日本は津波による大きな被害をうけるだろう UFOアガルタのシャンバラ 

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1830年のこの日付から、約50年間、つまり1830年から76年までの間に、マリアはほとんどひっきりなしに民衆の前に姿を現した。(1)

 

 

『オカルティズム』   非理性のヨーロッパ

大野英士      講談社  2018/12/12

 

 

 

聖母マリア出現と右派オカルティズム

「出現」の伝統

・聖心信仰が、せいぜい18世紀に始まる新しい信仰形態であるのに対し、聖母マリア信仰は、初期教会に遡る伝統をもつ。ただし19世紀の聖母マリア崇拝は、それが「聖母マリア」の「出現」というオカルト現象を中心に形づくられ、様々な異端宗派を生み出すと共に、反ユダヤ陰謀論の一つの源泉となったという意味で、特別な意味を持っていた。

 

横山茂雄は「稲生平太郎」名で書いた「空飛ぶ円盤」論、『何かが空を飛んでいる』の中で、「当然のことながら、19世紀以前だって人々は空に何かを見ていた。/古今東西を問わず、空に変なものが飛ぶのを見た人は少なくなかった。/ただ、昔は、基本的にはこれ(空飛ぶ円盤)を乗り物だなんて誰も考えはしなかった(……)災厄や宗教的奇蹟の到来を告げる超自然的な予兆だと解釈されたのである」と指摘し、マタイ伝に現れたキリスト誕生を告げる星、ジェフリー・オブ・モンマスの『ブリタニア列王史』に記されたウーサー、アーサーの王位就任を告知する不思議な光、さらには日本近世随筆に現れる「光り物」の伝説などを列挙している。もちろん、ヨーロッパにおいて、この時代以前に聖母をはじめ「聖なるもの」の出現の伝統がなかったわけではない。

 

・しかし、横山が記述する「空飛ぶ円盤」が、ある特異な時代的背景や、そこに生きた人々の精神情況を反映しているように、19世紀から20世紀初頭に至る「聖母マリア」出現、あるいは「聖なるもの」の出現は、この時代背景を無視しては語れない特有の現象であったと言わねばならない。19世紀の「聖なるもの」の出現において特徴的なのは、「何か変なもの」が空を飛ぶというのにとどまらない。

 

・ただし、それゆえに、彼ら、聖母マリア出現の証人たちは、彼ら自身の言説を通じ、あるいはその周囲の人間たちの形づくった言説・神話とともに、さまざまな異端信仰と結びつき、さらには反ユダヤ主義陰謀論などの温床となった。

 

・さて、クロードギエによれば、この「王党派預言の系譜」は、1816年1月15日、シャルトルにほど近いガラルドンで「インゲン畑で堆肥を撒いていた」農夫トーマ・マルタンのもとに襟の詰まったフロックコートを着て、ブルジョワ風の髪型に山高帽を被った「大天使ミカエル」が現れたことに始まる。この人物はマルタン・ド・カラルドンに、おおよそ次のように告げたのだ。「フランス各地で政府転覆の陰謀がめぐらされ、王や王子に危機が迫っているので、急いでパリに赴き、王に面会しその旨を告げ、全国に峻厳な権力を帯した警察を組織するように。また、多くの民によって主日がないがしろにされているので、主日の重要性を改めて周知させるように」。村の司祭レベリュックの後押しでパリに赴いたトーマ・マルタンは最初、取り調べにあたった警察関係者をはじめ誰にも信用されず、臨床医学の父として名高いフィリップ・ピネルの診断により、ロワイエ・コラールが院長を務めるシャラントン病院に入院させられる。この間も、大天使ミカエルは頻繁にトーマ・マルタンの前に現れ、「国中に陰謀が廻らされ、王権が危機に晒されている。警戒と抑圧を強化せよ。民衆をキリスト教に回帰させ、神の主日カトリックの祝祭日を厳密に守らせよ。さもなくば神による怖しい天罰が下されるだろう」と再三にわたり警告した。1816年4月2日、警察長官ドカーズの計らいにより、とうとうルイ18世との面会に成功するが、結果ははかばかしいものではなかった。トーマ・マルタンは仕方なくガラルドンに戻った。

 しかし、マルタン・ド・ガラルドンの噂は、彼の「保護者」ラペリュック司祭の手紙による「伝道」活動も手伝って、またたくまにフランス全土に広まり、彼のもとを訪れ彼の話を聞いた者たちの報告書からジャンセニスト、ルイ・シルヴィによる一種の「聖者伝」が編まれるまでに至った。

 

ただし、クロード・ギエによれば、歴史家の間ではこのマルタン・ド・カラルドン事件は、見え透いた「詐欺」だということが通説となっているという。

 

・さて、全贖宥の聖年が終わろうとしている1825年12月17日の夕刻、フランス西部ポワティエ近郊の小村ミニェで、教区教会の前にカルヴァリの十字架を据え付ける作業を終えようとしていた3千人ほどの村人の見守る中、地上100メートルの高さに燦然と輝く巨大な銀色の十字架が現れ、30分ほど目撃されるという「奇蹟」が発生する。

 

聖母マリア出現

聖母マリア信仰が黄金時代ともいうべき新たな時代を迎えるのは、1830年になってからだ。この年の、7月革命が勃発する直前の7月19日、パリの中心近くバック街のフィーユ・ド・シャリテ修道院の聖堂で、同修道院の見習い修道女カトリーヌ・ラブレーのもとに、聖母マリア、より正確には「無原罪の御宿り」の聖母が重要な使命を与えるべく出現する。

 

1830年のこの日付から、約50年間、つまり1830年から76年までの間に、マリアはほとんどひっきりなしに民衆の前に姿を現した。フランスに限っても、次の5件については、ローマ教会も厳重な調査の後に出現を「公式」に認めている。

 

11830年7月19日と11月27日の2回。パリ・バック街140番地のフィーユ・ド・シャリテ修道院内の聖堂で、カトリーヌ・ラブレーに聖母出現。

 

21846年9月19日。イゼール県ラ・サレット山にて、二人の羊飼い、メラニ・カルヴァとマクシマン・ジローに聖母出現。

 

31858年2月11日。オート・ピレネールルドのマサビエル洞窟で、ベルナデット・スピルーに聖母出現。

 

41871年1月17日、マイエンヌ県ボンマンで、少年2人、少女3人に聖母出現。

 

51876年2月11日。アンドル県ペルヴォワザンで、エステル・ファゲットに聖母出現。

 

・ちなみに、世紀をまたぎ、領域をフランスの外に拡大すれば、1917年、ポルトガルのファティマでルシア・ドス・サントス、フランシスコ・マルト、ジャシンタ・マルトの3人の子どもの前に聖母が出現しているそして、稲生平太郎横山茂雄)が指摘するように、民間パイロットのケネス・アーノルドが、アメリカ、ワシントン上空で最初の「空飛ぶ円盤」を目撃するが、それから30年を経過した1947年6月24日のことである。

 民衆は、自発的にマリアの現れたこれら「奇蹟の地」に大規模な巡礼団を組織した。聖母マリアは19世紀を通じ、キリスト教信仰のヒエラルキーの最も高い地位に昇った

 

ラ・サレットの聖母出現

・聖母出現は、すでに述べたように民衆の間に蓄積していたさまざまな欲求にもとづくものであり、時にはその周辺にいわば「マリア派異端」と言うべき正真正銘のオカルト・セクトや秘密結社を多数生み出すことになった。特に、「聖母マリアの無原罪の御宿り」の教義の確立に大きな影響を与えた1846年のラ・サレット出現は、当初からさまざまな「疑惑」に取り囲まれ、後には純然たる異端や陰謀論と結びついたという意味で、典型的な意味を持つ。

 1846年9月19日、深夜3時頃、年若い、というかまだ子供といってもよい年齢の2人の羊飼いが、南アルプスのイゼール県ラ・サレットの山腹で目のくらむような衣装を着た「美しい婦人」に遭遇したこの時、メラニ・カルヴァは15歳、マクシマン・ジローは11歳だった。子供たちはいずれも貧しく、親からは全く放任され、ほとんど教育を受けていなかった。この見知らぬ女性は、最初子供たちにフランス語で話しかけたが、彼らがフランス語が理解できないと分かると、今度は土地の方言で次のような預言を告げた。

 

・子供たちよ、前に進み出なさい。私は大事な知らせを伝えるためにここにやってきました。

 私はあなた方人間に6日間は仕事をし、7日目は私のために取っておくように定めました。ところが、人間は7日目を私に捧げようとしないのです。そのため、私の息子の腕は、ひどく重くなってしまいました。

 そればかりでなく、荷車を曳く者は罵りの言葉を口にする時、必ず我が子の名前をそのなかに交えるのです。この二つのことで、私の息子の腕はすっかり重くなっています。

作物が凶作になるのは、あなた方人間にイエス様のご不興を知らしめんがためです。去年は、ジャガイモを不作にして、あなた方に示しました。しかし、あなた方人間は、私の警告に全く気をとめませんでした。それどころか、あなた方は、ジャガイモが不作だとわかると、私の息子の名前を真ん中に置いて、とんでもない罵りを口にしました。ジャガイモの不作はこれからも続き、クリスマスには、もはや、ジャガイモが口にできなくなるでしょう。

 

子供たちは、雇い主のところに戻って自分たちの見てきた不思議な出来事を話した。雇い主たちは、この話をフランス語で書き取ると「ラ・サレット=ファラヴォーの山で二人の子供に聖母が語ったお告げ(手紙)」という題をつけて公表した。聖母出現の話が広まると、聖母に対する自然発生的な崇拝が湧き起こり、村人や巡礼者が聖母の救いと許しを求めて大挙して山に登った。まもなく奇蹟的に病気が治ったとか、不信心者が回心したという報告が続き、聖母の「奇蹟」が喧伝されるように、なった。

 

しかし、この出現には、最初から各方面から疑義が寄せられた。

 まず、この聖母出現は、カトリック世界の奇蹟である前に、フランス農村地方に古くから伝わる「泉」に対する信仰と深く結びついていた。少なくとも地元の村人にとって、彼女は「泉の夫人」と同一視されていた。クロード・ギエによれば、聖母とされた女性はいずれも、郷土の神聖な場所に因んで出現する妖精や大地母神と特徴を共有している。

 

マクシマンと偽王太子派異端

・軽率な性格で知られたマクシマンが、まず、ラ・サレットの秘密を自派の大義の為に利用しようと狙っていた輩、具体的にはリッシュモン男爵一派の陰謀に巻き込まれた。

 

マリア派異端(1)ユージェーヌ・ヴァントラスと「慈悲の御業」

・「聖なる存在」の出現の伝統と偽王太子派の陰謀とが結びついた結果生まれた異端派として、ノルマンディー地方、ティイ=シュル=ソールの預言者、ピエール=ユージェーヌ・ヴァントランスが率いた教団の存在がある。

 彼は、天からの啓示を得て、自らを「第三の支配、助け主の時代、永遠のキリストの到来」を準備するために地上に遣わされた預言者エリアの再来と説いて「慈悲の御業」という異端セクトを設立して多くの信者を集めた。「慈悲の御業」自体、神的な存在の幻視や、精霊崇拝、千年王国説、ナウンドルフ派(上記。偽王太子ナウンドルフを崇拝するグループ)のオカルト神秘主義・政治運動などの交点に出現した奇妙なセクトだ。

 

・ナウンドルフ派の活動家フェルナン・ジェフロウなる男から水車小屋の番人を委されていたユージェーヌ・ヴァントラスは1939年、大天使ミカエルを見て、啓示を受ける。

 

・「慈悲の御業」の教理は、元カトリック司祭シャルヴォーズによって体系化されたが、その教理の柱は、神の怒りを強調する終末観、「第3の支配」と呼ばれる聖霊の支配する千年王国の到来、王太子生存説に基づく神聖な王の君臨、聖母マリア信仰と聖霊信仰の奇妙な結合といったもので、オカルト神秘主義にかぶれた19世紀のカトリック=王党派が抱いていたさまざまな教理を寄せ集めた感がある。

 

マリア派異端(2)ジョゼフ=アントワーヌ・ブーランと『カルメルの子どもたち』

・ブーランは、後に聖母出現で有名となるルルドに近い、フランス南西部サン=ポルキエに生まれた。生まれ故郷に近いモントーバンの神学校で神学とラテン語を修め、モントーバンの教会で助祭を務めた後、ローマに赴き、神学博士号を取得している。彼自身の証言によれば、イタリアから帰国後は、アルザス地方のトロワ=ゼピ修道院の上長者を務めていたが、教区に属さない無役の司祭としてパリに出、ローマ時代に習得したイタリア語を生かして翻訳や宗教雑誌への寄稿を行っていた。

 彼の関心は、最初から、神の啓示や奇蹟、超自然的なものにあった。

 

パリに戻った後も、彼の神秘主義への熱意は一向に衰えず、『19世紀聖性年報』という聖者・福者の奇蹟・神秘に特化した雑誌をほぼ一人で執筆・編集しはじめるこの雑誌の中では特に聖母マリアにまつわる奇蹟譚に大きなスペースが割かれており、また、様々な箇所で彼独自の「異端」教義が開陳されていた。また、彼が神に対する「修復」を目的として新たに設立した修道会においても、「悪魔祓い」や催眠術を用いた「治療」を行っていたという。

 

ラ・サレットの聖母、第二の預言

・しかし、こうしたマリア派異端より、カトリックにとって危険であったのは、マクシマンと並んで聖母マリア出現の証人であったメラニー・カルヴァその人だったメラニー・カルヴァは、10人兄弟の4番目に生まれ、貧しく、教育もなく、幼い時から他人の家に奉公に出され、寡黙で打ち解けない性格だったが、聖母マリア出現直後から、自らの恵まれない過去を美化し、未来を予知する幻想を語り出した。つまり、彼女はヴァントラスなどと同様、幻視者あるいは異端の教祖となるべき生来の素質を備えていたことになる。

 

・こうして、ラ・サレットの羊飼いの存在が、聖母出現を教会の伝道のために利用しようとしていたカトリック教会の意図に沿うどころか、むしろ有害であることが明らかになると、教会側は、彼女の危険な資質が増え続ける巡礼の信仰に悪影響を与えないように二つの措置を講じた。

