されたことだろう。

 モスレーは、私を訪ねてブリッジポートにやって来た円盤研究者の一人で、また質問の際に、高い知性を発揮した数少ない訪問者の一人だった。

 

コンタクトの道具・金属盤が消えた!

・臭いに気づくとすぐに金庫を取り出して鍵を開け蓋をはね上げた。私は中を見てびっくりした。“金属盤がなくなっていた”のだ。

しかも、いっしょに金庫の中に入れてあったすべての物が、突然分解したかのように塵になっていた。

 

次の訪問者が友好的だとは限らない

私自身の訪問者は、彼らが太陽系の外から地球に現れる唯一の知的生命体ではないと私に教えたのだから。

 

・もし再び我々が訪問を受けるとして、訪れる知的生物は、私の場合の訪問者のような非軍事的な使命を持っていないかもしれない。

 

そして彼らは、我々の技術よりも、我々が彼らの食糧として適しているかどうかに興味を持っているかもしれないのだ。

 もし、彼らが私の訪問者の次元にまで進歩しているならば、彼らも地球人の形や性格をまねることができる。そして力ずくで我々を搾取する時期が熟すまで、我々に知られることなく、地球人の中に混じっていることができる。

 いっぽう我々は、我々よりはるかに進んだ惑星によって救われるかもしれない。好運にも、私の訪問者は敵対的ではなかった。ただし、彼らは人類の科学の夢や文化の夢を、今の時点で現実化するために我々を後押しすることには、興味を持っていなかった。

 

 

 

いずれにせよ、空飛ぶ円盤関連の書籍においては、南米や南極大陸にナチスのUFO基地があることが「通説」として語られてきた。(1)

 

『流言のメディア史』

 佐藤卓己   岩波新書     2019/3/21

 

 

 

デジタル時代こそメディア史的思考を

・そうした「絶対的な義務」を新聞社が果たさない理由を、林は三つ挙げている。第一に、自社掲載の記事を捏造だと発表することにより読者の信用を低下させるのではないかという不安。第二に、新聞を商品と考える新聞社の多くがコストのかかるニュース調査機関を備えていないこと。第三に海外からの特電を権威付けに利用する新聞が、その価値を損なう知識の普及に消極的であること。こうした新聞社の不作為の説明は、今日でも十分に通用するのではなかろうか。

 

・一方、当時の新聞読者は「捏造ニュース」をどう読んでいたのだろうか。その約2か月前、戦時下の読者にリテラシーの向上を求める五城朗「戦争ニュースは欺く」が同紙に掲載されていた。今日のフェイクニュースの原型とも言えるような「与太ニュース」の氾濫を指摘した上で、五城はアメリカの『フォーチュン』誌が行った各国首都(ワシントン、ロンドン、パリ、ベルリン、モスクワ)からの外電に関する信頼度調査を引用している。ロンドン電で32.4%、パリ電で33.4%、モスクワ電なら54.2%、ベルリン電に至っては59.1%のアメリカ国民が“ほとんど信じない”、“全然信じない”と答えている。もっともアメリカ国民は自国のワシントン電に対してさえ、12.2%が強い猜疑心を表明していた。その事実を示した上で、五城は日本国民に「一切の戦争ニュースを警戒せねばならぬ」と呼びかけている。

 

・どんなニュースに対しても、まず聡明な懐疑心を働かせ、苟くも軍事的に見て不可能、或は不合理な内容であれば、直ちに虚報であると看破するだけの眼識が具われば、もはや戦争ニュースも「欺く」ことは出来なくなるわけである。

 

翌1941年12月8日、ドイツ軍の優勢を信じて日米開戦に踏み切った日本の政治指導者にも、そうした「眼識」はなかったようだ。とはいえ、「聡明な懐疑心」を訴えた五城さえもドイツ軍のポーランド占領、フランス降伏とつづいた電撃戦には幻惑されていたのだろう。「新聞は、思想電撃戦の最も浸透的で、最も有力な武器である」と、真珠湾攻撃の4か月前、「国際ユダヤ閥の世界新聞統制を衝く」を書き起こしている。五城は「国際ユダヤ閥の支配下にある大通信社」の虚報製造システムを次のように解説していた。

 

・マーク・トゥエーンが、「真実が靴の紐を結ばぬうちに、虚偽のニュースは世界を一周してしまう」といっているように、新聞の虚報が常にその取消よりもスピ―デイーに世界に流布すること、更に、一度プリントされた以上、結局何ものかは後に残る、というのがこれ等通信社の虚報製造のつけ目である。たとへ訂正要求、取消、その他の障碍が起ったとしても、報道の迅速と競争という理由のために、各新聞社はニュースの真偽を確かめる余裕がないので、自由主義的な新聞は、無批判にこれ等通信社の製造せる虚報を掲載してしまうのである。

 

・これほど虚報の効果を「聡明な懐疑心」をもって分析できる五城が、なぜ典型的なメディア流言ともいうべきユダヤ陰謀論に入れ込んでしまったのか。知識や理性だけでフェイクニュースを見破ることができると考えるべきではないようだ。それ以上に強調しておきたいのは、小説家マーク・トウェイン(1910年没)の警句、「真実が靴の紐を結ばぬうちに、虚偽のニュースは世界を一周してしまう」が第1次世界大戦以前から存在していたことである。

 

・それにしても、猜疑心がもっぱらSNSなどニューメディアに集中的に向けられている現状においては、まずメディア史的思考に立ち戻ることこそ必要だと私は考えている。果たしてSNSのデジタル情報より印刷メディアのアナログ情報を信頼する態度に陥穽はないのだろうか。

 

バーチャル・リアリティーの日常世

私たちは「あいまいな真実」と「魅力あるデマ」が絶えず流れ込む情報空間に生活している。日本で「インタ―ネット元年」と呼ばれる1995年、このデジタル革命を「リアリティー侵略戦争」として告発した著作がアメリカで出版されている。マーク・スロウカ『それは火星人の襲来から始まった』(原題は『宇宙戦争』)である。刊行から約四半世紀が経過した同書をいまヴァーチャル・リアリティー論として読む人はまれだろう。

 

・スロウカは電子文明が勝利した決定的瞬間として、1938年10月30日にアメリカで起こったマス・パニックを描いている。

 

・合衆国東海岸各地の市民が、H・G・ウェルズの原作[1898年]をオーソン・ウェルズがラジオドラマ化した『宇宙戦争』を聞き、16本の触手を持つ火星人が地球に着陸したと信じてパニックに駆られ、高台をめざしたからだ。それはRCA[アメリカラジオ会社]の技術者にとっての劇的勝利であり、新時代の到来を告げる決定的瞬間だった。ウェルズの電子的幻影は、来襲した火星人から逃れるために北へ逃げた大勢の人々の常識および現実を、あっさりと打ち負かしたのだ。

 

・ここで興味深いのは、ヴァーチャル・リアリティーの影響力を批判するスロウカが「火星人来襲パニック」が歴史的事件であることをまるで疑っていないことだ。

 

弾丸効果パラダイムという神話

・ここで「火星人来襲」騒動の背景を理解するために必要な若干の歴史的解説を加えておきたい。1938年春のオーストリア併合の後、ヒトラーはさらにチェコズデーテン地方の割譲を要求し、ヨーロッパは一触即発の戦争危機に包まれていた。結局、イギリスの宥和政策により、ヒトラーの要求は9月30日ミュンヘン会議で承認された。それは火星人来襲ドラマのちょうど1か月前である。戦争回避に向けて外交交渉が続けられた期間中、アメリカのラジオ放送はしばしば番組を中断して臨時ニュースを放送していた。ウェルズのラジオ劇は臨場感の演出に、この臨時ニュースと前年5月の「飛行船ヒンデンブルク号炎上事件」実況中継のイメージを利用した。だとすれば、聴取者が「火星人」でドイツ兵を想起したとしても不思議ではない。キャントリルのインタビュー調査でも以下の回答が寄せられている。「わしはドイツ人がみんなをガスでやっつけようとしていると思ったね。火星人だなんていっていたが、アナウンサーはよく知らないで、まだヒトラーがかれらを送ってよこしたのを知らないんだと思ったね

 

新聞のパニック報道とその影響

・「火星人来襲パニック」について最も頻繁に引用される記事は、翌10月31日付『ニューヨーク・タイムズ』の第一面にある。「ラジオ聴取者のパニック――戦争劇を事実と取る」の見出しの下で、「“火星からの毒ガス攻撃”から逃れるべく避難者多数――ウェルズの空想小説放送で警察に電話殺到」が報じられている。全米の新聞は3週間で1万2500件の関連記事を掲載したという。事件が翌日の新聞で大々的に報じられたのは、日曜日の夜に突如として新聞社に問い合わせの電話が殺到したことも一因だろう。

 

・むしろ、このパニック報道を「絶え間ない戦争扇動の帰結――火星人、アメリカを脅かす」として大きく報じたのは、11月1日付のナチ党機関紙『フェルキッシャー・ベオバハター』などドイツ紙である。その8日後、ドイツ各地では11月9日夜から10日未明にかけ反ユダヤ主義暴動、「水晶の夜」が発生している。ユダヤ人青年によるパリのドイツ大使館員テロへの報復を口実として、シナゴーグユダヤ人の住宅が襲撃、放火された。ナチ党主導の「半官製暴動」ともいうべき事件だが、国際的非難をかわすべく憤激した民衆のパニックが演出された。

 その意味では、火星人来襲パニックは第三帝国にとっては利用できるニュース素材だった。ヒトラーは11月8日にミュンヘンでの演説で「たとえ火星や月から降ってくる爆弾にもおびえてはならない」と述べ、半年後の1939年4月にも「退廃した民主主義の神経症」の事例としてこの事件に言及している。他方で、ドラマ放送から4日後の11月3日付アメリ共産党機関紙『デイリー・ワーカー』も、「アメリカ人は自分の想像のなかで、宇宙人をヒトラーに置き換えて受けとった」と分析していた。

 

災害パニック神話

・「危機の時代のメディア・コミュニケーション」という副題をもつ『宇宙戦争からソーシャルメディアへ』を私が取り寄せたきっかけは、やはり東日本大震災であった。3・11以後、いわゆる「災後」のメディア研究者としても私も流言現象に関心を寄せていた。東日本大震災の直後は「コスモ石油の黒い雨」「外国人窃盗団多発」「放射能にはヨウ素入りうがい薬が効く」………など多様な流言蜚語、デマ情報が広まっていた。そうしたニセ情報はツイッターフェイスブックなどによって瞬時に拡散される。このテーマでは荻上チキ『検証 東日本大震災の流言・デマ』(2011)が役に立つ。

 

古典「火星からの侵入」の問題点

・プーシー&ソコロウは当時の新聞報道を検証し、現実には大したパニック現象は確認できず、「だまされた」聴取者はごく少数だったと結論付けた。実際、そのパニック報道と新聞記者が目撃した状況とのギャップは大きかった。たとえば、第一面で「ラジオのインチキ“戦争”が全米を恐怖に陥れる」と報じた『ニューヨーク・デイリー・ニュース』は、マンハッタンの大混乱を詳細に伝えている。しかし、同紙のラジオ部長ベン・グロスは、≪宇宙戦争≫放送直後にCBS本社前に乗り付けたとき、マンハッタンの通りは閑散としていた、と1954年の回想録で書いている。

 

情報過剰社会の歴史改変

ヒトラー神話」の戦後史から

・19世紀にニーチェが宣言した「神の死」、つまり絶対善が消滅した後、あらゆる価値の参照点に立つのは絶対悪である。悪魔化されたヒトラーは、現代社会における絶対悪として人間的価値の審判者となったのである。

 

・それは、ヒトラーが1930年代当時のドイツ人よりも戦後世界の私たちに対して最大の文化的影響力を発揮している可能性である。映画やテレビで「人々はいまでも、ヒトラーヒムラーや親衛隊の話に胸をワクワクさせる」のであり、「表紙に鉤十字を描いておけば、ほとんどどんな本でも売れると考えているのがアメリカ出版界」だった。それは日本でも同じであり、否、むしろナチカル(ナチ・カルチャーの略称)は戦後日本の大衆文化で戦前以上に流行している。

 

・もちろんマンガやアニメなどの娯楽作品におけるヒトラー人気はおとぎ話であって、さほど有害ではない。ただ、そこに温存される「絶対悪=ヒトラー」の審美的なイメージには警戒が必要だろう。ありあまる自由に息苦しさを感じる大衆にとって、フリーターから第三帝国総統に上りつめたヒトラーは価値を一発逆転させる「神」と映らないだろうか。いまのところ、「絶対悪=ヒトラー」に帰依する社会的弱者は少数にすぎないが、格差社会化の進展の中で絶対した「負け組」が大量発生しないという保証はない。圧倒的多数の「負け組」を必然的に生み出すグローバル情報社会において「ヒトラー民主主義」の再来を回避するためにも、ヒトラーの悪魔化よりは人間化こそが必要なのだ。

 

ナチスが月から攻めてきた!

・ナチズムの恐怖を「火星からの侵入」に重ねたラジオ・ドラマから始まる本書の叙述を終えるに当たって、やはり宇宙からの来襲をテーマとしたSF娯楽映画≪アイアン・スカイ≫(フィンランド・ドイツ・オーストラリア共同制作、2012)は無視できないそこでアメリカに攻め込むのは火星人ではなく空飛ぶ円盤に乗ったナチスである。その映画は2012年9月に日本公開され、一部で大ブレイクしたカルト的作品であり、公開に合わせて『別冊映画秘宝 ナチス映画電撃読本』も刊行されている。

 映画の設定は、第2次世界大戦後、月の裏側に逃れたナチスはそこで「第四帝国」を築き、着々と地球へのレコンキスタ失地回復)を狙っているという荒唐無稽なものである。リアルな歴史では親衛隊幹部の逃亡先としてアドルフ・アイヒマンユダヤ強制収容所移送責任者)のアルゼンチン、ヨーゼフ・メンゲレアウシュヴィッツの医師)のブラジル、あるいはアロイス・ブルンナー(アイヒマンの副官)のシリアなど中南米や中東が多い。メンゲレ博士をモデルにヒトラー・クローン計画を描いたアイラ・レヴィンの小説が『ブラジルから来た少年』であるように、「ブラジルから」ならまだリアリティーがあるが「月から」ではおとぎ話だ。

 もちろん、おとぎ話とてユング派心理学では学問的な分析の対象となる。C・G・ユング自身が『空飛ぶ円盤』(原著、1958)において、人々の無意識がUFOにうわさにより意識化されるプロセスを分析しているユングは好奇心、センセーションを求める心がある限り流言は広まるとみなしており、「空中に見られる物体」と宇宙人が結びつく契機を次のように説明している。

 

UFOの地上基地を発見したり、その物理的な特性を説明したりできないため、やがて地球の外から来たものだと想像されるようになる。第2次大戦勃発直前、ニュージャージーに起った大パニックの心理はこの想像に関連している。火星人のニューヨーク襲来をテーマにしたH・G・ウェルズの小説をラジオドラマとして放送したところ、現実に「大恐慌」が起り、無数の自動車事故が続出した。明らかに、目睫の間に迫った戦争に対する潜在的な情緒不安が、この放送劇によって爆発した。

 ユングは「火星人のニューヨーク襲来」も集合的無意識に内在している元型のイメージの投射と考えた。ただし、ユング自身がユダヤ人心理学者フロイトとの対立からナチ・シンパとうわさされていたこともあり、さすがにUFOのナチ兵器説については触れていない。

