日本は津波による大きな被害をうけるだろう UFOアガルタのシャンバラ 

コンタクティやチャネラーの情報を集めています。森羅万象も!UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。

自衛隊への入隊を考えている人たちに、まず知ってもらいたいことは、自衛隊は「不条理の筑前煮」みたいなものだということです。

 

(2024/7/25)

 

 

『「もう歩けない」からが始まり』

自衛隊が教えてくれた「しんどい日常」を行きぬくコツ

ぱやぱやくん   扶桑社  2023/9/24

 

 

 

「もう歩けない」からが始まり

陸上自衛隊には、「もう歩けない」からが始まりという教えがあります。

 

・これは、「もうダメだ」と思ってからが自分との闘いであり、弱気な気持ちを乗り越えなくてはいけないということです。

 

・そうした行軍をしていて、いかに辛くとも、なんとかしてその辛さをごまかしながら歩き続けられるかが、本当の訓練の始まりになります。

 

・教官は、「次の電柱まで歩け!」と伝えます。そして、次の電柱に着いたら、「その次の電柱まで歩け!」と伝えます。

 

これは、一流マラソンランナーが限界ギリギリのトレーニングを行うときに用いられる考え方です

 

・本書では、このエピソードのように、私が自衛隊で学んだ「辛いときに役に立ちそうな教え」を中心にまとめています。

 

・そして、入隊しなくても「陸上自衛隊の知識のエッセンス」を学べるように書き上げたのが本書です。

 

<「もう歩けない」から始まる陸上自衛隊の訓練

自衛隊は「不条理の筑前煮」

自衛隊への入隊を考えている人たちに、まず知ってもらいたいことは、自衛隊は「不条理の筑前煮」みたいなものだということです。

この言葉は、私が自衛隊を表現するときに使う比喩ですが、自衛隊は、ありとあらゆる不条理を混ぜて煮た筑前煮のようなものという意味です。

そもそも自衛隊は、任務そのものが不条理です。不条理に侵攻してきた敵軍隊と戦って、よくわからないうちに死んでしまうこともありうる職業です。

 

・また、自衛隊生活の日常は、普通に暮らしていたらありえないような不条理の連続です。

 

・ところで、「陸上自衛隊は諸外国の軍隊に比べて理不尽な訓練が多く、遅れている」と言う人がいますが、それは誤りです。アメリカ軍は、自衛隊よりはるかに合理的な組織ですが、理不尽で過酷な訓練は存在します。むしろ、陸上自衛隊の方が安全管理が徹底されているので、「洗礼された理不尽さ」と言えるかもしれません。

 

・ただ、99%は不条理で構成されている自衛隊にも、1%の本当にすばらしい瞬間があります。「不条理の中できらめく宝石」です。

 

・私は、「人生が一度しかないなら自衛隊に入る価値はある。二度あるなら、2周目はやめとけ」とよく入隊希望者に伝えます。

 

「体力がなくても自衛隊に入隊できますか?」

自衛官募集を担当している広報官は、高校生や大学生、転職を考えている社会人に、「体力がなくても大丈夫だよ!」と勧誘してきます。

 

自衛隊は、消防や警察とは異なり、採用時の体力試験がありません。

 

・そして、入隊後に雨の日も風の日も訓練し、真夏の炎天下でもさんざん走り、匍匐前進をして強くなります。

 

・「体力がなくても大丈夫だよ!」という言葉の真意はこうです。「(入隊時が)体力がなくても大丈夫だよ!

 しかし、入隊後、陸曹に上がるときに体力検定があります。

 

「反省」という名の腕立て伏せ

自衛隊に入隊すると、腕立て伏せをする機会が増えます。腕立て伏せは、腕・大胸筋・体幹を鍛えるのに良いトレーニングです。

 なぜ、腕立て伏せをする機会が増えるかというと、自衛隊では、日常生活や訓練のペナルティとして腕立て伏せを行うからです。自衛隊では、これを「反省」と呼びます。現在は「『反省』は体罰」という風潮が強くなったため、もう行われていないのですが、一昔前の教育隊や防大では、「反省」は生活の一部でした。

 

・残念ながら、現在ではこうした「反省」はなくなってしまいましたが、その代わり「体力練成」というものがあります。

 

体力練成にも腕立て伏せの項目がありますので、いずれにしても腕立て伏せをする文化は残っています。入隊を考えている人は、日ごろから腕立て伏せをする習慣をつけておいた方がよいでしょう。

 

陸上自衛隊名物「ハイポート」

・ハイポートとは、身体の前に小銃を持った状態で走るトレーニングです。

 

陸上自衛隊では、体力のない人間をサポートするために、「脱落しそうな隊員の銃を体力のある人間が持って走る」という文化があります。そのため、気がついたら武蔵坊弁慶みたいに武器だらけの隊員が走っていることもあります。

 

・ちなみにレンジャー過程などでは、「10マイル走」と呼ばれる訓練があり、強度の高いハイポートで16㎞を走ります。さすがレンジャーですね。

 

大地を抱きしめ地面にキスする「匍匐前進」

陸上自衛隊に入隊すると、匍匐前進を必ず学びます。実は、匍匐前進には5種類あり、状況に応じて使い分けます。

 

・最も姿勢の低い第5匍匐は、地面に這いつくばりながら進みます。「大地を抱きしめろ! 地面にキスしろ!」と私は言われたことがありますが、

陸上自衛官であれば、そのくらいの心構えが必要です。

 

銃剣道練成隊での修行

陸上自衛隊に入隊すると、「銃剣道」という競技も行います。

 銃剣道とは、剣道の竹刀を銃剣に模した木銃に持ち替えて、その先端で突き合うという競技です。

 

・陸上自衛官にとっては銃剣道の練度は、部隊の強さを示す一つの指標になっています。

 

痛みはただの電気信号にすぎない

・陸上自衛官として勤務していくうえで、必要な能力はいくつかあります。使命感の強さ、肉体的な強さ、法令遵守意識、戦闘センスなど多岐にわたります。

 しかし、努力しても身につけることのできない能力があります。それは、「痛みへの強さ」です。

 

・行軍の荷物で肩がうっ血し、迷彩服を脱ぐと紫色になっているのに、平気な顔をしている人もいます。

 

限界を超える過酷なレンジャー訓練

・このレンジャー訓練は、かなり過酷です。食料や水の制限をし、文字通り不眠不休で山中を活動します。

 

日常生活ではここまでの幻覚・幻聴を経験することはまずないでしょう。しかし、山中で遭難した人は、同じような経験をします

 

安全管理基準をすべて遵守したら何もできない

陸上自衛隊の訓練では、成果以上に「殉職者を出さない」「けが人を出さない」「機材を壊さない」「物品を紛失しない」などの事柄が重要視されています。どんなに効果的な訓練を行っても、「参加者はケガ人だらけ」や「高価な通信機が落下で壊れた」ではお話にならず、成果としては最低評価になります。

 

安全管理を意識すぎて、「部隊を精強化する」という目的から、「何も事故を起こさずに終える」という目的にすり替わっていくのです。こうした考え方を突き詰めれば、「熱中症で倒れたら大変だから、真夏の暑い日は訓練をやめよう」「高価な機材は壊れたら大変だから、演習では使わない」などの本末転倒な話になってしまいます。

 

・そのため、運用訓練幹部などは、厳しい安全基準とにらめっこして、「安全と訓練の両立」を四苦八苦しながら、訓練を立案することになります。私の先輩は、「安全管理基準は“準拠”するものであって、“遵守”するものではない」と言っていましたが、まさにその通りです。

 

訓練のための訓練をするな

・特に安全管理が重要なのが、「実弾を使用した訓練」です。実弾を取り扱う訓練は、厳正な規律の中で実施します。なぜなら、事故の発生するリスクが非常に高まり、死傷者が出ると取り返しのつかないことになるからです。

 

・この状況が悪化していくと、「訓練は去年と同じことをやっておけばいいだろう」という感覚になり、「上手な訓練をする劇団」に成り下がっていきます。

 

自衛隊に学ぶサバイバル術

喉の渇きは人を狂わせる

・軍隊では極限状態に対する経験を学ぶため、水分を制限する訓練を行うことがあります。陸上自衛隊においても、レンジャー過程などでは水分を制限する訓練が行われることがあります。

 水が飲めないと、人間は驚くべき行動に出ます。実際、レンジャー隊員の中には、「雨が降ると水分補給ができるから嬉しい」「偵察中は泥水が飲めたからハッピーだった」「朝露はチャンスだから、とにかく草をなめまくった、時にはコケもなめた」など信じられないエピソードを語る人もいます。

 

・しかし、不衛生な水を飲むと、下痢になったり、寄生虫に寄生されることもあります。

 ただ、教官がどんなに強く注意しても、隊員たちは、極限の渇きに耐えられず、泥水をこっそりと飲んでしまうのです。それゆえに、訓練終了後に虫下しなどを飲まされるそうです。

 なお、北海道だと生水はエキノコックスに感染する可能性があるため、隊員が生水を飲むことは絶対に止める必要があります。

 先の大戦では、旧日本軍は各地で飲料に適した水を確保できず、田んぼや道ばたの泥水を飲んでしまい、疫痢やコレラにかかってしまう兵士が大勢いたそうです

 

・ある人のエピソードに、「米軍が飲み残したサイダーをめぐって、日本兵同士が殺し合った」という話があったそうです。戦争の悲惨さを物語ると同時に、喉の渇きは人を狂わせるということがよくわかります。

 

・製品の性質にもよりますが、携帯浄水器があれば、化学物質などに汚染されていないかぎりは、川の水や泥水なども飲むことが可能です。濾過された水は、ケガをしたときに傷口を洗うのにも必要になります。

 携帯浄水器は、自衛官や登山などの野外活動を行う人だけでなく、災害時にも効果を発揮するので、持っておいて損はないと思います(値段も数千円程度です)

 

陸上自衛官はどこでも寝られる

・「陸上自衛官はどこでも寝ることができる」とよく言われます。たしかに陸上自衛官はどこでも寝られます。

 

・なぜ、陸上自衛官はどこでも寝られるかというと、どこでも寝られるようにさまざまな工夫をしているからです。

 

・なぜなら、睡眠不足が続くと、任務に支障が出るからです。たとえば、「相手が何を言っているかわからない」という症状が表れることがあります。このように、睡眠不足のときは言語能力が著しく低下します。

 

・睡眠不足は、言葉の理解だけでなく、他にも、真っ直ぐ歩くことが難しくなるので、身体や机や椅子にぶつかることが増えたり、物もなくしやすくなります。

 

本当にやばいときは痛くない

・痛みとは、危険を感じるサインの1つです。「痛い」と感じるときは、身体が傷ついている証拠です。

 

・ピンチのときに「痛い!」と騒いでいると命を落とす危険性が高まるので、脳内麻薬により、痛みを麻痺させる機能が生き物には備わっているようです。つまり、「本当にやばいときは痛くない」と覚えておく必要があるのです。

 従軍経験者の手記などを読むと、「銃に撃たれても痛くなかった。周りが騒いでいて撃たれたことに気がついた」という記述をよく見ますが、負傷した直後はどうしても痛みを感じにくくなります。

 

疲れてくると人は密集する

陸上自衛隊の野外活動では、「分散」して「各人・各装備間隔を確保」することが部隊行動の基本になっています。

 

自衛官にかぎらず、人は疲れてくるとどんどん密集するようになります。

 

疲労を取りたいならカフェインよりもアミノ酸

・しかし、栄養剤・栄養ドリンクをとって栄養補給をしているつもりでも、実は、疲労回復のための主成分がカフェインで、カフェインの効果しか感じられないケースも多くないでしょうか。

 

・もし、疲労で困っている人は、バリン、ロイシン、イソロイシンといったアミノ酸を摂取することをおすすめします。

 

私物の迷彩服が禁止されている理由

陸上自衛隊では、訓練に必要な装備品が一式貸与されます。

 

・なお、私物の迷彩服は、耐熱・対赤外線などの効果がないので、現在では禁止されています。

 

・迷彩服と違って私物が許されているのが、雨衣(かっぱ)です。雨衣は官品とゴアテックスの私物とでは、快適度が天と地ほど違います。

 

靴下には金をかけろ

陸上自衛隊では行軍をよく行いますが、空挺団や幹部候補生学校などで行われる100㎞行軍では、疲労以上に足のマメに苦しむことがよくあります。

 

・一度、この痛みを知ると、どうにかして次は特大のスーパーボールの痛みを避けたいと思うようになります。そうすると、自ずと高級な中敷きや靴下を買おうという気持ちになります。

 

リュックには直接物品を入れない

・当日雨が降ったらリュックの中にも雨がしみ込み、持ち物が濡れてしまい、準備のすべてが無駄になることがあります。

 

・そのような事態を防ぐために、陸上自衛隊ではリュックには直接物品を入れません。大きなビニール袋を内部に入れ、内部の防水処置をします。

 

食器にはポリ袋をかける

・なぜかというと、ポリ袋をかけると食器を洗わなくても済むからです。

 

人里離れた場所では防虫対策は必須

・野外行動では、防虫対策が必須になります。人里離れた地域の虫たちの数は半端じゃありません。

(ハッカ油)

蚊取り線香

(虫除けネット)

(タバコの煙)

 

ヘッドライトとメッシュベスト

・日常ではあまり使わないアイテムですが、災害時の備えとしてヘッドライトとメッシュベストを持っておくことをおすすめします。

 

自分が歩ける距離を知っておく

・そのためには、日ごろから、「自分が歩ける距離」を知っておくようにしましょう。

 

いざというときの徒歩帰宅の備え

・徒歩帰宅に必要な事前準備の物品についてお伝えしましょう。

(オフィスにスニーカーと替えの靴下を準備しよう)

(携行食を準備しよう)

(飲み物を準備しよう)

(手提げカバンではなく、リュックにしよう)

 

体力を温存し無事に帰宅できる方法

・次に体力を温存し、無事に帰宅できる方法についてお伝えします。

(気候・天候を見極めよう)

(同じ道を歩く人を探そう)

(50分歩いたら10分休憩しよう)

(水を飲みすぎない、塩分を補給する)

 

災害時はキャッシュレスより現金

・キャッシュレス決済は便利ですが、災害時にはその利便性はすぐに失われます。使う機会がなくても、現金は常に一定額持っておくことをおすすめします。

 

自宅が被災したら被害状況を撮影しておく

・自宅が被災したときには、片付けや修繕を始める前に、その被害のすべてをまず写真で撮っておいてください。

 

自衛隊に学ぶ「自己防衛・自己保全

護身術の極意は「危ないところに行かない」こと

・世の中には、「暴漢に襲われたらどう対処するか」という護身術が多くあります。ですが、護身術の極意は「危ないところに行かない」ことだ思います。

 

・それでは、暴漢に襲われたときの対策について紹介しましょう。

(チャンスがあればすぐに逃げる。)

(相手から目をそらさない)

(人を呼ぶ)

(相手を笑わせる)

(自分が笑う)

 

暴れている人には一人で対処しようとしない

・暴れている人間は、すぐに倒せると思わず、複数人で対応してようやく取り押さえられると覚えておいてください。

 

護身武器として便利な「催涙スプレー

・なお、私が考える最大の護身武器は、「催涙スプレー」です。

 

ただし、催涙スプレーは、不用意に屋外で持ち歩くと、軽犯罪法に抵触する可能性があります。

 

・なお、催涙スプレーがなくても、人間は制汗スプレーでも殺虫剤でも目にかけられたら単純に染みるので、一瞬ひるみます。そのスキに逃げるのも手です。

 

住んでいる地域を現地偵察しよう

自衛官は、現場に地図を持って来て、その土地の危険地域、地盤などを自分の目と足で調べていきます。これを「現地偵察」と言います。

 

・ただし、ハザードマップは絶対ではありません。

 

・防災に対する情報は絶対的なものではないので、あくまでも暫定的なものとして考えておきましょう。

 

治安は張り紙でわかる

・転職や引っ越しなどにより、新しい環境に移ることを考えている人は、その環境を判断するために張り紙を見るのがおすすめです。張り紙は治安や民度バロメーターだからです。

 

夜は敵が強くなる

・治安の良い日本にいると実感できませんが、開発途上国などに行くと、夜中に急激に治安が悪化することを実感できます。極力、夜間は外出しないのが鉄則です

 

・なお、海外では、トラブルに巻き込まれた際は、「戦ってはいけない」「殴り合いの喧嘩をしてはいけない」が鉄則です。

 

・夜間は人間だけでなく、動物たちも姿を変えます。特に危険なのが野犬です。野犬は日中と夜間では姿を変えるので、野犬が多くいる地域は、夜間出歩かないのが得策でしょう。

 

秘密保全・情報保証を心がける

自衛官として勤務をするうえで、口すっぱく指導されることの一つに、「秘密保全・情報保証」があります。ミサイルの射程など機材の性能に関することはもちろんのこと、部隊の実情・活動などにも部外秘となります。

 

・また、自衛官の場合は、「ニートラップ」があるので要注意です。

 

・そして、情報保証とは、コンピュータウイルスなどのよる情報流出を防ぐため、コンピュータなどの端末を厳正に取り扱うことです。

 

・加えて、一般の人には理解できないようなことが重要な秘密の手がかりになったりもします。

 

デマにだまされないために

・では、私たちはデマにだまされないために、どういうことに気をつければいいのでしょうか。そのためのいくつかの方法を紹介しましょう。

 

(状況はすぐにはわからない)

(不確かなことは広めない)

(身の危険があるなら行動する)

(日ごろから準備しておく)

(被災地に足を運ぶ)

 

自衛官が仕事を辞めたいと思うとき

自衛官が、「仕事を辞めたいな……」と考える状況の1つに、「時間に余裕があるとき」が挙げられます。

 

・これはまさに、「小人閑居して不善をなす」、つまり、「つまらない人間は、ヒマになるとろくなことをしない」という状況を誘発してしまっているんです。管理職にある立場の人間は、できるかぎり組織の不平不満をなくす努力をする必要があります。

 

自衛隊で出会う「霊感がある人」

自衛隊には「霊感がある人」がたまにいます。私自身は霊感がなく、幽霊などは信じないのですが、「自分は見えるんですよ」と話す人に何人か出会ったことがあります。

 

自衛隊で行われた講演の途中に、私の隣にいた同期が、「おい! 壇上の後ろに変なヤツがいるぞ!」と驚いた顔をして言っていましたが、私が見ても何もいませんでした。

 

・このような話はたくさんあります。陸上自衛隊の施設は、旧日本軍や米軍が使っていた施設が多く、過去の因果が現世まで残っていると言われることもあります。

 

・九州の某駐屯地は、実は、南北朝の大合戦の跡地で、数千人の遺体を1箇所に埋めた場所であり、地元の人は誰も買わない土地でした。そんなことは後から入ってきた隊員たちは知る由もなかったのですが、すぐに「夜になると落武者が出る!」と話題になりました。

 

・このような逸話は全国の駐屯地にあり、駐屯地の奥の方に現役隊員もよくわからない謎の祠があったりします。

 

・また、九州の現役隊員でも存在すらあまり知られていない某演習場では、地域でも有名な呪われた場所で、訓練前にお祓いをする部隊もあるそうです。

 ある訓練の最中、何人もの隊員が、「なんでここに子供がいるんだ ⁉

といるはずのない子供の姿を目撃し、訓練中に撮影された写真を見た中隊長は、顔を真っ青にして「こんなものを報告資料に載せられない」といって、すべてのデータを消去したそうです。

 

・沖縄で史跡研修に行くと、顔が真っ青になり、「これ以上先には絶対に行けない」と話す人などもいます。特に旧日本軍の洞窟に入る際には、「いいか、この洞窟は特に危険で、過去に何人もの学生が倒れている。入るかどうかは自己判断に任せる」といったアナウンスがあることもあります。

 沖縄の隊員は慰霊碑清掃をすることが多いのですが、埋葬された人の身元がわかっている慰霊碑などは大丈夫であっても、身元のわからない遺骨を納めた慰霊碑で隊員が倒れる確率が高いそうです。

 私の知人に、怖い物知らずの屈強な陸曹がいたのですが、沖縄の平和記念公園戦没者墓苑の前で、冷や汗が吹き出て止まらなくなり、足が一歩も前に出なくなったそうです

 

また、沖縄の激戦地には嘉数高地が有名ですが、高地よりもその前の嘉数の谷の方で震えが止まらなくなったとも彼は言っていました

 

・何回も巡察をしているとさすがに慣れてきますが、そういうときにベテラン隊員は、「ちゃんと敬礼をして『服務中異常なし!』と言えば、答礼してくれるから大丈夫。ビビっていると日本兵殿に怒られるぞ

 と怖いアドバイスをしてくれます。そんなベテラン隊員は、「幽霊は怖くないが、イノシシが怖い」と言います。夜間巡察中にサル、イノシシ、ハブなどはリアルな恐怖です。幽霊は殴ってきませんが、イノシシは突進してきます。

 

朝霞駐屯地では、1964年の東京オリンピックでマラソン銅メダルになった陸上自衛官円谷幸吉つぶらやこうきち)さんが亡くなった後に、「夜、誰も走っていないのに走っている足音が聞こえる。あれは円谷幸吉の足音だ」と言われていました。

 

・最後に自衛隊と幽霊のエピソードで欠かせないのが、硫黄島のエピソードです。硫黄島は第2次世界大戦の激戦地であり、かつては夜になると滑走路から死者の腕が無数に見えると言われたほどでした。現在でも、「石を持って帰るな」と言われていますが昔はその比ではなかったそうです。

 しかし、転機になったのは1994年の天皇皇后両殿下の硫黄島行幸啓です。このお蔭で多くの英霊が静まったそうです。

 

自衛隊に学ぶ人間関係と組織論

話を聞いていないヤツほどいい返事をする

・ある中隊長は、「元気よく返事をするヤツがいたら、ちゃんと質問して理解しているか聞いてみろ」と言っていました。

 

攻撃的な人ほど実は繊細

・攻撃的な人は、「粗暴で思いやりがない」という印象がありますが、「実は繊細で傷つきやすい」という側面を持っていることがあります。

 

・攻撃的な人には、スルーが最良の方針なのかもしれないですね。

 

方言への指導

防衛大学校に入校して、厳しく指導されたことのことの1つには「方言」があります。防大は全国から学生が来るため、日常で使う言葉やニュアンスが少し異なることがあるからです。

 

ただ命令するだけでは隊員は動かない

では、どうすれば部下が納得して戦うことができるのかを解説していきましょう。

(なぜやるのかをよく理解させる<企図の明示>)

(相手の本音をよく理解しよう)

 

・そもそもAIの指揮官の「データとして正しい行動」に自分と仲間の命を託す兵士なんて、きっといないでしょう。人間の気持ちはそんなに単純ではないですからね。

 

必要以上に厳しい規律が服務事故を招く

・理由なき厳しい規律は、人の心を荒ませ、組織への不信感につながっていくので要注意と言えるでしょう。

 厳しい規律を設けるときには、隊員に対して「なぜ設けるのか」と「いつまで行うのか」をはっきりと明示する必要があります。

 

人や組織は締めつけるだけではダメ

・まず、「勤務環境を醸成し」「指示は最小限に」「適時に進捗を確認し」「必要があれば修正すべき方向を示す」、そして、細かいことに動揺せず、「どっしり構えて親分らしく振る舞う」、これが大切ではないでしょうか?

 

自衛隊で学んだものごとの見方・考え方

人は3日経てば恩を忘れる

自衛隊における災害派遣は、あくまで「従たる任務」であり、「緊急性」「公共性」「非代替性」の原則にもとづいてサポートするのです。

 

「日本しか知らないものは、日本をも知らない」

・西原先生は、「日本しか知らないものは、日本をも知らない」という言葉をのこし、学生に広い知見を持つように求めたのです。

 

戦争でも「敵への敬意」が必要な理由

・戦争になると、お互いに憎しみ合って殺し合うというイメージがあります。ですが、そうした殺伐とした世界にも、敵将兵への配慮は存在します。

 

兵器の性能を引き出すのは人間のクソ度胸

・戦争では、「兵器の性能」がよく注目されます。ですが、それ以上に重視されるのは、「兵器を扱う人間の度胸」だと私は考えています。

 

・当然ながら、最新のステルス戦闘機であっても、操縦する人が、「自分は死にたくないから乗りません」と言えば、ただの置物になります。

 

・現在、ウクライナで配備が進んでいるジャベリンの誘導弾は、1発2000万円と言われており、かなり高コストになります。

 誘導弾が使えない場合は、無反動砲で戦うことになります。無反動砲で敵戦車を倒すのに必要なもの、それは「クソ度胸」です。

 

軍人は何のために戦っているのか?

・軍人とは、時の政権や資本家のために戦うのではなく、自分たちの文化・家族・誇りを守るために戦うものです。

 

・「戦う価値がない」と軍人が思うと、どんなに兵器がそろってそろっていても戦わなくなるのです。「こんな腐った政府は早く倒れてしまえ」と多くの国民が思っているのに、死ぬ気で戦うわけがないのです。

 

・現在、ロシア軍と戦っているウクライナ軍も、指導者であるゼレンスキー大統領とその政権のために戦っているのではなく、自分たちの家族や土地、文化をロシアに支配されたくなから命をかけて戦っているのだと私は思います。

 

他国から侵略を受けたとき、あなたはどうする?

・日本のメディアはよく、「あなたは国のために戦えますか?」というアンケートを若者に取っています。

 

・具合が悪くなりそうな質問ですが、侵略されるということは、すべての決定を占領国に委ね、そこにどんな不条理があっても受け入れるしか選択肢がなくなるということです。

 

自衛隊では、「使命感」の1つに「先祖より守り抜いてきた祖国を次の世代に受け継ぐこと」があると教えることがあります。

 

・戦中の日本軍の将兵は、「お国のために」を合言葉に戦っていました。

 

陸上自衛官も誰かの「大切な人」である

・私が新米の幹部自衛官だったころ、定年前のベテラン幹部から、「訓練を考える前に、隊員の家族構成とライフイベントを掌握しなさい」と教わりました。

 

「事に臨んでは危険を顧みず」とは

自衛官の宣誓書には、「事に臨んでは危険を顧みず」という文言が入っています。危険とは、「自分の命の危険」を指しますが、この文言は警察官と消防士にはありません。

 

胸に手を当てる

・もし、あなたがどうしても死にたくなったら、1回、胸に手を当てて、特攻隊の少年の気持ちを考えてみましょう。

 

おわりに

・つまり、現状としては「自衛隊のことを国民はよくわかっていない」「メディアの自衛隊賛美とバッシングが極端すぎる」などの課題があると考えています。

 

・ただ、私の経験で言えば、陸自の内部は本当に泥臭く、人情味やユーモアに溢れた組織です。

 

 

 

(2022/2/23)

 

 

『追跡! 謎の日米合同委員会』

別のかたちで継続された「占領政策

吉田敏浩     毎日新聞出版  2021/12/27

 

 

 

日米合同委員会

・日米合同委員会とは、日本における米軍の権利など法的地位を定めた日米地位協定の運用に関する協議機関である。1952年4月28日の対日講和条約日米安保条約、日米行政協定の発効とともに発足した。外務省や防衛省などの高級官僚らと在日米軍司令部などの高級軍人らで構成されている。

 外務省や都内の米軍施設などで定期的に会合し、議事録や合意文書は原則非公開とされる。国会議員にさえも公開しない秘密の厚い壁を築いている。関係者以外立ち入れない密室の協議を通じて米軍に対し、基地を自由に使用し軍事活動をおこなう特権を認める合意を結んでいる。米軍優位の不平等な日米地位協定を裏側から支える密室の合意システムといえる。

 

アルトラブとは、米軍の要請を受けて国土交通省航空局の航空管制機関が、一定の空域を一定の期間、航空管制上の通知でブロックして、民間機など米軍機以外の航空機を通れなくし、米軍機が訓練や空中給油などをするための専用の軍事空域とするものだ。ほぼ常時専用となる固定型アルトラブは、「空の米軍基地」といえ、しかも増えている。

 アルトラブは民間航空機の安全な運航の妨げとなっている。外国軍隊の要求が優先され、民間機に空域制限が課される。それは日本の空の主権が米軍に制約・侵害されていることを意味する。

 

・日米合同委員会の議事録や合意文書の非公開は、日米地位協定で定められているわけではない。ただ合同委員会の密室協議で、そう取り決めただけなのである。そして、そう取り決めた合意文書さえも非公開としてきた。その秘密体制は徹底している。

 

・そこに風穴を開けようとしたのが、「知る権利」と情報公開の推進に取り組むNPO法人「情報公開クリアリングハウス」の「日米合同委員会議事録情報公開訴訟」である。この訴訟を通じて、外務省は1960年の安保改定後の第一回日米合同委員会の議事録中の、「日米双方の合意がない限り公表されない」という部分を開示せざるをえなくなった。

 そして、日米合同委員会の文書非公開という秘密体制を維持するために、外務省が情報公開法にもとづく日米合同委員会関連の文書開示請求があるたびに、在日米軍と電話やメールで連絡を取り合い、米軍から「開示に同意しない旨」の回答を受けている事実も明らかになった。

 これでは、米軍が日本の情報公開制度に対し縛りをかけていることになる。米軍の同意なしには開示されないのだから、日本の情報公開の主権と国民の「知る権利」が制約・侵害されているといえる。

 

日米合同委員会は、米軍の占領時代からの特権を維持するとともに、変化する時代状況に応じて新たな特権を確保してゆくための政治的装置、密約機関といえる。つまり米軍が、日米合同委員会における日本の高級官僚との密約協議の仕組みを利用して、事実上の治外法権・特権を日本政府に認めさせるという一種のシステムがつくられている。

 

このような「日米合同委員会システム」を、“別のかたちで継続された占領政策”の一環と鋭く示唆していたのが、現代文学の巨匠・松本清張である。その作品、政治情報小説『深層海流』において、独自に入手した内閣調査室の極秘文書をもとに、日米の情報機関の合同委員会方式による緊密な連携を描くとともに、日米合同委員会の存在にも言及していた。前者は「裏の日米合同委員会」といえる。

 

松本清張日米安保条約地位協定の本質は、“別のかたちで継続された占領政策”であると、的確に述べている。戦後日本を洞察する「清張史観」と呼んでもいいだろう。

 

・また、前述のように全国各地で米軍機が勝手放題の低空飛行訓練を続けるなど、日本の空を米軍が我が物顔で軍事利用する背後に、米軍機優先の航空管制を日本政府が提供している問題があることも指摘していた。

 

松本清張は、米軍優位の日米安保地位協定のもと、日本の長年にわたる対米従属の構造を固定化し運用するための秘密機関という、日米合同委員会の本質を見抜いていたのである。

 日本を呪縛する「占領政策の延長」といえる日米安保条約地位協定の構造と、その核心部で秘密体制を築き機能する謎の日米合同委員会を、本書では追跡し、密約機関としての正体に迫りたい。

 

米軍に差し出された軍事空域「アルトラブ」の密約と「米軍機情報隠蔽密約」

「幻の空域」アルトラブ

・航空関係者から「幻の空域」と呼ばれる軍事空域がある。アルトラブという。米軍の要請を受けて国土交通省航空局の航空管制機関が、一定の空域を一定の期間、航空管制上の通知でブロックして、米軍機以外の民間航空機などを通れなくし、米軍専用の空域とするものだ。しかもアルトラブの情報は非公開とされ、航空路図にも載っていない、だから「幻の空域」といわれる。

 米軍の求めに応じて、日本の空を外国軍隊にいわば差し出しているのが実態である。日本の空の主権が米軍によって制約・侵害されている象徴的な問題である。

 その背後には、米軍優位の日米地位協定に関する密室の協議機関で、日本の高級官僚と在日米軍の高級軍人からなる日米合同委員会の密約の影がある――。

 

日本上空「植民地化」ではないのか

・米軍の勝手放題の飛行訓練とその情報隠蔽――。日本上空「植民地化」ともいえる状態ではないか。

 日米両政府はなぜ米軍機の飛行ルートなどの情報を隠すのか。前述のように日本政府は国会答弁で、米軍機の飛行計画などを公表しない理由を、「個々の航空機の行動は米軍の機密だから」と説明している。

 

対米従属の密約文書の開示を拒む外務省は米軍と一心同体か

日本の情報公開制度に干渉する米軍

・日本の情報公開制度と「知る権利」への、米軍・アメリカ政府による内政干渉、侵害ともいえる重大事件が、人知れず起きていた。

 米軍機墜落事故や米兵犯罪などに対する損害賠償請求の民事裁判に、米軍側はアメリカ合衆国の利益を害する情報などを提供しなくてもよいとする密約が記された、日米合同委員会の議事録がある。それを不開示とするよう、在日米軍が外務省に密かに要請していたのである。その事実は、総務省管轄の情報公開・個人情報保護審査会の公文書から判明した。

 

情報公開を進めることの重要性>

英文の密約文書は作成から30年以上経過し、すでに秘密指定を解除されてアメリ国立公文書館で公開されている。だから日本で開示しても、日米間の信頼関係を損なうおそれはないはずである。

 

日米合同委員会の秘密体制に挑む情報公開訴訟

情報公開と説明責任に背を向ける政府

・2012年12月~20年9月の第二次安倍長期政権のもとでは、特定秘密保護法の制定の強行、「森友・加計・桜を見る会」文書の隠蔽や改竄、「自衛隊日報」隠蔽など、民主主義にとってきわめて重要な政府の情報公開と説明責任がないがしろにされ続けた。

 2020年9月に安倍政権の継承をうたってスタートした菅政権も、日本学術会議の委員任命拒否をめぐる問題で関連文書を開示しないなど、情報隠蔽の姿勢をあらわにした。

 

政府の秘密主義と日米合同委員会

・しかし、情報公開と説明責任に後ろ向きなのは、歴代の自民党政権

悪弊でもある。たとえば「核密約」など日米密約に関しても、時の政権と官僚機構は存在する文書をないと偽り、隠しつづけてきた。政府の秘密主義には根深いものがる。

 そのような秘密主義の深奥に位置し、情報隠蔽の象徴ともいえる組織がある。日米合同委員会である。それは日本の高級官僚と在日米軍の高級軍人による密室協議を通じて、米軍に有利な秘密合意=密約を結んできた。議事録や合意文書には原則非公開とされ続けている。

 

日米合同委員会の秘密体制に挑む情報公開訴訟

・このような日米合同委員会の秘密体制に挑み、風穴を開けようとしたのが、「知る権利」と情報公開の推進に取り組むNPO法人「情報公開クリアリングハウス」の「日米合同委員会情報公開訴訟」である。

 

・「日米双方の合意がない限り公表されないという日米合同委員会の合意自体は、単なる会議のルールで、安全保障や外交政策とは無関係です。こんな情報まで固定的に非公開とするのは、非公開の範囲をひろげすぎており、明らかに情報公開法の拡大解釈です。このようなやり方は看過できません」

 

政府の恣意的な文書不開示決定とダブルスタンダード

・つまり、政府みずからが起こした裁判では、みずからの主張に有利なように、非公開としてきた議事録の一部を恣意的に公開したのである。ご都合主義のダブルスタンダードそのものだ。

 

不開示決定の違法性を訴える国賠訴訟

・それなのに外務省はクリアリングハウスの開示請求に対し、2015年6月30日に不開示決定をした。那覇地裁の裁判で国側がすでに事実上の文書公開をしているにもかかわらず、外務省が不開示決定をしたのは、情報公開請求への対応に際し十分な注意を怠るという注意義務違反があったことになる。そうクリアリングハウスは主張し、国賠訴訟に訴えたのである。

 

松本清張が暴いていた「別のかたちで継続された占領政策」の深層>

松本清張『深層海流』の意図>

・「米軍機アルトラブ密約」「航空管制・米軍機優先密約」「米軍機情報隠蔽密約」「民事裁判権密約」など、数々の密約をつくりだした日米合同委員会――。

 それは米軍の占領時代からの特権を維持するとともに、変化する時代状況に応じて新たな特権を確保してゆくための政治的装置、密約機関といえる。つまり米軍が、日米合同委員会における日本の高級官僚との密室協議の仕組みを利用して、特権を日本政府に認めさせるという一種の巧妙なシステムがつくられている。

 このような“日米合同委員会システム”を、“別のかたちで継続された占領政策”の一環であり、戦後70年以上も続くアメリカの強大な対日影響力・コントロールの象徴と鋭く示唆していたのが、現代文学の巨匠・松本清張(1909年―92年)である。

 

・1昨年の2019年は、松本清張生誕110年だった。社会派ミステリーの代表作『点と線』などのTVドラマが連続放映されるなど、没後27年を経ても清張作品は根強い人気を持続していることが示された。

 

・『深層海流』は、1952年4月の対日講和条約日米安保条約と日米行政協定(現地位協定)の発効に伴う内閣総理大臣官房調査室創設の裏側で、日米の情報機関の緊密な連携に向けた協議が密かにおこなわれていた事実を題材としている。当時の吉田茂総理大臣、緒方竹虎内閣官房長官・副総理大臣、村井順初代内閣調査室長、植村甲午郎経団連副会長など、実在の政治家・官僚・財界人をモデルとした人物らが登場する。

 

占領政策は終わったが、アメリカの政策は一挙に日本から引き揚げて行ったのではない。その占領政策は別のかたちで日本に継続された。それは日米安全保障条約によって具体的に示されている。

 

・講和により日本は独立を回復したとはいえ、占領時代のアメリカによる対日管理すなわち対日コントロールの政策と力は、かたちを変えて続いている。そう松本清張は指摘し、その中心は安保条約にもとづいて占領軍から駐留軍へと装いを改めた米軍であると示唆する。

 そして、米軍の基地使用と軍事活動の権利を定めた日米行政協定の「実施のために協議機関として日米合同委員会が設置された」と述べる。

 同委員会は、日米双方の代表者1名で組織され、財務・通信・出入港・調達・工場・住宅・賠償・裁判管轄権・演習場・民間航空・商港など多くの専門委員会が設けられた。

 

別のかたちで継続された占領政策の象徴

・つまりGHQという、占領下日本での最高権力のもと設置されたのが、日米合同委員会の出発点である。米軍の要求が絶対だった占領下の日米の力関係が、この組織の基底に刻印されている。基地の提供は日米合同委員会で協議・決定すると、行政協定で定め定められた。国会の承認は必要とされない外国軍隊への基地提供という主権に関わる重大な問題が、国会議員や市民の目の届かない日米合同委員会の密室で決められてしまう仕組みが、最初からつくられているのだ。

 日米合同委員会の本質は、占領軍から駐留軍へと国際法上の地位を切り替えた米軍が、日本の官僚機構との密室協議を通じて、実質的に占領時代と同様の特権を維持するための組織である。松本清張が指摘する“別のかたちで継続された占領政策”の象徴的存在といえる

 

日米の情報機関による合同委員会

・さらに興味深いことに、松本清張は前出の「『深層海流』の意図」で、もうひとつの日米合同委員会の存在にもふれている。日米の情報機関の緊密な連携に向けた協議機関としての合同委員会である。

 

・占領中はGHQがあって直接日本国内の警察を指揮していたが、GHQが解消すると、その機関は日本側に肩代わりされた。しかし、安保条約でうたっているように、日本国内に米軍が駐留し、日本を共産圏に対立させる必要上、『外国の教唆による』動きその他治安を紊乱する動きに対して、アメリカ側としては全面的に日本に任せっ放しにするわけにはいかない。

 

・当時は朝鮮戦争(1950年6月~53年7月)の最中で、在日米軍基地は出撃・兵站の一大拠点だった。アメリカは日本を対共産主義陣営の前線基地と位置づけ、当時のソ連など共産主義陣営からのスパイ活動や破壊工作の脅威を日本政府に説き、日米の情報機関の連携を求めたのだ。むろん占領時代のアメリカ側優位の延長線上で、アメリカ主導の連携である。

 

・合同委員会は情報交換機関という特別委員会を設定したのだ。そのときに相互間で交わされた『機密』『極秘』文書の幾つかは、拙作『深層海流』の中に挿入しておいた。これによると、日本側はその知り得た情報をアメリカ機関に報告し、アメリカ側からも情報を貰うという仕組みになっている。

 但し、情報というものが単なる資料の蒐集ではなく、今ではそれが謀略と紙一重であることはCIA(アメリカ中央情報局)などの最近の活動の暴露によっても知られる通りである。

 

情報機関の連携を記した機密・極秘文書

・そして、このG2(米極東軍の諜報担当の参謀部第2部)の責任者が日本の外務大臣とも会談し、日本政府と米極東軍の諜報関係の代表者どうしが定期的会合を持つことに合意し、「日本諜報調整委員会」が誕生したのだと述べる。日米双方による情報収集は、「米軍の安全のため必要」とされ、その情報は大別すると次の三つの分野に関わるという。

 第一は日本の戦略的弱点、即ち攻撃に対し防禦を必要とする日本国内の地域および施設、

 第二はサボタージュ、破壊分子、または外国のスパイ活動による日本の安全に対する国内からの脅威、第三は近隣共産主義国の武力による外からの脅威。

 

表と裏の日米合同委員会システム>

・このように外務省国際協力局長は、“表の合同委員会”と“裏の合同委員会”の両方に属していた。両者は表裏一体となって、アメリカによる“別のかたちで継続された占領政策”を密かに遂行する“日米合同委員会システム”とも呼べる機能を持つのである。

 松本清張は『深層海流』のなかで、日米情報機関による“裏の合同委員会”のありかたは、まさに「表向きの講和条約に含まれた日米安全保障条約の裏側なのだ」と、解き明かしている。この日米安保体制の表裏一体の構造を通じて、アメリカ政府・米軍は、講和で表向き独立を回復した日本に対し、実質的に占領時代と同じような強い影響力を保持してゆこうと考えていたにちがいない。

 

『日本の黒い霧』から『深層海流』へ

・『深層海流』は、松本清張下山事件松川事件帝銀事件など占領下日本で起きた怪事件の謎に挑み、背後に米占領軍の影を見出したノンフィクション『日本の黒い霧』に続いて書かれた。

 小説仕立てになっているが、文中に挿入された機密・極秘文書は、松本清張が独自のルートで入手した本物である。その経緯を本人が次のように語っている。

 

・『日本の黒い霧』はだれにもタッチさせないで私自身が取材したんですよ。身分は言えないけれども、権力の中枢にいる、しかも公安関係の人から手紙が来て、全くの自分の気持ちからあなたにだけは話したい、と言われたわけだ。その人はまだ現役だったんだ。そして、表に立たない職務の人なんだな。戦後からずーっとアメリカの占領政策のもとでいろんなことにタッチした公安関係の人ですよ。『下山事件』のときが最初だったんだけど、その人、非常に用心して、最初に指定した場所では決して話をしないんだよ。そこからすぐ別の場所を指定されるわけだ。タクシーを何度乗り換えたかわからないよ。で、会って、下山さん(初代国鉄総裁の下山定則氏)はああいうことだった、と。下山さんは殺されたんじゃないかという推測はあったけれども、あんなに具体的に、しかも『下山総裁謀殺論』と正面からうたって書いたのはあれが最初ですよ。

 それから以下いろいろと書いたわけです。『日本の黒い霧』はテーマ別だから、そのとき聞いたいろんな話でテーマに外れたのもあるわけでね、それを集めたのが『深層海流』なんだ。

 

・私は『深層海流』を『日本の黒い霧』の続編のようなつもりで書いてきた。これは小説というかたちにしたのは、いちいち本名を出しては思い切ったことが書けないからだ。

 

自在に動けるアメリカの情報機関員

・驚くべきことに、「米国の諜報活動機関と対敵諜報活動機関」すなわちCIAや、米駐留軍情報機関である陸軍対敵諜報部隊(CIC)や海軍諜報機関(ONI)などの要員が多数、なんら制約も受けずに諜報すなわちスパイ活動を日本中でおこなっているというのだ。

 いや驚くこともないのだろう。松本清張の言うとおり安保条約のもと「占領政策は別のかたちで日本に継続された」以上、当然の結果ともいえる。

 

・つまり、スパイ活動中のCIC員がたとえ車で日本人をはねて殺傷しても、公務中としてアメリカ側に第一次裁判権があるので、日本側当局に逮捕・起訴されることはなく、日本の裁判所で裁かれることはないのである。実にアメリカの情報機関に都合のいい仕組みだ。 

 

米軍の便宜をはかる日米合同委員会の合意

・つまり、たとえ犯罪を犯していても、機密文書・資料を運搬・伝達する任務中であれば、「急使等」の身分証明書を示すことで、日本の警察などからただちに身柄を拘束されることはないのである。

 そして、任務終了後、米軍基地にもどり、日本の警察に出頭しないまま、密かに軍用機や軍艦に乗って出国してしまうこともできなくはないだろう。米軍人は地位協定にもとづき、基地を通じて自由に出入国でき、日本の出入国管理に服さなくてもいいからだ。

 

日米行政協定の裏取引

・日米の情報機関の連携について、松本清張は『深層海流』のあとに書いたノンフィクション『現代官僚論』中の「内閣調査室論」でも、次のようにふれている。なお、『現代官僚論』は官僚機構の深部にメスを入れ、日本の行政権力の構造を腑分けせんとする作品だ。

 

 (1952年)当時、講和後に備えて、アメリカ側の要請に基づき、日本情報(諜報)調整委員会というものが持たれた事実がある。これは未だに秘匿されているが、この委員会には村井順が内調室長の資格で日米双方の委員の幹事役をつとめたものだ。この秘密委員会は日米行政協定の裏取引といってもよいもので、村井内調室長の幹事役は同時に当初の内閣調査室の性格の一面も語っている。

 このような委員会が米軍と日本政府側との間にもたれていたことはむろん、国民はおろか、議会にも報いらされないことだった。

 

・また、日本側がアメリカに提供する情報というのは向かうから見てあまりよい情報ではなかった。これは当然で、それまでGHQという巨大な勢力によって強引に情報を収集してきたアメリカからみれば、日本側の出す情報なるものは不満足なものに映ったのだ。

 日本情報調整委員会も結局は、日本側の無力のため雲散霧消した。だが、大事なことは、このような企図が初期の内調の性格を示している点にある。

 

「ムサシ機関」という日米秘密情報機関

・しかしそれで日米の情報機関の連携が立ち消えになったわけではない。

 たとえば、陸上自衛隊の秘密情報部隊である「陸幕第二部別班」の元別班長で、元自衛隊陸将補の平城弘通氏の回顧録『日米秘密情報機関「影の軍隊」ムサシ機関長の告白』(講談社、2010年)には、陸上自衛隊と在日米陸軍が協力して秘密の情報収集活動すなわち諜報活動を長年おこなってきたことが書かれている。

 

・この協定にもとづき陸幕第二部の幹部自衛官アメリカ陸軍情報学校に派遣されて訓練を受け、さらに1956年からは朝霞にあった米陸軍基地キャンプ・ドレイクでの陸幕第二部員への秘密情報工作員の育成訓練が始まった。

 

・「ムサシ機関」の日本側要員は陸幕第二部付で、その二部情報収集班の指揮下におかれ、「陸幕第二部別班」として活動を始めた。後に「ムサシ機関」の上級機関として、陸幕第二部長と米太平洋軍情報部長による定例の「日米情報連絡会議」も設けられた。「ムサシ機関」の秘密情報工作の対象と具体的な活動について、平城氏こう説明している。

 

 目標圏は、日米の脅威の対象国、極東ソ連北朝鮮中華人民共和国ベトナムなどで、極東共産圏諸国を優先した。タイ、インドネシアは一応友好国になっていたが、いつ爆発するかわからないから、これも対象となった。

 工作員は私服であるが、本来は自衛官であり、米軍と共同作業をしている。そして工作員は、自身がいろいろと工作をやるのではなく、エージェントを使って情報収集をするのが建前である。身分を隠し、商社員、あるいは引揚者、旅行者などと接触し、彼らに対象国の情報を取らせるのだ。

 アジア地域に駐在、または往復する商社員、日本海に出漁し、ソ連北朝鮮の港に寄港の可能性のある漁民の協力者に対する訓練、任務付与等の活動は実施していた。

 

 こうして密かに集めた情報は米軍側と共有したのだった。なお、米軍側から「ムサシ機関」に対して日本国内情報の収集の要望はなかったという。それは、「アメリカの情報機関は警察と公安調査庁に別個のルートを持っていた」からだと、平城氏は述べている。

 

アメリカの情報機関との密接な関係

・『自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体』(石井暁著 講談社現代新書 2018)によると、「陸幕第二部別班」は情報収集活動の場を当初の日本国内から、しだいに海外にまで広げていったという。

 冷戦時代から、主に「旧ソ連、中国、北朝鮮に関する情報収集を目的に、国や都市を変えながら常時三ヵ所程度の拠点」を設け、最近は「ロシア、韓国、ポーランドなど」で、商社員などに「身分を偽装した自衛官」が情報収集活動をしてきたという。現地の協力者を使って集めた「軍事、政治、治安」関係の情報は、「出所を明示せずに陸幕長と情報本部長に」上げている。その活動は限られた関係者しか知らず、総理大臣や防衛大臣にも知らされていない。

 

・冷戦時代の別班発足当初は米陸軍の指揮下で活動したとされる。陸幕運用支援・情報部長の直轄となった現在でも『米軍と密接な関係がある』と指摘する関係者は多い。

 

・このように自衛隊の情報機関は、米軍の情報機関と緊密な連携を続けている。

 自衛隊のほかに、前出の『日米秘密情報機関』の記述にもあるように、「アメリカの情報機関は警察と公安調査庁に別個のルート」を持って、それぞれ連携している。また、「警察、内調、外務省はいずれも米中央情報局との情報交換」をおこなっている。

 

アメリカの情報機関NSA(国家安全保障局)の世界的なインタ―ネット監視・盗聴活動を暴露した。元NSA職員エドワード・スノーデンの告発からも、日米の情報機関の連携が明らかになった。

『スノーデン・ファイル徹底検証』(小笠原みどり著 毎日新聞出版 2019年)によると、スノーデンが暴露した日本関係のNSA秘密文書(2013年1月29日付)には、内閣情報調査室が「サイバー・ネットワーク防衛」分野で、米軍と連携を進めていることが記されている。

 

アメリカ中心の諜報・監視ネットワーク

・このような日米の情報機関の緊密な連携は、アメリカ側情報機関の人員・予算面での圧倒的な規模の巨大さ、世界中に張りめぐらした諜報ネットワーク、収集する情報量の豊富さ、諜報技術開発の優位、実践とノウハウの蓄積などから、アメリカ側主導であることはまずまちがいない。

 まして日本政府の対米追従・従属的な政治姿勢からしても、アメリカ側に主導権があるのは当たり前だろう。在日米軍基地がアメリカの世界的な軍事戦略を支える海外基地ネットワークに組み込まれているのと同じように、日本側情報機関もアメリカのグローバルな諜報ネットワークに組み込まれているといえよう。

 

松本清張も見抜いていた軍事空域の問題点

・このように占領時代の延長のような、米軍による日本の空の我が物顔な利用実態、日本の空の主権が米軍によって制限・侵害されている問題について、松本清張は前出の『現代官僚論』中の「運輸官僚論」で言及している。

 

 日本の空は、ひきつづき日本国のものではない。34年(1959年)7月、日米講和条約(昭和27年)よりおくれること7年、ようやく、(航空)管制本部が日本に移管され、形式的に日本の空となったかに思われるが、それには、日米行政協定の付属書によりまだ大きな制限が加えられている。なぜならば、航空機の管制は、非常に軍事的な色彩の濃いものであるからだ。

 

戦後日本の裏面をえぐりだす「清張史観」

・米軍機優先の航空管制のしわ寄せが民間機の運航に大きく及んでいる。日本の空が真に日本の空となりえない状況の背後に、米軍優位の日米安保地位協定の不平等な構造と、その中心で密かに機能する“日米合同委員会システム”がある。

日本の空は、ひきつづき日本国のものではない」という松本清張の言葉にあらためて注目したい。“別のかたちで継続された占領政策”、米軍の巨大な影がいまなお日本の空を覆っている。

 

・日米の情報機関の緊密な連携も、米軍による日本の空の軍事利用と主権侵害も、“別のかたちで継続された占領政策“、アメリカの対日コントロールの継続の産物といえる。それは、密室協議を通じてアメリカ側の特権、利益を維持し確保する”日米合同委員会システム“と深く結びついている。

 松本清張は昭和50年(1975年)という筋目の年に、『文藝春秋』誌上

で哲学者の鶴見俊輔と対談し、あらためてこう言い切っていた。

 

 安保体制というのはアメリ占領政策の継続です。(日本の)官僚政治家はその能率的な実践者であり、忠実な管理人ですね。

 

 この実質的な「占領政策の継続」は、21世紀の今日も続いている。日本政府はその「忠実な管理人」として対米追従の防衛政策、米軍の特権を保障する地位協定の運用を実践し続けている。

 “別のかたちで継続された占領政策”は、いまなお日本を呪縛している。このような戦後日本の裏面・深層をえぐりだす「清張史観」は、現在の私たちに、このままでいいのかと、大きな問いを投げかけている。

 

日本の法令に反してまで米軍の特権を認める日米合同委員会

日本の法令に反して米軍の特権を密約で認める

・日米合同委員会の密室協議から生みだされる密約群の全貌は定かではない。だが、「密約体系」と呼べるほどの規模になっていることだろう。それは「安保法体系」を裏側から支え、米軍の特権を保障する構造をつくりあげている。

 しかも日米合同委員会の密約には、日本の法令に抵触、違反してまで米軍に有利な特別扱いをするものまである。

 たとえば、日本の法令である航空法上の法的根拠がないのに、米軍による「横田空域」や「岩国空域」での航空管制を、「事実上の問題として委任」し、認める「航空管制委任密約」がそうである。

 

基地の日本人警備員の銃携帯を認める秘密合意

・「日本人武装警備員密約」の場合は、銃刀法に抵触している。在日米軍基地では、ゲートの警備などをする日本人の基地従業員が銃を携帯する姿が見られる。しかし、日本では銃刀法により、鉄砲の所持は警察や自衛隊など法令にもとづく職務を除いて禁止されている。狩猟・競技向けに必要な場合は都道府県公安員会の許可を得なければならない。したがって警備員による銃の携帯は許されていない。銃刀法は厳格な規制をしいている。

 もちろん地位協定にも、米軍基地の日本人警備員が銃を携帯できるという規定はない。ところが、日米合同委員会の秘密合意によりできるようにしているのだ。

 

米軍を特別扱いして有利に処理する

・日本の警察に逮捕された米軍人・軍属が公務中なのかどうか、まだはっきりしない段階でも、被疑者の身柄を米軍側に引き渡すという「身柄引き渡し密約」も、日本の法令である刑事特別法に抵触、違反している。

 

・ところが、実際はその裏側で「身柄引き渡し密約」により、刑事特別法に反して米軍に有利な処理をしている。人知れず密約が法律を超越して運用されているのである。

 

閣議決定も形式的なものにすぎない

・一連の「閣議及び閣僚懇談会議事録」を見るかぎり、基地の提供・共同使用・返還の協定の案件は、いつも同じように手短に処理され、閣議決定されている。提供や共同使用の必要性などが吟味され、検討された形跡もない。

 

国民主権の原理に反する密室での合意

・しかし、日本の領土・領海・領空の一部を軍事基地として外国軍隊に提供することは、国家の主権に関わる重大事項だ。そうした重みを持つ決定を、憲法にもとづく「国権の最高機関」である国会が関与できない

までいいのだろうか。

 しかも、合意文書である基地の提供・共同使用・返還の協定は非公開で、国会に対しても秘匿されている。閣議にも協定の概要しか提出されない。こうしたやり方は、憲法国民主権の原理に明らかに反している。

 

閣議決定されない「いわば実施細則」

・それでは、地位協定第二条にもとづく個々の「施設及び区域」すなわち基地の提供・共同使用・返還の協定以外の、日米合同委員会の「いわば実施細則」であるさまざまな合意は、日本政府の閣議決定という手続きを経ているのだろうか。

閣議及び閣僚懇談会議事録」と『閣議及び事務次官等会議付議事項の件名等目録』を調べたかぎりでは、米軍基地で働く従業員の労務提供の基本契約に関する合意、米軍による損害を受けた者に対する賠償金及び見舞金の支給に関する合意、などごく一部の例外を除いて、閣議決定をされた形跡はない。

 

はたして政府間の合意といえるか

・そうすると、基地の提供・共同使用・返還の協定以外の、地位協定の運用に関するさまざまな合意「いわば実施細則」は、はたして「政府側の合意」といえるのだろうか。「両政府の代表者が政府間の合意として確定する行為を必要」とせず、日本政府の閣議決定を経ていない以上、「政府間の合意」とはいえないのではないか。

 

密室協議で共有した解釈にすぎない

・しかし、それはあくまでも日本の高級官僚と在日米軍の高級軍人による密室協議で共有した解釈にすぎない。しかも、日本側の閣議決定を経ない「いわば実施細則」に、はたして「政府間合意」といえる資格があるのかという問題はあいまいなままである。結果的に「横田空域」や「岩国空域」の航空管制、基地の日本人警備員の武器携帯、米軍による検疫など、米軍の特権が認められている。

 

本来なら国会承認が必要な日米合同委員会の合意

・「国際約束」を「国会承認条約」と「行政取極」に分ける基準について、政府の統一見解を示したのが、1974年2月20日衆議院外務委員会における大平正芳外相(当時)の口頭報告である。

 

・このように「国内法の範囲内で実施し得る国際約束」としての「行政取極」と実質的に等しい効力を持たせるには無理があろう。「大平三原則」に照らせば、「日本国と相手国との間、あるいは国家間一般の基本的な関係を法的に規定するという意味において重要な国際的約束」として、国会での承認が必要となるのではないか。

 

「別のかたちで継続された占領政策」の呪縛を断ち切る

・日米合同委員会の議事録も合意文書も原則として非公開である。国民・市民の目が届かない密室での、ごく限られた高級官僚と在日米軍高官の合意が、「いわば実施細則」として「日米両政府を拘束する」ほどの大きな効力を持つとされる。それ自体が、いかに異常なことかもっと広く知られてほしい。

 このように正当性の欠ける日米合同委員会の密室の合意システムを、放置してはならない。放置したままでは、仮に地位協定を抜本的に改定したとしても、その規定をすり抜けて米軍に有利な合意・密約がつくられてゆくだろう。

 したがって、米軍に対し実効性のある規制をかけるためには、日本法令(国内法)を原則として適用することなど地位協定の抜本的改定とともに、不透明な日米合同委員会の合意システムを見直さなければならない。

 

松本清張が鋭く指摘した“別のかたちで継続された占領政策”。その象徴といえる日米合同委員会。「安保法体系」+「密約体系」という表裏一体の米軍優位の構造。このような“別のかたちで継続された占領政策”の呪縛を断ち切ること。それは、いま日本が独立国として、まさしく取り組むべき大きな課題にちがいない。

 

サンフランシスコ講和条約

・今年、2021年は対日講和条約サンフランシスコ講和条約)と日米安保条約が締結されてから70周年であり、来る2022年は両条約と日米行政協定の発効による主権回復から70周年にあたる。

 

・「安保法体系」も「密約体系」も、実質的に「占領管理法体系」を引き継いだものである。占領の延長線上の米軍特権を維持し、また必要に応じて新たな特権を確保するためのシステムだ。「安保法体系」と「密約体系」が、「憲法体系」を侵蝕し続けている。日米合同委員会はそのシステムの要として機能している。

 

  

(2019/9/16)

 

 

 

『人口減少と自衛隊

ロバート・D・エルドリッヂ  扶桑社 2019/3/2

 

  

 

自衛隊を襲う「人口減少」という有事

日本の深刻な人口減少

「人口減少」という有事

・「いまの日本は少子高齢化が進み、人口が大きく減り始めています。日本の総人口は約1億2700万人ですが、このままだと50年で3分の2の数になり、100年で半減していく。100年あまりで人口が半減しようとしている人口大国は、世界の歴史のなかでもひとつもない

 

・このままいくと総人口は2060年には9284万人となり、1億人を割るとしています。

 

・そして総人口の減少以上に問題なのが、その内訳です。2060年には2010年と比べて、15歳から64歳までの生産年齢人口が3300万人減少し、4793万人(全体の51.6%)になるのに対して、65歳以上の高齢人口は600万人上昇し、3541万人(同38.1%)になるということです。所得を得ている若年層の割合が大きく減少し、一方で、年金などの給付を受け、多くの医療ケアを必要とする高齢層が急増します。

 

・これによって、働く1人当たりの負担(高齢者を支える経済的な負担を意味する)はますます増えています。人口比を計算すると、私が生まれた昭和43(1968)年時点、9.9人の生産年齢人口で1.0人の高齢者を支えました。これが平成29(2017)年時点では2.2人。将来、2065年の予想人口比率では1.3人にまで減少するという計算になります。大よそ4人で3人を支えることを意味します。

 

「少子高齢社会」時代の国防

・しかし人口減少の問題と密接に結びついていながら、ほとんど対策が立てられていない分野があります。それが「国防」です。

 

自衛隊日本国憲法

・ハーグ陸戦条約では、「交戦者の資格」は、次の4つの基準があるとしています。

〇部下の責任を負う指揮官が存在すること。

〇遠方から識別可能な固有の徽章を着用していること。

〇公然と兵器を携帯していること。

〇その動作において、戦争法規を遵守していること。

自衛隊はこの4つの基準を満たしています。したがって、国際法に則れば、自衛隊は確実に「交戦者」、すなわち軍隊ということになります。

 

深刻な自衛隊の隊員不足

このような国民の支持がありながらも、自衛隊は少子高齢社会によって、人材確保がますます困難になっています。

 

拡がる防衛領域

・以上、これからはより多くの海外との連携、そして未知なる宇宙、サイバー、電磁波といった領域など、ますます自衛隊の役割は増えていきます。ここでもし人口減によって、結果的に自衛隊の活動を縮小することがあれば、それは日本国内のみならず、世界中に大きな影響をもたらすことになるのです。

 

人口減少時代を生き抜くための自衛隊への提言

自衛隊への15の提言

・この中のいくつかについては、すでに防衛省が近年の『防衛白書』で発表していますが、あえてそれらも取り上げ、その問題点を指摘しています。その理由は、解決策は単独では存在し得ず、数多くの解決策を同時に、包括的に講じないといけないことを示すためです。

 

  1. 給料アップ(⇔予算の天井)
  2. 定年の引き上げ(⇔自衛隊の能力低下)
  3. 採用条件の引き下げ(⇔自衛隊の能力低下)
  4. 予備自衛官数の拡大(⇔即応対応性の維持に課題)
  5. 女性自衛官の倍増(⇔産めなくなる女性増加の可能性)
  6. 海外の任務削減(⇔国際安全保障の低下)
  7. 米国による安全保障に一層依存(⇔米国の日本に対するコミット増加)
  8. 集団安全保障機構の構築(⇔9条改正、他国の日本へのコミット増加)
  9. 限定的核抑止力の保持(⇔核の拡散)
  10. 徴兵制度(⇔憲法第18条違反、隊員の士気・質の問題)
  11. 契約会社・外国人軍人の採用(⇔忠誠の問題)
  12. 自衛隊の効率化
  13. 米軍基地との共同使用
  14. 隊員、職員の仕事の効率化
  15. 技術の導入

 

  1. 給料アップ(⇔予算の天井)>

自衛隊員の給料

・安倍政権による経済政策により、戦後最も長い景気が続いていると言われていますが、それを実感する国民は少ないという指摘もあります。今の隊員とその家族は恐らく好景気を実感できない一組ではないでしょうか。

 

国防費のキャップ

・日本の防衛関係の支出の約44%は、人件費(糧食費含む)、つまり隊員の給料です。

 

国防費の推移

ところで、そもそもGDP1%を突破したか否かなどという議論は、日本でしか通用しません。これは明らかに財政上の制約ではなく、政治的なものです。

 

各国との国防費の比較

・2017年の軍事費、国別では、1位の米国が前年比横ばいの6100億ドル、2位中国は5.6%増の推計2280億ドルでした。2016年は3位だったロシアが、約20%減の663億ドルで4位に後退し、代わって、サウジアラビアが694億ドルで3位になっています。日本は前年からほぼ横ばいの454億ドルで、順位は8位になっています。

 

・防衛費の増大というと、多くの日本人は兵器の購入費が増えると思うかもしれません。しかし繰り返しになりますが、防衛費の半分近くは、「人」、つまり自衛隊員のために投資されるものです。さらに隊員への教育、訓練の機会が重要です。

 

  1. 定年の引き上げ(⇔自衛隊の能力低下)

自衛官の階級と定年年齢

・二つ目は、自衛官の定年年齢の引き上げです。ただし防衛省は、すでにこのことについて検討に入っており、2020年度以降、階級に応じて定年年齢を1~5歳引き上げることを予定しています。

 

  1. 採用条件の引き下げ(⇔自衛隊の能力低下)
  2. 予備自衛官数の拡大(⇔即応対応性の維持に課題)
  3. 女性自衛官の倍増(⇔産めなくなる女性増加の可能性)

 

  1. 海外の任務削減(⇔国際安全保障の低下)

自衛隊の人員不足への対策として、こうした海外派遣の任務を制限するというのも一つの手です。しかし、こうした自衛隊によるPKO活動は、国際的に高い評価を得ています。

 

  1. 米国による安全保障に一層依存(⇔米国の日本に対するコミット増加)>

日米安保条約の締結

・これは、これまで以上にアメリカへの依存度を高め、アメリカによる日本に対する安全保障の強化を図ることで、日本の負担を減らすという方向です。

 

  1. 集団安全保障機構の構築(⇔9条改正、他国の日本へのコミット増加)>

個別的自衛権のデメリット

つまり自国の「戦力」を肥大化させないためにも、集団的自衛権をしっかりと持っていた方がいいのです。

 集団的自衛権に頼らず、個別的自衛権のみで自らを守るという選択を取る場合は、単独で身を守らなければなりませんから、当然、重武装が必要となります。実際に、北大西洋条約機構NATO)にも加盟せず、永世中立を保っているスイスは、今でも徴兵制があり、強固な軍隊を保持しているのです。当然防衛費は膨らむことになります。

 日本人の評論家の中には、「永世中立国スイスに学べ」ということを言う人がいますが、彼らがスイスの国防体制について本当に知っているのか、甚だ疑問です。

 

集団安全保障機構の構築

そして何より、日本が戦後一貫してGDPの1%以内という少ない国防費を維持できてきたのは、日米安保という集団的自衛権によるものです。現在の日本の国防費は約5兆円ですが、防衛大学校安全保障学研究会の武田康裕教授と武藤巧教授は、仮に日米安保を破棄した場合には、現在の5兆円の約4~5倍、つまり22兆円から23兆円ほど必要になるだろうと試算しています。

 

・この試算の妥当性には議論の余地があるでしょうが、いずれにしても、通常の先進諸国の割合、つまりGDPの2%以上は少なくとも必要になることは間違いないでしょう。したがって、これからの少子高齢化社会において、いかに人員と予算をかけずに国防を行うかと考えた場合、アメリカのみならず、より広い範囲での集団安全保障網を構築するのは有効な手立てです。

 

  1. 限定的核抑止力の保持(⇔核の拡散)

原爆を開発する前に負けた日本

これは、最小限の核抑止力に同調するということです。

 

核兵器の開発に最初に成功したのはアメリカです。第2次世界大戦中にアメリカは、ドイツから亡命したユダヤ系物理学者の力を借り、原子爆弾の製造を成功させます。

 

・日本でも、第2次世界大戦中に、陸軍と海軍でそれぞれ原子爆弾開発計画が進められていましたが、どちらも基礎段階を出ず、終戦を迎えています。

 

開発の広がりと核廃絶の動き

・結局のところ、核開発の要因は、お金でした。膨大にかかる開発費は、財政負担を増大させ、米ソはもちろん、中国でも大躍進期に核開発を強行したために、かえって大飢饉を誘発することとなり、無制限な核開発は不可能となりました。

 

日本が核を持つとしたら

・そうした中、仮に日本が核兵器を持つとしたら、三つの可能性があると思います。

一つ目は、日本が自国で核を開発して配備し、管理、運用すること。

二つ目は、アメリカが核を日本に提供し、アメリカと日本が共同で管理、運用すること。

三つ目は、同じくアメリカが核を日本に提供し、日本が管理、運用すること。

考えられるのは以上の三つです。

 

ちなみに、NATOには「ニュークリア・シェアリング核兵器共有)」といって有事の際に、米国の核兵器を非核兵器保有国が米国の了承を得て使用できるシステムがあり、現在はベルギー、ドイツ、イタリア、オランダの4カ国が参加しています。また最近、オーストラリアの学者は、同国で同様なシステムの導入を呼びかけ、ニュースになりました。

 

・そして、実は核武装というのは、先述の桜林美佐さんも、「感情論を抜きにすれば、現代の安全保障において最も安上がりの武力は核兵器です」とし、「日本のようにミサイル防衛だけですべて対処し続けるのはコスト面では不利」と指摘しているように、防衛費を抑えるためにも有効な手段なのです。

 

・ただし、財政的な面だけでは、大変厳しい判断になると思います。運用する専門の司令部や部隊を作り、管理する設備、発射する能力などを維持しないといけませんし、古くなるものの交換や処理は相当かかるはずです。さらに実験する場所も、狭い日本にはなく、何かの事件、事故があったら、人口密度の高い日本では致命的なダメージを与える可能性は否定できません。

 

そうしたことを考えると、現状では核武装をしないことのメリットの方が大きいと、私は思います。しかし、研究はギリギリまで行い、地域や世界の安全保障が著しく悪化して、国連に期待ができず、日米同盟が空洞化し、アメリカの核の傘に対する信頼度が低下すれば、主権国家としての日本は、自国を守る権利は当然あります。

 この考えは、石破茂防衛大臣も持っています。

 

実は、トランプ大統領は、大統領選挙の行われた2016年に、スピーチやインタビューにおいて数回、「日本が核武装していい」という発言をしています

 

  1. 徴兵制度(⇔憲法第18条違反、隊員の士気・質の問題)

徴兵制度の復活

・ところが2018年になって、フランスが徴兵制を復活させるという動きがありました。

 

フランス国家「ラ・マルセイエーズ」の意味

・そんな時、ルソーが『社会契約論』の中で展開した、祖国防衛という神聖な義務を負う市民というものは、フランス革命で、現実のものとなります。

 フランス革命政府は、オーストリアプロイセンに宣戦布告をするものの、両軍は1792年8月19日にフランス領内に侵攻し、パリへと近づきます。これに対して、ジャコバン派の呼びかけによって集まった国民軍が危機を救います。9月20日、ヴァルミーの戦いでオーストリアプロイセン連合軍を撃破したのです

 ここに近代国民国家が形成され、祖国を防衛するための国民による軍隊が始まったと考えられています。つまり一般の国民によって、国を守る軍隊を組織することこそが、国民が祖国の主権者という証しそのものという考えです。

 

・この「ラ・マルセイエーズ」は、フランス革命の際にマルセイユからパリに駆けつけた義勇軍が口ずさんだものでした。

 

日本の兵役

・実は日本においても、同様のことが言えます。

 日本において近代国民国家が形成されたのは、明治維新によるものと言えますが、それまでの軍隊は、各藩主に帰属している武士階級によってのみ構成されていました。

 それが近代的兵制改革を経て、農民や商人、職人であっても、みな一律平等に兵役に就くことになります。そのために国家による教育が施され、大きな戦争を経るたびに、社会保障制度が整っていきます。日本においても、まさに兵役こそが近代国家の国民を作り上げたわけです。

 このように、徴兵制とは、これまでの身分制度を破壊して、均質で平等な国民が、自らを守るために自ら武装したことを発端として誕生したものです。ここには、自由・平等という人権思想と、国防が主権者である国民自身の権利義務であるという民主的要素が存在しています。このような思想的土壌があって、初めて国民皆兵による徴兵制という制度が成り立つのです。

 

ヨーロッパ各国における徴兵制の現在

祖国の防衛は、市民の神聖な義務である

・フランスに先駆けて北欧の国スウェーデンも、2010年に廃止していた徴兵制を2018年1月に再開しました。

 

・そして日本の隣国、韓国でも兵役があることは、よく知られています。有名な歌手やサッカー選手が、キャリアを中断して兵役に就くことが、日本でもニュースになるからです。また、北朝鮮は男子のみならず女性も徴兵しています。なお中国は地域ごとの枠を志願兵で満たせない時には徴兵するという制度ですが、現在のところ、ほとんどは志願兵で賄われています。

 ところが、中国は志願兵で賄おうとしていると書きましたが、2010年7月1日より、国防動員法が施行されているのはご存じの通りです。この場合、中国国内で有事が発生した場合、18歳から60歳の男性、18歳から55歳の女性は国防義務の対象になります。これは国内にいる者に限るのではなく、海外にいる中国人でも関係します。

 既にデータは古くなっていますが、平成30(2018)年6月1日の法務省の公開資料によれば、日本国内にいる中国人の数は、74万1656人にも及んでいます。これは在留資格のある人の数のみで、違法で滞在している人々は含まれていません。また、一時的にビサなし旅行で来ている、数十万人も含まれていません。

 言うまでもありませんが、これは自衛隊の総兵力の3倍です。しかも、これは正規軍ではなく、有事の時に動員令が発令された際に、対象になる日本にいる中国人(子供や老人は一応、対象ですが)の数です。正規軍の203万人を加えると相当の数になります。なお、予備軍の50万人もいることを忘れてはいけません。

 

・日本にいる74万人のうち、21万人は東京都に住んでいます。これは、観光やビジネスなどで来ている人、または偽造の別の国のパスポートで来ている中国人も含まれていません。

沖縄県には1000名、登録している中国人がいますが、観光で来ているのは、その何倍かと思われます。平均では、1日約3000人の中国人観光客が沖縄県内にいます。合計して計算したら、沖縄にいる自衛官の数と大きく変わりません。

 ところで、国防動員法は、さらに国防の義務を履行せず、また拒否する者は、罰金または刑事事件に問われることもあり、政府は国民の物資や生産設備の徴用ができ、政府か軍が交通、金融、医療機関やマスコミまで管理できるようになっています。

 

日本の徴兵制の可能性

徴兵制は、この憲法第18条にある「意に反する苦役」に当たり、禁じられているとするのが、戦後の通説であり政府の公式見解になっています。つまり徴兵制は、現状、憲法違反ということになり、もし徴兵制を復活させる場合は、憲法改正が必要になります。

 ところで、徴兵制は憲法違反ではないという人もいますが、文章を読めば、どう見てもそう読み取れてしまいます。裁判になった場合、憲法違反という判決はほぼ間違いなく下されるでしょう。

 

・また台湾では、2018年12月に徴兵制度を終了したという報道がありました。

 

オーストリアでは、2013年に行った国民投票で、圧倒的な過半数で、徴兵制度を維持すべきとの判断を国民が下しました。

 

  1. 契約会社・外国人軍人の採用(⇔忠誠の問題)

民間軍事会社の存在

これは、契約会社ならびにプロの傭兵を使うということです。これもほとんどの日本人にはピンとこないと思いますが、アメリカは普通になっています。

 

とにかくこうした戦争には、莫大なお金がかかります。そこで、少しでもコストを減らし政治的なリスクを避けるために採用されたのが、民間会社との契約なのです。

 

すなわち正規軍には戦争の中核業務である「戦闘行為」だけを担わせ、残りは民間に「外注する」ということですイラクアフガニスタン戦争と戦後処理に要した全体の兵力の半分以上は、契約会社の職員です。

 つまり、正規軍の兵站支援、要人の警護、政府施設の警備、武器・弾薬や食料の輸送警護、警察や軍隊の訓練、地雷や不発弾の処理、テロリストの尋問、特殊作戦………など、これまで軍隊や警察が担っていた業務を、民間の会社と契約して行ってもらうということです。トータルで考えた場合は、こちらの方がコストは少なくて済むのです。

 

・この契約会社は、「戦闘行為」は行いませんが、傭兵を派遣する「民間軍事会社」も存在します。民間軍事会社」というと、多くの日本人は、漫画やアニメの世界だけに存在するものと思っているでしょうが、こうした会社はれっきとして存在しています。

 

・たとえば、トランプ政権の教育長官エリザベス・“ベッツィ”・デヴォスの弟、エリック・プリンスが創業し、アフガンなどで活躍したブラックウォーター社です。

 

民間軍事会社」は、国家や企業と契約して「戦闘要員」を派遣するのが基本です。報酬と引き換えに、契約した分だけ戦う傭兵を派遣するということです。ただし、戦闘地域に兵隊を送り込むのではなく、単に訓練の支援や輸送だけを行い、直接的な戦闘行為は行わないという会社もあります。

 なお、かつては「電話一本で革命を起こすも鎮圧するも思いのまま」という、大きな軍事力を持った企業もありました。

 冷戦末期の1989年に南アフリカで設立されたエグゼクティブ・アウトカムズ社が代表格で、アフリカのアンゴラシエラレオネの内戦で政府と契約するや、圧倒的な軍事力で反政府組織を鎮圧した実績があります。その装備は、東側世界の崩壊で余剰兵器として横流しされたと思しき銃火器、戦車や装甲車、攻撃ヘリから戦闘機まで多数保有していたと言われます。なおこのエグゼクティブ・アウトカムズ社は、1998年に南アフリカ政府非合法と見なされ、解体されました。

 

そうした経緯もあり、現在の民間軍事会社は、国際社会から目をつけられて非合法化されないよう、一見“傭兵派遣会社”とは分からないようにしています。

 

・こうした点から考えると、「超高齢社会」の中、人材難にあえいでいる自衛隊が「民間軍事会社」と契約するというのは、決してファンタジーでもフィクションでもなく、真剣に検討すべき課題であることは理解してもらえるのではないかと思います。

 

傭兵と忠誠心

・ですが、部分的な情報を共有すれば、全体像が見えることは否定できません。これは従来のスパイの一つの手法ですので、米軍の関係者、軍属に、可能な限り個人情報を、SNSはじめ店や外に出かける時、なるべく洩らさないでほしいといつも注意を呼び掛けています。これをオプ・セックと言いますが、残念ながら守る人は少ないです。

 

米軍で活躍した日系人部隊

移民部隊として有名なのは、なんといっても第2次世界大戦での日系人による442部隊でしょう。

 

・日本では、帰化する人々の情報すべてを求める権利もあり、リスクの観点からするとしばらくの間(あるいはずっと)保管する義務があると思います。

 

  1. 自衛隊の効率化

自衛隊の変革と再編

自衛隊を整理し、少ない人員で最大の効果を上げれる組織にすることも同時に行っていく必要があります。

 

  1. 米軍基地との共同使用
  2. 隊員、職員の仕事の効率化
  3. 技術の導入

 

 

 

『逆説の軍事論』   平和を支える論理

陸上幕僚長  富澤暉   バジリコ  2015/6/19

    

 

 

<敵地攻撃の難しさ>

・敵地を攻撃するといっても、軍事的な観点から考えると、これは至難の業です。アメリカですら、目標情報が掴めないと嘆いている現状で、日本がどのように独自に目標情報を得るのか。北朝鮮を24時間監視するためには、どれだけの偵察衛星が必要なのか。

 

・さらに攻撃兵器の問題もあります。日本が核兵器保有していれば、敵ミサイル陣地にでも、あるいは平壌のような都市でも効果的な攻撃ができるでしょうが、核はないのだから、攻撃のためには空爆であろうとトマホークのような巡航ミサイルであろうと天文学的な弾量を整備する必要があります。そのための予算をどこまで投入するのでしょうか。しかも、その効果は未知数です。

 

・ここで、従来型の「個別的安全保障」ではなく、「集団(的)安全保障」の枠組みの中で対応を考えることが重要になってくるのです。複雑な民族感情を越えて協力していくためにも、国連軍または多国籍軍という枠組みを活用することが重要になるわけです。

 

<日本の核武装

・政治家の中には、北朝鮮の核実験に対抗して、日本も核武装の議論をすべきだという人がいます。

 

・重要なのは、ただ核兵器の議論をすることではなく、関連するすべての政治・軍事問題を広く、かつ、もれなく検討し、核を持った場合、あるいは持たない場合の外交の在り方や在来兵器による防衛力整備の在り方を議論することなのです。

 

・政治的にいえば、核武装論の裏側には、「中国の軍備増強への対応」や「アメリカに対する日本の自主性確立」という問題が潜んでいます。

 

・一連のシナリオを想定し、それぞれについてシュミュレーションし、備えておく必要があります。

 

<戦車の再評価>

・日本でも、このテロ・ゲリラ対策のため歩兵を増やす必要があるのですが、人件費が高く隊員募集に苦しむ陸上自衛隊の兵員数を増やすことは困難だといわれています。だとすれば、各地方に防災・消防を兼ね情報・警備を担当するかつての「消防団」のような「郷土防衛隊」が必要となりますが、これを組織するのは防衛省自衛隊の仕事ではなく、総務省と各自治体の役割でしょう。

 ともあれ、防衛省自衛隊としては歩兵の戦いを少しでも効率的にするための砲兵・戦車の数を確保する必要があろうかと思われます。

 

・現在、日本へのテロ・ゲリラ攻撃はありません。しかし、仮に朝鮮半島で動乱が起きた場合、日本全国でテロ・ゲリラ攻撃が多発する恐れは十分に考えられます。

 

<その破壊が直接国民生活を脅かす無数の脆弱施設が全国に存在>

・難民を担当するのは入国管理局でしょうが、何万、何十万になるかもしれない難民を日本はどう受け入れるつもりなのでしょうか。まさか、戦時の朝鮮半島に送り返すわけにはいかないでしょう。この人々への対応が悪ければ、混乱も起きるでしょう。収容施設、給食など生活環境の支援、さらには治安維持のために警察、自衛隊は何ができるのか。そうした有事への準備が既にできているとは寡聞にして聞きません。

 

・さらにいえば、こうした事態は全国で分散同時発生するので、とても現在の陸上自衛隊の歩兵では数が足りません。実は、そのわずかな歩兵を支援する兵器として戦車ほど有効な兵器はないのです。

 

軍事というパラドックス

・さて、軍事とは人間社会固有の概念です。したがって、軍事について考える際には、私たち人間の本質をまずは押さえておかなければなりません。すなわち、「闘争本能」と「闘争回避本能」という人間固有の矛盾した特性です。

 

一部の例外を除き、人は誰しも死にたくない、殺したくないと思っているはずです。にも関わらず、有史以来人間は日々、せっせと殺し合いをしてきたという現実があります。

 19世紀ロシアの文豪トルストイの代表作に『戦争と平和』という大長編小説がありますが、人類の歴史はまさしく戦争と平和の繰り返しだったといえましょう。どうした天の配剤か、人間はほとんど本能のように闘争を繰り返す一方で、争いを回避し平和な生活を維持するための方法を模索してもきました。

 人は一般に他者からの支配、干渉を好まず、誰しも独立(自立)して自由に生きたいと考えているはずですが、自由とは欲望(利害)と切り離せない概念でもあります。

 そして、そうした人間同士が集まり集団(社会)を形成すると必ず争いが起こり、往々にして生命のやりとりにまで至ることになります。それは、民族や国家といった特定の集団内でもそうだし、集団と集団の間においてもしかりです。

 ただ、人間は他の動物と峻別される高度な知恵を有しています。そして、その地位を使い、自分たちが構成する社会の中に法律、ルール、道徳などによって一定の秩序を設計し、争いを回避する工夫をしてきました。

 

・要するに、21世紀の現在においても、「世界の秩序」と「個々の国家の自由・独立」の関係は、「国家」と「個人」の関係よりはるかに未成熟であり、極めて不安定な状態にあるという他ありません。

 軍事について考えるとき、私たちは好むと好まざるとに関わらず、こうした世界に生きているということを認識することから始めるべきでしょう。

 

・ところで、国内の秩序を維持するための「力」を付与されている組織は一般に警察ですが、国際秩序を維持するための「力」とは100年前までほぼ軍事力のことでした。

 現代世界では、経済力、文化力、あるいはそれらを含めた「渉外機能としての外交力」の比重が高まり、脚光も浴びています。しかし、だからといって軍事力の重要性が低下したわけではありません。

 軍事の在り方は戦前と戦後では異なるし、戦後も米ソ冷戦時代とソ連崩壊後、アメリカにおける9・11同時多発テロ後ではかなり変化しています。ある意味で、世界秩序における軍事の重要度は、以前よりもむしろ高まっているといえます。

 

<「世界中から軍事力を排除すれば平和になるのだ」という単純な論理>

・ひとつ、例をあげてみましょう。つい20年ほど前、ルワンダで10万人以上の人々が鉈や棍棒で殺戮されるという悲惨な民族紛争が起きました。私たちは、この事実をどう理解すればよいのでしょうか。

 

・現実には軍事力こそ戦争の抑止に大きな役割を果たしているというのが私たち人間の世界の実相です。

 

・周知の通り、20世紀は「戦争の世紀」といわれています。世界の人口が25億~30億人であった20世紀前半、2度の世界大戦における死者数は5000万人~6000万人にのぼりました。一方、20世紀後半の戦争、すなわち朝鮮戦争ベトナム戦争をはじめとする「代理・限定・局地戦」と呼ばれる戦争での死者数は3000万人以下とされています。また、その間に世界の人口が60億~70億人に増加したことを考え合わせると、20世紀の前半より後半の方が、はるかに平和になった、ともいえます。

 

・米ソ2極時代、互いが消滅するような核戦争を起こすことは、現実には不可能でした。また、核兵器保有しない国同士による戦争が世界戦争に発展しないよう、米ソ2大軍事大国が、通常兵器の威力をもって抑え込んだことも一定の抑止となりました。

 まことに皮肉なことながら、大量破壊兵器である核兵器の存在が20世紀後半の世界に相対的平和をもたらした要因であることは事実なのです。

 

いずれにせよ、歴史が教える通り、最も危険なことは無知であることなのです

・その間、日本政府が宣言した非核三原則にも関わらず、核兵器が持ち込まれていたことも、アメリカの外交文書が公開されたことから明らかになっています。

 以上のような事実から導かれるのは「憲法第9条により軍隊を保有しなかったために日本は平和を享受できた」という説がフィクションだということです。

 

・以上述べてきたことからわかるように、人間の世界において軍事とは平和と不即不離の壮大なパラドックスということができるのではないでしょうか。

 

<軍隊とは、武力の行使と準備により、任務を達成する国家の組織である>

・現実に武力を行使するかどうかではなく、悲惨な歴史的教訓がその背景にあるわけです。現実に武力を行使するかどうかではなく、武力を行使する準備があると相手に理解させることが大切だと考えているのです。

 

安全保障を成立させる4つの方法

・脅威に対して価値を守る手段として次にあげるような4つの方法があるように思えます。

  1. 失って困るような価値は最初から持たない
  2. 脅威(敵)をなくす。または敵の力、意志を弱める
  3. 被害を被っても、その被害を最小限に食い止め、回復するための準備をしておく
  4. 脅威(敵)をつくらない。あるいは敵を味方にする

 

・以上、4つの手段を紹介しましたが、これらを見ても、安全保障の設計には外交と軍事両面が重要だとおわかりいただけるはずです。軍事なくして安全保障は成立しませんし、軍事だけでも安全は確保できません。安全保障においては、軍事と外交が両輪となって機能していくということをここでは理解してください。

 

<情報>

なぜいま「情報」なのか

大東亜戦争時の帝国陸海軍は「情報」を軽視しそれ故に敗れた、ということがよくいわれます。私もその意見に同意します。確かに、作戦畑しか経験しなかった元帝国陸軍将校の一部に、自衛隊員になってからも「あの情報屋たちの書く情報見積もりなど、30分もあれば俺がひとりで書いてみせる」と言う勇ましい人がいたことは事実です。ですが、このような情報軽視の根本的原因は、このような作戦将校たちにあったのではなく、情報将校をも含む陸海軍全体に、さらにはその背景をなす日本国民全体の中にこそあった、と知らなければなりません。

 

・民主主義世界ではすべての情報を互いに公開すべきだという意見がありますが、「闘いの世界」では秘密保全は極めて重要なことです。それは民主主義世界においても皆さんの個人情報が保全される必要があるということと実は同義なのです。

 正しく説得力のある情報は、作戦担当者の決断を促し、時にはその決断を強要するものでなければなりません。情報は学問の世界における「知識ならぬ知(智)」です。日本では「水と情報は無料」だという誤解がありますが、これらは本来極めて価値ある(高価な)ものであると認識する必要があります。自衛隊が、そして国中が情報の価値を認識した時、情報軽視(蔑視)という悪弊は消え去り、国民もより強靭になることでしょう。

 

機械的情報と人間情報

・そして、最も上質の人間情報とは、相手の意図を戦わずして我が意図に同化させることなのです。その意味では今、政治的にも「首脳外交」が、そして軍事的には「防衛交流」が、ますます重要になってきているといえるでしょう。

 

「三戦」時代の情報

・既に述べたことですが、中国は「今や三戦(心理戦、広報宣伝戦、法律戦)の時代である」と自ら宣言してその「戦い」を推進しています。彼らは、その三戦の背景を為すものとして軍事力を極めて有効に使用します。

 我が国の安全保障分野に従事する者は、その中国の三戦の背景にある軍事力がどのようなものであるかを見抜く情報能力を持たなければなりません。

 

・逆に、自衛隊の軍事力が日本の三戦の背景の一部としてどれだけ効果的なものであるか、それを増強するにはどうすべきか、について国家安全保障局、外務省、財務省に進言しなければなりません。

 すなわち、現代の軍事情報そのものが三戦(心理戦、広報宣伝戦、法律戦)を含んだ戦略分野に移行しつつあるということなのです。

 

<作戦>

戦略と戦術

・軍事における作戦は、将校(幹部自衛官)の本業(主特技)だといわれています。しかし、情報を軽視した作戦はあり得ないし、後述する教育・訓練や兵站を無視した作戦もあり得ません。

 

アメリカの存在感の相対的低下、中国の経済力・軍事力の爆発的拡大と覇権的野望、北朝鮮の核保有、韓国の国家レベルでの反日キャンペーン。冷戦後、ほぼ同時期に起こったこうした変化は、当然のことながら日本の安全保障に大きな影響を及ぼさざるを得ません。

 加えて、戦後長らく続いた日本の経済中心戦略は綻びを顕にします。バブル崩はじめとする壊を経て、肝心の経済力の凋落は覆うべくもありません。経済紙誌をはじめとするメディアが日本の状況を「第二の敗戦」と表現してから久しく時が流れました。

 

・いずれにせよ、戦略とは自衛官(軍人)の問題ではなく、政治家、そしてその政治家を選ぶ国民1人ひとりの問題であるということをここでは指摘しておきます。

 

戦術における基本原則

・「専守防衛」という言葉は、かつての自衛隊では「戦略守勢」といっていたのですが、1970年頃に中曽根防衛庁長官がつくった『日本の防衛』において「専守防衛」に換えられました。もっとも、この「専守防衛」という言葉をはじめに発明した人は中曽根長官ではなく、意外にも航空自衛隊幹部(一空佐)であったという話です。

 国策を変えるということは戦略を変えるということなので、現職自衛官からは言い出しにくい問題です。しかし、私ども自衛官OBは、「攻撃は一切しない」と誤解されやすく、自衛官という専門家の手足を必要以上に縛りかねないこの「専守防衛」を「専守守勢」という本来の言葉に戻してほしい、と考えています。

 

日本の戦略

・日本の戦略は、外交・経済・文化・軍事等の専門家の意見を聞いて、国民の代表たる政治家が決定すべきものです。その意味で、2013年の秋に新組織・国家安全保障会議によって、日本初の「国家安全保障戦略」ができたことは、評価されてもよいと私は考えています。

 

・確かに、現代の日本の脅威は「大量破壊兵器の拡大」と「国際テロ・ゲリラ」なのです。

 

PKO等海外勤務の増加

・「後方部隊は後方にいるので安全である」というのは正に神話です。後方兵站部隊は防御力が弱いので、敵方からすれば格好の攻撃目標となります。また後方兵站部隊が叩かれれば戦闘部隊の士気は下がり、戦闘力も確実に落ちます。

 

<装備>

オールラウンドな装備体系を

・これらの兵器(装備)は、互いにそれを使わないようにするために存在するのですが、どんな兵器がどこで、いつどのようにつかわれるかは不明です。数量の問題については別途検討する必要がありますが、装備の質はオールラウンド、すべて整えておくというのが正道なのです。

 なお、核兵器による抑止という面についていえば、現実に保有しなくても保有できる能力を持ち続けるということで日本は対応すべきだと私は考えます。

 

これからの自衛隊

変化する自衛隊の役割

・世界情勢の変化に対応して、自衛隊に求められる役割も大きく変化してきています。

繰り返しになりますが、現在の自衛隊が求められている任務は次の3点です。

  1. アメリカ主導の一極秩序を維持するためのバランスウェイト(重石)、あるいはバランサー(釣り合いを取る機能)となること
  2. 各国との共同による世界秩序を崩す勢力の排除
  3. 世界秩序が崩壊した時への準備

 

しかし、いつの日か最悪の状況下で個別的自衛だけで生き延びなければならなくなった時、最期の頼りとなるのは自衛隊です。そう考えると、何よりも人材の育成と技術開発が重要になります。具体的な兵器を揃えるとか、部隊の編成をどうするかという話よりも、どのような状況にも対応できる人と技術を備えておくことが、防衛力の基礎となるのです。

 日本の防衛力整備を考えると、現在はハードよりもソフトが重要になっています。人材や情報ももちろんそうですが、自衛隊が行動する上での法律や運用規則の整備も必要です。

 

「自衛」を越えて

憲法改正をめぐる議論の中で、自衛隊の名称を変更すべきだとする話があります。自民党憲法改正案では「国防軍」となっています。長い間務めた組織ですから、自衛隊の名前には愛着がありますが、私も改称する時期に来ていると思います。

 

陸上自衛隊への期待

・そして外国からの援助が期待できなくなった時、最も頼りになるのは国産装備です。すべての装備というわけにはいきませんが、本当に基幹となる装備だけは、自前で生産とメンテナンスができる体制をつくっておかなければなりません。こればかりは事態が迫ってから準備を始めても間に合わないので、30年後、50年後を見据え、今から基礎を打っておくことが必要です。

 最後に、すべてを通じて最も重要な事は、第一も第二も第三の役割も、どれをとっても自衛隊だけでは果たし得ないということです。国民・地元民・友軍・ボランティア団体等の絶大な信頼と支援がなければ、自衛隊は何をすることもできないのです。

 

自衛隊は強いのか

・そこで、「艦艇の総トン数にして海上自衛隊は世界5~7位の海軍、作戦機の機数でいうと航空自衛隊は世界で20位ぐらいの空軍、兵員の総数からし陸上自衛隊は世界で30位前後の陸軍、というのが静的・客観的な評価基準です。真の実力はその基準よりも上とも下ともいえるわけで、想定する戦いの場によって変わってきます」と答えることにしています。

 

・現実に、隊員たちは極めて厳しい訓練に参加しており、安全管理に徹しつつも、残念ながら自衛隊発足時から60年間に1500人(年平均25人)を超える訓練死者(殉職者)を出しています。殉職した隊員たちは、この訓練は危険な厳しい訓練だと承知した上でこれに臨み、亡くなった方々です。

 

・「自衛隊は強いのか」という質問は、実は「国民は強いのか」と言い換えて、国民1人ひとりが自問自答すべきものなのではないか、私はそう考えています。その意味で徴兵制の有無に関わらず、「国民の国防義務」を明記した多くの諸外国憲法は参考になると思います。

 

 

 

自衛隊の情報戦』  陸幕第二部長の回想

塚本勝一  草思社  2008/9

 

 

 

情報担当

陸上幕僚監部(陸幕)の第二部(情報担当)長をつとめ、朝鮮半島の問題のエキスパートとして知られる元高級幹部が、ベールに覆われていた活動の実相を初めて明らかにする。

 

・「よど号」ハイジャック事件と「金大中拉致事件」が多くのスぺ―スを占めているが、これは前者は、私が直接体験した事件であり、これを刻銘に追って記録としてとどめ、後者はなんの根拠もなく陸幕第二部が中傷されたことがあり、これまで適切な反論がなかったのでやや詳細に事実を記述した。

 

これからの防衛省に何が必要か

国防力の狙いは「抑止力」

・国防力の最大の狙いは「抑止力」なのである。だから防衛省などと言わずに「国防省」とし、日本の強い意志を内外に示したほうがよかったであろう。強い意志を示すことが一つの抑止なのである。この自主国防への意識の改革が、まず重要な課題である。

 

イラク派遣の無形の収穫

・一方でイラクへの自衛隊派遣は、自衛隊自身にとって大きな収穫があった。それは、自衛官一人ひとりが統率の緊要性に目覚めたことであった。平和な状態に馴れた自衛隊は、物質万能の世相を受けて、ややもすれば物品を管理する曹(下士官)が幹部(将校)より力を持つことになった。イラクへの派遣は、この傾向を霧散させた。指揮系統の重要性を体得して、軍(部隊)の統率の本来あるべき姿に帰ったのである。この無形の収穫は、はかり知れないほど大きい。

 

武装集団にとって、士気は重要な要素である

・私の体験からも、自衛隊は永年にわたって下積みの苦労を味わってきた。当初は「税金泥棒」とすら言われ、その後も日陰の扱いが続いた。それに耐えて黙々と訓練にはげみ、災害派遣では最も厳しい場で任務を果たしてきた。

 

<老兵からのメッセージ>

・当時の日本軍は、第1次世界大戦か日露戦争の頃とあまり変わらない歩兵が主体の軍隊であった。いわゆる「75センチ、114歩」、すなわち歩幅は75センチ、1分間に114歩で行動するしかないということだ。戦後になって米軍がジープという小型の全輪駆動車を、ごく普通に使っているのを見て驚いたものである。

 

・その後、内地の陸軍通信学校に入校し、すでに米英軍ではレーダーが実用化されていることを知った。科学技術の遅れを痛感させられたが、われわれ軍人だけではどうしようもなかった。また陸軍大学校の最後の卒業生の一人として、ほんの少しだけにしろ、終戦当時の大本営の緊迫した空気にも接した。戦後、旧軍人に対する公職追放の解除とともに、警察予備隊に入隊し、創隊当初の苦労も味わった。

 警察予備隊では米軍人が顧問で、最初は旧軍人を完全に排除していたため、米軍のマニュアル(教範)を日系二世が翻訳して訓練していたから、珍談にはこと欠かない。

 

・自分で経験し、または見聞したことを、断片的ながら取り上げ、なんらかの参考になればと記述したものが本書である。「針の穴から天井をのぞく」「九牛の一毛」の謗りは免れないが、あえて世に問うものである。

 

リーダーシップ。長幼の序、軍紀、科学技術

終戦間近の陸軍大学校でも科学教育はなされており、われわれは仁科研究所の所員から核兵器の講話を聞いたことがある。原子爆弾についての机上の研究は終わり、製造の予算を請求したが却下されたとのことであった。この戦局ではそんな予算がないし、間に合わないであろうという理由だったそうである。

 そこで仁科研究所は原子爆弾の開発を中止し、殺人光線の研究に切り替えたと語っていた。今に言うレーザー光線のことであろうが、大きな設備で至近距離の小動物を殺傷するのが限界だったようである。またこの研究所には、優秀な朝鮮系の研究者がおり、そのうちの3人が戦後に北朝鮮に渡り、北朝鮮核兵器開発の中堅となったことは、時世の運命としか言いようがない。

 

「ときすでに遅し」の陸軍中野学校

明治維新における西郷隆盛も、謀略を駆使して無益な戦闘を避けつつ、徳川幕府を倒した。また日露戦争中における明石元二郎大佐(のち大将)の対露工作も著名であった。明石大佐はストックホルムを拠点とし、ロシアの反政府組織を支援し、日露戦争を側面から支えた。この工作資金として百万円支給されたと言われるが、当時の陸軍予算が四千二百万円であったことを思えば、その巨額さには驚かされる。

 

山本五十六連合艦隊司令長官は、開戦に先立ち「1年は暴れて見せる」との言葉を残したが、その後については、「2年、3年となれば、まったく確信が持てない」と率直に述べている。

 

・人の発言の裏を読むことを訓練されている情報屋が山本五十六の発言を耳にすれば、2年目からは自信がない、戦争終結の方策を考えよと言っていることに気がつく。それが情報担当者の習性であり、かつ責務である。ところが当時の情報屋の発言力は弱く、そこまで読んだ人が表に出られなかった。そして、純粋培養された中堅の幕僚のほとんどは、当面の作戦のほかに考えが及ばなかった。これが国を大きく誤らせたと言える。

 

<「南京事件」と宣伝戦の巧拙>

<2年後の南京に「戦場のにおい」なし>

間違えてはならない住民対策

・この沖縄戦の例は、軍と国民のあいだに密接な協力関係があっても、なお国内戦では住民対策がむずかしいことを示している。わが国では地上戦がきわめて困難であり、ほとんど不可能であることを実証している。

 専守防衛を攻略するわが国では地上戦ができないとなると、防衛の策はただ一つ、強力な海、空戦力とミサイルによる抑止力に頼らざるを得ないことになる。洋上や領海で侵攻してくる敵をことごとく撃滅する力を誇示するほかはないのである。

 

つくり出された従軍慰安婦問題

<旧日本軍に「従軍慰安婦」はない>

<部隊と慰安所の本当の関係>

<広報・宣伝に6割、戦闘に4割>

以上述べた「南京事件」と慰安婦問題から得られる教訓は、広報の重要性と、もう一つ、軽々しく謝罪してはいけないということであろう。

 

・紛争を引き起こす勢力は、戦闘で勝とうとは思っていない。正面から正規軍とぶつかって勝てるような力を持っていないことが多い。世間を騒がせたり、民衆に恐怖心を抱かせたりするのが目的であり、あるいは相手国のイメージダウンを図ったり、内部で暴動を起こさせたりする。目的を達したり、追えば手を引き、隠れてしまう。

 このような敵に勝つためには、個々の戦闘に対処するだけでなく、広報や宣伝で圧倒してしまうことが重要となる。われに同調する国、民衆を多くして、厄介な敵を孤立させるのである。そのために広報は重要な戦力なのである。

 

非難を覚悟で「河野談話」の取り消しを

広報・宣伝とともに留意しなければならないのは、国際関係では絶対に謝ってはならないことである。謝るにしても、最大は「遺憾に思う」が限度である。

 

・まさか慰安婦問題で、国交断絶までする国はないであろう。しかし、ODA(政府開発援助)を取られ、日本の安保理常任理事国入りをさえぎられた。日本のような人権無視の国に常任理事国の資格はないと言う。これは「河野談話」など出して、こちらが最初に謝ったのが間違いだったのである。

 国際関係では、曖昧な表現がなされれば自分の有利なように解釈する。陳謝すれば、そこで終わりとなり、あらゆる不利な話を押しつけられる。「河野談話」を取り消さないかぎり、日本にとって不利なことばかりが続く。取り消すとなれば、これまた大きな非難を覚悟しなければならないであろう。

 

専守防衛」の政略に縛られる

・現在の自衛隊には、中野学校のような教育機関はないし、謀略、諜報の機能をもつ組織もない。自衛隊は、憲法に基礎がある「専守防衛」との政治戦略の拘束を受けるので、謀略、諜報にはなじまないところがある。

 

あるべき防衛省の“情報”

「人事と予算」二つのネック

・情報重視と叫ばれて久しい。専守防衛の国だから、ウサギのような大きな耳を持つべきであると語られてきた。ところが、あまり実効はあがっていない。私の経験からすれば、人事と予算という大きなネックがある。

 

東アジアの情報に弱いアメリ

CIAも万能な情報機関ではなく、弱点もある

・CIAは、ブリック・システムをとっている。煉瓦の積み上げ方式と言われるもので、個々の要因は多数の煉瓦の一つで、それを積み立てて情報組織を構成している。私が陸幕第二部長であった1970年代初期におけるCIAの活動の重点は、当然ながらソ連と中東であった。そのためのアジア正面での煉瓦の壁は薄かった。薄い壁だから、一ヵ所が崩れれば、全体が瓦解する。それが弱点であった。

 情報面での自衛隊のカウンターパートは、米国防総省のDIA(国防情報局)であり、これはピラミッド状の部隊組織をとっている。これも強力な情報機関であり、主として軍事情報を扱っている。CIAは政治や経済が主な対象であるから、そこに自ずから努力の指向が異なってくる。また東アジアに強いのはDIAで、CIAは弱い。極東正面では、DIAがCIAを補完するという関係があったように見受けられた。

 

非核三原則」を見直すべきときが来た

北朝鮮は国際世論や取り決めなど、まったく眼中になく実験を強行したのだから、いったん核兵器を手中にすれば、なんの躊躇もなくこれを使うと見なければなるまい北朝鮮は、十分日本に届く弾道ミサイルの実験をして、すでに配備を終えている。この核実験は日本にとって衝撃的な出来事であった。

 そこで日本国内に核兵器対抗論が沛然として起こるかと思ったが、「持たず、作らず、持ち込ませず」の「非核三原則」にすっかり溺れているのか、世論はほとんど反応しなかったように見受けられた。有力な閣僚が核政策について議論すべきときが来ていると至極当然の発言をしたことに対して、野党の幹部をはじめマスコミ、媚中媚朝派の学識者らが反発して、議論の芽を完全に閉じ込めてしまった。

 

もし広島型核兵器が東京を直撃したならば、死者50万人、負傷者3百~5百万人という慄然とする予測を、これらの人たちはどう考えているのだろうか。おそらく、「そのような問題はわれわれの世代には起こらない」「後世の者が考えて苦労すればよい」といった程度に思っているのだろう。西郷隆盛座右の銘の一つにしていた「先憂後楽」とは

ほど遠い。

 核兵器をめぐる事態は、より早く進んでいる。今すぐ対処の方法をたてなくてはならないほど切迫しているのである。

 

核兵器に関しては、日本はアメリカの核の傘に頼らざるを得ないのである。アメリカも核の傘を日本に提供すると言明している。ところが、日本は非核三原則を政策の重要な柱と位置づけている。

 核兵器は「抑止の兵器」だから、平時には非核三原則も有効と考えてもよいであろう。ところが、日本が核攻撃を受けるのではないかというほどの事態が緊迫すれば、アメリカの核政策と非核三原則と矛盾する点が浮上してくる。日本はアメリカの核政策を享受しながら、それに制限を加えている。非核三原則の第三、「持ち込ませず」である。アメリカの立場から見れば、「(アメリカは)日本を核兵器で守れ、しかしそれは持ち込むな」ということになり、これでは身勝手すぎる。

 そこで、日本に核兵器の危機が迫るような情勢になれば、アメリカと調整して、「持ち込ませず」の原則の撤廃を宣言することが緊要である。この宣言をするだけでも大きな抑止力となる。抑止力とは、形而上の問題である。だから、あらゆる手段を最大限に活用しなければならない。いたずらにきれいごとにこだわり、いつまでも非核三原則にしがみついていれば、核兵器の抑止力は破れ傘となる。

 

「持ち込ませず」の原則を撤廃するとともに、領空や領海を含む日本の国内に配備されたアメリカの核兵器使用権限の半分を日本が持てるように協定することも考慮すべきであろう。

そうすれば、核抑止力の信頼性はより確実なものになる。繰り返しになるが、核抑止も結局は形而上の問題であるから、抑止効果のある施設を研究して、積極的に採り入れることが重要である。

 

・現在の迎撃方式が完璧でないとなれば、弾道ミサイル防衛と並行して、相手のミサイル基地を叩くミサイル報復攻撃の整備も必要になってくる。日本は専守防衛の政略によって拘束されているので、反撃のためのプラットホームは国内か領空内に限られる。軍事的合理性を追求できないことになるが、それでも核攻撃を受ければ、その発射基地、発進基地を徹底的に叩く報復攻撃の準備は必須である。

 

前防衛事務次官汚職による逮捕

・日本防衛の最高責任者は首相であり、次いで防衛大臣であることは周知のことだが、実質平常業務の最高責任者は事務次官であると聞けば多くの人は驚くだろう。

 だが、そうなっている。事務次官はほかの9人の参事官(内局の局長等)の補佐を得て、大臣の指揮下にある統合幕僚長、陸海空幕僚長、情報本部長等を束ねて防衛省の意思を決定し大臣に報告する。補佐官のない大臣は「よかろう」と言って防衛省の行動方針を決める。つまり、平常の業務はシビリアンコントロール(政治統制)ではなく、官僚統制となっているのである。

 平時と有事との限界ははっきりしないから、官僚統制の状態はずるずると有事にまで及ぶ危険性がある。本書はシビリアンコントロールの実を発揮するため、まず軍政と軍令を分離し、軍令は統合幕僚長が、軍政は事務次官が、同等の立場で大臣を補佐することを提唱した。それが本当のシビリアンコントロールなのだが、その方向に進むことを期待している。もしそうなれば、前事務次官の逮捕という災いが転じて福をなすことにもなると思う。

 

 

 

自衛隊秘密諜報機関』  

 青桐(あおぎり)の戦士と呼ばれて

阿尾博政  講談社    2009/6/5

 

 

 

胸に刻まれた諜報任務の重み

・数週間の教育が終わり、やがて、私が兄貴と呼ぶことになる内島洋班長のもとで仕事をすることになった。内島班は、内島班長、班員の根本、伊藤の3名で構成されていて、当時は、新宿区大久保の住宅地にあった2Kのアパートの一室を事務所としていた。

 こうした諜報の拠点は、存在を隠すために、約2、3年ごとに転出をくり返すのだが、ここに私が新米諜報員として加わったのだ。

 最初の担当地域は極東ロシアであった。このため、ロシア語を勉強しなければならず、夜間は御茶ノ水にあったニコライ学院に通った。

 また、調査の縄張りに新宿区が入っていたことから、暇を見つけては、当時、四谷にあった伊藤忠の子会社であるロシア貿易専門商社「進展貿易」にもよく通ったものだった。

 

伊藤忠は、元関東軍参謀の瀬島隆三が戦後に勤務した会社で、この瀬島とソ連(現・ロシア)との関係に疑問符がつけられていたことから、私も内偵をしたことがあるのだが、結局、これといった確証は得られなかった。

 

・秘密諜報員という任務の厳しさを思い知らされたのも、この時期である。

 極東ロシアの軍事拠点であるナホトカとハバロフスク白地図を、詳細な地図に作り直す仕事を私が担当することになった。今ならスパイ衛星などのハイテク機器を使うのだろうが、そんな代物などなかった時代だ。地道に見たこと、聞いたことを地図に書き込み、国防に役立てるしかなかったのだ。

 

・私は、まずナホトカの地図作りから取り掛かった。ナホトカと日本を行き来する木材積み取り船があったので、私は搭乗していた通訳を買収した。そして、通訳が現地へ行こうとするたびにカネを渡し、知りたい情報を仕入れてきてもらった。こうしてナホトカの地図は、ほぼ完璧に仕上がった。

 

秘密諜報機関の誕生

・諜報活動はいわば放任主義で、工作資金についても自由裁量でいくらでも使うことができた。私も湯水のごとく工作資金を使ったが、班長も先輩たちも一言の文句もいわなければ、何の注文をつけずに、ただ部下の行動を静かに見守るといった態度だった。

 そこで昔のコネを思い出して、経団連副会長だった植村甲午郎実弟である植村泰二が所長をつとめる「植村経済研究所」の人間として活動を開始した。だが、諜報員として成果を挙げて、先輩に負けてなるものかと努力すればするほど、ある疑問が心のなかで大きく育っていった。それはムサシ機関が得た成果を、米国側がすぐに知るという点だった。

 

怪傑ハリマオのモデルと藤原岩市

・この藤原岩市と山本舜勝は、ともに戦前の陸軍中野学校で教官をつとめ、藤原のほうは太平洋戦争の初期にF機関の機関長として、マレー半島で大活躍をした。戦後、テレビで大人気だった『怪傑ハリマオ』のモデルであり、マレーの虎「ハリマオ」と呼ばれた谷豊を諜報員として育成したのが、この藤原岩市である。

 

・また、後に調査学校の副校長に就任する山本舜勝のほうだが、彼は私の調査学校時代の教官で、青桐会の先輩と後輩として、友情は長く続い

た。山本は藤原とは対照的な、行動派だった。三島由紀夫と山本舜勝とのことは、『自衛隊「影の部隊」三島由紀夫を殺した真実の告白』(山本舜勝著 講談社)に詳しいので、興味のある方は一読してみるといいだろう。

 藤原と山本は、私にとって人生の恩師といえる存在だった。

 

秘密諜報員の日常

・諜報は国防や国益に関わる重要な仕事だが、その内容は案外地味なものだ。上層部から「これをやれ」と命じられたら、「分かりました」と返事をし、任務遂行のため黙々と課題をクリアしていくだけである。ときには命に関わる危険な仕事もあるが、「007」のジェームズ・ボンドのように、さっと銃を抜いて敵を撃ち、危機を脱するようなことなどないのだ。

 そして任務が完了したら、せっせと報告書を仕上げ、上司に提出する。ときには、部下数名と徹夜で報告書を書き上げたこともある。基本は、普通のサラリーマンと何ら変わらないのだ。

 

国家の秘密は書にあり

・何もジョームズ・ボンドの真似をしなくても、その国の正規の出版物をよく整理し、比較研究すれば、国の動きは読み取れるのだ。

 とくに軍の機関紙である『解放軍報』には、表面的には隠していても、やはり書き手も軍の人間だから、軍人としてのプライドや思いといったものが滲み出た表現の文章がある。その裏を読んでいけば、かなり正確な情報がつかめるものなのだ。

 

 

 

『日米秘密情報機関』

影の軍隊」ムサシ機関長の告白

平城弘通   講談社   2010/9/17

 

 

 

日米秘密情報機関は生きている

・「ムサシ機関」とは、陸幕第二部別班、通称「別班」のことを指す。昭和47~48年ごろ、共産党の機関紙「赤旗」によって、秘密謀略組織「影の軍隊」であると大きく宣伝をされ、国会でも追及を受けた組織だ。昭和48年(1973年)に金大中拉致事件が起きたときには、これも「別班」の仕事ではないかということで、また騒がれた。

 

・私は陸軍士官学校出身の職業軍人として中国大陸で転戦し、昭和26年(1951年)、警察予備隊自衛隊の前身)に入隊した。22年間の自衛官生活のうち、中隊長(第8連隊第3大隊の第12中隊長)、大隊長(第7師団第7戦車大隊長)、連隊長(第7師団第23普通科連隊長)を務めた一時期以外は、大部分を情報将校として仕事にあたってきた。

 

・そのころは、米ソ冷戦時代で、両陣営の衝突は日本国内に甚大な影響をもたらすことは火を見るより明らかだった。自衛隊で早くからソ連情報を担当した私は、共産主義とは何か、その歴史的事実等に興味を持ち、研究を進めるうち、その非人道的な残酷な史実を突きつけられ、反共の思想を持つに至った。

 

・今日、非常の事態、たとえば大規模・同時多発テロ北朝鮮の核攻撃、中国軍の南西諸島侵略など、現実の脅威に備えるため、政治家や国民が真剣に考えているのかどうか、誠に心許ない。しかし、情報機関は存在そのものが「秘」であり、いわんや活動の実態については極秘でなければならぬと信じている。

 

・さらに、三島由紀夫に影響を与えたとされている山本舜勝元陸将補(元自衛隊調査学校副校長)は、平成13年に出版した『自衛隊「影の部隊」 三島由紀夫を殺した真実の告白』で、自衛隊の諜報活動の存在を明らかにしている。

 加えて近年、「自衛隊 影の部隊」に関する本が、塚本勝一元陸幕ニ部長(『自衛隊の情報戦陸幕第二部長の回想』)や松本重夫調査隊第一科長(『自衛隊「影の部隊」情報戦 秘録』)らによって相次いで出版され、さらに先述の阿尾が『自衛隊秘密諜報機関』を出して、そのなかで本人が別班に所属していたことを公表した。そして、「ムサシ機関」という秘密機関は実在し、機関長は平城一佐だったと暴露してしまったのだ…………。そのため私は、多くのマスコミから電話や手紙による取材攻勢を受け、その対応に苦慮した。

 

・とくに、その是非は別として、現在は専守防衛を国是とする日本では、情報こそが国家の浮沈を握る。その中心部分を担う「日米秘密情報機関」、いってみれば「自衛隊最強の部隊」が、その後、消滅したとは思えない。私は、現在でも、この「影の軍隊」が日本のどこかに存在し、日々、情報の収集に当たっていると確信している。

 

明石元二郎大佐は日露戦争全般を通して、ロシア国内の政情不安を画策、日本の勝利に貢献した。そのため、彼の働きを見たドイツ皇帝ヴィルヘルム二世は、「明石元二郎一人で、満州の日本軍20万人に匹敵する戦果をあげた」と賞讃した。また、陸軍参謀本部参謀次長の長岡外史は、「明石の活躍は陸軍10個師団にも相当する」と評している。

 明石のDNAを、自衛隊は、いや日本人は受け継いでいるのだ—―。

 

東方二部特別調査班の活躍

・私が力を入れた東方二部特別調査班(調査隊所属)は、昭和44年3月、編制を完了し、大阪釜ヶ崎を経て山谷に入り訓練を重ね、同年6月から本格的行動に移った。一部を横浜方面に派遣し、主力は山谷を拠点として、さまざまな集会、とくに過激派の集会には必ず潜入させ、各種の貴重な情報を入手させた。ただ、攪乱工作をやるような力はなく、もっぱら情報収集を秘密裡に行う活動だった。

 私は武装闘争をいちばん警戒していたから、武器を持っているか、どのくらいの勢力か、リーダーは何をいっているのか、そのようなところに重点を置いて情報を収集した。

 

三島由紀夫との出会い

三島事件は、自衛隊史上、最大の汚辱事件

・私の二部長時代には、文壇では既にノーベル文学賞作家に擬せられる大家であったが、文人としては珍しく防衛に関心のある人物として、三島に好意を持っていた。

 

・その後、事件の詳細を知るにつけ、私が痛感したことがある。それは、三島の憂国の至情はわかるとしても、あのような内外情勢、とくに警察力で完全に左翼過激勢力を制圧している状況下で、自衛隊が治安出動する大義がない、ということだ。それを、事もあろうに、いままで恩義を受けた自衛隊のなかで総監を監禁し、隊員にクーデターを煽動するとは……。

 

二将軍は果たして裏切ったのか

・だが私は、三島がそれにあきたらず、自ら立案したクーデター計画の実行にのめり込んでいく様子に気づいていた。(中略)武士道、自己犠牲、潔い死という、彼の美学に結びついた理念、概念に正面切って立ち向かうことが私にはできなかった。(中略)

 三島のクーデター計画が結局闇に葬られることになったのは、初夏に入ったころだった。私はその経緯を詳しくは知らない。(中略)

 いずれにせよ二人のジェネラルは、自らの立場を危うくされることを恐れ、一度は認めた構想を握りつぶしてしまったのであろう。(『自衛隊「影の部隊」三島由紀夫を殺した真実の告白』山本舜勝、講談社

 

三島には大局観を教えなかったがために

・以上のような山本舜勝氏の回想記を読んだ私の所感は次のようなものだった。

 まず、山本一佐の教育は兵隊ごっこといわれても文句のいえないもの。情報活動の実務、技術は教えているが、情勢判断、大局観を教えていない。とくに、三島の檄文を除いて、この著書のどこにも警察力のことが書かれていない。三島のクーデター計画でも、警察力には触れず、いきなり自衛隊の治安出動を考えているが、自衛隊の出動事態に対する

研究がまったく不足している。

 

 

 

自衛隊「影の部隊」情報戦 秘録』

松本重夫  アスペクト     2008/11

 

 

 

<影の部隊>

・かつてマスコミや革新政党から「影の部隊」あるいは「影の軍隊」と呼ばれ、警戒された組織があった。自衛隊にあって情報収集と分析を専門に行う「調査隊」だ。私は調査隊の編成からかかわった、生みの親の一人である。

 

・私は陸軍の兵団参謀の一人として、終戦を迎えた。戦後たまたま米国陸軍情報部(CIC)と接点を持ったことから、彼らの「情報理論」の一端に触れることになった。

 

 それはかつて陸軍士官学校の教育にも存在していなかった、優れて緻密な理論体系だった。それを研究すればするほど、私は日本の敗戦の理由の1つは、陸軍のみならず日本の国家すべてが「情報理論」の重要さを軽視したことにあると確信した。残念ながら戦後半世紀以上たった現在も、その状況は変わっていない。

 

葉隠」の真意

・1945(昭和20)年8月5日、私は宮中に参内して天皇陛下に拝謁を賜り、茶菓と煙草を戴いて、翌6日、陸軍大学の卒業式を迎えた。卒業式終了後、記念写真を撮り昼食の会食となる。そのころに、学生の仲間内で広島に大型爆弾の投下があったという噂を聞いた。その大きさは6トンまたは10トン爆弾かというような情報が流れ、「原爆」という表現は伝わらなかったが、しばらくして、「原子爆弾」という情報が不確定的ながら耳に入り、大変なものが投下されたなと思いつつも、各自、それぞれの任地に向かった。

 

三島由紀夫事件の隠れた責任者

・1970(昭和45)年11月25日、作家の三島由紀夫が「盾の会」会員とともに市ヶ谷自衛隊駐屯地、東部方面総監室に立てこもり、割腹自殺を遂げた。私は当時、既に自衛隊を退職し、情報理論と独自の情報人脈を駆使して、民間人の立場で「影の戦争」を闘っていた。

 

三島事件の陰には調査隊および調査学校関係者がかかわっていたことは、山本舜勝元陸将補が『自衛隊「影の部隊」・三島由紀夫を殺した真実の告白』(講談社刊)という著書で明らかにしている。

 

 私は、山本氏が三島由紀夫を訓練しているということは、それとなく聞いていた。

そのとき私は、「ビール瓶を切るのに、ダイヤの指輪を使うようなことはやめた方がいい」と話した覚えがある。私は、山本氏らの動きは、三島のような芸術家に対してその使いどころを間違えていると思っていた。

 

・山本氏は、私が幹部学校の研究員(国土戦・戦略情報研究主任)だったときに、調査学校長だった藤原岩市に呼ばれて、調査学校に研究部員として着任してきた。研究テーマは私と同じ、専守防衛を前提としての国土戦つまり遊撃戦(ゲリラ戦)であった。私はその当時、韓国の予備役軍人や一般国民で組織される「郷土予備軍設置法」なども参考にしながら「国土戦論」を練り上げていた。

 

・山本氏らが調査学校の教官となり、「対心理過程」などの特殊部隊の養成を担当することになった。それが前述したように当初の私の構想とは異なった方向に進んでいたことは気づいていた。結局そのズレが「青桐事件」となり、三島由紀夫に「スパイごっこ」をさせてしまうような事態を招いてしまうことになったのだといわざるを得ない。

 

・山本氏に三島を紹介したのは藤原岩市である。山本氏によって通常では一般人が触れることのできない「情報部隊の教育」を受けさせ、三島の意識を高揚させることに成功するが、三島がコントロールできなくなると、藤原らは一斉に手を引き、山本氏と三島を孤立させていく。そのあたりの経緯を山本氏の著書から引用してみよう。

 

 文学界の頂点に立つ人気作家三島由紀夫の存在は、自衛隊にとって願ってもない知的な広告塔であり、利用価値は十分あった

《しかし三島は、彼らの言いなりになる手駒ではなかった。藤原らジュネラルたちは、『三島が自衛隊の地位を引き上げるために、何も言わずにおとなしく死んでくれる』というだけではすまなくなりそうだということに気づき始めた》

 

《藤原は三島の構想に耳を傾けながら、参議院選挙立候補の準備を進めていた。今にして考えてみれば、参議院議員をめざすということは、部隊を動かす立場を自ら外れることになる。仮にクーデター計画が実行されたとしても、その責を免れる立場に逃げ込んだとも言えるのではないか》

 

 この山本氏の遺作は、三島由紀夫の死に対して自らのかかわりと責任の所在を明らかにすると同時に、三島を利用しようとした藤原岩市らかつての上官たちの責任を示し、歴史に記録しておきたいという意志が感じられる。

 

田中軍団の情報員

・かつてマスコミが竹下派七奉行として、金丸信元副総理を中心に自民党内で権勢を振るった人物を挙げていた。梶山静六小渕恵三橋本龍太郎羽田孜渡部恒三小沢一郎奥田敬和。この格付けには異論がある。

 

・この「七奉行」の表現から抜けていて、忘れられている人物に亀岡高夫がいる。彼は金丸のように目立って権力を行使しなかったが、「創政会…経世会」の設立時に、田中角栄の密命を受けて竹下を総裁・総理にする工作を、築地の料亭「桂」において計画推進した主導者の一人である。

 

この亀岡高夫と私が陸士53期の同期生でしかも「寝台戦友」であることは既に述べた。しかもGHQCICと協力して活動した「山賊会」のメンバーであり、自衛隊時代そして除隊してから、彼が昭和天皇の葬儀のときに倒れて亡くなるまで、私の戦後の「情報活動」は亀岡とともにあった。

 

・私は亀岡と顔を見合わせた。「福田は来ていないな……」

 福田は都議までしか挨拶に行っていない。下を固めろ。本部に戻ってその情報をもとに、方針を決めた。

 

「区議会議員と村長、市町村、これを全部やれ。県議は相手にするな」

 電話で全国の田中軍団に指令を出した。県議も区議、村長も同じ1票。福田派は県議のところに行って、その下の国民に一番密着している人のところに行っていなかった。県議に行けば下は押さえることができるという、古い考え方だった。それを田中軍団が、ごっそりとさらっていった。

 

 そのように密かに票固めを行っている最中に、福田の方から、国会での本選挙はやめようという申し出があった。田中は「しめた!」とばかりにその申し出を受け、劇的な勝利につながっていった。

 

 この総裁選がいわゆる「田中軍団」のローラー型選挙の嚆矢といわれている。そのきっかけは私と亀岡の地道な調査活動にあったことはあまり知られていない。

 

中国情報部の対日情報活動

・やや古いが、その当時私が入手していた、中国の情報機関に関する情報をもとにこの問題を整理すると、次のような背景がわかった。

 1974年当時、中国では国家安全省は誕生してなく、北京市公安局が国内外の情報を収集する機関としては中国最大の組織であり、約1万人ほどいたといわれる。当時の北京市公安局は13の部門に分かれていた。

 

・それぞれの科の中には、さらに最高レベルの秘密扱いにされていた外国大使館担当班が存在していた。第3処 尾行・視察調査 第4処 海外から送られてくる手紙などの開封作業を担当 (略) 第7処 不穏分子や海外からのスパイ容疑者の尋問  

こうした北京市・公安局の活動に対して、日本大使館の防諜意識は信じがたいほど低かったとの情報もある

 29名いたとされる日本大使館に対する盗聴チームのもとには、常に新鮮なデータが集まっていたという(例:ある大使館幹部と、大使館員の妻とのダブル不倫関係まで把握していたほどであるという)。

 

O-157サリン事件の背景で>

・「対情報」の研究というのは今風にいえば対テロリズムの研究もそこに含まれる。そこではかつての大戦中の各国が行った生物・化学兵器の使用データの分析も行っている。

 

・資料が特ダネ式に入手されたとすれば、警視庁内の秘密保全のルーズさを示す“恥”となろう。しかし、これはどちらかといえば公安関係者からの意図的なリークに等しい。公安委員長(国務大臣)の責任・罷免に発展してもおかしくないのだが、ほとんどの国民は、この問題に関心を示すことはなかった。現実にはこの国では、こうした問題は機密漏洩対策の向上に役立てられることもなく、いわば政争の道具に利用されただけだ。「スパイ天国日本」という世界の防諜関係者からの汚名の返上は当分できそうにないようだ。

 

 <●●インターネット情報から●●>

(CNN)( 2014/10/16)米紙ニューヨーク・タイムズは16日までに、イラクに駐留している米軍が化学兵器を発見し、一部の米兵がそれにより負傷していたにもかかわらず、米政府が情報を隠ぺいしていたと報じた。

 

記事によれば2003年以降、マスタードガスや神経ガスとの接触により、米兵17人とイラク人警官7人が負傷。彼らは適切な治療を受けられなかったばかりか、化学兵器で負傷したことを口外しないよう命じられたという。

 

「2004~11年に、米軍や米軍による訓練を受けたイラク軍部隊は、フセイン政権時代から残る化学兵器に何度も遭遇し、少なくとも6回、負傷者が出た」と同紙は伝えている。

 

同紙によれば、米軍が発見した化学兵器の数は合わせて5000個ほどに上るという。

 

「米国は、イラクには大量破壊兵器計画があるに違いないとして戦争を始めた。だが米軍が徐々に見つけ、最終的に被害を受けたものは、欧米との緊密な協力によって築き上げられ、ずっと昔に放棄された大量破壊兵器計画の遺物だった」と同紙は伝えている。

 

国防総省のカービー報道官は、この報道に関連し、詳細は把握していないと述べる一方で、2000年代半ばから10年もしくは11年までの間に、化学兵器を浴びた米兵は約20人に上ることを認めた。

 

ニューヨーク・タイムズは政府が情報を隠ぺいしようとした理由について、事故を起こした化学兵器の設計・製造に欧米企業が関与している可能性があったことや、製造時期が1991年以前と古く、フセイン政権末期に大量破壊兵器計画があったとする米政府の説を裏付けるものではなかったからではないかとみている。

 

 

<●●インターネット情報から●●>

イラク化学兵器あった~NYタイムズ紙

 

< 2014年10月16日 6:48 >

 15日付のアメリカ・ニューヨークタイムズ紙は、イラクフセイン政権時代の化学兵器が見つかっていたと報じた。

 それによると、イラク戦争後の2004年から11年にかけて、首都・バグダッド周辺でフセイン政権時代のマスタードガスやサリンなど化学兵器の弾頭5000発以上が見つかったという。弾頭は腐食していたものの、有毒ガスにさらされたアメリカ兵などがケガをしたとしている。アメリカ政府はこれまで、イラク戦争開戦の根拠とした化学兵器を含む大量破壊兵器は見つからなかったとしている。発見を公表しなかった理由について、ニューヨークタイムズは、化学兵器が欧米製だとみられたことなどを挙げている。

 これについて国防総省は15日、イラク化学兵器が発見されアメリカ兵約20人が有毒ガスにさらされたことは認めたが、公表しなかった理由については明らかにしなかった。

 

 

 

『メディアと知識人』  清水幾太郎の覇権と忘却

竹内洋  中央公論新社  2012/7/9

 

 

 

東京が滅茶苦茶になる

・そのような状況のなか、1970(昭和45)年を迎えることになった。清水は、満を持し、狙いをすましたように「見落とされた変数―1970年代について」を『中央公論』(1970年3月号)に発表する。

 

・世は未来学が流行っていたが、未来論はインダストリアリズムの反復と延長で、芸がなさすぎる。明るい未来学の潮流に反する問題提起こそ警世の言論となる。未来論に反する問題提起といえば、公害も社会問題となっていたが、これは猫も杓子もいっている。60年安保を闘った者がいまや公害問題に乗り換えている。目新しさはないし、そんな仲間と同じ船にまた乗っても仕方がない。そこで飛びついたのが地震である。アラーミスト(騒々しく警鐘を乱打する人)としての清水がはじまった。意地悪くいってしまえば、そういう見方もできるかもしれない。

 

 地震こそ清水の十八番である。清水は、16歳のとき関東大震災(1923年9月1日)で被災する。死者・行方不明者10万人余。2学期の始業式を終えて、自宅で昼食をとっているときである。激しい振動で二階がつぶれた。落ちた天井を夢中で壊して這いあがった。

 

・技術革新や経済成長によって自然の馴致がすすんだが、他方で自然の反逆がはじまったことを公害と地震を題材に論じている。清水は「私たち日本人は、遠い昔から今日までー恐らく、遠い未来に至るまでー大地震によって脅かされる民族なのであります」とし、論文の最後に、私たちにできることをつぎのように言っている。

 

・それは、東京を中心とする関東地方において、道路、河川、工場、交通、住宅、と諸方面に及ぶ公害の除去および防止に必要な根本的諸政策を即時徹底的に実施するということです。(中略)それは、或る意味において一つの革命であります。この革命が達成されなければ、1970年代に、東京は何も彼も滅茶苦茶になり、元も子も失ってしまうでしょう。

 

「文春に書くわけがないだろうが!」

「見落とされた変数」は、来るべき大地震という警世論の頭出しだったが、翌年、『諸君!』1971(昭和46)年1月号には、「関東大震災がやってくる」というそのものずばりの題名の文章を書く。

 

関東大震災がやってくる」

・清水は、地震学者河角広(元東大地震研究所長)の関東南部大地震の69年周期説――69±13年――をもとにこういう。関東大震災から69年は1991年である。13年の幅を考えると、1978(昭和53)年もその範囲内ということになる。とすれば、1970年代は関東大震災並の大地震が東京に起こりうるということになる。たしかに、東京都はいろいろな対策を考えているようだが、構想の段階で手をつけていない。そんなことで間に合うか、というものである。しかし、この論文には何の反響もなかった。「関東大震災がやってくる」を書いて2年8ヶ月のちの新しい論文では、これまで地震の危険を指摘した論文を書いたが、反響がなかったことを問題にし、こういう。

 

 ・・・私は、右肩上がりでの文章(「関東大震災がやってくる」論文――引用者)のゼロックス・コピーを作り、多くの国会議員に読んで貰おうとしました。けれども、私が会った国会議員たちの態度は、多くの編集者の態度より、もっと冷たいものでした。「地震は票になりませんよ。」

 

・1975(昭和50)年には、関東大震災の被災者の手記を集めた『手記 関東大震災』(新評論)の監修もおこなっている。清水の東京大震災の予言ははずれたが、「関東大震災がやってくる」から24年後、阪神淡路大震災が起きる。さらにその16年後の東日本大震災。清水は、地震は「遠い昔から今日まで――恐らく、遠い未来に至るまで」の日本の運命と言い添えていた。日本のような豊かな国が大地震のための「革命的」方策をとらないで大地震の到来を黙って待っているのか、といまから40年も前に警鐘を鳴らしていたのだ。

  

<論壇への愛想づかしと「核の選択」>

・「核の選択――日本よ 国家たれ」の内容はつぎのようなものである。第一部「日本よ 国家たれ」では、こういう。日本国憲法第九条で軍隊を放棄したことは日本が国家でないことを宣言したに等しい。しかし、国際社会は法律や道徳がない状態で、軍事力がなければ立ちゆかない。共産主義イデオロギーを掲げ、核兵器によって脅威をあたえるソ連膨張主義がいちじるしくなった反面、アメリカの軍事力が相対的に低下している。したがって、いまこそ日本が軍事力によって海上輸送路の安全をはからなければ、日本の存続は危うくなる。最初の被爆国日本こそ「真先に核兵器を製造し所有する特権を有している」と主張し、核兵器保有を日本の経済力にみあう軍事力として採用することが強調されている。

 

・第二部「日本が持つべき防衛力」は、軍事科学研究会の名で、日本は独自に核戦略を立てるべきだとして、日本が攻撃される場合のいくつかのシナリオが提起され、空母部隊の新設など具体的な提言がなされている。最後に国防費をGNP(国民総生産)の0.9%(1980年)から3%にする(世界各国の平均は6%)ことなどが提言されている。この論文は、主題と副題を入れ替え、1980年9月に『日本よ国家たれ――核の選択』(文藝春秋)として出版される。

 

 論文が掲載されると、『諸君!』編集部に寄せ有られて賛否両論の投書数は記録破りになり、翌月号に投書特集が組まれるほどだった。

 

 

 

『未来を透視する』(ジョー・マクモニーグル

 FBI超能力捜査官

ソフトバンク・クリエイティブ)2006/12/21

 

 

 

気象変動

・来るべき気象変動により、2008年からこの台風の発生回数は増えていくと私は、予想している。とくに2011年は過去に例を見ない台風ラッシュとなり、大規模な暴風雨が吹き荒れる深刻な年になるとの透視結果が出ている。この台風ラッシュは、2012年にずれこむかもしれないが、可能性は低い。嵐の増加を促す地球の温暖化は、現在も急速に進行中だからである。

 

・2010年から2014年にかけて、また、2026年から2035年にかけて、平均降雨量は年々560~710ミリメートルずつ増加する。現在から2010年にかけて、また、2015年から2025年にかけては、380~530ミリメートルずつ減少する。現在から2010年にかけて、また、2015年から2025年にかけて、平均降雪量は300~550ミリメートルずつ増加する。

 

日本の自然災害

2010年、長野で大きな地震が起きる

・透視結果を見てもうろたえず、注意程度にとらえてほしい。ただし、最悪の事態に備えておいて、何も起こらないことを願おう。こと天災に関しては、透視は間違っているほうがありがたい。

 

今後、日本で発生する大地震

 

2007年  高槻市  震度6弱

2008年  伊勢崎市 震度6弱

2010年  長野市  震度7

 2012年  伊丹市  震度6弱

2018年  東京都  震度6弱

2020年  市川市  震度6弱

2037年  鈴鹿市  震度7

 

噴火や地震にともなって海底では地盤の隆起や沈降が起きる。そして、膨大な量の海水が突然動きだし、衝撃波となって陸地の海外線へと進行する。

 

・遠洋ではあまり目立つ動きではないが、浅瀬に入ると、衝撃波は巨大な津波となって陸地を襲い、都市部などを徹底的に破壊してしまう(波の高さはときには30メートル以上になることもある)。

 

・内陸へと押し寄せる力がピークに達すると、今度は海に戻り始め、残された街の残骸を一切合財引きずりこんでいく。警告もなしに、突然襲ってくれば被害はとりわけ甚大となる。

 

・幸い日本には、優良な早期警戒システムがあるのだが、海底地震が発生して警報が発令されてから、津波が押し寄せる時間は、残念ながらどんどん短くなっている。

 

日本を襲う津波

2008年夏   11メートル

2010年晩夏  13メートル

2018年秋   11メートル

2025年夏   17メートル

2038年初夏  15メートル

2067年夏   21メートル

 

日本は津波による大きな被害を受けるだろう(なお、波の高さが10メートル以上に及ぶものだけに限定している)。北海道の北部沿岸の都市部は特に津波に弱い。徳島市和歌山市浜松市鈴鹿市新潟市石巻市も同様である。このほかにも津波に無防備な小都市は数多くある。

 

土地

・気象変動とともに、日本の土地問題は悪化しはじめる。沿岸部での海面上昇と、暴風雨の際に発生する大波によって、低地の村落と小都市の生活が脅かされるようになる。堤防や防壁といった手段は効力を発揮しないため、2012年から2015年のあたりまでに多くの人が転居を余儀なくされるだろう。

 

 

 

<●●インターネット情報から●●>

「人文研究見聞録」から引用

五重塔の塑像の謎>

法隆寺五重塔には、仏教における説話をテーマにした塑像が安置されています。

 

その中の「釈迦入滅のシーン」があります。これはガンダーラの釈迦涅槃図と比較しても大分異なる、日本独自のものとなっています。

そして、法隆寺の塑像群の中にいる「トカゲのような容姿をした人物」が混じっており、近年 ネット上で注目を浴びています。

 

 問題の像は、塑像の○の部分にいます(実物では見にくいので、法隆寺の塑像のポストカードで検証しました)。

 

これらの像は侍者像(じしゃぞう)と呼ばれ、それぞれ馬頭形(ばとうぎょう)、鳥頭形(ちょうとうぎょう)、鼠頭形(そとうぎょう)と名付けられています。しかし、どう見ても「トカゲ」ですよね?

 

なお、この像がネットで注目を浴びている理由は、イラクのウバイド遺跡から発見された「爬虫類人レプティリアン)の像」と酷似しているためなのです。

爬虫類人レプティリアン)」とは、世界中の神話や伝承などに登場するヒト型の爬虫類のことであり、最近ではデイビット・アイク氏の著書を中心に、様々な陰謀論に登場する「人ならざる者」のことです。

 

もちろん「日本神話」の中にも それとなく登場しています(龍や蛇に変身する神や人物が数多く登場する)。

 

また、この像は、飛鳥の石造物の一つである「猿石(女)」や、同じ明日香村の飛鳥坐神社にある「塞の神」に形が酷似しています(トカゲに似たの奇妙な像は奈良県に多いみたいです)。

 

また、この「トカゲ人間」以外にも、以下の通りの「人ならざる者」が含まれていることが挙げられます。

  1. は「多肢多面を持つ人物の像」です。これは、いわゆる「阿修羅」を彷彿とさせる像ですが、実は『日本書紀』に「両面宿儺(りょうめんすくな)」という名の「人ならざる者」が登場しています。『日本書紀』には挿絵はありませんが、この像は そこに記される特徴と著しく一致します。

両面宿儺(りょうめんすくな)

仁徳天皇65年、飛騨国にひとりの人がいた。宿儺(すくな)という。

 

 一つの胴体に二つの顔があり、それぞれ反対側を向いていた。頭頂は合してうなじがなく、胴体のそれぞれに手足があり、膝はあるがひかがみと踵(かかと)が無かった。

 

 力強く軽捷で、左右に剣を帯び、四つの手で二張りの弓矢を用いた。そこで皇命に従わず、人民から略奪することを楽しんでいた。それゆえ和珥臣の祖、難波根子武振熊を遣わしてこれを誅した。

 

  1. 尻尾が蛇となっている人物の像

②は「尻尾が蛇となっている人物の像」です。日本には尻尾が蛇となっている「鵺(ぬえ)」という妖怪が存在します。これは古くは『古事記』に登場しており、『平家物語』にて その特徴が詳しく描かれています。その鵺の特徴は、この像の人物と一致しています。

 

  1. 顔が龍となっている人物の像
  2. は「顔が龍となっている人物の像」です。「日本神話」には「和爾(わに)」と呼ばれる人々が数多く登場し、かつ、海幸山幸に登場する山幸彦(ホオリ)に嫁いだトヨタマビメの正体も、実は「八尋和爾」もしくは「龍」だったとされています。また、仏教の経典である法華経」の中にも「八大竜王」という龍族が登場しており、仏法の守護神とされています。③の仏像は、これらにちなむ人物なのでしょうか?

 

このように法隆寺五重塔に安置される塑像には「人ならざる者」が複数含まれています。なお、これらは奈良時代のものとされているため、飛鳥時代に亡くなっている太子との関係は不明です。

 

また、オリジナルと思われるガンダーラの釈迦涅槃図とは著しく異なっており、どのような意図を以って上記の「人ならざる者」を追加したのかはわかりません。なぜ作者はこのような仏像を参列させたのでしょうか?

 

もしかすると、これらの像は釈迦入滅の際に人間に混じって「人ならざる者」も参列していた、つまり「人ならざる者は存在している」ということを示唆しているのかもしれません。信じるか信じないかはあなた次第です。

 

 

 

 

 

 ■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

 

 

(2024/7/25)

 

 

・著者は、「自衛隊への入隊を考えている人たちに、まず知ってもらいたいことは、自衛隊は「不条理の筑前煮」みたいなものだということです」、「日常生活ではここまでの幻覚・幻聴を経験することはまずないでしょう。しかし、山中で遭難した人は、同じような経験をします」、「「米軍が飲み残したサイダーをめぐって、日本兵同士が殺し合った」という話があったそうです。戦争の悲惨さを物語ると同時に、喉の渇きは人を狂わせるということがよくわかります」、「陸上自衛隊には、「もう歩けない」からが始まりという教えがあります」と主張しています。

 

ところで、自衛隊もさまざまな改革が必要のようです。「問題のない所はない。改革は恒常的に遅れている」といわれます。ミクロの隊員の実態を知るべきのようです。まして防衛計画は、軍事専門家(自衛官)の意見をもっと聞くべきだとも指摘されています。

さまざまな事件や事故が自衛隊に起こっているようです。当然ながら、私たち一般人には、何故だかその原因は理解不能です。

 

 

 

毎日新聞ネットニュース(2024/7/12)では、

防衛省自衛隊で国の安全保障に関わる「特定秘密」の不適切な取り扱いなどが相次いで発覚した問題で、同省は12日、117人を懲戒処分とし、延べ103人を訓戒や注意とした。「背広組」と「制服組」のトップを含め、同省が公表した懲戒処分や訓戒の対象者は218人(延べ220人)という異例の規模になった。懲戒処分が最も多かった海上自衛隊のトップを交代する人事も発表した」と報道されています。

 

・読売新聞の読者欄でも「この異常事態」に懸念を示す投書が載っていました。この体たらくでは多くの人々が驚いていることでしょうか。

人手不足の時代では隊員の人材確保が難しいといわれます。また、「隊員(兵員)の絶対数も兵器も足らない」と指摘されています。人手不足の隊員の処遇問題以上に、自衛隊スタンドオフのミサイルの整備のために防衛予算をGDP比の2%に上げました。

「ヒトとカネとモノ」の整備に多額の予算が必要のようです。予算を増やすのに、増税が必要だともいわれます。また、近未来では核シェアリング(核共有)や防衛予算のGDP比3%への増額もシナリオに上るという話もあるようです。

 

・しかしながら、住民の避難やシェルター整備、郷土防衛隊の民兵の整備など課題は多いようです。

戦争は軍隊のみがするのではなく国民全体がするのだ(総力戦の思想)」という話もあるようです。住民の避難とか誘導は自衛隊の権限外で、総務省が取り扱うそうです。

核戦争の時代は、数百万人の死傷者の処理・救出には国民皆兵的な“ボランティアの民兵”が必要だ」といわれます。

 「“普通の国”ならば、自分も核兵器を持とうと考えます。また、それを当然とするのが現代の国際社会です」と指摘されています。

「両方が壊滅するので核戦争はあり得ない」といいつつ先進国は熱心に核シェルターを整備していると指摘されています。「平和運動が核攻撃を招き寄せる」といわれ「日本列島を核攻撃で沈める」という恫喝も頻繁に現実に一般国民がうけています。良識の国会の「ノーシェルター政策」は、「敵の一番の弱点を攻撃する核攻撃を招き寄せる」といわれます。良識の国会の「ノーシェルター政策」は、一般国民が恥をかくといわれます。この方面に脳天気(ノー天気)ですと、日本も歴史から消えていくことになるでしょうか。

 

・「民主主義国家においては国民はその程度に応じた政府しか持ちえない」、「国の政治は、その国の国民の民度を出ない」といわれます。総務省地方自治体の管轄の「郷土防衛隊」、「地域警備隊」の創設が必要だといわれます。

 

 ・「中国は220万の軍隊の他に150万の武装警察と800万の民兵を持っている。日本のスケールが中国の10分の1だとすれば、15万の武装警察と80万の民兵が要ることになる。しかし、そんな話をする人はどこにもいない。つまり、国家安全保障戦略は、看板はよく出来ているが中身は看板に相応しくないものだ、と言わざるを得ないのだ」、「ともあれ、先々の有事に備えるに越したことはありません。兵力でいえば、武装警察隊や武装海上保安隊の設置が急務です。中国には武装陸海警察部隊が150万人、民兵が800万人いるとされ、人口比で日本がおよそ10分の1だとしても、海保も含めて15万人の保安警察隊、それから地元に密着した80万人の民兵が求められるところです。後者については、現在の消防団員数がおよそ80万人なので、これを転用するのも一つの手でしょう。またミサイル潜水艦の建造とともに、弾頭の保管場所については別途検討するとして、地上発射のミサイル装備や核・通常弾併用の米軍ミサイルの国内設置なども実行する必要があります。そうした配備を伴わずに「敵基地攻撃能力」を議論したところで、いざ有事となれば間に合いません」と 冨澤 暉(とみざわひかる) 元陸上幕僚長が述べています。

(「週刊新潮」2022年3月24日号 掲載)

 

 

 

「“サルマト”に搭載された核弾頭の威力は、太平洋戦争で広島に投下された原子爆弾の2000倍の威力があると評価される。ロシアは“サルマト”1基でフランス全体、米テキサス州ほどの地域を完全に焦土化できると主張する。新型大陸間弾道ミサイルICBM)「サルマト」1発で「島国英国はなくなる」と発言した」と報道されています。

そしてロシアの核魚雷「ポセイドン」は500メートルの津波を起こすといわれます。ロシアの核魚雷「ポセイドン」ではSFの「日本沈没」「英国沈没」が現実のものになります。

 

 

「サルマト」や「ポセイドン」の被害のシミュレーションもすべきだといわれます。この方面に脳天気(ノー天気)ですと、日本も歴史から消えていくことになるでしょうか。核兵器被爆(被曝)後の対策や準備が日本の防衛政策には欠けているといわれます。核戦争になれば銃社会アメリカと食糧備蓄と国民皆兵のスイスだけが生き残るという説もあるといわれます。

 

 

  

・『日月神示』では「日本は共産主義により立替えられること、世界も米ロ戦争によって共産主義の天下となること」を予言しています。

予言の書といわれる“日月神示”等の「日本の人口が3分の1になる」という終末予言もあるようです。

日月神示についても国常立神(くにとこたちのかみ)の高級神霊団の啓示という話もあるといわれます。『日月神示』では、核兵器の被ばくで日本がメチャクチャになることを予言していると言われます。

 

 

・日本やイスラエル、スイスのような人口稠密な小さな国のことを、ワン・ボム・カントリー(One Bomb Country)といい、1発か2発の原子爆弾を中心部に落とされることによりほぼ勝敗が決してしまい、戦争継続能力が失われる国のことを言います。

“ワン・ボム・カントリー”だから被爆(被曝)後、米国のように“銃社会”にしなければならない」と指摘されています。

なおワン・ボム・カントリーだからこそ、シェルター整備、食糧備蓄、大量の銃器の備蓄が必要だといわれます

 

 

 

・『自民党という絶望』という本には、米国ラトガース大学の「核の冬」のシミュレーションが載っています。

「核の冬」というのは、

「核戦争がおこると、核爆発の直接の被害によっておびただしい数の死傷者がでるだけでなく、火災により大気中に運ばれたススとチリの粒子が太陽光線をさえぎり、気温がいちじるしく低下します 「核の冬」と呼ばれるこの状態は、地球的規模で何年も続くと想定されています」といわれます。「核の冬」で、食料生産が大きく減少するというものです。食料自給率や食料備蓄も日本の大きな弱点になっています。

 アメリカでは核戦争のシミュレーションはよくするようですが。

 

・この本では、「そんな懸念を確信に変えるような試算が2022年8月に英国の科学誌『ネイチャー・フード』で発表された。米国ラトガース大学などの研究チームが試算したもので、それによると、核戦争が勃発して、世界に「核の冬」が訪れて食料生産が減少し、物流も停止した場合、日本は人口の6割(約7200万人)が餓死、それは実に全世界の餓死者の3割を占めるというのだ

 なぜ、日本の食料戦略はかくも悲惨な状況に至ってしまったのか」、「局地的な核戦争が起きた場合、世界で被曝による死者は2700万人だが、それ以上に深刻なのが、物流がストップすることによる2年後の餓死者であるという分析がなされました。それによると、世界で2億5500万人の餓死者が出るが、それが日本に集中するという。世界の餓死者の3割は日本人で、日本人口の6割、7200万人がアウトになるという試算でした。

多くの人はびっくりしていましたが、日本の実質の自給率を考えれば、驚くことには何もなく、むしろ当然な分析だと思います」、「世界が食料を奪い合う時代がこれから必ずやってくる。そんな時、日本の面倒を誰が見てくれるのか。カロリーベースで見た日本の食料自給率は今、30%台だ(2020年度の数値で37.17%)。さらに自給率を下げていったら、日本人はそのうち飢え死にするかもしれない。急に田んぼを作るなんてことはできないんだからな」と記載されています。

 

・広島のサミットでは各国の首脳は原爆資料館に行きました。先進国と比較して広島のシェルター装備率は恥ずかしいもののようです。先進国として比較してシェルターがないということは、「政治の貧困」といわれます。広島型の原爆の数百倍、数千倍の水爆を落とされると、狙われる東京の中心部の国会議員や官僚たちも全員即死で、日本国政府霞が関も永田町も消失すると指摘されています。諦めているのでしょうか。当然ながら、地方の生き残った国民が地獄の思いをして大変困窮します。餓死者もでることでしょう。「ウクライナ・ショック」で国民の平和ボケがいくらか治ったといわれますが、どうなのでしょうか。「平和ボケ」という言葉が言論界では頻繁に使われています。

 

専守防衛だからこそ防空壕、銃器、食糧の備蓄が必要だといわれます。

食糧備蓄や燃料備蓄の問題も危機管理としては当然のことだといわれています。兵器が進歩し戦争の様相が激変しています。核兵器も近未来は「拡散化、小型化」するといわれます。

 

アメリカでは、(連邦政府存続維持計画(COG:Continuity of Government))があります。これは「アメリカ合衆国において、核戦争や有事、国家にとって壊滅的となる状況の時、政府の存続を図る計画」です。日本でもスパイ法や「政府存続維持計画」を作るべきだといいます。ちなみに三流政治家達が“反面教師”の役割を果たしているといいます。「三流政治家達のためか、女性の登用も先進国とはいえない」そうです。

 

 

 

・ところで話しは変わりますが、南海トラフ巨大地震の連続発生や首都直下地震との連動もあれば、破壊力は途方もないものでしょう。

たつき諒、2025年7月に大災害と予言か。私が見た未来 完全版の『第1部 予知夢編』では、2025年7月に起こることが描かれている」といわれます。

 

しかしながら、ロシアの核ミサイル「サルマト」の1発は、南海トラフ巨大地震津波よりもはるかに壊滅的だといわれます。

 

・「ルシファーは水爆を武器として使用したが、オリオンは宇宙機(円盤)を使った」という話がありますが、スター・ウォーズでは「水爆」も頻繁に使われたようです。サイバー戦争をみても第3次世界大戦は既に始まっているといわれます。

 

ロシアの新型ICBM「サルマト」の破壊力は下記のように想像を絶します。

 

2023/1/11 ウェッブサイト 週刊現代

週刊現代」2023年1月14・21日合併号より引用

一発で広島の2000倍…ロシアの核兵器「サルマト」が引き起こす最悪の未来

プーチンの気分で命運が決まる>

飛行距離、速度、威力にいたるまですべてが規格外―。ロシアの工学技術の粋を結集させた新型ICBM「サルマト」が実戦配備された。追い詰められたプーチンの狂気は日本を焼き尽くそうとしている。

 

広島原爆の2000倍

その名前に違わず、サルマトはたった1発で国を滅ぼすことができる性能を持っているとされる。

「飛行距離は約1万8000kmで、西側諸国のほとんどの主要都市が射程圏内に収まります。核弾頭を10~16発搭載でき、威力は合計で7・5メガトン。これは広島原爆の2000倍の数値です。米国の人口密集地帯に落ちれば3000万人が犠牲となり、フランスだったら1発で国全体が吹き飛ぶほどの威力です」(軍事評論家の世良光弘氏)

 

その構造も異質だ。原子力エンジンで発射されたサルマトは途中、液体燃料エンジンに切り替え、宇宙空間へ突入。任意の地点に到達すると、本体から分離した複数の核弾頭が大気圏へ再突入していく。

 

日本には米軍と共同開発した最新鋭のミサイル迎撃網が張り巡らされているが、残念ながら、サルマトの性能はそれをも凌駕しているという。 「サルマトは極超音速滑空体『アバンガルド』を弾頭に搭載することが可能なので、迎撃はほぼ不可能です」(前出・世良氏)

 

従来の核弾頭は高度1000kmから放物線を描いて飛来するのに対し、アバンガルドはグライダーのような形を生かし、大気圏に再突入後、高度70kmという低い軌道で、一直線に滑空してくる。日本ではTHAADやPAC―3が最終迎撃システムとして配備されているが、対応できるのはマッハ9~10まで。アバンガルドを搭載した核弾頭の速度はマッハ20を超え、ターミナル段階(着弾直前)で軌道を遠隔で変更することもできる

「サルマトを日本に撃つ場合、『ロフテッド軌道』と言われる発射方法を取ると思います。簡単に言うと、真上に高く打ち上げて、一気に落ちてくる軌道でさらに速度が上がります」(軍事ジャーナリストの菊池雅之氏) 

 

たった12秒で日本は焦土

サルマトは10発以上の多弾頭核のうち、たった1発でも広島原爆の150~200倍近い威力を持つ。それが東京都心上空で炸裂した場合、どのような被害がでるのか。

 

核兵器開発史の権威である米スティーブンス工科大学のアレックス・ウェラースタイン教授が開発した核攻撃シミュレーションシステム『NUKEMAP』で試算してみよう

 

まず爆心地には深さ130mのクレーターができ、半径1・5km内にいた人は数万度の熱に晒されて塵となる。爆発の中心から半径5km以内にいた人や建物は超高熱の赤外線で一瞬にして骨になるまで焼かれる。そして、衝撃波は浦安市さいたま市川崎市府中市にまで届き、ほとんどの建物が倒壊してしまう。その結果、死傷者数は少なくとも1500万人を超えるとされる

 

この、たった1発で東京が消滅するほどの核が10~16発も搭載され、それぞれが異なる攻撃目標へ飛んでいく。まさしく、「サタン」である

実戦配備された東シベリアのクラスノヤルスクからサルマトが発射された場合、核弾頭はまず札幌に10秒で飛来。その1秒後に東京へと着弾する。そして、大阪、名古屋、福岡も0・5秒後には破壊される。発射からわずか12秒で日本の中枢部は焦土と化してしまうのだ

「ロシアがサルマトを使う場合は当然、脅しではない。人口が密集している都市を狙うだけではなく、反撃能力も奪いにくるでしょう。三沢、横須賀、嘉手納、那覇などの自衛隊・米軍基地も標的になります。

サルマトが撃たれた後、自衛隊ができることがあるとすれば、かろうじて生き延びた人の救助くらいです。もはや日本全体を守ることは放棄せざるを得ない状態に陥ります」(軍事評論家の高部正樹氏)

 

 

 ・ところで「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。そしてロシアもリバース・エンジニアリング(逆工学)をしているといわれます。

「彼ら蛇人はすでにロシア共産主義勢力としてやってきており、マルクスレーニンはその勢力のいわば幹部たちだった」という説もあるようです。「1945年の広島と長崎の原爆投下は、これらの都市の地下にあったレプタリアンの基地を破壊するためであった」という説もあり、レプタリアンの地球への浸透は想像を絶します。

「ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と 交わしてタウ人を追い払ったと考えられている」とも伝えられています。

人類の最終戦は、中東発のイスラエルアラブ諸国の戦乱、朝鮮半島の戦乱を機に、ロシアと米国によって戦われ、米ロ戦の勝者は、ロシアだという予言・説もあるそうです。核戦争ではロシアの奇襲攻撃、先制攻撃でアメリカが負けるという話もあるそうです。

異星人からの情報ですと「何年か前、私はロシアとのつながりを強化するために多くの労力を費やしましたが、彼らの政府は頑固で独立心が強い傾向にあります」と報告されています。

 

 (2022/2/23)

 

 

 

・「日米合同委員会」については、さまざまな本で言及されているようです。しかしながら、「国家機密」というものは、そのようなものなのでしょうか。

「結局のところ鳩山由紀夫が「総理大臣に権限などない。重要法案は日米合同委員会で決定される」と公言する通り、政権が交代したところで、意思決定が在日米軍と上級官僚の合議に委ねられる体制に変わりはないのです。このように主権がないにもかかわらず主権があるかのように振る舞う国を「クエイザイ・ステイト」と言います」と指摘されています。

 

「米当局の方針転換は、トランプ前大統領の強い意向を受けたものだった。トランプ氏は大統領選敗北を認めざるを得なくなっていた2020年12月、「UFOに関する報告書の開示」を政府機関に求める法案に署名した」と伝えられています。

しかしながら、国家安全保障上の最高機密(トップ・シークレット)の数段階上の厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いの「UFO・宇宙人」情報は、単に大統領命令だけでは、全ては公開されなかったようです。ごく一部だけで、お茶をにごしたのかもしれません。その後。あまり反響はなかったようです。私たち一般人は、詳しくは調べていないので情勢の把握はしていません。情報公開法も訴訟に対しても、国家機密の壁は厚いようです。当局は、システム的に隠そうと思えば隠せるのでしょう。1963年のケネディ暗殺事件の情報公開も先延ばしされたようです。ネット情報によりますと、「ジョー・バイデン大統領は声明で、2022年の12月15日まで未公開の文書の「全面的な一般公開を差し控える」とした」と報道されています。

 

著者は、「日米合同委員会の本質は、占領軍から駐留軍へと国際法上の地位を切り替えた米軍が、日本の官僚機構との密室協議を通じて、実質的に占領時代と同様の特権を維持するための組織である。松本清張が指摘する“別のかたちで継続された占領政策”の象徴的存在といえる」、「英文の密約文書は作成から30年以上経過し、すでに秘密指定を解除されてアメリ国立公文書館で公開されている。だから日本で開示しても、日米間の信頼関係を損なうおそれはないはずである」、「日米合同委員会の本質は、占領軍から駐留軍へと国際法上の地位を切り替えた米軍が、松本清張が指摘する“別のかたちで継続された占領政策”の象徴的存在といえる」、「外国軍隊への基地提供という主権に関わる重大な問題が、国会議員や市民の目の届かない日米合同委員会の密室で決められてしまう仕組みが、最初からつくられているのだ」、「日米合同委員会は、米軍の占領時代からの特権を維持するとともに、変化する時代状況に応じて新たな特権を確保してゆくための政治的装置、密約機関といえる」、「日米合同委員会は日本の高級官僚と在日米軍の高級軍人による密室協議を通じて、米軍に有利な秘密合意=密約を結んできた。議事録や合意文書には原則非公開とされ続けている」と主張しています。

 

「太平洋戦争において、将官や将校のほとんどが勝てるとは思わず、戦争に負けるという意味を認識していなかった」といわれます。敗戦後の国内と海外での大混乱の時代に、さまざまな制度改革が実施され、独立するまでは、GHQ(連合国軍総司令部)が絶対的な権力を持っていたといわれています。

しかしながら、「無条件降伏」したために、さまざまな点で、現代まで影響をうけるような状況になったそうです。

 

 

作家の松本清張氏が述べている「下山さんは殺されたんじゃないかという推測はあったけれども、あんなに具体的に、しかも『下山総裁謀殺論』と正面からうたって書いたのはあれが最初ですよ」と主張しています。事件の背景の組織や犯人についてもさまざまな説があったようです。

 

ウィキペディアWikipediaによりますと、

下山事件は、日本が連合国の占領下にあった1949年昭和24年)7月5日朝、国鉄総裁下山定則が出勤途中に失踪、翌7月6日未明に轢死体で発見された事件。

事件発生直後からマスコミでは自殺説・他殺説が入り乱れ、捜査に当たった警視庁内部でも捜査一課は自殺、捜査二課は他殺で見解が対立し、それぞれ独自に捜査が行われたが、公式の捜査結果を発表することなく捜査本部は解散となり、捜査は打ち切られた下山事件から約1ヵ月の間に国鉄に関連した三鷹事件松川事件が相次いで発生し、三事件を合わせて「国鉄三大ミステリー事件」と呼ばれる。1964年7月6日に殺人事件としての公訴時効が成立し、未解決事件となった」と記載されています。

 

 戦後から見ても「未解決事件」は少なくないようです。最近で気になるのは、「山梨キャンプ場女児失踪事件は、2019年令和元年)9月21日山梨県南都留郡道志村キャンプ場で当時小学1年生の女児行方不明になった事件。女児が千葉県成田市在住であることから「成田女児不明事件」などとも呼ばれる」と記載されています。

近年でも大きな「未解決事件」はどれくらいあるのでしょうか。この行方不明事件も不思議な話です。ネット情報によりますと、「2016年の殺人や強盗などの凶悪犯罪 認知件数5130に対して695が未解決」と報道されています。検挙率は思ったよりも高くはないようです。AI(人工知能)やさまざまな科学的捜査が導入されているようですが。

 

 

 

(2019/9/16)

 

 

 

知日派の外国人が増えています。今ではSNAやメディアで広く発信しています。「傍目八目」「灯台下暗し」といわれますが、外国人のほうが、日本人が気づかない事や事情をよく分析できる場合があるようです。著者は、「人口減少時代を生き抜くための自衛隊への15の提言」をしています。

有識者やジャーナリスト、軍事専門家も多様な提言をしているといわれます。人口減少時代にさまざまな問題がありますが、「国防」についても隊員の募集難という問題が大きな課題になっているようです。

また、核兵器の製造は技術的にそれほど難しくなく将来戦の様相は、小型核砲弾が一般化して、小規模戦闘やゲリラ戦でも使われるかもしれないといわれます。アメリカの空母部隊に核弾頭の巡航ミサイル攻撃の懸念もあると指摘されています。

「実は、トランプ大統領は、大統領選挙の行われた2016年に、スピーチやインタビューにおいて数回、「日本が核武装していい」という発言をしています」と伝えられていましたアメリカ人は合理的な思考をするといわれます。日本の核装備におけるトランプ大統領の見解は、合理的な思考の結果だといわれます。

「核には核を」という合理的な思考が求められているそうです。核兵器の拡散問題も北朝鮮の動向が不明になってきています。「普通の国」ならば、自分も核兵器を持とうと考えます。また、それを当然とするのが現代の国際社会です」といわれています。「核兵器配備よりも先に、核シェルター整備を」と叫ぶ政治家がいないのも不思議な現象といわれます。「日本を海に沈めるぞ」と核の恫喝を受けているのに「平和」を叫んでいるのは、「いかがなものか」といわれます。カジノ法よりも核シェルター法を優先すべきだったと指摘されています。スイスのように100%の核シェルターと国民皆兵的な総務省管轄の郷土防衛隊で備える必要があると指摘されています。「核戦争の時代は、国民皆兵的な“ボランティアの民兵”が必要だ」といわれます。「21世紀には核戦争は絶対にない」という保証はありません。それこそ議員の海外視察旅行の目的を「核シェルター視察」とすればよいといわれます。良識の国会の「ノーシェルター政策」は、「敵の一番の弱点を攻撃する核攻撃を招き寄せる」といわれます。5兆円という限られた防衛予算で、抑止力のない高価な通常兵器を少数そろえるのでは、費用対効果の点からも問題にされるといわれます。限られた予算、限られた財源、限られた処遇、増えない税収、十分でない福祉予算を削る財政赤字という「失われた30年」となったといわれます。「改革が遅れているのは本当に優れた官僚や公務員、政治家が登用されていないからだ」といわれます。例えば、膨大なコストをかけて「ミサイル防衛」兵器を装備しても、何発の核ミサイルを打ち落とせるのでしょうか?同時多発攻撃をされると対応できないといわれます。核兵器の費用対効果を考えれば、(近)未来には「安上がりの兵器」になるといわれます。

 

・2019/9/9の台風15号は、関東上陸時には過去最強クラスとなり、千葉県一帯に2週間もの停電が発生しました。以前は2018/9/6の北海道地震で起こった「全域停電」もありました。台風で停電が大規模に長期間発生したことはなかったようです。これからの震災は台風の大雨による常習水害や地震津波による震災の中で「停電」という要素も対策の必要があるようです。税金の無駄遣いを禁止して一つでも多くの防災施策を実施すべきだと指摘されています。

 

「核の恫喝を受けないためにも核には核を」という合理的な思考が求められているそうです周辺諸国では、核兵器や生物化学兵器、核シェルターの開発を熱心に展開しているそうです。核戦争を想定内にしているからでしょう。核兵器のコストも低下していると指摘されています。核兵器のシェアリングの政策もあるそうです。近未来では「核兵器が安上がりの兵器になる」そうです。後進国自爆テロ型の核戦争をするともいわれます。「敵は一番の弱点(核シェルターのないこと)を攻撃してくる」といわれます。良識の国会の「ノーシェルター政策」は、「敵の一番の弱点を攻撃する核攻撃を招き寄せる」と指摘されています。核シェルターがないことが、核攻撃を招き寄せると指摘されています。「21世紀には核戦争は絶対にない」という保証はありません。「平和運動が核攻撃を招き寄せる」といわれ「日本列島を核攻撃で沈める」という恫喝も頻繁に現実に一般国民がうけています。世界平和を数十年間唱えて活動していたら、今度は「核攻撃を懸念する国民が増え、政府不信になっている」といわれます。スイス型の国民皆兵的な“民間防衛”を参考・目標にして国民皆兵的な「郷土防衛隊」が必要だといわれます。また公共施設の地下室や地下駐車場を増やしていく施策も必要だと指摘されています。

 

・雑誌には、「東京に水爆が落ちたら」というシュミュレーションが記載されたりするようになりました。実際に被爆しますと、数百万人の死傷者が出ると言われています。米国の核の報復があったとしても、まず被災者を救援しなければなりません。米国でも核戦争後には共産主義的な政策をとり、食糧を確保しなければならないと指摘されています。

被爆後の救援のためには国民皆兵的な相当数の郷土防衛隊が、全国に必要となります。核シェルターや医薬品や食糧の備蓄等、スイス型の「民間防衛」を目標にすべきだと述べられます。財源の裏付けのない政策は実現できないといわれます。もともと国家予算の分配の問題になるようで、財源をひねり出すためにも、行政、立法、司法の大胆なリストラ、近代化、効率化が必要です。

都心を狙った水爆で、国会も皇居も霞が関も吹っ飛んで一巻の終わりになるといわれます。

 

・5兆円という限られた防衛予算で、抑止力のない高価な通常兵器を少数そろえるのでは、費用対効果の点からも問題にされるといわれます。大地震や大津波の対策と並行して、核シェルターも増やしていく必要があるといわれます。また小火器の備蓄も必要といわれます。海上自衛隊の最大のいずも型護衛艦は1隻1200億円といわれます。有事には、海に浮かんでいるか撃沈されるかでしょう。1200億円で巡行ミサイルが1,000発、ライフルは2百万丁確保できるそうです。「今そこにある危機」である被爆を考慮した防衛政策が必要だそうです。ライフル等の小火器の備蓄があれば、有事には「郷土防衛隊」の創設は容易だといわれます。有事にはボランティアの人数も相当な数になるでしょう。アマの政治家よりもプロの専門家を中心に防衛政策を作るべきだと指摘されています。過去の日本の防衛政策は、敗戦という特殊事情がありましたが、外国人から笑われたものであったそうです。この方面に脳天気(ノー天気)ですと、日本も簡単に歴史から消えていくことになるでしょうか。

防衛政策にも国家経営の実務に精通したベスト&ブライテストのテクノクラートの英知を結集した「国家改造計画」が求められているそうです。ベスト&ブライテストしか政府を構成できないはずですが?!政府にはベスト&ブライテストが集結しているはずですが!?