 一つは、羊飼いたちが聖母マリアから聞いたとされる「(第2の)秘密」を詳細に聞き出し、教会の手でこれを封印することだった。グルノーブル司教の事務局長オーベルニュが子供たちから秘密を聞き出すことに成功し、書き写された「秘密」は1851年、教皇ピウス9世に送られた。これらの秘密はヴァチカンの書庫に収められ二度と日の目をみないように厳重に保管されることになった。

 

・もう一つは、子供たちの聖母出現の証人としての使命がすでに終わったこと、従って、今後、メラニーが彼女の幻想の赴くままに彼女の「預言」を他人に語ったとしても、それが真正のマリア出現や、マリアの「預言」とはもはや関わりないと宣言することだった。

 

メラニー・カルヴァについては、災厄の芽を未然に摘み取るため、慎重な対策が練られた。彼女は、聖母出現後「神の摂理修道女会」の手に委ねられ、修道志願者、見習い修道女となるが、グルノーブル司教ジヌイヤックは、彼女にキリスト教徒としての服従と純真の徳を教えるため、彼女に修道女の誓願を敢えて立てさせなかった。

 1854年メラニーは同じくジヌヤックの命により、イギリスのダーリントンにあったカルメル修道会に送られそこで6年を過ごした。事実上の軟禁生活である。しかし、教会としても、成人したメラニーの行動をそれ以上監視することはできなかった。1860年メラニーダーリントンを出ると、フランスやイギリスを転々とした後、イタリア、ナポリ近郊にあるカステラマーレに居を定め、そこで17年の歳月を過ごすことになるが、1870年代からヴァチカンの反対にもかかわらず、異端臭の濃厚な「著作」を次々に出版し始める。

 

・さて、メラニーが執筆した「著作」の中で、最も影響が大きく、問題を孕んでいるのが、1878年11月21日にカステラマーレで執筆し、1879年11月15日、やはりナポリに近いレッケの司教サルヴァトーレ・ルイジ・ゾラの印刷許可を受け「ラ・サレット山上における聖母マリア出現」の題のもとに刊行された、メラニーの「第2の秘密」である。

 

マリアの指示と共に語られる「第2の秘密」は、まず聖職者の堕落に対する激しい非難・呪詛、それに対する神の怒りと復讐の預言に始まる。

 

1864年リュシフェルは多数の悪魔の軍団を引き連れて地獄を離れ、その悪魔の仕業により神に身を捧げた聖職者の間でさえ信仰が次第に失われることになろう。彼らは悪魔により盲目にされ、特別の恩寵がなければ、これら悪しき天使たちの精神を自らのものとし、数々の教会も全て信仰を失い、多くの人々の魂を失わしめることになるだろう。

 

教皇ピウス9世は、度々命を狙われるが、命を落とすまでにはいたらない。聖母マリアは常に教皇と共にあるだろう。

 

・第2段階においては、フランス、イタリア、スペイン、イギリスが戦争状態に入り、同国人同士が相争う凄絶な戦で、多数の血が流される。パリは焼かれ、マルセイユも消滅する。くり返し地震が発生し多くの都市がそのために倒壊する。

 

そして第3段階、世界はさらに恐るべき災厄に襲われる。

 そして正にこの間、不純の主たる古き蛇と交接した偽りの乙女から、ヘブライの宗教に属する反キリストが生まれるだろう。父親は司教だ。反キリストは生まれながらにして牙をもち、冒瀆の言葉を吐き散らすだろう。一言で言えば、彼は受肉した悪魔なのだ。反キリストは怖しい叫びを上げ、奇蹟を起こすだろう。

 

・気候は変化し、大地は悪しき果実しか生まず、星は通常の運行をやめ、月はもはや赤みを帯びた弱々しい光しか放たない。大地は震動し、山や街も地震に飲み込まれる。ローマは信仰を失って反キリストの本拠となり、大気の悪魔たちが反キリストとともに、地上や大気中に奇蹟を起こし、人間はますます堕落する。

 

・世界の終わり、最後の終末が訪れ、教会は衰退し、世界は悲嘆に暮れる。血腥い戦争、飢饉、黒死病をはじめとする疫病が蔓延する。怖ろしい雹が降り注ぎ、雷が街に轟き、地震が数々の国々を呑み込むだろう。

 聖母マリアが介入するのはこの時だ聖母マリアは、地上に切実な訴えをなし、天にいまし天をすべる神のまことの信者に呼びかけ、人となりしキリストを真にまねぶ者たちに呼びかけ、人間の唯一、真の救い主に呼びかける。やがて神の霊に満たされたエノクとエリアが現れ、神の力と共に祈り、善意の人々が神に対する信仰を回復する。義人たちは聖霊の徳によって霊的進歩を遂げ、反キリストの悪魔的な過ちを断罪することになるだろう。これら義人の血と、涙と祈りによって、神の心はようやく動かされる。善と悪の最後の死闘が行われ、エノクとエリアはその途上で殺されるが、悪霊の王は、大天使ミカエルによって息の根を止められるそれと共に人間の傲慢も葬り去られ、全てのものが再生する。神に対する祈りが捧げられ、神の栄光が称えられる……。

 

・全体として、奇怪な幻想を長々と述べたてた。何を言わんとしているのか判然としない。冗長な上に誇張やくり返しの多い、およそマリアの口から出たとは思えない悪文の類だが、19世紀の末期から20世紀初頭にかけて、この預言は一部のカトリック信者の間に熱烈な信奉者を得た。

 

・例えば、文学者で厳格派カトリックに回心したレオン・ブロワは、ほぼこのメラニー・カルヴァの預言にもとづいて、『泣く女』(1908)などの作品を書き、いわばメラニー派ともいえる信仰を確立する。

 

・しかし、ユイスマンのようにオカルティズムを経て原理主義カトリックに転向した者たちも含めて、多くのオカルティストたちは、このメラニー・カルヴァの「第2の預言」で語られる「反キリスト」を反ユダヤ主義、反フリーメーソンと重ね合わせる形で、一種のオカルト陰謀論を紡いでいく。ドイツの場合、反ユダヤ主義は、白人=アーリア人優越思想のゲルマン化した形態である「フェルキッシュ思想」を介して、ナチスによるホロコーストへとつき進んでいくが、フランスをはじめとするカトリック圏においても、右派オカルティスト、原理主義カトリックの圏域から、対独協力派のヴィシー政権シャルル・モーラスセリーヌに連なる妄想的な「オカルト=陰謀論が形成されていくことになる。

 

 

 

『何かが空を飛んでいる』

稲生平太郎     国書刊行会   2013/11/25

 

 

 

異界の言葉―テオドール・フルールノワ『インドから火星へ』

・たとえば、1895年夏には、アメリカの霊媒スミード夫人の許に、死者の霊を通して火星の住民に関する啓示が届いた。いっぽう、それを少し遡る1894年暮れ、大西洋を隔てたスイス、レマン湖畔でも、カトリーヌ・ミュレルという名の女性が、火星からの詳細な通信を受けはじめた・・・。

 

・そして彼が1894年に出会った霊媒こそカトリーヌ・ミュレルにほかならず、フル-ルノワは以降5年に及ぶ詳細な研究を経て、その成果を『インドから火星へ』として世に問うたのである。

 

・ミュレルは当時30代前半で昼間はジュネーヴの大きな商店に勤務していた。彼女のプライヴァシーを考慮して『インドから火星へ』ではエレーヌ・スミスなる仮名が用いられており、今ではその名前のほうで知られているから、ここでも以下彼女をエレーヌと呼ぶことにしよう。

 

霊媒としてのエレーヌを特徴づけているのは、ひとえに彼女―もしくは彼女に憑依する霊たちーの紡ぎ出す『物語』に他ならない。それは簡単にいえば、長大な転生譚である。すなわち、彼女は15世紀にあってはインドの土豪シヴルーカの王妃、18世紀においてマリー・アントワネットであった。そして、彼女の指導霊レオポールトとは、実は仏国王妃の愛人、かのカリオストロであり、いっぽう、フルールノワ教授も観察者の位置にとどまることを許されず、シヴルーカの生まれ変わりの役を振り当てられた。容易に想像がつくように、フルールノワとエレーヌの間に、精神分析医と患者に発生する共感現象が起こっていたのは疑えない。

 

・そして、火星。彼女の霊魂は地球の軛を離れて火星にも転生したのであり、火星の住民、自然、風景などの描写がやがて交霊会の席上にもたらされるようになった。それはあるときは言葉によってであり、あるときは絵画によってである。

 もちろん、こういった複数の生(フルールノワはこれらをそれぞれヒンドゥー物語群、王妃物語群、火星物語群と呼ぶ)をめぐる通信は、エレーヌとその信奉者にとっては紛れもない事実としてうけとめられた。

 

私を涅槃に連れていって

・そういうわけで、本章では、空飛ぶ円盤の世界のなかでも最もいかがわしく、かつ生臭いUFOカルトに焦点をあてることにしよう。

 UFOカルト、あるいは宇宙人カルトという言葉は、普通の人にはおそらく馴染みがないでしょう。ただし、実際には、円盤をめぐる運動のなかではこれが社会的にも最も影響力が強いんだよね。ともかく、具体的な例からまず挙げてみようか。

 

・たとえば、1980年に発足した「日本ラエリアン・ムーブメント」-この団体はフリーセックスを教義のひとつとしているためにマスコミで騒がれたりしたが、本質的には、世界中に数多ある典型的なUFOカルトのひとつである。「教祖」はクロード・ボリロン・ラエルと名乗るフランス人で、彼は1973年にUFOに乗ってきた宇宙人と接触、宇宙人と人類についての「真理」を告げられて、「ラエリアン・ムーヴメント」を興し、現在、日本を含めて世界中で約3万人の信者を従えている。

 

・ラエルによれば、人類を地球上に創造したのは彼方から飛来した宇宙人たち(エロヒムと呼ばれる)であり、聖書とはその事実を記述したものに他ならない。2万5千年前の創造以来人類を見守ってきた宇宙人たちは、現在ラエルを自分たちのメッセンジャーとして用いているのだが、破滅に瀕した世界を救うためにはエロヒムを地球に再度迎え入れねばならない・・・。

 どっかで聞いたような話のような気がしますが、実はそのとおりで、基本的には昔からある話です。陽の下に新しきものなしって言うけれど、僕たち人間は大昔から同じ話に聞きほれてきて飽きない動物なんだ。

 

・こうして熱狂的なコンタクティ・ブームが始まり、彼らの周囲に集まった人々はカルトを形成して、UFOカルトの第一次黄金時代が現出したのである。外来文明の受容の素早さには定評のある我が国にも昭和30年代全般にこのブームは波及、イギリスのコンタクティ、ジョージ・キングの創設したカルトの日本支部があっという間にできているし、「宇宙友好協会(CBA)」という世界に誇るべき(?)カルトも形成された。CBAはその行動性、熱狂性で群を抜いており、地軸がもうすぐ傾いて世界は破滅、異星人の宇宙船に乗っけてもらって助かるんだという「教義」のゆえに、悲喜劇が展開することとなった。

 

・なお、三島由紀夫の怪作『美しい星』は、CBAのことを知らないと理解できない部分が多いので要注意。そうそう、CBAといえば、僕には個人的な思い出がある。僕が70年代の円盤ムーヴメントに足を突っ込んでたことは話したよね。で、その頃CBAなんて幻の団体というか、とっくの昔に潰れてると最初思ったんだけれど、ところがどっこい、円盤の裏の世界で依然として精力的な活動を続けているのを目撃して、驚いてしまった。このへん、ほんまにやばいような気もするので、詳しく語るのはやめにしよう。

 

 

『口語訳・遠野物語』 

柳田國男) (河出書房新社)  1992/7

さらわれた娘(上郷村)

原文修正:当ブログ ・上郷村の民家の娘が、栗を拾いに山に入ったまま、とうとう帰って来ないことがありました。いくら待っても待っても帰ってこないものですから、家の人たちもついに諦めてしまいました。しかたなく、かわいい娘がいつもしていた枕を娘の身代わりにして、泣く泣く葬式を出しました。そして、いつの間にか2、3年たってしまいました。 ところがある日、同じ村の人が猟をしに古葉山の中腹に入ったときのことです。遠くからは気がつきませんが、大きな岩がおおいかぶさって、その下が洞窟のようになったところで、思いがけず、この娘とばったり出会ったのです。 二人は互いにびっくりして、しばらくは声も出ませんでした。が、猟師が尋ねました。 「ほだら、おめえはなにしてこんたな山の中にいるんだ・・・・」 「栗拾いに山の中に入ったところ、とってもおっかない人にさらわれで、気がついだら、こんなどこにいたったのです。なんども逃げて帰りたいと思ったけれども、少しもすきを見せない人だから・・・」と、娘は青い顔で答えます。 「それでは、そのおっかない人って、どのような人なんだ」と猟師がたずねますと、「私には、普通の人間と変わりなく見えるけれど。ただ、背丈はとても高くて、眼がきつくて、恐ろしいときがあるのす。私は子供を何人も生んだけれど『この子供は、おれに似てないから、おれの子ではない』と言って、どこかに連れで行かれてしまったの。本当に、食うんだが、殺すんだが分からないけれど・・・ 「その人は、ほんとうに、おらと同じ人間なんだろうか・・・」と猟師がかさねて尋ねますと、「着ている着物などを見ても、普通の人と変わりないけれど・・・。そういえば、眼の色が違っている。市日と市日の間に、1回か2回、同じような大きな人たちが、4、5人集まって来て、なにが、一緒に話をして、どこか出かけるようだった。食物など、外から持ってくるところをみれば、町にも出かけるんでないですか」と娘が言ったあと、「あや、こんな事言っているうちにも、あの人、帰って来るかもしれぬ・・・」と、おびえたようすで、あたりをきょろきょろ見回し始めました。 この猟師も急に恐ろしくなり、あわてて逃げ帰ったということです。いまから、せいぜい20年くらい前のことだと思われます。 人さらい 遠野の里に住む人々の子女で、異人にさらわれていく人は、毎年多くありました。ことに女の人に多かったということです。