 

いずれにせよ、空飛ぶ円盤関連の書籍においては、南米や南極大陸ナチスのUFO基地があることが「通説」として語られてきた矢追純一ナチスがUFOを造っていた』(1994)が典型的だろう。矢追は日本テレビのディレクターとして多くのUFO番組を手がけているが、1994年10月11日19時から2時間番組として日本テレビ系で放映された《矢追純一UFOスペシャル》は『朝日新聞』夕刊テレビ欄で次のように紹介されている。

 「ナチスがUFOを製造していた ⁉」衝撃……戦車砲をつけたUFO写真66枚初公開 ∇国連事務総長が宇宙人の誘拐を目撃! ∇ヒトラーは生きていた ⁉ ∇50年前に日独共同のUFOが火星に着陸していた ⁉

 

・テレビ欄なら、 ⁉を付ければ、どんな無茶な内容でも新聞は載せることができるのだろうか。この番組にも「火星」は登場するが、SFの世界で火星がナチス生存権であるのは常識となっている。

 {SFおたく}のバイブルともいうべきチャールズ・プラット『フリーゾーン大混戦』の第17章「火星から来た第三帝国クローネマイスター」では、ナチ突撃隊が地球に再突入する。あるいは、火星にヒトラーが転生して再び地球征服を志すという設定なら、デニス・ホイートリー『ナチス黒魔団』がある。火星どころか、さらに遠く金星のヒトラーを描いたのは、ターザン・シリーズで知られるエドガー・ライス・バローズの『金星の独裁者』(原著、1939)である。本書第5章で戦中に『デマ』を執筆した『ターザンの冒険』の翻訳者・本多喜久夫を紹介したので、敢えて言及するわけだが、類人猿ならぬ類猿人ターザンは同じ白人のナチスとは戦っていない。だが、黄色人種の日本軍とは戦っている。『ターザンと外人部隊』(原著、1947)で、ターザンはイギリス空軍大佐になりスマトラ戦線で日本軍を打ち破っている。バローズにとって、太平洋戦線は『野蛮=過去』志向、欧州戦線は「SF=未来」志向ということなのだろう。『金星の独裁者』はスペースオペラの金字塔「火星シリーズ」に続く「金星シリーズ」第3巻であり、ニュルンベルク党大会を彷彿とさせる分隊行進、親衛隊、政治犯強制収容所など、まさに第3帝国のパノラマである。

 

映画≪アイアン・スカイ≫は、こうした過去のナチカル遺産をかき集めた作品であり、チャップリン《独裁者》の有名なシーンなどそのまま引用されている。このカルト映画が最も人気を博した国の一つは日本だが、アニメ《宇宙戦艦ヤマト》や《機動戦士ガンダム》で育った世代にはとても外国映画と思えないはずだ。一方で、月面ナチスのヒロインがナチ流に「友愛」を謳い上げた演説にアメリカ大統領が感動して自分の選挙広報スタッフに加えるといったメディア政治を風刺する設定などは、ドイツで大ベストセラーとなったティムール・ヴェルメシュ『帰ってきたヒトラー』(原著、2012)ともシンクロしている。この風刺小説では現代にタイムスリップしたヒトラーが「ユダヤ的」商業主義メディアを「自分と同類」と認識した上で、パブリシティーでの共犯関係を築いて成功を収めている。こちらも移民排外熱の高まるドイツで2015年に映画化されて話題になった。とはいえ、月からのナチ来襲や総統のタイムスリップは娯楽作品であって、悪趣味と物言いがついたとしても、それ自体をメディア流言として問題視する必要はない。

 

新華社が伝えた「和服姿のヒトラー

・むしろ、メディア流言として注目すべきは、たとえば2015年6月23日、中国国営通信社・新華社の電子版・新華ニュースが配信した「アドルフ・ヒトラーの紋付き羽織袴姿の写真――英紙が公開」の記事である(本章扉図)。

 色あせたモノクロ写真に映っているヒトラーは代表的な髪型と口髭で、紋付き羽織袴を着て、右手に扇のようなものを持ち、厳格なまなざしでカメラを見ている。着物には、ナチスを象徴する鷲のモチーフと鉤十字が入っている。

 

・この「写真」は英紙『デイリー・エクスプレス』電子版に発表され、『デイリー・メール』電子版にも掲載された。記事では1936年の日独防共協定を記念して撮影された写真ではないかと推定されているが、写真ではなくイラストと見るのが普通の感覚だろう。この種の海外ゴシップには目がない日本のマスコミだが、さすがに共同通信社や各紙特派員も管見の限りでは転電していない。『デイリー・メール』電子版にはフェイスブックツイッター、グーグル+などのシェア・アイコンも付いていたが、日本のウェブ上ではもっぱら新華ニュース日本語版が元データとして言及されていた。2015年9月3日の「中国人民抗日戦争および反ファシズム戦争勝利70周年記念行事」が、あと3か月足らずに迫っていた中国にとって「和服姿のヒトラー」は飛びつきたい証拠写真だったのかもしれない。

 

ただし、このフェイク画像は戦前のヒトラー崇拝者による「メイド・イン・ジャパン」という可能性が高く、このグローバルな偽史情報を日本のメディアがただ黙殺して済ませればよいとも思えない。ゴシップ記事が多い大衆向けタブロイド紙『デイリー・メール』は無視してよいとしても、中国国営の新華ニュースに対してはフェイク画像であると明確に伝えるべきではなかろうか。

 

・一方、ヒトラーが日本に亡命したという「うわさ」なら、実は歴とした日本発のメディア流言である。1945年10月20日付『毎日新聞』は、同19日付アメリカ軍向け日刊紙『スターズ・アンド・ストライプス』の記事として、ヒトラー総統がドイツの降伏前に日本亡命を計画していたと報じている。同18日にこの亡命計画を明らかにした「日本海軍軍令部某幕僚」は、1945年3月3日の秘密会議の席上において「ヒ総統及びその愛人エヴァ・ブラウンをドイツから救出するための最終的取極めが行われた」と証言している。

 

・(ヒトラーは)もし日本が彼に対して安全な隠れ場所を提供してくれるならば日本に対して太平洋戦の勝利を保証すべき新秘密兵器の設計案を提供すると約束したとのことである(略)。3月5日未明90日分の食料を積んで1潜水艦がハンブルグに向け横須賀軍港を出港した。艦長を除いては乗組員の誰もが自分達の任務を知らなかった。しかしヒットラーエヴァ・ブラウンのために美しい織物で飾られた贅沢な船室が甲板に設けられてあった。

 もちろん、「協同」と名付けられた潜水艦がインド洋上で給油したのちの行動は語られていない。この国際スクープはもちろん日本発の虚報だが、その後に日本で蘇生する「ヒトラーの替え玉」神話の原型をなしていることは否定できない。

 

日本にさまようトラーの亡霊

戦後日本で頻繁に現れたのはヒトラーその人よりその亡霊である。たとえば、『文藝春秋』1954年3月の第5福竜丸水爆被爆から5か月後のことである。書き出しはこうである。

 

 近ごろ、またヒトラーという名前を、よく聞かされるようになった。しかも、この名が日本人の会話の中で、使われる度合は、だんだん増えている。

 

この特集記事のサブタイトルには、「吉田独裁政治への警鐘は鳴り渡る」が掲げられていた。つまり、戦前の吉田茂が外務省内で「ヒトラー嫌い」の最右翼だったことを考えれば「ワンマン宰相」吉田が「独裁者」ヒトラーに擬せられるのは皮肉である。

 

・おそらく「吉田は日本のヒトラー」との言説に私的な悪意はなく、「限られた視野から、自分につごうのよい断定をする」のたぐいである。

 

・実際、吉田退陣後、鳩山一郎内閣が成立したが、以後の日本で首相に選ばれて野党サイドから「日本のヒトラー」のレッテルを貼られなかった人物は数えるほどしかいないだろう。戦後日本では強権を行使する著名人は、その性格や資質を問わず誰彼なく「〇〇のヒトラー」と形容された。○○には政党や宗派から大学や企業まで何でも挿入できるため、罵倒用のフレームとして使い回されてきた。2018年現在、ウェブ上で「平成のヒトラー」と検索すれば、安倍晋三首相を批判する多くの記事を読むことができる。こうした現象こそメディア流言としてのヒトラー神話なのである。

 

であるならば、権力者なら誰でもヒトラーになぞらえる発話行動にも、自らの民主主義への不安、より正確にいえば自らの民主主義がファシズムに転化することへの恐れが潜在しているのだろう。ヒトラー神話とは、われわれ自身のなかにある民主的独裁の願望である。実際、ヒトラーを批判し、糾弾する者の語り口は、しばしばヒトラーの語り口とよく似ている。SF映画≪アイアン・スカイ≫の見どころも、実はそこにある。

 こうしたヒトラー神話の言説を日本で分析した研究はほとんどない。しかし、ヒトラーのうわさは他の都市伝説と同じくらいに広まっている。世界博学倶楽部『都市伝説の真相――背筋の凍る噂78!』(2010)では、口裂け女など、「都市伝説」やトイレの怪談など「学校の怪談」と並んで「ヒトラー生存説――第二のナチス総統が現われる日」が収められている。21世紀の都市伝説らしく、死体の替え玉説よりもクローン技術による復活に力点が置かれている。1889年生まれのヒトラーがたとえ日本亡命に成功していたとしても、2019年では130歳となり生存説にリアリティーはない。

 しかし、チャーチルが90歳で没した1965年ならどうだったろうか。この年、ヒトラーは生きていれば76歳になっているが、吉田茂は87歳でなお健在だった。ちなみに、ドナルド・トランプが合衆国第45代大統領に当選したのも70歳であり、まだ70代なら現役といってよい。この1965年、日本の劇映画では初めて「生きていたヒトラー」が登場したハナ肇とクレージーキャッツ結成10周年記念作品《大冒険》(東宝渡辺プロダクション)である。主人公・植松唯人(植木等)は『週刊トップ』のジャーナリストであり、「火のないところに煙を立てる」週刊誌を風刺した作品として見ることもできる。円谷英二特技監督をつとめたこのコメディ映画では偽札を造る「ナチス陰謀団」を背後で操る黒幕として「ヒトラー」をアンドリュー・ヒューズが演じていた。ヒューズは日本で活動するトルコ人貿易商だったが、≪大冒険≫のために実施された「ヒットラーのそっくりさん」公開募集で選ばれた。ヒューズは3年後、同じ東宝クレージー映画≪日本一の裏切り男≫でもう一人の人気独裁者、マッカーサーを演じている。

 こうした日本の大衆文化におけるナチカル受容史は、ヒトラー神話をメディア流言として読み解く上で不可欠である。

 

日本の文芸先品で「ヒトラー日本亡命」説を利用した最も重要な作品は、福田恆存の戯曲『総統いまだ死せず』(1970)である劇団四季(演出・浅利慶太)によって同年初演された。ヒトラー自殺前後に逃げ出した自称「ヒトラーの影武者」と彼を利用しようとする「ヒトラー信奉者」のやり取りのなかで、実は影武者が「ほんもの」、つまりヒトラー本人かもしれないという疑惑も浮上してくる。劇中人物の水巻は、こう問いかける。

 

 君達はいつもテレビで吾が日本の総理の顔を眺めているね、そしてそれを本物の総理だと思い込んでいる、が、あれは本物ではない、単なる映像に過ぎないのだ、その映像と替玉と一体何処に違いがある?

 

・この戯曲が発表された1970年代の日本では、マスメディアの世界で「総統を死の世界から喚び戻」す試みが大胆に実行されていた。ヒトラー神話を日本社会で最強の都市伝説に引き上げた契機として、五島勉ノストラダムスの大予言』(1973)の大ベストセラー化は無視できない。五島は本書第7章では左翼バクロ雑誌『真相』の反米主義ライターとして登場しているミシェル・ド・ノートルダム(1503~66)、ラテン語風に綴ってノストラダムスは、シャルル9世の侍医をつとめたフランス・ルネッサンス期のユダヤ占星術師である。その暗号めいた四行詩は古くから多様に解釈されてきた。一番有名なのは、次の詩である。

 1999の年、7の月

 空から恐怖の大王が降ってくる

 アンゴルモアの大王を復活させるために

 その前後の期間、マルスは幸福の名のもとに支配に乗り出すだろう

 

・1999年の大破局説は、その日が来るまで多くのメディアで紹介され続けた。『ノストラダムスの大予言  最終解答編』(1998)までシリーズ10巻が刊行された。第一弾だけでも1998年8月までに累計発行部数は209万部(450版)に達していた。五島は右の詩の解釈として全面核戦争、地球環境汚染、彗星衝突など人類の終末をにおわせているが、必ずしもナチズム復活までは示していない。

 

・『ノストラダムスの大予言』が大ヒットした後、五島はヒトラーも予言者だったとする『1999年以後――ヒトラーだけに見えた恐怖の未来図』(1988)を刊行している。これに類するヒトラー関係本はそれ以後も大量に出版されてきた。

 当然のことながら予言崩壊の1999年7月以後はそうしたトンデモ本はいっとき書店から消えていた。だが、戦後70周年に五島は『1999年以後』を『ヒトラーの終末予言――側近に語った2039年』(2015)

として改訂出版している。日本に「戦後」が続く限り、メディアの中でヒトラー神話は再生産されるのではあるまいか。

 

 

 

<●●インターネット情報から●●>

ウェブサイトヒトラーの予言(完全バージョン)』より「引用」

『1999年以後 ─ ヒトラーだけに見えた恐怖の未来図』

祥伝社五島勉著/1988年10月出版)に

書かれている「ヒトラーの予言」の紹介

2000年以後は、それが一層ひどくなる。2014年にはヨーロッパの3分の1とアメリカの3分の1が荒廃してしまい(人心の荒廃も含めて)アフリカと中東も完全に荒廃する。結局、いまの文明は砂漠しか残さない。

しかし人類はそれでも滅びない。わがドイツの一部と米ソの中心部、日本や中国は深い傷を負いながらも生き残る。ただ諸君、それでも人類はいなくなるのだ。いまの意味での人類は、そのときもういない。なぜなら、人類は2039年1月、人類以外のものに“進化”するか、そうでなければ“退化”してしまっているからだ。

 

それをもっとはっきり言えば、人類の一部はそのとき、人類から、より高度なものに進化して、神に近い生物になっている。人類から神のほうへ進化するのだから、それは『神人(ゴッドメンシュ)』と呼んでかまわない。

残りの大部分は、これも進化なのか退化というべきかわからないが、一種の機械になっている。ただ操られて働いたり楽しんだりするだけの、完全に受動的な、機械的な反応しか示さない『ロボット人間』になっているのだ。それまでの気候異変と環境異変、政治と娯楽と食物、それから起こる突然変異が、そのようなロボットのような人間を大量に生み出す。

神人のほうも同様で、同じ原因から生まれてくる。ただ突然変異が大脳にプラスに働いて、進化の方向がロボット人間と別方向になるだけだ。その前段階の『超人(ユーベルメンシュ)』たちも、より進化して神人になる場合がある。

いずれにせよ、彼らはいまの人間の数次元上の知能と力を持つ。彼らは団結して地球を支配する。それまでのあらゆる危機や問題は、彼ら神人たちの知能と力で急速に解決されていく。」