 

「だとすれば、各地方に防災・消防を兼ね情報・警備を担当するかつての「消防団」のような「郷土防衛隊」が必要となりますが、これを組織するのは防衛省自衛隊の仕事ではなく、総務省と各自治体の役割でしょう」と指摘されています総務省も各自治体も、税金の無駄遣いをなくして、一つでも多くのシェルターを作るべきだといわれます。「危機管理」のシュミュレーションも十分でないといわれます。

 

 

・ちなみに、インターネット情報によると、全人口に対し、何%の人を収容できるシェルターが存在するかを見ますと、「スイス100%、イスラエル100%、ノルウェー98%、アメリカ82%、イギリス67%、シンガポール54%で、日本は0.02%で核シェルターの普及率は異常値だ」といわれます。原因は「政治の貧困」だと語られています。良識の国会の「ノーシェルター政策」は、一般国民が恥をかくといわれます。

 

トランプ大統領の選挙中の「日本と韓国の核武装容認」の発言が注目されましたが、その後のニュースでは、否定されたようです。

 

毎日新聞(2016/11/15)によると「トランプ次期米大統領は14日までに、過去に日本や韓国の核武装を事実上容認する発言をしたことに関し「そんなことは言っていない」と否定した。トランプ氏は大統領選勝利後、さまざまな立場を現実路線に軌道修正する姿勢が目立っている」と報道されています。

 

・米国は以前から「日本の核装備」を大変恐れているといわれてきました。ところが、近年、有識者の中でも「日本は核武装すべし」という議論も増えてきているといわれます。「核の恫喝を受けないためにも核には核を」という合理的な思考が求められているそうです。「21世紀には核戦争は絶対にない」という保証はありません。周辺諸国では、核兵器や生物化学兵器、核シェルターの開発を熱心に展開しているそうです。核戦争を想定内にしているからでしょう。「敵は一番の弱点(核シェルターのないこと)を攻撃してくる」といわれます。後進国では「核兵器は使える兵器」といわれます。先進国のように「核兵器を使えば、人類が滅びる」という合理的な思考がないと語られています。5兆円という限られた日本の防衛予算で、抑止力のない高価な通常兵器を少数そろえるのでは、費用対効果の点からも問題にされるそうです。核兵器の議論もタブー視されている点がありますが、現実的な議論をしてもらいたいものです。マクモニーグルの未来透視に「23世紀と24世紀における2度の大戦で人類の人口が6分の1に大激減する」というのがあります。 

後進国では、大量の餓死者がでている等のみっともないことが国内に続けば、国境紛争や自爆テロ型の(核)戦争を企てると語られています。

 

 

・世界の諜報機関や日本の影の諜報機関の働きについては、私たち一般人は、知らないことがほとんどのようです。昔の時代と違って、偵察衛星が飛び回っており、詳細な軍事写真もとれるようになりましたので、スパイの役割も大きく変化してきているようです。昔はよくスパイ活動でソ連の外交官が逮捕されたとか、北朝鮮のスパイが国内で潜入して逮捕されたりとかの話があったようです。スパイ船の記事も新聞に載っていたそうです。現代では「産業スパイ」の活動が盛んであるともいわれます。現代でも古典的なハニートラップも盛んだそうで驚きです。

 

公安調査庁の元部長によれば「日本は諜報機関のない世界的に珍しい国だ」そうです。しかし、情報部の関係者の努力のおかげで、米軍との諜報機関との繋がりから、徐々に小規模ながら活動をしてきたようです。戦後は、米軍の諜報機関の下請け組織として機能してきたそうです。スパイの世界は「法律を超えた世界」、「超法規の世界」のようです。常にさまざまなリスクが伴うようです。それでも「諜報機関は国家にとって最も重要な死活の国家組織だ」そうですが、諜報機関のない国は北朝鮮拉致事件にも無力だった」ようです。「諜報機関のない国は始めから負けている」ようです。現在でも北朝鮮の動きがつかめないそうです三島由紀夫自衛隊諜報機関接触しなければ、死期を早めることはなかったかもしれません。諜報機関を作るには、フリーメイソンの研究から始めるという説もあります。「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのである」といわれます。

 

・「諜報機関のない国は既に国益を大きく損ねている」ともいわれ、「諜報機関は国家安全保障上の要の組織である」そうです。真面目な官僚も政治家も「諜報機関」の設立には何故か熱心でないのが不思議です。敗戦後の占領軍の命令が現在でも生きているのでしょうか。旧帝国陸軍諜報機関や特務機関に対して、敗戦国民は相当にアレルギーがあるそうです。法律理論論争にこだわりますと動けなくなるようです。日本は昔から「スパイ天国」といわれ、スパイに関連する法律も不備のようです。が、現代ではスパイを使わなくても、公表された書籍や文書を分析するだけで80%は、情報分析活動はできるといわれます。米国の大規模な諜報機関やCIAよりも、「女王陛下の秘密諜報員」で知られる英国の秘密情報部の活動が参考になると述べられています。英国のMI6は、創設には異星人が関与していたという奇説もあるようです。現代でも諜報機関と異星人は馴染みがあるといわれます。

 

・「諜報機関のない国は国家競争から最初に脱落する」といわれ、過去に失った国益は莫大なものかもしれません。現在、国会では「集団的自衛権論争」が盛んですが、「諜報機関」については、各党はどのような動きがあるのでしょうか。「諜報機関のない国は始めから負けている」ともいわれ、自衛隊を海外に派遣するのには、大きなリスクを伴うそうです。日本でも諜報機関と政治の繋がりは予想以上に強いので驚きます。

 

イラクには大量破壊兵器があったかどうかということは、イラク戦争の時に大きな問題とされました。当時から、「情報操作」があったようです。大量破壊兵器がなかったのに「イラク戦争」をしたと、しつこく非難されたようです。これもプロの情報員とアマのメディアの違いのようです。プロの情報機関の情報操作は、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。特にCIAなどの諜報機関は、かなり進んだ情報操作をするそうです。

 

・真偽のほどは分からない歴史的事実の論争が多いそうです。歴史的認識にしても歴史的事実の正確な把握は難しいそうです。その意味において大新聞の報道や社説の影響力の大きさは、とても大きいようです。私たち一般人は、仕事が忙しいので、メディアのジャーナリストの豊富な知見は、理解できませんし、受け身の立場が多いようです。さまざまな社会問題にも勉強する時間がないようです。しかし、「民主主義国家においては国民はその程度に応じた政府しか持ちえない」、「国民が政治を嘲笑している間は嘲笑に価する政治しか行われない」ということで、私たち一般人は、全員政治意識を高めて、政治の近代化に努めていく必要がありそうです。

 

・世界の諜報機関の「恐ろしい世界」は、私たち一般人は、知りませんし、理解不能なことが多いようです。国家安全保障上の最高機密として暗殺を正当化している国もあるそうです。事故か暗殺なのか「不審な死」という事件もよくあるようです。英国やヨーロッパではたまにロシアのスパイの暗殺事件が報道されたりするようです。暗殺手法も毒薬のほかその他の手法が巧妙になっているといわれます。数十年前の新聞に「ソ連製の自殺企画の発狂薬」について報道されていましたが、その後どうなったのでしょうか。「先進国では諜報機関が政治を引っ張っている」そうですが、政治と諜報機関のつながりは強いようです。特に旧共産圏では絶対的ともいえるような権力があったようです。

 

北朝鮮拉致事件も数十年たちますが、政治家の非力が窺われます。「諜報機関は国家存立にとって最も重要な死活の国家組織だ」、「諜報機関は国家安全保障上の要の組織である」、「諜報機関のない国は拉致事件にも無力だった」と語られています。官僚や政治家が「諜報機関の設立」に関心がないのは不思議です。もともと国家予算の分配の問題になるようで、財源をひねり出すためにも、行政、立法、司法の大胆なリストラ、近代化、効率化が必要です。「諜報機関のない国は既に国益を大きく損ねている」そうです。そして公安調査庁の元部長によれば「日本は諜報機関のない世界的に珍しい国だ」といわれます。「諜報機関がないために外国人からバカにされ、物笑いの種にされている」ともいわれます。

 

・日本でも自衛隊の関係者と「田中軍団」との繋がりがあったように、何事も水面下で動いているようなのです。「自衛隊の情報関係者が三島由紀夫を殺した」とまでは極論できないそうです。「クレイジー」な三島事件は、外国人に非常に悪い日本のイメージを与えたそうです。ノーベル文学賞受賞候補者だった三島由紀夫の猟奇事件は、親日派の外国人に相当ショックを与えたといわれます。私たち一般人には、「三島由紀夫が何等かで狂った」としか思えて仕方がないようです。政治精神の後進性が窺われます。

 

・「スパイ天国日本といわれている間は、自衛隊を海外に派遣する事にはリスクがあり慎重であるべきだ」そうです。戦費に莫大な費用がかかる懸念もあるそうです。イラク戦争時に1兆円以上(130億ドル)、米国に戦費を支払ったこともありますが、それほど感謝されず、今後、自衛隊の死傷者が3ケタにでもならないと世論が耐えられなくなるそうです。スパイ天国日本で、外交官の評判も悪いですし、「甘い国際感覚と貧弱な語学力」では国益を大きく損なうこともありましょう。「集団的自衛権の行使容認」について国論は2分されました。「普通の国」への方向に進みますと、米軍との共同作戦による歩兵の大量出血が強要されることになるでしょうか。

 

・少数の歩兵を派遣して処理できる事態よりも、未来戦争の様相は大きく変化してくるそうです。「将軍たちは前の戦争の兵器で軍事演習をしている」ともいわれます。遠い未来の戦争様相は、テロやゲリラ戦よりも生物化学兵器核兵器が飛び交う、大規模な大量破壊兵器の戦争となるようです。近隣諸国も核戦争に備えて核シェルターの準備に余念がないそうです。日本には、核シェルターの備えもなく、スイスのようにはいきません。中国軍も米軍と通常兵器で衝突すれば核兵器を使うと公言しているそうです。核アレルギーで、論争もタブー化され、脳天気(ノー天気)だそうです。国民の懸念をなくすために長期の防衛計画が必要ですが、5兆円の防衛予算を大きく増額できないでしょう。毎年25兆円の防衛予算は、捻出できません。社会保障費も減額できない要素が多いといわれます。

 

・「東日本大震災の復興等の難問山積みの内政を優先すべきであり、税金の無駄遣いをやめて、行政・立法・司法に大胆なリストラの断行が必要だ」そうです。社会の遅れた面、非近代性、後進性、頭の古い面が予想以上に増えてきています。改革の速度も大変遅いようです。本当に優れた官僚や政治家が登用されていないそうです。「日本は先進国だろうか」という声も街中では増えてきているようです。「女性の登用も先進国とはいえない」といわれます。女性の眼から見ると「政治や経済の後進性」を痛切に感じることでしょうか。「あまり知られていないことだが、日本の社会保障というのは、先進国とは言えないくらいお粗末なモノなのである」といわれます。為政者の認識・自覚もないといわれます。肝心の諜報機関もありませんし「スパイ天国日本」といわれ、その方面では外国人から「遅れた国」として見られているそうです。

 

公安調査庁の元部長によれば「日本は諜報機関のない世界的に珍しい国だ」そうですが、真面目な官僚や政治家は諜報機関の設立についてはおとなしいそうで不思議です。「それこそ税金の無駄遣いを止めて、諜報機関の設立運営の財源にあてるべきだ」そうです。限られた予算、限られた処遇、増えない税収、十分でない福祉予算を削る財政赤字の出口は、容易に見つけられないようです。それに莫大な戦費が加わり出すと、財政破たんの懸念も出てこないでしょう。ベスト&ブライテストの集団で優れていた日本政府が劣化している懸念があるそうです。「自衛隊が出てくれば東京を丸焼けにしてやる」という核の恫喝も受けていないのでしょう。国家経営の実務に精通したベスト&ブライテストのテクノクラートの英知を結集した「国家改造計画」が求められているそうです。

 

amazonに「地震津波」といれますと2214件が反応します。それだけに今の問題になっているようです。首都直下大地震津波南海トラフ巨大地震津波は発生確率が7割以上と言うことで、いつ起こるのか分からないだけのようです。当然ながら各地方自治体や国では対策を強化しているようです。東日本大震災では、地震津波の基準が5メートルであったために被害を拡大させました。3階建ての避難センターも役に立ちませんでした。被災地には過去において10メートル級の津波が何回もきていたようですが、津波対策には充分生かされなかったそうです。大変な失政でした。

 

地震については関東大震災がありましたので、知識人の中にも大型地震について言及する者も少数いたようです。清水幾太郎氏も大地震に言及したり、「戦後最大のタブー」ともいえる「核装備」についても言及していたようです。現代では地震津波の対策も重要ですが、地球温暖化による「異常気象」も大いに懸念されております。記録的豪雨、ゲリラ豪雨の被害も増えております。オリンピック対策も必要ですが、地震津波対策もより一層、必須です。

 

・兵器も時代により変遷してきており、戦車や大砲の兵器の時代からミサイルや核兵器、「貧者の核兵器」といわれる、「細菌兵器」や「化学兵器」に戦争の様相が変化してくるものと思われます。「将軍たちは前の戦争の兵器で軍事演習をしている」「次の大戦には必ず新兵器が使われる」そうですが、通常兵器が陳腐化する時代は遠くではないそうです。抑止力のない高価な通常兵器を少数揃えても、「貧者の核兵器」を熱心に揃えている国々にたいしては「抑止力」にはならないそうです。戦車と自動小銃で立ち向かっても「細菌兵器」や「化学兵器」をばら蒔かれて一巻の終わりと言うことでしょうか。「戦場の様相」が将来、当然に大きく変化するといわれます。

 

・通常兵器では「抑止力」が無くなりつつあります。国会によって爆撃装置や給油装置を外した航空自衛隊の高価なF4ファントム戦闘機が「北朝鮮拉致事件」には何の抑止力にもなりませんでした。近隣諸国の仮想敵国では核兵器や細菌兵器、化学兵器を熱心に作っておりますし、核シェルターも相変わらず整備しているそうです。核兵器でないと「抑止力」にならない時代です。米軍の核打撃力に全面的に頼ることは、抑止力的にも十分でもありませんし、兵器の高度化という点からも核兵器のリースなどを検討すべきだといわれます。

 

原子力潜水艦核兵器の製造コストは莫大なもので、国民生活を圧迫するという観点から反対する軍事専門家もいます。5兆円の限られた予算では、通常兵器の新兵器の数を十分に揃えることも無理のようです。限られた予算、増えない税収、十分でない福祉予算を削る財政赤字ということで、どの程度防衛予算を増額できるのでしょうか。さまざまな政策が将来的に検討されるべきでしょうか。

 

拉致事件も担当者が苦労しているようですが、この程度の問題が何十年も経っても全面的に解決されないようですが、「抑止力のある防衛力」を持てば、解決は容易になるものと思われます。拉致事件も米軍だったら、自衛による武力制裁する事例だったそうです。拉致事件は「警察がしっかりとしておれば防げたはずだ」という話もあったそうです。被害者もその家族も高齢化しており、拉致事件はどうなるのでしょうか。この程度の問題に数十年もかかっているようでは政治家の非力が窺われると語られています。「諜報機関がないので拉致事件を起こされた」そうです。大量の餓死者の出た北朝鮮は、常に戦争の火種を求めているといわれます。またサラリーマンの本脳のためか、タブーである核装備を議論する人は少ないそうです。 とりわけ「未来の大戦ではペスト菌などの“細菌兵器”が使われる」という未来透視もあり不気味です。

 

・「法隆寺五重塔の塑像の謎」の話は、おそらく動物タイプの宇宙人の塑像かもしれません。宇宙人には動物タイプは3割ほど存在するともいわれます。「トカゲのような容姿をした人物」もレプティリアン爬虫類人)系統の異星人のようです。太古の天皇は、実はレプティリアン爬虫類人)系統の異星人だったという説もあります。当時から「宇宙連合」の異星人と地上の権力者とはコンタクトがあったようです。物部氏の祖であるニギハヤヒ命は、河内に降臨する際、天磐船(あめのいわふね)に乗って大空を駆けめぐったといわれます。日本民族の原郷の高天ヶ原の宇宙人たちは、現在も宇宙に分散しているのでしょう馬頭観音という頭が馬で体は人間のような異星人もいるようです。馬頭観音も昔は、日本にも来ていたようで、異類混血か遺伝子操作等で、人間化しているのかもしれません。ガリヴァー旅行記には馬の国のヤフーの話があります。『ガリヴァー旅行記』は、火星の衛星の正確な描写から宇宙旅行記ではないかという仮説もあります。

 

馬頭観音に似ている異星人に「イアルガ星人」がいます。イアルガ星人とオランダ人のコンタクト話は洋書になっています。イアルガ星人の中型宇宙船(空飛ぶ円盤)を縦に5機結合して、宇宙飛行をすることもあるようです。五重塔は、このタイプの宇宙船からのイメージなのかもしれません。イアルガ星人は、石油タンクのような巨大な円筒形のビルに住んでいるようです。「トカゲに似たの奇妙な像は奈良県に多いみたいです」ということは、奈良県付近に太古からレプティリアン爬虫類人)がいたのかもしれません。異星人は、非物質化ができるようで、テレポーテーションもできるものもいます。「テレポート(瞬間移動)は、人間にとり奇跡ですが、宇宙人にとっては、それほど難しくないテクノロジーだ」といわれます。「顔が龍となっている人物の像」もそのような異星人がいたのかもしれません。また「多肢の仏像」がありますが、宇宙母船の中には多肢のバイオ・ロボットが活動していると言われています。仏教を創ったのはシリウス星人のようです。「爬虫類人を支援していたのが、仏教思想を開発したシリウスB星人であり、その他に爬虫類人支配下でこと座(リーラ)文明を再生させている」といわれます。UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象だといわれます。書籍より優れている膨大な異星人情報がネット記事や動画になっており、個人では把握できない量です。

 

 

 

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・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ

日本は津波による大きな被害をうけるだろう

・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・

「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」

「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」

「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」

「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」

「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」

イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのだろうか」「フリーメーソンとは、“現在、世界で信仰されているいずれの宗教より古い”教団となるのだろうか」

国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」

「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」

「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

シリウス星人の故郷である天体イジュニュは、もっと高い周波数で共振する6次元の天体であり、地球の宇宙と同時に存在するパラレル・ユニバースに存在するのだろうか」

 

グーグルのブロガー(多言語翻訳)にも書いています→UFOパラレル・ワールド

 

  

 

 

「原因と結果の法則」は、私たちが思い、行うことと同質の結果を、必ず私たちにもたらしてくれます。このことを身をもって知った瞬間、あらゆる恐れと不安が、私たちの心から去っていきます。

 

 

(2024/7/24)

 

 

「原因」と「結果」の法則』 【ベーシック版】

ジェームズ・アレン  サンマーク出版  2005/3/18

 

 

 

・行いは思いの花であり、喜びや悲しみはその果実です。

 

・心は創造の達人です。そして、私たちは心であり、思いという道具をもちいて、自分の人生をつくりあげています。

 

私たちを取り巻く環境は、私たちの心の中身を映し出す鏡のようなものにすぎません。

 

はじめに

・「私たちの人生は、私たちの思いによってつくりあげられている」

 

・私たちは、自分自身が選び、めぐらしている思いによって、自分の人生をつくりあげています。

 

思いと人格

・私たちの人生は、「原因と結果の法則」という不動の法則にしたがってつくられています。

 

人生をつくる法則

・「人は誰も、心のなかで考えているとおりの人間である」とは、昔からよくいわれることです。これはまさしく真実であり、人格ばかりでなく、人生全体にあてはまる言葉です。私たちは、自分が考えているとおりの人間として、考えているとおりの人生を生きているのです

 

・植物は種から芽生えます。それは、種がなければあらわれることができません。そして、私たちの行いもまた、心のなかでめぐらされる思いという種から芽生えます。

 

・心の中の思いが、外側の人生をつくりあげている。私たちの人生は、私たちの思いによってつくりあげられている。私たちの心が、悪い思いで満ちているとき、私たちは、いつも痛みがつきまとう。

雄牛を悩ます荷馬車のようにして、もし私たちが、良い思いばかりをめぐらしたなら、私たちには、喜びばかりがつきまとう。私たち自身の影のようにして。

 

・私たちの人生は、「原因と結果の法則」という不動の法則にしたがってつくられています。

 

・人格も、いうまでもなく思いの結果です。

 

体験を通じて知る真実

・私たちは、自分自身の思いによって、自分をすばらしい人間につくりあげることもできれば、堕落させてしまうこともできます。

 

・「私たちは自分の思いの主人であり、自分の人格の作者であり、自分の環境と運命の設計者である」

 

・私たちは、つねに自分自身の主人です。

 

・私たちがそうなるためには、まず、自分自身の内側に目をやり、すべての原因は内側にあるのだということを知らなくてはなりません。

 

・「人間は自分の人格の作者であり、自分の環境と運命の設計者である

 

「求めよ。さらばあたえられん」という法則があなたのために機能し、はじめるのは、そのときからです。

 

思いと環境

あなたの環境は、あなた自身の心を映す万華鏡です。それは、刻一刻と姿を変え、あなたの心の中身をさまざまな形で見せてくれます。

 

偶然は存在しない

・人間の心は庭のようなものです。

 

「自分は自分の心の園芸主任であり、自分の人生の総責任者である

 

・ここでいう環境とは、目に見える世界、つまり、接触する人々や発生する出来事もふくめた、私たちを取り巻くあらゆる状況を意味します。

 

・ですから、私たちの人生のなかには、偶然というものは存在しません。私たちの人生のなかには、私たちが満足している状況も、不満を感じている状況も存在していますが、とにかくあらゆる状況が、「原因と結果の法則」という不動の法則に正確にしたがって、姿をあらわしたのです。

 

あなたの心が引き寄せるもの

・私たちは、どんなときにも、自分がいちばん進歩を果たしやすい環境にいます。

 

・私たちが生まれついた環境さえも、そもそも私たち自身が設計したものです。私たちの本質は心であり、心は新しい人生を開始するとき、やはり「原因と結果の法則」にしたがって、その中身にふさわしい、それ自身の進歩に最適な肉体と環境のなかに、生まれ変わってくるからです。

 

・人生は環境によって決まってしまうと考えている人は、環境によって打ち負かされる運命にあります。

 

・自分の心をしっかりと管理し、人格の向上をめざしつづけている人たちは、「自分の環境を設計するのは自分の思いである」ということを知っています。

 

・心は、それ自身が内側で、くり返しめぐらしつづけているものを引き寄せます。

 

・良い思いは良い果実を、悪い思いは悪い果実を実らせます。

 

・「原因と結果の法則」は、あらゆる場所で機能しています。

 

自分自身を改善すれば

・環境は人間を変えません。私たちの環境は、私たちの心の中身をさまざまな形で教えているだけです。私たちは、自分の思いの主人であり、自分の人格の作者であり、自分の環境の設計者なのです。

 

・私たちは、自分がたんに望んでいるものではなく、自分の人格にふさわしいものを引き寄せます。良い思いばかりをめぐらしている人が、悪い道に落ちて苦悩する、などということは絶対に起こりませんし、悪い思いばかりをめぐらしている人が、すばらしい目標を達成して真の幸せを感じる、などということも絶対に起こらないのです。

 

私たちが獲得できるものは、私たちがたんにほしいと願い、祈るものではなく、正当な報酬ととして受け取るものです

 

・「原因」を放っておいて「結果」に戦いを挑んだところで、勝てるわけがありません。その「原因」は、意識的にめぐらされている意地悪な思いかもしれませんし、無意識のうちにめぐらされている、ずるい思いかもしれません。

 

・この自分自身を改善することこそが、よくいわれる「自己犠牲」というものの真の意味です。

 

・自分自身を意欲的に改善しようとしている人は、めざす目標の達成に、けっして失敗することがありません。

 

なぜ願いがかなわないのか

・彼は、豊かになるための方法をまったく知らず、貧しさから抜け出すために行うべきことを、何ひとつ行っていません。

 

・ここに、暴飲暴食がたたって慢性の重い病気にかかっている、金持ちの男がいます。

 

・ここに、自分の繫栄を願い、従業員の給料を不当に安くしている雇い主がいます。でも、そんな人は、まったく繫栄するに値しません。

 

・ただしその傾向も、自分の心と人生のなかで機能している「原因と結果の法則」を意欲的に観察しつづけることで、徐々に消える方向に向かいます。

 

・ただし、環境はとても複雑です。そこには、個人のさまざまな思いがあらわれています。何が幸せかも、個人によってまちまちです。

 

苦悩の正体

・完璧な善人になったことのない人に、「あまりにも善人すぎると、苦しみが絶えない」などということが、どうしてわかるのでしょう。

 

・良い思いや行いはけっして悪い結果を発生させませんし、悪い思いや行いはけっして良い結果を発生させません。

 

・苦悩は、つねに、なんらかの悪い思いの結果です。

 

・完璧に清らかな人間は、苦悩を手にすることがありません。

 

・私たちに苦悩をもたらす状況は、私たち自身の悪い思いの結果です。

 

法則と調和して生きる

・私たちは、自分の人生のなかで機能している不動の法則の存在を知り、それに自分の心をしたがわせはじめたときから、真の人間として生きはじめます。「原因と結果の法則」は「正義の法則」です。それはつねに、私たちに心をきれいにするようにといいつづけています。

 

・そのとき私たちは、「原因と結果の法則」に刃向かうのではなく、それと調和して生きるようにしさえすれば、悪いことなど何ひとつ起こらないということを知っているからです。

 

意地悪な思いを捨てたなら

・あらゆる種類の悪い思いが、誤った行いとして、つづいて、苦悩に満ちた、不愉快な環境として姿をあらわします。

いっぽう、あらゆる種類の良い思いが、正しい行いとして、つづいて、明るい快適な環境として姿をあらわします。

 

・心のなかでくり返しめぐらされる思いは、たとえ良いものでも悪いものでも、心と環境のなかで、それ自身と同じ性質の結果を必ず発生させるのです。

 

・私たちは、自分の環境を直接はコントロールできないかもしれません。でも、自分の思いは完璧にコントロールできます。

 

・もし私たちが、意地悪な思いを捨て去ったなら、そのときから世界中が私たちにやさしく接し、私たちを応援しはじめます。

 

・あなたの環境は、あなた自身の心を映す万華鏡です。

 

・あなたは、あなたがなろうとする人間になる。野蛮な心は、失敗の原因は環境だと叫ぶかもしれない。しかし、気高い心はそれをたしなめ、つねに穏やかである。気高い心は時間をしたがえ、空間を征服する

それは、偶然というほら吹きの詐欺師をおびえさせ、環境という専制君主から王冠を奪い、意欲的に奉仕する。人の重い、その見えないパワー、その不滅の心の子孫は、いかに分厚い岸壁をも貫き、目標への道を切り開く。遅い歩みのなかでも、忍耐を忘れてはならない。理解する者として待つことだ。気高い心が立ち上がり命じたならば、神々は必ずそれに応えてくる。

 

思いと健康

・完璧な肉体は、完璧な心によってつくられます。健康を取り戻したいなら、心をきれいにすることです。

 

きれいな心と肉体

・私たちの肉体も、私たちの環境と同じく、私たちがめぐらしつづける思いを色濃く映しだします。

 

・肉体は、心のなかでめぐらされる思いに、とてつもなく敏感に反応します。

 

・不純な思いは、たとえ行いとして表にあらわれなくても。神経系に大きなダメージをあたえます。いっぽう、清らかな思いは、生き生きとした美しい肉体をつくりあげます。私たちの思いは、それが良いものでも悪いものでも、それと同質の結果を、肉体のなかでも確実に発生させるのです。

 人間は、不純な思いをめぐらしつづけているかぎり、不純な血液を手にしつづけることになります

 

・いくら食生活を改善しても、心がよごれていたのでは、ほとんど効果がありません。でも、つねに清らかな思いをめぐらせるようになったとき、人間はもう、病原菌を恐れる必要さえありません。食べ物に気を使う必要もなくなります。体に悪い食べ物を自然に食べなくなるからです。

 きれいな心は、きれいな習慣をつくります。

 

・完璧な肉体は、完璧な心によってつくられます。健康を取り戻したいなら、心をきれいにすることです。

 

清く正しく生きること

・清く正しく生きつづけている人たちにとって、老化はとてもゆるやかで穏やかです。

 

・楽しい思いは、どんな医師よりも上手に、肉体から病気を追い払います。善意は、どんな心理学者よりも上手に、顔から苦悩の影を追い払います。

 

・いっぽう、つねに愛に満ちた思いをめぐらしながら、あらゆる人に好意を抱き、あらゆる人と楽しく接し、あらゆる人のなかにある良いものを探しつづけているとき、人間は天国への道を歩いています

 

思いと目標

目標を定めることです。自分にふさわしい、可能なかぎり大きな目標を、明確に設定することです。

 

心が強くなるために

・思いと目標が結びつかないかぎり、思いの真のパワーは発揮されません。

 目標をもたないことは、舵のない船に乗っているようなものです。

 

・目標を定めることです。自分にふさわしい、可能なかぎり大きな目標を、明確に設定することです。

 

・とにかく人間は、つねに明確な目標を心に抱き、その達成をめざすべきです。

 

・目標をめざす過程で、さまざまな失敗を繰り返したとしても、日々の努力を通じて強くなった心は、未来の成功にまちがいなく役立ちます。失敗は、たとえどんなものでも、輝かしい未来に向けた新しい出発点にほかならないのです。

 

まっすぐな道を描く

・大きな目標を見つけられない人は、とりあえず、目の前にある自分がやるべきことに、自分の思いを集中して向けるべきです。

 

・私たちの目標の達成を、ほかの何よりも激しくさまたげるものは、私たち自身のそれと不安です。

 

・恐れと不安は、私たちをつねに失敗へとみちびこうとします。

 

恐れと不安が消え去ったとき

・私たちを目標に向かわせるパワーは、「自分はそれを達成できる」という信念から生まれます。恐れと不安は、その信念にとって最大の敵です。

 

・でも、私たちはそいれらを追い払うことができます。自分の思いをコントロールする作業を通じて、自分の心と人生のなかで機能している「原因と結果の法則」を自らの手で発見することによってです。「原因と結果の法則」は、私たちが思い、行うことと同質の結果を、必ず私たちにもたらしてくれます。このことを身をもって知った瞬間、あらゆる恐れと不安が、私たちの心から去っていきます。

 

・恐れと不安が消え去ったとき、人間の心は強力なパワーで満ちあふれます。

 

・私たちの思いは、目標と勇敢に結びついたとき、無敵のパワーとなります。

 

真の成功

私たちは、真の意味の自己犠牲を払うことがないかぎり、どんな成功も果たせません。

 

ほんとうに悪いのは自分

・私たちが人生のなかで果たす成功も、そこで味わう失敗も、私たち自身がめぐらす思いから生まれます。

 

結局、私たちの人生はすべて、私たち自身がつくりあげているのです

 

真の成功を果たすためには

・深い知恵の光を当てさえすれば、独裁者が誤ってもちいているパワーと、奴隷のようにして生きている人たちの弱さが、同じ法則にしたがって、とてもよく似た結果を引き起こしていることがわかります。

 

・それは、心が「原因と結果の法則」を知らないために、無意識のうちにその法則に刃向かってめぐらしている、誤った思いであり、どんな良い結果も生み出しません。

 

・私たちは、自分の心から悪い思いを追い払う努力をつづけることで、弱さ、絶望、苦悩のなかから抜け出せます。

 

・私たちは、真の意味の自己犠牲を払うことがないかぎり、どんな成功も果たせません。

 

成功をつづけるためには

「原因と結果の法則」は「正義の法則」です。ですから、たとえ表面的にはどのように見えても、欲ばりな人間、不正直な人間、身勝手な人間を、けっして助けません。

 

・そして人間は、どんなにすばらしい成功を果たしても、悪い思いにふたたび身をまかせることで、弱さと苦悩のなかに舞い戻ってしまうことがあります。成功をつづけるためには、警戒が欠かせません。

 

・成功を果たせないでいる人間は、自分の悪い思いを追い払おうとしていない人間、すなわち、真の意味の自己犠牲を払おうとしていない人間です。

 

未来のビジョン

あなたの未来は、あなたが見つづける未来のビジョンにもとづいて築かれます。気高い理想を抱くことです。

 

理想を抱くこと

・理想家たちは、この世界の救い主たちです。

 

・理想家たちは、すばらしい未来の設計者たちです。

 

・気高い理想を掲げ、そのビジョンをしっかりと見つづけている人間は、いつの日にか、それを現実のものにします。

 

・理想を抱くことです。そのビジョンをしっかりと見つづけることです。あなたの心を最高にワクワクさせるもの、あなたの心に美しくひびくもの、あなたが心から愛することのできるものを、しっかりと胸に抱くことです。そのなかから、あらゆる喜びに満ちた状況、あらゆる天国のような環境が生まれてきます。

 

・気高い夢を見ることです。あなたは、あなたが夢見た人間になるでしょう。あなたの理想は、あなたの未来の予言者です。

 

ある若者が見つづけたビジョン

・夢は現実の苗木です。この世界でこれまでに達成された偉業のすべてが、最初はたんなる夢にすぎませんでした。

 

そして、人間の美しいビジョンのなかでは、それを実現させようとして、天使たちがせわしなく働いています。

 

・彼はいま、未来の輝かしい人生を夢見ています。未来の理想的な環境を、心にしっかりと描きあげています。

 

・ついに彼は、若者のときに抱いた自分のビジョンを現実のものとしました。いまや彼は、理想のひとつになったのです。

 

あなたが受け取るもの

・あなたもまた、自分がしっかりと見つづけるビジョンを、たとえそれが美しいものであっても、そうでないものであっても、いつしか現実化することになります。なぜならば、あなたは、あなたがもっとも愛しつづけているものへと、つねに引き寄せられることになるからです。

 

・あなたの手には、つねに、あなたの心の中身と同質のものがもたらされることになります。

 

・あなたがしっかりと見つづけるビジョンは、あなたを、必要な努力、必要な行動へと強く駆り立てます。明確なビジョンは、それを見つづけている人間に、それを現実化するために行う必要のあることを正確に教えてもくれます。

 

・あなたはいま、帳簿つけをしているかもしれない。しかしまもなく、扉の外に足を踏み出すだろう。あなたの理想への歩みは、もう誰にも止められない。

 

・あなたはいま、ノコギリとカンナを手に、家の改造に取り組んでいるかもしれない。しかしやがて、それらを下に起き、あなたの世界の大改造に取りかかるだろう。

 

理想の人生へ

・とても多くの人たちが、表にあらわれた「結果」だけに目を奪われ、その背後に存在する「原因」をみようとしないために、あらゆる偉業を、幸運、運命、あるいは偶然などという言葉で片づけようとしています。

 

彼らは、それらの幸運な人たちが流しつづけてきた「血と汗と涙」の部分にはけっして目を向けません。

 

・でも、大多数の人たちは、そういったいわば「影」の部分には、目もくれようとしません。

 

・あらゆる真の成功が、気高い目標と正しい努力の結果であり、そこにはいかなる偶然もありません。

 

・あなたの未来は、あなたが見つづける未来のビジョンにもとづいて築かれます。

 

穏やかな心

穏やかな心は、このうえなく賢い心であり、黄金以上に価値のあるのもです。

 

穏やかになればなるほど

・穏やかな心は、このうえなく美しい知恵の宝石です。自分の思いをコントロールする努力をねばり強くつづけてはじめて身につくもので、これには、気高い人格と「原因と結果の法則」に関する正しい理解が、つねに寄り添っています。

 

・私たちは、穏やかになればなるほど、より大きな成功、より大きな影響力、より大きな権威を手にできます。どんな仕事でもうまくいくようになります。穏やかな人間とは、誰もが喜んで関わりたいと思う人間であるからです。

 このうえなく穏やかな心は、このうえなく強い心です。

 

人生という海には

・完璧に穏やかな心は、真実の海のなか、水面から遠く離れた、どんな嵐の影響もおよばない、永遠の静けさのなかに住んでいます。

 

・嵐に飛ばされている魂たちよ、あなたがたが、いまどこにいようと、どんな環境で生きていようと、このことを知ることだ。人生という海のなかには、あなたがたに、つねに微笑みかけている、至福の島があり、そこでは、明るい日の光が舞う美しい海岸、あなたがたの理想が、あなたがたの到着をいまや遅しと待ちわびている。その手を、心の舵の上にしっかりと置きつづけることだ。あなたがたの心の帆船のなかでは、その船の船長が静かに体を横たえている。彼はいま、眠る以外のことは何もしていない。

彼を目覚めさすことだ。

 

・自分の思いをコントロールすることは、強くなることです。

 

・「静かにしていなさい。穏やかにしているのです

 

訳者あとがき

・『「原因」と「結果」の法則』はビジネス書に分類されてはいますが、アメリカでは家族がみんなで読む本としても、高い人気を得ているようです。

 

 

 

(2019/7/10)

 

 

 

『ヒマラヤ大聖者の幸運を呼ぶ生き方』

「与える人」が最も豊かになる

ヨグマタ 相川圭子 廣済堂出版    2017/9/15   

 

 

 

シェアし与える生き方

・与えるだけで、あなたの「力」が引き出される――

5000年の時空を超えた秘教の叡智が伝える神秘のルール

 

あなたの与えたものが、あなたの受け取るもの

・日本は素晴らしい国ですね。経済的にも豊かで、平和で快適です。

でも、ふとした瞬間、むなしさを感じることはありませんか?

疲れてしまうことはありませんか?

国連の「世界幸福度レポート」(2017年度版)を見ますと、日本は、幸福度では世界54位だそうです。自殺者の数も、今も多いままです。

 私のところにも悩みを抱えた方が、数多く相談にいらっしゃいます。

 

・けれど、欲は、新たな欲を引き寄せるものです。

 何か一つ得れば「もっと「もっと欲しい」、また何かを得れば「もっと」と、欲望にはキリがありません。そして欲望は、「あの人のほうがもっと多く持っている」と他者を妬んだり、「あの人には負けた」と他者と比較してコンプレックスをつくるなど、さまざまな悩みや苦しみを生み出す原因となってしまうのです。

 

・今までの生き方ではほんとうの幸せが得られるのでしょうか。そろそろその生き方を変えるときなのです。

 ほんとうの幸福を願うなら、思い切ってこれまでとはまったく反対の生き方をしていくのです。「欲しい」「もっと」と何かを得ようとする生き方ではなく、シェアし与える生き方にシフトチェンジするのです。

 

・でも「与えたら、自分のものが減ってしまうのでは………」と心配ですか?確かに、現実の目に見える世界では、たとえばコップの水を半分確かにあげれば、半分に減ってしまいますね。これまでの考えですと、そこで「損をした」とカッカし、相手のことを「遠慮を知らない人だ」などと内心腹立たしく思ったかもしれません。

 

・そんなあなたにぜひ知っていただきたいのが、ヒマラヤ秘教の叡智です。

 ヒマラヤの聖者は、サマディと呼ばれる究極の悟りを得て、宇宙の真理を体験しました。そして、私たち人間の内側にひそむ真の幸福につながる秘密の鍵を発見したのです。

 その教えの一つによれば、宇宙には、ある確かな法則が存在するのです。それは、「与えたものと同じ質のものが返ってくる」という法則です。

あなたが感謝を与えれば、感謝が返ってきます。

あなたが愛を与えれば、愛が返ってきます。

与え続けることで、コップの水は減るのではなく満たされ続けるのです。

 

これは「カルマの法則」といって、宇宙(神)の普遍的な真理であり、ただ一つの例外もありません。逆にいえば、自ら与えなければ、何も得られないということです。

 

・小さな親切を積むのもいいでしょう。困った人に手をさしのべるのもいいでしょう。つねに愛と感謝と思いやりを、まわりの人に与えましょう。

見返りを期待せず人に尽くし、良きことのために喜んでお金をつかいましょう。

 与えたことで、神の愛と祝福が注がれます。

 宇宙が全力であなたのサポートに動き出すのです。

 突然夢が叶ったり、思わぬところからチャンスが運ばれてくることもあるでしょう。心から信頼し合える仲間やパートナーと巡り会うかもしれません。

 無理してがんばらなくても、自然に思い通りの人生を生きられるようになるのです。

 本書では、そんな与える生き方の智恵をお伝えします。

 

私、ヨグマタは、あなたにサマディからの愛をシェアします。

 

ほんとうに大切なものを与える

損得ばかり考えていませんか?

・お金を「もっと欲しい」と思うのも、「汚い」と毛嫌いするのも、どちらも執着です。

 

ハーバード大学のある研究では、「人生の目標は何ですか?」という問いに対し、約80%の人が「富を手に入れること」と答えたそうです。

 

・ととえば、そんな過去の経験があると、お金にまつわるさまざまな体験の記憶がカルマとなっています。そして、「お金がなくなったら幸せになれない」という恐怖や、「もっと欲しい」という飢餓感につながってしまうのです。

 

・中には、「お金は汚いもの」「卑しいもの」と毛嫌いする人もいます。

 親がギャンブルに手を出したことで苦労した、お金で人の態度が変わるのを見せつけられたなど、お金に関するネガティブな体験によって「お金=悪」というレッテルを貼ってしまっている人もいるかもしれません。

 こんなふうに人それぞれの体験によって、お金に対する感覚は違ってきます。

 おかねを「もっと欲しい」と思うこと、そして「汚い」と毛嫌いすること。いずれにしても、どちらも自分の思いの投影であり、執着です。

 

お金そのものは、良いものでも悪いものでもありません

 正しくつかうことで、個人や社会全体を豊かにするありがたいものなのです。たとえば、自分の才能を伸ばしてそれを人にシェアします。その対価として、お金をいただくのです。そして、それを社会に還元します。さらには、その収入の一部を、人を救済している会や、社会が良くなり人が幸せになる活動をしているところに寄付するとよいでしょう。

 

・今の世の中では、必要以上に拝金主義がはびこり、それが幸せどころか、人々を苦しめているようです。

 お金に執着し、翻弄されてはいけません。まずは、愛と誠実さを持って、与えられた仕事を一所懸命行いましょう。そして、能力、優しさ、思いやりなど、自分の中からいいものを出していくと、お金は自然についてくるでしょう。

 私の道場では、成功するための秘法のディクシャがあります。それを受けることでより富の力が開花します。また、高次元の存在とシッダーマスターを信じることで、あなたの願いが神に届いて叶い、奇跡が起きます。しかし、その願いは利己的なものであってはなりません。

 

いちばん大切なお金を捧げることで執着がはずれます。そして「与える」回路が開きます

・私たちは、裸で生まれ、裸で死んでいきます。

 いくら「欲しい、欲しい」と何かを追い求め、自分のものにしたつもりでも、いざ死を迎えて旅立つとき、あの世へ持っていけるものは何一つありません。

 すべては神からいただいたものであり、自分に属するものはありません。この肉体でさえ借り物なのです。

 

・けれど、人はなかなか執着を手放せません。「これは自分のものだ」と所有した気にならないと安心できないのです。だから、ついかき集めてしまいます。人に与えるのが惜しくなってしまいます。

 こうした執着を手放すのに、最も効果的なのがお金を差し出すことです。

 お金は、人がいちばん大切だと思っている、いわば欲望の象徴です。そのいちばん大切なものを捧げるからこそ、効果は絶大です。

 意識はたちまち変容します。かかえ込み、減らないように防衛しようとする執着が剥がれ、神の祝福をいただいて、与える、分かち合うエネルギーに変わるのです。

 

・その結果(ほんとうの自分)とつながりやすくなり、本来誰もが持っている自分の中の神性の扉が開くのです。

 そのため、ヒマラヤ秘教では、「お布施」や「浄財(寄付)」の形でお金を差し出すことは大切な修行の一つと考えられています。

 そしてもう一つ、功徳という良いエネルギーが蓄積される「奉仕」があります。「奉仕」がカルマを浄めるのに大切な行です。人に親切にし人を救うのです。

 そして、本拠地インドの信仰深い人々は皆、深い信仰心を持ち、寺院やマスターにお布施や寄付を行っています。

 それが執着やむさぼりの心を取りのぞく神聖な行為だと、皆、知っているからです。 

 寺院のまわりにはいつも大勢の人々が集まり、お金やものをお布施したり、ちょっとしたお供え物を捧げたりします。

 奉仕は誰もが休日や晩に泊まり込んで、寺院の掃除や、修行者や僧のための食事づくりなどを手伝って労力を差し出します。

 また、布施を進めます。新しい寺院の建立はつねに、人々の心の浄化と神に出会う意識の進化の修行として、積極的に行われています。寺院の運営や貧しい人への施しにつかわれていきます。

 そして、その寺院は人々の祈りの場であり、魂のよりどころとして尊ばれていきます。

 

・お布施や浄財(寄付)や奉仕というと、「してやった」「くれてやった」「ものやお金が余ったからあげた」「義理で仕方なく出した」などと、それを恩着せがましく傲慢に語る人もいますが、考えを正しくしていきましょう。

 お金を差し出すことで我欲を捨て、神の祝福を得て、さらにそれに近づくことができるとしたら、それはありがたく畏れ多いことです。

喜捨(進んで金品を寄付、施すこと)」という言葉があります。その言葉の通り、喜んで「させていただいた」と謙虚に感謝したいものです。

 

けがれのない愛を持ち、無心で捧げていますか?

成功者だから、与えたのではありません。与えたから、成功者になったのです。>

・たいへんありがたいことに、私の瞑想道場にもヒマラヤ秘教の教えに賛同される方々が慈愛溢れる浄財をくださっています。その中のある女性は、定期的にお布施を続けるうちに、収入が18倍にもなったそうです。もともとは専業主婦で、最初はパート程度だった技術を生かした副業が、どんどん大きくなり大成功したのです。

 これは、お金を捧げることで執着が一気に浄化され、創造の源、つまり神とつながる聖なる回路が開くためなのです。

 

お布施や寄付は、もちろん見返りを求めてするものではありません。でも、差し出せば、何倍にもなって戻ってくることは真理なのです。

 信じられないかもしれませんが、こればかりは信じていただくしかありません。実際、世界の富豪や成功者として知られる人の中には、頻繁に寄付をしている人が数多くいます。 

 たとえば、一代で石油王にのぼりつめたジョン・ロックフェラーは、青年時代から、収入の1割を慈善団体に寄付することを習慣にしていたそうです。

 また、マイクロソフト社創業者のビル・ゲイツが、全財産の95%を寄付にまわしていることは有名なお話です。

 お金持ちだから、余ったお金を寄付しているのではありません。

 彼らは貧しい時代から捧げる生活をしていたのです。そして、ご承知のように莫大な富を得ました。

 これはまさに、同質のエネルギーが同質のエネルギーを呼ぶ宇宙の法則だということなのです

 

・人に愛を向ければ、人から愛されます。

人を幸福にすれば、自分も幸福になります。お金も同じです。あなたが与えたものが、与えられるのです。

 つまり、お金持ちだから与えたのではなく、与えたからお金持ちになったということなのです。

 まだ半信半疑のようでしたら、一度、無理のない範囲の金額で試してみてはいかがでしょう。実際やってみると、与えたところで手持ちのお金が少し減るだけで自分は何も困らないとわかるはずです。

 

 

 

<●●インターネット情報から●●>

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)から引用。

相川 圭子(あいかわ けいこ)は、ヨーガの指導者。

(来歴)

10代よりヨガ、瞑想を実践。1972年「相川圭子総合ヨガ健康協会」を創設。以来、日本全国50箇所以上でヨガ指導を展開。20代よりインドを訪れ、ヨガの研鑽を積む。1984年ヒマラヤの大聖者ハリババに出会って師事し、数年間に渡るヒマラヤ山中での修行を経て、「真のサマディ」を得たと認められる。インド政府、および瞑想・ヨガの世界的な機関World Development Parliamentより、兄弟弟子に当たるパイロットババと世界で二名のみである「サマディマスター」の称号を受けた他、「ヨグマタ」(=ヨガの母)、「現代瞑想の母」の尊称を受け、また2007年に聖者協会「ジュナ・アカラ」より女性初、また外国人初となる「シュリーマ・マハ・マンドレシュワリ」(=偉大なる宇宙のマスター、仏教では大僧正に当たる位)の称号を受ける。以来インドや日本各地でヨガの指導を続ける。

 

(食生活)

朝と晩の2回、軽い食事をとるだけである。

食事は季節の野菜を焼いて食べることが多い。

「心が浄化される瞑想の言葉」の執筆時期に好んで食べていたのは、生湯葉である。

外食や惣菜は食べない。

肉は食べない。

食について、「大事なことはね、腹八分、感謝、バランス良く、これに尽きます」と述べている。

 

 

 

『ザ・メタ・シークレット』  図解

メル・ギル   監訳:山川紘矢・山川亜希子 角川書店 2012/12/8

 

 

 

「7つの法則」は絡み合いながら働き、現実を作り出している。

・「宇宙の法則」を使いこなせば、「望む結果」を手に入れることが必ずできる!

1.思考の法則) 自分の夢が実現すると思い、行動すれば、成し遂げられる。すべては自分自身が創造したものだから。

  1. 投影の法則) 自分の中にあるものが外に映し出される。世界を変えたいのであれば、自分自身を変えなければならない。
  2. バイブレーションの法則) 私たちの感情の振動は、似た感情の振動を引き寄せる。
  3. 極性の法則) 反対のものとは、性質は同じで程度が違うだけ。困難なことがあっても反対側には良いことがあるのだ。
  4. リズムの法則) 人生にはリズムがある。調子の良いときと悪いときがあることを理解し、流れに乗ることが大切。
  5. 両性の法則) すべてのものは、2つの性「男性性」と「女性性」を持っている。両者のバランスを保つと新しい価値が生まれる。
  6. 原因と結果の法則) 何か結果があれば、必ずその原因がある

「エメラルド・タブレット」から「ザ・メタ・シークレット」まで

・ヘルメス・トリスメギスタス(古代ギリシャの哲学者、霊的なリーダー)。

・ヘルメスが、「宇宙の7つの法則」を緑色の石=「エメラルド・タブレット」に刻む。

・「ヘルメスの法則」(宇宙の7つの法則)は異端として扱われる。ヘルメス・トリスメギスタスの信奉者(ヘルメス派)たちは「エメラルド・タブレット」の法則を隠す。

・「エメラルド・タブレット」の消滅。

・ヘルメス派に属する3人の覚者(スリー・イニシエーツ)が、7つの法則をまとめた書物「キバリオン」を記す。

ザ・シークレット」7つの法則の一部分を「引き寄せの法則」として紹介。

・「ザ・メタ・シークレット」宇宙の7つの法則、宇宙の原理原則を束ねたもの。

 

「ヘルメスの法則」>

・「ヘルメスの法則」と呼ばれる、宇宙の原理原則を明らかにした法則があります。この法則は、「ヘルメス・トリスメギスタス」という人物から来ていると言われています。

 

・ところが、当時の権力者たちは「エメラルド・タブレット」の力を恐れ、その言葉を使う者を異端者として扱い、排除しました。処刑を恐れたヘルメス派たちは「エメラルド・タブレット」の法則の研究を極秘にしました。

 

・その後、ヘルメスの法則はテンプル騎士団フリーメイソンなどの秘密組織に影響を与えたと言われています。

 そしてついに、1908年エジプトで、この「エメラルド・タブレット」は発見され、多くのメンターたちにより、現代的に体系化されました。

 2006年に出版された『ザ・シークレット』は、宇宙の7つの法則の中の1つである「引き寄せの法則」を中心に書かれたものです。『ザ・メタ・シークレット』では、ヘルメスが記した宇宙のすべての法則をご紹介します。悠久の時を経て、いま宇宙の原理原則のすべてがあなたに手渡されるのです。

 

メタ・シークレットは、「人生は、自分の願い通りになる」と、あなたに教えてくれます

<7つの法則>

・宇宙には「7つの法則」があります。7つの法則は、それぞれに絡み合いながら働き、現実世界をつくり出しています。「宇宙の7つの法則」を使いこなすことができれば、「望む結果」を手に入れることが必ずできます。

 

・(思考の法則) 私たちの世界は、毎日、何かを考え、その考えに基づいて行動することによってつくられています。思考し、行動することで、自分の現実を創造しているのです。もし、自分の人生で自分の夢が実現すると信じ、そのように行動すれば、必ず成し遂げることができます。すべては「自分が創造したもの」なのです。

 

・(投影の法則) 「投影の法則」とは、「自分の思いが周囲に投影される」ということです。自分の中にあるものが、外に映し出されています。私たちは鏡のような存在です。その鏡は、私たちの内側で起こることを外側の世界に映し出します。したがって、世界を変えたいならば、まずは自分が変わらなければなりません。

 

・(バイブレーションの法則) 世界のすべては「振動(バイブレーション)」しています。私たちの思考も感情も、振動しています。「バイブレーションの法則」は「引き寄せの法則」ともつながっており、私たちの感情の振動は、似た感情の振動を引き寄せます。私たちが、特定の匂いや場所、人に惹かれるとしたら、その匂いや場所が、私たちと同じ振動を持っているからです。

 

・(極性の法則) 「反対のもの」とは、性質は同じで、ただ「程度」が違うことを意味しています。白と黒、陽と陰、プラスとマイナス、金持ちと貧乏、愛と憎しみ……。どれほど困難な事態に直面しても、その反対側には「良いこと」があります。ですから、どんな問題でも、必ず解決することができます。

 

・(リズムの法則) 「リズムの法則」は、「すべてのものにはサイクルがある」ことを示唆しています。人生にはリズムがあり、誰にでも調子の良い時と悪い時があります。少し気分が沈んでいる時には、自分に休息を与えてあげましょう。「リズムの法則」に従って流れていけば、人生が楽になります。

 

・(両性の法則)  すべてのものには2つの「性」があります。男性エネルギーは外向的で宇宙に放出されます。女性エネルギーは内に向いています。プラスの男性性は常にはねつけ、マイナスの女性性は常に引き寄せます。プラスが良いことを意味し、マイナスが悪いことを意味するわけではありません。両者が協力してバランスが取れた時、新たな価値が生まれるのです。

 

(原因と結果の法則) 偶然に起こる出来事はありません。そこには必ず、原因が存在します。赤ん坊がいきなり生まれたり、パイが突然現れることはありません。原因が見当たらなくても、それは原因がないのではなくて、私たちが気づかないか、特定できないかのどちらかです。すべてのことは理由があって起こっているのです。

 

ついに明らかになった「宇宙の7つの法則」。それが「メタ・シークレット」

・宇宙には、「7つの法則」が存在しています。「7つの法則」は、さまざまな方法で、私たちの「夢」や「目標」を引き寄せ、具現化します。この本で紹介する「7つの法則」を完全に理解すれば、あなたはすべてを手にすることができます。そして、「心の平和」と「平静な気持ち」をいつまでも持ち続けることができるでしょう。

 

新たなる旅たち。知性を超えた、英知の世界へ

・1976年12月19日の夜、私の人生が突然、変わりました。その日、私は死んだのです。私は19分間、死んでいました。今、生きているのが不思議です。歩いているのも、話せるのも不思議です。

 

死亡時刻、午前4時15分。死亡宣告を受けた私

・私の名はメル・ギルです。ほとんどの人は、私をメルと呼びます。私は心理セラピストであり、講演家として、世界中を旅しています。

 人々に潜在意識について教え、意識は幸福のレベルに関係するだけではなく、運命も決める、ということについて講演しています。

 事故に遭ったのは1976年のことでした。私が18歳の時です。私は仲間と一緒にマレーシアのジャングルの中をトレッキングしていました。

 

・私の心がいくつかの部分に分離しました。その1つ1つの意識が私のまわりで起こっているいろいろな場面を同時に観察し、理解していました。

 自分が手術台に横たわっている姿、外の部屋で両親と兄弟たちが心配している姿、病院のほかの場面などを同時に見ていました。やり取りされている会話もすぐに理解できました。

「死亡時刻、午前4時15分」

 看護師が透明なセロファンカバーのついた書類に死亡時刻を書きとめようとしているのを見て、「待ってください」と私は叫ぼうとしましたが、声は出ません。

 

「光の存在」が教えてくれた信じられない真実

・そして、私を「もう一人の光の存在」に預けました。私はすぐに“彼女”にも愛されているのを感じました。

“彼女”が伝えてくれた「知恵」を言葉で表現することはとても難しいのですが、私は“彼女”から、「信じられないようなこと」をたくさん学びました。

 その間に何時間も、何日間も過ぎたように感じました。しかし実際には、私の身体が横たわっていた場所では、ほんの数分の出来事だったのです。

 

突然、「あっ」という感じがして、私は後ろに引っ張られ、身体の中に戻りました。15分間以上も死んでいたのに、私はこうして生き返ったのでした。

 

ザ・シークレット』は宇宙の法則の1つを表したもの

・読者のみなさんはすでに『ザ・シークレット』(角川書店)という本を知っておられると思います。

ザ・シークレット』は、2006年に出版されてから、何百万人もの人々が自分の人生をより明確にするのを助けてきました。この本を知らない人もいるかもしれませんが、ベストセラーになったこの本は「引き寄せの法則(バイブレーションの法則)」を中心に書かれたものです。

 しかし、ほとんどの人は、この「引き寄せの法則」が「宇宙の7つの法則」の一部にすぎないことを知りません。「引き寄せの法則」は晩餐会にたとえれば、ほんの前菜にすぎません。

 前菜は、それだけでは食事になりません。私たちは前菜を見て「素晴らしい。でもこれではお腹はいっぱいにはならないな」と言うでしょう。

 

「メタ・シークレット」は、宇宙の原理原則を束ねたもの

・懐疑的な人たちが私に言いました。「メル博士、『引き寄せの法則』を私はやってみましたが、成功したためしがない。あなたはなぜ、これを推奨するのですか?

 私は彼らに答えます。「引き寄せの法則」は前菜だと思って使えばうまくいきます。しかし多くの人たちが、繁栄をもたらしてくれる宇宙の法則がほかにもあることを見逃しているのです。

 何かが欲しい、それをお願いする。それだけでなく、もう少しほかのことが必要なのです。

 成功哲学のジョー・ヴィターレ博士はこう言っています。

引き寄せの法則』を知っていることは、宇宙を自分のカタログとして持つようなものだ

 彼の言っていることは正しいと思います。しかし、もっと正確に表現すれば、オンラインカタログに部分的な会員資格を持っているようなものです。

 豊富な商品を好きなだけウィンドーショッピングすることは許されますが、正会員になるまでは、いくつかの限られた品物しか買えません。

 全部の可能性を持つためには、どのように宇宙が働いているか、より大きな秘密を知らなければなりません。その秘密を超える秘密と言えましょう。

 それがメタ・シークレット。

「秘密を超えた思考」です。私が死の淵でえた、宇宙の真実です。

「欲しいものをお願いする」のは、プロセスの一部にすぎません。

引き寄せの法則」以外の法則も視野に入れ、前向きに使えば、常に良い結果を得ることができます。食事の前菜だけでは少ししか満足できません。それでは全体の食事の満足感や喜びを得ることはできないのです。

 

メタ・シークレットとは、「7つの法則」を束ねた宇宙の真理

・では、メタ・シークレットは、どのように働くのでしょうか?

 メタ・シークレットは、1つの方法でも、1つのシステムでもありません。

 それは「7つある」と言われる宇宙の法則、宇宙の道具、宇宙の原理原則を束ねたものです。

 私が「あちら側」をほんの一瞬、垣間見た時、その言葉はあまりにも広大で、人間の理解を超えているとわかりました。その部分は私の潜在意識の奥底に深くしまい込まれてしまったのですが、私がこちら側に戻った時、私の記憶の中に何かが残り、私はそれを忘れることはありませんでした。

 私はその中で言葉に置き換えることができるものを、本書の中でお伝えしています。

 

「思考の法則」私たちは「思いが実現する」ように行動する

前向きな思考は前向きな出来事を、否定的な思考は否定的な出来事を引き寄せる

・「自分の本能を信じなさい」

 何かが私に囁き続けました。その声の通り、自分の本能(=直観)に従って進むと、不思議なことが起こりました。欲しいと思う情報の方が私を見つけてくれたのです。その時点ではこれこそが、生きた「引き寄せの法則」だとは、知りませんでした。引き寄せの法則は「同じものは同じものを引き寄せる」という簡単な宇宙の法則です。

 

「何でもできる」と思考して行動すれば、何でもできるようになる

・私たちは現実の世界でも、毎日、何かを考え、その考えに基づいて行動し、現実をつくっています。つまり、思考によって行動することで、自分の現実を創造しているということです。

 

・もし、「何でも可能だ」と自分に言えば、それも本当になります。私たちの頭(マインド)はいつも創造しており、私たちに考えられないことはないからです。だから、もし、私たちが「何でも可能だ」と考えることができたならば、それは実現可能なのです。今日や明日ではないかもしれません。しかし、どこかで、いつか、どうにかして、誰かがその考えを取り入れて、それを現実のものにするのです。

 

「思考の法則」 私たちはみな、お互いにつながっている

我々は、みんなが行動しつくっているエネルギーの1つ

・「命にはサイクルがある。私たちはその輪の中で動いている」。落ち込んだり、希望を見つけたり。信頼し、愛している」。これらの歌は「私たちは同じエネルギーの一部分だ」と歌っていると私は解釈しています。

 

人も動物も植物も、無意識の領域ではつながっている

・人も動物も植物ももともと1つで、人はかつて右脳(脳の無意識の領域)で動物や植物とコミュニケーションを取っていました。ところが言語を使うようになり、左脳が発達したことで、右脳の機能が衰え、動物や植物とコミュニケーションを取る力が弱まったのです。意識的には人は独立していると感じているかもしれませんが、実際は動植物ともつながっています。

 

・このような時、私たちは互いにそんなに違いはないのだと気づきます。私たちの基本的な部分はみんな同じです。

 

「思考の法則」自分がしてきたことと、本当の自分は違う

・自分以外のものや、すべての人とつながっていると感じているのが、本当の自分。

・自分のエゴを手放してただ行動すると、人生の流れに乗れる。

・あらゆることを、今よりもっと良くすることがあなたのするべきこと。

 

「思考の法則」 心の中の「欲しいもの」は、何でもつくり出せる

・欲しいものを明確にして行動すれば、手に入るようになる。

・今のあなたの行動が、未来のあなたのすべてを決めている。

 

<「投影の法則」 宇宙を理解するには、自分自身を理解する

・私たちの一人ひとりのDNAの中に宇宙が映し出されている。

・前向きに思考して前向きに行動すれば前向きな結果が投影される

 

「極性の法則」 どれほど困難な事態でも、必ず解決策は存在する

すべての半分は正しいので、必ずどこかで解決策がみつかる。

・「極性の法則」はパラドックス(逆説)としても見ることができます。

 物事はすべてが反対の性質を持っているので、「正しくないのは半分だけ」、と言えるからです。

 言い換えると、半分は正しいのですから、必ず調整することができます

 このことは、今どんな状況にあろうとも、あなたは自分に必要なだけ、その問題の極性を「肯定的な方向に上げる」ことによって、状況を変える力を持っていることを意味しています。

 どれほど難しい局面にあるとしても「物事の半分は正しい」ことがわかっていれば、それを解決することができるのです。

 

・最悪の場面を考え始めたら、そのことに気づいてすこしでも良い方向に考える。

 

「極性の法則」 良い面にフォーカスし、決心することで現実は変わり始める

・他人の良いところを見るようにすると、それが自分のためにもなる。

・「バイブレーションの法則」と同じく、「極性の法則」にも伝搬性があります。あなたの極を変えることによって、他人の極も変わり始めるのです。

・幸福に関して覚えておくべき鍵の1つは幸せを分かち合うこと。

 

「原因と結果の法則」 何事も、偶然には起こらない

・「原因と結果の法則」は、誰にでも平等に働いている。

・つまり、あなたが何か行動をすれば、それがあなたに対して、反作用を引き寄せるということです。

何事にも原因は存在する。偶然に起きることはない。

・もし見つからなくても、原因は必ずあります。原因がないわけではなくて、私たちがそれに気がつかないか、特定できないかのどちらかです。

 すべてのことは、原因があって起こっています。

 

富を得る方法は「強く欲しがらない」こと

・まわりに存在する豊かさは、すべてあなたのもの。

・欲しい気持ちに焦点を当てれば、富を引き寄せられる。

・何かをすごく欲しがり、それを手に入れようと懸命に努力している時、あなたは欲しいものが手元にないという欠乏感を体験しています。欲しがるとは、何かが欠けていることと同じです。持っていないものに意識を向けるように、自分を仕向けることだからです。

 

前向きのヴィジュアライゼーション(視覚化)と、「すでに持っている」というアファメーション(自分自身に語りかける肯定的な言葉)を行い、否定的な思いは消す。その上で、前向きの思いを変えることが大切なのです。

 

お願いし、宇宙に任せ、受け取ることを許す

・明るい気持ちで行えば、信じていてもいなくても誰にでもうまく働く。

・あなたが望むものが、自分のもとに来る、プロセスを知る。

・「引き寄せの法則」の素晴らしいところは、明るい気持ちで行えば、あなたが信じようが信じまいが、うまく働くところです。

 

身体は、驚くべき交響曲を奏でている

・私たちの身体には奇跡が絶えず起こっている。

・メタ・シークレットは、日々の生活の中で活用するべきもの。

 

愛とは、生き生きとしたものである

・愛とは、変化しながら関わり合うこと。

・人間関係には「バイブレーションの法則」「リズムの法則」「両性の法則」の3つの法則が関係しています。

 

・物事は常に変化しています。私たちも変化します。人間も変わります。あなたも変われば、私も変わります。私たちはみんな変化しています。

 

メタ・シークレットは、「人生は、自分の願い通りになる」と、あなたに教えてくれます。>

そして、人生において、「あなたに最も適した道具」を見つけるために役に立ちます。

 

・メタ・シークレットは頭で理解しただけでは不十分です。メタ・シークレットを大事に金庫にしまっておくのは愚かなことです。

 

・人生の最良の日々を生き始めるために、メタ・シークレットが役に立ちますように。

 

・人生のギフトをほかに求める時、あなた自身がそのギフトであるということを、忘れないでください。

1.思考の法則) 私たちの周囲を変えるのは、私たちの思考です。思考の力を使えば、私たちは自分の人生のあらゆる面を完全にコントロールすることができます。

  1. 投影の法則) 「投影の法則」は、私たちが「肉体的存在以上のもの」であることを教えてくれます。私たちは光の存在として、肉体を持った形でしか学ぶことのできない貴重な学びを得るために、この時間と空間にやってきたのです。
  2. バイブレーションの法則) バイブレーション(振動)は、私たちが存在するために必要なものです。もし振動が低すぎると、私たちは病気になったりうつ状態に陥ったりして、身体がつらくなります。愛は、私たちの振動を高く保つ方法です。それは感謝の気持ちによって始まります。
  3. 極性の法則)  すべてのものには正反対のものがあり、しかも、正反対のもの同士は、実は同じことの程度の問題にすぎないことを、私たちに教えています。このことが理解できると、私たちはあらゆる状況と折り合いをつけることができます。この法則を理解できた時、悲しみは幸せに変わり、憎しみは愛へ、痛みは喜びへと変化します。
  4. リズムの法則) 否定的な感情にしがみついていればいるほど、否定的なものを自分に引き寄せてしまうことを覚えておいてください。どんなに最悪な状況であっても、「いつか過ぎ去る」という事実をしっかり認識しましょう。宇宙は常に変化しています。そしていつか、振り子は肯定的な方向へと振れていくでしょう。
  5. 両性の法則) 女性性と男性性のエネルギーは常にバランスを取って働いていますが、恐れから来る否定的な思いや批判的な考えに邪魔されると、このバランスが崩れます。エネルギーのバランスを取る最良の方法は、日々、「与えること」と「受け取ること」を実行することです。
  6. 原因と結果の法則) 肯定的な思考や行動によって自分が望むことを引き寄せる時、あるいは、波動を上げてより高い極へと移行する時、そして性のバランスに気づく時、私たちはより高い次元で働いています。そしてもはや人生のつまらない出来事に煩わされなくなるでしょう。ですから、否定的な思いで頭が占領されるのを防ぐ方法を学び、宇宙の法則のエネルギーで自分を満たすことができるようになれば、あなたの人生はより高く、穏やかで素晴らしい人生へと進化するのです。

 

 

 

『30冊の本』

山川紘矢・山川亜希子     PHP   2011/12/10

 

 

 

『アウト・オン・ア・リム』

・『アウト・オン・ア・リム』は、その前に私たちの人生を変えていました。目に見えない世界の存在は私たちの目を開かせ、これからはすべての人が、自分たちが魂の存在であることを知り、意識を大きく広げることが大切であり、この時期、宇宙的な規模で様々な動きがあることを知ったのでした。

 

そして、もっと大切なことは、25年前には「それって変じゃない?」と言われかねなかった、「自分を愛しましょう」「自分の人生はすべて自分の責任です」「人は輪廻転生をしている」「私たちは魂である」「直感をもっと大切にしよう」「自分自身を知ることが一番重要である」「すべての答えは自分の中にある」「全てはつながっている」、そして最近では「思考がすべてを引き寄せている」といったことが、普通のことになりつつます。

 

 

<『アウト・オン・ア・リム』シャーリー・マクレーン/地湧社、角川文庫 (1986/3)>

 ・彼女はどんどん不思議な出会いを重ねて、ついにはペルーの山奥にある、とある鉱泉に導かれます。そこで体外離脱を体験し、宇宙からやってきた女性の話を聞き、そしてついに自分の運命を受け入れるに至ります。

 

私たちは神であり、霊的な存在であること、目に見えない世界と私たちはつながっていること、今までオカルトと呼ばれて多くの人々が敬遠してきた事柄こそ、これから私たちが知らなければならない事柄であることを、自分自身の体験を通して、彼女は私たちに教えてくれたからです。

 

 

『聖なる予言』ジェームズ・レッドフィールド/角川書店 (1994/10)

 ・彼は9つの知恵を発見し、学んでゆきます。簡単に9つの知恵を紹介しておきましょう。

第1の知恵:今、多くの人々が共時性(偶然の一致)に導かれて、人生の霊的な旅を始めようとしている。

第2の知恵:過去5百年間続いた物質主義で技術万能・科学万能の思い込みから、世界中の人々が目を覚ます時が、今という時代なのだ。

第3の知恵:目に見えないエネルギーに気づく。存在する全てのものは聖なるエネルギーの場であることを学ぶ。

第4の知恵:私たちは他人をコントロールしてエネルギーを相手から奪う方法を、無意識に身につけている。それがすべての争いのもととなっている。

第5の知恵:内なる神とのつながる神秘的な体験をすることによって、私たちの不安や恐れは消滅する。

第6の知恵:他人からエネルギーを盗む自分のやり方に気づいて、そこから自由になることによって、内なる神とつながることができる。

第7の知恵:自分の使命を知る人ぞ知ることによって、偶然の一致の流れが速まってゆく。宇宙の流れに乗って人生が開かれてゆく。

第8の知恵:お互いにエネルギーを与えあうことによって、お互いに高めあっていくことができる。

第9の知恵:今、新しい文化が生まれようとしている。私たちは霊的な存在となり、生と死が一体化する。

 

・中でも一番大切な知恵だと感じたのは、第6の知恵です。自分がどのような育ち方をして、そこでどのような無意識なくせを身につけてしまったかを見ていく場面です。

 

 

『マスターの教え』 ジョン・マクドナルド/飛鳥新社 (2001/6)

 ・第1章は「僕は自分の運命の主人だ」。あなたは自分ために人生を生きていますか?という問いかけです。あなたの人生はあなたの思い通りに生きることができるのです。まず、そのことを肝に銘じなければなりません。そして実は、あなたの人生がどんな状態にあろうとも、それは全てあなた自身が選択し、決めたことなのです。

 

・第2章は「不思議なことは誰の人生にもよく起るものです」といっています。あなたの人生には必ず不思議なことが起こります。そう計画されているのです。それを偶然だと見過ごさずに、その中にひそむ必然を見抜くことができますか? 人生はあなたが思っているよりも、ずっと完璧にできています。必ずあなたに必要なことが必要な時に起こるようになっているのです。

 

・そして第3章は「人は誰でもすばらしい力を持っている」。では、なぜその力を十分に発揮できないのでしょうか?それは自分のことがよくわかっていないからです。人には無限のパワーがもともと備わっています。そのパワーを発見すればいいのです。

 

・次は第4章です。「あなたの可能性には限界がない」。なりたい自分の姿をイメージできますか?あなたが欲しいものは何ですか?何がしたいのですか?何になりたいのですか?これらをしっかりとイメージできさえすれば、あなたはその全てを「引き寄せる」ことができます。

 

・私がこの本で一番好きなところは第12章です。私たちは個人を超えた無限の存在であること、そして無限の宇宙の力を利用することができるというところです。さらに、物事を一生懸命努力して成し遂げるという時代遅れの方法を捨てて、思いによってやり遂げる方法を学ぶことがとても大切だ、ともいっています。

 

・「引き寄せの法則」をテーマにした本は数多くありますが、『マスターの教え』はその中でも、とても簡潔でわかりやすく、愛にあふれた一冊だと思います。

 何といっても、この本の核心になっている部分は「人生に目標を立てること」です。

 

 

『秘密の本(新版ホワンの物語』 ロバート・J・ペトロ/飛鳥新社(2009/12)

 バイブル

多くの自己啓発、成功法則本のベストセラー作家たちから「バイブル」と称賛されています。

 

・作者のロバート・ペトロはアメリカのビジネスの世界で成功した億万長者で、アリゾナ州に「カウボーイと無法者の西部の町」というテーマパークを持っています。

 

「チャンスはどこにでもある」

・物語の中でいくつもの成功の秘密が語られていますが、大切なことは「危機の中にチャンスがある」ということです。

 

・「すべて起こることには理由がある。時には人間の英知を超えた運命とも呼ばれる力が私たちの運命を導いてゆく」

 

・自分を愛し、自分を信頼し、誠実に100パーセント心をこめて事にあたれば、チャンスは必ずやってきて、やがて、よい人との出会いが待っているのです。

 

・本の巻末には、エクトルの成功の秘密がまとめられています。なんと50項目もありますが、そのうちのいくつかを紹介しておきます。

 

  1. チャンスはどこにでもある。
  2. 知恵のある人の助言を求める。そして、よき友人を求めよ
  3. 前向きな態度を持ち続ける。夢と希望を忘れない。
  4. 人に対して心を開く。
  5. 人生のあらゆることに愛と誠意を持ってのぞむ。
  6. お金は真の豊かさのほんの一面に過ぎない。スピリチュアルな豊かさもたいせつである。
  7. 人生の究極の目標は幸せになること。そして、本当の成功は自分で努力することによってのみ達成できる。

 

 

『天使のまなざし』ジャッキー・ニューカム/主婦の友社(2008/11)

 ・ジャッキーは「エンジェル・レディ」と呼ばれて、イギリスではとても人気のある女性です。天使や精霊、死後の世界などについて多くの本を書き、新聞や雑誌にコラムを持ち、ラジオやテレビにも出演して多くの人々の支持を得ているそうです。

 

・この本では、彼女は亡くなった愛する人たちと、どのようにすれば再会できるかを、私たちに教えています。彼女のもとに届いた豊富な情報を元にして、亡くなった人たちはどのように私たちに合図を送ってくるのか、どのようにして私たちと夢の中で再会するのか。なぜ、彼らは私たちのもとに様々な形で現れてくるのかなど、詳しく説明しています。

 亡くなった人との交信というと、霊媒チャネラーを通して彼らの言葉を聞く、という形がありますが、彼女はこのやり方はあまりお勧めではないと言っています。なぜならば、その霊媒がどの程度信用できるかわからいし、実は霊媒に頼らなくても自分自身で彼らと再会することができるからです。

 

・では、そんな時、亡くなった人たちは私たちに何を伝えようとしているのでしょうか。それはほとんどの場合、「私たちは大丈夫です。こちら側の世界で幸せに過ごしています」と伝えに来てくれるのです。そして、「悲しむ必要はありませんよ。私たちはここにいて、いつもあなたの傍にいますよ、こうして再会することもできるのですから」と。

 

 『人生を変える波動の法則』 ペニー・ピアース/PHP (2010/7)

 意識の変容のプロセス

・ペニーによると、私たちの意識の変容のプロセスには、次の9つの段階があるそうです。それはそれまでと違う4次元の波動に出会い、それを感じ始めるところから始まります。

第1段階 天国と地上の境界が薄くなってゆくのを感じる。人生にはもっと何かある、もっとよい人生が欲しい、と思い始める。ヨガや瞑想などに興味を持ち、感覚が鋭くなって直感が磨かれてゆく。

 

第2段階 体や心、感情にも霊的な波動が浸透する。その高い波動に対応しきれずに、体や感情に不快な影響が出る。気分が不安定で神経質になる。

 

第3段階 高い波動に押し出されるようにして、自分の中にある無意識な思い込みや怖れ、憎しみなどの感情が噴出してくる。どんなことも人生の一部として受け入れることを学ぶチャンスでもある。

 

第4段階 もう少しで古いものを捨てられる、と思ったとたんに、エゴが飛び出して「まだ死にたくない!」と叫ぶ。自分は変わる必要はないと主張し、いろいろな逃避行動に走る人もいる。

 

第5段階 古い枠組みが壊れ、消えてゆく。恐れに支配されていた自分の過去をやっと手放し始め、もう役に立たない古い習慣を捨て始める。

 

第6段階 ついに苦しむのを止める段階に到達する。エゴから解放されて、今という瞬間に吸い込まれる。自分の魂の波動を現実のものとして感じ、平和、自由、静けさを感じる。自分の中心でくつろぐ感覚になる。

 

第7段階 新しい人生を生き始める。人生をうまくいかせるために、意志の力を使う必要がなくなる。人生はそのままで完全であることがわかる。

 

第8段階 人間関係、家族など、すべてが革命的に新しくなる。自分が個人であると同時に、集合的な存在であることがわかる。ワンネスを体験する。そして常に自分自身でいることができる。

 

第9段階 自分が無限の存在であることを知る。何事もすべて、一瞬のうちに知り、創造することができる。地上で天国を体験するようになる。

 

・これは悟りへの道といえるでしょう。私たちはそれぞれにこの9つの段階を自分のペースで、時には自分の順序で体験しながら、完全な目覚めへと進んでいるのが、今という時代なのです。

 

・私たちが自分自身の魂の波動を取り戻した時、別の言い方でいえば、本当の自分自身でいられるようになった時には、もはや引き寄せの法則を使う必要はないのです。ペニーは「この法則は引き寄せの法則の次に来るもの」と言っているのでしょう。

 

・過去を手放したい人にはお勧めです。私も9つの段階について書きながら、今に至るまでの自分の体験を思い出し、今自分がどの段階にいるのかを考えていました。1年半前に翻訳した時よりも少し段階が先に進んでいるように思えて、なんだかほっとしています。

 

 『アクエリアン革命 マリリン・ファーガソン』 実業之日本社 (1981/11)

 <水がめ座の人(アクエリアン)>

・その日、いただいた本をすぐ読みはじめました。「今、時代が大きく変わり始めている。それは2000年ごとの変わり目であるが、魚座から水がめ座の変わるのだ。西暦2000年を過ぎると、愛と光にあふれたニューエイジ、つまり、新しい時代が来る。一人ひとりの内にパラダイムの変化が起こり、政治、経済、教育、医療など、あらゆる分野で、今までとは違う新しい考え方やものの見方をする人が現れ始めている。そのような新しい人々が次第につながって、社会が変わり始める。これはまさに、宇宙のたくらみ、革命と呼ぶにふさわしい」と書いてありました。そのような新しい人々は水がめ座の人(アクエリアン)と呼ばれ、意識の変革に参加している。アクエリアンたちは、覚醒し、自分自身の使命を知る。一番大切なものは富や成功ではなく、愛と平和であることを知っている。さらに見えない世界、霊的な世界の存在に意識が広がっていく。これは一人ひとりの内的体験として起こる。このようなアクエリアンたちが社会を変えてゆくのだ、と言うのです。

 

 神との対話』 ニール・ドナルド・ウォルシュ/サンマーク出版 (1997/9)

 <自分の中の神を信じる>

・これはとんでもない本であると同時に素晴らしい本です。神は沈黙していると思っていたのに、普通の人間の言葉を使って、友達のように会話をしてくれるのですから。従来の神の概念にとらわれている人には許せない本かもしれませんが、素晴らしい本ですので、ぜひ多くの人々に読んでいただき、神の概念を変えていただきたいと思います20世紀の終わりになって、世の中が変わらなければならない時期に、神はウォルシュさんを使ってこの本を書かせたのだろうと思います。この本を読んでみると、人はみなその本質においては神とつながっているのだから、真剣に自分の内なる声に耳を澄ませば、誰でも神と対話できるのだとわかります。そして自分の魂の声が聞けるようになったら、自分の中の神を信じて、それに従って行動すればよいのです。

 

・この本はいわゆるチャネリングの一つです。高次元の存在からメッセージや教えを受け取ることができるチャネラーが、自分が受け取ったメッセージを本にすることは、アメリカでは以前からよく行われています。日本では『バシャール』『エクトン』『ラザリス』などが有名です。『神との対話』の特徴は、神がとても親しみのある存在に感じられること、話題が多岐にわたっていて、特に人生の実際的な問題も取り上げられていることでしょうか。そしてもちろん、今私たちが知らなければならない宇宙の真理についても、きちんと教えています。

  

『みんなが幸せになるホ・オポノポノ』 イハレアカラ・ヒューレン/徳間書店 (2008/9)

 ホ・オポノポノ

本書は「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」という4つの言葉を唱えるだけで、奇跡が起こります、という本です。にわかに信じられないような話ですが、ぜひこの本を読んで、この4つの言葉を毎日心の中で唱えてみてください。

 たとえ、奇跡が起こるなんて信じされなくても、心をこめて言えなくても、機械的に唱えているだけでいいそうです。とても簡単ですよね。しかも本当に効力があるというのですから、これほどの秘法、魔法はありません。まさに今、私たちが必要としている浄化の方法といえるでしょう。

 ここ数年、日本ではホ・オポノポノが多くの人々の間で人気になっています。「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」という4つの言葉を唱えることによって、自分の潜在意識に蓄積された記憶を浄化してゆけば、私たちは本来の透明な状態に戻り、光の存在になることができる、という方法です。

 

・一人ひとりが自分の潜在意識をクリーニングすることによって問題を解決する方法として新たに開発したものが、「セルフアイデンティティ・ホ・オポノポノ」なのです。その手法を今、ヒューレン博士が世界中に広く紹介してくださっています。

 

・悩みや不幸を抱えていたり、経済的に恵まれなかったりしているのは、過去の記憶が潜在意識の中にあり、それが人生を支配しているからだそうです。そのような潜在意識の中の過去の記憶を取り除けば、潜在意識が浄化されて透明になり、過去の記憶に惑わせることなく、神聖な知能(神)とつながることができるようになります。そしてインスピレーションを受け取り始めて人間本来のあるべき生き方ができるようになります。

 

・さらに、すべては一つなのですから、自分を浄化しさえすれば、世界が変わってゆきます。世界を変えたいと思うならば、自分が変わればよいのです。精神世界に興味のある人であれば、いろいろなところで、同じような話を聞いたことがあるはずです。

 

・ヒューレン博士によれば、この4つの言葉を唱えていると、自分の潜在意識だけでなく、他の人の言葉を唱えては、会う人や場所や動物たちまで、いつも浄化し続けているそうです。これは電気やリコネクションの遠隔治療によく似ていると思いました。

 

・そして「モナや私が今やっていることは、特に新しいことではありません。仏陀をはじめとする聖人たちが、人間がこの世に誕生して神と分離してからずっとやり続けてきたことなのです」と本の中で語っています。

 

・その後、彼は罪を犯した精神障害者の収容施設で働きました。そこで彼が行ったことは、ホ・オポノポノの4つの言葉を一日中、自分の部屋で収容されている人のリストを見ながら繰り返すことだけでした。その結果、それまで暴力やひどい症状で荒れていた収容者が、次第に落ち着きを取り戻し始めたそうです。

  

『「成功」+「幸せ」を手に入れる21の原則』 アーノルド・パテント/徳間書店 (2004/1)

 自分に起こる出来事を作っているのは自分自身である。>

・たくさんの本を読んできた中で、この本は数ある精神世界本の中で「最高の本」の一冊だと思っています。

 

・私たち人間は、幸せになるために生まれてきたのですから。そもそも、幸せじゃない人生なんてウソです。

 

今日本では、うつ病の人が数十万人もいます。そして年間の自殺者が約3万人もいます。自分を不幸だと思っている人は数知れずということでしょうか。ぜひ「万能の法則」を学んで幸せになってください。

1、 宇宙の原料はエネルギーである。

2、 宇宙エネルギーは「愛」である。

3、 すべては一つ。ワンネスである。

4、 宇宙は完璧である。人間も完璧である。

5、 自分に起こる出来事を作っているのは自分自身である。

6、 人間には「選択の自由」がある。

7、 人間の考えや信念は「思い込み」に過ぎない。

8、 宇宙の英知は「インスピレーション」「ひらめき」で語りかけてくる。

9、 宇宙は「助け合い」のシステムで成り立っている。

10、 出来事は自分自身を映す鏡である。

11、 「よい」「悪い」「間違い」は存在しない。

12、 人間には、一人ひとりに「人生の目的」がある。

13、 気持ちは自分の状態を知るバロメーターである。

14、 宇宙は惜しみなく与えてくれる。

15、 「与えるもの」と「受け取るもの」はいつもバランスが取れている。

16、 何かに執着すると、すべてがとどこおってしまう。

17、 何かに意識を集中させると、それはますます拡大、発展する。

18、 誰にでも生まれながらに才能がある。

19、 目的と手段は同じ。つまり、平和を作ることが目的ならば、心に平和を感じ、平和を表現することである。

20、 人間関係はすべて「自分」と「自分の心」の関係である。

21、 面倒なことは宇宙に任せておけばいい。

 

・本書は私たちにとても重要なことを教えてくれています。それは私たち一人ひとりが完璧な宇宙において、欠かすことのできない、重要な役割をになっているという事実です。

 

・世の中の流れが、お金と物質、科学一辺倒から、命、心、愛、精神性、霊的なもの、聖なるものに、再び焦点が合わせられ始めていることをどの本も示していると思いました。科学的に証明されないからありえないとは、もはや断じて言えない時代が来ているように思いました。

 

 

 

『死ぬのが怖いあなたに』

山川紘矢  イースト・プレス  2011/1/20

 

 

 

この世界と向こうの世界の事実

生きとし生ける者は皆、死に向かう道をひたすら歩んでいます。少し悲しく思うかもしれませんが、それが人生です。そして、寿命というものは死を前にして突然決まるのではなく、運命によってあらかじめ決まっています。自覚はなくても、ぼくたちの魂はその運命を知っています。

 

・死、病気、試練……こうした不安や怖れを僕たちはどのように考えればよいのでしょうか。この本では僕が見てきた本当の事実を書きました。僕がお伝えしたいのは、この世界と向こうの世界の事実です。この本があなたが迷ったときの道しるべになればと思います。

 

<死んだらどうなるの?>

・輪廻転生とは、この世においては、いまの自分の人生は、自分という存在として一定の期間、地球上にいるだけですが、つぎには、また違う人生を与えられ、新たな経験をしに戻って来ることです。たとえば僕はいまの人生は「山川紘矢」という存在ですが、次はまた別の新たな人生を与えられるのです。たとえいまこの肉体が消滅しても人は何度も生まれ変わっていくのです。こうしてたましいは、経験を積んでゆくのです。

 こう考えれば「死とは終わり」ではなくたましいの一つの経験だととらえることができます。

 あなたが自分自身は「永遠のたましいの存在」だとわかることによって、あなたの生き方は根本的に変わってきます。「自分は誰なのか、自分は何者なのか」という問いかけは、あなたがとりくまなければならない最も大切な人生のテーマなのです。

 

自分とは「誰なのか」

見えない世界があることは当たり前、輪廻転生も当たり前

・その後、僕たち自身が、彼女(シャーリー・マクレーン)を通して出てくる精霊にいろいろなことを教えてもらうようになったのです。精霊とのコンタクトが始まってから、この世以外にも、見えない世界が存在することが否定できなくなりました。僕の世界に対する見方が180度から360度に広がっていったのです。こんなことを書くと、僕の頭がおかしくなったと思われるかもしれません。自分でも考えてみたこともない思いがけない展開でした。

 

・実際に特定の3人の精霊と25年以上も一緒に過ごしてきた僕と妻は、いまでは輪廻転生があると心から信じています。

 

・誰もが、ただ偶然に目的もなくこの世に生まれてくるのではなく、1人ひとりが人生の目的を持って生まれてくるのだと確信するようになりました。

 

<人生の目的は「幸せになること」>

・人生の目的とはなんでしょうか。それは、人それぞれに違うことでしょう。でも、人生の目的は、「幸せになること」だと考えると、人の生き方の方向性がわかり、生きやすくなります。

 

・見えない世界は存在しますし、たましいは終わることはありません。だから、僕たちは、「死を怖がる」ことなど何もありません。僕たちが、この肉体を失ってもたましいが消滅することはありません。僕たち人間は輪廻転生を繰り返しながら、僕たちのたましいは経験を積んでいくのです。

 

<自分を100%受け入れる>

・あなたは自分に優しくしていますか?自分に十分に優しくない人がいます。どうか、いまのままのあなたを100%受け入れてあげてください。

自分を責めたり、自分なんてだめな奴だと一度でもけなさないでください。

自分をけなしているのはあなたの大きなエゴだと気がついてください。エゴは本当のところは何にも知らないのです。あなたのすばらしさにまだ、気がついていないのです。自由に生きるためには、まず自分を許し、自分を愛することから始めましょう。

 

・日本では「縁がある」という言葉を使います。縁があって、親子として生まれたり、友人になったり、恋人同士になったり、結婚したりしているのです。「見えない赤い糸」という有名な言葉も聞いたことがあると思います。私たちはみんな見えない絆に結ばれて、この地球上で、お芝居をしているのだと思えませんか?もしかしたら、セリフまで決まっていたりして。

 

・自分で選んできたって?えっ?そんなこと、ぜんぜん身に覚えがない?思ってみたこともなかった、という人もいるかもしれません。

  大丈夫。みんなそうなのです。誰も憶えていません。僕も40歳を過ぎてから、初めてそんなことを聞いて、驚いたものです。1984年、アメリカにいたとき、「人は両親を選んで生まれてくる」と初めて聞いて、驚きました。でもその考え方はとても新鮮でもあり、衝撃でした。

 確かに、自分が生まれるときにした選択を覚えている人はいません。

 

<自分の劣等感や引け目には、ただそれに「気づく」だけでいいのです>

・自分が自分を高く評価してあげればいいのです。練習しましょう。もう自分を悪くは言わないことです。そうすれば、自分で自分に向けていた刃で傷つくことがなくなります。

 

<神は「自分の中」にある>

・信仰心はとても大切です。でも宗教が必要だということではありません。

「大いなる力」の存在を信じることは、生きていく力になります。

「神様、お助けください」と祈りましょう。神は自分の中、自分の外、どこにもいます。自分の中にあふれるパワーに気づきましょう。それこそが、自分の中の神の力なのです。

誰もが神とつながっています。人のたましいは神の一部なのです。

あなたを救えるのは、あなた自身です。

あなたの中の神の力です。あなたのたましいの力です。あなたの愛の力です。

 

<僕の宗教の信者は僕一人です。ひとり宗教、でしょうか。>

あなたはいつも宇宙に守られているのです

・僕は、宇宙が神だと思っています。宇宙のエネルギーすべてが神です。するとすべては神のなせる業だとわかります。宇宙に存在するものは全部、神のエネルギーが具現化したものです。だから、そよぐ風にも、小さな虫一匹にも神は宿っています。この世のあらゆるところに神はあふれています。青い空、白い雲、緑の木々、山、海、川の自然、すべては神様そのものです。そしてもちろん、あなたの中にも、僕の中にも、神がいます。私たち一人ひとりが神そのものです。困ったときには呼びかけてみてください。「神様、助けて!」と神頼みすることが僕はいいと思っています。神は絶対にあらゆるところにいて、祈りを聞いて、守ってくれるからです。

 

・幸せになるためにまず必要なのは、幸せになろうと決めることです。

希望を叶え、幸せにしてくれる神は、すべての人の中に、そして、あらゆる場所に存在しているのです。幸せになるのはあなたのパワーです。そして幸せになるのは、あなたの生まれながらの権利です。

 

被害者も犠牲者も存在しない

・人は自分を制限し、自分を縛り、自分にレッテルを貼って生きています。

そして、そのことに気づいていません。ひとたび自分に負のレッテルを貼ると、すべてのできごとが、自分をいじめる存在に思えてきます。

しかし、この世に被害者はいません。「被害者意識」があるだけです。

被害者にならないこと。犠牲者にならないこと。本当のところは『被害者』も『犠牲者』もいないのです。

 

・レッテルというものは普通、他者が貼るものと考えがちですが、人は知らず知らずのうちに、自分自身にもレッテルを貼っています。

「私は運がいい」「自分にはいいことばかりが起きる」「自分は恵まれている」といったプラスのレッテルを貼りましょう。プラスに考えると、それが実現するからです。

 「自分ばかりが嫌な目に遭う」「みんなから虐げられている」といったマイナスのレッテルを貼ってはいけません。ネガティブなレッテルを貼っているのは自分のエゴです。レッテルを貼っていると、それにあったことを引き寄せてしまいます。

 

自分に起こることは、すべて、自分が引き寄せています

・いいことばかりが起こり、何の悩みもなく生きているように見える人は、幸せを見つけたから、すべてがうまく展開するようになったのです。だからこそ、いいことばかりをひき寄せているのです。

 まずは自分がいかに幸せ者であるかを発見してください。あなたが幸せであれば、いいことばかりが起こってきます。

 努力するのは楽しいものです。でも悲壮感を漂わせたり、悲観的になったりしないこと。目標を定め、楽しみながら、努力できること、それが、幸せをつかむコツです。

 

・幸せになるコツを会得してしまえば、あとは、努力もいりません。自分が楽しいことをすればいいのです。がんばらなくてもよくなります。らくらく幸せを感じ、人を助ける余裕さえ生まれるのです。

・僕自身、ひどい気管支喘息で死ぬ思いをしました。一番つらかった3年間は、まるで地獄のようでしたし、少し快方に向かってからも、油断のできない状態が続きました。

 

・合計すると7、8年間、闘病したことになりますが、いまはありがたい経験だったと思っています。二度と繰り返したくはありません。病気によって、仕事も楽な方向に変わりました。古い権威を重んずる考え方から、自由になりました。あまり丈夫でなかった体から、健康な体に生まれ変わることができました。何よりも、ディシプリン(自己規律)のある健康的な日常生活を送るようになっています。毎日よく歩き、ヨガや体操や瞑想をしています。

 

・不運だと思われることも、あとになってから振り返ると、幸せになるために必要な体験だったと思えることは、人生には何度もあります。いまでは、「すべてのことは良くなるために起こっているのだ」と認識するようになりました。

「すべてのことは良きことのために起こる」とわかれば、あなたはもうマスターです。

すべてのことを、まずはありのままに受け入れましょう。

 

・抵抗したり、大騒ぎしないで、一度静かに受け入れ、それから対処法を考えても遅くはありません。冷静な対応ができれば、一見、悲劇的に見える出来事も、あなたにとって必ずプラスの経験になるはずです。

 被害者、犠牲者の役割を演ずるのはやめましょう。どんな問題が起きても、まずは「YES」と受け入れるのです。

 これを習慣にすると、悲劇はなくなります。すべてがすばらしい体験に変わります。

 

人は波動の同じ人を集める

・人も物もすべては「波動」を発しています。波動が細やかで高ければ、きっとすばらしい人に出会えるでしょう。あなたの愛の波動を高め、よい友達の仲間にはいりましょう。あなたの愛の波動が高まると、好ましい人が、あなたの元に自然に引き寄せられてきます。波動が合わない人とはなるべく会わないようにすればいいのです。どうしても会わなければならない状況におかれているのなら、仕方がないですね。きっと、この出会いも、自分に何かの学びをもたらしてくれる神様の配慮だと思いましょう。自分を十分に愛してください。すると、自分の起こってくることも変わります。自分を十分に愛すると、同じ波動の人が周りに集まってくるからです。

 

・あなたの愛の波動を高めて、すばらしい人間関係を築くにはどうしたらいいのでしょうか。それは――、

ありのままの自分を認める。ありのままの自分を心から愛する。本当の自分を知る。信心深くなる。おごらない。正直である。人に優しい。エゴに支配されていない。目の前のことに誠実に取り組んでいる。間違えたと思ったら素直に謝る。心から感謝できる。宇宙からのメッセージでもある「直感」を信じて行動している。過去に囚われず、未来を心配しないで、いま、この瞬間を生きることを知っている。

 

<自分の好きなことをしていい>

・これからは本当の自分を行きましょう。自分の本当に好きなことをして生きてください。生きる意味や自分の才能に目覚めて、いまよりも、もっと充実した人生に変わっていきます。宇宙は常にささやいています。「あなたには無限の可能性がありますよ」さあ、いまあなたのいる場所から始めましょう。いまやっていることが、あなたのいまやるべきことです。いまやっていることに愛をそそぎ、心から楽しみましょう。すると、人生がどんどん良い方向に開けてきます。

 

・まずは自分の中を探してください。自分の道は自分が知っているのです。あなたはやるべきことを決めて生まれてきているのです。いま、あなたがしていることこそ、あなたが、いますべきことなのです。逃げないこと、抵抗しないこと。愛すること。あなたはいつでも、大丈夫です。

 

自分をもっと愛していい

・自分が何者であるかを探しているうちに、自分がいかにすばらしい存在であるかを発見します。あなたはそのために、がんばってきたのです。ここにいるのはそのためです。自分の中の光を認めましょう。自分の中に愛を見つけましょう。自分の中に神のパワーを発見しましょう。あなたは、いまのままで完璧であると気づいてください。いまいる場所こそ、いまいなければならない場所です。さあ、その完璧さを受け入れ、愛してあげましょう。

 

・「あなたはこの地球上に愛と平和と自由をもたらすために生まれてきたのですよ」と気づかせることが、僕の目的だからです。この本を書いているのもそのためです。

 

・宇宙の英知は完璧です。その一員である僕たち人間もまた完璧です。このことを憶えておきましょう。「あなたは完璧です」「悩みが多くていいのです」「欠点だらけでもいいのです」

 

感謝の言葉ですべてがうまくいく

・周りを見回してください。「ありがとう」を言いたくなることがいっぱいあふれていることに気がつくでしょう。美しい夕焼けも、さわやかな朝日も、緑の木々も、美味しいご飯も。そして、あなたが、こうしていま、大きく深呼吸できて、生きていることも。感謝の気持ちを常に抱き、「ありがとう」を口癖にしましょう。幸せに囲まれた自分を、もっと好きになれるはずです。いつの間にか悩みは消え、いいことがどんどん起こるでしょう。

 

<自分に起こることすべては必要で起こっている>

「あなたには幸せの天使がついています」

・ハワイに伝わる、心の洗浄と癒しの方法、「ホ・オポノポノ」のスピリットが僕は好きです。「ありがとう」「愛しています」「ゆるしてください」「ごめんなさい」の4つの言葉を唱えるだけで、自分を癒してゆくのです。言霊には力があると思います。

 

・僕にとっては「おとうさんありがとう、おかあさんありがとう」の言葉が病気から回復する大きなきっかけになりました。感謝の心がどんなにパワーを持っているかを知った事件でした。

 まるで、幼稚園に戻ったようなワークでしたが、その効果は奇跡的でした。本書が生まれるにあたっては本当に多くの人々が係わっています。一人ひとりの名前は挙げられませんが、心からお礼を述べたいと思います。また、最近大天使メタトロンからもメッセージをもらいました。サン・ジェルマン伯爵、聖フランシスコ、イエスなど次元の違う場所から応援してくださった精霊や天使の皆さんにも感謝します。そして、何よりも、本書を手にとってくださった読者の方々には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。意識を少しでも広げるお手伝いが出来れば嬉しく思います。今後もツイッターや、メルマガなどインタ―ネットで遊びながら、いろいろ学びあっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

『奇跡を起こす 見えないものを見る力』

木村秋則  扶桑社    2011/9/30

 

 

 

私たちが知っていることは、ほんのわずかでしかない。大切なことは目に見えない

・そう気づけたのは、私がこれまで、「普段は見えないもの」と何度も出会ってきたからかもしれません。私が出会ってきたのは、龍、UFO、宇宙人など、人に話せば「何を言っているの?」と笑われるような存在です。

 

<3・11東日本大震災前>

・龍について話したり本に書いたりするようになり、全国にいる龍の研究者や研究会からさまざまな資料や情報をいただきます。それによると、龍は動物のような肉体を持つ存在ではなく、ガス体だと考える説もあるようです。強いエネルギーが凝縮して「気(ガス)」となり、そのエネルギーが象徴する「龍」という存在として、人間の目に映るというのです。

 もしそうであれば、17歳のときに見た龍が細い松に乗っても枝ひとつ揺れなかったことが納得できます。また、私や友人が見たように、龍が水蒸気の集まりである雲に姿を変えて現れることもあるのではないかと考えられます。

 

津軽という土地が持つ力>

津軽に住む人々の「心のふるさと」とも言えるのが、我が家の西に位置する岩木山、別名「津軽富士」です。

 

また岩木山では、先祖の霊と交信する「仏おろし」や、神と交信する「神おろし」も古くから行われてきました。津軽で「カミサマ」と呼ばれている中年女性の霊能者を通して、肉親の霊と話したり、神からの言葉を聞いたりする風習です。青森には、全国的にも有名な「イタコ」と呼ばれる女性たちがいますが、イタコは、青森県東部の下北半島、特に恐山で活動しています主に故人の霊を降ろすイタコとは違い、津軽の「カミサマ」は、故人の霊のほかに、神からのご神託を伝えるという役目を持っています。

 こういった伝統や信仰は、津軽人の心に深く根ざしています。その要とも言える岩木山には、「龍がすむ」という言い伝えがあるのです。

 

・境内の右手には、龍神様が祀られています。白地に紺で「白雲大龍神」と染め抜かれた幟に導かれて進むと、岩木山の湧き水でできたという池があり、そのなかに龍神様の祠が立っています。荘厳な拝殿とはまた違った趣のある、神秘的な空間です。

 

畑に現れる不思議なものたち

・しばしば自宅近くや畑の上空に訪れていたのが、UFOです。

 無農薬栽培を始めた前後から、時々見かけるようになったのですが、最初に発見したときは家族や隣の人も呼んできて、みんなで確認しました。ですから、私の勘違いではありません。初めは、UFOは月が回転しているように見えました。

 

地元で話題になり、「岩木山上空にUFO出現」と新聞記事が出たほどです。>

・UFOが現れ始めた頃は、私も家族も興奮しました。しかし、もう数えきれないくらい見ていますから、今見ても驚くことはありません。

 

<そんな宇宙からの客人が、私の畑に降り立ったことが2度あります。>

・2度とも彼らは2人組でした。身長は130センチほど、目が異様に大きく光っていたことを憶えています。

 初めて見たとき、彼らはリンゴの木の間をものすごいスピ―ドでビュンビュン動き回っていました。

「何だ!?」と思って目を凝らすと、人のような形をしています。でも、もし人だとすれば、横に貼り出したリンゴの枝にぶつかるはずです。ふたつの物体はぶつかりもせず、右へ左へ素早く動いています。

 

・走っているのではありません。わずかに浮いていて、横にササッと移動しています。体全体がクロ-ムメッキされた車体のように鈍く光っています。「これは、人間ではないな」と直感的に思いました。動くこともできず、見守っているうちに、しばらくして2人は消えました。どんな目的があったのでしょうか。UFOには慣れていた私も、さすがにこのときは驚きました。

 

<UFOに乗せられて>

・龍を見たと言うだけでも随分驚かれますが、宇宙人に拉致されてUFOに乗ったというと、ほとんどの人が信じられないという顔をします。私自身、もし自分が体験していなかったら、人から同じ話を聞いても「夢でも見たんじゃないか」と思うでしょう。

 

・ベンチから左右を見渡すと、どこに壁があるかわからないくらい空間が広がっています。この建物のなかには、いったい何百人が住んでいるのだろうと、私はそう思いました。

 やがて、他の2人が次々に連れていかれました。ひとりになった私は手持ちぶさたになり、ベンチに立って窓の外を見てみました。夜なのか全体は暗くて見えません。しかし、明かりが横に数列並んでいるのが見えます。ビルが横に倒れたような建物です。地球の建物ではないようです。ホテルか何かだろうかと思っていると、宇宙人がやってきたのであわててベンチから降りました。

 

・そのときもやってきたのは、2人です。子どもの背丈ほどの彼らが大人の私を両脇から抱えるのですが、力が強いのでされるがままになるしかありません。私が立つと、彼らは私の腕を抱えて宙を浮くかたちになります。私は歩き、両脇の2人は床から浮いた状態で移動しました。

 途中にいくつかの部屋がありましたが扉はなく、のぞいてみると先ほどの2人がそれぞれ別の部屋で裸にされ、台の上に寝かされていました。ベルトで固定されていて、まわりをかなりの数の宇宙人が取り囲んでいます。

 

・みんな目だけが異様に大きく黒っぽい体で、男女の差も顔つきの違いもわかりません。彼らは手術に立ち合う医師のように台のまわりを囲み、目でスキャンするようにじっと横になった2人を見ていました。

 

・彼らは、もうひとつ興味深いことを話してくれました。「我々は、子どもでも250の元素を使うことができる」と言うのです。地球人が知っているのは120ほどで、実際に使っているのは20~30にすぎないとも言いました。あとで調べてみると、確かに地球上で認識されているのは118。使われているのは20~30種類だそうです。

 250もの元素を使って、いったいどんなものを作っているのでしょう。いずれにしても、彼らが桁外れの頭脳を持った生き物だということが言えるのではないでしょうか。

 

・不思議だったのは、彼らが壁やテーブルなどに触るとすべて透明になったことです。たとえば、壁を触るとガラス張りのようになり、向こう側が透けて見えるのです。触らなければ、ただの金属のように見えます。私が触っても変化は起きません。そのことひとつとっても、彼らの科学や技術は、かなり進んでいると私は思ったのでした。

 

<老人が見せた地球のカレンダー>

・心の大切さを教えてくれたひとつの出来事があります。といっても、体験と呼ぶにはあまりにも突飛なので、「ある幻想を見た」と言ったほうが正確かもしれません。

 まだリンゴが実らず苦労していた頃のことです。

 

・私は、ある部屋でひとりの老人と出会いました。肩から白い衣をまとってあごひげを生やしています。古代ギリシャの哲学者ソクラテスのような風貌です。石の椅子に座ったその老人は、私に手伝ってほしいことがあると言いました。

 

・「これは何ですか?」と私が尋ねると、老人は、このパネルは地球のカレンダーで、1年が1枚分だと答えました。見ると、その数は多くありません。「これ以上はないのですか?」と私は尋ねました。老人は、「ありません」ときっぱり言いました。

 私は困惑しました。その枚数で言うと、カレンダーの終わりは、マヤの暦で地球が滅亡すると言われている2012年よりは多かったのですが、2桁しかなかったからです。

 枚数は今もはっきり憶えています。決して口外してはならないと老人に言われたので、誰にも教えることはできません。老人との約束を守って、私はそのときに見た枚数を妻にさえ話していないのですから。

 

自分がリンゴだったら、野菜だったらと考えてみる

・自然栽培には、マニュアルがありません。作物の特性を生かして、それぞれに合う土壌作りをするのが自然栽培の基本です。そのためには、作物を見て土を見て天候を見て、その場その場で自分自身が判断していくしかありません。

 自然栽培は、畑に何も手を加えない「自然農法」とよく勘違いされます。

 自然農法は福岡正信さんが唱えた農法で、私がリンゴの無農薬栽培を思い立つきっかけとなりました。この農法は、耕さない、肥料や農薬を与えない、除草しないなど自然のままの状態で作物を育てます。

 

・しかし、私が実践する自然栽培は、ただ何もせず放っておくだけではありません。畑の様子を見極め、ときには草刈りをしたり、剪定をしたりして、作物が一番気持ちいい状態に調整していきます。リンゴを実らせようと試行錯誤するなかで、自然のままに放置するのではなく、「自然を生かす工夫」をすることが大切だと気づいたのです。

 また、自然栽培は、「有機農法」とも違います。

 

・いろいろな意見があるので、これはあくまでも私個人の考え方ですが、有機栽培は化学肥料の代わりに有機肥料(堆肥)を与え、無農薬で栽培する栽培法です。しかし、有機JAS法では、石灰ボルドー液と呼ばれる農薬など、昔から使われている農薬の使用を認めているので、完全な無農薬とは言えません。

 

 一方、自然栽培は農薬代わりに食酢を使うだけです。食酢は法律上、特殊農薬として指定されているので、厳密には、無農薬とは言えないかもしれませんが安全です。

 

<人はヤドカリと同じ>

・こんなふうに思うようになったのは、「あの世」に行く体験をしたからかもしれません。重いインフルエンザにかかり、高熱を出して家でひとり寝込んでいたときのことでした。

 思っていたよりも重症化していたようです。意識がもうろうとして、眠ったとも気を失ったともわからない状態になりました。ふと目を覚ますと大きなシャボン玉のようなものが降ってきて、私は自然とそのなかに入っていきました。

 フワフワと浮くシャボン玉のなかで、ふと下を見ると、知らない誰かが横たわっています。

 私自身なのですが、それが自分だという感覚はありません。上へ上へと昇っていくシャボン玉に身を委ねながら、自分は死んであの世へ行くのだなと思いました。

 

・外を見ると、私と同じようにシャボン玉に入って昇っていく女性が2人見えました。この人たちもあの世へ行くのだと漫然と思っていました。

 気がつくと、シャボン玉から出て、私は暗闇の中にひとり立っていました。怖いとも悲しいとも思いません。ただ、いつもの自分ではないような、普段とは変わった感覚がありました。何かに誘われるように、私は歩き始めました。

 どこへ向かっているのかわかりません。でも、目指す方角は知っているような気がしました。砂の上を歩いているような歩きにくい道を、ひたすら進んでいきました。

 

・ふと「死んだじさま(じいちゃん)とばさま(ばあちゃん)は、どうしているのだろう」と思った瞬間です。目の前に2人が現れました。

 「じさま!ばさま! わぁ(俺)だよ。秋則だよ」

生きているときそのままの姿で現れた2人に、呼びかけました。

返ってきた言葉は、「なぁ(お前は)誰だ」でした。

悲しくなって、自分の名前を繰り返し告げました。でも、2人は困惑して不機嫌な顔のまま立っているだけです。そのうち2人は、現れたときと同じようにパッと消えていなくなりました。

 よく。「あの世で会おう」「あの世で待っているから」と言います。でも、「あの世」では、生きているときの感情はないのだなと、そのとき思いました。

 

・2人が消えたあと、しばらく歩いていると少し明るい場所に着き、山や建物が見えてきました。そこで、案内人のような2人連れが現れました。その2人に促され、大きな建物の前に行くと、平屋建ての家がたくさんあり、その家に出入りを繰り返している人や、行列して山へ向かう人たちの姿が見えました。私以外はみんな同じ白い服を着て、性別もはっきりせず、似たような姿形、年齢でした。生まれ変わるために、人が川を下っていく様子も案内人が見せてくれました。

 そのうち、地響きのような大きな音が聞こえてきました。それは、何度も鳴り響きます。よく聞くと、自分の名前のようです。

 

・「誰かに呼ばれている。どうすればいいのだろう」と思った瞬間、私はまた大きなシャボン玉のなかに入っていました。

 気がつくと私はシャボン玉に入ったまま、自分の家の天井あたりで部屋を見下ろしていました。布団のなかに寝ているのは私ですが、そのときもそれが自分自身だとはわかりません。妻でさえも誰だかわかりません。

 

・魂が自分の肉体に戻るとき、どんなふうに戻るのかおわかりでしょうか?

 よく漫画などで魂が煙になって口や鼻から入る場面がありますが、実際には違っていました。寝ているときと同じ姿勢を取り、上から重なるようにして戻ります。そのようにして自分の体に戻り、一番先に見えたのが、妻の顔とヘルメットを被った救急隊員の顔でした。

 「この世」に戻って、私は思いました。肉体を抜け出し魂だけになった世界と、今の自分という肉体を借りて住んでいる世界とでは、まったく考え方が違うのだなと。「自分」はなく、何も感じない世界。家族同士の愛や絆もない世界。私が見た「あの世」は、そんな世界でした。それは、今でも鮮明な感覚として残っています。

 

 そこには、天国も地獄もありませんでした。「あの世」へ行ってみて、生きている「今」が、天国であり地獄だと感じます。

 

小さな改革から大きなうねりへ

ソクラテス似の老人が教えてくれたカレンダー。その枚数は誰にも言わないと誓いました。しかし、その枚数が終わる日、地球が滅びるとか、大災害が起きるとは思いません。その日に始まるのは、心の革命、意識革命ではないかと考えています。

 

<●●インターネット情報から●●>

岩木山

 <光り物、雲>

 ■ 1571年1月21日夜、光り物が岩木山から出て、東の方へ飛び移った。雷のごとき大音がした。22日夜と23日夜も同じだった。

 

■ 1605年2月20日午後8時頃、岩木山の南の肩から大きな光り物が出て、空中に輝いたが、まもなく北の方へ飛んで、赤倉の沢へ入った。

このとき、周辺が昼のごとく明るくなって、草木の色まで見分けられ、

堀越城や近辺の村々からも見えた。

 

■ 1613年9月18日朝、光り物が西から東へ飛び、鳴り渡った。

 

■ 1624年4月29日夜、光り物が西から東へ飛んだ。

 

■ 1685年2月23日午後9時頃、雷のような音とともに、光り物が西から東へ飛んだ。3月1日まで毎夜続き、人々は安堵できなかった。

 

■ 1730年6月23日夜、西の方から東のかたへ光り物が飛んだ。

その形は雁のようで、色は白銀によく似ていた。

 

■ 1764年10月16日朝6時すぎ、西の方から南の方へ光り物が飛んだ。大きさは約2メートルほど。流星のごとく発して南の空へ入り、その後白い雲になった。

 

■ 1770年6月14日午後4時頃、岩木山の上空に、甲冑を着た人形のような雲が立った。また2日前の昼頃には、山頂の上に船に乗ったような人形の雲が見えた。

 

■ 1772年3月19日夜8時過ぎ、光り物が西から東へ飛び、花火を散らしたように御城西坂上の松林に落ちた。形は丸く火の色で、尾はカブの実の色のようだった。

 

■ 1787年2月2日夜、岩木山から光り物が2つ飛び出した。

大きな爆音がして、百沢付近に住む人々は家を捨てて戸外へ逃げ出した。

 

 

 

『輪廻転生を信じると人生が変わる』

山川絋矢   ダイヤモンド社   2009/9/11

 

 

 

<実はすべてが計画されている>

・こちら側では、多くの精霊や天使たちが一生懸命活動して、人々に覚醒をうながしています。

 

・私たちの導きによって、すべてがとり行われているのです。

 

・世の中の動きは、実はすべてが計画されているのです。

 

<自分に起こることは、全部自分が引き起こしているのです>

私たちの生は壮大な宇宙の計画の一環

・あなたの人生のシナリオにそう書いてある。

 

・そこから何かを学ぼうとして、魂が事を引き寄せている。

 

・本当の「引き寄せの法則」は、エゴやお金や物を引き寄せるという技術ではありません。「自分のところに来たものは、すべて自分が引き寄せた」と知ることです。シンプルな宇宙の秘密。

 

・本当の自分は自分の運命を知っている人です。

 

・本気で思ったことは実現する。

 

人生に間違いは一つもない

・あなたは、自分のすべきことを今この瞬間もしている。

 

・人はみんな、いつの時点でも、その時にしなければならないことをしています。

 

・あなたがそこにいるだけで、あなたの人生に起こって来ることが変わる。

 

引き寄せの法則」が意図することなく、自動的に働き始めます。宇宙が応援してくれます。

 

・「幸せであることを日々、感謝するだけ」なのです。あなたは、特に意図しなくても回りの人を自然に変えていきます。

 

 

 

『新 天使クラブへようこそ、天国はここにあり』

山川紘矢    ダイヤモンド社   2010/6/18

 

 

 

私たちが体験できる最も美しいものーぼくが「天界」に行ったときのこと

・さて、いよいよ夢の中で、ぼくが天界に行ったときのことをお話ししましょう。

 

・トイレの壁をぼんやりと見ていたのですが、そのトイレの壁がスーッと動いてゆくではありませんか!「あれって」と思っているうちに、ぼくの体をトイレからスーッと、どこかへ運ばれていったのです。

 

―そこはもう、広々とした別世界でした。全体が明るい水色の世界で、白いギリシャ風の柱が立っている大広間みたいなところに着きました。

 そして何人もの白いローブのようなものをまとった人たちが三々五々、楽しそうに談笑しているのです。中には竪琴を持った人もいて、天界のようでした。

 

・ぼくはズボンをおろしたままの姿ですから、すっかりあわててしまい、ひざを少しまげて前を隠していました。

そこにいる人たちは、おしり丸出しのぼくを見て、みんなして楽しそうに大笑いをしているのです。声は聞こえませんでした。テレパシーの世界のようでした。

 ぼくははずかしくて、やっとズボンをたくしあげたのです。ざわめきが一段落すると、向こうのほうから、とても威厳に満ちたレオナルド・ダ・ヴィンチのような素晴らしい風貌の男性が現れました。ぼくに会いに来たようです。

 彼はぼくの顔をじっと見つめました。その目は、慈愛に満ちているという表現がぴったりです。しかし、なぜかぼくに同情するような顔つきでした。

 ほんの何十秒間のことだった気がします。ふと気がつくと、ぼくはベッドの上に座っていました。トイレに入っていたのも、現実のことではなかったのです。

 

あのレオナルド・ダ・ヴィンチのような方は、誰だったのか、あれはいったい、何の体験だったのかー。今でも忘れることができません。

 

・それから、ぼくはひどい病気を3年間やりました。先ほども書きましたが、ゼンソクです。そのために、とうとう公務員を辞めなくてはならなかったほどでした。発作が起こると動けなくなるのです。いつもベッドの上でうめいていました。

 

 

 

『天使クラブへようこそ』

(山川紘矢)(マガジンハウス)  1999/9

 

 

 

 宇宙人に会える日がすぐそこに来る予感がします

 「そういうこの僕も、一度だけ、確かにUFOを見たことがあります。それはもう10年ほども前のことですが、ある日、知り合いの方で、UFOをいつも見るという若い女性が、赤坂の我が家を訪ねてきたことがありました。彼女には、いつもUFOがくっついていて、彼女を守っているらしいのです。でも、彼女以外には見えないなんて、ちょっと残念、その若い女性が、帰る時、地下鉄の青山1丁目駅まで送っていきました。草月会館の横から青山通りに出て、高橋是清公園のところを左に曲がったときのことです。前方の西の空に、何か不思議な光が見えるのです。あまり大きくない光間のですが、その動きがとても奇妙、クルクルと輪を描くような動き方で、今まで見たこともないようなものです!思わず彼女の顔をのぞき込んで、「あれ、あの光は何?」と聞いてしまったんです。「UFOよ」と彼女は平然として、別にとりたてて驚くことも、喜ぶこともなげでした。やれやれ。

 

・というわけで、僕もとうとう、彼女と一緒にいたおかげで、UFOを見てしまったらしいんです。そんなに大きなものでもなく、単なる光で、たいしたものではなかった、というのが、僕の感想です。もっとちゃんとしたコーヒー皿みたいな形のUFOか、ぜいたくかもしれませんが、UFOが編隊を組んで飛んでいるのとかを見てみたいのです。

 

・最近、アリゾナ州で大勢の人が目撃したそうですが、日本ではあまりニュースになりませんでしたね。皆さんの中で、UFOだけでなく、宇宙人が見える人がいますか?この間、バシャールあや子さんという方に会ったら、彼女は、アリゾナ州セドナに行った時、宇宙人に会ったのだと言ってました。背が低くて可愛いのだそうです。そして、とても友好的なんだということで、その宇宙人と話をしたとも言っていました。彼女は、宇宙人の口真似、動作までもしてくれたのです。でたらめな作り話をする人とも思えないから、きっと本当のことなんだろうと思います。彼女は、エササニ星の住人、バシャールをチャネルする人なのだから、宇宙人にあっても、不思議ではないということでしょうか。しかし、同じ場所にいた人でも、その宇宙人が見えない人もいるそうです。特定の人にだけ見える透明人間のようなものなのかな? やっぱり、見えない僕にとっては不思議です。

 

UFOを見たという人の話はよく聞きます。有名なちゃんとした人もいっぱいいるんです。一人一人の体験は、本当にそれぞれです。僕たちが最初に翻訳したシャーリー・マクレーンの『アウト・オン・ア・リム』(地湧社、角川文庫)には、UFOを見た人の話、さらにはマヤンという名の宇宙人に会ったという話が出てきます。マヤンは小柄な女性で、アーモンド形の眼をしていたそうです。その『アウト・オン・ア・リム』には精霊も出てくるのですが、僕は訳している時、精霊の話も、宇宙人の話も、まさか、そんなことはありうるはずがない、って思っていました。

 

そうしたら、精霊のほうは本当に出てきちゃったんです。サン・ジェルマン伯爵という人《?》です。最初はアメリカ人のリア・バイヤースというチャネラーを通してでてきたのですが、初めて、サン・ジェルマン伯爵と話した時、『近い将来、チャネラーを通さないで、直接、お前たちと交信するから』と言われたのです。でも、その話は、とても信じられなかった。しかし、それは本当だったのです。サン・ジェルマン伯爵からのメッセージを、直接テレパシーで受け取ることが出来るようになり、それを自動書記でノートに書き写し、いろいろなことを教えてもらいました。講演会やセミナーの時は、僕たちのまわりにいて、精霊たちがすべてを取り仕切ってくれるのです。実際に自分に起こっていることですから、これはもう疑いことはできません。このことから察しえるに、友好的な宇宙人だって、いつ何時、僕の目の前に現れるかもしれない、ということになります。

 

・ある知り合いの男性のことなんですが、彼は宇宙船の中で行なわれた国際会議ならぬ、宇宙会議に出席したことがあると、声をひそめて僕に言ったんです。彼は何か怖がっている様子で、詳しい話はしてくれませんでした。他人には話してはいけないと口止めされていると言っていました。怪しいよね。この話は、いくらこの僕でも、素直には信じられないのですが・・・・・。でも仮に、この僕が自分には天使がくっついていて、いろいろ教えてくれるんだ、とそこらの人に言っても、『まさか、そんなこと』と人には思われることでしょう。僕も、宇宙人に会った、と言う人ぐらいまでなら信じられるけれど、宇宙船の中で、会議に出席したという話を聞いても、『まさか、そんなこと』となかなか信じられません」。

 

 

 

ザ・シークレット』

ロンダ・バーン 

 山川 紘矢 山川 亜希子 訳  角川書店  2007/10/29

 

 

 

秘密のまとめ

<「最もすばらしいあなた」はすでに、そのような周波数の波動上に存在しているのです>

「人生の偉大な秘密」とは「引き寄せの法則」です。

 

・「引き寄せの法則」によれば、「類は友を呼ぶ」つまり、似たもの同士は引き寄せあいます。従って、ある思いを抱くと、それと類似の思いが自分に引き寄せられてきます。

 

・思考は磁石のようなもので、その思いにはある特定の周波数があります。あなたが思考やイメージを抱くと、それが宇宙に放射されて、同じ周波数を持った事象を引き寄せます。あなたが放射する全てのものがその源であるあなたに戻ってくるのです。

 

・あなたは思考を用いて、周波数のある波動を放射している人間放送局のようなものです。もし、あなたが自分の何かを変えたければ、思考を変える事によって、自分の波動を変えれば良いのです。

 

・今、未来について抱いているあなたの思考があなたの未来の人生を創造します。あなたが一番思っている事、最も焦点を合わせていることが、あなたのこれからの人生に形となって現れます。

 

あなたが思っていることが現実となります(思考は現実化する)

 

引き寄せの法則」こそが、人生で臨むものを全てを手に入れる手伝いをしてくれるすばらしい道具

・「引き寄せの法則」は自然の法則です。引力の法則と同じように、誰にでも平等に働きます。

 

・何事も、あなたが思い続けることによって引き寄せないかぎり、起こることはありません。

 

・自分がどのように考えているのかを知りたければ、自分の気持ちがどうなのかを感じてください。感情は自分が今何を考えているかがすぐわかる、とても大切な道具です。

 

・良い思考をしているとき、気分が悪くなることはありません。

 

・あなたの思考があなたの発する周波数を決めます。そして、あなたの気持ちが、あなたの発している周波数を知らせてくれるのです。あなたの気分が悪い時はもっと悪いものを引き寄せる周波数と同調しています。気分が爽快な時はさらに良いものを引き寄せます。

 

・美しい想い出、自然、お気に入りの曲などは、シークレット・シフター(気分転換法)としてあなたの感情を切り替え、瞬時にあなたの周波数を変えます。

 

・愛はあなたが放射することのできる最高の波動です。愛を強く感じれば感じるほど、また、愛を発すれば、発するほど、あなたはより大きな力を利用することができるようになります。

 

・「引き寄せの法則」はアラジンのジミーのように私達の願いを叶えてくれます。

 

・創造のプロセスが「お願いする」、「信じる」、「受け取る」といった三つの簡単な方法で、容易にあなたの願いを実現してくれます。

 

・あなたの欲しいものを宇宙にお願いすることで、あなたは自分の欲しいものを明確にする絶好の機会を得ます。頭の中でそれが明確になれば、それで既にお願いしたことになります。

 

・信じるという事は、お願いしたことを既に受け取ったように行動したり、話したり、思考したりすることです。あなたがそれを既に手に入れたという周波数を放射すると「引き寄せの法則」が働いて、必要な人々、出来事、状況を動かしてあなたが入手できるようにしてくれます。

 

・受け取るということは、願望が実現した時に感じる爽快な気分を感じることです。受け取ったという爽快な気分になった時、あなたは欲しいものと同調できる周波数を発しています。

 

・減量するには、「減量しなければならない」ということに焦点を合わせないでください。その代わりに、完璧な体重に意識を集中させましょう。すると、完璧な体重を自分に引き寄せることができます。

 

・あなたの欲しいものを宇宙が現実化するのに時間はかかりません。100万ドルも1ドルと同じくらい簡単に現実化できるのです。

 

・一杯のコーヒーとか駐車場のスペースというような小さなことから始めるのが「引き寄せの法則」を経験する簡単な方法です。最初は小さなものを引き寄せてください。その力を体験すると、より大きなものを引き寄せることができるようになっていきます。

 

・次の日がどのようになってほしいか、前もって、考えるようにしましょう。すると、あなたは自分の人生を意図的に創造できるようになります。

 

・期待には強い引き寄せの力があります。ですから欲しいものを期待し、欲しくないものは期待しないようにします。

 

・感謝することはあなたのエネルギーの方向を転換させて、欲しいものを人生のもたらすための力強い方法です。既に所有しているものに対して感謝しましょう。そうすればより多くのものが引き寄せられてきます。

 

・あなたが欲しいものに対して前もって感謝すれば、あなたの願望は爆発的に強められて、より力強いシグナルが宇宙に送りだされます。

 

ビジュアライゼーション

・自分の欲しいものを楽しんでいる状況を頭の中で想像するやり方が視覚化(ビジュアライゼーション)です。あなたが視覚化する時、すでにそれを所有しているという力強い思いや感情を生み出しているのです。すると「引き寄せの法則」がその状況をあなたが頭の中で見た通りに実現してくれます。

 

引き寄せの法則」を使うことを一回限りの行為ではなく習慣化しましょう。

 

・毎日、就寝前にその日に起きた事を振り返って下さい。もしその日の出来事やある瞬間が自分の望む通りのものでなかったら、それを自分の望む通りに再現してみましょう。

 

あなたはきっと、この地球上で真の天国を体験することができるでしょう

・お金を引き寄せるには、豊かさに焦点を合わせて下さい。お金が不足していることにこだわると、お金はやってきません。

 

・あなたの想像力を働かせて、欲しいだけのお金がすでにあると信じることがとても大切です。豊かさがすでにあるという」ゲームをすれば、お金に対する気持ちも良くなり、良い気持ちを持てれば、更に多くのお金があなたの人生にもたらされるでしょう。

 

・今、幸せな気持ちになると、お金があなたの人生にやってきます。

 

・何でも欲しい物を見たら「私には余裕があり、それを買う力がある」と唱えて下さい。するとあなたの思考が貧しさから豊かさに転換され、お金に対して良い感情を持てるようになれます。

 

・たくさんのお金を自分の人生にもたらすために、お金をもっともっと人に分け与えて下さい。お金に対して寛大になり、お金を分け与える喜びを感じるようになれば、あなたは自分に対して「私には充分にお金がある」と言っているのと同じなのです。

 

・郵便受けに小切手が届く様をイメージして下さい。

 

・あなたの思いを豊かさに向けて下さい。豊かさについて考えて下さい。

 

あなたが愛している時、あなたは、宇宙と完全に調和が取れているのです

・あなたが良い人間関係を引き寄せたいとき、あなたの考え方、言葉の発し方、行動の仕方があなたの願望と相反しないように気をつけてください。

 

・あなたがすべきことはあなたのことなのです。自分を大切にすることです。あなた自身が充足していなければ、人に分け与えることは出来ません。

 

・自分自身を愛と尊敬を以て扱ってください。そうすれば、あなたを愛し、尊敬してくれる人々を引き寄せます。

 

・自分はだめな人間だと、自分のことに関して、嫌な気持ちを抱く時、あなたは愛を阻止して、あなた自身をもっと嫌いにさせる人々や状況を引き寄せます。

 

・自分の中の好きな点に焦点を合わせれば、「引き寄せの法則」があなたの素晴らしい点をもっと見せてくれます。

 

・人間関係を良くするためには、人の欠点ではなく、感謝できる点に焦点を合わせて下さい。その人の長所に焦点を合わせると、もっと長所が見つかることでしょう。

 

プラシーボ効果

プラシーボ効果は「引き寄せの法則」が作動したいい例です。患者がその錠剤に本当の効能があると信じて飲めば、その信じるものを受け取り、病気が治癒されるのです。

 

・「完璧な健康体に焦点を合わせる」ことは周りで何が起きていようと、誰にでも心の中でできることです。

 

・笑いは喜びを引き寄せ、否定的なものを消し去り、奇跡的な治癒を起こします。

 

・病気のことを考えたり観察したり、注目したりすると、体内に病気が宿ります。もしも、少しぐらい具合が悪い時でも、それ以上悪化をさせたくなければ、それを話題にしないで下さい。病気の人の病気の話に耳を傾けると、彼らの病気のエネルギーを増加させることになります。そういう時は話題を良いものに変えて、その人が健康体でいる姿を強くイメージしましょう。

 

・老化は全て頭で考えていることですから、そういう思考は意識から追放しましょう。そして、健康と永遠の若さに焦点を合わせましょう。

 

・病気や老化について世間一般に言われているメッセージに耳を傾けないでください。否定的なメッセージはあなたのためになりません。

 

・あなたが抵抗するものをあなたは引き寄せます。それはあなたが強い感情を伴って、それに焦点を合わせているからです。何かを変えようとしたら、自分の中に意識を向け、自分の思いと感情を変えて新たなシグナルを出してください。

 

・あなたが否定的なものに焦点を合わせていたのでは世界を救うことは出来ません。世界中の否定的な出来事に焦点を合わせると、それをさらに悪化させるだけでなく、あなた自身の人生にも否定的なものを引き寄せてしまいます。

 

・世界の問題に焦点を合わせるのではなく、あなたの注意とエネルギーを信頼、愛、豊かさ、教育、平和などに向けてください。

 

・良いものが底をついてしまうことはありません。良いものは全員に行きわたっても余るほど十分にあります。人生は豊かになるためにあるのです。

 

・あなたは思考と感情を通して無限の恩恵を受け取り、それを享受する力を持っているのです。

 

・この世の全てのものを称賛し祝福してください。そうすると、否定的なことや不協和音が消滅し、あなたは最高の波動と同調します。最高の波動、それは愛です。

 

・全てのものはエネルギーです。あなたは、エネルギーの磁石で、自分の欲しいもの全てに電気を送りだし、自分に向かわせ、また、あなた自身も電気を帯びて、欲しいものへと向かいます。

 

・あなたはスピリチュアルな存在です。あなたはエネルギーです。そのエネルギーは創造することも、消滅させることもできません。ただ、その形を変えるだけです。それ故、あなたは、本質はこれまでも常に存在し、これからも常に存続します。

 

・宇宙は思考から出現します。私達は自分の運命の創造主であるだけでなく、宇宙の運命の創造主でもあります。

 

・あなたのために無限のアイディアが準備されています。全ての知識、発見、発明は宇宙のマインド(創造的な力)の中に可能性として存在しており人間のマインドがそれを見える世界へと引き出すのを待っているのです。あなたは全てのものをあなたの意識の中に持っています。

 

・私達はみんな繋がっていて、全ては一つです。

 

・過去の楽しみ、文化的習慣、社会常識などを全て手放しましょう。あなたに価するあなたの人生を創造できるのはあなただけなのです。

 

・あなたの望みを実現する近道は、あなたが望んでいるものはすでに与えられているのだと、絶対的な既成事実と見なすことです。

 

・あなたの力はあなたの思考の中にあります。だから、自分が今、考えていることにいつも気付きなさい。言い方を換えれば「いつも思い出しなさい」ということです。

 

「『秘密』は、これまでにあったものすべて、今あるもののすべて、そして、未来の全てへの解答です」

・あなたは、自分の人生の黒板に望むものは何でも書き込めます。

 

・あなたがしなければならないことは、今、心地良い気持ちになることだけです。

 

・あなたの内なる力を使えば、使うほど、あなたの中にもっと力が湧いてきます。

 

・あなたのすばらしさ、偉大さを抱きしめるのは今です。

 

・私達は輝かしい時代の真ん中にいます。制限のある思考を手放せば、創造のすべての分野において人類のすばらしさ、偉大さを経験します。

 

・あなたの好きなことをして下さい。自分に喜びをもたらすものが何か分からなければ「私の喜びは何ですか」と自分に聞いてください。あなたが喜びに身を委ねれば、あなたは喜びをきらきらと放っているので、あなたはもっと多くの楽しいことを雪崩のように引き寄せるでしょう。

 

・あなたは「秘密」をすでに学びました。そして、それをどう使うかはあなた次第です。あなたが何を選ぼうとそれが正しいのです。その力はすべてあなたのものです。

 

 

 

『ホ・オポノポノの教え』

心が楽になる たった4つの言葉で幸せになれる!

ハレアカラ・ヒューレン    イースト・プレス  2009/8/31

 

 

 

<クリーニング>

・クリーニングすれば、自然と人生は開けてきます。

・クリーニングして、魂の負債を減らそう。

・記憶している過去の出来事から解放されよう。

・生きる目的は、私たちそれぞれが抱える悩みを消去すること。

 

セルフ・アイデンティティ・スルー・ホ・オポノポノ

・数百年も前からハワイに伝わる問題解決方法「ホ・オポノポノ」を、ハワイの人間州宝に認定された伝統医療のスペシャリスト、故、モーナ・ナラマク・シメオナ女史が、人を介さず、自らの力で解決できるように進化させたもの。

 

・(超意識)常に神聖な存在と一体化し、人間の潜在意識と神聖なる存在を結ぶ、橋渡しの役割を果たしている。ハワイではアウマクアと呼ばれ、潜在意識に対して父親のような存在。

 

・(顕在意識)私たちが日常の中で認識している意識。ハワイではウハネと呼ばれ、潜在意識に対して母親のような存在。この顕在意識が把握しきれる記憶は、1秒間あたり15ビッド相当。

 

・(潜在意識)自分が経験したことだけではなく、世界が創世されてからのすべての記憶が蓄積されたもの。潜在意識では1秒間に1100万ビットもの記憶が再生されており、現在に投影される。潜在意識=インナーチャイルド(内なる子ども)ともいうが、本書ではハワイ語で潜在意識を意味する「ウニヒピリ」という表記で統一。

 

・(クリーニング)人間の病気や苦悩を生み出すものや、潜在意識の中のあらゆる記憶を消去すること。

 

・(ゼロの状態)悟りの境地。欲や執着を手放し、神聖なる存在に委ねる準備が整った状態。仏教でいうところの「空」の状態。

 

・(インスピレーション)霊感。潜在意識の中の記憶をクリーニングし、ゼロの状態となった時に神聖なる存在から降りてくる知恵や情報。

 

・従来は複数の人たちが話し合うことで、問題の解決策を探っていましたが、モーナは人に頼るのではなく、改心を通して自らの力でウニヒピリ(潜在意識)を介してアウマクア(超意識)とつながり、問題を解決すべきであると考えたのです。

 

・ホ・オポノポノの素晴らしいところは、メソッドが非常にシンプルで、いつでもどんな時も一人で行うことができるということです。人が思うように生きることができないのは、潜在意識の中にある記憶が原因であると考え、この記憶を消去することで、ディヴィニティからのインスピレーションが届き、それに従って生きることで、完璧な状態で物事が起きると説いているのです。

 

・クリーニングのためには「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」という4つの言葉を使うのですが、これについては、本書で繰り返し解説していきたいと思います。

 そして、クリーニングをするにあたり最も大切なことは、自分のウニヒピリと交流を取り続けていくことです。

 

ただ、クリーニングに専念するだけで大丈夫。>

・セルフ・アイデンティティ・スルー・ホ・オポノポノでは、人が思うように生きることができないのは、潜在意識の中にある記憶が原因だと考えています。幸い記憶はトラウマに、よい記憶は執着となって、私たちが正しい判断をすることの妨げとなっているのです。そこで記憶を手放し、ゼロになる必要があるのですが、ゼロの状態というのは、仏教の「空」に通じるものであると説明すれば、ご理解いただけるかもしれません。

 

・つまり、人生で起こるすべての出来事は、潜在意識の中の記憶の再生によるもの。けれども、どんな出来事もネガティブにとらえず、潜在意識からクリーニングをする機会を与えられたのだと考えることが大切です。

 

・クリーニングする言葉はいつでも「ありがとう。ごめんなさい。許してください。愛しています」の4つ。「愛しています」の言葉は、他の3つの言葉を含みますので、「愛しています」だけでもよいとも思います。いずれにしてもクリーニングを続けることによって、あなたは、やがてゼロの状態になる感覚を感じることができるようになるでしょう。

 

・「ありがとう。ごめんなさい。許してください。愛しています」という4つの言葉を言い続けるだけで充分なのです。

 

<クリーニングしないでいるのはひどい便秘状態にあるのと同じ。>

ハワイの言葉で「ク・カイ・パ」というものがあります。これは心の中にいろいろなものが詰まりすぎている状態、早い話が、心の便秘を意味します。

 

・便秘を解消するには、外に出てウォーキングをしたり、適度な運動をするのが効果的です。

 

・けれども記憶は、次の瞬間にも蓄積されてしまいますので、記憶の消去を怠れば、すぐにゼロの状態ではなくなってしまいます。

 

この世に存在するすべての人、家具、洋服、食べ物などこの世に存在するあらゆるあなたの中の記憶を消去しよう。

・人工的な食べ物には作り手の心がこもっていないとか、危険な食べ物だからと忌み嫌っている人も多いようです。

 けれども、悪いのは食べ物ではありません。もし、あなたが健康を害しているとしたら、それはあなた自身が食べ物に対して持っている記憶のせいなのです。あなたが長年、ある種の食べ物のことを汚れている、不健康でよくない食べ物だ、と思い込んでいるために、その思いが食事にも影響してしまうのです。

 

記憶している過去の出来事から解放されよう。>

・不安に思うのもまた、受け継がれてきた記憶の影響なのです。すぐにクリーニングを始めましょう。すべての記憶を消去し、ゼロの状態に戻ることの重要さに気づくことこそが、物事がよい方向へと動き始める第一歩なのです。

 

記憶を消して、手放そう。>

<お金にこだわらない人が豊かである理由。>

・あなたは、クリーニングし自らの記憶を消去することで、お金を消してしまうのではなく、記憶を消去することによって、神聖なる存在からのインスピレーションを受け止めるためのスペースを確保するのです。

 

<生きる目的は、私たちそれぞれが抱える悩みを消去すること。>

<悩むのは無意味です。悩みを解決するのに、クリーニングに勝るものはありません。>

ホ・オポノポノでは、生きる究極の目的は、クリーニングすることだけです

 例として、重い障害を持って生まれてきた子を持つ母親の心理を考えてみましょう。

 この世に生まれてくるのは、五体満足な子どもたちばかりではありません。ハンディキャップのある子どもを持つ親は、往々にして自分を責めてしまいがちです。もちろん、それはわが子に対する愛の表れですが、そこから前向きに進むことができずにいるのは、ハンディキャップがあることは不幸なことだという親の勝手な思い込み、親の中にある記憶が原因なのです。

 それは、「障害を持つことは不幸だ」という先入観、周りの人の目を意識して恥ずかしがったり、負い目を感じてしまう心の奥にあるのは「障害があるかわいそうなわが子」という思いでしょう。けれども、そんな記憶はただちに消去してしまわなくてはいけません。

 

・私たちはそれぞれが抱える悩みを終わらせることを目標にクリーニングをしていれば、母親が子どもに持つ執着のみならず、さまざまな人が記憶によって他者に及ぼす悪影響を必ず消去することができるのです。

 悩み続けるだけで物事が解決しますか?暗い顔をしていたり、いつも泣いたりして、周囲の人に辛い状況を押し付けるくらいなら、悩むことを忘れましょう。悩むのは無意味です。その代りにクリーニングをすること。クリーニングをすれば必然的に悩みから解放されるのです。

 

<「ハー(ha)」呼吸法>

・「ハワイ」や「アロハ」に使われる「ハー(ha)」はハワイ語で「聖なる霊感」という意味。「ハー」には生命エネルギーを活性化させる働きがあります。

 つまり「ハワイ」「アロハ」という言葉を口にするだけで、生きるエネルギーを呼び起こすツールとなって潜在意識に送り込まれ、清めのプロセスへとつながっているのです。

 

<ホ・オポノポノは究極のヒ-リング>

「ただ、クリーニングすればよいのです。問題に対して、原因も理屈も分析する必要はない。ただメモリーが再生しているだけの事、消去すればいいだけです」。

 

・今も、私の中のメモリーは絶え間なく再生されています。毎瞬毎秒クリーニングは必要です。

 

<生きるとは、あらゆる記憶を消去すること!>

<潜在意識の中のプラスとマイナスの記憶はクリーニングできる!>

・また、この潜在意識の中にある過去の記憶というのは、あなたが経験したもののみならず、宇宙が創世してからのあらゆる記憶とつながっています。

 

・潜在意識というのは、今こうしている瞬間にも過去から引き継いだ膨大な記憶を再生しています。ですから、私たちは、今まさにこうしている間に、さっそくクリーニングを始めればよいのです。再生され続けるものをクリーニングし続ける。ただ、それだけです。

 クリーニングの仕方はシンプルです。「ありがとう。ごめんなさい。ゆるしてください。愛しています」、この4つの言葉でクリーニングすれば、過去の記憶は消去され、クリーンな状態、ゼロの状態になるのです。

 

<自分の人生で起こることに100%責任を持とう。>

すべての出来事はあなたが作り出している。>

・あなたが目にすることすべてに責任を持ちましょう。自分だけのことでなく、他人の中で起きている問題に対しても、その原因が自分の中にあるという考え方がホ・オポノポノです。

 

・いつも、あらゆる物事は自分の中から生成しているというふうにとらえてみてください。

 

人生に起こるすべてのことは、あなたの記憶が再生する結果です

<ハワイの州立病院の精神科病棟で私が体験したこと。>

・私はここへ赴任し、ホ・オポノポノを試みたのです。本来、心理学者は患者にセラピーやカウンセリングをするのが普通ですが、私が一切そのようなことを行わなかったので、最初みんなはいぶかしがりました。しかし、数ヵ月後、結果が現れてきたのです。

 

・このような状況を作り出しているのは、ほかならぬ自分の記憶のせいだからです。そこで私は、記憶に「愛しているよ」と毎日繰り返し、愛のメッセージを伝え続けたのでした。

 

・そして、結果は私の信じたとおりになりました。記憶の再生が始まったのと同時に、問題はクリアとなり、施設全体にこれまでにない調和が生まれたのです。

 こうして、私はクリーニングをし続けることの大切さを確信しました。

 

バランスを取って、自分の中の軸を整えよう。>

<周りのものに記憶が影響を与えることでバランスを崩すことがある。>

・過去において人が亡くなった場所などは、そのような理由から直観的に人々に敬遠されがちですが、そんな時でもクリーニングをきちんと行えば大丈夫です。

 

・ちなみに、バランスはハワイ語でポノと呼ばれています。人生にはよいことも悪いことも両方があるからこそ調和が取れるのだという考え方が古代から受け継がれてきました。

 

クリーニングすることで、神聖なる存在が導いてくれます。>

霊感(インスピレーション)のみに従い自分の意志は忘れよう。

・この世には、目に見えない大きな力が存在します。それは私たちに暖かい愛を注いでくれる神聖なる存在です。私たちが日常生活の中でふと感じるインスピレーションも、神聖なる存在からの導きなのです。

 

・インスピレーションは、あなたが無意識レベルで望んでいることを叶えるパワーとなって機能します。奇跡などを信じない人にも、奇跡は起きているのです。ただし、インスピレーションは、あなたが奇跡が起こりますようにと待ち焦がれてしまうと降りてきません。顕在意識の中で希望を叶えたいとはっきりと意識してしまうと、それがまた新たな記憶の再生へとつながってしまうので、かえって逆効果となってしまうのです。

 

・ですから、あなたは絶え間なく、記憶のクリーニングをするのと同時に、ウニヒピリに「記憶に気づかせてくれてありがとう」と感謝をし続けることが大切なのです。あなたがすべきことは、ただそれだけ、他のことは考えずに、ひたすらシンプルにクリーニングを続けていればよいのです。「こうなりたい!」「あれが欲しい!」などという欲望をクリーニングしてください。あなたの心が無欲でゼロの状態になれば、インスピレーションはギフトとなって、あなたの元へ必ず降りてきます。

 

<とにかくクリーニングを始めましょう。ただクリーニングするのみです。>

結果を出そうとしたり、成果を求めようとしなくても大丈夫です。神聖なる存在が記憶を消去してくれます。>

クリーニングを行うのは果てしない作業?