 

 

 

聖母マリアの奇跡』

世界中に出現する「キリストの母」からの預言メッセージ

鬼塚五十一  学研  2003/5

 

 

 

『ファチマ第3の秘密を全世界に公表しろ!』

・改めて振り返ってみると、すでに23年の歳月が流れている。当時、私は『週刊現代』(講談社)の記者をしていた。

 そんなある日、デスクから「面白そうだから、これを追いかけてみろ」と、小さな新聞記事の切り抜きを渡された。記事といっても、わずか1段数十行の、いわゆる「ベタ記事」と呼ばれるものである。丹念に隅から隅まで読む人でないと、思わず見落としてしまうような小さな記事だ。そこにはこう書かれてあった。

ハイジャック犯の要求『ファチマ第3の秘密を全世界に公表しろ!』

 ロンドンのヒースロー空港で、旅客機がハイジャックされ、犯人はそう要求しているものの、その要求内容はまったく不明だということだった。そのほか、詳細は何も書かれていない。

 

聖母出現の聖地に続々と訪れる巡礼者たち

ポルトガル人を夢中にさせるものは、3F。ファチマ、ファド(ポルトガルの演歌)、フットボールである。その3Fのひとつ、ファチマが聖母出現の聖地であり、毎年5月13日がその祝日となっている。人々の群は、そのファチマへ向かう巡礼者なのだ。

 彼らは昔から何日もかけ、歩いてファチマに巡礼する。今やこの国民的行事となった巡礼のため、政府の軍隊や赤十字は国道の要所に仮宿泊所や治療所のテントを設け、国をあげてこの宗教的行事に対応するのである。

 

3人の子供たちに告げられた3つの預言

・ファチマは、首都リスボンから北東へ約150キロのところにある、人口わずか2500人の小さな村である。この村に聖母マリアが出現したのは、ロシア革命が勃発した1917年のことだった。

 

・その年の5月13日、ルチア・ドス・サントス(当時10歳)と、その少女のいとこにあたるフランシスコ・マルト(当時9歳)とヤシンタ・マルト(当時7歳)の兄弟が、羊を負いながらコーワ・ダ・イリアという窪地にやってきたとき、聖母の出現を受けたのである。

 そのとき、聖母は雪のように白い衣服をまとい、黄金色で縁取られた白いマントを羽織っていた。聖母はこの世のものとは思えない清らかな声で、3人の少年少女に優しく呼びかけた。「怖がらないで。悪いことはしません。私は天国からやってきました。世界が平和であるように、毎日熱心にロザリオの祈りを唱えなさい

 そして聖母マリアは3人の子供たちと、毎月13日の同じ時刻、同じ場所での再会を約束して別れを告げたのである。

「ご出現があったのは合計6回で、第3回目の7月13日、聖母は3人の子供に3つの預言をいたしました。第1の預言は、当時の第1次世界大戦(1914年~1918年)が間もなく終結するだろうということ。第2の預言は、第2次世界大戦の勃発、核兵器使用とソ連の脅威です。そして第3の預言は、まだ公表されていないのです。その第3の預言が秘密にされつづけたため、『ファチマ第3の秘密』といわれるようになったのです

 いうまでもなく、第1と第2の預言は見事に的中している。とくに第2次世界大戦の預言は、恐ろしいほどに当たっている。

 

・預言を受けた3人の子供のうち、ルチアは1948年から現在までコインブラのカルメル修道院で健在であり、2003年には96歳になる。彼女には、ローマ教皇の許しがない限り、親戚以外は面会することができない。

 筆者も当修道院を訪れ、取材を申し込んでみたが、ガードは堅く、断られてしまった。近所の人の話だと、彼女は選挙のとき以外は外出しないという。

 カルメル修道院はルチアに関して、厳しく沈黙を守ったままである。

 残りのふたり、フランシスコとヤシンタは、聖母マリアの預言どおり、出現から1年たらずのうちに死亡している。

 

輝く太陽が火車のように回転し、落下した!?

・出現当時、3人の子供たちは当然のことながら、人々から嘘つき呼ばわりされ、地元の教会からもきつく戒められていた。

 ところが、噂が噂を呼び、第5回目の出現があった9月13日には、刈り入れの忙しい時期にもかかわらず、2万5000人から3万人の群衆がファチマの地に押し寄せてきた。その日の目撃者は次のように語っている。

「前の日からひっきりなしに人々の列が続き、明日の出現に立ち合うために徒歩でファチマへ向かった。それは本当に人の山だった。道を歩きながらロザリオを唱えつつ進む、無数の巡礼者の敬虔さ。燃える信仰。私は深く感動し、たびたび目から涙が溢れでた。10時ごろ、私たちは到着した。群衆はすでにおびただしい数にのぼり、ほとんどの人がひざまずいて熱心に祈った。最後には群衆の数は、3万人近くもなっていると思われた」

 

3人の子供たちには、球に乗った光り輝く聖母マリアが見えた。

 

聖母マリアは3人の子供たちに、戦争の終結を願うためにはロザリオの祈りを続けることが必要だと説いた。そして、かねてからの約束である奇跡の実現の日と、10月13日に再来することを告げ、再び光を放つ球に乗って太陽の中に消えていった。

 約束の10月13日、ファチマには10万人以上の群衆が押し寄せ、興奮の坩堝と化していた。聖母マリアはその10万人の群衆の前で、太陽を火車のように回転させたのである。

 太陽の大きな光の束は、緑、赤、黄、紫、青と変化し、四方八方に飛び散った。周囲の雲は虹を浴びたように輝きわたり、木も草も人間も動物も、地上のものは大光線の綾なす世界に飲み込まれてしまった。群衆は息を殺し、身動きひとつせず、この光景に見入っていた。

 この光の乱舞は合計3回続いた。ところが、3回目の回転が終わると、太陽は赤く燃え上がる火の玉になり、群衆目がけて突進してきたのだ。まるで世界の終わりが来たかのようだった。

 詰めかけた群衆は大混乱に陥った。大多数はその場にひざまずき、うめき声や涙とともに、大声で今までの自分の生き方に対する改悛の祈りを唱えはじめた。人々はこのとき、強い熱を感じていたのである。

 人々の祈りが高まったとき、突如、太陽は落下を止め、降下したときのように稲妻の光のようなジグザグの経路をたどって元の場所に昇っていった。やがて、少しずつ普通の輝きを取り戻し、青空の中におさまったのである。

 奇跡は終わった。

 このとき、出現前に土砂降りの雨に打たれ、濡れていた人々の着物は乾いていた。

 群衆の中には信者もそうでない者も、田舎の人も都会の人も、科学者も新聞記者もいたが、すべての人々は一様に信じた。

 さらに、この現象を何も知識のない多くの人々が、ファチマから30~40キロ離れたところで目撃している。

 

・翌日の新聞は、このファチマの大奇跡を大々的に報道した。教会ではあまりの事の大きさに、10年以上厳密な調査を重ね、1930年10月13日、ファチマの聖母に対する信心を許可することを正式に宣言した。この奇跡が許可された日、出現があったコーワ・ダ・イリアには10万人もの巡礼者が、世界各地から集まってきた。

 1932年5月13日には、リスボン駐在教皇大使自らが大巡礼団の団長を務め、ファチマを訪れた。

 現在、ファチマの聖母出現地には、広大なファチマ大聖堂が建てられ、世界各地のカトリック信者が年間200万人も訪れている。

 

「未知なる知性体の科学技術力が不明である以上、戦闘することは絶対に避けるべきだ」(9)

 

・また、「神々や天使は、背後霊や守護霊となり人間に憑依している」とか「神々も市井の人となり普通の生活をしている」ので誰も分からないそうです。はるかに進化した宇宙人が人間の精神体に侵入してくる時代だ」そうです。時空を超えた宇宙人の「この世」への介入・影響力は普通人には分からないそうです。タイム・トラベラーが「この世」を支配しているそうです。

 

・戦後、国際連合の設立に協力したといわれるアプ星人とのコンタクト・ストーリーが南米にあります。アプ星人はキリストの出身星の異星人だそうです。キリストも様々に転生しているようなのです。キリストの転生体である「サナンダ」という異次元の金星のマスター(長老)とのコンタクト・グループが日本にもあったそうですが、どうだったのでしょうか。「キリスト(アプ星人)の一族が地球を管理している」という奇説もあるといわれます。サナンダはヤマトタケルでもあったという説もあるといわれます。神々はさまざまな歴史的な人物に変身すると指摘されています。

 

・「夢の中でアストラル・トリップしてクリスタル・シティでキリストと会った」という欧米のチャネラーが多いそうです。ちなみに、『銀河間トラベラー「アプ星人」との170時間』(5次元文庫)という本があります。キリストの出身星はアプ星だったそうですが、アプ星人は国際連合の設立に尽力したという話もあり、今も影響力があるようです。アプ星人は現代では南米にも飛来しているようです。遥かに進化したアプ星人が現代でも「地球の管理」を担当しているという話は、私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。

 

・神の様な存在とコンタクトして、予知夢を見るというブラジルのジュセリーノ・ノーブレガ・ダルースという人物がいましたが、彼の予知夢の当たる確率も高いとはいえないそうです。昔のマスコミに登場したようですが、今はどうなのでしょうか。彼の予知夢が正確に当たらないのは、ジュセリーノの能力による解釈の不正確さに起因するともいわれています。また未来におこることも変化するし、パラレル・ユニバース(並行宇宙)なので、一つの事象に多くのパターンが存在するともいわれています。

 

・人間のする未来予測は当たらない場合のほうが多いとも言われています。明日のことも正確に予測できないのですから当然でしょうか。日本には「未来予知学」というものはないそうですが、未来のシナリオを描く研究機関や調査会社が少しはあってもいいのではないでしょうか。このような世界経済が激変している時代には、未来のシナリオを描いてこそ、将来の需要予測から企業の長期・中期計画が立てられるというものです。

 

・日本も戦後禁じられた諜報機関でも作らないと数十年の懸案の北朝鮮拉致事件ですら解決できないでしょうか。イスラエルモサドのような実力のある諜報機関の設立を急ぐ必要があるのではないでしょうか。公安調査庁の元部長によれば、日本はCIAのような諜報機関のない欠陥国家だそうです。ちなみに、イスラエル諜報特務庁のモットーは「助言なしには人は倒れる、安全と救済は多くの助言者の中にある」とのこと。「イスラエルシリウスと通商協定を結んだ」といわれます。

 

マクモニーグルの未来透視に「23世紀と24世紀における2度の大戦で人類の人口が6分の1に大激減する」というのがあります。また「貧者の核兵器」といわれる生物化学兵器の生産に熱心な近隣諸国もあるようです。生物化学兵器がそのとき大量に使われるというのです。「戦争狂人と呼ばれる人民解放軍の将軍たちが執拗に米中戦争のシナリオを研究している」といわれます。「イルミナティ・エージェントが第三次世界大戦を引き起こす」という不気味な予言もあるようです。「竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を管理している」といわれます。核兵器が拡散しますと「核戦争はすぐそこにある危機」といえるのかもしれません。バベルの塔=世界統一王国=ニムロデ=バアル=モロク=メイソン=イルミナティ=世界統一政府ということになるといわれます。「きわめて近い将来、カイパーベルト・エイリアンと第4帝国、イルミナティがひとつになって、全地球規模の管理システムの構築が試される」と指摘されています。

 

戦後の日本社会において、もっとも大きな影響を与えた予言をあげるとすれば、それがノストラダムスの予言』であることは間違いない」といわれます。ノストラダムスの大予言』や『日本沈没の本は、オウム真理教にも大きな影響を与えたといわれます。フランスの占星術師や医者であったノストラダムスは、当時異星人とコンタクトしていたのかもしれません。オウム真理教事件の過激なテロリズムは私たち一般人には、理解できないほどの陰惨なものだったようです。カルトの恐ろしさをまざまざと世間に示した事件でした。新聞等で知る程度の知識では、オウム真理教事件の背景は正確には分からないといわれます。宗教の持つ超常性、不可思議さがあったのかもしれません。

 天理教も巨大教団になりましたが、そこまで教団を押し上げたパワーは、どこからきたのでしょうか。戦前の新興宗教は、官憲の弾圧を多く受けたようです。しかし、当時の大衆には、新宗教に対する大きな需要、期待があったと語られています。多くの信者を引きつけるのは「何か」があったからなのでしょうか。

 

amazonで「オウム真理教」といれますと422件の書籍がわかります。世間を騒がしたカルトとして、有識者が大変、研究したようです。個人としては把握できない量のようです。私たち一般人は、膨大な情報量で、よく分かりません。魔神か、それこそ大悪魔でも憑依したのでしょうか?!