ロボット人間たちのほうは、それに従って生きるだけだ。これはある意味では気楽な身分だ。戦争も気候も経済も、神人たちによって制御されてしまうので、ロボット人間たちは神人たちの認める限度で、多くのものを与えられる。食物と住居も、職業も娯楽も恋愛も教育も、時には思想さえも与えられる。

ただロボット人間たちは、与えられ、操られていることを意識できないようになる。自分たちの意識では、何もかも自分で選択して勝手に生きているのだと思う。しかし、じつは神人たちがすべてを見通して、管理工場の『家畜』のように彼らを育て飼うことになるのだ。

こうして人類は、完全に2つに分かれる。天と地のように、2つに分かれた進化の方向を、それぞれ進みはじめる。一方は限りなく神に近いものへ、他方は限りなく機械的生物に近いものへ。これが2039年の人類だ。その先もずっと人類はこの状態を続ける。

そしておそらく2089年から2999年にかけて、完全な神々と完全な機械的生物だけの世界が出来上がる。地上には機械的生物の群れが住み、神々がそれを宇宙から支配するようになるのだ。」

 

■■■第3章:ヒトラーの予知能力の謎 ─ 「私は“あいつ”に選ばれて取り憑かれたのだ…」

 

  • ヒトラーの予言の力の源泉に関しては、いろいろと議論の分かれるところだと思うが、

ヒトラー自身が予言の秘密について告白している。“あいつ”のおかげだ、と。

ヒトラーのIQは150近くあったことで知られているが、霊感(霊的感受性)も

すごく高かったようである。時々、何かに憑依されていたことを

ヒトラー自身、 実感していたみたいである。

ただし、この“あいつ”が何者だったのかは不明であるが……。

 

アメリカのピュリッツァー賞作家ジョン・トーランドは、精密なドキュメント『アドルフ・ヒトラー』の中で、ヒトラー自身が、のちにイギリスの通信社特派員ウォード・プライスに語った言葉として次のものを紹介している。

「私はあのとき、戦友たちと夕食を摂っていた。すると突然、ある声が私に、『立って向こうへ行け』と命じた。その声が、あまりに明瞭に同じことを繰り返したので、私は上官の命令を聞くように機械的に従い、20ヤードほど移動した。とたんに、いままでいた場所から衝撃と轟きが押し寄せた。そのときまで私も属していたグループの上に、流れ弾が炸裂して1人残らず死んでしまったのだ」

つまりこれは、ヒトラー自身の判断ではなかった。彼の内部深くから噴き上げた何かの声、または外界か異界のどこからか来た、彼以外の誰にも感知できない妖異な命令だったのだ。

そうだ、それは“あいつ”の命令だった。あのときから、私には“あいつ”が憑(つ)くようになった。恐ろしいことだ。私は“あいつ”に選ばれて取り憑かれたのだ

彼はあとで、側近たちにこうも語っている。

それだけでなく、語っている最中、ふいに立ち上がって目を剥き、「“あいつ”だ、“あいつ”が来た。また私に未来を教えに来たのだ。そこにいる、そこだ!」 あらぬ方を指さして絶叫することもあった。

 

第一次世界大戦の戦場での、生死ぎりぎりの衝撃が、ヒトラーの深層意識に火をつけたのだろうか。とある沼地のほとりでハッと気付いたとき、ヒトラーは自分がそれまでとまるで違う人間に変わってしまったのを感じたという。

彼は思い出話として、第一側近のゲッベルスにこう語っていた。

「異常変化だった。それから起こることが全部わかるように感じた。実際わかった。人類の未来が、全て私の前にありありと見えだした。『そうだ、その通りになる。おまえにはわかる。おまえはその力を持った』と、“あいつ”も耳もとでささやいてくれた」

しかも第一次世界大戦が終わっても、“あいつ”はヒトラーから離れなかった。

「ついには、私の体の中にほとんど棲みつくように」なった。

そして様々な未来をささやき、単なる予知以上のことまで告げ始めたという。

アドルフ、おまえは選ばれた。試練にも耐えた。おまえはドイツ民族を率いてヨーロッパを制覇する。新しい世界を打ち立てる。それがおまえの使命だ……

おまえがそれをやらなければ、今世紀後半も21世紀も、ユダヤが地球を支配することになる。金も食糧も兵器もユダヤが支配する。世界はユダヤとその代理人どものものになる。だからユダヤを倒せ。打ち倒せ……。

そのためにも、まず政権を握れ。片足の不自由な変な小男が見つかる。その男は天才で、おまえの最大の協力者になる。その男を充分に活用すれぱ、おまえが45歳になるまでに政権が手に入る。50歳で世界征服の戦争が始められる……。

それを忘れるな。おまえは25歳で選ばれて能力を得た。そして生まれてから50年目、おまえは世界征服の大戦を起こすのだ。

さらに生まれてから100年目、150年目──つまり1989年、2039年──もうおまえはいないにしても、そのとき人類は、新しい次の段階を迎える。それが何かも、いずれおまえだけに教えよう……

 

 

「われわれは苦い現実を認めなくてはならない。次の戦争では恐るべき飛行体から攻撃を受けるだろう。南極には進んだ文明と優れた先端技術をもつ人々が存在する。彼らはナチスSSとともに活動している」(6)

 

エーテル界の「高等知性体」については、私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。5次元の異星人が、4次元の異星人を支配し、人間を操作し支配することは容易だといわれます。「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。シリウスからのスターシードであるイジュニュ星人が物質化して3次元に戻るには非常な困難が伴いました」と指摘されています。堕天使や天使や大天使の人間に対する影響力は、私たち一般人には、理解不能です。

「「透明人」とシリウスA星人が創造し、りゅう座(ドラコ)に配置した爬虫類人が異常に進化した」といわれます。そしてシリウス星人が遺伝子操作等でモンスター・タイプの生物を創り神に嫌われたといわれます。

爬虫類人を支援していたのが、仏教思想を開発したシリウスB星人であり、その他に爬虫類人支配下でこと座(リーラ)文明を再生させようとしている」そうです。こと座文明に何か大問題が生じたのでしょうか? リラ星人も人類の源流ともいわれ謎の多い宇宙人種族のようです。

シリウスの意識たちは、3次元にいる人間の目に見えるように、時々、自らの波動を変えて出現することがあった。数多くの古代エジプトの神々だった」といわれます。

「ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」ともいわれます。そして「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」ともいわれます。シリウスのレベルは、もうすでに非物質のレベルです。

「すぐそこ、あなた方の真下には、まるまるひとつの世界“パラレル・ワールド”が存在しています」といわれますが、私たち一般人には、理解不能です。

 

「世界の王はサナット・クマラと共に金星から降りてきた。この神人の一団はシリウス星と繋がりがある」といわれます。

源平合戦はハム系とセム系のオリオン、シリウス北極星、北斗七星の戦いということになってくるといわれます。

シリウス人と爬虫類人は互いに取引しており、シリウスAの生命体はドラコに武器を売っている。本当に複雑な政治状況だ」という説もあります。

「人類は45 万年前に地球にやってきたアヌンナキという異星人が、遺伝子操作によってつくった存在だ」そうです。「二派の対立とは火星由来のアーリア人に対するアヌンナキ・レプティリアン爬虫類人)の争い、戦争」であったともいわれ、今でも争いが続いているのかもしれません?宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。

はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。「宇宙人が人間の精神体や肉体に憑依すると、誰も識別できないし、テレパシーで動いている」といわれます。

 

・ドイツの情報機関は、戦後には再建されたそうですが、日本の諜報機関は、日本軍のためには活動を停止させられました。しかしながら、戦後にはマッカーサー司令部のアメリカの情報組織の下部組織として、旧陸軍の大本営参謀たちは、機密工作に協力をしてさまざまな秘密の「情報機関(日本義勇軍)」を作って活動していたと語られています。ヨーロッパは昔からスパイの大混戦地帯であったといわれます。今日でも旧共産圏の秘密警察は、さまざまな暗殺手法を開発しているそうです北朝鮮の情報組織もソ連の秘密諜報機関の指導を受けてきたそうです。旧共産圏と西側の諜報機関の対決は、映画や小説のように、陰険だったといわれます。「諜報機関のない国は拉致事件にも無力だった」といわれます。「諜報機関のない国は始めから負けている」ともいわれ、「諜報機関のない国は既に国益を大きく損ねている」そうです。

 

玄洋社も『スパイ大事典』では、「玄洋社は情報収集の手段として一貫して性を用いており、日本、中国、そして朝鮮に売春宿を設立して中国の他の秘密結社の会計官や将校を惹きつけ、彼らから重要な情報を引き出した。こうした売春と脅迫を通じ、玄洋社は情報だけでなく運営資金も入手している」と記されています。しかしながら、通常、日本で書かれている本(『玄洋社とは何者か』弦書房(2017/6/23))では、このような記述は全くないようです。実体は、秘密のスパイ組織だったのかもしれません。民間の団体や会社を、よくスパイ活動のカモフラージュに使ったようなのです。

 どこまでが本当の話なのか、真偽のほどは分かりません。が、信じるか信じないかはあなた次第という与太話なのかもしれません。秘密戦には、フェイク(偽)・情報が多いといわれます。

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)によりますと、

日露戦争中全般にわたり、ロシア国内の政情不安を画策してロシアの継戦を困難にし、日本の勝利に大きく貢献した明石元二郎玄洋社の社中(社員)であった。陸軍参謀本部参謀次長長岡外史は「明石の活躍は陸軍10個師団に相当する」と評した。また、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世は「明石元二郎一人で、満州の日本軍20万人に匹敵する戦果を上げている。」といって称えた。

また、日韓問題については、内田良平一進会の領袖李容九と、日本と大韓帝国(韓国)の対等な立場での合邦を希望し運動した。

昭和に入ると、玄洋社と関係の深かった中野正剛らは、大日本帝国憲法を朝鮮・台湾にも施行して、内地と朝鮮の法律上の平等の徹底(参政権属地主義であったため、日本内地在住の朝鮮人、台湾人にのみ選挙権、被選挙権があった)をはかるべきと主張した。一方、頭山満と親交のあった葦津耕次郎らは、国家として独立できるだけの朝鮮のインフラ整備は既に完了したとして朝鮮独立を主張した。葦津は、満州帝国に対する関東軍の政治指導を終了すべきことも主張している」とのこと。

 

堕天使が地球の女を狙って降りてくるといわれます。堕天使の性的な能力は異常に高いともいわれます。堕天使の目に見えない世界のことは、ほとんど誰も分からないといわれます。「売春は女性の最古の職業」ともいわれ、昔からハニートラップが盛んだったといわれます。堕天使が太古から売春やスパイ、麻薬と関係していたといわれます。ヨーロッパでは、世界最古の仕事と言えば売春と並んでスパイだと言われています。堕天使は進化した異星人ですので、人間の肉体や精神に憑依したといわれます。ギャングにでも憑依するのでしょうか。憑依する相手は善人も悪人も、限界がないと指摘されています。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。人間の肉体や精神に自由に憑依したり離れたりする宇宙人は、誰も識別できないといわれます。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。そうなると人間自身が「変容」、「変性」してしまうそうです。ヨーロッパでは昔から「魔術師」とよばれる変性した異人の存在が伝えられていると語られています。

 

・太古から人間の営み関係する森羅万象に善悪を越えて堕天使が関わってきたのかもしれません。『旧約聖書』のモーゼも角のある異人だったと語られています。シカゴのギャング、アル・カポネと異星人の関わり合いとかの与太話や、カリフォルニアにおけるゲイの宇宙人の与太話も荒唐無稽、奇妙奇天烈、支離滅裂、眉唾物で誰でも疑念がわきます。堕天使の目に見えない世界は、誰も認識できません。残念ながら、現代では、目に見える物質化した異星人情報はアバブ・トップシークレットとして諜報機関から隠蔽されていると語られています。

 

スターゲート計画はCIAに引き継がれ、外部専門家による検証がなされたが、直後の95年中頃に中止された」といわれます。スターゲイト計画の透視能力者のマクモニーグルは、「23世紀と24世紀における2度の大戦で人類の人口が6分の1に大激減する」と述べています。そのとき「貧者の核兵器」といわれている生物化学兵器が大量に使われると語られています。

 

・ミディアム(霊媒)により、霊界の実在が実感できるし、ミディアム(霊媒)体質の人も多くいると主張されています。もちろん、日本にもいるといわれます。臨死体験を通じてミディアム(霊媒)の能力が目覚めたりするようです。英国には、スピリチュアリスト教会が多くあり、ミディアム(霊媒)が活躍しているといわれます。

 

・霊界と高次元の異星人、天使を結ぶものは何なのでしょうか。「天国」は、夏晴れの空の下の巨大な高層ビルが林立するシティなのでしょうか。霊界のあるエーテル界やアストラル界と、進化した異星人の住むエーテル界やアストラル界は、似ているといわれています。同じような相似の性質を持っているようです。

 

・霊界は時間や空間を越えているので、タイムトラベル的な現象が起こるようです。サマーランド(常夏の地)とは、雨や雪が降らないということでしょうか。

 

・天使は、色々な界層に分けられており、研究家によりそのわけかたが違っているといわれます。たとえば、「力天使(バーチューズ)は、神の力を用いて地上界に奇跡現象を起こす。能天使と協力して宇宙の物理的法則を保つ役割を果たす」とされています。また、シリウス星人は、「世界中で奇跡を演出している」という説を唱えている者もおります。

そうすると、シリウス星人は、力天使(バーチューズ)であると考えてみてもよいのではないでしょうか。「高次元に存在する異星人は、天使である」と考える人も最近では増えてきています。パラレル・ユニバース(並行宇宙)はすぐ隣にあるといわれます。「ラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」といわれます。

 

・人間の死後の世界については、幽界や霊界があり天国や地獄の概念も昔から語られています。さまざまな霊能者がいますが、スピリチュアル・カウンセラーとして活動している人々もいるようです。amazonに「江原啓之」といれると241冊の書籍がわかります。多作のベストセラー作家のようです。ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)をみても経歴がわかります。英国のスピリチュアリズムを学んだと語られています。

 

・人間の死後の世界、幽界や霊界は、3次元の地獄のような地球世界とちがって、天国のような素晴らしいところだそうです。筆舌に尽くしがたいという表現がなされますが、不思議な世界のようです。人間の死後の世界、幽界や霊界、宇宙人のアストラル界やエーテル界も似ている世界ですが、私たち一般人は、当然詳しくはありません。

 

・天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人の存在が、チャネラーによって近年、明らかにされています。「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」そうです。天使的な宇宙人、シリウス星人とイスラエルが通商協定を結んだという話ですが、どうなのでしょうか。「シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物である」ともいわれますが、謎の多い異星人種族のようです。

 

・天国から人間は修業のために地球に転生してきているそうです。「地球はシリウスの植民星だ」そうです。そこで誰でも死後の世界で、天使のようなシリウス星人と遭遇できるようです。「人は皆、記憶喪失の異星人だ」といわれます。異次元宇宙の実相も霊界通信などのチャネラーからの情報で解ってきています。

 

・昔は、「金星蛇人と火星霊人の戦争」とか言われていましたが、火星人の情報が少ないようです。昔は、それこそ、タコのようなイメージの画で火星人が描かれていました。現代では「米国に少数の火星人が住んでいる」という情報があったようです。目に見えない世界、天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人が存在するようです。異次元の金星人と火星人の壮大な文明の詳細は分かりません。また誤った情報も伝えられているそうです。ここでいう金星というのは副金星、異次元の金星、アストラル界にある目に見えない金星のことのようです金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。現在では、金星と火星の異次元(アストラル界)には、壮大な都市文明が存在しているそうです。金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)が火星より地球へとやって来て、古代伝説の神々(gods)となったと述べられています。アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。オリオンやルシファーの力 は、イエス(金星の大長老サナンダ)を地球から除き得る(磔のこと)ほどに強いのだということだそうです。