・何かトラブルを抱えている場合、一刻も早く物事がよい方向へ好転してくれないかと願うのは当然です。ところが結果や成果を急いで求めてしまうと、せっかくクリーニングをしていたとしても、その焦る思いが新たな記憶を生み出すことにつながってしまいます。

 

誰もがそれぞれの役割を持って生まれてきた。>

・与えられた仕事に感謝の気持ちを持つことができないのは仕事のせいではなく、仕事を愛していないことが原因なのです。

 そういう人は、自分の中の記憶が生み出している理想の仕事を追い求めるあまり、自分の間違いに気づくことができずにいます。人生がうまく運ばないのは、役割に反した生き方をしようと考えているからなのに、現実には存在しない青い鳥を追いかけ続けてしまうのです。

 

「許してください」と語りかえることは必要です。許されることによって自分を取り戻すことができます。

何も考えずに心の中で「許してください」とつぶやくこと。>

顕在意識の記憶の1100万倍もある潜在意識の記憶の中のどれが、その人に苦悩を及ぼしているのかなど、把握するのは不可能なのです。そこで「許してください」と言うことによって、潜在意識の中で無意識のうちに再現している許しを請わなくてはいけない記憶をもカバーしておくのです。

 

・嫉妬や独占欲などの感情を抱いた場合には、その感情に対してクリーニングすることをお勧めしていますが、「嫉妬よ、独占欲よ、許してください。愛しています」などと言う気になれないという人もいます。そういう人は「汝の敵を愛しないさい」というイエス・キリストの言葉を思い出していただきたいと思います。その敵とは記憶のことです。

 

ゼロになるということ

本当の自分になれる瞬間というのは、いい意味で空っぽになる時です。あなたがゼロである時、初めてあなたの純粋性を取り戻せ、本来の姿に立ち返れるのです。>

愛はいつもあなたのもとに降り注ぐ。>

・ホ・オポノポノでは、あなたが自らを清めることで記憶から自由になり、愛のある存在になることを目指しています。そのために、こうしている今も神聖なる存在からあふれんばかりの愛がすべての人に注がれているのです。

 

ゼロとはつまり時間のない世界です。時間がないから物事を区切る境界線もなく、執着やとらわれない状態で、完全なる自由の世界です。>

世界と一つになる愛のパワー

・心がゼロの状態というのがどんなものか、想像してみてください。ゼロとは時間のない世界です。人生を区切る境界線などはなく、空間は無限大に広がっています。物質やお金の概念もありません。ゼロの状態というのは仏教でいうところの無我の境地、安全なる自由の世界なのです。

 

クリーニングすることで自分だけのシャングリラに気づいてください。>

楽園は、自分の内面がゼロになる時に現れる。>

・呼吸するようにクリーニングをすることの意味がなくなってしまうからです。呼吸をするようにクリーニングを生活の一部にしましょう。クリーニングしないと気持ちが悪いと思うようになれば、それはよい兆し、あなたの心の中に楽園が広がりつつある証拠です。

 

病気とは自分をクリーニングするためのサインのようなもの。>

病気になるという記憶を消去する。>

・通りすがりの人でさえ潜在意識の記憶で出会うのですから、家族、夫婦、友人、仕事仲間など、身近な人との縁は大変に濃く、日々互いにクリーニングをする関係が求められているといえます。あなたがクリーニングすることで、あなた自身の記憶が消去され、本来の能力を発揮することができるだけでなく、他の人にもよい影響を与えることになるのです。

 

・「闘病」という言葉があります。また、人はよく「病気に打ち勝つ」というフレーズを使います。けれど病気は闘うべき存在ではなく、クリーニングへと促すサインなのです。

 

・大事なのは一瞬一瞬クリーニングを続け、自分の周りで起こることが100%自分の責任であるという立場を取り、クリーニングに専念することです。

 その結果インスピレーションが降りてきて、自分にとって本当に必要なことが完璧なタイミングで訪れます。

 

 

 

『ヒーリング』  癒しの伝説と神秘の技法

草野巧     新紀元社    2009/8

 

 

 

神秘の宇宙エネルギー「マナ」が集まるハワイ

独自の魔術的文化を築いた古代ハワイ人

ハワイが、「マナ」と呼ばれる超自然的エネルギーを発するパワー・スポットが数多くあることで有名である。

 これはハワイの伝統と関係がある。

 古代ハワイ人たちは文字を持たなかったため、1778年にヨーロッパ人ジェームズ・クック(1728~1779)がやって来る以前のハワイの歴史については、明確なことはわかっていない。

一般にいわれているところでは、ハワイの島々に最初に人が住みついたのは7世紀ころのことで、それは南太平洋ポリネシアのマーケサス諸島方面からやってきたという。次いで、12世紀ころに今度は同じポリネシアタヒチから、大量の移民がカヌーに乗ってやってきたといわれている。

 

・こうしてハワイに住むようになった人々は、故郷を文化をもとにしながら、ハワイの環境に合わせ、独自の魔術的な文化を築いた。

 この魔術の中心にあったのがポリネシアメラネシアに共通の超自然的エネルギー「マナ」だった。

 

古代ハワイ人が信じた超自然的エネルギー「マナ」

・ハワイの魔術的文化の中心にあった超自然的エネルギー「マナ」とは、これがあればどんなことでも可能になるという魔術的パワーの源といっていい。

 古代ハワイ人の考えによれば、戦争である戦士が活躍するのは彼の槍が大量のマナを持っているからだった。また、リーダーが立派な働きをするのも、彼が大量のマナを持っているからだとされた。

 

・古代ハワイにはカフナと呼ばれる一種の魔術師の階級があったが、彼らは自然界のマナを自由に操ることができる人々だと考えられていた。実際、カフナたちはマナを操ることで、天気を変えたり、漁の前に魚群を呼び集めたり、未来予知をしたり、テレパシーで他の地域の人々と通信したりできたといわれている。

 カフナの中にはヒーリングを専門にする者もおり、食餌療法、呼吸法、さらに様々な超人的な術を用いて人々の病気を癒したが、これもまたマナの力によるものとされた。

 とすれば、古代ハワイ人にとってマナを集めるということがとても重要なことになるのは当然のことだ。

 

・これについて古代ハワイ人たちは、マナは基本的にあらゆるものに宿っているが、自然界の中ではとくに洞窟、谷、滝、石、神の聖地などに大量に宿っていると信じていた。

 こんなわけで、ハワイには古くからマナ・スポットとでもいうべきパワー・スポットが数多く存在していたのである。

 ところで、マナを中心とした古代ハワイの魔術的精神文化は現在では「フナ」と呼ばれ、数多くの人によって研究が進められている。そして、「フナ」の中に、現在でも参考になるような興味深いヒーリングの教えがあったこともわかっている。

 

癒しの海カブェヘヴェへ

オアフ島のワイキキ・ビーチといえばハワイでも最も有名なビーチだが、このワイキキのほぼ真ん中あたり、現在ハレクラニ・ホテルとアウトリガー・リーフ・オンザ・ビーチホテルの間あたりにある海の一角は、古代ハワイ人がカブェヘヴェへと呼んだ癒しの海であり、強力なマナの宿る場所だったといわれている。

 

ヒーリング・ストーンと魔法使いの石

・ハワイにはカブェヘヴェへのほかにも、ヒーリング効果が高いといわれるパワースポットが数多くある。

 古代ハワイ人たちは、石は自然物の中でも強力なマナが宿りやすいものの一つだと考えていた。

 

魔法使いの石カフナ・ストーン

・ワイキキのタヒオビーチの片隅にある四つの石である。言い伝えによると、16世紀ころにタヒチから強力な4人のカフナがやってきて大勢の病人を癒したことがあった。また、彼らはハワイの人々に特別なヒーリングの技術も伝授したという。

 

ワヒアワのヒーリング・ストーン

オアフ島の小さな町ワヒアワで、道路わきの白い祠に安置されている3体の石である。

 ハワイアンの言い伝えでは、これらの石はもとは町の近くにある王家の聖地クカニロコにあった。あるとき、カウアイ島から飛んできた2人の姉妹がこの石に神聖なマナを吹き込んだ。それ以来、これらの石は奇跡的なヒーリング・パワーを発揮し、この石に触った数多くの人々の病気が癒されるということがあった。このため、大勢の人々がクカニロコに押しかけるようになったが、クカニロコは王家にとって特別な場所だったので、1920年代になって、これらの石は現在の場所に移されることになったのだという。

 

カニロコのバース・ストーン

・クカニロコはオアフ島の遺跡の中でもとくに重要なものの1つである。これはワヒアワ郊外の高地に残された数十個の岩の遺跡で、11世紀から18世紀までのおよそ700年間、オアフ島の王族たちが出産に利用した聖なる場所である。

 

ヒーラー養成寺院ケアイヴァ・ヘイアウ

ハワイ語の「ヘイアワ」には寺院・祭祀場という意味がある。寺院や祭祀場は聖なる場所なのだから強力なマナが宿っているのは当然で、ハワイ各地にある「○○・ヘイアウ」と名のついた遺跡はすべてパワー・スポットといってもよい。

 オアフ島・アイエアの丘の木々に覆われた場所にあるケアイヴァ・ヘイアウもそのような遺跡の一つだが、ここはとくにヒーリングと関係の深いヘイアウとして有名である。

 

ハワイの“駆け込み寺”プウホヌア・オ・ホナウナウ

・古代ハワイには“カプ”と呼ばれる数多くの宗教的な戒律があった。これは決して犯してはいけないタブー(禁止事項)のことで、これに違反するとほぼ確実に死刑になるという厳しいものだった。

 とはいえ、古代ハワイには厳しいカプがあったと同時に、そこへ行けば絶対に救われるという場所もあった。“プウホヌア”と呼ばれる聖域がそうである。

 プウホヌアはハワイ語で“逃れの地”という意味で、日本のいうところの“駆け込み寺”のような場所といっていい。

 

・プウホヌア・オ・ホナウナウはハワイに残る遺跡の中でも最重要なものといってよく、現在は国立公園に指定されている。そして、新たに再建された、伝統的な家や建物、寺院などを見ることができる。

 

火の女神ペレとキラウエア火山

・その注意は、キラウエア火山に住むといわれる火の女神ペレに対する崇拝にはっきりと現れている。

 女神ペレは非常に美しく、恋多き女といわれ、現在のハワイで最も人気の高い神だが、それと同時に最も恐ろしい神だとされている。

 女神ペレは現在はキラウエア火山のハレマウマウ火口に住むとされているが、もともとはタヒチに住んでいたという。伝説では、11世紀ころに、家族とともにこの地に渡ってきたという。

 

・ハワイの超自然的なパワーであるマナは、ときに神々の精神といわれるような神聖なものである。そのマナを得ようとするなら、ハワイの伝統に対して十分な敬意を払うのはまったく当然のことなのに違いないからだ。

 

 

 

『「ハワイアン・マナ」71の教え』 

「マナに溢れる人々」に幸運は寄って来る

朱実カウラオヒ    実業之日本社   2008/6/28

 

 

 

「マナにあふれる人」に幸運は寄ってくる

・もともと日本はハワイ同様「万物に神が宿る」と考える霊性の高い国でした。

 

ハワイで知った「フナの教え」と「マナ」

・でも、ハワイの居心地のよさは、気候のよさだけでは語りつくせません。住んでいるハワイアンたちと交流を持つたびに、日本にいたときよりずっと開放的になっている自分に気づくのです。ハワイアンたちのアロハスピリットにふれるうちにハワイという島の持つ“何か”を知りたくなって私は、さまざまな文献にあたりました。その過程で知ったのが「フナの教え」と「マナ」でした。

 

ハワイアンの叡智の結晶「フナの教え」

・18世紀末から19世紀末のハワイ王朝を経て、1898年、ハワイはアメリカ合衆国領となります。急激に近代化が進められる中、フナの教えはどんどん失われていきました。そんなハワイ古来の叡智に気づいたのがアメリカ本土からやってきたマックス・フリーダム・ロング氏やサージ・カヒリ・キング氏らです。彼らは、「こんなすばらしい哲学が失われてはいけない」と、ハワイのカフナたちに取材し、カフナの知恵を現代に生きる思想としてまとめました。

 

・ちなみにカフナとは、「フナの教えを司る人」という意味。ネイティブアメリカンメディスンマンにも似ています。カフナには、さまざまな得意分野があります。ロミロミという霊性の高いマッサージで人を癒すカフナもいれば、人間関係を正しい方向に導くホーポノポノという儀式が特異なカフナもいます。

  カフナたちは、さまざまな力や知恵を使って人々を正しい方向に導こうとしました。カフナの知恵は、現代に生きる私たちにも、とても役にたつものです。

 

ものみなすべてに「マナ」が宿る

・マナというハワイ語を日本語に訳すのはとても難しいことですが、簡単にいえば、生命力とかスピリチュアルなエネルギーといった意味でしょうか。ハワイアンは、古来、「ものみなすべてにマナが宿る」と考えました。

 

・ハワイの日本人スピリチュアル・セラピストの開拓者の一人であるという、強烈な自負と誇りは、マナとともに生きる私の支えとなっています。

 

フナの7原則

1、IKE(イケ) 世界はあなたが思うとおりにある

2、KALA(カラ) 限りというものはない

3、MAKIA(マキア) エネルギーは意識が向かうほうに流れる

4、MANAWA(マナワ) 今が力のときである

5、ALOHA(アロハ) 愛するとはともに幸せであること

6、MANA(マナ) すべての力は内から出る

7、PONO(ポノ) 効力が真実の尺度である

 

 

 

『フナ古代ハワイの神秘の教え』

(シャーロット・バーニー)(ダイヤモンド社)  2005/4

 

 

 

<ハワイのフナとは?>

・古代ハワイには、さまざまな分野の専門家である<カフナ>と呼ばれる人たちがいました。彼らは霊的な存在と交信し、その力を借りて予言や治療を行うシャーマンや魔術師の役割を果たしていたのです。カフナが自分たちの知恵を<フナ>と呼ぶことはありませんでした。<フナ>という言葉を使ったのは、ハワイ文化の研究家マックス・フリーダム・ロング(1890-1970)でした。彼は、長年の研究で少しずつ解き明かしたハワイの神秘的な教えに、ハワイ語で「秘密」を意味する<フナ>という名前をつけました。そして、一連の人気著作で、フナの教えをわかりやすく説明したのです。

 

 憑依

・霊が人間に取りつく現象<ノホ>は、ハワイアンには馴染み深いもので、ハワイの伝説にも多く登場します。先祖の霊やカフナによって送られた生霊が人々に取りつくこともあるといわれています。

 次のような状況のときは、霊に取りつかれたり、その影響を受けやすくなるといわれています。アルコール中毒だったり、ドラッグや精神安定剤を使っているとき。ネガティブな考え方や話し方をしたり、罪悪感にさいなまれているとき。心身ともに疲れているとき。

 

<憑依されないために>

 霊にとりつかれないためには次のことを実行しましょう。

 

 1、 ポジティブに考えて話しましょう。

 2、 ネガティブな人々との関係を絶ちましょう。

 3、 アルコールやドラッグをやめ、バーを避けましょう。

 4、 ベーシック・セルフから罪悪感を取り除きましょう。

 5、 自分自身と他人を許しましょう。

 6、 マナを満たした塩をひとつまみ入れたお風呂に入りましょう。

 7、 自然の中で過ごしましょう。

 8、 栄養のある食品、ビタミンを摂取し、運動をして体力を保ちましょう。水をたくさん飲みましょう。マナを増やすために深呼吸をしましょう。

 9、 「私は自由で私のマナは強い」あるいは「私の身体には神が宿っている」などポジティブなアファーメーションを繰り返しましょう。

 10、 首に赤サンゴをつけましょう。

 

・ 亡くなった血縁者が守護霊として留まることがあるかもしれませんが、ポジティブに考えて行動する健康な人が霊に取りつかれることはありません。霊にとりつかれないようにするにはマナを高め、ベーシック・セルフからコンプレックスやネガティブな考えを取り除き、ハイセルフと深くつながることが重要です。あなたや知り合いが霊に取りつかれていると感じたら、フナのベテランや祈祷師に頼みましょう。

 

・フナの教師であり、有名な祈祷師でもある、ジャック・グレイは、取りついた霊をはらうだけでなく、その状況を招いたそもそもの問題を解決することが重要だと信じていました。グレイは、除霊をする場合、霊にとりつかれた人が彼からフナを学ぶことを条件にしていました。

 

 

 

『秘密結社』

 綾部恒雄  講談社   2010/10/13

 

 

 

異人と祭祀的秘密結社

メラネシア又はポリネシアの社会生活の概念となるものはいわゆる秘密結社である。

 

・そのようなメラネシアポリネシアの秘密結社の考察は、その様相、変型、フォークロア化の点で、日本文化史に与える暗示はきわめて深いと述べている。

 

  1. 異人が幾度にか、季節を定めて訪来したこと。
  2. 異人は先住民より亡魂、又は死者そのものと考えられたこと。
  3. 異人は海の彼方から、来るものと信じられたこと。後には、山中の叢林より来るとも信じられるに至ったこと。
  4. 異人は畏敬されつつも平和的に歓待されたこと。
  5. 異人は食物の饗応、殊に初成物を受けたこと。
  6. 異人は海岸地に住まずして山中の叢林に住みしこと。
  7. 異人はdual organization の構成の原因となりしこと。
  8. 異人が土民の女と結婚する必要ありしこと。
  9. 異人とその女との間に出来た子供が特殊な社会的宗教的性質を有せしこと。
  10. 異人は入社式、男子集会所の起源をなしたこと。
  11. 異人はその異人たることを表徴する杖、及び「音」を有せしこと。
  12. 仮面が男女二つあること。女異人が山中に住むということ。
  13. 異人が訓戒、悪事摘発をなし、豊作をもたらし、又はもたらさしめんことを任務としたこと。
  14. 異人が季節殊に収穫季、冬至に関係したこと。 
  15. 異人は季節が来ると、その出現を期待されたこと。
  16. 異人若しくは神は常に村にとどまらないと信じられたこと。
  17. 異人の出現の際は女子、子供は閉居したこと。
  18. 異人のタブーが財産の起源となったこと。
  19. 異人がフォークロア化して遊行歌舞伎団となったこと。
  20. 遊行人は異装し、杖と音とを有し、饗応を強制し、或は掠奪を敢えてし得ること。
  21. 遊行人が神話、神の系譜を語り、或は之を演技で表現すること。多く季節と関係して。
  22. 遊行歌謡団から伊達者(man―woman)が発生したこと。
  23. 彼等は民間信仰に於いては、侮蔑されつつも亦高き階級に属すとされたこと。

 

・すでに触れたように、岡の考察はメラネシアの社会史を範例として行われたのであるが、これらの異人にまつわる表象、状況、発展について暗示された諸項目は、アフリカの祭祀的秘密結社の成立の事情を辿ることによっても、確認することができるのである。

 

 

 

 ■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

 

(2024/7/24)

 

 

・ジェームズ・アレンの『「原因」と「結果」の法則』という本は、元祖「引き寄せの法則」の本だそうです。「引き寄せの法則」はここ数十年において、自己啓発本のブームになった概念です。それ以来、非常に多くの「引き寄せの法則」の著者がでてきました。それらの元祖だというのですから、非常に価値のあった概念のようです。ちなみに、自己啓発本の元祖というのは、ベンジャミン・フランクリン自己啓発本『フランクリン自伝』だったといいます。アメリカは「ビジネス万能社会」の面がありますが、自己啓発本のジャンルは膨大な本が出ており、オーディオ本も車の中で聴かれているそうです。スポーツや芸術の分野でも自己啓発本が大変人気のようです。やはり「成功本」の長い文化があるようです。

ジェームズ・アレンの本は日本でも注目されていたようでアマゾンでは183冊の書籍が分かります。20年前から出版されており、どこの図書館でも書庫には置いてあるのかもしれません。

ところで『アメリカは自己啓発本でできている』尾崎俊介 平凡社 2024/2/24という本は興味深い内容です。

 

・何冊も自己啓発本を読んで実践したがうまくいかないという人が非常に多いという話もあるようです。「自分の強く望んだことが、現実界で実現される」というのは「言うは易く行うは難し」なのかもしれません。「自分の望んだことがすぐに実現される」というのは、人間の死後世界における「精霊界」の出来事だといわれます。いわゆる「アストラル界」「アストラル・プレーン」の「あの世」の世界の話で、「この世」では、自分の想念が現実化する人は、多くないのかもしれません。「アファメーションではなかなか実現しない」ともいわれます。しかしながら、このような『「原因」と「結果」の法則』の中で指摘されていることは、試してみる価値があるようです。

 

 

 

(2019/7/10)

 

・相川圭子さんは、特異な経歴の持ち主のようです。「インドでヨガの研鑽を積んで、兄弟弟子に当たるパイロットババと世界で二名のみである「サマディマスター」の称号を受けた他、「ヨグマタ」(=ヨガの母)、「現代瞑想の母」の尊称を受けた」といわれます。amazonで見ると78冊の書籍が出版されています。数冊、当ブログに載せてみようと思っていましたが、数年経ちました。女性のヨガの指導者ということで、内容は興味深いもののようです。

 広い意味で「自己啓発書」に入りますが、ヨガの指導者の「自己啓発書」は多くないようです。ヨガも異星起源、インド起源だそうですが、気長に続けると効果があるのでしょう。ヨガも女性には人気のエクササイズのようです。しかし、実際にヨガの指導者の修行は大変なようです。

 

・さまざまな宗教では「喜捨」に熱心なようですが、私たち一般人は、その効果の実際については分かりません。宗教団体は会費や寄付の形態はさまざまなようです。しかし、会員数が多くなると金額は巨額になるといわれます。

「そのため、ヒマラヤ秘教では、「お布施」や「浄財(寄付)」の形でお金を差し出すことは大切な修行の一つと考えられています」ということだそうです。仏教国では、修行僧の「托鉢」や僧侶に「お布施」をする習慣が社会に根づいているようです。

 

・「喜捨」を教義にする宗教は少ないないそうです。イスラム教でも、五行の一つとして「ザカート」(喜捨)があります。「ザカートは、イスラム教の五行の一つで、困窮者を助けるための義務的な喜捨を指す。制度喜捨あるいは救貧税とも訳される。本来の意味は「浄め」」とのこと。

 

アメリカ人は「自己啓発書」や「成功本」をよく読むといわれます。物質文明の一番進んだ資本主義の国ですが、キリスト教会の力も社会全体に浸透しているといわれます。精神世界の関心も非常に高く、さまざまなスピリチュアル・ヒーラーやカウンセラーが活動しているようですキリスト教や宗教の社会における影響力は大きいといわれます。日本でも宗教に傾倒する人びとは多いようです。

そこで日本でも米国の「自己啓発書」や「成功本」が盛んに翻訳出版されています。よく売れているからでしょうか。amazonの「洋書」に「self-help」といれますと6万冊以上が分かります。「success book」では、5万冊以上です。日本の「本」では、「自己啓発書」で2000冊以上が分かります。「成功本」では1万冊以上です。物凄い量のようで、新刊書も多いといわれます。アメリカでは「潜在意識を活用して、成功する」という類の本が、ニューエイジの思想の本としてよく読まれていたようです。「超太古にシリウス星人は、思念でモノを作る」能力を持っていたといわれます。そのようにニューエイジでは潜在意識を利用して、この世で成功をするというような思想ができたのかもしれません。日本でも「引き寄せの法則」というアイデアが非常に人気となり、amazonでは1000冊以上の「引き寄せの法則」に関する書籍がわかります。

しかしながら「アファメーションは現実世界では効果がない」といわれます。当然ながら、いくら「成功を念じても」行動をしなければ結果がでないというとことでしょう。アファメーションは、「あの世」で100%効果的ですが、「この世」では、あまり効かないと指摘されています。

 

精神世界の本は、世界中でも読者の多いジャンルといわれます。物質文明が最高度に発達している米国でも、キリスト教等の宗教や、ニューエイジのカルト、成功本の自己啓発書等のいわゆる「精神世界の本」が非常に読まれているそうです。『30冊の本』は山川夫妻が選んだ精神世界の愛読書のようです。引き寄せの法則」とか「波動の理論」、「潜在意識の活用」、「アファメーション」とさまざまな手法があります。しかしながら、理論と実際の乖離は大きいといわれます。

 

・当然のことながら、自己啓発書や成功本は、100%の成功の確率の保証は、ありません。ところが、ヒーリングとか中国式の「気功療法」においては、かなりの難病奇病を治療したという本が少なくないようです。まさに西洋医学が治療できない難病を、どの程度の確率かは知りませんが奇跡的に直すといわれます。精神療法のヒーリングとか欧米では、ヒーラーが活躍していると指摘されています。私たち一般人は、この分野については当然詳しくはありません。「気のエネルギー」を知る必要があるのかもしれません。中国でも西洋医学の地位が急速に高まっているとはいえ、依然として漢方薬や気功療法等の東洋医学が根強い力を持っているといわれます。日本では特にヒーラーというと、エネルギー療法、手当て療法、霊能力による治療を行う者を指すことが多いといわれます。

 

・インタ―ネット情報によると、

「セラピストの種類の考え方」

かつてセラピストといえば、大きく分けると、アロマテラピーなどの施術を行う「ボディ系セラピスト」、精神療法や心理療法を行う「精神系セラピスト」、気功や霊気などのエネルギー療法を行う「エネルギー系セラピスト」の3種類がありました。

しかし近年は、セラピストの語源「セラピー」が「治療、療法」という意味を持つことから、昔でいうところの「治療師」や「療法士」も、すべて「セラピスト」と呼ばれる傾向にあります。

一例を挙げますと、「スポーツセラピスト(運動療法士)」「フードセラピスト(食育療法士)」「ハーブセラピスト(薬草療法士)」などです。

 

・現代人は精神を病む人も増えており、大人と子供の難病奇病も急増していますので、「気功療法」等の東洋医学を研究する医者も増えているようです。「百聞は一見にしかず」といいますので、「気功療法」の奇蹟を勉強する必要があるのかもしれません。現代では「腰痛」の悩みが多いといわれます。難病を「気功」で治す「神の手」を持つ施術者がいるそうです。

 

山川紘矢さんは「大天使メタトロン、サン・ジェルマン伯爵、聖フランシスコ、イエスなど次元の違う場所からの精霊や天使」とのチャネラーのようです。天使や高次元との存在のチャネラーは世界的にも増えているといわれます。個人的な神秘体験もする人も多く、異次元とのコンタクティでもあるようです。輪廻転生や死後世界の実相の話も、世界的に共通性があるといわれます。見えない世界とのコンタクト話のブログも増えている事でしょうか。霊現象や「憑き物」現象は宇宙人現象で、私たち一般人を驚かすのは、相当進化した異星人の異次元現象のようです。西洋では「悪魔憑き」に悩まされた話も多いようです。ネガティブな異星人の仕業のようです。さまざまな「霊障」に対しても、常にポジティブな思考、行動が重要のようです。

 

・ちなみに、ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)によると「大天使メタトロンは、偽典「エノク書」ではエノクが天上に昇りメタトロンになったと思わせる記述がある。また預言者エリヤともされる天使サンダルフォンとは、双子の兄弟であるともいわれる。大天使ミカエルよりも強大だとされ、神と同一視する声もある」とのこと。

 

木村秋則さんがあった小柄な宇宙人は、グレイの一種のようです。ビーガンと言われるシリウスの遺伝子を持っているグレイなのかもしれません。しかも木村秋則さんのように「不思議な体験」をしている日本人は多いのかもしれません。しかし、なかなか本になるような段階にまでいくのは難しいようです。「沈黙のコンタクティ」も非常に多いのかもしれません。誰にでも幽霊体験やUFO目撃体験がある確率が高いのかもしれません。やはりメディアに載らないと、誰も注目できないようです木村秋則さんのYou Tubeの動画も見れますので、「百聞は一見にしかず」の便利な「映像の時代」になったものです。木村秋則さんの本は当ブログでも数冊扱っています。木村秋則さんは「自然栽培のリンゴの開発者」として有名になった人ですが、宇宙人との「不思議な体験」も密接不可分な関係があったようにも思われます。木村秋則さんは宇宙人とのコンタクトによって「変性」「変容」を受けた可能性もあるようです。それにしてもネット動画では真偽の混じった膨大な情報が流れているようです。フェイク動画も多いといわれます。

 

米国でもアブダクション(誘拐)を受けた人間は、数百万人ともいるという奇説があったようです。米国におけるアブダクション(誘拐)やキャトルミューテレーション(動物虐殺)の騒ぎは、その後、どのような結果になったのでしょうか。米国でもメディアがアバブ・トップシークレットの政府の政策に協力しているようです。エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。ゲイ(LGBT等)などの「人格転換」をしている異次元の宇宙人はオリオン星人なのかもしれません。思えばゲイ(LGBT等)は、医学界でも分からない現象のようです。

 

・グレイは、さまざまな種類が報告されているようです。グレイには、「ビーガン。シリウスA人の遺伝子から作られたグレイ」、「ゼータ・レティクリ1。地球人監視のためリゲル人が作ったグレイ」、「ゼータ・レティクリ2。遺伝子操作で作られたグレイ。爬虫類人に奉仕」が報告されているそうです。岩木山のUFO」については、インターネット情報によると、16世紀から多く観察されているようです。現代ではカメラに撮られた写真もあるようです。彼らは時空を超越したテクノロジーを持っているといわれます。異次元移動も容易にできる驚異の超テクノロジーのようです。

 

日本に最初に降り立ったのは、シリウス人で、彼らは東北地方の青森県を中心に、下北半島津軽半島十和田湖周辺から秋田県の一部に広まっていったといわれます。ですから、木村秋則さんがリンゴ畑で遭遇した「グレイ」は「ビーガン」の種族系統なのかもしれません。とてつもなく進化している種族のシリウス星人のバイオロボットと遭遇したのかもしれません。青森など東北地方には、宇宙人との繋がりのある現象が何か残っているのかもしれません。イタコなどは、ある意味では宇宙人現象(霊現象)なのかもしれません。「シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物である」といわれます。青森県新郷村(しんごうむら)戸来(へらい)という村にキリストの墓があるというオカルト 説が昔から言われております。どうやら青森県は、シリウス星人との繋がりが太古からあったようなのです。「源平合戦はハム系とセム系のオリオン、シリウス北極星、北斗七星の戦いということになってくる」と述べられています。

 

シリウス星からやってきた宇宙の神である彼らは、今もなおオリオン座との絆を大切にしています。それはひとえにオリオン座が、彼らの祖先である太陽族の故郷であるからです」とも語られていますシリウスのレベルは、もうすでに非物質のレベルです。「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。「世界の王はサナット・クマラと共に金星から降りてきた。この神人の一団はシリウス星と繋がりがある」といわれます。金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。イスラエル政府と契約の「宇宙の商人」が シリウス星人だそうです。平氏の“平”がヘライ(ヘブライ)に由来すると考えると平氏セム系、ユダヤ系ということになってくる。源平合戦はハム系とセム族の争いともいわれます。平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔だそうです。そういえば源義経と鞍馬の天狗や陰陽師の鬼一法眼の不思議な伝承があります。

 

「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)等がエリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。エリア51で白鳥座61番星の異星人とコンタクトしていた日本人科学者もいたといわれます。「その彼らは地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」と述べられています。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」は米国の一人勝ちでしょうか。最近になって、ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と交わしてタウ人を追い払ったと考えられているそうです。「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」は、ロシアも研究しているのでしょうか。

 

・「透明人」とシリウスA星人が創造し、りゅう座(ドラコ)に配置した爬虫類人が想像を絶する進化をしているようです。「竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を管理している」ともいわれます。イルミナティの空飛ぶ円盤はタイム・トラベルができ、「米軍の将軍が同乗していた」ともいわれます。また牛神がテクノロジー龍神を圧倒し「低層4次元」に追い払ったともいわれています。太古、地球には「龍神」と「牛神」の2種類の神が来て、人間を創ったそうです。旧約聖書の神が「龍神」で、新約聖書の神が「牛神」といわれます。

 

木村秋則さんの「幻想」の中で会った「ソクラテスのような人」は「神人」なのでしょうか?また、山川紘矢さんのイルージョンである「威厳に満ちたレオナルド・ダ・ヴィンチのような素晴らしい風貌の男性」とは「神人」だったのでしょうか?「神人」の世界からは「この世」は、すべて分かるようです。「あの世」の動きが時間を経て「この世」に起こってくるともいわれます。「あの世」も私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。あの世とこの世が交錯する体験は誰でもが、無意識的にかまたは意識的にも、経験しているのかもしれません。

 

「霊界ははるか遠いところにあるのではなく地上1メートルのところにある」そうです。従って、「神人」の世界はパラレル・ユニバース(並行宇宙)で、目に見えないが、すぐ隣にあるといわれます。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だそうです。パラレル・ユニバース(並行宇宙)は「幽界」のように「この世」に似ている世界ですが実際は非常に大きく違うアストラル界のような世界のようです。

 

引き寄せの法則」は、自己啓発書では大変人気のある「宇宙の法則」のようです。つまり、「感謝するだけで、あなたの人生は変わる」そうです。「アファメーション」という手法は米国では、人気のあるビジネスマンの瞑想法のようです。そして「引き寄せの法則の書籍」も大変多いようです。「夢の中でアストラル・トリップ(幽体離脱)をして、クリスタル・シティでキリストに会った」という欧米のチャネラーが多いそうです。キリストの出身星はアプ星だったそうですが、アプ星人は国際連合の設立に尽力したという話もあるようです。「キリスト(アプ星人)の一族が地球を管理している」という奇説もあるそうです。夢の中で神のような人物に会っても、必ずしも運命が劇的に好転しないのは皮肉な話かもしれません。山川氏の「サン・ジェルマン伯爵との霊界通信かチャネリング」を本にして出版してもらいたいものです。

 

米国では「成功本」や「ハウツー本」が昔から人気だそうです。やはりアメリカ人の「実利主義」「プラグマティズム」が背景にあるようです。「成功本」の古典的な考え方に「潜在意識を利用して成功する」という考え方がありました。それに関する本を多く出版されました。近年では「引き寄せの法則」に言及する書籍が多いそうです。中でも『精神力の魔術』(F・ベイルズ博士、ダイヤモンド社、1967年)は、古典的な名著といわれます。

 

「思念でモノを創造する」というシリウス星人のありかたがアメリカ人の思考法にまるで反映されているようです。アファメーションとかビジュアライゼーションとかの思考法が、多くの著者によって紹介されています。アメリカ人の思考行動様式が宇宙人的なのかもしれません。日本でも「突飛な言動」をするひとを「宇宙人」と揶揄するようです。物質主義のアメリカですが、精神性の飢えからか、キリスト教会などの宗教活動やニューエイジのカルトが盛んのようです。またネット革命により、世界中にムーブメントが伝搬しやすい状態のようです。

 

・「あの世」で起こったことが時間を経て「この世」に起きるともいわれています。人間の死後世界の幽界や霊界では、思ったこと、希望していることがすぐに起こる、魔法のような国だともいわれます。現実にビジュアライゼーションやアファメーションを実践してもすぐには効果がないともいわれます。「あの世」で有効なアファメーションも「この世」では、すぐには効果が出ないそうです。

 

・「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」ともいわれますが、太古から平和の時代よりも戦争の時代が長かったといわれます。支配者が戦争を統治の手段として頻繁に使ったことも原因であったようです。また宇宙人が人間を創ったとき、精神の本能遺伝子に「殺こう」という「人同士が殺し合う事」という遺伝子を埋めこんだからだという説もあるようです。だから太古から部族間の争い、殺し合いがあったといわれます。

 

・「リラ星人が人間を実験室で創造した」という話ですが、人間の精神をどのように創造したのでしょうか。高次元の高等知性体が殺し合う、スター・ウォーズがあったことも不思議です。堕天使と天使の争いが果てしなく続いているようなのです。宇宙世界、精神世界では「プレアデスの世からシリウスの世へ」パラダイム・シフトがおこるといわれます。2012年の「アセンション(次元上昇)の時代」が経過しましたが、人類に大きな変化が起こってきているのでしょうか。

 

amazonに「ホ・オポノポノ」といれますと94件の本がわかります。「イハレアカラ・ヒューレン」ですと、21件が出ます。ホ・オポノポノの概念は、アメリカにおける自己啓発書の中には見られない特異な概念のようです。アメリカのポジティブ思考とか、引き寄せの法則アファメーションとは大きく違う思考法のようです。「クリーニング」は、「ハウツー」本では、珍しいアイデアのようです。ハワイは、沖縄のように海で隔絶されていましたので、独自なシャーマン文化が発達したようです。インディアンのシャーマンも、土着の人々からの生活に密接に関係していたようです。ホ・オポノポノでは「どの記憶が問題を引き起こしているのだろうか」と問いかけた後に、「ありがとう」「ごめんなさい」「許して下さい」「愛しています」の言葉を繰り返すことで実践されるといわれます。

 

アメリカの成功法則のノウハウ本の多くはポジティブ思考で、潜在意識の不思議な力を活用することにあるといわれます。潜在意識のシンクロニシティを期待したりします。一方、ホ・オポノポノではネガティブなメモリーをクリーニングをすることにより、新境地を開拓しようとしています。

アメリカでは心理療法、ヒーリングが広範囲に利用されているようです。このヒーリング療法方面では、日本では、あまり活用されていないようです。

 

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)でみますと、「ホ・オポノポノ(Hoʻoponopono)は、ハワイ語で、PukuiとElbertによるハワイ語辞典において「心の洗浄。祈り、議論、告白、後悔、互いの補償と許しによって関係を整える家族会議」と定義される言葉。この言葉は、家族のあるいは個人の癒しの方法を指す言葉として知られる」。

 

・「ホ・オポノポノは"全責任を負う"ことを原理とする、ハワイに伝わる癒しの方法である。1980年代にモナ・シメオナ(Morrnah Nalamaku Simeona, 1913年-1992年。1983年には本願寺ホノルル別院とハワイ州議会によって、ハワイの「人間州宝」に認定された人物) は、個人で行うための新しいホ・オポノポノを創始し、これをセルフ・アイデンティティ・ホ・オポノポノ (Self I-dentity through Hoʻoponopono, SITH, ホ・オポノポノによる自己同一性)と名付けた。この実践法は、自らが全責任を負う思想に則っており、モナは"ある人が人生の一切について責任を取るとは、彼が見、聞き、味わい、触れるすべてのことの責任を取ることである。そしてあらゆる経験は、彼の人生に存在するが故に、その人の責任が伴う"と教えた」とあります。

 

・ハワイのフナに関しては、『フナー古代ハワイの神秘の教え』、『古代ハワイアンの教え フナ』等の10冊位の本が翻訳出版されているようです。ハワイの精神世界は「フナ」を中心として展開しているそうです。年間800万人の観光客を迎えるハワイは、古代ハワイ人の「フナ」でも知られているようです。

 

ハワイには「山の山頂で小人の白い神様が遊んでいた」という伝説があります。これらは米国で話題となった例の小柄な宇宙人グレイが空飛ぶ円盤で飛来していたという史実なのでしょうか。

 

・ハワイや南太平洋諸島にはカーゴ・カルトや様々なUFO遭遇・観察の報告が豊富にあるそうです。メラネシアポリネシアの秘密結社というものに「異人」が大きな役割を果たしていたようです。異人が昔の現地人に生活の仕方や、農業や漁の仕方を教えたといわれます。「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)」がエリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。ルシファーもグレイ(ゼータ星人)を作り神に反抗したとも言われているそうですラージノーズグレイもオリオン星人で、米国と秘密協定を結んだともいわれます。

 

・「古代の人々は天使と交信していた」といわれるように、古代のシャーマンたちは、異次元の精霊とコンタクトできる能力があったようです。一万年以上前のベテルギウス(オリオン座の恒星)星人の容姿は現在の「エンジェル」とほぼ同じであったらしいのです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあるといわれます。

 

・ハワイの神々や霊界についての様相も、世界中のそれらと似てくることになるのでしょう。太平洋に孤立したハワイ諸島の古代のカフナも独自性よりも世界的な共通性が注目されるようです。米国でも除霊のための祈祷師の需要があるようです。

 

・現代は、迷信やまじない、宗教儀式などが、生活全体を規制しなくなっていますが、憑依現象を体感する人々は、増えているようです。それは、欧米で天使を体感する人々が増えている現象に似ています。「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」ともいわれます。また「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」そうです。目に見えない世界を古代のハワイ人たちは感じていたようです。

 

ポリネシアなどの南太平洋の島々の異人や神人の伝承は、多いのですが、それに似た伝説は、世界中にあるそうです。つまり、異人や神人が古代の原住民の生活様式のしきたりの起源を創ったようなのです。南米でもトウモロコシの栽培をインディアンに教えたともいわれます。南太平洋諸島の多くの伝承やUFO目撃談、カーゴ・カルトなどの存在は、異人が原住民に部落生活、社会生活などのしきたりを教えたことが窺われます。部族の秘密結社とはどのようなものだったのでしょうか。

 

・日本でも「異人」の伝承は多いのですが、柳田國男明治43年に発表した『遠野物語』の異人の伝説には、明治時代の頃の遠野地方にうごめく異人の姿があります。「真っ赤な顔の異人」は目立ちましたが、現代では、一般人と区別がつかないようになっているのでしょうか。現代の異人の情報もメディアで報道されていないので、私たち一般人には、何も理解できないでしょう。「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」という伝承がありますが、「異人」はオリオン星人だったようです。社会に同化した異人は、誰にも分からないそうです。当時の警察が「異人」をどの程度、把握していたのかは不明です。中世のドイツの領主はほとんどが「異人」か「異人」の末裔ともいわれます。平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔といわれます。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。そうなると人間自身が「変容」、「変性」してしまうそうです。

 

・「人は皆、記憶喪失の異星人だ」そうですので、記憶の甦った人が異星人で、その差は少なくなっているようです。異次元に存在するといわれている異星人の存在は、精神世界の話になってくるようです。「神々や天使が、ワンダラー(転生)やウォークイン(憑依)など、さまざまな形態で、昔から人間の姿を装い地上を徘徊している」ともいわれます。

 

・「異星人はとうに地球を訪れていて、地球人社会にまぎれ混み、密かに地球と我々の文明を監視・調査し社会生活をしている」そうですが、現代のメディアでも把握できないようです。異星人は、コンタクティの過去を知っていることが多く、あの世でコンタクティを選んで、コンタクトするといわれます。

宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。

 

 

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・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ

日本は津波による大きな被害をうけるだろう

・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・

「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」

「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」

「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」

「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」

「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」

イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのだろうか」「フリーメーソンとは、“現在、世界で信仰されているいずれの宗教より古い”教団となるのだろうか」

国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」

「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」

「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

シリウス星人の故郷である天体イジュニュは、もっと高い周波数で共振する6次元の天体であり、地球の宇宙と同時に存在するパラレル・ユニバースに存在するのだろうか」

 

グーグルのブロガー(多言語翻訳)にも書いています→UFOパラレル・ワールド

 

  

 

人の行為には必ず努力というものがあり、結果がある。そして、どれだけ努力するかが、結果を左右するのである。「運」はまったく関係しない。(2)

 

 

 

『魂は知っている』 すべてが思い通りになる人生の法則

高坂美紀   幻冬舎    2008/11

 

 

 

<マイケル、ラファエル、イエス様>

・「マイケル、ラファエル、イエス、アリエル、ウリエル、ガブリエル、司祭」これは、「私についてくださっているのは誰ですか」と、チャネリング(見えない世界との交信)ができるエンジェル京子さんに尋ねた時に教えられた名前です。

 それぞれ、大天使マイケル(ミカエルと同じ)、大天使ラファエル、イエス様、大天使ウリエル、大天使ガブリエル、そして司祭です。見えないとはいえ、立派な方々ばかりで、ありがたいことです。主人には大天使マイケル(ミカエル)が、そして姑にはマリア様がそれぞれついてくださっているそうです。

 

・どうやら、その人の魂の個性とか、与えられた役割とか、本人の気づきのレベルなどによって、守護天使が異なるようです。

 それに、その人の心と状況によって、たくさんの天使の中で、どの人が前に来るかが変わったり、交代したりします。その中には、天使だけでなく、アセンデッド・マスターと呼ばれる存在もいるようです。アセンデッド・マスターというのは、この世に生きていた人が天界で、天使と同じように人を助け、導く存在になるもので、マザー・テレサ、ダイアナ妃、ウォルト・ディズニーなどは新しいアセンデッド・マスターらしいですよ。

 

・天使にもアセンデッド・マスターにも、得意技とかキャラクター、くせ、エネルギーの色があって、まるで生きている人間のようです。

 

・そのイエス様は、地球を守るアセンデッド・マスターの集団のリーダーで、愛と許しを説き、難病を治したりすることで知られています。

 私が体の悩みをかかえる人を癒す時にイエス様に呼びかけることがあるのですが、人によって、とても速くイエス様の助けが得られる人と、別の天使が来てくれる人がいます。その人の状況によるのか互いの周波数の相性なのか、私には分かりません。

 

 

 

セラフィム・ブループリント』  

ルース・レンドリー   VOICE  2010/6/21

 

 

 

どうすればセラフィムとコンタクトできるか

ほとんどの場合、これまで人間とコンタクトをとるのは「天使」か「アークエンジェル(大天使)のどちらかでした。

 

西洋文化におけるヴィジョナリー(聖書に登場する『先見者』)は、アークエンジェル、ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ユリエルと交信していたと言われています。おそらくヴィジョナリーにとっては、それが至高の交信相手だったのでしょう。

 

・天使は私たちに信頼できる情報を与えてくれます。そして然るべき手順さえ踏めば、いつでも彼らとコンタクトをとることができるのです。

 

・天使は地球外のソースと密接なつながりを持った存在にほかなりません。その天使とのコンタクトが許された人は、宇宙において高い地位を与えられたも同然です。

 

・そのうえ、前述のセラフの言葉も示すとおり、天使もまた人間とのコンタクト望んでいます。実際彼らは、すでに私たちの周囲に存在しているのです。たとえば、様々なクライアントのリーディングを通じて、私は、天使が人間の姿をしているケースを数多く見てきました。

 

・彼らには次のような特徴が見られます。

  • 普通の人より単純で、だまされやすく、頭が鈍い。
  • 約束の時間に遅れたり、夢のようなことばかり考えたりしている。
  • 物事を体系的に考えることが苦手で、いつもピントがずれたような受け答えをしてしまう。

 

・ほとんどの場合、彼ら自身もそういった自分の欠点に気づいています。そこで彼らは、人間の姿になることで、その欠点を克服しようとしているのです。

 

セラフィムとは何か

新約聖書では、天上の存在は7つのランクにグループ分けされています。すなわち、「エンジェルズ(天使)、アークエンジェルズ(大天使)、プリンシパリティーズ(権天使)、パワーズ能天使)、ヴァーチューズ(力天使)、ドミニオンズ(主天使)、スローンズ(座天使)」です。

 

その後、キリスト教神秘神学では、7つのランクに、旧約聖書に登場するケルビム(智天使)とセラフィム熾天使)を加えた9つを「天使の階級」として唱えるようになりました。

 

セラフィムは「すべての天使を統率する最高位の天使」にほかなりません。

 

 

 

『エルランティの新復活』 

 銀河天使から21世紀人類へのメッセージ

エルランティ  荻原直樹 記述   テンブックス 2000年11月

 

 

 

時空間トンネルの行方

プレアデス星団は、第5波動レベルの星、シリウスは第6波動レベルの星、オリオンは第7波動レベルの星です。

 

・実を言いますと地球に3億6千数百年前、ベーター星から飛来した最初のUFO群は、この銀河系宇宙の中でも地球を一番に選び、その後、他の星々に「分派延長」したのです。

 

エデンの園

・あなた方地球人の祖先は地球から数億光年先のベーター星人ですが、それは今から3億6千数百年前に遡ります。

 UFO(反重力光子宇宙船)に乗って、ウリエル、ガブリエル、パヌエル、ラグエル、ラファエル、サリエル、ミカエルの七大天使以下約6千人の第一艇団が、現在のナイル渓谷の東部、カイロとエルサレムの中ほどのスエズ運河沿いにあるアル・カンタラに着陸しました。それがエデン(理想郷)の国です。

 当時のエジプトが、温暖で緑豊かな環境下にありました。これは地軸の移動による気候帯の大変化に基づいています。

 

・最初の「種を蒔く神々」は、こうして地球に入植しました。地球の前は金星で、その前はプレアデス星団(スバル座)で、その前は、シリウス犬星)で、その前はオリオン座のベデルギウスで、その前はカシオペア座のメシエで、その前は、琴座のヴェガです。

 

新世紀の幕開け

・ゼータ・レチクル星人は、テラ地球(ガイア地球生命体)に度々訪問しています。その目的は地球人の神経化学的な諸反応を洞察するために、遺伝子を奪取するためです。

 多くの地球人はこれらの現象を恐怖体験として認識しています。しかし、実際は遺伝子を提供するという内なる契約を、それぞれの魂が選択して地球に出生しているのです。

 

ゼーター星人は地球人との間のそれは「混血種」を望んでいます。それは性交渉によってではなく、遺伝子工学的な操作、およびクローン技術によってということになります。

 

 

 

『深「地球史」宇宙人UFO大事典』

ジム・マース   徳間書店    2002/2

 

 

 

3次元世界は限界と被害者意識を学ぶ力場

・被害者意識における究極の被害者とは、自らが現実を創造していることを知らず、物事はただ降りかかってくるものと考えている者のことだ。

 

1972年の地球破壊をエイリアンが回避

・地球は1972年8月7日に巨大なフレアに見舞われるが、人間は、まだ高次の意識、あるいは高次で安全な存在地平へ移行するのに必要な「振動」に達していないため、地球上の生物は全滅することになるはずだった。ドルンヴァロによるとシリウスの知的生命がおよそ100にのぼる他の種族の援助を受け、「銀河コマンド」の許可を得て、この大災害を回避する実験を試みた。

 

<UFOの50%は「秘密政府」が作ったもの>

・この著作は少数の目にとまっただけだったが、忠実な追随者もいた。『The Urantia Book(ウランティア・ブック)』は3000ページにもわたって神の本質、地球と宇宙の創造と構造を難解な筆致で過激なほど詳細に記述している。

 

・伝えられるところによると様々な人間以外の存在から、チャネリングを通じて得た情報のようで、なかにはメルキゼデクという名の存在もあった。『The Urantia Book(ウランティア・ブック)』によると、元々のメルキセデクは神が直接創造した存在で、神が直接創造したもう一人の存在ガブリエルとともに我々の知っている宇宙を統治している。

 

・この宇宙はネバドンと呼ばれ、その中で生命の存在する星系は一万にものぼる。同書では地球のことを「ウランティア」と称している。『The Urantia Book(ウランティア・ブック)』の著者たちは、別の物質世界にも、また他の次元にも意識を持った生命が存在することを明確に示している。

 

・この書籍が他の研究家の主張と一致しているのは非常に多様な非人間型の生命体が地球にやってきていてー多くはエネルギー的存在だがーこの惑星が神へ向け進化的に成長するのを助けるための仕事をしているとする点だ。

 

<天使、悪魔、エルフ、スペース・ブラザーはエイリアンの別名>

・「社会が精神的存在と物質的存在を分離しようとする試みは失敗する運命にある」と述べ、同様の議論はエイリアン中でも特に誘拐事件で非難されているエイリアンの行動記録に注視する研究家らも提起している。エイリアンは人家へ侵入し被害者を動けないようにして力ずくで連れ去ると、求めもしない驚くべき医学実験や手術を行う。そして、多くの人が、こんな行為を慈悲深いなどとは言えないと思っている。

 

 

 

『エルランティ』 新生編

高橋信次 活の原点

大川隆法  幸福の科学出版  1990/1

 

 

 

<約3億6千万年前に、大船団を率いてベーター星からやってきたエル・ランティ>

・そこで今から3億6千万年近い昔にね、えーマゼラン星雲の一角の中にベーター星っていうのがありましてね。ここからエル・ランティっていうね、アール・エル・ランティっていう指導者が渡ってきたんですね。地球に。大船団率いまして渡ってきたんですね。有名な人ですね。

 このベーター星、ベーエルダ星とも言いますが、ベーター星って言うんですけれども、ここは非常に進化した都市でね。

今で言うと、地球で言うとね、いま地球が20世紀ですが、そうだね、ちょうど、30世紀ぐらいだろうかねえ。地球の未来史からいくと、30世紀ぐらいの感じの発達した都市だったんですね。

 

・まあそこは非常に進化した、地球で言うと30世紀ぐらいの文明を持っとったとこですね。そこからやっぱり魂が分かれて、この地球に飛んできたんですね。初期はまあ6千万人ぐらいいたんですね。

 

・6千万人来たんです、ほんとうは。それで大船団です。

 よくUFOで見る葉巻型の大船団ね。大きな母船がありましてね。非常にこの母船が大きいんですね。

 

全長10キロメートルぐらいあるね。全長10キロもある大きな飛行船なんですね。地上でないでしょ

 

・この程度の飛行船で、大きさがね。だから長さ10キロですから、幅もどうでしょうかね。やっぱり5百メートル以上あったでしょうねえ、幅がね。それぐらいのやつです。

で、これ葉巻型の母船なんですね。

 

こういうふうにベーター星というとこに住んでおった植物、動物をね、積んできたんです。これがまあ最初のノアの箱舟みたいですねえ。その話の原型です。いつもこういう原型があるんですね。ノアの箱舟のでかいのが、10キロもあるのが飛んできたんです

 

・そういう10キロぐらいのでかい葉巻が5千本ぐらい飛んできたんです。ダーンと大編隊組んでね、飛んできたんだ。

そしてね、その母船が地球の上空に達してね、地球をしばらくグルグルまわっておって、そして、やがて今のエジプト、あのナイル渓谷のほうへ落ちていったんですね、降りていった。母船がね。まあそういう段階であったんです。

 

 

 

『2013年 太陽系大変革と古神道の秘儀』

山田雅晴    たま出版    2012/1/20

 

 

 

レムリア、アトランティス、ムー滅亡の実相と地底楽園シャンバラ

・1万年以上前に、アトランティス人とレムリア人やムー人との間で、オーバーテクノロジーを使った戦争がありました。

  原爆とは違うようですが、特殊な大量破壊兵器です。それが滅亡の原因にもなっています。レムリア文明の継承者が、インドの原住民ドラビタ族やイラクシュメール人です。レムリア人やムー人の末裔の一部が「地底人類」になりました。ユートピア伝説の一つである「シャンバラ」やアガルタ伝説は、地底に楽園があることを暗示しています。現実に地底人類が存在しているようなのです。

 

・神さまにうかがってみると、「地底人類はいますよ」ということです。ただし、人数はそんなに多くないようで、いろいろな伝説は多少誇張されていると言えます。南極や北極、ヒマラヤなどに地底への入口があるとされます。

 

地球を助けるために志願してきたETソウル(スターピープル)たち

・グレートチェンジの地球と人類を助けるために他の星から志願してきたのが、ETソウル(スターピープル)たちです。ETソウルとは宇宙人のタマシイを持った人間です。

  神さまのお話ですと、「人類の50分の1がETソウルだ」といわれていますので、1億人以上はいる計算です。特に日本人はETソウルが多いといわれています。私も宇宙人のタマシイをもった人間の1人です。

 

・私は、自分がETソウルとして大きな空飛ぶ円盤に乗って地球に来た時の夢を三日連続で見たことがあります。その円盤にはたくさんの窓がついていました。

 神さまにうかがうと「大きなUFOに乗って集団で飛来し、そこから地球の霊界に入り、人間に生まれたのです」ということでした。

 

UFOは地球人の成長の援助と監視をしている

・私が神さまにうかがったら、次の通りです。「地球上にはUFOは50万から55万ほど来ており、そのうちの20%が物質的なもので、残りの80%は半物質です。肉眼で見えるUFOは物質的UFOで、視える人には見えるというUFOは半物質です」

 

・UFOの大量出現は、地球が新たな時代になるための現象です。地球以外に生命体が存在しないと思うこと自体が、非科学的です。ただし、UFOばかりに興味をもっても、開運はしません(笑)。UFO研究をしても開運には何の関係もありません。開運するには、開運思考をもって開運法を行うことです。

 

神々は地球の元神と古き神々、新しき神々の三種類ある

・最初の頃に来られた神々が「古き神々」、後で来られたのは「新しき神々」です。新しき神々といっても今から5万年前から数千年前に来られた神々です。

 だから、神々を大きく分けると、地球が出自の神さまと、最初の頃に宇宙から来た神さま、ここ数万年で来た神さまの三種類あるわけです。

 

・神々にとっては地球も宇宙もほとんど区別はありません。

 

・また神道では「天津神(あまつかみ)、国津神(くにつかみ)」という概念があります。天津神は天上の神であり、国津神は地上の神とされますが、実態とは違います。宇宙から飛来した神も多いですから、分けるとしたら「地球土着の神」と「他より地球に降りてきた神」の二つに分けたほうが適切です。

 

・私が主催する「三世(前世、現世、来世)のご開運講座」では、妙見大菩薩さまという北辰(北極星)のご存在をお呼びする時に、北辰から地球に来られる時間はほとんど数秒しかかかりません。

 

・テレポーテーション(瞬間移動)ができるのです。

 

 

<●●インターネット情報から●●>

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)

 

高橋 信次(たかはし しんじ、1927年9月21日 - 1976年6月25日)は日本の宗教家。会社経営者。ハードウェアエンジニア。

 

新宗教・宗教法人GLA創始者。高電工業株式会社の創業者であり、初代社長。人道科学研究所所長。

 

GLAについて

高橋がイエス・キリストモーセとの出会いを経て悟りの境地に到達した、という口コミに引き寄せられた人が自宅に招かれた。当初は毎週土曜日に集まっていた為に、「土曜会」と称していた。

 

1969年4月頃からそれらの人々が百人近くに増えた為、都営浅草線浅草駅近くの自身の所有する八起(やおき)ビルで説くようになった。当時、この団体を、「大宇宙の神の光というものを顕現する会」という設定で、「大宇宙神光会」と称していた。

 

その後、大阪にあった瑞法会教団(霊友会支部が竹本千代を会長として分派独立。竹本没後、次長の中谷義雄が会長となり、高橋を瑞法会教団に招聘した)が集団帰依・合併するに至ったことを契機に宗教法人となり、名称を「宗教法人ジー・エル・エー総合本部」、略称を「GLA」とした。また、瑞法会教団は高橋没後に見解の相違から離脱、「宗教法人GLA関西本部」となった。

 

高橋の没後、その考えを学ぼうと、法人格を持たないグループ、または個人はいる。また、弟子等による関連著作が出版されている。高橋が創設したGLAから派生した団体、教義に影響を受けたとされる団体等を総称して、GLA系諸教団と呼称されることがある。

 

GLA系諸教団

GLA系諸教団(ジーエルエーけいしょきょうだん)とは、高橋信次が設立した宗教法人GLA総合本部から分派したとされる一群の宗教団体やグループである。

 

概要

GLA創立者高橋信次の亡くなる1976年前後に、多数の分派が発生した。

 

GLA系諸教団 として具体的には、主に次の教団を指す。

GLA関西本部(GLA総合本部とは分派を経て別団体)

国際正法協会

高橋信次先生の法を学ぶ会

偕和會

心のつどい(代表:村上宥快)

光のお仲間(代表:渡辺泰男)

ILA(インナーライトアソシエーション)(「内なる心の光の会」の略称)

その他、影響を受けたとされる教団・団体・個人など

これらの団体は、高橋信次の死後に、活動を開始したため、GLA系との分類にはなじまない

 

千乃正法がGLAの分派であるかのような一部報道があったが、GLAによれば千乃裕子がGLAの会員であった事実は無いとされた。教祖の高橋信次が亡くなった頃、千乃正法を主宰する千乃裕子は自分こそが高橋信次の後継者であるべき旨を主張し、その旨を自著等でも繰り返し述べていたため、このような誤解が生じたようである。

 

幸福の科学教団の創成期において、総裁の大川隆法が、高橋信次の「法の後継者」であると主張した。しかし、1987年6月発刊の『太陽の法』の記述では、高橋信次の「霊界通信」で「GLAは、おまえを必要としない。おまえはおまえの道を切り拓け」と告げたとしており、独自の路線を進む指針を展開しはじめた。その後1994年には「方便の時代は終わった」という法話をし、高橋の霊言には嘘や誤魔化しがあるとして、GLAの影響を消すための教義および用語の改訂が実施されている。

 

経済界 (出版社)の、元主幹・佐藤正忠も、高橋信次からの霊界通信を受けたとし、『奇跡の復活高橋信次』という書籍を出版していた。

 

 

 

『宇宙につながると夢はかなう』 

~さらに強運になる33の方法~

浅見帆子   フォレスト出版  2009/4/10

 

 

 

<思ったこと(夢)は実現する仕組みを理解する>

~夢への途中を楽しむ

・あなたがあなたの実現させたい夢についてずっと考え続けるならば、それは必ず実現します。あなたの考えていること(思考)には波動があり、波動はそれと同じ波長のものを引き寄せるからです。そして、あなたがワクワクする夢に向かい始めた途端、宇宙は全力で力を貸してくれます。

 

まずは、今、あなたに夢があること自体に感謝してください

・次に、夢が実現したところを想像してください。

実現した瞬間の状況を、できる限り詳しく思い描いてください。どんな様子で実現するか、まわりの人がどんなふうに喜んでくれるか、生活や気持ちがどのように変わるか……このときになにより効果的なのは、実現したときのあなたの「気持ち」を想像することです。

 

・うれしい気持ちを深く味わっていると、あなたの脳は勝手に錯覚を起こします。

 あなたの波動が「実現してうれしい、幸せ」となるので、それに見合った状態を現実の世界に引き寄せてくれるようになります。先に気持ちが盛り上がる波動があり、現実の現象は後からやってくるのです。

 スポーツ選手などは、この方法をトレーニングのひとつとして徹底的に行っています。能力や技術はほとんど差のないレベルまでいくと、あとは本人にどのくらい勝利のイメージができているかが決め手になる、という報告は限りなくあるのです。

 

・次に、夢がすでに実現したつもり、「フリ」をして暮らしてください。

 心を「実現したつもり」にさせるのです。すると、夢実現に必要な情報が集まってきます。中心にいるあなたが「実現した波動」になっているので、現実の世界でそれに足りないところがやってくるのです。

 

 たとえば、今のあなたに必要なことを勉強するための本や資料や情報が集まってきたり、あなたが心から尊敬できる人に出会ったりします。その人の言動を実際にまねしたり、影響を受けることで夢の実現に近づくようなことが起こる場合もあります。

 

思ったこと(夢)は実現する仕組みを理解する

~夢に必要な変化を恐れない~

・夢が実現するというのは、それが実現する環境や条件が整っているということです。ですから、あなたが夢のことをイメージし始めると、今のあなたに足りない必要なこと、勉強しなくてはいけないことが集まり、逆にその夢にふさわしくない考え方や行いを見直させられるようなことが起こるのです。

 

・このような変化は、たいていの場合、自分から起こそうとしなくても勝手に向こうのほうから起こります。といっても、それは理理由なく起こるのではなく、「その夢に向かっている」という波動を出しているあなたが引き寄せたものです。

 ですから、そのような変化が起こったときには、流れに身をまかせてみてください。

 

・中心に「夢が実現した」という波動状態のあなたがいる限り(その波動を出している限り)そこに集まってくるものはみんな、あなたの夢を助けるために必要なものなのです。

 

存在自体が波動だから、あなたが夢のことを考えていれば、そこに引き寄せられてくるものはすべて、あなたの夢に関係あること

 思ったこと(夢)は実現する仕組みを理解する

~執着しないで思い描く~

・逆に言うと、あなたがその夢を思いついたということは、それが実現できるから思いついたのです。それを実現する流れではない人が、それを思いつくはずがないのです。

 

・「自分にとって必要なことであれば、時間が来れば必ず実現するだろう」と思ってください。そして、目の前にやってくる変化を純粋に楽しんでください。

 

ふと思いついたことをやってみる

~思いついたときがチャンス~

・分かれ道は、それを実際にやってみるかどうかです。

ためしに小さなことで実験してください。

 

・宇宙からの情報は、それに気付いて意識すると、ますますやってくるようになります。

 

・私たちは、ふと思いつくことを通して、未来に起こることの予知ができているのです。誰にでも未来を予知する能力は備わっているのです。

 

・もしやってみて、たとえなにも起こらなくてもいいじゃないですか?

 

・宇宙がどんどん情報を教えてくれていることを感じて、ワクワクできるようになるのです。

 

「運」の仕組みは、宇宙の法則を知っていくほんの入り口である

・「運がよくなる」という理解にも段階があって、まずは日々の小さなラッキーを起こすことから始まりますが、先へ行けば、宇宙との一体を感じる段階まで限りなく続きがあるのです。

 

・本当に運をよくする考え方というのは、生きることへの不安や寂しさがなくなり、まわりへの憎しみや嫉妬、比較や争いなどとは無縁になり、今生きていることに深い幸せを感じることにつながる方法です。

 

強運な人は、宇宙に応援されている

・自分の生活で実験してわかったこと、感じたことをそのまま書いているだけです。宇宙とつながる道は、生きているあいだ終わりはないもので、私自身も永遠に発展の途中だからです。

 

・仕事の種類や大きさではなく、大きな流れで見てまわりの人を幸せにするなにかをしている人は、宇宙に応援されるからうまくいくのです。宇宙に応援されると、まるでお膳立てをされているように物事がうまく運んだり、なにかとつながっているような満ち足りた感覚になります。

 

・中心に「私」という波動があるかぎり、そのときの波動にぴったりのもの、そのときの私に必要な言葉を引き寄せていることになります。他にも数え切れないほどのシンクロニシティー現象を経験し、「自分の意識が外側に引き寄せてくるものを決めている」ということを再確認しました。

 

あなたのまわりに起こることに偶然はありません

今の自分を信頼する

~宇宙からの情報は今のあなたにも与えられる~

・あなたの助けになる宇宙からの情報は、誰にでも平等にやってきます。

 

・まずは、今のままの自分で大丈夫だと強く信頼することです。

 

今の瞬間を楽しむ

~今を楽しむ波動が次を引き寄せる~

・楽しいことも、人生を好転させるようなハプニングも、すべて今のあなたが基本であり、今のあなたの延長線上にやってきます。突然どこからから降ってくるように感じても、すべて、あなたの日ごろの言動や目に見えないけれども積み重ねてきたことの結果なのです。

 

・楽しいことを引き寄せようと思ったら、あなたが「楽しい」と同じ振動数になればいいのです。つまり、あなたが毎日「楽しい」という波動でいれば、「楽しい」ということがやってくるし、「つまらない」と思っていればつまないことがやってきます。

 

シンクロニシティーを情報として受け取る>

~タイミングがよくなっている証拠として感謝する~

・身の回りに起こる「偶然の一致」を、あなたへの情報として活用してください。

 まわりに起こる現象は、すべて、今のあなたに必要なメッセージを伝えています。そこに、あなたが探していることの答えが示されているのです。

 

シンクロニシティーが起こるというのは、あなたのタイミングがどんどん良くなっている証拠です。

 

シンクロニシティーが起こるときは、あなたの意識していることがタイミング良く引き寄せられている証拠であり、「その方向でいいんですよ」という宇宙からの知らせなのです。

 

・あなたのまわりにも、あなたにとって必要な情報がたくさんやってきています。それをキャッチしたとき、恐れずにその通りにしてみてください。偶然はない、ということの意味がわかると思います。

 

~悪い事件ほどメッセージが隠されている~

・ふと目に留まったこと、たまたま心に残ったことでも、「偶然」という

ことはありません。今のあなたにも必要なものを暗示しています。

 

・まわりに起きている現象は、思っている以上の正確さで、あなたの無

意識に出している波動が引き寄せています。

 

・自分は悪くなく、まわりの影響で突然巻き込まれたように感じること

でさえ、今のあなたに伝えるメッセージがあるのです。

 

・「これを知らせてくれるために起こったんだな」と理解できるようになると、同じようなトラブルは起きなくなり、運の悪い連鎖もとまります。

 

 

 

『人生は奇跡の連続!』

運命の流れに乗り、宇宙と一つになる――

山川亜希子   大和書房  2009/6/18

 

 

 

奇跡の人生に必要なこと

□愛を知る

□感謝する

□自分を大切にする

□宇宙と一つである自分を感じる

□宇宙の、神の愛と完全性を知る

□自分の思い込みを捨てる

□自分を無にすることを学ぶ

□今仁生きる

 

うれしいことも嫌なことも自分の中にため込まない

直観のままに動いてみることを試してみませんか

必要なことを学ぶためのプロセス

・1985年、私はリア・バイヤーズというチャネラーを通して、サンジェルマンという精霊と知り合いました。そして、私の人生は思いもよらない方向へと、導かれてゆきました。いわゆるスピリチュアルな世界にいきなり、突き落とされたという感じでした。

 

・それが、リアと、そして彼女を通してサン・ジェルマンと出会うことによって、私はまさにスピリチュアルな世界の真っただ中に吸い込まれたのでした。それも自分では望んでいなかったのに。少なくとも、意識的には望んでいたわけではありませんでした。

 

・目に見える世界は今までと同じようにありました。

 でも、その向こうにもっと深くて神秘的で圧倒的に素晴らしい世界が

広がっていました。何よりも、人々の意識を変えるために、精霊たちの手助けをするという素晴らしい人生の目的を与えられて、すっかり興奮してしまったのでした。  

 その後すぐ日本に帰った私たちは、同じような思いを持つ人々と知り合いました。そしてリア・バイヤーズを日本に呼びました。

 すると彼女の世話をしている間に、私もなんと、彼女と同じ能力、つまりチャネリングができるようになりました。

 そして、サン・ジェルマンをはじめとして、セント・フランシスやイエス様から、いろいろな教えを受けるようになりました

 今では、このように精霊や天使や宇宙人からメッセージをもらっている人はいっぱいいます。まだまだ当たり前とは言えなくても、かなり普通のことになりました。でも、当時はまだそんな人はあまりいなくて、自分が特別な力を持ったような気がしたものです。

 実はこれも誰もが持っている能力 なのですが、ほとんどの人はその力を使っていないだけです。

 

・夫は元気になり、私も看病から解放されたのでした。そして、気がついたときには、夫は病気を理由に役所を退職し、私は市場調査の仕事をやめていました。

 そして、スピリチュアルな本を翻訳するという仕事だけが残されていたのです。

 それから、23年、私たちはずっとスピリチュアルな本の翻訳を続けています。すでに60冊近く、訳したでしょうか。そして、本を訳しながら、いろいろな学びを続けています。

 

・ 私はその後も何回か、自分の成長を阻害している感情や子ども時代に身につけてしまった狭い考えや悪い癖に気づくために、自分を見つめ、それを手放すというプロセスを行なっています。というか、そのときが来ると、なぜかつまずきが起こって、人生を楽にするためにはもっと自分を見つめなければならない状況に追い込まれてきたのです。

                                                                                           

・病気、人間関係、仕事、お金、その人にとって、いちばん必要な学びをするために適したつまずきかが見つかるのです。

そして、その障害を乗り越えたとき、私たちはさらに大きく雄大な流れの中にいる自分を発見します。

 そしてこうしたプロセス全体が大きな流れであり、その流れに乗って

いれば、必ず人生はうまくゆく、そんな感じがしているのです。

 

宇宙の贈り物を受け取る準備はできましたか

宇宙は広大で無限です。私たちの成長も無限に続いてゆきます

・生まれながらにそのような状態の人も、もしかして、この地球上にはいるかもしれません。でも、ほとんどの人は、生まれたときからずっと、自分を制限したり卑屈にしたりする思いを心に積み重ねています。

 

 そして、その思いを取り去ってゆくときに、やっと宇宙からの叡智を受け取りはじめ、自分自身のネガティブな思いを手放すことによって、宇宙と一つになる方向へと歩んでゆくのです。

 

自分自身と向き合うことはつらいかもしれない>

・あなたが前に進み、宇宙との一体感を深めてゆくとき、それは他の人々がそこに達する道をやさしくしてあげるのです。私たちは一つです。

みんな一緒に進んでいます。誰が早い、遅いということはありません。

 

・地球全体に本当の平和がいつ実現するのか、それは実は問題ではありません。私たち1人ひとりの中にある平和が深まり広がり、安全なる宇宙の平和を映し出すようになること、それが大切なのです。

 そして、1人ひとりが自分のペースでそれを実現してゆくのです。そして、そのような人が多くなればなるほど、世界は急速に変化してゆくでしょう。

 

日々感謝し、人に親切に、自分にやさしく生活する

あなたはどんなときも、1人でない

・私たちは宇宙の一部であり、宇宙の中にいます。

 

・そして、私たちが素直に心を開きさえすれば、宇宙は知恵と導きを私たちに与えてくれるのです。これは宇宙にお任せする、ということであります。

 

・自分を信頼するとき、私たちは人生に意味を見出します。宇宙と一つになって、いわば、宇宙の指令に従って、迷うこともなく、間違うこともなく、素直に平和に生きてゆくようになるのです。

 

・そして、すべての人と、すべての生き物と、宇宙の共同創造のプロセスが私たちの人生であることがわかったとき、私たちは自分の持つ創造性を初めて十分に発揮できるようになります。

 そして今、世界中の多くの人々がそのように変化しています。

 特に21世紀になって、その流れはますます速くなっています。

 あなたもその流れの中の1人です。宇宙の大きな流れに抵抗せずに、ゆったりと身を任せるとき、この世界がどのようになってゆくのか、とても楽しみです。

 

あなたの「そのとき」が始まるとき

・私たち今、宇宙と一つである自分に目覚めるプロセスにいます。それも、急速にそれは生じています。

 私が精霊と出会ってから24年、最初はほとんど、このようなことを知っている人はいませんでした。

 でも今は、多くの人々が3次元を超えた世界を体験しています。そして、宇宙的な存在である自分に目覚めています。

 

 

 

『幸運が一生続くスピリチュアル女子のルール』

はづき虹映    きこ書房    2010/8/28

 

 

 

ルール64   アセンションに期待しない

・「アセンション」は次元上昇という意味です。スピリチュアル業界ではずいぶん前から、その存在がウワサになっていましたが、あと2年。確実にカウントダウンにはいりました。

 ただ「1999年9の日」で有名な「ノストラダムスの大予言」の時もそうでしたが、騒ぎすぎるとロクなことがありません。

 何があってもなくても、ただ淡々と日を幸せに暮らしていけば、次元が上がろうが下がろうが、ほとんど関係ありません。(笑)。

 

ルール65 UFOに感謝する

・UFO=円盤と思いこんでいるので見たことがないと思っているだけ・・・。UFOは円盤型だけではなく、実にさまざまな形をして空に浮かんでいるのです。

  あなたが空を見上げて、「なんだか変わった雲だな」と、ある雲に心魅かれた場合、その雲は大抵、UFOだったりするのです。

 

・UFOらしきものを見かけたら「姿を見せてくださって、ありがとうございます」と感謝すること。

  これを繰り返していれば、UFOとの遭遇率は飛躍的にアップします。

 

・多くの人がUFOに感謝できるようになった時、それがUFOが公に姿を現してくれる準備が整った合図になるかもしれません。

 

ルール70 「シンクロニシティ」は宇宙からのメッセージだと知っている

・「意味のある偶然」が「シンクロニシティ」。残念ながら、「意味のない偶然」など存在しません。

 

 

 

『幸運を呼び込む、日本一使える波動の本』

江本勝  VOICE  2010/2/15

 

 

 

<世界は波動でできている>

・話は、20世紀初頭にさかのぼります。1900年代に入り、それまでの科学ではどうしても解明できない事象を解明するために、最先端の科学を担う物理学者たちは、ある世界に着目しました。超ミクロの素粒子の世界、ナノ(ナノメーター・10億分の1メートル)の世界です。彼らは、地球の現象を理解するために、物質を構成する単位を原子レベル以下の単位まで小さくして研究を進めていきました。その結果、「すべてのものが固有の振動を発している」ということがわかったのです。

 

・人間を構成する有機物の周波数を音に置き換えると、約42オクターブの幅があるという研究結果が、イギリスの医学雑誌に発表されました。その研究によると、もっと高い音は570超ヘルツ、つまり、私たちの体は、42オクターブ分もの周波数を発することができ、最高で1秒間に570兆回も振動しているということです。これは驚くベき性質です。人の体は小宇宙だと言われますが、このことを意味しているのかもしれませんね。

 

・この世に存在する物質は、ひとつの例外もなく波動を発しています。そして、それぞれの物質が発する波動は、お互いに影響を与えあい、干渉しあっています。この事実を、まず波動の基本として理解しておきましょう。

 

あなたの能力を最大限に生かすには

・天命に沿って生きていこうとする時、天は私たちにサインを送ってくれます。鳥肌がたつような経験をした時、シンクロニシティ共時性、意味ある偶然の一致)が起こる時、それは天からGOサインが出た合図です。

 

鳥肌が遺伝子からのサインだとすれば、シンクロニシティは宇宙からのサインだと考えていいでしょう。

 

・ここで言う宇宙とは、虚空の闇が広がる空間のことではありません。私達が、生きている多次元の世界のことです。私達が、生活するこの地球は3次元ですが、宇宙には4次元、5次元という異なった次元が存在しています。

 

・5次元は3次元に影響を与える「情報の海」です。5次元へのパイプを強めていくことが、波動バランスを取り、天命を生きるための大きな助けになるでしょう。5次元とのつながりを深める方法は簡単です。波動を高める生き方をすれば、自然に5次元とアクセスしやすくなっていきます。

 

シンクロニシティは、この5次元からのサインです。会いたいと思っていた人に偶然会う、新聞やテレビで同じ言葉を何度も目にする、たまたま行った場所で欲しかった物が見つかる、思いもよらない展開で物事がいい方に動きだす。私達が、無意識のレベルで5次元にアクセスし始めるとそんな出来事が頻繁に起こり始めます。

 

 

 

霊夢占い入門』 

(広瀬謙次郎) (日本文芸社)  1987/12

 

 

 

シンクロニシティ

・ 夢の活用で新しい人生を。夢占いの基本は、シンクロニシティ現象を理解する心にある。

シンクロニシティ(非因果的な連続性)現象は、霊夢の大きな特徴の一つです。つまりおよそ結びつくはずのない物事と物事が関連しあったり、過去も未来も遠隔地も近所も同時に一つの夢となって現れたりするからです。

これは夢だからと言うよりは、世界(宇宙)とはもともとそのようなシンクロニシティの関係にあることを示しているのです。日常の3次元の世界でのそのような渾然一体の世界が一つ一つの物体に区分けされ、時間的な順序に従って現れるのです。

 

・しかし、日常的な世界はシンクロニシティの関係から自立してなっているわけではありません。深層ではシンクロニシティの関係に支配されつつ、その表面に顔をのぞかせているのが、私達の日常世界だといえましょう。

 

霊夢はUFOか?

・ところで、UFOとは、私達の夢が物質化したものではないかという考え方があります。夢の内容が物質化する、つまり現実のものとなる正夢があるのならば、夢そのものが現実的な形をとって物質化することがあってもよい、それがUFOなのではないか、というのです。

 

 

 

『願いをかなえる宇宙の法則』

リズ山崎   PHP   2014/9/26

 

 

 

マイナス定義をプラスに変えてもっとハッピーになっていきます

・ここではベーシックなアファメーションをあげておきます。アファメーションとは肯定受容、肯定宣言のフレーズのことで、きちんとした文節であることが言葉がけとの違いです。深い信念を丁寧に唱えたり集めたりすることで、深層心理でのマイナス定義をプラスに変換させることができます。

 

◎欲することは健全でよいことです。

◎幸せになることは、安全で素晴らしいことです。

◎喜びに満ちた毎日を送ることは、安全でよいことです。

◎私が幸せになることは、みんなも幸せになることです。

◎私が喜んでいることは安全でよいことです。

◎私が満足を得ることは、健全で喜ばしいことです。

 

もっと幸せになるために幸せや喜びに心を開き、受け入れていきます

アファメーションで、心の深部へ脳細胞へ染みわたらせ、幸せになるために必要な正しい信念に塗り替えていきます。アファメーションとは、肯定受容や肯定宣言のための肯定的フレーズのことで、意味をよく想像しながら繰り返し丁寧に唱えたり書いたりすることで効果のあるものです。

 

「アバウト力」を養おう

・そして、何より大切なことは、「私はどう転んでも幸せになる」これを思い出すこと、覚え続けていることです。

 

・今、「時はスピリチュアル」と言われていますが、私たち人間は、みな本来スピリチュアルな存在です。人間は昔も今も変わらず、精神世界と物質世界などの多次元に生きてきたのです。

 

「思い」を「通す」柔軟自在な自分づくり

・これまで、「引き寄せの法則」がどうもうまく働かないなと思っていた人は、「宇宙が叶えてくれる」その前に「自分が叶えてあげる」。これが抜け落ちていたのかも、と思ってみてください。

 

「一事が万事」思いと現実の法則を理解する

・小さな石でも水面に投げ込めば、放射状に波紋が広がっていくのと同じように、小さなありかたがあらゆる方向へ波及する。これが「一事が万事の法則」なのです。

 

<「具体的な言葉」がもたらす引き寄せのパワー>

・言葉は思いですから、その思いが現実を作り出すということなのです。

 

・イメージの中の自分になって、わくわく最高な気持ちになっていきましょう。そのフィーリングが波動になり、時空を超えて現実に働いてくれるのです。

 

続けるほかないのではなくて、「続けることが正しい方法」

私のスピリチュアル・トレーニン

・20年ほど前から、スピリチュアル・メッセージを受け取るようになりました。

ロサンゼルスに住んでいた私は、いくつかの神秘体験のあと、ある朝、ネイティブ・アメリカ・インディアンの精霊の声を聞きました。「わしからおまえが見える。おまえからわしが見えない」。

 

思いによって生み出される波動が時間空間を超えて私たちの現実に働くもの

・自分自身も「普通の枠」におさまっているべき、という思いがゆるみ、許され、広がっていきます。するといよいよ、あなたも「普通でない力を使う人」の仲間入りができる、というわけです。

 

・目の前の可能性に対して、どれほど自分を捨てて、心を開くことができるか、可能性に手を伸ばすことができるかというチャンスなのです。これまでの学びを実践に生かすチャンスなのです。

 

人としての器が広がれば広がるほど、「聖なる力」の通り道も広がるようにできています

・ここで踏ん張ることができると、「すべてはパーフェクト」のレールに乗り移ることができます。次元を繰り上げることに成功します。

 

・宇宙の聖なる力の恩恵を受けるに値する人間に成長するための課題をこなしている自分に、誇りを持ってください。

 

 

 

『読むだけで人生が変わるたった一つの方法』

伊勢白山道 Q&A事典 リーマンさん   経済界 2010/11/25

 

 

 

海外のパワースポットと言われるセドナについて

Q;パワースポットとして有名なアメリカのセドナについてどう思われますか?自然が作り出す赤い色の巨石がある風景は絶景です。精神的な癒しのスポットとして、世界的に知られています。

 

A;この土地の赤い色は、鉄分が多く含まれていることを意味します。セドナは砂漠に近い気候などで、砂ぼこりの中にも鉄分が入っているそうです。鉄分は、野菜にも含まれ、人間にとっては血液の赤い色の元となる赤血球の中にもあり、人体にとって重要な金属です。

 

セドナの豊富な鉄分は地球の大地の磁気を保持しています。この地域を訪れますと、心身にたまる疲れが癒されると感じるかもしれません。

 しかし、これも一時的な刺激にすぎません。だから、そのような土地にパワーをもらいに行かなくても大丈夫です。

 どこにいても、地球そのものが神様の作られたものなのですから、感謝の思いを持って、毎日を精一杯努力して過ごすことが一番大事なことです。

 

・太陽=天照太御神と、地球=国常立太神の間で、自分のオリジナルな磁気を大切にして生き切りましょう。

 

引き寄せの法則」の危険性。月にお願いをするのはダメ

引き寄せの法則」「思考は現実化」する?

Q;願いを叶える方法として、「引き寄せの法則」というものがあります。これについては、どう思われますか。

 

A;「思考は現実化する」と言われますが、これは幽界が機能していた時代のことです。昭和の時代までは、個人の事業や夢も人間が強く祈念すると、内容に関わらず、実現しやすかったでしょう。

 今は幽界が消滅しつつありますので、神意に沿わない個人の願望は実現しにくい時代に入っています。夢を「強く願えば叶う」という引き寄せの法則は、月の魔力を利用するものですから、もし叶えば、あとで交換条件で大切な物を失います。霊的には、願うよりも生かされていることに感謝するほうが叶えたいとふだんから思っている願望が叶えられます。

 

チャネリング

Q;チャネリングで、宇宙人や天使と話をする人がいますが、本当ですか?

 

A;宇宙人や天使といっているものは、たいがい幽界や魔界のものです。目に見えない世界のほうが重要だと思って、そのような人の講演会などに行くのは家庭をおろそかにしして、お金や時間をムダにすることになります。自分の心の中にいる神様を大切にしましょう。

 

・悪魔ほど会話をしたがりますので、注意してください。あなたの現実の生活の中に神はいます。

 

 

 

『金鉱まで残り3フィート』

シャロン・レクター、グレッグ・リード   きこ書房 2011/4/9

 

 

 

一番苦しい時期に、最大の成果を上げる“大切な何か”を貯めている

・「思考は現実化する」「決してあきらめるな」

 

人生で最大の危機の時に“人材”を得ることができた

・実は個人にしろ、企業にしろ最大の成果を上げるのは一番苦しい時期である事が多い。

 

・私の場合は人生最大の危機の時に、この“人材”を得ることができた。

 

・たとえどんなに苦しい状況だったとしても、そのときのあなたは、最大の成果を上げる“大切な何か”を貯めているのだ、ということを忘れないで欲しい。

 

楽観的でいいんだよ!

・夢を大きく持て!そしてあきらめるな!楽観的でいいんだよ!・・・・と。

 

無報酬でもいいからやりたいことを10個リストアップする

・無報酬でもいいからやりたいことを10個リストアップする。自分が熱くなれることだったらなんだっていい。次に反対側に自分の得意なこと、人に抜きんでていることを10個リストアップする。それができたら、君の事をよく知っている人たちを集めて協力を求める。彼らのアドバイスを頼りに、リストの両側から一項目ずつ消していって、しまいに情熱側に一個、才能側に一個残るまで続けるというものだ。

 

・そしたらその二個を結び付ける方法を考えるんだ。考え付いたら行動を起こすことと目的にかなった人脈をみつけることに着手する。そうなれば、もう君だけの成功方程式を見つけたのも同然だよ。

 

好きなことを仕事にする

・私は、好きなことを仕事にしてきた。だからこそ、様々な問題にぶつかったときも、決してあきらめることなくやってこられたのだと思う。

 

目標は実現するまではただの願望。でも実現性は責任となる

成功とは成長しつづけること

・自分にしてほしいと思うことは何よりもまず他人にそうしてあげることだ。

これは自分自身だけの問題じゃないとわかっていることが大切です。将来の何世代もの人々のためになることなんだと、そこを悟りさえすれば、挫折や壁なんて大した問題じゃありませんよ。

 

 

 

『世界の自己啓発50の名著』

  エッセンスを読む

T・バトラー=ボードン   Discover   2005/1/10

 

 

 

精神圏とオメガ・ポイント

・1925年、テイヤーが、「精神圏」という言葉を生み出した。生物圏が、地球人を取り巻く全生物の生存圏であるのに比較して精神圏は、精神の面からそれに対応する。それは地球を覆う目に見ない想念の層であり、人類の精神的そして霊的状態、あらゆる文化、愛、知識の総体だ。それぞれの人間が自分自身を物質と精神の両面から養うためには、地球全体から必要なものを得なければならなくなると、テイヤーは予見した。

 

・最終的には、人類は物性から完全に自由になるだろう。私たちは、新しい形の存在になった時、すべての潜在能力は現実のものとなっているだろう。テイヤーは、この到達点を「オメガ・ポイント」と呼んだ。

 

自分の独自性を理解し、表現することが、そのまま世界の進化につながる

・人生がフラストレーションであり、幸福が人間には不可能であると叫んではいけない。自分の燃料を確認することだ。それは諸君が行きたかった場所に連れてきてくれただけなのだから。

 

お金を稼ぐことの尊さ

・ランドにとって、富はその人が重要な思想を持っている証だった。何かを創造し、それを通してお金を稼ぐことは、人間の徳の本質以外の何物でもない。ナポレオン・ヒルは、このことをあからさまにこういった。「考えよ。そして儲けよ」

 

・最良の社会というものは、自分が生み出した最良のもので、他人が生み出した最良のものを買うことができる社会だ。

 

・長い間、嘲笑の的であったランドの思想の多くは、現在ではあたり前の知恵になっている。

 

・資本主義が純粋であるほど、各個人の本能を最大限に活用でき、よりすぐれた製品やサービスを提供できることは、今日では、自明のことと思われる。

 

・ランドは21世紀の起業家の守護神だ。なぜなら、精力的に創造することの徳を説いたからである。

 

・「人には誰でも仕事がある。家を建てるのが、仕事の人もいれば、私のように生きるための戦略を立てるのが仕事の者もいる」

 

人生の法則><法廷は人生の縮図>

・自分が所有するのは正当なのだと主張しない限り、人は様々なものをあなたから奪い去ろうとするものだ。人生は法廷よりもずっと長い時間の枠組みの中にあるので、明確な戦略なしに負けていたとしても、その事実に気が付かないことがある。

 

・『ライフストラテジー』の目的は、読者に揺さぶりをかけ「裁判」は常に行われており、休廷はないということを理解させることだ。

 

人生は行動に報いる

・「世間は、行動をともなわない思考にはあまり関心がない」ことを覚えておこう。

 

・「勝者と敗者の違いは、敗者がしたがらないことを勝者はするという点だ」

 

事実なんてない。あるのは認識だけ

1、 人生は管理するもの。癒すものではない。

2、 私たちは、自分の扱い方を人に教えている。

3、 許しには力がある。

4、 まず自分が求めているものを明確に知る。

 

<奇跡を生む考え方を身につける

1、 ものごとを決めつけない。

2、 直感をみがく。

3、 現実は心構え次第で変わることを知る。

4、 必要なものをすべて与えてくれる宇宙に身をゆだねる。

 

自己、より高度な自己、そして自分の目的が一直線に結ばれていれば、奇跡のような素晴らしいことが起こる

心の知能指数が成功の鍵

・ゴールマンは「希望を持ち続ける」ことが成功へ向かうための姿勢であると述べ、科学的な裏付けを試みている。

 

得意なことを見つけ、もっとそれに力を注げば、成功はたやすく手に入る

相手が感じていることを尊重すれば、どんなことでも心から聞いてもらえるだろう

 環境はその人そのもの><思いを変えれば世界が変わる

・私たちは、自分が望むものではなく、現在の自分と同じものを引き寄せる。自分の思いを変えてはじめて、自分の人生を変えることができる。

 

・「我々は、たやすく夢を諦めてしまう。しかし、宇宙は常に夢の実現を支えようとしている」

 

・楽観的な考え方を鍛えれば、健康になりお金持ちになり、幸福になる可能性が増す。

 

責任を持つ7つの習慣

1、 主体性を発揮する

2、 目的をもって始める

3、 重要事項を優先する

4、 Win・Winを考える

5、 相手を理解してから理解されることを求める

6、 相乗効果を発揮する

7、 刃を研ぐ

 

変化した状態が習慣になってこそ、真の変化と言える

神経言語プログラミング

1、 地図は現地そのものではない

2、 体験には構造がある

3、 誰かにできたことは誰もが学ぶことができる

4、 身体と心はともに同じシステムの一部である

5、 人間はすでに必要なものをみな持っている

6、 気持ちは必ずどこかに表れる

7、 コミュニケーションの意味は相手の反応にある

8、 すべての行動の根底は、肯定的な意図である

9、 人間は常に自分に可能な最高の選択をする

10、 うまくいかなかったら、違うことをしてみる

 

新しい思考、行動、感情でプログラムを組めば、新しい人生を手にできる

潜在意識の働きを理解すれば、夢を現実にする方法がわかる

人生に奇跡をもたらす6つの法則

1、 カルマ(原因と結果の法則)

2、 ダルマ(人生の目的の法則)

3、 純粋な潜在力の法則

4、 与える事の法則

5、 最小限の努力の法則

6、 意図と願望の法則

 

人生から望みのものを受け取るための簡単な方法がある。大自然と宇宙に波長を合わせることが必要だ

・「人生は困難なものである」と認めてしまえば、事実はそう深刻ではなくなる。責任を引き受けてしまえば、よりよい選択ができるようになる。

 

・人生がゲームなら自分が幸せになるための法則を学び、行動に移してみよう。

 

・『肩をすくめるアトラス』を貫く主題は「$=ドルマーク」である。アメリカの理想を愛し、移民としてやってきたランドにとって、この聖なる記号は国家、宗教、伝統に対する創造的な精神の勝利を象徴するものだった。

 

自己啓発は「可能性の文学」

自己啓発書は20世紀に大当たりしたものの一つだ。どれほど売れたかを正確に数えることは不可能だが、ここに取り上げた本でも1億5千万冊を超えている。おびただしい数にのぼるその他の本を含めれば5億冊を超えるだろう。

 

・このような大衆現象になったのは20世紀になってのことだ。

 

 

 

『理想のパートナーと引き寄せの法則

幸せな人間関係とセクシュアリティをもたらす「ヴォルテックス」

エスター・ヒックス + ジェリー・ヒックス 

ソフトバンク・クリエイティブ  2010/3/20

 

 

 

宇宙では引き寄せの法則が作用する

・さて、「ソースエネルギーであるあなた」は、「見えない引き寄せの法則の世界」に焦点を結んでおり、その一部がこの物質世界の身体に宿っています。

そして、コントラストはあなた方に何を望まないかを教え、それゆえにあなた方は何を望むかを知ることができます。ときには、あなた方は、何を望まないかを骨身に染みて知り、だから何を望むかも骨身に染みて知ります。ときには、何を望まないかをなんとなく知り、だから何を望むかもなんとなく知ります。どちらにしても、常にコントラストが「波動」の焦点を定めるように仕向けているのです。

 

・ところで、あなたが生きる中で出会ったコントラストをきっかけに何を望むかを知って、それを大声で叫んでも、さらに言葉で説明しても、あなたは、いつでも「波動」の信号を出しているのです。

 

・人間としてのあなたが、何を望むかという「波動」を出す時―自分が何を望まないかを知って、それゆえに何を望むかに気付くときー何を考えるにしても、あなた方の経験の中には望むことと望まないことが「波動」として同じだけ現われる、ということです。

 

・口に出しても出さなくても、あなたは「波動」を出しています。そのとき、あなたの「見えない世界のソースエネルギー」の部分は、新たに改善され付け加えられた要求あるいは願望のバージョンに関心を集中します。そして、「見えない世界の見通しのいい地点」か、その新しい場所へと拡大・成長するのです。それも、たった今。

 

・あなたが持っている以上のものを求めないとしたらーだから自分の中の「源(ソース)」を新しい「波動」の場所に送り込まないとしたら、あなたは、元のままで別に不調和を感じません。だが厄介なのは、宇宙全体があなた方の拡大、成長を促していることです。あなたは、同じ場所に留まってはいられない。どの瞬間にも、どこの場所にいようとも、常にあなたは、拡大―成長するように促されている。その拡大・成長についていかなければ、あなたは、自分が引き裂かれるという抵抗感を覚えるのです。

 

・自分が出す「波動」をコントロールできれば、出会うすべてをコントロールできます。そして、自分がどんな気分かを大事にすれば、自分が出す「波動」をコントロールできるのです。

 

・私の望みが実現しないのは、私が望むことと反対のことを考えているからだ。

 

・同じことを考え続けていれば、同じ作用点で活動し続け、その活性化した「波動」に「引き寄せの法則」が働いて私は、その結果を得ることになる。

 

 

 

ザ・シークレット』

ロンダ・バーン  

山川 紘矢 山川 亜希子 訳  角川書店  2007/10/29

 

 

 

秘密のまとめ

「最もすばらしいあなた」はすでに、そのような周波数の波動上に存在しているのです

「人生の偉大な秘密」とは「引き寄せの法則」です。

 

・「引き寄せの法則」によれば、「類は友を呼ぶ」つまり、似たもの同士は引き寄せあいます。従って、ある思いを抱くと、それと類似の思いが自分に引き寄せられてきます。

 

・思考は磁石のようなもので、その思いにはある特定の周波数があります。あなたが思考やイメージを抱くと、それが宇宙に放射されて、同じ周波数を持った事象を引き寄せます。あなたが放射する全てのものがその源であるあなたに戻ってくるのです。

 

・あなたは思考を用いて、周波数のある波動を放射している人間放送局のようなものです。もし、あなたが自分の何かを変えたければ、思考を変える事によって、自分の波動を変えれば良いのです。

 

・今、未来について抱いているあなたの思考があなたの未来の人生を創造します。あなたが一番思っている事、最も焦点を合わせていることが、あなたのこれからの人生に形となって現れます。

 

・あなたが思っていることが現実となります(思考は現実化する)。

 

引き寄せの法則」こそが、人生で臨むものを全てを手に入れる手伝いをしてくれるすばらしい道具

・「引き寄せの法則」は自然の法則です。引力の法則と同じように、誰にでも平等に働きます。

 

・何事も、あなたが思い続けることによって引き寄せないかぎり、起こることはありません。

 

・自分がどのように考えているのかを知りたければ、自分の気持ちがどうなのかを感じてください。感情は自分が今何を考えているかがすぐわかる、とても大切な道具です。

 

・良い思考をしているとき、気分が悪くなることはありません。

 

・あなたの思考があなたの発する周波数を決めます。そして、あなたの気持ちが、あなたの発している周波数を知らせてくれるのです。あなたの気分が悪い時はもっと悪いものを引き寄せる周波数と同調しています。気分が爽快な時はさらに良いものを引き寄せます。

 

・美しい想い出、自然、お気に入りの曲などは、シークレット・シフター(気分転換法)としてあなたの感情を切り替え、瞬時にあなたの周波数を変えます。

 

・愛はあなたが放射することのできる最高の波動です。愛を強く感じれば感じるほど、また、愛を発すれば、発するほど、あなたはより大きな力を利用することができるようになります。

 

・「引き寄せの法則」はアラジンのジミーのように私達の願いを叶えてくれます。

 

・創造のプロセスが「お願いする」、「信じる」、「受け取る」といった三つの簡単な方法で、容易にあなたの願いを実現してくれます。

 

・あなたの欲しいものを宇宙にお願いすることで、あなたは自分の欲しいものを明確にする絶好の機会を得ます。頭の中でそれが明確になれば、それで既にお願いしたことになります。

 

・信じるという事は、お願いしたことを既に受け取ったように行動したり、話したり、思考したりすることです。あなたがそれを既に手に入れたという周波数を放射すると「引き寄せの法則」が働いて、必要な人々、出来事、状況を動かしてあなたが入手できるようにしてくれます。

 

・受け取るということは、願望が実現した時に感じる爽快な気分を感じることです。受け取ったという爽快な気分になった時、あなたは欲しいものと同調できる周波数を発しています。

 

・減量するには、「減量しなければならない」ということに焦点を合わせないでください。その代わりに、完璧な体重に意識を集中させましょう。すると、完璧な体重を自分に引き寄せることができます。

 

・あなたの欲しいものを宇宙が現実化するのに時間はかかりません。100万ドルも1ドルと同じくらい簡単に現実化できるのです。

 

・一杯のコーヒーとか駐車場のスペースというような小さなことから始めるのが「引き寄せの法則」を経験する簡単な方法です。最初は小さなものを引き寄せてください。その力を体験すると、より大きなものを引き寄せることができるようになっていきます。

 

・次の日がどのようになってほしいか、前もって、考えるようにしましょう。すると、あなたは自分の人生を意図的に創造できるようになります。

 

・期待には強い引き寄せの力があります。ですから欲しいものを期待し、欲しくないものは期待しないようにします。

 

・感謝することはあなたのエネルギーの方向を転換させて、欲しいものを人生のもたらすための力強い方法です。既に所有しているものに対して感謝しましょう。そうすればより多くのものが引き寄せられてきます。

 

・あなたが欲しいものに対して前もって感謝すれば、あなたの願望は爆発的に強められて、より力強いシグナルが宇宙に送りだされます。

 

ビジュアライゼーション

・自分の欲しいものを楽しんでいる状況を頭の中で想像するやり方が視覚化(ビジュアライゼーション)です。あなたが視覚化する時、すでにそれを所有しているという力強い思いや感情を生み出しているのです。すると「引き寄せの法則」がその状況をあなたが頭の中で見た通りに実現してくれます。

 

・「引き寄せの法則」を使うことを一回限りの行為ではなく習慣化しましょう。

 

・毎日、就寝前にその日に起きた事を振り返って下さい。もしその日の出来事やある瞬間が自分の望む通りのものでなかったら、それを自分の望む通りに再現してみましょう。

 

あなたはきっと、この地球上で真の天国を体験することができるでしょう

・お金を引き寄せるには、豊かさに焦点を合わせて下さい。お金が不足していることにこだわると、お金はやってきません。

 

・あなたの想像力を働かせて、欲しいだけのお金がすでにあると信じることがとても大切です。豊かさがすでにあるという」ゲームをすれば、お金に対する気持ちも良くなり、良い気持ちを持てれば、更に多くのお金があなたの人生にもたらされるでしょう。

 

・今、幸せな気持ちになると、お金があなたの人生にやってきます。

 

・何でも欲しい物を見たら「私には余裕があり、それを買う力がある」と唱えて下さい。するとあなたの思考が貧しさから豊かさに転換され、お金に対して良い感情を持てるようになれます。

 

・たくさんのお金を自分の人生にもたらすために、お金をもっともっと人に分け与えて下さい。お金に対して寛大になり、お金を分け与える喜びを感じるようになれば、あなたは自分に対して「私には充分にお金がある」と言っているのと同じなのです。

 

・郵便受けに小切手が届く様をイメージして下さい。

 

・あなたの思いを豊かさに向けて下さい。豊かさについて考えて下さい。

 

あなたが愛している時、あなたは、宇宙と完全に調和が取れているのです

・あなたが良い人間関係を引き寄せたいとき、あなたの考え方、言葉の発し方、行動の仕方があなたの願望と相反しないように気をつけてください。

 

・あなたがすべきことはあなたのことなのです。自分を大切にすることです。あなた自身が充足していなければ、人に分け与えることは出来ません。

 

・自分自身を愛と尊敬を以て扱ってください。そうすれば、あなたを愛し、尊敬してくれる人々を引き寄せます。

 

・自分はだめな人間だと、自分のことに関して、嫌な気持ちを抱く時、あなたは愛を阻止して、あなた自身をもっと嫌いにさせる人々や状況を引き寄せます。

 

・自分の中の好きな点に焦点を合わせれば、「引き寄せの法則」があなたの素晴らしい点をもっと見せてくれます。

 

・人間関係を良くするためには、人の欠点ではなく、感謝できる点に焦点を合わせて下さい。その人の長所に焦点を合わせると、もっと長所が見つかることでしょう。

 

プラシーボ効果

プラシーボ効果は「引き寄せの法則」が作動したいい例です。患者がその錠剤に本当の効能があると信じて飲めば、その信じるものを受け取り、病気が治癒されるのです。

 

・「完璧な健康体に焦点を合わせる」ことは周りで何が起きていようと、誰にでも心の中でできることです。

 

・笑いは喜びを引き寄せ、否定的なものを消し去り、奇跡的な治癒を起こします。

 

・病気のことを考えたり観察したり、注目したりすると、体内に病気が宿ります。もしも、少しぐらい具合が悪い時でも、それ以上悪化をさせたくなければ、それを話題にしないで下さい。病気の人の病気の話に耳を傾けると、彼らの病気のエネルギーを増加させることになります。そういう時は話題を良いものに変えて、その人が健康体でいる姿を強くイメージしましょう。

 

・老化は全て頭で考えていることですから、そういう思考は意識から追放しましょう。そして、健康と永遠の若さに焦点を合わせましょう。

 

・病気や老化について世間一般に言われているメッセージに耳を傾けないでください。否定的なメッセージはあなたのためになりません。

 

・あなたが抵抗するものをあなたは引き寄せます。それはあなたが強い感情を伴って、それに焦点を合わせているからです。何かを変えようとしたら、自分の中に意識を向け、自分の思いと感情を変えて新たなシグナルを出してください。

 

・あなたが否定的なものに焦点を合わせていたのでは世界を救うことは出来ません。世界中の否定的な出来事に焦点を合わせると、それをさらに悪化させるだけでなく、あなた自身の人生にも否定的なものを引き寄せてしまいます。

 

・世界の問題に焦点を合わせるのではなく、あなたの注意とエネルギーを信頼、愛、豊かさ、教育、平和などに向けてください。

 

・良いものが底をついてしまうことはありません。良いものは全員に行きわたっても余るほど十分にあります。人生は豊かになるためにあるのです。

 

・あなたは思考と感情を通して無限の恩恵を受け取り、それを享受する力を持っているのです。

 

・この世の全てのものを称賛し祝福してください。そうすると、否定的なことや不協和音が消滅し、あなたは最高の波動と同調します。最高の波動、それは愛です。

 

・全てのものはエネルギーです。あなたは、エネルギーの磁石で、自分の欲しいもの全てに電気を送りだし、自分に向かわせ、また、あなた自身も電気を帯びて、欲しいものへと向かいます。

 

・あなたはスピリチュアルな存在です。あなたはエネルギーです。そのエネルギーは創造することも、消滅させることもできません。ただ、その形を変えるだけです。それ故、あなたは、本質はこれまでも常に存在し、これからも常に存続します。

 

・宇宙は思考から出現します。私達は自分の運命の創造主であるだけでなく、宇宙の運命の創造主でもあります。

 

・あなたのために無限のアイディアが準備されています。全ての知識、発見、発明は宇宙のマインド(創造的な力)の中に可能性として存在しており人間のマインドがそれを見える世界へと引き出すのを待っているのです。あなたは全てのものをあなたの意識の中に持っています。

 

・私達はみんな繋がっていて、全ては一つです。

 

・過去の楽しみ、文化的習慣、社会常識などを全て手放しましょう。あなたに価するあなたの人生を創造できるのはあなただけなのです。

 

・あなたの望みを実現する近道は、あなたが望んでいるものはすでに与えられているのだと、絶対的な既成事実と見なすことです。

 

・あなたの力はあなたの思考の中にあります。だから、自分が今、考えていることにいつも気付きなさい。言い方を換えれば「いつも思い出しなさい」ということです。

 

<「『秘密』は、これまでにあったものすべて、今あるもののすべて、そして、未来の全てへの解答です」

・あなたは、自分の人生の黒板に望むものは何でも書き込めます。

 

・あなたがしなければならないことは、今、心地良い気持ちになることだけです。

 

・あなたの内なる力を使えば、使うほど、あなたの中にもっと力が湧いてきます。

 

・あなたのすばらしさ、偉大さを抱きしめるのは今です。

 

・私達は輝かしい時代の真ん中にいます。制限のある思考を手放せば、創造のすべての分野において人類のすばらしさ、偉大さを経験します。

 

・あなたの好きなことをして下さい。自分に喜びをもたらすものが何か分からなければ「私の喜びは何ですか」と自分に聞いてください。あなたが喜びに身を委ねれば、あなたは喜びをきらきらと放っているので、あなたはもっと多くの楽しいことを雪崩のように引き寄せるでしょう。

 

・あなたは「秘密」をすでに学びました。そして、それをどう使うかはあなた次第です。あなたが何を選ぼうとそれが正しいのです。その力はすべてあなたのものです。

 

  

 

 ■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

 

(2024/7/19)

 

 

 

・著者ジェームズ・アレンは「人の行為には必ず努力というものがあり、結果がある。そして、どれだけ努力するかが、結果を左右するのである。“運”はまったく関係しない」、「その真実とは、性格は自らがつくり上げたものであり、人生も運命もすべて自分自身が決定するものだ、ということである」、「人は考えたとおりの人間になる」、「人は自分の考えたとおりの人間になる。“考え”こそが、ひとりひとりの人生と運命を形づくる」、「“人は自分自身の創造主である”という真実」、「人間は自らの思考や思想、性格だけでなく、自分をとりまく状況や環境、さらには人間の運命までも支配し決定する」と述べています。

 

自己啓発本アメリカで発達したジャンルだそうです。日本の図書館でも「自己啓発本」は大きな場所を占めています。内容は、積極的な思考、引き寄せの法則アファメーション、潜在能力を高める等のポジティブ思考がほとんどのようです。「引き寄せの法則」をアマゾンで見てみますと、808件もあります。アファメーションでは119件、ポジティブ思考では348件、潜在能力では92件分かります。

「成功本」「自己啓発本」はアメリカのビジネスパーソンには大変な人気のようです。世界的にも膨大なベストセラーになった『人を動かす』デール・カーネギー著のようなベストセラーになった「自己啓発本」も多いようです。アメリカの大衆は「自己啓発本」「成功本」を現代でも熱心に求めているようです。

 特に「引き寄せの法則」の書籍は多くの著者がいて、一種のブームのようになったようです。「引き寄せの法則」は当ブログでも取り上げています。「精神世界」の本は、UFOや宇宙人も含めて範囲は広大です。

出版界やメディアは商業ビジネスの世界だからいわゆる「売れる物」「物販」には目がないといいます。

 

 『アメリカは自己啓発本でできている』ベストセラーからひもとく

尾崎俊介  平凡社  2024/2/21 という本も出ています。アメリカの文学研究をしている人で「自己啓発本」というと今でも冷笑されるのがオチだそうです。「自己啓発本」とか「成功本」はアメリカ文学を研究している学者にとって、世俗的で無視すべきもののようです。

 アメリカは物質万能の資本主義の国ですが、キリスト教やその他の宗教活動も幅広くあり、ニューエイジのような新興のカルトも精神世界のセラピストの活動も盛んなようです。アメリカ社会を知るうえで、キリスト教の背景の影響も大きいといわれます。

 トランプ前大統領の衝撃的な暗殺未遂事件もありましたが、アメリカ社会の実態は当然ながら私たち一般人は、把握はできません。

が、アメリカの特権階級でフリーメイソンまたはイルミナティの秘密結社に入っていない人物を探し出すのは至難であると指摘されています。「成人した白系アメリカ人の、なんと20人に1人がメーソンメンバーだという高い比率になる」そうです。

 

・ちなみに、『精神力――その偉大な力』 ダン・カスター  ダイヤモンド社1962年 、『信念の魔術』人生を思いどおりに生きる思考の原則 C・M・ブリストル ダイヤモンド社 1982/2/1 というクリスチャン・サイエンスの本も斬新で印象的でした。

 

 

(2020/1/6)

 

 

“統一場”の理論も不思議なものです。なかなか“統一場”の理論は、私たち一般人は、理解できません。現代の最先端の科学でも解明できていません。“統一場”の世界が全く分からないのは神々の世界が全く分からないのと同じことなのかもしれません。

「結局のところ、統一場の持つ特徴は、インドの古典的聖典ヴェーダ』のなかに説明された、創造の源であるブラフマン宇宙の源である神聖な性)の特徴とも一致していました」ということで、ヨガのように異星人に起源のある思想のようです。「形態形成場」ともいわれるようです。

「統一場のもつ性質を身につけるためのふたつめの方法は、じかに統一場を体験することです。そのために利用するのが瞑想です」という話になり、どんな宗教、文化でもとりあげられる「瞑想」がテクニックになるようです。

著者(ディーパック・チョプラ)は、「定期的にマハリシ・マヘーシュ・ヨーギー超越瞑想を実践し、統一場の体験を得ています」ということで、インド的な瞑想の練習をしているようです。ちなみに、著者の本は35の言語に翻訳され、全世界に2000万人以上の読者を持っているそうです。「瞑想」は、チャネリングの切っ掛けにもなっているようです。大事件を起こしたオウム真理教も「ヨガの瞑想」をやっていたといわれます。しかしながら、一人で「瞑想」をやると危険だともいわれます。やはり、指導者や監督者がいないといけないようです。amazonの洋書に「meditation」といれますと5万冊以上の書籍が分かります。国内の本の「瞑想」だと4千冊以上の書籍が分かり、その普及の広さが窺えるようです。スピリチュアルの面では「瞑想」は、大きな要素になっているようです。

 

・「引き寄せの法則」は、米国の自己啓発の書籍では、大変に人気のあるテーマだそうです。amazonの「本」に「引き寄せの法則」をいれますと701件の書籍が分ります。しかし、「引き寄せの法則」は、幽界があったときには、有効な概念だったそうですが、現代は幽界が徐々に消えつつあるので有効な概念ではないという説もあるといわれます。死後の異世界の「幽界」や「霊界」は、「思いがすぐに実現する」夢の世界だといわれます。「思考は現実化する」というアイデアは、「シリウス星人は、思念を通じて物を創造する力を持っていた」という説とつながると語られています。「思念で創造する」という異星人の思考法が、背景にあるのかもしれません。「ポジティブな思考で、成功する」、「アファメーション」は、米国のビジネスパーソンの好む手法だそうです。潜在意識を活用するという本は、非常に多いのですが、直ちに実益と結びつくとはいえないと指摘されています。世の中の常の「理論と実際の違い」、「厳しい現実」、「計算間違い」、「甘い見通し」、「夢と現実」、「高校球児が、誰でもプロ野球の選手になれるわけではない」ということと同じのようです。

英国や米国では、スピリチュアル・ヒーラーや、カルトやキリスト教会のヒーラーなど、活動が活発のようです。シータヒーリングのように新興のものも少なくないようです。物質文明の米国といわれますが、精神文化も豊富だそうです。

 

・女性は占いが好きで、よく占い師を利用するといわれます。精神世界の本が売れるのも、不確かな「不安の時代」だからでしょうか。街の拝み屋さんとか、霊能者、現代風にいえばヒーラーとか、スピリチュアル・カウンセラーとかの需要は、マーケティングの金額としてはどれくらいなものでしょうか。沖縄では「医者半分、ユタ半分」ということわざが古くからあるそうです。台湾では、「風水師」がいまだに活動しているようです。迷信として、全ては片付けられないようです。

 

・この種の本は、以下のように出版されているようです。街中には多くのヒーラーがいるようです。

『この悩みにこのヒーラー・占い師・気功師・カウンセラー73人』(2009/12/1)

『この悩みにこのヒーラー・占い師・気功師・カウンセラー70人』(2010/10/1)、

『この悩みにこのヒーラー・占い師・気功師・カウンセラー55人』(2008/7/1)、

『この悩みにこのヒーラー・占い師・気功師・カウンセラー46人』(2013/4/1)、

『この悩みにこのヒーラー・占い師・気功師・カウンセラー72人』(2009/6/1)

あなたを開運してくれるこのヒーラー・占い師・気功師・カウンセラー59人』(2010/5/1)

『あなたを開運してくれるこの占い師・ヒーラー・風水師・気功師75人』(2011/3/1)、等です。

 街中のヒーラーに頼る人が増えているのかもしれません。

 

・脳波のシータ波は、神の領域との一種のチャネリングが可能になるようです。潜在意識とシータ波により、現実世界にシンクロニシティが起こってくるのかもしれません。「ヒラメキ」や第六感、インスピレーションで危機を脱したという話も、これらの類かもしれません。

 

・昔は、小柄な宇宙人グレイは、悪魔や妖精、日本では『河童』と考えられていたようです。またサタン(悪魔)と呼ばれる人間タイプのリラ星人も確認されています。人間タイプの宇宙人は、昔から『天使』や『神々』と考えられて、チャネラーやコンタクティが現代では増えてきているといわれます。

 

・高次元の天使的な宇宙人が、人間の姿を装い社会に紛れ込んでいたり、ウォークイン(憑依)やワンダラー(転生)の形をとって地上に出てくることもあるそうです。核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップシークレット)を数段階上回る『厳秘(アバブ・トップシークレット)』のためにマスコミも国策に協力して、報道は少ないようです。天使的な宇宙人が現実社会に影響を与えているそうですが、認識できる人は少ないそうです。

 

・人類に3万年ほど進化しているリラ星人は、「実験室で人間を創った」そうですので、エイリアンの超科学については、現代の先端の科学者でも当然、理解不能だそうです。

 

・英国霊的治療家連盟」(いわゆる心霊治療師の団体)のような組織は日本にはないようです。厳しい条件があれば、安心して、面会ができると思います。「霊能者」に相談することは非科学的に思われて、今日にでも一般的ではないようです。英国に比較すると何十年も遅れているといわれます。「霊能者」の研究も学問的ではなく、妖怪の研究と同じく異端に扱われているようです。霊能者も「百聞は一見にしかず」のようです。しかし、世間に悪評高い“霊感商法”“霊視商法”には注意が必要のようです。霊能者は新興宗教の教祖ではありませんが、口コミ、評判が重要のようです。宣伝もかなりやっており、「国民生活センター」には、この種の相談件数が相変わらず多いといわれます。

 

高橋信次氏いう霊能者は多くの信者がいたといわれます。死後に分派がいくつもできたようなのです。幸福の科学大川隆法氏もその一人のようです。私自身詳しくは知りませんが「生前にお付き合いのあった宗教家の高橋信次先生が亡くなられて、もう30年以上経ちますが、あの方は、実は、お釈迦様の生まれ変わりだったんですよ」と中丸薫氏が述べているのは驚きです。

 

・ヴリル・ソサイエティーチャネラーたちによると、シュメール語はアルデバラン星人の言語であり、その音は、「不可解なドイツ語」のようであったといわれます。そして、ドイツ語とシュメールーアルデバラン語は波長が同じであるとも彼らは、信じていたといわれます。

 

・70年前は、プレアデス星人とかリラ星人という言葉がなくて、“金星人”と“火星人”という言葉が使われていました。そして、探査衛星などが火星や金星に近づきだしますと、“異次元の金星”とか“異次元の火星”という表現になりましたが、“金星人”と自称する宇宙人の話は多くの書籍になりました。しかし、“火星人”については彼らの秘密主義のためか、まとまった情報は出てこないようです。火星霊人という具合ですから、神により近いのかもしれません。

 

・莫大な犠牲者をだした第二次世界大戦震源地ドイツでは、金髪碧眼のアーリアの超人たち、金髪碧眼のアルデバラン星人、現代でいえば宇宙人の金髪碧眼のノルディックが、陰でヒトラーナチスを操っていたのでしょうか。しかし、「ヒトラーの側近も四人の重要な相談役もすべてがイルミナティで占められ、ヒトラーは常に監視下にあった。つまりヒトラーは“イルミナティに培養された独裁者”だったのだ」といわれます。「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」といわれます。事実としたら驚愕すべきことです。

 

・イタリアの現代のクラリオン星人のコンタクティであるマオリッツオ・カヴァーロによると「火星の異次元に壮大な都市があり文明が存在している」といわれます。目に見えない、火星の異次元に比べて、目に見える現在の火星は荒涼とする砂漠地帯のようで超太古の人工遺物があるともいわれています。「火星の異次元の都市」に米軍は到達しているのでしょうか。スターゲイトで異次元の火星へ行けるともいわれていますが。「異次元の火星」と「異次元にある天国」は関係があるのでしょうか。天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人も徐々にチャネラーを通じて情報を公開しているそうです。

 

・小柄な宇宙人、バイオロボットのグレイは、ハリウッド映画で世界中に知られるようになりました。が、グレイの母船に同乗する金髪碧眼の長身のノルディックという人間タイプの宇宙人は、核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップシークレット)を数段階上回る『厳秘』扱いのため、今でも詳細も不明です。米軍によると「小柄なグレイの後に金髪碧眼のノルディックやオレンジと言われている宇宙人が来た。その後に東洋人タイプが来た」といわれます。東洋人タイプの宇宙人には、日本の神々も混ざっていたのかもしれません。宇宙連合は地球の何かの組織にコンタクトしているのかもしれません。

 

・「“グラニトニア太陽系”は進化の段階において私たちの太陽系よりも50兆年先を行っていて、大きさでも遥かに勝っています。そこには12の惑星があり、そこで最小のものすら私たちの太陽系のどの惑星よりもずっと巨大です。その中心にある太陽も莫大な大きさです」とのことですが、神々や造物主の世界なのでしょう。「50兆年進化している」そうで、想像を絶します。神々や造物主の世界も「宇宙連合」とコンタクトできればわかることでしょうか。アダムスキーは「アセンションした平行世界を見てきたのではないか」ともいわれます。目みえる月や金星や火星は、探査衛星の写真によると砂漠のような荒涼とした世界です。しかし、近年、人工遺物が多く発見されています。超太古、水や空気があり、緑の地球のようだったのかもしれません。ここでいう金星というのは副金星、異次元の金星、アストラル界にある目に見えない金星のことのようです。現在では、金星と火星の異次元(アストラル界)には、壮大な都市文明が存在しているといわれます。「その彼らは地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」といわれます。今は日帰りが可能な状況のようです。

 

・現代では「火星や金星の異次元に都市があり壮大な異星人の文明がある」といわれます。「金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)が火星より地球へとやって来て、古代伝説の神々(gods)となった」ともいわれます。異次元世界は時空を超えていますので、「神々の世界」も遥か彼方の世界ではないようです。「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」とか、「神々は憑依などで市井のひととなり普通の生活をしているので誰も識別できない」とかいわれます。

 

・米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあるそうです。「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)」がエリア51等のアメリカの秘密基地で活動している」ともいわれます。エササニ人は、地球人とゼータ・レチクル人の融合によって生まれる混血種属の一つのようです。グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります。メン・イン・ブラックの超能力は凄まじく、オリオン星人ともいわれています。エリア51白鳥座61番星の異星人とコンタクトしていた日本人科学者もいたといわれます。「その彼らは地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」といわれます。

 

・リラ星人のエロヒムが「人間を実験室で創った」といわれます。リラ星人は人類に3万年進化しているそうです。リラ星人エロヒムのコンタクティであるフランスのクロード・ボリロン・ラエルによると遺伝子操作による「不死の惑星」に行ってきたといわれます。「古代リラ星人は、アセンション、つまり上位の次元、5次元以上の移行を待っている」といわれます。「火星人の生命波動も地球人の物理的な密度のものではありません」ということも理解が難しい原因なのかもしれません。見えない異次元世界は誰も認識できません。

 

・昔は地球に係る異次元の「火星人と金星人」という対立の構図でしたが、火星人が秘密主義であるということは、コンタクティのほとんどが「金髪碧眼の白人種の金星人」とコンタクトしているという事実が物語るようです。また超太古「火星霊人と金星蛇人」の対立・戦争があったともいわれます。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしている」そうです。またマオリッツオ・カヴァーロは、「神々の都市」にも行けたようです。

 

・火星人が秘密主義で正体がはっきりしないため、宇宙人理解の大きな障害になっているようです。火星人の系統から日本の神々の系列が分かるのかもしれません。日本民族はプレアデス星座のとある惑星に原郷があるという説もあるのですが。アダムスキーの記述によると、異次元の火星も目に見えないアストラル界にあるようです。「アストラル界はとても巨大です。ここに存在する全ての世界からおよそ600億人の人間タイプの生物が集まっている」といわれます。「アストラル界にもアストラルの惑星がたくさんあり、アストラル界またはアストラル次元と呼ばれる世界を構成しています」とのことです。「人々がアストラル界で過ごす期間は、数週間から何百年にもわたります」といわれます。「人間の死後の世界、幽界や霊界、宇宙人のアストラル界やエーテル界も似ている世界」ですが、私たち一般人は、当然詳しくはありません。

 

・地球は波動レベルが低くて、未来数世紀経っても宇宙連合に入れないそうですので、確認しようのないことのようです。よく宇宙人は長寿命といわれます。「プレアデス星人は20歳位に外見は見えても実は200歳以上だ」とかいわれます。また数万歳とか想像を絶するほど長寿のようです。リラ星の「不死の惑星」では、遺伝子操作で、功績のある者を不死にするといわれます。老化する程度がゆっくりなのか、色々と理由があるようですが、宇宙人の長寿命はよく報告されているようです。当然のことながら、神々は、不死のようです。

 

・「神々は時空を超えて不死であるので神々と讃えられる」そうですが、彼ら宇宙人はタイム・トラベラーである者がほとんどのようです。タイム・トラベラーについても現代の最先端の科学者はSFとしか思えず、全く理解できないそうです。「異星に行って食事をした」という表現がでてきますが、アストラル界では食事をする必要はないのですが、「食事を忘れられない人間のためにそのような食事が出る」のかもしれません。またアストラル界でのアストラル体では排泄をする必要もありませんが、「肉体と幽体と霊体」とではいろいろと混乱があるようです。

 

・米軍は、タイム・トラベラーの宇宙人とのコンタクトで多くの未来情報を得ているように思えるそうです。人間も死後、霊界や幽界で天使と出会い「自分が不死であると認識する」そうです。天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人が幽界や霊界で活動しているようなのです。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だそうです。

 

・太陽系外の惑星に行った日本人は数人、メディアなどで報告されていました。一般的にメディアにとっては、スポーツやタレントさんのスキャンダルを報道した方が、お金になるらしいのです。「エイリアン・エンジニアリング」も注目されてきますが、サブ・カルチャーから脱出してメイジャーな情報にしていく必要があります。異星人情報はタブーにでもなっているのでしょうか。またチュェレイの星は、原日本人の星なのでしょうか。「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」そうです。チュェレイ人は天使のような異星人なのでしょうか。

 

・宇宙人情報は、アバブ・トップシークレット扱いのために「お金になるどころか命を狙われる」ようなのです。「人は利己的で自分に損になることはしない」「米国のメディアはお金になることに焦点をあて注力する」「メン・イン・ブラックから危害を受ける立場」なので、米国のメディアも国策に協力しておとなしいのでしょうか。昔はキャトルミューテーション(動物虐殺)などではマスコミも大きく騒いだのですが、今後もあまり期待できないそうです。

 

・長寿命の宇宙人の存在は、学会でも認めたくないようですが、ハリウッド映画『MIB(メン・イン・ブラック)』のように地球上でのネットワークはあるらしいのです。つまり異星人はとうに地球を訪れていて、地球人社会にまぎれ混み、密かに地球と我々の文明を監視・調査し社会生活をしているそうです。他の報告では「プレアデスに行くのに6時間かかった」というコンタクティの記録があります。現代のロケット技術では3次元の火星に行くのに数年かかるそうですからエイリアンの超テクノロジーは、6千年から3万年以上進化しており、現代の科学者は恒星間飛行技術を理解できないそうです。現代の地球の科学でも100年前の科学者には想像を絶するものばかりのようです。異次元で時空を超えているというのですから、あなたのすぐ隣の異次元に天使がいるといわれます。

 

・「母船はものすごく大きく何メートルなんてものじゃなく葉巻型になっていて長い方が50マイルぐらいだとチュェレイは言っていました。ということは岡山県の幅ぐらいはあるでしょうね。とにかく想像を絶する巨大な母船なんですね」ということで、異星人の宇宙船の大きさも想像を絶するようです。

 

・安井(仮名)さんが30年前に向かった異星は、「とてつもなく進化した宇宙人の星」だったようです。この太陽系外惑星には、7時間で行けるようなのですが、この宇宙人の日本人のネットワークが昔からあるように窺われます。リラ星人系列というよりもシリウス星人系列の宇宙人の惑星でしょうか。天使のような宇宙人なのかもしれません。どの程度、進化しているのか分かりませんが。ちなみに、プレアデス星団の惑星にも6時間くらいで行けるようです。

 

・この「とてつもなく進化した宇宙人」は、太古から日本に関係してきたように思われます。40年前には、メディアにも多くのUFOマニアがいて盛んにUFO情報が報道されたようです。メディアで取り上げられないと私たち一般人には、なかなか伝わらないようです。安井(仮名)さんのほかにも、日本人がコンタクティとしていたのかもしれません。

 岡山県は、「桃太郎伝説」の鬼の話とか、「宇宙人との繋がりが窺われる伝承」が多い地域のようです。鬼や天狗や河童も異星人の一種なのだったのかもしれません。安井さんはすでに亡くなったので、詳細な情報は分かりません。

 

・都市型の「超巨大宇宙母船」の存在に言及したコンタクティの日本人は安井さんが最初の人だったようです。インドの叙事詩マハーバーラタ」や「ラーマーヤナ」には、「超巨大宇宙母船」の伝承が豊富だそうです。太古の時代に「宇宙都市」を造るほど進化していた宇宙人たちですから、その後の進化は想像を絶するようです。進化した異星人は、タイム・トラベラーがほとんどのようです。異次元のアストラル界に進出したようです。

 

・チュェレイのような宇宙人も「人類の進化に干渉しない」という宇宙法に忠実なようです。エーテル界には「神々の都市」があるそうですが、都市型の超巨大宇宙母船がエーテル界に突入したのかもしれません。とてつもなく大きい葉巻型の宇宙母船が土星の輪の中で発見されたという天文学者の報告などがありますが、最先端の地球の科学者にとっては、想像もできない話のようです。日本にもコンタクティが多いようですが、「マスコミが嫌だ」とかの「沈黙のコンタクティ」が多数いるのかもしれません。「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」ともいわれますので、異星人の秘密のネットワークがあったのかもしれません。米国では社会に異星人が昔から溶け込んでいるともいわれています。

 

・大昔から来ていたチュェレイの宇宙人は、正確にはわかりませんが、まあ例えば(八幡)大菩薩クラスの宇宙異次元の神仏なのかもしれません。が、彼らは、タイム・トラベラーであるのは間違いないそうです。彼らは、時空を超えており当然太古から日本の動きを観察していたということでしょうか。柳田国男も『遠野物語』は農民の作り話ではないと述べています。

遠野物語』の「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」という伝承の「異人」は、オリオン星人だったようです。当時の警察も異人は把握できなかったようです。「大本教出口王仁三郎は自分はオリオン星から来たと語っている」そうです。オリオンやプレアデスに多くの日本人が住んでいるという法螺話もあるそうです。エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したといわれます。

  アプ星人の話は1962年当時の南米ペルーでのコンタクト話のようですが、南米は宇宙人とのコンタクト話の豊富な地域です。クラリオン星人も南米に異空間の秘密基地があるという話です。50年前は、日本でも宇宙人との多くのコンタクト話があったようです。

 

・CIAによると「小柄なバイオロボットのグレイの後に金髪碧眼のノルディックやオレンジという人間タイプの宇宙人が来て、その後に東洋系の人間タイプの宇宙人が来た」そうですが、その東洋系の中には、日本の神々もいたのではないのでしょうか。長身の金髪碧眼の白人種そのものの宇宙人が注目されておりますが、宇宙人の容姿は多種多様だそうです。黒人種のアンドロメダ星雲の宇宙人も報告されているようです。地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあるといわれます。

 

・「異星人は、"宇宙連合"としてまとまって動いている」ようなのです。「国連創設の背景にアプ星人のバックアップがあった」ということですから、かなり人類社会にくいこんでいるようです。「イエス・キリストも地球を陽性化したアプ星人の一人だった」ということですから、かなり進化した異星人ということでしょう。国連と異星人との関わり合いはあったようなのです。キリストも大変進化したアプ星人の一人だったようです。アプ星人も“不死の惑星”のリラ星人のように。クローン技術により“不死”の技術を持っているのかもしれません。毎年、選ばれた地球人が「宇宙連合」や「異星人」の招待で宇宙旅行をしているようなのです。ですから、天界の情報を公表できる人もいるのかもしれません。キリストが戦後米国に来ていたとか、米軍に異星人が混じり込んでいたとかの話がかなりあり、遥かに進化している異星人が来ていたようです。キリストがはるかに進化した宇宙人だったと理解すれば、キリストの歴史的な物語は、大抵、解釈ができるそうです。異星人にからんだ解釈が多くなされるようになりました。

 

・現代においてよく話題になる爬虫類人レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしているそうです。またグレイも人間と変わらない種族もいるとマオリッツオ・カヴァーロというイタリア人のコンタクティが報告しているようです。爬虫類的異星人(レプティリアン)を創造した上位の異星人もいるそうです。「上には上の異星人がいる」ということだそうです。「宇宙人は人類の進化に干渉できない」という宇宙法があるともいわれていました。

 

・ペルーは日本と並んで有数の地震国だそうですが、遥かに進化した天使的な宇宙人は、時空を超越しているので未来の出来事がわかるようです。進化した異星人の惑星には太陽が二つある場合が多いようです。また南米やインドに出没したイチビ・ラ星人の故郷の惑星も太陽が2つあるそうです。 世界中の多くのコンタクティの体験は、当然ながら似てくるくるようです。天国に自由に出入りし、人間への"憑依"や人間の"転生"を自由に操作するシリウス星人には、未来も過去も自由にわかるようです。彼らは、時空を超えているようです。

 「少し前から、つまり20世紀初頭から、地球が属している銀河は陽性のゾーンに入った。このゾーンは私たちの船や浮遊都市の航行には好都合なんだ」そうですが、『浮遊都市』つまり『都市型の超大型宇宙母船』でこの宇宙人種族、アプ星人は飛来しているようなのです。人間がコンタクトしている高位レベルの異星人なのかもしれません。

 現代では、土星の輪の中に2000キロの葉巻型宇宙船の存在が望遠鏡で確認されているそうですが、その大きさはインドの叙事詩マハーバーラタ』にでてくる宇宙母船のサイズです。数キロから100キロ、2000キロと都市型の宇宙母船は巨大になるようです。『マハーバーラタ』の異星人とも関連があるのかもしれません。

 

・人類に進化すること7千年のプレアデス星人、実験室で人類を創ったというリラ星人が3万年進化しているそうです。アプ星人は、数百万年から数十億年以上進化しているようでシリウス星人系列の宇宙人種族のようです。このクラスの宇宙人が「都市型の超大型宇宙船」を運用しているようです。またオリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。

 イエス・キリストも地球を陽性化したアプ星人の一人だった」そうですが、遥かに進化した宇宙人種族は、天国に自由に出入りし、人間への"憑依"や人間の"転生"を自由に操作するシリウス星人クラスの宇宙人種族のようです。「人は皆、記憶喪失の異星人だ」そうです。

  イエス・キリストも数百回地球に転生してきて社会生活を送ったようです。「第2次世界大戦後、米国にイエス・キリストが来ていた」という話もあり、彼らは「転生や憑依が自由」なので格別驚く話ではないのでしょう。中世のドイツの領主はほとんどが「異人」か「異人」の末裔ともいわれます。

 

・「東日本大震災」の大津波も宇宙人たちは、遠隔透視していたようなのです。米国の「FBI超能力捜査官」、「CIA未来透視部隊」等で知られるジョー・マグモニーグルが5年前に「日本の地震津波」を未来透視をしていたので、このブログ『UFOアガルタのシャンバラ 日本は津波による大きな被害をうけるだろう』で紹介しました。

 マハーバーラタ』の世界は、実話に基いて作られたと噂のある映画『スター・ウォーズ』の世界のようです。ハリウッド映画の「宇宙人もの」はナンフィクションとフィクションの混じった映画なのかもしれません。

 アガルタのシャンバラのような「都市型の宇宙船」は、インドのサンスクリットの古文献に見られるようです。『マハーバーラタ』の戦いは、超近代科学兵器がからむ戦争であったようです。太古に異星人の大規模な核戦争があったようなのです。太古の阿修羅や帝釈天も現在も、存在しているようです。

  インドの「マハーバーラタ」の物語は、太古の超科学の時代の物語であり、「神々は、進化した異星人たちだった」ようです。インドラ(帝釈天)と阿修羅が対立核戦争をしたようなのです。はるかに進化した宇宙船や兵器が使われたようです。「堕天使ルシファーが天使団の3分の1を率いて、神と天使長ミカエルに反抗した“天の戦争”」が形を変えてスター・ウォーズになっているといわれます。予想以上に残酷な宇宙人が大勢存在するようなので驚きます。阿修羅たちは、金星のマスター(大師)を崇拝していたそうです。

 

・著者は、イタリアのクラリオン星人のコンタクティで、日本でも数冊が翻訳されています。クラリオン星人は、戦後のアメリカにもコンタクティがいたそうです。話の内容からすると、リラ星人系列に思われますが。

 「地球を訪れているエイリアンは約120種」ということですが、戦後60年間の異星人との交流は、ウィキリークスも手が出せない、「厳秘情報」として、米軍関係の諜報機関に握られているそうです。「60年間の米軍の壁」は、マスコミと言えども容易に破れないそうです。

  かなりの数の異星人が、とうに地球を訪れていて、地球人社会にまぎれ混み、密かに地球と我々の文明を監視・調査し社会生活をしているようです。あまりに地球社会に浸透しているようなので「今さら」という感じのようです。「知らぬが仏」というところでしょうか。宇宙人の世界は、物理的な3次元世界よりも4次元以上の精神世界のウェートが大きくなるために地球の現在の科学レベルでは、把握できないのでしょう。

 

・宇宙には大きく分けて2種類の宇宙人が対立関係にあるようなのです。「人間を実験室で創造した」サタン(悪魔)と呼ばれるリラ星人と、「思念か遺伝子操作で人間を創造した」天使的なシリウス星人が、「水と油」のような関係にあるそうなのです。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」といわれます。

  アガルタのシャンバラについては、マオリッツオ・カヴァーロは、昔からヨーロッパにある説と似ていますが、異次元世界のことは、明確には分からないようです。やはり米国人の異星人に関する洋書のほうが、昔から豊富にあるといわれます。

  ウォーク・イン(憑依)やワンダラー(転生)の形で「人はみな、記憶を失った異星人」であることを実証しているといわれます。

 天国に自由に出入りして、人間の転生や人間への憑依を自由に操作できるシリウス星人は、太古に「人間がぞっとする生物を遺伝子操作により創造したために、神に嫌われた」という話もあったと述べられています。

  マオリッツオ・カヴァーロは、最近のイタリア人のコンタクティなのですが、日本からも最近のコンタクティは出現していないのでしょうか。

 米国が宇宙連合とコンタクトして60年以上も経っていることでしょうか。

ロスアンジェルスのCIAの建物の中にあるジャンプルームのスターゲイトのような異次元瞬間移動装置に繋がっている『時穴』のようなものを通ってパラレル・ワールドにある異次元の火星の都市へアストラル・トリップ(幽体離脱)して5万人の人々が行っている」という話は、映画『Xファイル』のような話で 荒唐無稽ですが、アリということでしょうか。映画によく出てくるように地上から歩いて異次元のパラレル・ワールドへ行けるという話も与太話とは限らないでしょうか。何でもアリということでしょう。

 

・高等知性体が関与しているからかもしれませんが、核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップシークレット)を数段階上回る『厳秘』扱いの宇宙人情報の隠蔽も完璧のようです。米軍は当然、エイリアンの超テクノロジーを取得し研究しているでしょうし、当然、異星に向かっていることでしょう。

  「遺伝子科学者の集団の名前であるというルシファーやサタン(悪魔)と呼ばれる小柄なリラ星人の方が、神々よりも人類に関心がある」という説もあるといわれます。

  イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロは、最近のクラリオン星人のコンタクティとして知られています。キリスト以上の遥かに進化した宇宙人種族も多いようです。アセンションしたパラレル・ワールドの火星人は謎が多いようですが、金星人と比較して情報が少なく、神々と対峙している宇宙人種族なのかもしれません。

 姿か顔形を変える超技術は、現在の美容整形手術が、驚くように顔形を変えるように容易なのかもしれません。エイリアンは、異類混血や遺伝子操作を通じて、人形に近づこうとしているという話もあるといわれます。クラリオン星人は、どちらかと言えば、リラ(琴座)星人系らしいのです。

 

・世界各国の諜報機関は、異星人情報を核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップ・シークレット)を数段階も上回る『厳秘』として、その超テクノロジーを入手しようとしているようです。もしエイリアンの超テクノロジーを入手できれば、米国のように地球での覇権を握れるでしょう。コンタクティやチャネラーの報告が期待されています。

 イタリアのクラリオン星人のコンタクティ、マオリッツオ・カヴァーロの本は、「超次元スターピープルの叡智クラリオンからの伝言」、「超次元の扉―クラリオン星人にさらわれた私」、「クラリオン星人はすべてを知っていた」などが出版されています。

 この種のコンタクティの本が多く出版され、多くの読者を啓蒙して、最終的には宇宙連合などの組織と、どこかの政府がコンタクトし、超テクノロジーが導入される事が望まれていることでしょうか。

  「地球は宇宙連合に参画するには非常にレベルが低すぎる」と言われていたそうです。60年前から宇宙連合は米国に進出しているようなのですが、宇宙人の身の安全を図るためにアバブ・トップシークレット扱いとなり、ごく少数の者のみの知識となっているそうです。

 60年前から、メン・イン・ブラックのような隠ぺい組織が活動していましたが、欧米では「コンタクティや異星人そのものが襲撃され殺される」という謎のスパイ組織(ロシア系か?)などの暗躍が多くあって、「命を狙われる」ほどの恐い思いをしたくないという人々が増えたといわれます。

 

・米国のテレビ映画でも簡単に人が射殺されるシーンが非常に多くありましたが、あれが現実だったとは思いたくはないのですが。米国では拳銃が簡単に入手できるので、コンタクティなどは命がけの思いをしたそうです。ハリウッド映画では「宇宙警察」のイメージだったメン・イン・ブラック以外には、どんな組織がコンタクティを狙ったのでしょうか。

 「宇宙人情報を公開しようとしたためにケネディ大統領が暗殺された」という話もあり、昔は非常に恐ろしかったようですが、『グレイ』のUFO映画などが世界中で放映され、非常識が常識となり、多くのコンタクティが登場してきたようです。

  UFO研究家で有名な並木伸一郎氏は、2020年で73歳になりますが、UFO現象の研究は40年以上にも及び、今後の著作が注目されています。

  UFO研究は、米国のUFOマニアのものが膨大にありますが、あまりに膨大で日本人には「群盲象を評す」の感があるそうです。また、昔からメン・イン・ブラック諜報機関、某国のスパイ組織などの暗躍などがあり、直接接触をすると、危険だったそうで、クラリオン星人のコンタクティのベスラムのように謎の失踪者になる結末も多かったようです。

 米軍には、60年ほど前から異星人がとけ込んでいるそうですが、リークした米海軍の情報将校も射殺される事件などもあり、悪名高いCIA、国家安全局などや米軍の諜報機関もからんで、一層謎が深まります。最近では、『エリア51』のリークに関してもマスコミは沈黙しているそうです。

 

・米空軍士官学校の教科書には異星人の記述があり、米空軍が最も異星人情報に通じているそうです。一時大問題になったキャトルミューテーション(動物虐殺事件)のその後はどうなったのでしょうか。アメリカ空軍は133種類の宇宙人を確認しているといわれます。

  ヒットした米国のテレビ映画『Xファイル』(全9シーズン201話)では、UFOなどの超常現象にFBI捜査官が立ち向かったストーリーでした。異星人の存在と政府の陰謀は、核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップシークレット)を数段階上回る『厳秘』扱いのため、何も分からない状況のようです。

  「街中の超人達の噂」も多いのですが、マスコミも真面目にとりあげられないようです。米国でもUFO研究家の第一世代は、高齢化が進んでいますので、若い世代から新しい情報が出てくることが期待されているといわれます。

  オリオン座は、エジプト文明時代から崇拝されてきた星座です。米国が秘密協定を結んだのは、ラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。「世界中に広まっている不思議なゲイ(LGBT等)の現象は、宇宙人の人格転換である」という説もあるようです。

 アルデバラン星人はアーリア人の「超人」であり、ゲルマンの神々だったようです。シュメール文明を打ち立てたのが金髪碧眼のアルデバラン星人といわれ、牡牛座のアルデバランが故郷の惑星のようです。アルデバランの異星人が「霊媒ヒトラー」を人格転換したともいわれます。冴えない水彩画家だったヒトラーはまた「霊界から来た男」ともいわれ、第3帝国の総統にまで登りつめました。

 

・「オリオン大戦」やスター・ウォーズの原因や結果も詳しくは分からないそうです。「あなたはプレアデスの鎖を結ぶことができるか。オリオンの綱を解くことができるか」(旧約聖書ヨブ記38章31節)という文句も正確な解釈がわかりません。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。NASAの「オシリス・カルト」は、たびたび話に登場します。米国の宇宙飛行士は、ほとんどがフリーメイソンともいわれています。秘密結社フリーメイソンリーの強い繋がりが窺われます。「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会える」という与太話もあるそうです。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしている」そうです。

 

・「オリオン星人は非常に階級意識の強い宇宙人だ」そうです。オリオン座に向かった日本人もいたそうです。ネガティブなオリオン・グループは“闇の勢力”を形成しているのでしょうか。星の系列では、オリオン星人とシリウス星人の系統の争いになるそうです。異説では、リラ星人とシリウス星人との争いとも言われています。シリウス星系(龍)対オリオン星系(牡牛)。私達の銀河は直径が10万光年あり、その意味では龍神の発進母星シリウス、牛神のオリオンはお隣の星、隣接する恒星といってよいそうです。

  牛神の宇宙人がテクノロジー龍神の宇宙人を圧倒し「低層4次元」に追い払ったともいわれています。また、太古、地球には「龍神」と「牛神」の2種類の神が来て、人間を創ったそうです。旧約聖書の神が「龍神」で、新約聖書の神が「牛神」といわれます。現代では龍神も牛神も人間化して、アストラル界やエーテル界で「神々の世界」を構築しているのかもしれません。「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」ともいわれます。

 「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球の爬虫類的異星人(レプティリアン)」がエリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。このようにオリオン星人は、異類異形の宇宙人も多いようです。竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を管理しているともいわれます。「イルミナティ・エージェントが第三次世界大戦を引き起こす」という不気味な予言もあるようです。

 

・「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」ともいわれます。太古から多くの異星人のDNAを日本人は、遺伝子として保有しているようです。異類異形の鬼や天狗もオリオン星人系列の宇宙人だったようです。平氏の“平”がヘライ(ヘブライ)に由来すると考えると平氏セム系、ユダヤ系ということになってくる。源平合戦はハム系とセム系の争いだったともいわれます。

  「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」という伝承がありますが、この「異人」は、オリオン星人だったようです。アブダクションされた人々はどうなったのでしょうか?柳田国男は当時の警察の「異人」の情報を調べなかったようです。

 

・「進化した宇宙人は人間の肉体や精神体に憑依するので誰にも分からない」といわれます。昔、全国に数多くあった「天狗」の伝説は、創作されたものではなく、実際に存在していたのでしょうか。その後、異類混血などして、高い鼻、赤い顔も人間と区別がつかないようになったのでしょうか。明治時代の『遠野物語』では、「赤い顔の異人」が登場します。現代では、宇宙人が人間社会に混じっているようです。

 遥かに進化した宇宙人は、ウォークイン(憑依)やワンダラー(転生)のかたちで、地上に現われるそうですので、識別ができないようです。こうなると神々や霊界などの話となるようです。

  クラリオン星人のUFOコンタクティで有名なイタリア人のマオリッツオ・カヴァーロは、数冊の本が近年、日本で出版されています。また、クラリオン星人の存在は、50年ほど前、米国のコンタクティが報告しています。

  スペインなどに現われた金髪碧眼のウンモ星人も有名ですが、ヨーロッパは、昔から「異人・宇宙人」の伝説が豊富のようです。「昔のドイツの領主は、異人が多かった」という話もあるそうです。現代では人間社会に混じって分からないようです。「異星人はとうに地球を訪れていて、地球人社会にまぎれ混み密かに地球と我々の文明を監視・調査し社会生活をしている」そうです。

 

・「この世の者とは思われない美男美女」という話もあれば、「何とかして異星人に会ったが、そこら辺にいるオッサンと変わらないので驚いた」という話も多いといわれます。

  パラレル・ワールド(並行宇宙)に存在するという高等知性体とコンタクトやチャネリングしたというデーヴィッド・アイクは、爬虫類人レプティリアン)について言及したことで知られているといわれます。内容は荒唐無稽、奇妙奇天烈、支離滅裂、眉唾物で疑念がわきます。

 amazonでデーヴィッド・アイクを検索すると26冊が表示されます。『大いなる秘密「爬虫類人」(レプティリアン)』で詳細に爬虫類人レプティリアン)の事を述べたのもチャネリングの情報でしょうか。この本もそうですが、デーヴィッド・アイクの本は 荒唐無稽な点が多く私たち一般人が読めば、“ありえない話”“トンデモ本”と感じるといわれます。

 イタリアのクラリオン星人とのコンタクティであるマオリッツオ・カヴァーロによると「グレイと呼ばれる宇宙人も人間と変わらない顔立ちが多い、増えてきている」と語っているそうです。宇宙人の容姿についても多くの説があるそうです。宇宙人も遥かに進化(神々に近い段階か?)するとエーテル質料で、姿形をも変えるようになれるようなのです。その昔、アンタレスエーテル質量を操作できる異星人がいて、自由に宇宙旅行をしたといわれます。「アンタレス人は、トルコ人ギリシャ人、スペイン人のDNAに関係し、同性愛者で生殖目的でのみ女を使用すると考えられている」といわれます。

 

インド神話などでは、「神々が動物に(異次元で)化身する」という話がありますが、私たち一般人には理解が難しいようです。

 ハリウッド映画でも「顔形を自由に変える宇宙人」がよく出てきましたが、大きな謎のようです。米国に来た宇宙人も街中の雑踏に入れば普通の人と区別できないそうです。

 遥かに進化した異星人や神々は、ウォークイン(憑依)やワンダラー(転生)の形で地球に登場しても、普通の人と変わらず、超能力を示さなければ、誰も識別できないようで、全く「普通の人々」として人生を送って死んでいくのかもしれません。

 アルザル(地下世界、亜空間)についても「世にも奇怪な話」のようです。地下や海の異次元のアストラル界に壮大な宇宙人の文明があるようなのです。

  小人の異星人の伝承は、世界中にあるようです。米国に戦後現れた小柄なグレイと呼ばれる異星人がいました。グレイはバイオ・ロボットともゼータ・レチクル星人とも言われましたが、詳しいことは公表されていません。特徴のあるイメージがハリウッド映画により世界中に流れました。

 

・ドイツやヨーロッパは昔からさまざまな小人の異星人の伝説が残っているようです。中世のドイツの領主はほとんどが「異人」か「異人」の末裔ともいわれます。「フランスの『美女と野獣』の話は、異類婚姻譚だ」そうです。グレイと中世の「小人」は似通った特徴があるようです。またグレイも人間タイプが増えてきているそうです。異星人の種類は多種多様のようです。日本でもザシキワラシや河童やコロポックルの伝承がありました。ザシキワラシ(座敷童子)は、現代でも現れるとの話題もあり、ザシキワラシ(座敷童子)が出現する東北の旅館の話もありました。

 小柄なグレイが壁を透き通るようにして部屋に侵入してくるともいわれています。異次元移動ができたようなのです。 「グレイ」は人間の無意識の中に入ってくると語られています。また、アイゼンハワー大統領の前で「空中浮揚」もしたといわれているそうです。アバブ・トップシークレット扱いの異星人情報のため、詳しいことは何も分かりません。近代になると非人間タイプは地球の異次元から去っていったようなのです。イタリアのクラリオン星人のコンタクティ、マオリッツオ・カヴァーロによると「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間化しており知性的な顔をしている」といわれます。

 

・グレイの空飛ぶ円盤に同乗していた金髪碧眼のノルディックという人間タイプの異星人は、詳しいことは分かりません。ドイツの昔の領主はほとんどが異人の末裔だったという話もあり、人間社会に紛れた異人の詳細も分からなかったようです。金髪碧眼のウンモ星人がヨーロッパに潜伏しているとのこと。

 イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロの本は、『超次元スターピープルの叡智クラリオンからの伝言』、『クラリオン星人コンタクティが体験したアセンション』、『クラリオン星人はすべてを知っていた』、『超次元の扉 クラリオン星人にさらわれた私』などが出版されています。最近のコンタクティということで日本にも来たりしているようです。

  第二次世界大戦後に米国でもクラリオン星人とコンタクトした人物が現れ注目されました。太陽を挟んだ地球の反対側の軌道にクラリオン星があるという話で、惑星ヤハウェとの話もあります。『太陽系第12番惑星ヤハウェ』という本によれば、NASAは反地球の存在を知っていて隠しているのだそうです。この惑星を「ヤハウェ」とか「クラリオン」と言うそうです。

 

・高等知性体の異星は太陽が2つある異星が多いようです。マオリッツオ・カヴァーロによると「クラリオン星人も地球社会に混じっている」そうです。「人は皆、記憶喪失の異星人だ」そうですので、ウォークイン(憑依)やワンダラー(転生)の形で地球に登場する遥かに進化した高等知性体のことは識別ができないようです。意識の変性状態で神々の都市へ行ったそうですが。

  宇宙人がからむ話は私たち一般人にとって 荒唐無稽の印象をうける話が多く理解不能な人々が多いそうです。また肝心の米軍も「宇宙人情報」を『厳秘』扱いにしているためマスコミも手がでないそうです。普通の教科書や新聞に載らないことからか、「闇の権力・勢力」の存在にも気づく知識人が少ないので不思議です。

 エトルリアは紀元前8世紀から紀元前1世紀ごろにイタリア半島中部にあった都市国家群で、インド・ヨーロッパ語族に属さないエトルリア語を使用していた先住民族エトルリア人マオリッツオ・カヴァーロはイタリア人ですが、イタリアも太古から様々な異星人とのつながりがあるようです。

 

・世界中にある異次元の「地下世界」の伝説も、人類の大災害の記憶を伝えているようです。「ヨーロッパの放浪の民、ジプシーが、地下世界アガルタの住民の末裔だ」という説もあり、「日本の明治時代のサンカも地下世界アガルタの住人の末裔だ」という話もあるといわれます。

 4次元以上は時間のない世界ですので、過去、未来、現在が交錯する領域のようです。昔はプレアデス星人とかリラ星人、シリウス星人とか、特定の異星人の名前はなくて、「火星人 対 金星蛇人」という対立構図があったようです。

 美人・美男子の金星人というイメージがありますが、昔は火星人と言えば「タコ」のようなイメージの生物でした。火星人も現代の米国社会にとけ込んでいるという説もありますが、人間タイプの火星人や異次元にあるという彼らの都市についても詳しい記録が出版されていないようです。

 「私はアセンションした惑星からきたー金星人オムネク・オネクのメッセージ」(徳間書店)のような本が火星人についても出てくるように期待したいものです。あるいは、秘密主義の権化の存在が火星人なのかもしれません。とにかく、謎の集団によって昔から異星人情報が封印されてきたのかもしれません。

 

・「人は皆、記憶喪失の異星人」という説もあり、異星人が、ワンダラー(転生)やウォークイン(憑依)によって人間として現れる現代では、人間と異星人・神々を見分けるのは困難な状況のようです。

 神々には時間の概念がないので、現代においても様々な領域で人間界に対して、天使のように影響力を行使しているのかも知れません。

 「人類の歴史は平和な時代よりも戦争の時代が長かった」といわれていますが、異星人間のスター・ウォーズも長く続き、現代でも続いているという話もあるといわれます。

 中国古代の『封神演技』のように宇宙の争いと地上の戦争が相似象となって起こったという話もあるようです。

 「在日宇宙人問題とは?」という「世にも奇怪な物語」もあるといわれます。在日宇宙人問題を認識している人はほとんどいないといわれます。

 

・現代のクラリオン星人とのイタリアのコンタクティ、マオリッツオ・カヴァーロが報告する火星の異次元にある時空を超えた領域の都市とは「神々のような高等知性体の都市」のパラレル・ワールド(平行宇宙)が存在するという説もあるといわれます。

  宇宙人の存在、情報を隠す勢力とは?! メン・イン・ブラックにしても、エリア51の秘密基地にしても“宇宙人情報を隠す側の事情”を私たち一般人は配慮しなければならないといわれます。

 学会にしても、宇宙人情報をタブーにして、学者生命も脅かされることもあるそうですから、恐い“闇の権力”なのでしょうか。

  当然、米国のように国家のあり方としては「宇宙人とコンタクトして超テクノロジーを入手したい」ということが自然でしょうか。宇宙人は昔から巧妙に社会にとけ込んでいるそうです。識別不能のようです。

  イルミナティなどのフリーメーソンに入ると神(人)に会える」という与太話もあるそうですが、1947年7月のロズウェルUFO事件から60年経っていますので「米軍はエイリアンの超テクノロジーを取得して異星航路に向かっている」ことでしょうか。『神』のチャネラーも米国では増えているようですが。金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。

 

・米国では失業者のデモが話題になりました。「フリーメーソン結社員でないとビジネスがうまくいかない」ともいわれています。フリーメーソン結社員だと失業して困るということはないのでしょう。フリーメーソン組織は一種の互助組織でもあるからだといわれます。

  「日本は先進国だ」そうですが、失われた20年を経て予想以上に「遅れた面」や「非近代的な面」が多くなっているそうです。誰に責任があるのでしょうか。どの党もあらゆる面で改革や近代化を急がなければならないでしょう。「大衆をして3S(スポーツ、セックス、スクリーン)で政治を忘れさせよ」というシオンの議定書というものがあるそうですが、私たち一般人も政治意識を今以上に高めていかなければなりません。

 ベルゼバブの孫への話』という本は、グルジェフが6年間かけた著作であり約800ページの大作で、「理解不能」という人が多い本だそうで、理解するのに難しく大変な時間がかかるそうです。フィクションとしてもなんとも大部なことです。

  グルジェフは、コンタクティで「マスターや超人たちが、時折、地球上に降下してきている」というのでしょうか。また天使のチャネラーなのかしれません。聖なる惑星の洞窟とは異次元の惑星にあるそれ以上の高次元の入り口なのかもしれません。

 

・宇宙人の中には天使クラスの異星人もいるようです。誰でも死後に天使的な異星人に遭遇するようです。「天使は神の秘密諜報員である」ともいわれますし、「人は皆、記憶喪失の異星人だ」そうです。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だそうです。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。一万年以上前のベテルギウス(オリオン座の恒星)星人の容姿は現在の「エンジェル」とほぼ同じであったらしいのです。金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)が火星より地球へとやって来て、古代伝説の神々(gods)となったそうです。

 聖なる惑星に住む<高次存在体>とは、シリウス人かもしれません。シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物であるようです。「爬虫類的異星人(レプティリアン)は低層4次元にいる」といわれます。「透明人」とシリウスA星人が創造し、りゅう座(ドラコ)に配置した爬虫類人が異常に進化したようなのです。竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を支配しているともいわれます。

 

・人類と神々との交流は、アトランティス以前にはあったそうです。グルジェフの背景から、「超人」や「マスター」とのコンタクトが窺われるようです。ブラヴァツキー夫人と状況が似ているのかもしれません。天使や大天使クラスの異星人の惑星が存在するようです。

 「神々や天使たちは、人間の似姿である」のだそうですが、宇宙には、動物タイプだとか、グレイとかの種々の異類が存在するそうで、事態を一層複雑にしているそうです。動物タイプは3割ほど存在するらしいのです。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしている」そうです。

 グレイも人間化しているようです。グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります。スター・ウォーズの原因は、異類混血が原因だという説もあるようです。ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるともいわれます。異星人間の大規模なスター・ウォーズも太古からあったようです。「オリオン大戦」やスター・ウォーズの原因や結果も詳しくは分からないそうです。

 

・小柄な異星人グレイもアンドロイド(人造人間)だそうですので驚きです。人間タイプの異星人は、地球社会に紛れ込んで、同化して追跡不能なのでしょう。「進化した宇宙人は人間の肉体や精神体に憑依するので誰にも分からない」ようです。

  ハリウッド映画にもなった『メン・イン・ブラック』は、オリオン星人だといわれています。メン・イン・ブラックの超能力は凄まじいようです。米国映画『MIB、メン・イン・ブラック』は、「宇宙警察」という設定だったようですが、彼らの消息も、ぷつりと切れたままのようです。「異人」はオリオン星人だったようです。平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔といわれます。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。30年前にオリオンに行ってしまった日本人がいるそうで驚きです。また「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。現代でもマスター(大師)と交信している人間が存在するようなので不思議です。

 

・人間タイプの異星人も多く米国に住んでいるようなのですが、国家安全保障上の最高機密(トップ・シークレット)を数段階上回る『厳秘』扱いのために、何も分らないようです。金髪碧眼のウンモ星人は、ヨーロッパで同化している異星人として知られています。話題を呼んだ映画『Xファイル』でも「神様のような人間」が社会に紛れ込んでいるというストーリーがあったのが印象的でした。神々も人間の精神体に憑依したり、幽霊の形態で、この世に関与するのかもしれません。神々は憑依などで市井のひととなり普通の生活をしているので誰も識別できないそうです。「神々や進化した宇宙人(天使)は、背後霊や守護霊となり人間に憑依している」ので誰も分からないようです。

 

・昔は「金星蛇人 対 火星人」という表現が使われていたようです。金星人に関しては美男美女の金星人というイメージがあるのですが、『私はアセンションした惑星から来たー金星人オムネク・オネクのメッセージ』、『地球人類になった金星人オムネク・オネク、アセンションした星からのメッセージ』など書籍も出版されています。

 昔は火星人というとタコのような現代ではグレイのようなイメージでした。火星の目に見ない、写真に写らない異次元に壮大な文明の都市があるといわれています。マオリッツオ・カヴァーロというイタリアのクラリオン星人のコンタクティが、火星の異次元の都市について言及しています。「火星人が米国に少数、住んでいる」という話もあったようです。火星人の詳細な話を知りたいものです。

 

・GLAの創始者高橋信次氏は、特異な宗教家で、活躍したのは短い期間でしたが大きな影響力を持ち、現在でも色々な書に出てくるようです。You Tubeでも高橋信次氏が「異言」を語るところが見れますが、不思議です。多くのチャネラーが高次元の存在とチャネリングするのも、考えてみれば摩訶不思議な現象のようです。

  「日本はヘルメスが統治する国」といわれても私たち一般人は訳が分からないことでしょう。「地球の主神」とか「日本の主神」とかが存在するとも言われているそうです。神々について詳しい人もいるようですが、私たち一般人は、勉強する暇もないようです。「神々や天使は、背後霊や守護霊となり人間に憑依している」、「神々は憑依などで市井のひととなり普通の生活をしているので誰も識別できない」とかいろいろと説があるといわれます。

 

天照大御神(あまてらすおおみかみ)が、太陽神のアポロ系統らしいのですが、「神の中の神」ゼウス・クラスの神もいるのでしょう。神々のランクも世界的に統一的に決まっているらしいのです。理論的には神々は時空を超えており、全知全能だからこそ神というようです。また、大天使ミカエルもいるのかもしれません。

 地球を管理する天使としてガブリエルとかウリエルとか様々な天使の活動があり、私たち凡人には分かりませんが「神々や天使が、私たちの生活全体を裏宇宙(異次元)から管理している」ようなのです。「神々や天使は、背後霊や守護霊となり人間に憑依している」のでしょうか。大天使は大組織や国家を統括しているともいわれます。「日本はヘルメスが統治する国だ」といわれます。シリウスの大天使の代表であるというヘルメスは、ギリシア神話に登場する青年神です。

 

・「太陽の異次元は熱くなく、ユートピアが存在し、天使が住んでいる」とか「太陽から、超巨大円盤が出てくる」とか「太陽に住んでいる天使は、シリウス星人の『心霊攻撃』に耐えきれないので、太陽が安全地帯となっている」とかの様々な話があるそうですが、不思議なことで私たち一般人は、理解不能のようです。天の戦争、スター・ウォーズがあり、一部では現在でも続いているといわれます。

 

スウェーデンボルグは、生きたまま霊界を見てきた人物で、『霊界物語』で知られていますが、「神々や天使の住む街」について述べているそうです。現代では、「エーテル界やアストラル界にある都市」、「神々の住む都市」と考えられ、「都市型の超巨大宇宙船」の実相が窺われます。火星や金星の異次元には都市があり壮大な文明が存在するそうです。金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。ここでいう金星というのは副金星、異次元の金星、アストラル界にある目に見えない金星のことのようです。

 「約3億6千万年前に、大船団を率いてベーター星からやってきたエル・ランティ」といわれていますが、ベーター星という『進んだ都市』から飛来したそうです。異星人の地球入植により人類も創造され、文明も教えてもらったようです。

 

・私たち一般人は、霊能者や宗教家については詳しくありませんが、高橋信次氏は多くの有名人が言及しており、神憑りの話がリアルだそうです。霊能者の話ですから不思議なことが多いのでしょうか。「GLA系諸教団とは、高橋信次が設立した宗教法人GLA総合本部から分派、もしくは強く影響を受けたとされる一群の宗教団体やグループである」そうです。「幸福の科学」教団の創成期において大川隆法総裁が、高橋信次の「法の後継者」であると主張していたといわれます。

 GLAの創始者高橋信次氏は、1976年に48歳で亡くなりましたが、宗教家としては、当時の多くの人々に影響を与えたそうです。エルランティと高橋信次氏のつながりとは不思議な話です。大本教のような大規模な新興宗教が戦後、日本にも出てきているのでしょうか。宗教法人についても詳しくありませんが、その数は全国に非常に多いようです。また霊能者も多いようです。日本の霊能者を調べるだけで十分ともいわれます。

 

・「宇宙連合」がコンタクトして来ていても大衆レベルでは理解不能ですし、あまりにも進化しているので、アバブ・トップシークレットで公開は難しいのでしょう。「宗教家の高橋信次先生」についても多くの宗教家の言及があり「あの方は、実はお釈迦様の生まれ変わりだったんですよ」ということで、「世にも奇怪な話」のようです。現代の異星人のコンタクティによりますと「堕天使ルシファーやリラ星人のエロヒムのサタン(悪魔)という名前は、遺伝子科学者の一団の名前だ」そうです。はるかに進化した異星人の遺伝子科学者の集団が「空飛ぶ円盤」に乗って全宇宙で遺伝子実験をしているようなのです。

 

・高次元の異星人と神霊の世界がミックスするようで、ますます訳が分からなくなります。爬虫類人型異星人(レプティリアン)についても色々な説があるようで、人間タイプから爬虫類タイプまで様々な報告や説があるそうです。あの有名な小柄な宇宙人グレイもバイオロボットだという説やゼータ・レチクル星人だという説もあります。また「スターウォーズで核戦争を繰り返して退化した人類の未来から来た人種と言う説」もあったそうです。エササニ星人という異類混血の種族もいるそうです。イタリアのコンタクティのマオリッツオ・カヴァーロによるとグレイも人間タイプがいるそうです。また、「爬虫類的異星人(レプティリアン)は人間化しており知性的な顔をしている」といわれます。

 

・幽界や霊界の話、幽体離脱の話は不思議なことが多いようです。著者(大川隆法氏)は、政治活動もして、新聞広告もする「多作の教主」として知られているそうです。GLAの高橋信次氏の影響力は、強かったようです。

 

・異次元、テレポーテーションの観念が一般の人々には、理解できないので、イエスの復活は、謎とされてきたようです。例の小柄な異星人グレイも異次元通過ができるようです。バイオ・ロボットともいわれる小柄な宇宙人グレイは、壁を透き通るようにして部屋に侵入してきたともいわれています。神々や天使も進化した宇宙人であると認識すればかなり理解がすすむものとおもわれます。人間の死後の世界、幽界や霊界が、異星人の住むアストラル界やエーテル界に似ているそうです。欧米のチャネラーには、「夢の中でアストラル・トリップして、クリスタル・シティでキリストに会った」という話が多いといわれます。

 

・天使の位階は、上位から、熾天使智天使座天使主天使力天使能天使権天使、大天使、天使だそうです。聖書のエロヒムという語を「神」と訳していますが、エロヒム(エルたち)は、神的存在の位階から言うと、エクスシアイ(能天使)に相当するそうです。天使に関しては、諸説ありますが、人間に最も親しみがあり、関係があるのは、もちろん最下層の「天使」です。人間には守護霊や背後霊がいるそうですが、私たち一般人は、気付いていないといわれます。

 

・「天使は実在する」と考える人が非常に多くなってきておりますが、あなたはどうでしょうか。「天使」のテーマも大きな課題となるでしょう。エロヒムと言うとフランスのリラ星人のコンタクティ、クロード・ボリロン・ラエルが、エロヒムの「不死の惑星」に行ってきたという手記を発表して話題になりました。

 (準)マスター(大師)やマスター(長老)などを感知できるネットワーク組織があったようです。イルミナティなどの秘密結社、フリーメーソンとの関わりあいは昔からいわれていますが、現代では、ますますアバブ・トップシークレット化しているようです。マスター(長老)クラスは、シリウスやリラ、プレアデス等の重要な場所にニルヴァーナ(涅槃・天国)から瞬時に移動できるといわれます。

 「マスター(大師)クラスは、ほとんど地球には降りてこない」といわれているのですが、「マスター・クラスが人間の姿を装い地球に来ている」、「戦後、米国にキリストが来ていた」とかの摩訶不思議な話もあったそうです。キリストは、アプ星人だったようです。アプ星人は国際連合の設立に関係したようですが、南米にも飛来していたようです。

 

・ミカエルなどの天使は、欧米では昔から多くの逸話になっているそうです。神々や天使が、ワンダラー(転生)やウォークイン(憑依)など、さまざまな形態で、昔から人間の姿を装い地上を徘徊しているともいわれております。また進化した異星人は、人間の精神体に憑依し、誰も分からないともいわれます。米国では人間の姿をした天使の話が多いようです。ちなみに太古ではネフィリムが人間の女と交わり人口を増やしていったといわれます。

  新約聖書の神と旧約聖書の神は、種類が違うという説もありますが、旧約聖書に登場するケルビム(智天使)とセラフィム熾天使)とのチャネラー(霊的交流者)やコンタクティ(接触者)もいるようです。はるかに進化した異星人は、人間の精神体に憑依できるそうです。普通の人々には分からない、眼に見えない世界の話のようです。 モーゼとユダヤ人は龍神の系譜にあり、イエス・キリストは牛神の系譜で、お互いのバックはオリオン星系とシリウス星系という宇宙といわれます。旧約聖書の神が「龍神」で、新約聖書の神が「牛神」といわれます

 

・「天使が人間の姿を装い、地上を徘徊している」そうですが、「異星人が地球に住んでいる」ということと同じく、霊体が神々か天使で、肉体が人間の形態をとると誰も識別ができず、メディアも分からないのでしょう。

 「UFO(反重力光子宇宙船)に乗って七大天使以下約6千人の第一艇団が地球に飛来した」そうで、異星人の飛来したことが、人類の始まりのようです。神々と宇宙人、UFO(反重力光子宇宙船)の関連を述べる書籍も多くなりました。神々が人間に憑依して、神憑りの教祖になり新興宗教団体が出来たりしていますが、神々のほうから直接、地球上に出てくる形態の一つだといわれます。神々が人間の姿を装い、あの世からでてきて、人間の女と交わりまたあの世に去っていったのでしょうか。

 

新興宗教団体に多くの信者がつくのも、それがリアルだからでしょうか。キリスト以上の「主の神・エルランティ」のことは、もっと知る必要があるのかもしれません。

 

・宗教団体のGLAの創立者高橋信次先生とエルランティの関係とか、興味がつきないそうです。全国の宗教団体は約22万、教師約67万人、信者数約2千100万人だそうで、様々な団体があり把握するのは無理なことでしょうか。

 天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人には、ネガティブなものとポジティブなもの2種類がおり、宇宙を混乱に陥れているといわれます。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だといわれます。

 シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なために戦争がしょっちゅう起こる」ともいわれております。2012年のアセンションの時代に、地球はプレアデスからシリウスの世に変わるといわれました。シリウスの世は、どうなるのでしょうか。

 

・「UFOはフリーメーソンが創った」という説もあるそうです。フリーメーソンの本も欧米では数万冊もあるそうですが、実体はよく分からないようです。フリーメーソンももともとシリウス星人と関係があったそうです。金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。「神は最初のフリーメーソンだ」そうです。

 「約3億6千万年前に、大船団を率いてベーター星からやってきたエル・ランティ」、「ベーター星は、非常に進化した都市で、まるで30世紀ぐらいの感じの発達した都市」は、神智学でいう「エーテル界の神々の都市」を窺わせます。

  「エーテル界に突入した都市型の超巨大宇宙母船」、「『直径100キロのプレアデス星人の宇宙母船』以上に大きな宇宙母船の実在」の報告もあります。

 エイリアンの超テクノロジーに関しては、通常の現代の科学者では、思考停止してしまうようなもので、私たち一般人には、想像すらできないもののようなのです。人間には、奇蹟に思えるテレポート(瞬間移動)の技術も宇宙人にとって、「それほど難しくない技術」だといわれます。

 

・プレアデス星人は、人類に6千年進化しており、リラ星人は約3万年進化していると言われています。それ以上になると、天使や神々の領域の進化となるのでしょうか。

 超科学といえば、日本の太古にあったといわれるカタカムナ文明のような超テクノロジーが思い浮かばれます。人類の発祥には、異星人が関与していたという説が今では『常識』になりつつあるようです。

  アメリカの国防総省ペンタゴン)に住んでいた宇宙人が、テレポート(瞬間移動)して去ったと言われていますが、彼らは、その後どのようなコンタクトを米軍としているのでしょうか。「現代でも北極星からも宇宙人が来ている」そうですが、情報はほとんど知られていないようです。

 仏様には「観音、菩薩、如来」などと区別が色々とあるようですが、私は、詳しくは知りません。例えば現代風にいうと「観音はプレアデス星人系列、菩薩がリラ星人系列、如来シリウス星人系列」などと詳しく区別ができるようなのです。「如来は最高の位だ」そうで、「これからはプレアデスの世からシリウスの世になる」という2012年のアセンションの時代にむかってシリウス星人の影響力が強まるのかもしれません。

 

・最近では、空飛ぶ円盤の宇宙人よりも「ETソウル、宇宙人のタマシイを持った人間」のほうが注目されています。宇宙人は、ワンダラー(転生)やウォークイン(憑依)のかたちで、地球人に影響をあたえるようです。

 また「カリフォルニアのように宇宙人の多い地域にゲイが多い」という説もあり、「宇宙人による人格転換の結果がゲイ(LGBT等)である」という説もありますが、ゲイ(LGBT等)になる原因は現代の医学や精神病理学では不明のようです。ゲイによる社会問題は米国では大きな問題になっているようです。

 

・「自己啓発」「人生論」の本にも当然ながら、女性の著者も多いようです。昔のアメリカのビジネスマンは、スピリチュアル・カウンセラーやスピリチュアル・ヒーラー、心理学のカウンセラー、精神科医をよく使っているという話がありました。なぜ、そのような必要性があるのかわかりませんが、アメリカのビジネスマンにはよく「憑き物」でも憑くのでしょうか。現代のアメリカのビジネスマンの精神的な状況は、どのようになっているのでしょうか。アメリカは物質万能の国ですが、熱心なキリスト教徒も非常に多く、教会の活動も活発だといわれます。チャネラーもコンタクティも非常に多く、実際の天使との遭遇話も豊富だといわれます。

 シンクロニシティ共時性、意味ある偶然の一致)も、個人の運命を考える時には、興味のある事象です。「引き寄せの法則」によると、シンクロニシティ共時性、意味ある偶然の一致)も引き寄せられるそうです。

 「自分の幸福も不幸も自分が引き寄せている」という論理は不思議です。私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。シンクロニシティ(非因果的な連続性)現象も不思議な現象です。

 

・心理セラピーや心理カウンセリングは、盛んですが、精神世界のメカニズムや法則を説くものが多いようです。近代科学が一番発達したアメリカに、精神的なカウンセリングの重要があるのは驚きです。「自己啓発」書の内容には「引き寄せの法則」やアファメーションも人気があるようです。自己啓発書では「ワクワクする」「潜在意識を利用する」「瞑想する」等さまざまな手法が唱えられています。

  米国の成功法で人気のある手法にアファメーションやビジュアリゼーションというものがあり、「思考は現実化する」というものですが、現代は幽界が消滅しつつある時代なので、あまり有効でないともいわれます。

 

・「太陽=天照太御神と、地球=国常立太神の間で、自分のオリジナルな磁気を大切にして生き切りましょう」ということですが、この両方の神様は、精神世界の本によくでてくる神様で、それほど強力ということでしょうか。

  アリゾナ州セドナは日本の女性にも人気のある観光地、パワースポットとなっており、米国のニューヨークの芸術家たちの憧れの地だそうです。またUFO目撃多発地帯としても知られているようです。

 「金鉱まで残り3フィート」近くに来て、人は努力を止め、諦めるそうです。米国の成功法のノウハウでは、潜在意識を活用するそうですが、その一つとして「アファメーション(肯定的な宣言)をする」というのがあります。が、あまり効き目がないのではないかという話もあるそうです。

 

・「アファメーションは、自分がこうなりたいという宣言であれば、ほとんど効果がない。すでにそうであるという宣言ならば、ほとんどの場合、効き目がある」と語られています。

  また、最近では「対極の法則」ということが言われています。「なにかを体験しようと思ったら、その反対の事が起こらないといけない」という法則です。「寒さがなければ暖かさも分からない」「上がらなければ下がることはできない」ということだそうです。

  米国の自己啓発書や成功本は、潜在意識や超意識(宇宙の高次元や神)のメカニズムを利用するものが多いようです。「自分の思いが自分の人生を創っている」「ポジティブな思考」という考え方が、どの本にもみられるそうです。「アファメーション」や「ビジュアライゼーション」を説く本がアメリカでは人気だといわれます。

 自己啓発書・成功本もよく読まれているようですが、共通するのは、「ポジティブな思考と行動」「潜在意識の活用」などのようです。

 

・また成功法則も色々ありますが、「引き寄せの法則」なども多くの本が言及しているようです。「成功本」は、多くのアメリカ人や世界中の読者を持っているようです。成功本といえばデール・カーネギーの『人を動かす』『道は開ける』を思い出す人も多いようです。世界中で数千万冊も読まれているといわれます。

 物質文明の中心地、米国の人々も精神世界・宇宙人には大変興味を持ち、宗教活動も活発なようです。カリフォルニアの新宗教運動「ニューエイジ」なども影響しているようです。UFOや宇宙人のコンタクトの貴重な本も多く出版されていますが、日本ではあまり売れないのか、あまり翻訳出版されていないようです。

 

ウィキペディア(フリー百科事典)によると「ニューソート;禁欲を説いたカルヴァン主義への反発として19世紀に生まれた運動で、フィニアス・クインビーという心理療法家の治療方法が元になっている。この運動は「ポジティブ・シンキング」という言葉を通して普及し、アメリカの価値観や成功哲学自己啓発のルーツの一つとされている。

 

ニューソートの主張を以下のように要約する。

  • 人間の心情と意識と生命は宇宙と直結している。

・あらゆる病の本質は自己意識に対する無知が原因である。

  • 原罪は存在せず、万人が「キリスト」の力を内包している。
  • 全人類に、喜びと成長と発展と幸福の機会が既に与えられている。
  • 人間は内なる「神」の一部を顕現すべく無限の発展を遂げつつある。
  • 正統的宗教哲学は数百年間過ちを犯し続けてきた。
  • 愛の力は神の意志の地上的表現である。

 

日本でも著作がベストセラーになっている英国出身の牧師ジョセフ・マーフィーなど、いわゆる成功哲学の著者の多くが、これに属する人々である。また、ニューエイジの源流のひとつである。

 

ニューソート団体の多くは、お互いに緩やかな結びつきの単立のキリスト教会の形を取ることが多く、その結果、海外ではニューソートの一派としても知られている日本の新宗教生長の家は、世界最大のニューソート団体ということになっている」とのこと。

 

・成功本や人生本・自己啓発書は、米国でも多く人気があるようです。「自分の思いが自分の人生をつくる」、「引き寄せの法則」に言及する著者は多いようです。

 シンクロニシティ共時性、意味ある偶然の一致)も、個人の運命を考える時には、興味のある事象です。「引き寄せの法則」によると、シンクロニシティ共時性、意味ある偶然の一致)も引き寄せられるそうです。

 シンクロニシティは、誰もが経験する精神世界の不思議な現象です。「ビジュアライゼーション」や「アファメーション」も米国の成功本、人生本・自己啓発書などによく見られるテクニックのようです。「『ビジュアライゼーション』や『アファメーション』が、実際にこの世の現実世界であまり効力がないのは、それらの概念が効果のあるのはあの世だからだ」という注目すべき説もあるそうです。

 

・成功本や人生本・自己啓発書は、米国でも多いようですが、「自分の思いが自分の人生をつくる」、「引き寄せの法則」に言及する著者は多いといわれます。

 米国では「成功本」や「ハウツー本」が昔から人気だそうです。やはりアメリカ人の「実利主義」「プラグマティズム」が背景にあるようです。「成功本」の古典的な考え方に「潜在意識を利用して成功する」という考え方がありました。それに関する本を多く出版されました。近年では「引き寄せの法則」に言及する書籍が多いそうです。中でも『精神力の魔術』(F・ベイルズ博士、ダイヤモンド社、1967年)は、古典的な名著といわれます。

 「思念でモノを創造する」というシリウス星人のありかたが思考法にまるで反映されているといわれます。アファメーションとかビジュアライゼーションとかの思考法が、多くの著者によって紹介されています。アメリカ人の思考行動様式が宇宙人的なのかもしれません。日本でも「突飛な言動」をするひとを「宇宙人」と揶揄するようです。物質主義のアメリカですが、精神性の飢えからか、キリスト教会などの宗教活動やニューエイジのカルトが盛んのようです。またネット革命により、世界中にムーブメントが伝搬しやすい状態のようです。