村上春樹氏も『アンダーグラウンド』(講談社 1999/2/3)オウム真理教団による地下鉄サリン事件の62人の関係者にインタヴューをしています。

 

・天変地異の予言は世界中に非常に多いようですが、すべてが正確に当たることは難しいようです。しかし、この度の東日本大震災で大津波などの怖さが世間の80%の人々に認識されたようです。「80対20の法則」というものがありますが、大津波の恐ろしさを認識していたのは、20%の人々程度でしたが、東日本大震災で、80%の人々の脳裏に大津波の怖さが刻みこまれたようです。

 

・今度は過剰反応とは言えませんが、凄い内容の津波などの警告が異例な形で地震学会の多くの学者からでておりますが、地方自治体の関係者は震災対策の計画変更に大変なようです。津波の基準が2倍から3倍以上になったわけですから避難マップや、避難場所を再設定しなければならなくなったようです。「備えあれば憂いなし」ということでしょうか。

 

・『日月神示』の予言の研究者も多いそうですが、2012年のアセンションの時代を経てプレアデスの世からシリウスの世に変わったといわれます。いろいろな不気味な話も多いようで、外国の預言者や予言者のものと比較して詳しく分析している人も多いそうです。

 

日月神示』の預言もナンフィクションというよりもリアルと考えたほうがよいようですが、さまざまな難しい解釈があるそうで、私たち一般人にはすんなりと理解することができないようです。

 

・2012年のアセンション(次元上昇)ということがスピリチュアルな世界では話題になっていました。大変なことのようでしたが、私たち一般人には理解不能で訳のわからない話が多いようでした。アセンション(次元上昇)で何が起こったのでしょうか。本当に「プレアデスの世からシリウスの世に変わる」のでしょうか。荒唐無稽な内容も多いそうで、にわかに信じられないものも多いようです。様々な変化がすでに起きてきているのでしょうか。

 

・人類に7千年進化しているプレアデス星人と数百万年(?)以上、進化しているシリウス星人とでは、途方もない差があるようなのです。どの程度進化しているのか正確には分かりません。パラレル・ユニバース(並行宇宙)に住むシリウス星人とのコンタクトが世界中で増えてきているようです。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だといわれます。

 

・「イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会える」という与太話、冗談があるそうですが、神々も市井の人となり普通の生活をしているそうですので、現代の神話が分からないようです。「異星人はとうに地球を訪れていて、地球人社会にまぎれ混み、密かに地球と我々の文明を監視・調査し社会生活をしている」そうですが現実に何も分かりません。

 

・異次元のその社会生活の形態もはるかに進化した異星人になるとウォークイン(憑依)やワンダラー(転生)の形をとるようなので、私たち一般人には理解不能のようです。人間の背後霊や守護霊も異星人が憑依したものかもしれません。異人のネットワークでも昔からあるのでしょうが異人同士以外は分かりません。

 

エドガー・ケーシーなど欧米の著名な予言者たちが、「日本沈没」論を20世紀末に唱えていたので、識者も解釈に困ったそうです。そのままの解釈を映画にした「日本沈没」という日本映画もあったそうです。どのように解釈すべきか不明です。「海が陸になり、陸が海となる」ということも大津波で現実に起こらないと、(過去数回三陸地方に起こりましたが)学者、知識人たちでさえ覚醒できないようです。

 

・現在の山岳地帯が超太古に海であったので海の生物の化石が出てくる山岳地帯は少なくないようですが、地軸の逆転でもあるのでしょうか。超太古には何度も地球の大異変はあったようです。

 

東日本大震災により、いままでの反動といいましょうか。過剰な反応といえませんが、官民一体で防災意識が、かってない高まりをみせているようです。

 

・神々や天使が憑依したりして新興宗教やカルトができるそうですが、世界中で神懸りは、少なくないそうです。神々の話は範囲が広くて私たち一般人は、詳しくは知りません。一神教多神教の議論もさまざまなようです。天理教の教祖中山みきに憑依した神々は多かったようですが、後の後継者が、一神教に指導したといわれます。中山みきに憑依した神々も正確なことは分かりません。民俗学柳田國男も先祖霊や氏神について考察しています。八百万の神々といわれますが、街中に出歩くとさまざまな祠や小さな神社や寺院に出会います。

 

・神々が現界に影響を及ぼすことは、各民族の伝説や習俗に残っているようですが、天国に出入りしているシリウス星人クラスの高等知生体がその正体かもしれません。

 

・「シリウス星人は、世界中で奇蹟を演出している」とも言われているようですが、グレイなどと違って人間タイプのために詳細は不明のようです。シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物であるともいわれます。シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。「透明人」とシリウスA星人が創造し、りゅう座(ドラコ)に配置した爬虫類人がとてつもなく進化したそうです。

 

シリウス星人は、憑依現象(ウォーク・イン)、人格転換(ゲイ)や転生現象(ワンダラー)を自由に操作できるとも言われていますが、見えない現象のために理解不能のようです。

 

・日本の神道は、アンタレスに本拠があるホワイト・ブラザーフッド(白色同胞団)に密接に関係しているそうです。国常立神(くにとこたちのかみ)は、どのような位の神さまなのでしょうか。大本教チャネリングを始め、この世に対して情報を流す神さまのようです。火星霊人は、ホワイトブラザーフッドと関係があるのかもしれません。その昔、アンタレスエーテル質量を操作できる異星人がいて、自由に宇宙旅行をしたといわれます。「アンタレス人は、トルコ人ギリシャ人、スペイン人のDNAに関係し、同性愛者で生殖目的でのみ女を使用すると考えられている」と指摘されています。

 

・「上の神」と「下の神」、「天空の神」と「地下の神」とか2種類の神々の系列があるそうです。日本神道でも天津神天之御中主神国之常立神、アマテラス)と国津神大国主)の区別があるようなのです。神々の世界は2種類の神々によって、緊張、対立があり進化してきたともいわれています。宇宙でも2種類の異星人の対立が大規模なスター・ウォーズになったようです。地獄にも神様がいるようなのです。国常立神(くにとこたちのかみ)は、当初の神さまでしたが、その後、神様の役割や地位が変化したようです。艮(うしとら)の金神ともいわれ、祟り神とされたようです。あまりにも厳しすぎて、他の神さまに嫌われたようです。神々や天使(進化した異星人)は、はるか遠い次元にいるのではなく、人類の進化に密接に関係しているようなのです。

 

出口王仁三郎の『霊界物語』はまた「予言の書」ともいわれます。遠い未来には長身の「神人」と小人の「人類」の2種類の種族が残るという話です。2種類の宇宙人種族があり、対立発展していくというストーリーのようです。あの小柄なグレイも「核戦争を繰り返して退化した人類の未来の姿だ」というタイム・トラベラー説もあったようです。「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球の爬虫類的異星人(レプティリアン)は、オリオン連合を作っているようです」が、よく核戦争のスター・ウォーズをしたようなのです。

 

米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです奇妙なことに、オリオン人はかっては琴座からの移民である人間らしい存在だったが、その後レプティリアンに征服されてしまった」ともいわれます。「シリウス人はオリオン人と交戦していた。この敵対関係は今でも続いている」ともいわれます。

 

・国常立神(くにとこたちのかみ)は現代のチャネラーでも交信しているという人が少なくないそうです。「艮(うしとら)の金神」ともいわれていますが、詳細は不明のようです。理論的には神々とは時空を超えており、不死の世界の住人のようですから、現代でも「そこら辺のおっさんや老人、若者」の精神体に憑依しているのかもしれません。明治時代以降にも、神々が憑依して、「中山みき」のように天理教教祖などの新興宗教の教祖になった人々も多いようです。が、その超能力を神々が示さなければ、識別不能で誰も何も分からないでしょう。現代の神話は誰も知らないようです。「進化した宇宙人は人間の肉体や精神体に憑依するので誰にも分からない」そうです。

 

・皇室の祖神(皇祖神)の一柱の天照大御神(あまてらすおおみかみ)についても、理論的にも神々は時空を超えており不死なのですから、現代でも何らかの形で影響力を行使しているのでしょうか。天照大御神(あまてらすおおみかみ)については、情報が膨大でまとめきれない面もあるそうです。私たち一般人は、当然詳しくはありません。「イルミナティなどのフリーメーソンに入れば『神』に会える」という与太話もあるそうですが、アマテラスのコンタクティやチャネラーでも現代にいるのでしょうか。チャネラーの本を読むと様々な神々がでてきて驚きます。「透明人」とシリウスA星人が創造し、りゅう座(ドラコ)に配置した爬虫類人という話もありますが、爬虫類的異星人(レプティリアン)も龍神やアヌンナキという神様になっているようです。アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。

 

・「天使は神の秘密諜報員である」という説もあり、異星人の種類は多いようです。「アメリカ空軍の士官学校の教科書には宇宙人の種類が載っている」、「アメリカ空軍は133種類の宇宙人を確認している」そうです。「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ている」という与太話もあるそうですが。

 

「昔の神話」があるように「現代の神話」「現代における神々の活動」もあるようなのです。が、宇宙人の話のように書籍などのマスコミに載らない以上、私たち一般人には訳の分からない話だそうです。また、「アセンションンの時代に向かって一般人のチャネラーが増える」という説もあるそうです。宇宙人情報が国家安全保障上の最高機密(トップ・シークレット)の数段階上の厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いのため、進化している宇宙人である神々や天使の情報は分からないようです。「知る人そ知る」の世界のようです。宇宙人情報が、アバブ・トップシークレット扱いになっているので、無知な方がよいのかもしれません。

 

天理教中山みき大本教出口王仁三郎出口なおも警察の宗教弾圧を受けていますが、特に大本教の宗教弾圧は熾烈で、当時の明治政府がその影響力の増大を恐れたからのようです。霊界物語』の解釈本が多く出ているようですが、50世紀も遠い未来を見通したものは少ないようですamazonで「大本教」と検索すれば、399件、「天理教」と入力すれば1157件がでてきます。艮(うしとら)の金神からの情報は膨大で有識者の評価も高いようです。遠い未来の夢物語も述べていますので、驚異的です。

 

国常立命は、ウシトラの金神ともいわれ、祟り神として封印され、抹殺された神々の代表みたいな神だそうです。大本教をはじめとする多くの新興宗教の教祖などに憑依して、割合、頻繁に登場しているそうです。当初の主神だったのが、あまりにも厳しすぎて、異界に幽閉された神なのかもしれません。艮(うしとら)の金神は天国のような所から来たのでしょうか。はたまた、黄金の空のある黄金の神都の異世界から来たのでしょうか。

 

・「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球」という説もあるそうです。天国は「サマーランド」、「ブルーアイランド」のように真っ青な空のようです。米国人の死後の世界は「サマーランド」とか「ブルーアイランド」とか言われますが、「西方極楽浄土」と同じようです。「サマーランド」はかなり進化しているようなのです。

 

・サナート・クメラといえば、貴船神社鞍馬寺、魔王尊、地球の霊王、シャンバラの王などと連想される単語が連なりますが、ウシトラの金神とともに有名です。現代のチャネラーの中にもウシトラの金神とチャネリングする者もいるそうです。「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」といわれます。オリオン星人は人類に5万年進化しており、羽の生えたドラコ人やグレイの長身体のリゲル人もオリオン星人のグループといわれています。

 

・官憲に弾圧された大本教は、その巨大さゆえに官憲に恐れられたのでしょうか。古史古伝マニアのいう『竹内文書』の「超太古、日本は世界の中心だった」という話もいずれ再構成される時がくるのでしょうか。「神々も市井の人となり普通の生活をしている」という説もありますが、誰も認識ができないようです。「神々や天使は、背後霊や守護霊となり人間に憑依している」そうで、だれにも分からないようです。つまり「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」そうです。

 

・太古から神々や阿修羅が争い、殺し合い、スター・ウォーズがあったのでしょうか。「シリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」という説もあるようです。神人をめぐる争いのようです。また、堕天使グループが天国に戻りたいと暴れるのかもしれません。宇宙連合からの情報は膨大のようですが、アバブ・トップシークレットのため理解ができるのはイルミナティ・エージェントたちのようです。

 

・「イルミナティ・エージェントが第三次世界大戦を起こす」ともいわれているそうです。イルミナティ・エージェントとは、謎の組織のようですが堕天使グループのことでしょうか。また「天使は神の秘密諜報員である」ともいわれます。「竜座人(ドラコ)が遥かに進化しており、このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティである。交配人種であるイルミナティが地球を管理・支配している」という話もあるようです。

 

・人類が50世紀に小人になる可能性はあるのでしょうか。戦後米国に飛来したハリウッド映画でもお馴染みの小柄なグレイは、人造ロボットで最下層の労働者階級だとする説(金髪碧眼の人間タイプのノルディックは位が高い)もあって、その正体に関する説は色々あるそうです。また、グレイはゼータ・レチクル星人で、人間タイプや長身タイプ(リゲル人)もいるとのことです。ノルディックとオレンジは、両方ともプレアデス星座の“アルテア4・5”から来ているといわれています。

 

・その諸説の一つにグレイの「人類の未来の姿説」、「人類の未来からのタイム・トラベラー説」というのもあって、激しい核戦争を繰り返して、人間タイプがだんだん退化していき、小柄でグロテスクになり、我々の見る小人の異星人になったという説もあるそうです。人類も核戦争を繰り返して、グレイのように小人化していくのかもしれません。「河童もグレイの一種で今もなお、海底基地にいる」とイタリアのクラリオン星人のコンタクティ、マオリッツオ・カヴァーロが述べています。

 

・なお、ゼータ・レチクル星人は、多種多様なようですが、実際のスター・ウォーズは、激烈で惑星を吹き飛ばす超兵器も登場したようです。核兵器ばかりではなく、現代で『貧者の核兵器』といわれる『細菌兵器』や『化学兵器』も使われたのかもしれません。ちなみに、中世のペストや1918年のスペイン風邪も宇宙人の生物兵器だったという奇説もあり驚きです。インドの古い叙事詩にもありますが、特にスター・ウォーズの歴史は非常に多かったようです。インドでも超太古に宇宙でのスター・ウォーズと地上でのスター・ウォーズの続きがあったようです。神様の王様、インドラ(帝釈天)とアシュラ(阿修羅)の争いが続いているようなのです。天上では過去、現在、未来と2種類の宇宙人の争いが続くのかもしれません。

 

・未来には人類の退化した小人のものと長身の神人の2系列が存在するようになるようです。人類は神人のレベルに到達できないようです。異星人の世界でも長身の金髪碧眼のノルディックと小人の従者のグレイの2種類がありますが、遠い未来には長身の神人とその従者(小人の人類)の組み合わせになるようです。特にオリオン星人は階級意識が強いそうです。

 

・また、裏宇宙(異次元世界)には巨人タイプの異星人もいるようです。モンスター・タイプの生物も裏宇宙にいまだに存在しているともいわれます。フランスの有名なコンタクティのクロード・ボリロン・ラエルの報告では、小柄で完全な人間タイプで3万年進化しているリラ(琴座)星人もいるそうです。リラ星人のエロヒムが「人間を実験室で創った」といわれます。

 

・神々の世界は時空を超えているので出口王仁三郎の『霊界物語』はリアルな感じがするそうです。神々からチャネリングした未来情報はすべてがあたるとは言えませんが、タイム・トラベラーからの情報ですから当たる確度は高いようです。実際には、多くのパラレル・ユニバース(並行宇宙)があるので、実現する未来が多様に変化していくそうです。「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球である」そうです。

 

・日本の神道はアンタレスに本拠があるホワイト・ブラザーフッド(白色同胞団)に密接に関係しているそうです。ノストラダムスのいう「日本はヘルメスが統治する国」だそうです。そうだとすると、「神の中の神」といわれるゼウスのクラスの神々も存在し、霊界通信のみではなく、人間に化身し、人間の姿を装い、地上にひょっこりと出てきているのかもしれません。超能力を示さないので、周囲は気付かないということでしょうか。その後のゼウスとは、現代にも存在するのでしょうか?