 

「人間を実験室で創った」サタン(悪魔)と呼ばれるリラ星人と「人間を遺伝子操作か思念(?)で創ったといわれる」天使的なシリウス星人との争い『スター・ウォーズ』が現代でも続いているともいわれ、不思議な与太話が多いようです。「現代風にいうと、ルシファーやサタン(悪魔)というのは遺伝子科学者の一団の名前だ」そうです。ある種の遺伝子実験に反対している科学者のグループだそうです。モンスター・タイプの生物を、ネガティブなシリウス星人が創造したので神に嫌われたといわれます。モンスター・タイプは底層4次元にいまだに存在すると語られています。スター・ウォーズでは「牛神」が「龍神」をテクノロジーの面で圧倒し、「爬虫類的異星人(レプティリアン)を低層4次元に追いやったともいわれます。

 

シリウス星人とイスラエルが通商協定を結んだように現代は非常に速い速度で、宇宙連合の提携の事態が動いているようですネガティブ・グループの陰湿な宇宙人同士の争いがあるのでしょうか、米国人の死後世界、サマーランド(常夏の国)やブルーアイランドからこの世にさまざまな影響があるそうです。サマーランドシリウス星人が、米国にどのような形態でいるのかは不明です。米国には、シリウス星人がウォーク・イン(憑依・人格転換)やワンダラー(転生)の形態で飛来しており、その数は、非常に多いともいわれます。「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。「ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」ともいわれます。「透明人」とシリウスA星人が創造し、りゅう座(ドラコ)に配置したのが爬虫類人だそうです。「二派の対立とは火星由来のアーリア人に対するアヌンナキ・レプティリアン爬虫類人)の争い、戦争」ともいわれています。「爬虫類的異星人(レプティリアン)は低層4次元にいる」ともいわれ、クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしている」そうです。

 

・神のような者が「あの世」からかどこからか不明ですが、この世に現れるという現象は不思議な話です。神社の縁起や伝承からは、どうして神に特定したのかは理由がわかりませんが、神にかかわる話は日本でも多いようです。遥かに進化した異星人はウォークイン(憑依)やワンダラー(転生)や人間の精神体に憑依したりしてこの世に現れるともいわれています。宇宙人がUFOに乗ってやってくるという現象よりもはるかに進化した形態で、人間の守護霊になるともいわれております。「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」ともいわれています。「神々や天使は、背後霊や守護霊となり人間に憑依している」のですが、誰も認識できないようです。神々は憑依などで市井のひととなり普通の生活をしているので誰も識別できないようです。

 

・芸能の神とも言われる魔多羅神も専門家の間でも分からない要素が多い奇妙な障礙神のようです。神々がどこからこの世に来るのかわかりませんが、神智学ではエーテル界とかアストラル界という異次元の世界を説明しています。日本の伝承の神々もそのような異次元の世界から、さまざまな形態を通じて、この世にあらわれるのでしょうか。

 

米国人の死後の世界はブルーアイランドともサマーランド(Summerland)ともいわれるといわれます人間の死後の世界の「幽界」にあたるようです。「精霊界」、「夢幻界」ともいわれ、パラレル・ユニバース(並行宇宙)の性格もあるそうです。どちらかといえば青味がかったような色彩の世界、青い空の熱くも寒くもない常夏の海のリゾートの高層ビル群のイメージ、フロリダやハワイのホノルルを大規模にしたような都市国家のイメージのようです「地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にある」そうです。白人種の「エリエン」がサマーランドを創造したのかもしれません。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。

 

・オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。「不思議なゲイ(LGBT等)の現象は、宇宙人の人格転換である」という説もあるそうです。ゲイ(LGBT等)は世界中に蔓延している理解不能な不思議な現象です。日本でも社会問題になりつつあります。異星人の超テクノロジーによって、男性を別の人格の男性に変えることや多重人格も可能のようです。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。

 

・人間の死後の世界は幽界や霊界といわれ、多くの有識者が言及しています。死語の世界は、実在するようです。あの世とのコンタクティも多いようです。幽霊現象や心霊現象も「宇宙人現象」と理解すればかなり分かるようです。イギリスは幽霊大国といわれます。

 

・アストラル界の様相も現代の研究者から、さまざまな情報が流れてくるようです。「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」そうです。目に見えない世界は、私たち一般人は、通常認識していません。「進化した宇宙人は人間の肉体や精神体に憑依するので誰にも分からない」とか「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだ」という説もあるそうです。神々は憑依などで市井のひととなり普通の生活をしているので誰も識別できないともいわれます。

 

・米国人の死後の世界「サマーランド」、「ブルーアイランド」の「あの世」がさまざまな影響力を現界にも行使しているようです。米国人の死後世界、サマーランド(常夏の国)やブルーアイランドからエイリアンが様々な形態で、「透明人」のように、この世にきているともいわれます。むしろ「あの世」で起こったことが時間を経て「この世」で起こるともいわれます。サブ・カルチャーとしての「あの世」が、想像を絶するパワーを持っているのかもしれません。

 

・「“透明人”とシリウスA星人が創造し、りゅう座(ドラコ)に配置した爬虫類人」がとてつもなく進化しており昔は「龍神」といわれていたようです。「シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物である」といわれ、シリウス星人も上位の異星人が造ったようです。人類の創造についても多くの異星人が関与したようです。

竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を支配しているといわれます。

 

・リラ星人のエロヒムが「人間を実験室で創った」といわれます。リラ星人は人類に3万年進化しているそうです。リラ星人も人類の源流ともいわれ謎の多い宇宙人種族のようです。もちろん日本人とも繋がりがあるようです。しかしながら、「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」そうで、スター・ウォーズも頻繁にあったようなのです。最大のスター・ウォーズが「オリオン大戦」だったようです。「オリオン大戦」やスター・ウォーズの原因や結果も詳しくは分からないそうです。「奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまった」という謎の話もあるようです。

 

・「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしている」ともいわれ、グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。遺伝子操作などで、「人間化」が進んでいるようです。が、3割の宇宙人が動物タイプともいわれています。人間タイプの異星人がどの程度の割合なのかは正確にはわかりませんが、0.1%程度という「奇説」もあるそうです。

 

・「二派の対立とは火星由来のアーリア人に対するアヌンナキ・レプティリアン爬虫類人)の争い、戦争であった」といわれ、「爬虫類的異星人(レプティリアン)は低層4次元にいる」ようです。「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」であり、2種類の異星人の末裔の対立・抗争の歴史があったようです。火星霊人と金星蛇人の対立・戦争もどのようになったのでしょうか。現在では目に見えない金星や火星の異次元には都市があり壮大な文明があるといわれます。金星人の美男美女という話は、少なくないようですが、同化している宇宙人は容貌からは判断できないそうです。

 

・「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」の伝説の「異人」はオリオン星人だったようです。

 

・「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)」がダルシー秘密基地やエリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。「その彼らは地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」といわれます。エリア51については、アメリカ政府は、その存在を一度も認めていないそうです。エリア51白鳥座61番星の異星人とコンタクトしていた日本人科学者もいたといわれます。

 

・オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあるといわれます。「トールホワイト」とよばれる2メートルから3メートルの白人種のオリオン星人も報告されているようです。トールホワイトと米政府はコンタクトがあるといわれます。

 

・「ガーディアン(守護神)―昔、人間であったが、霊的に進化し、霊的存在となった。人間世界の指導をしている。コズミック・トラベラー(宇宙の旅人)-ガーディアン委員会の下で、ガーディアン委員会の特命事項を遂行する宇宙人」のように目に見えない天使のような宇宙人が活動しているようです。目に見えない神々や天使や堕天使の活動は分かりません。「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」そうです。米国政府も騙すリゲル人は、爬虫類的異星人(レプティリアン)の部下として活動しているようです「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしている」と語られています。

 

・グレイには、「ビーガン。シリウスA人の遺伝子から作られたグレイ」、「ゼータ・レティクリ1。地球人監視のためリゲル人が作ったグレイ」、「ゼータ・レティクリ2。遺伝子操作で作られたグレイ。爬虫類人に奉仕」などが存在するといわれます。異形異類のバイオロボットも自在に造れる進化した異星人の情報はアバブ・トップシークレットのようです。

 

・アシュター(銀河連合の総司令官と呼ばれる存在)という存在がよく米国のスピリチュアルな本で言及されます。アシュター・コマンドというのは、現在、地球周辺の宇宙空間に滞空しているUFO艦隊の司令官アシュターならびに、主サナンダ・クマラという霊的な導きの下に存在する「光の偉大なる聖職者団(グレート・ブラザー/シスターフッド)の空挺部隊の事だといわれますかってイエスであった存在は現在「サナンダ」と名乗っており、アシュタールとともに彼の宇宙船に住んでいると述べられています。アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。地上に存在するエーテル体のアセンション(次元移動・昇天)したマスターはアシュター司令部のメンバーであるといわれます阿修羅はアシュタールという説もあるようです。帝釈天(インドラ)も人間化して、人知れず社会で生活しているのかも知れません。

 

・人間の死後の世界、幽界や霊界、宇宙人のアストラル界やエーテル界も似ている世界ですが、私たち一般人は、当然詳しくはありません。目に見えない天国は地球と月の間にあるとか、アストラル界はマルドゥクというアストラルの惑星にあるとか、サマーランドからも進化した宇宙人が来ているとか不思議な話も多いようです。ちなみに「目に見えない霊界は、地上1メートルにある」ともいわれます。

 

・「アストラル界はとても巨大です。ここに存在する全ての世界からおよそ600億人の人間タイプの生物が集まっている」、「人々がアストラル界で過ごす期間は、数週間から何百年にもわたる」、「アストラル界にもアストラルの惑星がたくさんあり、アストラル界またはアストラル次元と呼ばれる世界を構成している」そうです。2012年からアセンション(次元上昇)の時代になっていますので、「プレアデスからシリウス(オリオン)の世に変わる」ともいわれます。アストラル界の宇宙人の影響力が強まっているのかもしれません。

・世界中の「人間の死後世界」は相似しているようです。後進国ではそれに応じた幽界のようなのでしょうか。江戸時代とか明治時代に死んだ人々はどのような幽界を体験したのでしょうか。進んだ国の死後世界、ブルーアイランドは、それなりに進化しているように思われます人間の死後の霊界は地上1メートルのところにあるともいわれます。時空を超えている世界ですから、宇宙の果ての果てにあることではないようです。また、天国も地球と月の間にあるともいわれます。

 

・異次元世界のアストラル界やエーテル界にも都市があるといわれます。また神々の都市もあるとも言われます。異次元の金星や火星にも都市があり壮大な異次元の文明があるようです。サマーランドの界層は地球圏に属し、地上時代の感覚や習性がそのままのこっているような世界のようです。ブルーアイランドの存在はタイタニック号の遭難で亡くなった人からの自動書記で分かり始めたようです。90年前の話です。西洋人のブルーアイランドは世界中の人々が来ているそうですが、日本人の「幽界」との関係はどうでしょうか。現代のサマーランドはどのようになっているのでしょうか。サマーランドは地球人にとって特別な「幽界」なのかもしれません。そこには和服でも着ている日本人の霊人でもいるのでしょうか。

 

・幽界に入ってそれ以上の高次元の世界「霊界」や「神界」へ行きたくない者、また行く資質のない者は、再生を選べるといいます。「再生」を自由に操作できるのは、シリウス星人クラスの高等知性体、天使クラスの異星人だといわれています。目にみえない世界は分かりません。

 

・ブルーアイランドは仏教の「極楽」ということですが、辞書によると「阿弥陀仏の居所である浄土。西方十万億土を経た所にあり、全く苦患のない安楽な世界で、阿弥陀仏が常に説法している。念仏行者は死後ここに生まれるという。極楽浄土・安養浄土・西方浄土・安楽世界・浄土など多くの異称がある」とのこと。キリスト教でいう死後に行くという「天国」と相似しているかもしれません。ちなみに仏教の如来シリウス星人、菩薩がリラ星人、観音がプレアデス星人に相当するのかもしれません。「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」ともいわれます。

 amazonに「江原啓之」と問えば256件の書籍がわかります。多作のスピリチュアリストのようです。斯界に名を馳せている人といわれます。しかし、若い時は、自殺まで考えるほど非常に苦しんだそうです。一般に「霊媒体質」の人は、苦労をするといわれます。沖縄のユタも霊媒体質の人がなるようですが、一人前のユタになるまでは、苦しむといわれます。霊界や幽界とコンタクトするということは苦痛をともなうようです。「いつ、どこでも霊が見えた」という霊媒体質の人の存在は、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。気味の悪い体験になれるまでは、大変のようです。幽霊現象や心霊現象も「宇宙人現象」と理解すればかなり分かるようです。

・「日本の心霊レベルは、欧米諸国に比べると50年は遅れている」そうで、映画「ハリー・ポッターシリーズ」の世界的なヒットも、そのような背景があるようです。映画「ハリー・ポッターシリーズ」では、ロンドンのパラレル・ユニバース(並行宇宙)が魔法使いたちの街になっていたようです。英国には古い建物が多く、地縛霊や浮遊霊がよく見られる背景になっているようです。古い建物が残っていると、地縛霊や浮遊霊たちは、「自分が死んでいる」ことを認識できないのかもしれません。人間の死後の世界、幽界や霊界では「自分が死んだことを認識しない」霊がいるそうです。全く奇妙な話のようです。「霊界ははるか遠いところにあるのではなく地上1メートルのところにある」といわれます。イギリスはスピリチュアリズムが発達しているそうです。また職業的なヒーラーも多く、病院にまで受け入れられているようです。幽霊スポットが、観光名所になっている幽霊大国のようです。

 

・「霊界通信」により、多くの情報がもたらされたようです。霊界と高等知性体の住む高次元は同じ様相のようです。天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人のことがチャネラーからの情報で分かり始めました。

 

アストラル体(感情体)、メンタル体(精神体)、コーザル体(原因体)などで、「異世界」「異次元」などに幽体離脱することによって、神々の世界が見えてくるのでしょうか。「アストラル界にもアストラルの惑星がたくさんあり、アストラル界またはアストラル次元と呼ばれる世界を構成している」といわれます。天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人が天使的な宇宙人のようです。

 

・誰でも夢の中で、異次元や異世界を体験しており、夢の世界が、アストラル界やエーテル界ともいえるようです。霊界に似た異次元世界が現代の科学者により探求されています。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング」がエリア51で研究されているといわれます。

 

・異星人文明との自由な交流が日常的になるのは、いつ頃なのでしょうか。「異星連合のメンバーに地球が参加できるのは、今から100年たっても不可能だ」そうですが。宇宙を2分する2大勢力がスター・ウォーズの原因となっているといわれているようです。エリア51で白鳥座61番星の異星人とコンタクトしていた日本人科学者もいたといわれます。エリア51については、アメリカ政府は、その存在を一度も認めていないそうです。「その彼らは地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」といわれます。

 