 

・「あの世」で起こったことが時間を経て「この世」に起きるともいわれています。人間の死後世界の幽界や霊界では、思ったこと、希望していることがすぐに起こる、魔法のような国だともいわれます。現実にビジュアライゼーションやアファメーションを実践してもすぐには効果がないともいわれます。「あの世」で有効なアファメーションも「この世」では、すぐには効果が出ないといわれます。

 「若い人や女性は、スピリチュアルなものに大変興味がある」というアンケート調査の結果があるそうです。が、「運勢や占い」なども、多くの女性を引き付けているようです。最近の欧米の超能力者は、「犯罪者を捜しあてたり」して、警察の犯罪捜査のための超能力者として活躍しているそうです。テレビでも外国の女性の超能力者で「犯罪の場面が見える」という特殊な超能力者のケースが放映されていました。日本でも「犯罪捜査のための超能力者」が登場しないでしょうか。

 

・「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」ともいわれますが、太古から平和の時代よりも戦争の時代が長かったといわれます。支配者が戦争を統治の手段として頻繁に使ったことも原因であったようです。また宇宙人が人間を創ったとき、精神の本能遺伝子に「殺こう」という「人同士が殺し合う事」という遺伝子を埋めこんだからだという説もあるようです。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だといわれます。

 

・「リラ星人が人間を実験室で創造した」という話ですが、人間の精神をどのように創造したのでしょうか。リラ星人は人類に3万年進化しているそうです。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズ・グレイというオリオン星人といわれています。高次元の高等知性体が殺し合う、スター・ウォーズがあったことも不思議です。堕天使と天使の争いが果てしなく続いているようなのです。宇宙世界、精神世界では「プレアデスの世からシリウスの世へ」パラダイム・シフトがおこるといわれます。2012年の「アセンション(次元上昇)の時代」が経過しましたが、人類に大きな変化が起こってきているのでしょうか。宇宙人同士の争いが地球にも波及しているといわれます。

 

 

 

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・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ

日本は津波による大きな被害をうけるだろう

・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・

「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」

「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」

「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」

「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」

「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」

イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのだろうか」「フリーメーソンとは、“現在、世界で信仰されているいずれの宗教より古い”教団となるのだろうか」

国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」

「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」

「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

シリウス星人の故郷である天体イジュニュは、もっと高い周波数で共振する6次元の天体であり、地球の宇宙と同時に存在するパラレル・ユニバースに存在するのだろうか」

 

グーグルのブロガー(多言語翻訳)にも書いています→UFOパラレル・ワールド

 

  

 

 

 

人の行為には必ず努力というものがあり、結果がある。そして、どれだけ努力するかが、結果を左右するのである。「運」はまったく関係しない。(1)

 

 

(2024/7/19)

 

 

『人は考えたとおりの人間になる』

ジェームズ・アレン   田畑書店  2019/1/24

 

 

 

・人の心はたとえてみれば庭園のようなものだ。よく手入れをして美しい庭にすることもできれば、荒れるにまかせてしまうこともできる。

 

はじめに

「人は自分自身の創造主である」という真実

 

・人の心は織物師のようなものだ。心は、キャラクター(性格)という下着だけでなく、その人の置かれている状況という上着さえも織り上げていく。

 

人の思考と性格

・「人は考えたとおりの人間になる」という格言をご存知だろうか。

 

・文字どおり、人間はその人の思考によって形づくられている。

 

・種子なくして植物が生まれないように人間も思考という種子がなければ生まれないし、成長もしない。

 

・行動が、人の思考の花であるならば、喜びや悲しみ、苦しみは、その果実である。

 

・思考という心の働きが人間を創る。いまある私は、自分自身の思考がつくり上げたものだ。

 

・人間の成長には必ず明確な因果関係がある。

 

・人間は自分を成長させることもできれば、逆に滅ぼすこともできる。

   

・つまり、人間は正しい選択をし、自分の思考をフルに生かしていくことによって、全能の神に近づくことがでできるのである。

 

・「人間は自らの思考や思想、性格だけでなく、自分をとりまく状況や環境、さらには人間の運命までも支配し決定する

 

・そして自分の希望したとおりに、自らを変身させていく力を秘めているものだ。

 

・人は、たとえうちひしがれ、絶望のどん底にあるときでも、自分自身の支配者である。

 

・人は、自分の置かれている状況を熟慮し、自らをつくり上げている「法則」を根気よく探し出す努力をすることで、「賢い支配者」になれる。

 

・このような人間になるには、自分自身の中にある思考の法則を探し出せばいい。

 

・金やダイヤモンドを手に入れるためには、鉱脈を探し出し、地を掘らねばならない。

 

その真実とは、性格は自らがつくり上げたものであり、人生も運命もすべて自分自身が決定するものだ、ということである。

 

・では、どうしたらこの真実を自ら発掘できるだろうか。それには、自分のものの考え方を見つめ、コントロールし、そして変化させればいい。

 

・このような過程をへてはじめて、「求めよ、さらば与えられん」、「叩けよ、さらば開かれん」という絶対の法則が意味を持つのである。

 

人の思考が環境や状況におよぼす影響>

・人間の心は、たとえてみれば庭園のようなものだ。よく手入れをして美しい庭にすることもできれば、荒れるにまかせてしまうこともできる。

 

・人間は、庭師が草とりをして花や果物の木を育てるように、心という庭を育てることができる。

 

・また、同時に自分の中に「思考の因果関係」を見出すこともできる。

 

・人間の性格はその人のものの考え方と一体のものだ。

 

・人間の思考は、その人が置かれている状況や環境と深く関係している。

 

・人間が現在置かれている立場には、それなりの原因がある。つまり、自分自身の中で育んできたものの考え方が、現在の彼を位置づけているということである。

 

・進化し、発展する動物である人間は、自らの環境の中から必ず何かを学び、成長することができる。

 

・自分は環境に左右される生きものだと信じている限り、人は自らの状況や環境に打ち克つことはできない。

 

・というのも、修行するうちに、自分自身が変わっていくのと同じペースで、環境も変化することに気づいたはずだからだ。

 

・そして、どのような場合においても、人をとりまく環境はその魂が自らつくり出したものなのだ。

 

・良い考えは良い実を、悪い考えは、悪い実を結ぶ。

 

・つまり、人間は喜びの中からだけでなく、苦しみの中からも多くのことを学んでいるということだ。

 

・いずれにせよ、こうした欲求や情熱を追い続けるうちに必然的にその人をとりまく環境が作られていく。つまり、ここでも人の成長と環境との因果関係が生きているということである。

 

・つまり、人間は、自分自身のものの考え方の統治者であるだけでなく、自分自身の創造者であり、環境の設計者でもあるわけだ。

 

・人間をとりまく環境や状況は、本人が望んだから出てきたものではない。しかしすべて本人自身がどういう人間であるかの反映である。

 

人間は、望んだり祈ったりすることで何かを得るわけではない。自らの努力に見合ったものだけを得るのである。希望や祈りというものは、その人のものの考え方や行動の裏付けがあって、はじめて叶えられるのだ。

 

・では、いったい「環境や状況に挑戦する」という言葉は何を意味しているのだろうか。人間は絶えず何かの「結果」と戦っているが、実は、その「結果」の「原因」はその人自身の中にあることに気づいていない

 

・しかし、いずれにしても、人間の努力や行動を、執拗に妨害し弱めてしまう力であることは確かだ。だからこそ、どうしてもこれを治さなければならないわけだ。

 

・しかし、人間は状況や環境を改善することにはすぐ乗り気になるが、自分自身を改善することには、残念ながら臆病である。

 

・そのため、いつまでも自分自身に縛られ続けるのである。自分を犠牲にしてまでも何かをやり通す人は、必ず目的を達成するものだ。

 

・強く立派な人生を送りたい人ならば、払う犠牲もそれだけ多くなることは当然のことであろう。

 

人の思考がからだや健康におよぼす影響

・人間のからだは、その人の心やものの考え方に支配されている。

 

・心が不純な考えを抱くと、とたんにからだは病に侵され衰弱してしまう。

 

・恐怖や不安は、弾丸と同じように、確実に一瞬にして人を殺すことができるだけでなく、ゆっくりと人を死に追いやることもできる。

 

・人間のからだは心の動きにすばやく反応する。考え方の習慣や癖は、からだにすぐあらわれる。

 

・心や考えは、行動、生活、生き方の源泉である。それが清められれば、すべてが清められる。

 

・心を清めれば、自然と食生活も改められ、不純な食べものを求めなくなるものだ。

 

・清潔な心や考え方は、清潔な習慣を生む。

 

・からだを鍛えたいのなら、心を守ることだ。からだを若がえらせたいのなら、心を美しくすることだ。

 

・健康なからだと明るく清らかな表情を持ち続けるためには、喜びや善意、落ち着いた気持ちなどで心を満たす必要がある。

 

・正しく生きてきた人にとって老いるということは、太陽が沈んでいくように穏やかで静かな、円熟したものである。

 

人の考え方と目的

・病に侵されたからだを治療する場合、明るく楽しい考えを持つことはどんな名医にもまさるものである。

 

・反対に、人に対する思いやりを忘れずに持ち続け、明るい気持ちで人に接し、人の中に長所を見つけ出そうという善意を持ち続けていけば、天国の扉は必ず開かれる。

 

・考えというものは、何かしらの目的と結びつかない限り、実のある成果をあげられないものだ。

 

・災いや破滅をさけて航行しようとするならば、何らかの目的を持つことが必要だ。

 

・何の目標を持たずに生きている人は、ささいな不安、恐れ、悩みにわずらわされ、自己憐憫に陥ってしまうものだ。

 

力で動いていくこの大宇宙では、弱いものは存在していけないからである。

 

・人間は誰でも、きちんとした目的や目標を心の中に描き、その成就、達成に努力すべきである。そしてこの目標を、すべての考えの中心に置くべきである。

 

・多くの場合、人は弱さから何度も失敗を繰り返してしまうが、失敗するたびに人間の性格は強化されていくものだ。そしてその性格の強化は、その人が真の成功に近づいたかどうかを計る尺度になるだけでなく、新たな力を生むための出発点となる。

 

・大きな目標に向かって生きるという重荷にまだ準備ができていない人は、どんなささいで無意味に見える仕事であっても、完璧にそれを成しとげることに考えを集中してみるといい。

 

・どんなに弱い心を持った人間であっても自分の弱さを認識し、「力は努力と鍛錬によってのみつちかわれる」ということを信じて努力に努力を、また忍耐に忍耐を重ね、力を着実につけるようにがんばり続けていけば、いつかは神のような強さを身につけることができる

 

・からだの弱い人は、徐々に、そしてしんぼう強くからだを鍛えていく。心が弱い人も、同じように、徐々に正しいものの考え方をすることによって、精神的に強くなることができる。

 

目的なしに弱々しく生きていくことをやめ、目標を持った生活をするということは、強い人間の仲間入りをすることである。強い人間とは、失敗を成功への一歩と見るだけでなく、あらゆる状況を自分の役に立ててしまう人々である。

 

・ある目的を設定したならば、その目的に向かってまっすぐな道を心に描き、わき目もふらずにその道を進んでいくことだ。

 

・疑惑や恐怖からは何も成果は得られないし、何も達成することはできない。疑惑や恐怖は人を必ず失敗へと導く。

 

・何かを実行しようという意志の力は、私たちに何ができるのか、ということの正しい認識から生まれるものである。疑惑と恐怖はこの認識の最大の敵である。

 

・疑惑や恐怖を克服した人は、同時に失敗をも克服したことになる。心は力と結びつき、どんな問題にも勇気を持って対処できるようになり、賢明に問題を解決できるようになるのである。

 

目的の達成に思考が果たす役割

・人の考えと目標が大胆に結びついたとき、考えは大きな創造力となる。

 

・人が手にする成果も失敗も、すべてその人のものの考え方いかんにかかわっている。バランスを失うことが、そのまま崩壊につながるという、明確な法則のもとにある大宇宙では、個々の役割、責任というものは絶対である。

 

喜びも苦しみもすべて彼自身の中から出たものだ。人間は考えたとりの人間であり、考え続ければ、そのとおりの人間になっていく。

 

・努力して自分自身に打ち勝つ強さを身につけなければ、救いの手をさしのべてくれた人のように強くなれない。つまり、自分自身にしか自分の置かれた状況を変えることはできないのである

 

・真の知識というものは、抑圧する側の力の乱用だけでなく、抑圧された側の弱さを見抜くことができる。真実の愛があるなら、抑圧する側とされる側両方の苦しみをくみとり、どちらも非難することはできない。

 

・弱さを克服した人間は、利己的な考えをすべて捨て去る。そして抑圧する側とされる側のどちらもつくことはない。

 

・人間は、自分の考えや心を高めることで、はじめて進歩し、発展し、目標を達成することができる。

 

・世俗的な目的であっても、何らかの成果を得るためには、奴隷や動物のような自己中心的なものの考え方から脱し、もっと崇高なものの考え方をしなければならない。

 

・自分の考えや心をコントロールできない人には、状況を判断することも、重大な責任を負うこともできない。

 

・何かをあきらめることなくして、進歩や成果を得ることはできない。

 

・考えや心を高めることによって、その人はますます堂々とし、正しく公平な人間になる。そして成功もよりいっそう大きいものとなる。

 

・宇宙は、たとえ表面的にはそう見えることがっても、けっして、欲張りな人間、不正直な人間、そして悪事を働く人間の肩を持つことはない。

 

・知的な進歩というものは、知識の探求のために全神経を集中し、人生や自然の中の美と真実を求め続けることによって得られるものである。

 

・精神的な進歩というものは、崇高なる志を吸収することによって得られる。それは、太陽が必ず天頂に達するように、また月が満ちるように確実にやってくることである。

 

・進歩とはどんなものでもあっても、努力に与えられる王冠であり、正しい考え方に与えられる王位である。

 

・正しい考えかたを持ち続けた成果というものは、絶えず注意をはらって、心がけないと維持できない。

 

・進歩は、たとえそれが仕事上のものであれ、知的あるいは精神的なものであれ、すべて明確に方向づけられた考えが生んだものである。

 

そして、進歩は同じ法則に支配され、同じ方法を持ってつくられたものである。

 

夢と理想

・少ししか成功しなかった人は、それだけ犠牲が少なかったのだ。大成功をおさめるためには、それなりに大きなものをあきらめなければならない。

 

・夢想家は、救世主のようなものだ。人間にとって、想像力豊かな人々や夢想家はなくてはならない。彼らが描き出す夢や理想が消えてしまっては困るのだ。なぜなら人間は夢なしには生きられないのだから。人間は、いつの日かその夢が現実のものになることを信じている。

 

・神がこの地を創造した後の世界を作り上げているのは、作曲家や彫刻家、画家、詩人、予言者、哲学者のような人々である。

 

・心の中に美しい未来像を描き、理想を追い求める人は、いつの日か必ずそれを実現する。

 

・ビジョンや理想を大切にすることだ。そして、その理想像を忠実に生きていけば、あなた自身の世界がつくられる。

 

・何かを求めるということはそれを得ること、何かに憧れるということはそれを手に入れるということだ。

 

・それは宇宙の法に反することだし、あり得ないことだ。「求めよ、さらば与えられん」という言葉もあるではないか。

 

・高い理想を抱き、崇高な夢を見ることだ。そうすれば、その高い理想にだんだん近づくことができる。

 

・どんなに偉大な進歩や、成功も、そのはじめは小さな夢だったのである。そして大きな夢がふくらみはじめ、目醒めの天使が訪れるのである。夢は現実の苗木なのだ。

 

・あなたは今、自分が置かれている境遇に不満を抱いているかもしれない。しかし何か大きな夢、理想をかかげ、その実現のために努力すれば、その状態から脱することはできる。

 

夢の中を旅することはできないが、同時に夢なしでは生きてもいけない

 

・彼は頭の中に豊かで理想的な生活を描き、のびのびと自由に生き、より大きな視野を身につけた自分を想像するうちに、そのとりこになってしまった。

 

・やがて、彼の新しい能力と見合ったチャンスがたくさん到来し、彼は二度とあの最初の仕事には戻ることはなくなった。

 

・年月がたち、若者はりっぱに成長して大人になった。いまや彼は強い精神力を備えた大人だ。世間に対して大きな影響を及ぼすことのできる立場にある。

 

・そして太陽のように彼は多くの人々の生活の中心となった。彼は若いころに描いた夢、描いた理想を現実のものにしたのだ。若かりしころの理想と、ひとつになることができたのである。

 

・なぜなら、あなたの心が描いたものをあなたは手に入れることができる。あなたが努力した分だけは、必ず戻ってくるのである。

 

人の行為には必ず努力というものがあり、結果がある。そして、どれだけ努力するかが、結果を左右するのである。「運」はまったく関係しない。

 

・頭の中に描く理想や心に抱く夢でもって、人生を築いていくことだ。必ず、あなたはこの理想や夢が描く姿になることができる。

 

・「あなたはしがない事務員だ。ある日あなたは、それまでずっとあなたの理想を阻んできたと思ってきた扉から、一歩外へ踏み出す」

 

・思慮深くもなく無知で怠惰な人々は、目に見えることだけを信じ、本質を見ないために「運」とか「偶然」といったことばを口にする。

 

・人の行為には必ず努力というものがあり、結果がある。そして、どれだけ努力するかが、結果を左右するのである。

 

・頭の中に描く理想や心に抱く夢でもって、人生を築いていくことだ。必ず、あなたはこの理想や夢が描く姿になることができる。

 

心の平穏

・心の平穏とは、賢明さがもたらす、すばらしい宝である。自己コントロールを身につけるための、長い忍耐強い努力の賜物である。

 

・人間は、自分が思考によって生きている生物だと、理解し納得することによって心の落ち着きを得るのだ。そして、そう理解するためには自分だけでなく、他人も思考によって生きているのだと知ることが必要になってくる。

 

・穏やかな心を持った人は、自分自身をコントロールするすべを、そして周囲の人々とうまくつき合うすべを知っている。

 

・強く穏やかな人間は誰からも愛され、尊敬される。

 

・このような人々は、雨の日も晴れの日も、何が起ころうとも変わらずに優しく穏やかで落ちついている。

 

・魂の嵐や風を抑え、自分の思うがままにコントロールできるのは、自分の心の動きを制御し、より清らかにすることができる賢明な人間だけである。

 

・大嵐に揺れる魂は、どこにいてもどんな状況に置かれていても、次のことだけは知っている。人生という大海には、太陽がさんさんとふりそそぎ、幸福あふれる理想の島々があり、魂が来るのを待っているということを。

 

・魂という船には必ず船長がいる。ただ、いまは寝ているのだ。さあ、彼を起こそうではないか。

 

<訳者解説  柳平彬

・「人は考えたとおりの人間になる」。この言葉は、実は4千年ほど前、ヒンズーの神秘主義者がサンスクリット語パピルスに書き残したとも言われています。

 

・「われわれの人生は、われわれの考え方が作るものである」

 

・すなわち人間の成功も失敗も、人生のすべては私たちの考えのなかで起こる。つまり、心で信じることが現実に訪れる可能性が高まるのです。

 

人は、その人が思うとおりの人間になる。自分の考えが自分を作る

 

人は自分の考えたとおりの人間になる。「考え」こそが、ひとりひとりの人生と運命を形づくる。

 

・ジェームズ・アレンの哲学を、もっとも良く、かつもっとも現実に適した形で誰にでも実践できるメソッドとして確立したのが、コンクリンのAIAのプログラムです。

 

この20年、いや30年といっても構いませんが、日本の企業は活力を失い、かつては世界のなかで占めていた位置を、大きく下げてしましました。その要因はいくつか考えられますが、その中の大きなもののひとつとして、次のようなことがあると思います。すなわち、サラリーマン化した経営者が、短期利益のみを求める株主のために、短期決算にじかに反映されるような即効性のある経営方針しか掲げなくなったということです。

 

ジェームズ・アレンについて

・15歳のジェームズは母親と二人の弟を養うため、1日15時間ものあいだ靴下編み工場で働いていたが、大好きな読書は決してやめなかった。

 

・ジェームズは25歳頃に故郷のレスターからロンドンに移り、個人付き秘書として9時から18時まで働いていた。仕事以外の時間は残らず執筆にあてていたが、1902年、雑誌「the light of Reason」を立ち上げ、その編集にあたったのを機に、すべての時間を執筆に充てようと決意する。

 

・ジェームズは病にたおれて間もなく、1912年1月24日に48年の生涯を閉じた。

 

 

(2020/1/6)

 

 

 

『富と宇宙と心の法則』

ディーパック・チョプラ  サンマーク出版   2007/1/1

    

 

 

宇宙と一体になれば、どんなものでも創り出すことができます

・富の意識とは、心の状態のことです。自分に必要なものが手に入るよう祈っているだけではいけません。手に入る前にすでに自分のものになることを肌で感じ取らなくてはならないのです。

 

・師はこの質問にこう答えました。「どのような人間の心のなかにも、ふたりの女神がすんでいる。そして、誰もがこの女神たちを深く愛している。しかし、お前には知っておかねばならない秘密がある。それを教えよう」

「お前はどちらの女神も愛しているが、惚れるのはひとりにしなくてはならない。それはサラスバティーという知識の女神のほうだ。この女神だけを追い求め、愛し、かまってやりなさい。もうひとりのラクシュミーは富の女神だ。お前がサラスバティーのほうばかりかまっておれば、ラクシュミーは激しい嫉妬心をいだき、お前に関心を払うようになる。知識の女神を好きになればなるほど、富の女神はお前を追いかけてくるようになるのだ。お前の行くところならどこにでもついてきて、けっして離れようとはしない。これが、望んでいる富を永遠に手に入れる秘訣だ」

 知識、願望、そしてスピリット(魂)にはパワーが秘められています。そして、内面に存在するこのパワーこそ、豊かさを創り出すための鍵なのです。

 

何に関心をいだくかで、あなたの人生は決まる

・ほんとうの富や豊かさを手に入れるとは、お金も含め、人生のあらゆることにまったく不安がなくなることです。そして、ほんとうの富の意識を理解するには、万物を生み出す源の性質を知らなくてはなりません。

 それには自らの意識や知覚を純粋な状態にする必要があります。しかし、頭で考えているかぎり、この状態に達することはできません。それには、日常の意識を超越しなくてはいけないのです。その状態に達すれば、そこがほんとうの自分がいるべき場所であることに気づき、理解できるようになります。

 日常の意識を超越した瞬間は、言葉を使わなくても気づきます。集中力を奪ってしまう話し言葉を介入させずに、じかに知識を手に入れるのです。瞑想の価値は、日常では見えなくなっているほんとうの自己をわたしたちに実感させてくれることにあります。ほんとうの自己を味わうことで、純粋な幸福と純粋な喜びが湧いてきます瞑想と活動を交互に行うことで純粋な自己、純粋な知覚、純粋な意識の場により深く入っていけるようになり、わたしたちの活動にもプラスの影響が出てきます。ほんとうの自己、純粋な意識に本来備わっている性質(無限性、無際限、豊穣、豊かさ、普遍性)が、日常生活の活動のなかにも現れてくるからです。

 無限の可能性の場にたどりつくための最善の方法は瞑想ですが、この場のもつ性質を知識として覚え、その性質に関心をもつことも有効な手段です。なぜなら結局、自分が日ごろいだいている関心は、やがて現実となって現れてくるからです

 

量子場

・物理学者が、原子を構成し、現実のすべてを構成している素粒子クォーク、ボソン、レプトンなど)を調査し理解しようとしても、あまりに小さすぎるため、現在、測定できる装置はありません。今後も発明されることはないでしょう。

 さらに、このような素粒子に関するもうひとつの面白い事実は、誰も素粒子を見たことがないということです。では、観察したり、見ることができないなら、どうして素粒子が存在していることを知っているのでしょう? その答えは、加速器に残された素粒子の痕跡です。素粒子理論に関する調査をしているところでは、このような素粒子が残す痕跡を見ることができますし、写真に撮ることもできます。痕跡を調べることで、実際に存在していることがわかるのです。しかし、素粒子にはもうひとつ、「観察された瞬間しか、存在しない」という非常に興味深い面があります。

 

・量子場を見ていると、素粒子(の痕跡)がちらりと姿を現します。しかし、目をそらすたびに、素粒子は空虚のなかに消えていきます。素粒子は暗室のなかの小さな光のように、ついたり消えたりしているのです。暗室を無限で境界のない空間だと想像してみると、素粒子はそこで明滅する光であり、わたしたちが関心を払っているときだけ姿を現しているのです。その場から関心をそらすと、あらゆる可能性の場のなかのどこかに消えていきます。素粒子がどの場所にあるかは、確率的にしか予測することはできません。

 すべての素粒子は波の性質ももっています。観察される瞬間まで、素粒子は波なのです。波は広がっていくものなので、空間や時間のどこか一か所に限定されてはいません。

 波として広がっているものを、測定可能な物質に変えるには関心を払わなくてはならないのです。関心をいだく(観察する)ことで、波であるものが物質(粒子)に変わります。文字どおり、素粒子はあなたやわたしが観察することで創り出されるのです。観察されなければ、素粒子は空間を漂っている波にすぎないのです。

 

関心を払う(観察する)ことで起こる奇跡

<観察前>

            波

 

空間や時間を超えて広がっている

非物質的、非局所的(場所と無関係)

心の領域にある

 

<観察時>

  • 粒子

時空間で起こっている出来事

局所的

物質の領域にある

 

 これはなんと不思議な現象でしょう!無限の、あらゆる可能性の場のなかの波を目に見える物質に変えているのは、わたしたちの関心なのです。それどころか、自分が何に関心を払っているかで、何が創造されるのかが決まるのです。あなたの関心の質がまさに人生を決めているのです。関心が薄ければ、わたしたちは何も創造できません。しかし、関心を集中すれば、わたしたちは素晴らしいものを創り出せるのです。

ヴェーダ』の賢者はこういっています。「存在しているものに関心を払い、あらゆる瞬間に、そのものの完全な姿を眺めなさい。神はいたるところに存在している。関心を払いさえすれば、神が現れてくる

 

知識、願望、魂の力

・宇宙のなかのあらゆる豊かさの源である統一場(森羅万象の創造の源)の特徴を調べてみましょう。ほんとうの豊かさを身につけるためには、結局、この創造の源である統一場のもつ特徴をしっかり理解する必要があります。

 次に紹介するのは、統一場(物質が生み出される究極の場)のもつ25の特徴です。

 

結局のところ、統一場の持つ特徴は、インドの古典的聖典ヴェーダ』のなかに説明された、創造の源であるブラフマン(宇宙の源である神聖な知性)の特徴とも一致していました。あらゆるものを創造できる神の領域である)統一場のもつ特徴を、あなたも身につけてください。

 アインシュタインはかつてこういいました。「わたしが知りたいのは神の考えだ。それ以外はすべて些細なことでしかない

 統一場がもつ特徴を検討してみましょう。それは次のようになります。

 

1あらゆる自然法則を生み出す基盤

 あらゆるものを創り出す自然法則のすべては、この統一場のなかに見つけ出すことができます。

 現在、科学者は自然のなかには4つの基本的な力が存在すると教えています。その力とは、地球を回転させ、惑星が飛び去らずに軌道上を動けるようにしている「万有引力」、そして、光、熱、電気など、わたしたちが日常生活で利用するエネルギーを創り出す電磁力、原子の核を構成する「強い力」、そして、元素や放射能の変換(崩壊)を引き起こす「弱い力」です。物質が創り出されるときは、かならずこの4つの力が働いています。しかし、これらはたんなる力ではなく、知性の場でもあるのです。なぜならこの4つの力すべてを創り出す母体である統一場は、あらゆる自然法則を生み出す力をもっているからです。

 

2無限の組織化能力

 統一場は、あらゆるものを組織化しています。銀河系や星の動き、地球の自転、季節の循環、ヒトの生体リズム、適切な季節につねに同じ場所に移動する島、卵を産みに故郷の川に戻ってくる魚、植物や動物にみられる自然の生体リズムなど、創造されたものはすべて、オーケストラのように全体と調和しているのです。

 文字どおり、この場には無限の組織化する力があり、同時に無数のことを実行しながら、この無数のことを互いに密接に関連させています。

 

・統一場には、このような無限の組織化能力が本質的に備わっています。統一場も深く知り、この場が自分の本姓であることを実感してもらうことで、あなたにも、無限の組織化能力が自然と養われていくようになります。

 

3内側はしっかり目覚めている

 統一場は純粋な気づきの場です。この場はまったく眠ることなく、いつも活発に働き、表面は静かでも、内側はしっかり目覚めています。純粋な気づきの場にきちんと注意を払っていれば、あらゆることが可能になります。

 

4無限の相互関連性

 くり返し述べますが、統一場ではどのひとつも、ほかのすべてのものと関連をもっています。

 

5完璧な秩序

 統一場は秩序の場でもあります。要するに、表面がいかに混乱しているように見えても、つねに秩序は保たれているのです。最近、いわゆるカオス理論について数多くの情報が提供されています。それは表面がいかに混沌としているように見えても、その表層の奥深くには秩序が存在しているということにほかなりません。

 

・統一場にもこれと同じ秩序が存在しています。なぜなら、ここでは同時に無数のことが組織化されているからです。表面はひどく無秩序に見え、一見、脈絡のない活動や考え方に導かれているように思えるかもしれません。しかし、この混乱の背後には、隠された秩序が存在しているのです。

 

6無限の活力

 統一場はつねに変化し発展していく場です。静寂であっても、この場にはあらゆる可能性を創り出してくれる無限の活力が秘められています。この場には、柔軟性も秘められています。

 

7無限の創造力

 結局、宇宙の全貌を具体的な姿で現すことほど、創造的なことはありません。宇宙の姿を明らかにすることは、「無限の可能性の場」のレベルから生まれた思考を実現することにほかなりません。

 

8純粋な知識

 純粋な知識とは、これとかあれとかいった、限られた知識のことではありません。それは物質を創造する際に働いているあらゆるものに関する知識です。この知識は過去、現在、未来に存在するあらゆるもののもつ無限の可能性なのです。

 

9境界のなさ

 統一場は、境界や概念的な考え、思い込みによって束縛されることはありません。この場では、空間と時間は無限です。時間は限りなく永遠で、空間もまた限りなく宇宙のはてを超えています。

 

10完璧なバランス

 統一場は――自然の生態系、人体の生理、胎児から子供への発育など――創造する際にはすべてのバランスをとっています。

 

11自給充足 

統一場は外部からの助けは何ひとついらず、必要なものはすべて所有しています。場の内面に舞い戻ることで、何度でも創造が可能になります。

 

12あらゆる可能性

 あらゆる可能性とは、自分が想像できることだけでなく、想像の及ばないものすべてのことをいいます。

 あなたは、自分の想像できることはもちろん、今、自分の想像の限界を超えているものさえ、実現し手に入れることができるのです。そして、実現すればするほど、あなたの想像力は広がっていきます。

 

13無限の沈黙

 無限の沈黙とは、神の心のことです。無限の可能性の場から、あらゆるものを創り出すことのできる心です。無限の沈黙のなかには、無限の活力が秘められています。沈黙を守る練習を積めば、沈黙の知識を手に入れられるでしょう。

 この沈黙の知識は、合理的な思考でははるかに及ばない、正確で、パワーのあるコンピュータ・システムです。

 

14調和

 宇宙では、あらゆる要素が調和をとりながら、互いに影響し合っています。すなわち、宇宙とは、バランスと調和を創り出す力なのです。

 

15進化

 自然のなかのすべてのものは、よりよい状況へと進化しています。努力したり、考えたりしなくても、わたしたちは「存在」しているだけで、より高い意識状態へと発展しているのです。しかし、この事実に気づくことで、あなたはより早く進化していくことができます。

 

16自己照会

 統一場は、自分を知るために外部のものに頼りません。自らの内面に戻るだけでよいのです。

 

17無敵

 統一場を破壊することはできません。火で燃やすことも、水で濡らすことも、風で吹き飛ばすことも、刃物で切り取ることもできません。

 

18不滅

 無敵であるゆえに、不滅です。

 

19姿を見せない

 あらゆるものを創造する源であっても、統一場自体は姿を現しません。

 

20育てる

 統一場は創造したあらゆるものを成長させています。樹木から星や銀河の動き、鳥の渡り、そしてわたしたちの体内の免疫システム、消化のプロセス、心臓の鼓動まで、創造したすべてのものを養い、育てているのです。

 

21結びつける 

統一場は、このようなすべての活動を育てているだけでなく、ひとつひとつをほかのすべてのものと結びつけています。

 

22単純さ

 しかし、統一場の本性は、とても単純です。複雑ではありません。それは心のもっとも奥深くにいるほんとうの自分自身に気づくことにほかなりません。

 

23清める

 統一場は、ふれるものをすべて清めます。清めるというのは、本来の、原点に戻ることです。完璧なバランスを表現している宇宙は、純粋な源をもっています。この源(原点)こそ統一場にほかなりません。

 

24自由

 自由は統一場に本来備わっている性質です。この場にふれると、自由がわたしたちのもとに訪れてきます。それは、自分の本来の姿を実感することから生まれる自由です。

 

25至福

 統一場の最後の(もっとも重要な)性質は、至福です。至福を幸福と勘違いしてはいけません。幸福になるには、かならずなんらかの理由があります。人から敬意を表されたり、素晴らしい仕事をしたり、大金を儲けたり、満足する人間関係を築けたとき、あなたは幸せになります。

 それに対し、「ただ生きているだけでわけもなく幸せなとき、あなたは至福の状態にいます。もう忘れてしまったかもしれませんが、わたしたちはみなかつて至福の状態にいたのです。それが人間の本来の状態であり、統一場に本来備わっている特徴なのです。至福はわたしたちの肉体より根源的で、精神よりわたしたちのそばにいます。どこへ行くにも、ついてくるのです。

 

どうすれば、統一場のもつこのような性質を、わたしたちの意識に植えつけることができるのでしょうか?

 それにはふたつの法方があります。ひとつは、このような特徴に気づいて、毎日そのひとつの特徴を選び、その特徴に関心を払うようにすることです。

 覚えておいてもらいたいのは、素粒子を波から物質に変えるためには、関心を払う(観察する)だけでいいということです。関心を払うことこそ、あらゆる可能性の場のなかに、時空間的な出来事を引き起こす手段なのです。統一場の特徴に関心を払うとき、その特徴がわたしたちの意識だけでなく、実際に人生のなかに現れてくるのです。

 科学者は、わたしたちが思考するとき体内に物質が湧き出してくることを証明してきました。心のなかで考えたことが、分子に変換するのです。このような分子は文字どおり、内面の宇宙から送られてきた使者なのです。思考はモノであり、思考は現実化するのです

 

最初に発見された場所が脳内だったので、この分子は神経ペプチドと呼ばれています。しかし、現在、神経ペプチドは脳内だけでなく、体内のあらゆる細胞に浸透していることがわかっています。思考は、脳だけでなく、肉体のあらゆる組織を鍛え上げているのです。あなたがいだく思考、あなたが心に思い浮かべるアイデアはすべて、細胞の意識の核に化学的にメッセージを送っています。統一場の特徴を表現しているひとつの言葉に関心を払っていると、魔法が起こり、その言葉が現実になっていきます

 毎日、ひとつのテーマを選んでください。25日で。25の性質が選べます。26日目に、最初のテーマから再び始めます。たとえば、今日のテーマが「自由」だとしましょう。そして、今日一日、「自由」という言葉に関心を払ってみるのです。

 言葉が現実になることを忘れてはいけません。量子の出来事である思考は、神経ペプチドになるのです。

 言葉を分析したりしてはいけません。定義したり、評価したり、解釈したりすることは禁物です。

「自由」という考えに関心を払ってください。すぐにあなたの意識のなかに「自由」という言葉が刻み込まれていきます。すぐに前向きな気持ちになり、あなたの生理が自然と変わっていき、この生理の変化があなたの人生経験をひとりでに変えていくでしょう。

 

統一場のもつ性質を身につけるためのふたつめの方法は、じかに統一場を体験することです。そのために利用するのが瞑想です

 瞑想することで、あなたは雑念を払い、超越意識に踏み込めるようになります。この超越意識が統一場です。そこで純粋な知覚、純粋な意識の状態になれるのです。どんな文化にも瞑想の伝統があります。わたし自身は、定期的にマハリシ・マヘーシュ・ヨーギー超越瞑想を実践し、統一場の体験を得ています。

 

・わたしたちは、自分のいだく願望をこの宇宙ですべて実現させなくてはなりません。なぜなら、先に述べたように、願望をいだくことによって、すでにその願望を実現する仕組みが働き出すからです。

 宇宙は大きな夢を創り出すマシーンで、夢を次々に生み出しては、実現していきます。個人の夢は宇宙全体の計画にしっかり織り込まれていきます。このような夢を実現するための仕組みは、最初、古代インドでは知識の力や遺志の力のなかに含まれています。しかし、知識の力と意志(願望)の力は、超越する力のなかで無限の力と可能性を見つけ出します。本来の「自己」がもつ超越する力とは、ブラフマンの力にほかなりません。そしてここに、宇宙のもつ無限の組織化力が存在しているのです。

 

 

 

『この悩みにこのヒーラー・占い師・気功師・カウンセラー  73人』

全国の73人の専門家を徹底取材!!

「心とからだの悩み解消プロジェクト」特別取材班

三楽舎プロダクション  2009/12/1

 

 

 

引き寄せの法則」と「シータヒーリング」であらゆる願望を叶えます!  宮崎裕之 先生>

<すべての物質は引き寄せあう>

・「引き寄せの法則」」という言葉を耳にしたり、目にする機会が増えた。関連書籍やDVDが出され、日本でもちょっとした流行になっている。

 これは極めてシンプルな法則であり、「思考は現実になる」ということに過ぎない。だが、その効果は計りしれないほど大きいものがある。

 

・この点に関しては宮崎先生は「すべてのものは質量があり、質量があるものすべては引き合うのです」というレベルから説明を始める。

 わかりやすい例では、ニュートン万有引力の法則がある。これが物理的な世界での引き寄せの法則である。リンゴが木から落ちるように見えるが、これは地球が強い磁力で、他の物質を引き寄せているのである。落ちているのではなく、地球に「引き寄せ」られているのだ。

 

<思考を現実化する「引き寄せの法則」>

・これと同じことが人間の思考パターンにもいえる。人間の思考パターンにもエネルギーがあり、同じ形の現実を引き寄せている。

「お金がほしい」と思うとそれがエネルギーとなり、現実的にお金が寄ってくる。思考が現実を引き寄せるのである。

 恋人をほしいと思うと、現実の世界で恋人となる人間が引き寄せられてくる。仕事を成功させたいと思うと、現実的に仕事を成功できる。

 願いや思考はエネルギーであり、同じ種類のエネルギーを持つ現実を、引き寄せてしまうのである。

 

・多くの人はそんな馬鹿なことはないと思うかもしれない。あり得ないと。だが、これは事実だ。

 

一方、注意も必要だ。プラスの考えだけではなく、マイナスの考えも同じように引き寄せてしまうからだ。「どうせ私は恋愛なんかできっこない」と悲嘆していると、魔神が現れ「願い事を叶えましょう」という。そして、恋愛ができなくなる。

「この仕事は難しい。とても納期に間に合いそうにない」とあきらめると、やはり納期に遅れる。「あの人に嫌われている」と思うと、実際に嫌われる。

 これもあって、人はポジティブに自分の未来を考えなければならない。思考はすべて現実化するのだから。

 

<シータヒーリングとは>

・ところが、疑問に感じる人もあるだろう。「私はいつもお金持ちになりたいと考えている。なのに、現状はとても金持ちとはいえない」と、思う方も多いかもしれない。

「ここが『引き寄せの法則』のむずかしいところなんですが、表面上の思考ではなく、潜在的にその人が思っていることにも影響されるのです。潜在意識から真に考えなければならず、これがなかなか難しい。そのために開発されたのが『シータヒーリング』です」と、宮崎先生は解説する。

 

・たとえばお金持ちになりたいと考えている人でも、潜在意識のなかで「お金は悪だ」というイメージがある場合が多い。これは親の影響や学校の先生の影響であったりする。

 そんな潜在意識を持った人が「お金持ちになりたい」と願っても、ブロックされて引き寄せの法則が機能しない。

 恋人がほしいと願っていても、どこかで自分を卑下する気持ちがあると、恋人は現れない。出世したいと夢を持っても「経営者は労働者を搾取している」と潜在意識にあると夢は現実化されない。

 このブロックしているマイナスの考えを取り去り、引き寄せの法則を最大限に利用できるようにするのが、シータヒーリングなのである。

 

 <シータ波にアクセスするシータヒーリング>

・このメソッドを開発したのが米国のヴァイアナ・スタイルバル女史である。女史自身が末期がんに冒されていたとき、このヒーリングを開発し、効果を実証させた。体調が回復してから、数万人もの対面セッションを通じより洗練させる。現在では、14ヵ国、数万人のインストラクターやプラクショナー(施術者)がシータヒーリングを実践している。

 宮崎先生は、このシータヒーリング日本支部の代表である。

 

・具体的にはシータヒーリングは脳波の1つであるシータ波にアクセスする。人間の脳波には何種類かあり、たとえばアルファー波は人がリラックスしたときに出る脳波であり、シータ波はさらに進んで、眠りにつく前の、うとうと状態のときに現れる。

 催眠療法中に見られる脳波もこのシータ波である。シータ波の状態では潜在意識にアクセスしやすく、行動や思考、感情のパータンに働きかけやすい。

 シータヒーリングはこのシータ波状態に人を置いて、マイナスの潜在意識を取り除きプラス思考に導きだすものと考えていいだろう。

 

<ブロックをどのように取り除くか>

・では、潜在意識のブロックをどのように取り除くのか。その具体例を紹介しよう。「ヒーリング」という名称からして、ベッドで横になったり、瞑想に入ったりするのかと思ったら、そんな面倒なことはない。驚くほど簡単な施術であった。

 

・取材記者は個人事業を経営しており、それなりに売上目標がある。ところが、これがなかなか達成できない。引き寄せの法則によれば、売上ノルマ達成を強く願えば、不可能ではないはず。強く思っているにもかかわらず達成できないのはおかしいと、宮崎先生に相談した。

 

・まず先生は親指と人差し指あるいは中指で輪を作ってください、という。そして、語りかける。

「はい、そうですといってみてください」

「はいそうです」

 先生は記者が作った指の輪を、引き離そうとする。このときは離れなかった。

「次に、いいえ違います。といってみてください」

「いいえ違います」

 また先生は指を離そうとする。今度は離れた。「これをシータヒーリングでは『筋肉反射テスト』と呼んでいます。これで潜在意識を変えられたか確認できます」という。引き続いて、このテストも加えながら、話し合いが進んでいく。

「私は目標金額達成の方法を知っています。といってみてください」

「私は目標金額達成の方法を知っています」

「私は目標金額達成は無理だと思う。といってみてください」

「私は目標金額達成は無理だと思う」

こんな話を繰り返しながら、目標達成ができない理由がわかってくる。それは、発注者との年齢差が出てきて、若いライターに仕事が流れるだろうと、自分で考えていたことだ。

「歳を取ると仕事が減る、という考えを抜いていいですか」と先生は確認する。「抜く」つまり、潜在意識にあるマイナスの考えを消し去ることである。

 

<一瞬で潜在意識にアクセス>

・「はい」と答えると、先生は一瞬目をつぶり、頭を下げる。この一瞬で潜在意識を変更するのである。

「歳を取ると共に受注が増える、という考えを呼び出していいですか」と先生は確認する。「呼び戻す」つまり、潜在意識が本来持っていたプラスの考えを呼び覚まし定着させることである。

 また「はい」と答えると、先生は一瞬目をつぶり、頭を下げる。

「では、もう一度お願いします。私は売上目標を達成できる。といってみてください」「私は売上目標を達成できる」

 先生は指を離そうとするが、今度は離れない。

「潜在意識にしっかりと埋め込まれました。もう大丈夫です」と、先生が微笑んだ。

 先生はたびたび、一瞬目をつぶり、念を送るようなしぐさをしたが、これが潜在意識へのアクセスであった。あまりに短時間で拍子抜けするほどである。

 

・「確かに短時間です。ですから、30分もあれば十分なのです。その30分も15分は相談内容を聞き、いわゆるシータヒーリングを提供するのは、後半の15分ほどです」

 もちろん、自身でシータ波の状態に入り、潜在意識にアクセスすることもできる。このほか、宮崎先生のようなシータヒーリング・マスターにかかることで、極めて短時間に大きな効果を手に入れることもできるのである。

 

<シータヒーリングで恋人を見つける>

・こんな人と結ばれたいと思う、理想の恋人を見つけることもできる。この場合はその恋人の条件を書き出したほうがいい。頭がいいとか、背が高いとか、趣味が同じとか……。これを強く思っていると、やがて出会うことができる。

 

<一流大学から一流企業へ>

・大学卒業後は日本を代表するシンクタンクに入社し、システムエンジニア(SE)として働く。企業戦略の立案に参画したり、それを可能にするITシステムの構築は、やりがいもあり、生き甲斐を感じることのできる仕事だった。

 

<米国へ5年の転勤>

・ところが、宮崎先生にまかされた仕事はSEではなかった。「新規ビジネスの開発」であった。勤務地ニューヨークで新規ビジネスを開発するには、英語が必須である。その英語も短期間で身に付け、ミッションの新ビジネスも開発できた。

 

<身近に危険を感じて帰国>

・ところが、5年もすると妙にニューヨークが危険に思えてきた。たとえばニューヨークの地下鉄は、障害が見つかっても修理することなく、多くの人を乗せて走らせている。それがひどく危険でもろく見える。急に地下鉄が壊れやすくなったわけではないだろう。だが、その頃先生には危険に見えてしかたがないのである。

 また、不労者がブロックを歩行者に投げつけ怪我をさせるという事件があった。これにも恐怖を感じた。

 

・先生の勤め先は破壊されたニューヨークの世界貿易センタービルの隣にあった。それだけでも危険性が大きいのに、先生は世界貿易センタービル地下にある地下鉄の駅を毎日利用していた。その利用時間が、爆破された時間と同じであった。

 

・後で知ったことだが、世界貿易センタービルに勤務する人々の中で、いつもなら遅刻するはずのない400人もの人が、その日に限って遅れて惨事を免れていた。

「これも不思議に思いました。目に見えない何らかの力が働いているのかもしれない、と感じました」

 

<世の中すべて「思い込み」>

・こんなトラブル解決や査定などを通じて「すべては1人ひとりの思い込みに端を発しているのではないか、と思うようになりました」と、宮崎先生は振り返る。

 

人間の思考

シータヒーリングに出合い実践してみる

・とあるきっかけから、こつ然とスピリチュアルな世界に興味を持ち始め、シータヒーリングを知ってセミナーを受けてみた。理系上がりの先生としても、十分に納得できる内容だった。

 

<ビジネス向けのプログラムを開発>

・このような多彩な効果の中で「私はもっとビジネスの第一線で活躍されている方々に利用してほしいと思うんです。たとえばこの手法を社長が利用したら、業績を拡大できますし、社員全員が利用したら途方もないほどの効果を期待できます」と、先生は強調する。

 このために開発したのが、ビジネス向けのプログラム“シータビジネス”。これは、ヴァイアナ・スタイバル女史と相談し、宮崎先生が主導で開発した。

 

 

 

『シータヒーリング』

ヴァイアナ・スタイバル

 ナチュラル・スピリット    2007年11月11日

 

 

 

 シータ状態

・自覚したシータの意識状態を保つことにより、どのような創造そして、現実の変化も直ちに可能になります。

 

・脳波にはそれぞれ異なる周波数を持った5つの種類があります。ベータ、アルファ、シータ、デルタ、ガンマです。脳は一貫してすべての周波数を発しているので、これら5つの脳波は常に稼働しています。

 

 シータ

・シータは睡眠中に見る夢の初期段階です。

 

・その瞬間に実感するのは、神が実在するということが間違いなく「わかる」という経験をしていることです。神が「存在する」ということがただわかる。その瞬間、人はシータ状態にいます。シータ状態にアクセスして創造主に呼びかけると人はすべてなるものの創造主につながって瞬間的に人を癒せるようになるのです。

 

 守護天使の原則

守護天使は人の霊や先祖、動物のトーテム、様々な霊魂や妖精、自然の精霊となって現れる場合があります。

 

・人には通常2人から4人の守護天使がついています。

 

守護霊は守護天使とは別の存在です。魂のガイドが個人の身の回りを出たり入ったりする一方で、守護天使は死の入口が開かれるまでそばについています。

 

・「魂の闇夜」を経験している時は、守護天使がその人のもとを離れることがあります。その場合、より高いエネルギーを持った天使が代わりに助けに来ます。このことから、人は自分のスペースにおいてけっして一人なのではなく、常に助けがそばにあることがわかります。

 

・このテクニックを使うと子供が自分や親族の人生に登場するタイミングがわかります。また、身の回りの人が子宝を授かることもこのテクニックが知らせてくれます。その場合、魂が赤ちゃんや幼い子供の姿形となって、リーディングを受けている方の上に現れるはずです。

 

守護天使と浮遊霊を区別するには、自分が何を見聞きしたのかを創造主に尋ねることによって、霊たちから受け取った情報を明確にしましょう。

 

守護天使たちは、情報の真偽を確かめるために神に質問することを歓迎してくれます。これが浮遊霊であれば、逆に腹を立てるはずです。守護天使をはじめとする霊的存在は、尋ねられた質問に対して自分なりの意見があり、それは純粋な真実ではない可能性があります。

 

 銀河系の宇宙人の来訪が発生するのは第3層と第5層です

 浮遊霊は第3層と第4層のはざまに存在します

・第4層は、霊魂の領域です。人が死後に存在する層であり、先祖たちが先に行って待っている場所です。ここがいわゆる「霊界」と考えられているものです。

 

・存在の第3層には動物たちと人類が存在します。

 

 存在の第5層

・第5層は数百にも及ぶほどの等級に分かれます。この層は、究極の二元論の層です。第5層の低い等級には好ましくないエネルギーを帯びた存在が留まっています。好ましくないエネルギーの等級で、天使や十二使徒評議会、天使、マスター(聖人、天女、天母)たちのような好意的なエネルギーの等級は混在していません。

 

 存在の第6層

・第6層は、法則の層です。私たちの宇宙、銀河系、太陽系、地球として人間をも支配する法則が存在しています。第5層、第4層、第3層、第2層、第1層を支配する法則も存在しています。

 

 存在の第7層

・第7層は純粋な創造のエネルギーです。このエネルギーはすべてを包み込んでいます。ここは、「ただ、存在する」という層です。ヒーラーがこの層を活用すると癒しが直ちに起こります。それは病気が単に健康な状態へと再創造されるからです。

 

・ヒーラーがその層の波動に疲れきってしまう他の層とは違って、第7層はあなたを愛のエネルギーで包み込み、人の波動を完全なる形へと変えます。

この層では人はある時、突然に自分がエネルギーを何の苦もなく容易に再創造し、自分の世界を簡単に築くことができるということに気づきます。このエネルギーを活用しているヒーラーは完全な健康がもたらされます。

 

・第7層に到達するために提案した「上昇方法」は初めの6つの存在の層の幕を降ろしてくれます。

 

 第7層に上昇するための瞑想

 

 

 

『ドキュメント 日本の霊能者』

小山博史  徳間オリオン   1994/1

 

 

 

心霊世界の研究は科学者にとってタブーだったか

・現代の科学ではこの「心霊現象・超常現象」をすべて解明することはできないが、しかし、欧米諸国にはこの課題に真正面から取り組んで来た歴史がある。このジャンルの学者たちは、タブーにふれた異端者扱いをされながらも、着実に研究を積み重ねてきた。

 

心霊世界を否定していた私がある日……

・ところが3年前、私はある事を通じて、心霊世界や目に見えない世界が厳として“存在”することを認識した。

 偶然の縁で知り合ったアマチュア女性霊能者が、私の家に遊びに来ていた時のことである。たまたま、息子の素行に悩む知人から電話がかかってきた。私は、ほんの数分、知人と世間話をした。すると女性霊能者は、私と知人の数分の会話だけで、知人の状況を把握してしまったのである。もちろんその霊能者は私の知人と面識はないし、知人の悩みについても何も知らない。ましてや、その知人は遠く関西に在住しているのだ。

 

・霊能者は、私の知人が「息子のことで苦悩している」「その真因は“地縛霊”のためだ」といった。しかも「強烈な地縛霊が一家の足を引っ張っている姿が見える」と。

 

地縛霊は、死後ゆかりの土地、建物にとどまり、人に憑依して困らせたりする悪霊の一つである。霊能者は、驚くべき正確さで、私の知人の家の環境、建物の構造、家族構成を“霊視”したのだ。

私は腰を抜かさんばかりに驚いた。さっそく、地縛霊を引き寄せない“心のあり方”“生活態度”“供養方法”を教えてもらい、私は知人に伝えた。それから日が経ち、知人から事態が好転したとの連絡を受けたのである。

 

・私は何度も考えた。結論として、確かに“見えない世界”があるとしか思えなかった。

 

霊能者の“力”は何によるのか

・「人間は死んだとしても心は残ると考えるほうが科学的だ。心は脳から受けていたエネルギーとは別のエネルギーと結びついて生きつづけるにちがいない。そして魂の存在は、いまや科学の立場からも実証される段階にきているのだ」

 

・太古より人智を超えた領域に、多くの人は神仏を見てきた。となると、神と人間の中間に、神と接触できる、神に近いとされる人々が現れる。それらがキリストであり、仏陀であり、その他のシャーマンや霊能者であった。彼らは奇跡を起こし、超常現象を起こした。

 そこから数多くの宗教が生まれ、神と人とはつながりをもつようになった。神とはいかなるものか、超常現象はなぜ起こるか、などの論理も未熟で、人々はただ「信じる」というだけの世界であった。

 

・霊能者は、神仏と接触し、その力を受けて超常現象を起こすことのできる人たちだ。彼らの教えは“天啓”となって神仏から降ろされる。

 

こんな”霊能者”にだまされるな

・目に見えない世界であるだけに、相談者が不安がるのも無理はないと思う。そんな不安を助長するニュースもたびたび耳にするからだ。世間に悪評高い“霊感商法”“霊視商法”がそれである。

 たとえば、合同結婚式で有名な統一教会。印鑑や壺を高額で買わされたとして、社会問題になった。また、関東のあるお寺がやっている“霊視商法”。「国民生活センター」には、この種の相談件数は相変わらず多い。

 

・私が多くの霊能者を取材中、よく”霊視商法””霊感商法”が話題になった。多くは心を痛め、中には「サギです」と悲憤する方もいた。

 本当の霊能力を有する人は、決して”脅し”のようなこともしないし、何十万円、何百万円も要求しない。まったく無料で心霊治療をし、”人の生き方”を説く霊能者もいるのだ。

 

よい霊能者を見分けるポイント

「英国霊的治療家連盟」(いわゆる心霊治療師の団体)のメンバーになるには、同連盟のメンバー4人の推薦とともに、「過去6カ月間に、医療によらないヒーリング(心霊治療)だけで治った患者30名のリストを出せ」という項目まである。そのリストにあげられた事例の真偽のほどを追跡調査したのちに、メンバーになれるかどうかの”合否”が決まるという。それほどきびしい条件が課せられる。それにくらべると、わが国の現状は何十年も遅れているといわざるを得ない。そんなお寒い状態なので、本ものの霊能者であるかどうか、霊能レベルはどれほどか、といったことを明確に判断できないのである。

 

・とはいうものの現在、職業”霊能者”と称する人は、日本全国で500人とも1000人ともいわれており、なかには前述のようにインチキくさいのもいる。だから、サギや脅しまがいの被害に遭わないために、最低こういうことには注意して”霊能者”を選ぼう、というアドバイスを私なりに書いておく必要があるだろう。

 

①教義、信仰を強要したり、組織活動を強いたりしない者。霊能者は新興宗教の教祖ではない。自分の教えを押しつけない。

②霊能者は占い師ではない。占いのマニュアルを重んじる者は、霊能力に自信をもっていないので、従来のマニュアルに頼るのである。

③ギラギラ着かざった成金趣味、人を威嚇するような霊能者は避けた方がいい。

④他の霊能者を”ああだこうだ”と批評する霊能者は、自分に自信がない証拠だ。自信があれば、他者を問題にしない。自分の世界を築いている。

⑤暗い表情の霊能者は遠慮したい。高い神霊を受けているなら、自然の雰囲気のはず。

⑥霊能者も一般的人柄の概念が当てはまる。日常生活上常識のないような霊能者はダメだといえる。

⑦料金はデリケートな問題だが、やはり世間一般の常識に従った方がよいだろう。

 

UFOの宇宙人からのエネルギーで治療

宇宙生命エネルギー協会 渡部聖玄

・(主な霊能力)UFOから授かった宇宙エネルギーで人々を導く。

 

宇宙生命体の写真!? ウーンー

・うーん。よく見ると、薄い藤色の色彩の中に、ぼうっと白い光が写っている。その白い光こそが”宇宙人”だという。そう言われればそうとも見えるし、ただの光のようにも見える。渡部氏が”宇宙人”というのなら、宇宙人なのだろう。

 

・その奇跡を起こす力を、UFOに乗った宇宙人から授かったこと。人類は200万年前に地球にやってきた彼らのクローン(細胞からの複製体)であること。自分のような力を持った人間が地球上に16人の宇宙人いること――などを渡部氏は熱っぽく語る。

 

自衛隊、運転手、芸能人……転々と

・ハッと気づくと、何かの力で起き上がらされ、勝手に手足が動く。服を全部脱ぎ捨てて、自分の意識とは関係なくベランダに出た。雲ひとつない夜空の月の右に、なんとUFOがいた。オレンジ色に光りながらマンションに接近。自然に渡部氏の両手が上がった。瞬間、UFOからグリーンの稲妻型の光線が氏を目がけて発射され電気ショック。

 

・渡部氏は、子供の頃からUFOを目撃していたが、今回のようなことは初めてだった。翌朝、UFOから宇宙エネルギーを授かったことを知る。

 

・「私は1505光年離れたある星の生命体だ」

「我々は、お前を生まれた時から監視してきて、今、目覚めさせたのだ。お前にはこれから人類を救う使命が与えられている。そのため力を授けた」

 宇宙人としては渡部氏でなくても誰でもよかったという。ただ、渡部氏の生まれた場所が宇宙人にとって都合がよかっただけなんだそうだ。

1ヵ月にわたって、宇宙人の教育を受けた。眠ろうと思って目を閉じると、いきなりさまざまなビジョンが見える。それとともに合成音が聞こえてくる。

 大宇宙が見えたり、地球の天変地異、各国の事情が見えたりする。結局、宇宙人がいうには、「人類はまだ知能が発達していないのに地球上にいろいろな災いをもたらす。だから介入して地球を守らなければならない」

 現在、地球には渡部氏と同じように宇宙エネルギーを授けられた人間が16人いて、宇宙と地球人のために働いているという。

 

難病と治療を次々と

・渡部氏は、さまざまな難病患者を完治させてきた。乳ガン、末期小児ガン、椎間板ヘルニアなど、ありとあらゆる病気――。

 

・渡部氏は、この生命エネルギーを掌を通して患者に与えている。宇宙エネルギーを患者に注入し、全身に回す。エネルギーが病んだ部分へいくと、体の治癒能力がパワーアップする。それで治るのだという。

 ただし、患者自身が自分は絶対治るんだという強い意志と自信をもたないと、細胞やリンパ球が活性化しないので効果は期待できないのだそうだ。

 

魂に刻み込まれた転生輪廻の記憶を喚起

神理の会 福山こうどう

転生輪廻実験会で起こったこと

・「私達の魂は想像を絶する記憶をもっております!あらゆる国の転生輪廻の記憶はもちろんのことでありますが、他の天体と他の天体の転生輪廻の記録もあります。私共は地球上の転生ばかりではありません。地球上で死んでいく魂は、他の天体にも生まれ変わるということです」

 

手をかざした女は突然インド語で………

・福山氏は、よく近くの公共図書館を利用していて、何気なく手にしたのが、いまは亡き霊能者・高橋信次の著した『人間・釈迦』だった。とりあえず借りておこうと、気軽に持ち帰った。家業の暇をみつけて読んでいると、なぜか本のページの上に金色の光が出ているように見えたという。

「ほとんど熱心に読まなかったんですが、どうもお釈迦様が悟りを開かれるところが気になりましてね。読んではやめ、読んではやめ……そうしているうちに本から金の粒子がピカピカ出てくるんですよ」

 これは福山氏には驚くべき出来事だった。

 

ちなみに、高橋信次は宗教団体GLAの創設者で、「霊道現象」を通じて、輪廻転生を実証し、そこから人間の生命は永遠不滅であり、心の浄化をはかる目的をもって日々の生活修業をして、自分の人生観を変え、大宇宙のように広大な生活をせよと説いた人物である。

 「霊道現象」とは、霊道が開いて自分の過去生が出てくることである。生まれ変わる前の自分がでてきて、古代インド語、中国語などを話し、複数の過去生が出てきて、当時の”思い出”話をしたりする。

 高橋信次は、釈迦の八正道を重視し、その著書の影響を受けた人は多い。

 

東大卒の会長が結成する悪魔と戦う戦士軍団

小島露観 Z(ザイン)

・(主な霊能力)瞑想に没頭した結果、チャクラが開き、各種の潜在能力が与えられた。

 

驚愕の世紀末大変革論

・今世紀末に、人類は、いまだかつてない大変動を迎える――地球・人類大変革論は、かねてから多くの人が唱えている。

 

1999年にやってくる”終わりの始まり”とは

・(株)Zは、人間をエネルギー体としてとらえ、そのエネルギー体の構造を変えることによって人間を変身させる。

 

・小島氏が著書で説いているには、Zとは地球神を兼ねる宇宙神の名である。地球は太陽系の中の一惑星にとどまらず、宇宙全体のエネルギーが凝集する星になっていて、全宇宙は地球を焦点として動いている。

 目に見える世界(物理的)で起きている背後には、必ず目に見えない世界(形而上)でも起きるという対応関係がある。

 

・塾教師をしながら、東大時代より続けていた瞑想に没頭した。その結果、小島氏は霊的エネルギーといわれるクンダリーニが体内で上昇、霊的エネルギーが集中する箇所であるチャクラが開いたのである。そのため、各種の潜在能力が開発された。

 

 

 

アセンション最後のハードル』

ついに明かされた宇宙のシフトアップ計画

アマーリエ    徳間書店  2010/10/9

 

 

 

ルーランティ

<私が全知全能の神としてあがめられる時代は終わった>

・かっての時代は終わった。私が全知全能の神であり、アラーとしてエホバとしてヤハウエとしてあがめられる時代は終わり、エルーランティとして、この地球を指導する者として、その姿を現したとき、私は、あなた方の前に私自身の存在を明らかにしたのです。

 

・今度はそのような役割をしたいと思い、今回は高橋信次という個性を獲得するためにエル・カンタラーの前に露払いをして私は、出たのである。

 

多くの人々の幸せのために生きる人生を

・そして、今回の計画、わが教え、高橋信次G会から始まり、不幸な結果に終わっていったエル・カンタラーのいきさつもある。その無念を生きながらにして目の当たりにし、反省することができないのなら、死んでしまって私たちの世界に戻ってきてから反省したのではもう間に合わぬ。

 

<大天使ミカエル><神理の法灯を世界に向けて>

待ち望んだ一般伝道に向けて

この法の種を広げてほしい

・道なきところに道をつくる。それは非常に、難しいものがあります。しかし、あなた方は、これは仏陀がすでにもうお考えになられた道であったということ、その青写真は今、仏陀とともに生きたあなた方の中に、もうすでに入っているということ。その青写真をどうか思いだしていただきたいのです。あなた方が天上界から地上に降りられるとき、仏陀とともに高橋信次、エルーランティとともに歩まれると、その決意を決めた時に、あなた方の魂にその青写真が刷り込まれて、あなた方の中に届いているのです。

 

 

 

『近代日本の宗教家101』

井上順孝 編   新書館      2007/3

 

 

 

高橋信次(たかはししんじ)(1927~1976)

・神理、魂の救いと成長を説くジー・エル・エーの教祖。苦難に富んだ人生体験をもち、会社経営をしながら、霊的世界を説いたカリスマ。最晩年には、自らをブッダ、イエス、モーゼを超える存在と位置づけた。

 

・信次は、幼少の頃から霊感を持ち、家族の中には気味悪く思う者もあったという。十歳の時、原因不明の病気にかかった。夜、定期的に呼吸が止まり、いく度も死線をさまようというものであった。しかし、その時、信次は「もう一人の自分」となって肉体を抜け出し、自らの様子を見ていたという。そして、「もう一人の自分」は、この世では想像できないような美しい場所をさまよっていたという。このような原因不明の体験が定期的に半年ほど続いた。

 

・次第に信次の霊感が強くなり、第三者の未来予測ができるようになったという。1964年、コンピュータ端末機器を製造する高電工業株式会社を設立し発明を重ね、数多くの特許を取得し、事業は順調に伸びた。

 

・1968年には、多くの霊的現象が起こるようになり、信次がてのひらから光を義弟に対して送ると、昔の侍が義弟の口を使って語りだしたという。さらに、指導霊と守護霊が覚醒を促したという。

 

・そして、義弟の口を使って出てくる霊たちが悪魔であるならば、善意の者にかえてやろうと決意し帰宅したところ、心のなかから「今のような心を忘れるな。謙虚な心、執着を捨てた心、そして自信というものは、中道を心の物差しとした、自らの智慧と勇気と努力の中から生まれるものだ」と守護霊の声がし、悟りを開いたとされる。指導霊はモーゼ、守護霊はイエスであったという。

 

・信次は、過去、現在、未来を見通すことが出来るようになり、心が調和されていれば肉体から抜け出して思う場所に行けるということが分かったと語っていた。あの世とこの世の仕組み、神々のことなどに関心がある人々が集まり始め、自然発生的に会が形成された。1969年、「大宇宙神光会」が発足し、翌年、GLA(ゴッド・ライト・アソシエーションの頭文字)と改称した。

 

・信次は、みずから神仏であると名乗る者を信じてはならないと説いた。しかし、多くの会員は、彼を釈迦の再誕とみなしていた。信次自身もそのように思っていたようである。相手が考えていることを言い当てたり、会員たちに手のひらから光を送り異言で語らせたり、自分の死を含め多くのことを予言で的中させたと会員には信じられている。

 

・晩年、信次は自分が、釈迦、イエス、モーゼ以上の存在であるエル・ランティーで、末法の世に人類救済のために誕生した光の大指導霊の肉化した存在であると説いた。

 

・この世とあの世のつながり、そして、自己の心を磨き、ユートピアを建設することを説き、ロングセラーの著書を多数残したカリスマは、一方で非常に人間的であったといえよう。

 

 

 

『エルランティ』  編  高橋信次復活の原点

ノストラダムスの予言を超えて

大川隆法  平成元年9月  幸福の科学出版

 

 

 

ポスト・ノストラダムスの時代、日本に希望の光ヘルメスが甦る

・それから、東の国にね、ヘルメスが甦ることをノストラダムスは予言しております。ヘルメスが東の国に出るだろうと。そして、ヘルメスのもたらす繁栄が、やがて世界を救うであろう。ノストラダムスは、そういうふうに予言しています。

 

・このヘルメスが甦るというのは、どこからというと、東の国というのは日本なのです。まあ、ヘルメスの生命体は何かっていうと、みなさん、ご存じでしょうかね。あと、有名な方は、リエント・アール・クラウド、それからブッダ、コーダマ・ブッダ、ラ・ムー、トス、こういう人たちが同一生命体の魂のグループなのですよ。だからそのグループの中の誰か一人が生まれ変わってくるということですよ。そういうふうに理解してくださいね。

 

・光の天使達が地上に出て、世界を救う。そして、ヘルメスが末法の世を救い、東の国から起きるヘルメスの繁栄が、やがて世界を救うだろうと、予言しました。このときに、西暦二千年ごろにも私の予言も終わるというふうに、彼は言いました。なぜ彼の予言が終わるのか。それは新しいいわゆるヘルメスの時代になって新たな予言が説かれていくからです。新たな教えが説かれていくからですね。それでノストラダムスの使命が終わったということです。そういうことなんです。

 

スウェーデンボルグのいう霊太陽の存在>                                                        

・霊界探訪記のなかで、スウェーデンボルグという北欧の偉大な霊能者はね、霊界に太陽があるということを言っていますね。霊界の霊太陽というのがあって、それが霊界の人々を照らしてると、こういうふうな話をしとります。

 実際に、霊太陽というのがあるのです。地上のみなさんが太陽の光のもとで、生活しておるように、霊界にもちゃんとした霊太陽というものがあります。

そして、その霊太陽がね、4次元の人たち、5次元の人たち、あるいは6次元の人たち、いろんなところを照らしておるのですね。

 

・それで、霊界物語を読むとよくわかるのですが、たとえば、地上にいる人たちが幽体離脱して、あの世の世界に行ったときも、あるところの世界までは行けるけれど、それから上のほうは行けなくなるのですね。

 

 

 

『地獄界の帝王 ルシ・エル サタンの陰謀』

地球人類を救うのは偉大なるエルランティ「高橋信次先生」なり

土居釈信   出版サービスセンター   平成3年1月

 

 

 

サタンは如来界の七大天使であった

・天上界・高次元のことを簡単に説明しますと、最上段階に神、そして、エルランティ(高橋信次先生)を長として、その下にイエス様、モーゼ様、御釈迦様の三聖人がいらっしゃいます。この次元を九次元(宇宙界)と呼びます。そして、その下の次元を八次元(太陽界とその下に如来界)と呼びます。そして、七次元(菩薩界)、六次元(神界)、五次元(霊界)、四次元(幽界)、三次元(この世)、という段階があるのですが、サタンは上から二段階目の次元、元の如来界の七大天使の一人だったのです。この如来界には、元来は八次元上段階におられるミカエル天使長を長として、その下に七人の天使達がいて、それぞれに役割と力を持っています。

 

・そして、この七大天使の中の一人にルシ・エルという天使がいました。このルシ・エル天使が後の“サタン”になっていくのです。

 

・大天使達が地上界に降りられた時の、手助けをするのが彼の役割だったのです。サタンが七大天使であった頃は、このような偉大な力を持っていたのでした。

 

地球人類の起源(円盤による降臨)

・地球人類の歴史の始まりです。私達人類は、猿やアメーバから進化したと言われていますが、この進化論は誤りです。

 

・“『地球』を開拓し調和させ、魂の修業せよ”との神の命を受けてエルランティとすべての天使達、そして、第一陣に選ばれた約千名の人々が、反重力光子宇宙船(円盤・UFO)に乗り、ベータ星から数億光年も離れた『地球』という、神から与えられた次の修業の場を目指して、希望と使命に燃えて出発したのでした。それから人類は円盤に乗って長い旅を続け、ついに地球上のエジプトの地、ナイル川流域の、エルカンターラという場所に着陸しました。

 

 

 

『UFO五次元東京会議』

中丸薫×竹本良  VOICE  2011/12/8

 

 

 

大震災前後に地球に現れたUFOたち

・実は「NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)の元職員にスタンリー・A・フルハムという人がいまして、彼が暴露した中に「カウンシル・エイト(審議会8)」という宇宙連合的な組織についての情報があるんですね。これは、プレアデス、オリオン、シリウス、牛飼い座、アルファ、センタウリ(ケンタウルス座α星)、レティクル座ゼーター星、Comsuli、Pouseti(最後の2惑星の名前は存在が不明)の合計8つの知的文明で構成されている組織のことなのですが、こうした星座のグループが近年、共同して地球に現れてデモンストレーションをしているらしいんです。

 

これからの時代に必要なのは“魂感覚”

・中丸;エルランティというのは神に一番近い人です。世界中のあらゆる宗教において、例えば、モーセのときはヤーウェと名乗り、イエス・キリストのときはエホバと名乗り、イスラム教のときはアラーと名乗り、仏教のお釈迦様のときはブラフマンと名乗って人々を導いた、そういうお方ですね。でも、神ではないんですよ。神に近い存在といったらいいでしょう。

 

・生前にお付き合いのあった宗教家の高橋信次先生が亡くなられて、もう30年以上経ちますが、あの方は、実は、お釈迦様の生まれ変わりだったんですよ。

 

・いってみれば、お釈迦様もイエス・キリストもみんなエルランティの分身なんですよ。ですから、よくよく考えてみれば、宗教戦争をすること自体がおかしいんですよ。魂の源は、皆一つなのにね。そして、人間もその分霊を誰もが抱いているわけですから、その心を浄化して輝かせなければいけないんです。

 

 

 

『エルランティ』 永遠編

高橋信次復活の原点   

大川隆法  幸福の科学出版  1989年8月

 

 

 

GLAで生前、釈迦仏教の復活を目指した高橋信次

GLAという団体の中でいろんな教えを説いてきましたけれども、その教えの中心になったのは、いったい何であるかというと、やはり釈迦仏教であったわけですね。とくに釈迦仏教の八正道の復活ということを中心に主として七年あるいは八年でしょうかね話をしてきました。

 

・まあ実際ね、思想的にも私の考えは、ブッタの考え方に近かったということも、あるんですけれども、確かに生前は、仏教の復活を中心に説いてきました。

 そして、ようやく仏教を説き終えて、キリスト教の塵、垢を落とそうとし始めたときに、まあ天寿がきましてね、わずか48歳で天寿をまっとうしました。

 

・ちょうど、そのころ、私は、地上を去ることになり、今度はまあ大川さんたちにバトン・タッチということになったわけです。

 

プラトン幽体離脱によって如来界、菩薩界を見て「イデア説」を唱えた

プラトンという哲学者は、ちょうど近代のスウェーデンボルグという大霊能者と同じであったわけです。スウェーデンボルグは科学者でもあったし、さまざまな役職も兼ねた偉い人ですけれども、この人が幽体離脱といって、肉体を抜け出してあの世を見てきたように、プラトンも見ていたのです。

 つまりあの世の世界を見てきてね、「イデアの世界」、イデアという理想の世界があるということを一生懸命書いたのです。

 

・幽界見てきた、霊界見てきたと言わずに、イデアの世界という理想郷があるという話をしているのです。

 

・こういうふうに宗教上の天才というのは、いつも時代を何千年も抜きん出ているから、その同時代に真実のことを語ることができなくて、やはり比喩で語るのですね。「アガシャーの記録」とも言いますけれども、そういう霊界の記録書というのがあるのですね。歴史書があるのです。これを見てきたのです。

 そして、アトランティスというのが実際沈んでいるということを知りました。また彼の指導霊をしていた人もそういうことを伝えましたね。それで文章の中に書いておるのです。

 

 

 

『大いなる秘密』   (レプティリアン爬虫類人

(デーヴィッド・アイク)(三交社)  2000/8

 

 

 

68光年の彼方から火星経由、地球にシュメール文明を打ち立てた金髪碧眼のアルデバラン星人

牡牛座のアルデバラン

・ドイツの研究者ヤン・ファン・ヘルシンクは、その著書『二十世紀の秘密』のなかで「ヴリルとトゥーレの両秘密結社は、1919年12月ベルヒスガーデン・ロッジで、マリア・オルシックとシグルンという2人の霊媒を通じて、異星人との交信を試みていた」と述べている。ヴリル・ソサイエティー関連の資料によると、それらの通信は、地球から68光年の距離にある牡牛座のアルデバラン太陽系の二つの惑星からなる「スメーラン」帝国とのあいだで行われていたという。

 

・同資料の説明を続けて紹介しよう。アルデバランの人々は、明確に二つのタイプに分けられているという。一つは光の神と呼ばれる金髪碧眼のアーリア支配種であり、もう一つは気候変動によって遺伝子的に劣化した、いく種かの亜人類である。5億年以上もの昔、アルデバラン太陽は、膨張とともにすさまじい熱線を放射し始めた。そのため「劣等な種族」は、居住可能な他の惑星へと避難させられたという。そしてついに光の神アーリア人種も、母星からの退去を余儀なくされたのであった。このような経緯で我々の太陽系にやって来た彼らは、まず最初に惑星マローナを占領した。

 

・惑星マローナはマルドゥクという名でも知られており、ロシア人やローマ人はこの惑星をパエトンと呼んでいた。火星と木星のあいだ、現在のアステロイド・ベルト軌道にあったとされるこの惑星は、古代シュメール人の言う惑星ティアマトに相当している。その後、金髪碧眼のアルデバラン星人は火星に植民し、続いて地球へと下りてシュメール文明を打ち立てた。・・・少なくともヴリル・ソサイエティーの人々は、そう信じていた。

 

 

 

『空飛ぶ円盤の秘密』 

T.B.パウリッキー    講談社  昭和60年9月15日

 

 

 

人類は火星からやって来た

・白人は、この星(地球)では新しい人種のように見える。文明は突然やってきて、一挙に広まり、最初に現れてから、数千年かかって衰えていったように見える。

 

・文明の揺籃期における先史時代の原住民は、自分達がアーリア人(Aryan)に征服されたと語っている。アーリア人(Aryan)という語は、エイリアン(Arean)(Alien)の変型であり、エイリアン(Arean) (Alien)は火星人(Martian)を意味する。

中東には自分達の祖先が火星からやってきたと主張する種族がいる。

 

・人類のすべてが地球外から移住してきたとまでは言わないにしても、白人が火星起源であるという、いくつかの証拠がある。

 

・人間の睡眠と仕事の1日のリズムが、ほとんど24時間4分に落ち着いた、というのである。24時間4分というのは、火星の1日の周期である。

 

・我々は、この惑星の表面全体を、我々の異星エイリアンの次元に適合させようと再構築しつつある。

 

 

 

『地球人よ、ひとつになって宇宙へ目を向けなさい!』

ジョージ・アダムスキー  徳間書店 2011/8/27

 

 

 

アセンションした平行世界>

彼自身、肉体だけでなく、意識による旅行でも他の惑星を訪問したと語っているが、アセンションした平行世界を見てきたのではないかとの推測もある。さらには、彼は幼い頃に宇宙船で地球にやってきたと側近者は証言している。

 

<火星の荘厳なコミュニティセンターと神性存在の肖像>

・そして都市に到着した乗り物は荘厳なビルの正面に止まりました。それは3百メートルもの高さまでそびえ立っています。信じられないと思われてしまうかもしれませんが、このビルは真珠でできているように見えます。私たちはその壮麗さに見とれてしまいました。

 乗り物から降りて建物の中に入ると、ホストがこのビルについて、ここは地球で言うところの公民館またはコミュニティセンターのようなものだと教えてくれました。晩餐会やセレモニーなどの全ての行事がここで催され、あらゆる娯楽の場ともなっているそうです。ビジネスオフィスのようなものはここには何もありませんが、いくつかの階は、教育的な価値や芸術性の高さにおいて興味深い作品を展示するための専用フロアとなっています。

 

火星の偉大な指導者による祝宴前の祈り

火星の科学者からの言葉――地球人の心が刷新される必要がある

火星の都市を巡るツアー ――美しき珊瑚の街並み

・そうして祝宴は幕を閉じ、これから私たちを、都市を巡るツアーに連れていってくれると告げられました。ここは火星の首都で、惑星で最大の都市であり、人口2千2百万あり、火星の総人口は15億人になるとのことでした。

 国家の長、都市の役人たち、そして旅のホストと共に私たちはバンケットホールを出て、滑空する乗り物に再び乗り込みました。それに乗って空港まで行くのです。

 

誰もが必要なものを何でも手にできる洗練された複合システム

・建物群は芸術と工学技術の枠を極めた傑作で、現代風とモザイク風の建築様式を混合させたデザインとなっていて、22階建てかそれ以上にそびえ立っています。屋根は平らなものもあれば、槍のような塔が立っているものもあり、それは巨大な投光照明器の支柱として、必要に応じてこの都市の一帯を太陽光のように照らします。

 

太陽系惑星の全てが記録されている“知識の館”

・ビジネス区域の郊外にある優美で大きな建物の前で乗り物を止めると、ホストがこれは“知識の館“であると説明しました。中に入ってみるとそこは荘厳な回廊となっていて、壁にはあらゆる種類の壁画がありました。それを通り過ぎる際にホストが頭を垂れたので、私たちもそれに倣いました。

 この入口の回廊を抜けると非常に広大な部屋があり、そこには膨大な数のあらゆる種類の文献がありました。私たちの案内人によると、これらの書物のいくつかにはこの太陽系の歴史が記されているとのことでした。

 

たくさんの子供が遊ぶ火星の公園の風景

礼拝堂と教育――火星に遣わされた偉大な魂を持つ幼な子

・礼拝堂も多数あり、それらもまた、少なくとも地球人にとっては、想像を超えた、言葉では言い表せないものです。これらの聖堂の数の多さと美しさを知ったジョージは、火星における精神的な存在について、そしてどのくらいの数の宗教や教団があるのかを尋ねました。それについて火星の長が答えてくれました。

「私たちには万物の父のみがいます。私たちは彼を崇め、彼に従い、ただひとえに彼を喜ばせるために、彼の御心のままに生きているのです。私たちの精神的な特性は、あたかも相手が神性なる創造者自身であるかのように互いを敬い合っていることです」

 

奉仕者としての中央政府

・「この惑星には国や民族というものはありません。なぜなら火星の人々は火星の市民であるからです。州や自治都市の類も一切ありません。火星全体がただひとつの州のようなもので、惑星の住民の全ては中央政府によって統治されているのです」

 

“科学の館”への訪問――火星人は地球の全てを見てきている

宇宙に関する知識のない地球人はまだ小学1年生の段階

<第22団太陽系に住む人形のような惑星人たち>

・それから少し後に私たちは驚嘆すべきものを見せられました。私たちの太陽系外の何十万もの惑星の全てに居住者がいたのです。ここにおいて私たちは人体の幾何学的な原型は宇宙普遍のものであることに気づきました。体型としてはそれぞれ異なっていて、背の高い人もいれば低い人もいましたが、誰もが地球人よりも精妙で優美に見えました。特に目を引いたのは、彼らが第22団と呼ぶ太陽系の中にある惑星のひとつに住む人たちで、その容姿と表情からは際立った叡智が感じられました。その人たちはとても美しく、さらに身長が60センチほどでしたので、まるでたくさんの人形のように見えました。

 

・「なぜこの人たちはこれほど小さいのですか?気圧が高いせいですか?」

ジョンストン博士の質問に同行の仲間が答えました。

「いいえ、この惑星の気圧はかなり低いものですが、ギャップつまり惑星間の距離は他の太陽系の場合と比べて非常に短くなっています。そうは言っても、そのどちらも彼らの体のサイズとは何の関係もありません。この体型がここに住む人たちのもともとのサイズのようですが、彼らは私たちの太陽系の人々よりも優れた叡智を宿しています」

 

<私たちの太陽系より遥かに進化した別の太陽系>

・最初に画面に鮮明に現れたのは、“グラニトニア太陽系”と彼が呼ぶものでした。彼は説明を続けました。

「ここは進化の段階において私たちの太陽系よりも50兆年先を行っていて、大きさでも遥かに勝っています。そこには12の惑星があり、そこで最小のものすら私たちの太陽系のどの惑星よりもずっと巨大です。その中心にある太陽も莫大な大きさです。グラニトニアが画面から徐々に消えていくと、船内の反対側の画面から別のものが姿を現しました。この太陽系はグラニトニアよりもさらに大きなものでしたが、その軌道内には太陽の他に11個の惑星だけしかありません。この太陽系の名は“サナフィア“と言います。これら全ての太陽系には居住者がいます。サナフィア太陽系は私たちの太陽系の住民が発達を遂げた際に次に進んで行くところです」

 

・「私たちの太陽系は“アンティノマ”の名で知られています。あなた方の地球と呼ばれている惑星は、“チンスィア”と名づけられています。そこから来たあなた方と話す際はそこで使われている地球(アース)という呼び名を私たちも使いますが、実際のところ全ての惑星は陸地(アース)の惑星なのです。ですから、識別の便宜上、各々に名前が与えられているのです」

 

 

 

『私はアセンションした惑星から来た』

 (金星人オムネク・オネクのメッセージ)

(オムネク・オネク) (徳間書店) 2008/3

 

 

 

金星人、火星人、土星人、木星人の特徴

・現在、アーリア人という呼び名で多くの人々が知っている白色人種は、金星から来ました。私たちはしばしば背の高い“天使のような存在”として、あなた方の世界のUFOコンタクティたちに語られています。私たちの身長は通常2メートル15センチから2メートル40センチほどで、長いブロンドの髪と、青また緑色の瞳をしていることでよく知られています。

 

黄色人種は火星から来ました。彼らは、細身で背が低く、髪は金色または濃い茶色をしていて、肌はオリーブ色から黄色がかった感じの人たちです。目は大きく、つりあがっていて、瞳の色は灰色から濃い茶色の間で人それぞれです。火星人は秘密主義の傾向があり、SFのイラストに描かれるような、幾重にも重なった精巧な未来都市を築いていることで知られています(火星人の生命波動も地球人の物理的な密度のものではありません)。火星人は東洋や太古のスペイン民族の歴史と関係しています。

 

・地球を訪れた赤色人種は土星系の人たちでした。彼らは、最初は水星で進化を遂げていました。ところが水星の軌道が変わり、太陽により近くなってしまったために生存環境が厳しいものになり、彼らは、土星へ移住したのです。土星人の髪は赤色から茶色で、肌は赤らんでいて、瞳は黄色から緑色をしていることで知られています。体格は背が高く、がっしりとしていて、太陽系内では、筋骨たくましい人たちとして知られています。アトランティス人やネイティブアメリカンはそれぞれ土星人を祖先にもつ民族のひとつです。中でもエジプト人とアステカ族は、とりわけ土星人の影響を強く受けています。

 

・黒色人種は木星系で進化を遂げた人たちです。彼らは、背が高く、堂々たる風貌をしていて、顔のサイズは大きく、角張った顎をしています。髪の色はつややかな深い黒で、瞳は茶色から青紫です。木星人はその声の美しさと、隠し事をしない開放的な性格でも知られています。彼らの子孫はアフリカやその他の地域に分布しています。

 

 

 

『UFO革命』

 横尾忠則   晶文社  1979年3月

 

 

 

母船で連れていかれた太陽系外惑星   安井清隆(仮名)

・これらの円盤は空中を遊泳することが目的の円盤ではなくて、一般の家庭など、生活をする場としての円盤なんですね。ですから、四角型の円盤も多くあり、それらが積み重なった場合、大きなビルのように見えるんです。

 

・最初に見た円盤の街を作ることは簡単なわけですよね。ただ、どういう理由で、あるいはどんな単位で一つの街を作っているのか、さらにそれらの街はたえず場所を移動しているのか、何のために移動するのかなどまでは聞き出せなかったんですけれど、いずれにせよ、パァーと集まれば海の真ん中にでも瞬間的に大都会ができるんですから、便利だと思いますね。地上からたえず1メートルぐらい浮いているわけですから、地震が起こってもーチュェレイ星に地震があるか聞きませんでしたがーびくともしないですからね。そして、道路など必要ないから地上を舗装することもないわけだから、自然を壊すこともないんですね。

 

・風景は極端に変わった場所はなかったんですが、私が見た範囲内では、そうでしたーとにかく、地上に固定した建造物は全然なく、たえず動いているし、チュェレイ星が全体が単一国家で、ほしい物は規定の場所にいけば手に入るし、争いも皆無らしいんです。

 

・もちろん、建物は全部円盤でできているわけです。東京の丸ビルぐらいの四角形の大きな建物があったんですが、その形が面白いんです。サイコロみたいな形をしていて、その四角形の下の所から地上に近づくにしたがってだんだん細くなっているんです。そんな建物がひとつだけぽつんと浮いている所もありました。窓はたくさんあるものから全然ないものまで色々ありました。

 

・家に帰ったのが明け方の4時ごろでしたので、約7時間ぐらいと思いますけど、あるいは7時間プラス24時間だったのかもしれません。

 

・チュェレイ星の結婚制度はあるのかと訊いたんです。チュェレイの話によると、彼らの世界でも原則として一夫一婦制だそうですが、必ずしも守られてはいないらしいですね、セックスの行為は同じらしいんです。一度だけだったんですが、チュェレイと風呂に入ったことがあるんです。丸い風呂で、しかも男女混浴なんですね。そのとき彼らの性器も見たんですが、全く同じですね。

 

・彼らは、地球時間でいうと何万年生きていることになるらしいんです。百歳はまだ幼児期で、平均寿命は3万歳から4万歳ぐらいだそうです。チュェレイの年齢は1万歳だといっていました。

 

 

 

『UFO革命』

 横尾忠則   晶文社  1979年3月

 

 

 

母船で連れていかれた太陽系外惑星   安井清

・(安井)普通の日本人よりもっと立派な日本語、まるでアナウンサーみたいな日本語で、声もそういう調子でした。

 

・ええ、高いんです。背が私の倍ぐらい、2メートル4、50ありました。

 

・「もっと遠い星で、太陽系の外の星なんです。まだ地球上では確認されていないので名前もありません」

 

・私のことは子どもの頃から全部観察してあり、記録されてあるらしいですね。

 

・宇宙人の名前はチュェレイさんといいます。チュェレイさんと一緒にいた女性は、背の高さは私と同じくらい、1メートル70センチはありました。髪の毛は少し長めで金髪なんです。

 

・母船はものすごく大きく、何メートルなんてものじゃなく、葉巻型になっていて長い方が50マイルぐらいだとチュェレイは言っていました。ということは、岡山県の幅ぐらいはあるでしょうね。とにかく想像を絶する巨大な母船なんですね。

 

・母船の中を小型円盤がピューピュー飛んでいて、全体が街のようになっているんです。

 

・どこから灯りが出ているのかさっぱりわからないんですが、とにかく昼間の太陽光線と同じなんです。

 

・彼らが、植えた草や木もあり、池のようなものもありましたよ。非常に気持ちがいい場所でしたよ。

 

・建物は地球のビルのように四角形のものや堕円形のものもあり、その中がコンパートメントのように仕切ってあるようですね。

 

・この母船は、巨大な宇宙空間を飛ぶと、ゼロに近い時間で飛ぶらしいですね。その原理は、私たち地球人の知識では全然見当がつかないですね。そして、この母船の中で、時時、地球の各国の人が招待されて色々な話をすることがありますが、その内容については、詳しいことは公表できないことになっているんです。ただ彼等は、原則として地球には干渉してはいけないことになっているらしいんです。

 

・飲み物は、地球のコーラに似たようなものを飲ませてくれました。けれど、特別変わった味ではありませんでしたね。そのほかにも甘い飲み物はあったんですが、私は、飲まなかったんです・・・・。食べ物は、肉をやわらかくしてトロトロしたものをスプーンで食べるんです。

 

・リスの肉らしいんです。それとトウモロコシのようなねぎ坊主に似た穀物をくだいて、粉々に作ったパンのようなものがありましたが、これは大変おいしかったですね。味付けの感じは、いわゆる西洋料理のような感じですね。

 

・チュェレイ星に行く時は、その母船でチュェレイ星の近くまで行くんです。

 

・降りたところの風景は、どちら側が北か南か全然分かりませんでしたが、とにかく、一方に海があり、その彼方にうっすらと山が見えていました。そして、海と反対側の方は、降りた所もそうでしたけれど、わりと荒れた土地、いわゆる荒蕪地といったらいいでしょうが、そんな感じの平野のような土地が続いていて、そのまん中に街というより都市といったらいいでしょうか、かなり大きな街が見えていました。

 

・草はね、少し違っています。ちょうど、芭蕉の葉っぱを少し厚くしたような、あるいはゴムの木の葉のように葉の肉が厚いんです。そういう草木が沢山あり、全部の木が闊葉樹ですね。それから動物もいるんですが、皆大きいですねえ。リスが羊ぐらいの大きさに見えました。ただ全部の動物を見たわけではありませんでしたけれど・・・。

 

・太陽はあります。ただ地球で見るよりははるかに大きいんですが、逆に太陽の熱は地球よりも強くないんです。そして、チュェレイ星は地球のようには自転していないらしいんです。

 

・都市というのは、かなり大きな街でした。岡山市の旧市内ぐらいは充分あったと思います。そして、もっと驚いたことがあるんです。最初に降りた所でざっと周囲の風景を見てから、もう一度円盤に乗ってチュェレイ星をグルッと一周してもとの場所に帰って来たんですがー海や山などの風景が同じだったのに気がついたのでチュェレイに聞いたら、「そうだ、最初に降りた場所だ」というのでわかったーさっきあった都市がなくなっているんです。おかしいなあと思って、風景は同じようだけれども、あそこに見えていた都市がないのはどうしてなのかと訊いたら、笑いながら、「あれは全部円盤でできていて、今はもう他の場所に飛び去ってしまったのだ」というんです。

 

 

 

『宇宙が残した最後の謎』

南山宏  廣済堂文庫  2001/11

 

 

 

空中都市が建設されていた

・『マハーバーラタ』の戦いは、人間界のクル族とパンダヴァ族の抗争に神界のデーバ(善神)族とアスラ(魔神)族がからむというのが基本的構図だが、実際にはヴェーダ神話ヒンズー教神話からなるインド神話の複雑な系譜を反映して、入り組んだものが多い。「サブハーバルヴァン」編では、おそらくまだ平和共存していた時代、魔神族の設計部長、マヤがパンダヴァ族の最長老王ユディスティラのために、“サブハー(空中宮殿)”を建設してやるくだりがある。マヤは、神々の設計技師、工芸神ヴィシュヴァカルマーと並んで、ヴィマーナ(宇宙船)の設計者ともされている。

 

・完成したサブハーは金銀その他の金属で造られ、8000人も収容でき、空を自由に移動できる美しい巨大な乗り物だった。喜んだ王が伝承学者の賢者ナラダに自慢すると、ナラダはインドラ、ヤーマ、ヴァルーナ、クヴェーラ、ブラフマーの各神もすでに、それぞれ素晴らしいサブハーを持っていると諌める。

 

・インドラのサブハーは、全長1200キロもあり、白銀に美しく輝く金属製で、永遠に宙に浮かび、自由に移動でき、内部には家々や草木があふれ、豊かな生活を送れるように何でもそろっていた。出入り口は、ヴィマーナがゆうゆう出入りできる広さがあり、防御用の武器弾薬も備えていた。

 

・ヤーマのものも同じような構造で、ヴァルーナのものは海中も移動でき、クヴェーラのものは最も美しかったが、大きさも構造も性能も全ての点で最高なのは、ブラフマーの“サブハー”だった。難攻不落のそれが宇宙を進んでいくときの近寄りがたい威容は、まさしく太陽や月も青ざめるほどだったという。

 

・カンジラル博士によると、サンスクリット語の“サブハー”は、“人間が組み立てたもの”という意味で、それが金属製で多数の人間を乗せて空中にいつまでも浮かんでいることができるとなれば、“宇宙ステーション”とか、“空中都市”としか考えられないという。

 

・実際、ヴァナバルヴァン編では、パンダヴァ族の英雄アルジュナが、神々から聖なる武器を受け取って、使い方の訓練を積むためにインドラのサブハーを訪れたとき、内部に神々用のヴィマーナが数千機も翼を休めていたり、発着しているのを見て驚くくだりがある。映画『スターウォーズ』の宇宙要塞そっくりの場面である。

 

・宇宙要塞や宇宙ステーションなら、その管理や保守や整備の要員が必要だ。前9世紀ごろの賢者カウティリャの著書『アルタ・シャストラ』には、それが専門的職業としてちゃんと載っている。同書は、本来、政治経済分野の論文だが、科学技術のいろいろな話題にも触れていて、技術専門職のリストに“サウブドカ(空中都市を飛ばす技術者”という項目があるのだ。空中で戦う訓練を受けた者も陸上戦士、海上戦士などと並べて解説されている。現代ならさしずめ空軍兵にあたるだろう。

 

サブハー(空中宮殿)

・“サブハー(空中宮殿)”ばかりでなく海中にも巨大な都市が造られていた。

 

<超大海中都市で起きた戦い>

・ヴァナバルヴァン編には、空中都市だけでなく、海中都市まで出てくる。先ほどの続きで、アルジュナがインドラのサブハーに滞在中、魔神族退治をインドラから頼まれる。彼らは3000万人もいて、海底に建設された難攻不落の要塞都市に住んでいた。

 

・インドラは、自分の空水両用ヴィマーナをアルジュナに貸し与え、有能な補佐神マタリをパイロットとしてつけてやった。

 

・熾烈な戦いとなったが、最後にアルジュナは海水を干上がらせてしまう神々の兵器を繰り出して勝利した。負けた魔神族が逃げ去ったあと、アルジュナは海底の要塞都市に入ってその美しさに魅了された。この都市の起源をたずねると、マタリは、こう教えてくれた。もともとは神々が私用に建設したのだが、魔神族がブラフマー神に頼み込んで、居住を許可された。ところが、彼らはいったん住み着くと居直って、神々を追い出してしまったというのだ。しかし、海中の隠れ家から敗走した魔神族は、その後もしぶとく生き残って、相変わらず神々と人間を悩ませ続けたという。

 

・話はさらに続いて、今度は、“ヒランヤブラ(黄金の都)”と呼ばれる巨大な宇宙ステーションが登場する。その昔、善神族と魔神族が平和だった頃、ブラフマー神が二人の魅力的な女魔神(デモネス)の願いで造ってやったという空中要塞で、家並みと樹木と海水にあふれて回転するその美しさは、目も奪われんばかりだった。

 だがこの空中都市も、魔神たちがいったん占拠すると、四方の出入り口をさまざまな武器で固めて神々を寄せ付けなくなったので、その態度に神々はすっかり困惑した。

 

・そこでふたたび、マタリはアルジュナをたきつけて、ヒランヤブラ(黄金の都)を破壊させようとする。アルジュナは、ヴィマーナ(宇宙船)で空中要塞に近づくと、魔神族は猛烈に抵抗し、激戦となるが、最後にアルジュナは神々からもらった究極の破壊兵器でヒランヤブラ(黄金の都)を木っ端微塵に吹き飛ばし、神々にその英雄ぶりを讃えられることになるのである。

 

ミサイルが全てを焼き尽くす

・魔神族の巣窟となった“空中都市”を神々が無慈悲に破滅させる話は、最古のヴェーダ聖典に早くも登場する。西暦前3000年よりももっと古い成立とも言われる『アジェル・ヴェーダ』には、魔神族がそれぞれ鉄と銀と金で造られた3つの空中都市を持っていて、神々は征服できず困っていたという話が記されている。とどのつまり、暴風神ルドラが、最後に火の熱、月の光、ヴィシュヌ神の勇気からできた武器で3都市を焼き尽くしたとある。

 

・『マハーバーラタ』では、3大空中都市を破壊したのがシヴァ神となって、話がもう少し詳しくなり、『マスチャ・プラーナ』ではさらにもっと詳しく、こんなふうに記述されているー。

 

・魔神族の建設技師マヤと二人の魔神が、ブラフマー神に願いをたて、シヴァ神の1本の矢にだけは勝てないという条件付で、難攻不落の美しい空中都市を造った。それは、3段からなり、最下段は鉄製で地上に置かれ、中間の段は、銀製で空中に、最上段は、黄金製で宇宙に浮かべられた。

 

・ところが、空中都市を自分たちのものにすると、魔神族はずうずうしく態度を変え、全世界を苦しめ始めた。神々は、魔神族をどうしても制圧できなかったのでシヴァ神に助けを求めた。

 そこで、シヴァ神は、小山ほどもある特製のヴィマーナ(宇宙船)を建造させ、ブラフマーがこれを操縦して出撃した。

 

・マヤたちは天と空と地の3都市を合体させて反撃し、海上近くで追いつ追われつの大激戦が繰り広げられた。その過程で、建設に協力した2人の魔神は容赦なく殺されるが、マヤだけはシヴァ神から海中に身を隠すように勧められる。以前の間柄とマヤの才能を惜しんでのことだったのだろう。

 

・マヤは、聞き入れて、そのとおりにした。そして、合体した大宇宙要塞めがけ、シヴァ神は強力無比な1本の矢、つまりミサイルを撃ち込み、空を黄金色に染めて完全に焼き尽くした。炎上した魔神族の大宇宙要塞は、すさまじい音とともに西の海へ落下していった・・・・・。

このように、太古の高度文明は、大宇宙都市をとうの昔に達成していたーサンスクリットの古文献に描かれている不思議な“サブハー”の神話は、そのかすかな遠い記憶の残響なのかもしれない。

 

 

 

『銀河間トラベラー「アプ星人」との170時間』

ヴラド・カペタノヴィッチ   徳間書店  2010/6/30

 

 

 

兄弟愛から地球を訪れるアプ星人との出会い

・二人とも、なで肩で背が高く均整のとれた体つき。着ているものといえば、体にぴったりと密着した、奇妙な色の極薄ニット・ウエア。なんだか、アザラシの濡れた肌のような風合いです。巨大なレンズ豆に似た堕円形の物体、マシン。

 

<長身のアプ星人には、全民族の特徴の融合が見られる>

・彼らは長身でした。ですが、背丈からどこの民族かを特定することはできません。唯一の特徴といえば、なで肩と大変均整のとれた体つきです。彼らは、地球上の全民族の特徴が融合されたようなルックスだといえました。

 

・顔の形はアラブ人に似ていましたし、目はモンゴル人です。鼻はスカンジナビア風で、顎はインド人のような印象を与えました。また、肌の色は明るいバラ色です。

 

<銀河系外にあるアプ星>

・「数十億年前に、アプ星人が原子を最小微粒子に分解して以来のことよ。この業績のおかげで、私たちは、最も崇高な力を手に入れることができたの。例えば、不死、プラスイオンの制御能力、その他にもたくさん・・・」

 

・重力除去能力で巨大な石も運んでしまう。アプ星人は太古より人類を見守って来た。イエス・キリストも地球を陽性化したアプ星人の一人だった!

 

・「宇宙現象のせいでアプ星人が地球に通いにくくなってから、地球時間で5億年という年月が流れた。少し前から、つまり20世紀初頭から、地球が属している銀河は陽性のゾーンに入った。

 

・このゾーンは私たちの船や浮遊都市の航行には好都合なんだ。もし僕たちが何の問題もなくここに来ることができていれば、地球生活の多くの問題は既に解決されていたんだよ」

 

・国連創設の背景にアプ星人のバックアップがあった。ルーズベルト大統領にもアプ星人の働きかけがあった。エッセネ派の拠点クムランは、太古アプ星人の科学研究所だった!

 

スクリーンに映されたペルーの未来の大惨事

・引き続き、数多くの銀河誕生の発端となったアプ星の爆発以降、この地域で過去に発生した大災害の様子が次々と映し出されました。タイム・スクリーンによる過去の映写が終了すると、今度は、今後この地方が晒されることになる天変地異の投影が始まりました。

 

 

 

クラリオン星人 コンタクティが体験したアセンションン{量子転換}のすべて』

―宇宙人の人類DNA大変革プログラムー

マオリッツォ・カヴァーロ   ヒカルランド 2010/10

 

 

 

地球を訪れているエイリアンは約120種!

・まず彼らは、異なる時間から来ている。それは僕たちの次元と並行関係にある次元世界・平行次元だよ。

 それから、彼らの世界は僕たちの地球から15万光年離れている。彼らは、子の距離を地球時間に換算して72日から73日かけて旅している。だから、彼らの移動速度っていうのは、光速よりも遥かに速いんだ。

 また、彼らは、遺伝子工学的にも進化した生命体だ。だからーだいたいの推測で僕は言うんだけれどー彼らは、5次元に属しているんじゃないかと思う。これは、あくまでも僕個人の意見ということで聞いておいてね。

 

・宇宙の神々、エロヒムーおまえたちの先祖は創造主をそう呼んでいるーは、遺伝子操作を行い、海洋の霊長目(雌雄同体の水棲爬虫類の一種)の尾骨と下垂体に手術を施し、右脳半球と左脳半球の相互作用に不可欠な身体条件を整えた。彼の星の神々は、人間に知性を授けそれを活用する自由を与えた。

 

このユニバースには、生命体の住まう世界が無数に存在する!

15万光年離れた第3銀河のワシ座に位置するクラリオン

・彼らは、基本的にタイム・トラベラーなんだよ。物理的な宇宙を縦断する際のスペースシップの速度は、秒速数百万キロ程度だよ。

 また、一つの惑星から別の惑星に移動する時には、通常、天然の磁気回廊が利用される。ユニバースにグリッド状に交差して存在する、<重力のライン>のことだよ。

 

・要するに、私たち人間は、常に監視下に置かれているのです。さらに、遺伝子操作を受けた先祖を持つ子孫たちは、アブダクションという手法で定期的にモニタリングされ、必要な場合には、新たなDNA操作を受けるのです。

 

・地球外生命体の探査?地球の科学者たちは、宇宙に地球外生物を探しています。エイリアンたちは既にここにいるのです・・・・。なぜ明らかな証拠を否定しようとするのでしょう?なぜ彼らの不断の存在についてまだ口を閉ざしたがるのでしょう?異次元からの訪問者たちは、私たちの誕生以来ずっとここにいるのです。

 

・私たちの精神の生み出す幻影の<向こう側>にあるのは、想像を絶するほど素晴らしい不死の世界だということを知るのです。時空という人間だけが囚われている<トリック>から身を解き放つことさえできれば、その世界を知ることができるのです。

 

 

 

クラリオンからの伝言 超次元スターピープルの叡智』

マオリッツオ・カヴァーロ     徳間書店  2009/4/27

 

 

 

CERNの大型加速器実験は、次元の扉を開けるのか?

クラリオン星人とウンモ星人とはどんな関係にあるのでしょうか?

 

カヴァーロ;銀河連邦の同じメンバーです。16万の星が加盟している・・・。

16万世界。これは全部銀河連邦の中に存在する世界なのです。

 

ウォーク・インとワンダラー。宇宙人が地球にやって来る方法は?

浅川;ワンダラーは地球に生まれてくる時に人間として肉体を持って生まれてきます。要するに宇宙から直接地上に降り立つのではなく、まず、地球圏内の霊的世界に行き、我々普通の人間の転生するみたいな形で、赤ちゃんとしてお母さんの体の中に入って生まれてくる。ただこの場合には、自分が宇宙から特別な使命を持ってやって来た事を忘れてしまうことである。

 

・もう一つは、ウォーク・インのケースです。彼らは、霊的世界を経由せずに直接地球にやって来て地球で生活している人間と入れ替わってしまう。一種の憑依ですが、前もって両者が約束し納得しあったことなので、一般的な憑依現象とは異なります。この場合は、記憶が継続されますから自分の使命を全うします。

 

地球内部は回転する2重構造。空洞宇宙の超新説が明らかにされる

<全ての惑星の内部は空洞>

大変動を察知して地下に潜った人類たちのその後

・カヴァーロ;地下にはシャンバーラとアガルタという2つの国があります。シャンバーラは、「神の地」と言われていて、アガルタの方は、悪魔チックな地獄のようなところ、ネガティブなマイナスの極です。この2つをごちゃごちゃにする人がいるので、それは気をつけなきゃいけない。2つは違うものです。

ヒトラーは自分たちゲルマン民族は宇宙人というか、星から来た人たちの特別な子孫であると思っていた。ヒトラーは地球の中に空洞の世界があり、空洞の中の土地を知っていました。

 

・アガルタとシャンバーラという2つの違う世界があるのではなくて、世界は一つなんですが、精神レベルの違う世界が2つあるということです。その一つが南極の近くにある。それがシャンバーラと呼ばれるもので、このシャンバーラというのは聖なる場所、聖なる土地という意味です。一方、アガルタのほうに住んでいる民族は、シャンバーラに比べて文明的にもうちょっと遅れています。

 

・アガルタのほうは、北極点に近い方にある。

 

地殻変動の時に一緒に入った同じ人種なんですが、文明の発達の具合が違うんです。北極圏にすんでいるアガルタ民族というのは、我々の2000年前ぐらいの農業を中心としたプリミティブな生活をしています。

 

・実際、私達がいる世界でも、日本のように非常にテクノロジーが発達している所もあれば、テクノロジーとは一切関係のないようなところもまだある。ですが、同じようなことが地球内部でも起きているわけです。

浅川;6500万年前のカタストロフィーのときに、一緒に入っていながらそれだけ差がでたということですね。

 

 

 

クラリオンからの伝言』

超次元スターピープルの叡智

マオリッツオ・カヴァーロ    徳間書店  2009/4/30

 

 

 

第3銀河系の鷲座にあるクラリオン

私たちが、見ているのは3次元の火星、すなわち過去の火星です

 

・過去の火星と未来(現在)の火星。この2つの火星は周波数が違うんですね。並行してある存在なんですが、周波数が違うので、私たちが、火星に行ったとしても何も見ることができないということです。

 

・火星人を見た時に、身体的特徴が旧インカ人に似ているというのも、おかしなことではありません。

 

・人類を創造し育んだというプロジェクトにかかわったのはオリオン座、プロキオンプレアデス星団ケンタウルス座アルファ星です。こうした星の人々が、人間の原型、マトリックスのような形になって、今現在、人類に影響を及ぼしているわけなのです。

 

NASAやなんかの調査では確かに火星には砂漠しか見えませんね。しかし、カヴァーロさんが見た火星には、都市があり、そして、人が住み、そして、動物もいた。それは、異なる次元に同時に存在する景色だったようです。

 

・やがて私たち2人は大きな広間のようなところに出ました。そこは、境界線が見えないほど広大なスペースでさまざまな大きさの球体がありました。50センチから60センチくらいの直系のものから、1メートルから1メートル半くらいのもの、もっと大きいものもありました。その球体はスカイブルーや淡い紫色、そして、黄色などさまざまな色味を帯び、クリスタルのように透き通っていました。そして、この球体の中には何と人影があったのです。

 

知性的なレプティリアン人(ドラゴン人)と人類との関係は「また従兄弟」の間というふうに定義できるでしょう

 

 

 

クラリオンからの伝言 超次元スターピープルの叡智』

マオリッツオ・カヴァーロ     徳間書店   2009/4/30

 

 

 

3つの月を持っていた地球に起こった大カタストロフィー

カヴァーロ;3つあった月のうち1つの月が磁場を失った、消滅したんです。

 

浅川;3つあった月のうちの1つ目が落ちたのはいつでしたっけ?

 

カヴァーロ;6500万年前、そのとき、2つの月が残っていたのです。

 

 浅川;そのときに7つのピラミッドを作って磁気が弱くなったのを保ったんだったよね。そして、残った月のうちのもう一つの月が磁気を失って落ちた。

 

<大カタストロフィーに備えて、クラリオン星人は地球上全ての生命のDNAの保管庫を持っている!>

・私の中にはいつもクラリオン星人からの精神投影があります。

 

植物と共生するクラリオン星人の町の様子

・とにかくクラリオン星は天国、パラダイスでした。一言でいえば、天国のような世界で、とても美しいです。

 

・我々の地球上の建物と違うところは、建築物がセミモービルといって半可動式というか、ちょっと動くものです。彼らの建物は、ドームの中に入っていて、半球体の透明な物の中に包まれている。例えば、道は植物を切ってしまうような地上にはつくられずに地下を通ります。

 

美しく知的な5種類のグレイ・エイリアンの真実

(生物学的なロボット)

カヴァーロ;クラリオン星人が作ったグレイロボットもあります。サイボーグというか、バイオロジーロボットとでも言ったらいいでしょうか。ですが、金属でできたロボットではないです。要するに、知能が非常に発達した生物学的なロボットのやつはサイボーグですね。

 

アメリカ政府筋が発表している醜いグレイとは全く違います。

 

・グレイといわれる者たちなら、5種類います。けれども、その5種類全部がサイボーグ(人造人間)です。

 

・5種類のグレイの特徴は、そんなに大きな違いはありませんが、身長の差とかはあります。先ほど見せた写真のグレイは150から170センチメートル、つまり、地球人と同じ大きさです。それから、もっと小さい69センチとか75センチとか、本当に小さいものもいます。あとは、目がすごく大きい種類。

 

・80000年前に地球に来た河童はグレイの一種で太平洋の海底基地にまだいる!?

 

水かきのあるグレイの一種、河童も人造人間、サイボーグ

 

2012年を目安に太陽の活動が変わると、全ての生命の遺伝子体系も変わる!!

・人類の起源種となった4大種族は次の星からやって来ました。ケンタウルス座アルファ星、オリオン星、プロキオンプレアデス星団、そのほか数多くの種族が人類創造に協力し、すでに述べたとおり、クラリオン星人もそのうちの一つとして数えられます。

 

 

 

クラリオン星人はすべて知っていた』 創造起源へのタイムトラベル

マオリッツオ・カヴァーロ 徳間書店  2010/1/26

 

 

 

私と同じくパラレル・ワールドの旅行者達が世界中にたくさんいる!

真の叡智はパラレル・ワールド

・その、パラレル・ワールドに迷い込んでしまうことだってありうるのです。たどり着く先は、見た目は私たちの世界とそっくりです。事実、いつも通る道路があり、顔見知りの人たちと同じ生活が営まれます。ですが、決定的な相違点があります。時間軸が異なるのです。

 

・知らないうちに異次元の扉をくぐり抜けてしまい、異質な世界に入り込んでしまった人間など山ほどいるのでしょうか。そうした世界は、鏡映しのように、同一の空間構成なのですが、時間の周波数は全く別物になります。それに、そこから戻ってこられなくなることもあるのです!

 

クラリオン艦隊の星間巡洋艦ケトス号

無重力リフトでケトス号の宇宙港へ

星間巡洋艦ケトス号の乗員たち

クラリオン星人とエリダニ星系のエリジウム星人以外には、オリオン座、プレアデス星団ケンタウルス座アルファ星、かみのけ座、竜座、小犬座の一等星であるプロキオン星系からの異星人たちもケトス号に搭乗している。さらに、ベテルギウス星系やアルシオーネ星系、地球で発見されていない数銀河光年離れているほかの星系からのメンバーもいました。また乗組員の中には、その身体的、生物学的特徴から地球の研究家がいうところのグレイと見られる種族の人々もいました。

 

<時間移動線での旅で出会った“銀河系大議会”の賢者のメッセージ>

・彼は“銀河系大議会”の賢者の一人で、時間の境界線の向こう側からやってきたのでした。彼の声は翼の羽ばたきのように響き、彼の輝く瞳は私の脳内に射し込んだ燭光のようでした。彼は、星が放つ光線のように私の混乱した精神の中に浸透してきたのでした。

「地球の子よ、我々はおまえにメッセージや使命を託すことはない」

そう述べた。異次元の声は、音として響いたのではありませんでした。

 

3メートル以上の巨人たちと生命体であるコンピューター

・そこは円形の複合施設でした。背丈3メートル以上の巨人がいて、不可解な精密作業に没頭しているのでした。分厚い宇宙服をまとい、顔が隠れる奇っ怪きわまりないヘルメットをつけた巨人たちは、コンピューターのインターレース式ディスプレイの周りで操縦しています。ちなみに、このコンピューターは開発者たちの頭脳と連動した一種の生命体なのでした。

 

クラリオン星人の超テクノロジー

・私は、クラリオン星の巡洋艦の驚くべき全貌を目の当たりにしていました。奇っ怪きわまりない形をした輝く物体の大群が、船腹の下に開いた幅広で青い楕円形の開口部から現れると、敏捷でなめらかな動きを見せていました。それらは、偵察用時間移動船だとのことでした。

 

 

 

『未確認飛行物体UFO大全』

 並木伸一郎  Gakken  2010/2/2

 

 

 

トルーマン・ベスラム><クラリオン星人に会った男>

1952年7月27日、アメリカ、ネバダ州ラスベガス

 ・ベスラムがトラックを降りると、すぐそばにUFOが着陸していた。それは直径100メートルにも及ぶ巨大な円盤だった。UFOの中に案内された彼は、美しい女性の機長に紹介されたのである。

 

・その美しい女性はアラウ・レインズと名乗り、太陽を挟んで地球の反対側の軌道にあるために、地球からは見えない惑星クラリオンから来たと述べた。

 

・その後のコンタクトで、ベスラムはUFOに搭乗し飢えや病気のない理想郷のような惑星クラリオンの生活をレインズから聞かされたのだった。ベスラムはまた彼らがエネルギー源として磁力やプルトニウム中性子などを利用していることも知った。

 

・彼はある年、UFOから降りて帰宅する途中、何ものかに追跡され、それ以降、行方がわからなくなった。彼の痕跡は現在にいたるも発見されていない。

 

 600ページにわたる本書も含めて、筆者のライフワークであるUFO現象の探求は2010年で40年を迎えることになった。>

 

 

 

『宇宙の古代遺跡』

「月・火星 他文明の痕跡」

 深沢久夫    Gakken  2008/10

 

 

 

NASAは陰の集団に操られている ⁉

<秘密の集団「オシリス・カルト」>

古代エジプトの冥界の王であり、死と復活の神でもあるオシリス

・実は、これまで「NASAの隠蔽体質の背景には、カルト集団の存在がある!」という説がささやかれてきている。NASAの中枢をあるカルト集団が支配しており、火星に関する「神聖知識」の公開を阻んでいるというのだ。

 科学の最先端をいくNASAとカルト集団とは、じつに奇妙な取り合わせのように感じられるかもしれない。しかし、NASAが「オシリス・カルト」と呼ばれる古代エジプト宗教の隠れた本拠地になっていることは、80年代初めごろから問題視されていたのだ。

 

・秘教研究家ジョージ・ダウナードの調査によると、NASAの管轄する天文台には、常にシリウスに向けられた望遠鏡が設置されているという。その望遠鏡を通して、シリウス古代エジプトの星辰信仰において主神となっていた星)」の光を浴びながら、NASAの「大司祭」が「オシリス復活の儀式」を執り行うというのだ。「オシリス・カルト」はアメリカを中心として、各国の政財界に多数の信者を擁しているが、ダウナードはNASAこそ「オシリス・カルト」の総本山であると指摘している。

 

・そもそも、アポロ計画の「アポロ」とはオシリス神の息子ホルスと同一の太陽神であり、アポロ計画の記章とされた「オリオン」は、古代エジプトにおいては「オシリス神の住まうところ」とされていたのである――。

 NASAの内部には、「公開派」と「非公開派」があり、情報開示をめぐって対立しているという。あるいは、「非公開派」というのは、古代エジプトの神官のごとく、星に関する知識が「神聖知識」であるがゆえに、開示を拒んでいるのかもしれない。

 

やはり高等生物が実在した!? 動物の頭蓋骨

・かつて火星にも、水と大気が潤沢に存在した時期があり、その期間は30億年続いたともいわれている。だとすれば、はるか昔、火星地表には知的生命体や動植物など、生命に満ち溢れる世界が存在していたのかもしれない。いや、事実存在したと思われる物体が見つかったという。

 写真は火星地表の画像で、マーズ・スピリットのローバーが撮影したものだ。不思議な形の岩のようだが、火星の異常地形を研究しているジョゼフ・スクッパーは「火星地表に動物の化石を発見した証拠」だと主張している。

 場所は火星のグセフ・クレーター付近。そこに特筆すべき大小3個の物体は存在する。それも見るからに化石化した地球上の動物の頭骨に酷似しているのだ。

 

 

 

『あなたはいまスターシードとして目覚める』

限りない愛を受ける存在    シリウスの超叡智3

パトリシア・コーり   徳間書店    2011/9/30

 

 

 

四つのマスター種族とは

・地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあります。テクノロジーが進化した彼らの文明は、銀河系間の移動といった難題を克服して遠方への宇宙旅行さえも可能にしました。

 

・オリオン星雲の中心星から数えて5番目にあたる彼らの星は、太陽光の量も少なく、比較的低温です。その厳しい物理的条件を考えると、彼らは、最もデリケートな遺伝物質を人類のマトリックスに組み込んだと言えるでしょう。色素が少ないために肌が抜けるように白いのでラ―の強い放射線からほぼ完全に身を守る必要があったのです。

 

あなた方はもはや孤独な存在ではない

・「エイリアン・ネイション(異星人国家)」つまり惑星間の提携、移動、文化交流、遺伝子混合のための連邦機関においては、地球人の知らない交流や取引が行われています。物質宇宙は生命であふれ驚異に満ちているのです。そして、地球と同様に光の存在と闇の勢力の間で、さまざまなレベルにおいての戦いが断続的に起こっています。

 

・考えてもみてください。異世界の生命体がこれほどまで、かたくなにあなた方の前に姿を現そうとしないのは実に不思議だと思いませんか?

 その一方で、地球のオーラ体のすぐ近くまで母船に乗って旅してきたグループもいます。この生物の原型は、タイム・トラベラーであるジーン・ロッデンベリー(訳注;SFシリーズ『スター・トレック』を生み出したテレビ・映画プロデューサー)によってあなた方に紹介されましたが、彼がSF物語という形で表現した銀河連邦の活動が決してフィクションなどではないのです。

 

つまり彼らはあなた方の苦しみを理解しているのです

・多次元宇宙の内のパラレル・ユニバース(並行宇宙)から異次元を旅して地球にやってきた意識を持った存在は、あなたと一緒にそして、あなたの内側で活動しています。物質領域では多次元宇宙とはまったく違った人生の展望としてドラマが繰り広げられているのですが、あなたが物質次元から上昇するにしたがって、物理的な現実が無時間性において結晶化された思考の投影のホログラムであり、魂のトレーニングの場であることを認識するようになるでしょう。

 

 

 

『2012年あなたはこうなる』  Q&Aベスト集成

山口敏太郎  5次元文庫  2010/12/10

 

 

 

UFOコンタクティ マオリッツオ・カヴァーロ ー宇宙につなぐ銀河のシルクロード

宇宙と地球を結ぶシルクロードを発見していこう

伝説は過去にあった事実に基づいている

・カヴァーロ;(エイリアンを見るようになってから)30年ほど経ちます。もう数えることをやめてしまったのですが、既に200回以上遭遇しているはずです。毎回違う人と会うわけではないので、知り合ったエイリアンの総数は、30人くらいですね。

 

・エイリアンたちが人の心の中に侵入してくるというのは、昔からある現象で、世界中の様々な宗教にもそういったものが見受けられる。ですから、エイリアンが人の心に入ってくるという表現は正しいと思います。

 

・エイリアンが昔から様々な形で人間に混じってきたということは確かです。

 

・今人類は次の段階への移行を目指している。そういう時期なんですね。だから、現在、大多数の人間が何らかの形でエイリアンと接触していたとしてもおかしくない。

 

 日本の天狗はエイリアンの可能性がある

 宇宙のメッセージを預かる天使達もエイリアン

・エイリアンにはもちろん女性と男性という性の違いはあるんですが、本当に男女問わず非常に優しく美しい種族です。表面的には、人間とさほど違いはありません。

 

・つまり天使とは、宇宙のメッセージを伝える使者であるので、やはり宇宙とかかわりのある者だとおもわれます。

 

周波数を変えれば時空も変わる

山口;カヴァーロさんの話では、今の火星はかって文明があって滅びた姿であってパラレル・ワールドの火星では、ちゃんと文明があるそうですね。また、発展している火星にも行かれたそうですね。

 

カヴァーロ;我々の目には、より低い周波数が見えている。ですから、今火星を見た時に、何もないあの砂漠のような状態なんです。

 

・高周波にチューニングすると、生物が棲んでいるような火星になる。別々のものが存在するのではなくて、共存している。

 

2012年、人類にとっての選択のラストチャンス

・カヴァーロ;2012年には、確実にひとつのサイクルが終わる。人類が今までの次元よりももっと高い次元に移行していく現象が見られるでしょう。それに伴い天変地異が起こるかもしれません。ただし、それは、人類滅亡とか、地球の終りとか、破局とかを意味しているのではない。こうした変化は、新たな人類、新たなステージアップのために生じるのです。だから、すべて破滅してしまうという意味ではない。

 

 

 

『ムーンマトリックス』  覚醒編

デーヴィッド・アイク     ヒカルランド   2011/9/30

 

 

 

心の大転換をもたらした霊能者(サイキック)との出会い!

・何らかの存在が、私の周りにいるのを感じ始めたのが、この頃だった。部屋に1人いるときに、誰かがいるような気がして、その感覚が何カ月も強いため、ついに1990年の初め、ロンドンのホテルでベッドの脇に座っているときに、その気配をあまりにも強く感じたため、「もしそこに誰かいるなら教えてくれ!頭がおかしくなりそうだ」と叫んでしまった。すると、それからいろいろなことが加速度的に発生するようになった。

 

波長の異なる「世界」-並行宇宙(パラレル・ワールド)が無限にある世界を知る!

・霊能者の彼女から現実の多次元的な性質や、一つの次元が他の次元と通信可能という話を聞いているうちに、これが答えだと思った。

 

・すべてはあなたの内面に存在するということ、あるいは象徴的に天国は心の中にあるということは間違いない。無限の広がりは、あらゆる「空間」もしくは我々の「空間」認識と共存しているのであるから、全て我々の内側に存在することになる。だが、問題は、我々の五感では、全ての無限の広がりを把握できないことだ。全てのラジオ放送を同時に聴くことができないのと同じである。

 

・幽霊やUFOを目撃した人々が、どこからともなく「出現」して「消滅」してしまったというのも、これで説明がつくだろう。テレビやラジオのチャンネルがたくさんあるように互いに交差する仮想現実が無数に存在しており、やりかたさえ知っていれば、異なる仮想現実間を行き来することもできる。科学者は、「並行宇宙(パラレル・ワールド)」と呼んでいる。

 

 

 

『2020年ごろまでに世の中大転換する』

ミロクの世を作るプラズマ科学や5次元テクノロジー

船井幸雄   徳間書店   2010/5/31

 

 

 

アルザル人との遭遇と新人類

UFOに乗ってやってきたアルザル人

<アルザル(地下世界、亜空間)>

・私がアルザル人にはじめて会ったのは、2006年11月23日でした。1947年にアメリカで不思議な物体が墜落し、乗っていた生物が全員死亡するという事件が起きました。発見したのはアメリカ軍でした。実は、この生物こそアルザル人だったのです。もちろん、アメリカ軍は彼らが、アルザル人であるとは知りません。なぜなら、外見も普通の人間そっくりだったからです。髪の毛と目の色は黒く、黄色人種のような外見をしていました。

 

・彼らの血液型を世界中のいろいろな人種のマッチングをしたところ、アングロサクソンでもなく黒人でもなく、一番近いのが日本人だったのです。彼らの血液のなかに日本人の血液中に多く存在する“YAP(マイナス)因子”と同じものが存在していたのです。YAP因子というのは、Y染色体上にある特殊な遺伝子で日本人に特異的なものです。

 

アルザル人は日本人の祖先だった

・アルザル人はもともと地球の地下深くに住んでいたそうです。地球の核付近までいたる地下に彼女(アルザル人)たちの住まいがあったといいます。地下の居住地同士はトンネルでつながっていて、いつでもどこへでも行けて、トンネル内で通信もできたそうです。

 

・何千年もの間。地中で文明を発展させたアルザル人は、やがて地上に出てきました。その当時、地上にはようやく哺乳類の祖先が現れたところでした。

 

・アルザル人が現れたのは現在の日本にあたる場所で、ちょうど後に出雲大社ができたところでした。アルザル人は、そのあたり一帯に居住し、地上での生活になじんでいきました。やがてアルザル人=日本人は、出雲大社のあたりから日本国中に広がっていったのです。

 ちなみに、アルザル人は、かってイスラエルにも居住したことがあり、その子孫はユダヤ人となったそうです。ということは、イエス・キリストもアルザル人だったということです

 

アルザル人のメッセージを伝える使命

出雲大社はアルザル人の幕社とまったく同じ形になっています。しかも、アルザル人は日本全国津々浦々に広がりましたから、どこのお宮もアルザル人の幕社と似ているのです。

 

・決定的な証拠として一つあげるとすれば、現在の宮中にはアルザル人の絵があるそうです。その絵は、菊の紋が中央に描かれていて、その両側にアルザル人が信奉している一角獣(ユニコーン)とライオンがそれぞれ配置されています。それがアルザル人の紋章なのです。

 

・アルザルについて釈迦も「シャンバラ」と呼んで北の果ての入口から入ると言い残しています。それがシャングリラの元ネタになったわけです。

 

・北の果てには北極海と氷しかありませんが、地球の磁力線が潜り込んでいます。それがプラズマ・トンネルとなり、地球の中心の内核でリコネクション(つなぎ替え)が行われてプラズマが発生しているのです。つまり亜空間ができて天体アルザルが存在します。そこから出入りするにはプラズマで覆った飛行物体か自らの体をプラズマで覆うしかありません。

 

 

 

『『ドイツ伝説集』のコスモロジー

  -配列、エレメント、モティーフー

植朗子    鳥影社    2013/7/12

 

 

 

こびと

・王の宝を守るこびとの伝説(こびとたちはその宝物を守っていて、かつては時々真夜中になるとザルツブルグに行って、大聖堂で礼拝していた)。

 

・これらの山の民「{ブレッセの静かな民}と呼ばれる山こびと」は、人間達と変わらず、身体は肉と骨から出来ていて、子どもを作り、死もおとずれる。

 

・「こびと」が他の怪異体と異なるのは、彼らが「敬虔なキリスト教徒である」という特徴を持っている。人間と共に生活し、王や英雄の墓守としての役割についているこびとたちは、人間と同じような生活習慣を持っている。

 

・こびとの王は、キリスト教徒としての暮らしを人間に話している。王や騎士たちに、こびとが、自らを「キリスト教徒」だと主張する姿は、こびと族が異教の神々と関連がないことを人間に訴えかけ、異教徒として駆逐されることを恐れているかのように見える。『ドイツ伝説集』に登場する「こびと」は人間の亜種のような存在として描かれている。

 

・1664年に、ドレスデンの近くでひとりの少年が村の羊の番をしていた。(略)そして、彼(少年)は石を持ち上げてみると、若い大地のこびとが地面の中から飛び出して、すばやく羊飼いの少年の前に立ちこういった。

 

・翌朝、このこびとたちがやってきて、悲惨な火傷をしてしまった。彼らは怒りを込めて、「ああ、ひどい世の中だ、ひどい世の中だ!」と叫び、復讐を誓って、永遠に姿を消してしまった。

 

こびとの出現は1680年以前となっており、こびとが人間の目の前から姿を消す話ばかりが集中的に配置されている

 ・こびと族の消滅・移動に関する出来事が起こった時の具体的な日時を示さないことによって、「これからもこびとが人間の集落に再び現れるのではないか」というニュアンスを話の内容に含ませている。

 

小さい人型の怪異体

・先行研究を整理すると、「小さな人型の怪異体」という外見的特長によって、「こびと」とよばれることになった怪異体は、少なくとも二つに大別される。まずは肉体構造を持つもの、そして視覚的には認知されるものの肉体を持たないものである。こびとは種類によってその起源も能力も異なる。これらが混同されるようになったのは、それぞれの伝承が語り継がれる中で、類似の部分が記憶の中で融合したことが原因である。

 

・数と種類の多様さにおいて、「小さな人型の怪異体」の伝説は『ドイツ伝説集』の中で突出している。巨人族は過去のものとされているが、こびとに関しては未だその存在が現実のように語られることがある。こびとや幽霊は、そのちいささや実体の有無から、全ての人に見えることが難しい存在として認知されている。そのため、見えないことがすなわち「実在しない」とはならない。目撃されにくいことが当然のことと思われるタイプの怪異体は、長い時を経てもその存在が信じ続けられやすい傾向にある。仮に巨人が存在しているとすれば、その姿の大きさと能力のために、発見されないわけがない。

 

・「小さな人型の怪異体」はその起源にさかのぼって分類すると、人間と違う別種族の民であるものと、山や鉱石などの自然物から派生した妖精、人間の死霊が転化した精霊、の三種類に分かれる。「小さな人型の怪異体」はその役割に応じて、さまざまな居住域に区分されているが、伝説のグループ化には居住域以外に、その精霊としての派生起源も影響を与える。

 

デーモンは人間と神々のちょうど中間の位置にある超自然的な存在

・コーボルトはその家で早くに亡くなった子供を敷地内に埋葬するというドイツ語圏の風習から生まれた伝承であるが、この発生起源と内容は、日本の説話に見られるザシキワラシ伝承を彷彿させる。

 

・しかし、かといってコーボルトの日本語訳をザシキワラシと混同させると、また新たな誤解や異なる伝承の融合が起きることを助長してしまう。家霊であるコーボルトは、こびとという訳で統一することも問題があり、「コーボルト」という表記のままがふさわしい。後世における「こびと」と「家霊」「家精」の混同は、この二つの怪異体が「家系を守護する」「家を災害から守る」という能力の類似性もその理由にあげられる。

 

 

 

クラリオン星人から日本人への緊急ハートサポート』

マオリッツオ・カヴアーロ   ヒカルランド  2011/9/30

 

 

 

<「虹の神々」多次元世界の生命体たちからの予言

・古代からユニヴァースの果て、つまり異次元世界から、銀河系連盟の賢者である導師が私たちの元へやってきます。

 

1億8000万年前の人類創造計画

クラリオン星の人々というのは、今から約1億8000万年前に、人類創造計画に参加した数多くの民族の一つなのです。だからこそ、私は、彼らが悪者だというふうには思えないのです。

 

クラリオン星人たちが一貫して行ってきたことといえば、唯一つでした。この世界の「むこう側」を見つめるように、と私を促してきただけなのです。

 

 指導者も不要、すべて統制のとれたクラリオン星人の社会

クラリオン星は連星系の惑星です。二つの太陽の周りを公転しているのです。地球からの距離は、15万光年となります・・・・。

 

・15万光年といえば、私たち地球人にとっては莫大な距離ですが、彼らは、地球時間に換算して72~73時間という僅かな時間で移動してしまいます。

 

・太古の時代にスターピープルたちが着手した遺伝子操作は、現在もなお進行中です。

 

宇宙全体を生み出した「虹の神々」

・多次元世界の生命体たち、「虹の神々」-ちなみに、私は彼等をエイリアンと呼ぶのではなくて、こうした名称で呼ぶほうが好きです。

 

私たち人類はもとより、この宇宙全体を生み出した「神」や「創造者」といわれる人々

<私たちの現実とは時間と空間を結晶化させてしまった次元のこと>

・つまり・・私たちは、創造者である、という事実です。実際には人間は今私たちが、住んでいる世界を創りだしているのです。また、私たちは自分自身の不安や恐怖をも生み出し続けています。同様に自らの自由を創るのも私たち自身に他ならないのです。

 

・私たちを取り囲むユニバースとは、見かけ通りの姿をしているのではないのです。ユニバースの実相とは私たちが、知覚できるユニバースとはかけ離れているのです。それが証拠に本当は空間や時間などといったものは存在していないのですから。

 

・私たちは、身の回りにあるものを結晶化して時空を創りだしてしまっているのです!その結果「結晶化してしまった次元こそが私たちの生きる現実なのだ」と人間は信じ込むようになってしまったのです。それは完全なる誤解だというのに・・・。

 

私たちが生きている「本物の現実」とは変更可能なのです

悪魔も私たちの創造物にすぎない

・時間と空間は私たちによって創りだされた。

 

・実は悪やサタン(悪魔)といった存在も時間と空間があるように私たちは、創造物/想像物にすぎないのです。要するに悪魔などの誕生を促したのも私たち人間であったということです。

 

 

 

『超次元の扉』  クラリオン星人にさらわれた私

マオリッツオ・カヴァーロ   徳間書店   2009/2/26

 

 

 

エトルリア人(地下の人間)について>

・古代エトルリア人は、地球を襲った最近の大災害(1万5000年から1万8000年前)を生き延びた民族の一つであり、彼らは、地下にある迷路のような通路の中に避難しなければならなかった。事実、エトルリア人の語源はー彼らによるとー<地下の人間>という意味である。インカ人、アステカ人の後に表れ、最後に地上に戻り文明復興を促した民族である。

 

 過去と未来が共存する場所。火星での前線基地の様子

・あなた方が火星と呼んでいる惑星、火星の全て、その地表や地底の奥底に生きているものすべてが、次元の宙づり状態に置かれているのです。つまり様々なレベルで一種の原子浸透作用が起こり、過去と未来が共存しているのです。透明な球体が、別の円状に透明な球体の中に入っていると想像してごらんなさい。

 

・地球上にも、次元が宙づり状態に陥っている場所があります。地球にも堕ちる場があり、そこでは過去と現在、未来が共存しています。こうした場は、次元の扉で無限へと通じているのです。私達が、出会ったあの空地も、その一つなのです。

 

 

 

『続2012年地球人類進化論』

 アインソフ永遠の中今に生きて

白峰 明窓出版    2008/10

 

 

 

プレアデス系、オリオン系―星と星との争い

・この宇宙戦争は、どこの星から始まって、どのようだったのかという話をします。

 

・太陽系には、「アステロイド・ベルト」という、壊れた星が星屑となり、ベルト状になっている場所がありますが、これは昔、宇宙空間で戦争があって、核に類似するようなプラズマ兵器を使い、星を粉砕した場にできたのではないかという説があります。

もし、それが事実だとすれば、どこの星とどこの星が戦ったのでしょうか。その一つは、簡単に言うとプレアデス系ということなのですね

 

・それともう一つは、オリオンに近いオリオン系です。この二つはどこが違うのかと言うと、まずプレアデスが精神性・スピリットというものをすごく大切にする星です。逆にオリオンという星は、物質に働きかけて、あらゆるものを創造する科学に長けた星であったと言われています。このことが、超古代から地球に大きな影響を与えてきたのです。

 

・そのオリオンの宇宙存在が地球に入植したのと同時期に、他のまるで起源の違う人たちも、地球に入って来たのです。それが、地球上でいろいろな文化や歴史を創ってきました。でも合う合わないがあって、戦争を繰り返してきたのではないかと思われるのです。

 

・人類の起源については諸説あると思いますが、科学的なデータでは、東洋人、特に日本人の起源は、ベガ、プレアデス、スバルという星にあると言われています。

それにもう一つ、オリオンが人類の発祥に関わった場所じゃないかと言われています。ですから、ベガ、リラ、それに琴座ですね。それからスバルのプレアデス系です。その後にシリウスと言われています。

そうした起源の星が違うもの同士が争った形跡があるのです。

 

 

 

『日本の根幹と真文明』

アマノコトネを介して開示される地球と人類の過去・現在

樋口雄三、アマノコトネ    ナチュラル・スピリット   2011/6/5

 

 

 

宇宙人から進んだ武器や技術を導入していますか

・もらっている。アメリカという国をわからせるのはテレビを見せるのが手っ取り早い。

 

・日本は宇宙人に関しては余りにも後進国です。宇宙人の存在を認めたり、話したりすると非科学的だとされ、変な目で見られますが、世界では疑いのない事実とされており、アメリカ政府の公文書がどんどん公開されております。

 

・レーザービーム兵器、極低周波(ELF)兵器などの技術を手に入れておりますが、すべて昔の技術です。

 

アメリカは皆さんが思っているほど、民主的でフェァーな国ではありません。

 

・人類の歴史は宇宙人の関与を抜きには考えられません。地球は、宇宙人の実験場だったのです。現在も来ておりますが、多くは引き揚げて自分達の実験成果を興味深く観察しております。

 

 

 

『世界を変えた100冊の本』

マーティン・セイモア=スミス   共同通信社 2003/12/1

 

 

 

<94ベルゼバブの孫への話』G・I・グルジェフ(1950)

・30年前、われわれ12人は中央アジアで長い歳月を過ごし、各地の言い伝えを聞いたり、古代衣服やよく歌われる歌、そしてある種の書物を研究することによって、教義を再構築した。教義は絶えることなく存在していたのだが、具体的な形では伝えられなかった。大昔、いくつかの集団や階層は教義を知っていたが、完全なものとしてではない。古代の人は形而上に重きを置きすぎていて、その教義はあまりにも抽象的だった。

 

・これはグルジェフが1923年に、約10年前から教えていた教義の起源について質問されたときの答えである。その教義の本質を含んでいる『ベルゼバブの孫への話』の影響は深遠ながら、全体としてそれほど目立たない。この本には、ときおり故意に曖昧な形にしてあるが、神秘的な教えの要旨が書かれており、それをP・D・ウスペンスキーが、もっと明瞭で読みやすい『奇蹟を求めて――グルジェフの神秘宇宙論』の中で解説している。

 

・教義は東洋思想と西洋思想の融合で、その説得力の強さは過去に例を見ない。これに比べるとブラヴァツキーの神智学や超越瞑想は幼稚で私欲がからんでいるとさえ思えてくる。しかし、ケプラーが当時流行していた占星術の中に「汚物の中の真珠」を認めたように、グルジェフの「ワーク」は神智学や超越瞑想やもっと大衆的な運動の核心に貴重なものを認めている。

 

・この教義には、ゾロアスター教、仏教、キリスト教(特に東方正教)、カバラスーフィズムピュタゴラスの学説、その他の宗教や教理体系の要素が混在する。ウスペンスキーの『奇蹟を求めて』は、多くの箇所でグルジェフ(G)の言葉を一人称で引用しており、霊魂の生まれ変わり(グルジェフはこの考えを「真実に近いが、真実そのものではない」と言っている)に関するさまざまな思想を飽くことなく述べて、厳粛に筆を進めている。

 

・ワトソン、スキナー、その他の行動主義心理学者が提唱した「機械としての人間」という概念は、グルジェフの教義と共通する部分が多いように思われる。しかしグルジェフの心理学は、実はこれとはまったくちがっていた。人間は、「普通の状態では」たしかにひとつの機械だが、ときおり衝動によって目覚めさせられる。人間は機械として反応するが、自身の中に機械として反応しない能力を持っている。行動主義心理学者(と、従来の科学方法論はそれ自体で神の存在しない宇宙の神秘を計り知ることができる、と信じる者)は、外からの精神的影響力を認めないし、われわれが存在を許されていることに感謝する気持ちが必要だとも思わない。

 

・『ベルゼバブの話』は、これらすべて、そして戦争、誤解、貧困、その他人類の不運がどのようにして起こるか、また現状をいかにして変えることができるかを神話的に書き綴っている。この本で真似のできない設定のもとに展開されている教義は、聖アウグスティヌスが言うような完全な神=創造主ならぬ不可知の物質的「絶対」を提示している。そしてそれが次第に力を失っていくさまが、宇宙が不可避的にエネルギーを拡散させていくという手のこんだ(しかも崇高なほどの詩的で想像力豊かな)宇宙論として述べられる。少なくともその意味では、この教義はグノーシス的、カバラ的と言えるだろう。そして、このプロセスは、われわれが「自然」と呼んでいるものに依然かなってはいる。しかし教義のそれに続く説明では、地球の人間の状況に何か良からぬことが起こり、その結果、地球は宇宙の中の(生物がひしめく)悪い部分に置かれている。「原罪」の神話、つまり人類が無上の幸福から「転落する」という概念が、『ベルゼバブの孫への話』以上に生き生きと想像豊かに記述された書物はない。心を開いてこの本を読めば、人生を変えることができるし、人生の真の意味を与えることもできる。また、これまで実際にそうなってきた。

 

 

 

 ベルゼバブの孫への話

(G・I・グルジェフ)  (平河出版社)   1990/8

 

 

 

聖なる惑星パーガトリー

・パーガトリーと呼ばれる聖なる惑星は我々の大宇宙全体にとっていわば心臓のようなもので、つまりこの宇宙に存在し機能しているあらゆるものが脈動して完全なる結果を生み出した時、その結果がすべて集まってくる場所なのだ。

 

・われらが<共通の父なる創造者と永遠の主>がたびたびこの聖なる惑星に出現されるのは、そこが、我々の大宇宙のさまざまな惑星で完成の域に達した最高に不幸な<高次存在体>の生存場所であるからだ。

 

・この聖なる惑星に住むという栄誉を授けられた<高次存在体>たちは、恐らく我々の大宇宙の全てのものと同じくらい苦しんでおる。

 

・この聖なる惑星は存在する全てのものが機能して生じた結果集まってくるセンターであるだけでなく、今では我々の宇宙の全惑星の中でも最良の最も豊かにして最も美しい惑星だ。

 

・この聖なる惑星上にはいたるところに峡谷があり、そこは様々な<内部形態>を持った実に便利な洞窟がありーある部分は自然のものによって、またある部分は人工的に造られたものだがー入口からの眺めは実に素晴らしく、中に入ると天上的で平安な生存に必要なものは全てそろっており、しかも宇宙の独立した個人―<高次な存在>もこれになることができるーの体内のいかなる部分でも、本質的な不安は全く存在していない。

 

・『ベルゼバブの孫への話』は、ベルゼバブが、宇宙船カルナック号の中で、孫のハセインに話す内容からなっている。

 

ベルゼバブは、その昔反逆罪で、宇宙の中心から火星に流刑された。ベルゼバブは、流刑時代に、地球という三脳生物(人間)が住む奇妙な星を何度も訪問した。

 

・そこで、地球の不可思議な三脳生物(人間)を詳細に観察したという物語。

 

<大天使の統治するパーガトリー>

<大天使の造ったエゴリオノプティ>

・成し遂げた功績が認められて、さらなる生存のために我々の大宇宙のいたるところからこの聖なる惑星にやってきた、これらの<高次存在体>が特に好んで住んでいるのがまさにこういった洞窟の中なのだ。

 

・今言ったものとは別に、便利さの点においてもスピードの点においても最高の<エゴリオノプティ>と呼ばれるものはここにはある。これらのエゴリオノプティは、この聖なる惑星の大気圏内で、あらゆる方向に好きなスピードで、たとえば我々の宇宙の第二等級の太陽が落下するほどのものすごいスピードでも自由に動くことができる。

 

・この種の<エゴリオノプティ>のシステムは、どうもある有名な天使、今では大天使となっているヘルキッシオンが特にこの聖なる惑星のために創造したもののようだ。

 

・そして、そのとき以来、この聖なる惑星パーガトリーという名で呼ばれるようになり、<(彼)>御自身の要望によって我々の全地域維持者である大天使ヘルクゲマティオスによって組織立てられ、統治されている。

 

<大宇宙の全惑星からあらゆる<植物相><動物相><フォスカリア>が集められている聖なる惑星>

・最初、つまりアトランティス大陸が消滅する以前には、おまえの惑星の三脳生物たちもこの聖なるパーガトリーとことをおおよそ理解しており、それに関するレゴミニズムさえいくつか存在していた。

 

・当初、現在この聖なる惑星に住んでいる<高次存在体>は、直接我々の至聖絶対太陽に行っておった。ところが後に我々が<チョート・ゴッド・リタニカル期>と呼んでいる全宇宙的大惨事が我々の大宇宙で起こり、そしてこの恐るべき全宇宙的大惨事以来、今この聖なる惑星に住んでいる同種<高次存在体>は、われらが至聖絶対太陽と直接交わる可能性を失ってしまったのだ。

 

・またそこには我々の宇宙のあらゆるところから姿も声も最も美しい鳥が集められ、これも博識家がいうには1万2000種もいるという。

 

・<花>や<果実>や<いちご類>、その他同種の惑星上形成物に関しては、とても言葉では言い表せないほどだ。もし言うとすれば、我々の大宇宙の全惑星からあらゆる<植物相><動物相><フォスカリア>がここに集められて、この環境に順応させられたとでもいえるだろう。

 

天使・大天使の惑星

・この惑星は<プロトコスモス>系に属するモディクテオと呼ばれている惑星だ。この惑星に誕生した生物は、我々の偉大なるメガロコスモスの全惑星に誕生した生物と同様、三脳でまた外観も我々とだいたい似ている、それに彼らは、我々の大宇宙の無数の外的形態をもつ全ての三脳生物のうちでも、最も理想的かつ完全であり、他の生物たちもそう考えている。現存する全ての天使、大天使、それに我々の《共通なる父である永遠なる主》に最も近い聖なる個人の大半は、ほかならぬこの素晴らしい惑星で誕生しているのだ。

 

・面白いことに、我々の大メガロコスモスの全ての惑星に誕生する三脳生物はほとんどみな、この聖なる惑星パーガトリーのことを知っているが、このことを知らないのはおまえのお気に入りの惑星の三脳生物だけ、もっと正確にいえば、アトランティス大陸が滅亡へと向かいつつある時以後に生まれた者達だけだ。

 

 

 

『2012年の奇跡2』 (光の5次元世界アセンション

中丸薫)  (あ・うん)   2007/11

 

 

 

「闇の権力」が次に目論んでいること

実在する「メン・イン・ブラック(黒服の男たち)」

・マゴッチさんは最初のコンタクト以来、20数年間に渡ってUFOと接触してきたのですが、その間、ずっとSF映画「MIB/メン・イン・ブラック(黒服の男たち)」を地でいったような黒服の男たちに付きまとわれているということです。

 

メン・イン・ブラック(黒服の男たち)は、地球にやって来ている宇宙人を取り締まったり追跡したり、また、UFOや宇宙人を目撃したりコンタクトした地球人に口封じ工作をしたりする、という設定の組織でした。

 

・これが単なる「SF」などではなく、実際にそういった組織や黒服の男たちがいて、マゴッチさんを付け回しているという話です。マゴッチさんは、そのメン・イン・ブラック(黒服の男たち)の追及から逃れるために、たびたび引越しを繰り返し、電話番号を変えるというスパイ映画を地でいくような生活を強いられているそうです。これはご本人から直接聞きました。

 

・マゴッチさんによれば、「地球人に友好的なクエンティンさんたちのような宇宙人がいる一方で、敵対的な勢力も宇宙人の中にはいて、そういう『暗黒の勢力』の手先がメン・イン・ブラック(黒服の男たち)として、UFOや宇宙人に関わった地球人に圧力を与えたり、心理的に働きかけたりしている」というのです。

 

 

 

『あなたからあふれ出すアセンションの超パワー』

シリウスの超叡智1

パトリシア・コーリ    徳間書店    2011/5

 

 

 

<UFOはマカバ作動原理を活用している>

・伝説のTVシリーズ、『スタートレック』のホログラフィー・クリエーターである、映画製作者のジーン・ロデンベリーは、あなた方が仮想現実の自分をSFとしてイメージできる安全な領域を通して、この事実と他の多くの原理をあなた方に示した霊媒者でした。ただし、非物質化はフイクションでも何でもなく全てが科学的であることについては、私たちが保証します。『光運搬人』であるロデンベリーは、地球上で肉体を持っている間に、彼の使命において、あなた方の高次の目的に仕えていました。彼の作品は、あなた方が今のところ未来と認識しているところに存在する自分自身の投影として地球外知性体を認識し、受容する能力を加速度的に高めました。

 

<火星の地下に存在する文明>

・宇宙の数多くの神聖な天体の内部には、複雑な形態とバリエーションを持った文明が無限に存在します。ガイアの内部にも、たくさんの層に人間の住む集落が、地球の時間にして100万年の間、豊富に存在しています。

 

・そして、彼らの遺伝子実験を通し生成された、多数の突然変異は、あなた方の惑星の内部に今も生息しています。間髪を容れずに言っておきたいのは、あなた方の生物実験室のほとんどは、秘密裏に存在するということです。あなた方は、現在アトランティスのシナリオを追体験しているところではないでしょうか?

 

・この類似点を引き合いに出すことによって、地球への侵入者のアヌンナキがアトランティス文明の侵略を計画したという、火星の地下本部に存在したあなた方の祖先の記憶を甦らせるでしょう。さらには火星の地下には完全な文明が存在すること、そして、秘密政府は、その事実をよく承知していることを私たちは、今あなた方に公表します。

 

 

 

『ライオンの隠れ家』  (異星人だった歴史上の偉人たち)

(ジョージ・ハント・ウィリアムスン) (求龍堂) 1999/9

 

 

 

<光の船の船長ガブリエルとは>

・12、他の女たちが墓の中に入り、天使の声を聞いた。ただし、その天使の正体は、マルコだった。「恐れないでください。あなた方は、磔になったナザレのイエスを探しにきたのですね。彼は生き返りました。そして、もうここにはいません。ご覧ください。彼はここにいたのです。」

 

13、女たちは、驚いて、そこを立ち去り、他の弟子たちに知らせに行った。その後、マルコも墓を離れ、彼の母マリアの家に戻った。

 

・14、ヨハネが墓に着き、ペテロが、後ろからついてきた。ヨハネは、まだイエスの復活の証を見ていなかったので、急いでいた。

 

15、ヨハネは、墓の中に残された亜麻布を見たが、墓の中に入らなかった。しかし、後ろから来たペテロは、すぐに墓の中に入っていった。

 

16、ヨハネもペテロに続いて墓の中に入っていった。そして、墓に最初に着いた別の弟子(ヨハネ)も墓に入り、そこを見て信じた。

 

・17、マグダラのマリアも、ヨハネとペテロの後ろをだいぶ遅れてついてきて墓に戻った。彼女は、二人が去った後も、そこに一人で残り泣いた。

 

18、彼女が墓の中に目をやると、そこには二人の天使の姿があった。続いて、イエス自身も彼女の前に現れた。墓の中にいた二人の天使は、光の船の船長ガブリエルと、同じ船の乗組員だった。彼らは、朝早くにイエスを乗せていったのと同じ宇宙船でイエスと一緒に戻ってきていた。

 

 

 

それを払拭してくれたのが、近年発見された「延命(長寿)遺伝子」です。あらゆる動物実験で、食事の量を4割減らしたほうが、1.5倍長生きすることが証明されたのです。

 

(2024/7/16)

 

 

『空腹が人を健康にする』

「1日1食」で20歳若返る!

南雲吉則  サンマーク出版  2012/1/16

 

 

 

「1日1食」にすれば

  • 体の傷んだところが修復される
  • 自分の適正体重になる
  • 皮膚年齢がどんどん若返る

 

 空腹になると発動する遺伝子がある!

・「どんどん栄養を摂れば元気になれる、というのは古い考えである」。いえ、それどころか、「空腹でお腹が鳴ると、体にいいことが細胞レベルでどんどん起きて、若返りの効果がある!」とまでいい切れるのです。

 私が今のような「1日1食」のライフスタイルになったのは10年ほど前、45歳の頃からです。

 

試行錯誤をする中で、肉食をやめて野菜中心の食生活に変えたところ、あんなに頑固だった便秘があっという間に治ったのです。

 

・余談ですが、肉を食べなくなったら、なんと体臭がなくなりました。肉食を好む人やメタボの人は皮脂の脂分が多いのですが、それが酸化して過酸化脂質になると独特の臭いを発します。ノネナール」という、いわゆる「おやじ臭」です。それがほとんど消えたのです。

 

さらに「一汁一菜」で食事の量を減らしたら、体重は一直線に下がってゆきました。体調もどんどん良くなっていきました。栄養面から見ても、質素に見える食事の中に含まれている「完全栄養」を摂取することで、体が活性化することがわかりました。ただ毎食一汁一菜を用意するのは大変です。

 

そこでいろいろ工夫してたどりついたのが、現在の「1日1食」生活です。以来10年あまり、健康状態はすこぶる良好、体重も62㎏を維持しています。何よりも肌が若々しくなり、人間ドックで血管年齢が26歳といわれるようにまで若返ったのです。

 

それを払拭してくれたのが、近年発見された「延命(長寿)遺伝子」です。あらゆる動物実験で、食事の量を4割減らしたほうが、1.5倍長生きすることが証明されたのです。それだけではありません。食事の量を減らしたほうが表情も生き生きとして毛並みも良く、外観が若く美しくなることがわかったのです。

 

・「見かけ」というのは、すごくわかりやすい健康の指標です。

 

・肌が若々しくきれいでウエストがくびれていること。それが「1日1食」生活のめざすゴールなのです。

 

食べないことがなぜ健康にいいのか?

人類の生き残りのカギは「生命力遺伝子」

・でも、この地球上に人類の祖先が出現してから17万年の歴史をたどってみたとき、人間が三食、満腹するまで食べられるようになったのは、わずかにここ数十年のこと。どんなに長く見積もったとしても、せいぜい100年にも満たない、つい最近の話です。

 

・毎日3度3度、満足に食べられないことのほうがむしろ当たり前だったからこそ、「十分な栄養を摂ることが健康の秘訣」などという神話が生まれたのでしょう。

 

つまり、人類の歴史は、つねに飢餓との闘いだったといっても過言ではありません。

 

・つまり、人類存亡の危機を何とかかいくぐって、生き延びてきた者の子孫である私たち現代人には、飢えや寒さや感染症のときこそ生きる力が湧いてくる「生命力」というものがあるのです。

 その生命力の源こそが、私たち人類が危機を乗り越えることによって獲得してきた「生命力遺伝子」なのです

 生命力遺伝子は一つの遺伝子ではありません。飢餓に打ち勝つ「飢餓遺伝子操作」、飢餓状態において生き残る「延命遺伝子」、飢餓状態のときこそ出生率を高める「繁殖遺伝子」、感染に打ち勝つ「免疫遺伝子」、癌と闘う「抗癌遺伝子」、老化や病気を治す「修復遺伝子」など数え切れないほどの遺伝子が、私たちの体には備わっています

 ただやっかいなのは、飢えや寒さの状態におかれないと生命力遺伝子は働かないこと、さらに飽食状態では逆に、体を老化させ、出生率を下げ、免疫が自分の体を攻撃するほうに働いてしまうことです

 

水を飲んでも太るワケ

そう、私たちの体はちょっと食べるだけで太るようにできているのです。そうでなければ、私たちの祖先は飢餓との闘いの歴史を生き残ってこられなかったでしょう。ですから、少しの量の食事でも太ってしまう体質は人類の進化の結果なのです。

 食事を効果的に脂肪に変えて温存する「飢餓遺伝子」は、その働きをズバリ示して、「倹約遺伝子」と呼ぶこともあります。

 

一般的には、食べたぶんだけ内臓脂肪がつくのが自然の摂理にかなっています。それによって、人類はこの17万年を生き抜いてきたのです。

 

細胞を修復してくれる「サーチュイン遺伝子」>

・「飢餓遺伝子」は、わずかの食事から最大のエネルギーを蓄えることができる、いってみれば「省エネ遺伝子」です。

 

・それが、最近にわかに注目を集めている「延命(長寿)遺伝子」、正式名「サーチュイン遺伝子」です。

 

・その発見のきっかけは、そもそも「私たちの体は、空腹であればあるほど生命力が活性化し、若返るのではないか」という仮説でした。

これまでも仏教の「断食」やイスラム教の「ラマダン」に見られるように、飽食状態よりも小食であるほうが長生きすることが経験的にわかっていました。そこで実際にあらゆる動物でエサの量を変えて生存期間を観察してみたのです。

 するとアカゲザル、ラット、モルモットなど、あらゆる動物実験において、エサの量を40%カットしたときが一番延命効果が高く、なんと寿命が1.4~1.6倍にも延びたのです

 

・こうした実験結果から、生物が飢餓状態におかれた場合、何とか生命を維持しようと活性化する遺伝子がどこかにあるのではないか。そんな予測のもとに研究を続けた結果、見つかったのが「サーチュイン遺伝子」です。

 さらに調べていった結果、この遺伝子は、空腹状態におかれたとき、人間の体内に存在している50兆の細胞の中にある遺伝子をすべてスキャンして、壊れたり傷ついたりしている遺伝子を修復してくれる、ということが明らかになりました。

 これは、寿命だけでなく、同時に「老化や病気をくい止める働き」にも関与しているということを示しています。

 

それは「生命力遺伝子」を活性化させることこそが、私たちに長寿と健康をもたらしてくれるということ、そしてこの「生命力遺伝子」は飢餓のときにしか発現しないということです。

 これが、本書のテーマである「1日1食健康法」の根拠となっています。

 昔から、「健康の秘訣は腹八分目」として満腹を戒めてきたのは、このような遺伝子をしっかり発現させるようなライフスタイルを心がけろといっているのです

 

食べすぎこそ病気の始まり

毎日欠かさず、三度三度お腹いっぱい食べることが、本当に体にとって健康的なのかと問われれば、明らかに「NO」といえます。栄養は足りなければたしかに病気になりますが、体内の生命力遺伝子はその病気を治癒・予防するために働きます。

しかし食べ過ぎたときに働く生命力遺伝子はほとんどないために、飽食と誤った食生活によって病気になっている人が、あとを絶たないのです

 

・なぜこんなに「外見」のことばかりいうかというと、外見の若さと美しさこそが、健康のバロメーターにほかならないからです。

 

満腹には適応できない現代人の体

・私たちの体は環境に適応するため、つねに最適化されるようにできています。こうした人類の適応力、環境への最適化は、その環境下において最高の力を発揮します。「生命力遺伝子」についていえば、飢えと寒さにおかれたときほど活性化するというわけです。

 

私たちの体は飢えには強いけれども、満腹には適していないのです

 

糖尿病は人類の進化の証 ⁉

・近視は病気だと思っている方が多いでしょうが、じつは環境への適応なのです。

 

糖尿病とは、あらゆる捕食器官が退化していく病気です

 

・必要のなくなった器官は、どんどん退化してくのが自然の摂理なのです。

 

・同様に、氷河時代を生き延びるためには、ヒトにとって体毛は必要なものでした。

 

・捕食する必要がなくなった人類にとっては、手足も感覚器官も、もはや不要となって退化していく。ある意味では飽食への急激な環境変化に対する「適応」といってもよいでしょう

 

糖尿病でやせる本当の理由

・つまり糖尿病とは、飽食という新たな環境に適応するために生じた「いくら食べても太らない体」をつくるものだともいえるのです。

 

・一般的に進化というと、何かすばらしい方向に身体器官などが変化することだと考えられがちです。けれど本来的な意味では、糖尿病や近視のように、環境に適応した状態への変化は「適応」と呼び、それが遺伝子変化を伴えば「進化」と呼ぶのです。

 

危機が迫ると脳細胞まで活性化する

・脳細胞は、1日に数万個ずつ壊れているといわれます。そんな勢いで壊れ続けていたら、早晩、脳細胞はなくなってしまうのではないかと心配でしょう。

 けれども実際には脳細胞は脳全体で1000~2000億個もありますし、そのうち実際に使われている脳細胞は、全体のわずか3%だといわれています。生涯にわたって毎日数万個ずつ壊れるとしても、脳全体で見れば、ほんの数%に過ぎないのです。

 とはいえ、脳細胞がそれを上回る速さでどんどん壊れてしまえば、認知症が生じることはたしかです

 ところが人間の体というのは、本当によくできているものです。海馬と呼ばれる部分に幹細胞が存在し、神経細胞を再生することが最近の研究で明らかになりました。

 

・ただし不摂生を続けていれば脳細胞は増えません。どんなときにこの脳細胞が増えるのかというと、なんと「飢えと寒さ」にさらされたときだというから驚きです。

 

・海馬の働きをひと言でいうと、脳の中での記憶の取捨選択です。

 

・夢とは、実際の体験を順不同につなぎ合わせたものです。だから支離滅裂で意味は通じませんが、まったく体験したことのないものは登場しません。

 フロイトは夢判断の中で「夢とは抑圧された願望と潜在思考の合わさったもの」といっています。

 

寒いとなぜ体がガタガタふるえるのか

・先述したように、私たちの体は、少しの食べ物を摂取しただけで、脂肪を蓄えるようにできています。脂肪には「皮下脂肪」と「内臓脂肪」があり、女性は皮下脂肪型、男性は内臓脂肪型です。

 

・一方、寒いとき私たちは体をガタガタふるわせますが、これは筋肉を収縮させることによって、筋肉の中のグリコーゲンという糖分を燃やして熱を発しようとしているのです。ところが糖分は薪ストーブと同じで燃焼効率が悪く、1gを燃焼させても、わずかに4kcalにしかなりません。

 

・そこで冬眠する動物や赤ちゃんは、もっと燃焼効率の良い発熱体を利用するようになりました。それが内臓脂肪です。脂肪は灯油やガソリンと同じように効率が良く、1gを燃焼させると、9kcalの熱を生産することができます。

 つまり、飢えや寒さといった非常時には、脂肪がいちばん効力を発揮するというわけです。

 

・飢えと寒さの中で、それでも人類が生存を続けられたのは、何も食べるものがないときにも耐えられるような体のメカニズムを備えていたからです。それが、体内に内臓脂肪を蓄えさせておくという機能でした

 

必要以上に蓄えられている内臓脂肪

・赤ちゃんが寒さでふるえているのを、見たことはないと思います。なぜなら、赤ちゃんは内臓脂肪のかたまりだからです。

 同様に、冬眠する動物も内臓脂肪のかたまりで、食べるもののない冬の間じゅう洞穴の中で眠って過ごしても凍死することがないのです。

 

・それにもかかわらず、私たちの体は食べ過ぎて内臓脂肪をたくさん蓄えてしまっていますから、暑さ寒さに関係なく一年じゅう内臓脂肪を燃やし続けなければならない状態にあるともいえます

 

メタボが寿命を縮める本当の理由

・このように、本来、内臓脂肪は一時的な「飢えや寒さ」に備えて体内に蓄えておくべきものでした。ところが飽食の現代では、過剰に蓄えられた内臓脂肪が、四六時中、燃え続けるようになってしまいました。

 

物が燃えるときには必ずスス(煤)が発生します。内臓脂肪も例外ではありません。このススが、じつは私たちの体に、大きなダメージを与えているのです。

 内臓脂肪が燃焼する際に発生するススを、医学的には「サイトカイン」と呼びます。このサイトカインはそもそも原始的な動物に備わっている免疫物質です。

 

外から菌や毒物などが体内に入ってきたとき、リンパ球はこのサイトカインという攻撃物質を出して、それらの敵に立ち向かいます。サイトカインは、外からの悪者に体の中から対抗するためのいわば「武器」ともいうべきものなのです。

 ところが、このサイトカインには、自己と外敵との見分けがつかないという弱点があります。そのため、敵が体内に入ってきたときに、敵に向かって放った弾で、自分自身をも傷つけてしまうということになるわけです。

 

・体内で内臓脂肪が燃焼している最中にも、内臓脂肪から「アディポサイトカイン」というススが発生し、私たちの血管の内皮細胞をさかんに傷つけています。傷ついた血管にできたかさぶたは血管を堅く変化させて「動脈硬化」を起こすのです。

 アディポサイトカインには、血管の柔軟性を保ち、動脈硬化を予防する「善玉アディポサイトカイン」と、血栓(血液のかたまり)をつくりやすくし、動脈硬化を促進させる「悪玉アディポサイトカイン」があります。

 正常な状態では、それぞれの分泌はバランスよく保たれていますが、内臓脂肪が蓄積した状態では、善玉の分泌量が減り、悪玉が過剰に分泌されてしまいます。

 

メタボ体型の人が動脈硬化を起こしやすく、心臓病や脳卒中を起こす割合が非常に多いというのも、内臓脂肪を燃やす際に出るススである悪玉アディポサイトカインが、みずからの血管をいためつけているからにほかなりません。

 

・何万年もかけて獲得した遺伝子の最適化は、急激な環境の変化には、すぐに適応できないというのがいちばんの欠点だといえるでしょう。

 

「1日1食」は究極の健康法

・冬眠する動物のオスは内臓脂肪型ですが、メスは皮下脂肪型です。というとメスだって冬眠するのに不思議に感じるかも知れません。

 メスが内臓脂肪をもたない理由は、内臓脂肪に代わるほかの発熱体をもっているからです。それは何でしょう?