神々にはランクがあり、世界中で統一性があるようなのです。

 

・「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」といわれます。そうすると八幡神はオリオン星人系列の宇宙人現象だったのかもしれません。八幡神は謎の多い神であり、先達の研究でも明快な結論は得られていない」ということで、専門家にとっても不思議な神のようです。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。「不思議なゲイ(LGBT等)の現象は、宇宙人の人格転換である」という説もあるそうです。

 

・また米国に現れハリウッド映画にもなったメン・イン・ブラックの超能力は凄まじく、オリオン星人ともいわれています。「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)」がエリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。

 

遠野郷の民家の子女にして、「異人」にさらわれて行く者年々多くあり。ことに女に多しとなり。-遠野物語第三十一話」、「黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ。-遠野物語第八話」という伝承がありますが、これらの「異人」は、オリオン星人だったようです。異人も一部は社会に同化していったのかもしれません。「異人」の伝承は『遠野物語』だけではありません。全国的に「山の神」の伝説があるようです。

 

「大神比義(おおがのひぎ)は、宇宙人であった可能性がある」、「比義という人物は、“人間であって人間ではない人(神人)”と言われたとか、“500歳まで生きていた”という伝説がある」そうです。このような年齢はプレアデス異星人とかの宇宙人であった可能性があります。宇宙人は若く見えても、実際は想像を絶するような長寿の場合が多いそうです。数百歳以上、あるいは数千年以上、数万年以上とか、私たち一般人には、訳の分からない話だそうです。現代は、「宇宙人と普通の人間を区別できなくなっている」時代だそうです。

 

・アマテラスは、ギリシア神話の太陽神のアポロに比されています。インドやギリシア、中国の神々は、その国独自の色彩を持ちますが、性格は、共通性を持っているそうです。つまり、神々と宇宙人を同一視する説によると、「“神の中の神ゼウス”のような神に当たるのが、八幡神ではなかろうか」という説もあるようです。また八幡神は『天神さま』よりも格が上であるといわれているところから、神々の中でも上位の神なのかもしれません。「スサノヲがヤハウェ系列の神さま」とか、様々な説があるようです。日本の神々が外国の神々に対応されるという説です。「光り輝く3才の童子が現れて、『われは誉田(ほんだ)の天皇広幡八幡麿(すめらみことひろはたのやはたまろ)なり』と申された」そうですが、“子供の神様”なのかもしれません。

 

・宇宙人と神々と神仏などの関係は現代になってから指摘されだしたようです。日本の“神道”はアンタレスに本拠があるホワイト・ブラザーフッド(白色同胞団)に密接に関係しているそうです。

 

・書籍にもよく出てくる国常立神(くにとこたちのかみ)のチャネラーは現代においても少なくないそうですが、日本の神道はホワイトブラザーフッド(白色同胞団)にも関係があるといわれます。ホワイトブラザーフッドはアンタレスに本拠地があるといわれます。超太古、アンタレスエーテル質量を操作できる宇宙人がいて、全宇宙に拡散していったようです。進化している宇宙人は宇宙旅行をしているそうです。そして、「人間を創った進化している異星人」については、多くの種類があるようで、ほとんど知られていないようです。昔は「火星霊人と金星蛇人の対立・戦争」があったようです。太古、地球には「龍神」と「牛神」の2種類の神が来て、人間を創ったそうです。

 

旧約聖書の神が「龍神」で、新約聖書の神が「牛神」といわれます。スター・ウォーズでは「牛神」が「龍神」をテクノロジーの面で圧倒し、「爬虫類的異星人(レプティリアン)を低層4次元に追いやったといわれていますスサノオ命はヤハウェの系統の神だという説もあるようです。キリストはアプ星人だったといわれています。戦後、アプ星人は国際連合の設立に尽力したという話もあるようです。神々=宇宙人ですので、世界の神々は共通性があるようです。アプ星人は南米にも飛来していたようです。天照大神イエス・キリストのことである。天照大神天照大神たらしめる天岩戸開き神話は、イエス・キリストの死と復活の場面をあらわす」といわれます。

 

日本の神道はアンタレスに本拠があるホワイト・ブラザーフッド(白色同胞団)に密接に関係しているそうですが、現代でもホワイトブラザーフッドの日本人のコンタクティがいるというのですから驚きです。またゲイ(LGBT等)と言う不思議な現象が世界にありますが、「変性男子」「変性女子」という宇宙人の人格転換なのかもしれません。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。

 

・『裏金神―原爆をこの世に送り出した神』という本は、気になる書名です。「原爆をこの世に送り出した神」という意味が私たち一般人は、明快に分かりません。ギリシア神話が世界中の神話に相似するという話があります。ギリシア神話では「神のなかの神」、「神の中の王様」といわれるゼウスが圧倒的な力を持っているようです。ゼウスは、魔神の系列だといわれます。ベル(Bel)、クロム(Chrom)、「バアル神(Baal)」も「ゼウス」や「アポロ」も、すべてが「ニムロド」=「アンチ・キリスト」といわれます神々の種族は普遍的で、つまり進化した異星人は天使のように階級・クラスがはっきりと分かれているようです。「アセンディド・マスター(高級教師)はガーディアンより、さらに進化した霊的存在の生命体。7人存在し、7色の虹のように輝いている」といわれます。日本の神さま、中国の神さま、米国の神さまと区別するよりも、シリウス星人系列と理解したほうがよいようです。「オリオン星人は非常に階級意識の強い宇宙人だ」そうです。

 

シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物である」ともいわれます。進化した異星人は、地球人の誰にでも容易に憑依できるようです。「進化した宇宙人は人間の肉体や精神体に憑依するので誰にも分からない」ようです。神々の人間に対する憑依であって、国籍別に神々を区別することは、宇宙レベルでは誤解、混乱を招くようです。

 

スター・ウォーズでは「牛神」が「龍神」をテクノロジーの面で圧倒し、「爬虫類的異星人(レプティリアン)」を低層4次元に追いやったともいわれます。「異星人はとうに異次元の地球を訪れていて、憑依などを通じて地球人社会にまぎれ混み、密かに地球と我々の文明を監視調査し社会生活をしている」ともいわれます。国家安全保障上の最高機密(トップ・シークレット)の数段階上の厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いの「異星人情報」は、私たち一般人は、詳細には知ることができません。オリオンやプレアデスに多くの日本人が住んでいるという夢のある法螺話もあるそうです。

 

・「米国の科学者が熱心に研究して最初に原子爆弾ができた」と考えられています。心霊的には、シリウス星人がその科学者にアイデアを閃かせるようです。ですから、シリウス星人系列の裏金神(原爆をこの世に送り出した神)が、憑依して、アメリカ人の科学者に原子爆弾の製造方法のアイデアを閃かせたという具合に、神霊学者は考えるそうです。神々(進化した異星人)の助力がなければ偉大な発明・発見が頭に浮かばないそうです。しかし、誰もが人間の学者が発明したと考えています。このように宇宙人には不思議な論理が多いようです。「進化した異星人が人間の精神に侵入してくる」ともいわれます。現代では理解不能マインド・コントロールの話もあります。もちろん、科学者本人の努力も必要です。また「艮(うしとら)の金神は国之常立神(クニノトコタチノカミ)である」という説もあり、「裏金神―原爆をこの世に送り出した神」という概念は想像を絶するようです。造物主や神々の世界は、私たち一般人は、当然全く理解できないようです。「敗戦後、日本神界のトップにアメリカの神さまが就任した」という奇説もあるそうです。アメリカの神さまというよりもランクが上の神さまと交代したというのでしょうか。

 

シリウス星人は歴史のシナリオを描く」ともいわれ、謎の多い種族のようです。「王仁三郎は自分はオリオン星から来たと語っているが、事実王仁三郎の背中には、オリオン星座同様の配置でホクロが点在していた」ようです。米国が秘密協定を結んだのはラージノーズグレイというオリオン星人といわれています。オリオン星人は人類に5万年進化しているといわれ、「人間の魂の交換」ができるようです。オリオン座は「神の故郷」ともいわれますが、『闇の勢力』も経由地にしているようです。グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニもオリオンの方向にあるといわれています。「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔」という説もあります。グレイの人間タイプも増えてきているそうです。

 

・「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)」がダルシー秘密基地やエリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。人間タイプの宇宙人たちもアバブ・トップシークレットです。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」はアメリカの独り勝ちになるのでしょうか。

 

・『遠野物語』の“異人”はオリオン星人だったのかもしれません。異人の「非条理な話」も多いといわれています。人間の感覚では「異人の不条理」が理解できないそうです。当時の警察が「異人」をどの程度、把握していたのかは不明です。「異人」にも想像を絶する「超能力」があったようです。星の系列では、オリオン星人とネガティブ・グループのシリウス星人の系統の争いになるそうです。異説では、リラ星人とネガティブなシリウス星人との争いとも言われています。「シリウス人はオリオン人と交戦していた。この敵対関係は今でも続いている」ともいわれます。

 

「ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こる」ともいわれます。米国には、シリウス星人がウォーク・イン(憑依・人格転換)やワンダラー(転生)の形態で飛来、存在しており、その数は、非常に多いともいわれます。「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」そうですが、私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。「霊界は地上1メートルのところにある」ようです。また「日本は、ノストラダムスのいうヘルメスが統治する国だ」という奇説もあるようです。

 

・30年前には、日本で宇宙人とコンタクトして異星に行った日本人が本を書いたこともあったようです。当時、宇宙連合のメンバーが日本にも来ていたと指摘されています。宇宙連合のメンバーは世界中で、一般人として潜入しているという話もあるようです。

 

・「シリウス星人は、思念を通じて物を創造する力を持っていた」そうです。「遺伝子操作か思念(?)で人間を創ったシリウス星人」とフランス人のコンタクティ、ラエルで有名な「実験室で人間を創ったリラ星人」は、宇宙を2分する種族だといわれます。2種類の宇宙人の対立がスター・ウォーズになったと述べられます。シリウス星人が遺伝子操作等でモンスター・タイプの生物を創り神に嫌われたといわれます。シリウスの二連星システムは、決してこと座文明に吸収されたことも、こと座の植民地にもなったこともないと語られています。シリウスの意識たちは、3次元にいる人間の目に見えるように、時々、自らの波動を変えて出現することがあったと述べられます。ネガティブ・グループのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるといわれます。

 

 

******************************** ・ブログ名称: UFOアガルタのシャンバラ

日本は津波による大きな被害をうけるだろう

・第2のブログ名称:UFOパラレル・ワールド 神の国か?」「人類の原郷か?」 「天上のエルサレムか?」・・・・・・・・・

「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の殖民星が、地球か?」、「ネガティブのシリウス星人の地球支配があまりにも巧妙なので、しょっちゅう戦争が起こるのだろうか?」

「金髪碧眼のノルディックが住んでいたアガルタのシャンバラ情報の集大成を目指す・・・・・・・・・・」「金星蛇人と火星霊人の戦争はその後どのように展開したのだろうか」 日本民族の神話の原郷『高天原(たかまがはら)』は、『都市型の超巨大宇宙船』なのか!?」「平家がプレアデス星人の末裔で、源氏がオリオン星人の末裔なのか」 「小人族のグレイの母船に同乗する金髪碧眼のノルディックは、”悪魔の王””ルシファー”なのか?!」

「円盤は神人や異人、悪魔の乗り物なのか!?」「天使は神の秘密諜報員なのか」「神は最初のフリーメーソンなのか」

「UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象なのか。UFO問題とは、人間にとっての死の問題を解くことなのだろうか。UFOはフリーメーソンの創作なのか」

「全宇宙を創ったという“虹の神々”も地球に来ているのだろうか」

イルミナティなどのフリーメーソン組織に入ると神に会えるのだろうか」「金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けたのだろうか」「フリーメーソン結社はこの大地が創出されるよりずっと前から、さまざまな太陽系をめぐって、存在していたのだろうか」

国際連合の設立に動いたキリストの星、アプ星人とは」

「人は皆、記憶喪失の異星人だろうか」

「はるかに進化した天使のような宇宙人は、人間の守護霊や背後霊なのだろうか」「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空するのだろうか」

 

グーグルのブロガーにも書いています→UFOパラレル・ワールド

 

 

 

「未知なる知性体の科学技術力が不明である以上、戦闘することは絶対に避けるべきだ」(8)

 

・「人は皆、記憶喪失の異星人だ」そうですが、人は例えば、過去に何千回(?)と転生をしているそうです。自分の前世を何代も遡り、語れる人がいるので驚きです。「パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だ」と言う説もあるそうです。今はアセンションの時代になっていますので、沈黙のチャネラーや沈黙のコンタクティが増えているのかもしれません。

 

・秋山氏は30年ごろ前にはテレビなどにも出演して「異星に行った人」として紹介されていたそうです。「アマゾン」に秋山眞人と入力すると32件の書籍が反応してきます。カシオペア座方面の異星人は、かなり進化した宇宙人のようで、異次元に進化しているようです。一般的に宇宙人の報告によると、2つの太陽を持つ惑星から進化した異星人は飛来してきているようです。

 

・異星人情報は、米国では国家安全保障上の最高機密(トップ・シークレット)の数段階上の厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いですので、なかなかメディアでもまともな扱いをうけないそうです。日本でもプレアデス星人とのコンタクティがおりコンタクトがあるそうですが、公になりません。異星人は昔から諜報機関と馴染みがあるそうです。「日本国憲法フリーメイソンの理性主義の産物」という説もあるといわれます。

 

・プレアデス語でも学者が勉強して、人類に6000年進化している超科学を導入すればよいと思いますが、そのあたりは、アバブ・トップシークレットでかつタブーとなっているようです。タブーには触れないことが安全であるという日本的な状況が続くようです。恒星間飛行技術を入手できるのはいつのことでしょうか。「誰にも知らせるな」ということでしょうか。