・霊界や神界へ行きたくない者、行く資質のない者は、再生を選べるといわれます。「再生」を自由に操作できるのは、シリウス星人クラスの高等知性体、天使クラスの異星人だといわれています。死後の世界の霊界の存在は常識的な事柄になりつつあるようです。いわゆる地獄の様相も諸説あるようですし、死後の世界で「自分であって自分でない」存在になる可能性がおおいにあるようです。「筆舌に尽くしがたいほど素晴らしい霊界の世界」といわれます。死後の世界では、アストラル界やエーテル界と似ており、知的生命体が存在するといわれます。幽界については、多くの書籍があり、当然、その描写も似てくることになります。

 

・「幽界が、現在の我々の状況を規定する」という「量子力学」的な推論も存在するようです。天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人の存在は、認識されていません。チャネリング(霊通)ができるチャネラーたちにより、霊界通信がもたらされ、霊界の様子が分かりだしたようです。霊界の様相も様々な書物からの情報によると相似してくるようです。

 

・あるタイム・トラベラーによるという書籍からの情報ですと「2015年核戦争予言(予言と言うよりも体験)」もでていたようですが、この本は、「至福1000年説」のようで“世の中色々”と言うことでしょうか。西暦2000年以前に出版された、全ての数十冊の書籍の「世界終末説・予言」「第3次世界大戦予言」「核戦争予言」は、みごとに全部はずれるという結果となりました。が、「核戦争をしないように」という力が、「危機をあおる」たびに抵抗勢力として、でてくるからでしょうか。これによると、未来は、異星人情報の公開に端を発して非常に明るいということでしょうか。「めでたし、めでたし」、異星人情報の公開がまたれます。ところが、マクモニーグルの未来透視に「23世紀と24世紀における2度の大戦で人類の人口が6分の1に大激減する」というのがあります。依然として人類の未来は悲惨な透視のようです。しかしながら、フェイク(偽)・情報も豊富にネット上では流れています。

 

宇宙人は、パラレルワールド(平行世界)の目に見えないアストラル界やエーテル界に住むと仮定すれば、かなり理解がすすむと考えます。金星人は、金星の異次元に住んでいるので、目には見えないということでしょうか。探査衛星からの目に見える金星は、砂漠化しているようです。「天使」を体験する人たちが、欧米で増えてきているのは、現代の特徴のようです。宇宙を二部する勢力が、争うことは、天使団の3分の1を率いて神に反乱した堕天使ルシファーの物語を想起させます。人間の創造にも2種類あり、それが、人間同士が争い殺しあう原因となっているともいわれています。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」といわれます。

 

・「キリストの転生歴を持つ金星のマスター(長老)、サナンダと宇宙母船上で会見したという日本人がいた」そうです。サナンダは神智学ではサナト・クマーラより上位の存在として「沈黙の監視者」と呼ばれています。また米国人の死後世界、サマーランド(常夏の国)やブルーアイランドからこの世にさまざまな影響があるといわれます。

 

・プレアデス星人は人類に6000年進化している種族ですが、人類に近く神でも天使のような宇宙人でもありません。プレアデス人の祖先は古代リラ星人だったようです。

 

・転生も一般的に認識され始めており、中国には、「生まれ変りの村」という「前世を記憶している人々が多い村」があるそうです。

 

・「シャンバラ」は、エーテル界(異次元・亜空間)に突入した「都市型の超巨大な宇宙船」なのだという説もあるそうです。最も進化した人間タイプの異星人が、グレイと同時期に地球に飛来しているといわれています。グレイはバイオロボットといわれます。が、核兵器などの国家安全保障上のトップ・シークレット(最高機密)を数段上回る『厳秘』のために、「金髪碧眼」だとか、ノルデック・タイプだとかの、断片的な情報しか流れてこないようです。シリウス星人系のオリオン星人がきているという情報もあるようです。人気の米国の動画サイト「YOU TUBE」などでは、「ALIEN」の動画もネットで豊富に見れる時代になりました。

 

・アリス・A・ベイリーは、米国でチャネラーが活躍する前の時代の人なのですが、神の国の様相を明らかにしているそうです。

パラレルワールドの思想は、現代物理学のテーマでもあるらしいのです。が、普通の人には異次元の観念がないので、“不思議な現象”を説明ができないのでしょう。マゴニアという国から“雲の船”で乗ってきた人たち(異星人)の伝承も、後世にいろいろな話に脚色されており、正確なことはわかりませんし、フランスの民衆の中に溶け込んでしまっているのかもしれません。

 

・神々の乗物の巨大な母船(大城砦都市)は、古代インドの大叙事詩によく登場しますし、宇宙船ヴィマーナもまた、有名のようです。デニケンによるとジャイナ教と異星人とのつながりが指摘されているようです。宇宙空間に巨大宇宙船を飛ばすほど文明が進んでも戦争はつきないようですし、「“映画スターウォーズ”は、実話を映画化したもの」とも噂されたようです。「都市全体が空飛ぶ宮殿」となっているとは、宇宙船の母船の究極的な姿なのでしょうか。シャンバラも「都市型の超大型宇宙船」であるという説もあり、最も進んだ異星人の宇宙船の母船は、そのような形態をとり、アストラル界やエーテル界に滞空しているのでしょうか。「アストラル界やエーテル界にも都市がある」という説との相関が注目されます。ャイナ教の昔の図絵にも大型円盤の描写があるそうです

 

ジャイナ教の絵画によると、巨大な宇宙母船が地上に着陸してそこから異星人が出てきて、群衆に取り囲まれているのがあります異星人とジャイナ教の結び付きはあったようです。どこからの異星人だったのでしょうか?インド神界と日本神界は昔から繋がりがあったと語られています。

 

・「米軍兵士、アフガニスタンで4メートルの巨人を射殺」という話もフィクションかナンフィクションなのかはっきり分かりません。眉唾物で疑念が持たれる類の話です。ネットを見ていて、たまたま、でてきたので載せてみました。よく調べてはいませんが、「事実は小説よりも奇なり」なのかもしれません。ビッグフットの動画もYou Tubeで奇妙な動画が豊富に見られる時代です。

 

 

******************************** ・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ

日本は津波による大きな被害をうけるだろう

・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド 神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・

「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」

「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」 日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」 「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」

「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」

「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」

「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」

イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのだろうか」

国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」

「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」

「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

 

グーグルのブロガーにも書いています→UFOパラレル・ワールド

 

 

 

 

「われわれは苦い現実を認めなくてはならない。次の戦争では恐るべき飛行体から攻撃を受けるだろう。南極には進んだ文明と優れた先端技術をもつ人々が存在する。彼らはナチスSSとともに活動している」(5)

 

 

『霊の探求』  (近代スピリチュアリズムと宗教学)

(津城寛文) (春秋社)    2005/10

 

 

「霊の探求」>  

 ・近代スピリチュアリズムの最初にして最大の体系化はフランス人で英語の筆名を名乗るアラン・カルデックの「霊の書」によってなされた。その後のイギリスのステイントン・モーゼスの「霊訓」やジェラルディーン・カミンズの「不滅の道」などと並んで、スピリチュアリズム思想を代表するものとされるが、時代的にはカルデックがかなり早い。

 

・その後、社会的事件として、無視できない状況を受けて「ノーベル賞クラス」と強調される少なからぬ高名な学者たちを交えて、この現象の真偽や価値をめぐってスピリチュアリズムと神霊研究の違いは、前者が死後生存と「霊界通信」を前提とするのに対して、後者は、それらを(自然)科学的に説明、あるいは証明しようとしたところにある。したがって、心霊研究にかかわった人々の中には、スピリチュアリズムの前提となる現象に肯定的な人々と、それに否定的な人々が共存していた。

 

 

『前世あなたは誰だったのか』  (心を癒す)究極のヒーリング)

(平池来耶)(PHP文庫)   2005/9

 

 

 

<あなたの肉体は何重にもなっている>

・あなたの肉体も実は、スピリチュアルな存在です。前にも述べましたが、肉体だけでは、人間として存在できません。構成元素などの価値を計算すると、あなたは数百円程度の値段しかつかないのですから。

 

あなたは、まず肉体としてのボディを持っています。それはあなたにも自覚できます。見ることもできれば、触ることもできます。高さや冷たさなど、感覚としていつでも感じることができます。

 

・でも、その三次元の肉体に重なって、それよりはやや波動が細かな、エーテル体という体が存在します。これは、世に言う「気」の体です。三次元の肉体より波長が微細になります。

 さらに、アストラル体(感情体)、メンタル体(精神体)、コーザル体(原因体)と、ボディの次元はたかまっていきます。ここまで、感じることができるようになれば、スピリチュアル・ワールドからのメッセージも受け取れるようになり、大いなる源へ帰っていく旅も、ずいぶん効率的になるのです。

 

 

 

『前世あなたは誰だったのか』  (心を癒す)究極のヒーリング)

(平池来耶)(PHP文庫)   2005/9

 

 

 

スピリチュアル・ワールドに本当のあなたがいる

・あなたが、今世」、生まれる前に中間世で達成しようと決めてきたことや、カルマのバランスをとるための大切なこと、それらを知る深いところにある自己・・・・それが魂意識(ハイアーセルフ)と超意識(スピリチュアルな世界を認識し、変性している意識)と呼ばれている意識。

 

・これらの意識は、あなたの一番の物知りの部分であるといえます。そして、この自己はあなたのことを何でも理解しているので、あなたにとってガイドのような役目を果たすのです。時には、洞察力と理解力を伴って、過去世の記憶に案内することもあります。あなたは、魂意識と超意識によって過去生で経験してきたすべてのことや感情を認識することができるでしょう。

 

 

 

『完全アセンション・マニュアル』 (上・下)

(ジョシュア・D・ストーン博士)

ナチュラル・スピリット)2000/11/11

 

 

 

地上に存在するエーテル体のアセンション(次元移動・昇天)したマスター

アセンション(次元移動・昇天)>

・「まずヴァイワマスからの情報によれば、地上で肉体をもつアセンション(次元移動・昇天)したマスターは800人おり、うち約20~30%が女性の、約70%が男性の肉体を有しているという。さらにヴァイワマスは、地上に存在するエーテル体のアセンション(次元移動・昇天)したマスターに至っては、総勢1800人から2500人を数えると述べている。その多くは、アシュター司令部のメンバーである

 

・「我々の銀河における異星人文明で、何累代も前から地球を訪れているものには、即座に思いつくだけでも、琴座星(リラ)系、ヴェガ星系、アルクトゥールスシリウス、オリオン、プレアデス、そして言うまでもなくアシュター司令部があるさらに将来には、異星人文明との自由な交流がごく日常になる」

 

 

 

BASHAR 2006』 (バシャールが語る魂のブループリント)

(ダリル・アンカ)  (ヴォイス)   2006/2/17

 

 

時間はイルージョン(幻想)

すべては今同時に存在している。パラレル・ワールド(平行する現実)へ移行するということ。

 

・ 自分の周波数を変え、波動を変えるとき、皆さんは、以前にいた一つの世界から並行する現実、パラレル・ワールドに移行するのです。

 

・予測によって予測が外れる!?

 

皆さんの時間で2015年には、この惑星のほとんどの人たちは、異星人、ETの存在に気づくでしょう。

 

・地球上の皆さんの一般的なエネルギーを見てみると、確かにエネルギーは、みなさんがETの存在に気づく方向に向かっています。

 

ETとのコンタクトーこれからの1000年

・2005年頃~2010年頃/UFOの目撃が世界中あらゆるところで増える。

 

・2013年頃~/ETの存在に気づき情報が公開される。

 

・2015年までには、この地球上のほとんどの人が、ETが存在していることに気づくでしょう。

 

また、2015年くらいから、徐々に既に何年も前から知られていた、ETの情報が、ある政府によって公開されるでしょう。

 

2020年頃~2030年頃/ほかの惑星・衛星で生物発見。とてもシンプルな形態の生物が存在することが発見されるでしょう。

 

・2030年頃/個人的なコンタクトが増える。

 

・2030年頃~2037年頃/グループのコンタクトが起こる。

 

・2037年頃~2040年頃/オープン・コンタクトが起こる。外交関係・宇宙連合に参加。

 

・そのような時代になると、私達は、地球をいわゆる宇宙連合の新たなメンバーとして迎えることになります。

 

・2040年頃~2050年頃/他文明との交流方法を学ぶ。後進文明を助けるトレーニング開始。

 

・ 2050年以降/地球上にパワフルな調和が続く。

 

・その調和は、その後、何百年も長い間続いていきましょう。

 

3000年頃になると、人間はもはや人間の形をとって地球に生まれてくる必要がなくなるでしょう。これは何も人類の文明が絶滅するということではありません。

 

・地球の波動の中で、新しい生命体の形をとり、旅を続けます。

 

・また、その頃には、皆さんのスピリット魂は、もし望めば宇宙のほかのもっと進んだ文明に生まれる人もあるでしょう。

 

・しかし、みなさんの中には、あえて地球にとどまり、新しく生まれてくる生命体が進化するのを助けるスピリット・ガイドの役割を担うことを選択する人々もいるかもしれません。いずれにせよ、非常に喜びに満ちた楽しい状態に移っていきます。

 

 

 

『プレアデス・ミッション』 

ランドルフ・ウィンターズ) (たま出版)  1997/12

 

 

 

パラレルワールド(平行世界)に住む

・プレアデス星人の祖先である古代リラ人の兵士たちがアザエルに率いられ、住むべき星を求めてさまよったとき、ちょっとした間違いが生じた。彼らの艦隊が一秒分、通常の時間の枠の外に出てしまい、地球の時間の刻みとは別次元のプレアデスに着陸してしまったのだ。そのため、地球の夜空に見える星プレアデスへといざ私たちが向かい、行き着いたところで、プレアデスには何も住んでいない。代わりに、青い太陽が空高く輝いている不毛の地があるばかりのはずだ。

 

プレアデス星人は、私たちのいる世界よりも1秒ずれた、地球の時間の枠外に生きているのだだから彼らが地球にやって来るときには、少しばかり彼ら独自の機器類を使って時間のずれを調節し、ビームシップが私たちの目にきちんと見えるように細工しなければならない。さまないと、私たちは彼らの存在を認知することが全く不可能になってしまうからだ。

 

 

『トランス・ヒマヤラ密教入門』

(アリス・A・ベイリー著)(たま出版)   2002/3

 

 

<デーヴァ>

キリスト教徒が天使と呼び、東洋人がデーヴァと呼ぶ非常に多くの存在が、ハイアラーキーのメンバーとして働いている。彼らの多くは、遥か以前に人間の段階を卒業し、デーヴァ進化系と呼ばれる、人間の進化系と平行な偉大な進化系に加わって現在働いているこの進化系には他の要素と共に客観的惑星の建設者と、これらの建設者を通してあらゆる形態―馴染みのあるものとそうでないものーを生み出す勢力で構成されている。ハイアラーキーの他のメンバーが形態内の意識の発達に関わっているのに対して、ハイアラーキーの努力と協力しているデーヴァは形態様相に関わっている。

 

<闇の勢力(ダーク・フォース)>

・「光のハイアラーキー」の外的顕現のような出来事がパワーを増大させて以来、この外的顕現を妨げるために働いている勢力による、それと平行した活動について触れておこう。あなた方も知っているようにアストラル界とメンタル界に「闇のセンター」と呼ばれるセンターが存在する。というのは、彼らの活動は、顕現と物質様相と物質質量の活動に強調をおいており、そのすべてのエネルギーが純粋に利己的な目的に従属されているからである。