 じつは赤ちゃんなのです。赤ちゃんは内臓脂肪のかたまりだといいました。冬眠時のメスは必ず妊娠しているので、それが発熱体となり、内臓脂肪を蓄える必要がないのです。

 

・性交してもなかなか妊娠できないのは、人間とパンダぐらいのものです。

 

・では、内臓脂肪を減らすためには、具体的にはどうしたらよいでしょうか。飢えと寒さにさらされればいいのです

 といっても、そんな過酷な環境に身をおくことは困難です。誰でもできる生活環境はないか、医者の立場からそう考えて提案するのが「1日1食健康法」です。

 食事の回数を減らすことで食事の量を減らします。内臓脂肪を減らし、空腹状態において「サーチュイン遺伝子」を目ざめさせ、健康で若々しい肉体を手に入れることができる、究極の健康法です。

 もちろん、いきなり「1日1食」にする必要はありません。ふだん1日3食食べている方は、まずは1日2食から始め、徐々に1日1食生活へと移行していけばいいのです。

 

あなたも必ずできる「1日1食」生活

食事の量を減らすカンタンな方法「一汁一菜ダイエット」

・ダイエットの基本は、摂取カロリーをコントロールすることです。

 厚生労働省では、カロリー計算表を出して、換算表を見ながら1日に摂取する食事を計算するように推奨しています。

 

・カロリー計算は医学生のときに勉強しましたし、医者になってからも糖尿病や肥満の人には、栄養科に頼んでカロリー計算による食事指導を行ってきました。しかし自分でやってみて、こんなに面倒で煩わしいことを、よく今まで患者に強いてきたものだ、と心から反省しました

 

・そこで注目したのが「一汁一菜」です。古来、日本では質素な食事をよしとする習慣がありました。これは前述してきた観点からも、じつに理にかなっているといえます。品数で摂取カロリーをコントロールすることができるからです。

 さらに今までと同じものを食べていても、茶碗と皿のサイズを小さなものに変えることによって、簡単にカロリーを減らすことができます。

 

・規則正しく一汁一菜ダイエットをして、腹六分目を達成すれば、太っている人は必ずやせます。また、やせ過ぎの人は、逆に太ることができるでしょう。

 一般的にダイエットというと、やせることだけをさすと思われがちですが、本来のダイエットとは、「正しい食事療法」のことです。その人にとっての適正体重になることが、ダイエットの本当の目的なのです。

 

1日1食にムリなく移行するのは

・さて「一汁一菜ダイエット」によってダイエットの楽しさを学んだ方は、いよいよ「1日1食ダイエット」に進みましょう。

 1日1食を基本とする食生活にする場合、メインの食事をいつするかは、大きな問題です。なぜなら、食事が1日1回になると、その1回の食事がよりいっそう大事なものになるからです。

 

医学的にも、胃を休めるために絶食が必要です。水分補給だけにしておきましょう

 胃潰瘍で入院すると、何日間も絶食して点滴をされます。みなさんは点滴によって潰瘍が治ったと思っていますが、あれはただの水です。絶食によって消化管を休めることが体の治癒力を引き出しているのです。

 

間違っても甘いお菓子は食べないこと。少量でもインスリンという消化ホルモンが出て、内臓脂肪が増えますし、腹持ちが悪くなり、ますますお腹がすきます。

 

・昼食後、眠くならないようにタバコをスパスパ吸ったり、濃いコーヒーを飲んだりしているサラリーマンもよく見かけますが、こんなに体に悪いことはありません。

 

・もし食べるなら、GI値(グリセミック指数)が低いもので、血糖値が一気に上がらないようなものをおすすめします。主食は、白米や白パンよりも、玄米や全粒穀物からつくられたパンなどにします。また糖やデンプンよりもタンパク質を主体にしたほうがよいでしょう。

 

・果物の皮には、傷を治す「創傷治癒作用」と体の細胞を酸化から守る「抗酸化作用」があるので、これを食べていれば傷ついた消化管の粘膜も肌も治療されますし、老化から身を守ってくれる。もちろん、カゼもひきにくくなります。

 

・日中お腹がすいたときにはそういった果物や全粒粉のクッキーを少量食べてください。眠気を催さずに空腹を感じなくなります。

 もし今消化器系の調子が悪いという人であっても、あとで述べる「一物全体」の完全栄養による「1日1食」の食事にして、早寝早起きを52日間(体の細胞は52日間で一新されます)実行すれば、適正体重になって体調が良くなります。それも、外見上も若々しく見えるようになるという、うれしいおまけつきです。

 

一日のいつ食べるのがいいか

・「1日1食」にする場合、その1食はいつ食べるのか。私がおすすめするのは、1日の最後を締めくくる「夕食」です。

 

・お腹がすいているとき、脳はもっとも活発に働きます。

 

1日1食なら、何を食べてもOK

・基本的に、食べたいものであれば、何をどれだけ食べてもOKです。

 

・私の場合、何を食べたいかと聞かれれば「玄米と具だくさんのみそ汁、野菜のおひたし、一夜干しの魚があればいいが、なければ納豆」と答えます。

 

お腹が「グーッ」と鳴るのを楽しむ

・私は朝食を摂ることはほとんどありません。昨晩の消化し切れていない食事や、血液中に残ったアルコール、そして内臓脂肪を消費して朝食代わりとしているのです。

 

・日中は、お腹がすかなければ何も食べない。のどが渇かなければ何も飲まない。つまり、自分の体の声に耳を傾ければいいということ。逆にのどがからからに渇いたと感じれば飲んでもいいし、お腹がグーッと鳴ったら少しは食べてもかまわないのです。

 

空腹時にお茶やコーヒーを飲んではいけない

・空腹時に濃いコーヒーを飲んだりすると、吐き気やめまいがして、よだれが出たり、下痢をするようなことがあるのは、副交感神経への刺激作用があるから。

 

・食後にお茶を飲むと、お腹がスッとして満腹感がやわらげるのは、このタンニンの作用で消化管の粘膜が変性を起こして消化吸収障害が起こるから。

 

・どうしてもお茶が飲みたいという場合は、カフェインの入っていない麦茶やゴボウ茶にします。

 

・ゴボウ茶の主成分は、「ポリフェノール」です。今でこそポリフェノールといえば、赤ワインに豊富な成分で、健康にも良いことが知られています。

 

「1日1食」でなぜ栄養不足にならないのか?

・栄養について考えるときにいちばん大事なことは、栄養は「量」ではなく、「質」だということ。たくさん食べたからといって、栄養が満たされるわけではありません。

 

・では、どうしたらよいか。食べる量は少なくても、すべての栄養素をバランスよく含んだ「完全栄養」を摂ることが重要なポイントとなります。

 完全栄養とは、前にも触れたように、牛乳や卵などがその一例です

 

「一物全体」で完全栄養を摂る

・だとすれば、魚を丸ごと一尾食べるのが、もっともヒトの体を構成している栄養素と近い、バランスのとれたものということになります。

 

・同様に、人間が食べるものも、自然界の命を丸ごといただく「丸ごと食」が、生命体としてのバランスをとるのにもっとも望ましいということになります。

 

野菜に捨てるところなんかない!

・野菜を食べるにあたっても、「一物全体」「医食同源」の考え方は同じです。基本は、「葉ごと皮ごと根っこごと」。つまり、捨てるところは何ひとつなく、丸ごとすっかりいただくという考え方です。

 

青魚の脂はなぜすぐれているのか

・ところで、魚のどの部分に、いちばん栄養があるかをご存じですか?

 植物の場合、外界とのバリアになっている「皮」の部分に傷を治す効果のある成分が多く含まれています。

 

ウシやブタなど、私たちが食する動物は、体温が37度前後に一定している恒温動物です。この恒温動物の脂肪は、室温ではラードとなって固まってしまいます。そうした固まりやすい脂を摂ると、体内の血管の中でかたまりとなり、動脈硬化を起こすもとになってしまいます

 

・一方、変温動物である魚は、冷たい海水の中でも、その脂が固まることはありません。当然、室温で脂が固まることはなく、人間の血管の中でも固まったりはしません。

それどころか、血管を詰まらせる悪玉コレステロールと置き換わり、血液をサラサラにする働きがあるということが注目されています。とくに魚の皮の下のぬるぬるの脂肪の部分には、動脈硬化を改善するうえで非常に有効なEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれています。

 それらは青魚と呼ばれるサンマやサバにとりわけ多く含まれていることが知られています。

 

・なぜなら、サプリメントというものは、一部分の栄養だけが濃縮している部分栄養だからです。サプリメントも薬のひとつです。良い作用もあれば副作用もあります。作用が濃縮されているということは、副作用も濃縮されているわけですですから危険です。もし副作用がないサプリメントなら、良い作用もないということです。

 

・よく雑誌などの広告に「レモン500個分」というようなうたい文句がありますが、レモンは1個摂れば十分で、500個分摂った栄養はみんな尿中に排泄されます。また脂溶性の栄養なら体に蓄積して中毒を起こします。

 何事も、過ぎたるは及ばざるがごとし、自然の生き物から必要最小限の栄養をいただくようにしましょう。

 

本当に1日30品目食べなければいけないのか?

・毎日、食事のたびに30品目を摂るために、あと何品目と数えるのも、カロリー計算と同じように面倒です。それに実際問題、ひとり暮らしの人が、1日30品目をそろえるのは不可能です。

 また、「5色バランス健康法」といって、食材を赤・白・黄・緑・黒の5つの色に分けて、毎日、5色の食材を食べることをすすめる食の健康法も知られています。

 

・同様に、「マゴハヤサシイ」という標語にして、「マ→豆類、ゴ→ゴマ、ハ(ワ)→わかめ(海藻類)、ヤ→野菜、サ→魚、シ→シイタケ(キノコ類)」の組み合わせを考えた食事をすすめる健康法もあります。

 

・正直なところ、そうしたことに気を使うくらいなら、食材は何品目もいらない。その代わり食べるものは「一物全体」、つまり、これまで述べてきたように、魚であれば煮干しやいりこを含んだ小魚、小エビ、小イカといった海の幸を「皮ごと骨ごと頭ごと」全部食べる。野菜も「葉ごと皮ごと根っこごと」の丸ごと食べる。「穀物は全粒で」といったことを徹底させたほうが、よほどバランスのとれた食事になります。

 

・繰り返しいいますが、栄養ということを考えた場合、私たちの体を構成しているすべての栄養素をほぼ同じ比率で摂るということが、もっとも大事なポイントになるのです。

 

メタボにならないための4つの条件

メタボの三高をご存じでしょうか。「高脂血症」「高血糖」「高血圧」です。

 

・医者からメタボといわれて、あわてて高脂血症の薬や降圧剤を飲まないでください。それを飲み始めたら、死ぬまで飲み続けなければなりません。その前に、自分でできることがあるでしょう。そうです。生活習慣、とくに食習慣の改善です。

メタボがあなたに訴えかけているメッセージは次のようなものです。

その1、食べ過ぎない

その2、脂を摂り過ぎない

その3、砂糖を摂り過ぎない

その4、塩を摂り過ぎない

 

・精をつけるために肉を食べなさい、ともいわれました。日常的に、ほとんど肉を食べることができない環境下にあったときには、決して間違いではなかったのでしょう。

 でもそれは、コレステロールが非常に欠乏していた時代の話です。

 

コレステロールはわざわざ口から摂らなくても、体の中で合成することができます。それを口から過剰に摂れば、肥満のもとになり、動脈硬化の原因にもなります。

 現在のような飽食の時代にあって、中高年のメタボ世代の人々にとっては、これ以上、肉を口にする必要はないのです

また、コレステロールを必要以上に摂ることで性ホルモンが過剰になれば、閉経後の乳癌、男性の前立腺癌など、性ホルモンによって発症するとされる癌が増えることになります。

 つまり、コレステロールの摂り過ぎは、「癌、脳卒中心筋梗塞」という、まさに日本人の三大疾患のもとをつくっているというわけです。

 

・つまり、癌の発生率は、体質や人種の問題ではなくて、食生活を中心とした生活環境によるものだと考えられるわけです。

 食の欧米化によってコレステロールが増え、そのことによって閉経後も性ホルモンが増加して乳癌を増やしているのです。

 

砂糖の摂り過ぎは確実に寿命を縮める

・本来、食事は空腹でお腹がグーッと鳴ったら食べればいいのです。ところがお腹がすいていなくても、時間がくれば習慣で食べているという人が、圧倒的に多いのではないでしょうか。

 

・ケーキなどの砂糖たっぷりの甘いものを食べると、体がホカホカしてきて眠くなってきますが、それは血糖値が上がってきたからです。

 この砂糖が体を老化させ、命を縮める原因となっていることをご存じでしょうか? タバコの害は知られていますが、砂糖はタバコにも匹敵するほど、健康に害を及ぼすものなのです。

 スイーツを食べると、血糖値はだいたい140mg/dℓ以上に上昇します。それはタバコを4本吸ったときと同じくらいに血管の細胞を傷つけます。

こうした糖のもつ毒性は「糖毒性」と呼ばれ、動脈硬化脳卒中、心臓病などの原因となるだけでなく、内臓脂肪を増やすので、ダイエットの大敵にもなります

 

コレステロール値を上昇させる肉や乳製品、砂糖たっぷりのスイーツを日本人の5倍も食べているアメリカ人は、乳癌の発生率も日本人の5倍、前立腺癌になる確率も5倍です。

 

それだけに、本当にスイーツには気をつけていただきたい。血糖値を急激に上昇させてしまう砂糖を摂取して体を傷つけるようなことは、いますぐやめていただきたいのです。

 

・そのために高血糖はまず膵臓に対しても強い攻撃を行います。

 

インスリンがどんどん働くと血糖値が下がる代わりに内臓脂肪がどんどん蓄えられて太ってしまいます。それを防ぐためにβ細胞を破壊して太らない体を獲得するのです。それが糖尿病です

 糖尿病になったら、次の標的は捕食器官です。食事を摂るための機能がすぐれていれば、どんどん食べて太ってしまうので、捕食器官を攻撃して太らないようにするのです。

 そのために、まずは目の網膜です。網膜を破壊して失明させればエサを見つけられなくなります。次は腎臓です。腎臓を破壊すれば糖が尿中にどんどん出ていってしまうので太れなくなります。そして足です。足の血管を破壊して足を腐らせてしまえば、もう獲物を追っかけることはできなくなってやせてしまいます。

「糖毒性」は、甘いものをやめられないあなたをこれ以上太らせないための、生体の防御反応なのです。

 

動物が獲物に塩をふって食べない理由

・自然に存在する動植物に含まれている塩分だけで、十分に体を維持できるからです。草木の中、動物の体の中にも塩分は含まれているのです。

 

塩分の何が体に悪いかというと、まず塩分をたくさん摂ることで血液の浸透圧が高くなり、体のほかの部分からどんどん水分を奪って血圧を上げてしまいます。血圧が上がると血管の内側の細胞は、いつも圧力がかかっている状態になり傷がつく。その傷ついた部分にかさぶたができるのが動脈硬化です。

 

・高血圧患者の場合は、日本高血圧学会が定めた目標値は、1日6g未満となっています。

 それでも日本人は、平均すると1日10~15gの塩分量は摂っているといわれます。

 私たちがよく食べるかけそばやラーメンなどにしても、どんぶり一杯の汁を飲み干してしまえば、それだけ6gくらいの塩分を一気に摂ってしまうことになり、明らかに過剰摂取です。

 

「健康にいい塩」などない

・ミネラル分はむしろ海藻や魚介類から摂ることをおすすめします。

 

メタボリックシンドロームが、カロリーやコレステロールの摂り過ぎに注意しなければならないことはよく知られていますが、メタボの診断基準となっている血圧値と血糖値は、塩や砂糖の摂り過ぎが大きく関係しています。この際、塩分の摂り過ぎについてもしっかりチェックしておきましょう。

 

カルシウムは「歩いて」補う

・骨を強くしようと思ったときに、いくらカルシウムを多量に摂ってもダメです。

 

もし骨を丈夫にしたいと思ったら、人一倍、歩くことをおすすめします重力によって骨に負荷をかける。そうすれば、骨の中のカルシウム量はどんどん増えていきます

 

・にもかかわらず、骨が非常にもろくなってしまっているとしたら、それは歩き足りないからでしょう。高齢者がいくらカルシウムを摂っても骨がどんどんもろくなっていくのは、年を重ねるにつれ、運動量が減ってくることによります。

 さらに、ホルモンの量が減っていくことも関係しています。

 

さらに年齢とともにだんだん歩かなく傾向がありますから、ますますカルシウムが欠乏し、膝や腰の痛みが出てきます。痛ければますます歩かなくなり車椅子に乗るようなことになれば、ますます骨は弱くなってしまうという悪循環に陥ってしまうわけです。

 かといってふだん歩かない人が急に山歩きなどすれば関節を痛めてしまいます。日頃から歩く習慣が必要なのです。

 

美しなければ健康じゃない!

・私が「1日1食」を始めてから、もう10年ほどになります。かつて77㎏あった体重は、もう何年も62㎏をキープし続け、体調はすこぶる良好です。

 

・私がめざす健康というのは、そういったデータ的なことではありません。本当の健康は、必ず外見にあらわれます。

 

・ここで私がいう美しさとは、健康的な美しさのことです。健康な生活を送っていれば、それは必ず見かけの美しさとなってあらわれてきます。

 私がめざす健康の最終ゴールは、まさにそこにあるのです。

 

「1日1食」で体はこんなに変わる

お腹が鳴る秘密と効能

・それでは、ここでお腹がすくとどうして「グーッ」と鳴るのか、その秘密と効能を解明しましょう。

 

(1)1日1食を始めた最初の反応は「モチリン」

  ヒトを始め、あらゆる哺乳動物の小腸の入り口には、食べ物を待ちかまえているセンサーがあります。あなたが1日1食を始めていつまでたっても食事が流れてこないと、小腸はあせって「モチリン」という消化ホルモンを出します。このホルモンは胃を収縮させることによって、まだ胃の中に残っているかも知れない食べ物を小腸に送り込ませようとします。これを「空腹期収縮」といって、お腹グーグーの正体なのです。

 

(2)腹ぺこホルモン「グレリン」の登場

 さて、モチリンで胃を絞り出しても、何も食べ物が流れてこなければ、次は何をしたらいいでしょう。そうです。食事をさせなければいけません。

 そこで、空腹に気づいた胃袋から「グレリン」というホルモンが出ます。

 

・成長ホルモンは、またの名を「若返りホルモン」といいます。つまりお腹がすいて胃がグーグーいっているとき、若返りホルモンによってあなたはどんどん魅力的になっているのです。

 

(3)体中の遺伝子の修復が始まる

・お腹がグーッと鳴っているときは、さらにすばらしい生命力が湧いています。それが「サーチュイン遺伝子」です。前述したように、あらゆる動物実験で食事の量を4割減らしたら1.5倍長生きしたという、通称「延命遺伝子」、またの名を「長寿遺伝子」といいます

 

・1日1食で、お腹をグーッと鳴らしましょう。すると、体中の遺伝子をこのサーチュイン遺伝子がみるみるスキャンしてくれて、傷ついているところをどんどん修復してくれるのです。

 老化も癌も、遺伝子の異常が原因といわれています。1日1食で若返りや癌予防が可能だということにもなるのです。

 

(4)超善玉ホルモンが脂肪を燃焼させる

・お腹がすいているのに、それでも食事が入ってこないと、体はどう反応するのでしょうか?

 そうです。お腹の中に蓄えていた内臓脂肪を分解して栄養に変えようとします。内臓脂肪はそもそも冬眠のために蓄えた非常用の燃料ですから、よほどのことがない限り燃焼はしません。どんなに運動しても、優先的に使われるのは筋肉内のグリコーゲンという糖ばかりですから、スポーツのあとは低血糖になっていお腹がすいて食べてしまう。すると、インスリンが分泌されて、逆に内臓脂肪を蓄えてしまう。という具合に、メタボスパイラルにはまってしまうのです。

 1日1食ならば、否応なくお腹は減ります。内臓脂肪は燃焼します。ウエストがくびれることは間違いありません

 しかもそのときに脂肪細胞から奇跡のホルモンが分泌されます。それが「アディポネクチン」です。前に脂肪が燃焼するときはススが出る、そのススが血管の内皮細胞を傷つけて動脈硬化を起こす、と説明しました。

 しかし、捨てる神あれば拾う神あり、脂肪の中から動脈硬化を予防して血管の中を掃除してくれるホルモンが出ていることがわかったのです。それが「アディポネクチン」です。

 

・でも、あなたが1日1食でやせてくると、アディポネクチンはどんどん活性化します。体中の血管を掃除して、あなたを若返らせてくれるのです。

 

一食を食べたときから「やせホルモン」が出る

・そこで満腹になったときに食欲を抑える働きが必要になってきます。それが「レプチン」です。レプチンは脂肪組織から分泌されるホルモンですが、食事を始めてから20~30分後すると分泌されて満腹であることを脳に伝えます。満腹であることを伝える「満腹ホルモン」とも呼ばれますし、食べ過ぎないように食欲を抑えるので「やせホルモン」とも呼ばれます。

 

・そうならないためにも、1日1食を習慣化して、レプチン量を正常化し、体の感受性を取り戻しましょう。そのあとは、ちょっと食べればレプチンによる食欲抑制が働くので、1日1食がラクに続けられるようになります

 

・しかし、ダイエットは正直です。食べなければ確実にやせます。

 

体重がみるみる減るだけではない、この効果

・まず、1日1食を始めて1週間目の時点であなたの足の臭いをかいでみましょう。今までメタボであったあなたなら、相当体臭が強かったはずです。

 ところが、1日1食を始めてたったの1週間で、あなたの体臭はほとんどなくなっているはずです。

 

・その原因であるコレステロールが減れば、体臭やニキビがなくなるのは

当然でしょう。1日1食はただやせるだけでなく、肌を美しくして、体臭までなくしてくれるのです。

 

・ストレスがあると毛が抜けるのは、ストレスによってアンドロゲン量が多くなってて、転換酵素で薄毛ホルモンになるからです。1日1食は若ハゲも予防してくれます。

 

・1日1食がダイエット効果だけだと思っていた方は、若返り効果、抗癌効果、さらにデオドラント効果まであると聞いて驚かれたことでしょう。

 それでは驚きついでに、もっとすごい効果について説明します。それは脳の若返り効果です。

 

・ご存じかも知れませんが、脳は子どもの頃に成長が止まります。

 

・ところが近年になって、再生しないはずであった脳細胞が、ある条件において、再生されていることが判明しました。

 その条件も、やはり「飢えと寒さ」なのです。

 

・その人類は、不可能といわれていた脳細胞の再生までも可能にしました。「海馬」と呼ばれる、人の感性をつかさどるもっとも原始的な脳の部分が、脳の若返りに関与していたのです。

 このように、1日1食の効用は、限りなく広がってゆく可能性を秘めているのです。

 

「1日1食」を習慣にしてしまおう

ごはんを食べたら、すぐ寝よう

・その第一が「早寝・早起き」です。

 

・それは、あらゆる動物がそうであるように、「食べたら寝る」というのがきわめて健康な、自然のリズムだからにほかなりません。

 

・みなさんにおすすめしたい健康法や若返り法の中でもっとも大事なのは、「空腹」「完全栄養」「睡眠」の三つです。

 

若返りのための「ゴールデン・タイム」

・20年ほど前、アンチエイジングの先進国であるアメリカで、成長ホルモンが若返り物質であるということが発見されました。そのため若返りを望む人たちの間では、成長ホルモンを注射することがトレンドのようになっています。

 

・成長ホルモンは眠っている間、つまり睡眠時間中に分泌されます。ただし、寝ている時間ならいつでもいいのかというと、そうではありません。夜の10時から夜中の2時までが、この若返りホルモンが分泌されるゴールデン・タイムなのです

 

・成長の止まった大人は、だんだんノンレム睡眠が少なくなります。それでもレム睡眠とノンレム睡眠は、1時間おきほどで交互にやってきます。

 

冬眠明けの熊はなぜすぐに起き上がれるのか?

・そこで成長ホルモンにはタンパク同化作用が生じて、寝ながらにして筋肉を鍛えることが可能になったのです。夜の10時から夜中の2時のゴールデン・タイムにしっかり睡眠をとっていれば、わざわざジムに通って体を鍛える必要もなくなるばかりか、眠るだけで「ダイエット効果」と「筋肉もりもり効果」が見込めるのです

 成長ホルモンの効用は、ほかにもあります。それはズバリ、美肌作用です。

 

さらに、不摂生によって傷ついた気管や消化管、血管などの傷を癒してくれる創傷治癒作用も、成長ホルモンの働きのひとつです。こうした傷を治す作用には、若返り効果だけでなく、抗癌作用も作用も望めるといわれます。高価なサプリメントに頼る必要もなく、誰もがタダで手に入れることができる成長ホルモンに、もっと注目してもよいのではないでしょうか。

 けれども、しつこいようですが、この成長ホルモンは、夜の10時から夜中の2時までしか出ないことをお忘れないように、時間限定のホルモンなのです

 

体内時計は朝日を浴びるとリセットされる

・ただしこの「体内時計」は、必ずしも1日24時間、1カ月30日、1年365日にぴったり合ってはいません。4年に一度「うるう年」があるように、私たちの体も調節が必要です。どうするのかというと、日の出の光を浴びることによってリセットされるのです。

 このとき脳ではどんなことが起きているのかというと、睡眠物質であるメラトニンが、朝の太陽光を浴びることによって、「幸せ物質」と呼ばれるセロトニンに形を変えます。そうして体内のセロトニンの量がドッと増えることによって、一日じゅう機嫌良く、幸せな気持ちで過ごすことができる。

 

・実際、医療の現場でも、太陽の光を浴びることによって、幸せホルモンのセロトニンが出ることに着目した「光線療法」というのがあります。これは、うつ症状などの患者に、日光に近い白熱灯の光を大量に浴びせるもので、うつだけでなく、睡眠障害、登校拒否、更年期障害、生理不順などにも効果があるといわれ、精神科の治療にも取り入れられています

 

すっきり目ざめるコツ

・人間は熟睡しているとき、夢も見ずに眠っています。それがノンレム睡眠のときだというのは、すでにお話ししたとおりです。脳というのは3時間以上休息をとると、また働き始めるようになっているので、ノンレム睡眠のあとには、浅い眠りのレム睡眠が起こり、夢を見たり途中で何度も体の向きを変えたりします。

 そのタイミングで起きてしまえばいいのです

 

・実際のところどうなのかというと、人さし指1本程度の体表面積が10分間だけ太陽に当たれば、体じゅうのビタミンDを維持するのに必要な日光浴は十分できているのです。

 普通に生活していれば、あえてそれ以上日光浴をする必要はありません。それどころか、直射日光はむしろ老化の大敵です。紫外線は皮膚癌の原因になったり、シミをつくったりするので、気をつけなければなりません。

 

朝起きてすぐ水を飲む必要はない

・朝起きると、まず水や日本茶、コーヒーを飲むのを習慣にしている人も多いことでしょう。医師も朝水分を摂ることをすすめます。その理由は、寝ている間に500㎖もの汗をかくから、失った水分を補うためだといいます。それを補わないと血液が濃縮してどろどろになるともいいます。

 しかし、朝起きて顔がむくんでいる方は、むりやり水分を摂る必要はありません。

 

・水分は間質に、栄養は内臓脂肪に蓄えてあるので、のどが渇いてもいないのに水を飲んだり、お腹が減っていないのに食事をしたりする必要はないのです。ますますむくんで太るだけです。

 

1日2ℓの水を飲めば血液がサラサラになるという専門家もいますが、よけいに摂り過ぎた水分は、すべて尿となって出るのでトイレが近くなるだけ。

 

・日中、体を動かすことの少ない若いOLたちを見ていると、よく水を飲んで、頻繁にトイレに行きます。これは水分過剰の証拠。

 

健康のためにスポーツはしない

・健康のためにスポーツを推奨しますか? と聞かれたら、私の答えは「NO」です。

 あらゆる動物が娯楽のためにスポーツをすることはありません。生きるために体を動かしているのです

 

・そして、急激に心拍数が上がるような激しい運動は、百害あって一利なしです。

 スポーツと健康の関連について述べる前に、みなさんは、心臓には癌ができないことをご存じでしょうか。

 そもそも癌というのは、細胞が無限に分裂するために起きる病気です。しかし心臓は子どものときにできあがったあとは細胞分裂をしません。そのため「終末分裂細胞」と呼ばれています。だから、心臓が癌になることはないのです。

 

そして忘れてはならないのが、心臓が終末分裂細胞の臓器だということは、一生涯の間に打つ心拍数もあらかじめ決まっているということ。あらゆる動物において20億回といわれています。1分間に50回拍動するとしたら80歳で止まるということです

 長生きをしたければ、それを超える過度な心拍数になるようなことは日頃から避けるべきで、心臓によけいな負担をかけないように日々を過ごすよう心がけたいものです。

 

・しかしふだん運動しない人が「メタボを解消しよう」といって急にスポーツをするのがいちばん危険です。

 

ふくらはぎと背中の筋肉が「血液ポンプ」になる

運動不足を気にしている人には、スポーツではなくウォーキングをおすすめします

 

古い血液を再び心臓まで戻ってこさせるためには、「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎや背中の筋肉を使わなければならないのです。それらの筋肉が収縮することによって起きるポンプ作用によって、血液は送り返されるようになります。そのためには、何も特別な運動をする必要はありません。日頃から、よく歩くようにすればいいのです。そうすれば、心拍数を増やさず、心臓に負担をかけないようにしながら、ふくらはぎのポンプ作用を働かせることができるようになります。

 

たった3分間で一万歩ぶん歩ける

・歩くことが良いことはわかりました。では、どのように、どれくらい歩けばいいのでしょう。

 一般的に「1日1万歩」といわれていますが、忙しい方や膝の悪い方にとって、一万歩はかなりの負担になってしまいます。

 

・できることから始める。それが「南雲流」です。

 そこで、たった3分間でも1万歩ぶんの御利益のある歩き方をお教えしましょう。むずかしいことではありません。要はかっこよく歩くのです

 

・そこで私は、かっこよく歩くことにしました。

  • たるんだお腹を引っ込めて胸を張る
  • 手は軽く握って
  • 最大歩幅でどんどん歩く

 

ただこれだけです。簡単でしょう。

 

自宅から駅まで、駅から会社までのたった数分間、こうやって歩くだけで、うっすらと汗をかきます。翌日には腹筋が痛くなるでしょう。じつは腹筋、脊柱起立筋、ふくらはぎの筋肉を集中して使っているのです。

 

・これを習慣づけるだけで、散歩の時間をわざわざ用意しなくても、あなたのスタイルはどんどん良くなってきます。

 

酒飲みに朗報? 休肝日は必要ない

・「百薬の長」ともいわれるお酒ですが、飲み方によって命を縮めることになるのは、みなさんもよくご存じのとおりです。

 

なぜなら、アルコールは水銀などと同様、「蓄積毒」だからです。一生の間にどれだけの量を飲んだかが体にとっては問題。いつも大酒を飲むような人は、1週間の前に1、2回休肝日をつくったからといって、総量にはあまり変わりがないのです。

 アルコールの場合、生涯摂取量の上限は、男性の場合で500㎏、女性は250㎏といわれています。ワイン1本を毎日飲めば年間で31.5㎏に相当します。つまり、男性なら、14~16年ほどで「極量」になるというわけです。女性の場合は、わずか7、8年です。

 ワイン1本で、およそグラス6杯とすれば、1日の酒量をグラス2杯にとどめておけば、40年あまりは毎日ワインを楽しむことができます。日本酒にすれば、1合ちょっとですね。

 ところが、酒好きな人は、グラス1杯のワインや1合の日本酒でやめるのはなかなかむずかしい。

 

・また湯上りにビールを飲む習慣も良くありません。

 

・お酒を飲んで眠ろうとするくらいなら、食事をして血糖値が上がって眠くなったまま寝入ってしまうほうが、よほど理にかなっています。

 もちろん、今飲む量が少なければよいということではなく、生涯にわたってのトータル量を考えましょう。若い頃にはたくさん飲んだ人は、年齢とともに深酒・習慣酒を控えましょう。

 

スイーツも酒も、高価な食べ放題とものをちょっぴりと

・世の中に、ケーキの食べ放題と、アルコールの飲み放題ほど、体によくないものはありません。

 

体の温め過ぎは「冷え性」のもと

・「サウナで汗を流すと脂肪が燃焼してやせる」という人がいますが、これは大嘘です。サウナでの汗は、ただ熱くなった体の表面温度を下げるためにかいているだけのこと。

 

・内臓脂肪というのは発熱物質で、体温を上げるために燃焼します。つまり、暑ければ暑いほど内臓脂肪は燃焼しないのです。

 

・そこで、頭を冷やすとき足は温めておきましょう。これが、昔からいわれている「頭寒足熱」の原理なのです。

 

体温を上げても免疫力はアップしない ⁉

お風呂でよく温まって体温を上げると免疫力が上がる、という説がありますが、そんなことはありえません。

 人間は恒温動物ですから、いつも深部体温を一定に保つように恒常性が働いているので、いくら外から体を温めても体温は上がらないようにできています。

 

・もし、体温を上げたければ、それは外側からでなく、体の中からあげることを考えるべきです。そのために必要な条件が「空腹、寒さ、睡眠」の三点です。

 

・いつでもどんな環境でも汗さえかいていれば健康などという考えは間違っています。そんなことをすれば、水分と体温を無駄に消失してしまうだけのことです。

 

・つまり、臓器自体の深部体温が上昇するようなことになれば、肝臓、心臓などの細胞自身も熱によって侵され、それと同時に、血管が詰まって血液が各臓器に栄養を運ぶこともできなくなり、多臓器不全になってしまう。これが重度の「熱射病」です。

 

熱が出たら薄着になる

・困るのは、むしろその逆です。カゼをひいて熱の高い子どもに、汗をかかせて治そうとして厚着をさせたり、ふとんをたくさんかけたりすることは、じつはとても危険です。

 

・熱を出している子どもは、温めるのではなくて、冷やしたほうがいいのです。

 

・これは大人も同様で、熱を出したら薄着をするべきなのです。

 

自分の「内なる声」にしたがって生きる

「嫌い」に「好き」を組み合わせる

・人間の理想的な生活の基本は、「日の出とともに起き、日が暮れたら寝る」ということに尽きると思っています。

 早く寝ると睡眠中、脳の「海馬」というところで記憶の再構築がされます。これにより、それまで体験したことが夢の中でアトランダムにつながっていきます。

 

・この海馬の近くには、「偏桃体」というところがあり、「好き・嫌い」を記憶させる場所になっています。

 

・人生も同様に、嫌なことの中にも、どこかにちょっぴり自分の好きなことを織り交ぜていけばいいのです。

 

花粉症には「口呼吸」が効く

・原則として私は、朝は何も食べたり飲んだりしませんが、例外的に春先には濃いゴボウ茶を一杯飲んでから外に出るようにしています。

 ゴボウはもともと漢方からきたものですが、アレルギー性や慢性の、皮膚炎や上気道炎によく効くことで知られています。つまりアトピー、じんましん、喘息、花粉症に有効なのです

 

つまり口はあらゆるものを栄養として受け入れる器官で、鼻はあらゆるものを外敵として拒否する器官なのです

 花粉も鼻から入れば外敵として認識され、くしゃみや鼻水によって体外に排出されます。けれども、口から入るときは、問題ないのです。

 

私も花粉症に長年悩んでいたので、「ゴボウ茶・口呼吸法」を考え出しました

 

自然界の生き物たちを見習う

・人間がもっとも自然界の動物に見習わなければならないのは、あらゆる動物が、お腹がすかなければ何も食べないということです。

 

「過ぎない」生活を、感謝をもって

・じつは、私たちを滅ぼそうとする生物など、この世に存在しません。ほとんどが、ほかの動植物との共存によって生きているからです。

 植物にしても同様で、毒キノコや毒草といわれるものもありますが、今私たちが野菜として食べているものも、もともとはほとんどが毒をもっていたものです。

 

なぜその物質はそこに存在するのか

ブームになった健康法は、数えきれないほどあります。その多くは、たとえば青魚が健康にいいとか、クルミが健康にいいとか、何かひとつの物質に着目して、それを取り上げるケースがほとんどでした。

 

・お茶を始め、野菜、マメ類も、敵から身を守り生き延びるために毒をもっています。そこで人間は調理することによって毒を消すことを学んだのです。調理しなければ毒になってしまうものを、大量に摂るほうがおかしいのではないかということに早く気がついていただきたい

 

日本人が「1日1食」を実践する意味

・もし、人類全体がそのことに気がつかなかったとしても、ひとりでも多くの日本人に、本書で提唱する「1日1食」のライフスタイルを、ご自分の生活へ取り入れていただきたいと思います

 少なくともお腹がすかないのに食べたりすることはやめ、小食が健康にもたらす効用について気がつけば、それだけでも、ずいぶん私たちをとりまく地球環境が変わるのではないでしょうか。

 

あなたの人生、このまま終わってもいいですか?

・私がめざしているのは、百歳になっても、ウエストがくびれ、若々しい見かけを保つことができるような「人生百年計画」です。

 

読者のみなさんに声を大にしていいたいのは、不摂生の結果迎えた老後は、苦しみの毎日であるということです。

 

不摂生によって傷ついた消化管や気管には癌が発生します。癌もこの世に生まれたからには生き延びようとします。その結果、周囲の臓器に染み込むように、「侵潤」し、離れた臓器に「転移」します。体の中にうごめく別な生き物によって生じる痛みはそれは苦しいといいます

 

・健康なうちは自分が病気になることなど想像もできないでしょう。自分は癌にならない、脳卒中にならないと思って、今あなたは不摂生を続けています。しかし、病気の原因の大半は生活習慣です。その生活習慣を見直すのは、健康である今のうちなのです。

 

最後まで「健康・元気」に過ごす!

・そこで最後に問題になるのは、人生百年計画の最晩年の送り方です。

 病院で寝たきりになり、まわりの人に迷惑をかけながら過ごすのか、それとも最期の最期までピンピン元気に健康で見かけも若々しく、より美しく臨終を迎えられるのか、という選択になるのだと思います。

 

・最後まで健康で働けることがいちばんの理想です。

 

それは、そんなにむずかしいことではなくて、1日1食の生活をしながら、よく寝ること、それに尽きるのだと思うのです

 

若さ美しさは内面の健康のあらわれ

・私は外科医です。専門は乳腺外科、つまり女性の乳房の癌を取ったり、同時につくり直したりします。

 

・私は医者の家の4代目です。祖父は52歳のとき、父は62歳のときに心筋梗塞で倒れました。40代のときの私は完全にメタボでした。

 

 ・お腹に脂肪がたっぷりついていたら、血管の中も脂肪がこびりついているでしょうし、肌がシワ・シミだらけなら、脳も内臓も錆びついているでしょう。つまり、「外観は健康状態のあらわれである」ということです。

 

そのために有効な方法は「空腹」「完全栄養」「睡眠」の三つだけです

 

・1日1食(または一汁一菜)

・野菜は葉ごと皮ごと根っこごと、魚は皮ごと頭ごと、穀物は全粒で

・睡眠は夜の10時から夜中の2時までのゴールデンタイムを含むように

 

 この三条件を守っていただければ健やかで、若く、美しい体を手に入れられることでしょう。

 

 

 

『「空腹」こそ最強のクスリ』

医学博士 青木厚    アスコム   2019/1/26

 

 

 

空腹パワーであらゆる不調を撃退しよう!

1日2食のプチ断食が、僕の集中力の秘密です

いま話題の半日断食で、頭がさえる。疲れない。無理なくやせる。

 

最新医学エビデンスに基づく本当に正しい食事法は、「何を食べるか」ではなく、「食べない時間を増やす」たったこれだけだった。

 

睡眠時間を合わせて「1日16時間は食べない」だけこの半日断食で細胞内の悪いタンパク質や感染症を引き起こす病原菌が掃除され、全身の細胞がみるみる修復!

 

・この方法なら、炭水化物も、脂肪も好きなだけ食べて問題ない!

 

「ものを食べない時間」を作り、「空腹」を楽しむ。それだけで、病気知らずの体が手に入ります。

中性脂肪が激減し、脂肪肝が改善!

 

・高かった血圧が下がり、体重も減少!

 

・これまで健康や長寿、アンチエイジングのための、さまざまな食事法が紹介されてきました。しかし最新の医学エビデンスに基づき、近年、「食べものの内容を制限する」ことよりも「食べない時間を増やす」ことにより注目が集まっています。

 

この本で紹介する食事法は、2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した「オートファジー」研究をもとに生み出されました。

 オートファジーとは、「古くなった細胞が新しく生まれ変わる」体の仕組みのことです。

 週に一度でも、まとまった空腹の時間を作ると、食べすぎがもたらす害が取り除かれ、加齢や食生活によるダメージがリセットでき、オートファジーが活性化して体が、内側から若々しく蘇ります。

 しかもこの食事法は誰でも簡単に実践でき、すぐに効果を実感できます。がんや認知症、糖尿病や高血圧などの病気の予防にも役に立つと考えられる、まさに奇跡の食事法なのです。

 みなさん、この本を読んで、ぜひ空腹という最高のクスリにより、健康と若さを手に入れましょう。

 

「1日3食」「食べすぎ」が、疲れやすい体を作る

1日3食というのは、それだけで「食べすぎ」になってしまう可能性があります

 

・成人が1日に必要とするカロリーは、1800~2200キロカロリー前後といわれています。

 ハンバーガーとポテトフライ、ドリンクのセットだけで、1000キロカロリーは軽く超えますし、ファミレスに行けば、800~1000キロカロリー程度のメニューがたくさん並んでいます。

 つまり、1日3度食事をとることで、本来必要な量の1.5~2倍のカロリーを摂取してしまう……というのは、十分にありうることなのです。

 

高血圧、老化、生活習慣病………。肥満は百害あって一利なし!

食べすぎは、様々な体の不調を招きます。>

・まず、内臓の疲れ。胃腸や肝臓は、私たちが食べたものを、何時間もかけて消化しますが、本来処理できる量を超える食べものが、ひっきりなしに運ばれてくると、内臓は休みなくフル回転で働き続けなければならず、疲弊します。

 その結果、内臓の働きが低下し、栄養素をきちんと吸収できない、老廃物を排出できない、免疫力が低下するなど、さまざまな問題が生じてしまうのです。

 

・また、食べすぎは、肥満を招きます。 私たちが摂った糖質や脂質の一部は、脳や筋肉、内臓などが働くためのエネルギーとして使われますが、余った筋肉や肝臓に蓄えられ、それでもおさまりきらなかった分は中性脂肪として、脂肪細胞に蓄えられます。

 

つきすぎた脂肪、とくに内臓脂肪からは、悪玉ホルモンが分泌され、血糖値の上昇、高血圧、血栓形成などを招きます。

 また悪玉ホルモンは慢性炎症状態を引き起こし、がんを発症する場合もあります

 ほかにも、食べすぎには「体を錆びさせる活性酸素を増やす」といったデメリットがあります。

 食べすぎは、疲れやだるさの原因となるだけでなく、糖尿病や高脂血症などの動脈硬化性疾患、脳出血脳梗塞狭心症心筋梗塞などの虚血性心疾患、そしてがんの原因ともなるのです。

 

さまざまな病気の温床となる「糖質の摂りすぎ」

・しかも、現代日本人の食事は、特に糖(糖質)が多くなりがちです。成人が1日に必要とする糖質は、170gといわれています。

 茶碗一杯のご飯(白米)に含まれる糖質は50g程度ですから、ご飯を1日3杯食べれば、それだけでほぼ、本来必要な糖質は摂取できてしまいます。

 つまり、1日3杯のご飯に加えて、デザートなどを食べれば、それだけで糖質過多になるのです。

 

・しかし、糖質の摂りすぎによる最大の問題は、「糖質が、血糖値を急上昇させる」点にあります。

 

・こうした、ジェットコースターのような血糖値の乱高下は、「食後すぐ眠くなる」「だるくなる」「イライラする」などの症状をもたらします。

 さらに、糖質の摂りすぎによって血糖値が高い状態が続くと、

①  細胞が徐々にインスリンを受けつけなくなる。

②  すい臓が頑張って、もっとインスリンを分泌しようとする。

③  すい臓が疲弊する。

といったことが起こるようになり、すい臓でのインスリン分泌量が低

下する「2型糖尿病」の発症につながります

 

糖尿病になると、血糖値が下がらないため、全身の血管がダメージを

受け、網膜症、腎症、心筋梗塞脳梗塞認知症、がんといった病気にかかるリスクが高まってしまいます。

 

血糖値が下がり、脂肪が分解され、細胞が生まれ変わる方法がある

・「食事のカロリー数を減らす」「糖質を減らす」など、さまざまな方法が考えられますが、この本で私がおすすめしたいのは、「ものを食べない時間(空腹の時間)を作る」というものです。

 

・空腹の時間を作ると、まず内臓がしっかりと休むことができ、血糖値も徐々に下がります。また、最後にものを食べてから10時間ほどたつと、肝臓に蓄えられた糖がなくなるため、脂肪が分解されエネルギーとして使われるようになり、16時間を超えると、体に備わっている「オートファジー」という仕組みが働くようになります。

 オートファジーとは、「細胞内の古くなったタンパク質が、新しく作り替えられる」というもので、細胞が飢餓状態や低酸素状態に陥ると、活発化するといわれています。

 体の不調や老化は、細胞が古くなったり壊れたりすることによって生じます。

 

・オートファジーによって、古くなったり壊れたりした細胞が内側から新しく生まれ変われば、病気を遠ざけ、老化の進行を食い止めることができるのです。

 つまり、空腹の時間を作ることで、

・内臓の疲れがとれて内臓機能が高まり、免疫力もアップする。

・血糖値が下がり、インスリンの適切な分泌が促され、血管障害が改善される。

・脂肪が分解され、肥満が引き起こすさまざまな問題が改善される。

・細胞が生まれ変わり、体の不調や老化の進行が改善される。

といったさまざまな「体のリセット効果」が期待できます。まさに、「空腹は最高のクスリ」なのです。

 

・空腹の時間以外は、何を食べていただいてもかまいませんし、空腹の時間中であっても、どうしてもお腹が空いた場合は、ナッツ類などであれば、いくら食べていただいてもかまいません。

 

 オートファジーを働かせるためには、連続して16時間以上の空腹の時間が必要ですが、睡眠時間をうまく組み込めば、無理なく実行することができるでしょう。できれば毎日続けていただくのが理想的ですが、週1回、週末だけ実行していただくだけでも、リセット効果は得られるはずです。

 

半日断食が、体の不調や病気、老化を遠ざけてくれる

たとえば朝食だけ抜いて、昼と夜は普通に食べる。起きている時間の半分だけがんばる半日断食、それだけで実行できてしまいます。

 

繰り返しになりますが、空腹の時間を作るだけで、食べすぎや糖質の摂りすぎによる弊害をリセットしてくれます。

 カロリー計算など、難しいこと、面倒なことを考えなくても、内臓の疲れがとれ、血糖値が下がり、脂肪が落ち、細胞が生まれ変わり、さまざまな体の不調や病気、老化を遠ざけることができます。

 みなさんもぜひ、「空腹」という最高のクスリによって、病気知らず、疲れ知らず、老化知らずの体を手に入れてください。

 

「1日3食とるのが体にいい」は、間違いだった

1日3食とると、体は日々弱っていく

・「1日3食が理想的である」という考え方には、確固たる裏付けはありません。

 それどころか、1日3回食事をとると、あとで詳しくお話しするように、

・胃腸をはじめ、内臓が十分に休むことができず、疲弊してしまう。

・体内で炎症が起きやすい。

・「食べすぎ」を招き、肥満になりやすい。

高血糖になりやすい。

・老化が進みやすい

 など、体や健康にさまざまなダメージを与えることになるのです。

 

食後の慢性的な眠気は、血糖値が上がっている証拠

・「食べた後、異様に眠くなったり、疲れたり、だるくなったりする状態が、ずっと続いている」という人は、血糖値が慢性的に高くなっている可能性がるといえるしょう。

 

習慣や惰性を捨て、体の声を聞くことが真の健康への第一歩

・あなたの内臓は、もしかしたら、休息を求めているかもしれません。

 特に年齢を重ねるにつれて、1日に必要とするカロリーは少なくなっていきます。1日3食にこだわる必要は、まったくないのです。

 

1日3食は、胃腸を疲れさせ、体の不調を招く

1日3食では、内臓は十分に休むことができない

・ところが、1日3度食事をすると、朝食から昼食までの間隔は4~5時間、昼食から夕食までの間隔は6~7時間程度となり、前の食事で食べたものが、まだ胃や小腸に残っている間に、次の食べるものが運ばれてきてしまいます。

 すると胃腸は休む間もなく、常に消化活動をしなければならなくなり、どんどん疲弊していきます。

 

胃が疲弊すると、肌や髪にも悪影響をもたらす

・1日3回、せっせと食事をとり続け、胃腸が疲弊すると、体にはさまざまな不調が現れます。

 まず、胃腸が疲れ、消化機能が衰えると、食べものからきちんと栄養分を摂ることができなくなり、体に必要なビタミンやミネラル、微量元素不足に陥り、疲れやすくなったりだるくなったり、肌や髪のコンディションが悪くなったりします。

 また、「胸焼け」「胃もたれ」「食欲不振」が起こりやすくなります。

 

腸内環境の悪化が、全身にダメージを与える

・ちなみに、加齢や胃の疲れによって胃液が減り、消化が不十分な食物が腸内に入ってくると、やはり腸内細菌のバランスが崩れ、腸内環境は悪化します。

 さらに、腸で発生した有害物質は、血液に乗って全身にまわります。そのため、肌荒れがひどくなったり体臭がきつくなったり、ときにはがんなどの病気が引き起こされたりすることもあるのです。

 

・また、腸には食べものを消化・吸収し、不要なものや老廃物を排泄するだけでなく、「体内に侵入しようとする異物(ウイルスや毒素など)を排除し、体を守る」という「免疫機能」も備わっています。

 腸の機能が衰え、腸内環境が悪くなると、免疫力が低下して風邪や肺炎などの感染症にかかりやすくなる、アレルギーがひどくなる、がんが発生する、といったことも起こりやすくなるのです。

 

「食事」が本当に始まるのは、食べものを口にした後

・さまざまな役割を一手に担っているのが、肝臓なのです。

 そのため、食事の間隔が狭く、次から次へと食べものが入ってくると、肝臓はふる回転で働かねばならず、どんどん疲弊していきます。

疲れにより肝臓の機能が衰えると、本来肝臓で解毒されるはずの毒素や老廃物が体内に残ったり、作られるエネルギーの量が減ったりするため、体が疲れやすくなります。

また、お酒がおいしく感じられなくなったり、食欲が低下したり、あるいは肝炎や脂肪肝、肝硬変、さらには肝臓がんなど、肝臓自体の病気や障害が引き起こされたりするおそれもあります。

 

そして、人間に休息が必要であると同様、内臓にもまとまった休息が必要なのです。

 

がん、糖尿病、心筋梗塞脳梗塞。年齢を重ねるごとに「食べすぎ」のダメージは大きくなる

1日3食は、気づかぬうちに「食べすぎ」を招く

・つまり、ふだんから慢性的に食べすぎている人の場合、「胃が膨らんでいる状態」が当たり前になっていて、「本来、体が必要としている量」以上の食べものも、どんどん受け入れてしまいます。

 

食べすぎは、DNAや細胞をも傷つける

・また、食べすぎは、体内の活性酸素を増やします。

 活性酸素には「ものを酸化させる(錆びさせる)力」があり、それによって体内に侵入ウイルスや異物などを殺菌・排除しますが、一方で、活性酸素の攻撃は、身体(体内のDNAや細胞)をも傷つけます。

 

・そして、活性酸素が必要以上に増えると、細胞が酸化されたり傷つけられたりするため、細胞の老化が進行し、お肌のシワやシミの原因となったり、細胞に障害が生じ、がんなどさまざまな病気が引き起こされたりする可能性があります。

 

ご飯や肉の食べすぎが、あなたの命を危険にさらす

・「食べすぎる人」のほとんどは、ご飯や麺類、パン、甘いものなど、「糖質」の多いものや、肉、油など、「脂質」の多いものを取りすぎています。

 糖質や脂質を過剰に摂れば、血液中の中性脂肪や、「悪玉コレステロール」と呼ばれるLDL-コレステロールが増え、それらは血管壁に付着します。それだけ血管は狭くなります。

 その結果、血液の流れが悪くなり、

・栄養が体のすみずみまでいきわたらなくなったり、老廃物がきちんと排出されなくなったりするため、疲労や冷え、肌荒れなどが起こりやすくなる。

・血管や心臓に大きな負担がかかって血圧が高くなり、動脈硬化が生じて脳梗塞心筋梗塞脳出血心不全などのリスクも高くなる。

 

・さらに、糖質の多いものを食べすぎると、血糖値が高くなります。その状態が続くと、糖尿病になるリスクも高くなるのです。

 

脂肪細胞は無限に増大していくから怖ろしい

・食べすぎの弊害として、忘れてはならないのが、「内臓脂肪」です。

 

 ・細胞脂肪は柔軟性が高く、中性脂肪を取り込んで、もとの数倍の大きさにまで膨れ上がることができます。

 これが「脂肪がつく」「脂肪が増える」といわれる状態ですが、このように、無限に容易を増やすことができるのは、人体の中では脂肪細胞だけなのです。

 

・肥大化した脂肪細胞からは「TNF-α」や「IL-6」などの「悪玉ホルモン」が分泌されるようになり、糖尿病や高血圧、慢性炎症状態を導いてがんになるリスクも高くなります。

 

増えすぎた脂肪が、血液やリンパの流れを悪くする

・実は脂肪には、

・エネルギーを貯蔵する。

・体温を維持する。

・内臓の位置を保つ。

・クッション代わりとなって、外部の刺激から体を守る。

・ホルモンや胆汁などの原料となる。

・各種ビタミンの吸収を助ける。

 といった働きがあります。

 つまり、人間にとってなくてはならないものではあるのですが、脂肪が必要以上に増えすぎると、体にはさまざまな影響が生じます

 

・ところが、肥大化した脂肪が血管やリンパ管を圧迫すると、血液やリンパの流れが悪くなり、心臓に負担がかかり、高血圧や心不全、むくみの原因となります。

 その結果、心臓病のリスクが高くなる、全身の各器官の働きが悪くなるなど、体にさまざまな不調が現れるようになるのです。

 

実は皮下脂肪よりもタチが悪い、悪玉ホルモンを分泌しやすい内臓脂肪

・また、あまり知られていないのですが、脂肪細胞にはさまざまなホルモンなどを分泌し、体の機能を調整するといった働きもあります。

 

・つまり、食べすぎによって脂肪が過剰に増えると、悪玉ホルモンの作用により、

・血管の傷が修復されない。

血栓が溶けない。

・腫瘍が増殖する。

・血糖値が高くなる。

 といったことが起こりやすくなり、糖尿病、脳出血脳梗塞心筋梗塞、がんなどの病気を発症するリスクが高くなるのです。

 

年齢を重ねるごとに、食べすぎのダメージは大きくなる

・このように、1日3食の食生活、そして食べすぎは、体に大小さまざまなダメージを与えます。しかもそのダメージは、年齢を重ねるごとに、どんどん大きくなっていきます。

 

アメリカの最新研究が証明。「空腹」こそが長寿と健康のカギだった

アメリカの研究で明らかになった、「空腹」の効果

・食べすぎによる害から体を守り、健康や若さを維持する、シンプルな方法。それは、「ものを食べない時間(空腹の状態)を作ること」です。

 近年、アメリカの医学界では、空腹(断食)と健康に関する研究がさかんに進められ、数多くの論文が発表されています。

 以前から、「カロリー摂取を控えることが、さまざまな病気を遠ざけ、長生きにつながる」ことはわかっていましたが、これらの論文には、断食をすることが体重や体脂肪の減少につながること、そして、

・糖尿病・悪性腫瘍(がん)、心血管疾患(心筋梗塞狭心症など)、神経変性疾患アルツハイマー認知症パーキンソン病気など

などの予防に効果的であることが述べられているのです。

 

「空腹」「断食」のハードルは、それほど高くはない

・できるだけ無理なく空腹の時間を作り、

・胃腸や肝臓などを休ませてあげること

・脂肪を燃焼させ、減らすこと

・血液の状態を改善させること

が大事なのです。

 

睡眠時間8時間+8時間=半日断食で、効果を最大限に享受できる!

・そして、たどりついたのが「16時間以上、空腹の時間を作ると、最大の効果が得られる」という結論でした。つまり、起きている時間の半分、半日の断食でできるのです。

「16時間は長い」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、睡眠時間とうまく組み合わせることで、無理なく実行していただけるはずです。

 

「空腹」が人本来の生命力を引き出す。最新研究でわかった「オートファジー」という奇跡

さて、私が「16時間」にこだわるのには、理由があります。

 まず、最後にものを食べて10時間ほどたつと、肝臓に蓄えられた糖がなくなって脂肪が分解され、エネルギーとして使われるようになります。

 そして、16時間たつと、今度は体の中で「オートファジー」が機能し始めるのです。

 

私たちの体は、約60兆もの細胞でできており、細胞は主にタンパク質で作られています

 日々の生活の中で、古くなったり壊れたりしたタンパク質の多くは体外に排出されますが、排出しきれなかったものは細胞内にたまっていき、細胞を衰えさせ、さまざまな体の不調や病気の原因となります。

 

・一方で、私たちはふだん、食べたものから栄養を摂取し、必要なタンパク質を作っています。

 ところが、なんらかの原因で栄養が入ってこなくなると、体は生存するために、なんとか「体内にあるもの」でタンパク質を作ろうとします。

 そこで、古くなったり壊れたりした、細胞内のタンパク質を集め、分解し、それらをもとに、新しいタンパク質を作るのです。

 

・新しく元気なミトコンドリアが細胞内にたくさんあればあるほど、たくさんのエネルギーを得られ、人は若々しく、健康でいられるのですが、オートファジーによって、このミトコンドリアも新たに生まれ変わります。

 つまり、オートファジーとは、古くなった細胞を、内側から新しく生まれ変わらせる仕組みであるといえます

 細胞が生まれ変われば、体にとって不要なものや老廃物が一掃され、細胞や組織、器官の機能が活性化し、病気になりにくく若々しい体になるのです。

 さらにオートファジーには細胞内に侵入した病原菌を分解・浄化する機能もあり、健康であるために欠かすことのできない仕組みなのです

 

空腹が、細胞の生まれ変わりのスイッチになる

・ただ、オートファジーには、ある特徴があります。

 食べるものによって得られた栄養が十分にある状態では、オートファジーはあまり働かないのです。

 なぜならオートファジーは、体や細胞が強いストレスを受けた際にも生き残れるよう、体内に組み込まれたシステムであり、細胞が飢餓状態になったときや低酸素状態になったときにこそ、働きが活発化するからです。

 具体的には、最後にものを食べてから16時間ほど経過しなければ、オートファジーは活性化しません。

 つまり、空腹の時間を作らない限り、オートファジーによって細胞を産まれ変わらせることはできないのです。

 

なお、2016年には、東京工業大学大隅良典栄誉教授が、オートファジーの研究でノーベル生理学・医学賞を受賞しています

 オートファジーは今、世界中の注目を集めているといえるでしょう。

 「空腹」は、1日3食の習慣や食べすぎが体に与えたダメージをリセットし、体を内側から蘇らせてくれます。

 まさに、空腹こそが最強のリスクなのです。

 

空腹のとき、体ではどんな奇跡が起こっているのか

内臓の働きを復活させ、活性酸素の害から体を守る――空腹の奇跡①

・まとまった空腹の時間を作ると、まず、内臓の働きがよくなります。

 

活性酸素の量が減るともいわれています

 つまり、活性酸素がもたらす細胞の老化や病気を、予防することができるのです。

 

脂肪の分解、血流の改善で、生活習慣病をまとめて遠ざける――「空腹」の奇跡②

・最後にものを食べてから10時間ほど過ぎたあたりから、体内では、脂肪の分解が始まります。

 

・つまり、空腹の時間が長くなればなるほど、体内の余計な脂肪が分解され、減っていくのです。

 

・また、脂肪が分解されれば、血液中の資質が減り、圧迫されていた血管が解放されますし、トータルで12~24時間、ものを食べない時間を作ると、血液中の糖質も20%程度低下するともいわれています。

 

オートファジーで、若々しく健康な体を手に入れる――「空腹」の奇跡③

・そのため、オートファジーには、がんや糖尿病をはじめとする生活習慣病アルツハイマー認知症感染症などの予防効果や、肌や筋肉などの老化防止の効果があると考えられています。

 

なお、空腹の時間を作ると、「ケトン体」という代謝産物が増加するといわれています

 ケトン体とは、体内の中性脂肪や筋肉が分解されて生み出されるエネルギー源です。ケトン体には活性酸素や炎症から神経細胞を保護してくれる作用があります。

 ケトン体も、空腹によって得られるメリットの一つだといえるでしょう。

 

空腹力で、がんの原因を取り除く

「空腹」は、がんのリスクを遠ざける

・「空腹の時間を作る」食事法なら、何を食べてもかまわないため、他の方法に比べて継続しやすいといえるのではないでしょうか。

 

人間にはもともと、がんを予防するシステムが備わっている

・私たちの体は、約60兆の細胞からできています。

 それらの細胞は日々、分裂を繰り返して生まれ変わっており、細胞が分裂する際には、遺伝子(DNA)が持つ情報にしたがって、正確にコピーされます。

 しかし、なんらかの原因でDNAが傷つけられると、細胞のコピーミスが生じて突然変異を起こし、がん細胞が生まれるきっかけとなります。

 胃や腸などの臓器の表面部分に傷がつき、その傷が修復される際にミスが発生して、がん細胞が生まれることもあります。

 

なおDNAは外部からの刺激や活性酸素などによってさまざまな攻撃を受けており、体内では毎日3000~5000個ものがん細胞が生まれています。

 ただ、人間の体にはDNAを修復する酵素があり、傷ついたDNAはすぐに修復されます。

 また、DNAが修復不可能な傷を受けた場合、体はすぐその細胞を除去し、がん細胞の発生を防ぎます。これを「アポトーシス」といいます。

 もし修復もアポトーシスもきかなかった場合には、全身の血液を駆け巡り、パトロールをしている免疫細胞が、発生したがん細胞をきちんと除去してくれます。

 

 人体は、こうした二重三重の防御システムによって、がんから守られているのですが、DNAへの攻撃回数が増えたり、加齢などにより修復機能やアポトーシス機能、免疫機能が衰えたりすると、生き残るがん細胞が現れます。

 

オートファジーによる細胞の修復が発がんリスクを下げる

・さて、空腹の時間を作ることが、なぜがんの予防につながるかというと、「脂肪を減らし、肥満を解消する」からです。

 

・特に大腸がん、肝臓がん、胆嚢がん、すい臓がん、子宮がん、腎臓がんなどは影響を受けやすく、肥満が健康に及ぼす害がわかってきました。

 同じく日本癌学会の発表では、がんが発生する主要な原因は、たばこ(30%)と肥満(30%)です。

 肥満にならないということは、たばこを吸わないことと同じほど重要なのです

 

空腹こそが、がんのさまざまな原因を取り除いてくれる

・すでにお話ししたように、最後にものを食べてから10時間ほどたつと、脂肪、特に内臓脂肪の分解が始まります。

 つまり、まとまった空腹の時間を作ることは、がんの予防にも大きく役立つということになります。

 もちろん、空腹は、肝臓がんの原因となる脂肪肝の改善にも効果的です。

 

ただ、一つ気をつけなければいけないのが、すでにがん(悪性腫瘍)が体内に発生している場合は、空腹が逆効果になるおそれもある、ということです。

 がん細胞には、飢餓状態に陥りやすいという特徴があるため、治療においてはしばしば、がん細胞に栄養が送られないようにする「兵糧攻め」が行われます。

 ところが、オートファジーが働くと、自分で栄養を作り出すため、がん細胞が生き残りやすくなってしまうのです

「空腹の時間を作る」食事法は、あくまでも予防のためであり、すでにがんを発症しているという方は、医師の指示に従うようにしてください。

 

 

 

『病気の9割は歩くだけで治る!』  

歩行が人生を変える29の理由

長尾和宏   山と渓谷社  2015/11/21

 

 

 

<「9割治るというエビデンス(根拠)を示せ」>

・「9割治るというエビデンス(根拠)を示せ」と言われれば、示すことはできないので、「大げさだ」と言われても仕方がないのですが、歩くということがすっかり忘れられている時代だからこそ、「病気の9割は歩けば治る」というくらいの気持ちで歩いてほしい。そう思って、あえてこのタイトルをつけさせていただきました。

 

・私は、兵庫県尼崎市でクリニックを営んでいる町医者です。町医者ですから、外来にはいろいろな患者さんが来られます。

 高血圧、糖尿病、高脂血症など生活習慣病の人、胃腸の具合が悪い人、うつ病不眠症の人、認知症の人、がんの人、膝や腰が痛いという整形外科系の病気の人――。とにかくありとあらゆる病気や、症状でお困りの方がいらっしゃるので、お一人おひとり治療は違いますが、どんな病気であっても、共通してお話しすることがあります。

 それが、今回の「歩く」という話です。

 

・医療というのは、本来、食事療法、運動療法があって、3番目に薬物療法がくるはずなのに、ここ数十年、薬が一番上になっています。それはいかがなものか---

 

歩けば歩くほど、生活習慣病は良くなります

・歩くことで筋肉や骨が丈夫になれば、年を取ってから膝が痛い、腰が痛いといったことも少なくなります。

 認知症だって、歩くことで防げますし、たとえボケが始まっても歩けば良くなります。2人に1人がかかり、国民病といわれるがんも、歩くことで良くなります。

 不眠や膠原病、脳過敏症といった免疫系の病気も歩くことで良くなります。不眠やうつも、精神科に行って薬をもらわなくても、歩けば良くなります。介護が必要になりつつある「要支援」の人も、歩けば、要支援を卒業できます。

「病気の9割は歩くだけで治る」という本書のタイトルのもとになっているのは、外来で患者さんを診ている町医者としての実感です。一部の病気は別として、日頃診ているよくある病気の多くは、歩くことが治療や予防のカギになっています。

 歩くことは本当に良いこと尽くめで、困る人がいるとすれば医者くらいでしょう。(笑い) 病気が減れば、今ほど医者が要らなくなるからです。みんなが歩くようになって病気が減り、要介護の人が減れば、国の医療費や介護費も減ります。今、高齢者が増えて医療費・介護費大変だといわれていますが、みんなが歩けば半分くらいに減らせるはずです。

 

現代病の大半は、歩かないことが原因だった

・糖尿病人口は、950万人に。

高血圧人口は、4千万人に。

高脂血症人口は、2千万人に。

認知症人口は460万人、予備軍も加えると900万人に。

そして、毎年100万人が新たにがんにかかり、年間で37万人が、がんで命を落としている――。

 

・毎年、毎年、そんなニュースが次から次へと耳に飛び込んできます。「こんなに病気が増えました。10年後にはもっと増えるでしょう。大変です」と、大騒ぎしているものの、なんのことはありません。その大半は、歩かなくなったことが原因だと思います。

 

<「沖縄クライシス」>

・「沖縄クライシス」という言葉、聞いたことがありますか?

 沖縄県といえば、一昔前には、日本一の長寿の県でした。実際、1985年には男女ともに平均寿命第1位という、名実ともにナンバーワンの長寿県だったのです。

 ところが、2000年には、沖縄県の男性の平均寿命は全国26位に。2010年調査では30位にまで転落してしまいました。その裏で、65歳未満の死亡率は、なんとワースト1位になっています。

 一方、沖縄県の女性のほうは、2005年まで平均寿命全国1位を保ち、2010年調査でも3位とまだ上位のままですが、実は、長寿のおばあちゃんたちが平均寿命を引き上げているだけ。女性のほうも、65歳未満の死亡率は、2010年に全国最下位になっています。

 

・どうして65歳未満の死亡率が全国でもっとも高いのかというと、まず指摘されるのが、食生活です。昔の沖縄では食物繊維が豊富な煮イモを主食としていたそうですが、戦後、高脂肪・高カロリーの欧米型の食事が広まってしまいました。東京・銀座にマクドナルド1号店がオープンする10年ほど前から、すでに沖縄ではファストフードが入ってきて、すっかりファストフード天国に。その結果、メタボが増えていきました。

 

・そしてもう一つ、沖縄が長寿ランキングから転落した大きな要因が、車社会になって歩かなくなったことです。暑さが厳しい上に、タクシーが安いため、子どものころから足代わりにタクシーを使う人が多いと聞きます。

 結局、すべての問題は、食事と運動です。

 

・では、食事と運動、どちらが先かといえば、どちらも大事なのですが、体を動かさなければお腹もすきません。いくらバランスの良い食事を摂っても、カロリーを消費しなければ、栄養過多になってしまいます。だから、まずは体を動かす、歩くことが大事だと思っています。

 

<現代病の大半は、歩かなくなったことに起因しています。>

<江戸時代の庶民は3万歩歩いていた>

・唐突ですが、江戸時代の人たちは、今の人たちよりも6倍くらい歩いていたそうです。

 

・「サラリーマンは地位が上がるほど歩かなくなる」という研究結果も出ていて、ある調査では、課長・係長クラスは1日平均7千歩、部長クラスは1日平均5千歩、車付きの重役は1日平均3千歩だったそうです。偉くなればなるほど、生活が便利になればなるほど、皮肉にも健康からは遠のいていくのです。

 この半世紀というのは、歩くことが失われていった時代であると思います。

 

現代人は、「歩こう!」と意識しなければ、歩けない。江戸時代の庶民は、現代人の6倍歩いていたから、健康で幸せだった。

 

糖尿病、高血圧………生活習慣病は歩くほどに改善する

生活習慣病の代表格が、糖尿病、高血圧、糖質異常症です。

 糖尿病といえば、まず推奨されるのが、食事療法。最近では、ご飯やパンなどの主食と甘いものを制限する「糖質制限食」に取り組む人が増えています。高血圧はというと減塩食。脂質異常症の場合は、コレステロールの制限でした。

 たしかに、“生活”習慣病ですから、病気のもとになった生活を見直さなければいけません。その際、食生活の見直しは避けて通れないでしょう。

 ただ、生活をつくるのは食料だけではありません。食以上に大事なのが、やはり歩くということ。

 

・「メタボ=メタボリックリンドローム内臓脂肪症候群)」という概念は、私の出身医局である大阪大学第二内科で30年ほど前に誕生したものです。

 

<痩せればすべてが正常値になる>

・血圧も同じで、降圧剤を3種類も4種類も飲み続けている人がいますが、薬で血圧を抑えている状態というのは「治った」とは言えません。本来は、根本的に治すのが医療です。薬に頼るのではなく、もっと本質に迫るべき。それが、痩せるという単純なことなのです。

 そして、痩せるには、体を動かすこと、つまり歩くことが欠かせません。

 

<「貧困=無知」が子どもたちの肥満をつくっている。>

・親が健康に対して無知だと、子どもたちも同じような生活を引き継いでしまいます。

 

メタボ健診に足りないのは、歩くこと。歩かないからメタボになり、メタボが心筋梗塞脳卒中、そしてがんと認知症を引き起こす。

 

<最大の認知症予防は計算しながら1時間歩くこと>

<糖尿病の人は認知症になりやすい>

・すでに書いたとおり、認知症の人は460万人に上り、予備軍も加えると900万人を超えるといわれています。これは糖尿病の患者数にも匹敵する人数です。特に、80歳以上では、4人に1人が認知症といわれています。

 それほど認知症が増えたのは、一つには長生きするようになったことが原因でしょう。

 

・たばこを吸っていると認知症リスクが3倍になります。

 

認知症予防効果があるのは2つだけ>

認知症の治療でも、実は歩くことが一番の治療です。>

・一つは、「シロスタゾール(商品名:プレタール)」という脳梗塞発症後の再発予防に使われる薬です。

 

・では、もう一つのエビデンスが知られている認知症予防の方法は何かといえば、実は歩くことなのです。正確にいうと、計算しながら歩くこと。

 

・あるお寺の住職さんがやっているデイサービスでは、広い境内で認知症の人たちが自由気ままに散歩できます。まるで放し飼い状態。そうすると、認知症の諸症状がどんどん良くなるのです。

 認知症の人は迷子になるんじゃないか、外出させたら周りに迷惑をかけるんじゃないかと思われて、病院でも施設でも、あるいは在宅でも、閉じ込められてしまいがちですが、それは間違いです。認知症の人こそ、誰よりも歩かなければいけません。

 

歩くことは、認知症の最大の予防法であり、最強の治療法。歩かせない、社会との接点を遮断する認知症ケアは完全に間違っている!

 

うつ病も薬要らず、歩くだけで改善する

うつ病も、近年、患者数が急激に増えている病気です。

 厚生労働省の調査によると、1984年には11万人だったのが、93年には20万人に、2002年には55万人になり、2010年には70万人にと、すごい勢いで増えています。躁うつ病などを含めると、100万人を超えているそうです。

 

・なぜ、こんなにも急激に患者さんが増えているのでしょう?

 現代はストレス社会といわれるように、何かとストレスが多いことも一因ですが、それだけではなく、「うつは心の風邪」「眠れないときは、お医者さんへ」といった早期受信を促すキャンペーンによって、うつ病患者が増えている――という指摘もあります。

 

・それでうつ病が治ればいいのですが、ただ漫然と薬を飲み続けている人もかなり多い。薬から卒業できず、一生薬漬けになってしまっている人もいます。

 

<歩けば抗うつ薬から卒業できる>

・うつの人は、歩けば治ります。うつ病は、脳内の「セロトニン」や「ノルアドレナリン」というホルモンが不足した状態ですが、歩けばこれらが脳内で増えるからです。だから、1日5分でいいので、とにかく歩いてほしい。

 私の外来には、うつ病の患者さんも毎日のようにいらっしゃいます。そのたびに「歩いてくださいね」「歩くと、薬が要らなくなりますよ」と伝えるものの、なかなか歩いてくれません。

 

セロトニンを増やすなら、薬よりも歩くことで。抗うつ薬は、歩ける状態になるまでの“つなぎ”。

 

<国民病の不眠症は、歩くだけで解決する>

睡眠薬よりも午前中の散歩を>

 ・多くの睡眠薬は依存性があり、転倒・認知症リスクを上げる。子どもも高齢者も、朝日を浴びながら歩けば体内時計が整って、睡眠薬いらずに。

 

逆流性食道炎も便秘も一挙に改善、腸内フローラが脳を変える>

 ・胃腸を正しく動かすには、良い食事に加えて、歩いて自律神経を整えること。歩けば腸内環境が良くなる。腸が変われば脳も変わる。

 

線維筋痛症も喘息もリウマチも、痛い病気こそ、頑張って歩け!>

 ・甘いものばかりを食べて歩かないと、線維筋痛症片頭痛、リウマチ、喘息、アトピーパニック障害など“脳過敏症”を引き起こす。

 

<がんの最大の予防法はこんなにも単純だった>

 がんを予防するには、まず歩くこと。がんになってからも、歩ける限り歩く。歩くことで免疫力が上がり、治療に耐えられる体ができる

 

<風邪も歩いて治せ。 ただし体力に余裕のある人は>

 ・風邪を治せる薬はない。早く治すには、ひたすら休むか。ひき始めに歩くか。風邪を治せるのは、自分が持っている自然治癒力のみ。

 

<なぜ歩くことは国民運動にならないのか?>

 ・なぜ、新しい病名が増えるのか?“医療化”で、病気と患者がつくられている。騙しているのは、誰かいな?

 

<薬で老化は治りません>

・国の医療費のことだけでなく、多剤投与は、患者さんにとっても害でしかありません。飲む薬の数が増えれば増えるほど、余計な副作用が出るからです。お年寄りの場合、転倒しやすくなりますし、認知症にもなりやすくなります。多剤投与は、メリットよりもデメリットのほうが多い。それは間違いありません。

 

・次から次に出てくる新薬。“エビデンス”は疑ってかかれ。あなたの老化を防げるのは、薬でも医者でもなく、あなた自身の努力のみ。

 

<ライザップより、ウォーザップ! お金は一銭もいらない>

・もっとお金をかけずにライザップができれば………。それが“ウォーザップ”こと、ウォーキングです。

 

・ところが、日本では何でもお金を買おうとする人が多い。ちょっと高価なものに憧れがちです。患者さんに話を聞くと、平均で月1万~2万円を健康食品やサプリメントにかけています。

 

・レストランでの食事や食材は価格と質がある程度一致するかもしれません。しかし、こと健康に関しては、一銭もかからないウォーキングほど価値のあるものはありません。健康はお金では買えないけれど、お金を払わなくても手に入るのです。

 

・ところで、お金を払ってスポーツジムの会員になって、健康を手にいれようとする人も多いですよね。それもいいのですが、スポーツジムでは、各マシンについているモニターでテレビを見ながら、トレッドミル(ランニングマシン)やエアロバイクをやっている人がほとんど、それはすごくもったいない行為です。

 歩くとセロトニンが増えると何度も書きましたが、それは、脳内が空っぽであるほどいいのです。モニターとイヤホンでテレビを見聞きしながらだと、どうしても意識が画面の中の世界に引きずられます。そうすると、セロトニンの分泌は減ってしまうのです。

 

・今は、自律神経の乱れからくる不満がとても増えています。不眠や立ちくらみ、めまいなど、ストレスや不規則な生活から自律神経が乱れて、さまざまな不満を抱えている人がとても多い。自律神経を鍛えるには、熱めのお湯につかった後に冷たいシャワーを浴びるというのを繰り返す「温冷交代浴」がよく知られています。これも、自宅でお湯代、シャワー代だけでできる手軽な方法ですが、もっと手軽なのは歩くということです。歩くことは、自律神経の機能も整えてくれます。

 

高いものほど効果が大きい?それ、ほんま?健康、幸せはお金ではなく、自分の心次第。

 

<「骨折=手術」とは限らない。骨折しても歩くことを忘れるな!>

・高齢の人がそのまま3、4週間も入院していたら、本当の寝たきりになってしまいます。

 なぜなら、特にお年寄りの場合、ずーっと寝たままの生活を続けていると、どんどん骨密度が下がっていくから、たとえば、1週間寝たままの生活を続けたら、まず、「踵骨」という、かかとの骨がスカスカになっていきます。それから、腰椎、脊椎、大腿骨などの骨密度も低下します。

 

・私が在宅や介護施設で診ているおじいちゃん、おばあちゃんたちもよく転んでしまいますが、入院することのほうが少ないのです。というよりも、基本的には高齢者の骨折で入院は必要ないと思っています。なぜなら、骨は勝手にくっつくから。いくつになっても、生きている限り、骨は自然にくっつきます。

 

・とにもかくにも、在宅医療の経験から、高齢者は「骨折=入院、手術」ではなく、「痛みが取れ次第、歩く」というのが原則です。自然に骨もくっつきますし、何より、病室で過ごすよりも、そのまま家や施設で過ごすほうが、1カ月後、2カ月後の状態がいいのです。歩き方も認知機能も、入院しないほうがいい。

 

<骨盤が折れても、翌日には植木に水やり>

・転倒・骨折を防ぐために、まずは日頃から歩くことが大事ですが、どんなに転ばないように気をつけても、転倒・骨折のリスクをゼロにすることはできません。どうしても骨折してしまうことはあるものです。骨折してしまったら、痛みだけ座薬や飲み薬でしっかり取ってもらって、早くから歩きはじめること。そうして骨粗しょう症が進まないようにして、次の骨折を防ぐことが大事です。

 このことは、まだほとんどの医者は知りません。骨は自然にくっつくということをすっかり忘れています。なぜなら、多くの医者は、病室で寝ている患者さんしか診ていないから。

 

「骨折=入院・手術」は、過去の常識。骨は勝手にくっつくもの。骨折で安静にしていたら、歩けない体がつくられる。在宅の常識は、「痛みが取れ次第、歩行」。

 

<健康になる歩き方>

 ・普通に立っているつもりだが、立てていない人は多い。丹田・肩甲骨・骨盤の3点チェックでスッと立とう

 

・骨盤はゆがむもの。でも、歩ける。クッと前進させて矯正を。

 

・だけでなく全身で歩こう。ポイントは、肘を後ろに引くこと。肘を引けば、肩甲骨が動き、上半身の筋肉を使える。

 

<“脊椎ストレッチウォーキング”のススメ>

 ・正しい歩き方はストレッチになる。下腹を引き締め、上から糸で引っ張られているように背筋を伸ばし、胸を張り、モデルさんになりきろう。

 

<川柳ウォーキングのススメ>

 ・ただ歩くだけではもったいない。古今東西、重大な発見は歩きながら生まれていた。歩きながら考えると、次から次に素晴らしい川柳が湧いてくる。

 

<自分に合った靴を選ぶ3つのヒント>

 ・ウォーキングシューズ選びの一番のポイントは「歩きたい!」という気持ちにさせてくれるもの。お洒落のための靴と、歩くための靴は別。

 

<自転車ではダメか? ジョギングでもダメか?>

大事なのは、重力という負荷を体にかけること。歩くと、重力が足の骨、筋肉にかかります。一方、自転車ではあまりかかりません。また、歩くことは全身運動ですが、自転車だと下半身の運動が主になります

 ですから、やっぱり歩くことと自転車はまったく違う。患者さんに聞かれたときには「自転車を否定するわけではないけれど、歩くことに勝るものはないよ」と答えています。

 

走ることも、歩くこととはまったく違います。普段、走り慣れている人なら話は別ですが、日頃ほとんど体を動かしていない人がいきなり走るのは絶対にやめたほうがいい

 まず、歩くのと走るのでは何が違うかというと、歩いている間はどちらかの足が必ず地面についています。一方、走るときには、両足が地面から離れて宙に浮く瞬間があります。そして、着地するときに、片脚に体重の約3倍の負荷がかかるのです。ジョギングで膝を痛めやすいのはこのため。

 

・ウォーキング中に倒れるリスクとランニング中に倒れるリスクを比べれば、けた違いに後者が高い。体力のある人が歩いているだけでは物足りなくなってきて、少し走るというなら良いと思いますが、歩いてもいない人がいきなり走ることだけはやめてください。

 

歩くことの延長は、走るより、踊る

・もし歩くだけでは物足りなくなってきたなら、私のおすすめは、走ることよりも、踊ること。ダンスです。歩くことの延長は、ダンスなんじゃないかと思っています。

 

セロトニン顔をめざそう!>

・繰り返しになりますが、歩くとセロトニンという幸せホルモンがどんどん分泌されます。だから、普段からよく歩いている人は、「セロトニン顔」とでも言うのでしょうか、独特な満たされたお顔をされています。

 

ただ歩くだけで幸せ、ご機嫌に。いくつになっても前向きで若々しい人はたくさん歩いている。

 

<歩くと頭が劇的に良くなる二つの理由>

・歩くと頭が劇的に良くなる。それは、間接的なものと直接的なもの、二つの理由があります。

 まず、脳が衰える一番の原因は、脳に届く酸素の量が減ることだそうです。呼吸によって体内に摂り入れた酸素は、血液の流れにのって、脳をはじめとした全身に運ばれます。

 そのときに、一つには酸素を体に摂り入れる力を高めること、もう一つは血液を良くすることで、脳に届く酸素が増えます。

 

・歩く習慣のある人は、酸素を摂り入れる力も鍛えられるため、脳に行き届く酸素も増え、脳の衰えを緩やかにすることができるのです。

 一方、血流はというと、歩くことで良くなります。

 

・特に、「第二の心臓」といわれるふくらはぎの筋肉は、収縮することでポンプのような役割をして、血液の循環を良くしてくれます。歩くと、ふくらはぎを使うことになるので、足から心臓に血液を押し戻すのを手伝ってくれて、血流が良くなるのです。

 

・二つ目は、もう少し直接的な理由です。手や足、目や耳といった体は、得た情報を脳に伝え、脳の指令を受けて動く、脳の出先機関です。ですから、脳の出先機関を動かすということは、脳を直接刺激しているようなもの。手や足を動かすということは、脳を使っていることとイコールなのです。

 

歩けば血流が良くなり、脳内の酸素も増える。だから、頭の回転が速くなる。歩けば、脳が刺激され、神経細胞が増えてネットワークも活性化する。だから頭が良くなる。

 

<うまく歩くと寿命が確実に延びる>

・今、先進国では平均寿命が1日5時間ずつ伸び続けているといわれています。なかには、30年後の2045年には平均寿命が100歳に達すると予測する研究者もいるほどです。どこまで現実になるかはわかりませんが、現状、平均寿命が延びているということは確かです。

 

・思えば、戦後、1950年頃の日本人の平均寿命は男女ともに50歳程度でした。それを考えると、今、平均寿命が80歳を超えているということ自体、すごい伸び率ですよね。

 それだけ平均寿命が延びている今だからこそ、「長く生きる」ことはもちろん、「健康のまま長く生きる」という健康寿命の考え方がとても重要視されるようになってきています。

 

うまく歩けば臓器が若返り、寿命が延びる。健康寿命とは、最後までピンピン歩くこと。他人様のお世話になりたくないなら、毎日歩こう。

 

 

 

『食べない健康法』

石原結實    PHP文庫  2012/1/7

 

 

 

「食べない」とこんなに健康になれる!

◎少食により寿命が延び、老化予防の効果がある。

◎少食はガンのリスクを減らす。

◎少食は免疫力を向上させる。

◎少食により頭脳が明晰になる。

◎少食により大・小便の排泄がよくなる。

◎少食により体のだるさがとれる。

◎少食により性欲が強くなる。

◎少食によりストレスに強くなる。

◎少食により運命が開ける。

 

少食こそが健康の一番のクスリ

・最近、メタボリック・シンドロームという言葉をよく耳にするようになった。内臓脂肪症候群と訳してあるが、正確な訳ではない。代謝症候群なのだから 代謝(異常)症候群と訳すべきだ。

 

・よく見るまでもなく、メタボリック・シンドロームには「高」脂血症。「高」血糖=糖尿病、「高」塩分血症=「高」血圧、「高」体重のごとく、すべて「高」がついている病気ばかりであり、「栄養過剰病」つまり「食べすぎ病」と言うことができる。

 食べすぎると、体内に余分な脂肪や糖分が増え、こうしたメタボリック・シンドロームの症状が起きてくるが、他にもいろいろな病気の誘因や原因になる。

「腹八分に病なし、腹十二分に医者足らず」という諺があるように、食べすぎは、ありとあらゆる病気の罹患を増やし、いくら医師が増えても、対処しきれない状態を招く。

 約30年前に13万人余だった日本の医師数は今や28万人と倍増したのに、病医院は患者で溢れ、年間に33兆円の医療費を費消しながらも、一向に、病気や病人が減る気配がない。それは、我々日本人が食べすぎ=腹十二分の状態であるからだ。

 

・「免疫」という言葉が、最近よく使われるようになった。文字通り、「疫=病気」を免れるために、体に備わった能力のことである。簡単に言えば、我々の体の血液の中を勝手に泳ぎ回っている「白血球」というアメーバ様の単細胞生物の力のことを言う。

 「白血球」は、30憶年前に、地球上に出現した始原生命そのものではないか、とされている。

 我々が、お腹一杯に飲食すると、食物中の栄養素が胃腸から血液に吸収されて、血液中の栄養状態もよくなる。すると、それを食べた白血球も満腹になり、外からバイ菌やアレルギンが侵入してきても、体内でガン細胞が発生しても、食べようとしない。つまり、「免疫力」は落ちるのである。

 逆に、我々が空腹の時は、血液中の栄養状態も低下し、白血球も充分に栄養を摂れず空腹になるので、バイ菌やアレルゲン、ガン細胞を貪食、処理する能力が高まる。つまり、免疫力は増強するのである。

 我々人間も、動物も、病気をすると、食欲がなくなるのは、白血球の力を強めて、病気を治そうとする反応に他ならない。

 よって、日頃、腹八分に食べて、少し空腹を感じるくらいの水準で過ごすと病気にならないし、逆に、腹一杯食べて、腹十二分の状態になるとありとあらゆる病気にかかりやすくなるわけだ。

 

・直訳すれば「人は食べる量の4分の1で生きている。他の4分の3は、医者の糧になっている」つまり、「食べすぎるから、病気になる」ということを、強烈な皮肉をこめた言葉で、我々に教えてくれているのである。

 

・本著は『「食べない」健康法』、つまり、少食について書いた本である。それも、「1日2食」あるいは「1日1食」という“超少食”による健康法を説いている。

 「1日1食」というと、「それでは体がもたない」と驚かれる読者も多くいらっしゃるに違いない。しかし、本文にも記したとおり、私自身、長年、「1日1食」の生活を続けていて、なんの支障もない。支障がないどころか、少食のお陰で、すこぶる健康で忙しい日々を過ごしている。忙しければ忙しいほど、口にする食べ物を減らしているぐらいである。その方が体の調子が良くなるからである。

 私の指導で「1日1食」あるいは「2食」を続けている方がたくさんいらっしゃる。

 

<医師やプロボクサーが実際にやってる1日1食の健康生活>

・この連載の10回目に登場されたのが、都内の某有名私立大学医学部の心臓血管外科のA教授(51歳)である。そのコラムの内容を要約して記してみよう。

「50歳近くになった時に健康診断で、種々の数値が“要注意域”になっていたA教授であるが、2006年4月の学会で、仲間の医師の1人が、小太りだったのに、突然、スリムになっていたので、その理由を尋ねたところ、“病気をしたので、弱った体を回復させるために、夕食しか食べない”という1日1食の食事療法をしたところ、体力が回復し、やせたという話を聞いた。よって、A教授も早速やってみよう、ということで、朝、昼は、ヨーグルトや低カロリー・スープだけを食べ(合計300キロカロリーくらい)、夕食で1500キロカロリーと、1日1800キロカロリー以内の食事量に抑えたところ、168㎝、76㎏が5ヶ月目に67㎏になり、“若返って手術(するの)が楽になった”と感じている)というものだ。

 

・やはり、都内の某有名私立医大の脳神経センター講師のS医学博士(48歳)である。そのインタビュー内容も要約しよう。「170㎝、70㎏と肥満の入り口にいたS先生は、今や55~56㎏と学生時代の体重と同じになり、体が楽になられた由。やせたキッカケは、たまたま忙しくて、ご飯を食べる時間がとれなかったのが重なり、結局は、1日1回昼だけ食べるようになったとのこと。しかも、最近は、2日に1回くらいしか食べていない気がするとのことで、時に、3日に1回ということもある由。食べないでいるから、胃が縮んでしまったのか食欲もわかない。今では、体もスカスカになったが、走っても息が切れず、集中力もあり、すこぶる快調とのこと。

 

<人気医師がやっている健康日課 イシハラクリニック 石原結實院長 58歳 >

<各界著名人のファンも多い独自の食事療法提唱>

・学生時代、パワーリフティングをやっていて九州の大会で優勝したことがあります。リフティングはずっと続けていて、今でも100キロのベンチプレスを持ち上げます。

 

なぜ筋肉を鍛えるかって?筋肉を鍛えることは、体のあらゆる部分の健康を効率良く維持してくれるからです。

 筋肉は、男性で45%、女性で36%と、人間の体重の4割前後を占めています。さらに、筋肉の75%以上が下半身についています。ですから、下半身の運動をするのが最も効率が良いのです。

 また、筋肉を動かすと体温が上がります。体温が1度上がると免疫力が5倍になります。一方、体温が1度下がると免疫力が30数%下がります。

 

・他にもいいことはたくさんあります。筋肉を動かすと血管が拡張したり、収縮します。これにより心臓の働きが助けられて、循環器、高血圧、心臓系の疾病の予防になります。筋肉を動かすと骨も強化されるので、骨粗しょう症の予防になります。

 さらに、筋肉の細胞から男性ホルモンが分泌されるから、自信が出てきてうつ病にも効果的です。その上、脳の血流が活発になって記憶中枢をつかさどる海馬を刺激し、認知症の予防にもなるのです。

 

・食事は、朝食は人参ジュース2杯と生姜紅茶1杯、昼食も生姜だけです。夕食は、たこ刺しを食べながらビールを飲んで、ご飯にみそ汁、納豆、明太子、イカの炒め物などを食べる。毎日これだけ。肉も魚も牛乳もとりませんけれど、こんなに元気。全身筋肉質でゼイ肉はありません。90歳までこの生活を続けるつもりです。

           (=『日刊ゲンダイ』2006年10月6日掲載)

 

・WBCバンタム級元王者の辰吉丈一郎氏(37歳)の記事が載っていた。その中に「……“毎朝40分のロードワークをする”が、食事は“10年くらい1日1食”……」という件があった。体重は56㎏だそうだ。

 このように、時には10時間以上に及ぶ長時間の手術を余儀なくされ、研究や部下や学生の指導に大忙しの、医大の教授や講師の先生、それに、激しい運動を強いられるボクサーが「1日1食」で、すこぶる健康で活躍されているのだから、我々人間は1日1食で十分に、元気に活動できるということの証左である。

 

・人類500万年の歴史のうち99万9900年以上は、飢餓の中で暮らしてきたのであるから、「空腹」の中で健康を保つ術は、体内に備っているが、食べすぎた場合、糖や脂肪、タンパク質などの栄養素をどう処理してよいかわからず、高血糖(糖尿病)、高脂血症脂肪肝動脈硬化)、高尿酸血症痛風)、肥満等々、あらゆる栄養過剰病にかかっている、と言ってもよいだろう。

 

・四国の釜池豊秋医師のところで先に受診されたD氏は、「かまいけ式」という食事療法で、毎日36単位のインスリン注射を必要としていた「糖尿病」が、たった数ヶ月で、インスリン注射も必要なくなり、糖尿病も完治したと、私のクリニック受信時に、種々データを揃えて、説明された。

 

昭和20年代に、日本には数百人しかいなかった糖尿病患者が、今や予備軍も含めて1620万人も存在する。軽い糖尿病なら、「1日2食の石原式基本食」で治るし、中等度以上の糖尿病でも、「1日2食の基本食」で少食の期間を過ごし、慣れた上で、さらに昼を人参・リンゴジュースや生姜紅茶にし、夕食のみ食べるという「1日1食」にすれば、必ず改善する、というのが、私の持論だ。

 だから、D氏の実体験例を目のあたりにしても、別に驚きはしなかったし、むしろ、「我が意を得たり」ととても嬉しくなった「糖尿病の薬の服用やインスリンの注射を続けている時は、「1日1~3食」の断食は絶対しないこと! 食べないで、経口糖尿病薬を服用したり、インスリン注射したりすると、低血糖発作を起こし、取り返しのつかない事態に陥る可能性があるので」。

 

愛媛県宇和島市でご開業の釜池豊秋先生は、京都大学医学部のご出身で60歳。もともと整形外科医であられたが、様々のご体験の後、独自の食事療法を確立された由。「かまいけ式」食事療法とは、朝食、昼食抜きの「1日1食」で、夕食は、できるだけ糖質を摂らないで、肉類と緑色野菜中心の食事療法(脂質とタンパク質の制限はない)のことである。1999年から、糖尿病の他、肥満や老化防止に対して、この食事療法を用い、多大な実績を上げておられる、という。

 

食事と運動により3ヶ月で糖尿病を克服!

数々の病気が「1日1食」食事法で回復!

断食で出た大量の大便と小便

・ひょっとしたら、食べないほうが体によいのかも? と思っている時、母は石原先生の著書『石原式 朝だけにんじんジュースダイエット』を買ってきてくれました。早速読むと、“断食”こそ、病気を治し、健康を増進する方法と書いてあるではありませんか。それ以後、朝には気分により、人参・リンゴジュースを飲んだり、生姜紅茶を飲むだけにし、固形食を摂らないようにしたところ、体調はよくなるわ、乳の出はよくなるわで、これまでの不調がうそのように消えてしまいました。

 

現代人は食べすぎている

東洋医学的に「病気」とは?

東洋医学には、2000年も前から「万病一元、血液の汚れから生ず」という言葉がある。

 血液の成分など、わかっていない時代に、現代の西洋医学的な血液の分野から見ても真理を言いあてているこの言葉には、敬服する。

 

少食により大・小便の排泄がよくなる

・人間の体の生理の鉄則として「吸収は排泄を阻害する」というのがある。

 飲み、食いが多すぎると、その消化・吸収のために血液が胃腸に集まりすぎ、排泄臓器である大腸・腎臓・膀胱・汗腺……への血行が比較的悪くなり、大便、小便、汗などの排泄が低下する

 こうした排泄力の低下は、体内に余分な老廃物、余剰物、水分をため、後に述べる血液をよごし万病のもとになる。水分の排泄の低下は、即、「むくみ」や体重増加につながる。

 よって、「少食」「朝だけ断食」などで、胃腸を休め、吸収に費やす力を少なくしてあげると、大小便・汗の排泄がよくなり、血液がキレイになり、健康が増進し、病気を治す力が、アップする。

 

少食により体のだるさがとれる

・不眠不休で、勉強や仕事をしている時は、結構頑張れるものだが、一段落ついて、食事をすると、ドーッと疲れが出てくることが多い。「食べていない」時は、胃腸に血液をたくさん供給する必要はなく、脳や手足の筋肉をはじめ種々の器官に血液が潤沢に回っているので、元気なのである。ところが、食べた途端に、消化のために血液が胃腸に集中するので、脳、手足、その他の器官への血行が悪くなり、疲れがドーッと出てくるのだ。

 

・よって1~2食抜くと、血液を胃腸へとほとんど供給しないですみ、その分、他の器官、臓器へ血液が十分に回るので、活力が出てくるのである。

 

・この社長さんのエピソードは、「朝食は食べるべきだ」という栄養学の一般的見解が間違っていたことを端的に示している。

 

少食により頭脳が明晰になる

・1~2食抜くと、胃腸への供給する血液が少なくてすむので、脳細胞への血流が増し、頭の回転がよくなるし、ボケの予防にもなる。

 キリストやマホメッド、釈迦、孔子など聖人たちが“悟り”を開いた時に断食した理由がわかろうというものだ。

 古代ギリシアの哲学者・数学者のピタゴラスは「人の病気は過食からくる。なるべく少なく食べよ。しからば、汝の体も丈夫になり、精神も立派になって、病の神も汝をどうすることもできなくなる」と言っている。

 自身も黒パン、野菜、果物、ハチミツなどの粗食を1日2回食べ、長寿を全うした。ソクラテスも少食であったし、哲学者のベーコンも「僧侶や隠者が長寿なのは、少食に負うところ大である」と述べている。

 

・「睡眠」は昼間活動した臓器・器官や傷ついた細胞を休息させたり、修繕するために必要な行為である。とくに食べすぎた場合、胃腸はもちろん、胃腸に血液を大量に送る必要のある心臓、酸素を吸う肺、過食の結果、たくさんできる老廃物を解毒する肝臓・腎臓………などあらゆる臓器を十分に休息させる必要があるので、睡眠時間が長くなる。逆に、少食にすると、睡眠時間は短くてすむ。

 

<少食により性欲が強くなる>

・「バイアグラ」は血管を拡張して陰茎への血流をよくするぼっ起薬である。つまり、陰茎だけでなく、あらゆる臓器・器官の働きは、血行がよくなると活発になる。

 食べすぎると、胃腸への血流が多くなり、陰茎への血流が比較的少なくなるので、中年以降では、食べすぎた時に、ぼっ起力が弱くなるという人も多いわけだ。 

 逆も真で、1~2食抜くと、胃腸への血流が減る分、陰茎への血流が多くなり、精力旺盛になる。もちろん、「少食」による若返り効果も相乗的に働くのだろうが……

 

<少食によりストレスに強くなる>

・心身に負荷がかかると、それに対抗するために、体に種々の反応が表れることをストレスという。これは、自律神経のうち、緊張の神経といわれる交換神経が優位に働いているので、血圧上昇、脈拍増加………などの症状が表れる。これを鎮めるには、リラックスの神経とされる副交感神経を働かせばよい。それには、入浴、趣味に打ち込む、ウォーキング等々あるが、手っ取り早いのが、食べることだ。胃腸が働くと、副交感神経がよく働くからだ。よって、「ストレスのやけ食い」という現象が起こる。

 しかし、もっともっと大きいストレスがかかると、食欲がなくなる。

 

・犬や猫を他家からもらってきても、はじめの数日は食べようとしない。

 このように、野生の動物は、強いストレスがかかると「食べない」ことで、精神力を強めて、ストレスから逃れようとする。

 よって、我々人間も、日頃食べすぎないことが脳幹を刺激し、精神力を高めることにつながるのである。

 「断食する」は英語で「fast」である。これは、飛行機に乗った時にお目にかかる「fasten seat belt」(シートベルトをしっかり締めてください)の「fast」と同じだ。「-en」は動詞を作る語尾だから、「fast」に「強くする、堅固にする」という意味がある。究極の「少食」法が断食で、それにより心身ともしっかりするのだから、日頃少食にすると、「強く」なれるのである。

 

<少食により運命が開ける>

・江戸時代の観相家、水野南北は、「食を少なくすることこそが、健康長寿のみならず、富裕や立身出世をする道である」と言っている。南北がしたためた著の中の一文を紹介すると……。「それ、人、食を本とす。…………故に人の良薬は食なり。人を相するに、先ず、食の多少を聞き、是によって生涯の吉凶を弁ずるに万に一失なし。一箇年先に大難のある事を見極めしむると言えども、其の時より食を厳重に慎む者は、必ず是を免れ、返ってその年に当たり、思わず吉事来たる者多し。生涯貧窮の相ありと言えども、益々、食を慎しみ、是を用うる者は相応の福有と成って、今人に知れ、大いに用いらるる者多し。………故に富貴、貧賤、寿天、窮楽……皆、飲食の慎しみにあるべし」

 

<少食とガン>

・1960年代に既にドイツのガン学者・イセルス博士は、動物実験の結果、「食べたいだけの量の食物を与えられて育ったネズミは、2日おきに断食させられた動物よりも自然発生するガンが5.3倍も高い」と発表している。

 米国のカリフォルニア大学・バークレー校のマーク・ヘラースタイン博士は、つい最近、「断食すると、体内の細胞に、抗ガン効果をもたらす

「1日おきにネズミを断食させたところ、体細胞の分裂する速度が確実に減る」

細胞分裂自体が遅くなれば、ガン発生の危険性を減らすことができる

ことを実験で証明し、さらに「成長ホルモンやインスリン(たくさん食べると、分泌が促される)のような“細胞の成長を促すような”ホルモンは、細胞の分裂を促し、ガン細胞の増殖のプロセスに深くかかわる」と述べている。

 つまり、今、日本人の死因の断トツ1位に居座りつづけているガンは、「食べすぎ病」と断言してよく、少食にすれば、その予防や再発の予防が可能であることをこの実験は示唆している。

 

・日本でも1998年、大阪府立大学農学部の中野長久教授らが、マウスの実験で「少食」が、ガンを抑制することを証明している。

 同教授らは、150匹のマウスを50匹ずつ、

  1. 食事制限なし
  2. 食事を80%程度に制限する
  3. 食事を60%程度に制限する

の3つのグループに分けて飼育した。

 5週目にすべてのマウスの腹部にガン細胞を注入して、毎週ガンの進行状態を調べた。その結果、(1)(2)のグループは、ガン細胞注入後2~3週間で、腹部に、平均約11gの腫瘍ができ、4週目には、ほとんどのマウスが死亡した。

 (3)の「腹六分」のマウスは、ガン細胞注入後2~3週間で、腫瘍の大きさは平均7gと、(1)(2)のグループの腫瘍の3分の2程度と小さく、しかも、ほとんどのマウスが7週間目まで生存した。

 また、「腹六分」のマウスは、(1)の「飽食」マウスに比べて、免疫力に重要な役割を果たすインターフェロンの量が2倍もあり、免疫細胞のT細胞(リンパ球の一種)の量も約2倍もあったという。

 

・1985年、ニューヨークのマウントサイナイ医大グロス教授は、ある量の放射線を満腹ネズミに照射したところ100%発ガンしたのに対し、腹五分程度の空腹ネズミに同量の放射線を照射しても、わずか0.7%しか発ガンしなかったと実験結果を発表している。

 

・同じく米国の、エモリー大学病院のS・ハイムスフィールド博士が、平均年齢50歳で同じ程度の進行ガン患者100人を無作為に抽出して、A群の50人には病院のふつう食を、B群の50人には、特別の栄養素を存分に入れたスープを加えた高栄養食を与えたところ、A群の平均生存日数は300日、B群は75日だったという。こうした諸事実より我々人間がガンになった時に、食欲がなくなるのは、免疫力をあげて、ガンを治そう、延命しようとする反応であると考えてよいせっかくの「食欲不振」を一般の人はもちろん、医師たちまでもが、「体力をつけるために少しでも食べよ」とガン患者に食を強制することが多いようだが、いかがなものか。

 

<少食と免疫力>

・米国ポートランドオレゴン健康大学ワクチン遺伝子治療研究所のJ・ニコリク・ズーネック博士らは、「18年間、30%のカロリー制限を行ったアカゲザルは、ふつう食を与えられたアカゲザルに比べて、年をとってもT細胞のレベルが高く(免疫力が旺盛)、細胞が若く、病気になりにくい」との研究結果を発表している。

 

免疫と白血球について

疫=病気を免れるための力を免疫力といい、血液1㎟中に4000~8000個(全血液が4~5ℓとすると、数百億個)存在する白血球が、その中心的な働きをしている

 細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入してくると、マクロファージや好中球が出動して、病原体を貪食・殺菌して処理する。しかし、自分達の手に負えないほど敵(病原体)が多かったり、その力が強い場合、マクロファージがヘルパーT細胞に、その旨を知らせる。連絡を受けたヘルパーT細胞は、B細胞に抗体(免疫グロブリン)を作るよう指示すると同時に、キラー細胞を出動させて病原体を攻撃させる。B細胞から作られた抗体は、ミサイルのごとく、病原体を進撃してやっつける。

 一匹狼的なNK細胞は、ウイルスや細菌にのっとられた(感染を受けた)細胞を殺傷して消滅させると同時に、マクロファージと共に病原体を攻撃する。

 また、体内にガン細胞(のような異物)が発生すると、キラーT細胞やNK細胞がガン細胞を攻撃して消滅させる。

 

少食と加齢関連疾患

・人間の体内・細胞では、無限の化学反応が行われており、その反応を助ける働きをしているのが、酵素である。

 年齢とともに、活性が低下した酵素や、酸化されたタンパク質(異常タンパク質)が増加してくる。

 つまり、若い時には存在しなかった異常タンパク質が、種々の細胞内に蓄積し、アルツハイマー病(脳細胞の周辺にアミロイドという異常タンパクの沈着あり)や白内障などの「加齢病」を引き起こし、種々の生体機能も低下していく。

 自由摂食動物に比べ、60%(腹六分)にカロリーを抑えた「少食」動物は「脳における異常酵素は2ヶ月後に、肝臓の細胞の中の異常酵素は1ヶ月後に、それぞれ若い動物のレベルになる」ことが証明されている。

 つまり、食事制限により、異常タンパク質の分解・除去が亢進し、タンパク質が“若返り”、細胞を若い頃の状態にリセットする、というわけである。

 また、食事制限により、活性酵素の主な発生源とされている細胞内のミトコンドリア内での活性酵素の発生が抑えられ、酸化された異常タンパクの生成が減少することも細胞の若返りの要因である由。

 米国シカゴ大学のC・M・チャイルド教授は「ある種の昆虫では、十分な食物を与えると3~4週間で生命が終わる。しかし、食物をかなり減らすか、断食を強いられた昆虫は、その活動性と若さを、少なくとも3年くらい保ち続ける」ことを発見し、「断食しているものは、まるで老年期から胎生期へ戻ったかのような若返りを見せる」と述べている。

 

 

 

(2018/5/28)

 

 

『やって良かった!1日1食』  病気にならない生き方

船瀬俊介  フォレスト出版   2018/4/20

 

 

 

身体は疲れず、仕事は軽く2~3倍

少食ブームは終わらない!やってみればわかる、1日1食の効果。長生きしたけりゃ、食べるのを減らしなさい!

 

・「自然な生き方をすれば、120歳まで生きることができるだろう」これは、古代ギリシャの医聖ヒポクラテスの言葉です。

 

・ヨガの教えがあります。「一生に食べる食物の量は決まっている」つまり、大飯食らいは、食いおさめが、早くきます。少なく食べる人ほど、長く生きるのです。

 

・有名なヨガ指導者、沖正弘導師は若い頃インドで。152歳のヨガ行者に出会い、その指導を受けています。

 行者の食事は、すべて生菜食で、1日の量は、まさに手のひらに載るほど少量だったのです。私の1日1食の暮しは、このような超人的暮らしには及びませんが、根本はベジタリアンの食事です。すべて自炊で。

 

・3年以上になりますが、こなせる仕事量が2~3倍になりました。かつて、1日の原稿ノルマは400字詰め、30枚。今は、軽く60~80枚をこなしています。そして、疲れない。1日101枚の最高記録も達成。単行本は1冊4日のペースで書けるようになりました。かつてより頭もシャープになっているんです。

 

<1日1食で若返ったビートたけし

・「オイラは1日1食しか食べないよ。朝は野菜ジュースだけビートたけしさんが、さらっと語っています。

 

・それは「朝起きたらまず、野菜ジュースをタップリ飲んで、その後は晩飯まで何も食わない」「軍団のヤツラやら、付き人を連れて焼き肉を食いにいくこともあるけど、オイラは肉をサンチュに巻いてちょこちょこ食って終わりだよ」「まァオイラは自分のリズムに合うからってことで1日1食にしている……」

 たけしさんの知人の話も面白い。「60代になってまるでぜい肉がついていないオイラの知り合いは、いつも『腹3分』にしてるっていってた。常に、食いたい量の4分の1しか腹に入れないんだって

 

カロリー制限すると長寿遺伝子がオンになって、若さを保てる。それはもはやだれもが知っている医学の常識です。

 もう一つの理由は禁煙です。

 

<30年以上、1日1食のタモリ流>

もう一人の有名な1日1食主義者が、タモリさんです。

「オレ1日1食しか食べない」ギネスブックにも登録された長寿番組「笑っていいとも!」内でのコメント。

 

・身近な関係者の話によれば、「タモリさんはイグアナ芸でデビューしたときから1日1食」といいます。そして、夜8時を過ぎると一切、食べない」。その節制ぶりに脱帽です。

その少食主義のライフスタイルを見習って、芸能界にファスティング(断食)が広がっていった」とのことです。

 

日曜日は24時間の完全断食

・「笑っていいとも!」通算8054回のうち欠席したのは、わずか12日。休んだ理由も船舶試験、ゴルフ中の事故など。「風邪などの体調不良で休んだことは一度もない」(テレビ局関係者)。これはスゴイ。「いいとも!」生放送でも「1日3食は食べすぎ」と断言。

・さらに中居さんが尋ねます。「1週間に1回、断食しているんですって?」。これにも、さらっと「完全に24時間食べない!」と涼しい顔で答えている。

 

何事にも「感謝」を忘れず

タモリさんの生き方で感心することがあります。それは何事にも「感謝する」ことです。

 

・前著『3日食べなきゃ、7割治る!』(ビジネス社)で、私は、“病気治し”と“健康”の秘訣を5つあげています。

「少食」「笑い」「感謝」「長息」「筋トレ」です。

 タモリさんの自然体の芸と若さの秘密は「少食」「笑い」「感謝」で解き明かせます。

 

水谷豊も千葉真一も1日1食

人気刑事ドラマ「相棒」の水谷豊さんも1日1食主義です。1952年生まれ。65歳。

 

・アクション俳優の千葉真一さんも若い。1939年生まれの79歳。ハリウッド映画でも活躍。

 

・驚くべきは年齢とは裏腹の若さ。髪も口ヒゲも黒々として、とても80代目前とは思えない。顔の肌のハリ、ツヤもよく、どうみても50代前半。

 

・若さの秘密を尋ねられ、即答しています。

一つは『食べないこと』。正確には1日1食しか食べない。体を飢餓状態にすることで、抗老化遺伝子といわれるサーチュイン遺伝子を目覚めさせ、体の細胞を若返らせているのです

 

芸能界は少食・断食ブーム!?

・芸能人は、身体と若さが資本です。だから、体調管理には、万全を期すのも当然でしょう。

 歌手で俳優でもある福山雅治さんも1日1食だといいます。他にも、女優・藤原紀香さんなどもファスティング指導を受けています。

 

その他、意外な顔ぶれが1日1食主義です。

「僕は1日1食しか食べない。だから食べ物には、ものすごくこだわる」(ミュージシャン、GACKT

「1日1食で若いころの体系を維持、いつでも美剣士ができる」(俳優、京本政樹

ピンク・レディーの殺人スケジュールを乗り切ったのも、今もミニでステージに立てるのも、1日1食のおかげ」(タレント、未唯mie)

「年2回ペースで断食。採るのは水と酵素ジュースだけ」(歌手、美川憲一

「ふだんは1日1食、腸内洗浄を毎日」(俳優、故・阿藤快

「プチ断食を10年以上。野菜果物ジュース約2ℓしか口にしない」(女優、木村多江

 

冴えた状態をつくるには食べないこと

・作曲家の三枝成彰さん(75歳)も20年ほど前にお会いしたとき、その青年のような若さに驚いたものです。彼も当時から1日1食しか食べない。まさに、文化人の一食主義のさきがけかもしれません。現在の写真も髪は真っ黒で、やはり若々しい。

 

・「僕たちの場合で言えば、これしかないです。食べれば眠くなるし、頭がボケる」「太りたくないという最大の要因は、もしかしたらそれかもしれない。事実、太っているときに書いた曲って、よくないんだよね」

 

活躍の源はファスティングパワー

・女子プロゴルファーの横峯さくらさん。「活躍を支えた食事」とさくらパパこと横峯良郎氏は証言します。

「スタミナ・持久力となると、これは肉食じゃダメなんだよ。なぜかというと、脂っこいものは消化エネルギーをたくさん使ってしまうから、それだけスタミナをとられてしまうわけ。だから、トーナメントウィークにさくらは一切、肉類は口にしない。代わりにタンパク源は納豆、豆腐、魚から摂るようにしている。それだけじゃないぞ。主食の米は発芽玄米だ。これはね、腹持ちもいいし、ビタミンBとマグネシウムが豊富だから、筋肉を動かすためには必要な栄養が豊富に入っている」

 

・大リーガー、シカゴ・カブスダルビッシュ有投手も「超節制アスリート食事術」で知られます。「食事も鶏肉中心に、雑穀米やゆで卵をとるなどストイックに制限。甘いものは大好きなのに一切食べない。味は二の次。家では、栄養学や生理学の本を読んでいて、その姿は“健康マニア”ですよ

 

アスリートで断食実践派は多いのです。陸上の為末大選手も、「ヒザ痛を治すため断食。頭がすっきりし、感覚も研ぎ澄まされ、病み付きになり、年一度1~3日ほど断食する」といいます。

 

プロ野球の常勝軍団ジャイアンツは球団丸ごとファスティング指導を受けているという事実も驚きですさらに横綱白鵬も厳密な食事指導をして優勝を重ねているのです。

 まさに、食を制するものは、人生を制するといえます。

 

煙草、酒、焼き肉、暴力………松田優作

・このように俳優や文化人で、若さを保っている人に共通するのは、少食であること、断食を実行していることです。逆に暴飲暴食の俳優は、命を縮めているようです。

 たとえば、私と同年輩の松田優作さん。

 

・享年40という若さでした。彼は生前からヘビースモーカーで、常にウォッカのボトルを抱いて、ラッパ飲み。「肉食おう!」が口癖だった。それに、口より先に拳が飛んだ。煙草と酒と焼き肉と暴力………。

 

<「食べ間違い」は「生き間違い」>

長年の持病が消えた!

・「食」という漢字は「人」を「良」くする、と読めます。「良く生きる」ことは「良く食べる」ことです。逆に言えば「食べ間違い」は「生き間違い」となります。

 

・なお、ひと言に「断食」といっても「1日1食」「半日断食」「水だけ断食」から本格的な長期間断食までさまざまです。本書では、これらを総称して「断食(ファスティング)」と表記しています。

 

素晴らしい1日1食!「効能」16大ポイント

持病がいつの間にか消えていく

  1. 持病が消えていく

糖尿病など、長年の悩みの種の病気が、ウソのように消えていきます。万病は、身体の中にたまった毒素(体毒)で起こります。ファスティングの排毒効果で病気が消えていくのです。

  1. 病気にかかりにくくなる

「風邪を引かなくなった」「インフルエンザにもかからない」

そんな体験者もいます。1日1食で体毒を速やかに排出するので、病気を寄せつけなくなるのです。

 

  1. 身体が軽くなる

体験者が皆、口を揃えていいます。だから、朝も寝起きがよくなり、床離れよく、でもサッサと率先して動けるようになります。

  1. 疲れにくくなる

身体が軽いので仕事をしていても疲れない。私は6時間くらいぶっ通しで原稿を書いても平気です。気づいたら、それくらい時間が経っているのです。

  1. 睡眠時間が短くなる

これも1日1食で、皆、体感することです。ただし、夜10時には布団に入りたい。10時から夜中の2時の間は生命が入れ替わるゴールデンタイムだそうです。寝つきもよくなります。そして朝4時頃にピタリと目覚めます。それから仕事をするので、1日がじつに有意義に使えます。

  1. 肌が若返る

これはファスティングによるデトックス効果です。知らないうちに、体内にさまざまな毒素がたまっているのですが。これらを排出します。「肌は内臓の鏡」ともいわれます。身体がきれいに浄化されると、肌もきれいになるのです。女性の場合、皆から「きれいになった!」「若くなった!」といわれます。

  1. 頭が冴えてくる

これも体験者が口々にいいます。脳内のデトックス効果によるものでしょう。記憶力、直感力などが冴えてくるのです。

  1. 仕事がはかどる

身体が軽く、疲れにくく、頭が冴えるのだから、当然です。企業なども社内でファスティングや1日1食などを指導すれば、それだけ従業員は健康になり、医療費も節約でき、生産性も上がるのです。

  1. 生き方が前向きになる

食べ過ぎで身体が重いときは、何事にも億劫になります。しかし、心身ともに軽くなると、あれこれ考える前に身体が動くようになります。それまで嫌だったことが、嫌でなくなり、楽しくなるのです。

  1. 身体が引き締まる

1日1食で、確実にダイエットは成功します。それも、余計な部分が落ちて、健康的なプロポ-ションになります。「ヒップアップした」という女性もいます。

  1. 不妊症が治る

「まさか!」と思われるでしょうが本当です。「空腹感」は生殖能力のスイッチをオンするのです。「貧乏人の子だくさん」とは、カロリー制限するほど、子宝に恵まれることの証明です。昔から「痩せの絶倫」といわれます。SEXも驚くほど強壮になることを保証します。

  1. 寿命が延びる

カロリー制限で長寿遺伝子がオンになるのです。だから、当たり前です。世界の秘境の長寿村では150歳とか160歳の超老人もいるそうです。人間の寿命の可能性は、私たちの想像をはるかに超えているのかもしれません。

  1. 食費が3分の1

朝・昼・晩で各々500円をかけていたとします。朝昼抜いて1日1食にすると、1000円の節約になります。「つもり貯金」で貯金箱にチャリンと入れる習慣をつけましょう!

  1. 買い物、料理も楽

買い物の量も料理の手間も、3分の1になります。お茶碗を洗うのも3分の1で済む。お金だけでなく、家事からも解放されるのです。空いた時間を、趣味や運動などを有意義に活用しましょう。

  1. 趣味を楽しめる

浮いた食費を趣味に回せば、存分に温泉旅行や海外旅行、さらに絵画教室など、好きな趣味を存分に楽しみましょう。

  1. 感性が豊かになる

デトックス効果で直感力が増し、何事にも深く感動する感性が磨かれます。それは、芸術や創作、学問、哲学などに深い啓示を与えて、人間性の幅と奥行きを広げ、人生を豊かにしてくれるんです。

 

以上、16大メリットを体感して理解する人たちが続出しています。

講演会などで「1日1食、やっている方?」と尋ねると、100人中7~8人の手があがります。

 

<激しい運動でも心配なし>

<―—体験者の声❶極真空手の師範代>

<ためしてみました、超快調!>

・一人目の証言者。廣岡雅弘さん【36歳、身長178センチ、体重58キロ】は、極真空手の師範代。フルコンタクト(直接攻撃)の極真空手を20歳のときからやっています。

 

・『3日食べなきゃ、7割治る!』がファスティング開眼のきっかけになったそうで、久しぶりに会って、肌が驚くほどきれいになっていることにビックリ。断食のデトックス効果を目の当たりにしました。彼の体験は、初心者の方に大いに役立つでしょう。

 

<自宅で1週間断食にチャレンジ>

廣岡:1日1食にしたのは、5月末くらい、それまで、2食でした。今は1週間の断食明けです。始めたきっかけは『3日たべなきゃ、7割治る!』で、「これはやってみよう!」と。この本はバイブルです。この本をきっかけに甲田光雄先生を知り、またそれをきっかけに1日青汁1杯の森美智子さんに、昨日お会いしてきたばかりです。

 

・1週間の断食にチャレンジしてみました。体調の変化は、最初はつらかったけど、終わってからものすごく身体が軽くなった。すごく頭がスッキリしましたね。あと、肌が若返りました。

 

・肌が本当にきれいになりましたネ。女性だったら、もっときれいになると思いますよ(笑)

 いかに知らないうちに毒をためているか。自分では1日2食、玄米などを食べて気をつけていたけど、やっぱり脂肪などに毒がたまっていたんですね。断食じゃないと落ちないみたいですね。本当にデトックス効果だと思います。やってみてわかりました。まわりの人もびっくりしてました。3日断食でも肌はきれいになったけど、1週間断食の後は、より実感しましたね。

 

<梅干し、野菜ジュース、すまし汁>

・断食は、すべて自宅でやりました。口にしたのは、朝昼晩で梅干しと野菜ジュースとすまし汁とみそ汁(具なし)の4種類だけ。

 

不思議と直感が冴える

・僕はとくに持病などはなかったです。ただ、身体が軽くなった。頭がスッキリした。そして、不思議と直感が冴えるようになりました。

 

・「食べなくて体力持つの?」と心配する方へ、廣岡さんのような「空手」の師範代でも、断食をしているほうが身体が軽いといいます。激しい運動をするスポーツ選手ほど、本当は食べてはいけないのです。プロレスラーの力道山は試合前日から一切、食べなかったのは知る人ぞ知るエピソードです。「食べると力が出ない」が理由でした。

 断食のスタミナ効果は、ボクシング選手が一番よく知っているはずです。厳しい減量で、試合前はまさに断食状態。それで厳しいトレーニングを重ねて臨み、10ラウンド以上の打ち合いの死闘を繰り広げるのです。断食中はスタミナがなくなるどころか、逆にパワーアップするようなのです。

 

<30年来の痛風も鎮まった>

<―—体験者の声❷タクシードライバー

セカンドライフを満喫中だけど肥満気味………>

・林政朗さん【67歳、175センチ、77.8キロ】は、私の大学時代の先輩。柔道同好会で鍛えた4段の腕前。

 

・それまでは酒に強く、交際好きで、体重は84.8キロと肥満気味。おまけに30年来の痛風にも悩まされてきました。そこで、2014年4月、私との面会を機に、1日1食のファスティングを決意。その結果は、なんと約1カ月で5キロの減量成功!長いお付き合いの痛風も発作なし、このまま自然に消えていきそうです。

 

<「食べないと筋肉が落ちる」はウソだった>

<―—体験者の声❸ボディビルダー

少食なのに筋肉隆々のボディ

・田中裕規さん【53歳、身長163センチ、体重56キロ】はファスティングのインストラクターで、西新宿の新宿パークタワー30階に事務所を構える「ナチュラルラボ」の代表者。

ファスティングを指導するからには、自らも極限まで体験しなければということで14日間断食を実行したそうです。ダイエットから健康管理まで、企業などの団体指導も行なっています。

 

酵素玄米、納豆、ブロッコリー、アスパラ>

・田中:ふだんは筋トレするので、朝、6時過ぎくらいに軽く食べます。お昼の1時頃には、酵素玄米を食べます。あとは納豆やテンペなど大豆食品が多いですね。それからブロッコリー、アスパラを生で食べます。

 

・トレーニングする日は、朝6時前に小さいお握り1個とバナナだけ。ウェートを上げるのに炭水化物をとっておかないと、身体が重さに耐えられない。カーボニング(炭水化物補給)ですね。トレーニングは1時間半から2時間くらいに行ないます。お昼は終わった後にガッツり食べて、夜はほとんど食べない。これがふだんのペース。だから、1日1.2食から1.5食といったところですね。

 

毎日、仕事をしながら41日間断食

(田中):2年前くらいから始めました。もともとファスティングに興味があって、一番長いときには、41日間、断食をしたことがあります。2013年10月から11月10日までです。

 私はもともと断食を教えるのが仕事でした。だから、教える立場の人間がやっているメソッドじゃないと、お客さんに対しての説得力がないと思いました。41日間も、毎日仕事しながらウェート・トレーニングもやったりして、ふつうの生活を送っていました。

 

・そのときで13キロくらい落ちましたね。68キロから55.6キロですね。以前から、5日~10日くらいのファスティングをやっていましたから、まわりも「また、やってんの? 今回は長いね」くらいの感覚です(笑)。

 

<食の乱れから家族を守るため>

背中ニキビ、鼻炎も完治した

(田中):私は、もともと子供の頃から、犬・猫によるハウスダスト、鼻炎、いろいろなアレルギーがありました。そして、ずっと背中ニキビがひどくて、成人してからも悩みの種でしたが、ファスティングを始めたら、それらがピタリと治りました。鼻炎もない。鼻炎は手術まで考えていたのに、です。

 

デトックス効果はすごいね。食費も3食食べてた頃より安くなるでしょう

・超少食でも筋肉隆々、ボディビルダーの田中さんは、ほぼ1日1食の超少食なのに、筋肉隆々としています。このことからも「断食すると筋肉が落ちる」というのは迷信だということがわかります。

 

 

 

『治すヨガ!』  沖正弘がのこしてくれた

船瀬俊介    三五館   2015/9/22

 

 

 

<丈夫になるのに重要なことは、いかに少なく食べるかの工夫である。>

<あらゆる健康法はみなヨガの中にある。あらゆる自然療法がある。>

<運命のつくり主は自分です。自分を励ますものは自分以外にありません。>

呼吸こそ、心身コントロールのカギである。呼吸法はヨガ行法の中心である。

<ヨガでは「生命が神である」と考える。すべての中に神が存在する。>

 

食べないほど幸せである。食べる工夫ではなく、食べない工夫をしろ。

<腹が減るほど調子が出るのが本当の健康体>

・沖先生の第一声は、忘れがたい。若い私にとって、まさに目からウロコでした。

 だれでも、人並みに食べたい。そうすれば幸せ。そう信じて、額に汗して働いているのですから。それを、ヨガでは「食べるな!」というのです。天と地がひっくり返るとはこのことです。

 しかし――。今、私は確信します。人は、食べないほど、幸せなのです。

「空腹を楽しめ!」

この沖先生の言葉も、ヨガの神髄を表しています。

「腹が減るほど調子が出るのが本当の健康体だ!」

私は断食や一日一食を実践して、まさにそのとおりと確信します。

ファスティング(断食・少食・一日一食)は、万病を治す妙法であるーー。

これは、ヨガの奥義です。5000年以上の歴史を誇る実践科学、それがヨガです。その到達した結論が、ファスティングなのです

人生の幸福も治病も“食べない”ことで、達成されるのです。

現代医学も、現代栄養学も、声を揃えてこう叫びます。

「餓死しますヨッ!」

医師たちは誤った西洋医学を学び、栄養士たちは誤った栄養学を学んできたのです。

 

<命が喜ぶ“至上の幸福”>

・ヨガの究極の目的は「生命が喜ぶ」ことです。ヨガが「食べない工夫」を説くのは、それが「生命が喜ぶ」ことに通じるからです。

 具体的に「食べない智慧」の恩恵をあげてみます。

(1) 万病が治る:これは、万病の原因が“体毒”だからです。それは代謝能力を超えるほど食べたことで、身体に留まります。断食すれば、“体毒”はすみやかに排泄され、身体はクリーンに自己浄化されます。病気の原因の毒素が排出されれば、病気が治るのは当たり前です。

(2) 生命力が高まる:“体毒”が排泄され、自己浄化されれば、身体は宇宙からいただいた理想状態に戻ります。すると、自然治癒力、免疫力、身体能力、精神力、直感力、生殖力……あらゆる生命力が最高レベルに高まるのも当然です。

(3) 精神が安定する:断食や一日一食の人たちに共通するのは、“怒らなくなった”“落ち込まなくなった”“許せるようになった”という心の変化です。

(4) 仕事がはかどる:「たべなきゃ仕事にならんだろう」と思うかもしれません。しかし、逆なのです。心身能力が高まり、身体も頭も冴えて驚くほど仕事が進むのです。

(5) 睡眠時間が短くなる:一日三食なら9時間、二食なら6時間、一食なら3時間の睡眠ですむようになります。食事、睡眠は3分の1、仕事、人生は3倍楽しめるのです。

(6) 食費がかからない:これは、いうまでもないことです。

(7) 子宝に恵まれる:ファスティングは男女ともSEX能力を高めます。

(8) 若返る:長寿遺伝子(サーチュイン)の発見で証明されました。「食べないから若い」、「食べるから老ける」のです。

(9) 感性が豊かに:直感力、創造力が高まるため、学問、芸術、創作活動などの能力が花開きます。

(10)社会が平和に:「食べない」と心が平和になります。

 

<身体が教えてくれる食べ間違い>

丈夫になるのに重要なことは、いかに少なく食べるかの工夫である

<症状からわかる適した食べ方、栄養素>

▼異常な食欲:やたら食べたい、甘いものが欲しいなどは、運動不足や心の乱れの現れ。

・栄養素は、多すぎても少なすぎても体調に影響します。

 沖先生はこれらの対処法として断食を勧めています。身体がクリ-ンアップし、真に必要な食物が直感的にわかるようになります。

 

ファスティング(少食・断食・一日一食)は、万病を治す妙法である――。 >

・沖正弘導師――沖ヨガの開祖であり、ヨガの指導者として、国際的に有名です。沖先生との出会いが、私のその後の人生を決定づけました。

 

ヨガは約5000年以上前にインド地方で生まれたと伝えられます。

それは、心身の調和を理想とする哲学であり科学です。その目的は「自分で自分の肉体や精神をコントロールする」ことです。言い換えれば「どんな過酷な環境に置かれたときでも、それに耐えられる肉体と精神をつくる」ことです。つまり「人間という生物の持つ能力を最大限に発揮する方法」なのです。

 ヨガという言葉は、古代サンスクリット語で「つなぐ」という意味です。いったい何と何をつなぐのでしょう?

 それは、「宇宙」と「人間」をつなぐのです。自分が大宇宙の一部であると体得する。そこから感謝と愛が沸き起こってきます。

 ヨガの基本の教えは2つあります。

「いつでも感謝し、いつでも笑える心を持ちなさい」

この教えを体得できれば、あなたの命もいききとよみがえってくるでしょう。

 

<慢性病の治し方>

慢性病とは、人格病、生活病なり。生活を変えれば、体質も気質も変わり治ってしまう。

・ところが、習慣だとか、癖だとか、一つの条件が固定すると、同一状態を続けます。同じ状態が続くから『慢性』という言葉を使うのです。異常が固定したということは、体質が異常な性質になっているということです。このように、慢性病は病気というより、異様な体質と気質が固定化している状態であると考えるべきです。

 

・「慢性病から救われる第一の方法は、停止している状態を変化させることです。同じ生活、同じような身体の養い方や使い方をしているから、慢性病になるのです。

 だから、救われるには、生活を変えることが、そのカギです。生活を変えれば、体質も変わり、気質も変わります。これにより、慢性病は治ってしまうのです」

 

クスリで治らぬなら、「医・食・住」を変えよ

・「慢性病という言葉の『病』というイメージから、『薬』を連想させますから、治らないのです。薬を飲んで、習慣性が変わるはずがありません。いくら注射をしても、鍼を打っても、癖が治るはずはなく、考え方も変わるはずがありません」

 

生活を変えるには、心を変える

・「今まで、好きなものばかり食べていた人は、嫌いで食べたこともないものも食べてみます。今まで、こういうことばかりしていて、他のことをしなかったという人は、その『しなかった』ことをやってみるのです。生活を変えること、慢性病はなくなってしまうのです。生活を変えるには、心を変えることがそのカギです」

 

<ガンはこうすれば治る>

<私自身、ガンをわずらい、13年かけて治した。私の指導で筋腫やガンの治った人々が無数いる

ガンは血液浄化と延命装置である

森下博士は「ガンは血液浄化装置」と言います。ガンも他の病気と同じく、“体毒”から発病します。そして、その毒素が最大限に身体を侵した状態になったとき、発病するのです。そのとき、血液も“毒”で汚れています。放置しておくと敗血症を起こします。敗血症とは血液が腐敗する病気で、発症すると多くの場合1週間以内に死亡します。

 

・身体は、その最悪の事態を回避するために、自身の弱った部分で、その“毒”を引き受けるのです。早くいえば“ゴミ捨て場”を作るようなものです。すると血液中の“毒”は、そこに留まっていき、血液は浄化されるのです。そして敗血症で急死という最悪のケースを避けられます。「だから、ガンは延命装置でもあるのです」(森下博士)

 つまり、ガンが命を救ってくれ、命を長らえさせてくれている。ガンにも存在する理由があるのです。

 

・私が敬愛するもう一人の医師、新潟大学名誉教授の安保徹博士の理論も明快です。

「ガンは低血流、低体温、低酸素の場所にできる」。だから、まずはこれらを改善することがガンを快方に向かわせる秘訣なのです。

 

<断食でガンは真っ先に消える>

森下博士は、ガンを治すベストの方法はファスティングと断言します。

「身体を飢餓状態にすると、体細胞は血球細胞に戻ります。これを異化作用といいます。身体は、害を受けた組織を血球細胞に戻す働きがあります。だから、断食をすると、真っ先にガン細胞が血球細胞に戻り、排泄されていくのです」(森下博士) 

 私も実際に、わずか4カ月の断食療法によって直系10センチのガンが消滅した事例を知っています。

 

・断食が病気を治す根本原理は、その排毒作用です。ガンという毒素は、最優先で排毒されていくのです。ただし、ガンが育った背景には、誤った生活習慣があります。それも並行して正すことは、いうまでもありません。沖先生も同じ主張をしています。

「ガンは細胞の弱い所にできるものである。弱っている細胞は萎縮して、血行が悪く、栄養も酸素も不足している。断ち、捨て、離れることで、日常生活の習慣を一度、ブチこわして、違った角度から生活を見直すことが効果的である」

 生活改善とは、当然、心の改善もともないます。

「ガンになりようのない血液と細胞と心を持てば、心配することはないのである」

 

・われわれは「ガンは治らない」と“洗脳”されています。だから、告知の瞬間から恐怖で落ち込む。すると、ガンと戦うナチュラルキラー(NK)細胞が急減します。

自らガンを完治させた沖先生は言い放ちます。

「私は病人面して寝ることをしなかった。かえって、意識的に、人も驚く超人的な生活を続けることを心がけた。これが治るコツである」

 さて最後に沖先生が勧めるガンを治す食事をご紹介しておきましょう。

酵素、カルシウム、ビタミンおよび植物酸を多くし、偏食のない少食にする。脂肪を少なく、玄米、海藻、生野菜をとる。手軽で一番良い方法は、生食、自然食、断食をくり返すことである」

 

<病はチャンスだ>

・ヨガは病や悩みを、自己改造進化の教師と考える。

・「このガンが、本格的にヨガの修行をやってみる決心をつくってくださった」(沖先生)

 

胃弱な人の治療法

・胃弱の人は、胃に無理をかける。姿勢が悪い。神経が苛立つ。この3つに対応する治し方をすればよい。

 

万病を治す第一歩はファスティング

・「胃に無理をかける」とは、早くいえば“食べ過ぎ”です。

 だから、まず「食べなければいい」のです。つまり「胃を休ませる」。このファスティング(断食)で、ほとんどの胃病は治ります。なんとあっけないことでしょう。

 その他、腸炎、下痢などの消化器疾患も「食べなきゃ、治る」のです。

 

・万病を治す第一歩は、ファスティングなのです。それなくして、いかなる病気も治りません。

まずは、朝食を抜く半断食をお勧めします。これでも、相当胃は楽になるはずです。半断食ができるようになったら、一日一食にしてみます。それをクリアしたら、三日断食に挑戦しましょう。

 

・ちなみに「食欲が出ない」「疲れやすい」「だるい」のは、ビタミンB₁、B₃などの不足です。これらは、玄米や小麦胚芽などに多く含まれます。つまり、精白した米や小麦粉、白パンなどを食べているために起こる一種のカッケ症状です。

 日ごろから未精白の穀物、雑穀、胚芽パン、さらにゴマ、木の実などを食べる習慣があれば、このような症状とは無縁に過ごすことができます。

 

血圧はコントロールできる

・断食をし、深呼吸を繰り返す。この2つが、血圧調整の決め手である。

 

<菜食は血圧を下げ、脳卒中などを防ぐ>

・高血圧の人は、まず食生活に問題があります。例外なく過食、美食、肉食の人が多い。食べることが無二の楽しみなのですね。しかし、楽あれば苦あり。今度は、そのツケの高血圧で苦しむことになります。そういう人は同時に糖尿病、心臓病の気もあります。結論からいえば、まず食生活を改めなければ、高血圧は治りません。

 

まず過食、美食、肉食を少食、粗食、菜食に変えることです。

とくに、日本人は戦後、欧米型の食生活に憧れ、さらにアメリカの占領政策で、“餌付け”されたため、肉食過多に陥っています。肉食、動物食は、まさに万病の元です。

 

・菜食が高血圧を劇的に改善する。これは科学的実験からも証明された事実なのです。菜食主義者と一般人を比較すると、肉食などを行なう人は、年齢とともに血圧が上がっていきます。それは、動脈硬化が進み、血管が硬くなっているからです。逆に、ベジタリアンは年齢とともに血圧は低くなっています。それは、血管壁が柔軟であることの証明です。柔らかい血管の持ち主は、脳卒中や心臓病とも無縁の人生を送ることができます。

 

「腹八分に医者いらず」「腹六分で老いを忘れる」「腹四分で仏に近づく」……。

これはファスティングの重要性を明快に説いたものです。

 さらに「食べる工夫でなく、食べない工夫をしろ」「空腹を楽しめ」「腹が減るほど調子が出るのが、本当の健康体だ」……。

 まさに、目からウロコ。これらの言葉は、その後の私の人生を大きく変えることになりました。

 

  

 

『世界神秘学事典』

荒俣宏) (平河出版社)  1981/11

 

 

 

<シャンバラの奇跡>

・シャンバラは、単に仏教の知られざる知恵の隠された聖地と考えるだけでは、足りない。シャンバラはまさに来るべきカルパつまり、宇宙時代への指導原理なのだ。

 

・仏教伝来以前にすでにチベット地方で広まっていたと思われる理想都市信仰と、その伝承である。チベットの古い伝承によれば、広大なる南の中央大陸は六つの地域に分かれ、北から“雪の国”“シャンバラ”“中国”“ホータン”“チベット”“インド”と呼ばれたという。

 

・その住民は、マハトマと呼ばれる聖人に支配され、地下の不思議な通路によって世界へとつながり、この世の平和を基礎とした霊的指導原理を信奉している。そして、マハトマは、折りにふれ、シャンバラの使者を世界各国へ派遣するのだという。マハトマの使徒によるシャンバラ幻想王国の建立―これがリューリフの見果てぬ夢、神秘的共同体思想であった。

 

・「私が神秘の土地から始めてヨーロッパに持ち込んだ教えは3つある。一つは、ヨーガの中でも最高のヨーガ<火(アグニ)のヨーガ>。そして次の一つは、<地球内部の空洞世界に暮らす地底人の伝承>。そして第3は、<シャンバラ>である」とリューリフは言った。

 

・「地底の聖なる人々」についての伝承は、造山運動や天変地異を逃れて、地中に移り住んだ人類の祖先を語っている世界各地秘伝の大本(おおもと)である。

 

・ “未来仏マイトレーヤ”の到達に備える文化的事業こそがリューリフの確信であり、マハトマー霊の指導者―の使徒の役割であった。そしてリューリフは、そのための心の共通語として(美術)を選んだのである。

 

・リューリフが伝えたこの伝承に影響をうけて、SF雑誌に<シュエイバー・ミステリ>と云う奇妙な作品が登場した。アメリカとチベットは、地中の空洞を通じてつながっており、異星人が出入りするのだという小説である。

 

 

 

地球アストラル次元

『シャンバラからの超レッスン』 

目から銀河も飛び出す超巨大宇宙情報

By ペガサス  ヒカルランド   2012/12/10

 

 

 

薔薇十字団/仕組まれた入会

「神とはどんな存在でしょうか?」「はい、天敵です!」

 

・地球独立のため、シャンバラの地球代表になるべくレッスンを受けたエリザベスに、ペガサスが緊急インタビュー。

 

ホワイトハウスに入ったアロム!アンドロメダの宇宙人たちの歴史介入

・「そう、私たちは、4次元に今いるの。アロムたちは、多次元存在、つまり異次元だから、5次元だっていうのね」

 

ソビエトの崩壊は、1991年12月25日。ソビエト連邦大統領、ミハイル・ゴルナチョフが辞任し、各連邦構成共和国が主権国家として独立した。これに伴い、ソビエト連邦は解体された。しかし、ベスの話していることが事実なら、1980年代初頭に、『ソビエト崩壊』は、アロムたちによって予定されていたことになる。

 

シャンバラは地球のアストラル体(幽体)の中に存在している/そしてあなたも行ける!!

<シャンバラへ入会/マイトレーヤ、クートフーミ、9人の賢者たちとの交流>

マイトレーヤは、サンスクリット語弥勒菩薩、中国では布袋を示す。その姿は、中国の道教の神仙。神仙は神に近い者で、人間がなることは出来ない者と考えられていた仙人を指し、中国の道教においては、仙境に暮らし、仙術を操り、不老不死を得た人を意味した。つまり、道教の不滅の真理である、道(タオ)を体現した人とされた。

 私が、日本に一時帰国をした2008年2月、自宅の居間に神仙が現れたことがあった。

 

・「私、マイトレーヤって言いづらいから、Mさん、Mさんって呼んでいるの。それで、アロムと会長とマイトレーヤと、クートフーミ大師で、封印の開け閉めをやったのよね」なんともまあ、あっけらかんとベスが話を続けた。

 

・クートフーミ大師もまた、神智学で、「古代の知恵の大師」と言われるアセンデットマスターの1人だ。

 

私たちの肉体は、中に、アストラル体という、幽体と、その中に、メンタル体という、霊体を持ち、肉体の外に、エーテル体という気功でいう気、ヨガでいうプラーナを持つ。そして地球を肉体とするとシャンバラはその中の4・5次元メンタル体(霊体)に近いアストラル体(幽体)に存在する。

 

・私たちは、自分の内側のアストラル体(幽体)から地球の内側のアストラル体(霊体に近い幽体)に入ることで、シャンバラに入ることが出来る。そこは、私たちの魂のいる場所だ。

 

<表と裏の2つあるフリーメーソンの組織構造>

・私が、組織図を書いた。一番下に、表のフリーメーソン、その上に、300人委員会、次に裏のフリーメーソンのトップグループ。そして、薔薇十字団、シャンバラ、9人の賢者、さらに、三長老、そして、トップは1人。綺麗な三角形が出来た。

 

・「そう、フリーメーソンの中で組織だって会社を持っている人たちが、300人委員会に入ってて、この300人委員会に指示を出しているのが、フリーメーソンのトップクラス。でも、そのフリーメーソンのトップクラスに指示を出しているのが、薔薇十字団

 

911/シャンバラのグループがはめられた!?>

911アメリカ同時多発テロ事件)は、2001年9月11日にアメリカで発生した、前代未聞の航空機を使った4つのテロ事件の総称である。

 

・「もう、恐らく、精神世界の本だけで、1000冊以上読んでいるわ。私、日本で最初の本を出すまでの間に、考えられないくらいの数の本を読んでいるのよ」

 

会長サナトクマラとブラックマン

・「アロムのグループ自体が、薔薇十字団だって言うの?」私が聞いた。

 

・『今回のアセンションの一番上のリーダーが、実は、サナトクマラって、いう人でこの人は、金星から来てます

 

<シャンバラへ入会/マイトレーヤ、クートフーミ、9人の賢者たちとの交流>

・「これが、『シャンバラ』だったの」ベスが答えた。

 確かこれも、語源はサンスクリット語だったはず。シャンバラは、チベット密教で伝えらえる不可視の王国の中心地で、肉体を持たず、人の最高に進化した形のエネルギー体。つまり、キリストや釈迦のようなマスターたちの住む場所だった。彼らは、私たちの精神的向上を願い、進化したいと思う人間を援助すると聞く。サナトクマラは、シャンバラと金星を行ったり来たりしているマスターで、彼は、百戦錬磨の戦士だが、本当の姿は、平和を好むやさしい存在、鞍馬ツアーに行ったことで、私には、そんな基礎知識が備わっていた。

 

・「薔薇十字団の中の9人の賢者、つまり同じ人たちなんだけど、シャンバラの中にある9人の賢者と繋がる世界なのね。シャンバラの中に入る方法は、自分の心の中に部屋を持ち、部屋を持っている人が入って来るの、それから、部屋の外に出ていくと、国があるわ。その国の中で、スタッフ達と一緒に仕事をするのね。丁度、この頃は2000年の世紀末の頃で、シャンバラの中で、私たちの世界と繋がっているアストラル界(幽界)の封印の開け閉めを手伝ってた。もちろん封印の授業も受けたし、黒魔術の使い方、白魔術の作り方、それによる邪気の出し方、仕舞い方とかってね」

 

マイトレーヤは、サンスクリット語弥勒菩薩、中国では布袋を示す。その姿は、中国の道教の神仙。神仙は神に近い者で、人間がなることは出来ない者と考えられていた仙人を指し、中国の道教においては、仙境に暮らし、仙術を操り、不老不死を得た人を意味した。つまり、道教の不滅の真理である、道を体現した人とされた。

 

<ベスのカウンセリング/石屋の任務を支える>

・「アロムは、ドイツ系アメリカ人なの。ドイツ人の姿、形もしているのね。ドイツにも4年くらいに行っていたから、言葉も喋れるの。だから、ドイツのフリーメーソンの方に入りながら。イギリスとドイツのフリーメーソンの本部。それから、ヨーロッパをずーっと転々としながら、『また新しい任務が入った』って言っては飛び回ってるの。そう言う意味では、しょっちゅう任務が入ってて、彼としては、いつも追われてる感があるんだけれど」

 

<地球は今、独立国家登録中/かつ、金星保護観察下>

・聞いたことがあった。宇宙人たちは地球のアストラル界にあるシャンバラの許可がない限り、地球での勝手な行動が許されず、それほどシャンバラは地球にとって、とても大きな存在だと。

 

・「私の場合、マイトレーヤとキリストは良く出て来るなあ。もっとも、2人は同一人物だし、『守護は金星、キリストの船。何かあったら金星が動く』そう言われたのよ」私が言った。

 

<地球人に埋め込まれた戦いの遺伝子/それは火星人の仕業なのか?!>

・「う~ん、病んでるというよりもね、基本的に地球人の遺伝子の中に、何者かが、戦闘の道具として、戦闘能力を植え込んだ形跡があるって、アロムが言うの」

 地球人の遺伝子の中に戦闘のための遺伝子が、故意に組み込まれてる。

「それは、金星人は持ってないわ。強いて言えば、火星人は若干持っているって言われてる。だけど、火星人たちが、その遺伝子を私たちに植え付けたのかどうかは、わからないのね」

 

<地球が金星の植民地>

・「地球を金星は植民地として、今まで支配していたんだけれど、火星もそれが欲しくて、今まで結構、攻防戦みたいのがあったらしいのね」

 

・「そうそう、でも、人類は滅亡せずに、世紀末を抜けちゃったわ。だけど、今度は、アンドロメダ銀河がぶつかって来るから、地球を独立国家に仕上げたの。地球を金星と共にエネルギー調節するために、シャンバラっていう存在があるのよ。シャンバラって何っていわれると、結局、私、ベスという人間が肉体として存在している幽体でもあり霊体の名前なのね。そして、地球という物の幽体。それが、シャンバラ」

「幽体がシャンバラかあ」

 私たちの肉体は、中に、アストラル体という、幽体と、その中にメンタル体という、霊体を持ち、肉体の外に、エーテル体という気功でいう気、ヨガでいうプラーナを持つ。そして地球を肉体とするとシャンバラはその中の4・5次元メンタル体(霊体)に近いアストラル体(幽体)に存在する。

「私もシャンバラに行ける?」

「うん。自分の内側の中に、意識で部屋を作る。すると、その部屋に、必ず訪問者が来て、その訪問者が案内してくれるわ」

 

私たちは、自分の内側のアストラル体(幽体)から地球の内側のアストラル体(霊体に近い幽体)に入ることで、シャンバラに入ることが出来る。そこは、私たちの魂のいる場所だ

 

アンドロメダ銀河との衝突を避けるために、次元を変えるには、人々の意識の周波数を上げる必要がある

アンドロメダ銀河>

・でも異次元だと、アンドロメダ銀河が、地球の隣りに来るのね。

 

・「火星と金星は戦争になって戦った時期があったから、火星からは、アラブ人として生まれ変わったらしいのね。でも、金星の方は、プレアデスから金星に来て、金星から地球に生まれ変わったの」

 

ある生き物の細胞壁/それが私たちの生きている場所?!