 

・一方、米軍では秘密基地エリア51などで異星人とともに超科学の研究が進められているという話もあり、ハリウッド映画にもなっています。また米軍は空飛ぶ円盤で異星に向かっているものと思われます。昔から天使的な宇宙人が米軍内に混じっていたという話は多いそうです。

「神々は憑依などで市井の人となり普通の生活をしているので誰も認識できない」という話もありますが、どうなのでしょうか。

 

・以下は私のブログでよく引用するカシオペア座方面のはるかに進化した異星人、タイム・トラベラーの未来予測です。深刻な人口問題と社会問題を持つ中国は、国内が乱れると、対外核戦争に打って出る可能性が高いという事でしょうか。すでにサイバー戦争では米中戦争が始まっているそうです。大量の餓死者が出ているということにでもなれば中国共産党でもみっともないからなのでしょうか。

 

「中国は2015年から2030年の間に4つの国に分割される可能性もある」とのことですが、現在の中国の情勢を分析するとその可能性は高まってきているそうです。歴史のシナリオを描くといわれるシリウス星人とは、パラレル・ユニバース(並行宇宙)に存在しているそうです?どのような力関係が働くのでしょうか。彼らが、この世に対して何をしているのか分からないようです。

 

ソ連(ロシア)が分割されて様々な国ができましたが、そのように中国も分割されるのでしょうか。ロシアが分割された時には、どのような「闇の権力」が作用したのかもしれませんが、その舞台裏は私たち一般人には理解不能のようです。

 

カシオペア座付近の異星に行った日本人のコンタクティとして有名だった秋山氏のその後には興味があります。ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)によると「秋山眞人(あきやま まこと、1960年11月27日 - )は、国際気能法研究所代表、超常現象研究家。静岡県下田市出身。精神世界(スピリチュアル).パワースポットを研究、執筆する。国内外の占術、伝承、風水、神話などにも精通している。これらの関連の著作などが多数ある」とのことです。

 

・「シリウス星人の地球支配があまりに巧妙なためしょっちゅう戦争が起こる」という説もあるようです。天国に自由に出入りし、人間への"憑依"や人間の"転生"を自由に操作するシリウス星人はパラレル・ワールドに存在しているそうです。ニルヴァーナ(涅槃・天国)評議会も地球に影響力を行使しているのでしょうか。各国を自由に指導する超人的な異星人の組織の存在「闇の権力、闇の政府」は、誰も考えることは難しいのでしょう。

 

シリウス星人が「闇の権力」を通じて地球に影響力を行使しているのかもしれませんが、何しろ目に見えない世界のこと、私たち一般人には不思議な話です。あまりに進化しすぎているので人間の行いを観察しているだけかもしれません。シリウスのテクノロジーは、アヌンナキによって地球にもたらされた」そうです。人類は45 万年前に地球にやってきたアヌンナキという異星人が、遺伝子操作によってつくった存在だといわれます。

 

・日本の経済界も膨大な人口を持つ中国から同様なインドやその他の国々へ軸足を動かしているようです。インド神話は宇宙人に関して豊富な情報を提供しているようです。「宇宙人の未来予測」のように異星人の豊富な地域のようです。現代のインドでもかなりの異人が現地人に混じって住んでいるのかもしれません。

 

・「国内の暴動や内乱を抑えるために対外戦争に打って出る」という中国の常套手段は、他国間の軍事紛争に介入していくというパターンを取るかもしれないといわれます。1994年の「宇宙人の未来予測」ということですが、秋山氏の行ったカシオペア座の方面にある惑星はかなり進化した宇宙人のようです。彼らは、金髪碧眼の宇宙人だったようです。

 

・おそらく、時空を超えている異星人のようで、単純に昔の「宇宙人の未来予測」だとはいえない面もあるそうです。秋山氏の行った惑星は、リラ星人の惑星というよりもむしろシリウス星人の系列の惑星だったのかもしれません。日本民族の神話の原郷、高天原とも関係があるのかも知れません。

 

・サタン(悪魔)と呼ばれるリラ星人や遺伝子操作で人間を実験室で創ったエロヒム(天空から来た人々)の神々の「不死の惑星」の宇宙人を創ったはるかに進化した異星人種族がいるのですから不思議です。異星人には地球語と異星語のネイティブ・スピーカー、コンプリート・バイリンガルが多いそうです。宇宙人は言葉の問題は解決しているようです。

 

・中国の経済情勢が予断の許さないものになりつつあるそうです。一般紙の新聞にもネガティブな情報が載るようになりました。中国経済のバブルの崩壊は世界中に大きな影響を与えそうです。中国経済の変調は日本にダイレクトに響くと指摘されています。したがって、中国経済の動向から目が離せないようです。

 

「生まれてから50年は、ほぼ最初に書かれた(あの世の)台本通りです」と述べられています。あの世で、自分自身の人生の台本を書いてくるとは、私たち一般人には、訳の分からない奇説だそうです。霊界の記述は、当然ながら古今東西似てくるようです。

 

マスコミでも活躍している秋山氏は、カシオペア座の付近の惑星に行って来たと述べられています。同氏は、著書も多く、マスコミでは有名人であり、その後の話が続いていないのが残念です。が、金髪の宇宙人の正体とは、白人タイプの金髪碧眼のノルディックのことでしょうか。

 秋山眞人氏は、『私は宇宙人と出会ったゴマブックスなど50冊くらいの本を出版している人ですが、メイジャーな情報になりきれないところに限界があるようです。

 

国家機関の総力をあげてエイリアンの超テクノロジーを入手している米国の「一人勝ち」の状況が向こう100年間、はっきりと予想されるそうです。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」はロシアでも研究しているのでしょうか。

 

・エイリアンは、日本でも評判を呼んだテレビ映画『Xファイル』の中でも見られたように米国の市民社会に溶け込んでいるのであなた方は、何も知る必要はないそうです。当然新聞などのマスコミも追いかけないようです。日本に河童(グレイ)とともに飛来したといわれる異人も同化して社会に紛れ込んでいるといわれます。「日本の河童はグレイの一種で、現在も海底基地にいる」とクラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロが述べています。

 

・昔は金星人とか火星人とか言われましたが、現代では、金髪碧眼のノルディックがグレイの母船に同乗するオリオン星人ではないかといわれているようです。また、プレアデス星人という説もあるようです。金髪碧眼のノルディックと金髪碧眼のアルデバラン星人がよく混同されるそうです。ノルディックとオレンジという異星人は、両方ともプレアデス星座の“アルテア4・5”から来ているといわれています。金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。ここでいう金星というのは副金星、異次元の金星、アストラル界にある目に見えない金星のことのようです。

 

宇宙人の“長衣”に関しては、1960年代後半にサンフランシスコを中心としたアメリカの若者の間で生まれたムーブメントで『ヒッピー』というのがありましたが、ヒッピーがよく着ていた“長衣”を思い出しました。何か契機があったのでしょうか。ニューエイジとの関係が窺われます。

 

・ちなみに今話題の[YouTube]で、若いころのスコット・マッケンジーという歌手が“長衣”を着て、ヒッピーたちを背景にして、日本でもヒットした“花のサンフランスコ”を歌っているのを見ることができました。また、びっくりするほど年老いたスコット・マッケンジーも[YouTube]で見れるので時代を感じました。なおスコット・マッケンジーウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)によると2012年に73歳で亡くなっています。

 

ヒトラーナチスと金髪碧眼のノルディックという異星人や金髪碧眼のアルデバラン星人との結びつきが、秘密裡にあったといわれます。ナチスが、金髪碧眼のアーリア人種に狂った過程は、想像を絶すると語られています。アルデバラン星人は、ゲルマンの諸民族とスカンジナビア人、特にバイキングの創作と管理を担当したそうです。アルデバラン星人は「幽霊」のように現れたり消えたりするようです。

 

・『竜であり蛇であるわれらが神々』という書籍はデーヴッド・アイクの1000ページにも及ぶ大作ですが、この著者には毀誉褒貶も多く、「トンデモ本だ」という者も多いそうです。一般人には内容が理解不能な箇所も多いそうです。が、同じ著者の本は5000ページ以上も翻訳出版されており、読者も多いのでしょうか?

 

『大いなる秘密・爬虫類人レプティリアン』、『恐怖の世界大陰謀』、『竜であり蛇であるわれらが神々』、『超陰謀』、『究極の大陰謀』、『さあ5次元の波動へ』、『ムーンマトリックス』、『世界覚醒原論』(デーヴッド・アイク)等大部な本が多いようです。

 

・小柄なグレイとともに飛来した金髪碧眼の宇宙人ノルディックに関しては、核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップ・シークレット)を数段階も上回る『厳秘』のため、日本のマスコミもさすがに手がでず出版活動も低調です。

 

・「グレイの後に人間タイプの金髪碧眼のノルディックや赤毛のオレンジと呼ばれる宇宙人が飛来し、その後に『東洋人タイプ』が来た」そうです。が、50年以上も経っているのですが、『厳秘』のためこの程度しか、マスコミには流れてこないようです。「東洋人タイプの異星人には、日本の神々も存在した」のかもしれません?リークの中心人物だった米国海軍の情報将校も亡くなったといわれます。UFOで有名な矢追純一、元テレビディレクターのその後(『矢追純一のUFO大全』)の活動はウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)を見ると分かります。

 

レプティリアンを作った「透明な人々」とは、「思念で人間を創った」と言われているシリウス星人以上の進化段階にある神に近い種族のようです。「シリウス人は、別の非物質的存在の集団であるオハル評議会の創造物である」といわれます。

 

・異類混血の問題はスター・ウォーズの原因となるほど非常に深刻な問題のようです。日本でも奇妙な伝説も多いようですが、霊界と「この世」の繋がりが窺われます。人間の死後世界の幽界とパラレル・ユニバース(並行宇宙)は似ているようです。「パラレル・ユニバース(並行宇宙)は、目に見えないが、すぐ隣にある」といわれます。パラレル・ワールドに住む宇宙人、天国に出入りし転生と憑依を自由に操るシリウス星人の植民星が地球だそうです。「人は誰でも悪いことはできない。なぜなら霊界の監視者がいるからだ」そうです。「あの世」との相関で「この世」にも色々と恐ろしい不幸な出来事が起こるのでしょうか!?この世の幽霊現象や狐憑きなどの憑きもの現象は宇宙人現象なのかもしれません。シリウス星人はイルージョン(幻覚)を演出できると語られています。

 

・「歴史のシナリオを描く連中」といわれているシリウス星人は、天国に出入りしており人間への憑依や転生を自由に操作できるといわれていますが、私達のような通常人は認識できず、歴史の闇に隠れた「謎の天使のような宇宙人集団」だそうです。

 

・死後に出会う自分の親は、「親であって親ではない親(累魂)」、自分自身も「自分であって自分でない自分(累魂)」になるようです。

 『天国の真実』は、死後の世界と高次元の異星人の結びつきを述べた注目の書ともいえるでしょうか。

 

インターネットで「同性愛者」と検索してみると「近年の多くの英米の調査では人口の2―13%(50人に1人から8人に1人)の割合で同性愛者が存在していると言われている。性的少数者は、おおよそ概念上で少数者とされているものであり、実際はそれほど少数ではないと考えられる」といわれます。

 

・日本でも予想以上にゲイの人口が多いようです。医学的、科学的な説明が出来ない不思議な存在ですが、社会問題として大きくなりつつあります。ゲイ(LGBT等)は世界的な問題になっているようです。ゲイ(LGBT等)は『原型』といわれる神に非常に近い一対の男女の形態をとる天使が原因という説もあるそうです。「不思議なゲイ(LGBT等)の現象は、宇宙人の人格転換である」という説もあるようです。異次元に宇宙人の多い地域にゲイ(LGBT等)が存在しているといわれます。

 

・現代の死者からのチャネリングによってニルバーナ(天国)の現代的な姿が報告されています。死後、天国に行けば誰でも天使的な宇宙人、シリウス星人に会えるようです。

 

・高次元の宇宙人と死後世界の天使とが結びついていることが次第に明らかになってきているようです。ハトン銀河連合軍の艦隊がニルバーナ(天国)に到着していることが、マシューの報告から理解されます。シリウス星人の宇宙船が天国を往来しているとは衝撃的です。

 

・宇宙人のマスター(長老)の話も昔のコンタクティ物語に多く出てきたそうです。天国の天使的な宇宙人は、第3次元密度の体を持って地上に登場することがあるのでしょうか?