 

・それは聖書の言葉で親しまれている、「この世の王国」と「キリストの王国」、「アンチ・キリストの勢力」と「キリストの勢力」の古い物語である。これは、アトランティス時代に大きな頂点を迎えた。光のハイアラーキーが勝利したが、それはかろうじてであった。今日、これら光と闇の勢力は再び物質界で表現と覇権をめぐって戦っている。

 

<白魔術と黒魔術>

・白魔術師は、グループの福利を動機とし、そのために自らのエネルギーと時間を費やす。左手の道の魔術師は、裏で単独で働き、仮に他の人々と協力することがあっても、そのとき彼には隠れた利己的な動機がある。白魔術師は、ハイアラーキーの諸計画に協力し、惑星ロゴスの戦いを遂行するために建設的に努力するように奔走する。暗黒の兄弟たちは、ハイアラーキーの諸計画の外にあるもの、惑星光線の主な目的に含まれていないもの関わっている。

 

ディヴァチャン(天国)

ディヴァチャン(天国)。低位様相からの分離の跡に魂が入る、この地上生活の合間の中間状態。

 

この経験(ディヴァチャン)について非常に多くの誤解があった一般に次のように考えられてきた。アストラル体とメンタル体を除去する過程の後に、人間は、過去の出来事を未来と照らし合わせて再経験し再考する一種の夢見状態に入り、一種の休息期間つまり消化過程を経て、新たな誕生に乗り出す準備を整えること。このような間違った考え方が生まれたのは、時間の概念が真理の神智学的な解釈がまだ存在しているためである。

 

・物質界での経験から離れたときには時間というものは存在しないことを認識するならば、ディヴァチャンの概念全体がはっきりしたものになるであろう。

 

・濃密な肉体とエーテル体から完全に分離した時間から、そして除去の過程が始まったとき、人は過去と現在を認識している。また除去が完了し、魂との接触が生じ、マナス媒体が崩壊するとき、人は直ちに未来を認識する。なぜなら、予言能力は魂意識の財産であり、人間は一時的にこの財産を共有するからである。従って、過去と現在と未来は一つのものと見られる。

 

・「永遠の命」の認識が、転生から転生へと連絡する再生誕の過程の間に徐々に発達する。これがディヴァチャンと呼ぶことができる。(進歩した人間の正常な状態を特徴付ける)意識状態である。

 

ハイラーキー

光の兄弟方であるハイアラーキーはいまなお存在し、その仕事は直実に進行している彼らはすべて肉体として存在しているー多くの大師方のように濃密な肉体として、もしくはより高度な援助者や「世界の主」のようにエーテル体として、彼らが物質的に存在していること、彼らが、この惑星に私達と一緒に存在し、この惑星の宿命を統御し、その出来事を管理し、その進化を最終的な完成へと導いていること、これらは覚えておくことに値することである。

 

このハイラーキーの中心本部は、古代の書で「白い島」と呼ばれるゴビ砂漠にあるセンター、つまり「シャンバラ」であるこれはエーテル界に存在し、地上の人間がエーテル視力を発達させたとき、その場所は確認され、その実存性は認識されるであろう。この視力は急速に発達しつつある。・・・しかし、シャンバラの位置は、最後に明らかになるエーテル界の神聖な場所の一つになるであろう。と言うのも、「シャンバラ」は、エーテル界の第二亜界に存在するからである。肉体を持つ何人かの大師方は、ヒマラヤ山脈のシガツエの人里離なれた場所に住んでいる。

 

・しかし、もっと多くの大師方が、世界中に散らばっており、様々な国々の様々な場所に人知れず暮らしている。そして、そこで様々の大師が、「世界の主」のエネルギー焦点になっており、周囲の人々には「神の愛の分配者」として知られている。

 

シャンバラ

・シャンバラは、物質界に存在し、空間的に明確な場所を占めているといわれている。しかし、その物質質量とはエーテルであり、「世界の主」と彼の高い段階の援助者方は、エーテル質料でできた身体をまとっている。約1千7百万年前ハイアラーキーが渡来しシャンバラが創設された。それは、濃密な物質界に秘儀のための組織と本部を持ち、濃密な肉体で機能し、急速に目覚めつつある人類の必要を満たそうとするアデプトとチョーハンからなる一団を持つことであった。

 

彼ら(サナート・クメラと彼の弟子方)が住んでいるシャンバラは、クメラ方と同様、物質界に存在している。しかし、それは物質界の高いエーテル亜層である。それゆえにエーテル視力を発達させた時のみ、このヒマラヤを超える神秘的な場所は明らかにされるであろう。

 

・ シャンバラ兄弟団のための最初の居留地は、南アメリカの中央にあるイベズの初期の寺院であった。その支部の一つは、かなり後になってから、古代マヤに設立されることになっていた。・・・二番目の支部は後にアジアに設立された。その働きは著しく変えられてはいるけれども、ヒマラヤ人と南インド人のアデプト方は、この支部の代表者である。将来、ハイアラーキーのかっての業績の真実性を現す発見がなされるであろう。古代の記録や、碑が明らかにされるであろう。幾つかは、地上にそして、多くのものは、地下の要塞に。カルデアトバビロンからトルキスタンを経、ゴビ砂漠を含み、満州に至るまでの地帯で中央アジアの神秘が開かれた時、イベス人の働き手についての初期の歴史の多くが明らかにされるよう計画されている。

 

敷居の住者

弟子が生命の門に近づくまで、敷居の住者がイリュージョンとグラマーの霧の中から現われることはない弟子がイニシエーションの入口の微かなきらめきとその扉の側で待ち構える臨在の天使に体現される二重性の原理を把握できるようになる。現在のところ、私の言葉はあなた方にとって将来の状態と出来事を象徴的に表現しているだけであるが、右側に天使、左側に住者で表わされる相反する対をなすものの象徴の間に完全に意識して立つ日が必ず訪れる。そのときに、あなた方の人生の場が長きにわたって戦ってきたこの二人の対立者の間を真っ直ぐに突き進む強さがあなた方に与えられますように。そして、この二人が一人として見られる臨在へと入り、生命と神性しか知らなくなりますように。

 

 

 

『未知の事典』 

コリン・ウィルソン)  (平河出版社) 1991/11

 

 

平行世界」(パラレル・ワールド)

「平行地球」が存在するかもしれないという証拠がかなりある。たとえば、UFOや人間出現現象などの現象を説明するために「平行地球説」が持ち出されてきたし、特異な現実らしさか、真に迫った夢、これまでにも全く知らなかった情報を教えてくれる夢なども、当人の心が何らかの、平行世界に入り込んだ結果なのかもしれない。夢の場合、証拠はよくてもせいぜい主観的なものでしかないのだが。

 

<(人間出現現象)>

世界各国の神話、伝説、民話には不気味な「出現」の話が、よりどりみどり、たくさん含まれている。9世紀には、リヨンの大司教アゴバールが、マゴニアという国から「雲の船」に乗ってきた人たちがいるという農民の信仰について書いているアゴバールは、そのマゴニア人たちに誘拐されたと主張する4人の人たちとかかわりあいになったが、4人の話を信ぜず、当然のことだが、マゴニアというのは、異教の象徴だと結論した。

 

<「UFO」>

・「接触したと称する人たち(コンタクティーチャネラー)の多くは、宇宙人の声を頭の中で聞いたといっており、ジョージ・ハント・ウィリアムソンの『獅子の秘密の場所』には、宇宙人が自動書記でウィリアムソンに接触し、自分たちは1800万年前に地球に到来し、2万4000年前に大ピラミッドを建て、その地下室に宇宙船が隠されているとウィリアムソンに伝えたという」。

 

UFO目撃談は跡を絶たず、しかもその大半は自己宣伝をする必要のない普通の人たちの話なので、UFO現象は、純然たる妄想ではないという声が高まりつつある

 

・「1969年英国空軍中将サー・ヴィクター・ゴダードはロンドンで講演しUFOが平行世界から飛来している可能性があると述べた」。

 

 

『神々の帰還』

(エーリッヒ・フォン・デニケン)(廣済堂出版)1999/5/1

 

 

スターウォーズ勃発

地球を周回する大城砦

古代インドの大叙事詩マハーバーラタ」の一部「ヴァナパルヴァン」では、神々の住まいは、宇宙城砦と呼ばれ、地球のはるか上空を周回したまた、「サバ・パルヴァ」にも同様の記載がある。これらの巨大な宇宙城砦は<ヴァイハヤス><ガカナチャラ><ケチャ>と言った名を持っている。いずれも連絡船ヴィマーナが巨大な門から悠々と着陸できるほどの規模だった。

 

・古代インドの伝承文学の「マハーバーラタ」の「ドローナ・パルヴァ」には、地球を周回する素晴らしい三つの大城砦都市のことが出ている。これらの宇宙城砦は地球上ばかりか、神々の間にも騒ぎを引き起こし、これがきっかけとなってスター・ウォ-ズが勃発した。

 

古代の超科学

・とりわけジャイナ教では、複雑極まりのないカルマの教えが微細に渡って述べられている。ジャイナ教は、ヒンズー教や仏教と並んでインドが生み出した三大宗教の一つだ

 

ジャイナ教は仏教よりも数百年早くインドに起こり、5世紀までにはインド亜大陸全土に広まった。しかし、ジャイナ教徒たちによると、この宗教が創設されたのは何千年も昔のことだという。

 

ジャイナ教の経典は、聖書と同じやり方でまとめられ、シヴェターンバラ(白衣派経典)という名称で一括して呼ばれている。

 

 

『神々の帰還』

(エーリッヒ・フォン・デニケン)(廣済堂出版)1999/5/1

 

 

信じられない年代の数字

ジャイナ教の伝承の多くは、現代科学の観点から見ても、実に革命的である。時間の概念カーラは、アルベルト・アイン・シュタインの理論体系さながらの役割を演じる。

時間の最小単位はサマヤ(時間点)で、これは一個の原子が自分の長さだけゆっくり移動するのにかかる時間で、無数のサマヤが集まって、初めてーアヴァリラになる。167万7216アヴァリラで、ようやく計量可能なームフルタになる。これは48分に相当する。三十ムフルタで一アホラトラになる。これはちょうど我々の一昼夜24時間に相当する!

 

カルパという空飛ぶ宮殿

ジャイナ教宗教哲学者たちは、さまざまな世界の住人たちが見せるさまざまな特徴までも描く天界にも(カルパ)という名前がつけられている。そこには素晴らしい空飛ぶ宮殿がある。これは可動式の建造物で、「都市全体が空飛ぶ宮殿」になっていることが多いらしい天界の諸都市は、階層構造になっていて、各階の中央部からはヴィマーナ(空飛ぶ乗物)が四方八方に発進できる。

 

 

<●●インターネット情報から●●>2016/8/23

  

米軍兵士、アフガニスタンで4メートルの巨人を射殺 

 元米軍兵士が、アフガニスタンの洞窟で、身長4メートルの巨人を射殺したと証言している。L.A.マルズーリ氏が制作したドキュメンタリー番組で明かした。

 

ミスターK」と名乗る元米軍兵士は2002年、カンダハールでの偵察行動中に、砂漠地帯で洞窟を発見。洞窟内を調査中に4メートルの巨人に遭遇したという。

 

ミスターK氏によると、巨人は赤毛で、指が6本あったという。米軍偵察部隊は巨人に発砲。約30秒間の銃撃により巨人は死亡したが、戦闘中に巨人の槍が貫通した兵士1名が犠牲になった。巨人の死体は救助要請で現場に到着したヘリコプターによって回収され、その後どうなったかは不明という。

 

「死体からは強烈なスカンク臭のような悪臭がした」とミスターK氏は証言している。洞窟の入口には無数の骨が散乱していた。巨人の存在は地元民には以前から知られており、人間を取って食べると恐れられていた。

 

 

 ■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

 

・「欧米各国の2重、3重スパイとして工作をしてきた男、アンヘル・アルカッサル・デ・ベラスコはいう。広島原爆はナチス・ドイツが開発したものだ、と!!」という話もフェイク(偽)・情報が複合したものかもしれません。今となっては真相は分かりません。ナチスに関する情報も、中には、荒唐無稽、奇妙奇天烈、支離滅裂、眉唾物も多くて、疑念がわきます。

スパイの話は、「話半分に聞いておく」のがちょうどよいといわれます。

「秘密は墓場に持っていく」といわれます。「日本は諜報機関のない世界的にも珍しい国だ」といわれます。「諜報機関のない国は国家競争から最初に脱落する」そうです。しかし諜報機関は、一般国民からは乖離した存在のようです。ネット時代の今日、世の中はフェイク(偽)・情報で溢れているといわれます。フェイクニュースも頻繁に繰り返されると信じ込んでしまいます。

 

フリーメーソンの主神はグノーシスデミウルゴス(悪の創造主)であるという説もあるといわれます。「日本の知識人が欧米人を理解できないのはフリーメイソンを知らないからだ」そうです。「日本国憲法フリーメイソンの理性主義の産物」という説もあるといわれます。

フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのであるといわれます。

欧米の諜報機関フリーメイソンリーは関係があるといわれます。「諜報機関を始めるために、フリーメイソンを研究することから始めた」と言われるくらい諜報機関と密接のようです。フリーメイソンは、日本人が西欧キリスト教文明をみる場合の、盲点であるといわれます。金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。宇宙人とフリーメーソン組織は歴史的にも裏面でつながりがあったようですが、普通の歴史書には、記載がありません。米国には、シリウス星人がウォーク・イン(憑依・人格転換)やワンダラー(転生)の形態で飛来しており、その数は、非常に多いといわれます。秘密結社には、シリウス異星人のようなはるかに進化した異星人が秘密裏に関与していたようです。異星人だった歴史上の偉人たちが多いといわれます。

 

近年では「カイパーベルト・エイリアン」と「ナチス第4帝国」の関係についても言及されています。米国のスチュアート・A・スワードローによると、「しかもカイパーベルト・エイリアンは、南極の地下に拠点を置くナチス第4帝国ともつながっている可能性が高いらしい。

1938~1944年にかけ、ナチス南極大陸の地下に巨大基地を造って、研究プロジェクトを展開していた。一帯はベース211、あるいはニューベルリンと呼ばれていた。

この基地で、時間旅行や次元間移動の研究が行われていた。ナチスが共同作業のパートナーとして選んだのが、カイパーベルト・エイリアンなのだ」。「第4帝国と提携関係にあるカイパーベルト・エイリアンに対しては、イルミナティの目的は、世界統一にほかならない。世界をひとつの政府――世界政府――にまとめてしまえば、人民の管理がしやすくなるからだ。

 きわめて近い将来、カイパーベルト・エイリアンと第4帝国、イルミナティがひとつになって、全地球規模の管理システムの構築が試みられることは間違いない」と指摘されています。ナチスは異星人と関係があったそうです。

 

・「竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を支配している」といわれます。バベルの塔=世界統一王国=ニムロデ=バアル=モロク=メイソン=イルミナティ=世界統一政府といわれます。イルミナティは宇宙人の集団なので強力なのだ」そうです。いつまでも“闇の政府”フリーメーソンイルミナティに世界が操られていいわけがないともいわれます。

 

「われわれは苦い現実を認めなくてはならない。次の戦争では恐るべき飛行体から攻撃を受けるだろう。南極には進んだ文明と優れた先端技術をもつ人々が存在する。彼らはナチスSSとともに活動している」(4)