・「アロムたちは、私たちのいる宇宙のビッグバン以前から来ているから、この細胞(宇宙)では、『ビッグバン以前の神』と言われてるわ。でも、実際には、光の物理学、つまり、宇宙物理学的な話になるんだけれど、彼らは、他の細胞(宇宙)から、私たちの細胞(宇宙)に入り込んだの。だから、ビックバン以前の人間というよりは、他の細胞(宇宙)

からやって来た面々って言い回しが正解かしら。でも、その彼らの居た、元の細胞(宇宙)なんだけれど、ここの細胞(宇宙)と同じ歴史を持っているのよ」

「つまり、彼らは、私たちの未来を経験したことがあるのよね」私が言った。

「そう」ベスが頷いた。

「彼らは、前の細胞(宇宙)の時に起きた出来事を、私たちの細胞(宇宙)の時には、変化させたい。つまり、歴史を変化させようとしているわ。彼らの細胞(宇宙)の中には、太陽系つまり、天の川銀河アンドロメダ銀河がぶつかったという歴史があるのね。だから、彼らは、自分たちのいた以前の細胞(宇宙)の歴史にあった事実を、私たちのこの細胞(宇宙)では起こさないようにするために、地球の次元を変えようとしているの。まず、歴史を変化させるために、アロムたちは私たちの細胞(宇宙)に、『宇宙連合』を作ったわ。そして、各銀河との調整は、結構出来上がっているの。彼らは、他にも、自分たちが過去の細胞(宇宙)で体験した、細胞(宇宙)を老化させた原因の一つである、銀河団同士の戦争と、その戦争を起こしてしまった人間を抹消しようとしているんだけれど、とにかく、前の細胞(宇宙)で学んだ歴史を踏まえて、この細胞(宇宙)の歴史を変えようとしているの」

 

<輪廻転生がこの世の善悪を超越させる!?>

遺伝子の戦い/それは自らの意志で遺伝子を変えること!?> 

<コーザル体/潜在意識を変え周波数を上げる>

・「コーザル体がある人たちって、10億人くらいしかこの星にはいなかったよねえ。要は、コーザル体がある人たちになれば良いわけじゃない。そのためには、一人一人の潜在意識を変えて、周波数を上げなくちゃいけないわ。周波数が上がらないと、結局、コーザル体が動かないし。道は1つね。教育で周波数を上げるしかないのよ。だから、本を出して101匹の猿現象を目指すわ」私が言った。

 

<世界はすべて「電気体」で出来ている/オーラ、超能力解説>

アストラル界(幽界)/それは私たちの世界の雛形

<本書は宇宙人との遭遇をテーマとするチャネリング情報を、著者の個人的な体験や研究の成果を総合して編纂したものです>

私は、高い評価を得ているロサンゼルス存在のチャネラーの下で、チャネラー養成のための正式な訓練を受け、1985年から複数の存在をチャネリングするようになりました

 

チャネリングの手順は極めてシンプルです。まず、私は自分の意識を瞑想状態に導きます。この時点で私のパーソナリティーは、日常的な現実から遠ざかっていきます。次に、私と交信する意識体が、私とエネルギー的(テレパシー的)に接触します。意識体はあるテーマについて語るために私の脳を翻訳機として使います。このプロセスは、霊媒が霊に

身体に占領される「憑依」とはまったく異なり、情報提供の作業は、あくまでもチャネラーと意識体との共同作業として行われます。

 

 

 

『この本に真実は何もない しかし、それがまさに現実なのである』

ボブ・フリゼール  ナチュラルスピリット    2000/4

 

  

 

<時空を超えたドランヴァロの軌跡>

・ドランヴァロ・メルキゼデクとはいったい何者なのでしょうか。それについて述べる前に、まずはドランヴァロの5代前にあたるマキアヴィンダ・メルキゼデクについてお話ししましょう。マキアヴィンダは銀河中枢機構より地球での任務を受け、人類創造の瞬間からすでに地球上にいた存在です。

 

「大いなる白色同胞団」と、あらゆる手法においてそれに対立するという、2つの「集合意識体」がありますが、便宜上、ここでは後者を「大いなる闇の同胞団」と呼ぶことにしましょう。マキアヴィンダの属する大いなる白色同胞団が人類の進化を促す支援を惜しまない一方で、大いなる闇の同胞団は、人類に怖れを植えつけ進化を遅らせるためならば、いかなる手段も厭わない立場を取っていました。

 

・我々の進化が、早すぎず遅すぎず、最も適切な時に起きるのは、それら2つの同胞団の力が相互にバランスを取り合っていたためであり、4次元以上の高次レベルから見た場合、これが意識の統合した在り方となります。この2つの同胞団というのは、調和裡に働く「一なるもの」の異なる2つの側面にすぎません。私たちは2元性を有する意識のただ中にあるため、善悪というものの見方をします。悪とは、はなはだしく無慈悲で嫌悪をもよおす物事を指しますが、それらは単なる学びの課題なのです。

 

1972年に起きた驚くべき出来事が原因で、大いなる闇の同胞団は、オリオン星系から新たに4人のメンバーを迎え入れました。彼らにはこれから先、何が起きるのかがわかっていたからです。一方で大いなる白色同胞団も、その対抗措置として自分たちの仲間を4人呼び寄せました。ドランヴァロはそのうちの1人です。彼が選ばれた理由は、13次元の領域におけるメルキゼデク聖師団での長期にわたる経験が評価されたためでした。彼はほぼその集団の結成時から、地球の歳月にして百億年間そこに留まっていたのです。彼には2元性を認識する意識がほとんどなかったので、その2元性に対する無垢を買われて地球に遣わされたのでした。

 

ドランヴァロは「ウォーク・イン」と呼ばれる方法で地球に来ています。その準備が整うまで、彼の現在の肉体には別の存在が入っていました。その人物は、後々ドランヴァロが必要とするであろう一定の訓練や教育を前もって受けていました。それらのことも含めて、すべては合意があって初めて成立するのです。双方の合意なくして他者の肉体へ入るという行為は、いかなる理由があったとしても最高次元レベルにおける宇宙の法の道に外れます。ドランヴァロに譲り渡すべく肉体を離れた人物は、非常に特別な何かを受け取っているとのことですが、ドランヴァロはそれ以上は言及していません。

 

13次元から3次元に到着するまでの、数々の次元レベルでの体験を、ドランヴァロはどんな瞬間も、ほば完璧に思い出すことができます。ただし、13次元での記憶はあえて思い出さないようにしています。現時点において13次元での生活の記憶を保つのは、あまりに耐え難いことだからです。13次元という世界を完全に記憶していながら3次元で生きる術はありません。しかし彼は、もともとは13次元にいた存在だったこと、そして3次元に来ることを父なる存在から依頼されたことや、「大いなる虚空」の中を進むための移動パターンを授かったことは思い出せます。彼は長い時間をかけて、「大いなる虚空」をその移動パターンに沿って進み、この次元へやってきました。どれだけの地球時間に匹敵するのかは本人にもわかりませんが、かなりの時間であることは確かです。おそらく数百万年という歳月を要したでしょう。

 

・ドランヴァロは再び光を目にするまで進み続け、光が見えたその時その場所で、マキアヴィンダに迎えられました。それから、星雲の中心に位置し、異次元レベルへと続く主要スターゲートの一つでもある、オリオン・ベルトの真ん中の星を通過しました。我々の銀河には13の主要スターゲートがありますが、なかでもこのオリオン・ベルトの中星は、大いなる光と闇が非常に密接に関わりながら作用し合っている特別なスターゲートなのです。グレイの多くは銀河のちょうどこの辺りから出現しています。

 

・オリオン・ベルトを通り過ぎた後、ドランヴァロはプレアデス星系へと向かいました。目的地は4次元意識レベルにある、緑の環境を有した類いまれな惑星です。そこでの彼は形をまとわず、完全に目覚めた状態にあり、光の球体そのものとして存在しました。そして胎児の肉体に入り、地球時間でいう約15年の歳月をかけて生育しました。プレアデスは銀河の大学を内包していることを彼はやがて知りました。ここの人々は4次元の高位の倍音域に棲み、学びはすべて喜びと楽しみを通して行われます。あらゆる教育の手段として「遊び」が導入されていたのです。

 

プレアデスで必要な知識のすべてを学び終えたドランヴァロは、次にシリウスBから3番目にある星へ飛びました。その惑星はほぼ全域を海でおおわれていました。シリウス人も4次元に暮らしていますが、プレアデス人よりも低い倍音域のため、同じ程度の喜びや楽しみを体験することはできません。間もなくすれば、シリウス人もそのレベルに達するでしょう。

 

ドランヴァロは350名の乗組員と共に、すでに設定ずみの地球までの飛行パターンをたずさえて、宇宙船に乗り込みました。この飛行パターンは、シリウスBからシリウスAの中核を貫通して進むというものでした。星と同じ振動周波数に同調することで、熱さを「熱い」と感じることなく通過できるのです。そして90秒後には、太陽を通って地球に出現します。このようなことが可能なのは、私たちとシリウスが密接につながっているからに他なりません。ドランヴァロと乗組員たちはこうした操縦を展開して、金星の軌道域に到達しました。そこには太陽系で最も進化した存在、「ハトホル」と呼ばれる人種がいます。

 

・激しい硫酸雨に見舞われるなどの現実レベルでの金星の冒険を終え、ドランヴァロら一行は地球を通過し、我々の次元レベルよりも一倍音高い領域に入りました。よって私たちの目には彼らが見えません。

 ドランヴァロはシリウス人の体から脱すると、燃え立つような光の球体へと変容を遂げましたが、これも彼にとっては意識上の変化にすぎませんでした。その後に控えていた、本物の二元性を有する意識への衝撃的な参入に比べれば、すこぶる簡単なことだったのです。

 

・彼は地球の4次元レベルまで移行し、レベルを上昇させながら生き物の痕跡を探しましたが、4次元には何も見つけることができず、5次元は完全なる虚空状態でした。そして6次元の10~12番目までの倍音域へ上昇したところで、ようやくマスターたちに出会うことができたのです。ドランヴァロは1819年から1850年までの間、そのマスターたちと共に生き、彼らから学びました。

 

1850年、ドランヴァロはニューメキシコ州に暮らすタオス族の女性として地上に誕生しました。そして40年間その女性として生きた後、1890年に覚醒した状態でその肉体を離れています。その時、彼はただ故意に息を止めただけで移行が実現したのです。彼は再び6次元へと戻り、今度は1972年までそこに留まりました。

 

・1972年4月10日、ドランヴァロは現在の肉体にウォーク・インしました。すべては一呼吸の間に完了しました。入れ替わりに肉体を離れた存在は、息を吐きながらそこを去り、ドランヴァロがそれに続く吸気で

入ったのです。ウォーク・インの方法とはただそれだけの、純粋な宇宙の法に基づくものです。二人の霊はこの決行以前に7、8年をかけて話し合い、このことに関してすべての意識レベルからきちんと許可を得ていたのです。

 

・ドランヴァロは決して自分が特別な存在だと言いたいがために、こうした話をするのではありません。真意はむしろ正反対で、あなたがその話を聞くことにより、自分がいかに特別な存在であるかを思い出してほしいのです。なぜなら、あなた自身もまた、特別な任務を授かって地球に来ている高次元からの存在であるという可能性がないとは言えないからです。その任務遂行のためには、できるだけ人間になりきる必要があるのかもしれません。つまりそれは眠りに入って記憶を失うことであり、しかるべき時が来れば、己の真の資質が明らかにされるということです。最初に述べた人間になりきる部分に関しては、あなたは完璧にやり遂げています。

そして今や第二段階へと踏み込む時が来ているのです。

 ドランヴァロは記憶をしっかり維持しているという点で、我々と異なっています。彼が地球へ来たのは、人類に目覚めを呼びかける触媒としての役目を果たすためなのです。

 

 

 

『エメラルド・タブレット

(M・ドウリル)(竜王文庫)   2005/10

 

 

 

アンタレスにはホワイト・ブラザーフッド(白色聖同胞団)の本拠地がある

昔アンタレス(さそり座の赤色の一等星)には、エーテルを活用する住民がいて、地球に降りてきた。彼らは、星から星へと旅行する秘密を解していた。彼等は、物質と肉体を意思の命令のもとに変化させた。また、エーテルから自分の要求するものを何でも創造することができた。

 

物質自然界の背後は、アキヤシヤの空間である。アキヤシヤの空間に入っていくことが、本来宗教の極意であって、その方法を教えるのが、ヨガである。宗教はその極意も方法をも喪失して殻になっている

 

・物質自然界は、アキヤシヤに画かれた、その通りのものが、物質自然界に現れる。

 

 

 

『聖シャンバラ』

三浦関造)(竜王文庫)   2010/3

 

 

 

シャンバラには、大師達の“グレート・ホワイト・ロッジ(純正大同胞団)”の中心本部がある

・ドウリル博士「この大通路には、エネルギーのピラミッドが立っている。ピラミッドは縦250フィート、幅200フィートで高さ500フィートである。ピラミッド頂点には、エネルギーが凝集して、常に太陽の方を向いている」

 

・「大師たちは、太陽と同じ源泉からエネルギーをとっているので、食物をとる必要がない」

 「シャンバラには、大師達の“グレート・ホワイト・ロッジ(純正大同胞団)”の中心本部がある」

 

・「大師の総数は、144名、各自十名の弟子(チェラ)をもつ。1440名の弟子はメンタル界で働いている。これらの弟子はまた10人づつの弟子をもつ。アストラル界で働く。彼らもまた、各自住人づつの弟子を持っている。総数14万4千人である。この数字は、黙示録に“選ばれたる14万4千人の者がいる”とは、このことである」。

 

・「松果腺の完全なる活動は、大宇宙意識の活動を目覚ましめる

 ヨガの正精進によらないと松果腺の活動は、開始されない

 

・「地球のホワイト・ロッジではなくて、宇宙ホワイト・ロッジがある。その静かな聖所は、プレアデス星座、アンタレス星にあるそれが聖書にある“天”である。地球の大ホワイト・ロッジは、チベットから下って行く地下の聖所なるシャンバラにある。地球の聖所は、その他にもある。一つは、ゴビ砂漠の大オアシスにあり、サハラ砂漠のアトラス山中、カナダの荒地、マヤ人がミクトリンといっていたユカタン(ミクトリンとは“真っ暗な家という字義”)、カリフォルニアのシャスタ山の地下、もう一カ所は、ドイツのハルヅ山中である。しかし中央聖所は、地下のシャンバラにある」

 

 

 

『宇宙からの大予言』

迫り来る今世紀最大の恐怖にそなえよ

松原照子   現代書林  1987/1/10

 

 

 

<予言者誕生の物語>

・私は、いつもいろいろなことを見ようとして暮らしているわけではありません。ただ人に質問されると、テレビのスイッチを入れたように、目の前に画像が映し出されます。テレビや映画のように映るのですから、私にとっては別段大変なことではありません。

 

・私自身、信じきれないところがありますが、私の不思議はまだまだ続きます。私が触ると病気が治るという人が増え、また不思議と良くなる方々が増え始めています。

 

・それに、眠る前にいろんな方が私を訪ねて来て、この世の不思議を教えて帰ります。そして、その人々が私に「今回のことは発表しなさい」と、ささやくのです。

 

<ささやく人々の訪問>

<ブルーグレーのおばあちゃん>

・「あなたはだれ?」1982年春のことです。いつものように本を読み、眠ろうとした朝の4時ごろです。ベッドの横に、ロシア系の老婆が立っていました。「おばけ」とよく出会う私は、また「おばけ」かと気にもとめず、眠ろうとしたのですが、老婆はいつまでも私を凝視し続けています。ほほはたるみ老婆の顔ですが、グレーの中にブルーが光るその目は、若々しく燃え、けっして老いた人の目ではありません。

 

<黒い法衣の僧侶>

・ブルーグレーのおばあちゃんと黒い法衣の僧侶は、たびたび現れますが、いつも決まって5時の鐘音の前に姿を消します。私の5時消灯の習慣も、この二人の時間割に準じてのものなのです。

 

・いつもはやさしいブルーグレーのおばあちゃんが、怒り顔です。後ろの方々の中に、私は、初めて見る口ひげと顎ひげのある50歳ぐらいのやせた西洋人を見出し、その方に救いを求めました。

 

<出会い、不思議な世界>

・私は、ブルーグレーのおばあちゃんが率いる皆様に見せられたこと、聞かされたことを『恐怖の大予言』と称する小冊子にまとめ、自費出版しました。1985年10月のことです。

 

・私の会う“おばけ“の方々は、我々と同じように足もあり、ごく普通に歩きます。その姿は、50年ぐらい前までのファッションで江戸時代や戦国時代のいでたちではありません。

 

・夜、帰宅途中に"おばけ"に会うと、私は、つい、「こんばんは」と、話しかけてしまいます。

 すると、その方々は、私と一緒に歩き出し、我が家へ一緒に入ろうとするのですが、「南無阿弥陀仏」と合掌すると、私のことを気にしていないという素振りで帰っていきます。

 

<ささやく人々の正体>

その方の話によると、ブルーグレーのおばあちゃんは、ブラヴァツキー夫人といって近世に神智学を復興した初代会長、ひげの西洋人はクート・フーミ大師だそうです。彼らは、数千年も古くから密かに伝えられてきた神智学に関係のある人たちでした。

 

・そして、“地球コントロールセンター”とは、彼らのいるシャンバラであって、ここに地球のそれこそすべてを支配している超人(アデプト)の方々がおられ、ブッダもキリストも、そこから来られたのだというのです。正体を知ったあとも、私は、あの方々に会い続けています。

 

 

 

『人類はなぜUFOと遭遇するのか』

(カーティス・ピ-ブルズ)  文芸春秋   2002/7

 

 

 

ラージノーズ・グレイが人類を創造した

・クーパーは、1947年から53年にかけて、27機のUFOが墜落した、と主張した。全部で91体の異星人の死体と、5人の生きた異星人が回収されていた。1948年には2機のUFOが、ニューメキシコ州アズテックの近郊で回収されていた。その円盤の中で、人間の体のパーツが多数発見された。

 

・空飛ぶ円盤に関する情報は、トップ・シークレットに分類されていた。

 

・また、クーパーによれば、1953年に、地球へと向かう巨大な物体を天文学者が発見していた。その後その物体は地球上空で、非常に高い軌道に入った。その時、ブロンドのヒューマノイド系異星人のノルデックと呼ばれる異星人が、軌道に乗った巨大な宇宙船内にいる異星人について危険を警告するため、政府に連絡を取ってきたという

 

・ノルデックは、人類が自己破壊の道を歩んでいる、ということについても警告した。

 

クーパーは、後から、1954年には、「ラージノーズ・グレイ」という種族が、ホロマン空軍基地に舞い降りた、と主張した。彼らは、赤色巨星であるベテルギウスにある惑星からやって来た、と述べた。

 

・彼らの世界は死にかけていたために彼らは新たな住みかを必要としていたのだった。

 

アイゼンハワーも同席の上、二回目の着陸が、エドワーズ空軍基地で行われた。彼とラージノーズ・グレイは、技術交換する条約に基地で署名した。

 

・クーパーはさらにラージノーズ・グレイのために働いているグレイと、人間に良く似ているが赤毛なために「オレンジ」と呼ばれている二種類の種族についても話をしている。

 

・1955年には、異星人は条約を破って、自分たちが生き残るため、人間や動物をミューテーションし始め、そのリンパ液や酵素や血液を取り出し、遺伝子実験を行っていたことは明瞭だったと、クーパーは語った。

 

人類を創造したのは、ラージノーズ・グレイであり、また長い間、宗教や秘密結社、さらに魔女や悪魔崇拝、魔術やオカルトなどを通して、彼らは人類を操っていた、ということにも気がついた

 

 

 

『完全アセンション(次元移動・昇天)・マニュアル』

(ジョシュア・D・ストーン博士)

ナチュラル・スピリット)2001/3/30

  

 

 

<シールドとシャルーラ、マリーン・チェイニーによるメルキゼデク寺院の設立>

地球内部の空間について述べた章で、自らをシャスタ山の地下約3キロ余りにある地下都市テロスから来た者であると説明している女性について触れている。彼女は名をシャルーラといい、年齢は350歳前後であるという。シャルーラが寺院の女司祭をつとめる、地下文明テロスのメルキゼデク団に関わる情報を持っていた。彼らの教えは、メルキゼデクが、かって地球で暮らしていたことを裏付けるものであり、メルキゼデク団を宇宙レベルの聖職者集団であるとしている

 

<●●インターネット情報から●●>

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)>

メルキゼデクとは旧約聖書の登場人物で、『創世記』(14:18)にて「いと高き神の祭司」、並びに「サレムの王」として紹介されている。『詩篇』(76:3)の記述などを根拠に、「サレム」は伝統的にエルサレムと同一視されている。

 

彼の名前はウガリットの文書に記されていたカナンの神ツェデクに由来しているのだが、この「ツェデク」は王の称号、あるいは異名として代々エルサレムの王に引き継がれていたと見られ、実際、『ヨシュア記』(10:1)にはアドニ・ツェデク がエルサレムの王として登場している。

 

 

 

『アガルタ(虹の都)』 

  (R・E・ディクホフ)(密教科学社)  1961

 

 

 

<ロードマイトレヤ>

・ノアの洪水は、約1万1千年前に起こり、壊滅した人類の文明がその後、徐々に復興期に向かったこと。

 

・残存している蛇体人の群れに対して、ラマ僧の集団がこれを攻撃、法術により蛇体人を撃退した。

 

・ロードマイトレヤが「アガルタ」を通じて人類に平和と愛の念波を送っていること。

 

ラマ教では、造化三神の代行者ロードマイトレヤ(ミロク菩薩)が、地球の精神的統治者として、崇拝され、ロードマイトレヤは現在も霊体で活動し、地上一切の生類の進化向上発展のプランを持って、指導の任につかれていると信ぜられている

 

・シャンバラは、チベットのどこか、または、それ以外の場所にある神秘の都市ではない。それは世界の全仏教徒が霊的な交通を行なう場である。

 

・アガルタは、6万年前に聖者に指導された民族が、地球内奥部の地底に潜入したときに生まれた。その民族は、数百万人を数えられ、地上のいかなる科学もおよばない高度な科学は、この不思議な王国の地下住民を十二分に活躍せしめているといわれている。交通機関として、まだ我々に知られていない推進原理でトンネル内を走行運転される超速度の車両が利用されている。

 

 <アガルタ伝説と金星崇拝>

・「アガルタは、中国のサンポー渓谷に実在しており、老王マニ・リンポチェによって統治されている。その住民は、数百万に達し、地上のいかなる国にも及ばない高度の科学は、彼らを十二分に活躍せしめている」。

 

・「人間は200万年前に宇宙船で地球にやって来た火星人によって創造されたという。火星人たちは高度の文明と超能力を持ち、南極に虹の都という7つの都を建設し、そこから世界中をつなぐ地下トンネルを掘った。人間はこの地下トンネルを利用して、南極からゴンドワナ大陸、レムリア大陸、アトランティス大陸へと居住範囲を広げていった。ところが地球の征服をたくらむ悪の化身、金星人は、テレパシーによって人間に邪悪な心を吹き込んだ。そしてついに8万年前、全人類を巻き込んだ大戦争が起こった。生き残ったわずかな人々は例の地下トンネルに逃げ込んだ。あらためて平和の大切さに気づいた彼らは、金星人の魔手に対抗するため、火星人の指導の下にアガルタを建設したのであるー

 

・「金星人も火星人を追って地球に到来したが、彼らは身長14フィート、クロコダイルのような形態で直立し、手足には6本の指と水掻きを持つ。邪悪な金星蛇人は人間の精神を操作し、その結果アトランティスとレムリアの間で核戦争が起こり、高度に発達してきた文明は滅び、両大陸は沈没する。しかし、この時までに地下にはトンネルが縦横に走り、地下都市が出来ていたので、避難所となった。その一つが中国のサンポー渓谷の地下にあるアガルタであるチベットのラサの下にはシャンバラという地下都市があり、アガルタとトンネルで結ばれている」。

 

・「現在なお金星人と火星人の間で、人間の精神をめぐる善悪の闘争は続いている。火星陣営の指導者は、虹の都に陣取る『太古の三聖』であり、対して金星蛇人は仮死状態で地下に隠れている。その状態でも金星人の精神は活動しており、テレパシーを放ち地球人に対し再度核戦争を起こすように好戦的な扇動を行っている。彼らにとって地球人の意味は「生ける飼料」に過ぎないのであり、地球人は『仮死の状態におかれてイワシの缶詰のように加工され、宇宙船で金星に運ばれてから、彼らの食用に供せられる』だろう。

 

・アガルタも金星人の占領下にあったが、1948年、500人のラマ僧がここを襲撃し、奪還に成功している。少数の者がトンネルを通って逃れたが、ジュニアと呼ばれる三百歳を経た蛇人は、研究と調査のために透明なプラスティック容器に入れて保存されている」。

 

 

 

 『秘教真義』

ヨガの大聖堂シャンバラと大白色同胞団の解明

 (M・ドーリル)霞が関書房  1952年

 

 

 

 <地球内奥部と青色人>

 「『では、この道路に沿ってもっと遠いところまで行ってみよう。そして、青色人種の実体をみてみよう』ゼロンが言い終わると、セートンは急速にこの道路を落下させられたように感じ、およそ20マイル(32キロメートル)も下りたところで止まった。止まったところでセートンをみると、内壁に裂け目があるのが分かった。それは急に広くなって入口となっている様に見えた。その入口は末広がりに広がっていて12人ほどが横に並んで通れるほどの広さにまでなっていた。二人はここに入り、少し行ったところでやわらかい黄金色の光で満ちた広い大洞窟に出た。

 

・洞窟といってもあまりに広すぎて、上部の天上や向かい側の壁が遠くて見えなかった。0.25マイル(4百メートル)ほど向こうに平屋建てや二階建ての家並みで出来た町があった。もっとも“家”といっても屋根のない建物らしかったが、その町の丁度真ん中にチラチラ光る白い石の塔が立っていた。その塔には、頂上にピカピカきらめく水晶の丸天井がのっていた。

 

・その町の各街角から広い道路が走っており、その内の三本はずっと遠くで消えて亡くなるまで続いていた。ゼロンとセートンから一番近いところにある道路は、この大洞窟の側壁に向かって延びており、その壁の下でポツンと途切れていた。セートンがよく見ると、一番近い道路のところに何か動くものが見えた。それは三人のグループで側壁の方に向かって歩いていた。その人達は、セートンが今まで見てきた人々の中でも最も活気に満ちた人であった。身長は約5フート(150センチメートル)で衣服を身に着けておらず、皮膚の色は特有の青色をしており、丁度、ピカピカに磨いた金属のような皮膚であった

 

・彼らの皮膚の色も不思議なものだったが、最も不思議なのは、その顔だった。その容貌は鮮明でハッキリしており、堂々とした広い知性的な顔を持っていたが、その顔には目がひとつもなかった。両眼のあるべきところは滑らかな皮膚だけであった。彼らはセートンに何らの反感も反応も感じさせなかった。むしろ、セートンは、彼らから深い平和と調和の感じをうけるとともに、彼らから注がれる清い愛情が自分の琴線に触れたのを感じた。

 

 

 

『天空人伝承』

 (山岡徹・山岡由来)(たま出版)1999/12

 

 

 

<「サンダー・バード物語」>

・北米インディアンのクィラュト族に不測の災難が襲ってきて、異常気象が続き、食物となる魚や作物がとれなくなり、一族は連日のように餓死していった。このとき、一族の酋長が、彼らが名づけた「サンダー・バード」に救いを求めた。そうすると、空飛ぶ円盤が生きた鯨を運んでくれて、一族が救われたという伝説。

 

・神の仮面を脱ぎ、素顔を見せて、「私はお前たちと同じ人間だ」と語るサンダー・バード。

 

 アイヌの聖地を訪れた見知らぬ人

・1969年ごろ、北海道日高平取にあるアイヌの聖地「ハヨビラ」に、早朝、謎の人物が訪れた。当時、この場所は、UFO研究団体CBAインターナショナルによって鉄筋コンクリートオベリスク、モザイク大壁画、稲妻形パネル、三角池、同心円花壇、太陽のピラミッド、モルタル仕上げの空飛ぶ円盤のモデルなどが、団体の会員による奉仕工事で完成していた。

 

 

 

『大いなる秘密  爬虫類人レプティリアン)』

デーヴィッド・アイク 三交社  2000/8

 

 

 

<68光年の彼方から火星経由、地球にシュメール文明を打ち立てた金髪碧眼のアルデバラン星人>

・ドイツの研究者ヤン・ファン・ヘルシンクは、その著書『20世紀の秘密結社』のなかで、ヴリルとトゥーレの両秘密結社は、1919年12月ベルヒテスガーデン・ロッジで、マリア・オルシックとシグルンという二人の霊媒を通じて、異星人との交信を試みていた」と述べている。ヴリエウ・ソサイエティー関連の資料によると、それらの通信は、地球から68光年の距離にある牡牛座のアルデバラン太陽系の二つの惑星からなる「スメーラン」帝国とのあいだで行われていたという。

 

・同資料の説明を続けて紹介しよう。アルデバランの人々は、明確に二つのタイプに分けられているという。一つは光の神と呼ばれる金髪碧眼のアーリア支配種であり、もう一つは気候変動によって遺伝子的に劣化した、いく種かの亜人類である。5億年以上もの昔、アルデバラン太陽は、膨張とともに、すさまじい熱線を放射し始めた。そのため「劣等な種族」は、居住可能な他の惑星へと避難させられたという。そしてついに光の神アーリア人種も、母星からの退去を余儀なくされたのであった。このような経緯で我々の太陽系にやって来た彼らは、まず最初に惑星マローナを占領した。

  

・惑星マローナはマルドゥクという名でも知られており、ロシア人やローマ人はこの惑星をパエトンと呼んでいた。火星と木星の間、現在のアステロイド・ベルト軌道にあったとされるこの惑星は、古代シュメール人の言う惑星ティアマトに相当している。その後、金髪碧眼のアルデバラン星人は火星に植民し、続いて地球へと下りてシュメール文明を打ち立てた。・・・少なくともヴリル・ソサイエティーの人々はそう信じていた

  

・ヴリル・ソサイエティーチャネラーたちによると、シュメール語はアルデバラン星人の言語であり、その音は「不可解なドイツ語」のようであるという。そして、ドイツ語とシュメールーアルデバラン語は波長が同じであるとも彼らは信じていた。

 

・彼らのテーマはこうだ。金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)が火星より地球へとやって来て、古代伝説の神々(gods)となった。彼ら支配種は高度なシュメール文明の発祥にインスピレーションを与え、この地球に純粋な血流を植えつけた。以来このgodsは、地下都市から地上の人類をコントロールし続けている。

 

・しかし、一つ言い忘れていることがある。それは、アーリア人のなかにはレプティリアンの血流が潜んでいるという事実だ。ブラザーフッド内部の者から聞いた話だが、レプティリアンは金髪碧眼の人間の血を必要としており、アーリア支配種の純粋性を維持するというナチスの教義はそのためのものであったという。

  

・トゥーレ協会の名は、伝説の都市ウルティマ・トゥーレに由来している。このウルティマ・トゥーレは、アルデバラン太陽系からやって来たアーリア人が最初に、入植したという北方の大陸、ヒュペルボーリアにあったと言われている。

  さらにまた、このヒュペルボーリアは、アトランティスやレムリア(ムー)よりもずっと以前の大陸だったとも、アトランティスそれ自体であったとも言われている。はたまた地球の内部にあったという説すらある。

  

 ■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

 

(2024/7/16)

 

 

・「小食」や「断食」や「ウォーキング」、「歩くこと」、「呼吸法」が健康に良いという本が、以前から多く出版されています。

最近では、新版『空腹こそ最強のクスリ』16時間断食であなたの体がよみがえる 青木厚   アスコム 2024/3/28が売れているようです。40万部突破のベストセラーだそうです。

 

 現代人は、肥満で悩まされ、癌、心疾患、脳血管疾患などの国民三大病の脅威がありますので、「健康願望」にとりつかれて、「健康維持本」や「運動による健康維持本」が売れているようです。

ヨガやダンス体操、エアロビクスや水泳、体操やジム、気功等の街中の教室も多いようです。かなりの人々が健康のために、それらを利用しているといわれます。

 

「断食道場」もあるようです。

ダイエットを実践している人も多いようです。ところで“暖衣飽食”と反対の状態が健康にいいとは皮肉なことで、過酷だった人類の進化を示しているようです。

この本『空腹が人を健康にする』の著者は、「これまでも仏教の“断食”やイスラム教の“ラマダン”に見られるように、飽食状態よりも小食であるほうが長生きすることが経験的にわかっていました」、「この遺伝子は、空腹状態におかれたとき、人間の体内に存在している50兆の細胞の中にある遺伝子をすべてスキャンして、壊れたり傷ついたりしている遺伝子を修復してくれる、ということが明らかになりました」、「牛や豚などの恒温動物の脂肪は、室温ではラードとなって固まってしまいます。そうした固まりやすい脂を摂ると、体内の血管の中でかたまりとなり、動脈硬化を起こすもとになってしまいます」、「それを払拭してくれたのが、近年発見された「延命(長寿)遺伝子」です。あらゆる動物実験で、食事の量を4割減らしたほうが、1.5倍長生きすることが証明されたのです」と述べています。

 

・昔は「栄養失調」で死亡することもありましたが、豊かな時代になると「飽食」の肥満に悩まされています。肥満によって、人間の体がそれに適応するように「糖尿病」とかの様々な「習慣病」という病気の反応を示しているといいます。供給側が需要側よりも多いので、飽食社会になっています。常に人間は社会風潮に染まります。

 

おいしい食事よりも健康な食事を試行しなければならないようです。白いもの「砂糖や塩」を控えて、スイーツや肉を控えめにしなければならないようです。街中で提供される食事では、味の濃くて、「砂糖や塩が多くて、肉類・酒類」が豊富に提供されているようです。

「三日坊主」という言葉がありますが、なかなか「1日1食」への習慣へ移行するのは難しいようです。とにかく街中全体が、おいしいものの飽食の時代に対応しています。ましてや「食べ放題」「飲み放題」の店も増えています。そして「和食ブーム」「グルメブーム」「焼肉ブーム」「ラーメンブーム」とメディアも煽ります。外国人観光客のグルメ狙い客も増えています。小食派は、マイノリティです。

ちなみに、飲食店ビジネスは新型コロナのパンデミックで大きな影響を受けました。焼き肉店も閉店が増えているそうです。

 

しかしながら「肥満は万病の元」ともいわれ、医者からは頻繁に警告をうけるようです。適度な運動と菜食と小食、“断食”等で長寿を狙いたいものです。

また“働くこと”や“ボランティア活動”、ウォーキングやスポーツ、観光旅行で、体を動かすことも重要です。高齢者は社会との関わりが少なくなりますので、社会とのつながりを持つことも必要のようです。高齢者は、外に出て「体を動かす」時間を延ばす必要があるそうです。

肥満はストレスの多い社会に対する“体の反応”だともいわれます。

小食を実践して長寿を実現できれば幸いです

 

 

 

 

(2018/5/28)

 

 

・今の時代、難病・奇病が増えています。現代医学でも原因や治療法が分からないというのです。ガンや心臓疾患、肺炎、脳血管疾患で死ぬ人びとも多いようです。医薬品や手術でも治らないので、ラースト・リゾート(最後の手段)としてファスティングが注目されているようです。ヨガでもファスティングが普通のようです。それぞれの人が、自分の健康法や美容法を実践していると指摘されています。どちらかというと女性のほうが、健康法に敏感のようです。今の時代、子供の貧困から「子供食堂」の問題もでてきていますし、逆に「子供の肥満」の問題もあります。両極端の現象となって社会に出てくるようです。格差の時代ですから、極端に現象がでてくるようです世界中に両極端の社会現象が起きていると指摘されています。「栄養学」や「健康」についても学説が種々あり、学者により大きく見解が違っていますので、注意が必要のようです。

 

アメリカのように肥満で悩む人が非常に多い国もあれば、飢餓で餓死する人もいる国もあります。国単位で大きな格差がついているネガティブな人類の近未来のようです。世界中の全ての難民を物理的に救えないと指摘されています。

 

・健康法は、現代人の最大の関心事になったようです。「体毒」がさまざまな病気の原因であり、ファスティングにより改善できるという話は、参考になるようです。やはり社会で活躍している人や芸能人は、さまざまな健康法を実践しているようです。持病を抱えている人は、ファスティングも試してみてはどうでしょうか。しかしながら、ファスティングでどこまで効果があるのでしょうか。保証はないですが、実践の価値があるのかもしれません。

 

amazonに「ヨガ」といれると3393件、「健康」といれると42914件、「断食」だと、1060件、「食べ物」だと6060件、「美容」だと11653件の本がわかります。現代人にとって、健康・美容は大きな関心事です。それで、それに関するビジネス・マーケットも非常に大きいもののようです。それにつれ、広告宣伝費も多額になっています。毎日の様に「美食」や「食」、「グルメ」のテレビ番組が大きな時間を占めているようです。

 

・『「医者いらず」の食べ物事典』(PHP文庫)のように、「医者が必要のない」状態にいたいものです。断食やヨガの効果もどの程度なのでしょうか。私たち一般人は、「実践者」ではないので、詳しくはわからないようです。断食でがんが治るのなら、がんで苦しんでいる人は誰でも、試してみたいものでしょうか。敗戦後の食糧不足の時代と違って、飽食や美食の現代では、「美味しいもの」とか、「健康によいもの」が求められています。特に健康を害している人は、健康食や栄養になるものを探します。美食から素食へ人びとの関心が移行しているようです。健康第一の思想が徹底しています。

 

・私たち一般人は、現代のヨガのことは、よくしりません。インターネット情報によると、「第一生命経済研究所の調査によると、日本のヨガ人口は2004年時点では23万程度でしたが、2013年にヨガ人口が100万人を突破したとみられています。健康ヨガブームの影響もあり、2015年には350万人を超えるという予測もあります」とのこと。ヨガ教室も約6000個の教室が登録されているようです。「美容・ダイエット」から「スピリチュアルの充実」へと、ブームのようです。知る人ぞ知る世界のようです。薬でも治らないのなら、最後の手段として「断食」に頼る人も多いのでしょうか。

 

amazonに「船瀬俊介」といれますと221件の本が分かります。

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)によると、「船瀬 俊介(ふなせ しゅんすけ、1950年 - )は環境問題を専門とするジャーナリスト、評論家。 2009年6月6日に著書『知ってはいけない!?』が第18回日本トンデモ本大賞を受賞した」とのこと。

 

・異次元世界のアストラル界やエーテル界には都市が存在するといわれます。ヨガは、異星起源のようで、インドに伝えられたようです。ヨガとシャンバラなどの精神世界は結びついているようです。ヨガは、宇宙人の概念のようです。「瞑想」もあらゆる宗教で実践されているようです。現代では、健康法として発展してきますが、本来は、超能力や精神世界のアイデアと結びついているといわれます。

 

異世界の体験者は、古今東西絶えないそうです。シャンバラは、都市型の超巨大宇宙船だったともいわれます。おそらく、正確に分かりませんが人類に数十万年(?)も進化しているシリウス星人のものなのでしょうか?数十億年とか、永劫の時間のようです。

 

・このような本(『シャンバラからの超レッスン』)は荒唐無稽な内容が多いそうですが、面白い「読み物」として読めばよいのでしょう。内容が「理解不能」という方も多いのでしょうか。「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」という理解の仕方もあるようです。「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」ともいわれます。アンドロメダ星雲からも異星人が来ているようです。「アセンディド・マスター(高級教師)がガーディアンより、さらに進化した霊的存在の生命体。7人存在し、7色の虹のように輝いている」そうです。アセンディッド・マスターのコンタクティやチャネラーがいるのでしょうか。アセンディッド・マスターのクラスは、シリウスやリラ、プレアデス等の重要な場所にニルヴァーナ(涅槃・天国)から瞬時に移動できるそうです。

 

・シャンバラは異次元に突入した都市型の超巨大宇宙母船のようですが、時空を超えた異次元では「極大を極めれば、極小になる」ということですから、アストラル・トリップでもすればシャンバラに容易に行けるのかもしれません。「夢の中でアストラル・トリップをしてクリスタル・シティでキリストに会った」という欧米のチャネラーが多いそうです。「ペガサス」という著者の同様な本は、他にヒカルランド社から『アセンションへの超導き 不可視の王国<<アストラル界>>へ行こう』、『アセンション・ゲームの手引き書 ドリームランド<<地球>>へ行こう』、『アンドロメダ発!宇宙系自己啓発書』等数冊、出版されています。

 

・リラ星人の超物理学に「極大を極めれば、極小になる。極小を極めれば極大になる」というのがあるそうです。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」もアメリカでは盛んのようですが、エイリアンの超テクノロジーは現代の普通の科学者にとっては理解不能のようです。現代の「天動説」が幅を利かしているそうです。しかし、「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」によって、地球製の恒星間飛行技術を持った宇宙船が出来ているのでしょうか。宇宙人情報は国家安全保障上の最高機密(トップ・シークレット)の数段階上の厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いのため、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。

 

ある雑誌に載っていましたが、「現在のアメリカでは著述業だけで飯が食えるのは300人くらいだ」そうです。それを見たときは、「やけに少ない数字だな」と思いました。アメリカでは、街中の書店が、どんどん消えていっているようです。同様に日本でも書店は減り続けているそうです。私たち一般人には、出版業界の実情については詳しくは知りません。特定のベストセラー作家が出にくくなっているのでしょうか。「出版業は資本主義になじまない」そうですが。インターネットの情報があまりにも膨大なので、私たち一般人には、到底、把握できません。また、一般の書籍の内容を上回るものもインターネット情報にはあるそうです。インターネットを見ていると新聞を見ることも忘れることもあります。人びとの時間の配分が、インターネット情報を読む時間に偏るといわれます。

 

「全国で2万数千軒あった書店数は、いまや1万5000軒程度まで激減した」そうです。「小説の出版はビジネスとしては終わっている」ともいわれます。小説を買って読む人が減っているのでしょうか。面白い小説も少なくなっているそうです。誰でも素人小説家になりブログに大量に書いているからなのでしょうか。ブログも膨大で見る方が大変です。日本では書店での「雑誌」の販売状況が重要のようです。電子書籍が、様々な面で特に米国や先進国において出版業に影響を与えているようです。Amazonなどの通信販売のディスカウントで町の書店は、消えていっているそうです。通信販売では、古本が格安で豊富に手に入るからのようです。インターネットで古本を探すのも大変便利になりました。

 

・インターネット情報によると、「日本の出版販売額は、1997年の2兆6563億円がピークで、その後は下がり続け、2013年はとうとう1兆7000億円を下回った。これで市場は、ピーク時の5分の3程度にまで縮小したことになる」そうです。情報化の時代に、驚きの変化です。人口の減少現象もこれからはひどくなってきます。インターネットによる情報量が膨大に伸びていますので、「本を書店で買って読む」という読書習慣が大きく変化しているようです。将来はテレビを見るよりもインターネットで好みの「動画」を見る時間が多くなるようです。本を買って読むよりは、インターネットを見ている時間が増えています。ところでインターネット・ビジネスの動きは、早すぎて分からないことが多いようです。産業や職業が世界的に大きく変化してきているのが窺われます。膨大な文字情報や映像情報があふれるインターネットの影響で、職業作家が成り立つのが難しい時代になりつつあるようです。社会全体の「価格破壊」の勢いで、容易にデフレ傾向はなくならないそうです。金融政策だけではデフレ傾向は克服できないと指摘されています。

 

・「ホワイトブラザーフッド(白色同胞団)」と「闇の同胞団」という語は、宇宙人の物語にはよく出てくるようです。「闇の同胞団』も悪の勢力と単純に割り切れないようです。いわゆる聖書の言う「神と悪魔の戦い」なのでしょうか。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。「オリオン大戦」やスター・ウォーズの原因や結果も詳しくは分からないそうです。「一万年以上前のベテルギウス(オリオン座の恒星)星人の容姿は現在の「エンジェル」とほぼ同じであったらしい。彼らは、背が高く金髪碧眼だった」ようです。金髪碧眼のウンモ星人は、ヨーロッパで同化している異星人として知られています。金髪碧眼のノルディックと金髪碧眼のアルデバラン星人がよく混同されるそうです。

 

・「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」といわれます。「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」という“異人”はオリオン星人だったようです。異人も昔からさまざまな人間社会との繋がりがあるようですが、詳しくは分かりません。「異人」情報は、昔から警察のごく一部が握っていたのかもしれません。柳田国男は当時の警察の「異人」の情報を調べなかったようです。日本でも、ホワイトブラザーフッド(白色同胞団)の神人やサンジェルマン伯爵のコンタクティやチャネラーがいるそうで、驚きです。真偽はともかく、与太話として片づけられない話のようです。

 

・「神々や天使、堕天使が、ワンダラー(転生)やウォークイン(憑依)など、さまざまな形態で、昔から人間の姿を装い地上を徘徊している」といわれます。また「神々や進化した宇宙人(天使)は、背後霊や守護霊となり人間に憑依している」ので誰も分からないそうです。「神々は憑依などで市井のひととなり普通の生活をしているので誰も識別できない」ともいわれます。

 

amazonに「松原照子」といれますと36件の本がでてきます。最近の本は『心を整えて幸せを呼ぶ64の方法』『「不思議な世界の方々」から教わった予知能力を高める法』があります。ブラヴァツキー夫人やクート・フーミ大師とコンタクトしているという不思議な方のようです。

 

インドで発達した(幽体や霊体における)ヨガは、昔、アキヤシヤの空間に入っていくための手段であったようですが、現在は、それ自体が忘却されているようです。しかし、「都内にもインドのヨガ教室はあちこちにある」そうです。現代物理学も非常に細かい粒子のエーテルの秘密を解くことができないでいるようです。リラ星人は人類に3万年進化しているそうです。リラ星人のエロヒムが「人間を実験室で創った」といわれます。またリラ星人エロヒムのコンタクティであるフランスのクロード・ボリロン・ラエルによると遺伝子操作による「不死の惑星」に行ってきたそうです。

 

・オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。ですから、あまりに進化しており、現代の科学者には超テクノロジーが理解できないようです。米国はリバース・エンジニアリング(逆工学)に力を入れており、ロシアやイスラエルもエイリアンとコンタクトがあるそうです。「ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と交わしてタウ人を追い払ったと考えられている」とも伝えられています「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。いろいろと宇宙人が存在し、「その彼らは地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」といわれます。またエリア51白鳥座61番星の異星人とコンタクトしていた日本人科学者もいたといわれます。

 

・ラージノーズ・グレイといえば、西洋の御伽噺にでてくる「大きな鉤鼻の黒いマントの魔法使い」のイメージを連想させます。「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)」がエリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。「宇宙人“グレイ”の故郷もベテルギウス(オリオン座の恒星)なのだ」そうです。

 

・「小柄なグレイの後に金髪碧眼のノルディックという異星人やオレンジといわれる人間タイプの宇宙人が来て、その後に東洋人タイプが来た」という情報以外に日本で公開されるリークの話はないようです。第2次世界大戦後、宇宙連合が米国政府とコンタクトしたようなのです。東洋人タイプには日本関係する神々(異星人)も混じっていたのかもしれません。

 

・しかしながら、この分野では、関係者の情報のリークが今後ともあるように思われます。このような話は、全てが荒唐無稽な話ばかりとはいえないところに不気味さがあります。なお、ベテルギウスは、「オリオン座のα(アルファ)星。冬の空に輝く赤色の超巨星で、0.4~1.3等に変光する。距離500光年。和名、平家星」です。「あなたはプレアデスの鎖を結ぶことができるか。オリオンの綱を解くことができるか」(旧約聖書ヨブ記38章31節)という謎の言葉がありますが、私たち一般人には、訳の分からない話だそうです。米国では異星人に関して様々なリーク話があったようです。「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」という情報にも驚愕します。

 

・「地下都市」は、異次元の亜空間に浮かぶ「都市型の超巨大な宇宙船」のことなのかもしれません。「シャスタ山の地下約3キロ余りにある地下都市テロス」とは異次元にある都市なのでしょうか。異次元の都市を地下都市と言っているのでしょうか。「アストラル界にもアストラルの惑星がたくさんあり、アストラル界またはアストラル次元と呼ばれる世界を構成している」そうです。「アストラル界はとても巨大です。ここに存在する全ての世界からおよそ600億人の人間タイプの生物が集まっているといわれる」そうです。シャンバラは異次元に突入した都市型の超巨大宇宙母船なのかもしれません。異星人の進化に応じて、上位の次元に行ける宇宙船のテクノロジーを持っているようです。

 

・「地下にある」というのを「異次元にある」と解釈すれば、理解がつくのではないのでしょうか。異星人は、見かけ以上に、実際の年齢が老けている場合が多いそうです。人間タイプの異星人の場合は、外見上20歳に見えても、実際は200歳以上だったりするとプレアデス異星人の例では、説明がなされているようです。遺伝子の操作による「不死の惑星」もあるようです。プレアデス人は古代リラ星人の末裔といわれます。プレアデス星人は人類に6000年進化している種族ですが、人類に近く神でも天使のような宇宙人でもありません。プレアデス人は人間に最も近い宇宙人種族であると指摘されています。「プレアデス的統制はオコツトの言葉通りオリオン的統制として変態を起こし、新しい知の体系を私達にもたらしてくれることになるだろう」ともいわれます。

 

 ・ディクホフの『アガルタ(虹の都)』という書籍は、アガルタ関連の本では、特異な内容を持つといわれているようです。原著は、1951年に出版されました。火星霊人や金髪蛇人も異次元でそれぞれ一層、格段に進化していったようです。異星人は進化の速度が早いようなのです。またそれぞれ人間化しており、異次元から人類を操作・管理しているともいわれています。アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。とにかく異星人は宇宙連合としてまとまって動いているようです。火星や金星の異次元に壮大な文明の都市があるそうです。サナンダは神智学ではサナト・クマーラより上位の存在として「沈黙の監視者」と呼ばれています。「キリストの転生歴を持つ金星のマスター(長老)、サナンダと宇宙母船上で会見したという日本人がいた」そうで驚きます。

 

・アシュター(銀河連合の総司令官と呼ばれる存在)という存在がよく米国のスピリチュアルな本で言及されます。アシュター・コマンドというのは、現在、地球周辺の宇宙空間に滞空しているUFO艦隊の司令官アシュターならびに、主サナンダ・クマラという霊的な導きの下に存在する「光の偉大なる聖職者団(グレート・ブラザー/シスターフッド)の空挺部隊のことだそうです。かつてイエスであった存在は現在「サナンダ」と名乗っており、アシュタールとともに彼の宇宙船に住んでいるともいわれます。

 

・「火星人」と「金星人」という名前は昔から馴染みがありますが、近年では、シリウス星人とかオリオン星人とかの具体的な星座や惑星の名前に変ったようです。目に見える金星や火星は、砂漠の様なイメージですが、探査衛星が、さまざまな人工遺物を撮影してきているという説や写真もあるようです。空飛ぶ円盤で目に見える形で異星人が来るケースと、目に見えない霊体や幽霊の形で異次元から観察しているケースがあるようです。幽霊や霊人は昔から存在するようですが、誰も認識できないそうです。火星霊人と金星蛇人の対立・戦争があったともいわれています。「火星や金星の異次元に都市があり壮大な異星人の文明がある」といわれます。

 

・常に対立する二種類の宇宙人が存在し、それが進化を促すというルシファーの論理でしょうか。「ネガティブな宇宙人」と「ポジティブな宇宙人」の存在と対立があり、常に競争によって進化がすすむようです。ディクホフは、この本をある隠れた啓示に従って書いたそうですが、その内容はかなり破天荒で、SF風な印象を与えるようです。

 

・金星蛇人とは、SF的なようですが、爬虫類的異星人(レプティリアン)がかなり進化しているようです。最近では、火星霊人とか金星蛇人とかの言葉は使わなくなったようです。爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間化してイタリアのクラリオン星人のコンタクティ、マオリッツオ・カヴァーロによると「人間タイプは知性的な顔をしている」そうです。爬虫類的異星人(レプティリアン)の地球人化のイルミナティが地球の管理をしているともいわれております。「イルミナティは宇宙人の集団なので強力なのだ」ともいわれます。イルミナティの空飛ぶ円盤はタイム・トラベルができ、「米軍の将軍が同乗していた」ともいわれます。「イルミナティ・エージェントが第三次世界大戦を引き起こす」という不気味な予言もあるようです。「そして彼らとは、古代の爬虫類で、あなた方の祖先であり、親戚なのです。爬虫類人は、男と女、男神と女神というコントロールの仕組みに基づいた宗教を編み出したのである。男神はニムロデ、女神はセミラミスと名付けられた。この二神は、半分爬虫類人で半分人間であるように描かれた。その容姿は人間を怖がらせて服従させるようにデザインされた。ニムロデとセミラミスは、やがてエジプトのオシリスとイシスとなり、ギリシャのアポロとアテナとなり、他のさまざまな神々となっていった。いずれも男女、男神女神のテーマは共通していた」と語られています。

 

・まるで昔に日本でも放映された米国の連続テレビ映画「ビクター」のような内容です。「ビクター」という映画は、爬虫類的異星人(レプティリアン)の人間化したものを描いていました。善神と魔神の対立抗争は、宇宙戦争の中心テーマで、伝説、神話などで記録されております。人肉食の鬼、宇宙人の話もあったようです。

 

・青色人の伝承は、インドの絵図に見られる青色の肌の神々と関連するのでしょうか。白人、黄人、青人、赤人、黒人という超太古には5色人と呼ばれた種族が存在したようです。シャンバラは異次元に突入した都市型の超大型母船のようです。地下都市というのは低層4次元とかの異次元のイメージのようです。虚空にシャンデリアのように輝く都市規模の宇宙母船を見たとカナダのコンタクティが報告しているそうです。そのクリスタル宇宙船は、現在「地上の平和」号と命名されていて、我々の太陽系の惑星間のヒエラルキーの最高の旗艦だそうです。

 

・国内のUFO研究家、研究グループも多いようですが、詳しくは調べておりませんが、さまざまな活動をしているようです。米国の連続テレビ映画「スタートレック」は、SF映画ですが、「全部が空想の産物」とはいえない番組だそうで、リアルな話もあるそうです。膨大な数のUFO関連の洋書を読むとかなりのことがわかるそうですが、私たち一般人は、その時間がありません。

 

・第2次世界大戦後、米国に飛来した金髪碧眼のノルディックと小柄なグレイは、金髪碧眼のアーリア支配種と遺伝子的に劣化した、いく種かの亜人類でしょうか。リークされた情報によると金髪碧眼のノルディックはプレアデス星人だそうですが、いろいろと説があるようです。

 

・『厳秘』(アバブ・トップシークレット)扱いのため、人間タイプの宇宙人の情報は、米国のマスコミでもつかめないようです。人間タイプの異星人は、テレビ映画のように昔から米軍関係者に交じっていたという話もあるそうです。

 

・グレイにはいろいろと種類があるようです。「1、(ビーガン)と呼ばれるシリウスA人の遺伝子から作られたグレイ。2、(ゼータ・レティクリ1)地球人監視のためにリゲル人が作ったグレイ。3、(ゼータ・レティクリ2)このグレイは遺伝子操作で作られた爬虫類人への奉仕階級のメンバーがいる」とのこと。「進化した宇宙人は人間の肉体や精神体に憑依するので誰にも分からない」ともいわれます。進化した異星人は、遺伝子操作などでバイオ・ロボットを作れる超テクノロジーを持っているようです。

 

・フランスのリラ星人のコンタクティ、クロード・ボリロン・ラエルによると「リラ星人のエロヒムが実験室で人間を創った」そうです。サタン(悪魔)といわれるリラ星人は無神論者のようです。リラ星人も人類の源流ともいわれ謎の多い宇宙人種族のようです。「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。ルシファーは堕天使の長であるサタンの別名であり、魔王サタンの堕落前の天使としての呼称であるともいわれます。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」と指摘されています。

 

 

 

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・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ

日本は津波による大きな被害をうけるだろう

・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・

「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」

「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」

「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」

「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」

「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」

イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのだろうか」「フリーメーソンとは、“現在、世界で信仰されているいずれの宗教より古い”教団となるのだろうか」

国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」

「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」

「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

シリウス星人の故郷である天体イジュニュは、もっと高い周波数で共振する6次元の天体であり、地球の宇宙と同時に存在するパラレル・ユニバースに存在するのだろうか」

 

グーグルのブロガー(多言語翻訳)にも書いています→UFOパラレル・ワールド

 

  

情報筋によると、それが空飛ぶ円盤、最新鋭のUFO型・反重力戦闘機だそうだ。反重力装置もすでに実現していると言われ、いつ公開されるかが焦点となっている。(4)

 

『世界史と西洋占星術

ニコラス・キャンピオン  柏書房   2012/8/1

 

 

 

19世紀  神智学的啓蒙主義

・アリス・ベイリーは、教会の日曜学校で教師をしていて、後に熱心な神智学者となった。彼女の関心の多くは、シュタイナーと共通するものである。彼女はまた、シュタイナーと同じ秘教主義のキリスト教徒であり、スコットランドからアメリカ合衆国に移った後、神智学協会でその名を知られるようになった。彼女は、やがて、ブラヴァツキー夫人に秘伝の教理を伝えたとされる「アセンションした指導者たち」なる神秘的な存在と、自分もコンタクトをとることができると主張し、それが一因で人々の反感を買うようになってしまう。ベイリー御用達のスピリチュアルな指導者(導師)とは、通称「チベット人」といわれ、占星術的な黙想や、その書き物の大半を彼女に口述筆記させる存在だった。

 

・しかしながら、ブラヴァツキーを研究することに一生を捧げ、ベイリーに語りかける導師たちのささやきをそれまで一言も聞いたことがなかった神智学者たちにとって、彼女の主張は、我慢ならないものだった。そこで、ベイリーは、潔く静かに協会から離れ、今度はアルカン学派という新学派を、自ら始めたのだった。その出身者には、著名なイタリアの精神科医で、精神統合の礎を築いたロベルト・アサジリオ(1888-1974)や、20世紀もっとも大きな影響を与えたアメリカの占星術師、ディーン・ルディア(1895-1985)がいる。

 

・ベイリーの占星術も、シュタイナーに匹敵するくらい独特である。例えばそれは、月を「死んでいる」ととらえ、何の有効性も見出さない。また、「ヴァルカン」のような、実在しない架空の惑星の存在を前提とし、霊的な存在の水準を示す「レイ(光線)」をもちいる。彼女の占星術は、その厳密さゆえ、それを受け継ぐ者はほとんどいなかった。こうした彼女の占星学よりも重要なのは、彼女が、水瓶座時代――そして、ニュ―エイジ――の本質、そして、それが切迫したものであることを、繰り返し雄弁に説明し続けたことによってもたらされた、占星術世界全体への影響である。

 

・ベイリーは、シュタイナーと同じく、地球規模の危機が目前に迫っている、というような、終末論的な占星術の考え方に深く傾倒していた。そして、「水瓶座」の同義語として「ニューエイジ」という言葉が人口に膾炙するようになったのは、彼女のお蔭である。彼女にとって「水瓶座時代」と「ニューエイジ」というふたつの言葉の概念は、同一のものだった。

 

春分に、水瓶座の星座の星から太陽が昇り――それは20世紀の終わり頃だろうと彼女は考えていた――ニューエイジ(新しい時代)が幕開ける。そうして、世界は、純粋なる霊へと回帰し始めるのだ。彼女は、心からそう信じていた。彼女はいつもの漠然とした調子でこう書いている。「人類が、その《意志をひとつにすること》によって、世界の状況に決定的な影響を与える時が刻々と迫っています。このことは、進化の過程が成功し、精神が開花することの帰結なのです」と。

 

 

 

『トランス・ヒマラヤ密教入門』3巻 意識の変化

アリス・A・ベイリー   (アルテ)  2008/9

 

 

 

ディヴァチャン(天国)

・ディヴァチャン。低位様相からの分離に後に魂が入る、二つの地上生活の合間の中間状態。

 

・濃密な肉体とエーテル体から完全に分離した瞬間から、そして過去の過程が始まったとき、人は過去と現在を認識している。また、除去が完了した魂との接触が生じ、マナス媒体が崩壊するとき、人は直ちに未来を認識する。なぜなら、予言能力は魂意識の財産であり。人間は一時的にこの財産を共有するからである。したがって、過去と現在と未来は一つのものとして見られる。「永遠の今」の認識が、転生から転生へと連結する再生誕の過程の間に徐々に発達する。これがディヴァチャンと呼ぶことができる(進歩した人間の正常な状態を特徴づける)意識状態である。

 

敷居の住者

・弟子が生命の門に近づくまで、敷居の住者がイリュージョンとグラマーの霧の中から現われることはない。弟子がイニシエーションの入口の微かなきらめきとその扉の側で待ち構える臨在の天使に体現される二重性の原理を把握できるようになる。現在のところ、私の言葉はあなた方にとって将来の状態と出来事を象徴的に表現しているだけであるが、右側に天使、左側に住者で表わされる、相反する対をなすものの象徴の間に完全に意識して立つ日が必ず訪れる。そのときに、あなた方の人生の場が長きにわたって戦ってきたこの二人の対立者の間を真っ直ぐに突き進む強さがあなた方に与えられますように。そして、この二人が一人として見られる臨在へと入り、生命と神性しか知らなくなりますように。

 

 

 

『「宇宙人と地球」の超真相!』 

工学博士 深野一幸  (徳間書店)   1997/10

 

 

 

オスカー・マゴッチの「深宇宙探訪記」の分析(宇宙の霊的存在)

・「宇宙の霊的存在」 肉体を持たない様々な意識体(霊的生命体)を、マゴッチの情報で分類してみると。

 

1、 ガーディアン(守護神)―昔、人間であったが、霊的に進化し、霊的存在となった。人間世界の指導をしている。

 

2、 アセンディド・マスター(高級教師)ガーディアンより、さらに進化した霊的存在の生命体。7人存在し、7色の虹のように輝いている。第7密度であり。7次元にいる。

 

3、 創造主(偉大な潜在界)さらに上位には、金白色のとてつもなく大きな光で全てを包含する存在がある。グレート・マニフェスト(偉大な潜在界)と呼ばれている。神・宇宙意識などとも呼ばれる。

 

4、 コズミック・トラベラー(宇宙の旅人)-ガーディアン委員会の下で、ガーディアン委員会の特命事項を遂行する宇宙人。ガーディアン委員会の代理人であり、実行部隊の隊長である。5次元(第5等級)に存在する。肉体を持った人間になったり、目に見えない透明な人間になったりすることができる。宇宙人のクェンチンは、コズミック・トラベラーの一人である。

 

・その下に肉体を持ち進化した宇宙人(人間)がいる。肉体を持つが、地球人の目には見えない。3次元及び4次元に住む。地球人は、波動が低い3次元世界に住む。霊的に向上すると波動が上がり、レベルが上がる仕組みになっている。

 

 

 

『世界不思議大全』

 泉保也 GAKKEN   2004/6

 

 

 

パリの「薔薇十字団」

完全なる世界の創造を目指した超人集団の謎

・あらゆる魔術的叡智を体得し霊眼を開く

 

・人間の姿をとって物質界に現れた高次の霊的存在のローゼンクロイツ

 

パリが興奮し時代の英傑が入団を希望した薔薇十字団

目に見える姿と目に見えない姿で、当市内に存在している

・団員は天の周辺に住む神的な一団である。彼らは、分身の術を備えていて、意のままに姿を変えて現れることができる。また彼らは、自分の望む場所に移動することもできる。その他、団員は占星術によって地震を予知したり、都市の疫病の流行を遅らせたり、空中を歩いたり、どんな病気でも治すことができる。

 

・ヨーロッパ世界には、そうした超能力を持つミステリアスな人物に出会ったという説が無数に残っているのだ。

 

・17世紀の前半期、ヨーロッパに大旋風を巻き起こした薔薇十字団は、1648年頃、再び忽然とその姿を消してしまう。

 

 <●●インターネット情報から●●>

 

14歳のときには、小人乗員が地上での重労働に使っている毛むくじゃらのビッグフットにさらわれたという

 

彼らは子種を得るために誘拐されたのか。交配実験であるなら、その目的はいったい何なのだろう。

 アブダクション事件のなかには、子供のころから長い年月にわたって何度も誘拐されたケースも存在する。被害者たちはUFOに連れ込まれては繰り返し検査を受け、組織サンプルを採取されているという。その典型例が、カナダのジャック・Tのケース。記憶の欠落を感じていた彼は、催眠療法により1957年の2歳のころから誘拐されていたことを思い出した。10歳になるころには友達とともに拉致されて全身を機械でなでまわされ、14歳のときには、小人乗員が地上での重労働に使っている毛むくじゃらのビッグフットにさらわれたという。さらに16歳のときは、バンド仲間とともに誘拐され、巨大な機械についた装置で全身をチェックされて、各部のサンプル採取も行われたということだ。

 

不気味なことに、アメリカには同じ年に生まれた人々が、同じころに繰り返し誘拐されたケースもある。有名なUFO研究家のバッド・ホプキンズとテッド・ブローチャーが、催眠治療の専門家アフロダイティ・クレーマー博士とともに行った調査で明らかにされたものだ。1943年生まれの4人が、1950年と1960年前後にUFOと遭遇。生体検査を受け、サンプル採取をされたらしく、体には原因不明の傷が残っている。4人とも知性と才能に恵まれ、地位もある人々であり、異星人に選ばれて定期検査を受けていたと見られている。

 

また、アメリカでは親子3代にわたり、何度も誘拐されたというケースまで報告されている。娘は12歳のときから5回も大きい小人に誘拐され、サンプル採取をされたことを催眠治療で思い出した。母親も娘と同じくサンプル採取の跡と見られる傷があり、娘が生んだ子も真夜中に小人の訪問を受けたという。

異星人たちは特定の人間にターゲットを定め、定期検査とサンプル採取を行っているのだろうか。長期的で壮大な計画の存在がうかがわれる。

 

 

 

『戦慄のUFO&宇宙人ミステリー99』

悪魔の協定か?ダルシー人体実験 エリア51のエイリアン

地球内部の異星人基地 フリーメイソンNASAの陰謀

監修 南山宏  双葉社  2010/7/14

 

 

 

地下の秘密実験場 戦慄のラザー証言 アメリカ合衆国1980年代~

・米政府およびエリア51が存在しているかどうかという問いにすら、これまで無言を貫いてきた。しかし、エリア51という区域が確かにあり、そこでUFO開発が行われているという証言者が登場した。それも自身がその作業に従事したという内部告発者が出てきたのだ。それがロバート・ラザーである。

 ラザーによるとエリア51内にはタイプの異なるUFOが9機保管され、彼自身は墜落UFOを地球上にある材料だけで復元させるプロジェクトの一員だったという。参画したのは1987年など、詳細を極めた告発内容だった。ラザーはUFOをエリア51内で扱っただけではなく、乗員だった異星人の写真や資料も確認したと発言。驚くべき証言者として話題を呼ぶこととなった。

 

グレイと接触した第2の内部告発者  アメリカ合衆国/2004年

・その代わり、バーリッシュはテレビ出演や新聞雑誌等のインタビューに応じ、エリア51でどんな研究をしていたのかを具体的に述べている。その驚くべき内容は、エイリアンの体組織を分析するというもの。低温窒素ガスが充満する無菌室で、バーリッシュはグレイ系の特徴を持つエイリアンから、定期的に腕の組織を採取し続けたというのだ。その組織のサンプルは100例以上にのぼり、目的は、グレイ系エイリアンが地上で悩まされていた抹消神経障害の治療法を開発することだったという。

 

グレイ流出ビデオとエリア52の真実  アメリカ合衆国/1997年

・肌はグレイではなくベージュ色。大きな黒眼と球形の頭部はいかにもエイリアン風である。画面の下にDNI/27という表記が日付とともに映っているが、DNIとはエリア51を管轄している海軍情報部の頭文字と一致する。これもビデオの信憑性の裏づけといわれ、エリア51の地下にある、エイリアン隔離用の特別室で撮影されたものと見られている。

 

・エリア52の場所は、UFO研究家の間でも意見が分かれている。無論、米政府がエリア52の存在を認めるわけもなく、エリア51近くのトノパ実験場が有力だといわれている。

 

土星の環は宇宙人の加工物!?  宇宙/2007年12月

・どうやらいちばん外側のAリングの末端部分に何らかの強烈なエネルギー流れがあること、色調が出し抜けに変化する境目の空間に巨大な葉巻型の構造物が浮かんでいるらしいことを発見したのだ。全長3万6000キロはあろうかというとてつもない超巨大サイズのUFOである。リングにはこうした葉巻型の超巨大UFOが、少なくとも他に3機ひそんでいることもわかった。

 

太陽に潜むソーラー・クルーザーとは? 宇宙/2001年8月~

・太陽活動がもっとも盛んな極大期は猛烈な磁気嵐が降り注ぐ、そうした宇宙空間を悠然と航行している様子が世界中の天文マニアによって確認されている。三角形や翼のあるタイプも発見されている。

 

・そもそもソーラー・クルーザーは観測結果から推測すると全長50キロにもなる巨大構造物だということがわかっている。にもかかわらず、その存在理由はまったく説明がつかないのだ。

 

何度も誘拐の理由は定期検査なのか? カナダ、アメリカ合衆国/1950年~

・その典型例が、カナダのジャック・Tのケース。記憶の欠落を感じていた 彼は、催眠療法により1957年の2歳のころから誘拐されていたことを思い出した。10歳になるころには友達とともに拉致されて全身を機械でなでまわされ、14歳のときには、小人乗員が地上での重労働に使っている毛むくじゃらのビッグフットにさらわれたという。さらに16歳のときは、バンド仲間とともに誘拐され、巨大な機械についた装置で全身をチェックされて、各部のサンプル採取も行われたということだ。

 

大統領が異星人と交わした密約 1954年~

・エイリアンとの密約の内容が詳細に記されたMJ12「アクエリアス文書」を読んだと、1988年に暴露した関係者も現れた。それがミルトン・クーパーである。元海軍の情報部員だったクーパーは、MJ12がアイゼンハワーによって創設されたこと、生きたエイリアンの写真が添付された資料に目を通した経験などを赤裸々に告白。密約を交わしたのは、大きな鼻が特徴のラージノーズ・グレイであることまで暴露した。MJ12絡みで爆弾発言を連発したクーパーだが、2001年納税拒否の逮捕時に、撃ち合いになり警察に射殺されてこの世を去ってしまった。政府の巧妙な口封じだったのだろうか?

 

異星人2000人が住むダルシー基地 1954年~

・秘密基地は少なくとも地下7階まであり、下の階ほど厳重に警備され、遺伝子工学やマインドコントロール実験などが行われているという。基地にいる異星人は4種族で、オリオン座のドラコ星系出身の白くて有翼のドラコ族が支配階級、同じレプトイド(爬虫類人)だが、地球の先住民という種族は労働者階級。ほかに小柄なグレイ族と、2メートル以上の長身のグレイ族がいたという。

 カステロは同僚や研究者らの反乱グループが、デルタフォース(米陸軍特殊部隊)らしき部隊の急襲で全滅した事件も語っている。実験のために拉致された人々を救出しようとして失敗したというのだ。

 

米政府公認の生体実験施設!?  1954年~

・基地で働いていたという内部告発者のカステロの『ダルシ―文書』は、さらなる恐怖をかきたてる。地下6階の遺伝子実験室では、さらなる恐怖をかきたてる。地下6階の遺伝子実験室では、人間を多肢化させたり、人間とグレイ族の混血種をつくったり、グレイ族のクローンを育てたりしていたという。そして地下7階には、特殊液で冷凍保存された人間と混血種が何千体も並んでいたとする。

 

ケネディ暗殺にMJ12が関与!?  アメリカ/1963年11月22日

・1963年11月22日、遊説中に暗殺されたケネディ大統領。逮捕され「はめられた」と主張したりリー・ハーベイ・オズワルドは、護送中に射殺された。事件資料が次のジョンソン大統領により封印されたこともあり、CIAや軍、マフィアの関与など陰謀説は尽きない。近年になり浮上したのが、極秘組織MJ12が影で糸を引きUFOと宇宙の政策がらみで消されたとする説だ。

 

惑星セルポとの極秘交換留学  1947年~1978年

・その故郷がレティクル座ゼータ連星系の惑星セルポだ。

 

・公開された留学生リーダーの日誌には、長い宇宙旅行の様子が記されている。時間の流れがおかしく、激しい体の調子に苦しめられ、メンバーひとりは命を落とすが、乗員に助けられセルポに到着。ふたつの太陽が輝き、地平線下に沈むことはほとんどない星で、大気や気圧は地球とあまり変わらなかったという。メンバーはあたたかく迎え入れられ、平等で穏やかな社会生活をつぶさに観察、体験することができたらしい。

 

日航貨物機が脅かした超ド級巨大UFO  アメリカ合衆国/1986年11月17日

・そして、フェアバンクス上空にさしかかったとき、日航貨物機にのしかかるように現れたのが巨大UFOだった。寺内機長が四角いUFOの航空母艦と考えたのも無理はない。ジャンボ機の数十倍もありそうな大きさだったのだ。

 

エジプト文明シリウス由来!?  古代エジプト/7000年前頃

・4大文明のひとつエジプト文明シリウス信仰も、シリウス人来訪を示すといわれる。簡単にいえば、シリウス人が文明を授けたから、神として地球人から崇められたということだ。このシリウスとは、おおいぬ座のα星。全天で最も明るく輝き、地球とは8.6光年も離れている。古代エジプトでは至高の女神イシスとしてあらわされ、数々の神殿が建てられ、重要な儀式が行われた。

 

イラクスターゲイトがある!?  シュメール/30万年前

・シュメール文明の神々アヌンナキのなかでも、エリート階級は“スターゲイト”を使い、二ビルから地球にテレポーテーション(物質瞬間移動)した—―。考古学者ウィリアム・ヘンリーが唱える斬新な説だ。スターゲイトアメリカのSF映画やドラマのテーマにもなっているので、SFファンにもおなじみだろう。異次元、異世界の間を瞬時に移動できる装置で、ヘンリーはワームホールのような“次元渦動トンネル”として想定している。

 

 

 

『深宇宙探訪記』

(オスカー・マゴッチ)(加速学園出版)1991/8

 

 

 

悪の帝国(正式名は『正義を任ずる諸世界帝国同盟』の本拠地は大熊座にあり、ドラコニスを主要作戦センター

・『暗黒の勢力』は、自分たちの基地はオリオン大星雲にある、と私達に思いこませようとするが、彼らは、単にそこからやって来たにすぎない『落ちた者』で、依然として周辺にまつわりついているだけなのだ。実際は、オリオン座は『光の主達』の故郷であり、『銀河系委員会』の故郷でもあるのだ。そして、アルクトゥルスを中継基地として使っている。

 

・私達が、いる宇宙領域において、『暗黒の勢力』と彼らが支配する悪の帝国(正式名は『正義を任ずる諸世界帝国同盟』の本拠地は大熊座にあり、ドラコニスを主要作戦センターとしている。私達の太陽系においては、冥王星を中継基地に使い、地球から見えない方の月面を地球への侵入基地に使っているが、両基地とも昔から存在している協定に違反している。地球ミッションの人員は『連盟』にしろ『帝国同盟』にしろ、比較的少なく、その役割も大半が「監視活動と互恵的平和維持活動」に限定されている。

 

・MIBすなわち『黒服の男達』は、嫌がらせや威嚇、テロや殺人を専門とする『暗黒の勢力』の手先だ。報酬を得ていたり強制されていたり、あるいはその両方の場合もある。

 手先となった人間が政府に雇われた人間傀儡か、あるいは洗脳されたバイオニック操作されている消耗品同様の人間ゾンビか、そのどちらかであろう。時には異星から来たまったくのロボットのこともある。(実在している人間の短命複製クローンである)の生霊のことも多い。さらには『ポルターガイスト』の悪霊やホログラフィーによる投影像のこともある。仕事の内容次第で何にでもなる。

 

・彼らMIBは、地球在住の主人たちに取り仕切られており、いろいろな基地(通常の地球基地は南極大陸のエレブス山中にあり、太陽系内の基地は地球から見えない月面やいろいろなアステロイド冥王星)にあるから調整・統合を図られ活動についての指示は『反対勢力』の宇宙艦隊の知性に仰ぎ、背後では地球のような次元に住む『暗黒の主達』に支配されている。

 

自由な世界次元間連盟

・地球人類の起源は、プレイアデスの散らばった系に由来する。地球人類が地球に移住してきたのは『多数の千年期』の昔である。それ以来私達の『後に残された』人間の祖先たちは、銀河系と他の次元領域の至る所に広がった。

 

さまざまな次元に存在する何千という星系からなる彼らの緩やかな『共通利害団体』は、『自由な世界次元間連盟』と呼ばれ、多次元宇宙の33の広大な領域に及んでいる。

 

シリウスは、私達に向けた「連盟」の送信センターとして使われている。私達を高め、迫りくる宇宙的なコンタクトと、その結果として起こる変貌に対して、この世界を準備させるためなのだ。何千年にもわたってシリウス人は地球人とコンタクトしてきたが、その際、彼らとその仲間は『ホルスの目』という印(三角形の中に目を配したデザイン)を用いてきた。

 

・『暗黒の勢力』とその地球の『光明派』の召使達は、シリウスのセンターから来た『善玉』になりすましている。これは地球人を混乱させ利用せんがためで、本来のシリウスからの送信内容を歪めたものに変え、自分たちの悪の教えを植えつけようとしているのだ。そのために、シリウスの『ホルスの目』のデザインの印も使っている。『暗黒の勢力』に支配されているのはメン・イン・ブラック(MIB)たち、すなわち、あの恐ろしい『黒服の男達』は、一つの目ないし一条の稲妻を中に配した例の古典的な三角形を自分たちが使用する黒塗りのキャデラックのドアにつけている。

 

金髪碧眼のクェンティン

・彼の話では私が見た円盤は地球と違う次元のもので、母船を伴いバミューダ三角海域のようないわゆる『窓の領域』を通って地球に来たのだという。円盤は意のままに物質化・非物質化できるという。

 

・クェンティンは、背が高く、年齢は30代と思える。髪の毛はブロンドで、射るような青い目をしており、レジャースーツを着て、対変奇妙なお守りを身に着け、今までに誰からも感じたことのないような不思議な魅力を醸し出していた。

 

・それから数分して、投げ出されたところは、惑星地球から何千キロも離れた深宇宙の中だった。(後で分かったのだが、円盤はゴビ砂漠の『シャンバラ』の移行窓をわざと使い、素早く深宇宙へと移動したのだ。)近くには大きな円盤型母船がいる。その母船に非常に奇妙な方法で乗船した。私を乗せた円盤は、すっかりと言っていいほど非物質化してから、母船の胴体を通過したのだ。母船内の七つの円盤駐機区画の一つに入ると、今度は物質化して以前の状態に完全に戻った。

 

・今乗っているのは連盟登録の宇宙研究室船で、長さは約2.4キロ、中規模の宇宙船です。本当に大規模な宇宙船は、この十倍から20倍はあります。超大型の大きさは言うとびっくりするでしょうから、言うのは遠慮しておきましょう。

 

都市の大きさはあるクリスタル宇宙船

・そうこうするに、白く輝くものが頭上に出現し、急速にその輝きを増していく。間もなく、明るく輝くオーロラがずっと強烈にきらきら輝く光に消されてしまった。巨大な形のものが降下して、視界に入ってくる。都市の大きさはある。だが、途方もないほど大きなボワーッとした塊のクリスタル・シャンデリアのようで、まるでクリスマスの飾り物みたいに様々な色の光を閃かせたり点滅させたりしている。

「何・・・ 何だ それは?・・・・」

私は吃ってしまった。天から現われたものが私達の視野一杯に広がるのに完全に飲まれてしまっていた。私達から2、3キロ離れたところだ。

 

・「感動するのも当然だ。このクリスタル宇宙船は現在『地上の平和』号と命名されていて、あなたがたの太陽系の惑星間ヒエラルキーの最高の旗艦なのだ

 

<●●インターネット情報から●●>

・ウェッブサイト「宇宙創成記」から引用します。

<地球人のルーツ>

この文章で特徴的な内容は次の項目である。

 

  • 地球の人間も文化も宇宙人が作ったのであり、それも複数の種族が関わっている。
  • 地球の歴史は常に、光の勢力と闇の勢力が争いあってきた歴史である。
  • 現代文明の他に、地球には数多くの巨大文明が存在した。
  • 現在の各国の文化は、世界天皇が統治していたレムリア大陸にそのルーツがあった
  • 紀元前700年頃までは、日本の天皇は世界天皇であった。

 

  • お金の社会は、アヌンナキによって作られたネガティブな制度である。
  • 宗教は人々を洗脳し操作するため、アヌンナキによって作られた。
  • 世界の宗教は同じ神を崇め、その神は世界天皇と皇族、もしくはアヌンナキだった
  • 宇宙人は今も昔も地球を訪れ、支援し続けている。
  • 現代社会はアヌンナキの黒色同胞団(ブラック・イルミナティ)に支配されている。
  • 戦争はすべて黒色同胞団(ブラック・イルミナティ)によって意図的に引き起こされている。

 

  

 

(2014/10/6

 

 

『カルト・陰謀・秘密結社大辞典』

アーサー・ゴールドワグ  河出書房新社   2010/10/9

 

 

  

エリア51、ステルス飛行物体、マジェスティック12、異星人による幽界、神の宣託

・しかし、エリア51を本書に載せた理由はこの訴訟とは関係ない。今までテレビで『Xファイル』や映画館で『インデペンス・デイ』を見たり、『ナショナル・インクワイアラー』のようなタブロイド版新聞の一面を眺めたり、UFOに関する本をぱらぱらめくったりしたことがある人なら、ご承知の通り、衛星写真のなかに写っているエリア51内部の兵舎、格納庫、飛行場は巨大な氷山の一角にすぎないのだ。

 

・この区域の地下(いくつかの驚くべき説明によれば、40階ほどあるそうだ)には、墜落したUFOから回収した金属を研究し、この地上で説明することを可能にする最新式のハイテク施設があるらしい。米国政府が時空世界を圧縮して光速より速く移動することを可能にする電磁気学的パルスエンジンや「重力増幅器」などの、宇宙人の技術をかなり前から所有していたと何の疑いもなく主張する人々のなかには、月面着陸は嘘であると言い張っている者もいる。

 

エリア51には、宇宙人の死体を解剖した医療施設や、生きている宇宙人を尋問する取調室がある。UFOの研究者のなかには、施設を実際に運営しているのは宇宙人だとほのめかしているものさえいる。グレイ、ノルディック、インセクトイドなどと呼ばれている生命体(異星人)が、実質的に支配しているこの地球を搾取し、人間からDNAを採取していたとしても、私たちの政府はなす術なく、見てみぬ振りをしている、と彼らは主張しているのだ。

 

・『青ざめた馬を見よ』(1991)の著者で、超陰謀理論家のミルトン・ウィリアム・クーパー(1943-2001)は、UFO、外交問題評議会、『シオンの長老の議定書』、エリア51はすべて同じものの一面だと述べている。

 

・新世界秩序の陰謀論者は、マジェスティック12だけでなく、一流の科学者が集う独立した秘密結社「ジェイソン」についても触れている。1958年から、この組織は軍事技術を評価するコンサルタントの集団として組織された。ジェイソンは、実際に存在している組織だ。

 

・実際に、空飛ぶ円盤のファンが、エリア51――具体的にいえば、ハイウェイ375の南西に置かれた距離標識29から30の間にある、伝説の黒い郵便箱に群がり始めた。その場所には、グルーム湖に向かって伸びる舗装されていない道路がある。ボブ・ラザーという名の男性がここで目撃できるかもしれない信じられないものについて人々に語り始めたときから、見物客が現れるようになった。1989年11月、ラザーはラスヴェガスのテレビのトーク番組に出演し、極秘施設S―4で自分が携わっていた仕事について話し始めた。

 

・その施設は、干上がったパプース湖の近く、エリア51の南約15キロにあり、彼はそこで山腹にある格納庫に収容された7機の空飛ぶ円盤を目撃したのだ。話はそれで終わりではなかった。彼はその空飛ぶ円盤の1機の推進システムの構造を解析する作業を手伝っていたのだ。(彼が「スポーツ・モデル」と呼んでいる宇宙船は、反重力エンジンで動いていて燃料にはかなり不安定なエレメント115と呼ばれる物質が使われていることがわかった。後に、ラザーはこの宇宙船の模型を売り出した)。

 

 彼はMIT(マサチューセッツ工科大学)やカリフォルニア工科大学で研究していたと話しているが、どちらの大学の記録にも彼の名前は残っていない。ラスヴェガスに来る前、彼はロスアラモスで働いていたが、上級科学者ではなく技術者で、S-4格納庫やエリア51で働いていたと確証できる記録は何もない。ラザーは、政府が自分の信用を傷つけるため、在職していた痕跡を消したのだ、と反論した。

 

・1990年には、悪事に手を貸した罪を認めた(彼は売春宿の経理を手伝っていて、盗撮するためのカメラをそこに取り付けていたのだ)。1993年には、映画界に自分の伝記――まず映画化される見込みのない話――を売り込もうとしたが、現在はニューメキシコで隠居生活に近い暮らしをしているが、会社も経営し、車を水素燃料で動かす装置の開発にもいそしんでいるという噂もある。

 

・もちろん、すべてのスピリチュアリストが空飛ぶ円盤に興味を持っているわけではないし、空飛ぶ円盤の研究者も霊的世界に興味を抱いているわけではない。しかし、このふたつの領域は重なり合っている場合が多い。1970年代にジェーン・ロバーツと交信した4次元の生命体セトはUFOについてときどき述べている。スピリチュアリストのエドガー・ケイシーはケネス・アーノルドが「空飛ぶ円盤」を目撃する2年前の1945年に死亡しているが、伝説の失われた文明アトランティスやレムリア大陸と異星人の間の接触について詳しく話していた。

 

・エーリッヒ・フォン・デニケンのベストセラーは、古代文明の記念碑や宗教的信仰は、異星人が地球を訪れたことの紛れもない証拠である、と主張している。アセンディッド・マスター(悟りを得た生命体の小さな集団は、人間という姿を超越し、輪廻転生のサイクルを出た後も、地球の出来事に影響を及ぼし続けている、という神智学の考え)の信者の多くは、異なる世界から訪れてきたマスターがいる、と考えている。

 

 

 

『あなたからあふれ出すアセンションの超パワー』

銀河再生も可能   シリウスの超叡智1

パトリシア・コーサ      徳間書店    2011年5月31日

 

 

 

<私たちから見たら、あなた方は未来の宇宙人>

・どうして、最近は宇宙からの訪問者との遭遇についてあまり聞かなくなったのでしょうか?これが秘密になっている背景には、二つの理由があります。まず、すでに説明したように、あなた方はこの事実に対処できないとみなされています。二つ目の理由は、グレイと秘密政府の間で交わされた大々的な交換の取り決めの事実を隠匿することです。すなわち、秘密政府はエイリアンのテクノロジーと引き換えに人間をモルモットとして交換した、という極めて分かりやすい理由です。

 あなた方の政府は、かれこれ50年以上前から(執筆当時)宇宙人と交流しています。

 

・ほどなくして、“間(はざま)”の次元から、たくさんのグレイが開放され、人類に実験を施す技術者として、あなた方の物質的な次元を自由に歩きまわれるようになりました。代わりに秘密政府は無制限の宇宙飛行に関する基本的な知識、すなわち“回転ディスクの技術”を得て、重力をコントロールする技術を学びました。

 

・グレイによる個々の誘拐事件と人体実験に対する固定観念を超え、いったん恐怖の外側に歩み出て、彼らの行為を客観的に眺めてみるなら、彼らの宇宙での活動は地球に来る訪問者が実行するとされている行動と、全く同じパターンを描いていることに気づきませんか。

 

<月への侵入者という姿>

・あなた方が伝えられていないことーどんなことがあっても公にしてはいけないことーは、その宇宙プログラムで、秘密裏に月へも行っていることです。

 

<あなた方の新たな探検者は最初の有人月面基地を建設しています>

・宇宙からの爆撃と監視に対する防御のために、月面の自然な構造と、おそらくアヌンナキの遺跡の古代ドームの残骸を活用したようです。

 

有人月面基地とテクノロジーによる創造

・たとえば、回転の技術は重力同様に反重力を生むことを可能にし、この技術もまた、月面生活の基本的問題を解決しました。

 

<重力の制御に成功している>

・彼らは、『エリア51』という軍事施設で設計および製造された円盤型の宇宙船の船団を所有しています。あなた方が、その無邪気さゆえに地球外の宇宙人が乗っていると信じているUFOには、彼ら“人間・宇宙人”が乗って、定期的に宇宙飛行しています。

 それと同時に公的には今では完全に時代遅れになってしまった従来の宇宙旅行の方法論を追及しているのです。

 

・あなた方にとって不思議な存在でならない地球外訪問者に見える宇宙船は、ほとんどの場合、実際には人間が操縦していることは、まさに皮肉だとは思いませんか。あなた方の表現を借りるなら“一杯食わされている”のは、あなた方のようです。

 

権力者たちはグレイゾーンに飛ばされるのに気づいていない

ガイアの初期の文明の時代から人類を操っていた存在も、母船である月から“間(はざま)”に飛ばされ、静寂の雲へと難破する運命にあります。そして、そこで宇宙の反逆者として彼らの変容した自己であるグレイとあなた方の表現する“永遠の間”とが容赦なく結ばれます。これがサイクルの終りです。

 結局、“一杯食わされている”のは、あなた方だけではないようです。

 

・アヌンナキ、グレイ、秘密政府、宇宙の陰謀、遺伝子組み換え、あなた方の現実と私たちが、みなしているものの中で、暗闇の要素のいくつかを私たちは、あえて暴露し、オープンに議論しました。これは、あなた方に必要な情報を提供するためと、何があなた方の内面に恐怖の感情を喚起するかをあなた方に気づかせるためでした。

 

 

 

 

 

 

 ■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

 

 

(2024/7/8)

 

 

・米国では「Conspiracy theory」でみますと洋書では1000件以上が分かります。「陰謀論」は欧米でも増えているのでしょうか。当然ながら、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。不思議なことに、陰謀論者の主張が共通することは興味深い話です。

 

 フェイクニュースが跋扈し、ツイッター(X)では日夜デマが拡散されるといわれます。ガセネタ、フェイクニュースの多い世界のネット情報ですが、フェイクニュース・フェイク情報、誹謗中傷の真贋を見抜く能力が必要といわれます。

 ナンフィクション・ミステリーという手法の与太話なのかもしれません。実際に100%のフィクションもナンフィクションも書くのは難しいといわれます。事実と数字の検証が難しいといわれます。どこまでが本当の話なのか、真偽のほどは分かりませんが、信じるか信じないかはあなた次第という陰謀論なのかもしれません。

 

・「DARPA(ダーパ:国防高等研究計画局)の大半の人たちは地球のマントルに人類よりもはるかに知的な生命体が存在していると確信している」といいます。

インタ―ネットがカルトの支配する米国防高等研究計画局(DARPA)で開発されたとは、おどろきだ」といわれます。「DARPA(国防高等研究設計局)は6000件という秘密特許(軍事パテント)を抱え込んでいるとされる」そうです。

 

・UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。それでアメリカの最も優秀な科学者や技術者はリバース・エンジニアリング(逆工学)担当に向けられているといいます。

そしてUFOのリバース・エンジニアリング(逆工学)はほぼ完了しているといわれます。その結果、エイリアンのリバース・エンジニアリング(逆工学)でアメリカ産業界は莫大な利益を得るといわれます。半世紀以上、関係者はアバブ・トップシークレットに慣れてしまっているので、大統領命令だけでは情報開示はあまり期待できないといわれます。「いざ就任すると、この話題には関与せずという概要が出されるのだ。こうした態度は“大統領の黙秘症候群”と呼ばれている」そうです。

 

日本では、エイリアン・エンジニアリングのパソコンを毎日使いながら、「あなたは空飛ぶ円盤を信じますか?」という時代錯誤的な質問をしているといわれます。それで「日本はUFO後進国だ」そうです。昔は、トヨタ自動車等で「エイリアンのテクノロジー」の研究部門があったそうですが、現在ではどうなっているのでしょうか?

 

・「ネガティブなオリオン人は、地球に来ている地球外生命体の中で、最も発達レベルの低い存在で、地球に暗黒をもたらそうとしている」といいます。「人間をゴキブリ以下に考えるエーテリアン(異次元種族)がいる」そうです。

 

・「ノーディック」が建造したオリオンシステムの宇宙船は、人間に売られた」といわれます。「ソーラー・ワーデンとは“太陽系の監視人”という意味を持つ、アメリカ海軍による太陽系監視艦隊の組織のことだ」そうです。ソーラー・ウォーデンは、裏NASAと通じている米国宇宙軍によって運営されており、太陽系内のすべての送受信トラフィックを監視しているといわれます。また「隊員たちは艦隊を操って太陽系をパトロールし、警護している。ときには、攻撃任務のため他の星系にも移動する」という話もあるようです。

 

「TR3B アストラ」というアメリカのUFO完成」という話もあるようです。

「TR―3B」とはいかなる物体なのか。これは、いわゆる「宇宙人の乗り物とされるUFO」ではなく、“地球製”のUFOだそうです。

アメリカ(ユダヤ勢力)はロズウェルUFOテクノロジーを利用することによって、現在の世界一極支配を作り上げたのであると指摘されています。想像を絶するリバース・エンジニアリング(逆工学)によって「アメリカは発展段階の初期段階にある」といわれます。しかしながら、「アメリカは衰退する」という有識者が昔から非常に多いといいます。

 

 ちなみに、ロシアもリバースエンジニアリングを研究しているといいます。「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。

・『110の宇宙種族と未知なる銀河コミュニティへの招待』エレナ・ダナーン(ヒカルランド)2022/12/31。『この惑星をいつも見守る 心優しき地球外生命体たち』(エレナ・ダナーン、ヒカルランド、2023/1/19)、『【ザ・シーダーズ】神々の帰還』(エレナ・ダナーン ヒカルランド 2023/8/24)等の「歴史を変える本」が出ています。

また日本では、『ソロンとカリン』龍神物語 先端技術研究機構  ヒカルランド   2021/6/3、『銀河史(上)』プレアデスの繁栄と衰退   先端技術研究機構   ヒカルランド   2023/4/11、『銀河史(下)』ベテルギウス民族とオリオン帝国  先端技術研究機構   ヒカルランド  2023/4/11、等の「100年に1冊」の本も出ていますので今後が期待されます。2年前からディスクロージャーが始まったという話もあるようです。

 

 

以下のように「アメリカはUFOテクノロジーをすで手にしている」と指摘されています。

 

NASAアポロ計画の巨大真相』 月はすでにE.T.の基地である

コンノケンイチ  徳間書店   2002/12

 

 

 

アメリカはUFOテクノロジーをすでに手にしている

・「UFOの推進テクノロジーを、ついに人類―アメリカ合衆国が手に入れることができた」

 

・考えてもみてほしい。この技術こそ世界の歴史のなかで、もっとも懸命に探し求められてきたテクノロジーなのである。こうみれば、この開発のために費やされてきた資金には制限などあろうはずはない。UFO情報が政府によって『超極秘』とされ、固く秘守されてきた最大の理由の一つが、今回の『重力制御テクノロジーの完成』という大成果につながったのである」

 

ペンタゴン上級将校による暴露本!

・驚かされたことは、米国防総省の上級将校フィリップ・J・コーソーが、ロズウェル墜落UFOの国家的な研究を暴露した本を1998年に出版したことだった。 

 本書はロズウェル事件の真偽どころではない、コーソーの職務体験を基にした「墜落UFOの収獲」の方法を述べているからである。

 アメリカではベストセラーの上位を続け、『サンデータイムズ』も「ロズウェルの墜落がUFOであることを証言した、もっとも位の高い人物の本」と絶賛している(邦訳『ペンタゴンの陰謀』中村三千恵訳 二見書房)。

 

・フィリップ・コーソーは21年間にわたり米陸軍の情報将校を務め、アイゼンハワー政権時代には国家安全保障会議スタッフなどの要職を歴任、常日ごろから国防に関わる機密に接し、そのため極秘のUFO情報も握っていた。

 

・つまり、UFOの極秘情報に関わる者でも「54-12」から命じられた範囲だけしか知らず、全体は分からないようになっている。それにコーソーの本の内容も準じているからである。コーソーの本も、アポロ計画NASAには何も触れていない。

 

<暴露本に見る恐るべき真実>

・「軍は二つの戦争に巻き込まれることになった。ソ連と異星人との戦いである。異星人の方がソ連よりも、はるかに大きな脅威だった。そこで相手のテクノロジーを逆手に取り、軍需産業に恩恵を与え、宇宙関連の防衛システムを築き上げることだった」

 

・「これには異星人テクノロジーがふんだんに盛り込まれている。レーザー、加速粒子ビーム兵器、『ステルス』技術を搭載した戦闘機など、そのかげで冷戦終結をもたらすことができた

 

・「二番手に甘んじるのはイヤだとばかりに、どこも密かにロズウェルの兵器開発に明け暮れ、ペンタゴンでは異星人テクノロジーの開発戦争が繰り広げられていた」

 

・「検視報告書に述べられたEBE(墜落UFOから発見された生命体で、通称『グレイ』と呼ばれる)は、生物というよりも、長期の時空飛行専用に設計されたヒューマノイドと考えるべきかもしれない。察するところ、彼らは食料も排泄物処理施設も必要としない。肌を通して科学物質を処理し、排泄物を利用するロボットかアンドロイドにすぎない」(註・1980年代、アメリカで「キャトル・ミューティレーション」といわれる年間2万頭も上る牛の大量虐殺事件が起こった。牛の体内からすべての血が抜き取られ、切り口はレーザーで切り取ったように鮮やかだった。これはグレイの栄養素を得るためだった

 

・「しかし、宇宙船本体はそのままノートンに残され、ノートン空軍基地はさながら空軍とCIAが管理する異星人テクノロジー博物館のようになった。宇宙船を複製する実験と推進システムの応用実験は今なお続けられている」

 

・コーソーは出版後に心臓麻痺で突然死したが、UFOの真実を暴露することは身の危険さえ生じるのである。

 

<実用化されたUFOテクノロジー

コーソーが手掛けたという、UFOテクノロジーは次のようなものである。

 

映像倍増管・・・・・後の「暗視装置」になる

スーパーテナシィ・・・・後の「光ファイバー

レーザー切断装置・・異星人たちの2万頭に上る家畜虐殺に使用された

分子を圧縮した合金

集積回路および超小型ロジックボード

移動式原子力発電機・・・・・アポロ宇宙船に使用された

ガンマ線照射食品・・・・・どんな食品も常温保存できる

グレイのヘアバンド・・・・第3の脳・誘導システム

加速粒子ビーム兵器・・・電子を刺激する強力光線「SDI迎撃ミサイル」に応用。

電磁推進システム・・・・・ステルス機に使用。

劣化ウラン発射体・・・岩窟深くで爆発する弾頭、湾岸戦争で使用。

 

アメリカ(ユダヤ勢力)はロズウェルUFOテクノロジーを利用することによって、現在の世界一極支配を作り上げたのである。

 

 

 

 ペンタゴンの陰謀』

(新兵器開発に隠された驚愕の事実)

(フイリップ・J・コーソー著)  (二見書房)  1998/2

 

  

 

ペンタゴン(米国防総省)とエイリアンとの交渉

・ロズエル事件のファイルより開発可能なテクノロジーのリスト「暗視装置、光ファイバー、驚異の繊維、スーパーテナシティ・ファイバー、レーザー、分子を圧縮した合金、集積回路および超小型化したロジックボード、イオン小型原子炉、ガンマ線照射食品、第3の脳誘導システム、粒子ビーム兵器、電磁推進システム、ケプラー防弾チョッキとステルス機、劣化ウラン発射体等」である。

 

ロズウェル事件で回収されたシリコンウェーハーは、回路の小型化を可能にし、15年後には、初のマイクロ・コンピューターを生みパソコン革命をもたらしたパソコンもレーザーもUFOの超テクノロジーから生まれたといえる。

 

・著者は、1960年代の2年間、中佐としてペンタゴンの陸軍研究開発局の海外技術部に籍を置いた。

 

・「私はそこで、二重生活を送っていた。普段は、兵器研究者として、そしてその裏では、私は情報将校として、トルードー中将の相談役を勤めていた。私に託されたファイルには、陸軍の最高機密がぎっしりと詰まっていた。1947年7月、ニューメキシコ州ロズウェル郊外で空飛ぶ円盤が墜落し、ロズウェル陸軍航空基地第509大隊が残骸の回収に当たった。ファイルにはそのときの残骸や情報が収められていた」。

 

・「大きさは子供と変わらない。といっても子供ではない。こんな大きな風船型の頭をした子供がどこにいる?容貌は人間と似ているがとても人間には見えない。両目は黒くて大きかった。鼻と口はことのほか小さく、切れ込みのようだといってよい。耳は顔の両側がへこんでいるにすぎない。皮膚は灰色がかった茶色で、髪は生えていなかった」。

 

・「異星人が食料や排泄施設を必要としなかったのは、ロボットかアンドロイドのような存在だったからだ。つまり、宇宙飛行や目的地での任務遂行のためにわざわざ作られたのだ!?」、「ロズウェル事件から50周年にも米空軍はあらためて事件を否定する発表を行なっている」。

 

 <政府はさらなる隠蔽を行なう>

・「1962年に国防省補佐官は、報道陣を前にしてこう言った。『未確認飛行物体の情報が国家の安全保障にかかわることであれば政府は、国民はおろか、議会にも通告しない』」。

(・そして、大統領にも知らせなくてもよいシステムを作り上げているそうである。)

 

 

以下のように未来では、「原子力電池が」が時代を変える発明品になるのかもしれません。

 

<●●インターネット情報から●●>

<電子デバイス産業新聞から引用>

 

第373回

<驚異の原子力電池、次世代蓄電池の本命となるか>

<100年超の長寿命・充電不要、核廃棄物を有効利用>

2020/10/23

 ポストリチウムイオン電池(LiB)の有力候補として全固体電池、リチウム硫黄電池、ナトリウムイオン電池などが挙がっているなか、密かに注目されているのが原子力電池だ。この技術自体は真新しいものではなく、1970年代から宇宙探査機、人工衛星、ペースメーカーなどに採用されてきた実績がある。

 最大のメリットが100年以上という長寿命で、2万年以上を目指している開発チームもある。また、充電が不要なことから充電設備もいらないほか、メンテナンスも不要。ただし、プルトニウムなどの放射性物質を採用することから破損した場合のリスクが高く、普及が進んで来なかったのが現状だ。一方、昨今では欧米スタートアップを中心に事業化に向けた取り組みが加速している

 原子力電池は、放射線電池、アイソトープ電池、ラジオアイソトープ電池とも呼ばれる。


<ダイヤモンド電池が注目>
 一方、近年で特に注目を集めるのが主にβ崩壊を利用したタイプで、ダイヤモンド電池やベータボルタ電池と呼ばれる。先述のようにβ崩壊で電子を放出するが、これを半導体などを利用することで電気を集める仕組みだ。放射性物質としては、ニッケル63や炭素14といった放射性同位体が検討されている。炭素14半減期が5730年であることから特に有望視されている。

<宇宙探査機などに搭載>
 原子力電池は1970年代から宇宙探査機、人工衛星、ペースメーカーなどで採用されてきた。宇宙探査機ではNASAボイジャーカッシーニユリシーズガリレオなどに搭載されている。その理由は、太陽光や水素といったエネルギーがなくても電気を得ることができるため。加えて、寿命が著しく長いことから惑星や衛星の長期探査に最適だ。先述の宇宙探査機はプルトニウム238を使用していることから今でも稼働中で、今後100年以上動くことになる。ペースメーカーでは超小型化したものを心臓に埋め込んでいる。

 ただし、原子力電池を搭載した人工衛星が事故を起こし、プルトニウム238が地上に落下したことから原子力電池の危険性が指摘されるようになった。これにより、太陽電池へのシフトが進んだ。ペースメーカーにしても、リスクが高いことからリチウム電池などに代替されている

<核廃棄物からC14を抽出>
 一方、IoT化や自動車の電動化などが進むなか、原子力電池は再び脚光を浴びている。注目されている1社が英アーケンライト(Arkenlight、英ロンドン)だ。同社はブリストル大学のトム・スコット教授らの研究グループがダイヤモンド電池の実用化を目指して設立したスタートアップだ。

 同社は当初、ニッケル63を使ったダイヤモンド電池を開発し、その動作を実証した。その後、より効率の高いC14に取り組んできた。

 特徴的なのは、原子炉の減速材に使われる核廃棄物であるグラファイトブロックからC14を抽出する点。同社によると、グラファイトブロックの表面にはC14が集中しており、熱処理によりC14を気体化し、それを減圧・高温下でダイヤモンドに形成できるという。また、ダイヤモンドとなったC14の外側を、放射線を出さないダイヤモンドで包むことで、放射線を外に出さない工夫をしている。英国では累計9万5000tのグラファイトブロックが積み上がっており、これらを有効利用できるとしている。

 一方で、短所は出力密度が低い点。従って、電動車などの高出力用途には向かず、もっぱらIoTデバイスやペースメーカーといった省電力デバイスが中心になる。

 同社は24年の量産化に向けて製造プロセスを確立中。なお、γ崩壊を利用した原子力電池の開発も進めている。

 

<NDBのダイヤモンド電池>

 米スタートアップのNDB(米カルフォルニア州プレザントン)も核廃棄物から抽出したC14を利用したダイヤモンド電池「Nano Diamond Battery」を開発している。

  用途としては宇宙探査機、飛行機、電気自動車(EV)、電車、スマートフォンスマホ)、ウエアラブル機器、ペースメーカー、IoTセンサーなど、電力を消費するすべてを想定しているスマホで9年、EVで90年の使用が可能としている。最終的には寿命2万8000年を目指している。

 同社は商用品のプロトタイプを開発中で、年内にも顧客に提供していく予定だ。

<機器本体より長寿命>
 全固体電池、リチウム硫黄電池、ナトリウムイオン電池といった化学反応により充放電する蓄電池は数年で劣化する。これに対し、原子力電池半減期により100年以上使用できる。これは人間の寿命、さらには機器本体の寿命を超えることにもなる。蓄電池を交換するよりも、先に機器本体を交換することもあり得る。
 ただし、普及するにはハードルが高いのも事実。原発事故などにより原子力のイメージは悪く、社会に受け入れられないのも想像できる。今後いかに安全性をアピールできるかが普及のカギとなる

(電子デバイス産業新聞 編集部 記者 東哲也)

 

 

 

以下の書籍にあるように電気自動車の電池についても未来では「原子力電池」が各家庭やオフィスで利用されるという話もあるようですそうすると発電所や送電網が不要になるという夢のような話です。

フリーエネルギーの装置についてもリバースエンジニアリングではどうなっているのでしょうか。どこまでが本当の話なのか、真偽のほどは分かりません。が、信じるか信じないかはあなた次第という与太話なのかもしれません。

 

 

『神様とつながった電話』

保江邦夫 風雲舎  2014/7/28

サムハラ龍王、次いでマリア様の愛が入ってきた

神のお出ましは何を示唆しているのか。――時代は急を告げている!

 

<生命誕生の瞬間を見た人>

・いちばん感動したのは、生命が誕生した瞬間を見たことだった。

 

そこで近未来に行ってみた。見ると、あった。普通の電池くらいの大きさの原子力電池があった。

 近未来には照明も、電気自動車も、冷蔵庫も、すべてに原子力電池が使われていた。大きなものを動かすには、もう少し大きな原子力電池が使われているだけで、電線などはすっかり消えていた発電所も見当らなかった。福島の放射能残土のような固まりで作った原子力電池だけですべてが動いていた。照明装置などは少なくとも10年間入れ替えなしだった。何もかもが電池だけで動き、車は5年に一度電池を替えるだけですむ。近未来がそういう世界に変わっていることを確認して、木内さんは再びこの世に戻ってきた。

 

実は、原子力電池はすでに実用化されている

 アメリカが1960年代に打ち上げた、ボイジャーやパイオニアなど宇宙探査機のエネルギー源がそれだ。普通の人工衛星や宇宙探査機は太陽電池パネルを搭載している。しかし太陽からどんどん遠ざかる宇宙探査機にはそんなものを積んでも意味がない。原子力電池は、放射性同位元素から出る放射能としてのベータ線、つまり電子を一方向に集めて電流にしてしまう装置だ。打ち上げから60年たった今でも、ボイジャーやパイオニアは地球に向かって電波を送っている。

 

・そういえば岡山県のサムハラ神社・奥の院の先にある人形峠には、日本で唯一のウラン鉱床があり、「日本原子力研究開発機構人形峠環境技術センター」という組織が営まれている。僕も興味があって、二、三度行ったことがある。

 

 

「事実は小説よりも奇なり」で、「知る人ぞ知る」話なのかもしれません。「天機漏らすべからず」といって神仙界の機密は人間界には伝えないのが決まりだそうです。「事実はSFより奇なりで、100倍以上面白い」といいます。

神や仏が人の姿に身をやつし現れる影向(ようこう)という事象もあるといわれます。

 

 

(2023/9/28)

 

  

・昔の宇宙人のコンタクティからの話では、宇宙人の社会は病気もなく、戦争もなく、お金という紙幣もなくて物資が十分にあるユートピアのような理想社会でした。主にポジティブな異星人の話では、寿命も非常に長く、数百歳以上、数千歳、数万歳ということで、不死の形態もあるようです。人間を悩ませる問題は全て解決されている夢のような天国の理想郷のイメージでした。しかしながら、人間よりも6000年、2万年、5万年、それ以上進化している異星人の中には、悪魔のような人間が困ることを何でもするような邪悪な宇宙人もいるといいます。また宇宙人たちは「当時の米ソにおける核戦争の危機」を懸念して飛来したといいます。

 

病気がないということが大きなメリットでした。天国のような世界に住む心豊かな宇宙人の話はなくなったようです。家族生活や性生活・社会生活やその活動・仕事も詳しくは分かりません。

「4次元レベルの金星は、多くの存在を包容するとても美しい惑星です。そこに暮らすのは「ハトホル人種」という。太陽系で最も高度に進化した種族だ」といわれます。また「金星は5次元世界にまで進化している。いわゆる聖人的な人々である」といわれます。ここでいう金星というのは副金星、異次元の金星、アストラル界にある目に見えない金星のことのようです。「私が見たところでは金星では白人タイプが多かったと思いますが、東洋人タイプの人たちもかなりいました。それとは日本人がいるんです。地球から連れられていって、金星で生活している人たちです。かなり多かったですよ」という話もあります。

 

 

・異星人の食事の形態も菜食とか色々とあるようですが、霊人のようにエーテル界やアストラル界層に住めば「食べる必要はなくなる」ようです。

人間の死後世界では食べる必要はなくなるようですが、食事を忘れることができない人には、それなりの食事が出るといいます。死後世界の酒については知りませんが、どうしても「酒」を飲みたい人には出てくるのかもしれません。

異星人の理想社会では飢餓もないのでしょう。農業や漁業もあるようですが。しかしながら、食人種の宇宙人や奴隷売買・性奴隷もする宇宙人も今日では特定されています。宇宙人の栄養の摂取や排泄についても多種多様のようです。ほとんどの電磁的知性体はアストラル界に存在するといいます。ルシファーもグレイ(ゼータ星人)を作り神に反抗したとも言われていますが、現代でも獣人やモンスター・タイプの生物やバイオ・ロボットが存在します。エササニ人は、地球人とゼータ・レチクル人の融合によって生まれる混血種属の一つだそうですが、グレイ種も異常に進化した種族もいるのでしょう。レプティリアン「王族」の最高カーストは、故郷であるりゅう座にちなんで「ドラコ」という名で知られているといいます。ネガティブ・グループのシリウス人がモンスタータイプの生物を創り、神に対抗したので神に嫌われたといわれます。

 

 

 近年のネガティブな宇宙人の話では、奴隷売買、性奴隷、人肉食の異星人、生体実験、アブダクション、誘拐、アドレノクロム、小児性愛者とか驚くべき話が多いようです。昔の地獄の話で低層4次元の異類のパラレル・ワールドの話なのかもしれません。スター・ウォーズも頻繁にあるようです。映画『スター・ウォーズ』は実話を脚色して制作されたという噂もあったといわれます。「ルシファー一派の動物タイプの異星人連合」と「神の人間タイプの異星人連合」がスター・ウォーズをするシナリオなのかもしれません。異類混血がスター・ウォーズの原因だともいわれます。現実には異星人の世界は戦争が常にある「ディストピア」の世界のようです。

 

戦後カリフォルニアでは、ゲイ(LGBT等)の宇宙人の話もあったといわれます。卵生の宇宙人もおり、指が3本の卵生のグレイタイプのミイラも見つかっています。確かに動画か写真で見たと思いますが、6本指の異星人も存在したようです。進化した宇宙人には爪がないとか、身体的な特徴も、「110の宇宙人種族」の本から見ても多種多様のようです。全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのもいわれます。「虹の都は、今から250万年前に飛来した天人の子孫『ハクラン』が、南極大陸の地下300メートルに建設した地下都市である」といわれます。当然ながら、造物主のテクノロジーは想像を絶します。進化した異星人は多くの種類・段階があり、現代の科学者では理解不能のようです。人間の常識、非常識をはるかに超えた次元に異星人の世界があるといわれます。「宇宙人と言うとフリーセックスと結びつくのでアバブ・トップシークレットにした」ともいわれます。

 

人間が知っていることは大海の一滴なのかもしれません。

「アバブ・トップシークレットとは大統領と議会の権限外の事項だということだ」と指摘されています。それでも関係者筋から情報が徐々にリークされてきていますので喜ばしいことです。昔のUFOマニアには驚くべき情報です。ちなみに、UFOマニアの第一世代はほぼ全員亡くなっています。

 

 

・「リゲル人と爬虫類人の交配人種が築いた国が現在の日本と中国であり、これは西洋の親類とは無関係に発展した」といわれます。欧米イルミナティは、日本のイルミナティは竜座人階層の下等な種の末裔であると主張しているそうです。

 

「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」といいます。「世界の歴史は、秘密結社同士の戦争の歴史である」といわれます。そして世界史上の出来事は、すべて秘密結社が企てた陰謀の結果であるともいわれます。

「こと座の内戦とそれに続くこと座星系へのりゅう座人の侵略を通じ、

彼ら(リゲル人)の惑星は戦争で痛ましい損害をうけたため、肉体的にも遺伝子的にも弱々しい存在になっている」といわれます。

「二派の対立とは火星由来のアーリア人に対するアヌンナキ・レプティリアン爬虫類人)の争い、戦争」であったともいわれます。「このアーリア白人種の中には、私がレプタイル・アーリアン(爬虫類人の遺伝子を受け継ぐアーリア人)と呼ぶ遺伝子系統の者たちがいる」そうです。

 

イルミナティは宇宙人の集団なので強力なのだそうです。「竜座人(ドラコ)のレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球の支配を行っている」と指摘されています。

 

・UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。それでアメリカの最も優秀な科学者や技術者はリバース・エンジニアリング(逆工学)に向けられているといいます。そしてUFOのリバース・エンジニアリング(逆工学)はほぼ完了しているといわれます。その結果、エイリアンのリバース・エンジニアリング(逆工学)でアメリカ産業界は莫大な利益を得るといわれます。半世紀以上、関係者はアバブ・トップシークレットに慣れてしまっているので、大統領命令だけでは情報開示はあまり期待できないといわれます

日本では、エイリアン・エンジニアリングのパソコンを毎日使いながら、「あなたは空飛ぶ円盤を信じますか?」という時代錯誤的な質問をしているといわれます。それで「日本はUFO後進国だ」そうです。

「ネガティブなオリオン人は、地球に来ている地球外生命体の中で、最も発達レベルの低い存在で、地球に暗黒をもたらそうとしている」といいます。「人間をゴキブリ以下に考えるエーテリアン(異次元種族)がいる」そうです。

 

・著者は「銀河奴隷貿易:数百万人の人々が地球から連れ去られている」、「コーリー・グッドは、地球、月、火星その他にある惑星間企業複合体(ICC)の秘密基地は、ナチスSSの核心的イデオロギーである強制労働を受け継いでいると言う」、「捕われた人々は肉体労働や売春、エンジニアリングなど多くの分野で使役されています。中には人間を食料源にしているETもいます(詳しいことは私の口からはとても言えません)」と主張しています。

秘密火星基地で行われている企業支配、強制労働、恒星間人身売買についてもよくわかりません。

情報開示されるエイリアンの膨大な情報のインパクトを全世界の人々は直面しなければならないそうです。

 

 

マトリックスを支配する「透明な人々」が、人間とレプティリアンの両現実を操作しているそうです。「ナチスの中枢部はレプティリアンの関与する真の歴史を知っていたのだ」という説もあります。

「レプタリアンは創造主が喜ぶであろうことを計画し、それを実行するのが自分たちの義務であると考えている」そうです。「地球を支配しているのはレプティリアンという低層4次元の存在である」と指摘されています。「アトランティスの黒魔術師」は、「レプティリアン」と読み換えることができるそうです。

レプティリアンの波動に接続するための黒魔術儀式を中心とする秘教の知識、これらをヒトラーに授けたのはエッカルトであった」といわれます。

 

・「クリスマスについてですが、12月25日は、イエス・キリストの誕生日ではなく、ニムロドの誕生日です。「ニムロド」は片目を失ってしまったことから、ニムロドの片目は「All Seeing Eye」と言われるようになりました。「ニムロド」とは古代バビロンの統治者で、宗教的に言えば「アンチ・キリスト」、つまり、「大魔王」のことです。ニムロデは、フリーメイソンにおいて、ルシファー(サタン)と同一と考えられている。 

ニムロデ=バアル=モロクである。モロクは、火による犠牲を要求する神であり、その象徴の一つはフクロウである。古代オリンピックの「ゼウス」や「アポロ」が、実は「ニムロド(Nimrodあるいは、ニムロデ)」の別名である。ベル(Bel)、クロム(Chrom)、「バアル神(Baal)」も「ゼウス」や「アポロ」も、すべてが「ニムロド」=「アンチ・キリスト」の別の呼び名です」と指摘されています。

1ドル札に印刷されているピラミッドの頂点に位置している「万物を見る目」は、ニムロドの片目と言われています。

 

 

「人類とはとても共存できない恐ろしい宇宙人がやって来るという。その名は、レプタリアン。彼らの姿はまるで爬虫類で、厳しい階級がある」そうです。レプティリアン自身もコード化されたコンピュータープログラムで、決められたことを実行しているに過ぎないそうです。ハウスホーファー同様、ヒトラーも「陰の統領」はチベット起源をもつと信じたそうです。「りゅう座人は、地球に巨大な地下基地、金星にコロニーを持っている。地球には二番目の月が配置されている」といわれます。

モーゼとユダヤ人は龍神の系譜にあり、イエス・キリストは牛神の系譜で、お互いのバックはオリオン星系とシリウス星系という宇宙にあると指摘されています。スター・ウォーズでは「牛神」が「龍神」をテクノロジーの面で圧倒し、「爬虫類的異星人(レプティリアン)を低層4次元に追いやったといいます。

彼らは、「驚嘆すべき牡牛なす双神」と表現され、発進母星は65光年先の牡牛座(地球から観測する最も明るく輝く恒星アルデバラン)だそうです。

リゲル人が米政府と協定を結んだオリオン連盟リーダーだそうです。

ネガティブなオリオン人が、地球人の肉体に宿って、ネガティブな活動を行っているそうです。オリオン星雲で60万年続くオリオン戦争は、これは何億ものポジティブな人間型生命体とレプティリアンと呼ばれるネガティブなヒト型爬虫類人との間で起こったものだったといいます。

オリオン人は、地球と直接的なつながりを持つといわれます。太古から地球に頻繁にコンタクトしてきたようです。眷属神も多いようです。オリオン・グループと呼ばれる一団は征服に関心を寄せるそうです。またエルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。  

シリウス人はオリオン人と交戦していた。この敵対関係は今でも続いている。奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまった」といわれます。

 

・以前はプレアデスには6時間で行けたそうですが、現代では「プレアデスから、3分でくることができます。8人乗りのスペースシップですが、約22メートルの直径です」という話もあるようです。プレアデス星人は、私たちのいる世界よりも1秒ずれた、地球の時間の枠外に生きているのだそうです。地球は、プレアデス星人からシリウス(オリオン)星人の支配へと変わる天の予定・計画があるそうですが、実現が遅れているともいわれます。「彼らの艦隊が一秒分、通常の時間の枠の外に出てしまい、地球の時間の刻みとは別次元のプレアデスに着陸してしまったのだ」といわれます。

わが国の天皇家天之御中主神(あめのみなかぬし)やキリスト教の“天の父なる神”がスバル(プレアデス)信仰にあたるそうです。「ビリー・マイヤーと接触のあるプレアデス星人、「セミヤーゼの一派」がアシュタール及び「高度に進化した者」と対立している」といわれます。またプレアデスに日本人の原郷があるともいわれます。プレアデスやオリオンには日本人が多く住んでいるそうです。

 

『シュメールの天皇家』 陰陽歴史論より

 鷲見紹陽 明窓出版    2010/1

より引用。

 

高天原はスバルである> <太古、神人はスバル、北極星、オリオンからやってきた>

・本書の「陰陽歴史論」とは、高天原の昴(スバル)系の氏族とアースガルトやアガルタの地底系氏族という“陰と陽”の二系統の血脈の関わり、抗争の中で歴史は動いてきたのであり、それが歴史の真相であったことからつけたものである。

 

 ・さらにこの“陰陽”の二系列は地底信仰の氏族のシャンバラ(セム)系とアガルタ(ハム、ヤペテ)系の二つにも見られ、後者はさらに親高天原と反高天原に分かれた。

 <スバル、北極星、オリオンの三位一体>

・これまでわが国の天皇家天之御中主神(あめのみなかぬし)やキリスト教の“天の父なる神”がスバル(プレアデス)信仰にあたり、セム系氏族が北極星、北斗七星信仰、ハム系氏族がオリオン、シリウス信仰であることを明らかにしてきた。

 

 ・なおヤペテ系氏族はスバルと同じ牡牛座のアルデバラン(ヒアデス星団の赤星)信仰と考えられる。

 

・この地底世界の実体は不明だが、一部にはプラズマ亜空間説が出されている。空間が歪曲して異空間へとつながっているという説明もあり地底世界というより、別次元の世界と考えられる。

 

・厳密にはアガルタとシャンバラを区別しなければならないようである。つまり、ヤペテ系やハム系の神域がアガルタで、シャンバラは、セム系の神域ということである。

 

藤原氏北極星、北斗七星信仰はシャンバラ信仰、物部氏のオリオン信仰はアガルタ信仰となる。

 

 このヤペテ、ハム対セムの対立は天界で天の父なる神に反抗した堕天使に対してヤハウェ(またはミカエル)が天使の三分の二を率いて天の父なる神の側につき、堕天使とそれに従った三分の一の天使を地底世界に落とした事に遡るセム系対ハム系、ヤペテ系の対立で、後者がヤハウェ側と天使側の半分ずつに分かれたことで、三分の二対三分の一となる。

 セム系民族はエンキの北極星、北斗七星信仰、ハム系民族はエンリルのオリオン信仰であった。

・我が国の神社の大半がスサノオニギハヤヒ、つまりバールやミトラを祭祀し、その系列神を祭神とした物部氏の神社で、オリオン信仰であり、ハム系の神々を祀ったものであった。

 イザナギの黄泉の国訪問譚はギリシア神話のオルペウスの話がモデルで、途中で約束を破って振り返って見たため永久に妻を失ったエピソードなど同一のものである。なお、イザナミのいた黄泉の国は地底世界でアガルタ(シャンバラ)である。

 ・大伴氏と物部氏天皇家をはさんで、セム系とハム系の陰陽の関係にあり、東日本を大伴氏、西日本を物部氏が支配したが、本来は対立関係にあった。

・ハムもセムもノアの子としてアースガルト、アガルタ、シャンバラという地底に起源をもつが、北欧神話などを読むとセム系とハム系の住む領域も異なり(シャンバラはセム系の世界)、元々は対立していたのが、セム系がハム系に服属して和解したことになっている。

・シャンバラとアースガルト(アガルタ)は対立関係にあった。セム系は北極星、北斗七星信仰で、ハム系はオリオン、シリウス信仰で別系統のものが系図で兄弟とされている。

セム系は“文”の性格が強く、ハム系、ヤペテ系は“武”の血脈である。ハム系の中でもカナン人は、ノアによって呪われ、“カナンの呪い”という言葉が残っているが、聖書の中でもキリストが忌々しきものマムシの末裔として非難している。

 この我が国におけるセム系とハム系、高御産巣日神系(たかみむすび)と神高巣日神系(かみむすび)が、天皇家を間において対立・抗争してきたのが日本の歴史で、しかもそれは国民の一割前後の民族の抗争であったとするのが本書である

天孫降臨の地は飛騨である>

・スワティカ(卍)は、もともと宇宙エネルギー発動の神聖な表現である。

北欧神話のアースガルトがインド神話のアガルタという地底世界への信仰を有するトゥーレ協会という一種の秘密結社で、ヒトラー自身が、その地底世界を求め探検隊をチベットに送ったり、そこで知りえたものと思われる。

ナチスとアガルタの結びつきについては多くの人が論じている。有名なスウィフトの『ガリバー旅行記』もケルトによる地下世界探検譚を集めて書かれたものである。

 

 

セム系氏族が北極星、北斗七星信仰、ハム系氏族がオリオン、シリウス信仰であることを明らかにしてきたそうです。古代の伝説に登場する『蛇人』というのは、オリオン人の霊魂が地球に投影されたものと思われるといわれます。

ネガティブなオリオン 人が『過去』からあなた方に交信している一方、ポジティブなオリオン人は、オリオン座の『現在』からあな方に交信しているそうです。ところで「あなたはプレアデスの鎖を結ぶことができるか。オリオンの綱を解くことができるか」(旧約聖書ヨブ記38章31節)という文も正確な解釈は分かりません。

地球の月は、永劫の昔、レムリア大陸への入植の時代に、軌道上に設置されたりゅう座人の宇宙船であるといわれます。現代においてもビッグフットやサスカッチのような「獣人」を「空飛ぶ円盤」からオリオンETグループが降ろしているといわれています。

 

・「ボッドランド人」についてもよくわかりません。

ドイツ人たちは、空洞地球の住人たちの手引きもあって、地下世界へと姿をくらませた。彼らは、そこで第三帝国の建国を成し遂げた。ドイツ人が16世紀に地球マントル内のトンネルおよび深奥のインナー・ワールドで見つけた平和的国家/ボッドランドと第三帝国の共同事業があった」という話もあるようです。

 

「ドイツ人は、すでに1500年代に南米の地下トンネル居住区を開拓していた。1700年代にはドイツ人はさらに別の空洞居住区で6つの都市を開拓。このような地球内部の都市でなおも暮らすドイツ人が言うには、地球のマントル内にはこうした「邪悪な者たち」が住まう多くの都市で満たされている。約3万年前、空から宇宙船でやって来た邪悪な種族が兵器を用いて攻撃を仕掛け、都市を破壊して数百万人を殺した際、ボッドランド人は地下トンネル内に避難場所を探すようになった。その経緯をトンネルのドイツ人は教えられた。わずか数千人が生き残り、彼らは山岳の洞窟へと進んだ。我々の地上の国家は、『サーペント・ピープル(蛇人)』と名付けられた別の惑星からの邪悪な民族が宇宙船でやって来た時に破壊され、追い出され、数百万人規模で殺されたことを知っておかねばなりません。だが、インナー・ワールドの最古の種族は古代ドイツを起源としている。その始まりは地上世界の凍った南極にあり、亜大陸がかつて住民の徒に、卓絶した富と美の「熱帯の楽園」だった頃にさかのぼる。彼らのインナーアースへの集団脱出は3万年前のことだった。

1943年のドイツの遠征隊が発見したのは、内部世界で最大の大陸は北米の3倍の大きさの大陸地域をカバーするアガルタであり、アトゥリア人と呼ばれる人々によって占有されていることだった。このグループは沈んだアトランティス大陸からの末裔で、最初の祖国が最終的に沈んで何百万人もの祖先が滅びる前の紀元前1万5000年から1万1500年にかけて内部へ移住した」という話もあるようです。

 

中世のドイツの領主はほとんどが「異人」か「異人」の末裔ともいわれます。ナチスは邪悪なマスターに操られ、金髪碧眼のノルディックの血族間で交配を行うプログラムを煽動したのであるといわれます。

準マスター(大師)やマスター(長老)などを感知できるネットワーク組織があったようです。グレート・マスターはこの太陽系一帯からリラ、シリウス、プレアデスといった地球文明の発展に緊密に関連する星系に瞬間的に移動できるといわれます。「こうした神的生命体の中には、ガイアを縦断した教育者たるマスターたちがいます。彼らは、シャンバラのアストラル界における天使たちです」とも伝えられています。

「様々な情報を総合すると、このグレート・ホワイト・ブラザーフッドは144人のマスターからなり、シャンバラ(チベット仏教におけるユートピア)にいる世界の王を頂点としている。この世界の王の祖先は、ヴィーナス(ローマ神話の愛と美の女神)で、手足となる数人の者を従えて、16歳の少年に変身しており、この世界の王の手足となっているものが釈迦、マヌ(インド神話における最初の人間)、マイトレーヤ(インド仏教の伝説的人物)たちである」という話もあるようです。

 

 

「アンタレスに本拠地があるというホワイト・ブラザーフッドは、日本の「神道」と関係があるというよりも、そのものである」といわれます。

ホワイト・ブラザーフッド(白色同胞団)の本拠地はアンタレスにあるそうです。ホワイトブラザーフッドは、全宇宙の霊的な進化を管理していると指摘されています。

 

ウ・タント事務総長は「UFO問題が、ベトナム戦争の次に国連が直面する重要事項になるだろう」と発言したそうです。太古に火星霊人と金星蛇人の対立・戦争があったともいわれています。現在では「火星や金星の異次元に都市があり壮大な異星人の文明がある」といわれます。私達が、見ているのは3次元の火星であり、過去の火星であるといわれます。

 

 


『アガルタ(虹の都)』 

 (R・E・ディクホフ)(密教科学社)  1961

 から引用。

 

 

8万年前、全人類を巻き込んだ大戦争が起こった。生き残ったわずかな人々は例の地下トンネルに逃げ込んだ。>

・「人間は200万年前に宇宙船で地球にやって来た火星人によって創造されたという。火星人たちは高度の文明と超能力を持ち、南極に虹の都という7つの都を建設し、そこから世界中をつなぐ地下トンネルを掘った。人間はこの地下トンネルを利用して、南極からゴンドワナ大陸、レムリア大陸、アトランティス大陸へと居住範囲を広げていった。ところが地球の征服をたくらむ悪の化身、金星人は、テレパシーによって人間に邪悪な心を吹き込んだ。そしてついに8万年前、全人類を巻き込んだ大戦争が起こった。生き残ったわずかな人々は例の地下トンネルに逃げ込んだ。あらためて平和の大切さに気づいた彼らは、金星人の魔手に対抗するため、火星人の指導の下にアガルタを建設したのであるー」

 

・「金星人も火星人を追って地球に到来したが、彼らは身長14フィート、クロコダイルのような形態で直立し、手足には6本の指と水掻きを持つ。邪悪な金星蛇人は人間の精神を操作し、その結果アトランティスとレムリアの間で核戦争が起こり、高度に発達してきた文明は滅び、両大陸は沈没するしかし、この時までに地下にはトンネルが縦横に走り、地下都市が出来ていたので、避難所となった。その一つが中国のサンポー渓谷の地下にあるアガルタである。チベットのラサの下にはシャンバラという地下都市があり、アガルタとトンネルで結ばれている」。

 

 

 

(2023/4/9)

 

 

 

ディスクロージャーがすすんでいる感じで大変興味深いです。宇宙人の月基地についても、昔から選ばれた人々や米軍が行っていたようです。昔から日本人も月基地や金星に行っていたという話もあるようです。最近の洋書の翻訳書の内容は驚くべきものが多いようです。ネットの自動翻訳もすすんでいますので、学ぶ者には大変便利になっています。

 

・本書のトニー・ロドリゲスのようなタイム・トラベラーのような体験をした人は少なくないようです。日本の昔の浦島太郎の話は、数年間の異世界に住んで、故郷に戻ると数十年の年月が経っており、知り合いは皆亡くなっていたという昔話です。

それとは、逆にトニー・ロドリゲスの話は、エイリアンにアブダクションを受けてから、20年間さまざま不思議な体験や宇宙旅行をして、気づくと10歳の日の夜のベッドに戻されたというのです。時間を操作できる高度に進化した悪魔的な異星人の仕業だったようです。人間の子供をアブダクションして「奴隷」にする宇宙人種族もいるようです。「タウ人の遺伝子を使ってグレイを作るために主に子供を標的にして誘拐し、殺して細胞とホルモンを取りだしたのでタウ人がグレイを殲滅しようとしている」といわれます。

 

時代錯誤的な「性奴隷」にされたのも、アブダクションした異星人が、男色や小児性愛者の特異な性の習俗を持っていたようです。異星人の性の習俗についても当然ながら私たち一般人は、把握はできません。「アンタレス人は、トルコ人ギリシャ人、スペイン人のDNAに関係し、同性愛者で生殖目的でのみ女を使用すると考えられている」と指摘されています。

その昔、アンタレスエーテル質量を操作できる異星人がいて、自由に宇宙旅行をしたといわれます。またアンタレスにはホワイト・ブラザーフッド(白色聖同胞団)の本拠地があるそうです。

 異星人の生殖にしても、雌雄同体や卵生、クローンとか多種多様な話があるようですが、私たち一般人には、理解不能です。女性や女神を創造する前の宇宙人種族は同性愛、小児性愛とかさまざまな説があるそうです。

 

子供のアブダクションについての話も、ディープステート、「闇の支配者」が関与しているといわれます。「闇側のリーダーは、ボディダブル(替え玉)かクローンだとわかる」といわれます。「大いなる闇の同胞団は、人類に怖れを植えつけ進化を遅らせるためならば、いかなる手段も厭わない立場を取っていました」と指摘されています。時間を操作できる、ネガティブなサタンのような非常に進化した異星人も、地球人に昔からコンタクトしていたようです。

オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるといわれます。また人間のダブル、複体を創れると指摘されています。

この世とアストラル界層を自由の往来できる格段に進化した宇宙人のようです。「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。 「グレイ」は人間の無意識の中に入ってくるといいます。ほとんどの電磁的知性体はアストラル界に存在するという話もあるようです。

「アストラル界はとても巨大です。ここに存在する全ての世界からおよそ600億人の人間タイプの生物が集まっている」といわれます。

 

ナチスの宇宙人の話も出てきますが、ドイツ語をしゃべる宇宙人の話はいくつもあるそうです。アルデバランの宇宙人とのつながりが指摘されています。

ドイツ人が16世紀に地球マントル内のトンネルおよび深奥のインナー・ワールドで見つけた平和的国家/ボッドランドと第三帝国の共同事業があったと指摘されています。

「ドイツ人たちは、空洞地球の住人たちの手引きもあって、地下世界へと姿をくらませた。彼らは、そこで第三帝国の建国を成し遂げた」そうです。

中世のドイツの領主はほとんどが「異人」か「異人」の末裔ともいわれます。

ヴリル・ソサイエティーチャネラーたちによると、シュメール語はアルデバラン星人の言語であり、その音は、「不可解なドイツ語」のようであるという。そして、ドイツ語とシュメールーアルデバラン語は波長が同じであるとも彼らは、信じていた」といいます。

 

 

・「異星人の月基地」の話も昔から語られています。選ばれた人々や米軍人等が月基地と往復していたようです。つまり人間が知っていることは「砂浜のコップ一杯の砂程度」といわれます。

スター・ウォーズも頻繁に起こっているようです。「オリオン星雲で60万年続くオリオン戦争で、これは何億ものポジティブな人間型生命体とレプティリアンと呼ばれるネガティブなヒト型爬虫類人との間で起こったものだった」といわれます。

 

地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあるといわれます。「トールホワイト」とよばれる2メートルから3メートルの白人種のオリオン星人も報告されているようです。トールホワイトと米政府は、コンタクトがあるといわれます。月基地を経由して来るといわれます。

ちなみに、堕天使が地球の女を狙って降りてくるといわれます。堕天使の性的な能力は異常に高いともいわれます。また堕天使が太古から売春やスパイ、麻薬と関係していたといわれます。

しかしながら「性奴隷」による売春とか小児性愛者の話には驚きです。

 

 

 

 

・「月基地」の往来の話が以下の本に載っています。

 

『天使的宇宙人とのコンタクト』  2012年に再び戻ってくる

ハワード&コニー・メンジャー  徳間書店  2007/7/19

 から引用しますと、

 

 

彼らは無時間の領域にいて、3次元と4次元を同時に意識しているのです。太古の地球人は脳の下部にある“腺”が発達していて、自然な能力としてテレパシーを使っていたのですが、やがて通信技術という松葉杖に頼るようになり、しだいにその能力は退化していきました。テレポーテーションとは、脳下部の腺と5つの感覚器官の全てを用いて、リラックスした状態で3次元世界を写真のように感知することです。言い換えれば、テレポーテーションする目的地を完璧なまでに生き生きとイメージして、心をその光景の一部にすることなのです。

 

私たちの物理的な領域には、エーテル体(より洗練された表現形態)として顕現している精神的な生命体も存在しているのです。ある人たちは、これらの存在を私たちよりも年長の兄弟姉妹と呼んでいます。またある人たちは彼らを“天使(エンジェル)”と呼んでいます。

 

 

ハワード・メンジャー

アメリカ人。初コンタクトは1932年の夏で、金髪の金星人女性と会見。高校卒業後、陸軍に入隊してからハワイで黒髪・黒眼の異星人と出会い、太平洋戦争時の沖縄戦に従軍した折、沖縄で軍服を着た金星人と会見、「今後もコンタクトが続く」と告げられた。

 

・退役後の1956年にニュージャージー州プレザント・グローブでUFOを目撃して搭乗員の男女と会う。以後、金星や火星、木星土星から来たという異星人と何度も会見し、UFOに同乗して金星や月の裏側にある基地を訪れた。妻も金星人の転生者だという。

 

金髪の白人タイプの金星人との遭遇

 不思議な円卓 / ついに宇宙船内に入る

 ・「ハワード、あなたもご存じのように、私達の同胞はあなた方の世界に大勢いるのです。あなた達の中に紛れて観察しながら、できる限りの手助けをしています。彼らは、工場、オフィス、銀行など、あらゆる職場で働いています。自治体や政府の要職に就いている者たちもいます。ある者は、掃除係りの女性であるかもしれませんし、ゴミ回収業をしている者すらいるかもしれません。でも彼らに会った時、あなたは、その正体が分かるでしょう」

 

・「あなたは、まだ知らないのよ、ハワード。この惑星にはとても強大な力を持ったグループが存在するの。彼らは、途方もないほど多くの知識を持っていて、それはテクノロジー、心理学、そして最も残念なことに高度の脳療法(操作)の知識なのです。彼らは、あなた方の世界の政府(複数)のある主要な人物たちを利用しています。彼らのグループは人を巧みに操ることに長けていて、あなた方の神法上の存在の“サタン”の手先とも呼べるような集団です

 

<宇宙船に乗って月の軌道を回る>

・私たちはタラップを登り、宇宙船に乗り込むと、大きな半透明の丸テーブルの前に腰掛けた。私が壁のほうに目をやると、虹彩のような出入り口が閉じてタラップが引っ込められていた。そして円盤が離陸体勢に入ると、ブーンという甲高い音が聞こえてきた。

 

・表示スクリーンの焦点がクレーターから離れて、付近一帯を映し出すと、そこにドーム型をした建造物が姿を現し、今1機の宇宙船が1つの建物の近くにまさに着陸しようとしているところだった。その瞬間、私は体がわずかに引かれるのを感じ、それが過去に何度か体験した離陸時のものであったため、私は宇宙船が大気圏外へ向けて飛び立ったことが分かった。

 

・表示スクリーンが闇に消えると、船室の壁のスライド・ドアが開き、1人の乗組員に引率されて、2人の人物が入ってきた――驚いたことに、地球の人たちであった。さらに驚いたことに、彼らは私が知っている人たちであったのだ!

 

・他の人たちは質問をしなかった。その代わり、彼らは月の表面の映像に目を釘付けにされていた。スクリーンを見ながら、私は宇宙船が少なくとも月を2周したことが分かった。

 

月への着陸準備/肉体の原子の状態を調節される

・制御盤の前の男性が、拡声器を通じてかすかになまりのある声でアナウンスを始めた。

私の友人の皆さん、今回の旅行は前回よりも長いものになります。皆さんはまもなくある処置を受けていただきます。それによって皆さんの体の原子の状態が完全に変わります。肉体の全ての原子が処置を施され、その極性、周波数と振動を変化させられ、これまで地球の引力の慣性質量と釣り合っていた体の状態を、今度は月のものと釣り合うように調整されるのです。これには地球時間にして1週間半ほど要するでしょう。最初に感じる変化に動揺しないでください。何も害はありません。では、表示スクリーンを見ていてください」

 

・私たちがスクリーンを見ると、地球が急速に小さくなっていき、宇宙船が高速でそこから離れていくのが分かった。再び私たちを安心させようとする声が聞こえてきた。

心配しないでください。私たちは実在なるものの顕現、または投影された現身に過ぎず、それは本当に実在しないものであることを忘れないでください。皆さんは別な顕現の世界、つまり月の環境に適応するために原子的に変えられるだけなのです。私の友人の皆さん、月に到着したら、自由に見学したり写真を撮ったりできますよ。でもその前に、月の軌道を周遊しながら体に処理を施します。それにはあなた方の時間で1週間半かかってしまいます

 

・彼は私たちを引率してドアを抜けて、就寝エリアに案内してくれた。そこにはそれぞれの区分に、作り付けの二段ベッドが3台ずつあった。私の年配の友人と私ともう1人の男性にその内の1区分が割り当てられた。

 

・私が起床して最初にとった行動は、船窓に行き自分たちが今どこにいるかを確認することだった。窓から外を見ると色とりどりのさまざまな光の斑点が視界を満たした。ただ一つだけ巨大な赤い球があり、まるで巨大惑星のように見えた。後になってからそれが太陽であったと聞かされたが、私にそれがなぜ明るく見えなかったのかまったく理解できなかった。

 次に体験したのは、半透明の壁で3、4区分に仕切られた小部屋での、温かくて爽快なシャワーだった。私がその小部屋の一つに足を踏み入れると、自動的に背後のドアが閉まって室内の明かりがついた。そこには室温と水温の自動制御装置があった。

 

・「これはもっとそれらしいものにしてほしいなあ。これから使わなきゃいけないんだから!」

 彼が明らかに指していたと思われる衛生設備は、地球のものと非常によく似ていたが、便座の位置がやや低めで、陶磁器ではなく、硬く白っぽい半透明の素材でできていた。鏡も備えた作り付けの化粧台の一部には洗面台のようなものもあり。そこでも蛇口から泡立つ水が出てきた。私はそろそろ誰かからひげそりを借りなければいけないなと思いながら鏡に自分の顔を映した。すると驚いたことに、私のあごひげは伸びていなかった! それどころか、旅のあいだ中ずっと私たちはひげをそる必要がなかったのだ!

 

・私が小部屋を出てメイン・ルームへ行くと、すでに2人の人がそこで待っていた。その時、どこからともなく料理のにおいを感じ、私は自分がかなりの空腹を感じているのに気がついた。私たちの指導員が壁の1区分を開いて、何品かの加工食品を取り出すと、深い壺のようなものの中に入れた。その壺は流し台セットのようなところに据え置かれていた。彼がボタンを押すと壺が液体で満たされた。そして彼は食品を5分ほど液体に浸してから、壺の中の液体を流して捨てた。次に別のボタンを押すと、ほぼ瞬間的に食品を見た目が変化して蒸気が立ち上った。それはまさに一瞬の内に調理されてしまったのだ!

 

・彼は食品を大きな水切りのようなものを使ってプラスチック製のような受け皿に移した。彼によるとその皿は使い捨てだという。そして彼はテーブルに皿を並べた。

「そうそう、ジュースもありました」彼は笑いながら壁の食料収納スペース内の蛇口から新鮮なジュースを注いだ。

 旅行中に私たちはたくさんの種類の加工食品を美味しく頂いた。それらは、キャベツ、パセリ、にんじん、じゃがいも、とても大きな小麦穀粒、そしてトウモロコシの粒などがあった。味付けは緑色の岩塩で、私が特に気に入っていたのはパンに塗るペーストで、アボカド・バターに似たような、でも色は白いものだった。

 他の惑星のナッツ類がよく出されたが、どれも実の部分だけで、殻は見る機会がなかった。中にはそれだけで主食になりそうな大きな実もあり、食べやすいように薄く切られていた。またあるものはブラジル・ナッツのような味がした。特に印象に残った美味しい食べ物はある果物で、それは直径15センチほどで、形は丸く、果皮はネクタリン(椿桃)のようにつややかで、赤みがかったオレンジ色をしていた。かじってみると、とても美味しくて果汁が多く、まるで桃とプラムを足し合わせたような味だった。種は小粒で、プラムの種に似ていた。

 野菜はどれも大変美味しかった。じゃがいもは肉質の密度が高くて、ナッツのような風味がしたが、おそらくたんぱく質が豊富であったからだろう。パセリの葉は私たちのものよりもずっと大きかったが、逆に香りは抑えられていた。

 

・それでも、実際にはこの調整期間中に私たちは他にもたくさんの楽しい体験をした。私たちはよく地球やその他の惑星から流れてくる音楽を聴いたり、ホスト役の人たちに絶えず話しかけて、彼らから多くのことを学んでいた。

 表示スクリーンに映し出される映像は常に私たちの興味をそそるもので、特に操縦士が他の惑星と呼ぶ星々の様子を映し出してくれた時には私たちは喜びいさんでその魅惑の世界の光景を観賞していたものだった。

 制御盤の前の男性は、表示スクリーンを通して、他の宇宙船、地球のさまざまな地球の仲間たち、そして月など、あらゆる場所と連絡を取り合っていた。だからまったく退屈する暇などなかったのだ!

 私は自分たちがどれだけの日数をこの快適な居場所で過ごしたのかよく分からなかったが、私の時計で推測すると、およそ10日間であったと思う。私はしばしば、宇宙船内にいた時は時間の流れが異なっていたのではないかと考えることがある。そのため私のあごひげは伸びなかったのかもしれないが、それは肉体の調整期間中であったからかもしれない。けれども体のその他の機能はすべて通常通りだったのだ。

 

・宇宙船内には“喫煙禁止”の注意書きなどはどこにも見られなかった。乗組員の喫煙は大丈夫なのだろうと思ったが、旅行中に喫煙する者は誰もおらず、それはのちに月面に降りてからも変わらなかった。それでも正直に告白すると、この“時間”についての問題はいまだに私を混乱させているもので、私が宇宙人問題を知的に理解するにはあまりにも複雑なもののように感じている。

 

・[訳者解説] 宇宙船内で髭が伸びなかったというのは、「スペース・ピープルの食事、衣料、散髪」の章に出てくる宇宙人たちが、地球で過ごすうちに髭や体毛が生えるようになったのとは対照的なことのようにも見えるが、1995年頃のインタビューでメンジャーは「10日間の月旅行で髭が生えなかったのは、彼らがタイムトラベルをしていた可能性もある」とも述べている。また彼は異星人から“時間”について次のように説明を受けたという。

「時間とは、運動とエネルギーの状態である。時間と運動とエネルギーは三位一体(三つ組)であり、それぞれが他の2つなしには、確認し得ないものである。時間とはエネルギーと運動であり、エネルギーは運動と時間である。これは原子より小さい微粒子や銀河に至るまで、宇宙の全ての物質に当てはまるものである。深宇宙には時間帯による区分というものは存在しない。時間と運動は、地球などの惑星のエネルギーを生み出し、エネルギーは時間と運動を生み出すのである」

 

月面での観光旅行

やがて視界に巨大なドーム型の建造物が現れてきた。直径およそ45メートル、高さは15メートルほどあった。建物は半透明の材質で出来ており、内部で明滅する色とりどりの閃光が見て取れた。

 私たちの宇宙船が建物の周囲を旋回し、着陸態勢に入った時、私はそのドームの土台もしくは台座になっている頑丈そうな白い部分があることに気づいた。建物をさらによく見ると、真珠のような虹色のきらめきに輝いていて、淡白な美を見事に体現していた。着陸した宇宙船は、赤銅色の平坦な道を滑空しながら、建物の基部の巨大な開口部に向かって吸い込まれていった。

 宇宙船のドアが開き、私たちは建物の床へと掛け渡されたタラップを降りていった。建物内はまるで巨大な飛行場のように見えた。移動式のタラップは私たちを別の階へといざなったが、おそらく建物は少なくとも3階以上はあっただろう。

 

・私たちは視察旅行をするようだった。まず一行は建物から建物へと移動し、そして郊外のような場所へ出たようだった。そして山を越え、谷を抜け、地下の施設のようなところを訪問した。毎回、息を呑むような初めての光景を目にするたびに、私たち一行のメンバーたちは、「おお!」とか「わあ!」などと感嘆の声をあげていた。

 

・その瞬間、私の目に飛び込んで来たのは、砂漠の上に墜落したと見られる巨大な弾丸のような物体が、壊れた機体の一部を突き出している無残な姿であった。

 

 そうこうするうちに私たちは、ようやく停車ポイントであるもう一つの巨大なドーム型建造物に到着したガイドにうながされて下車した私たちは、初めて月面に降り立ったが、そこでは何の苦もなく呼吸することができたのだ!これには皆が喜んだ。私たちはずっと伸びをしたいと思っていたからだ。

 

・それから私たちは、言語別にさらに細かいグループに分けられ、それぞれに通訳のガイドが割り当てられた。私たちの中には、ごく普通の人たちの他に、科学者たち、地質学者たち、電子工学技師たち、ロケットの専門家たち(その中の1人を私は個人的に知っていた)、天文学者たち(そのうちの1人も私は知っていた)そして他の知識人たちがいた。ほかのグループを見ると、そこには多数のロシア人、日本人、ドイツ人、そして他の国々から来た人々がいた。言葉の壁があったにもかかわらず、月面旅行に参加している全ての人々はお互いを理解し合って、兄弟姉妹のように感じられる一つの絆で結ばれていた。

 

私は普通の素人の見学者だったので、専門家たちが見学を許されるような多くのものを見る機会はなかったが、たとえ見せてもらったとしても、その概念を理解するのは土台無理だっただろう。私たち全員が見せてもらったのは、楽器類のようなもの、芸術や建築物のサンプル、そしてその他もろもろの興味深いものであった。実際のところ、ある建物は惑星間の国際見本市のようなものであり、それぞれの惑星が芸術やテクノロジーなど何らかの分野での展示物を出品していた。

進んだ技術の園芸法を紹介しているコーナーでは、ゼリーのような物質で出来た大桶のようなものの中で、花などの植物が育てられているのを見せてもらった。別のところでは、高周波の音波によって衣類の汚れが落とされるしくみも見せられた。また精妙なカットがほどこされた宝石類を載せたトレイが皆に回されて、各自がそれらを手にとって調べることも許されていた。私たちが目にした溢れんばかりの光景は、想像を絶するに余りがあるものであった。

 

夕食の宴は、一行の月面離陸の準備を告げるアナウンスとなり、再び私たちは船上の人となった。一同の体のコンディションを再処理するのはほとんど時間がかからなかったようだ。そしてもう地球に着いたことにすら気づかないうちに、宇宙船はコンタクト・ポイントの原っぱに戻っていて、私たちは再び地上に足を降ろした。

 

<2012年、彼らは、戻ってくるのか>

 ・「彼らは、“ちょうど金星から来たところだ”と言ったのであり、金星人だとは言わなかったからだ。彼らは、金星や火星に基地を持っていただけで、別の惑星から来たのかもしれないか、別の次元から来たのかもしれない。あるいは地球の内部から来ていたために、それから目を逸らせるために金星と言ったのかもしれない」と説明する。

 

メンジャーと2012年のアセンション情報との意外なつながり

 ・もし、同じ惑星に3次元の姿と4次元の姿(または異次元の姿)が同時に存在しているとすれば、地球人に見えるのは3次元の金星だけで、4次元の金星は“別の惑星(太陽系)”に属していると言えるのかも知れません。

 

・ただ、前述のクリスティーナが金星の一部はまだ3次元にも同時に存在していると語るように、2つの世界は連続していると仮定した場合、その次元の差に追いつくことがアセンション(上昇)だとすれば、2012年に地球はアセンションして、別の次元の太陽系の仲間入りをするという可能性もあながち否定はできないと思います。メンジャーが聞いた「2012年にまた戻ってくる」という最後の言葉は、彼らがアセンションをサポートしにくることを指しているのでしょうか?でも、彼らが、そこまで地球人の面倒を見ようとするのはなぜなのでしょうか?

  

・天使的な宇宙人に夜にアブダクションされて、9日間の宇宙旅行を体験して、気づいてみると自分のベッドの中だったというオーストラリア人の話が以下の書籍に載っています。

タオ(ティアウーバ星人)の惑星ティアウーバの話です。一般的に宇宙人はタイムトラベラーが多いようです。高次元の宇宙人は時間の操作ができるようです。「事実は小説よりも奇なり」で、「知る人ぞ知る」話なのかもしれません。

 

 

『超巨大「宇宙文明」の真相』

ミシェル・デマルケ  徳間書店  1997/8/1

 

・『超巨大{宇宙文明}の真相』(ミシェル・デマルケ)の黄金の惑星ティアウーバの世界は精妙な金色の世界のようで、『浄土三部経』の金色の世界と似ている印象がしました。アブダクションされて「平行宇宙」を抜け、「外宇宙」に出たそうです。

地球最古の文献といわれる『竹内文書』とデマルケ氏の宇宙情報が驚くべきシンクロニシティがあるそうです。

 

・「私たち、つまりあなたと私は、この瞬間に地球と平行な宇宙にいるのです。あなたを受け入れるために、私たちは<エアーロック>を利用しました。この瞬間、あなたのために時間は停まり、あなたはここに地球時間で20年から50年間とどまることができ、そして、まるで何事もなかったように戻ることができます。あなたの肉体は少しも変わらずそのままに保たれます

「ここにいる人たちは何をしているんですか?」

「彼らはここで一生懸命に生きているのです。あとで分かりますが、人口密度はとても低く、死は自殺か事故によってだけ起きます。ここでは時間は据え置かれ、地球時間の3万歳とか5万歳にあたる男女や動物が住んでいます」と記載されています。

 

・とても単純なことです。バミューダ・トライアングル地帯のことを耳にしたことはありますね。あそこやあまり知られていない他の場所で、この並行宇宙とあなた方の宇宙とは混ざりあっていて、それで自然の歪み(ワープ)が存在するのです。

 その歪みの周辺では、人間や動物はもちろん物さえも、文字通り吸い寄せられます。例えば艦隊でも数秒で残らず消滅してしまうことも起こるのです。時には数時間後、数日後あるいは数年後に、あなた方の宇宙に戻れる者もいますが、ほとんどの場合は二度と戻ることはできません」とのこと。

 

 

  

(2023/2/22)

 

・銀河連合は、アメリカ政府だけでなく、各国政府ともコンタクトしたといわれます。各国とも最高の国家機密になっているのかもしれません。宇宙人の存在を認めているのはブラジル政府だけだという話もあるようです。今後、膨大なエイリアン情報が世間一般に流布されることが期待されています。

 

旧ソ連やロシアのことは、昔からの秘密主義のために、戦後は国内の一般の社会情報ですら西側諸国には流れてこなかったそうです。そのために、戦後の知識人たちは、「理想的な社会主義国」に憧れたといわれます。宇宙人情報も、いくらかのコンタクト情報は流れてきていましたが、国家として組織的に活動していたことは私たち一般人は、分かりません。ウクライナにも銀河連合はコンタクトがあったのでしょうか。

 

 

『地球を支配するブルーブラッド  爬虫類人DNAの系譜』

スチュワート・A・スワードロー  徳間書店  2010/6/18

によりますと、

 くじら座タウ グレイ種を目の敵にし、ソ連と協定を結んだ>

・この人間のような生物は、グレイ種を目の敵にしている。宇宙のどこであろうとグレイを発見したら叩きのめすと誓っている。

 

・地球までグレイを追って来た彼らは、1950年代にソ連と協定を結び、基地と自由に領空を飛行する権利を得た。

 

最近になって、ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と交わしてタウ人を追い払ったと考えられている。

 

・ロシアとのコンタクトもリバースエンジニアリングも秘密裏に行なわれているようです。「彼ら蛇人はすでにロシア共産主義勢力としてやってきており、マルクスレーニンはその勢力のいわば幹部たちだった」という説もあるようです。ヒトラーマルクスイルミナティ・エージェントだったという説もあります。銀河連合とのコンタクトも最高度な軍事機密で西側には漏れてこないようです。アバブ・トップシークレット状態なのでしょうか。

 

・宇宙人のヴァルについても『大統領に会った宇宙人』フランク・E. ストレンジズ (著)(たま出版)1996/12/1
が翻訳出版されています。「地球を観察するビクター・シリーズの宇宙船287機」。日本を監視する29機が配置されているといわれます。
 かなりの数の宇宙人が地球に溶け込んで生活していると指摘されています。以下の情報が分かります。

『宇宙人と地球人の超真相』(深野一幸)(徳間書店)1997/10/1
大統領に会った金星人(ヴァリアント・ソー)


ヴァルは、3年間ペンタゴン国防総省)に個室を与えられ住むことになった。ヴァルは、護衛には彼の幻影を見せておいて、ペンタゴンの外に自由に出入りできたし、さらに、近くに待機している宇宙船(UFO)の乗組員とは、テレパシーで絶えず連絡していたという。
ヴァルのほかに、ドン、ジル、タニアの3人の仲間の乗組員がいた。


・ヴァルは、1960年3月19日、テレポートしてアレキサンドリアに待機していた宇宙船(UFO)に戻り飛び立った。そして、「ビクター・ワン」という母船に乗り移って、金星に帰った。
(ヴァルのプロフィル)身長は180センチ以上。体重は約85キロ、茶色の巻き毛で茶色の瞳、肌は白いが若干日焼けしている。指紋がない。

(ヴァルの超能力)
「テレポーテーション」ー自分自身を任意の場所から任意の場所へ自由に瞬間移動できる。
「テレパシー」ー何十キロも離れたところにいるUFO内の仲間の金星人とテレパシーで交信できる。
マインドコントロール」ー地球人の心を自由に繰ることができる。
未来予知」―ロバート・ケネディの暗殺を予知して、ロバート・ケネディに大統領選にでないように警告していた。
ヴァルは、我々と同じ人間であるが、ものすごい超能力者であることが分かる。



 

『大統領に会った宇宙人』

ペンタゴンの宇宙人極秘報告)

(フランク・E・ストレンジズ)(たま出版)1996/12/1

 

 『フォース・フィールド』

ネバダヘンダーソンで、まもなく車は宇宙船の入り口に近づいた。直径90メートル、高さは3階建てのビルほどもある金星から来たという宇宙船の存在を示す目に見える唯一の証拠だった。フォース・フィールドが船体を見えなくしていたのだ。

 

<『地球上の宇宙船』>

ネバダ州ラスベガスの東にあるミード湖の最西部の岸付近に、地球外文明の宇宙船で、バリアントソー司令官の名声を高めている<ビクター・ワン>が停泊している。これこそ、バルが指揮し、地球上での“我が家”にしている宇宙船なのだ。

 <ビクター・ワン>の位置は、フーバーダムの北西、ネリス空軍基地の南東、ネバダヘンダーソンの北東、ジプサン・プラントの南に当たる。1988年12月はじめの時点では、ラスベガス・ウォッシュの南、ハイウェイ147号線と166号線の合流点の北東およそ1.5キロだった。位置は変わるが<ビクター・ワン>は、11年間この地球に留まっている。<ビクター・ワン>の存在を知っている地球人は数千人・・・現役のアメリカ政府職員はそのうち2千人を占めている

<ビクター・ワン>を訪れた地球人は数人の科学者を含めてごく少数に限られている。政府職員が<ビクター・ワン>を訪れたことはない。

 

地球を観察するビクター・シリーズの宇宙船287機

地球を観察するビクター・シリーズの宇宙船287機。日本を監視する29機が配置されているという

 

  

 

(2023/1/9)

 

 

・エポックメーキングな本です。563ページの大著です。この本が20年前に出ていたならば、世の中は大きく変わっていたのかもしれません。ET種族の百科事典として見れば便利です。事典として長期に利用できるようです。50年に1冊の本とも言えるでしょうか?

情報の共有に時間がかかるために何事も世界が大きく変わっていくのも、10年から20年はかかるといわれます。過去50年前から出版された本の全ての内容が、この本に繋がっているのは興味深いものです。米国ではUFOエイリアンの本が4万冊以上出版されています。日本でも同様のような量のようです。洋書を読めばかなりのことが解るといわれます。映画界や出版業界は収益主義、商業主義ですので、UFOエイリアンのジャンルは、大いに期待できる分野のようです。ですから、関係者にとても有益ですので、これからもリーク話が多く出てくるのかもしれません。

「事実はSFより奇なりで、100倍以上面白い」といわれます。この種の本が、今後多く出されることで、人びとの常識・認識も大きく影響されることでしょう。UFOエイリアンの国立の研究所を作るべきだという話もあるようです。大学の学門や教科書も触れるべき膨大な情報が無視されているといわれます。「知らぬが仏」なのかもしれません。

 

UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうですので識別不能のようです。目に見えない人間の死後の世界、幽界や霊界、宇宙人のアストラル界やエーテル界も似ている世界ですが、私たち一般人は、当然詳しくはありません。「アストラル界はとても巨大です。ここに存在する全ての世界からおよそ600億人の人間タイプの生物が集まっている」といわれます。莫大なパラレル・ユニバース(並行宇宙)の知識と高度な異次元世界の解釈能力が必要だといわれます。すぐそこ、あなた方の真下には、まるまるひとつの世界“パラレル・ワールド”が存在しているといわれます。

異次元に地下基地を作れるエイリアンの超科学は、現代の先端的な科学者でも理解不能のようです。リバースエンジニアリングの内容も徐々に、社会に公開されていくことでしょうか。銀河連合にも日本政府はコンタクトはあるのかもしれませんが、情報公開が望まれます。銀河連合は各国政府にコンタクトがあるといわれます。

 

・コロナ・パンデミックウクライナ侵攻も全ての事象に宇宙人が関与しているという陰謀論のことは、私たち一般人には、理解不能です。しかし、世の中がますます悪くなっていく懸念がします。

この世界は悪魔崇拝者による国際的な秘密結社によって支配されている。国際的な秘密結社はディープ・ステイトやカバール(陰謀団)の強い影響下にある。彼らは合衆国政府を含め、基本的にすべての有力政治家、メディア、ハリウッドをコントロールしているが、その存在は隠蔽されている」と指摘されています。世界の歴史は、秘密結社同士の戦争の歴史であるともいわれます。

ルシファーもグレイ(ゼータ星人)を作り神に反抗したとも言われています。世界史上の出来事は、すべて秘密結社が企てた陰謀の結果であるともいわれます。スター・ウォーズも全宇宙では頻繁にあったようなのです。エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまったそうですネガティブなオリオン人は、地球に来ている地球外生命体の中で、最も発達レベルの低い存在で、地球に暗黒をもたらそうとしているそうです。

 

・「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」そうです。

「ニムロードは堕天使すなわちルシファーの子孫であり、強大な力を手にした。神への反逆者ということだ」といわれます。

「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったそうです。

悪魔とか堕天使、ルシファーについては、昔から情報が抑えられていると指摘されています。ルシファーは水爆を武器として使用したが、オリオンは宇宙機(円盤)を使ったそうで、スター・ウォーズでは、陰の主役だともいわれます。「ニムロド」とは古代バビロンの統治者で、宗教的に言えば「アンチ・キリスト」、つまり、「大魔王」のことです。

ルシファーが全宇宙で多くの惑星を吹き飛ばしてきた悪玉の宇宙人の背後にいるともいわれます。

「ニムロド」は片目を失ってしまったことから、ニムロドの片目は「All Seeing Eye」と言われるようになりました。ニムロデは、フリーメイソンにおいて、ルシファー(サタン)と同一と考えられているといわれます。今後、神々や大天使、堕天使、天使や悪魔の進化した異星人の情報がリークされることが期待されています。

 

UFOやグレイの時代から、人間の精神に侵入してくる悪魔、堕天使、天使や神々のような目に見えない宇宙人の時代になったといわれます。

4次元の宇宙人と5次元以上の宇宙人の対立・戦争、神と堕天使ルシファーの対立・スター・ウォーズが延々と続いているといわれます。

堕天使ルシファーもオリオンからやって来たそうです。オリオンやルシファーの力 は、イエス(金星の大長老サナンダ)を地球から除き得る(磔のこと)ほどに強いのだということは注目されます。堕天使ルシファーが天使団の3分の1を率いて神と天使に反乱した天の戦争が現代も続いているといわれます。

4人の天使は、人類の3分の1を殺すために解放された」(ヨハネの黙示録9章15節)のような聖書の記述を実現させるためなのでしょうか。

サイバー戦争をみても第3次世界大戦は既に始まっているといわれます。

 

・エイリアンの異次元の地下基地での生体実験は現代の地獄における鬼の拷問なのでしょうか?どこまでが本当の話なのか、真偽のほどは分かりませんが、信じるか信じないかはあなた次第という陰謀論なのかもしれません。

「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」という話もあるようです。

「オリオン星雲で60万年続くオリオン戦争で、これは何億ものポジティブな人間型生命体とレプティリアンと呼ばれるネガティブなヒト型爬虫類人との間で起こったものだった」と指摘されています。エイリアンの争いは、執拗に長期間、続くといわれます。滅ぼされた種族も多いのでしょうか。

オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。「グレイ」は人間の無意識の中に入ってくるといいます。「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。「宇宙人情報は米軍に始まり米軍で終わる」といいます。

 

 

 

(2022/7/15)

 

 

 

 

・アストラル界層やエーテル界層で活動する宇宙人の実態は、私たち一般人は、想像を絶する話です。しかしながら、オリオンや宇宙連合のコンタクティやチャネラーが増えていますので、多くの情報がネットや動画、書籍で公開されています。目に見えない堕天使、悪魔、天使や大天使のような進化した宇宙人の世界は、近年、書籍に登場することが多くなりました。日本人も異世界に住んでいる人も少なくないようです。

  洋書でもエイリアンやUFO関連の本は数万冊あり、重要な内容の本が翻訳されて出版されていない場合も多いといわれます。「とんでも本」といわれる範疇にはいりますが、

事実の検証ができないので、「事実は小説よりも奇なり」で、「知る人ぞ知る」話なのかもしれません。「天機漏らすべからず」といって神仙界の機密は人間界に伝えられないといわれます。神々のような進化した宇宙人の時空を超えている世界は想像をすることは難しいようです。真偽のほどは分かりませんが、本書には議論を呼ぶ内容もあるようです。それは省いてありますが。

 

 荒唐無稽な内容もあるようですが、このような情報が多く公開されるようになりますと、社会的にも多くの影響を持つことでしょう。

 莫大なパラレル・ユニバース(並行宇宙)の知識と高度な異次元世界の解釈能力が必要だといわれます。「陰謀論」では有名な人々も奇妙な「悪人」にされたりしますが、パラレル・ワールドの悪魔のダブル(複体)の話と指摘されています。その件については、名誉棄損罪、侮辱罪、業務妨害罪、誹謗中傷で訴訟にでもなるのでしょうか。

 新型コロナウイルスの「パンデミック」やロシアのウクライナ侵攻も「陰謀論」からは、さまざまな特異な解釈があるようです。

異次元世界では自分と同じパーソナリティのドッペルゲンガーのような人間(ダブル・複体)が4人いるといわれます。世にも奇妙な話に慣れることは時間がかかるといわれます。

肉体の他にエーテル体、 アストラル体などがあるとされており、 このエーテル体というのが肉体と同じ形状を しているということのようで、エーテルダブルや、 ダブル(複体)と呼ばれることもある」といわれます。解釈に非常に高度な知識が必要な内容があるのかもしれません。また、ロシアにおける異星人の動きは分かりません。「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。リバースエンジニアリングもロシアは熱心にしているのでしょうか。

 

 

 

『あなたからあふれ出すアセンションの超パワー』

銀河再生も可能   シリウスの超叡智1

パトリシア・コーサ      徳間書店    2011年5月31日

によりますと、

 

「<権力者たちはグレイゾーンに飛ばされるのに気づいていない

ガイアの初期の文明の時代から人類を操っていた存在も、母船である月から“間(はざま)”に飛ばされ、静寂の雲へと難破する運命にあります。そして、そこで宇宙の反逆者として彼らの変容した自己であるグレイとあなた方の表現する“永遠の間”とが容赦なく結ばれます。これがサイクルの終りです。

 結局、“一杯食わされている”のは、あなた方だけではないようです。

 

・アヌンナキ、グレイ、秘密政府、宇宙の陰謀、遺伝子組み換え、あなた方の現実と私たちが、みなしているものの中で、暗闇の要素のいくつかを私たちは、あえて暴露し、オープンに議論しました。これは、あなた方に必要な情報を提供するためと、何があなた方の内面に恐怖の感情を喚起するかをあなた方に気づかせるためでした」と記載されています。

 

 「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」という話もあるようです。米国政府を騙すくらいですから、他にも何でもしており、スター・ウォーズの原因になっているのかもしれません。

異類混血がスター・ウォーズの原因だともいわれます。全宇宙のスター・ウォーズと地球上のハルマゲドン(最終戦争)が連動するといわれます。「ルシファー一派のグレイや動物タイプの異星人連合」と「神の人間タイプの異星人連合」がスター・ウォーズをするシナリオなのかもしれません。

そう簡単に争いや戦争(スター・ウォーズ)が収まらないですが、上位の宇宙人の集まりである「銀河連合」や「銀河間連合」が介入してきて、事態の収拾に乗り出しているそうです。

1954年には、「ラージノーズ・グレイ」という種族が、ホロマン空軍基地に舞い降りた、と主張されています。

アブダクションされたり、殺されたり、騙されたり、捕虜や奴隷にされたり人体実験に利用されたりする宇宙人も多いのでしょうか。「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。また 「グレイ」は人間の無意識の中に入ってくるという話もあるようです。。

「進化した宇宙人は人間の肉体や精神体に憑依するので誰にも分からない」と指摘されています。

 

「グレイは我々(異星人)が遺伝子工学、バイオ化学、宇宙科学を駆使して造ったロボットでした」といわれます。

グレイ(小柄な異星人、ゼータ星人)ですら色々なスター・システムに81種類以上もいるそうですので、人間タイプの異星人も多種多様のようです。ルシファーもグレイ(ゼータ星人)を作り神に反抗したとも言われているそうです。

シリウス人はオリオン人と交戦していた。この敵対関係は今でも続いていると指摘されています。「奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまった」といわれます。

エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。

「オリオン星雲で60万年続くオリオン戦争で、これは何億ものポジティブな人間型生命体とレプティリアンと呼ばれるネガティブなヒト型爬虫類人との間で起こったものだった」そうですが、このオリオン戦争は、形を変えて現在も続いているのかもしれません。

全宇宙の膨大な歴史的変化は、把握できないといわれます。

 

・宇宙人がドイツ語で話したとか、異星でドイツ人に会ったと言う話は少なくないといわれます。「ドイツ人たちは、空洞地球の住人たちの手引きもあって、地下世界へと姿をくらませた。彼らは、そこで第三帝国の建国を成し遂げた」といわれます。

ドイツ人が16世紀に地球マントル内のトンネルおよび深奥のインナー・ワールドで見つけた平和的国家/ボッドランドと第三帝国のつながりがある」といいます。ナチスは邪悪なマスターに操られ、金髪碧眼のノルディックの血族間で交配を行うプログラムを煽動したのであるといわれます。

アルデバラン星人は、ゲルマンの諸民族とスカンジナビア人、特にバイキングの創作と管理を担当したそうです

『UFO contact from planet ACART』では異星人はドイツ語を話していたそうです。

また「注目された理由の一つには金星のチュートニアという都市が実は西暦1900年前後に金星を訪問した優秀なドイツ人科学者にちなんで名づけられた」と本に書かれていたこともあったようです。

 

 ・「マリアが深いトランス状態で受けるメッセージは地球から65光年の距離にあるアルデバラン星座の中にある二重恒星系の一つアルファ・タウリ惑星に住むアーリア人から来るものだった」という話もあるようです。

「二派の対立とは火星由来のアーリア人に対するアヌンナキ・レプティリアン爬虫類人)の争い、戦争」であったともいわれ、今でも続いているそうです。

ナチスは、アガルタの「善者」たちと同盟して、「悪者」のシャンバラが操る「フリーメーソンシオニスト」と戦っていた。少なくともナチス自身はそのように信じていたのだ」と指摘されています。

ドイツ語は悪魔の言葉だ」ともいわれます。しかしながら、「シュメール語はアルデバラン星人の言語であり、その音は、「不可解なドイツ語」のようであるという。そして、ドイツ語とシュメールーアルデバラン語は波長が同じであるともナチスは、信じていた」そうです。

 

・「ケンタウルス座α星の私たちの恒星系は7つの惑星から構成されています。そのすべての惑星に私たちの文明がおよんでいて、人々が暮らしています。この美しい恒星系の3番目の構成要素はプロキシマ・ケンタウリとして知られており、そのまわりを7つの惑星が軌道を描いて回っています」という話もあるようです。

 

米国は人類に2万年以上、(5万年)も先行するといわれている異星人と交渉を持っており、密かに科学技術も導入しているといわれております。テレビ映画「Xファイル」でも、米国人がアルファ・ケンタウリという星に大挙して行っているような場面もありました。わが国も国家機関の総力を挙げて、異星文明の導入を図るべきでしょう。コンピュータも異星人の技術であるといわれております。「宇宙人情報」を隠す勢力が強く、宇宙人問題をメイジャーな問題にしようとする勢力を圧倒しているようです。スポーツ番組以上に、UFO番組が頻繁に流されるのはいつのことになるのでしょうか?