 

・中世のヨーロッパのフリーメイスンといわれた薔薇十字団は、「団員は天の周辺に住む神的な一団である。彼らは分身の術を備えていて、意のままに姿を変えて現れることができる。また彼らは自分の望む場所に移動することもできる。その他、団員は占星術によって地震を予知したり、都市の疫病の流行を遅らせたり、空中を歩いたり、どんな病気でも治すことができた」そうですので、天国に自由に出入りしているシリウス星人が、第3次元の密度の体を持ってパリに現れたのかもしれません。

 

・現代では、「メン・イン・ブラック」がテレポートができる集団だったそうです。が、小柄な宇宙人(生体ロボット?)のグレイも壁を透き通るように部屋に侵入することができ、異次元移動ができたそうです。

 

・グレートマスター、マスター、ライトワーカーなど人類のために活躍しているようですが、私たち一般人には、分からない事柄のようです。金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)が火星より地球へとやって来て、古代伝説の神々(gods)となったそうです。「中世の我が国民に大きな影響を及ぼした勝道、空海親鸞日蓮らの御聖人方が、金星人、すなわち明星天子と会っているという事実がある」といわれます。「往古、かの尊い釈尊が、明星天子にあったという事実、また、イエス・キリストと金星との関わり、その記録が歴然と存在している」そうです。太古から日本人と宇宙人の繋がりは豊富にあったといわれます。

 

五島勉氏は、『ノストラダムスの大予言』の本で知られているといわれます。ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)によると、「五島が祥伝社の伊賀弘三良に「10人の預言者を扱った企画」を持ち込んだところ、伊賀がノストラダムス1本に決定。これを受け、五島は1973年(昭和48年)に『ノストラダムスの大予言』(祥伝社)を執筆。この本は、オイルショックや公害問題の顕在化による社会不安を背景に250万部の大ベストセラーとなり、映画化もされた」とのこと。ノストラダムスの大予言は、第3次世界大戦を予言したものだとして、20世紀の「第3次世界大戦」関連の本にも大きく影響を与えたようです。当時は米ソの冷戦最中でもあり、ソ連軍の戦略ロケット部隊が赤の広場を行進する様は、西側の関係者に衝撃を与えていたようです。20世紀末に第3次世界大戦が起こるというノストラダムスの大予言は、非常に社会に普及したようです。そして第3次世界大戦の本は、かなり出版されたようです。しかし、21世紀なると、「すべての終末予言」が誤りとなり、米ソの第3次世界大戦関連の本は店頭から消えました。

 

・しかしながら、その10年後から米中の対決からの第3次世界大戦の本が出版され、今後も増加するようです。今世紀には第3次世界大戦が起こるという説も多いようです。さまざまな予言や預言があるようですが、例えば米国のマクモニーグルの未来透視に「23世紀と24世紀における2度の大戦で人類の人口が6分の1に大激減する」というのがありますまた「人類はウィルスで滅亡する」という奇説もあると述べられています。ノストラダムスは、当時、グレイのような異星人からコンタクトを受けていたという話もあるといわれます。Amazonに「ノストラダムス」といれますと323件の書籍がわかります。「ノストラダムスの大予言」は、現代でも人気のある項目のようです。例えば、ノストラダムスの予言は的中していた!2016年「人類40億人滅亡」恐るべき証拠』(並木伸一郎 双葉社 2015/3/31)等が出版されています。すでに米中間のサイバー戦争、サイバーテロは始まっていると指摘されています。

 

・核戦争とか、ウィルスの危機とかの人類の危機が予想されています。

が、遠い未来、数万年後か数十万年後に人類は「仏類」に進化する予言は、タイムトラベラーが飛来していることを窺わせるものかしれません。仏陀は、タイムトラベラーだったのでしょうか。“グレイ”がタイム・トラベラーなら、人類の未来を知っているのかもしれません。

 

・また、人間タイプの異星人は、この種の「超人」たちなのでしょうか。外見からは、理解できないようですが、人間タイプの異星人たちは、数千年から数十万年以上も進化しているといわれます。

人間タイプの異星人は、正体を隠して、人間社会に溶け込んだり、しかも、かなり進化すると人間に憑依したり、転生したりすることが自由にできるようになるといわれます。

 

・一難去ってまた一難の世界経済ですが、経済政策は、共和党になれば、新しい経済政策が適用されます。米国内での失業者の実態はどうなのでしょうか。日本も人口減少で「国難」と言われている状況で、『平成維新』をどこの政党でも断行して、明るい国にしたいものですが、国民の叡智の結集があるのでしょうか。

 

・仏像でも耳たぶの大きい仏像がありますが、プレアデス星人の耳たぶを連想させるそうです。プレアデスのとある惑星に日本民族の原郷があるという話もあり、プレアデスとのつながりは、昔から多くの伝説があるようです。現在でも、プレアデス星人飛来の話があるといわれます。

 金髪碧眼の宇宙人の話も多いですが、宇宙人は多種多様で、黒目黒髪の宇宙人で日本語を解するとなると区別が不可能のようです。

 

スサノオがルシファーに相当するという説もあり、ノストラダムスのいう「ヘルメスの統治する国」が日本だという説は、まじめに研究するに値する話であるといわれます。「神の中の神」ゼウスに相当する宇宙人もいるのかもしれません。世界中の神々、宇宙人はランク的に相似するそうです。また西洋神界はスサノオ神とその系統の神々が1万年ほど前に拓いた地域で、シュメール族は「スサノオ神系」だといわれます。「スサノオ命は絶対神ヤハウェにほかならない」という奇説もあります。そしてゲルマン神話の神々は日本の神々だった。まず、主神・オーディンは「須佐之男神」だったと語られています。

 

シンセシス(人造生命体ーグレイ等)は、人造ロボットであり、宇宙母船に多くいるそうです。昔からアデプト(肉体の存在する聖者)とアバター(肉体の存在しない聖者)と区別があるように、目に見える3次元密度の宇宙人と目に見えない4次元密度の宇宙人が存在するといわれていますが、私たち一般人には理解不能の事実・世界のようです。

 

・現在、日本では一部の出版社とテレビ局が宇宙人問題を追っているそうですが、マイナーな問題がプロ野球の話のようなメイジャーな問題になってこそ先進国といえるのでしょうか。それともマスコミの自主規制や、宇宙人の安全を守るためのタブーや報道規制でもあるのでしょうか。「宇宙人の安全を守る」といえば、昔からコンタクティや宇宙人が「命を狙われた話」は、欧米に非常に多くあるそうです。

 

・「世界中の外交に機密はつきものだ」そうですが、核兵器などの国家安全保障上の最高機密(トップシークレット)を数段階上回る『厳秘』の規則は世界中の国々にあるのでしょうか。その世界は「殺人許可証」を持つといわれている英国情報部、秘密諜報員007やCIA、KGBの暗殺部隊のような映画の世界なのでしょうか。

 ・「日本はヘルメスが統治する国」といわれても私たち一般人は訳が分からないことでしょう。「地球の主神」とか「日本の主神」とかが存在するとも言われているそうです。シリウスの大天使の代表であるというヘルメスは、ギリシア神話に登場する青年神です。

 

天照大御神(あまてらすおおみかみ)が、太陽神のアポロ系統らしいのですが、「神の中の神」ゼウス・クラスの神もいるのでしょう。神々のランクも統一的に決まっているらしいのです。「天照大神イエス・キリストのことである。天照大神天照大神たらしめる天岩戸開き神話は、イエス・キリストの死と復活の場面を表す」と語られています。

 

・地球を管理する天使としてガブリエルとかウリエルとか様々な天使の活動があり、私たち凡人には分かりませんが「神々や天使が、私たちの生活全体を裏宇宙(異次元)から管理している」ようなのです。

 

「太陽の異次元は熱くなく、ユートピアが存在し、天使が住んでいる」とか「太陽から、超巨大円盤が出てくる」とか「太陽に住んでいる天使達は、シリウス星人の『心霊攻撃』に耐えれないので、太陽が安全地帯となっている」とかの様々な話があるそうですが、不思議なことです。

 

スウェーデンボルグは、霊界を見てきた人物で、『霊界物語』で知られていますが、「神々や天使の住む街」について述べているそうです。現代では、「エーテル界やアストラル界にある都市」、「神々の住む都市」と考えられ、「都市型の超巨大宇宙船」の実相が窺われます。

 

・「約3億6千万年前に、大船団を率いてベーター星からやってきたエル・ランティ」といわれていますが、ベーター星と言う『進んだ都市』から飛来したといわれます。

 

・日本でも政府の機関が「未来予測」を「白書」のように出版するようになれば、便利になると思います。しかし、肝心の情報機関がないと語られています。「日本には政府の政治研究所がない」といわれます。経済研究所が多いのですが、政治研究所はなぜないのでしょうか。政府の政治研究所でだす結論が影響力を持つと困るからでしょうか。「未来学」の現状はどうなのでしょうか。私たち一般人には、各々の学界の動きには理解不能なことが多いようです。「日本未来学会」というものもあるそうですが、活動状況は知りません。詳しくは知りませんが、本格的な学会はまだできていないようです。『未来学』は経済研究所やシンクタンクの活動分野でもあると思います。「官庁はわが国最大のシンクタンク」ですので、活発に機能しているのでしょう。

 

・イギリスのEU離脱の国民投票で、ヨーロッパの経済は大激変を受けているようです。「ポンド安」「円高」の影響が、英国経済に大打撃を与えそうです。米国の様に「最高情報機関」が予測を公表することは、先進的なことでしょう。ヨーロッパ情勢、アジア情勢、イスラム国のテロ情勢と戦争等、世界では急激なトレンド・シフトが起きていたようです。米国の学者も2016年に中国は昏睡状態に陥ると予測していたようです。また米中間のサイバー戦争が懸念されています。サイバー戦争はどのようになっているのでしょうか。サイバー犯罪も不安です。米中間の外交の駆け引きは私たち一般人には、分からないことがほとんどのようです。社会問題に起因する国民の不満の爆発を対外戦争で抑え込もうとする遅れた国の古典的な手法が懸念されているそうです。中国の経済減速がどのようになるのか世界から注目されています

 

<●●インターネット情報から●●>

 

大阪府警、4300事件を放置・時効に 61署、書類・証拠品1万点超ずさん管理>(産経ニュース、2016.2.11)

 

大阪府警の全65警察署のうち61署で取り扱った計約4300事件で捜査書類や証拠品などを放置し、公訴時効が成立していたことが1日、府警への取材で分かった。放置された証拠品や書類は少なくとも1万点以上にのぼるとみられ、容疑者がほぼ特定できていたケースもあった。府警では過去に証拠品の扱いをめぐる不祥事件が明らかになっており、ずさんな管理が常態化していたことが改めて浮き彫りになった。

 

大阪府内の警察署で証拠品8300点余を放置>(NHK WEB、2016.7.1)

 大阪府内の警察署で保管されていた事件の証拠品や捜査書類のうち、8300点余りが検察に送られずに放置されていたことが、大阪府警の調査で分かりました。大阪府警は、いずれもすでに時効になった事件のもので、捜査に影響はなかったとしていますが、それぞれの警察署に適正な管理を徹底するよう通達を出しました。

 

・様々な「大組織の劣化事件」が明らかになっています。大企業の劣化や政治の劣化は直接庶民生活に響くようです。「警察も劣化してきている」のでしょうか?これでは治安の劣化が心配です。また振り込め詐欺にしても被害者が高齢者で被害額も多額ですが、犯人グループを一網打尽にできない警察捜査の劣化が窺えるそうです。

 

アメリカ政府はCIAのような諜報機関や調査会社などに近未来のシナリオを描かせて、今後の外交政策や作戦計画の参考にしているようです。日本にはまだ公式な「近未来の世界情勢のシナリオ」を描く機関や社会習慣はないようです。諜報機関の情報PRがないのは、根本的には日本に戦後から諜報機関がないからだといわれます。

 

CIAのような諜報機関がないために戦後から大きく国益を損ねてきたそうです。占領軍が情報組織の設立を禁止したために、そのままになったようです公安調査庁の元部長によれば「日本は諜報機関のない珍しい国だ」そうです。国家組織の中で最も重要な組織を欠く欠陥国家だそうです。欧米先進国のように情報機関が政府を主導する形が必要でしょうか。

 

・例えば、北朝鮮拉致事件もしっかりとした情報組織があれば、起こらなかったでしょう。諜報機関を欠く「甘い国際感覚」では、40年以上たちましたが拉致事件程度の問題も完全解決ができていません。数十年を経て拉致被害者やその家族たちも亡くなっている人々が多いことでしょうか。自衛権の発動で自衛制裁を狙った事案ではなかったのでしょうか。とにかく真面目な政治家の間でも諜報機関の設立問題もタブーになっているのでしょうか。情報機関については私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。

 

カシオペア座方面の宇宙人の未来予測が、日本人のコンタクティから報告されているようです。金髪碧眼のかなり進化した異星人ですから、彼らはタイム・トラベラーなのかもしれません。エスパー(超能力者)を捜査活動や未来予測等に利用する米国の例もあるようです。サイバー戦争では、既に「米中戦争」が始まっているそうです。私たち一般人には、サイバー攻撃については専門家ではないので理解不能なことが多いようです。

 

・国内が乱れるとむやみに対外戦争に打って出た中国共産党の思考行動様式が世界中の有識者から懸念されているそうです。硬直した政治経済軍事システムでは、莫大な人口を持つ国内を安定統治できないそうです。「誰も13億人を喰わせることはできない」といわれます。「制御不可能な国という中国固有の歴史的条件がある」といわれます。「中国人は国を捨てた人でないと信用ができない」という中国社会特有の国内事情があるそうです。

 

・人間の未来予測は誤ることが多いそうです。しかし、米国には戦後から多くの異星人が飛来してきており、彼らはタイム・トラベラーであることも多いので地球の未来情報がわかるようなのです。4次元以上のパラレル・ユニバース(並行宇宙)とは、「時間」の概念がないということだそうです。過去、未来、現在が混然と一体となっているそうです。異星人の地球に関する未来情報は膨大なものでしょうが、国家安全保障上の最高機密(トップ・シークレット)の数段階上の厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いの異星人情報のために公表されることはないそうです。20世紀には宇宙人が多く飛来しましたが「米ソ核戦争の第三次世界大戦の危機を警告するために」地球人とコンタクトしたそうです。またマスコミをにぎわした「第三次世界大戦の危機説」もすべて誤りの予言となりました。

 

諜報機関や米軍のごく一部がその異星人情報を扱えるそうです。また、戦後米軍は、小柄なバイオ・ロボットのグレイかゼータ・レチクル星人とか、ラージノーズグレイとか、金髪碧眼のノルディックとか、オレンジと呼ばれる異星人とコンタクトができたそうです。つまり宇宙連合とコンタクトができたようなのです。異星連合とコンタクトができれば、神々のような宇宙人ともコンタクトしていることでしょうか。金星の神々は地球に到着するやいなや、イニシエーションのためのフリーメーソン本部を設けた、といわれます。金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)が火星より地球へとやって来て、古代伝説の神々(gods)となったと語られています。アヌンナキとかサナンダといわれる金星のマスター(長老)が活動の中心ともいわれます。

 

「未知なる知性体の科学技術力が不明である以上、戦闘することは絶対に避けるべきだ」(7)

 

 

八幡神の謎』

(大里長城 著) まんぼう社   2003/11

 

 

謎の多い八幡神

・「全国で約11万社ある神社の中で、八幡神社は、4万6百余社と最も多く、その総本宮は、大分県宇佐市にある宇佐神宮である。『鍛冶の神』『予言の神』『託宣の神』『武の神』『護国の神』とも言われている。八幡神は謎の多い神であり、先達の研究でも明快な結論は得られていない」。

 