 

『天国への手紙』

江原啓之  集英社    2007/3/20

 

 

「たましい」の行方

臨終~舞台の幕が降りるとき

・臨終のとき、すなわち死に臨む最期のときに、意識がはっきりしていて「さようなら」が言えるケースはほとんどないでしょう。亡くなり方にもよりますが、少し昏睡状態になってから、ということが多いと思います。

 前述しましたが、人間の肉体には、幽体と霊体というスピリチュアルなエネルギー体が重なっています。幽体は精神であり、霊体は私たちの本質である魂です。

 

・臨終の昏睡状態のときは、肉体から幽体と霊体が少しずつ離れつつある状態です。たましいが、ふるさとである「あの世」へと帰り始めているのです。

 ですから、意識が半ばもろうとしながらも、「さっき、死んだお母さんが会いに来たよ」などとつぶやくようになるのです。

 

・臨終のときには、ふるさとからお迎えが必ず来ます。すでにあちらの世界に帰っていった愛する人、よく知っている人が迎えに来てくれるのです。

 私たちが現世を生きている間、見守ってくれたガーディアン・スピリット(守護霊)は姿をあらわしません。その姿に私たちはなじみがないので、わからないからです。あちらの世界へ順応しやすくするには、誰が行けばもっとも効果的かと考えて、私たちのよく知っている懐かしい人が迎えに来てくれるようになっています。

 昏睡状態になることも、知っている人が迎えに来てくれることも、すべて旅立ちをスム―ズにするためです。死というひとつの喚問をラクに通過させる方法について、あちらの世界では、実によく考えてくれているのです。

 

スピリチュアル・ワールドの階層図

・ここで、スピリチュアル・ワールドの階層について、かんたんに説明しておきましょう。

 私たちが生きている現世は、「現界」です。人が亡くなると、先ほど述べたように、たましいは「幽現界」へ行きます。ここは、現界と重なり合うように存在するスピリチュアルな世界です。

 たましいは幽現界にしばらくとどまり、自分の死を受け入れて、現世への執着を断ちます。これができないと、未浄化霊としていつまでもここにいることになります。

 

・自分の死を受け入れて、執着を断ったたましいが次に行くのは「幽界」です。

 ここはとても広く、さまざまな階層(ステージ)に分かれています。この世にとてもよく似た下層部から、天国のように美しい上層部(サマーランド)までを含みます。

 幽界のどの階層に行くかは、生きている間のたましいのレベルによって違います。

 たとえば、人を妬んで悪口を言ったり、足を引っ張ったりするのが日常茶飯だった人は、同じような人ばかりが集まる下層部に行きます。

 そこには、仏教で「地獄にある」といわれているような針山や血の池などはありません。

けれど、低いレベルのたましいばかりが集まっているので、まさしく「地獄」といえるでしょう。その周辺はどんよりと曇っています。

 

反対に、人のために尽くし、霊格の向上に努めてきた人は、明るく美しい上層部に行きます。いわゆる「サマーランド」と呼ばれる、とてもさわやかなところです。

 そこを抜けると、「霊界」に行きます。ここが、私たちのガーディアン・スピリット(守護霊)などの高級霊がいる世界であり、たましいのふるさとなのです。

 

・その上には、神の領域である「神界」が広がります。

 私たちは、なかなか神界へは行けません。そこまで霊格を向上させられる人はほとんどいないのです。多くのたましいは、霊界で自分を見つめ直し、再びたましいの修行を求めて現世へと再生をくり返します。

「現界→幽現界→幽界→霊界→神界」と高まっていくスピリチュアル・ワールドの階層を、頭に入れておいてください。

 

幽現界~現世に最後の別れを告げるところ

・ラストシーンを終えて舞台袖に戻った役者は、しばらく客席の反応を見つめます。芝居が終わったことを確認するのです。

 それと同様に、亡くなった人は「幽現界」にしばらくとどまり、現世に別れを告げます。自分のお通夜やお葬式を見たりして、死へのイニシエーション(通過儀礼)を行うのです。

 

・そこではっきり自分の死を自覚し、縁のあったいろいろな人に「お別れ」を告げに行きます。

 自分と絆のある人が亡くなったとき、フッと「虫の知らせ」が来ることがあるでしょう。なんとなくその人のことを思い出したり、ラップ音(物理現象としての音ではなく、スピリチュアルな現象による音)が鳴ることもあります。それは、亡くなった人からのお別れのメッセージなのです。

 

仏教では「四十九日」という区切りをつけますが、だいたいそれぐらいの期間、たましいは幽現界にとどまります。

 とどまる期間は人それぞれです。とどまらずさっさと幽界に行く人は、ほとんどいません。必ず何か気になることがあるからです。たとえば、会社の机の整理から、相続財産の行方、飼っている猫のエサの時間、口座引き落としの日の銀行残高など、些細なことにいたるまで心配ごとや執着はたくさんあるのです。

 自分がもう死んだということを自覚して、現世への執着や未練が断ち切れないと、次なる「幽界」へは行けません。すると、幽現界にとどまったまま、未浄化霊となって「さまよう」ことになります。

 

・自分の死を受け入れて、執着や未練を断ったたましいは、幽現界にあまり長くとどまらず、次のステージである幽界へと進むことができるのです。

 

<幽界~心象風景がそのままあらわれるところ>

・「幽現界」を抜け出たたましいの多くは、まず「幽界」の下層部あたりに行きます。

 前述しましたが、幽界はさまざまな階層(ステージ)に分かれていきます。最下層部には地獄のように暗くてどんよりとした世界があり、上層部はサマーランドと呼ばれる天国のように明るくのどかな世界が広がっているのです。

 

・地獄といっても、閻魔大王がいるわけではありません。底意地が悪く、ケチで、自己顕示欲の強い人たちばかりが集まっているのです。俗世中の俗世といえるでしょう。ある意味で現世よりも俗世です。現世にも「闇の世界」は存在しますが、表面化はしていません。

現世の闇の部分がすべて表面化しているのが、幽界の下層部だと考えてください。

 

反対に、サマーランドは、人が理想として思い描く天国に近いといえるでしょう。心の美しい人たちばかりがのんびりと集う、光に満ち溢れた世界です。

 二つの中間にも、さまざまなステージがあります。そのなかのどのステージに行くかは、生きていたときのその人の心の在り方によって決まります。生きていたときの心の状態とまったく同じところに平行移動するのです。

 

<「浄化」のシステム>

・幽界の最上部に行っても、まだ真っ白ではありません。完全に浄化してはいないのです。

 幽界の最上部まで進んだたましいは、あらたな気づきを経て、「霊界」に進みます。

そこで今度は幽体を脱ぎ捨て、霊体だけになるのです。これは「第二の死」と呼ばれます。

 

・あるとき突然、意識改革されるように感じるときがあるでしょう。それは、思念の連鎖がもたらす改革なのです。

 つまり、現世に生きる私たちと、亡くなって幽界に行った人々のたましいは、互いに切磋琢磨しているのです。

 

<霊界~「グループ・ソウル」への帰還>

・たましいの在り方が、小我から大我へ移っていくのです。

 小我とは、自分の幸せや快楽だけを考える、身勝手で小さな心。大我とは、自分以外の人や全世界の幸せを願う大きな心です。

 たしかに最上層部(サマーランド)に行くと幸せです。なぜ幸せかというと、自分も周囲も大我に目覚めているからです。

 

再生~再びたましいの旅へ

・大我に目覚めたたましいは、グループ・ソウルに溶けこみ、そのなかから再び新たな経験と感動を求めて、現界に再生します。

 

・守護霊とは、現界を生きるたましいを常に見守り続ける高級霊のことをいいますが、再生を果たした自分と、それを見守る守護霊は、同じグループ・ソウルの一員です。ですから、守護霊は、二人羽織のように、自分が現界で生きているかのような気持ちで、たましいの旅路を見守っているわけです。

 守護霊は高級霊ではありますが、それは霊界にいるからで、実は現界に再生してきた私たちと同じ人格です。

 

・グループ・ソウルの一滴として現界に再び生まれ出て、守護霊に見守られながら、自分自身の本質をさらけ出し、さまざまな経験と感動を積んでいく。それによって、霊格を向上させていく。これが私たちのたましいが現世へと再生をくり返す目的なのです。

 このようにして、私たちは長い時間をかけ、何度も再生をくり返します。現世における死は、たましいの終わりを告げるものでは決してありません。たましいは、永遠なのです。

 

 

 

『あの世の存在に活かされる生き方』

パット・クビス&マーク・メイシー   徳間書店   1999/7

 

 

新しい世界で生きるということ

霊たちのほとんどは、自分たちがこの新しい場所に「渡ってきた」ことを理解しているのですが、ここにどうやってたどり着いたのかを思い出せる者はいませんでした。

「この新しい場所」とは、地球が所属する太陽系にはないマルドゥクという星のことです。この惑星はひとつの太陽の周りを公転していて、そのほかにさらに二つの太陽に照らされています。ここは決して真っ暗になることはありませんマルドゥクの円周は約12万7000キロメートルで、ここには地球の月よりも大きな月があります。エターナティ川という名の、最深1万7000キロメートル、いちばん広いところで幅3700キロメートルになる大河が惑星全体をぐるりと囲んで流れていて、この川のほとりには600憶もの人々が暮らしています。

 

・この星の風景は絶えず変遷しているわけではなく、なかにはまったく変わらないものもあります。また、街があり、学校や大学もあります。

 今日、アストラル界についてのこのような描写は珍しいものではなく、多くの人々が臨死体験や体外離脱を経験し、そのときのようすを個人的に家族や親しい友人に話したり、あるいは記事や本、講義などで公に発表しています。

 

低次のアストラル界 地獄や煉獄という概念のもととなった世界

・低次のアストラル界は暗く、陰惨な世界です。一部の人々は死後、自分が持つ低振動の思考や行動によってこの世界に引き寄せられます。この領域は物理的世界の近くに存在し、混沌としています。霊界には時間も、空間も、引力もなく、この低次の世界に陥った存在たちは、混沌とした状態のなかで生きることになります。そしてときには、地球の時間で言えば数年から数世紀もの間、この困惑に満ちた現実のなかで暮らすのです。なかには自分が死んだことに気づいていない者さえいます。

 

アストラル界下層にいる霊たちの多くは、地球上の種々の問題を引き起こす原因となります。彼らはテレパシーで地球上の人間と交信ができ、心の弱い人たちが悪い行いをするようにささやくのです。その人たちはそれぞれが自分自身の思考だと思い込んでしまいます。たとえば、死んだアルコール中毒患者、麻薬常用者、殺人者、またその他の凶悪犯罪人の霊は、地球上の自分と似たような性質を持った人間や意志の弱い人間に引き寄せられ、かつて自分たちが働いてきた悪事へと誘い込もうとします。このような否定的な心的存在たちは、とりついた人間の否定的な思考や態度、行動を煽り立てます。

 

<アストラル界中層>

・私たちのほとんどが地球での教育―私たちの人格や忍耐力を向上させるための試練を与えてくれる学校―の後のリハビリテーションを行うための快適な領域です。

 タイムストリームや他のITC研究者グループから地球に送られてくるメッセージや画像はすべて、このアストラル界中層からのものです。彼らは、地球上のものに似たコンサートホール、博物館、病院、学校、家などについて描写しています。そしてその周りには、木や花、山々、野原、河川などの自然があり、このような景色は地球のものと似ていますが、ただただ息をのむほどに美しいということです。

 

 第三界とは、わたしたちがさらに高次の世界に進むか、それとも経験を積むために再び地球に生まれ変わるかを決めるまで過ごす、一時的な場所です。

 

<さらに高次のアストラル界>

さらに高次のアストラル界は、キリスト教徒が「天国」、スピリチュアリストが「常夏の国」と呼んでいる素晴らしい場所です他界におけるITC実験の研究仲間の多くはこの高次の世界に暮らしていて、ITC(トランスコミュニケーション)の活動に参加するために自分の振動数を下げて第三界に「降りて」くるのです。

 

・心因界は、世俗的な欲望や葛藤とは無縁の神聖な霊感の領域です。ここにいる存在たちはテレパシーを使ってメッセージを送り、地球上の多くの芸術家や発明家にひらめきを与えています。心因界の振動を持つ「光の存在」たちは、インスピレーションや手引きを与えてITCのプロジェクトを援助しています。

 

<天国と地獄>

ほとんどの人によって天国だと考えられている世界は、アストラル界高層にあります。神秘家や霊能者はこの世界を「常夏の国」と呼んでいます。

 この常夏の国では、人々は私たちと同じように暮らし、その姿は若かったころのように見えますここには素晴らしい大学やデザインセンター、きれいな花や植物が茂る美しい風景があり、まさに天国を思わせる鳥たち、犬猫などの動物のほかに、こちら側の世界には見られない種類の動物たちがいます。またこの世には存在しない色がたくさんあり、初めてこのアストラル世界を訪れた人たちはそのまばゆさに目がくらんでしまうほどです。

 

・医者であり、リッチモンド全科診療専門学校の前学長だったジョージ・リッチ-博士は、1943年にアストラル界を訪ねる経験をしました。リッチーは巨大な半球形の建物に案内され、そこで存在たちが何かの製造作業をしているところを見ましたが、当時はそれが何かわかりませんでした。それがわかったのは十数年後で、ライフ誌に掲載された米国第2の原子力潜水艦の写真が、何年も前に彼が見た、アストラル界の存在たちが造っていたのと同じものだったのです。

 

・他界から通信してくる者たちは、多くのアイデアはまずアストラル界で生まれ、それが現世の発明家に与えられると告げています。発明家が研究開発に一心不乱に取り組んでいるとき、彼らはしばしば自分にテレパシーを送ってくる目に見えない仲間とともに作業をしていることが多いのです。発明家の多くは、まるで見えない何者かが自分の傍らにいるようだと言っています。

 多くの発明家たちが、貴重な情報を夢のなかで受け取ったという経験を語っています。他界の科学者たちにとって、人間が夢を見ている間というのは通信にもってこいの時間なのです。

 

・わたし(パット・クビス)はカリフォルニア州のコスタ・メサにあるオレンジコースト大学で教授として23年間教えていましたが、実はアストラル界の大学でも教壇に立っていたのですわたしは自分をよく知る友人に向かってときおり、「こんなに疲れているわけよね。一日中ここのキャンパスで働いて、それからアストラル界でもやっているんだから」と冗談を言ったものでした。興味深いことは、アストラル界の大学のキャンパスは、あらゆる点においてコスタ・メサの大学と同じくらい「現実的」であったことです。ただ、アストラル界のキャンパスの構内と建物は地上のものとはまったく異なっていて、オレンジコーストよりもずっと大きなものでした。

 

・地球と常夏の国のいちばん大きなちがいは、常夏の国に住む人々は互いに異なった文化背景を持っているにもかかわらず、みんなが平和と調和のなかで暮らしているということです。実際、この平和と調和に対する理解が、インドの神秘主義者たちが「デイヴァシャウン」と呼んだ第四界、つまりアストラル界高層に進むための必要条件となっているのです。

 

・魂がアストラル界を離れて心因界に進む準備ができると、アストラル体に死が訪れ、進歩をふり返るための休息期間に入ります。しかしながら前にも書いたように、魂は別の選択肢として、再び地上に生まれて物理的世界でさらに経験を積むこともできます。

 

 

 

『河童・天狗・神かくし』

松谷みよ子)(立風書房)1985

 