 

 

 

(2021/12/6)

 

・この種の本は、いわゆる「とんでも本」「ぶっとんだ話の本」といわれます。当然ながら、さまざまな言説には私たち一般人が理解できない理論的混乱があるといわれます。そこで、よくあるようにSNS等から拒否される場合が多いといわれます。また陰謀論を語ると「家族や周囲からも気が狂っている」と見られ、馬鹿にされることも多いといわれます。どこまでがフィクションで、どこまでがナンフィクションなのか、私たち一般人には、理解不能です。しかし、この本はamazonを見ると、人気が出て売れているようです。

例えばゲイ(LGBT等)のことはゲイしか分からないともいわれます。ゲイ(LGBT等)のカミングアウトも近年では普通になりつつありますが、以前は社会的にも難しかったといわれます。

それと同じように、この種の話は、まだまだ日本ではタブー視されているようです。欧米でも、一般的ではないようですが。

トランプ氏は大統領選敗北を認めざるを得なくなっていた2020年12月、「UFOに関する報告書の開示」を政府機関に求める法案に署名したといわれます。トランプ前大統領のおかげで、かなりの宇宙人情報が流れだしているようですが、私自身は、あまり時間がないので調べていません。これからは、多くの宇宙人情報の翻訳本も出版されることだと思います。サブカルチャーがメインなものになることが期待されます。情報公開は、商業ビジネスに大きなネタ・材料を提供することになるので、多くのメディアは飛びつくと思われますが。

地動説も当時のキリスト教会から迫害を受けて、定説になるのにどれだけの年数がかかったのでしょうか。「その彼らは地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」そうです。当然ながら、米国は異星に進出しており、リバース・エンジニアリング(逆工学)をしていることでしょう。UFOを見たかの問題ではなくて、「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうですので識別不能のようです。

また「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。そして当然ながら、リバース・エンジニアリング(逆工学)もしているといわれます。昔から「異人大国」の中国はどうなっているのでしょうか。

 

この種の本の内容を理解するためには、莫大なパラレル・ユニバース(並行宇宙)の知識と高度な異次元世界の解釈能力が必要だといわれます。普通の人間には見えない異次元世界の話ですから理解不能になるようです。ダブルやクローンといって、世界的な有名人に化けた悪魔の変身もパラレル・ユニバース(並行宇宙)に存在するようで、一層、理解できなくなります。見えない異次元の神人、異人、大天使や堕天使の新しい情報は、「知る人ぞ知る」話なので、私たち一般人は、理解できません。異次元世界では自分と同じパーソナリティのドッペルゲンガーのような人間が4人いるといわれます。

陰謀論の本は、その内容が多くの著者に、なぜか共通してくるのは不思議な話のようです。異次元世界の「裏世界」とか「パラレル・ユニバース(並行宇宙)」に介入しコンタクトした人でないと分からない話の内容のようです。荒唐無稽な話が多くにわかに信じがたいですが、出版社が入り何らかの意味があるのでしょうか。荒唐無稽、奇妙奇天烈、支離滅裂、眉唾物で検証不能で私たち一般人には疑念がわきます。

グッドリー・カンパニーのメンバーたちは、自ら志願して地球に転生して(生まれ変って)きた異星人たちであり、彼らは“ワンダラー”といわれます。「生きている人間の肉体を乗っ取り、霊体として支配する」という、憑依のようなスタイルをとる場合があり、これを「ウォーク・イン」といわれます。ワンダラー(転生)やウォークイン(憑依・人格転換)の人々からの膨大な情報は、非常に特殊なものになることでしょうか。「進化した宇宙人は人間の肉体や精神体に憑依するので誰にも分からない」そうです。どこまでが本当の話なのか、真偽のほどは分かりません。が、信じるか信じないかはあなた次第という陰謀論なのかもしれません。

ガセネタ、フェイクニュースの多い世界のネット情報ですが、フェイク情報やフェイクニュースの真贋を見抜く能力が必要といわれます。

 

・「普通は、ハトン銀河連合星の隊員がその両方を占める。その艦隊の一部がプレアデス星系に基地を置き、宇宙の中で、ここや同様の他の領域の(天国の)膜の見張り役の任務に就いている。

そして、(天国の)膜が保護機能を完璧に保てるようにメンテナンスもしているんだよ。その艦隊は、この領域の保護が特務というわけではないけれど、ここ数年間は彼らがこのあたりでよく活動していて、主な見張り役であるように、彼らもシフト制でやっている。彼らがこの任務に就く前は、普段はシリウスからの大きな一機の宇宙船が近くにいて、頻繁に立ち寄って、監視していた」といわれます。

 

ハトン銀河連合とアメリカは、コンタクトしているのでしょうか。

「(ソーラーワーデン)「太陽系の監視人」という意味で、アメリカ海軍による太陽系監視艦隊の組織といわれている」そうです。アメリカ海軍もかなりエイリアンとのコンタクトに関与しているといわれます。

「事実は小説よりも奇なり」で、「知る人ぞ知る」話なのかもしれません。

 

 

 

 (2021/11/6)

 

 

陰謀論は、どこまでがフィクションで、どこまでがナンフィクションなのか不明です。一般の人々にとって、陰謀論は「この世の話」ではないと印象が残るようです。

異次元の宇宙人が存在するアストラル界のパラレル・ユニバース(並行宇宙)については、現代科学者は知識がありません。陰謀論の書籍は内容が荒唐無稽なものが非常に多いそうですが、異次元との関わり合いが原因のようです。

目に見えない神々や大天使、堕天使、天使の活動が、「あの世」から「この世」にどのように影響を与えるのか私たち一般人は、理解できません。陰謀論については、パラレル・ユニバース(並行宇宙)の話でも実名が出てきますので、名誉棄損罪、侮辱罪、業務妨害罪等の訴訟王国の米国での実務はどうなのか分かりません。大統領選挙でも公然と悪口を言いあう慣習があるようですが、弁護士数の多い訴訟大国の実際はどうなのでしょうか。陰謀論ではダブルやクローンの有名人が悪者にされますが、SNSが単に削除されるだけなのでしょうか。

 

・ホワイトハットといえば、『ホワイトハットレポート 上巻』ヒカルランド 2020/9/11、『ホワイトハットレポート  下巻』(ヒカルランド 2020/10/14)が発行されましたが、現在は、出庫中止となっているようです。

 

掲示の内容を見ますと、

 

出版社から重大なお知らせ

関係各方面の皆さま 日頃のご愛顧、感謝いたします

小社で刊行しております
『ホワイトハットレポート上巻』 『ホワイトハットレポート下巻』
の2冊につきまして
アメリカのホワイトハット関係者および日本版の取り扱い元より
出版中止の申し入れがございました

事情を精査し やむを得ぬこととの判断に至り

『ホワイトハットレポート上巻』 『ホワイトハットレポート下巻』
の2冊につきまして 本日をもちまして 出版停止と致します

つきましては 本日以降の注文、出庫要請に対しまして
お応え出来ない事態となりました
」と記載されています。

 

『ホワイトハットレポート上巻』、『ホワイトハットレポート下巻』
については、大物の実名がたくさん記載されているので訴訟にでもなったのでしょうか?そこで私も見ましたが、当ブログでも記載することはやめます。

 弁護士数の非常に多い「訴訟大国アメリカ」の出版に関する訴訟の実状は私たち一般人は、分かりません。

 

陰謀論はパラレル・ユニバース(並行宇宙)の広範な知識と高度な解釈力がないと理解ができないといわれます。

あの世」の動きが時間を経て「この世」に起こってくるともいわれます。「あの世」も私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです

あの世とこの世が交錯する体験は誰でもが、無意識的にかまたは意識的にも、経験しているのかもしれません。“あの世”と“この世”を貫徹する「多次元同時存在の法則」についても私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。「あの世」と「この世」を自由に往来できる進化した異星人がいるといわれます。

「あの世」と「この世」が交錯するとき、異次元の不思議な存在との現象を普通の人が体験し、それを報告するのかもしれません。

あの世の5次元世界とこの世の3次元世界を自由自在に幽体離脱(アストラル・トリップ)して神人は往来しているのかもしれません。目に見えない「あの世」や「裏世界」のエイリアンの活動は、私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。アストラル界のパラレル・ユニバース(並行宇宙)については、私たち一般人には、理解不能です。

 

アストラル界はとても巨大です。ここに存在する全ての世界からおよそ600億人の人間タイプの生物が集まっている」といわれます。「アストラル界下層にいる霊たちの多くは、地球上の種々の問題を引き起こす原因となります。彼らはテレパシーで地球上の人間と交信する」と指摘されています。

そこはアストラル界に属する領域ではあるが、地上の生活がそのまま行われているというアストラル版地球といったところである」そうです。ほとんどの電磁的知性体はアストラル界に存在するといわれます

ヒラリー・クリントン女史がアストラル界ではよく悪者にされていますが、パラレル・ユニバース(並行宇宙)で悪魔が変身しているのでしょうか。

人間の常識、非常識をはるかに超えた次元に異星人の世界があるといわれます。この世界で、人間が理解できること、理解していることなんて、ほんのわずかに過ぎないそうです。人間タイプの宇宙人の超能力は想像を絶するようですトランプ大統領の情報公開の法律の関係か、関係者から異星人情報がもたらされているようです。

 

「米国では、トランプ大統領以外で言えば、ケネディ大統領以降、カバールに対して闘った大統領は1人もいません。ジョンソンからはじまりオバマまで、すべての大統領が彼らの操り人形でした」、「カバールとアライアンスの闘いは、2つの世界で起きています。要するに、3次元の物質的な地上と、形而上学的な高次元における両方で起きているのです」、「ドラコニアンの中には180メートル前後の巨人もいますが、ドラコニアンの中でもアルファ・ドラコニアンと呼ばれる存在は、3.6メートルくらいの低身長です」、「日本にも、そのような古代からの地下基地がありますよ。たとえば、日本なら長崎と広島にも地下基地があったので、それらを狙って原爆が落とされました。現在、東京や名古屋の地下にも基地はあります」、「また、秘密宇宙プログラム内で編成されていた「ソーラーワーデン(アメリカ海軍による太陽系監視艦隊の組織)」の存在が公開されましたが、そこにあるのかもしれません」と著者たちは述べています。

「事実は小説よりも奇なり」で、「知る人ぞ知る」話なのかもしれません。

戦争はすべて黒色同胞団(ブラック・イルミナティ)によって意図的に引き起こされている」と指摘されています。

ガセネタ、フェイクニュースの多い世界のネット情報ですが、フェイクニュースが跋扈し、ツイッターでは日夜デマが拡散されるといわれます。フェイク情報やフェイクニュースの真贋を見抜く能力が必要といわれます。

 

 

 

(2021/5/18)

 

・どこまでがフィクションで、どこまでがナンフィクションなのか不明です。しかしながら、英国情報機関の関係者の情報なら興味深いものです。人間の目には見えない進化した宇宙人やパラレル・ユニバース(並行宇宙)については、全く分かりませんので、荒唐無稽な本として処理されるのが普通のようです。ヒトラーに関する欧米人の関心は非常に高く、過去に数万冊の書籍が発行され、現代でもよく関連本が出版されています。宇宙人に憑依されたヒトラーという本が近年では盛んに出版されています。そして、ヒトラーの亡霊も戦後よく話題になったといわれます。

『Hitler Was a British Agent  ペーパーバック Greg Hallett 2005/9/15』、この本は15年前に出版されているので、どのような評価がなされているのでしょうか・内容はインパクトがあります。欧米では「空港での読み物」としてかなり売れたようです。しかしながら、学界からは無視されたようです。ヒトラーはベルリンの総統地下壕では死んではおらす、事前に脱出したという内容の書籍が増えてきています。メディアでは取り上げられていますが、歴史学界からは当然ながら、フェイク情報として問題外なのかもしれません。理解するにはレプティリアンについての高度な知識と解釈力が必要だという説もあります。

 

ナチスの中枢部はレプティリアンの関与する真の歴史を知っていたのだ」という説もあります。レプテリアン(爬虫類)がさまざまな支配者の黒幕であるという説もサブカルチャーになっています。「ヒトラーは堕天使ルシファーに憑依されていたのだ」という説もあります。宇宙人の憑依現象も私たち一般人は、想像を絶する話です。ヒトラーの側近も四人の重要な相談役もすべてがイルミナティで占められ、ヒトラーは常に監視下にあった。つまりヒトラーは「イルミナティに培養された独裁者」だったといわれます。

  ヒトラーマルクスイルミナティ・エージェントだったという説も

あります。また「イルミナティ・エージェントが第三次世界大戦を引き起こす」という不気味な予言もあるようです。未来世界の「新世界秩序(NOW:ニュー・ワールド・オーダー)」についても「異類(非人)の思想」だといわれます。中世のドイツの領主はほとんどが「異人」か「異人」の末裔ともいわれます。ヨーロッパ社会に昔から浸透していた「異人」の習俗におけるインパクトは非常に大きかったといわれます。

「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうですので識別不能のようです。目に見えない進化した宇宙人の「憑依現象」は私たち一般人には、理解不能です。

 

ヒトラーが彼自身の外側にある力に乗り移られたことには間違いない。その力とはヒトラーという個体を一時的な媒介物として取り憑いたのだ」といわれます。

ヒトラーは、「超人」の恐怖にさいなまれていたようだ。すなわちラウシュニングによると、ひどい悪夢にうなされ、「当人にしか見えない存在に怯えていた」」そうです。ところで「ヒトラーはブラジル人の愛人と95歳まで生きていた」という話もあるようです。「世界史上の出来事は、すべて秘密結社・イルミナティが企てた陰謀の結果である」と指摘されています。

プレアデス星人とオリオン星人は、人類に進化すること、6千年と5万年で、「進化の格差」がスター・ウォーズの原因にもなるといわれます。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。100万年進化している異星人もいるそうで、想像を絶する程度に進化しているようです。「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」といわれます。

 悪魔のセックスカルトの秘密結社も昔から存在したといわれました。

米国のスチュアート・A・スワードローによりますと、「極めて近い将来、カイパーベルト・エイリアンと第4帝国、イルミナティが一つになって、全地球規模の管理システムの構築が試みられる」という説もあります。

 

 英国はフリーメイソンの本家でありますし、異星人のコンタクトの歴史については、米国以上に膨大なスピリチュアルな情報があるといわれます。こちらもアバブ・トップシークレットのようです。「世界の歴史は、秘密結社同士の戦争の歴史である」といわれます。世界には昔から大小、多くの秘密結社があるそうです。いわゆる進化した異星人の秘密結社の「神」や「悪魔」の情報が膨大にあるようなのです。次のような話もあります。

「マウント・バッテン卿(戦前インド総督、戦中英軍最高司令官、現エリザベス女王の伯父)

 1950年代、自宅の庭にUFOが着陸し、金髪で青色のスーツを着た宇宙人が出てきた。通勤途中の使用人がコンタクトし、UFOに乗ってエジプトまで旅行し、返された。卿は、そのUFOの形に興味を持った」と伝えられています。

 

 

 (2020/11/17)

 

・ドイツの情報は政治的な情報や社会情報がヨーロッパの主要国として、日本にも伝えられてきます。また日本人がドイツに住んで体験した話の本もあります。ドイツは観光地としても人気があるようです。メルヘン街道の観光地も、突然のコロナショックを受けているのでしょう。

ヒトラーとUFO』(謎と都市伝説の国ドイツ)という本は、「元ベルリン特派員が、自己増殖するドイツの都市伝説を追った異色のルポ」とされています。

 

 Bloombergニュース、(2020/11/15)によりますと、

「【新型コロナ】ドイツは規制が長期化する可能性も、米各州で規制強化

ドイツは新型コロナウイルスの感染拡大に対処するため、少なくとも今後4-5カ月間「かなりの規制」と共存する必要があろうと、アルトマイヤー経済相が独紙ビルト日曜版とのインタビューで語った。

  米国では各州で規制強化の動きが相次いでいる。ワシントン州のインズリー知事は屋内での人の集まりとレストランでの飲食について制限を発表するもようだとシアトル・タイムズが報じた。新たな規制について説明を受けた業界関係者の発言を基に伝えた。バージニア州のノーサム知事も15日スタートの新たな規制を発表した。

  カリフォルニア州はニューヨーク時間14日午後の時点で、新型コロナウイルスの新規感染件数が8月以来の高水準となっている。同州とオレゴン、ワシントンの米西海岸3州の知事は前日に、他州からの訪問者や州外から戻る州民に自主隔離を促す渡航勧告を出していた」と記載されています。

 「ワクチン開発進展でダウ平均が最高値を、ドル下落(米国市況)」のように新しい動きも出てきていますが、新型コロナウイルスは予断を許さない状況です。

 

・インターネットには膨大な量の「都市伝説」が溢れているといわれます。現代でも「ハーメルンの笛吹き男」の伝説は、ドイツ社会に浸透しているといわれます。

残酷な「魔女狩り」についてもキリスト教会が中心だったとか暗黒の中世ヨーロッパについても、私たち一般人には、理解不能なことが非常に多いといわれます。「ハーメルンの笛吹き男」についても定説はなく、現代でも新説がでてきているそうです。疫病から見たヨーロッパについては、「中世(~近世)ヨーロッパの黒死病(ペスト)の原因はUFOを使った異星人の生物兵器作戦であった」、「黒死病は異星人の生物兵器だった」という奇説もあるようです。「ハーメルンの笛吹き男」の伝説と当時のドイツの「性の習俗」を結びつける説もあるようです。中世のドイツの領主はほとんどが「異人」か「異人」の末裔ともいわれます。領主の「初夜権」の伝承とか、おぞましい習俗や残酷話も当時の「中世の暗黒時代」にはあったともいわれます。ヨーロッパでは「異人」の伝承が多いと指摘されています。それ故なのか、虐殺事件や戦争が頻繁にあったといわれます。

昔からの性の習俗や結婚の習俗、慣習を研究している人もいるようですが、私たち一般人は、当然詳しくはありません。日本では「花街」や「遊郭」についての書籍もありますが、ヨーロッパでは「売春とスパイが最古の職業」と語られています。「性の習俗」から人類の歴史を分析すると、興味深いものがあるそうです。堕天使が地球の女を狙って降りてくるといわれます。堕天使の性的な能力は異常に高いともいわれます。

神や造物主、天使や大天使、堕天使についても私たち一般人には、理解不能です。在日宇宙人問題を認識している人はほとんどいないといわれます。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。

ガセネタ、フェイクニュースの多い世界のネット情報です。フェイクニュース・フェイク情報の真贋を見抜く能力が必要といわれます。

 ちなみに、日本民俗学の父といわれている柳田国男は、「性の習俗を“悪習”として、意図的に研究しなかった」といわれます。柳田国男は『遠野物語』は民衆の作り話ではなく事実だと述べています。しかし、「夜這いに関する資料としては、昭和26年に出版された柳田国男監修の『檜枝岐民俗誌』があります。柳田国男はここ(檜枝岐村)を「桃源郷」と呼びました。伝説も「性の習俗」と結びつくものも少なくないといわれます。異人の「性生活」も分かりません。カリフォルニアではゲイの宇宙人の話もあったといわれます。天狗もゲイであったといわれます。

 

ヒトラーが戦後も生きていたという話は、CIA等の諜報機関の情報公開によって、衝撃的な情報が知られるようになりました。「ヒトラーはブラジル人の愛人と95歳まで生きていた」という話もあるようです。また「ヒトラーは堕天使ルシファーに憑依されていたのだ」という説もあります。そして「ヒトラーの側近も四人の重要な相談役もすべてがイルミナティで占められ、ヒトラーは常に監視下にあった。つまりヒトラーは「イルミナティに培養された独裁者」だったのだ」といわれます。ヒトラー霊媒で宇宙人から「人格転換」を受けた“霊界から来た男”ともいわれます。そこで、英米諜報機関では、堕天使ルシファーが憑依しなくなった、抜け殻のヒトラーを戦後に熱心に探そうとはしなかったともいわれます。目に見えない人間の精神体やアストラル体に憑依するともいわれる堕天使や大天使、天使の活動は、私たち一般人には、理解不能です。当時のベルリンでは「死体」を確保することは容易だったといわれます。ナチスの南米への脱出にはスペインのスパイ網も機能していたといわれます。現代でも南極付近から入るといわれる異星人の謎の異次元都市の話があるといわれます。

「今から250万年前に飛来した天空人の子孫「ハクラン」が、南極の地底3000メートルに建設した地下都市レインボー・シティは全部で7つあり、赤、青、緑など、虹の7色で呼ばれていた。光源は人工照明のほか、太陽光を巧みに取り入れる工夫がなされていた」と語られています。「事実は小説よりも奇なり」なのかもしれません。

 

ウ・タント事務総長は「UFO問題が、ベトナム戦争の次に国連が直面する重要事項になるだろう」と発言したそうです。国連も「アバブ・トップシークレット」に協力しているようです。大衆がパニックになるので、アバブ・トップシークレットの情報操作をしているといわれます。異星人がアバブ・トップシークレットをアメリカ政府に要求したのかもしれません。戦争中の残虐行為も、戦後になってから知られるようになったので、大衆は、情報操作で「常に知らされていなかった」といわれます。UFOに関しては、各国とも当然のことながら、最高レベルのトップシークレットにしているようです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。当時のアイゼンハワー大統領がエイリアン・エンジニアリングに驚愕して、アバブ・トップシークレットにしたといわれます。

  「彼ら蛇人はすでにロシア共産主義勢力としてやってきており、マルクスレーニンはその勢力のいわば幹部たちだった」という説もあります。共産主義を信奉しているイルミナティ宇宙人もいるのかもしれません。「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。超太古から火星霊人と金星蛇人の対立・戦争ともいわれています。「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。2種類の宇宙人の異次元の対立が、地上では戦争として現象化しているようです。

  中世のドイツの領主はほとんどが「異人」か「異人」の末裔ともいわれます。神人や異人、天使や堕天使、宇宙人や異星人のこともアバブ・トップシークレットのために私たち一般人は、当然、把握できないといわれます。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。そうなると人間自身が「変容」、「変性」してしまうそうです。「宇宙人と普通の人間を区別できなくなっている」時代だそうです。

 

東欧などの「吸血鬼」伝説は、現代のグレイ種のキャトル・ミューティレーション(動物虐殺)を連想させます。中世ではキャトルミューテレーションでは、「動物切断」ばかりではなく「人間切断」もあったのでしょうか?日本でも昔は、「河童が尻子玉を抜き取る」とか「人間の内臓を抜き取る」という伝説もありました。ヨーロッパにおける昔からの「怪物」の伝承は、異星人、異人との関連があったのかもしれません。妖精などの「小さな人々」の伝説も昔から豊富な地域です。

  米国におけるグレイ種も、動物の体液や血液を皮膚から栄養吸収するために大量の牛をキャトル・ミューティレーションしたといわれます。またグレイ種も、キャトル・ミューティレーションを必要としない種族もいるのかもしれません。「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。 「グレイ」は人間の無意識の中に入ってくるといわれます。「宇宙人“グレイ”の故郷もこのベテルギウス(オリオン座の恒星)なのだ」といわれます。1954年には、「ラージノーズ・グレイ」という種族が、ホロマン空軍基地に舞い降りた、と主張されています。

 

・グレイには、「ビーガン。シリウスA人の遺伝子から作られたグレイ」、「ゼータ・レティクリ1。地球人監視のためリゲル人が作ったグレイ」、

「ゼータ・レティクリ2。遺伝子操作で作られたグレイ。爬虫類人に奉仕」等が報告されています。バイオ・ロボットのグレイ各種もかなりのエイリアン・エンジニアリングの格差があるようなのです。しかしながら、詳しいことはアバブ・トップシークレット扱いです。「その彼ら(グレイ種か?)は地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」といわれます。アルデバラン星人は、ゲルマン人とバイキングを創作・管理しているそうですが、異次元のアルデバラン星人は現代でも「幽霊」のように現れたり消えたりするようです。

ヨーロッパ人に憑依しているアルデバラン星人は、誰も認識できないと語られています。

 

・当時のヒトラーには宇宙人が憑依して、「人格転換」されていたと語られています。現代では「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。そうなると人間自身が「変容」、「変性」してしまうそうです。側近によりますと、その異星人が憑依しなくなると、普通の人格に戻ったそうです。憑依した異星人は、アルデバランの宇宙人だったのかもしれません。「ヒトラーは堕天使ルシファーに憑依されていたのだ」という説もあります。戦争に従軍して異星人から「人格転換」を受けたといわれます。「ヒトラーの側近も四人の重要な相談役もすべてがイルミナティで占められ、ヒトラーは常に監視下にあった。つまりヒトラーは「イルミナティに培養された独裁者」だったのだ」と語られています。ナチスには、「超人」や「異人」が憑依した人格がどのくらいいたのでしょうか。しかしながら、教科書に記載されることはないといわれます。

  アルデバラン星人はアーリア人の「超人」であり、ゲルマンの神々だったようです。アルデバラン星人は、ゲルマンの諸民族とスカンジナビア人、特にバイキングの創作と管理を担当したそうです。シュメール文明を打ち立てたのが金髪碧眼のアルデバラン星人といわれ、牡牛座のアルデバランが故郷の惑星のようです。地球から68光年の距離にある牡牛座のアルデバラン太陽系の二つの惑星からなる“スメーラン帝国”は、今も存在しているのでしょうか。スメーラン帝国とナチスチャネラーたちは、当時交信していたと語られています。アルデバラン星人は「幽霊」のように現れたり消えたりするようです。現代ではアルデバラン星人は、こと座文明の再創造を支援していると語られています。

 

・米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」といわれます。ナチスの背後には、オリオンETグループがいたのかもしれません。ホロコースト(大虐殺)に異星人が関与していたとは驚きです。プレアデス星人は人類に6千年進化しており、天使のような異星人でもなく「人類に最も近い異星人」として知られていました。その背後の理由は全く分かりませんが、いわゆる「great deceiver」の被害者がプレアデス星人の一部だったのかもしれません。「great deceiver」が存在するともいわれます。

  ヒトラーの生存説は、ベルリンでの自殺事件の後も執拗にでてきたようです。当ブログでも、ヒトラーの「生存説」にまつわる話を取り上げてきました。最近では、「ブラジルで1986年に95歳になるまでヒトラーは生きていた」という話がノンフィクション作家の手により本になったそうです。

 

・今回の話は、「アドルフ・ヒトラーが1954年にコロンビアで生きていた」というCIAの機密文書が公開されたことにより世界に広まったようです。ヒトラーが最初にUボートに乗って逃げた先は、アルゼンチンではなくコロンビアだったのかもしれません。コロンビアの方がアルゼンチンよりも近く、逃避先のスペインと関係するナチスのスパイ網があったからかもしれません。しかしながら、異星人が憑依しなくなったヒトラーについては、普通の人格であって、イギリスの諜報機関にいるいわゆる「魔術師」といわれた別の宇宙人グループには関心が薄かったと語られています。

 今回のアメリカの機密文書の公開は、ケネディ大統領暗殺事件にかかわるものが主だったようですが、一部は、再び「アバブ・トップシークレット」に分類され、公開されなかったといわれます。また「ケネディ暗殺の真犯人は、惑星ニビルと関係のある宇宙人である」という怪説もあると指摘されています。

 

・「ヒトラーがブラジル人の愛人と95歳まで生きていたという証拠写真が公開された」という話題は欧米人や南米人の話題だけではないようです。ヒトラーに関する世界中の人々の関心の強さは、現代でも強烈のようです。特にアルデバランの異星人とのかかわりは、米国の宇宙人情報から分かり始めてきたようです。「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」という異星人情報には驚きます。人類にポジティブなプレアデス人が、ユダヤ人のホロコースト(大虐殺)に関係していたとは、全くの奇説です。「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象だ」といわれます。もっと宇宙人情報やUFO情報をメディアに載っているものだけでも注目したいものです。人類を作った宇宙人種族の現代の情報が封印されています。なおamazonの「洋書」に「Hitler」といれますと13492件の洋書が分かります。和書ですと1038件の本が載っています。これからでもヒトラーの世界史に与えた破壊力が窺われます。ヒトラーの写真はネットに「Hitler in Brazil - His Life and His Death」と入れれば見ることができます。

 

 ・ベルリン陥落の2年程前から、敗戦を予想したナチスは、南米等への逃亡の準備を開始していたようです。当時は逃走準備のための十分な資金と組織と時間があったようです。ヒトラーの秘書のボルマンも整形手術をして逃亡したのかもしれません。そして、ヒトラーも整形手術をして逃亡したのでしょうか。それで戦後では容易に特定できなかったようです。

  「あの世」の動きが時間を経て「この世」に起こってくるともいわれます。「あの世」も私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。パラレル・ユニバース(並行宇宙)は、目に見えないが、すぐ隣にあるといわれます。パラレル・ユニバース(並行宇宙)は「幽界」のように「この世」に似ている世界ですが非常に大きく違うアストラル界のような世界のようです。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だともいわれます。ようやく現代人も目に見えない「神々や天使、堕天使」というかなり進化した異星人の影響力や破壊力に気付き始めたそうです。「天使は神の秘密諜報員である」と語られています。

ヒトラー霊媒であったといわれていますし、現代風にいえば、コンタクティでエイリアンのアブダクションをうけていたのでしょうか。ドイツ国民を狂わし数百万人の犠牲者をだしたヒトラーナチスとは、人格転換を受けた悪魔の集団だったのでしょうか。

 

 ヒトラーナチスが妄信した“金髪碧眼のアーリアの超人たち”は、戦後の米国に現れた“金髪碧眼の宇宙人ノルディック”、“金髪碧眼のエンジェル“なのでしょうか。一時、米国のマスコミを賑わしたエイリアンのアブダクションキャトル・ミューティレーションの話も最近では現象が起こっていないのでしょうか!?

ナチスヒトラーが金髪碧眼のアーリア人、ゲルマンの神々「超人」を崇拝していたそうです。そして金髪碧眼のアルデバランの異星人とコンタクトしていたようです。ヒトラーは異次元の「超人達」を感じて知覚していたのかもしれません。宇宙人は科学技術の進んだ国に現れるといわれます。戦後、米国政府が秘密協定を結んだオリオン星人は、人類に5万年進化しているといわれています。そして「人間の魂の交換」ができるそうなのです。

ゲイ(LGBT等)は宇宙人の「人格転換」の結果であるともいわれますが、オリオン星人等に「魂の交換」をされたのでしょうか。異次元に宇宙人の多い地域にゲイが増えているそうです。超太古から、さまざまな宇宙人が、人間を創り、人口を増やしてきたそうです。そして、異星人の実験場といえる地球に空飛ぶ円盤に乗って飛来して、人類を観察し実験してきたようです。

 

 アルデバランの宇宙人も「神人種」ともいわれ、金髪碧眼の神々や天使の「原型のイメージ」になったともいわれています。当然、異次元にアガルタの「光の都市のネットワーク」を創っているとも言われております。ヒトラーもゲルマンの神々、アルデバランの「超人」を非常に恐れていたそうです。アルデバランの異星人も「アストラル界」から地上に出入りしていたようなのです。私たち一般人は、「アストラル界の住人が地上に出入りしている」という概念が理解できません。

金髪碧眼のアルデバラン星人とか、金髪碧眼のノルディック、金髪碧眼のプレアデス星人、金髪碧眼のウンモ星人、金髪碧眼のケツアルコアトルという具合に「神や天使のイメージ」である、“金髪碧眼の白人種”がヨーロッパには多かったようです。当然、金髪碧眼の宇宙人は、種類が多いようで、混同されて認識されることも多いそうです。東洋人タイプの宇宙人も多いようですが謎のようです。惑星ウンモ(地球から約14.5光年離れた恒星イウンマの周りを公転)から来た地球外生命体ユミット(=ウンモ星人)は、スペイン人とコンタクトしたと語られています。ウンモ星の恒星イウンマは実在し、天文学でウォルフ424と呼ばれるといわれます。ヨーロッパでは同化の進んだ異星人種族として、金髪碧眼のウンモ星人が知られています。

 

 ヒトラーナチスの「ユダヤ人のホロコースト(大虐殺)」も背景には金髪碧眼のノルディック(金髪碧眼のプレアデス星人)が黒幕としていたという話もあり、驚かされます。金髪碧眼とはかけ離れた風采を持つ、冴えない水彩画家だったヒトラー自身もアルデバランの異星人、ゲルマンの「超人」達から「人格転換」をうけたという説もあるそうです。「霊界から来た男、ヒトラーはホワイトブラザーフッド(白色同胞団)のメンバーだった」という奇説もあるそうです。アルデバランの宇宙人、ゲルマンの神々{超人}は、アストラル界を自由に出入りして、ヒトラーナチスにコンタクトしたようなのです。戦後も“ヒトラーの幽霊”が出たという話はいくつもあるそうです。

アメリカ空軍の士官学校の教科書には宇宙人の種類が載っているそうです。アメリカ空軍は133種類の宇宙人を把握しており、エリア51等の秘密基地で「エイリアン・エンジニアリング」の研究に余念がないそうです。宇宙連合のコンタクトがドイツから米国に戦後、移ったともいえるそうです。「その彼らは地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」といわれます。

 

 ・神と堕天使の争いから始まって宇宙の2大勢力の争いは、スター・ウォーズとして長く続いており、その反映である地上において、平和な時代よりも戦争の時代の方が長かった理由のようです。「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」といわれます。「「透明人」とシリウスA星人が創造し、りゅう座(ドラコ)に配置した爬虫類人」とかの話も眼に見えない世界で、正体不明でなかなか地上界への影響は理解できないようです。スター・ウォーズの悪魔の「黒い軍隊」の正体も正確なことは分かりません。「天使は神の秘密諜報員である」といわれますが、オリオン星人は階級意識が非常に強く、いわば軍隊組織のような厳格な階級組織があるのかもしれません。「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」そうです。

 

 ヒトラーナチスの「人類に対するおぞましい犯罪」については多くの書籍があります。が、「金髪碧眼のアーリアの超人」願望への具体的な施策は、戦後明らかになったようです。歴史のおぞましい陰の部分が多すぎるようです。なぜ、ヒトラーナチスは、金髪碧眼の子供たちを狙ったのでしょうか、そしてその協力者たちの中には「異人」がいたのでしょうか!?

米軍もグレイ(小柄な異星人)と金髪碧眼の宇宙人ノルディック等の異星人情報を『厳秘』扱いにしているといわれます。おぞましい話も漏れてくるようですね!?邪悪なオリオン星人とは、グレイとともに飛来した金髪碧眼のノルディックのことでしょうか。グレイの「空飛ぶ円盤」に同乗していた「ナチス」とも言われている金髪碧眼のノルディックは、プレアデス星人といわれていました。

『厳秘』のため金髪碧眼のノルディック等の異星人情報のリークは乏しいようです。米国の太平洋艦隊の元情報将校のリークが大きな衝撃を呼んだそうです。ノルディックのような宇宙人を隠す勢力が昔からあるのでしょうか。超人化した、宇宙人に人格転換されたヒトラードイツ国民を狂わしたともいわれます。

 

 ドイツの独裁者ヒトラーがあれほど権力を持て、ドイツ国民を狂わすことができたのは、彼が、異星人、悪魔に人格転換されたからだという説があります。そのような書籍や文献も多くあります。ヒトラーの超人的な変身ぶりは、外見からは分かりません。米国では、ワンダラー(転生)とかウォーク・イン(憑依・人格転換)とか呼ばれる現象が盛んに見受けられます。ワンダラーとは、異星人(天使)等が転生して地球に来ている状態をいい、ウォーク・インとは、異星人や天使が、憑依や、オウバーシャドウの状態で、人間を人格転換している状態をいいます。そうなると「人が変わった」状態になります。

異星人とテレパシー交信していると本などに発表する顕在化しているコンタクティーと「沈黙のコンタクティー」がいまして、沈黙のコンタクティーのほうがはるかに多いように思われます。コンタクティーも目に見えない異星人からテレパシーで色々な情報を受け取るといわれております。そのような体験を普通の人が発表すると、へたをすると「狂人」扱いにされますので、大抵の人は、社会に発表しないのでしょう。色々な米国の世論調査で、そのことが確認されているようです。

ウォーク・インは、「悪魔憑き」とか「神懸り」、「狐憑き」とかいわれ、日本でも宗教団体などの創始者に見受けられます。人格転換といえば、ゲイなどがそれにあたります。ゲイ(LGBT等)の問題は、日本では問題化されだしましたが、米国では大きな社会問題になっているようです。ゲイは宇宙人と関係があるという説もあり、 ウォーク・インの一種で、「人格転換」されたのだというのです。ワンダラーにしてもウォーク・インにしても、本人が自覚している場合と、自覚していない場合との二種類があり、自覚していない場合がほとんどのようです。

 

 ・ワンダラーもウォーク・インも目に見えない現象などで、目に見えない悪魔や異星人の仕業と言われても、なかなか実体をつかむのが難しいようです。「不思議なゲイ(LGBT等)の現象は、異次元の宇宙人の人格転換である」ともいわれます。ゲイ(LGBT等)の宇宙人の話もあったといわれます。目に見えるUFOやグレイのような小柄な異星人は、目に見えない天使クラスの上位次元の異星人や天使を考えるきっかけを現代人にあたえたようです。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。

ヒトラー霊媒で「霊界から来た男」とも言われたそうです。冴えない水彩画家が独裁者の総統に上り詰めた原因は、大きな歴史の謎で、異次元の宇宙人に幽体や霊体をアブダクション(誘拐)されて、「人格転換」を受けた結果なのかもしれません。ヒトラーは金髪碧眼のアルデバラン星人によって「人格転換」されたようです。

ゲイ(LGBT等)は異性同士の「人格転換」ですが、同性同士の「人格転換」もあるようです。「人が変わった」といわれる現象です。「多重人格」といわれる現象もあるようです。中世のドイツの領主はほとんどが「異人」か「異人」の末裔ともいわれます。ナチの人間離れした残酷さは、「異人」や「異星人」のしつこさだったのかもしれません。「日本の知識人が欧米人を理解できないのはフリーメイソンを知らないからだ」そうです。「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」といわれます。

 

 ・金髪碧眼のアルデバラン星人はアーリア人の「超人」であり、ゲルマンの神々だったようです。金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)が火星より地球へとやって来て、古代伝説の神々(gods)となったともいわれます。金髪碧眼のノルディックと金髪碧眼のアルデバラン星人がよく混同されるそうです。金髪碧眼のノルディックは、人類に6千年進化しているプレアデス星人といわれています。また金髪碧眼のウンモ星人は、ヨーロッパで同化している異星人として知られています。「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」ともいわれています。ユダヤ人のホロコースト(大虐殺)の背景に金髪碧眼のプレアデス人が存在したという話は、学者も扱わない荒唐無稽、奇妙奇天烈、支離滅裂、眉唾物で疑念がわきます。

アルデバラン星人は「幽霊」のように現れたり消えたりするようです。シュメール文明を打ち立てたのが金髪碧眼のアルデバラン星人といわれ、牡牛座のアルデバランが故郷の惑星のようです。地球から68光年の距離にある牡牛座のアルデバラン太陽系の二つの惑星からなる“スメーラン帝国”はどのような国だったのでしょうか。ナチは、“スメーラン帝国”の異星人とコンタクトしていたともいわれます。スメラミコト(太古の天皇)はシリウスからやってきたといわれます。スメラミコトとスメーラン帝国は関係があったのでしょうか。

ヒトラーは戦後も生きていた」という伝承、都市伝説は世界の各地にいろいろとあるそうです。『伝説の秘密諜報員 ベラスコ』(学研)では、ヒトラーはベルリンの総統の地下壕から逃亡したそうです。ヒトラーが95歳でブラジルのマットグロッソ1984年に死んだとしても、「超人」の場合はその死後の生態が問題になるようです。

ヒトラーは死後に金髪碧眼のアルデバラン星人と遭遇しているはずなのです。おそらくアルデバラン星人も遺伝子操作による「不死」のテクノロジーを持っているのでしょう。「ヒトラーは地獄にいる」といわれます。リラ星人のエロヒムが「人間を実験室で創った」といわれます。リラ星人エロヒムのコンタクティであるフランスのクロード・ボリロン・ラエルによると遺伝子操作による「不死の惑星」に行ってきたそうです。エロヒムによると「ユダヤ人は神の選民だった」そうです。リラ星人は人類に3万年進化していると語られています。

 

 ・進化した異星人には「不死のテクノロジー」も可能のようです。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だともいわれます。ヒトラーが、アルデバラン星人のように幽霊のようになって現れたり消えたりしているのかもしれません。人間は死後に幽界や霊界で天使のような異星人と遭遇しますが、その後「この世」の人々とコンタクトするのは稀のようです。

  ラージノーズ・グレイはオリオン星人で、米国と秘密協定を結んだともいわれます。1954年には、「ラージノーズ・グレイ」という種族が、ホロマン空軍基地に舞い降りた、と言われます。エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあるそうです。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。「トールホワイト」とよばれる2メートルから3メートルの白人種のオリオン星人も報告されているようです。トールホワイトと米政府はコンタクトがあるそうです。

オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。日本でも「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」といわれます。神々は憑依などで市井のひととなり普通の生活をしているので誰も識別できないそうです。「神は最初のフリーメーソンだ」そうです。異星人情報は、厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いなので、ほとんどの人は知らないようです。

ナチやヒトラーは金髪碧眼のゲルマンの神々、アーリア人に洗脳されたのか、マインド・コントロールを受けたのか分かりませんが、人類史に汚点を残すようなことをしました。「売れない冴えない画家」のヒトラーに悪魔か魔神が憑依して人格転換がおき、まったく『別人格』になったようです。

 

 ・「ヒトラーは“超人たち”の存在を信じて、ほかのトゥーレ幹部会員と同じように超人に会ったことがあると主張した」ということですが、この“超人たち”とは、当時ナチがコンタクトしていたアルデバランの宇宙人たちだったのでしょうか。グレイの「空飛ぶ円盤」に同乗していた「ナチス」とも言われている金髪碧眼のノルディックは、プレアデス星人といわれていました。ノルディックとオレンジは、両方ともプレアデス星座の“アルテア4・5”から来ているといわれています。金髪碧眼のノルディックと金髪碧眼のアルデバラン星人がよく混同されるそうです。ノルディックとオレンジは、両方ともプレアデス星座の“アルテア4・5”から来ているといわれています。

当時、科学の進んでいいたドイツに「宇宙連合」がコンタクトしたようなのです。金髪碧眼のウンモ星人かもしれません。宇宙人はテレポート(瞬間移動)が自在ですし、異次元からテレパシーで交信できますので、ヒトラー自身、ゲイのように人格転換を受けたようなのです。

ゲリー・ボーネルのヒトラーに関する説明「終戦時のヒトラーは影武者だった」というように、信じられないような話が多いようです。戦後にハワイでヒトラーに会った人もいるという奇妙な話も語られています。

ヒトラーは、魔人、人の顔をした悪魔という説が、オカルト界では、多数説でしょう。ネガティブなシリウス人が憑依したという説が強いそう です。ゲリー・ボーネルは、終戦時と、大戦後のヒトラーについて、非常に特異な説明をしているようです。ヒトラー伍長をドイツ国の首相、総統にした影の力は、堕天使、魔王たちなのでしょうか。「悪玉と善玉の一人二役を演じる魔神」とか、かつて善玉の一員だったが何らかの理由で悪玉に寝返ったとか、よくあるファンタジー物語のストーリーのようなものかもしれません。現代の科学者はテレポーテーションができる異星人の存在が理解できないそうです。

 

 シリウス星人は、地球人に憑依(ウォーク・イン)したり人格転換(ゲイ(LGBT等)などか)をおこなったり、自由に人間に転生(ワンダラー)したりできるといわれているそうなのです。だが、ヒトラーがホワイト・ブラザーフッドのメンバーであったというのは奇説です。ちなみにホワイト・ブラザーフッドの本拠地は、アンタレスにあるそうです。

キリストの出身星はアプ星だったそうですが、アプ星人は国際連合の設立に尽力したという話もあるようです。南米にはアプ星人も来ていたそうです。南米にはクラリオン星人やイチビラ星人などいろいろな宇宙人種族が来ていたようですが、異星人連合との繋がりはどうだったのでしょうか。

『伝説の秘密諜報員ベラスコ』(学研)という本には、ヒトラーがベルリンから脱出してノルウェーを経て南米で生きていたという逸話が載っています。ヒトラー霊媒の多い地方で出生したとの話もあり、アーリアの超人、アルデバランの異星人との繋がりが窺われるそうです。

 

 ヒトラーは、オリオン星人(神人)の存在を信じて、ウルティマ・トゥーレ(究極のトゥーレ)を探し求めたようですが、現代のアメリカのようにグレイやメン・イン・ブラックのような異星人が当時のドイツに飛来し、ナチスにコンタクトしていたのでしょうか。ゲリー・ボーネルという米国の超能力者は、「ヒトラーが戦後も米国で生きていた」とか、ヒトラーについて特異な見解を述べていますが、にわかに信じられないことのようです、 独逸民族を狂わしたナチスにはエイリアンの影響があったのでしょうか。ナチスが崇拝した金髪碧眼のアルデバラン星人はアーリア人の「超人」であり、ゲルマンの神々だったようです。

ホワイト・ブラザーフッドが地球上の宗教の元だそうですし、フリーメーソンもホワイト・ブラザーフッドからの流れだそうです。ヒトラーは、かってホワイト・ブラザーフッドの一員だったのだけれど、フォースを悪用したという説もあるようです。また「霊界から来た男」ともいわれたようです。神様というのも善神ばかりでなく、魔神もおり、全ての物語のテーマとなっているようですし、悪がなければ善も光らないという論理なのでしょうか。

神様といえば、「愛の神様」と「戦争の神様」がイメージに浮かぶほど、両極端のようです。かつての光の大天使ルシファーが、天使団の3分の1を率いて神に反乱し、地獄に落とされ、サタン(悪魔)の王となったというストーリーでしょうか。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタンという言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」そうです。

 

 ・日本の神道もホワイト・ブラザーフッドの流れだとすると、神道の探求も必要になってくるのでしょうか。ゲルマン神話の神々は日本の神々だった。まず、主神・オーディンは「須佐之男神」だった」と語られています。西洋神界はスサノオ神とその系統の神々が1万年ほど前に拓いた地域で、シュメール族は「スサノオ神系」だといわれます。「スサノオ命は絶対神ヤハウェにほかならない」という奇説もあります。現にホワイトブラザーフッド(白色同胞団)との繋がりのある日本人もいて驚かされます。シリウス星人は、地球人に憑依(ウォーク・イン)したり人格転換(ゲイ(LGBT等)などか)をおこなったり、自由に人間に転生(ワンダラー)したりできるといわれます。が、ホワイト・ブラザーフッドと関わりがあるのでしょうか。ホワイトブラザーフッドのコンタクティも少なくないようです。

精神世界の2012年問題は、多くの見解があり、ゲリー・ボーネルは「2012年になると時間の概念が崩壊する」と述べています。「2012年はアセンション(次元上昇)の年である」とオカルト界やスピリチュアル

な世界で話題となりました。

『霊界日記』で有名なスウェーデンボルグもエルダーズ・オブ・ソロモン(「ソロモンの長老たち」)という秘密結社に属していたようです。薔薇十字団もアデプト(達人)、超人とのコンタクティがいたようですが、秘密結社の形態をとる必要があったのでしょう。昔からアデプトのような超人とのコンタクトを取っていた団体は必然的に秘密結社の形態をとっていたともいえるのかもしれません。 フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのであると語られています。世界の歴史は、秘密結社同士の戦争の歴史であると語られています。

14万4000という数字は、精神世界の本ではよく出てくる数字ですが、「古代リラ星人の数」という説もあるそうです。古代リラ星人は14万4千人いたそうですが、遺伝子操作による不死のテクノロジーを持つのでしょうか。「古代リラ星人は、アセンション、つまり上位の次元、5次元以上の移行を待っている」といわれます。

 

 ・次元間の移動が可能な宇宙人は、「神人」、「異人」として、ウォークイン(憑依)やワンダラー(転生)の形をとったりして、地球人にまぎれこみ、観察をしたり社会生活をしているそうです。

「神人」や「異人」がマスコミに取り上げられないのは、あまりにも普通の一般人と変わらないため、彼らを認識捕捉できないからのようです。また、彼ら自身、昔と違って、超能力も示して、人の耳目を集めることもしないそうです。「宇宙人と会ったら全く一般人と変わらなかった」という話が多いそうです。地球上にはかなり多くの宇宙人が「同化」して住んでいるそうです。「宇宙人と普通の人間を区別できなくなっている」時代だそうです。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。そうなると人間自身が「変容」、「変性」してしまうそうです。

つまり昔と違って、異星人のコンタクトの仕方が、より巧妙になり「小人のグレイが登場した時」から60年以上も経っていますが、コンタクトが激増しているのに人間が気づかないことが非常に多いということでしょうか。しかし、それでも天使の声が聞こえたり、天使の存在を感じる人たち(コンタクティやチャネラー)が増えてきているそうです。

 

 シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物であるそうです。「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」ともいわれています。「世界中でシリウス異星人が奇跡を演出している」ともいわれますが、どうだったのでしょうか。シリウス人は、“思念”で人間を作ったといわれています。一方では、リラ星人は、実験室でDNAから人間を作ったといわれています。リラ星人のエロヒムが「人間を実験室で創った」といわれます。リラ星人は人類に3万年進化しているそうです。

 

 ・人間がぞっとするような生物をシリウス人が作ったので、神から嫌われたといわれています。そこで、神が天変地異を起こして、それらの生物を全滅させたそうです。かつて、天界で戦争があり、天使団の3分の1が神に反乱したといわれています。ルシファーはシリウス異星人だったのでしょうか。「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。シャンバラの支配者(世界の王)のサナト・クマーラ がルシファーであると語られています。フリーメーソンと金星人の繋がりが窺われますが、フリーメーソンの主神は堕天使ルシファーといわれます。ルシファーもグレイ(ゼータ星人)を作り神に反抗したとも言われています。ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるともいわれます。

 

 シリウス人は、ウォークイン(人間に憑依)やワンダラーの形で人間に転生してきており、外見からは見分けがつかないそうです。 シリウス人は、テレポート(瞬間遠隔移動)で地球に降りてきている天使に相当するようです。だが、人間には見えません。「限界のない人々」ともいわれているそうです。

秘密諜報員ベラスコによると、ヒトラーはベルリンを脱出してノルウェーから南米へと逃亡したと報告されています。ベラスコ自身の情報も真偽のほどは分かりませんが、「南米の南極近くという土地」も「偽情報」なのかもしれません。「ヒトラーは生きていた」という与太話は少なくないそうです。ベルリン陥落前の何年前か、いつごろからかわかりませんが、南米などに諜報機関の手で、かなりの数のナチ党員が移住して隠れ場所や策源地を作ったそうです。「終戦のどさくさに紛れて、54隻のUボートナチス親衛隊技術部門の6000人を超える技師・科学者、さらには4万人の強制労働者と数十万人のドイツ国民が“行方不明”になったという情報もある」そうです。ヨーロッパは昔から血なまぐさい陰惨な暗黒の歴史を持っているようです。

ヒトラーとナチとアルデバラン星人の繋がりについては不明なことが多いようです。金髪碧眼のノルディックは、人類に6千年進化しているプレアデス星人といわれています。グレイの「空飛ぶ円盤」に同乗していた「ナチス」とも言われている金髪碧眼のノルディックは、プレアデス星人といわれていました。金髪碧眼のノルディックがナチのユダヤ人のホロコースト(大虐殺)の背景にいたという話もあり不気味です。ナチスが空飛ぶ円盤を作っていたという書籍もあるようです。

 

 ルーン文字は天使の文字ともいわれますが、アルデバラン星人の文字のようです。アルデバラン星人はアーリア人の「超人」であり、ゲルマンの神々だったようです。アルデバラン星人は「幽霊」のように現れたり消えたりするようです。シュメール文明を打ち立てたのが金髪碧眼のアルデバラン星人といわれ、牡牛座のアルデバランが故郷の惑星のようです。地球から68光年の距離にある牡牛座のアルデバラン太陽系の二つの惑星からなる“スメーラン帝国”は現在も機能しているのでしょうか。

ヒトラー自身は、霊媒で宇宙人に「人格転換」されていたという説もあるようです。金髪碧眼アーリア人の「超人」、金髪碧眼のゲルマンの神々は、アルデバランの異星人だったようです。金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)が火星より地球へとやって来て、古代伝説の神々(gods)となったともいわれています。シュメール文明を打ち立てたのが金髪碧眼のアルデバラン星人といわれ、牡牛座のアルデバランが故郷の惑星のようです。アルデバラン星人は現代でも「幽霊」のように現れたり消えたりするようです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。

 

 ・人間は死ねば幽界や霊界に行き、永遠の生命を得るそうです。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だともいわれています。ヒトラーも肉体の崩壊後、底層4次元の地獄に落ち、その後、堕天使か天使や神のようなアルデバラン異星人とのコンタクトでもしているのでしょうか。正確な話は誰にも分からないようです。戦後、ヒトラーが幽霊のように現れたり消えたりしているという与太話も少なくないそうです。アルデバラン星人はアーリア人の「超人」であり、ゲルマンの神々だったようですが、かなり前からドイツ、ナチスに浸透していたようです。「中世のドイツの領主はほとんどが異人か、異人の末裔だった」ともいわれています。地球人に同化した宇宙人も多かったのかもしれません。ヒトラーはホワイトブラザーフッド(白色同胞団)のメンバーだったともいわれ、戦後も奇妙で不思議な話が多いそうです。

サタン(悪魔)といわれる琴座のリラ星人系列と天使的なシリウス星人系列が、宇宙を2分して大戦争をしたというスター・ウォーズの物語。堕天使ルシファーが、天使団の3分の1を率いて神に反乱を起こした「天の戦争」の物語などがあります。堕天使ルシファーもオリオンからやって来たそうです。「ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」ともいわれます。リラ星人のエロヒムが「人間を実験室で創った」といわれます。リラ星人は人類に3万年進化しているそうです。

 

 ・「実験室で人間を創った」というリラ星人と「思念で人間を創った」といわれるシリウス星人の対立の構図は、複雑な様相を示しているそうですが、現在では、大規模なスター・ウォーズは、互いに起こさないようにしているらしいのです。インド神話では帝釈天と阿修羅の争い戦争が大規模なスター・ウォーズとなったようです。シリウス星系(龍)対オリオン星系(牡牛)の対立ともいわれます。スター・ウォーズでは「牛神」が「龍神」をテクノロジーの面で圧倒し、レプティリアンを低層4次元に追いやったそうです帝釈天も阿修羅も人間化して「普通人」として地上に現れているのかもしれません。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。

天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人は、「世界中で奇跡を演出している」ともいわれていましたが、詳しいことは分からないようです。「シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物である」といわれ、上位の異星人(造物主や神)が創造したというので驚きです。「世界の王はサナット・クマラと共に金星から降りてきた。この神人の一団はシリウス星と繋がりがある」といわれます。

 

 ・「プレアデス人は、ローブを着た白い姿で現れる非物質的存在が率いる最高評議会の指揮下にある」そうですが、この評議会と各国政府、国際連合とのコンタクトがあったのかもしれません。キリストの出身星はアプ星だったそうですが、アプ星人は国際連合の設立に尽力したという話もあるようです。準マスター(大師)クラスが、人間の姿を装い、地上に出てきているともいわれているそうです。マスター(大師)・クラスや日本に関係する神々も超能力を隠して密かに来ているのかもしれません。「グレイの後に金髪碧眼のノルディックが来た。その後に、人間タイプのオレンジと呼ばれる宇宙人が来て、その後に“東洋人タイプ”の宇宙人が飛来した」と米軍のリーク話もあるようです。この東洋人タイプには日本に関係した神々のような異星人が混じっていたのかもしれません。

 

 ・「理論的には神々は『不死』で、時空を超えており、何でもできる」そうですので、現代の神話も多いはずですが、メディアにもわかりませんし、一般人には分からないようです。火星霊人と金星蛇人の対立・戦争があったともいわれています。

スター・ウォーズもめぐりめぐって、「異類混血」などの結果、元来、人間は完全なものだったのですが、「人間の子供に障害児が生まれる原因」になっているという話もあり、事は重大です。障害児は困りますね。子供を生みたくないという女性も増えているそうです。さすがに神々も障害児が生まれるのを防ぐことができないようです。現代では大人や子供にも難病や奇病が増えており、現代医学では治療不能のようです。

イスラエルのようにエイリアンの超テクノロジーなどの異星文明を国家戦略として、国家機関の総力をあげて導入すべき時なのですが、その歴史的な経緯から日本的な対応が現界だそうです。「エイリアン・エンジニアリング」によれば、電波から電気も作れたり、フリーエネルギーも可能のようです。「エイリアン・エンジニアリング」は米国の一人勝ちになるのでしょうか。また「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。

 

 ・米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。一万年以上前のベテルギウス(オリオン座の恒星)星人の容姿は現在の「エンジェル」とほぼ同じであったらしいのです。地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にある。オリオン座は「神の星座」ともいわれますが、『闇の勢力』も利用しているそうです。「オリオン星人は非常に階級意識の強い宇宙人だ」そうです。30年前にオリオンに行ってしまった日本人がいるそうで驚きです。オリオンやプレアデスに多くの日本人が住んでいるという法螺話もあるそうです。

68光年のかなたから火星経由、地球にシュメール文明を打ち立てた金髪碧眼のアルデバラン星人とナチスが狂い崇拝した金髪碧眼のアーリアの超人たち、そして戦後の米国に現れた小人族のグレイと共に飛来した金髪碧眼のノルディックは、同じ種族なのでしょうか。金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)だったのでアバブ・トップシークレットにしてひたすら隠しまくったのでしょうか。

 

 現代のコンタクティたちは、テレパシーで情報を得ると言われますが、ヒトラー霊媒であったといわれているそうです。“彼らとの通信方法”とはテレパシー通信のようです。ヒトラーは「霊界から来た男」とも言われ、異星人から人格転換を受けていたそうです。レプティリアンに憑依、人格転換されたヒトラーが、神の選民であるユダヤ人を大量虐殺したようです。「魔神がエリートを殺す」、「魔神がエリートの子供を障害者にする」という与太話もあるそうですが、私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。

そして、“金星人”と自称する宇宙人の話は多くの書籍になりました。しかし、“火星人”については彼らの秘密主義のためか、まとまった情報はあまり出てこないようです。「金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)が火星より地球へとやって来て、古代伝説の神々(gods)となった」ということで、火星霊人が神に当たり、金星蛇人がレプティリアン、堕天使にあたるようですクラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「レプティリアンも人間タイプは知性的な顔をしている」そうです。グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります。グレイ種も人間化しているそうです。

 

 ・莫大な犠牲者をだした第二次世界大戦震源地ドイツでは、金髪碧眼のアーリアの超人たち、金髪碧眼のアルデバラン星人、現代でいえば宇宙人の金髪碧眼のノルディックが、異次元の低層4次元からヒトラーナチスを操っていたのでしょうか。中世のドイツの領主はほとんどが「異人」か「異人」の末裔ともいわれます。

  戦後米国に飛来した小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)なのでしょうか。グレイの「空飛ぶ円盤」に同乗していた「ナチス」とも言われている金髪碧眼のノルディックは、プレアデス星人といわれていました。金髪碧眼のノルディック(プレアデス人)と金髪碧眼のアルデバラン星人がよく混同されるそうです。

日本でも超太古、紀伊半島から異次元の地下世界へ“天の浮船”が往来しており、世界の中心地だったという“竹内文書”の説く説話もあり、金髪碧眼ばかりでなく黒目黒髪のマスター・レイス(支配人種)も存在していたのでしょうか。「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」といわれます。「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」という伝承がありますが、犯人の「異人」は、オリオン星人だったのかもしれません。『遠野物語』は農民の「作り話」ではなく「事実」と柳田国男は主張しているようです。柳田国男は当時の警察の「異人」の情報を調べなかったようです。

 

 ・「小柄なグレイの後に金髪碧眼のノルディックや赤毛のオレンジが来て、その後に東洋人タイプの異星人が来た」そうですが、宇宙人情報については、米国では『厳秘』のため、リークもないそうです。東洋人タイプの異星人は、日本に関係する神々なのかもしれません。また、フットボール場3個分くらいの超大型宇宙母船でアジアや世界の神々が宇宙連合として、飛来し、低層4次元に移動していたのかもしれません。

  フットボールのグランド3つ分はありそうな大きな円形の物体UFOは、『悪魔の船』だったのでしょうか、それとも“神々”でも搭乗していたのでしょうか。巨大な宇宙母船もアストラル界に突入していくのかもしれません。

「ドイツ語は悪魔の言葉」だそうですが、悪魔だったら幽霊でもでるのでしょうか。霊能力者は、通常、人が見ることのできない幽霊も見れるでしょうが、『幽霊のハンス』は、当時の米軍部隊内でも有名だったそうです。『幽霊のハンス』はアルデバラン星人で、アーリア人の「超人」であり、ゲルマンの神々だったようです。アルデバラン星人は「幽霊」のように現れたり消えたりするようです。

『幽霊のハンス』は、ヒトラーナチスが崇拝したという金髪碧眼の『アーリアの超人』たちとは関係がないのでしょうか。ヒトラーも「幽霊のハンス」のようなアルデバラン星人にあの世で遭遇している可能性もあるそうです。

ヒトラーは表の歴史ではベルリンの地下壕で、愛人のエバ・ブラウンとともに毒薬を飲んで自決したとされています。そして、2人の遺体は焼却されて埋葬されたが、ソ連軍が掘り出して、歯の治療痕から「ヒトラーの遺骨」と断定されたといわれています。また秘書のボルマンもベルリンで死んだということになっていました。しかし、ベルリンの戦いでは何十万の犠牲者が出たため遺骨や遺体を探そうと思えばすぐに捜すことができたそうです。戦後は、各国の情報機関では、ヒトラーの安否を巡って、かなり混乱したようです。自殺したとされるヒトラーの遺体を科学的な鑑定をした結果、全くの別人だったという話もあるようです。戦後にはイスラエルのナチハンターが活動を開始したようです。やはり、『伝説の秘密諜報員ベラスコ』(高橋五郎)によるとヒトラーは戦後も南米で生きていたようです。

 

 ・スぺインの秘密諜報員ベラスコはナチスのボルマンとともにUボートで南米に行ったりして、ヒトラーと会ったそうです。ウィキペディアWikipediaによると「マルティン・ボルマン」は、「ヒトラーの政治的遺書によって党担当大臣として指名されたが、ベルリン陥落の混乱の中で消息を絶った。戦後長い間行方不明とされてきたが、総統地下壕脱出の際に青酸で服毒自殺していた事が近年証明された」ということで死んだことになっています。が、ボルマンは整形手術(?)をして逃げたのかもしれません。

インターネット情報によると、「“SS同志会”は、次第に、世界中に張り巡らされた武器、テロリスト、麻薬密輸網の形成に重要な役割を果たすようになった。またオットー・スコルツェニーは、南米でナチス勢力の基地を作ったが、これが南米で数々の独裁政権を育むこととなった。こうして組織された“SS同志会”は、スコルツェニーによれば、実に22ヶ国にまたがり、会員数は10万名に及んだという」とのこと。

ヨーロッパは昔から血なまぐさい陰惨な暗黒の歴史を持っているようです。インターネット情報によると、「1977年、様々な証拠の文書を提示しながらマルチン・ボルマンの足跡を追及して『戦争の余波』を著したラディスラス・ファラゴによると、大戦末期から終戦直後にかけて、計80億ドルの財宝と15万人のナチス隊員が、ドイツから南米へ移動したという」とのこと。

「ブラジルの女流ノンフィクション作家ジモーニ・ゲレイロ・ディアスによると戦後アルゼンチンへ渡ったヒトラーは南米を転々とし最後はブラジル奥地のマットグロッソという場所に移り住み1984年に95歳でこの世を去ったという。」とのこと。ヒトラーには、さまざまな情報があるようですが、有力な話のようです。南米では戦後にナチ・ハンターとナチの残党の間で熾烈な争いがあったのかもしれません。

 

 ・「地下都市」というイメージは「異次元」における話のようです。「アストラル界にもアストラルの惑星がたくさんあり、アストラル界またはアストラル次元と呼ばれる世界を構成しています」とのこと。「アストラル界はとても巨大です。ここに存在する全ての世界からおよそ600億人の人間タイプの生物が集まっている」といわれます。人間の死後の世界、幽界や霊界、宇宙人のアストラル界やエーテル界も似ている世界のようです、私たち一般人は、当然詳しくはありません。人々がアストラル界で過ごす期間は、数週間から何百年にもわたるそうです。シャンバラは異次元に突入した都市型の超巨大宇宙母船なのかもしれません。ブラジルにはクラリオン星人の地下基地があるともいわれ、南米ではUFO、宇宙人の豊富な話があります。

ブラジルもUFO、異星人事件の多発地帯だったそうですが、現在の報道レベルは、落ちているようです。ブラジル政府が、世界で唯一UFOの存在を認めているという話もあるようです。

太古には、多数の住民が大型の円盤の宇宙船で、異星に消え去ったという伝説があるようです。また昔の探検家は、シャンバラ(地下都市)の入口を求めて洞窟探検を繰り返したといわれます。昔の人には「異星人」とか「異次元世界」という概念がなかったようです。

徳間書店」から出版された『超シャンバラ』という本の口絵にもブラジルのマット・グロッソが、インナー・アースへのトンネルの入口として載っているようです。

 

 ・地下世界への入口を見つけ出そうと躍起になっていたヒトラー霊媒で、事実上、異次元のレプティリアン爬虫類人)の繰り人形であったのでしょうか。アルデバランの宇宙人に人格転換を受けていたという説もあるそうです。アルデバラン星人は「幽霊」のように現れたり消えたりするようです。シュメール文明を打ち立てたのが金髪碧眼のアルデバラン星人といわれ、牡牛座のアルデバランが故郷の惑星のようです。アルデバラン星人はアーリア人の「超人」であり、ゲルマンの神々だったようです「幽霊ハンス」のように物質化、非物質化ができたようです。「不思議なゲイ(LGBT等)の現象は、異次元の宇宙人の人格転換である」という話もあるそうです。

リラ星人エロヒムのコンタクティであるフランスのクロード・ボリロン・ラエルによると遺伝子操作による「不死の惑星」に行ってきたそうです。リラ星人は人類に3万年進化していると語られています。アルデバラン星人はリラ星人よりも進化していると思われますので、「不死のテクノロジー」も持っているのかもしれません。

 

 ・反ユダヤ・反マルクス主義とゲルマン支配種の復権が、トゥーレ協会の教義の中心となったようです。68光年のかなたから火星経由、地球にシュメール文明を打ち立てた金髪碧眼のアルデバラン星人とナチスが狂い崇拝した金髪碧眼のアーリアの超人たち、そして戦後の米国に現れた小人族のグレイと共に飛来した金髪碧眼のノルディックは、同じ種族なのでしょうか。金髪碧眼のノルディックはプレアデス星人といわれています。金髪碧眼のノルディックと金髪碧眼のアルデバラン星人がよく混同されるそうです。ネガティブ・グループのプレアデス人がいるので驚きです。

現代のコンタクティたちは、テレパシーで情報を得ると言われますが、ヒトラーも“霊媒”であったといわれているそうです。“彼らとの通信方法”とは、どのようなものだったのでしょうか。また、ヒトラー総統は、霊媒の多い地方で生まれたともいわれます。

68光年の彼方から火星経由、地球にシュメール文明を打ち立てた金髪碧眼のアルデバラン星人は、いわゆる神人であったようです。地球から68光年の距離にある牡牛座のアルデバラン太陽系の二つの惑星からなる“スメーラン帝国”は、“宇宙連合“の中心的な役割をはたしていたのかもしれません。あるいは、少数派のオリオンETグループだったのでしょうか。

ヴリル・ソサイエティーチャネラーたちによると、シュメール語はアルデバラン星人の言語であり、その音は、「不可解なドイツ語」のようであり、そして、ドイツ語とシュメールーアルデバラン語は波長が同じであるとも彼らは、信じていたそうです。「ドイツ語は悪魔の言葉」なのでしょうか。シュメール語と似ており、アルデバラン星人系列の言語のようです。「ルーン文字」は天使の文字とも言われ、アルデバラン星人の文字だったのかもしれません。

 

 ・70年前は、プレアデス星人とかリラ星人という言葉がなくて、“金星人”と“火星人”という言葉が使われていましたが、探査衛星などが火星や金星に近づきだしますと、“異次元の金星”とか“異次元の火星”という表現になりました。そして、金星蛇人と火星霊人の戦いという表現になりました。“金星人”と自称する宇宙人の話は多くの書籍になりました。しかし、“火星人”については彼らの秘密主義のためか、まとまった情報は出てこないようです。しかしながら、探査衛星が金星や火星の表面の写真を撮り出しますと、「異次元の金星、火星」という表現になりました。「火星や金星の異次元に都市があり壮大な異星人の文明がある」といわれます。超太古には金星蛇人と火星霊人の対立・戦争もあったようです。

  莫大な犠牲者をだした第2次世界大戦の震源地ドイツでは、金髪碧眼のアーリアの超人たち、金髪碧眼のアルデバラン星人、現代でいえば宇宙人の金髪碧眼のノルディックが、陰でヒトラーナチスを操っていたのでしょうか。現在では第2次世界大戦の「ナチス」に関わる問題は法律的に禁止の規定がつくられ、ドイツ社会ではタブーになっているようです。それほどナチスは、ドイツ社会に悪影響を与えたようです。ちなみに、ヒトラーの著書『我が闘争』の内容に、日本に対する人種差別的な箇所があり、当時の政府によって「修正」されたという話もあったようです。現代でも人種的な問題は各地で深刻になっています。

ウィキペディアWikipediaによると「第2次世界大戦後のドイツでは、ナチス式敬礼は“ナチ賛美・賞賛”と見做され民衆扇動罪で逮捕・処罰の対象となる。オーストリアでも同様な法律があり、取り締まりの対象になっている。2006年、ドイツで店のクリスマスディスプレーで右手を挙げた複数のサンタクロース人形が、ナチス式敬礼とされ問題となり撤去された」とのこと。タブー化されると、正確な情報が分からなくなるようです。

 

 ・戦後米国に飛来した小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)なのでしょうか。金髪碧眼のノルディックは、人類に6千年進化しているプレアデス星人といわれています。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。またオリオン星座は「神の住処」ともいわれ、日本の神々と繋がりがあるのかもしれません。

30年ほど前は、エイリアンの生体実験やインプラントアブダクション(誘拐)には、事件性がありマスコミが盛んに取り上げていました。キャトルミューテレーション(動物虐殺)事件でも米国の新聞社などが大騒ぎをしたようです。グレイ種がキャトルミューテレーションをしたようです。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「レプティリアンも人間タイプは知性的な顔をしている」そうです。「二派の対立とは火星由来のアーリア人に対するアヌンナキ・レプティリアン爬虫類人)の争い、戦争」だったようです。「レプティリアンは低層4次元にいる」ようです。そして「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。

グレイの宇宙船に同乗する金髪碧眼のノルディックもナチスとかいわれたりして、インプラントなどの生体実験に関与していたようです。現在では、種々の理由から、あまりマスコミも騒がなくなったそうです。ノルディックとオレンジは、両方ともプレアデス星座の“アルテア4・5”から来ているといわれています。

現在でも「広島地方にプレアデス星人が現われた」という話もあり、プレアデス星人とは関係の深い地域のようです。異星人情報は、日本的な対応がなされているようです。「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」という「異人」は、オリオン星人だったようです。「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」ともいわれます。平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔といわれます。

 

 ・SFとしてのタイム・トラベラーの本は多いのですが、異星人は本質的にはリアルのタイム・トラベラーであり、コンタクティの報告も多いようです。我々も「人は皆、記憶喪失の異星人だ」そうですので、タイム・トラベラーの素質もあるということでしょうか。宇宙人の未来予測は当たることが多いようです。しかし、人間の意志で未来を変更できるともいわれます。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だともいわれています。ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるともいわれます。

 

 ヒトラーは、神は神でも“魔神”に憑依されたと解釈したほうが、誤解がないでしょう。殺されたユダヤ人は堪らないでしょう。神々の中には、殺人や大規模な人殺し(戦争)を正当化する魔神や“戦争の神”もいて、善悪を超越して、歴史を動かしていくといわれます。「ヒトラーは堕天使ルシファーに憑依されていたのだ」という説もあります。ルシファーは堕天使の長であるサタンの別名であり、魔王サタンの堕落前の天使としての呼称であるともいわれます。

   売れない、冴えない水彩画家であったヒトラーが、第1次世界大戦の最中“ヒトラー伍長”として砲弾による爆殺を逃れて“霊界から来た男”ともいわれながら、魔神(悪魔)に憑依されて独逸第3帝国の総統にまで上り詰めたいきさつは、歴史家ならずとも興味のある点でしょう。そのヒトラーが“アガルタのシャンバラ”を捜し求め、伝説のトゥーレの金髪碧眼の神人を恐れていたことなどは、知られているようです。かつては、天使長で、天使団の3分の1を率いて神に反逆したと言われている堕天使のルシファー、“魔王”のイメージのほうが説明はつきやすいのかもしれません。また「ヒトラーの側近も四人の重要な相談役もすべてがイルミナティで占められ、ヒトラーは常に監視下にあった。つまりヒトラーは“イルミナティに培養された独裁者”だったのだ」といわれます。イルミナティの空飛ぶ円盤はタイム・トラベルができ、「米軍の将軍が同乗していた」ともいわれます。宇宙人情報は米軍に始まって米軍で終わるといわれます。政府の中に政府があってアメリカ大統領といえどもコントロールできないといわれます。

 

・異次元の宇宙人が、昔から人類の歴史にさまざまな形態で影響を与えてきたようです。アメリカ先住民たちの伝説の中にはシャスタ山の山頂にすむビッグフットやサスクワッチと呼ばれている存在の話があります。現代においてもビッグフットやサスカッチのような「獣人」を「空飛ぶ円盤」からオリオンETグループが降ろしているといわれています。

ロシアの「ディアトロフ事件」においても、UFO説が注目されます。UFOからオリオンETグループが「獣人」でも降ろしていたのでしょうか。エイリアンによる雪男のような「獣人」に襲われた可能性もあるようです

 ロシアは、昔から河童のような妖怪や、獣人、異人の伝説が豊富といわれます。UFO情報も少しは近年、日本にも流れてきています。またロシアでは、「アルマス」や「ロシアン・イエティ」という「獣人」が報告されているそうです。

 

・幽霊現象や心霊現象も「宇宙人現象」と理解すればかなり分かるようです。人間の死後の世界の「精霊界」や「霊界」も非常に進化した宇宙人、神か造物主が創造したといわれます。

ハーメルンの笛吹き男」も当時、オリオンETグループのアブダクション(誘拐)があった可能性も理解されるといわれます。ドイツも昔から「異人」伝説の豊富な地のようです。妖精などのヨーロッパの不思議な話は、当時の宇宙人の現象だと理解することも可能のようです。

 子どもの誘拐、行方不明者とエイリアンのアブダクション(誘拐)を結びつけるデーヴィッド・アイクのような説もあります。その子どもの行方不明者の数字が、現代でも非常に大きく、荒唐無稽で私たち一般人にはにわかに信じ難いのでしょう。デーヴィッド・アイクの本は、荒唐無稽で「「とんでも本」にされる傾向もあるといわれます。

 当ブログによく引用する話ですが、「タウ人の遺伝子を使ってグレイを作るために主に子供を標的にして誘拐し、殺して細胞とホルモンを取りだしたのでタウ人がグレイ種を殺そうと狙っている」と語られています。「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。

  「ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と 交わしてタウ人を追い払ったと考えられている」ともいわれます。

彼ら蛇人はすでにロシア共産主義勢力としてやってきており、マルクスレーニンはその勢力のいわば幹部たちだった」という説もあります。最近では政府幹部による「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。宇宙人の命令なのか、異星人情報はロシアでもアバブ・トップシークレットなのかもしれません。軍からの公開情報はほとんどないようです。

グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。「時空間を超えてこの地球にやってきて、人類をアブダクション(誘拐)し、受精して、子孫を作りました」といわれます。それがエササニ人のバシャールだと伝えられています。太古からの「子ども」や「女性」のアブダクション(誘拐)とエイリアンを結びつけることは可能のようです。魔女のサバトに登場する異類のエイリアンの「獣人」の存在もあったのかもしれません。

 

・「ハーメルンの笛吹き男」の場合は、「130人の子供が一度に失踪した」とは特異な話で、後世に語り継がれたといわれます。集団催眠だったのでしょうか。謎の解明については、30種類の説明があるといわれます。ちなみに、「魔女狩り」の時代は「ペストの時代」でもあったそうで、当時のペストのパンデミックが社会を根底から変えたといわれます。「ハーメルンの笛吹き男」の事例も「ドイツ版・神隠し」の事件だったのでしょうか。

現代でも日本を含めて子どもの行方不明事件が多いといわれます?当然ながら、警察関係者が詳しく分析・研究をしているのでしょう?私たち一般人は、当然詳しくはありません。

(2019/10/4)(AERAメルマガ)から引用。

山梨県道志村のオートキャンプ場で、小学1年の小倉美咲さん(7)の行方が分からなくなり、まもなく2週間が経過する。警察や消防、自衛隊が最大時には1日に300人態勢で捜索活動を展開してきたが、4日現在も発見には至っていない」と報道されていました。未解決事件も増えているようです。「事実は小説よりも奇なり」でしょうか

 

・「幽霊話」は古今東西を問わず豊富にあります。さまざまな場所で幽霊に遭遇して人は衝撃をうけます。特に霊媒体質の人々は、普通の人が見えない異界の者たちを見ることができるそうです。目に見えない「あの世」と「この世」が交差する異次元現象のようです。幽霊現象も宇宙人現象の一種と見ることができるようです。「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」そうです。アセンション(次元上昇)したパラレル・ユニバース(並行宇宙)の幽体や霊体を見たりすることもあるようです。首相公邸やホワイトハウスの幽霊話も「知る人そ知る」話だそうです。戦死者や戦場や戦時下での幽霊話も多くあるようです。「あの世」の動きが時間を経て「この世」に起こってくるともいわれます。「あの世」という概念も私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。

 

・「アストラル界はとても巨大です。ここに存在する全ての世界からおよそ600億人の人間タイプの生物が集まっている」といわれます。「アストラル界にもアストラルの惑星がたくさんあり、アストラル界またはアストラル次元と呼ばれる世界を構成している」そうです。「人々がアストラル界で過ごす期間は、数週間から何百年にもわたる」そうです。人間の死後の世界、幽界や霊界、宇宙人のアストラル界やエーテル界も似ている世界ですが、私たち一般人は、当然詳しくはありません。

 

・「アストラル界下層にいる霊たちの多くは、地球上の種々の問題を引き起こす原因となります。彼らはテレパシーで地球上の人間と交信します」とのこと。目に見えないアストラル界は、肉体から離れた「幽体」とか「霊体」がうごめいているようです。人間の死後の世界は「この世に似てはいるが大きく違う世界、パラレル・ユニバース(並行宇宙)ともいえる」そうです。人間の死後の世界、「幽界」や「霊界」を創造したのは、造物主かはるかに進化した異星人なのかもしれません。「夢の中でアストラル・トリップをしてクリスタル・シティでキリストに会った」という欧米の霊能者やチャネラーが多いそうです。

 

・「霊界ははるか遠いところにあるのではなく地上1メートルのところにある」そうです。幽霊現象や心霊現象も「宇宙人現象」と理解すればかなり分かるようです。「天使は神の秘密諜報員である」ともいわれます。「超太古、人間は常に天使と交信していた」そうです。目に見えない天使も進化した異星人で、人間の死後、誰でも遭遇できるようです。

 

「獣人」は伝説にありますが、現代でも世界中で目撃事例が豊富にあるようです。

『最強のムー  UMA図鑑』

「失われた世界」に生きる未知動物たちの真実!

厳選した未確認動物約200種+謎に満ちた彼らの生態を解説!

並木伸一郎   Gakken  2011/5

 によりますと、 

ロシアの最新獣人 ビッグフット(クリミア山中)

2011年3月、You Tubeに興味深い映像が流れていた。ウクライナのクリミア山中にビッグフットが出現したというのだ。撮影者はピクニックに来ていたのだが、その中の人物がビデオ撮影に成功した。

 

新種の樹上棲獣人 樹上のビッグフット

・2010年の年明け早々、驚くべき映像が公開された。かなり背の高い樹木の上に毛むくじゃらの生物が写っている。場所はアメリカ、メイン州ミルバレーの森林地帯で、散策中の人物が撮影したという。拡大された写真を見ると表情こそわからないが、普通のサルではなさそうだ。

 

代表的な獣人UMA ビッグフット

アメリカ、カナダの山岳地帯を中心に棲息する巨大獣人。カナダではサスカッチと呼ばれる。常に直立2足歩行し、目撃例が膨大な点で他のUMAを圧倒する。

 

アルマス> <目撃地域と形態

 ユーラシア大陸北部の旧ソ連地域。その南部、コーカサス地方で目撃が多発している。人間ともサルともつかない未知の獣人。地元では、直立2足歩行するこの獣人を“アルマス”、もしくは“アルマスティ”と呼ぶ。

 

旧ソ連科学アカデミーの調査>

コーカサス山脈の北部地域、ロシアのカバルダ・バルカル共和国のクンジン村は「アルマスの村」として、現地では知らない者がいないほど有名で、古くから多数のマルマスが目撃されている

 

・目撃者のなかには、「1930年代には、この村の近辺に住むアルマスは、すべて村の住民たちと共存共栄してきた」という者さえいるほどだ。

同村の目撃者たちに関していえば、彼らはアルマスの存在をごくあたりまえのこととして捉えていた。そして、証言はきわめて具体的で、空想的な要素もまったく見られなかった。しかも、彼らが語るアルマスの特徴は、細部にわたって共通しているのである

 

 最有力のネアンデルタール人

 ・アルマスは前述のように、目撃者の証言に一致する点がきわめて多いため、具体的な像が描ける。全身体毛に覆われている点では、ビッグフットなどに代表される獣人と同じだが、道具を使える点で大きく異なる。すなわち、アルマスはある程度の知能を有しているのだ。

 

 ロシアン・イエティ

・ロシア北部を中心に、各地で目撃される獣人が“ロシアン・イエティ”である。体長約2メートル、燃えるような赤い目、全身に剛毛が生えている。ロシア国内におけるこれらイエティの目撃例は、1917年以降から確認できるだけでも、数千件におよぶという

 

人間との間に子どもをもうけたロシアン・イエティ

 たとえば、19世紀中ごろに、アブハジア共和国で発見された「ザーナ」という雌のイエティの話は、特筆すべきものだ。なんとザーナは、数人の人間男性と肉体関係をもち、子どもまでもうけたというのだ。そして、ザーナが生んだ子どもたちもまた、人間たちとの間に子どもをもうけたのである。

 

以上の情報から、ロシアのディアトロフ事件がUFOから降ろされた「獣人に襲われた」可能性も否定できないと指摘されています。

  

・米国のジョージ・ハント・ウィリアムスンによりますと「グッドリー・カンパニーのメンバーたちは、自ら志願して地球に転生して(生まれ変って)きた異星人たちであり、彼らは“ワンダラー(放浪者)”という名を付けられている。彼らは、これまで地球上で何度も生まれ変り、まさにあらゆる時代を通じて地球人類を援助し続けてきた。この地球上で、これまでに発生したあらゆる文明が、彼等の影響を極めて強く受けている」と指摘されています。

グッドリー・カンパニーのような転生を操作できる天使クラスの異星人と、宇宙船に乗ってやって来る異星人の二種類があるといわれます。

「天才、ゲオルク・ファウスト博士」の話も、中世ヨーロッパでは、異人や神人等のグッドリー・カンパニーのメンバーたちであった可能性もあるようです。人間社会に識別できない宇宙人が混じっているともいわれます。

グッドリー・カンパニーのような転生を操作できる天使クラスの異星人と、宇宙船に乗ってやって来る異星人の二種類があるといわれます。

イルージョンを操作できるのはシリウス星人が精神や肉体に憑依したからかもしれません。昔の西洋の魔術師や錬金術師、占星術師の中にはシリウス星人が憑依した人間がいたのかもしれません。サンジェルマン伯爵のように超能力を持った不死のシリウス星人の実在が歴史的に記録があるようです。

 

 歴史上の人物と「異人らしきもの」たちとの関わり合いは、世界中にいくらかあるそうです。中世のドイツの領主は異人がほとんどだったという話もあるようです。ナポレオンと「赤い人」との話もあります。日本でも昔から果心居士のような正体不明の者が権力者の側近にいたと言われております。その背景に「異人」との結びつきがあったのでしょうか。凄まじいばかりの幻術(イルージョン)を使う果心居士に織田信長さえも震撼したと言われます。

ウィキペディア(フリー百科事典)によると果心居士(かしんこじ、生没年不詳)とは、室町時代末期に登場した幻術師。七宝行者とも呼ばれる。織田信長豊臣秀吉明智光秀松永久秀らの前で幻術を披露したと記録されているが、実在を疑問視する向きもある」とのこと。

司馬遼太郎も『果心居士の幻術』(1961年)と言う本を出しています。小松左京吉川英治も果心居士の本を出しておりゲームにもなっているようです。実在したかどうかは分からないようですが、もし実在したとすれば、シリウス星人やオリオン星人系列の異人だったのかもしれません。

米国に戦後、現れハリウッド映画にもなった『メン・イン・ブラック』はオリオン星人で、その超能力も凄まじいものがあったそうです。当然、テレポーテーションもできたようです。奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまったともいわれます。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。在日宇宙人問題を認識している人はほとんどいないといわれます。また宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。

 

 オーストラリアのバニヤップの伝承も、日本の河童に似たような水陸両生のUMA(未確認動物)のようです。バニヤップの伝説は、オーストラリアでは割と知られているのでしょうか?「河童」に似たエイリアン動物は、沖縄のキジムナーや奄美諸島ケンムンなど地域によって大きく変化しているようです。世界中に河童に似た水陸両生のUMA(未確認動物)は存在しているようです。オーストラリアのバニヤップは、河童よりも悪魔的な要素の強いUMAのようです。純粋な動物から人間と交流できる妖怪(UMA)へと転換させる「異星人の遺伝子科学者の生体実験」が今も続いているようです。なお、巨人の伝説も太古から世界中にあるといわれます。

河童や天狗は日本独自のものと考えられていますが、実際はそうではなく、似たような存在は世界的に存在していたと指摘されています。つまりオリオンETグループは、世界中で実験生物を空飛ぶ円盤から異次元移動していたようです。文明が進むにつれて、どこかへ消え去ったようですが。

 

・オーストラリアでさえ、太古からのネガティブなオリオンETグループの創作したUMA(未確認動物)がいろいろと存在していたようです。UMAは異次元移動ができるものもいるようで、正体不明のようです。どうやらエイリアンの実験動物、ペット・アニマルなのかともいわれます。エイリアンがこれらの実験動物を遺伝子操作や交配実験等で「知能」を与えていったようで、グレイのような人間の知能を超えるバイオロボットを製造・創造していったようです。バイオロボットのグレイも「ゼータ・レティクリ星人」として進化して、交配実験で人間化しているそうです。

  「猿の経立(フッタチ)は人によく似ていて、女色を好んで里の婦人をしばしば盗み去った」そうですが、オリオンETグループが“空飛ぶ円盤“から降ろした「獣人」だったのでしょう。「猿神」もそのような実験生物だったようです。人間と交流した河童もグレイの一種で、ゼータ・レチクル星人のバイオロボット系列だったのかもしれません。「人間をゴキブリ以下に考えるエーテリアン(異次元種族)がいる」といわれます。太古からオリオンETグループが人間と「獣人」との交配実験、遺伝子実験を行っていたのかもしれません?

 

現代においてもビッグフットやサスカッチのような「獣人」を「空飛ぶ円盤」からオリオンETグループが降ろしているといわれています

オーストラリアでは「獣人」は「ヨーウィ」といわれ、現代でも遭遇事件が報告されているそうです。UMA(未確認動物)の伝承は、世界中にあり、オリオンETグループの「堕天使」の実験動物なのかもしれません。神が作った動物ではないものが、UMAとして分類されているようです。堕天使ルシファーが天使団の3分の1を率いて神に反乱したという「天の戦争」が、さまざまな形で続いているそうです。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」と指摘されています。シャンバラの支配者(世界の王)のサナト・クマーラ がルシファーであるといわれます。ルシファーもグレイ(ゼータ星人)を作り神に反抗したとも言われているようです。「シリウス人は、遺伝子改変や思考プログラミングに広範な知識を持っており、それを惜しみなく爬虫類人に与えた」といわれています。「シリウスの意識たちは、3次元にいる人間の目に見えるように、時々、自らの波動を変えて出現することがあった。数多くの古代エジプトの神々はシリウス人だった」といわれます。シリウスのレベルは、もうすでに非物質のレベルです。「シリウスA人自身に向けて使用される恐れのある技術は絶対に提供しない。シリウスA人は、オハル星人に創作されたが、本来の目的を失っている」といわれます。エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。

 

シリウス人はオリオン人と交戦していた。この敵対関係は今でも続いている。奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまった」といわれます。

北欧神話でもアース神族ヴァン神族は、最終的にアース神族が勝利した長きにわたる戦争の後、和解し人質を交換、異族間結婚や共生したといわれます。「神族」同士が争うのですから大変複雑です。ラグナロク」。これは、北欧神話で語られている、神々と巨人たちの間に起こる最終戦争の名前だそうで、過去に起こり、未来にも起こるようなのです。そして再生が始まるといわれます。「歴史は繰り返す」といわれます。「ネガティブなオリオン 人が『過去』からあなた方に交信している一方、ポジティブなオリオン人は、オリオン座の『現在』からあなたに交信している」といわれます。

  ネガティブ・グループのシリウス人がモンスタータイプの生物を創り、神に対抗したので神に嫌われたといわれます。また「ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」ともいわれます。

神は天変地異を起こしモンスター・タイプの生物を全滅させたといわれます。しかし、今なお、底層4次元にモンスター・タイプが生存しているともいわれます。

 

オーストラリアの「獣人」<ヨーウィ>については次のような記載があります。

“ヨーウィ”は、サルと人間の中間的な特徴を備えた獣人であり、オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州沿岸部から、クィーンズランド州ゴールドコーストにかけた一帯に棲息するといわれている。なかでも、シドニー西方のブルーマウンテン周辺は、目撃多発地帯として有名だ。原住民のアボリジは「オーストラリア大陸全域で、2種類のヨーウィが存在している」と主張する。ひとつめの、よりサルに近い小型獣人タイプは、草食・肉食両方の食性をもつが、道具を使ったり、火を起こしたりすることはない。そして、もうひとつの大型猿人タイプは、間違いなく火を起こす技術を身につけているという」とのこと。オリオンETグループが空飛ぶ円盤から「獣人」を降ろしているといわれます。ヨーウィもエイリアン・アニマルなのでしょうか。

 

・山や山小屋の幽霊話は、かなり多いようです。事故や遭難で死亡すると、地縛霊となって、その周辺に現れるのでしょうか?人間は死体になると、葬式でもしてもらわないと「成仏」できないのでしょうか。「ヒダル神」の伝承も全国にあるようです。やはり、長い人間の歴史から、「定説」というものが形づくられるようです。「狐憑きの一種」なのかもしれません。異次元での出来事は、すべて「夢の中の話」になるのかもしれません。

山では、異次元世界に迷い込んで、帰る道が分からなくなって、長時間同じ所をグルグル歩いている場合があるという話も多いといわれます。昔から「異次元現象」と理解してもよい怪奇な伝説も少なくありません柳田国男も『遠野物語』は農民の作り話ではないと述べています。山での不思議な体験も一人の作り話ではなく、似たような体験者が多いようなので、幻覚や幻聴、幻視といった心理学用語で、片付けられないようです。

 

・北米のビッグフットやサスカッチのような獣人の伝承は、世界各地に多くあるようです。現代においてもビッグフットやサスカッチのような「獣人」を「空飛ぶ円盤」からオリオンETグループが降ろしているといわれています。そうすると太古から、獣人を空飛ぶ円盤から降ろしているのは、オリオン星人で、遺伝子科学者の「生体実験」によるUMA(未確認動物)といえるのでしょうか?ちなみに「ツチノコ」とか小物のUMAは、このブログでは今まではとりあげていませんでした。

  宇宙人の遺伝子実験の結果の「獣人」なのかもしれません。モンスター・タイプの生物は、ネガティブなオリオンETグループが創作したと指摘されています。現在でもアブダクション(誘拐)を繰り返し、おぞましい「生体実験」をしていると指摘されています。

  「ネガティブなオリオン 人が『過去』からあなた方に交信している一方、ポジティブなオリオン人は、オリオン座の『現在』からあなた方に交信している」といわれます。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズ・グレイというオリオン星人といわれています。オリオンETグループは、太古から現代も、そして未来にも「人間にネガティブな干渉」を続けていくと指摘されています。そすすると人間に関わる一切の「悪いこと、ネガティブなこと」は、オリオンETグループから由来するのではないのかと妄想してしまいます。

 

・「ルシフェリアンはニムロード思想を信奉する人々、もしくはその悪魔教の信者なのである」といわれます。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」といわれます。神々や天使は宇宙飛行士だったと指摘されています。フリーメーソンと金星人の繋がりが窺われますが、フリーメーソンの主神は堕天使ルシファーといわれます。ルシファーもはるかかなたの存在でもあり、また逆に、身近な存在ともいえるといわれます。 人間の肉体や精神に自由に憑依したり離れたりする宇宙人は、誰も識別できないといわれます。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。高等知性体(宇宙人)の描くシナリオ通りに歴史は動いてゆくといわれます。「宇宙人の実体をエーテリアン(霊人)と呼び、彼らの乗用する円盤のことをエーテル船(霊船)と呼ぶべきだ」いう説もあるといわれます。

 

ルシファーもグレイ(ゼータ星人)を作り神に反抗したとも言われているそうです。「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。「ヒトラーは堕天使ルシファーに憑依されていたのだ」という説もあります。とにかく堕天使ルシファーの活動が太古から現代まで地球の「この世」に及んでいるようなのですが、現代の神話は、私たち一般人には、誰もしりませんし理解不能です。「大天使を崇拝すべきではない」と語られています。神と悪魔の理論的、実際的な混乱は、情報操作により歴史上、随所に見られるといわれます。政府内部のそのまた奥にある、合衆国大統領でさえ手のだせない領域に、UFO目撃事件の開示を強い力で押さえこんでいる権力者グループがあるという説もあります。大天使が大組織や都市等を統括しているといわれます。宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。「宇宙人は幽体として存在する」といわれます。「知る人ぞ知る」話なので、私たち一般人は、理解できません。

 

・肝心の「宇宙連合に関する情報」もアバブ・トップシークレットのようです。「あの世」と「この世」が交錯するとき、異次元の不思議な存在との現象を普通の人が体験し、それを報告するのかもしれません。「あの世」の動きが時間を経て「この世」に起こってくるともいわれます。「あの世」の概念も私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。

「いざ大統領に就任すると、この話題には関与せずという概要が出されるのだ。こうした態度は“大統領の黙秘症候群”と呼ばれている」そうです。

政府の中に政府があってアメリカ大統領といえどもコントロールできないといわれます。大統領たちは地球外生命体の存在が広く世に知れたらどれほど悲惨な結果を招くかを十分にわきまえていたといわれます。

 

河童が水神や「零落した神」と見られるのは、少数説のようです。だいたいは、世間では妖怪や動物の一種として見ていたようです。現代では河童は妖怪キャラクターとして商品やイベントに登場しています。しかし、昔から人間との交流もあり、異類混血の話もあり、ある程度、知能を持って、人間と対応した伝承も豊富のようです。河童も異星人が造ったグレイのようなバイオ・ロボットであるという説もあります。それによると、低能な知能の動物タイプから、高等知性体の種類もいろいろとあったのでしょう。河童が空飛ぶ円盤を操縦する邦画もありました。  現代で話題となった、「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。また 「グレイ」は人間の無意識の中に入ってくるともいわれます。河童も異次元移動ができ、異界から人間に語りかけたようなのです。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいると語られています。河童は、オリオン星人の異人が、地球に連れてきたのかもしれません。異人も河童も異次元移動ができたようなのです。異星人グレイと河童を結びつける説は、増えてきているそうです。日本では、河童の小物商品は人気があるようです。amazonの「すべてのカテゴリー」に「河童」をいれますと2369件がでてきます。

 

・現代でも世界中にビッグフット等の「獣人」の目撃事例やコンタクト話が豊富にあります。あのビッグフットは、空飛ぶ円盤から降ろされているという目撃事件もあるそうです。そうすると「獣人」は、異星人の遺伝子実験の産物のようです。日本でも岡山や広島で、獣人の「ヒバゴン」の目撃事件がありました。ヒバゴン」もUFOから降ろされた、エイリアン・アニマルかもしれないという説もありました。ちなみに広島の獣人「ヒバゴン」は、秘密裏に射殺されたという写真もあったという説もあります。

  フリーメーソンと金星人の繋がりが窺われますが、フリーメーソンの主神は堕天使ルシファーといわれます。堕天使ルシファーが天使団の3分の1を率いて神と天使に反乱した天の戦争が続いているのかもしれません。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」そうです。堕天使が、遺伝子操作でモンスタータイプの生物を創り、神に嫌われていると語られています。神と堕天使は、水と油のような関係なのかもしれません。

 

 ・「河童もゼータ・レチクル星人系列のバイオロボットの一種かもしれない」そうです。河童や天狗や鬼は、異星人か、そのバイオ・ロボットだったのかもしれません。「下総カッパ団は、1724(享保9)年、下総国印旛村豪農、安田伝兵衛によって設立された人間とカッパの親睦団体だ」と語られています。こちらのほうは、ゼータ・レチクル星人に近いバイオ・ロボットだったのかもしれません。リゲル人と爬虫類人の交配人種が築いた国が現在の日本と中国であるといわれます。グレイの長身タイプがリゲル人といわれます。そうするとリゲル人は、グレイの高等知性体なのでしょう。「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)等」が、エリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれますエリア51については、アメリカ政府は、その存在を一度も認めていないそうです。その彼ら(グレイタイプ)は地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できるそうです。りゅう座人は、地球に巨大な地下基地、金星にコロニーを持っている。地球には二番目の月が配置されているそうです。地球の月は、永劫の昔、レムリア大陸への入植の時代に、軌道上に設置されたりゅう座人の宇宙船であると語られています。

  カッパは、欧米では「リトル・グリーン・マン」ともいわれ、米国では「リトル・グレイ」の一種として知られています。グレイも様々な種類があるようでバイオ・ロボットとも言われますが、河童は日本では昔から全国で人間との交流やコンタクトの伝説があるようです。「リトル・グレイ」の円盤に同乗する金髪碧眼のノルディックという人間タイプの宇宙人の情報は、タブーのようです。

 

・ゼータ・レチクル星人ともいわわれる「リトル・グレイ」は、壁を透き通るようにして部屋に侵入してくるそうです。昔からカッパに連れられて、ゼータ・レチクル星にでも行った人々(日本人)でもいたのでしょうか。昔話として、洞窟と「かくれ里」の結びつきの伝承は多いようですが、異次元世界と洞窟が重なっていたからでしょう。山の中に異次元の隙間があるともいわれます。異次元世界の隙間が、洞窟に見えたからでしょうか。そこから異人や河童がでてきたのかもしれません。昔の人々は、ヒトラーナチスのように、よく洞窟探検をしたと語られています。

  アメリカの宇宙飛行士の多くはフリーメーソンだそうですが、その辺から秘密が守られているのでしょうか。米国におけるフリーメーソン組織の存在の重さは日本人の知識人には分からないそうです。「フリーメーソンの結社員同士は、例えば特殊な握手の方法などでお互いを知る」ともいわれますが、フリーメーソンのネットワークは、やはり特殊なのでしょう。

  アガルタの地下都市のネットワークは、異次元に存在するようですが、現在では多くの書籍、特に米国のコンタクティなどにより紹介されています。エーテル界やアストラル界、霊界のような「異次元にある」というイメージが私たち一般人には理解不能のようです。

 

・ホワイト・ブラザーフッド(白色同胞団)の本拠地はアンタレスにあるそうです。「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうですが、恐らく人類に数十万年(?)、数十億年(?)ほど進化しているシリウス星人の宇宙船は、「都市規模の超巨大宇宙母船」なのでしょうか。進化の程度については正確なことは分かりません。「アンタレス人は、トルコ人ギリシャ人、スペイン人のDNAに関係し、同性愛者で生殖目的でのみ女を使用すると考えられている」と語られています。真偽のほどは分かりませんが!?

  天国に自由に出入りし、人間への"憑依"や人間の"転生"を自由に操作するシリウス星人の詳細はまだ日本では翻訳されていません。が、「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので戦争が絶えない」とか「イスラエルシリウスと通商協定を結んだ」とか「イルミナティなどのフリーメーソンに入ると『神』に会える」という説もあるそうです。

 

・グレイの「空飛ぶ円盤」に同乗していた「ナチス」とも言われている金髪碧眼のノルディックは、プレアデス星人といわれていましたが、ヨーロッパでよく登場したウンモ星人なのではないでしょうか。ウンモ星人も金髪碧眼で、ヨーロッパにその末裔が多く住んでいるともいわれています。黒目黒髪のウンモ星人もいるらしく日本にも飛来していたようなのです。そのほかにも「オレンジ」とよばれる宇宙人もいて「宇宙連合」の宇宙人は多種多様だそうです。「オレンジ」と呼ばれるぐらいですから容色が「オレンジ」色っぽいのでしょうか。

  河童やグレイと共に飛来した宇宙連合の神人や異人、遥かに進化した宇宙人たちは、ウォークイン(憑依)やワンダラー(転生)のような何らかの形で人間社会に浸透しているそうです。人間を造った遥かに進化した異人の有様は、私たち一般人には識別不能のようです。コンタクティの話から、宇宙人の地球におけるネットワークがあるそうです。闇の権力のように高等知性体のネットワークは、現代の知識人にとってタブーのようです。

 

・イタリアのコンタクティ、マオリッツオ・カヴァーロによると日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地(異次元)に存在しているそうです。河童とともに飛来した異人のネットワークは昔からあるのでしょうか。

  バイオロボットといわれるグレイとともに飛来した金髪碧眼のノルディックは、エンジェルともプレアデス星人ともアルデバランからきた宇宙人とも言われています。米国が宇宙連合とコンタクトしてから60年、宇宙でははるかに進化して、「プレアデスからシリウス星人の世に変わる」とも言われているそうです。2012年はアセンション(次元上昇)の時代。アセンディド・マスター(高級教師)が人間の姿を装い地上にでも出てきていたのでしょうか。

  天国に自由に出入りし、人間への“憑依”や人間の“転生”を自由に操作するシリウス星人はパラレル・ワールド(並行宇宙)に棲んでいるそうです。歴史のシナリオを描くというシリウス星人は、どのようなシナリオを描いているのでしょうか。彼らが、人間に憑依しても誰も識別できないそうです。

 

・現代ではYou Tubeで「ビッグフット」等の未確認動物(UMA)の動画が豊富に見られます。インチキ動画も多く混じっていることでしょうか。コンピュータグラフィックス(CG)ですとフェイク(偽)・動画が容易のようです。「映像の時代」ですから「百聞は一見にしかず」です。当ブログでは、当初から未確認動物の情報は、あまり載せていませんでした。しかし、河童が未確認動物に分類されています。河童も猿のような動物タイプとグレイのようなバイオ・ロボットのタイプにさまざまに分類されているようです。昔から人間と交流したという伝承も多くあります。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると、「日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいる」と語っています。河童もグレイタイプの宇宙人として、宇宙船を操縦して日本から去っていく邦画もあったようです。河童もオリオン星人の異人が連れてきたのかもしれません。「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。河童やビッグフットも異次元移動ができたようです。ビッグフットや日本のヒバゴンとUFOとの関連が報告されているようです。米国ではビッグフットがUFOから出入りしているのが目撃されているようです。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」と語られています。シリウス星人が太古に遺伝子操作や異類混血などで、さまざまなモンスターの生物を創り神に嫌われたという神話もあるといわれます。ビッグフット等は、遺伝子実験の失敗作ではないのかという話もあるようです。昔の異人や天狗の「人さらい」も人間の生体実験や異類混血のためだったのかもしれません。

 

・人間をゴキブリ程度に見る異星人もいるといわれます。そういった異星人にとっては、人間はモルモットとして生体実験の対象にされていたのかもしれません。また人肉食の異星人の話もあったのかもしれません。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」と語られています。異星人の科学者同士の争いがあるといわれます。モンスタータイプの生物や人間を創造するかどうかといった争いのようです。人間タイプの異星人は、超テクノロジーを人間に教えることを拒否したと語られています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。人間に対して敵対的なネガティブな異星人の存在は、しばしば報告されているようです。

  広島のヒバゴンについてもUFOの目撃情報との関連が窺われます。広島の宮島付近は、太古にはプレアデス星人の宇宙船の基地があったといわれます。また現代でもプレアデス星人とのコンタクト話もあったようです。広島県岡山県もUFOフラップ(UFOの集団目撃事件)で知られています。岡山の蒜山高原には宇宙船の着陸話もあったようです。岡山の安井(仮名)さんという人には、はるかに進化した金髪碧眼の宇宙人とのコンタクト話があったそうです。平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔と語られています。ちなみに『岡山に出現したUFO』 (秋田めぐみ 岡山若者新書  1987年)という本もあります。

 

・異星に行った日本人の記録もあるようです。

空飛ぶ円盤に憑かれた男

岡山市安井清隆(60歳)(ペンネーム)>

・ 星の住人は、ちゃんと男女の性別があり、目は碧く、髪は金髪だったという。

 ・ 地球人ともっとも違うのは、その生存期間です。百歳はまだ幼児期で、平均寿命は3万年から4万年ということでした。それに「老」「病」がなくて、3万歳の人も青年みたいな風貌をしていました。

 ・ 住民は小型円盤がそのまま、マイハウスになり、高層建築に見えるものも、小型円盤の積み重ねだったという。

 ・ 空飛ぶ円盤なので、移動はむろん簡単。

 ・ 星全体が単一国家でほしいものは定められたところへ行けば、すぐに支給されるので、争いもなく戦争も皆無の理想郷。

 『宇宙人についてのマジメな話』(平野威馬雄)(平安書店)1974年より引用。

 

  宇宙人情報を公開すると主権が危うくなるともいわれます。「いざアメリカ大統領に就任すると、この話題には関与せずという概要が出されるのだ。こうした態度は“大統領の黙秘症候群”と呼ばれている」と語られています。政府の中に政府があってアメリカ大統領といえどもコントロールできないといわれます。UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。

 

・ダルシー基地でのおぞましい生物の人体実験話も伝えられています。宇宙人には動物タイプは3割ほど存在するともいわれます。昆虫人間タイプの異星人もいるという話もあるようです。人間と神や天使の間に、堕天使グループが、グレイタイプのバイオ・ロボットやさまざまなモンスタータイプの生物を創り、神々を悩ましているともいわれます。異類混血がスター・ウォーズの原因だったともいわれます。アバブ・トップシークレットも異星人からの要請・命令だとしたら、ほぼ完全に守られると語られています。

  ダルシー基地については書籍では以下のように報告されております。

 異星人2000人が住むダルシー基地 1954年~

・秘密基地は少なくとも地下7階まであり、下の階ほど厳重に警備され、遺伝子工学やマインドコントロール実験などが行われているという。基地にいる異星人は4種族で、オリオン座のドラコ星系出身の白くて有翼のドラコ族が支配階級、同じレプトイド(爬虫類人)だが、地球の先住民という種族は労働者階級。ほかに小柄なグレイ族と、2メートル以上の長身のグレイ族がいたという

  カステロは同僚や研究者らの反乱グループが、デルタフォース(米陸軍特殊部隊)らしき部隊の急襲で全滅した事件も語っている。実験のために拉致された人々を救出しようとして失敗したというのだ。

 

米政府公認の生体実験施設!?  1954年~

・基地で働いていたという内部告発者のカステロの『ダルシ―文書』は、さらなる恐怖をかきたてる。地下6階の遺伝子実験室では、さらなる恐怖をかきたてる。地下6階の遺伝子実験室では、人間を多肢化させたり、人間とグレイ族の混血種をつくったり、グレイ族のクローンを育てたりしていたという。そして地下7階には、特殊液で冷凍保存された人間と混血種が何千体も並んでいたとする。

 このような恐ろしい事実が語られております。

 

・遥か昔にリゲル人がくじら座タウ星系の侵略準備を整えようとしていたそうです。「くじら座タウ人は、イプシロンのエラダナス星系で大きなコロニーを保持している。祖国の大気と重力の関係で、密度の高い身体を持っている」と語られています。ロシアはタウ星人と当初コンタクトがあったそうです。「タウ人の遺伝子を使ってグレイを作るために主に子供を標的にして誘拐し、殺して細胞とホルモンを取りだしたのでタウ人がグレイ種を殺そうと狙っている」と語られています。「第2次世界大戦は堕天使ルシファーと大天使ミカエルの代理戦争だった」という奇説もあったといわれます。

  「ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と 交わしてタウ人を追い払ったと考えられている」ともいわれます。

「彼ら蛇人はすでにロシア共産主義勢力としてやってきており、マルクスレーニンはその勢力のいわば幹部たちだった」という説もあります。最近では政府幹部による「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。

 

1万年以上前のベテルギウス(オリオン座の恒星)星人の容姿は現在の「エンジェル」とほぼ同じであったらしいといわれます。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。エルダーとよばれる天使のような人間タイプのオリオン星人が小柄なグレイと共に飛来したそうです。「シリウス人はオリオン人と交戦していた。この敵対関係は今でも続いている」そうです。「オリオン大戦」やスター・ウォーズの原因や結果も詳しくは分からないそうです。「オリオン星雲で60万年続くオリオン戦争で、これは何億ものポジティブな人間型生命体とレプティリアンと呼ばれるネガティブなヒト型爬虫類人との間で起こったものだった」と指摘されています。「レプティリアンも人間タイプは知性的な顔をしている」といわれます。まるでハリウッド映画『スター・ウォーズ』の内容のようです。

 

・地球にスター・ウォーズの影響が波及してきているともいわれます。堕天使ルシファーもオリオンからやって来たそうです。「奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまった」といわれます。爬虫類人を支援していたのが、仏教思想を開発したシリウスB星人であり、その他に爬虫類人支配下でこと座(リーラ)文明を再生させようとしているといわれます。

  レプタリアンは「マスターレイス(支配種族)」と形容されることも多く、ニューメキシコ州ダルシーの地下基地に関する話にもしばしば登場します。「二派の対立とは火星由来のアーリア人に対するアヌンナキ・レプティリアン爬虫類人)の争い、戦争」であるといわれます。人類は45 万年前に地球にやってきたアヌンナキという異星人が、遺伝子操作によってつくった存在だと指摘されています。「シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。「ディヴィッド・アイクはイルミナティの祖先をアヌナキだとする。アヌナキは古代シュメールの神々の種族であり、実は宇宙からやってきたエイリアンである」と語られています。アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。

 

・このブログではUMA(未確認動物)については、あまり取り上げていませんが、オカルト界では「河童」などはUMA、「妖怪」として区別され、取り上げられています。ここで強調するのはビッグフット等の獣人がUFOから降ろされた異星人の由来のものだということです。「ビッグフットは異星人のペットだった!」と指摘されています。UFOからUMAの一部が降ろされているというのです。アブダクション(誘拐)の現場にもビッグフットがいたこともあったと報告されています。北米では、ビッグフットのような「獣人」は射殺できない法律が多いそうです。

  宇宙人とビッグフットといえば、ハリウッド映画「スター・ウォーズ」のフィクションの森林惑星のキャッシーク出身のウーキー族の獣人「チューバッカ」を連想させます。あの毛むくじゃらの獣人のようなキャラクターです。数種のUMA(未確認動物)は、単独に考えるのではなく、常にUFOの異星人と結びつける必要があるといわれます。モスマンやビッグフットがUFOに出入りしているところが目撃されたこともあるようです。異星起源のUMAが少なくないといわれます。「地球外に起因するとみられる異常生命体の俗称で、“エイリアン・アニマル“と呼ばれて区分されている」ようです。日本にいる河童もUFOから降ろされたのかもしれません。クラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいる」と指摘されています。当時の「異人」が「河童」をUFOで連れて来たのかもしれません。

 

・「あのグレイも壁を透き通るようにして部屋に侵入してくる」そうです。異次元移動ができるようです。UMA(未確認動物)も異星人により、飼育されているのかもしれませんが、地上に取り残されると「悪臭」がひどいといわれます。世界中にビッグフットに似たUMA(未確認動物)が目撃されています。その周辺にはUFOが現れたようです。ビッグフットを地上に下ろすような異星人は、人間に敵対的なアブダクション(誘拐)で生体実験をやっているオリオン・グループなのかもしれません。カナダではサスカッチ、ビッグフットを法律で射殺することが禁じられていると指摘されています。それだけ目撃事例が豊富のようです。一部は異次元に行き来できるのかもしれません。

  日本の昔に「覚(さとり)」というUMA(未確認動物)がいましたが、毛むくじゃらの獣人ですが、人の心を読む超能力があったといわれます。日本の「ヒバゴン」も異星人がUFOから降ろして、再び回収したのかもしれません。日本全国にある「羽衣伝承」も異星人と人間の交流があったのかもしれません。UFOが天女を連れてきたようです。UFOを「天の車、飛行物体」「羽の車輪のようなもの」と見ています。

  「隠れた聖者たち(隠れた首領)」の正体も詳しくは分かりません。宇宙人のマスター(大師)クラスの神人のことでしょうか。進化している宇宙人、神や天使のような存在が、さまざまな方法で、人間にコンタクトしてくるようなのです。「ガーディアン(守護神)―昔、人間であったが、霊的に進化し、霊的存在となった。人間世界の指導をしている。コズミック・トラベラー(宇宙の旅人)――ガーディアン委員会の下で、ガーディアン委員会の特命事項を遂行する宇宙人」という種族がいるそうですが、彼らとのコンタクトからさまざまな情報が昔から得られたようです。

 

・アセンディッド・マスターのコンタクティやチャネラーがいるということは驚きです。ブラヴァツキー夫人の神智学協会の話でも登場しますが、「導師」から膨大な情報を受け取っています。クートフーミ導師(マハトマ)とモリヤ導師の教えをうけたといわれます。世界中でもホワイトブラザーフッド(白色同胞団)のメンバーからチャネリングを受け取る人びとは少ないようです。異星人の地上のネットワークが存在するのかもしれません。ウンモ星人は金髪碧眼で、ヨーロッパにその末裔が多く住んでいるともいわれています。ウンモ星の恒星イウンマは実在し、天文学でウォルフ424と呼ばれるといわれます。

  アリス・A・ベイリーは、米国でチャネラーが活躍する前の時代の人なのですが、「神の国の様相」を明らかにしているそうです。ベイリーは「ジュワル・クール覚者の教えを口述筆記し、24冊の本を表わしており、密教学徒の間では有名である」とのことです。

  『肉体を持った人間になったり、目に見えない透明な人間になったりすることができる。宇宙人のクェンチンは、コズミック・トラベラーの一人である』とありますが、このあたりが、フリーメースンと関係があるのではないのでしょうか。天使や神々の進化した宇宙人は目に見えませんが、「空飛ぶ円盤」の時代から「見えない宇宙人の時代」に変わりつつあるようです。「進化した宇宙人は人間の肉体や精神体に憑依するので誰にも分からない」そうです。また「神々や進化した宇宙人(天使)は、背後霊や守護霊となり人間に憑依している」ので誰も認識できないようです。神々が市井の人に憑依して、誰にも分からず普通の生活をしているともいわれます。

  中世の薔薇十字団の逸話のなかにも、この種のコズミック・トラベラーの集団がフランスに存在していたという話があるそうです。昔から、「異人」や「神人」が地上を徘徊していたという話も多いようです。「フランスの『美女と野獣』の話は、異類婚姻譚だ」そうです。

  現代では、米国で映画にもなった『メン・イン・ブラック』(MIB)が、相当するのかもしれません。しかしながら、メン・イン・ブラックは、UFO研究者を脅す犯罪者のようにいわれていました。ところが、近年、ハリウッド映画『MIB』、『メン・イン・ブラック』では「宇宙警察」のような役回りでした。コンタクティによると彼らは、グレイと共に飛来した『シリウス系オリオン星人』だそうです。オリオン星人は、人類に5万年進化しており、「人間の魂の交換」ができるといわれます。

 

・米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。「オリオン大戦」やスター・ウォーズの原因や結果も詳しくは分からないそうです。 「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプティリアン」がエリア51等の秘密基地で活動しているともいわれます。

  アブダクション(誘拐)やキャトルミューテレーション(動物虐殺)もいろいろな形態があったようです。異星人のアブダクション(誘拐)の被害者や交配実験の被験者を地上で見た伝承も多かったようです。グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります。エササニ人の様にすでに交雑種が異次元に存在しているようです。「時空間を超えてこの地球にやってきて、人類をアブダクション(誘拐)し、受精して、子孫を作りました。それがバシャールだ」と語られています。

 

「遠野郷の民家の子女にして、“異人”にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」という伝承がありますが、「異人」はオリオン星人だったようです。「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」ともいわれております。牛若丸と鞍馬山の天狗の伝承のように、源氏はオリオン 星人との繋がりがあったようです。天狗も異類異形の異星人だったようです。当時の警察が「異人」をどの程度、把握していたのかは不明です。

  『肉体を持つが地球人の目には見えない』という表現なので荒唐無稽な与太話ということになるのでしょうか。コズミック・トラベラー(宇宙の旅人)や異人、超人、神人、天使、宇宙人が昔から地上を徘徊しているともいわれています。また一部は、社会に溶け込んでいるともいわれます。また金星のマスター(長老)に葉巻型宇宙母船の中で会見した日本人もいたそうです。「宇宙人と普通の人間が区別できなくなっている」時代のようです。アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。「はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。そうなると人間自身が「変容」、「変性」してしまうといわれます。

  

 

(2014/10/6)

 

 

「アセンディッド・マスター(悟りを得た生命体の小さな集団は、人間という姿を超越し、輪廻転生のサイクルを出た後も、地球の出来事に影響を及ぼし続けている、という神智学の考え)の信者の多くは、異なる世界から訪れてきたマスターがいる、と考えている」とのことですが、私たち一般人は、理解不能の事柄のようです。神や天使が人間界のあらゆる事に関与しているという考えを理解することは難しい話です。しかし、アセンディッド・マスターは存在するようなのです。また金星のマスター(長老)とのコンタクティも少なくないそうです。

 

・過去60年間、米軍は当然のように宇宙連合とコンタクトして、エイリアンの超テクノロジーを入手して、超兵器を完成しているそうです。また、莫大な宇宙人情報も蓄積していることでしょう。「彼らは、『エリア51』という軍事施設で設計および製造された円盤型の宇宙船の船団を所有しています」ということで、当然ながら米軍と異星人との提携はかなりすすんでいるようです。

ボブ・ラザーとエリア51の秘密基地のS-4の空飛ぶ円盤の話も多くの書籍で取り上げられており公然の秘密のようになっています。エリア51では7機の「空飛ぶ円盤」があったということのようです。そこでは多くのエイリアンとともに「エイリアン・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」が行われて地球製の空飛ぶ円盤が造られているようです。

30年ほど前には、米国のマスコミも大騒ぎしたエイリアンのアブダクション(誘拐)やキャトルミューテーション(動物虐殺)事件もありました。現代では、メディアも国策に協力して、核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップシークレット)を数段階上回る『厳秘』に関わる宇宙人情報の機密は、米国でも官民一体で、今後とも守られるようです。

 

・5万年進化している異星人が人間の体を異次元移動させて、宇宙船にまで引き上げて、そこでインプラントを施して、記憶を消してベッドに人間を異次元移動させて戻すという超テクノロジーは想像を絶するようです。またインプラントされた人数もかなり多いという説もあるようです。

“間(はざま)”の次元から、たくさんのグレイが開放され、人類に実験を施す技術者として、あなた方の物質的な次元を自由に歩きまわれるようになりました」とは、自由に異次元移動やテレポート(瞬間移動)や幽体離脱ができるそうです。「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象」ということで、情報も多くの異星人のコンタクティやチャネラー(霊的交流者)から流れてくるようです。

 

・昔から「米軍の中に異星人が混じっていた」とも言われ、「異星人情報は米軍から始まって米軍で終わる」と結論できるそうです。恐らく米軍は、『異星航路』に向かい、プレアデスやリラ、シリウスの領域へと進出していることでしょうか。むしろ異星人のイルミナティが地球を逆に管理しているともいわれているそうです。宇宙人が主となり人間が従となるような力関係のようです。「それにしても"一杯食わされている"人々の多い」ことでしょうか。

 

・米軍の秘密協定の相手がオリオン星人ということで、人類に5万年進化しており「人間の魂の交換」もできるともいわれています。3万年進化しているリラ星人が「人間を実験室で創った」そうですので、進化の程度が格段に違うそうです。またオリオン星人のネガティブ・グループのようです。爬虫類的異星人(レプティリアン)の部下として動いているリゲル人と言う長身のグレイといわれますので、他の異星人との争いやスター・ウォーズも多かったのかもしれません。また米国で暗躍したメン・イン・ブラックもオリオン星人といわれています。その超能力は凄まじく、異次元を自在に移動したそうです。爬虫類的異星人(レプティリアン)と同じで、オリオン星人やリゲル人も人間化しているのかもしれません。

 

 

 

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・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ

日本は津波による大きな被害をうけるだろう

・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド

神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・

「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」

「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」
日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」
「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」

「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」

「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」

「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」

イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのだろうか」「フリーメーソンとは、“現在、世界で信仰されているいずれの宗教より古い”教団となるのだろうか」

国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」

「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」

「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

シリウス星人の故郷である天体イジュニュは、もっと高い周波数で共振する6次元の天体であり、地球の宇宙と同時に存在するパラレル・ユニバースに存在するのだろうか」

 

グーグルのブロガー(多言語翻訳)にも書いています→UFOパラレル・ワールド

 

  

 

 

 

 

情報筋によると、それが空飛ぶ円盤、最新鋭のUFO型・反重力戦闘機だそうだ。反重力装置もすでに実現していると言われ、いつ公開されるかが焦点となっている。(3)

 

 

『宇宙人との対話』  地球で生きる宇宙人の告白

 大川隆法    幸福の科学出版     2010/6/14

 

 

 

 レプタリアン(マゼラン星雲ゼータ星人)との対話

・レプタリアンは、爬虫類のような姿をした宇宙人。レプタリアンにも複数種類があって、地球上でも覇を競っているとされる。

  <レプタリアンは地球の進化と競争を進めている>

・確かに、この世的には、悲惨なことが起きたり、流血が起きたりするように見えることもありますけれども、我々は、別の言葉で言えば「進化の神」なんです。

 

  グレイはサイボーグで、我々の探査機械

 アングロサクソン系の中心的な考えは、レプタリアンの思想

 レプタリアンには天国・地獄はなく、霊界でも競争している

  <ベガ星人との対話>

 <ベガ星人>

琴座のベガから来ている宇宙人。彼らは、かって金星から移住した人たちであり、地球人には、ほとんどそっくりだと言われている。

 

  ベガ星人とプレアデス星人は、元はみな金星人

 私たちは、カメレオンみたいに体を変えられる

・すなわち、肉体がもう霊体化している。「半分霊体、半分肉体、これが我々の正体です」

 

  「一念三千」の教えはベガ星人の生き方そのもの

・ベガ星の世界が一念三千の世界なんです。一念三千というのはベガ星のことです。「ベガ星人の生き方をまねよう」というのが一念三千の教えです。

 ・心の中の思いが全てであり、それが、あらゆる世界に通じ、千変万化を起こしていって、この世も、あの世の生き方も、全部変わってくる。変化をする。その一念三千の教えが、言葉を換えればベガ星人の生き方そのものです。心には三千通りの表れ方があるというんでしょう?

 

  <金星人の対話>

 <我々は、金星の四次元世界に住んでいる>

金星に残った者たちの一部は、「三次元から四次元への次元上昇」という手段を通して、新しい世界を作りました。

ですから、我々は、地球的に言えば、金星の四次元世界に住む金星人です。

 

 ・あなた方が思うような「幽霊」というふうな意識を持っておらず、「我々が実体である」と思って、金星四次元世界に都市を築いて、永遠の生活をしております。

 

  <金星人は、四次元存在を物質化させる科学技術を持っている>

・我々は、ほとんどは、あなた方から見れば、いわゆる霊体として存在しているんだけれども、「肉体に宿って生きてみる」という文明実験を目指す者は、地球に来てみて、生まれ変わりなどを練習してみる、どんな感じなのか知ってみるということになるわけですね。

 我々は、次元的に四次元に上がっている。金星人は存在し、四次元で生活している。

 

 ・UFOも、実は四次元存在なので、自由に飛べるんですけれども、ときどき三次元変換をして、地上に物質化を起こすことも可能です。それは、この地上に近づける波動を起こせば、物質化するんですね。

 我々の世界は、あなた方から見れば単なるエネルギーの魂なんですけれども、そのエネルギーを物質化する方法を技術的に持っているので、四次元存在を三次元で現象化することができる。

  

 

 

『〔宇宙人と地球人〕の超真相!』

―地球に危機が迫っている! 

 (深野一幸) (徳間書店)  1997/10

  

 

 

<地球人と関係の深い宇宙人の情報>

 <1、 琴座(リラ)星人>

・琴座は、地球が存在する銀河系宇宙における人間型生命体の発祥地という。琴座(リラ)星人は、人間型の肉体を持つ最初の所属で、地球人と関係のあるシリウス星人、オリオン星人、プレアデス星人、ベガ星人、ゼータ・レチクル星人などは、みな琴座星人の子孫という。

 

  <2、 ベガ星人>

・琴座星人と対極的な種族が生まれて発達した。これが、ベガ星人で、琴座星人を陽性文明とするとベガ星人は、陰性文明という。両者の間に争いが絶えなかった。

 

  <3、シリウス人>

・ 琴座のシリウス人には、もともと肉体を持たないシリウス人(第5密度以上)がいた。超能力の意識により物質領域や非物質領域など波動密度の異なる複数の領域を作り、シリウス人の長老たちと呼ばれた。

 琴座星人とベガ星人が争っていた時代、双方を代表するものたちが統合を目指してシリウスに入植した。そのうち、ベガ星人は、物質レベルの星に移住し、霊性を否定し、支配欲の強いネガティブなシリウス人となった。

 

 ・ネガティブなシリウス人の文明が発展していたとき、琴座からポジティブなシリウス人との間に紛争が起こった。そのためにシリウス人の長老たちが介入し、紛争の移転先を推した。その移転先がオリオンである。シリウスには、シリウスの長老、ポジティブなシリウス人、ネガティブなシリウス人と多様な意識形態が存在している。

 

  <地球文明に大きな影響を与えているシリウス

・地球から8.7光年の距離の大犬座にある星で、地球から二番目に近い恒星。ポジティブなシリウス人は、通常、地球人の目には見えないが、地球人の前に任意に物質化して姿を現すことができる。現れたり消えたりする存在であるため、古代人はシリウス人を神のように崇めた。

  古代エジプト王朝において、目に見えないシリウス人の意識が第三波動レベルの地球に、古代エジプトの神々(イシス、オシリス、アヌビスなど)に化身して出現した。

 

 シリウス人は、地球人に科学文明や文化を教え、卓越した人物に転生してきた。歴史上の傑出した人物の中にシリウス人の転生者がかなりいる。転生者は、シリウス人の魂を持って生まれてきた地球人として、ピタゴラスソクラテスヒポクラテス、オウラトンなどのギリシャの哲学者がシリウス人だという。また、古代マヤ人に対しても高度な技術を与えたのは、シリウス人だった。

 

  <4、オリオン人>

シリウス人の長老の介入でネガティブ、ポジティブのシリウス人がオリオンへ移動して、それぞれに新しい文明を築いた。

ネガティブなオリオン人は、地球に来ている地球外生命体の中で、最も発達レベルの低い存在で、地球に暗黒をもたらそうとしている。

 黒服の男MIB(メン・イン・ブラック)として物質化して活動する。宇宙人やUFOの存在を暴こうとしている地球人を妨害することが多い。

ネガティブなオリオン人が、地球人の肉体に宿って、ネガティブな活動を行なう。「影の世界政府」、巨大財閥の主要人物には、ネガティブなオリオン人の魂が転生している可能性が高い。オリオン人には、ネガティブとポジティブの両方が存在する。

 

  <5、 ゼータ・レチクル星人>

・ゼータ・レチクル星人とグレイは同じような姿をした人間型生命体であるが、発祥はやはり琴座であるという。起源は、琴座のアペックスという星だという。

ゼータ・レチクル星人は、個人主義がはびこり、核戦争を引き起こし、地下に避難を余儀なくされた。地底生活を送るうちに、自然分娩による出産が困難になり、クローン技術が開発された。クローン技術は、生殖によらずに同一の遺伝形質を持つ個体、すなわちコピーを作る技術である。

 

  <新人種への変革>

・ 脳の構造を変え、感情表現を抑制し、自我意識を排し、集合意識を大事にする人種。

 

 ・ 地下生活のため、体を小さく作る。集光面積を広げるために目を大きくする。栄養を食物からではなく、特定の光波を吸収して、エネルギー源になるようにする。その結果、生殖器官と、消化器官がなく、頭が大きく、大きな目をして、皮膚から光のエネルギーを栄養として、摂取する、いわゆるグレイタイプのクローン人間の宇宙人が生まれた。

なお、ゼータ・レチクル星人の平均身長は、107センチメートルである。核戦争の爆発によりこの星は、3次元から4次元へ次元移動を起こしたという。移動した新しい場所は、レチクル座のゼータ1とゼータ2の付近であった。そのため、新アペックス人をゼータ・レチクル星人という。

 現在、ゼータ・レチクル星人は、第4密度の人間型生命体であるが、クローン化により進化が止まり、種族の存亡の危機に陥っている。

 

 ・そして、これを打開するには、遺伝子操作により、感情を取り戻すことであり、それには地球人の遺伝子が参考になると、高次の生命体に教えられた。

そこでゼータ・レチクル星人は、現在地球に来て、一部の地球人を誘拐し、遺伝子実験を行なっている。誘拐された人間の多くは、恐怖を体験するが、一般的にゼータ・レチクル星人に悪意はないといえる。

 

  <6、グレイ>

ゼータ・レチクル星人のうち一部のネガティブな存在は、肌の色からグレイと呼ぶ、したがって、グレイは、見かけはゼータ・レチクル星人と変わらず、クローンで作られた宇宙人である。

グレイは、UFO技術は持っているが、精神性の低い邪悪な宇宙人である。グレイは地球人の遺伝子が欲しいために、UFO技術の提供などを条件にアメリカ政府と密約を結んだ。そして、アメリカ政府に地下の秘密基地を作ってもらい、地球人を誘拐して殺し(!?)遺伝子実験を行なっているという。

 

  <7、プレアデス星人>

・プレアデス人は、琴座から地球に来て地球の霊長類の遺伝子を組み込み地球に住みやすい体に改造した後、プレアデスに定住した。プレアデス人は、第4密度の肉体を持った宇宙人で、地球人と一番良く似た宇宙人だという。精神性が高く、高度な宇宙文明を発達させている。地球人と類似の遺伝子を持つため、プレアデスに移住後も地球人を見守り続けている。プレアデス人というと、セムヤーゼというプレアデス人とコンタクトしているスイスのビリー・マイヤーが知られている。

  

 

 

『伝説の秘密諜報員 ベラスコ』

天皇の金塊”の真実を知っていた男

高橋五郎   学研    2014/9/9

 

 

 

 <ボルマンが語ったヒトラーの安否>

ナチス再興を決意した男ボルマンと同伴人ベラスコらを乗せたUボートは、イベリア半島北西部沿岸から南下した。いわゆるドイツ敗北の日からほぼ1年を経たその日の早暁、ベラスコとボルマンの長い航海が始まった。

 二人は狭い個室の二段ベッドを分かちあった。個室にひとまず腰をおろしてから、マルティネスから受け取った包みを開封した。船内であらためるようにとマルティネスが強くこだわったあの包みだ。なぜ船内で、とこだわったのだろうか

 その時までに確認できたことは、Uボートの船体番号313と艦長の名前がフィという短い苗字だけだった。

 

 ・ベラスコがボルマンから知りたかったのは、ヒトラーの安否だった。そこを察したのか、ボルマンは地下官邸の場面を少しずつ説明した。まさに懺悔室で司祭を前にしたボルマンそのものだった。

 ヒトラーを地下官邸から脱出させたからこそ、自分もこのボートに乗っていられるのだ――つまりヒトラー第三帝国の象徴ゆえ、地下官邸では死なせてはならない人物だったのだ、とボルマンはヒトラーの生存価値を真っ先に強調した。

 ボルマンの話によれば、地下官邸のヒトラーをひとまずロタック・アム・エルヘンの要塞に移した。エバは地下官邸で生活中の投薬がたたって死んだ。ヒトラーエバはガソリンを浴びて焼身心中したように見せかけた。世界はヒトラーエバの死を信じた。ボルマンは信用する部下数人を使ってロタック・アム・エルヘンの要塞からさらにドイツ領土内を横断して船でヒトラーノルウェーに移した。ヨーロッパからの脱出準備を二人の部下が整えるまでのあいだヒトラーノルウェーの寒村に待機させた。ヒトラーの現在の居場所は話せない。連合軍はヒトラーの「自殺」に満足したことだろう。ボルマンは手際よく運んだものだと自慢気に語った。

 

・世間はボルマンも死んだと思いこんでいるのだろうとベラスコはたたみかけた。ボルマンは笑いながら身を乗りだして、「ボルシェビキの戦場で死んだと伝えてくれ」と熱い口調でいった。ベラスコの胸には一瞬冷たい恐怖心がわいた。知り過ぎた男の末路が頭に浮かんだのだ。ベラスコがそれを口に出すと、ボルマンは笑って手を横に振りながらベラスコを「囚人」と呼んだ。ボルマンはベラスコに向かってナチス党の同志で忠実なメンバーで友人だと誉め言葉を並べたあと、「私の逃亡の秘密を話さないように」と付け加えた。ベラスコに異存はなかった

 

 <1952年10月――南極で「総統」と対面>

・うねりと白波に揉まれながら、ドイツのUボートU313号はアルゼンチンのラ・プラタ河口沖でいったん浮上した。ボルマンとベラスコの上陸地点はパタゴニア地域のプエルト・コイの港付近だ。浮上したそのとき始めてフィ艦長からその地点を知らされた。上陸地点は、潜水艦と陸上との無線のやりとりで決まったようだった。

 

 1952年南極で「ヒトラー総統」は子どもの写真を凝視

・「写真持参のうえ、南米の最南端で、ある重要人物と会え」。

 突然のメッセージがメキシコに住むベラスコのもとへ届いたのは、1952年だった。3年前の1949年から、ベラスコ一家は北米との国境に接したメキシコの町シウダード・ホワレズに住み、ベラスコは新聞社に勤務していた。

 新聞社でベラスコは土曜特集版の担当編集委員を務めていた。むろんそれは仮の姿であり、実際はナチの地下組織を中米と南米で拡大強化するためだった。

 

 ・メッセージにある「重要人物」を、ベラスコはボルマンだと直感した。文面には、「例の写真を持参するように」とあった。例の写真とは、ベラスコが時折、北米ニューメキシコに密出入国しては無事を確かめてきた二人の子どもたちの写真のことだ。二人の子供は、1951年にポルトガルリスボンから北米に連れて来られたのをベラスコは知っていたが、彼らの両親が誰なのかは知らなかった。学校に通う彼らの登下校の時間を狙っては、その元気な様子を写真に収めてきた。それもナチスパイとしての仕事のひとつであった。

 その子供たちの写真を南米の最南端まで持参せよ、というのだ。ベラスコは、軽飛行機を何度か乗り換えて指定された場所に向かった。最後に乗った小型飛行機にはスキーが装着されていた。パイロットは、飛行目的地についてはいっさい喋らない。離陸後の飛行ぶりでは、どうやら南極に向かうようだった。

 

 ・翌日、1952年10月10日の午後、男がベラスコを呼びに来た。

「ドクトール・ゴメス、総統のお会いしてください」

ボルマンではなく総統とは………いったい誰のことか。ベラスコは迎えの男に尋ねてみた。

総統は一人しかいません。アドルフ・ヒトラー閣下です

男はけげんそうな顔つきでそう答え、自分が案内すると告げながら踵でターンをしてベラスコを先導した。先を歩く男はいったんその建物を出て、別棟に向かった。ベラスコは、舞い降りる小雪を頭に積もらせながら、大きな木造の建物に案内された。男から内部の1つの部屋に入るように促された。

 

 ・その室内には大型の机が置かれ、一人が座り、三人が立っていた。座っている男の背後の壁には、部屋の大きさに不釣合いな大きな真紅と黒のナチの国旗が貼ってある。三人の男の顔に見覚えはなかった。

 その一人が、ベラスコを前に立たせ、椅子に座った「総統」に対する挨拶を促した。ベラスコは、机の男に向かって姿勢を正しつつナチ式の敬礼をした。机の男つまり「総統」は、座ったまま微笑を見せ、ベラスコに右手を小さく振った。

 ベラスコは机をはさんで「総統」と向かい合って座った。目の前の人物をヒトラーだと判断するのは難しいと直感したものの、その理由は自分でもわからなかった。1945年4月21日に、ベルリンの地下官邸で見た最後のヒトラーの顔つきと、目の前の「総統」の顔はさほど変わっていないが、何となく目の前の人物がヒトラーそのものとは思えなかった。

 

面前の「ヒトラー」には口髭がない。頭は禿げて、頬は皺だらけだ。こめかみに小さな傷跡がある。目は濁っていて、艶のない灰色の肌が目立つ。アイロンがかけられていない、だぶだぶのナチのダブルの制服を着たその姿そのものはベルリン最後のころとさほど変わっていない。そのかぎりでは、まさに年老いた「ヒトラー総統その人」だった。左手が麻痺している状態で、たえず痙攣して自由がきかなそうな様子もヒトラーの特徴どおりだ。ただ以前と違って、口元から少しずつ唾液が顎に流れている。言葉は以前同様に小声で聞き取りずらい。

 

 ・「ヒトラー」は、ベラスコに質問をした。南米諸国の政治・経済を中心とした現況について知りたがっていたのだ。とくに身を乗りだして尋ねてきたことは、南米でのナチの活動についてだった。

 だが、何よりも「ヒトラー」が待ち望んでいたものは、ベラスコが持参した二人の子どもの写真だったようだ、渡した数十枚の写真を一枚ずつ丁寧に眺めては、「その子供たち」と呼んで、子供たちとヒトラーとの関係をさとらせなかった。子供の一人は少年アドルフォで16歳、もう一人は少女ステーンだとわかったが、年齢は確認できなかった。それでも両人がドイツ人の子供であることはわかった。ヒトラーは小声で何事かを呟きながら写真を繰り返し眺め続けた。

 

 ・アルゼンチンへ戻る飛行機のなかでベラスコの胸は膨らんだ。復興に不可欠なナチ党の象徴(ヒトラー)がこうして「生存」していることから、ボルマンのナチ復興には大いなる希望が見込めたからだ、ベラスコは、ナチ党最高幹部のベルリン脱出とさらに南米へと逃亡行為に、わずかながらでも貢献できた満足感に浸り続けた。明るいナチ党の未来を窓の外の雲間に浮かべることができた。ベラスコは興奮をおさえきれずにメキシコのわが家へと戻った。

  

 

 

『地球を支配するブルーブラッド 爬虫類人DNAの系譜』

スチュアート・A・スワードロー   徳間書店  2010/6/18

  

 

 

<エイリアン集団紳士録>

アルデバラン   ゲルマン人とバイキングを創作・管理

・典型的なアーリアン型で金髪で青い目を持つ。薄い茶色か中ぐらいの茶色の髪で、目がヘーゼル(はしばみ)色の人もいる。この集団は、ゲルマンの諸民族とスカンジナビア人、特にバイキングの創作と管理を担当した。強い関心を持って、こと座文明の再創造を支援している。よくノルディック人と混同されることがあるが、ノルディック人は、もっと背が高く傲慢である。

 

  アルクトゥルス  ローマ帝国建設を手伝った精神性の高い種

・非常に精神性の高い種である。原始的な形態の宇宙旅行技術(地球より発達しているが、シリウス人ほどハイテクではない)を保有している。白いローブを着た聖職者層が支配している。

 

  りゅう座人(ドラコ) このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティ

・地球の月は、永劫の昔、レムリア大陸への入植の時代に、軌道上に設置されたりゅう座人の宇宙船である。分断して征服することを画策する彼らは、リゲルとともに海を沸騰させたり、大地を焼き焦がしたりしたように、暴虐さで有名である。

りゅう座人は、地球に巨大な地下基地、金星にコロニーを持っている。地球には二番目の月が配置されている。1997年にヘール・ボップ彗星に隠れて到達した。そこにいるのは、純血爬虫類人である。交配人種であるイルミナティは地球の支配を行っている。

 

  プレアデス   こと座からの避難民、長身金髪のノルディック

・ノルディック、背の高い金髪とも言われる。元々は、こと座(リ-ラ)文明からの避難民であるが、7つの恒星と15の入植済みの惑星からなるプレアデス星系の存在である。

 

 1959年に米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、技術格差を埋めるためにプレアデス人が招聘された。だが、過去、彼らは、ヒトラーの人類浄化政策を画策し、仏教を堕落させた。チベットに広大な地下基地を持っている。

 

 ・プレアデス人は、ローブを着た白い姿で現れる非物質的存在が率いる最高評議会の指揮下にある。プレアデス人の一集団(アトランと言われる)が、アトランティスに入植した。小柄で青い肌をした集団がプレアデス人と一緒に行動している。

  

 

 

『大いなる秘密』 (レプティリアン爬虫類人

デーヴィッド・アイク 三交社  2000

 

 

 

 アーリア人の祖先たちの故郷

シャンバラと呼ばれる都市を主都とする地下王国「アガルタ」

・「ヒトラーについていけ!彼は踊るだろう。笛を吹くのは私だ」のエッカルトと、「死の天使」ヨーゼフ・メンゲレヒトラーを精神操作した。

 

 ・スカンディナヴィアの伝説によると、ウルティマ・トゥーレは、太陽の沈むことなき極北の楽園であり、アーリア人の祖先たちの故郷であったと言われている。ヒュペルボーリアが水没し始めたとき、ヒマラヤ山脈の地下に高度な科学技術を持っていたアーリア人たちは、地殻にトンネルを掘り抜き、ヒマラヤ山脈の地下に巨大な地底都市を建設したのだった。これはのちに、シャンバラと呼ばれる都市を主都とする地下王国「アガルタ」として知られるようになった。少なくともトゥーレ協会の人々はそう信じていた。ペルシア人たちは、その地域をアーリアナと呼んでいたが、これは「アーリア人の土地」という意味である。

 

 ナチスの教義では、アガルタの人々が「善者」で、シャンバラが「悪者」ということになっている。この両勢力の争いは、何千年も続いており、ナチスは、アガルタの「善者」たちと同盟して、「悪者」のシャンバラが操る「フリーメーソンシオニスト」と戦っていた。少なくともナチス自身はそのように信じていたのだ。

 

 ・非常に長期にわたるこの争いは、「火星由来のアーリア人対アヌンナキ・レプティリアン」の戦いだったのではないのだろうか?彼らは最初、火星上で戦いを繰り広げ、続いて戦場を月に移し、さらに地球へと下りて争いを続けた。アーリア支配種との接触を果たさんとしたヒトラーは、この地下世界への入口を見つけ出そうと躍起になっていたが、「死の天使」ヨーゼフ・メンゲレによる精神操作を受けていた彼は、事実上レプティリアンの繰り人形であった。

 

 ユダヤ・反マルクス主義とゲルマン支配種の復権が、トゥーレ協会の教義の中心となった

<トゥーレ協会から派生したドイツ労働者党>

・これまでに述べてきたように、地球の完全支配をもくろむレプティリアンが、他の異星人や地球内部種族との争いを続けてきた可能性は非常に高い。またレプティリアンたちは、低層四次元においても他の意識体たちと競合関係にあると考えられる。

 

 ・トゥーレ協会を創始したのは、ゼボッテンドルフ男爵などという大仰な名に改名した占星術師、ルドルフ・グラウエルであった。反ユダヤ・反マルクス主義を提唱した彼の影響によって、反ユダヤ・反マルクス主義とゲルマン支配種の復権が、トゥーレ協会の教義の中心となった。このトゥーレ協会から派生したドイツ労働者党が、ナチスとなったのであった。これに関して重要な役割を果たしたのが、ゼボッテンドルフの友人にして熱烈なオカルティスト、ディートリッヒ・エッカルトであった。大酒飲みで麻薬中毒の作家であった彼は、自分には来るべきドイツの独裁者のために道を開くという使命がある、と信じていた。

 

 ・1919年にヒトラーに会ったエッカルトは、ヒトラーこそが自らの探し求めていたメシアであると確信した。レプティリアンの波動に接続するための黒魔術儀式を中心とする秘教の知識、これらをヒトラーに授けたのはエッカルトであった。1923年エッカルトは、友人に宛てた手紙の中で次のように語っている。

ヒトラーについていけ!彼は踊るだろう。笛を吹くのは私だ。我々は、ヒトラーに、彼らとの通信方法を教えた。私が死んでも悲しむことはない。私は歴史に最も大きな影響を与えたドイツ人なのだ

 

 68光年の彼方から火星経由、地球にシュメール文明を打ち立てた金髪碧眼のアルデバラン星人

牡牛座のアルデバラン

・ドイツの研究者ヤン・ファン・ヘルシンクは、その著書『二十世紀の秘密』のなかで「ヴリルとトゥーレの両秘密結社は、1919年12月ベルヒスガーデン・ロッジで、マリア・オルシックとシグルンという2人の霊媒を通じて、異星人との交信を試みていた」と述べている。ヴリル・ソサイエティー関連の資料によると、それらの通信は、地球から68光年の距離にある牡牛座のアルデバラン太陽系の二つの惑星からなる「スメーラン」帝国とのあいだで行われていたという。

 

 ・同資料の説明を続けて紹介しよう。アルデバランの人々は、明確に二つのタイプに分けられているという。一つは光の神と呼ばれる金髪碧眼のアーリア支配種であり、もう一つは気候変動によって遺伝子的に劣化した、いく種かの亜人類である。5億年以上もの昔、アルデバラン太陽は、膨張とともにすさまじい熱線を放射し始めた。そのため「劣等な種族」は、居住可能な他の惑星へと避難させられたという。そしてついに光の神アーリア人種も、母星からの退去を余儀なくされたのであった。このような経緯で我々の太陽系にやって来た彼らは、まず最初に惑星マローナを占領した。

 

 ・惑星マローナはマルドゥクという名でも知られており、ロシア人やローマ人はこの惑星をパエトンと呼んでいた。火星と木星のあいだ、現在のアステロイド・ベルト軌道にあったとされるこの惑星は、古代シュメール人の言う惑星ティアマトに相当している。その後、金髪碧眼のアルデバラン星人は火星に植民し、続いて地球へと下りてシュメール文明を打ち立てた。・・・少なくともヴリル・ソサイエティーの人々は、そう信じていた。

 

金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)

・ヴリル・ソサイエティーチャネラーたちによると、シュメール語はアルデバラン星人の言語であり、その音は、「不可解なドイツ語」のようであるという。そして、ドイツ語とシュメールーアルデバラン語は波長が同じであるとも彼らは、信じていた。

 

 ・彼らのテーマはこうだ。金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)が火星より地球へとやって来て、古代伝説の神々(gods)となった。彼ら支配種は高度なシュメール文明の発祥にインスピレーションを与え、この地球に純粋な血流を植えつけた。以来このgodsは、地下都市から地上の人類をコントロールし続けている。

 

 ・しかし一つ言い忘れていることがある。それは、アーリア人の中にレプティリアンの血流が潜んでいるという事実だ。ブラザーフッド内部の者から聞いた話だが、レプティリアンは金髪碧眼の人間の血を必要としており、アーリア支配種の純粋性を維持するというナチスの教義はそのためのものであったという。

 

 ・トゥーレ協会の名は、伝説の都市ウルティマ・トゥーレに由来している。このウルティマ・トゥーレは、アルデバラン太陽系からやってきたアーリア人が最初に入植したという北方の大陸、ヒュペルボーリアにあったと言われている。

 さらにまた、このヒュペルボーリアは、アトランティスやレムリア(ムー)よりもずっと以前の大陸だったとも、アトランティスそれ自体であったとも言われている。はたまた地球の内部にあったという説すらある。

  

 

 

FBI超能力捜査官マクモニーグル

 「遠隔透視」部隊の現実  

(並木伸一郎・宇佐和通) (学研)2007/2

  

 

 

<幽霊のハンス>

・幽霊もよく見る。亡くなった妻の母も会いに来た。あれは感謝祭の夜で、妻の母は、その年の8月に亡くなっていた。家族が感謝祭で集まったとき、私は、どうしようもない眠気に襲われて、二階の寝室で横になったんだが、ふと目が覚めると義母がベッドのわきでほほ笑んでいた。私は、嬉しくなって「すべて順調だから心配しないで」と話しかけた。すると義母の姿が消えた。

 

 ・陸軍時代、ドイツでも幽霊を見た。長旅を終えて新しい宿舎に着いた夜のことだ。洗濯をしようと地下に行ったが、どの部屋が洗濯室なのか分からずうろうろしていると、年老いたドイツの男性と出くわした。ドイツ人だと分かったのは、民族衣装を着ていたからだ。彼に『洗濯室はどこです』かと尋ねると『ああ、こっちだよ。ついて来なさい』といわれ、『ここだよ』と、部屋まで案内してもらった。私は、礼を言って洗濯を始めたが、目をあげると、彼の姿はもうなかった。私は、ドアと彼の間に立っていたから、彼が出て行くのに気付かないはずはない。不思議に思って、あちこち探したが見当たらなかった。

 

 ・同僚たちの部屋に向かう途中で、ふと当り前のことを思い出した。そこは情報関係の建物で、ドイツ人が出入りできるわけがないのだ。部屋に入って、『あのドイツ人は誰だ?』と聞くと『ああ、それは幽霊のハンスだよ』と、あっさりいわれた。部隊では有名な幽霊だったようだ。悪さをしないが、頻繁に姿を見せるという。現れたり消えたりしながら、アメリカ兵とのコミュニケーションを楽しむらしいのだ。その建物に取り付いているのだろう。ドアを開け閉めすることや、あるいは皆がいる部屋に入ってきたり、ポーカーをしているテーブルの脇でじっとしていることもあった。兵士の一人が怒って灰皿を投げつけたら、灰皿はハンスの体を通り抜けて壁に当たった。

 

 

 

天皇のスパイ』

高橋五郎      学習研究社   2009/8

  

 

 

天皇のスパイ>

・“天皇のスパイ”と呼ばれる男がいた。第二次大戦中、二重三重スパイとして、世界を股にかけた男、アンヘル・アルカッサル・デ・ベラスコだ。

 

 今もヒトラーナチスの意志と行動が確実に存在している

・「そこで朝まで寝てしまった」。

 ベラスコは私が座っている濃茶色のソファーを指した。

「着替えもせずに」。

とコンチータが付け加えた。その夜ボルマンがベラスコの自宅でシャワーも寝室も使わなかったのを、コンチータは覚えていた。40年以上も前の出来事なのに、2人はまるで昨日のことのように語った。

 この昔話はその先まで聞くことにした。というのは、ベラスコが例のマドリード脱出劇の際に見せたあの逃亡行為の背景を解くカギが、ここでいう昔話にもひそむ気がしたからだ。指名手配の戦犯ボルマンがなぜ、いとも簡単に国境を超えられたのだろうか。何か特別な通行手形でも持っていたのか。

 

世界最高のお尋ね者ボルマンは戦争が終わったのにマドリードに堂々とやって来ているではないか。どうやらナチス・ドイツに関わった人々は、戦争の勝敗を超えた何か特別な次元で動いているのだろうか。須磨公使も、フランコも、そしてヒトラーも、ボルマンも、そしてベラスコもまた途方もなく巨大なドイツの影のなかで動かされる「小人」のそれぞれだったのか。ベラスコの口癖「和平は戦争の一時的中断に過ぎない」の広い意味がもっとも良く見えてくる気がした。子供だましの戦争という意味もだ。

 

 SS大佐フッカーの語るエバヒトラーの脱出模様

ヒトラーが閣僚たちと階段の上に消えたその3時間後、ベラスコは地上めがけて階段を駆け上がった。ベルリンの夜空は黒と赤に断続的に変化していた。砲撃で夜空は赤一色になる。ガレキのなかを走ろうとしたら誰かがベラスコを引っ張った。SSのワグナー大佐だった。こっちから走れ!そう叫んだ彼の横にオベルベイルもいた。

 ワグナー大佐らのあとに続いてガレキの山をいくつも這って超えた。暗闇を照らす赤い炎で死体と救助を求める人々の姿が見えた。ベルリンの大通りは地獄だった。

 

 ・オベルベイルは眼鏡をなくしたと喚いていた。車中へ引っ張りこんでくれたSS将校はシートに仰向けになって太めの腹を出してのびていた。ワグナーはケガで割れた膝を押さえていた。夜が明けるにつれて、ベラスコらの車が南部の田舎道を走っているのが分かった。くしゃくしゃになった煙草がベラスコのポケットにあった。車内の全員にすすめて一息ついた。煙草を持つベラスコの指先は震えたまま止まらなかった。18台の護衛車の乗員は全員が地下官邸のスタッフだった。

 

・田舎の道路を走行していたベラスコらの一団に突然戦闘機1機が襲いかかってきた。英国空軍の偵察機は、爆弾を投下した。先頭車が被弾して破壊された。後続車は次々に追突して全車輛は停止、全員が道路周辺を逃げ回った。だが遮蔽物もなく被害は甚大だった。追い打ちをかけるように機銃掃射に見舞われたために、わずか1、2分のあいだに23人が死に、13人が重傷を負った。10台の車が完全に走行不能になった。死亡者の遺体を道路脇に並べ、重傷者には救急用品と毛布を渡してその場を離れるほかはなかった。

 

 ・「ボルマンが最後に地下官邸に来たとき、ヒトラーはまだそこに残る気だった。心のなかの軍隊とともにベルリンを防衛するつもりだった。死ぬ覚悟もあった。だが、ボルマンはそれを察知してヒトラーエバを即刻地下官邸から退去させるよう命令した。2人は薬を飲まされたが、それがエバに致命的な結果をもたらした」。

 ひたすら喋りまくるフッカーの顔をワグナー大佐はにらみつけていた。ワグナー大佐はフッカーの知らない事情まで知っているらしかった。フッカーが非難したボルマンの態度についてベラスコは内心、半信半疑だった。ボルマンの心変わりなど信じられなかったからだ。

 ・フッカーのお喋りは際限なく続いた。

ヒトラーの失敗は、英国軍事情報部に買収された予言者を信用したことだ」。

 フッカーは予言者がどうやってヒトラーを信じこませたかを微細に喋った。ヒトラー総統が予言者を信じていたことは英国軍事情報部員からベラスコも聞いていた。だが奇抜すぎたから聞き流していた。今になってみれば裏づけでもとっておけば良かったのにとベラスコは後悔した。だが、もしフッカーのお喋り通りだとすれば、ベラスコにとってのスパイ活動歴のなかで最大の失敗だったと悔やんだ。

 

 偽装結婚あり、マドリードまでの脱出行

ベラスコ邸にボルマンとアイヒマンを匿う

・ボルマンの姿をベラスコが最後に見たのは、例の地下官邸で4月21日だったが、始めて口をきいたのは、ボルマンがベラスコ邸に訪ねてきたそのときだった。

 目の前のボルマンは以前よりも痩せていた。二重アゴは頬の筋肉と一緒になくなっていた。前頭が部分的に禿げてギリシャ鼻には整形が施されていた。輝いていたのは眼光だけで、それも異様な明るさに見えた。

 ボルマンを案内してきた工作員は、彼の名前はフレッチャーマンだとベラスコに紹介した。ベラスコはボルマンだと気付いていた。工作員を帰してボルマンを居間のソファーに案内し、スぺイン産ブランデーをすすめた。

「君は私を覚えているかね」。

ボルマンはそう尋ねた。ベラスコがうなずくと同時に、

「そう私はフレッチャーマンだ。いいかね君」。

と念を押した。

「ならば、私はドクター・ゴメスです」。

ベラスコも即座にそう答えた。ボルマンのスペイン語はひどいものだった。

「ここで長居するつもりなら、スぺイン語を上達させてください」。

「長居をするつもりはないが、君の忠告どおり少し勉強しよう」。

ボルマンはそう答えた。

 

 「ハイル・ヒトラー」ボルマンと乾杯、どっこい生きていたナチス・ドイツ

・1946年1月3日の深夜、フェリペが再び訪ねて来た。例のメッセージに書かれていた「重要人物」を同伴していた。深緑のソフト帽を深くかぶり、黒色の外套の襟を立てていて顔がよく見えない。フェリペは、フレッチャーマン氏だと紹介した。握手した瞬間ベラスコにはその人物が誰か分かった。あのマルティン・ボルマンだ。

 

 ・あとは前述の通りの場面になった。ここまでピレネー脈を越えて陸路で来たのか、それとも民間航空機で来たのか、あるいはUボートガリシア海岸沖まで来て車を乗り継いで来たのか、と尋ねるベラスコの問いかけにボルマンは答えなかった。

 その代わりに、開封された白い封筒をベラスコに渡した。裏表とも何も書いてなかった。

 そのメッセージの紙面にもZAPATAの文字があり、なぜかヒトラーのサインまであった。文面はボルマンをバルセローナの南およそ15キロほどにあるコンドール城に連れていくよう指示していた。その古城は地中海に面した閑静な地域にあることはベラスコは知っていた。ボルマンは3日間ベラスコ邸の居間で過ごした。

 1月6日、ベラスコは新車のクライスラーを用意してボルマンを乗せ、マドリードをあとにしてバルセローナに向かった。なるべく人目につかない道路を選んだために8時間の長旅になった。コンドール城には50歳過ぎの漁師風の男マカリオが待っていた。

 

敷地総面積が数千坪はある城郭内には、戦争時から連絡センターとして使われていたいくつかのコテージがある。人目につかない城の塔のなかに案内しながら、マカリオは快適ではないが一番安全な部屋だと言った。簡素な空間だったが、床にはなぜかカーペット代わりに白い砂が厚めに敷かれていた。ボルマンはマカリオに食事を出すよう催促した。ベラスコはそのままマドリードにUターンすることにした。ボルマンはベラスコに身体を鍛えておくようにと命じつつ、長い旅に出るからと付け加えた。マドリードに戻ったベラスコにはその後3ヵ月間、ボルマンはむろん誰からも何の連絡もなかった。

 

 ・1946年5月1日、再びフェリペがベラスコの前に現れた。フェリペから受け取った封筒のなかのメッセージは簡単なものだった。5月7日にガリシア海岸のビラ・ガルシアにボルマンとともに到着するようにと書いてあった。その場所ビラ・ガルシアは、以前マドリードから逃亡したときに目指したイベリア半島の北西海岸にある寒村だ。そこにUボートが待っているのだろう。それで今回はそこからどこへ向かうのだろうか。ベラスコは不安だった。

 

 ・5月3日、コンチータに長期旅行になるかも知れない旨を告げながら、ベラスコはボルマンが待つ、バルセローナに向かって8時間の長距離ドライブに出た。

 コンドール城に到着して、ボルマンと再会した。「スペインは素晴らしかったが、去るのは辛くない」。ボルマンはワインを傾けながら流暢なスペイン語で喋った。

 この12週間でナチス党の再建と将来構想を固めたとボルマンは語り、その行動初日を祝ってマカリオを含む3人で乾杯した。「ナチス党とその指導者のために、ハイル・ヒトラー」。

 暖炉の炎が3人の姿を石壁にゆらゆらと映しだした。3人が乾杯する影をこの場には敗戦国ナチス・ドイツのイメージはなかった。ベラスコは興奮して震えた。なぜならボルマンがハイル・ヒトラーと叫んだこの乾杯は、まさに死んだハズのヒトラーの生存を意味することにほかならないからだ。ナチス・ドイツはどっこい生きていたのだ。繰り返すが、これは1946年5月3日、戦後のことだ。

  

 

 

『図解 第三帝国

森瀬 繚 / 司 史生  新紀元社   2008/5/8

 

 

 

 ヒトラーは生きている?>

・生存神話は歴史的に名高い人間につきものだが、各国の猜疑心が助長したアドルフ・ヒトラーの生存説は半ば都市伝説となっている。

 

 アドルフ・ヒトラー生存説>

・敗北を目の前にしたアドルフ・ヒトラーが、妻となったエヴァ・ブラウンと共に命を絶ったのは1945年4月30日午後3時30分とされている。官邸地下の防空壕に最後まで残った部下達と無言で握手して回り、エヴァを伴って自室に入った後のことだった。運び出された遺体はその日の内に官邸の裏庭で焼却された。

 

 ヒトラー自殺の現場であるこの官邸を最初に占領したソ連軍が、ヨシフ・スターリンの緘口令によって長らくヒトラーの死についての詳細を公表しなかったことと、わずかに公表された内容が連合軍の調査と大きく食い違っていたことから、ヒトラーが今もどこかで生き延びているのではないかという噂がその後、長い間に渡って一人歩きしていくことになる。

 

 これは、ヒトラーの自殺を信じなかったソ連指導部の猜疑心によるもので、ソ連軍司令官のゲオルギー・ジェーコフ将軍による、大英帝国ヒトラーを匿っているという1945年8月の非難もそうしたソ連側の困惑を反映したものだった第三帝国の高官達がUボートで南米や南極に逃亡したという噂は、アルゼンチンの港にUボートが実際に浮上した数件の事例によって疑惑に高まり、ハンブルクから出港した潜水艦にエヴァ・ブラウンと見られる女性が乗っていたなどの出所の不確かな様々な噂が飛び交い、世界各国の情報機関は1950年頃までの間、血眼になってヒトラーの行方を追っていたと言われている。

 

 ・具体的な逃亡説としては、1945年4月30日にテンペルホーフ空港にてどこかに出発しようとしているヒトラーを見たという目撃談があり、これを裏付けるような報道がアメリカやチリの新聞に掲載されたことがある。また、警察に協力して捜査活動にあたったこともあるオランダの自称透視能力者ピーター・フルコスは、自著の中で1961年に生きているヒトラーを目撃したと書いている。

 

 Uボートによる逃亡説の一例>

・1945年4月30日(テンペルホーフ空港にて逃亡前のヒトラーが目撃される。

デンマークに脱出。(アメリカ『ニューヨーク・タイムズ』紙)

ノルウェーに移動。(チリ『ジグザグ』紙)

Uボートに搭乗。(『ナショナル・ポリス・ギャゼット』紙)

・1945年7月19日 南米へ上陸、アルゼンチンへ?

 

 南極のヒトラー

南極圏のどこかに第三帝国の秘密基地があるという伝説は、ヒトラーが生存しているという伝説と共に戦後、世界中に広まっていた。

 

 南極大陸の秘密基地>

ソビエト連邦ヒトラーの死を長らく隠しつづけたため、彼の逃亡についての噂話が独り歩きすることになった。総統がUボートで南極の秘密基地へと逃亡したという伝説も、そうした噂の一つである。ドイツ降伏後の1945年7月、オットー・ヴェルムート艦長の指揮する潜水艦U-530がアルゼンチンの港に浮上し、8月にはハインツ・シェッファー艦長のU-977が同じくアルゼンチンのマルデルプラタに入港した。

 U-530の乗員だったヴィルヘルム・ベルンハルトは、艦の任務が第三帝国の遺産を南極大陸のミューリッヒ・ホフマン山脈にある秘密基地へと運搬することだったと著書『ヒトラーと聖槍』に書いている。南太平洋、それも南極大陸周辺におけるUボートの活動については、フランス国営通信により1946年9月に報道されたこともある。

 

 ヒトラーの南極への関心は、アルフレート・リッチャーによる1938年の南極探検に遡る。リッチャーの調査した区域を、空母「シュワーベンラント」からとって「ノイエ・シュワーベンラント」と名づけたヒトラーは、この地に軍事拠点の建設を命じたという。第211基地が実際に稼働を始めたのは1942年頃で、敗戦の際に第三帝国の高官やユダヤ人から没収した財産を運搬し、友好的関係にある南米諸国との連携のもと再起を図るためのものと考えられた。

 

 ・合衆国のリチャード・E・バード少将は、1947年に南極探検作戦「オペレーション・ハイジャンプ」を実行しているが、この探検はこうした秘密基地の偵察を目的としていたという説がある。この探検が地球空洞説の証明のためのものだったと主張する者もおり、どちらにせよ鵜呑みにすることは難しい。カナダの歴史修正主義者のエルンスト・ズンデルは自説を広めるためにこの伝説を喧伝し、南極のUFO基地の見学に行くツアーを企画した。

 

 オデッサ機関

フレデリック・フォーサイスの小説『オデッサ・ファイル』によってその名が世界に知れ渡った、第三帝国の逃亡支援組織。

 

 <南米への逃亡ルート>

第三帝国の落日が目に見えて迫る頃になると、総統アドルフ・ヒトラーを筆頭に、国家社会主義ドイツ労働者党の高官や親衛隊、国防軍将校らをスペインや南米ボリビアなどの国へと脱出させるためのプランが練られ始め、逃亡支援のためのグループが幾つも組織された。

 

 ・Organisation der ehemaligenSS-Angeőrigen(元SS隊員のための組織)の頭文字から名前を取られたオデッサ機関もその一つである。オデッサ機関は1948年、グラーゼンバッハ捕虜収容所にいたパウル・ハウザーSS上級大将を首班に結成された「蜘蛛」を母体とする。戦後の欧州全体に親衛隊同志のための蜘蛛の巣のようなネットワークをはりめぐらせた「蜘蛛」は、退役軍人のための相互扶助組織を偽装しながらオーストリアとイタリアを経由してアドルフ・アイヒマンを含む数多くの戦犯を南米へと脱出させた。

 

 ・親ヒトラーの王族が主宰する「無言の支援」協会などの資金源を得て、空軍の英雄で戦後はアルゼンチンの航空産業界に食い込んでいたハンス・ウルリッヒ・ルーテルの「友愛会」といった同種の団体と協力関係を構築しながら営々とその規模を拡大したが、首脳部の対立により組織は分裂。この時、「蜘蛛」から分派したのがオデッサ機関で、パラグアイに根を張るこの組織は瞬く間に欧州全体に膨張。オットー・スコルツェニーが指導者だと噂された。

 

 オデッサ機関以外にも逃亡ルートは存在する。戦後行方をくらましたハインリヒ・ミューラーとその配下のゲシュタポが作り上げたとされる「水門」はマルチン・ボルマン逃亡に寄与したと噂され、親独の法王ピオ12世の支持のもと大司教アロイス・フーダルが主導したカトリック教会支援による修道院ルートと呼ばれる強固なラインもあった。

 

 <ナチハンターたち>

・マルチン・ボルマンを筆頭に「人道上の罪」に問われるべき多くの第三帝国高官が終戦時に行方を晦ましたことが知れ渡ると、正義感や名誉欲に駆られたジャーナリスト達が戦争の記憶が生々しい欧州を駆け回って彼らの消息を追跡した。ジャーナリストから小説家に転身したフレデリック・フォーサイスは、潜伏中の「リガの虐殺者」、強制収容所所長エドゥアルト・ロシュマンを告発する目的で1972年に『オデッサ・ファイル』を発表した。

 

 ・こうした残党狩りの主役になったのはユダヤ人であり、復讐を求めた彼らの闘いは終戦間際には早くも始まっている。1944年、ユダヤ自治区の度重なる要請に折れた連合国はユダヤ人旅団の編成を認めた。ローマで終戦を迎え、ドイツ入りした彼らは手配中の戦犯に関するリストを連合軍勤務のユダヤ人同胞から入手し、イスラエル・カルミ大佐を首班とする処刑部隊を組織した。彼らが処刑したドイツ人は50名以上にのぼると見られている。

 

 ・戦後はモサドなどイスラエルの情報機関やプライベートのナチハンター達が、ボルマンをはじめゲシュタポ長官ハインリヒ・ミューラー、アウシュヴィッツ強制収容所で非人道的な実験を行ったヨーゼフ・メンゲレらの追跡に従事した。

 

 第三帝国のUFO

・「ナチスがUFOを作っていた!」ブラウン管を通して日本のお茶の間をも騒がせた「新事実」は、歴史修正主義者のアドバルーンだった。

 

 <空飛ぶ円盤>

第三帝国が「空飛ぶ円盤」を開発していたと主張する人々が存在する。この珍説は1980年代に日本のジャーナリストによって紹介され、1994年には日本テレビ系列の特番に取り上げられた。以下は彼らの主張である。ヒトラー政権が成立した1933年、党の黒幕であるトゥーレ協会やヴリル協会などの神秘主義結社の後ろ盾のもと、ミュンヘン工科大学のW・O・シューマン博士らにより円盤型航空機RFZ-1が開発された。この研究はその後、親衛隊技術部門のE-IV部隊へと移管され、彼らの言う「電磁重力駆動機関」を利用した円盤型航空機が開発されたが、戦闘には不向きであったため実戦に投入されることはなかった。

 

 インターネットなどを媒介してUFO説の敷衍に努めているのは、ヒトラー政権下でのユダヤ人虐殺を否定する「歴史修正主義者」と呼ばれるグループである。その彼らの中心的人物であるカナダ在住のエルンスト・ズンデルが1985年に裁判をかけられた際、彼の弁護士はこの説がホロコースト否定論を広める客集めのでっちあげだと証言している。

 

 ルーン文字の呪力>

・親衛隊国家長官のハインリヒ・ヒムラーは、オーディンの創造した24種類のルーン文字ゲルマン民族の呪力が宿っていると信じていた。

 ゲルマン神話の遺産>

ゲルマン人が言語表記に用いたルーン文字は、1世紀頃に考案されたものらしい。「神秘」を意味するゴート語が語源とされ、中国の甲骨文字と同じく呪術的な目的で用いられたゲルマン人は紀元前4世紀頃からスカンジナビア半島南部と、ライン河とウェーゼル河に挟まれた中央ヨーロッパの平原に居住するインド=ヨーロッパ族の民族で、その伝説は部分的にギリシアやローマ、東方のそれと共通している。

 

 ゲルマン神話の原典とも言える叙事詩『古エッダ』によれば、ルーン文字を創造したのはゲルマン神話の主神オーディンとされているが、『古エッダ』は9世紀以降に成立したもので、最初からオーディンと結び付けられていたかどうかはわからない。

 

 ルーン文字こそは古代の北極圏にあったゲルマン民族の故郷で使用されていた文字であり、中国やバビロニアの文字の原型になったと信じるヒトラーは、祖国遺産協会などの親衛隊の研究機関に散逸した記録の収集を命じている。

 

 <ラインハルト・ゲーレン>

・1902年4月生まれ。第2次欧州大戦中に国防軍参謀本部の東方外国軍課長を務め、カナリス、シェレンベルクらと共にドイツの情報活動を担った。戦後、スタッフと共にアメリカ軍に投降し、アレン・W・ダレスの協力で、ゲーレン機関と呼ばれる私的な対ソ諜報組織を設立。マスコミからは「幻の人」「顔のない男」と称された。共産主義との闘争を何よりも優先し、逃亡中のSD・ゲシュタポ出身者を数多くスタッフとして雇用した。ゲーレン機関は1955年にドイツ連邦情報局(BND)に改組され、ゲーレンが初代長官に就任した。

 

 

 

『ムー』  2015年7月  No.416

 

 

 

ヒトラーはマットグロッソという場所に移り住み1984年に95歳でこの世を去った

ナチスUFOと南極エイリアン基地の謎>

ナチスの南極遠征の目的地は天空人の子孫が築いた地下都市

・ヴリルUFOが次々と開発されていく最中の1938年、ヒトラーは腹心のアルフレート・リッチャーに南極遠征を命じ、その後も遠征隊を送り込み、調査を続けた。

  その目的は、超人の探索と、超古代文明の叡智の獲得だった。

 超人とは、ヴリル協会が標榜する独特の思想で、太古の地球に到来して文明を移植した天空人(=異星人)のことで、さまざまな天変地異により地底に隠棲している存在を指す。

 ドイツ人はこの超人の直系の子孫だというのだ。この思想を信じたヒトラーは、超人が有するという“ヴリルの力=叡智”を獲得し、その力で世界を征服し、同時に永遠の生命も入手するという野望を抱いた

 超人の拠点は、当時、未知の大陸だった南極だと考えられていた。その根拠は「ヘファリン文書」だった。それは、ウィリアム・ヘファリンとグラディアス・ヘファリンという夫妻が南極の氷底にある都市レンボー・シティ(虹の都)で暮らした体験記である。

  今から250万年前に飛来した天空人の子孫「ハクラン」が、南極の地底3000メートルに建設した地下都市レインボー・シティは全部で7つあり、赤、青、緑など、虹の7色で呼ばれていた。光源は人工照明のほか、太陽光を巧みに取り入れる工夫がなされていた。

 

 アルゼンチンに逃れた!?ナチス幹部とUFO極秘資料

・アルゼンチンとナチス・ドイツは、当時親密な関係にあった。南米のパタゴニア地方は、もともとナチスの植民地候補だったようで、かなり早い段階からアルゼンチンへ投資をしていたのである。

 これにより、当時のアルゼンチンの軍事独裁政権は、ヒトラーの熱烈な崇拝者だったのだ。そのためドイツ敗戦後、ナチスの残党を5000人近く受け入れて匿ったのであり、ヒトラー自身もまた、アルゼンチンへ逃げ込んだともいわれているのだ。

  ヒトラー生存説はこれまでも何度となく噂されている。自殺したのは替え玉だったという説である。実際、ヒトラー死後の状況が二転三転しており、遺体を検視した結果、ヒトラー本人ではないことが判明するなど、現在に至ってもヒトラーが本当に死んだのかどうかは不明なのである。アメリカ軍は躍起になってヒトラーを捜したが、結果的には見つかっていない。

 

 ・敗戦直前、隠し資金と秘密兵器を持って、ヒトラーはアルゼンチンの奥深くへ逃げ込んだ。ブラジルの女流ノンフィクション作家ジモーニ・ゲレイロ・ディアスによると、戦後アルゼンチンへ渡ったヒトラーは南米を転々とし、最後はブラジル奥地のマットグロッソという場所に移り住み、1984年に95歳でこの世を去ったという。

  

<●●インターネット情報から●●>

 <南米に逃げたナチ残党>

前出のユダヤ人作家マイケル・バー・ゾウハーは次のように述べている。「終戦直後の数年間に南米の地を踏んだドイツ人は大量にいたが、そのすべてが戦争犯罪人や元ナチス親衛隊将校、あるいはゲシュタポ幹部というわけではなかった。 多数の技術者や技師や科学者もまた、この先何年ドイツにいても成功する見通しはないと判断し、新しい国で運を試そうと祖国を離れたのである。当然のことながら、こうした人々は引き寄せられるように、アルゼンチン・ブラジル・チリ・パラグアイなど、すでにドイツ人の大居留地があった国々へと渡っていった。

 

 ・だが、1955年のペロン政権崩壊は、アルゼンチンに潜伏したナチス逃亡者にかなりの不安を与えた。そのため、ある者は別の避難場所を求めて、「他の南アメリカ諸国やスペインや中東に移るほうが賢明だ、アメリカ合衆国でさえまだましだ」と考え、また、ある者はもっと奥地に逃げこんで、文明から遠く離れた不毛の高地や、パンパスと呼ばれる大草原、あるいはジャングルに新たな居留地をつくるほうがよいと判断した。 ペロンに代わる新しい指導者たちもナチス逃亡者に対する友愛政策を変えることはなかったものの、政権の交替は彼らに多くの心配と不安をもたらした。

 

 ・その結果、アルゼンチンがパラグアイやブラジルと接するところ、パラナ川流域から果てしなく広がるパンパスはドイツ領とでも呼べそうなありさまになった。1500人ほどのドイツ人はさらに内陸部へ進み、ブラジルの奥地マトグロッソに着いた。その一帯には人跡未踏とも言える広大な熱帯雨林が広がり、植物が繁茂し、湿地が水蒸気を立ちのぼらせ、インディアンの部族が文明とは無縁の生活をしていた。 ここに近づこうとすれば、舟もやっと通れる川が幾筋かと、ひどい凸凹道が2本しかなかった。ブラジル政府からこの一帯を与えられたドイツ人はジャングルの開拓にとりかかった。

 

 ・こんな、人間の住む所とは言えない場所での生活は苛酷なものではあったが、それは間違いなく安全であるという証左でもあった。何者であれ、よそ者が外の世界から近付けば、数日前には判る。 身の危険を感じたドイツ人は暫くジャングルに隠れることも、こっそり友人の農場に逃げこむこともできるし、国境を越えることすら可能だった。そもそも、マトグロッソは、ナチス逃亡者が入りこむずっと以前から、脱獄者・指名手配の犯人など、ありとあらゆる逃亡者たちの避難場所だった。 何かを聴きだそうとする者などいない。 ほとんど誰もが一度ならず殺人を犯してきていた。 神からも見捨てられた土地で守らなければならないルールは2つだけ、密告するな、そして、互いに助けあって法に立ち向かえ、だった。まるで暗黒街の掟のようではないか。 そして、このどちらもがナチス逃亡者にはうってつけのルールだったのである」。

  

 

 

『シャンバラの秘宝』 Zファイル 

 (玉井禮一郎)(たまいらぼ出版)    1998/6

  

 

 

仏典「法華経」にも記述されている「地底世界(シャンバラ)と地底人」の実地踏査の簡潔な報告。>

<ブラジルのロンカドール山脈の謎。ブラジルはUFO多発地帯。>

・「法華経」の予言のハイライトは、巨大な宇宙船の地球来訪(宝塔品)とおびただしい数の地底人(従地涌出品)の出現の二つですが、それが今世紀末から来世紀初頭にかけて、われわれの肉眼で見える形で実現するということで聖書などの諸預言も一致しております。

 「世界の宗教のルーツは地底王国(シャンバラ)に」

 「私は過去40年間という時間の大半を法華経の探求に費やしてきた」

 「地底世界に通じる入口には、世界に数箇所、数十箇所もあるといわれているが、その最大のものは、チベットポタラ宮殿の地下と、ブラジルのロンカドール山脈にあるといわれる」

 

 ・「地球空洞論」の著者 レイモンド・バーナードによると、 「地球の地殻は、張り巡らされたトンネルによって蜂の巣状態であり、各トンネルは地球内部の大空洞に通じている。地表でのトンネルの入口が集中しているのが南米で、特にブラジルに多い。西方のブラジルと東方のチベットは、地下世界と地上を結ぶ二つの極と考えられる」

 「今、波動という考え方がはやっているが、我々の身体も波動の一種の結晶とみることもできそうであり、テレポーテーション(瞬間移動)も我々の個体を維持せしめているバイブレーションを変化させれば、自由にできるとも言われている」。

 ハリソン・フォード主演の映画『インディ・ジョーンズ』のモデルとも言われているイギリスの探検家P・H・フォーセット大佐は、19世紀の初頭、ボリビア・ペルー・ブラジル三国間の国境画定のためにブラジルの中央部の秘境マット・グロッソに入った」。

 

 ・「その企画書によれば、ブラジルのロンカドール山地一帯は、来るべき3千年紀(2001年から3000年における地球上の重要な霊的センターになるという。現に、その地域は、地球上でもっとも多くUFOが目撃されている。ちなみに、UFO実在を国家として、最初に公式に認めているのは、ブラジルである。

 ロンカドール地域に関する最初の本格的な記録文書「地球外生命体」-何者たちなのか?そして何をしているのか?」(マルコス・ダンタス)(アマゾンーアクグアイア領域に関する最初の記録文献)

  

 

 

『宇宙語・宇宙人』

(ジョージ・ハント・ウィリアムスン)(宇宙友好協会)1961

  

 

 

 <収穫者>

・ 過去においては、円盤の大挙出現ということはきわめて稀ではあったが、やはりなかったわけではない。たとえば、中世のクメール族は、ほとんど一夜のうちに、地上から姿を消してしまった!クメール人の起源は、不明だが、インドシナカンボジアに土着して、ヒンズー教と仏教の素晴らしい文明を発展させていた。最近、宇宙人が教えてくれたことだが、クメールの首都アンコール・ワットが住む人もなく荒廃してしまったのは、大宇宙船が彼らを一人残らず、インドシナから連れ去ってしまったからであるという。

 

 ・ 1700年代のポルトガル人の日記にブラジルのマット・グロッソの奥地に残る古代の巨大な廃墟のことを書いたものがよくあるが、このギリシャ風の大都市から莫大な数の住民が突然にどこかへ移住させられてしまったらしいことは、あらゆる点でハッキリしている。彼らが、徒歩で立ち去ったのではないとすれば、それならば、何かの痕跡が発見されるはずだ。やはりクメール人と同じように宇宙船で運ばれたものに違いない。このような例には、色々とあるのだ。

  

 

 

宇宙戦争 ソリトンの鍵』

悠・白峰     明窓出版    2006/5

 

 

  

エイリアンが、地球で行う生体実験・・・それは、宇宙戦争の歴史のカルマの清算と修復である

源氏と平家―両極を動かす相似象とは

・日本でもこれと相似象のことがけっこうあるのですよ。その最もたるものが、源氏と平家の争いですが、源氏はオリオンの系列で、平家はプレアデスの系列なのです。源氏と平家の発祥は違いますが、平家は西国が多いですね、源氏は東国が多いでしょう。

広島の安芸の宮島には海底遺跡があったそうです。あの辺は超古代にプレアデス星人の宇宙基地があったと言われています。

 

 そして、源氏の旗は白で、平家は赤。日本の国旗は白と赤でしょう。だから、日本民族の星の起源を遡ると、オリオン系とプレアデス系ということになります

 

 ・この二大勢力は地球の古代の歴史上ではアトランティスとレムリアで、日本では源氏と平家です。神の世界でいえば、イザナギイザナミになるかもしれません。

 すなわち、物を大事にする方、精神を大事にする方という、両極のものが、歴史を動かしてきたのです。

 

 <宇宙人と地球人が協力している地球防衛軍

ウイングメーカーというのは、タイム・トラベルをして、未来の地球の危機を回避している宇宙存在と共に作られたエージェント・グループです。宇宙人と地球人が協力して作った地球防衛軍なのですね。

 

 ・オリオンとプレアデスの話をしましたが、ゼーターレクチル、俗に言う「グレー星人」がいますね。ゼーターレクチルが一番多いのは、東洋人です。何処の国が一番多いかといえば、中国なのですね。

 

 ・エネルギーから言えば太陽が一位、月が二位、星が三位です。一番が太陽ですが、これを大日如来で表現しています。次は月で最後が星なのです。だから、宇宙の序列から言いますと、太陽を国旗にしているのは、日本だけですから、この国が世界の中心にならなければいけないのです。

 

 石油財閥「セブンシスターズ」とは

・本当に力があるのは、イルミナティだけなのです。なぜ力があるかというとイルミナティは宇宙人の集団だからです。イルミナティとは、イルミナネーションのように「光り輝くもの」という意味ですが、宇宙から入植した人たちをイルミナティと言っているのです。その下で、働く人たちがフリーメーソンなのですね。宇宙人の斥候集団だったのです。

   

 

 

『北極の神秘主義

 (ジョスリン・ゴドウィン)(工作舎)  1995/9

 (局地の神秘・科学・象徴性、ナチズムをめぐって)

  

 

 

セラノは、総統を賛美する

 600ページにも及ぶ哲学的総括の大著『最後のアヴァタール、アドルフ・ヒトラー』(ジゲール・セラノ)(1984年)

 ・(セラノはチリ人でインド、ユーゴスラビアオーストリアの大使を歴任し、様々な国際会議のメンバーであった。)

 

 セラノによれば、ヒトラーは、ヴィシュヌ神の10番目の化身(アヴァタール)、すなわちカルキ・アヴァターであり、カリ・ユガに終わりをもたらし、新時代の到来を告げるために受肉した存在である。彼は、末法の世のトウルクあるいは菩薩であり、すでに解脱した身でありながら人類のために自発的に下生した。ゆえに彼はあらゆる批判を超越した存在である。ここで、「存在である」と現在形を用いたのは、セラノがヒトラー生存神話を堅く信じているからである。総統は、恐らく、ドイツ製の空飛円盤型航空機で1945年ベルリンを発ち、南極の地下で不可視の存在となって、顕教的な戦争の過ぎ去った今、ここから、秘教的な戦争を指示し続けている、と彼は考えている。

 

 だが、なぜヒトラーのようなアヴァタールが必要か。それを理解するには時をはるかに遡り、銀河系外からやって来て「第一ヒュペルボレア」を築き上げた存在に目を向けなくてはならない。セラノによれば、彼らの起源を隠蔽しようとする巨大な陰謀が存在し、その最後の記録は、アレクサンドリアの大図書館と共に破壊された。また彼らを宇宙的存在、すなわちUFOに乗ってやってきた「ET」である、と誤解させることを目的とした陰謀もある。

  

 

 

 

中野京子の西洋奇譚』

中野京子  中央公論新社    2020/9/8

 

 

 

<●ハーメルンの笛吹き

<「まだら男」に連れられて姿を消した子どもたち

・ドイツの代表的観光ルート「メルヒェン街道」は、グリム兄弟が生まれた中部ハーナウを起点に北へのぼり、音楽隊で有名なブレーメンまでの約600キロをいう。この行程の3分の2ほどのところに、現人口5万6千人強のハーメルン市がある。

 この小さな古都が5月から9月の毎日曜日、世界各地からおおぜいの観光客を引き寄せるのは、住民手作りによる野外劇が上演されるためだ。グリム兄弟の『ドイツ伝説集』に収録されている「ハーメルンの笛吹き男」を劇化したもので、30分ほどの短く素朴な舞台。

 グリムの伝えるあらすじは――

 1284年、ネズミの害に悩まされていたハーメルンに、奇妙な「まだら男」がやって来る。このあだ名は、さまざまな色の布をパッチワークした上着を身につけていたからで、本人は「ネズミ捕り男」と称していた。

 

・彼はネズミを退治する代わりに報酬をもらう約束を市民たちと取り交わすと、さっそく笛を吹き、その音につられて集まった町中のネズミを、ヴェーザー川まで導いて溺れさせた。ところが市民は約束の金額を出し渋り、男を町から追い出した。

 6月26日のヨハネパウロの日(旧夏至祭)、町は違う服を着て再び現れ、路地で笛を吹いた。すると4歳以上の子どもたちが集まってきて、男のあとをネズミと同じように付き従い、市門を出て山の方へ向かい姿を消す。赤子を抱いた子守の少女だけが町へもどり、それを知らせたのだった。

 行方不明になった子どもの数は130人、捜索隊は手がかりを見つけられず、親は悲嘆にくれ、この事件は市の公文書に記された。

 

描かれた「ハーメルンの笛吹き男」

ハーメルン市民にとっては、ご先祖様が約束を反故にして復讐される話がそう楽しいはずがない。にもかかわらず7世紀以上も延々と語りついできたばかりか、今現在も演じ続けている。それはこの不思議で不気味で哀切な伝承の裏に、何かもっと、語られている以上のものが隠れていると誰もが感じ、いつまでも記憶にとどめるべきだと信じているからに他ならない。

 先述したように、同時代人は消えた子どものことを公的文書に残した。それから20~30年ほど後の14世紀初頭、文字の読めない大多数の住民のために町の教会(マルクト教会)のステンドグラスに、ガラス絵が描かれた。もはや現存していないが、幸いにして16世紀後半に模写された彩色画が残っており、これが最古の「ハーメルンの笛吹き男」図となる。

 

子どもたちの失踪が与えた衝撃

・13世紀末ドイツの小さな街ハーメルンで、130人の子どもが忽然と消えた………。

 当時の街の規模から考えて130人がどれほどの大人数だったか、後世の我々にも何となく想像はつくが、近代のハーメルンに当てはめるなら2000から2500人相当だろうとの研究結果もある。

 

・そして当然のことながら、口伝えの過程で話は膨らんでゆく。グリム兄弟の『ドイツ伝説集』は、主に16~17世紀の資料をもとに編纂されたものだが、子どもが消えた1284年からそれまでの間で、庶民に直接影響を与えた歴史的大事件といえば、14世紀のペスト禍(ヨーロッパの人口の3分の1ないし2分の1が死んだとされる最大規模のパンデミック)と魔女狩りである。この2つが「ハーメルンの笛吹き」伝承にも影響を与えたのは間違いない。

 なぜなら古い文献のどこにも、グリム伝承の前段に当たるネズミ退治のテーマは見られない。

 

文献が語る「ハーメルンの笛吹き男」

・もっと具体的に記された最古の記録は、15世紀半ばの『リューネブルク手稿』である。筆者はおそらく修道士。この事件を古文書で知ったという。曰く

 1284年のヨハネパウロの日に、ハーメルンで不思議なことが起こった。30歳くらいの男が、橋を渡ってヴェーザー門から入ってきた。身なりが立派だったので、皆、感心した。彼は奇妙な形の銀の笛を持参しており、それを吹くと、聞いた子どもたちが集まってきた。そしてその130人の子たちは男の後をついて東門を抜け、処刑場の方へ向かい、そのままいなくなった。母親たちは捜しまわったが、どこへ消えたか誰もわからなかった。

 これが話の骨格だったのだ。

 ネズミも市側の裏切りもない。単に見知らぬ男が来て笛を吹き、子どもらと共にいずこともなく消え去ったというだけしかし1284年という年号と130人という数は中世のどの文献にも共通し、この具体的数字の生々しさによって、事件が現実に起こったことがうかがえる。

 

事件の骨格を飾り立てた時代的要素

・童話風の趣を持つようになったのは、さまざまな時代的要素が加わった後だ。本来は皆が驚く立派な身なりだったのに、「笛を吹く」という要素が強調されて放浪の辻音楽師的イメージになり、そんな身分の低い貧しい者の服が高価であるはずもないとして、色が派手で人目を惹いた、と変化してゆく。

 

伝承の真実は

・皆がよく知る「ハーメルンの笛吹き男」の物語から童話風の装飾を剥ぎ取れば、それはごく単純な――しかしもちろん衝撃的な――事実の羅列となる。即ち、1284年のヨハネパウロの日、ハーメルン市に身なりの立派な男が現れ、笛を吹いて130人の子どもを集めて連れ去り、消息を絶つ。その後、杳として行方が知れない。

 男は誰だったのか、なぜ子どもらは男について行ったのか、どこへ連れてゆかれたのか、生きているのか死んだのか……。

 何世紀にもわたり、世界中の研究者がこの謎を解き明かすべく、さまざまな論考を発表している。それをテーマ別に分類するだけで30種近くになるというのだから、この話の内包する魅力の強烈さがわかろうというもの。

 

研究者によるさまざまな論考

1、 何らかの伝染病に罹患した子どもたちを、町の外へ連れ出して捨てた。

2、処刑場近くの山は、キリスト教が入ってくるまでは古代ゲルマンの祭祀場で、夏至祭には火を燃やす。笛吹き男に誘われた子どもたちが見に行き、崖から転落死した。

3、舞踏病に集団感染し、踊りながら町を出て行った。

 ――これは遺伝性のハンチントン病(旧ハンチントン舞踏病)とは異なり、中世によく見られた一種の集団ヒステリー。祭りの熱狂の中、自然発生的に起こり、狂乱状態で踊り続けて、時に死に至る(たいていはしばらくすると憑きものが落ちたように呆然とするらしい)。単調で抑圧的。なお且つ死の危険が身近にあった中世人が陥る爆発的躁状態だ。ただしハーメルンだけで、一度に130人、それも子どもだけというのは説得力が弱い。

4、「子供十字軍」としてエルサレムへ向かった。

5、 ハーメルンでの未来に希望が見いだせず、東欧に植民するため移住した。

 

つまりまだ万人を納得させるに足る定説はないのだ。研究は続けられており、「ハーメルンの笛吹き男」を読む楽しみは尽きない。

 それにしても、この伝承における子どもたちの身になって考えると恐怖が押し寄せてくる。妖しい魔笛の音に操られ、夢遊病者のように歩いて、気がつけば見も知らぬ異邦の地に佇む自分がいたとしたら……。

 

<●ファウスト伝説

戯曲『ファウスト

ファウストという名は、ドイツの文豪ゲーテの戯曲『ファウスト』によって世界的に有名になった。幾度か映画化され、オペラも上演回数が多い。

 ゲーテが造型したファウストは老いた学者で、知識ばかりを詰め込んで経験が伴わなかった己の人生を後悔し、悪魔メフィストフェレスと契約を結ぶ。それはメフィストの助けを借りて若返り、この世のありとあらゆる体験をさせてもらう代わり、「時よ、止まれ。おまえは美しい」と言った瞬間、魂を地獄に持ってゆかれるというものだった。

 ファウストは100年を生き、善悪問わずさまざまな体験を経た後、最後は己の個より公のため理想郷の建設に奮闘し、完成間近の至福のうちに先の禁句を口にして倒れる。だが神に赦され、魂は天へと昇っていった………。

 かくしてゲーテファウストは、ドイツ的精神の理想像と見なされるようになる。だがこの物語の根幹はゲーテのオリジナルではない。ファウスト博士は実在したからだ。

 

「天才」ゲオルク・ファウスト博士

・ゲオルク・ファウストは1480年ころ、ドイツ南西部の小村に生まれた。天才児と呼ばれ、当時の小学校にあたるラテン語学校に通った後、さらに修道院でも学んでからハイデルベルク大学へ進学した。途中でポーランドクラクフ大学にも在籍したが、それはヨーロッパの大学で唯一「魔術学」の講座があったからだという。その後ハイデルベルク大学へもどり、優秀な成績で神学博士号を授与される。

 

・博士となったファウストエアフルト大学でギリシャ語などを講じたが、やがて追放の憂き目にあう。学生の評判が悪かったせいではなく、むしろ逆だ。評判が良すぎた。なぜなら彼はしきりに占星術や人相見による予言、病気の治療、錬金術の実験の他、死者の呼び出しなどをみせたからだ。

 なかでも学生の求めに応じてギリシャ神話の英雄たち怪物、またトロイア戦争の直接的原因となった絶世の美女ヘレネなどを眼前に出現させて驚かせたが、大学側はそうしたことをキリスト教への冒瀆と断じてファウストを処分したのだった。

 大学を追われた後のファウストは、同じような魔術を披露して各地を転々とした。現代でも世界中で占い師が活躍しているが、当時はそれ以上に錬金術師や魔術師や占星術師の需要は大きく、ファウストもかなり豪勢な生活を送ったようだ。

 

宗教改革マルティン・ルターもヴィッテンベルク大学における会食でのスピーチでファウストについて触れたという(ルターのスピーチをまとめた『食卓講義』による)。それによれば――

 大貴族が学者らを招いたなかに、ルターもファウストもいた。この時ファウストは、狩猟中の馬がどうと倒れる迫力のシーンを出現させて皆を驚かせた。ルターはこれを、悪魔が見せた幻と表現したという。

 

民衆を魅了したファウスト伝説

・実のところ、上記のファウストの経歴のいったいどこまでが事実で、どこからが伝説か、未だよくわかっていない。ゲオルクという名のファウストが実在したのは間違いないが、ヨハネファウストもいたらしい。いやゲオルクとヨハネスはそもそも同一人物だと主張する者もいる。

 確かなのは、民衆がファウスト伝説に魅了され、次々にエピソードを増やしていったことだ(ファウスト宇宙旅行までしたことになった)。

 

<●ディアトロフ事件

冷戦下のソ連で起きた未解決事件

・この革命によってロシアは長く続いたロマノフ王朝を倒し、1917年、世界初の共産主義国家を樹立した。国名もロシア帝国からソヴィエト社会主義共和国連邦ソ連)へと変わり、この体制は「ベルリンの壁崩壊」後の1991年まで続く。その間に資本主義国家と共産主義国家の冷戦があり、もともと秘密主義の色濃いソ連は、鉄のカーテンの向こうに隠れていっそう他国の眼から見えにくくなった。70年以上もカーテン越しだったのだ。

 

奇譚というにふさわしい「ディアトロフ事件」もその一つである。謎はまだ解明されていない。

 1959年1月。

 日本ではメートル法が施行され、南極に置き去りにされた樺太犬タロとジロの生存が確認された。フランスではド・ゴールが大統領に選ばれ、アメリカではアラスカが49番目の州になっている。

 そしてソ連。ウラル科学技術学校(現ウラル工科大学)のエリート学生たちを中心とした若者10人の一隊が、真冬のウラル山脈をおよそ2週間の行程でスキー・トレッキングすべく、エカテリングルクを出発した。

 隊長は大学4年生のディアトロフ(この事件が彼の名にちなんで付けられたことがわかる)。他に男7人、女2人。皆20代前半だったが、男性のうち一人だけが30代後半の元軍人。インストラクターとしてついて行ったとされる。

 彼らが残した日誌、数人が撮った写真、途次に立ち寄った場所での地元の人々との交流などは正確に知られており、それによれば、出発して10日目の2月1日が、ホラチャフリ山、即ち先住民マシン族の言葉で「死の山」――なんとも不吉で、しかも予言的な山名ではないか――へ登る前日だった。直前に男子学生1人が体調不良で脱落したため(おかげで彼は命拾い)、グループは9人に減っていた。

 9人は翌日の万全を期し、「死の山」の斜面をキャンプ地にして一泊を決める。この夜に「恐るべき何か」が起こったのだ。

 

発見された凄惨な遺体

・一行の連絡が途絶えたため、2月下旬に捜索隊が結成された。厳しい条件下、まず雪に埋もれた無人のテントを見つける。中にはスキーブーツがずらりと並び、食料やリュックなどがきちんと整頓されていたが、テント布は内部から切り裂かれていた。

 やがてそこから数百メートルほど下ったヒマラヤ杉の近くで二遺体が発見される。ともに木から落ちたような傷と、火傷の跡、口から泡、上着もズボンも靴も身につけていなかった。零下30度にもなる場所だから、これは命取りである。死因は低体温症とされた。

 

・次いで、その木とテントの中間地点の雪の下に男女三遺体が見つかる。一人は隊長ディアトロフで、服は別のメンバーのもの、帽子や手袋はなく、靴も履いていない。格闘したような跡が見られた。もう一人の男にも格闘した形跡があり、頭蓋骨を骨折していた。靴下は何足もはいていたが靴はなし。女子学生はスキージャケットにスキーズボンと、服装はきちんとしていたもののやはり靴はなく、手に多数の打撲傷、胴の右側部に長い挫傷。3人とも直接の死因は低体温症らしい。

 他の4人はなかなか発見されなかった。何度目かの捜索でやっと5月初旬に、件のヒマラヤ杉からさらに離れた小さな峡谷(テントから1キロ半も先)で発見されたが、どの遺体も凄惨そのもので、先の5人がごく普通の死に思えるほどだ。

 全員、靴を履いておらず薄着。下着姿の者までいた。また全員、骨に著しい損傷があり、落下が原因とは考えにくい暴力的外傷だった解剖医は、車に轢かれたような、と形容したという。ただし最初に発見された男性の遺体は水に浸かっていたため腐敗が進みすぎ、死因の詳細が突き止められなかった。顔の見分けがつかず、頭蓋骨も露出。

 あとの男2人は、それぞれ肋骨が何本も折れ、また頭部に烈しい損傷を受けていた。一人の衣服からは放射能も検出される。さらに痛ましいのは女性で、肋骨が9本も折れ、心臓の大量出血、口腔内からは舌だけが丸ごとなくなっていた。そして彼女の衣服からも、高レベルの放射能が検出されたのだった。

 

なぜ彼らはテントを離れたか

・ウラル科学技術学校の男女学生6人、及び同大卒業生2人、臨時に加わった退役軍人1人からなる9人のトレッキング・グループは、真冬の「死の山」の斜面の雪を掘って大きなテントを張り、夕食を終えた6、7時間後、ブーツを脱いで眠りについた(あるいはつこうとしていた)。

 真夜中、だがなぜか全員そのままテントを飛び出る。幾度も雪山トレッキングを経験してきた彼らが、零下30度にもなる戸外へ靴も履かずに出たらどうなるか、知らないはずがない。まして漆黒の闇だ。雪の白さをもってしても、また数人が手にしていたマッチや懐中電灯の明かりがあったとしても、元の場所にもどれる可能性は限りなく低い。テントを離れることは、即ち死を意味する。

 にもかかわらず皆が皆、やみくもにテントを出たがった。中からナイフでテント布を切り裂いてまで、大慌てで、そして我先にと、その場を離れたがった。統制のとれた理性的な行動をずっと続けてきた彼らだけに、あまりに奇妙で信じがたい。これほど激甚で無謀な行動を引き起こしたものは、いったい何だったというのか?

 ディアトロフ事件最大の謎はここにある。

 

事件の謎に対するさまざまな解釈

ソ連が崩壊してロシアへの旅がしやすくなるにつれ、世界中の謎解きマニアたちが「ディアトロフ事件」に挑みはじめた。数々のノンフィクション、小説、テレビ・ドキュメンタリー、映画が生まれ、さまざまな解釈が披露されている。どれも一長一短あり、これぞ決定版というものはまだないが、いくつかあげておこう。

Ⅰ 雪崩説――ありふれていても、一番妥当とされてきた。ただし「死の山」の勾配はわずか16度しかなく、ふつう雪崩は起きない。しかも学生たちの足跡が一部残っていた。

Ⅱ マシン族ないし野獣襲撃説――足跡皆無。

Ⅲ 竜巻説――テント内にいた時ではなく、外へ出てから小さな竜巻に襲われたというのなら、ひどい骨折の説明にもなる。ただ固まって倒れていた理由はわからない。

Ⅳ UFO説――数ヵ月前からこの近辺の上空に正体不明の火球が飛んでいた(目撃証言が多数ある)。もしそれがUFOで、テント近くに着陸してエイリアンが降りてきたら、どんな剛毅な人間でもパニックになって逃げだすだろう。特にこの時代はSF黄金期だった。あいにく物的証拠はない。

Ⅴ 軍の陰謀説①――火球はUFOではなく開発中の新兵器で、軍事機密をグループに知られたため全員を抹殺。

Ⅵ 洞②――軍による人体実験の犠牲になった。

Ⅶ 同③――グループに同行した元軍人が、山で秘密裡に接触したスパイと何らかの理由で争い、学生が巻き添えになった。

 

このようにソ連軍が関与していたとしたら、永久に証拠書類は出てこないだろう。

 

奇譚は語り継がれる

・そして2013年、新たなドキュメンタリーの傑作が生まれた。アメリカの映像作家ドニー・アイカー著『死に山』がそれだ。翻訳も出ているのでぜひ読んでほしい。

 著者アイカーは、現場に赴くことなく自宅の椅子に座って事件を解決する「アームチェア・ディテクティブ」ではなかった。自らロシアへ何度も出かけ、グループ唯一の生き残り(21歳だった学生は、すでに75歳になっていた)にも会って貴重な証言を得たし、驚いたことにディアトロフ隊と同じ行程を辿って冬の「死の山」へも登ったのだ。

 

・アイカーの説では、直接の死因たる頭蓋骨骨折も圧迫骨折も全て事故で説明がつけられ、怪死でも何でもないという。つまり本当の死因はテントから飛び出たことであり、飛び出ざるを得なかった、その理由は――超低周波音の発生だったと断言している。

 「死の山」は標高1000メートルを少し超える程度の、さほど高い山ではない。勾配もゆるやかで、左右対称の、お椀を伏せた形をしている。しかし一見おだやかそうなこの形が、強風のもとでは稀にカルマン渦(物体の両側に発生する、交互に反対回りの渦の列)を生じさせることがある。今回はテントを挟んで右回りと左回りの空気の渦ができて超低周波音を生み、中の人間を襲った。

 それでどうなるかといえば、耳には聞こえなくとも生体は超低周波音に共振し、ガラスのようにもろくなる。心臓の鼓動が異常に高まって苦しくなり、パニックと恐怖に襲われ、錯乱状態になるという。ここが「死の山」と名づけられたのは動物がいないからだが、それは時折り発生するこの超低周波音のせいで棲みつかなかっただけかもしれない。

 アイカーはこの説を専門家に肯定してもらったと記している。しかしその専門家は1人だけだし、検証がなされたわけでもない。完璧に証明されたとは言えないのではないか。

 

・結局この解答にもまだ謎が残り、ディアトロフ事件はこれからもずっと奇譚として語られ続けるような気がする。

 

ディアトロフ事件の最新情報

・本書の校正が終わった直後に、奇しくもロシアから「ディアトロフ事件」の最新情報がもたらされた。遺族の要請により、2年ほど前からロシア政府が再調査していたのだという。結果は「雪崩説」。被害者9人の死因は雪崩によるものと断定している。多くの研究者から否定されてきた説だ。案の定、遺族らが作った民間団体の弁護士は、「雪崩説には同意できない。人為的な原因だったのではないか」、そう異論を唱えたと、タス通信が伝えた由。

 

<●ホワイトハウスの幽霊

リンカーンの幽霊

アメリカ大統領の公邸にして政権中枢であるホワイトハウスには幽霊が、それもエイブラハム・リンカーンの幽霊が出ることは(アメリカ人なら)誰でも知っているのだそうだ。

 歴代大統領で人気ナンバーワンを誇るリンカーンだけに、彼の幽霊を見たとされる人も錚々たるメンバーだ。イギリス首相チャーチル、オランダ女王ヴィルヘルミナルーズベルト大統領夫人エレノア、アイゼンハワー大統領の報道官ハガティ、トルーマン大統領の娘、レーガン大統領の娘など。

 他にホワイトハウスのスタッフも入れると、目撃者は50~60人ではきかないだろう。リンカーンの幽霊は窓からポトマック川を眺めていたり、客人の泊っている部屋の扉をノックしたり、ホールを歩きまわったりするようだ。遭遇して気絶した女性もいたというが、建設後たかだか200年余の、しかも明るい白い壁とあっては、幽霊の出方も迫力に欠ける。

 

リンカーンケネディの奇妙な一致点

・では、絶対的事実の提示だけでこの世の不思議を味わえるエピソードを見よう。リンカーンジョン・F・ケネディとのシンクロニシティ共時性、ないし意味ある偶然の一致)についてだ。

 

活躍した時代におよそ1世紀の開きがある2人だが、奇妙な一致点が異様なまでに多い。

リンカーンが連邦下院議員に初当選したのは1846年、その100年後の1946年にケネディが連邦下院議員に初当選。

 

リンカーンの大統領選出は1860年ケネディの大統領選出はそのちょうど100年後の1960年。

・大統領選の対立候補は前者ダグラスで1813年生まれ、後者ニクソンで100年後の1913年生まれ。

ケネディの秘書官の一人はリンカーンという名だった。

 

リンカーンはフォード劇場で撃たれ、ケネディはフォード社製リンカーンに乗っていて撃たれた。

・どちらも後頭部を狙われている。公衆の面前の場合、ふつうは胸部を狙うことが多いにもかかわらずだ。

 

両大統領とも厳重な護衛を嫌がったリンカーンの場合、桟敷席にボディガードはいなかったし、ケネディの場合、オープンカーのルーフを取り外させてパレードで手を振った。

・どちらも撃たれたのは金曜日(エス磔刑された曜日なので、キリスト教徒にとって特別な意味あいをもつ)。

・隣に妻が座っていたが2人とも無事。他に一組のカップルがいて、男のほうが重傷を負っている。

 

リンカーンを殺したブースもケネディを殺したオズワルドも、裁判にかけられる前に射殺された。

・ブースは劇場で撃ち、納屋(倉庫)に逃げた。オズワルドは倉庫から撃ち、劇場(映画館)へ逃げ込んだ。

・副大統領の後を継いだ副大統領はどちらも南部出身の民主党員で、名はジョンソン。

 

――驚愕するばかり。

 

<●ドッペルゲンガー

もう一人の自分

ドッペルゲンガー(Doppelg nger)はドイツ語。doppelはdouble’ g ngerはgoerで、直訳すると「そっくりに動く人」。つまり、「生き写し」、「分身」、時に「生霊」。

 必ずしも本人が自分のドッペルゲンガーを見るとは限らず、他人から別の場所で自分を見たと言われることもある。この現象は世界中に言い伝えとして残されており、一般的に肉体と霊魂が分離したものと考えられている。自分で見た場合は死の予兆との迷信も根強い。

 

数々のドッペルゲンガー

・欧米におけるドッペルゲンガーについての記録は、19世紀半ば以降著しく増えている。それはオカルトや降霊術の大流行と重なり、またスティーヴンソンの『ジキル博士とハイド氏』を筆頭に、ドストエフスキー、ロレンス、パー、ワイルドなどが小説に取り上げることで、ブームはいっそう盛り上がったのかもしれない。

イギリスの詩人パーシー・ビッシュ・シェリーは、自分のドッペルゲンガーが妻メアリを絞め殺そうとするのを目撃した。それからしばらくして、ドッペルゲンガーはまた現れ、「いつまでもこんなことをしているんだ」と怒鳴ったという。パーシーの死はその2週間後。ボートの転覆事故による溺死であった。

 

・フランスの作家ギ・ド・モーパッサンドッペルゲンガーは、彼が小説を執筆しているところへ突然入ってきて、続きを口述して消えたという。ただしこの頃のモーパッサンは先天性梅毒が悪化し、痛み止めに多量の麻薬を摂取していたから、幻覚だった可能性が高い

 アメリカの第16代大統領エイブラハム・リンカーンは、最初の大統領選挙戦の時、鏡の中に2人の自分を見たという。

 

・ドイツの作家ヴォルフガング・フォン・ゲーテが自伝『詩と真実』に記しているドッペルゲンガー目撃譚だ。

 若きゲーテは恋人のもとへ馬を走らせていた。すると向こうから明るいグレーの服を着たドッペルゲンガーが馬に乗ってやって来るではないか。驚いたが、やがてそのことを忘れてしまう。8年後、ゲーテはまた同じ道を、今度は逆方向に馬を走らせていたが、その時忽然と思い出したのは、今の自分があの時のあのドッペルゲンガーと同じ明るいグレーの服を着いていたということだった。

 数々のドッペルゲンガー譚。しかし実際には、幽霊譚と比べてはるかにその数は少ない。なぜだろう? 自分が自分を見る――その衝撃は幽霊を見るのと比べものにならぬほど大きいからではないか。幽霊などよりずっとずっと怖いからではないか………。

 

<●ブロッケン山の魔女集会

ブロッケン山の妖怪

・日本とドイツの面積はほぼ同じだが、可住地は前者約30パーセントに対して、後者は70パーセント。ドイツがいかに平坦な国か、よくわかる。

 

・ただしドイツ中央部はゆるやかに盛り上がり、低い山々が島状に集まったハルツ山地を形成している。ブロッケン山は、ここで一番高い。

 

・あいにく晴れた日は少ない。花崗岩の露出したこの山は、年間平均260日は霧に包まれるのだ。気象の変化も激しく、降雨量が多い上、強風も吹き荒れる。

 海と同じく、山も異界だ。平地の住民にとって危険で不吉な場所である。ましてブロッケン山は、古来、妖怪や魔物の住処として恐れられているだけになおさらだ。

 

伝説の「ヴァルプルギスの夜」

・物の怪も天使も悪魔も実在すると信じられた時代である。文字の読める者は一握りしかおらず、自然現象を科学で解明しようとの試みもわずかだった。

 今でこそこれが「ブロッケン現象」なるものと知る人は多いが、この言葉自体、初めて使われたのは18世紀末と、かなり遅い。ブロッケン山でひんぱんに見られたことが命名の由来だ(もちろん条件が同じであれば、世界中さまざまな場所で見られる)。

 太陽が背にあり、前方に深い霧がたちこめているのが条件だ。

 

・「ブロッケン現象」という科学用語ができるまで、人々はこれを「ブロッケンの妖怪」と呼んでいた。

 こうした恠異の発生するブロッケン山は、いつしか伝説の「ヴァルプルギスの妖怪」と呼んでいた。

 こうした怪異の発生するブロッケン山は、いつしか伝説の「ヴァルプルギスの夜」(またの名を「魔女の夜」)と結びついてゆく。4月30日の日没から5月1日未明にかけて、各地の魔女たちがブロッケン山に集まり、宴を催すというのだ。

 

各地で行われた魔女の集会

・魔女は定期的に集まり、乱痴気騒ぎを繰り広げる――そう信じられていた。その集会を「サバト」という。語源はヘブライ語の「安息日」。それがいつしか魔女の集会(=魔女の夜宴、夜会)の意味で使われるようになった。

 サバト開催日は各国、各地方で伝承が違い、4月もあれば、10月のハロウィンや12月のクリスマスのところもあるし、毎週木曜、ないし金曜のこともあった。時間は夜とは限らず、昼の例さえ記録に残っている。

 

・ドイツでは何といってもブロッケン山だ。ここで年に一度開催されるサバトは「大サバト」であり、「ヴァルプルギスの夜宴」と名づけられている。ヨーロッパ中の魔女たちにとって、ヴァルプルギスの夜宴は一生に一度行けるかどうかの、お伊勢参りみたいなものだったのかもしれない。

 

捻じ曲げられた「春の祭典

・ヴァルプルギスという言葉は、イングランドからドイツに伝道に来た8世紀の聖女ヴァルブルガ(病気治癒の奇蹟を行った)が元とされる。ただし事はそう単純ではない。

 キリスト教に席巻される前のドイツにはヴァイキングとともに北欧神話が渡ってきていた。それによれば――主神オーディンは、ルーン文字の秘密を手に入れるため一度死に、しかる後に復活した。それを記念して祝うのが五月祭であり、ヨーロッパ中に拡がってメーデー(5月1日)となった。

 要するに異教の春の祭典だったのだ。春を迎える直前(4月30日没から5月1日未明)のヴァルプルギスの夜には、冬と春が交じり合う。死者と生者の境も曖昧になる。夜明け前が一番暗い。生者に入り交じろうとする悪霊を払うため、篝火が焚かれた。そして5月1日の朝陽が昇って春到来だ。暗から明の激変を、人々は爆発的な喜びとともに迎える。

 

オーディンヒトラー

ところでオーディンはドイツでは通常ヴォータン。音楽愛好家はヴァーグナーの『ニーベルングの指環』を思い起こすに違いない。北欧神話を自由に翻案したこのオペラにも、もちろん隻眼のヴァータンが登場する。

 そしてヴァーグナーといえばヒトラーだ。ヴァグネリアン(ヴァーグナー心酔者)だったヒットラーは、バイロイト音楽祭ヴァーグナー作品のみを演奏する)を支援し、ナチス党大会で「ニーベルゲン行進曲」を演奏させた。またフランスのマジノ線に対抗して建設した要塞は、ヴォータンの孫の名をとってジークフリート線と名づけている

 さらにヒトラーの片腕として有名なゲッペルス。彼は小柄なこともあり、「小さなドクター」だの「腹黒いドワーフ」といったあだ名が付けられていたが、他に、なんと「ヴォータンのミッキーマウス」というものまである。それはつまりヒトラーがヴォータンに見立てられたということだ。

 

近隣社会に溶け込む魔女

・魔女は近隣社会に溶け込み、人と変わらぬ日常を送っている。ところが陰では妖術を使い、密かに農作物を枯らし、人間や家畜を呪い殺している。そして彼女らの総大将たる魔王に召集されれば、体中に特別な軟膏を塗り、箒にまたがって夜空を飛翔し、高い山上であれ、国境を越えた遠方の森であれ、サバトの開催地へ向かうのだ。狂騒に満ちた夜宴は一番鶏の啼き声とともに終わり、その後は文字通り家へ飛んで帰って、何喰わぬ顔でいつもの生活にもどる――そう信じられていた。

 

ヨーロッパ全土に吹き荒れた魔女狩りの嵐

・魔女の存在は紀元前から知られていた。迫害例は数えきれないほどあったが、しかしそれは魔女と見なされた人間が明らかに反社会的行為をしたとの理由からである。変化は14世紀ころから起こり始める。ペストに繰り返し襲われ、長い氷河期で不作や飢餓が続き、ルターの宗教改革で社会不安が生じるなどの過程で、魔女は魔女というだけで罰せられるべきだという気分が高まり、ついに教会が魔女は死刑と決定したのだ。

 

・この狂信的集団ヒステリーを導いたのは、社会の支配層(イングランドジェームズ1世は『悪魔学』を著し、魔女取締法を強化した)や宗教人や知識人だった。しかし時代が下るにつれ、彼らのうちいったいどのくらいが魔女の存在を心底信じていたか、あやしくなってくる。小麦の値段と魔女狩りの明らかな連動は、社会的不満のガス抜きを想起させるし、魔女として処刑された者の財産を公的遺産と認可した市町村では、他のところより著しく魔女が多かった。また尋問記録を読むと、心理学者ならずとも、審問官のサディズムと抑圧された性的嗜好がわかる。

 魔女狩りの実相を知れば知るほど人間であることが嫌になってくる………。

 

魔女裁判終息後のドイツ

魔女裁判はスイスにおける1782年が最後とされる(異説あり)。もうすぐフランス革命という時期まで魔女狩りがあったことに、暗澹たる思いを抱かぬ者はいないだろう。

 

・今ブロッケン山を含むハルツ地方の町々ではヴァルプルギス祭が開催され、世界中から仮装した魔女たちが集まる。魔女狩りにおける犠牲者はドイツが圧倒的に多かったという黒歴史は忘れられ、登山鉄道も通るようになったブロッケン山は明るい観光地だ。

 

<●デンマークの白婦人

白婦人と呼ばれる亡霊

・競争相手が次々消えて(消して?)バーデン大公の地位を得たレオパルトは、22年にわたる善政を敷いた。自由主義的政策をとって経済を活性化させたのだ。しかしそんな彼も祖先の呪いには勝てなかった。

 レオパルトが疾風で臥せっている間、白婦人と呼ばれる伝説の亡霊が宮廷で何度も目撃され、人々はひそひそ囁きをかわした。大公の死が間近なのでは?

 疾風は死病ではない、と宮廷医は取り合わなかったが、大公は結局その疾風によって亡くなる。白婦人は何世紀も前からツェーリンゲン家に取り憑いており、彼女が現れると死人が出ると言い伝えられてきたのだ。今回もそのとおりになった

 バーデン大公国はかつて辺境伯領だった。辺境というのは文字どおり国境領域のことで、バーデン国の君主たる伯爵は異民族と直接対峙する騎士であり、一般の伯爵より上位とされた。

 

・王子を出迎えた両親は憔悴しきったその様子に驚き、デンマーク女性との顛末を聞くと、一族の血脈が呪われたことに大きなショックを受けた。王子はベッドへ倒れ込み、そのまま起き上がれなくなって、まもなく息を引き取った。直前に、白婦人が現れた、という言葉を残して。

 続いて父伯も病に倒れたが、死ぬ少し前、やはり白婦人の姿を見たという。

 

女というものの不気味さ

・まるでギリシャ悲劇のようだ。異国の情熱的な女性が、腹を痛めた2人の子を殺す。王女メディアの世界である。

 愛するメアソンに裏切られたメディアは、彼を完膚なきまでに打ちのめすには彼との間にできた子を殺すことだと、激烈な怒りと冷静な計算のもと、子殺しに至った。

 一方、オラミュンデ伯爵夫人の場合は、愛する男といっしょになるため、別の男との間にできた子を殺した。そこにあるのは、自分の幸せだけを見つめる単眼の残酷さである。

 男にとってはどちらの女性が、より怖いのだろう?

 

  

 

『妖獣バニヤップの歴史』

オーストラリア先住民と白人侵略者のあいだで

藤川隆男   刀水書房   2016/8/17

 

 

   

バニヤップ

民俗学的研究はふつう、対象とする民族や集団のさまざまな文化活動を記録しようとします。しかし、ドリーミングの意義が強調されると、創造の物語と常に繰り返される再生に関わる儀式や物語、神聖で秘密の物語に研究の焦点は絞られます。パーカーが集めたような物語は、子供っぱいものとしてドリーミングの人類学的世界から排除され、童話の世界に追いやられました。バニヤップの運命は決まったのです。白人世界では、童話のキャラクターになりました。

 

<悪霊>

<霊たち>

・オーストラリアの人類学にとって、これがもたらした結果の一つは、アボリジの人びとが「ドリーミング」の祖先とは別だと思っていた霊的な存在に関わる、伝説的な信仰の軽視である。神話では、これらの精霊は大地の「創造者」ではない。創造者と同じ時代に生きていた場合があるかもしれないが、むしろアボリジナルの人びとと景観を分かち合う共存者である」。バニヤップはまさしく、クラークの言うところの創造者ではない精霊、共存者にあたります。

 

魔術師やバット・バット

・遠隔地から来るアボリジナルの人びとは、しばしば魔術師だとか野生の黒人として恐れられた。おそらくヨーロッパ人による入植によって、「文明化した」先住民と「野蛮な」先住民というカテゴリーが生まれるにともなって、野生の黒人に対する恐怖が高まったようだ。マリー川流域の先住民は、月や星の特殊な動きが野生の黒人が来る前触れだと信じていた。魔術師は、生命や自然に働きかける力を持つもので、1980年代のマリー川流域では、もはや死んだ人間とも生きている人間とも関係がない霊的存在と思われていた。魔術師はクラティ(羽根の足)と呼ばれ、恐れられており、ウッズ・ウェルという場所に実際に現れたといわれている。

 

・霊的存在の一部は、かつては人間であったと考えられている。リヴァーランド、つまりマリー川の中流域に潜むウィト・ウィトはその好例である。それは女の悪霊で、狩人から獲物を遠ざけて妨害するといわれる。レイク・アレクサンドリーナに面するビッグ・ヒルの崖の洞窟には魔女が棲んでいるといわれる。ポイント・マクレイの親たちは、ビッグ・ヒルから魔女がやって来てさらっていくぞ、と子供を怖がらせるという。

 バット・バットは、危険だけれども間抜けな悪霊で、腕と足が一本ずつしかないとされる。昔の人びとは、バット・バットが現れるのに備えて、蛆虫を袋に入れて持ち歩いていた。バット・バットに出くわすと、人びとは横たわって、目と口に蛆虫を入れるのだそうだ。そうすると、バット・バットは騙されて、死んだと勘違いして通り過ぎるのだという。

 

水の霊・ムルヤウォンク

クラークによると、一般的にバニヤップと呼ばれる水の悪霊は、動物的な特徴を持つとされる場合もあるし、人間的な特徴を持つとされることもある。アデレイドの東方、車で2時間くらいのところにあるスワン・リーチの近辺の人びとは、19世紀中頃、マリー川に棲む水の悪霊を恐れていた。しばしば目撃されているが、姿ははっきりせず、巨大なヒトデのようだといわれている。マリー川流域の先住民は、それよりももっと人間に近いものを想像しており、ムルヤウォンクと呼ばれている。

 

・19世紀の宣教師で、先住民について多くの記録を残したジョージ・タブリンによれば、「先住民たちはまたムルヤウォンクと呼ばれる水の悪霊を恐れていた。レイク・アレクサンドリーナでしばしば耳にする轟きわたる音はこの悪霊の仕業だとされる。これを聞いたものはリューマチになるといわれている。それは半分人間、半分魚の奇妙な姿をしており、髪の毛の代わりに短く切った水草がからまっている

 

・「それはとてもアザラシに似ているが人間のようなあごひげを持っている」。タブリンは、この他に先住民が水の中の動物を見てムルヤウォンクだと騒いだけれども、実際は馬だったという例も記録しています。

 タブリンはこうも述べています。「先住民はムルヤウォンクがいることを固く信じている。彼らは、その姿を見たと主張し、一匹が死んで、ランキンの渡しを下った湖岸近くで腐っていたと言っている。彼らによると、はるか昔、湖のそばで遊んでいた少年がムルヤウォンクにさらわれた。その父親はまじないの呪文を唱え、油を体じゅうに塗って、ロープを持って湖の底に降りて行った。彼が周りを見渡すと、そこかしこにいるムルヤウォンクはすべて眠っていた。そのなかに彼の子供もいた。彼は近づいて子供にロープを結び付け、水面に浮きあがってから、子供を引き上げた」

 

鳥の悪霊・ミンカ

・19世紀半ばの入植者リチャード・ペニーによると「ムルダウビー」は悪霊の名前で、かなり我われのサタンと似ている。先住民が語るその姿は古典的なカトリックの悪魔の描写にそっくりだ。

 

・1980年代に信じられていた悪霊の鳥はミンカ鳥である。ミンカ鳥は、アデレイドの南東のマウント・パーカーの洞窟に棲み、毎晩そこに戻るという。スフィンクスのような鳥もいて、人間のような顔をしている。夜に家の付近に来て、赤子のような声、あるいはキツネのような声を出すともいう。ある若者は次のように言っている。「ミンカ鳥を殺したら、羽をすべて焼かなければならない。なぜなら、羽の一つ一つがミンカ鳥になるからだ。フェニックスのようなのだ」。

 

<死者の霊>

・アボリジナルの世界には、人間と同じ環境でいっしょに暮しているさまざまな霊がいたこと、いることを理解していただけたと思います。もう一つ忘れてはならないのが人間の霊です。すでに人間の霊が悪霊となった例としてナウト・ナウトを取りあげましたが、次は人間の精霊です。

 伝統的な先住民の人びとにとって、精霊は不滅です。死によって、肉体は滅んでも精霊は生き続けます。

 

・松山先生によれば、「アーネムランドのアボリジナルは、二つの魂をもっている。「影の魂」と「真の魂」の二つである。影の魂は日中にできる影のように人の背後につきまとい、けっして離れることはない。一方、真の魂は心に宿っている。人が死ぬと影の魂はフクロウとともに森に暮らし、幽霊のようにさまようメルレとなる。メルレは寂しくなると親族や生前に親しくしていた人を訪ねたり、恨みをもっていた人にはときに危害を加えたり、原因不明の病気にかからせたりする。これに対して真の魂は、血と汗に導かれて祖先の精霊が暮らす土地ブラウイリへいたり、そこにすみつづける」。ブラウイリとは、死者の魂が帰るべき土地です。例えば天国のように単なる観念上の存在ではなく、実際の具体的な場であって、先住民の環境の一部をなしています。

 

一般的に死者の魂は分裂して、一つは天国へ、一つは地底国へ行きます。天国は地上とよく似た姿をしており、それがある場所は、天空ではなく木の上とか丘の上あたりから始まり、ロープで人を引き上げられるくらいの高さにあると思われていました。地底国は、地底にあるかどうか証言が分かれますが、西の方にあるのは確かです。死者の霊はすぐにこれらの国に行くのではなく、鄭重な埋葬をへて時間をかけて旅立ちます。

 

・クラークによれば、「南オーストラリア南部一帯で、グバはいろいろな文化的背景を持つ者の死後の霊だと考えられており、一般的に夜に建物や他の人工的構造物の付近に現れる。また、グバは人間の影の形あるいは霊の光として現れる」。

 

バニヤップは実在するものとして、アボリジナルの生活世界の一部を占めていました。アボリジナルの人びとはさらに、死者の霊とも共存していました。死者の世界は遠く離れた異次元にあるわけではなく、すぐ近くに、しばしば特定の場所にあって、その霊がこの世界を彷徨していました。

 

<遠野>

柳田國男

・日本は農耕社会で、米作りは日本文化の基盤だといわれます。しかし、『遠野物語』を読むとオーストラリア先住民の社会と日本の伝統的な農村社会に、文化的に人間化された環境という面で、多くの共通点が見受けられます。使い古された表現ですが、両者ともに、『となりのトトロ』や『もののけ姫』のような、アニミズム的な世界観が大きな力を持っていました。

 

・そこで唐突に、『遠野物語』の世界を紹介します。『遠野物語』は、日本民俗学の父、柳田國男の代表作で、多くの批判があるにもかかわらず、日本の民俗学の発展に大きく貢献した作品なのは間違いありません。

 

ザシキワラシや猿の経立(フッタチ)

・ザシキワラシは、現代でもお昼のワイドショーなどでときどき取り上げられていますね。物語には高等女学校に通う娘がザシキワラシを目撃したという話もあり、ずいぶん最近まで信じられていたことがわかります。ザシキワラシが立ち去った山口の孫左衛門の一家は、7歳の少女を残して一家20数人がキノコにあたって死に絶えたそうです。また御蔵ボッコが現れる家もあって、足跡を残したり、糸車を回す音を立てたりするといわれていました。

 

・遠野を取り囲む山々は神と妖怪の棲む領域であった。山には大男がいて、里の娘をさらい自分の子を食べたりする。大きな特徴は目の色が違うという点である。山の神はこれに似ており、丈高く赤い顔をして、目が輝いているという。山の神の領域をいたずらに侵した人間は死に至る場合もある。また、山の神によって占いの力を得るという事例がある。山女は丈高く、長い黒髪をしており、中空を走る。それを見た者が怖ろしさのために病気になり死んだといわれる。笠の通という山にはキヤシヤがいて、死人を掘り起こして食うという。捕まえようとすると体が麻痺して動けなくなる。また、人を食う山姥の伝説も多く伝えられている。もちろん山には天狗も現れる。天狗は大男で眼光鋭く、遠い距離を素早く移動する。僧形で赤い衣を用いて羽ばたくように空を飛ぶという。天狗は人と親しくなり酒をともに飲んでは、礼に小銭や衣を置いていくともいう。この他、小正月と冬の満月の夜は雪女が出るといわれているが、それを見た者は、少ないらしい。人の知らない山奥にはマヨヒガという不思議な家がある。この家の食器などを持ち帰ると、その人の家は幸運に恵まれ栄えるといわれている。

 

猿の経立(フッタチ)は人によく似ていて、女色を好んで里の婦人をしばしば盗み去った。松脂を毛に塗って、その上に砂を付けているので、毛皮は鎧のようで鉄砲の弾も通さない。栃内村の林崎に住む男が10年あまり前に、六角牛山で目撃している。このあたりは経立が多い場所だといわれている。経立とは非常に長く生きて妖怪になった動物をいう。御犬つまりオオカミの経立も恐れられていた。他方でオオカミの神もいて、三峰様といって、悪事災難の原因を明らかにする力を持つといわれる。もちろんキツネや狸が変化したり、人をばかしたりするという話も数多くある。

 

河童

さて水の妖怪といえば、カッパです。遠野の河童は有名で今や観光のキャラになっていますが、このものの話はたくさんあります。

 川には河童が多く棲み、猿ヶ石川にとくに多い。川の岸には河童の足跡を見ることも珍しくなく、雨の日の翌日にはなおさら多い。猿の足と同じように親指が離れて人間の手に似ている。長さは9センチにもならないで、指の先の跡ははっきりと見えない。他の地域では河童の顔は青いらしいが、遠野の河童の面は赤色である。佐々木氏の曾祖母が、クルミの木の間から真っ赤な顔をした男の子を見たが、これが河童だという(今風の河童キャラの顔は緑です)。

 

・松崎村の川端の家では、二代続けて河童の子を産んだ者がいる。むこのいる女のところに河童が通い、子を産ませたという。手には水かきがあり、その形はきわめて醜怪だった。上郷村でも河童の子を産んだ例がある。全身真っ赤で口が大きく、気味悪い子であった。

 

・他に次のような話もある。小烏瀬川の姥子淵に、ある日馬曳きの子が馬を連れて行って、それを放置していたところ、河童が現れて、淵に引き込もうとした。ところが逆に引っ張られて厩の前に来た。河童は飼い葉桶に隠れていたが見つかってしまい、村中の人が集まってきて殺すべきか許すべきかと協議したが、結局今後は村中の馬に悪戯をしないと固く約束させて放した。この河童は村を離れて相沢の滝の淵に棲むという。これと同種の話では、五郎兵衛淵で同じようなことがあり、そのときは河童が詫証文を書いている。

 

・橋野川には水神が宿ると信じられており、その祭礼には水浴を慎むだけでなく、水さえ飲まない。また、橋野の中村という場所の沼には大蛇が棲み、村人を取って食っていた。田村麿将軍がこれを退治したが、祟りを恐れた村人が建てた祠が熊野神社の起源である。この他、女が蛇に変化したという話がいくつか伝わっている。淵には主がいて、霊験を持つとか、祟りを与えるという話もある。青笹村の御前の沼は病気を癒す力があると信じられており、そこにある祠を足蹴にした巡査は死んだという。

 

・村々にはあちこちに子供が恐れて近寄らない場所がある。上淵村の滝ノ森もそうで、柵に囲まれた古い栃の樹が数本あって、鉄の鏃が根元に突き立ててある。昼なお暗く気味悪いところで、一切殺生をしてはならぬ、草花も採ってはならぬと言い伝えられていた。人はなるべく通らぬようにするが、通る場合には栃の樹に向かって拝むのである。ここには死んだ女が生前の姿で現れる。こうした魔所と呼ばれるところが他にも少なくない

 

オマク

・人間の霊に関しては、死んだ者が生前の姿のままで、葬儀に現れる例もあれば、今にも息を引き取ろうとしている病人が、下栃内という場所に健康な姿で現れて家の普請を手伝った例も伝わっている。あるいは寺に現れて和尚と世間話をして帰ったという例もある。別の話で常堅寺という寺に長患いの老人が訪ねてきて、元気そうにお茶を飲んだが、その日に死んだという話もある。菊池松之丞という人は、呼吸が止まったとき、人の頭ほどの高さを飛びながら菩提寺へと向かったという。寺の門には人が集まり、中に入ると一面に紅のケシの花が咲いていた。この花の間に亡くなった父が立ち、お前も来たのかと言う。続いて亡くなった子供に会うと今来てはいけないと言われた。この時、寺の門のあたりで自分の名を騒がしく呼ぶ声がして戻ってみると、息を吹き返し、周りでは親族の者が生き返らせようとしていた。

 

この話とよく似たものに、知り合いがある子供を墓地から追い返すと、自宅で死んでいた子が蘇った話もある。この他、大津波で亡くなった妻と一年後に会い、長く患ったという話も伝えられている。また幽霊が出る話はいくつも伝わっている。墓地に死者が立っており、その者からもらった金はいつまでもなくならないという話があり、死んだ父親が毎晩娘のところにやって来たという話もある。一般的に死者の霊が幻として見えるのをこの地方ではオマクと呼んでいた。

 

生まれ変わることもしばしばある上郷村に生まれた子供は手に、北上の太郎爺の生まれ変わりだという紙切れを固く掘っていた。太郎爺の家族は、俺の家の爺様は死んで一年も経たずに生まれ変わったと喜んだという。また、墓場の土に樹木が自然に生えると、その墓の主はもうどこかで生まれ変わったのだといわれる。

 

比較分析

さらに人間は、バニヤップや河童のような、人間とは異なる超越的な存在、妖獣や妖怪とも同じ空間を分かち合っていました。細かい点まで含めれば、人間に近い妖怪や霊は、目の色が違うところに特徴があるとか、妖怪や霊が占いや特別の力を授けるとか、逆に病気や死をもたらすとか、避けなければならない神聖な領域やタブー視される領域があるなど、たくさんの共通点が見付けられます。そういう点では、二つの世界は同じような文化的景観を持っていました。いずれも似かよった共通幻想を抱く共同体的世界だったと言い換えてもよいと思います。

 

アボリジナルの世界では、ドリーミングの精霊たちも人間にとってためになることも、ためにならないこともするものたちでした。一つの存在がプラスとマイナスの二つの属性を持つのはごくふつうです。ところが、遠野の妖怪との比較では、遠野の神や妖怪の方が二面性を多く持つように思われます。例えば、山の神と天狗、山男の境界はあいまいですし、ザシキワラシは神に近い感じですが、御蔵ボッコは妖怪的です。しかし、その境界はあやふやです。これに対して、バニヤップ、キンティやバット・バットなど、アボリジナルの妖怪はまったくといってよいほどプラスの属性、神的なものを備えておらず、まさしく悪霊です。

 

巨人

・カール・フォン・リンネは、スウェーデン博物学者で、分類学の父と呼ばれています。

 

・リンネはその著書『自然の体系』第10版で人類を6つの亜種に分けました。アメリカ人、ヨーロッパ人、アジア人などと並んで、その亜種の一つになったのが奇形人(怪物)です。この奇形人にはパタゴニアの巨人、アルプスの小人、ホッテントットの単睾丸人などが含まれていました。ここで巨人に注目。奇形人(怪物)という言葉からは、ギリシア神話の怪物が思い浮かびますが、浮かばない人がいてもかまいませんが、ともかくリンネはこうした伝説的怪物を否定する合理主義者でもありました。この点少し矛盾していますね。

 

・奇形人という亜種は、18世紀末に至って、人類学の父ブルーメンバッハによって否定されますが、亜種としては否定されても、そうしたものがいないと断定されたわけではありません。また、フランスを代表する博物学者ジョルジュ・ビュフォンも、シャム双生児などを扱った怪物(奇形)についてという項目を執筆していますし、巨人が人類としての偏差の内にあるとみなしています。

 

巨人族と入植者

・現在という高見から俯瞰すれば、エキドナも巨人も同じ空想上の怪物かもしれません。しかし、18世紀の博物学者にとっては、前者は単なる迷信であっても、後者は未知の生物あるいは集団的に継承された奇形の一種という可能性がある、そのように扱われました。

(当ブログ註;エキドナは、ギリシア神話に登場する怪物である。上半身は美女で下半身は蛇で背中に翼が生えた姿をしている)

 

妖怪の段階

突然ですが、柳田國男に戻ります。柳田は化け物思想の進化過程、すなわち人が彼らに対する態度には、三段階の展開があったことが窺い知れると言います。

 第一段階は、敬して遠ざけるもので、出会えばじぇじぇじぇと驚き、向こうが近づくと逃げ、夜分はその辺をけっして通らない。そうしていると安全ですが、その代わりいつも不安が絶えず、一定の領域を長く妖怪の支配に委ねなくてはならない段階です。第二段階は、妖怪をできるだけ否認しようとし、今時そのような馬鹿げたものがあるものかと、正体を暴こうとするのですが、まだ内心は気味が悪いという態度です。天狗を小馬鹿にしていた勇士が、天狗に腕をつかまれて腰を抜かしたというようなのは好例で、人にはさまざまな考え方があっても、社会としては半信半疑の状態でした。第三段階は、神の威徳や仏の慈愛、ないしは知恵に富む者の計略によって、化け物が兜を脱ぎ正体を現して、悪戯をしないと誓うか、滅びてしまう段階が来ます。それが誇張されていくとしまいには、これは第四段階と言ってもいいと思いますが、馬鹿げて弱く愚鈍な者だけが妖怪を見る段階に達し、それを最後に消えてしまいます。

 

パタゴニア

ボタニー湾の野生人

・植民地の創設の頃に戻ると、「驚異の巨大な野生人、すなわちボタニー湾から来た奇怪な巨人」というブロードサイド、つまり現在のポスターかちらしのようなものですが、それが残っているので、検討してみましょう。

 

・この野生人は、1789年11月29日、イギリスの南西端の港プリマスにロウヴァー号によって運ばれてきました。

 

・この奇怪で驚くべき巨大は、水夫たちがボタニー湾で飲料水を入手するために上陸したときに捕えたものである。水夫たちが上陸すると、驚いたことに、我われの時代に記憶されているなかで最も驚異的に背が高くて大きい三人の裸の男が遠くにおり、船員の方に向かってきた。船員たちは怯えきって、急いで船へと命からがら逃げ帰った。陸には水を入れた大樽と、一杯飲んで楽しもうと小樽に入れてあった古くて良質のラム酒を残してきた。

 

・三人の野生人の1人がラム酒を飲んで泥酔し、独り取り残されたところを、戻って来た水夫たちが鎖で縛り、イギリスに連れ帰りました。野生人はイングランドで最も珍しい見せ物として何千人もの観客を集めたので、リー船長がロンドンに連れてきたと書かれています。

 身長は2メートル92センチ、横幅は1メートル47センチ、著しく巨大な頭と大きな顔、恐ろしい眼、黒人のように平たい鼻と厚い唇を持ち、おおきな歯と太い眉、馬のたてがみよりも硬い毛をしており、体と手足は黒くかたい毛に覆われていた。

 

鳥+ワニ=バニヤップ

・湖沼や川に潜む悪霊の秘密の一端がわかりますね。こうした水の悪霊の名前として最も広く使われているのがバニヤップ、またはバニャップです。オーストラリアにイギリス人が入植して以来、バニヤップが本当にいるのかどうか喧々諤々。けれども、バニヤップが実在するという主張は、19世紀の半ばには、非科学的だという烙印を押され、この言葉は、詐欺師、偽りのものを示す形容詞として広まります。そうこうするうちに、バニヤップは空想上のおとぎ話として、入植者の子供たちの童話の世界に生まれ変わりました。バニヤップは、オーストラリア生まれの数少ない民話の一つです。

 

・イギリスによるオーストラリア侵略によって、バニヤップを語り継いできた先住民の社会は大きな打撃を受けました。先住民の人口は、おそらく50万以上から6万くらいまで激減し、その過程で多くの先住民集団が滅び、生き残った集団も劇的に変わりました。社会・経済的な変化と入植者による「文明化」に直面しました。

 最初の打撃は、天然痘などの伝染病です。天然痘の流行だけでも先住民人口は半減したと思われます。

 

<「あほこそ文化」>

その方針とは、柳田國男の『遠野物語』の世界とバニヤップの世界を比較。つまり河童とバニヤップに相撲をとらせるという方針です。このわけのわからない方針が決まる前に、刀水書房の中村さんに宣言した当初の方針は「本屋大賞を目指す」でした。あほでしょう。ともかく本の世界観を日本画でつなぐ。

 

・さてガイドなどと名乗っていますが、実は「自分の、自分による、自分のための」本かもしれません。「素人か」という良心の突っ込みを抑えつつ。しかし、「あほこそ文化」と答えておきます。

 

魔術が支配する世界

・むだ話はこれくらいにして、話を戻すと、バニヤップが歴史に登場するのは19世紀です。オーストラリアの先住民は文字を持ちませんでしたから、その世界観が伝わりはじめるのは、暴力的な植民活動が落ち着き、一部の入植者が先住民のことに関心を抱くようになった頃からです。バニヤップという言葉が、入植者たちに知れわたるのは、1840年代の半ばでした。

 

バニヤップ発見

メルボルンの南西に車を1時間ほど走らせると、ヴィクトリア州第二の都市ジロングに着きます。2013年8月に、たぶん四度目だと思いますが、町の中心部から北寄りにある国立羊毛博物館を訪れた時のことでした。いつもながらの羊毛産業の展示とともに、地域の博物館の行事として子供たちが描いたバニヤップ画が公開されていました。この出会いが、バニヤップを研究しようと思ったきっかけです。

 

新しい動物の大発見

野生の白人

・ウィリアム・バックリーは、198センチの大男です。「野生の白人」とも呼ばれたバックリーは、イングランドで農夫の子として生まれ、窃盗で流刑になり1803年にオーストラリアに送られました。

 

・湖の岸に到着しました。その水は完全に淡水で、大きなウナギが無数にいたので、それを私たちは大量に捕まえました。この湖には、他の内陸の大部分の湖や深い川でもよく見られますが、とても異様な水陸両生の動物が棲んでいます。それを先住民はバニヤップと呼んでいます。私自身は背中だけしか見た事がありませんが、黒みがかった灰色の羽毛に覆われていたと思います。それは十分成長した子牛、もしくはそれよりも大きいようでした。この生き物は、天気がとても穏やかで、水面が静かなときだけに現れます。先住民の誰からも頭や尾を見たという話を聞いたことがありません。したがって、その正確な大きさも、どのような姿をしているのかもわかりません。

 

ここであの異様な動物、私が前に触れたバニヤップが先住民にしばしば目撃されています。先住民たちは、バニヤップをとても恐れていて、死や病、伝染病やさまざまな不幸な出来事などを起こす神秘的な力を持つ、と信じています。

 

・バックリーが入植者の世界に戻ったのが1835年ですから、この話が事実だとすると、『ジロング・アドヴァタイザー』による発見よりずっと前に、バニヤップを目撃し、捕えようとしていたことになります。しかも、それは神話上の生き物のように、神秘的な力を持っているけれども、実際にも生きている動物です。歴史上に登場するバニヤップは、こうした矛盾に満ちた姿で立ち現れます。それは単なる古代の神話的存在ではなく、現在の生物でもなく、ちょうどその狭間で生きたものなのです

 

  

 

『山の不可思議事件簿』

上村信太郎  山と渓谷社  2015/10/2

 

 

 

<ヒダル神の伝説>

・登山中に山道や峠などで、にわかに空腹をおぼえてガマンできなくなり、脂汗が滲み気力が萎えて歩けなくなることがある。これを「ヒダル神に憑かれる」という。

 もちろん単なる疲労や空腹のこともあるが、ヒダル神に憑かれた場合、そのまま放っておくと死んでしまうといわれている。何か一口でも食べればおさまる。山に登るときは弁当を少しだけ残しておけ、という古い諺は、このヒダル神に憑かれたときのためなのだ。

 ヒダル神の呼び名は地方によって異なる。奈良県では「ダル神」、愛媛県では「ジキトリ」、高知県では「カキ」「ヒンド」、山口県では「ヒモジイサマ」、和歌山県では「ダニ」と言い、東日本では「餓鬼に憑かれる」と言っている。

 

山の怪談

吹雪の避難小屋

・1941年の正月、K山岳会の合宿は長野県の某山岳だった。メンバーのAさんとBさんの2人パーティは登頂後、少し下がったところに建つ避難小屋に着いた。近くにテントを張る予定だったが、あまりにも吹雪が激しいので、避難小屋の中にテントを張った。

 

AさんはBさんの肩を強くゆすりつづけ、しばらくして正気に戻ったBさんは、「寒い、寒い」と急いでシャツを着はじめた。時計は午前1時を少し回っていた。

 熱い紅茶をつくって飲んで落ち着いてから、Bさんが見た不思議な夢のことを話しだした。

 眠っていたBさんは息苦しくて目をさますと、見知らぬ男が馬乗りになって首を締めつけている。メガネをかけた色白の22~23歳の男だった。鳥打帽をかぶり、霜降りの上着に茶色のニッカーボッカーをはいていた。馬乗りの男をはねのけようとするが、シェラフの中で身動きができない。強い力で抑えつけるその男は、

「わたしは凍え死にそうに寒いのに、君はシェラフに入って暖かいだろう。その上着だけでも貸してくれてもいいだろう!」と言う。そこでBさんは、

「よし、いいだろう」とシェラフから抜け出して上着を脱いで男に渡したところ、「まだ死ぬほど寒いから……」とズボン、シャツ、ズボン下、と次々と執拗にせがみ、とうとうBさんはパンツ1枚になってしまったのだという。

 夜が明け、2人は山麓に下がってから、地元の人にこの夢のことを話した。

 すると、その人は夢の男の人相や服装、避難小屋で寝ていた位置まで詳しく聞いてから、語り出した――。

 去年の4月、東京からひとりでやってきた登山客が、山頂へ向かったあと天候が崩れて吹雪になった。その人はてっきり反対側に下山したものと思っていたところ、6月になってから、避難小屋で、ムシロをかぶって凍死しているのが発見された。その人はメガネをかけ、鳥打帽をかぶり、霜降りの上着に茶色のニッカーボッカーをはいていて、さらに凍死していた位置はBさんが寝ていたのとピッタリ一致するということだった。

 この話を聞いたAさんとBさんは、背筋が冷たくなった。それからは、霊魂の存在を信じるようになったという。

 

<真夜中にともる消したはずのローソクの灯>

山梨県大菩薩嶺(標高2057メートル)で、小林章さんが体験した恐ろしい出来事を『山と渓谷』誌144号に書いている。

 

だが、冷静に考えてみると、何かヘンだ。そうだ、ローソクだ。確かに消したはずのローソクが、なぜかともっている。いつ、誰がマッチを擦ってつけたんだろう。仲間たちは皆、寝息をたてて眠り込んでいる。疑問を抱きつつも、ローソクを消してふたたび眠りについたものの、何かの拍子にまた目がさめた。と、今度もローソクがともっている。今度こそ小林さんは青ざめてしまった。

 ところが、さらに驚くべきことが起こったのだ。見つめているとローソクが、炎の根元が溶けて流れ落ちないばかりか、逆にジリジリと上に伸びているのだった。

 恐怖に耐えきれず、小林さんは叫び声をあげてしまった。

 熟眠中だった仲間たちはビックリして起き、説明を聞いて、皆の顔からもスーッと血の気が引いた。もはや眠るどころではなく、全員が部屋の隅に寄りかたまって夜が明けるまでローソクを凝視することにした。

 ローソクはまるで勝ち誇ったように、ジリジリ、ジリジリと背を伸ばしていくようだったという。

 小林さんは文末に、自分の体験について、科学万能の20世紀に幻覚を見たか精神に異常をきたしたのかと思われるかもしれないが、現実の世の中は不思議に満ちている。不合理なことはあり得ないと断定することは人間の傲慢である、と結んでいる。筆者も同感である。

 

深夜ひとりでに開いた山小屋の扉

・お酒の助けもあって、早めにグッスリ眠っていると、ふと窓が開いた気配がして白地に黒の横縞の浴衣を着た男がスーッと音もなく枕元に立った。

体が動かなかったが仰向けに寝たまま見上げると、目も口もないノッペラボウの顔があった。「誰だ!」と叫ぼうとして夢からさめた。

枕許の懐中電灯で窓を調べたが異常はない。それからは目が冴えて眠れなくなり、小用をおぼえて鞘山刀を腰に持って土間に下りた。すると、どうしたことだ。ストーブに近い入口の木製の扉がいっぱいに開いている。確かに閉めたはずなのに、と思うとゾーッと背筋が冷たくなった。

 

・小屋の主人が戻ってきてから、夢の話をすると、「それは夢じゃねえ、本物だぜ」と真顔で言った。1年前にこの近くで5人が遭難し、遺体を荼毘に付した。そのとき、主人が犠牲者の顔に白いガーゼをかぶせたのだという。

 苗木さんは夢のなかで見たノッペラボウの顔を思い浮かべ、背筋が冷たくなるのを感じた。

 

ウペペサンケ山の怪異

・開拓民のMさん夫婦には6歳の息子がいて3人暮らしだった。ある年の、初雪が降った日の夜遅く戸口をたたく音がした。妻は前日から里へ下っていた。Mさんが戸を開けてみると、年の頃25~26歳の見知らぬ青年が立っていた。服装から都会から来たようにも思われた。

 青年は、「熊狩りにきて仲間とはぐれたので一晩泊めて欲しい」という。Mさんは電気を灯し、ストーブに薪をくべてお茶を出した。物音に起きてきた息子が青年の背後に廻りながら、突然激しく泣きだす。Mさんは息子を抱きかかえて「どうした、しっかりしろ!」となだめるが息子は気を失いそうになりながら、うわごとのように「こわいよう、こわいよう」と繰り返すばかりだった。

 ふと、Mさんは青年が消えていることに気づいた。1時間後、正気を取り戻した息子が話すには、青年の背中に血だらけの女の顔が浮かびあがっていたのだという。

 翌早朝、村の駐在がやってきて、昨晩村で殺人事件があり、犯人が山に逃げ込んだと伝えた。Mさんが表に出てみたが、雪の上に青年の足跡はなく、犯人の足取りはその後もわからなかったという………。

 

<謎の生きもの>

山の怪物

中国の秘境に生息する謎の大脚怪(だいきゃっかい)

タクラマカン砂漠の南に連なる崑崙山脈の東部地域は、中国のなかでも秘境中の秘境として謎のベールに包まれたままだったが、1985年、ウルグ・ムスターグ登山が中国・アメリカ合同で行われた。そしてこのとき、地元の遊牧民が「大脚怪」と呼んで怖れられている獣人の存在が報告された。中国には古くから湖北省などで野人が目撃されているが、崑崙山脈にも獣人がいることが明らかになったのは始めて。

 登山隊が、地元遊牧民から聞いた話では、ひどい風雪の日、100メートル離れたところを人間のように直立して走る怪物を見たが、数分後には風雪のなかに消えた、という。また、2年前に石綿鉱夫が大脚怪の姿を目撃し、大きな足跡を見つけている。身長は2メートル以上で、動きが敏捷だったという。

 登山隊は10月10日、5850メートルの雪面にテントを張ったが、翌朝、テントのまわりに大脚怪の足跡がいっぱいあった。

 同じ日、別の登山隊員が、月牙河畔の柔らかい地面に長さ61センチ、幅13~15センチ、歩幅190センチの大脚怪の足跡を発見した。別の場所で発見されたヒグマの足跡と比べ、明らかに異なっていた。

 さらに、自然保護区化管理所の2人の係官は、高度5300メートルの雪面に、長さ56センチ、幅15センチの大脚怪の足跡を発見している。

 

・この登山隊に参加した周正総顧問は、5年前の登山隊に参加して以後、大脚怪の資料を探し求め、約2000年前の古文書『山海経』のなかに「大脚怪」の記述を見つけ出したと語った。

 

・地元民のひとりが1988年の8月16日の午後4時頃、500メートル先に黒い動物を見つけ、クマかと思ったが二本足で逃げだしたので大脚怪とわかり、車で1時間も追跡。身長は2メートル以上、体毛は20~30センチで、走ると後ろになびいた。足跡は長さ70センチ、幅17センチだったという。

 崑崙山脈は誰でも手軽に行ける地域ではなく、大脚怪の情報はまだまだ少ない。

 

まぼろしツチノコを探す

日本で一番知られている謎の動物がツチノコだ。ビールビンのような太い胴と、ネズミのように細い尾と、ヘビのようなウロコ、マムシのような三角の頭をしている。体長は30~80センチ、空中を2メートルも跳び、イビキをかき、前進と後進が自在というヘンテコリンな怪物だ。

 呼び方も様々で、秋田県では「バチヘビ」、福島県では「ツチンボ」、新潟県では「ツツマムシ」、岐阜県では「ツチノコ(槌の子)」、和歌山県では「ツチンコ」、鹿児島県では「タワラヘビ」というそうだ。

 北海道と沖縄を除く各地で頻繁に目撃されていて、ツチノコ捜しのグループも各地で捜索活動を展開しているという。『逃げろツチノコ』や『幻のツチノコを捕獲せよ』というツチノコの本も出版されている。

 

・筆者が初めてツチノコの存在を知ったのは、今から46年前の9月22日の毎日新聞に掲載された「大阪にもネス湖の興奮」「体長40センチの黒光りの伝説の毒蛇」という見出しの記事を読んだ時で、自然愛護連盟・ノータリンクラブの山本素石会長のツチノコ捕獲作戦を紹介していた。

 これだけ大騒ぎをしていて、ツチノコの写真1枚、死骸1匹出てこないのはまことに不思議である。

 

・己年の1989年、ツチノコが頻繁に目撃されている広島県の上下町、奈良県下北山村岐阜県東白川村の3ヵ所で、それぞれ賞金をかけたツチノコ捜しのイベントが開かれた。賞金は生け捕り100~300万円。筆者も賞金欲しさに東白川村のイベントに参加して、ツチノコ捜しを体験してみた。

 このイベントは東白川村の「槌の子探そう会」が発案し、正式名称は「全日本槌の子捕獲大作戦」。ゴールデンウィークということもあり、イベントには全国から300人が集まって、村はツチノコ一色に染まった。村長も出席しての前夜祭は公民館で催され、ツチノコ捜しの当日は、村のヘビ捕り名人のあとをゾロゾロとつづき、ヤブのなかをガサガサと約2時間捜しまわったが、ツチノコはやっぱり見つからなかった。 

 ツチノコ捕獲作戦のあとは各種イベントが行なわれ、最後にツチノコ踊りとジャズの新曲「ツチノコ・コロコロ」が披露された。イベントに集まったマスコミは、テレビ局を含めて30社におよび、小学校の中庭の売店では様々なみやげ品が販売されていた。

 

黒部渓谷の正体不明の足跡と奇妙な声

三俣山荘や雲ノ平山荘など、北アルプスでいくつもの山小屋を開設した黒部のフロンティア伊藤正一さんが、黒部渓谷で正体不明の足跡を発見し、奇妙な声も聞いたことを雑誌や週刊誌に書いている。

 1960年8月、伊藤さんは仲間4人と黒部川をさかのぼって黒部本流と岩苔小谷との出合を右に渡り、砂地の河原に出た。「立岩」という名の奇岩が見えるところにさしかかったとき、足もとの砂の上に3本指の不思議な足跡を見つけた。伊藤さんは、これが猟師たちが言っているカッパの足跡だろうか?と思ったという。

 この目撃談が広まると、週刊誌が「カッパの足跡か ⁉」と大きく報道した。週刊詩の記者が足跡の写真を持って動物学者の意見を聞いてまわったところ、ほとんどの学者は「わからない」ということだった。中には「カモシカの奇形では……?」と答えた学者もいたという。

 

・また伊藤さんは黒部渓谷で、猟師から不思議な言い伝えを聞いた。それは、山のなかで「オーイ」という声が聞こえたらそれはバケモノの叫び声で、こちらが「オーイ」と答えると、ふたたび「オーイ」と返事があり、声をかけあいながら不可思議な力に引き寄せられて、最後は行方不明になるというものだった。

 伊藤さんは山のなかで「オーイ」という声を何度も聞いている。もちろん登山者が呼んでいることもあるが、絶対に人がいるハズがない場所から夕暮れ時によく聞かれ、二声三声つづき、音色は若い男性のものに似ていたという。

 この怪声はたくさんの人も聞いていることから、錯覚や幻聴ではないようだが、その動物の正体はまだわかっていない。

 

カナダの獣人サスカッチ

・カナダ北西部のブリティッシュ・コロンビア州からユーコン河流域にかけての山岳地帯では昔から、正体不明の獣人が目撃されている。地元のインディアンが「サスカッチ」と呼び、身長2~3メートルの巨人で、全身に灰褐色の毛が生えているという。

 サスカッチが棲息する地方では、インディアンの親が子を叱るのに「おとなしくしないとサスカッチが来るよ」とおどかすそうだ。古老のインディアンによれば、サスカッチは白人が大勢やってくる前はよく見かけたが、最近ではめったに目撃されなくなったという。

 巨人だから足も大きい。大きな足跡が残されることから、「ビッグフット」と白人は呼んでいる。

 

・グレートベア湖とフォートネルソンの中間、ユーコン地方のある渓谷で、鉱山の試掘をしていた男の首なし死体が発見されたことがある。犯人は原住民だ、山に逃げ込んだ犯罪者だ、鉱山関係の仲間の仕業だ、グリズリーに喰われたんだ、などと騒がれ、調査のため飛行機が飛んだが、手がかりは得られなかった。

 ただ、近くの雪の上に大きな足跡が点々とつづいているのが見つかったことから、犯人はサスカッチらしいという噂が流れた。

 

・1905年(明治38)に、猟師の一団がハリソン湖の北200キロの山中でカリブー狩りをしていたときに、親子のサスカッチに遭遇した記録がバンクーバー国立公文書館に残されている。それによると……。

 猟師たちは2人ずつのグループに分かれて猟をしていた。あるグループが、ブッシュのなかに灰褐色の毛で覆われた動物を見つけて銃を発射した。するとその動物は突然二本足で立ち上がると、ものすごい形相で猟師を睨みつけて泣きわめいた。身長は1メートル60センチくらいで、人間ともサルとも異なる獣人だった。

 銃弾はかすった程度だったが、盛んにわめき声を発していると、どこからもなく身の丈2メートル50センチもある獣人が現われ、急いで小さい獣人を抱きかかえた。

 2人の猟師は恐怖にふるえながら、しばらく凝視していた。すると、巨人のほうは小さいほうの顔を見てなだめるような声を出し、猟師に対して怒りの表情を示した。それから小さいほうを引きずるようにしてブッシュのなかに消えていった。巨人の仕種には、母親らしいやさしさが感じられた。

 2人の猟師は急いで仲間たちにこの獣人との遭遇を知らせたところ、インディアンがサスカッチと呼んでいる獣人だと教えた者がいた。皆、怖がって、追跡する者はひとりもいなかったという。

 

中国で頻繁に目撃される野人

中国の山岳地帯で、人間でもサルでもない正体不明の動物「野人」が頻繁に目撃されている。

 湖北省の、揚子江の北に連なる山岳地帯は、パンダや金糸猴など珍獣の生息地としても知られている。その神農架山一帯では、周辺の住民が野人と次々に遭遇。目撃者は数百人にものぼるという。

 

・目撃者にオランウータンの写真を見せたところ、「よく似ているが野人のほうが毛が長かった」と答えたという。

 その後も野人を捕えたというニュースは入っていないが、目撃者の話を総合すると、野人は標高1500メートル以上に棲み、身長2メートル以上、体毛はサルよりも長くて赤黒く、二本足で歩行し、「チャー、チャー」と鳴き、口元はサルによく似ている。足の長さは約40センチ、残されていた体毛も調べたところ、霊長類のものとわかった。

 

・数多くの目撃例には変わった報告もある。1947年のこと、神農架の羊角堂という村で、国民党の軍隊に徴用されていた男の証言。

 目も前に大きな8頭の野人が飛び出した。部隊はこれを30日間も追跡し、ついに野人を一軒家の中に追い込み、この家を焼き払った。7頭は逃げてしまったが小さい1頭だけを捕え、村へ連れて帰った。野人は、全身に赤い毛が生え、サルのような顔で人間に似ていて、長い髪の毛は肩までかかっていた。兵隊たちは、野人が薬になると聞くと、切り刻んで各隊に配ってしまったという。

 

この野人の正体だが、ヒマラヤの雪男、北アメリカのサスカッチなどと同じく、50万年前に絶滅したとされるギガントピテクスの生き残り説が有力。雪男のように、足跡を見つけたのではなく、多くの人たちが遭遇していることから、生け捕りにされて正体が解明される日は遠くないかもしれない。

 

コーカサス山脈の謎の獣人カプタル

旧ソ連領のカスピ海黒海をつらぬくコーカサス山脈には、あまり知られていないが、「カプタル」と呼ばれる獣人が目撃されている。

 

・一見、人間のようでもあり、全身は黒褐色の柔毛に覆われ、頭の毛は肩まで垂れさがり、身長は約1.8メートル。頭には短い毛が生え、直立歩行し、まばたきをしないでジッと中佐を見つめていたという。

 

・その後、旧ソ連の狩猟監督官ベ・カ・レオンチェフが夜、山中で焚火をしていて50~60メートルの距離に獣人を目撃。身長は2メートル以上もあり、全身、黒褐色の毛が生え、二本足で歩行していた。

 このカプタルは山岳地帯の雪原の緑や氷河の近くに棲んでいて、ときどき山里におりてきては畑のトウモロコシを奪っていくという。

 

山麓に住んでいるイブラギム・ガドジェフが調査隊に語ったところによると、彼は前年の夏、山のなかで不意に20メートル前方の岩陰から毛むくじゃらのカプタルが現われ、こちらを見て威嚇するように歯をむいて立ちはだかったという。

 また、猟師のガムザドフ老人は、カプタルとは幾度も山の中で遭ったことがあると語った。

 このカプタルの正体を、当時の旧ソ連の学者たちは、アフリカ大陸で化石で発見された、50万年前まで生存していたとされる類人猿のアウストラロピテクスではないかと推定しているという。

 

謎の雪男

雪男の足跡写真を発表した登山家

一方、ヒマラヤ山麓で生活しているシェルパ族の人たちのあいだに、「イエティ」の伝説がある。イエティは2種類いて、「ミティ」と呼ぶ大きいほうの身長は2メートル以上、凶暴で、大きな動物を襲って食べる。「チュチ」と呼ぶ小さいほうは人間くらいの大きさでおとなしい。イエティは全身赤褐色の毛で覆われ、顔に毛はなく、頭部は尖っている。このイエティの尖った頭皮と伝えられているのが、ヒマラヤ山麓にあるラマ教のパンボチェ寺院などに今でも残されている。

 この伝説上のイエティと雪男は、同じ動物だとされている。イエティは日本のカッパや天狗などの怪物と異なり、50年前に絶滅したとされるギガントピテクスの生き残りの可能性が高いとする説もある。

 正体不明の雪男の足跡は19世紀からときどきヒマラヤ山中で発見されてきたものの、あまり注目されることはなかった。雪男が世界中に知れ渡り、雪男ブームまで起こるキッカケをつくったのは、イギリス人のエリック・シプトンが1951年、アメリカの『Life』誌などに発表した雪男の足跡写真だった。

 

雪男を近くで観察したポーランド陸軍中尉

・雪男との遭遇に戻ろう。ラウイッツたち一行は、ヒマラヤを超えて眼下にインドの大地が見えてきた雪の斜面を下降していた。遥か下方に2頭の動物が見え、近づいても逃げる様子がなく、30メートルの距離まで接近してびっくりした。2頭とも、身長は2メートル以上あり、全身赤みを帯びた茶色の毛むくじゃらで、二本足で立ち、熊とも類人猿とも違っていた。これから下ろうとする先にそいつがいるので5人は立ち去るのを2時間以上待ち、じっくり観察することができた。が、いつまでも去らないので仕方なく、2頭をよけて遠回りをして急峻な雪の斜面を下ったのだった。

 ラウイッツは、著書のなかで次のように回想している。

「一体、あれは何だろうか? この疑問は幾年もの間私の脳裡から離れなかったが、最近ある科学探偵団の報告書のなかに、ヒマラヤ山脈のなかで雪男の足跡を見たという記事があるのを知ったが、私たち5人がこの目ではっきり見たのが確かに雪男であるに違いあるまいと思っている

 

鈴木紀夫さんがつかんだ雪男の正体

・どうして鈴木さんがヒマラヤに?と多くの人は思ってしまうが、鈴木さんが小野田さん救出の翌年から雪男に興味を注いでいたらしく、すでに6回もヒマラヤに雪男を捜しに出かけていたのだった。

 最後となった6度目のヒマラヤ行きは、前年の9月に日本を発ち、ダウラギリⅣ峰の山麓にベースキャンプを設けてシェルパと雪男捜しを行なっていた。もし雪男を見つけることができたら世界初のビデオ撮影を、と狙っていたという。

 

・その半年後、享子夫人と3人の登山家がふたたび捜索のため現地へ行き、9月28日に、標高3700メートル付近で白骨化した鈴木さんの遺体とシェルパの遺体を発見した。

 

鈴木さんの悲報で、わたしたちは「雪男」の姿をビデオで見るチャンスを失ったことになる。志なかばで遭難されたことは惜しまれてならない。

 

  

  

『日本のかっぱ』   ――水と神のフォークロア

河童連邦共和国  監修  桐原書店    1991/7

 

 

 

水の神・かっぱ     白井永二(河童連邦共和国名誉顧問)

豊橋にて

・私が生まれ育ったのは、東三河(愛知県)の豊橋です。

 

・水神を古典では「みづち」ともいいます。かっぱをそう呼ぶ地方も残っています。

 

・八坂神社が創建されたのち、すぐ近くの祇園寺に牛頭天王が祀られました。牛頭天王というのは、古代インドの仏教寺・祇園精舎の守護神といわれる外来の神ですが、怒りにふれると疫病にかけられ、逆にあつく崇敬すると病魔を免れるという説話とともに、信仰が広まりました。

 

・ともあれ、本来は6月の水神祭が八坂神社と牛頭天王とが修合して今日伝わる祇園会の原形となったのです。ですから、早くに町場など全国に勧請された祇園社や天王社の夏祭りは、囃子を賑やかに、山車や錺り物を美しく、神輿をもみにもんで、人の心も浮き立つようにして疫病神を足早に送り出します。隣村の神輿と出会ったりする風が夏の祭事として、全国に広まりました。そして、往々にして、各地に古くからあった人形を藁でつくって川に流したりした病除け、虫除けなどの信仰や祭事と結びつきました。ことに農耕には水が命で、川の神、海の神、井の神など水神への祈り、五穀豊穣の願いが切実なために、もとから行われていた水神祭が祇園会すなわち夏祭りに結びつくようになりました。

  

・水神を古典では「みづち」ともいいます。かっぱをそう呼ぶ地方も残っています。水遊びをする時節であり、子どもの水難が多い季節ですから、水難除けの祭りともなります。

 

国学院大学折口信夫先生に学んだのです。柳田国男折口信夫の両民俗学者の業績は、つとに知られていますから、ここでは省きます。印象深かったのは、折口先生が、ご自宅の玄関を入ってすぐの高所に、神棚をつくって、河童大明神のご神像を祀っておられたことです。「これは青森で受けてきたんだ」とおっしゃいました。

 神棚の下をくぐって上がらせていただくので、どうしてもご神像を目の前に見ます。かっぱの姿を見たのはそれがはじめてです。青い体で、口がとんがっていました。今は、国学院大学の折口古代研究所に祀られています。折口先生の研究会で、お弟子さん仲間でかっぱ祭というのをしていました。みなが思い思いのかっぱの扮装で登場し、筋書は、先生がつくり、舞台で踊ったり芝居をしました。

 

・柳田、折口先生について、かっぱは神であり、信仰の対象であった本流を探るべきことを教えられました。全国各地から丹念に採集したさまざまなデータを整理分類して、はじめて学問的な研究対象とし、実証してみせたのが民俗学者の仕事だったといえます。私自身、体験や伝聞で得ていた知識がいろいろと意味をもち、新しい発見や考察に結びついたことで、目のウロコが落ちる思いでした。

 

・この世に生を受けて産湯をつかい、世の去り際に末期の水を口にするまで、人間は水なしでは生きてゆかれません。農耕生活にきわめて重要であることもすでに述べました。田植えの前に、田の水口の前で祭祀を行なう祭り、夏の水不足の折に行なう雨乞いなど農事に密着した田神祭は、すべて水神信仰を基調としています。

 水神とみなされる蛇、竜、ナマズ、ウナギ、河伯(川の神)、そしてかっぱ(河童)などは、ときとして、零落し、妖怪化します柳田国男先生の『山島民譚集』は、こうした学究の先駆でした。ことに、かっぱは、神様として崇められ怖れられることがあるかと思うと、一方で、人間にかなり近づいて畏れられたり笑われたり、膏薬など秘伝家薬を人に教えたりすることもあります。だからこそ、全国にかっぱを愛好する人も大勢いるわけです。かっぱの人との交わり方は、零落というより、ほかの神様よりずっと密接に人間とかかわり暮らしとからみ合って、神人和楽の標本のような神様だといえます。

 

灌漑社会とかっぱ   永田恵十郎

かっぱは妖怪説に異議あり

平凡社の「大百科事典」によると、かっぱは「日本で最もよく知られている妖怪の一つで、川や池などの水界に住む」とある。が、妖怪という呼び方には異議がある。

 かっぱは、灌漑社会の水配分のルールを守り、稲作生産の安定的持続を支えてきた尊敬すべき生物である、と私は信じているからだ。

 その理由をくわしく述べるまえに、もう一つ強調しておきたいことがある。それは、灌漑社会とかっぱとの結びつきは日本だけではなさそうだ、という考え方である。

 平成二年(1990)8月、私はバリ島の水利用組織スパッタを調査する機会があった。夕食後のひととき、調査を手伝ってくれた現地の人々に日本のかっぱの話をしていたところ、一人の人物が突然叫んだ。

「バリ島のトーニアは日本のかっぱと同じだ」

 日本と同じように灌漑社会であるこの島も、やはりかっぱはいたのである。そういえば、中国には水虎と呼ばれるかっぱがいるし、台湾大学漢教授のご教示によると、台湾では水虎を水鬼と呼んでいるという。

 これらの事実から考えると、稲作を支配的な農耕形態とする国々—―灌漑社会の国々には、かっぱと同じと目しうる生物が生息している、といってよさそうである。今後の研究で、韓国、タイなどについても確認しなければならないのはもちろんだが。

 

・ところで、筑後川の中下流領域は、西日本のかっぱが集中して生息しているところだが、なかでも田主丸町は有名である。この町で入手した文献によると、わが国のかっぱは九千坊なる大将に率いられて中国から渡来し、肥後の国球磨川にすみつくのだが、ある事情があって加藤清正に追放されたので、新天地を求めて筑後川に移動したという。

 この文献に依拠する限りでいうと、わが国へのかっぱの渡来は、戦国末期と考えてよいのだが、実はそのことがある歴史的事実と結びついていることを見落としてはならない。日本農業史の研究によると、わが国で水利施設の本格的な建設が開始されたのは戦国末期から近世初期にかけてであった。

 水利施設の建設が格好のかっぱ生息地を広くつくりだしたことはいうまでもない。その情報をいちはやくキャッチした九千坊は、一族を引き連れてわが国に渡来し、以後全国にひろがっていったのではなかろうか。この仮説は、かっぱを意味する語が文献に現れるのは近世以降であるという事実とも符合する。

 

伝承かけめぐり    和田寛

・かっぱは、水界にすむ妖怪とされ、伝承は北は北海道から南は沖縄に至るまで日本全国に広く分布している。

 

アイヌと和人伝承の混在—―北海道

・北海道のアイヌ伝承で、かっぱとおぼしきものは、ミンツチと呼ばれる沼または川にすむ半人半獣の霊物で、ときにはシリシャマイヌ(直訳すれば「山側の人」)と呼ばれる。

 

<神様になったかっぱ――青森県

青森県岩木川は、県西部の津軽平野を潤しながら、太宰治が「気品があるがはかない感じ」と評した十三湖に注ぎ日本海に至る全長102キロの河川である。この岩木川の流域には、水虎様と呼ばれる、かっぱの姿をした神様が祀られている。

 

赤い顔をした遠野のかっぱ――岩手県

・同市松崎の光興寺橋の近くにもカッパ淵があり、そこにすんだというかっぱの名をつけて「太郎河童淵」と呼んでいる。

 遠野のかっぱは顔が赤いといわれているが、いま遠野で売られているかっぱグッズは青い顔をしたものが多く、いささか興ざめである。

 

「川童」姓を引き継ぐ磯良神社の宮司――宮城県

宮城県加美郡色麻町一の関に磯良神社(おかっぱ様)がある。昔、坂上田村麻呂の軍がこの地にさしかかった折、豪雨のため川が増水して進軍を阻んだ。そのとき、水練に長じた東右衛門という男が従軍を申し出て、激流をものともせず水先案内を果たした。坂上将軍は歓喜し、彼に「川童」の姓とともにこの地を与えた。東右衛門の死後、里人はこの地に祠を建て川童明神として祀った。この神社の宮司は、いまも川童姓で、「川童相伝カッパ膏」を伝えている。

 

・あまり知られていないが、色麻からそう遠くないところ、同県の玉造郡岩出山町上山里にも、磯良神社(河童明神)の小祠がある。昔、藤原秀郷に仕えていた虎吉というかっぱが、ふとしたことから正体がばれ、田子谷の沼にすみついた。そのかっぱの死後、里人が祠を建てて霊を祀ったといい、いまでは、婦人病に霊験あらたかな神とされている。

 

関八州の総元締めは女がっぱ

利根川は関東地方の中央部を貫流し、銚子で太平洋に注ぐ、日本最大の流域面積をもつ大河であるが、その流域には数多くのかっぱ譚が伝わっている。そのなかで特に有名なのは関八州のかっぱの総元締めである祢々子(ねねこ)かっぱだ。渡来かっぱで九州かっぱの総元締めとなった九千坊かっぱも太刀打ちできなかったという女かっぱである。

 

<かっぱに説教した地蔵尊――埼玉県>

・サクラ草の自生地として知られる埼玉県志木市の柏町の法幢寺にかっぱに説教をした地蔵尊が祀られている。昔、ある男が馬を連れて柳瀬川に行くと、かっぱが馬の尻尾をつかんだので、馬は悲鳴をあげた。その悲鳴を聞いたこの地蔵がかっぱを一喝し、こんこんと説教したので、かっぱは改心したといわれている。

 

かっぱが伝えたアイス薬――新潟県

翡翠(ひすい)の原産地として知られる新潟県糸魚川市の西海に吉兵衛のアイス薬というかっぱ薬が伝わっている。

 昔、吉兵衛という男が海川でかっぱを捕らえ、詫び証文を書かせたうえで、腕を返してやると、かっぱは傷薬の製法を教えた。これがアイス薬である。

 

蓮如上人ゆかりの「カワソの名刀剣」

・石川県金沢市二俣町の本泉寺は蓮如上人ゆかりの名刹として信仰をあつめているが、この寺に「カワソの名剣」と呼ばれる寺宝がある。昔、川の掘替工事をしていた人夫たちが悪いカワソ(かっぱ)を捕らえて殺そうとしているのを見た上人が、懇々と非を諭したうえでカワソを放してやった。するとその晩、命を助けられたお礼に持ってきたのがこの剣だという。

 

ガタロは冬になればヤマタロに――奈良県

奈良県吉野郡大塔村の辻堂といえば錦草というかっぱ薬でよく知られている。昔、厠で悪戯をして手を切り落とされたかっぱが、手を返してもらったお礼として教えたのがこの打ち身、切り傷の薬である。

 

・なお、この地でもかっぱのことをガタロと呼び、ガタロ(川太郎)が冬になると山に入ってヤマタロ(山太郎)になるというかっぱ去来伝承がある。

 

陸に上がれなかった甲羅法師――和歌山県

和歌山県の南部、白い砂浜の続くビーチリゾート地、西牟婁郡白浜町白良浜に、甲羅法師の碑がある。甲羅法師というのは、この地におけるかっぱの方言で、昔、瀬戸にすむ彦左という男が、白良浜でかっぱと相撲をとって勝利をおさめた。

 

・なお、和歌山県の中・南部では、甲羅法師が冬になると山に登ってカシャンボになるといわれている。

 

彼岸に山川を去来するガラッパ――鹿児島県

・鹿児島県ではかっぱのことをガラッパと呼んでおり、「ヒー・ヒョー」と啼きながら、春の彼岸に川に下り、秋の彼岸に山に上るといわれている。川内川河口の町、川内市にはガラッパの伝承が多く伝わっており、毎年8月中にガラッパドン祭りが行われている。

 

・なお、県南部の奄美大島では他所でかっぱとして語られる話がケンモンという妖怪の話として語られることが多い。

 

キジムナーは蛸が嫌い――沖縄

・沖縄でかっぱに類似した妖怪といえばキジムナーで、セーマ、ブナガヤなどの異名もある。この妖怪は、赤面で赤い髪をした小童。

 

・縄でかっぱに類似した妖怪といえばキジムナーで、セーマ、ブナガヤなどの異名もある。この妖怪は、赤面で赤い髪をした小童といわれ、古い木の穴に住んでいるが、海のことにくわしく、怪力で、相撲を好み、いたずらもので、蛸、鶏、屁などを嫌うといわれている。

 

中頭郡与那城村平安座にキジムナーと友達になった浜端爺の話が伝わっている。昔、平安座島の浜端爺は、キジムナーと友達になって、大金持ちになることができたが、いつまでもつき合っているのが煩わしくなり、キジムナーが嫌う蛸を門口に吊るし、鶏の鳴き声をまねたので、キジムナーが逃げ去り、ほどなく、もとの貧乏に戻ってしまったという。

 

 

 

『最新! 秘密結社の謎』

世界の裏側で暗躍する組織の実態を暴く

知的発見探検隊    イーストプレス   2011年7月15日

 

 

 

 エコロジーを実践しカッパとの共生をはかる「下総カッパ団」

下総カッパ団は、1724(享保9)年、下総国印旛村豪農、安田伝兵衛によって設立された人間とカッパの親睦団体だ。大の相撲好きだった伝兵衛が印旛沼で出会ったカッパのシンサクと偶然相撲をとって勝ったことで、意気投合。カッパと人間の共生を目的として旗揚げされた。設立当初は、うなぎ釣りや川相撲、水泳などの各種の催事を開き会員数は増え続け、最盛期には300名もの会員数を誇ったという。

 

 ナチスを生みだした秘密結社トゥーレ協会

ナチスは1926年から1942年まで毎年、チベット中央アジアに遠征隊や調査団を派遣しました。何を探し求めていたのかといえば、アガルタです。

  アガルタとはフランスのオカルティスト、J・A・サン=ティーヴ・ダルヴェードルが詳しく紹介した一種の桃源郷です。

  彼はその死後の、1910年に出版された『インドの使命』という著書で、世界の中心に当たるアジアの地下深くに不可視の王国があると述べています。

 

 グレート・ホワイト・ブラザーフッド

 神智学協会やゴールデン・ドーンを生んだ謎の集団

 多くのオカルト結社に影響を与えた存在

ブラヴァツキー夫人が神智学協会を創立する際、多大な影響を受けたとされているのが、ヒマラヤで出会ったグレート・ホワイト・ブラザーフッドだ。

 

 未知の上位者との交信で真理に近づく

・グレート・ホワイト・ブラザーフッドは、太古の昔より天界や宇宙の超存在と交信し、授かった智恵で人類を導き続けてきたという。

 

・交信できるのは、マスター(導師)と呼ばれる一部の者だけで、そうそうたる人々の名が連ねられている。超存在が何者であるかは不明だが、その導きに従えば、人間の内に秘められた真理に近づけるとされる。

 

・こうした神秘性を高める構造は、オカルト系秘密結社でよく見られる「未知の上位者」のシステムと呼ばれる。

 

・オカルト要素に満ちたグレート・ホワイト・ブラザーフッドは、未知の上位者からの情報を伝えることで、そのカリスマ性を維持していた。

 

 地球外生命体の正体

 地球を揺るがす秘密をNASAと秘密結社が隠蔽

 エリア51には宇宙人がいっぱい!?

・地球には既に知的な宇宙人が到来しているという説がある。そして、宇宙人とアメリカ合衆国NASA既に接触しているというのだ。

 

・また、ネバダ州にあるアメリカ空軍の実験施設エリア51周辺ではUFOらしき未確認飛行物体が何度も目撃されている。

 

・そして、エリア51には極秘裏にロズウェル事件の残骸が運び込まれ、地球外生命体から得た技術でUFO研究が行われ、リトル・グレイと呼ばれている宇宙人が存在しているなど、様々な憶測が飛び交っている。

 

 信じられている噂

 <地球外生命体を隠し続けるNASA

NASAは実は地球外生命体と既に接触しているという噂が後を絶たない。

  NASA中枢には根強い秘密隠蔽派が存在し、秘密結社と結びついて、これまでの発見や地球外生命体に関する情報を隠し続けているというのだ。

 

 

 

『河童の文化誌』 平成編

和田寛  岩田書院  2012/2

 

 

 

平成8年(1996年)

<河童の同類とされている座敷童子ざしきわらし

・ザシキワラシ(座敷童子)については柳田國男の『遠野物語』によって知られていたところである。

 

アメリカのニューメキシコ州の異星人の死体

・回収された異星人の姿は人間によく似ているが、明らかに地球人ではない。身長1.4メートル、体重18キロ前後、人間の子供のようだが、頭部が非常に大きい。手足は細長く、全体的に華奢。指は4本で親指がなく、水掻きを持っている。目は大きく、少しつり上がっている。耳はあるが、耳たぶがなく、口と鼻は小さくて、ほとんど目立たない。皮膚の色がグレイ(灰色)であるところから、UFO研究家は、この異星人を「グレイ」と呼ぶ。

 

・異星人グレイと河童を並べてみると、素人目にも、そこには多くの共通点を見出すことができるだろう。

 まず、その身長、どちらも1メートル前後、人間のような格好をしているが、頭部だけがアンバランスなほど大きい。

 大きな目に、耳たぶのない耳、そして、小さな鼻穴と、オリジナルの河童の顔は、そのままグレイの顔である。

 最も注目したいのは、その手である。

先述したようにグレイは河童と同じ鋭い爪、水掻きがある。おまけに指の数が、どちらも4本なのだ!。

 また、グレイの皮膚の色は、一般にグレイだが、ときには緑色をしているという報告もある。

 河童の色は、やはり緑が主体。ただ両生類ゆえに皮膚はアマガエルのように保護色に変化することは十分考えられる。

 

・これらが、意味することは、ひとつ。アメリカ軍は、組織的にUFO事件を演出している。

 捕獲した河童を異星人として演出しているのだ。

 

 

<●●インターネット情報から●●>

2013年12月23日16:52

米国では”ビッグフット”を撃ったら処罰の対象

 

1924年、米ワシントン州の鉱山で、6人の作業員が巨大な猿のような動物に襲撃された。銃で応戦したがひるまず、命からがら逃げ出したという。

この目撃談をはじめ、ロッキー山脈を中心に巨大な毛むくじゃらの二足歩行の生き物に遭遇したという報告が全米で相次いだ。足跡があまりに大きく、「ビッグフット」との呼び名が付けられた。

 

ゴリラを見間違えたとの見方もあれば、新種の類人猿という説もあり、その真偽や正体をめぐり論争が続いているが、なんとそのビッグフットを射殺すると罪に問われる自治体がある。

 

目撃例が多いワシントン州スカメニア郡もその一つだ。最大1万ドル(約100万円)の罰金か5年以下の禁錮に処すとの法律が制定されたのは69年。その後罰金は1千ドル以下に引き下げられたが、もし検視官がビッグフットを「人類」と鑑定すれば殺人罪に問われるという笑えない条項も加わった。法律ができた趣旨は、ビッグフットを手に掛けようと郡外から押し寄せる人々が誤って住民を撃つのを防ぐためだったという。

 

リフォルニア州も、狩猟が認められる動物のリストにビッグフットが載っていないという理由から処罰の対象。一方、テキサス州では逆に狩猟禁止リストの対象外のため射殺もおとがめなしだそうだが、当然ながらまだ実例はない。

 

ビッグフットのような未知の生物は世界各地で噂があり、ネパールの「イエティ(雪男)」や中国の「野人」、日本でも広島県周辺で出没するという「ヒバゴン」が有名だ。いつの日か、その正体がはっきりする日が来るかもしれないが、やはり伝説は伝説のままの方がロマンがあって楽しいかも。(ワシントン 柿内公輔)   参照元産経新聞

 

  

 

『未確認動物UMA大全』

並木伸一郎    学研   2012/2

 

 

 

ビッグフット

膨大な目撃例を誇る未確認動物界のチャンピオン

・ビッグフットおよびサスカッチの目撃例はそれこそ膨大で、2006年現在で約2400件にも達する。

 この直立2足歩行する謎の獣人に関する報告は、アメリカの歴史と同じくらい古くからあり、記録に残る最初の事件は、1810年1月に発生している。

 ノースウエスト商事会社の外交員デビッド・トムソンが、オレゴン州ダレス付近のコロンビア川沿いを旅行中、これまでに見たこともない巨大な足跡を発見した。これが記録に残るビッグフットの足跡目撃第1号で、長さが約42センチ、幅は約24センチあった。

 

グラスマン

目撃地域と形態

アメリカ、オハイオ州を中心にケンタッキー州インディアナ州で目撃される獣人“グラスマン”は、推定体長2~3メートル、推定体重140~450キロ、足跡の長さ30~40センチ、ビッグフットによく似ているが、鉤爪状の3本指の足跡も発見されている。

 黒褐色、灰色もしくは白色の体毛に覆われた体は強烈な異臭を放ち、窪んだ赤い目をしている。金切り声を発し、しばしばトウモロコシ畑に出現する。

 知能が高く、草や木の枝で組まれたねぐらを作る。性格は大きな石を投げたり、イヌやシカを殺すなど攻撃的な面がある。瞬時に姿を消すという不思議な能力を発揮した事例も報告されている。ちなみに、グラスマンの名は、草(グラス)でねぐらを作ることからきている。

 

正体の研究・考察

霊的存在、もしくはエイリアン・アニマル説

・実は足の指が3本という獣人の目撃報告はオハイオ州のみならず、ペンシルバニア州ルイジアナ州など、なぜかアメリカ東部に集中しているという興味深いデータがある。しかもこれらの地域はUFOの多発地帯だ。

 さらに興味深いことに、アトキンス親子の証言によれば、グラスマンは、その巨体をかき消すことができるのである。そこで浮上してくるのが、“霊的存在”説だ。

 事実、地元の住民の間では、そのテレポーテーション能力や高い知能から、何らかの霊的な存在ではないか、と考えている人が多い。また、グラスマンの出現時、UFOの目撃も多発していることから、エイリアンがUFOに乗せて連れてきた“エイリアン・アニマル”ではないか、という説も唱えられている。

 

イエレン

目撃地域と形態

・中国の湖北省の奥地、神農架を中心とする標高1500メートル以上の山が連なる地域で目撃される獣人が、“イエレン(野人)”である。

 成体の体長は1.8~2メートル。体形は肩幅が広く、上体が発達しておりがっしりとしている。

 

人間とイエレンの格闘記録がある

・イエレンの目撃証言は、記録に残されているものだけで、すでに250件を超えている。それもごく一部の人が、稀に遭遇するのではない。神農架や周辺地区に居住する人間にとっては、「また出たのか」というほど頻繁な話なのである。省都武漢から西へ走ること約200キロの宜昌から、さらに車で12時間以上という行程の秘境での出来事なので、中央には伝わりにくいだけなのだ。

 だが、実際には目撃報告は現地には山と積まれ、生の声が第三者により客観的に処理されている。

 

・1974年5月1日、橋上人民公社清渓生産大隊の副隊長、殷洪発は、山系の林の中へ柴を刈りにいった。作業は順調に進み、人が近づく気配がしたときも、殷は見向きもせず、一心に鎌をふるっていた。

 ところが、何気なく顔を上げた彼は仰天した。長い毛を生やした大男が笑いながら手を伸ばし、彼を捕まえようとしていたのだ。

 

イエレンの数々の痕跡や物証が収集された

・「湖北省西北部奇異動物調査隊」。これが1977年3月に結成された。イエレン捜索隊の正式な名称だ。

 科学者、解放軍パトロール隊、地元の人民公社員などで構成され、人数は100名を超えていた。12の小隊に分かれた調査隊は神農架に分け入った。隊を待ち受けていたのは、埋もれていた目撃談の数々だった。

 たとえば、急にイエレンに体を強くつかまれ、身動きできなくなった話。ニヤニヤ笑っていたと語る男。スズメやイヌ、ロバの物真似をしていたと真剣に話す生産隊長。「ウーハイ」と叫ぶ、メスの小さいイエレンを見たという証言など、枚挙にいとまがなかったのである。

 調査隊の活動は半年に及び、イエレンとの遭遇こそなかったが、50件以上の毛髪、足跡、糞便の採取に成功した。この収穫はイエレン存在の傍証を固める点で、大きな前進だった。

 

・最も価値があったのは足跡だった。全体としては人間に似ているが、はるかに大きい。特徴的なのは親指が第2指より30度内側に開いていることだ。また前足の跡がなかったことで、イエレンがクマやサルとまったく異なると断定でき、現代生物学の常識の枠を大きく外れる存在であることが判明したのだ。

 

中国科学院は「野人保護」のため調査を非公開に

・徹底した聞き取り調査により、「イエレンと人間との混血が存在した」という秘話まで聞き出すことに成功した。30歳ぐらいの女性が、山中でイエレンにレイプされ、女の子を生んだというのだ。子どもは成長してもまっすぐ立てず、言葉も覚えず、野生そのままだったらしい。結局24歳まで生きて、事故がもとで死亡したと記録されている。

 その後、中国科学院は調査結果の公表に難色を示しはじめた。なかには「イエレン不存在説」を発表する研究員まで現れたのである。この動きは、イエレンの保護とその人権を認めたからではないか、といわれている。

 やがてイエレンに関する目新しい発表は、ぷっつり途切れ、現在、神農架一帯は外国人の立ち入りが禁止されている。

 

化石霊長類ギガントピテクス進化説

・「イエレンの正体は、進化した“ギガントピテクス”の可能性が高い」

 ヒトとサルの共通の祖先である始祖猿が進化する過程で、枝分かれしたものだというのだ。

 

アルマス

目撃地域と形態

ユーラシア大陸北部の旧ソ連地域。その南部、コーカサス地方で目撃が多発している。人間ともサルともつかない未知の獣人。地元では、直立2足歩行するこの獣人を“アルマス”、もしくは“アルマスティ”と呼ぶ。

 

旧ソ連科学アカデミーの調査

コーカサス山脈の北部地域、ロシアのカバルダ・バルカル共和国のクンジン村は「アルマスの村」として、現地では知らない者がいないほど有名で、古くから多数のマルマスが目撃されている。

 

・目撃者のなかには、「1930年代には、この村の近辺に住むアルマスは、すべて村の住民たちと共存共栄してきた」という者さえいるほどだ。

 

・同村の目撃者たちに関していえば、彼らはアルマスの存在をごくあたりまえのこととして捉えていた。そして、証言はきわめて具体的で、空想的な要素もまったく見られなかった。しかも、彼らが語るアルマスの特徴は、細部にわたって共通しているのである。

 

最有力のネアンデルタール人

・アルマスは前述のように、目撃者の証言に一致する点がきわめて多いため、具体的な像が描ける。全身体毛に覆われている点では、ビッグフットなどに代表される獣人と同じだが、道具を使える点で大きく異なる。すなわち、アルマスはある程度の知能を有しているのだ。

 

ロシアン・イエティ

ロシア北部を中心に、各地で目撃される獣人が“ロシアン・イエティ”である。体長約2メートル、燃えるような赤い目、全身に剛毛が生えている。ロシア国内におけるこれらイエティの目撃例は、1917年以降から確認できるだけでも、数千件におよぶという。

 

人間との間に子どもをもうけたロシアン・イエティ

たとえば、19世紀中ごろに、アブハジア共和国で発見された「ザーナ」という雌のイエティの話は、特筆すべきものだ。なんとザーナは、数人の人間男性と肉体関係をもち、子どもまでもうけたというのだ。そして、ザーナが生んだ子どもたちもまた、人間たちとの間に子どもをもうけたのである。アブハジア共和国の首都スミフから約80キロ離れたトウヒン村に住む人々は、今でもザーナのことを覚えているという。

 

ヨーウィ

・“ヨーウィ”は、サルと人間の中間的な特徴を備えた獣人であり、オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州沿岸部から、クィーンズランド州ゴールドコーストにかけた一帯に棲息するといわれている。なかでも、シドニー西方のブルーマウンテン周辺は、目撃多発地帯として有名だ。

 

・原住民のアボリジは「オーストラリア大陸全域で、2種類のヨーウィが存在している」と主張する。ひとつめの、よりサルに近い小型獣人タイプは、草食・肉食両方の食性をもつが、道具を使ったり、火を起こしたりすることはない。そして、もうひとつの大型猿人タイプは、間違いなく火を起こす技術を身につけているという。

 

ヒバゴン

目撃地域と形態

広島県比婆郡西城町、同郡比和町庄原市中国山地にある比婆山連峰は、比婆山を中心に1200メートルクラスの山々が連なる森林地帯だ。このうち、主に西城町を中心とした地域に出没する獣人タイプの未確認動物がいる。それが“ヒバゴン”である。体長1.5~1.6メートル。体重は推定約80キロ。

 人間に似た頭部の形は逆三角形で、約5センチ長さの、逆立ってバリバリした茶色の剛毛が生えている。鋭い目つきに大きな耳。手は小さめで、体は筋骨隆々としている。全身が褐色もしくは黒い毛で覆われている。左足をひきずるようにして歩くのが特徴だ。

 知能は人間並みと思われるが、性格は臆病で、人間に危害を加えたり、農作物を荒らすなどの被害は報告されていない。

 

・ところが、人々がヒバゴンの存在を忘れ去ろうとしていた6年後、今度は広島県の東端、福山市山野町に、再び怪物が出現したのである。

 

山野町に新たな怪物“ヤマゴン”登場

第3の怪物“クイゴン”登場!

・その後、広島県御調郡久井町(現三原市)で、新たな目撃事件が起きた。ヒバゴン、ヤマゴンに続く、第3の怪物が出現したのである。

 

正体の研究・考察

エイリアン・アニマル説

・余談になるが、1974年9月から11月にかけて、広島県の東部一帯でUFOフラップ(UFOの集団目撃事件)が発生した。そのため、このヒバゴンがUFOから落とされた“エイリアン・アニマル”ないしは“ペット”だったのではないか、という仮説が一部のUFO研究家の間で唱えられた。一見、荒唐無稽に聞こえるが、実はこれは、突飛な仮説ではない。

 というのも、アメリカなどではUFOの出現と同時に、毛むくじゃらの怪物が現れる、という事件がしばしば起きているからである。なかには着陸したUFOの内部に、怪物が姿を消した、といった事件さえ起こっている。

 ヒバゴン出現のニュースはアメリカにも伝わっており、「ナショナル・エグザミナー」紙は、「ヒバゴンは原爆の副産物だ!」という記事を掲載して、日本に獣人が棲息していたことを大々的に報じている。

 この仮説が単に突飛なだけではない、もうひとつの理由は、広島のUFOフラップが終焉を告げると同時に、ヒバゴンもプッツリと姿を見せなくなってしまったことにある。一考に値する仮設かもしれない。

 

カッパ

・“カッパ”は川や沼、淵に棲息するという、妖怪型の未確認動物だ。北は北海道から南は沖縄まで、この妖怪にまつわる伝説は、日本全土で語り継がれており、古くから実在する生物だと考えられてきた。

 

カッパは中国・唐から移住してきた?

熊本県八代市を流れる前川の徳淵ほとりには、「河童渡来之碑」がある。この石碑の由緒は古く、5世紀前半の仁徳天皇の時代まで遡るという。

 由来によれば、唐の時代、黄河の上流にカッパの一族が棲んでいた。あるとき、カッパの統領が移住を決心して、一党を引き連れて黄河を下り、日本海に出て、九州の大河・球磨川に棲みつくこととなった。その後、一族は繁栄し、9000匹にも増えたという。

 しかし、数が増えるにしたがい、人間にイタズラをする者も出てきた。そこで肥後(熊本県)の領主・加藤清正は九州中のサルを集めてきて、カッパたちを攻めた。

 さすがのカッパも、天敵・サルの攻撃にあってはなすすべもなく降参したのである。そして久留米の有馬候の許可を得て筑後川に移り棲み、やがて水天宮の使いとなったという。

 このように伝説に彩られているカッパだが、決して架空の存在ではない。その姿を実際に目撃したと語る人々が、数多存在しているのだ。

 

ケンムン

・鹿児島県の奄美大島には、カッパによく似た妖怪タイプの無確認動物“ケンムン”が棲息している。

 この怪物は頭に水の入った皿をのせ、全身が黒、もしくは赤色のサルのような体毛に覆われている。体長約1~1.3メートル。顔はサル(イヌ、ネコとも)に似て、髪はオカッパだという。まさにカッパもどきの生物だ。

 性格はイタズラ好きで気まぐれ、こちらが何もしなければおとなしいが、悪意をもって攻撃すると、必ず報復してくる。好物は貝類や魚。とくに、魚の目玉を好む。嫌いなものはタコと屁らしい。すみかは主に、ガジュマルの木の穴といわれる。

 

<キジムナー>

アメリカ人形のような縮れ毛の怪奇動物

・沖縄には“キジムナー”と呼ばれる怪奇動物が棲んでいる。人間の小さな子どものような体格で、ザンバラに垂らした真っ赤な縮れ毛、そしてサルに似た容貌など、ケンムンに非常によく似ているが、種類は異なると思われる。

 キジムナーは古木に宿る精霊と考えられている。とくに、ガジュマルなどの老木を好み、川岸や水辺によく出没する。好物は魚介類で、自ら海に潜って漁をすることもある。とくに魚の目玉が好物で、目玉だけがない魚の死骸があったら、それはキジムナーの食べ残しといわれるほどだ。

 

・また、人によって見えたり見えなかったりもするという。いささか妖怪じみた未確認動物だが、実際にこれを目撃した人は複数存在する。とくに第2次世界大戦前は、沖縄本島のいたるところで目撃されていた。

 たとえば前田サエさんは1933年の11歳当時に、キジムナーを目撃した。それは「アメリカ人形」のようで、木の枝からぶら下がっていた。縮れた赤い髪は長く、手はやせ細って、肌が赤く、小さな歯は真っ白だった。

 ところが、いっしょにいたサエさんの友人には、奇妙なことに「その子」はまったく見えなかった。帰宅して母親に話し、サエさんは初めてそれが、キジムナーという怪物だと知ったのである。

 

<怪し火を現出させるキジムナーの正体とは?>

那覇市在住の山城善光氏は。日本唯一ともいわれるキジムナーの研究家であり、1982年に『ブナガヤ』という、キジムナーに関する貴重な書を著している(「ブナガヤ」とは、国頭郡大宜味村におけるキジムナーの呼び名)。

 キジムナーは、第2次世界大戦における戦禍と戦後の近代化の波に巻き込まれ、すでに絶滅したと考える人も多いが、山城氏は同書で、ブナガヤ=キジムナーが戦後も目撃されていることから、現在でも山林の谷川地帯にひっそりと隠れ棲んでいると主張してやまない。

 

 

 

『世界のUFO現象FILE』

並木伸一郎   学研パブリッシング    2011/3

 

 

 

エイリアン・アニマル

<ビッグフットは異星人のペットだった!>

全身毛むくらじゃで異臭を放つ獣人タイプのモンスター。さらには吸血怪獣チュパカブラに代表される異形のUMAの出現現場には、なぜかUFOも多発することから、これら異形のUMAたちの正体は、宇宙人がUFOに乗せて地球に連れてきたペットの一種、つまり、地球外に起因するとみられる異常生命体の俗称で、“エイリアン・アニマル“と呼ばれて区分されている。

 たとえば、1966年から1967年にかけて、アメリカ、ウェストバージニア州のポイント・プレザント周辺に大騒動を起こした怪生物モスマンだが、1967年5月19日夜、木立の上を旋回中、空中に出現した赤く脈動する球形UFOに吸い込まれ、飛び去っていくのが目撃されている。

  1972年6月、獣人がらみのUFO出現事件が多発したアメリカ、ミズーリ州トロイで、現場付近に出没した全身毛むくじゃらの怪物は、“モモ”と呼ばれ、3本指の足跡を残していった。またペンシルバニア州南西部の山岳地帯には、身の丈3メートル近い獣人モンスターが生息。山岳家のボブ・フランスによれば、彼らの顔つきは人間に近く、知的で、UFO内から出現するのがしばしば目撃されているという。「ペンシルバニア未解明現象調査協会」を主宰するスタン・ゴードンは、1973年10月25日、同州グリーンズバーグで起こった典型的な実例をあげている。同夜、白色に輝く半球形UFOが農場に着陸。この直後、2体の異臭を放つ毛むくじゃらの怪物が出現した。農場のオーナーに銃撃されるビクともせずに、赤ん坊の泣き声に似た悲鳴をあげて森の中に逃走。事件後、現場から3本指の巨大な足跡が発見され、石膏にとられた。後日、この石膏の足跡が驚くべき情報をもたらす。2年後の1975年、透視能力者ピーター・フルコスによって、この足跡の写真が透視されたのだ。写真が密封された袋に手を触れたフルコスは、「これは大気圏外に由来する」と確信に満ちた口調で答えた。この発言は、謎に満ちた獣人モンスターの正体をさぐるうえで、一石を投じた。

 

・同じくペンシルバニア在住のジャーナリスト、スコット・コラレスも、目下、異形モンスターの代表格チュパカブラの正体が、エイリアン・アニマルだと主張するひとり。その根拠こそ、1984年2月、チュパカブラ発祥の地であるプエルトルコ、カノバナス近郊にあるエル・ユンケ山の熱帯雨林で起きたUFO墜落事件だ。この事件後、しばらくしてチュパカブラが姿を現し、ヤギなどの家畜の生き血を吸うという事件が多発したからである。もちろん、UFO内に姿をくらますチュパカブラの姿も目撃されており、エイリアン・アニマルの可能性を濃厚にしている。

 UMAの中でも異彩を放つ異形のモンスターたちの出現は、今も後を絶たない。やはりその正体は、地球外の天体からUFOに乗って、この地球に運ばれてきた存在なのだろうか。

 

 

 

『最強のUMA図鑑』

「失われた世界」に生きる未知動物たちの真実!

厳選した未確認動物約200種+謎に満ちた彼らの生態を解説!

並木伸一郎   Gakken  2011/5

 

 

 

ロシアの最新獣人 ビッグフット(クリミア山中)

・2011年3月、You Tubeに興味深い映像が流れていた。ウクライナのクリミア山中にビッグフットが出現したというのだ。撮影者はピクニックに来ていたのだが、その中の人物がビデオ撮影に成功した。

 

新種の樹上棲獣人 樹上のビッグフット

・2010年の年明け早々、驚くべき映像が公開された。かなり背の高い樹木の上に毛むくじゃらの生物が写っている。場所はアメリカ、メイン州ミルバレーの森林地帯で、散策中の人物が撮影したという。拡大された写真を見ると表情こそわからないが、普通のサルではなさそうだ。

 

代表的な獣人UMA ビッグフット

アメリカ、カナダの山岳地帯を中心に棲息する巨大獣人。カナダではサスカッチと呼ばれる。常に直立2足歩行し、目撃例が膨大な点で他のUMAを圧倒する。

 

トレイルカメラが撮影 ビッグフット(ワシントン州

アメリカ、ワシントン州にあるマウントフッド国立森林公園の山中に設置されたトレイルカメラに、ビッグフット、あるいはサスカッチとおぼしき怪物が映り込んでいた。2006年ごろから数回にわたり、その黒褐色の毛に覆われた、ずんぐりとした謎の生物が森の中を歩いていたのだ。研究家によればビッグフットの可能性が高いというが、今後も人の気配を感じさせないトレイルカメラのおかげで、よりたくさんのビッグフットデータが集まるかもしれない。

 

同地で目撃が多発! ビッグフット(オクラホマ州

・2006年5月28日。オクラホマ州アントラーズの北にあるキアミーチ山中で、白昼、ビッグフットが姿を現した。写真は狩猟用にセットされたカメラがとらえたもので、目撃者はいなかった。人の気配が感じられないせいだろうか。体長がかなりあるビッグフットが悠然とした立ち居振る舞いで木立をぬって歩いていき、視界から消えていく。

 

ヒマラヤの雪男 イエティ

 ・1889年、インドのシッキム州北東部の標高5200メートル地点で、L・A・ウォーデルが大きな足跡を発見し、イエティの存在が明らかになった。世界各地のイエティ調査団が派遣され、足跡の検証やヒマラヤのパンボチェ寺院に奉納されているイエティの頭皮などの学術調査が実施された。その後もイエティの足と見られるミイラ化したものも発見されているが、X線検査で既知の生物のものではないことが明らかになったという。その正体はチベットヒグマなのか、あるいはギガントピテクスのような化石人類なのか?

 

獣人の親子 サスカッチ(ヴァンクーバー)

・カナダでは、ビッグフットのことを「サスカッチ」と呼んでいる。未知動物研究家ランディ・ブリソンによって2010年3月、そのサスカッチバンクーバーのピト湖で撮影された。

 

甲高い声を発する獣人 ノビ―

アメリカ、ノースカロライナ州クリーブランド郡北部に棲むという伝説の獣人。類人猿のように毛深く、雄ゴリラのように頭が丸く、先端はトサカのようであるという。2009年6月5日、同地に住むティモシー・ビーラーは明け方近くの3時ごろ、このノビーに遭遇したが、威嚇して追い払ったという。2011年3月、ノースカロライナ州ルザフォードに再び出現した獣人ノビーは、別の人物によっても目撃された。

 

中国の獣人UMA イエレン

・中国湖北省の神農架を中心とする山地で1970年代に目撃が多発した獣人イエレン(野人)、身長は1.8~2メートルで、全身が黒みがかった赤い毛で覆われている。2007年にも2体の獣人が目撃され、出現が相次いでいる。

 

「世紀の大発見」!? 冷凍ビッグフット

・2008年8月15日、アメリカ、カリフォルニア州バロアルトから世界に向けての驚愕のニュースが発せられた。なんと、ジョージア州北部の森林地帯でビッグフットの死体が発見されたというのだ。身長210センチ、体重は200キロ強もあり、驚いたことにDNA鑑定も済んでいるというのだ。

 

ボルネオの獣人 パロン山の獣人

・2008年6月9日、ボルネオ島の西部の村で巨大な足跡が発見された。長さ1.2メートル、幅40センチ。推定身長7メートルの巨人のものだというのだ。イタズラではないかとも指摘されたが、本物だと信じる住民は否定。実は5年前にも同じ事件があったのだ。また、1983年にはボルネオ島西部のパロン山で村人が3メートルを超す獣人に遭遇。怪物は「ゲ、ゲ、ゲ、ゲ」と奇声を発しながら、2本足で森に逃げたという。

 

山を降りたイエティ  マンデ・ブルング

・2007年6月、インド北東部メガヤラ州ガロ山地のジャングルで、相次いで村人が謎の獣人を目撃、マンデ・ブルングとは現地で「森の男」の意味だが、目撃者のひとりによれば茶褐色の毛が全身を覆い、まるでイエティそのものだという。ゴリラの誤認説もあるが、この地にゴリラは棲息していないという。ヒマラヤのイエティがここに移住したのだろうか?

 

湿地帯の獣 ハニー・スワンプ・モンスター

・1963年、森林地帯が広がるルイジアナ州ハニーアイランド沼へ狩猟に出かけたハーラン・フォードは、沼地の奥の元キャンプ場で、異臭とともに出現した4体の怪物と遭遇。銃の引き金を引くと、怪物たちは沼の中に姿を消した。地面には3本指の足跡が残っていたので石膏型をとり、怪物の実在を証明した。異次元から来た動物なのか、いまだ決定的な説は出ていない。

 

雪山の影  シルバースター山の獣人

・2005年11月17日、アメリカ、ワシントン州のスカマニア郡のシルバースター山の尾根に獣人サスカッチらしき怪物が出現し、その姿がカメラで撮影された。

 

ブラジルの怪人 バヒア・ビースト

・写真は公表されたときよりも、かなり先に撮影されていた。ここは2007年7月、南米ブラジル、バヒアのポートセグロの川である。撮影者はミシガン州から観光ツアーで当地に来ていた15歳の少女だ。遠巻きから撮られているため、詳細を読み取るのは難しいが、頭には角が生えている。全身に黒いなめし皮のような光沢がある。手には何かを抱えている。魚だろうか……いや、もしかしたら怪物の子供なのかもしれない。その後、怪物がどうなったのかは誰も知らない。

 

悪臭怪人 フォウク・モンスター

アメリカ、アーカンソー州フォウク地区のボギークリーク周辺で、特に40年代以降に出没しだした悪臭をふりまく獣人。98年に目撃例が増加すると、2005年、自宅の居間にいたジーン・フォードが窓の外に真っ黒な怪物を発見。夫のボビーは1.8メートルほどの怪物が窓際を離れるのを目撃した。このときも腐臭が漂っていたという。

 

オーストラリアの巨大な獣人 ヨーウィ

・オーストラリア、ニューサウスウェールズ州沿岸からクイーンズランド州ゴールドコーストにかえた一帯に棲息するという直立2足歩行の獣人。特に、1970年代にはシドニー西方のブルーマウンテン周辺で目撃が多発。1980年には、ついに毛むくじゃらの怪物がゆっくりと歩く姿が写真に撮られた。最新目撃は2006年で、木立に寄り添う毛むくじゃらの獣人や山道を歩く姿が目撃されている。オーストラリアにいた化石人類メガントロプスが、進化せずに現代まで生き残ったのだろうか?

 

異臭を放つ獣人 スカンクエイプ

フロリダ州周辺に出没し強烈な刺激臭のある異臭を放つ。1948年ごろからフロリダでは獣人が目撃されているが、実在を裏づける近接写真が2000年にミヤッカ国立公園にある州道沿いで撮られた。

 

鉤爪の3本指 グラスマン

アメリカ、オハイオ州を中心に目撃される獣人。知能が高く草(グラス)でねぐらをつくることから、この名前がつけられた。1988年、同州アクロンに住むアトキンス父子は、森林地帯で何度もグラスマンを目撃した。その証言に基づいてUMA研究グループが調査を行うと、グラスマンのねぐらや3本指の巨大な足跡を発見した。さらに、グラスマンは集団で行動していることも。同地はUFO多発地帯であり、その正体はエイリアン・アニマルか霊的な存在かもしれない。

 

イエティの仲間か!? ルーマニアの獣人

2008年2月、ルーマニア、ヴァレンシア山中に出現した獣人。まだ雪が残る山道で、木の棒を引っ張って歩いていく姿が撮影された。ツヤのよい茶褐色の毛に覆われているが、撮影者も含めて詳細は不明だ。同月、モルタビア地方のブランチャでも、これとよく似た獣人が撮影されている。これまでヨーロッパ系獣人の報告はほとんどなかったが、実在の可能性が高まっている。

 

アルビノ獣人 ホワイト・ビッグフット

・2010年1月10日、ネットの動画サイトで白い獣人の姿が公開された。公開したのはアメリカ、ペンシルバニア州、カーボンデールにマイホームを購入したボール・デニス。裏庭は森林が隣り合っているのだが、住み始めてみるうちにそこから奇妙な喘ぎ声が聞こえてきたのだという。「ゼー、ゼー、ゼー」という呼吸音だ。裏庭に出て確かめに行ったが何もいない。異臭だけが漂っていた。撮影当夜、携帯カメラをもって裏庭に出ると森の中に淡い色に輝く獣人が写ったという。

 

伝説の獣人 タトラ山のイエティ

東ヨーロッパのポーランド南部にはイエティが棲息すると噂されるタトラ山地が広がっている。2009年8月、そのタトラ山地で、イエティが岩場を歩く映像が撮影された。撮影者はワルシャワ在住のピョートル・コワルスキーだ。獣人は、撮影者の存在に気がつくと、岩陰に姿をくらましてしまった。実は、同じ時期にタトラ山地周辺では、イエティ出現が相次いでいる。異常気象のせいか、あるいは生活圏が脅かされているのだろうか。

 

日本の獣人 ヒバゴン

・1970年9月、「中国山脈の奥深く、類人猿が出没!」という新聞のニュースが報じられた。広島県東部の比婆山一帯に謎の獣人が出没したというのだ。足跡のみならず、12件の目撃事件が報告されると、地元町役場は「類人猿対策委員会」を設置。獣人は比婆山の名をとって「ヒバゴン」と命名された。だが、1982年に姿を現したのを最後に、残念ながら目撃は途絶えたままである。ちなみに日本ではこれ以後、1980年に広島県山野町でヤマゴンが、1982年には、広島県久井町でクイゴンが、1992年には岩手県山形村にガタゴンが出現した。いずれも足跡や目撃報告などの証拠は集まられたものの、正体はわからずじまいだった。UFOから落とされたエイリアン・アニマル、密輸入された類人猿などさまざまな説が提示され話題を呼んだ。

 

 

 

『世界のUFO現象FILE』

並木伸一郎   学研パブリッシング    2011/3

 

 

 

古代コンタクト事件の記憶

<羽衣伝説>

静岡市三保の松原には有名な羽衣の松がある。ここはこの地方に古くから伝わる羽衣伝説の舞台だが、伝説にちなんだ名所旧跡は多い。だが、その羽衣の松のすぐそばに建つ小さな祠の羽車神社を知る人は少ないかもしれない。

 羽を持った車とは、車輪のような形状の飛行物体のことだろうか。それとも翼とおぼしき物体がついた飛行機なのか。駿河に伝わる資料によれば、この羽車とは大国主命が作った神輿とされているのは興味深い。

 同じく三保にある御穂神社の創建縁起にはそんな想像を裏づけるような話が登場する。同神社の祭神は大己貴命(オオナムチノミコト)と三穂津姫命だ。姫をめとった大己貴命は、名前を三穂津彦命と改め、“天羽車”に乗って新婚旅行の途中、絶景の地にして海陸の要衝である三保の浦に鎮座したというのだ。注目すべきは、両神が羽衣ではなくて、羽車に乗って降臨したという一説だ。

 羽衣伝説には、天に帰れなくなった天女が仕方なく漁師の妻となるが、隠された羽衣を見つけだし、天に帰るという話も伝わる。実はこうした伝説は日本各地に存在するもので、三保だけに限らない。これは想像でしかないが、羽衣=羽車に乗った異星人が古代日本と文化交流を果たした記憶ではないだろうか。

 

 

 

『暮らしのなかの妖怪たち』

岩井宏實   慶友社    2012/10

 

 

 

覚(さとり)

山の中、ことに北国の山中にいる獣の姿をした妖怪に「覚(さとり)」がある。飛騨や美濃(岐阜県)の山中によく現れ、その姿は狒々(ヒヒ)に似ていて、よく人の心を見抜くという。富士山麓の地方ではこの化け物を「思い」といった。昔、一人の樵夫(きこり)が富士山麓の大和田山の森のなかで木を伐っていると、突然、狒々に似た怪物が現れた。樵夫は思わずゾッとした。するとその怪物はゲラゲラ笑って「今お前は怖いと思ったな」という。樵夫はぐずぐずしていると取って食われるなと身慄いすると、今度は「ぐずぐずしていると取って食われると思ったな」という。樵夫はたまらなくなって、なんとか逃げてやれと思った。するとまた「逃げるだけ逃げてやれと思ったな」という。いよいよたまらなくなって、もうどうにでもなれとあきらめた。すると今度は「どうにでもなれとあきらめたな」という。こうなるとまったくどうしようもないので、樵夫はあきらめて木を割る仕事を続けた。するとますます怪物が近寄ってくる。ところがそのとき、割っていた木に大きな節があって、斧が節目に当たると同時に、突然それが砕けて勢いよく飛び、木の端が怪物の目に当たってその目をつぶしてしまった。これは樵夫も怪物もまったく思いもよらぬことであった。そこで怪物は「思うことよりも思わぬことのほうが怖い」といいながら逃げていったという。人の心の内を覚る、あるいは人の思いを知るというところから、この怪物を「覚」「思い」とよんだのである。

 

家屋敷の妖怪

ザシキワラシ

柳田國男の『遠野物語』に、家の座敷にときおり出現する童子姿の精霊の話がある。「座敷童子」である。岩手県を中心として東北地方北部に分布するが、童子の姿をしていると信じられているところから、「ザシキワラシ」のほか、「ザシキボッコ」「ヘヤボッコ」「クラボッコ」「クラワシ」などとよばれ、2、3歳から10歳ぐらいまでの、オカッパ頭で赤い顔をしているという。

 

・遠野の土淵村大字飯豊(遠野市土淵町飯豊)の今淵勘十郎の家では、高等女学校に行っている娘が休暇で帰っていたが、ある日、廊下でばったりザシキワラシと行きあい、大いに驚いたことがある。これは男の子であった。同村山口(遠野市土淵町山口)の佐々木氏の家では、母が一人で縫い物をしていると、次の間でガサガサ音がする。その部屋は主人の部屋で、そのときは東京に行き不在であったので、怪しいと思って板戸を開けてみたが何の影もない。しばらくするとまたしきりに鼻を鳴らす音がする。さてはザシキワラシだと思った。この家にはザシキワラシが棲んでいるということがずっと前からいわれていた。この童子の宿る家は富貴自在であるという。

 ザシキワラシはまた女の子であることもある。

 

・「明治43年の夏7月頃陸中閉伊郡土淵村の小学校に1人の座敷ワラシが現われ、児童と一緒になって遊び戯れた。但し尋常1年の子供等の外には見えず、小さい児がそこに居る此処に居ると言っても、大人にも年上の子にも見えなかった。遠野町の小学校からも見にいったが、やっぱり見たものは1年生ばかりであった。毎日のように出たと云う」と記している。

 

・また、遠野の小学校がまだ南部家の米倉を使用していたころ、夜の9時ごろになると、玄関から白い着物をきた6、7歳の童子が戸の隙間から入ってきて、教室の机や椅子の間をくぐって楽しそうに遊んでいた。こうした座敷童子はたいていオカッパ頭で赤い顔をしているという。それは人びとが等しくもつ子供の典型的なイメージであり、それを家の盛衰を司る守護神と信ずるのは、子供が神と人間の間をつなぐ存在とする民間信仰を根本としているからであろう。このことは仏教の信仰にみられる護法童子と通ずるものである。

 

枕返し

・夜きちんと寝たにもかかわらず、朝起きてみると枕が逆さになっていたり、思わぬところに枕が飛んでいったりすることがある。これは「枕返し」という妖怪が、寝ている間に枕を運ぶという。

 この枕返しは、かつてその部屋で死んだものの霊が悪戯をするという話が伝わる。昔、ある宿屋に盲人が泊まった。その盲人はあたりに誰もいないと思って、懐から金包みを取り出して勘定しはじめた。それをひそかに見ていた宿の主人が、あまりに大金を持っているのに驚いて欲を出し、翌日旅にでる盲人を道案内するといい、山中に連れ込んで殺して金を奪った。するとその盲人の霊が宿屋に棲みつき、夜な夜な盲人の泊まった部屋に泊まる人の枕返しをしたという。

 

・東北地方では、この枕返しは多くザシキワラシの仕業とされている。このザシキワラシは、その家にいるかぎり、家の繁栄が保証される。いわば家の守護霊のごとき性格をもっているが、そうしたものの悪戯であるという。だから、この場合の枕返しは恐ろしいというよりも、吉兆であると考えられたのであった。古くからは枕は人間の霊魂のこもるものであると意識されていたので、ザシキワラシの枕返しは、人が寝ている間にもう一つ別の世界に誘引される、すなわち霊魂が吉の世界に入ることを意味したのだった。

 

天狗の仕業

・ところで、天狗の仕業のうち、もっとも恐れられ、かつ罪深いのは神隠し・人さらいである。この「天狗隠し」の伝承は、天狗伝承のなかでも代表的なものの一つである。子供や若者、ときには老人が突然姿を消し、数ヶ月あるいは数年後に戻ってくるというもので、その間天狗の棲処に連れて行かれたとか、名所旧跡を見物したとか、異常な体験が語られる。こうした伝承は天狗の棲処とされる山や樹木の伝説に付随して語られている。

 

柳田國男の『山の人生』にはつぎのような話がある。石川県小松市遊泉寺町の伊右衛門という老人が神隠しにあった。村中が手分けして捜しまわった結果、隣の集落との境になっている小山の中腹の「神様松」という傘の形をした松の木の下で、青い顔をして坐っているのを見つけたという。村人がこの老人を捜し歩いたとき、「鯖食った伊右衛門やーい」と唱えた。天狗は鯖をもっとも嫌がるから、こういえばかならず隠したものを出すという。

 

・石川県小松市南部の樵夫利兵衛の子で、神童といわれた次郎が突如として姿を隠し、ついに発見できなかったので、仮に葬儀をした。それからのちは山中で太鼓の音がし、伐り倒した老杉が空中に浮かび、大石が落下し、山地が崩壊するという怪異が続いた。ところが一月ほどのち、次郎が父の枕元に立って、自分は白髪の老人に伴われて巌窟のなかで生活している。人間は天狗の世界を侵してはならないと告げて姿を消した。これを聞いた父利兵衛はたいへん恐れて、ついに樵夫をやめて立ち去り、これまた行方知れずになったという。

 

天狗にさらわれたのとは異なり、みずからすすんで天狗になることを念じ、ついに天狗になったという話が『金沢古蹟誌』にみえる加賀藩の老臣本田氏の家老篠井雅楽助の若衆が、天狗化生の祈念をしてついに念願かない、ある日煙のごとく姿を消した。その後主人雅楽助の夢枕に現れて、奉公中のお礼として馬の鞍とお守りを差し出した。このお守りは天狗にさらわれたとき携えて本人を探せば、かならず発見できるという霊験のあるものだが、効能の期限は七代限りという。さめてみれば鞍は庭の楓の枝に掛かり、お守りは枕辺にあった。それからは金沢市中で子供を天狗にさらわれたものは、このお守りを請けて探すとかならず見つけることができたという。

 

 

 

『日本怪異妖怪大事典』

小松和彦  東京堂出版   2013/7/12

 

 

 

ひひ【狒々】

類;いひひ、さるがみ【猿神】、さるのふったち【猿の経立】、ひいひいざる【ヒイヒイ猿】

 

・年老いた大猿の妖怪。娘を生贄に要求したのを通りがかった者が犬の助けを得て退治するという伝説が『今昔物語集』以来知られている。

 

・猿神を憑き物とする地方もある。

 

やまわろ【山童】

類;ほいほいさん【ホイホイさん】、やまおとこ【山男】、やまわらし【山童】、やまんたろう【山ん太郎】、わろ【童】

 

・山に住む童形の妖怪。山中に群居しヒューヒュー、ヒョイヒョイなどの鳴き声をあげながら移動するという。全身が毛に覆われており、人を恐れずに近寄って来るが、犬を嫌う。

 

 山に入った人間が山童に出会い、問答や勝負をする話が各地に伝わる。人の声真似を得意とし、ヤマワロが「山笑う」の意として解釈されることもある。土地によっては山彦とも呼ばれる。サトリ、カシャンボ、セコ、カリコボウズなどの山中の妖怪とも多くの共通点を持つ。

 

・酒や米を好み、それらと引き換えに山仕事を手伝ってくれることもあるが、人間が約束を破ったり、礼を欠いたりすると災いを為す。童形であること、風呂や相撲を好むこと、金物を嫌うことなど、山童には河童との共通点が多い。ヤマワロとカワワロ(河童)を同一視する地域も少なくない。

 

憑依現象

・霊的なものが人や物に「つく(憑く・付く)」現象。専門的には、憑入(霊が身体に侵入し、人格が変わる)・憑着(身体に付着する)・憑感(外側から影響を与える)の三つに分けられる。憑依には術者が意図的に行う場合と、そうではない偶然的な場合とがある。憑依を操作しうる宗教者は多種多様で、憑くものも神仏から獣、無機物まで多岐にわたる。日本の場合、死霊や狐の例が特に多い。近代医学においては、精神病の一種と見なされる。

 

きじむなー

・子どもの姿で、赤い髪、赤い顔をしているとされるが、黒い顔という説もあり、大きな睾丸を持つともいわれる。沖縄各地で報告されており、ガジュマル、アカギ、アコウ、ウスクといった古木の精が子どもの姿をして現れたものと言われるが、海で亡くなった人の魂が昇天出来ずにさまよっているという説もある。『沖縄県史』では本土における河童と位置付けている。

 

・力が強く、山仕事や家を建てるのを手伝ってくれる一方、いたずらが好きで、寝ている人の上にのしかかることがある。この状態の時、人は意識があるが、身動きをする事が出来ない。キジムナーには男女の区別があり、男のキジムナーは女性を、女のキジムナーは男性を襲うと言われている。

 キジムナーと仲良くなると、漁を助けてくれたり、金持ちになったりするとされる。また、キジムナーと縁を切るには、キジムナーの嫌いな蛸や熱い鍋の蓋を投げつける、屁をする、住んでいる木を焼いたり釘を打ちつけたりすればよいと言われている。しかし、キジムナーの嫌う事をすると復讐に遭う事がある。また、その復讐が本人ではなく、家族に向かう場合もある。

 

沖縄県伊平屋村)キジムナーが海でイザイ(漁)をしている人々から火をもらって歩くのが集落から時々見られる。キジムナーヤーチューといってキジムナーに大きな灸をすえられる事もある。畑などや時には家の中でも子供をひとりねかせると、体中キジムナーヤーチューをされる。

キジムナーにおそわれたら家人がその人をたたくとキジムナーはにげるといわれている。

 

神隠

・人が不意に行方不明になったことを神々の災いによるものとして言う語。古くは人や物が不思議と見えなくなることを指し、大蔵虎明が明正19(1642)年に書写した狂言「居杭」では、天狗の隠れ蓑笠譚にあるように、人が透明人間となって姿を消すことを神隠しと呼んでいる。18世紀後半編纂の『譬喩尽』でも、物が俄かに見えなくなることを神密しとしている。

 

・慶応末年頃、金毘羅社の境内で遊んでいた男児が天狗にさらわれた。ふわりふわりと浮かぶように空に上り、風に吹かれるように空に上り、風に吹かれるように山奥へ行ってしまった。少し口のどもる児で、10日目に戻って来たが、その後もたびたび連れて行かれた。

 

あまびこ【天彦、尼彦】

類;【天彦入道】

 

・予言する怪異。近世後期から近代初期にかけてかわら版や護符として流行した。かわら版には、天彦が現れ、災厄の予言とその回避策として自身の絵姿を貼り置くよう告げたことが記され、天彦の図像が描かれる。図像は多様で、人魚や猿のような形状をもつものもある。一方、予言内容やその対処策は類型的なものであり、天彦以外の予言する存在を描いたものも多い。

 

・(秋田県)西郷合戦の前、天彦入道の像を白紙に書き、表裏の戸口に貼れば悪魔除けになると噂になり、地蔵尊様の形をした入道を墨絵でしたためた。

 

くだん【件】

・半牛半人の予言する怪異。生後すぐに予言して死ぬ。その予言は必ず的中するとされ、証文等で結びの文句とされる「よって件の如し」という表現は、件の予言が確かなためであるという俗説とともに語られる。

 件は、多くは人面牛身であるが、まれに牛頭人身とする場合もある。

また、馬、蛇、魚など、人と牛以外の動物との組み合わせの件についてもごく少数ながら報告がある。

 

・件の伝承は主に西日本に分布し、第2次世界大戦前後に噂話・流言として流布した形跡がある。まれにこれを実見したという語りも記録され、なんらかの異常児が件と見なされたこともあったことがわかる。

一方、近世には護符になると謳われていた。このことから、件は近世のかわら版文化の中で、言葉遊びから生み出されたとする説もある。

 近代以降、件の剥製が見世物にされた例もあるが、それらは異常な形状をした牛馬の遺骸を加工したものである。また、小説・漫画等の影響で件は近年でも知名度が高い。

 

・(事例)(広島県満州事変当時、クダンが「来年は大戦争と悪疫で国民の大半が死ぬ。この災いを免れようと思うなら、豆を煎って7つの鳥居をくぐれ」と予言したという。

 

・(岡山県草間村)子供のころ、草間村に生まれたクダンを見に行った。ぶよぶよした赤い肌にちらちら毛がはえていた。

 

・(香川県昭和5年ころ、小豆飯を炊き、手首を糸でくくる厄除けがあったが、それは山の中の“くだん”という人身牛頭の怪物から出たことである。

 

・(岡山県昭和36年ころ、八束村で、川上村で生まれた件が、来年大戦争があるという予言をしたという話を聞いた。川上村に行ってみると、件が生まれたのは中和村で、予言の内容は「来年は大豊作だが流行病がある」というものだと言われた。そこで中和村にいってみると、件が生まれたのは八束村で来年は「大風が吹く」という予言だったと聞かされた。

 

・(宮崎県)クダンは人頭獣体の化け物で、首から下は馬・蛇・魚のこともあるが、牛が多い。天下の重大事の予言をし、3日で死ぬ。その予言ははずれたことがない。昭和の初め、クダンが生まれ、親に「大変なことが起こるので食糧の備蓄をするように」と予言した。間もなく、第2次世界大戦が起こった。

 

さとり【悟り】

類;【思い】

 山中に住み、人の心中のすべてを悟るという妖怪、風体などは山男や老人などである。人の考えすべてを言い当て、おびえさせた後食べようとする。その時偶然に囲炉裏の木片がはねるなどしてサトリに当たると、「人間は思いもよらぬことをする。おっかない」と言い、逃げる。

 

また黄金の弾丸を見ると逃げるともいう。逃げるとき、自分を見たことは言うな、と告げて去る。現代では小松左京が「さとるの化物」という作品でサトリを超能力者と解釈して描いた。

 

 

 

『世界不思議百科』

コリン・ウィルソン + ダモン・ウイルソン 青土社 2007/2

 

 

 

歴史と文化の黒幕 神秘の人びと

ブラヴァツキー夫人の奇跡

・1883年の初頭、ロンドンで『密教』と題する本が出た。たちまち評判になり第二版に入った。著者はアルフレッド・パーシー・シネット。髪の毛が後退しかけた痩身小柄な人物で、インドでもっとも影響力のある新聞「パイオニア」の編集長である。まずセンセーションの対象となったのは、第一ページに麗々しく出ているシネットの序文である。同書の内容は、チベットの山中深く住みほとんど永遠の長寿の「隠れた聖者たち」から得たものという断り書きだ。インドにおける大英帝国の代弁者とみなされる新聞の編集長が出した本だ。そこいらの「オカルト」狂いと無視するわけにはいかない。

 

1880年の10月、シネット夫妻は評判のブラヴァツキー夫人を自宅に招待した。夫人は自分の知識の大部分は、ヒマラヤに住んでいる「隠れた聖者たち(隠れた首領)」から得たものだと彼に語った。

 

生来の「霊媒

・生来の霊媒が存在するという前提を認めるとしよう。特殊な「魔力」を所有するか、またそれに所有されている霊媒だ。その前提に立てば、ブラヴァツキー夫人がその種の人間であることはまず疑いようがない。

 

心霊は存在するのか

ブラヴァツキー夫人は、隠れた聖者たちという考え方の発明者ではない。これは、昔から「オカルト」に一貫した考え方である。

 

・オカルティストは、第一に比較的不完全な状態から、比較的高い肉体的および精神的状態へ進化の途中だという考え方を奉ずる。第二に、進化の過程のあらゆる段階は、この比較的高い状態へすでに達している「偉大なる知能者ヒエラルキー(階層)」により命令されるとオカルティストは考える。

 

超能力と進化

ブラヴァツキー夫人は1891年に世を去るが、高度知能と接触したと信ずる「オカルティスト」(超自然現象に興味を持つ人という意味の広義)はその後も跡を絶たない。アリス・ベイリーは、ブラヴァツキー夫人の没後に神智学協会の有力メンバーになるが、シネットが言う「マハトマ」(「偉大な魂」の意)クート・フーミと接触したと自認する。神智学協会内の主導権争いにいや気がさした彼女は、1919年に別のグループを組織し、「ザ・ティベタン」(チベット人)という存在から口授されたと称する多くの書物を世に出した。

 

洞察力あふれる哲学者の相貌

・心霊調査協会の初期のメンバーの牧師ステイントン・モーゼスは、「自動筆記」の手段で、大量の筆記文書を残した。これは本人の没後、『心霊の教義』として出版される。モーゼスはこの抜粋を生前に『光明』という小冊子にまとめているが、自分の鉛筆を動かした心霊のなかには、プラトンアリストテレス旧約聖書のなかの予言者などと称するものがあると困惑を隠していない。

 

・1963年のアメリカのことである。ジェイン・ロバーツと夫のロブはウィジャ盤で実験を始めた。「ペイシェンス・ワース」にある程度影響を受けた。さまざまな人格が身元を明かしてメッセージを伝えてきた。やがて身元を「セス」と明かした人格が登場し始める。

 

・「セス」は『セスの資料』、『セスは語る』などの題の多くの本を伝授し続けた。本はいずれも素晴らしい売れ行きを示した。ジョイン・ロバーツの無意識の心の一側面であれ、または本物の「心霊」であれ、セスが高いレベルの知能の所有者であることを、これらの書物はまぎれもなく示している。

 

時代を越えて伝世されるオカルト教義

・20世紀のもっとも独創的な認識者の一人ゲオルギー・グルジェフは、青年時代の大半を「サームング修道会」というものの研究に捧げるが、後に世に出て、その基本教養を北ヒマラヤ山中の僧侶修道会から授かったと唱えた。

 

・しかし、グルジェフの高弟P・D・ウスペンスキーは著書『奇跡を求めて』で次のように述べる。「グルジェフの『精神現象的』教義の背景にはきわめて複雑な宇宙体系がある。これは教義そのものには明確な関連性を欠くもので、グルジェフ自身の独創によるものではないと考えられる」。

 

・この宇宙論をさらに詳述したものに、もう一人の高弟J・G・ベネットの4巻本の『劇的宇宙』がある。同著は次のような確信から出発する。「宇宙にはデミウルゴスという1クラスの宇宙要素がある。これが宇宙秩序の維持を司る。このデミウルゴス知能は、人間の生涯をはるかに超えた時間スケールに対して作用を及ぼす」(訳注:デミウルゴスプラトンが世界の創造者と考えた概念で、キリスト教グノーシス派もこの神を認めている)。

 

デミウルゴスは、なにか新しくかつ生起原因のないものを世界のプロセスへ導き入れる点では、人間よりもはるかに大きな力を所有している。しかし、決して誤らないわけではない。デミウルゴスの主な仕事は「生命のない原初から世界の進化を導くこと」だが、「時には実験と試行を繰り返し、時には誤謬をおかして元に戻り、海から生命が発生して陸の動物が存在を開始すると前方への大跳躍を行なった」。ベネットは次のようにも付け加えている。「グルジェフ師はデミウルゴスを『天使』と呼んでいるが、この言葉には多くの連想があるので使用を避けることが望ましい」。

 

文化の進展と地球の進化

・あまたの世紀にわたって東方には不思議な言い伝えがある。どこか隠れた土地、中央アジアの高地地方と考えられているが、異常な力を所有する一群の人が存在しているという。この中心部は、少なくともある面では、世界の秘密政府として振る舞っている。

 

・この言い伝えの一部は十字軍時代に西方に伝えられている。1614年には薔薇十字団の装いで出現する。19世紀にはブラヴァツキー夫人とフランスの外交官ジャコリオによりヴァリエーションを加えて再登場する。英国では作家タルボット・マンディがこれに続き、最近では1918年のモンゴルの旅行家オッセンドウスキーがいる。

 

・この言い伝えの神秘の土地シャングリラでは、一部の人は、通常の人間の状況を越えて進化し、この惑星を越えた力の統治者として行為している。下のほうの階級は、東方でも西方でも、それと気づかれることとなく普通の人と混じりあって生活し、歴史の重要局面では必要な結果を得るために努力し、地球の進化全体を太陽系の事象と歩調が揃うよう維持している。

 

「隠れた首領」という知能

・「隠れた首領」という表現を初めて用いたのは『劇的宇宙』におけるベネットその人である。キャンベルはこの本のテーマを次のように要約している。

 人類の長い物語を書くのは、人間自身の知能よりもはるかに偉大な知能である・・・地球上のこのプロセスを司るのは、『隠れた首領』と呼ばれる知能である。これは、オカルト伝承では個体(たとえば、「統治者」、「古代者」など)として象徴されるレベルに対応する。また、これはデミウルゴスのレベルまたはそのすぐ下のレベルにも相当する。

 

・人類全体に対する行為と並行して、執行者およびその直属者は、個々の人間の意識レベルの向上に関する地域的な行為も司る。

 特に選ばれたこの種の普通人は、執行者の作業への参加資格を望むこともある。この資格認定のプロセスは、マグナム・オーパス、すなわち「大事業」である。これは進化全体の潮流に合わせた緩やかな上昇とは対照的な高レベルへの垂直的上昇である。