山の神などによる神隠

・ある時、この部落の小さい女の子がふっとかき消すようにいなくなった。部落総出で探してみても、いっこうに手がかりはない。幾日かたって、また、ふっと現われた。その現われ方がまた不思議なことだった。この部落のはずれの薬師堂の梁の上に、その女の子はちょこんと坐っていたんだ。村の衆は、あれは薬師様にさらわれたんじゃっていった。  (長野県)

 

岩手県和賀郡和賀町横川目。私が15歳の頃(昭和10年前後)の事件である。大雨で村の中央を流れている尻平が氾濫した。その日、私の部落の幼児(5,6歳)が見えなくなったという騒ぎが出た。消防団も出たりして、部落総出で探しまわったが、夜中になってもわかりませんでした。きっと川に落ちて流されたに違いないというので、川下を探しまわった。ところが、朝になってその幼児が川向うの山の中で無事で発見された。これはどう考えても不思議な話でした。その川には、丸木橋一本かかっているだけで、当日の大雨の氾濫で大人でも渡ることができない状態でした。

 

・長野県上伊那郡。浦の新三郎猟師といえば、山の神様となれ親しんだ逸話の持ち主として知られています。明治の初年のこと、新三郎は金子勢五郎猟師と連れだって仙丈岳へ猟に出かけましたが、二人は途中の小屋で単独行動をとることにきめ、別れ別れになりました。それから1週間、新三郎猟師は、杳として消息を絶ってしまいました。村人に依頼して山中を捜索してもらいましたところ、勢五郎と別れた小屋に戻っているところを発見されました。新三郎の話では、小屋を出てしばらく行くと、立派な婦人が現われて手招きするのに出会いました。誘われるままについて行くと、苺などの実る場所へ連れて行かれ、たらふくごちそうになりました。こんなわけで、山にいる間は、ついぞ空腹を感じなかったという話でした。村人はその女性を山神であるとみていますが、山神男性説をとるこの地方にも、こうした観方のあることはおもしろいことです。

 

出典:松山義雄著『山国の神と人』(未来社

 

和歌山県西むろ郡上三栖。紀州西むろ郡上三栖の米作という人は、神に隠されて二昼夜してから還って来たが、其間に神に連れられ空中を飛行し、諸処の山谷を経廻って居たと語った食物はどうしたかと問うと、握り飯や餅菓子などたべた。まだ袂に残っていると謂うので、出させて見るに皆紫の葉であった。今から90年ほど前の事である。又同じ郡岩田の万蔵という者も、三日目に宮の山の笹原の中で寝て居るのを発見したが、甚だしく酒臭かった。神に連れられて、摂津の西ノ宮に行き、盆の13日の晩、多勢の集まって酒を飲む席にまじって飲んだと謂った。是は六十何年前のことで、共に宇井可道翁の璞屋随筆の中に載せられてあるという。

 

・昭和二十年頃の話。私の家の近くの男の子(小六年)が昼間、にわとりをいじめたから神かくしにあって大騒ぎとなりました井戸のそばにしゃがんでいたそうなのに、家人にはその姿が見えず、子供には家人の姿が見えるけど声が出なかったそうです。二昼夜、その状態だったそうですから神かくしに違いないと、父母が言っていました。(青森県

 

 

 

『人はなぜ生まれ いかに生きるのか』

 自分のための「霊学」のすすめ

江原啓之     ハート出版         2001/10/25

 

 

彷徨の日々

いつ、どこでも霊がみえてきた!

・学校や人の集まるところには、よく霊が集まると言いますが、この

警備員時代に私が体験した心霊現象は枚挙にいとまがないほどです。そのうちのいくつかを御紹介しましょう。

 

・ある夜、私がこの警備室で待機していると、ガラス面に私とは違う人が座っているのが映っています。何度も横目で確かめてみたのですが、確かに違う人です。私は思いきって横を向き見定めました。

 映っていたのは同じ警備員の制服を着た60歳くらいの男の人です。目が会うとまもなく、その人の姿はさっと消えました。

 後日、古株の警備員に聞くと、蒼ざめた顔で「それはあの警備室で、座ったまま死んでいたSさんだよ」と教えてくれました。

 

・これもまた、同じ警備室での目撃談です。その日は夜に入って雨が降り出しました。雨の落ちる外の光景をぼんやり眺めていると、蒼白い光に照らされるように、若い学生らしい男が傘もささずに立っています。様子がおかしいと心配になった私は、事情を聞こうと外に出ました。

 すると、その若い学生は悲しげな顔を見せながら消えていきました。

翌日、このことを話すと、ちょうど同じ場所で飛び下り自殺があったといいます。また、その日が奇しくもその学生の命日でした。

 

・周囲の人たちは、私が完全に精神病に侵されたか、おかしな宗教にでも入ったと思ったことでしょう。

 このような体験が続くなか、一年ほどの期間で、私はいつ、どこでも霊が見えるようになっていきました。

 

・実生活でも受難のときでした。心霊現象のたびに寝込んでしまうのです。こういうありさまですから、警備の仕事も休みがちになります。当然、預金も底をつき、そうでなくてもお金のかかる大学を、私は退めざるをえなくなってしまいました。

 

シルバーバーチの霊訓>

・それには、世の中には決して偶然はないということが書かれており、私は自分の今までの人生に起こったことの意義が、この本を読み進むうちに理解できるようになっていきました。

 すべての出来事には目的があり、また自分はその目的を達成すべく生まれてきたことを初めて悟りました。再生のこと。因果律のこと。初めてすべてが理解でき、涙をこらえることができませんでした。

 

・私の意識は変わっていきました。私は改めて、天地不変の法則を見つめ直しました。

 これも、死後は個性を永遠に存続し、再生を繰り返し、霊性の進化向上を目的とし生きるという、神界・霊界の法則です。

 

この世の「使命」を求めて

滝行で霊体質がプラスに転じた!

・道は定まったとはいえ、本当の自分の進むべき方向を見定めるには多くの時間がかかりました。

 私は寺坂先生のすすめもあり、私自身の同じ修験道に進むことにしました。「今の日本では、残念ながら霊能者という職業は社会的に認められていませんからね。法律の面からも自分を守らなくてはいけませんよ。しっかりとした自分の職業を持っているのといないのとでは、社会的信用が違います

 寺坂先生は、霊能者を今までの神秘的なだけの存在から、アカデミックな存在にまで向上させたいとお考えでした。

 

・そこで、ある寺に通いながら、寺坂先生と共に歩むことにしました。私は毎日、寺での修行をこなしながら、(財)日本心霊科学協会の精神統一会や、師の主宰する清玲会などに通いました。

 そして、生業のために警備員のアルバイトを続け、今思えば感心するほどのハードな日々でした。

 

・夏の日も冬の日も毎日のように山に出かけて行きました。アルバイトと心霊研究、霊能開発、そして滝行の日々です。私はこの滝行によって憑依体質を克服できたのです。

 ずっと悩まされていたこの霊体質をマイナスからプラスへと転化できたのです。私は背後霊たちと一体になれるようになっていきました。

 

ひもじさと孤独に泣きながら……

・霊能が向上するそんな素晴らしい日々のなかにも不安はありました。それはやはり経済面や現世においての立場でした。

 成人になってからも定職がなく、今で言うフリーターの傍ら、滝行と心霊研究という、なかなか人には理解されないことをやっているのです。

 他人から見れば、ずいぶん自堕落な生活に見えたのでしょう。よく周囲の人たちから注意を受けました。かつての私の友人、同級生などのなかにも、私の生き方を批判し、見下し、哀れむものも現われました。

「親もなく、独りぼっちで暮らしているから、あんな人間になったのさ」

「あんなのを常識馬鹿の成れの果てというんだ」

 背中を向けて去って行く友人、知人も一人や二人ではありませんでした。

 

・その言葉を信じて、霊能者としての相談を始めた途端、私はとんでもないことになったと気がつきました。その男は定職を持たない人で、私を商品として一攫千金を狙っていたのでした。

 確かに部屋は提供していただいたものの、お金は一銭も頂けません。そのうちに預金も底を尽き、地獄のような日々が続きました。

 

・守護霊というものを理解していない人たちはよく、「なぜ霊能者なのに守護霊が助けてくれなかったのでしょうか?」と私に尋ねます。

 しかし、守護霊は魔法使いではありません。私たちの願いをいつも聞いてくれるわけではないのです。いわば、私たちの教育係なのです。

 

・この方も私の背後にいる昌清霊のことを教えてくださいました。

「あなたの背後には立派な僧侶がいらっしゃる。この方が、あなたを導いている。あなたの今後の指導も計画しておられるね」

 

<「この世の神」に教えられる>

・私は以前に、神職の最低の資格は取得しておりましたので、スムーズにことが進みました。とはいえその当時、私にはまったく預金がありませんでした。

 

・ここで私は一日三役をする決心をしました。昼、神社の神主。夜、大学生。深夜、心霊相談の霊能者。この生活を2年間続けたのです。しかし、睡眠時間もろくにとれないような、こんな生活が長く続けられるわけがありません。よくダウンして宮司にもお叱りを受けました。

 

現在、日本の心霊レベルは、欧米諸国に比べると50年は遅れていると言われております。私はそれを確かめるために、また研究と学習のために、毎年スピリチュアリズム心霊主義思想)発祥の国、イギリスに行っております。

 イギリスの霊能者たちは、まさに技術者として確固たる地位を築きつつあります。特にヒーリングについてはその認知度は高く、イギリス全土の約1500病院によってヒーラーは受け入れられており、いつでも希望すればヒーリングを受けることができます。

 また、職業的ヒーラーも約9000人いると言われています。この国には心霊に関する団体、組合のほか、心霊学校まであり、心霊王国ともいえるアカデミックな研究がされています。

 イギリスでは、日本のように現世利益の色濃い心霊相談などあまりなく、霊能者は死後の世界を証明するデモンストレーターの役割が強いのです。

 こと心霊に関する限り、日本は困ります。霊能者についても霊界の道具ではなく神だと思っている方も多いのです。そして、一宗一派にこだわり、我欲の限りをつくしている人がいかに多いか。

 

・特に死の恐怖、死別の悲しみ、人生に不幸を感じるという人間最大の三つの苦から救われることはありません。

 

・人間は魂の価値観を持たなければ、物質主義的価値観・利己主義、すなわち不幸の生活原理しか出てこないのです。

 

心霊は、非科学ではなく、未科学なのだ

人はみな「落ちこぼれ天使」

<本当の「神」の姿>

自然霊とは、この世に肉体を持ったことのない霊を言います。童話や伝承でおなじみのフェアリー(妖精)や天狗、龍神や稲荷なども、この自然霊に含まれます。

 これらは決して架空の存在ではなく、霊の世界には確かに存在しているのです。そして、霊能者である私は、このような自然霊を日常でもよく見かけます。また、当然のことですが、洋の東西を問わず存在しているのです。実は私たちのおおもとは、このような自然霊のなかから現れたというのが、心霊科学の常識となっています。

神や仏とは、このような自然霊のなかでも、最高位のエネルギーや霊格を持つものということです。

 

「生き神様」というものの正体は、多くの場合、低級霊の仕業です

・ですから、天照大神であろうと、観音であろうとゴッドであろうと、それは同一の神のエネルギー、最高の自然霊につけられた名前にほかならないのです。

 神と交信することは人々の夢でした。それゆえ神と通信できる、または神が降りるという霊能者もたくさんおります

 しかし、私たち人間の力では神と通信することは不可能ですし、どんな霊能者であっても人間に神が降りることはありえません。

 まれに、高い波動を持つ霊が現れることもありますが、この場合でも神そのものが降りたわけではなく、代理程度の霊が現れたにすぎません。

 

人はみな「落ちこぼれた天使」

・魂は、永遠の霊性の進化を続ける旅人であります。人間世界を第一の修行の場として、肉体の死を通過した後、幽界、霊界、神界と進んでいきます。しかし、同時に、神もまた永遠の進化向上を目指す愛の光なのです。

 

・その意味では、私たちは実は無限の大我を目指す未熟な神でもあるのです。この世のすべての人々は神という神性を肉体で覆った神なのです。

 

人は誰もみな、おちこぼれた天使であり、神なのです

守護霊の愛に見守られて

<私たちと共に歩む守護霊>

・この守護霊(背後霊)を一つの霊だと思っている方が多いのですが、これは間違いです。簡単に説明しますと、その守護霊たちの中心となって働いている守護霊(ガーディアン・スピリット)、指導霊(ガイド・スピリット)、支配霊(コントロール・スピリット)、その他の補助霊(ヘルパー・スピリット)と大きく4つに分けられます。これらの霊を総称し、背後霊、守護霊と呼ぶわけです。あなたは、このような霊団と共に人生を送っているわけです。

 私は毎日、心霊相談に携わっているわけですが、この守護霊についても誤解が多く見られます。

 

守護霊を構成する4つの霊

守護霊(ガーディアン・スピリット) 私たちの守護霊の中心的役割を果たしている霊魂です。統計的に見ると、4百年から7百年前に他界した先祖の霊魂がこの守護霊であることが多いようです。

 

指導霊(ガイド・スピリット) 私たちの趣味や職業を指導している霊魂です。

 

○支配霊(コントロール・スピリット) 支配霊とは霊能者の心霊実験や交霊会で、霊界側のすべてを統括し、支配する高級霊であるといわれます。この支配霊は、私たちの十年程先もすべて見通すことができるようです。人生はすべて偶然や奇遇な出会いと思っている方も多いようですが、実はこの支配霊たちが私たちの人生と運命をコーディネイトしているのです。

 

○補助霊(ヘルパー・スピリット)私たちの守護霊、指導霊、支配霊のほかに、この三役の霊を手伝う補助霊という存在があります。

 

・私たちには、このような霊的な家族が存在するのです。この霊的家族を「グループ・ソウル(類魂)」と呼びます。

 

<英国心霊事情>

よく言われることですが、どの国にもまして英国国民の霊に対する感情は非常にナチュラルで、その認識度も非常に高いものです。みなさんも英国に旅行したりすると、「霊の出るパブ」や「霊の出るホテル」、あるいは幽霊の出る名所めぐりツアーなどのあまりの多さにちょっとびっくりするかもしれません。

 しかも、結構大まじめに取り組んでいます。すでに社会を構成する一部分と言ってもいいかもしれません。英国は文字どおり、スピリチュアリズムの本場でもあるのです。

 それを証明しているのが、王室とスピリチュアリズムの密なつながりでしょう。

 

私が知る限り、この国の人の霊魂観はとても興味深いものですキリスト教徒でありながら、霊魂の存在を認める人が非常に多いのです。

 先程も述べましたが、ホテルやパブばかりでなく、国の名所であるハンプトンコートパレスやロンドン塔さえ、幽霊の出ることが売り物になっていますまた、幽霊の出る場所を巡るゴーストツアーのようなものも、なかなかの人気で、私も参加してみましたが、ガイドの知識も豊富で驚かされました。専門用語が頻繁に使用され、聞くほうもそれをしっかり理解しているようでした。

 ですから、霊が出た話などは実に日常的で、誰に聞いても一つや二つは霊の出る場所は知っているし、霊現象を体験したという人もたくさんいます。

 

<英国には浮遊霊、地縛霊が多い>

・私たち霊能者がまず強く感じること、それは英国には日本と比べて格段に浮遊霊と地縛霊が多いということです。また、この国の霊は著しく実在感が強いのです。