・「<神話における託宣>神功皇后は神懸りになり神霊を招きよせたのである。建内宿禰は沙庭(さにわ)(神降ろしを行なう場所)に居て、神が依り付いた神功から神託を承ったのである」

 

「<大神比義(おおがひぎ)の登場

現在の宇佐神宮の祭神を持ち込み、その後の八幡信仰の隆盛をもたらした大神比義は、出自も歳もはっきりせず、尊神の分神とか武内宿禰の再来とか神格化されている。歳も5百歳、8百歳など神格化されている」

 

・「<鎮守の森> 村の鎮守の神様の今日はめでたいお祭り日 ドンドンヒャララ ドンヒャララ ドンドンヒャララ ドンヒャララ 朝から聞こえる笛太鼓・・・・・・・・・・・・尋常小学校唱歌(村祭)だが、この鎮守の神で最も多いのが『八幡さま』である。なぜこの鎮守の神が地域に流れ込んだのだろうか」。

 

・「天台宗真言宗は在地神社と組んで、八幡神を鎮守とした。最澄空海延暦22年(803)香春神社で宇佐神宮に詣で、入唐の平安を祈っている。八幡神東大寺鎮守となり、自ら八幡大菩薩と名乗ったので、天台・真言両宗の開祖である最澄空海は在地神社と組んでいくという新しい方向をとった。東寺八幡宮、大安寺八幡宮薬師寺八幡宮、勧修寺八幡宮などがそうである。それで、八幡信仰は全国的に広まった」。

 

 

『神密力(じんみつりき)』  密教+ 神道=究極のパワー

   浅野恵勝  (たま出版)2004/4

 

 

血脈と歴史に支えられた妙恵師の霊能力

・母の生涯については、既刊の浅野妙恵著「霊界の秘密」(潮文社刊)に詳述している。

  宇佐八幡宮そのものが当時から、ユニークな存在であった。

宇佐神宮は、神を祀る神社でありながら、仏教も取り入れ、境内に弥勒寺というお寺を建てていた。つまり神仏習合を成し遂げた日本でただ一つの神社であった。

 

・「八幡神は『八つの幡の神』、つまり『たくさんの神』という意味を表し、まさにオリンピックの神、ローカルにしてグローバルな神なのである」。

ところで神輿と言えば、日本全国の神社で行なわれるお祭りに付き物である。わが国で最初の神輿は八幡神に発するといわれている

 

宇佐八幡と弘法大師空海と母をつなぐ深い縁

・ところで、大神杜女(おおがのもりめ)の始祖は、大神比義(おおがのひぎ)といい、八幡神と最初に出会った人物とされている。先の宇佐神宮由緒記によると、その場面は次のように描写されている。

今から1440年前、菱形池のほとりの、泉のわく所に老人や八つの頭のある龍が現れて、この奇怪な姿を見たものはたちまちにして病気になったり死んだりした。この神の祟りをおさめようとして、どこの人ともわからぬ大神比義(おおがのひぎ)という老人が来て、三年あまり断食をして精進潔斎の修業をしたところ、欽明天皇32年(571年2月卯の日、この泉のかたわらの笹の上に光り輝く3才の童子が現れて、「われは誉田(ほんだ)の天皇広幡八幡麿(すめらみことひろはたのやはたまろ)なり」と申され、たちまち黄金の鷹になり駅館川の東岸の松の上にとどまったという。

これが八幡さまが、この世に現れた第一の記録(社伝)である。

 

大神比義(おおがのひぎ)は、宇宙人であった可能性がある

比義という人物は、「人間であって人間ではない人(神人)」と言われたとか、「500歳まで生きていた」という伝説があることを見ても大神家は始祖の代からすぐれた霊能力を持ち合わせたシャーマン(巫女)の系統であったことがうかがわれる

 

・「現在、八幡宮の祀神は全国津々浦々約4万社あり、規模からも言っても日本で一番大きな神社である。それゆえに八幡宮の本霊である宇佐八幡宮は、九州の片田舎にあるとはいえ、日本を代表する神社でもある。

「信者さんたちは勿論のこと、母を知る世間一般の人々の母に対するイメージは、『霊感力の素晴らしい人』『よく当たる拝み屋さん』というような断片的な評価にとどまっていた」。

 

・「お大師様が中国でインド仏教の正統な密教を学んで帰国したとき、お大師様が真っ先に向かったのは、宇佐八幡であった」

「お大師様の教えの根本は『即身成仏』である。即身成仏とは現世で肉体を持ったまま宇宙の真理と一体化することができるということである」

 

 

 

『東洋秘教書大全』

藤巻一保 岡田明憲   Gakken  2012/8

 

 

<『霊界物語』  『大本神論』と並ぶ大本教のもうひとつの根本

壮大な神聖ドラマ

・全81巻の大著は、第一次大本弾圧が行われた大正10年から王仁三郎による口述が開始され、昭和8年(1933)に最終巻の口述を終えた。ただし、当初の神命は全1728巻であり、神と交渉して120巻まで圧縮する許しを得たと王仁三郎自身が述べているので、完結ではなく未完である。

 

・「この『霊界物語』は、天地剖判の初めより天の岩戸開き後、神素戔嗚命が地球上に跋扈跳梁せる八岐大蛇を寸断し、ついに叢雲宝剣をえて天祖に奉り、至誠を天地に表わし、五六七(みろく)神政の成就、松の世を建設し、国祖を地上霊界の主宰神たらしめたまいし太古の神代の物語・・・にして、決して現界の事象にたいし、偶意的に編述せしものにあらず。されど神界幽界の出来事は、古今東西の区別なく、現界に現われることも、あながち否み難きは事実にして、単に神幽両界の事のみと解し等閑に附せず、これによりて心魂を清め言行を改め、霊主体従の本旨を実行されむことを希望す」

 

文中、「国祖」とあるのは、開祖・直に憑ったとされる国常立神(くにとこたちのかみ)、俗にいう艮の金神である。太古、この神は地上霊界の東北(艮)に封じられ、長い忍従の歳月を甘受してきた。けれども時節の巡りにより、再び地上霊界を主宰する復権の時を迎えたので、開祖に憑って一切の立て替え立て直しを行うと宣言した。それが大本の絶対的な神典『大本神論』である。

 

・この神論をもたらした国常立神は、至純だが、厳正・厳格で融通のきかない神なので、「厳の御霊」という。この霊系には多くの神々がいるが、なかでも最も尊貴な厳の御霊として王仁三郎が位置づけたのが、天照大御神だ。

 

天照大御神は、姿は女身だけれど、中に入っている霊は男神のそれなので、このタイプ(形は女身で霊は男)のことを、「変性男子」と呼ぶ。開祖の直は、この変性男子のミタマの化現、天照大御神の霊統にほかならない。それゆえ、同じ霊系の国常立神が直に憑って、立て替え立て直しを世界に宣布した。

 

・ただし、厳しい父親のような変性男子だけでは、世の立て替え立て直しは実現しない。大いなる愛情をもって万物を慈しみ、救済する地母神のような伴侶が要る。その役割を負っているのが、素戔嗚命だ。天照大御神と反対で、素戔嗚は姿が男身だが、霊には女が入っている、この系列のミタマを「瑞の御魂」といい、形は男身で霊は女なので、「変性女子」と呼ぶ。王仁三郎がそのミタマであり、この変性男子と変性女子が一体となって神行を推進していく場が、綾部の大本だというのである。

 

『大本神論』には、変性男子のミタマによる経綸が示されている。これと対を成すのが、変性女子のミタマである王仁三郎によって口述された『霊界物語』であり、両者が一セットになって、大本の神の経綸が明らかになるという仕組みなのである。

 

「型」の思想と霊主体従

・『霊界物語』は、この素戔嗚を軸に展開する。ただし、全編が素戔嗚を主人公としているわけではなく、記紀に登場する神々のほかに、本書独自の膨大な神々が、次から次へと登場してくる。

 

・こうした発想の根底には、先にも述べたとおり、日本は世界の雛形であり、日本の雛形は大本だとする思想がある。王仁三郎は、大本に起こることは日本に起こり、日本に起こったことは、やがて世界に起こると主張した。それは世界が霊界の写しだからで、霊界で起こったことは、まず大本に型として写し出され、それから日本に、さらには世界規模で写し出されるというのである。

 

・その背景には、霊界が主で現界が従という太古不変の神律がある。そのため、霊界で起こった出来事は、必ず現界に写し出される。しかもその投写投影は、一度きりではない。巨大な時間サイクルの中で、何度もくりかえし再現され、投影される。だから、霊界で起こったこと(霊界史)がわかれば、地球の未来がわかる。霊界の過去の姿を通して、現界の現在の姿、あるいは未来の姿が読み取れるはずだからである。

 

贖罪神と「最後の大峠

・そうして最後に、イザナミ自身が迫ってくる。「今までは、千五百の黄泉軍を以て来たのが、最後に世界全体が一致して日の神(イザナギ)の御国(日本)へ攻め寄せて来たと云う事は、伊弉冊命身自ら追ひ来ましきという意義であります。これが最后の世界の大峠であります。すなはち神軍と魔軍との勝敗を決する、天下興亡の一大分水嶺であります」

 

・この後、イザナミは月界に移り、イザナギは禊して三貴子を生む、天照大御神高天原を主宰し、月読命は月界、素戔嗚は地球を主宰することになるのだが、この地球の主宰神は、黄泉国と化した地球の穢れの罪を一身に背負って贖罪神となり(ここにはキリストのイメージが重なっている)、地球救済のために神行に入る。そうして、『霊界物語』のドラマへと接続していくのである。

 

・以上はまだ導入部にすぎない。また、王仁三郎自身がくりかえし説いているように、当時の世界情勢や大本をとりまく情勢にひきつけて行っている王仁三郎の解釈は、あくまで霊界の投影像のひとつにすぎない。

古事記』は「全地球上の出来事に対する御神書」であり、『霊界物語』もまたそうした書物にほかならないというのだが、この言葉をどうとるかは読者に任されているのである。

 

 

 

『裏金神―原爆をこの世に送り出した神』

西郷武士   文芸社   2001/2

 

 

 

大本開祖ナオ

明治25年(1892)、節分の夜、丹波の綾部の町に住むひとりの老婆が、突然激しい神がかりに陥る。腹のなかに何かが宿った感じで、端座したまま身体が上下に揺れ、大きな声で叫ぶこと13日余りに及んだ。そして、ついにその腹中の主は老婆の口を借り自分の素性を明かす。

艮(うしとら)の金神であるぞよ

その言葉をナオは信じかねると、その声の主は容赦なく続ける。

「この神は三千世界を立替え立直す神であるぞよ。三千世界一度に開く梅の花艮の金神の世になりたぞよ。この神でなければ、世の立替えはできんぞよ」

 この神は、三千世界の大洗濯を行い、万劫末代まで続く神の世にする、と告げた。

 こうして、艮の金神という訳の分からぬものを腹に住ませるようになった老婆は当初、気が触れたように大声で叫んで歩く奇行が絶えなかった。この瞬間に戦前の日本で「大立替え」、「立直し」というスローガンで世の中をにぎわすことになる宗教団体、大本教の開祖・出口ナオが誕生した。

 

・ともあれ、王仁三郎は大本と日本を世界の雛形という特殊な地場であると捉え、大本、日本を舞台に雛形としての神業を仕掛けていたことが後に判明していく。

 王仁三郎は、この現界と神霊世界の因果関係は、まず神霊世界の現象が人間界に投影し、次いで人間の現界での行動が霊界に影響し、霊界にも現実世界に似た現象が生じるのだとする。

 

つまり、霊界の情勢は現界に写し出され、霊界の状態が現実世界に再現されるという。

 これを大本では「相応の理」とも言い、これがかつて大石凝真素美の唱えた「応分の前兆」とも呼ぶ現象なのである。

 

・その後お筆先は、このご用は「身魂あらための出発のご用でありたぞよ。二度目の世の立替えのことでありたぞよ」と述べ、ナオは変性男子、王仁三郎は変性女子の身魂であると示した。

艮の金神、変性男子とあらわれるぞよ。つぎに変性女子があらわれて、男子には世界のことを書かす」なり、女子には世界にあるこまかいことを説いてきかせるぞよ。」

「出口は女であれども男の性来、上田は男であれども女の性ざぞよ。変性男子、変性女子の因縁わけて見せて、みなに改心させんと疑いが晴れんから、ぼつぼつ説いて聞かしてやるぞよ。」

 変性男子、変性女子、これは大本の独特の表現である。変性男子とされるナオは肉体的には女の体だが、霊魂は男。王仁三郎は肉体的には男だが、霊魂は女であると示された。

 

型とは何か

・この歌でみると北海道は北アメリカ、本州はユーラシア大陸、富士山はエベレスト、能登半島スカンジナビア半島、琵琶湖はカスピ海噴火湾はメキシコ湾、四国はオーストラリア、九州はアフリカ、台湾は南アメリカが呼応し合うという。日本は特殊な国であり、霊的にもそうなっていると王仁三郎は断言している。

 

・日本は世界の雛形であるという説を「全地球諸州国の地図を見ればこの国が雛形、その種子であることを悟り、この日本という国を胞として、全地球の諸州国を産んだということを不思議なことだという人がいたならばそれは愚かなことだ」とも王仁三郎は述べている。

 

神道学者で有名な宮地直一博士も、この宮地家の傍流であり、宮地家は学者としては江戸時代からの名家でもあった。その学者肌として名高い宮地家の中で、異例中の異例として、水位は神界の中心は日本であるが、その神界の実像は中国の道教色を深めている、と唱えている。

それは古来日本では神界との往来の術が途絶え、中国だけにその術が残ったために、神界の実像は道教的な色彩を帯びているのだと説明している。

 日本史の教科書にも登場する国学者平田篤胤も、最終的には神界の実像は道教にあると道教の研究に没頭するまでの傾斜振りを見せている。だが、この篤胤も元々はまともな国学者ではあったが、天狗にさらわれて当時江戸では評判になっていた寅吉という少年から霊界の実像を聞き、そして『仙境異聞』という書物をまとめ上げている。それ以降、普通の学問からオカルト的な部分に強く惹かれ、最終的に道教に傾斜している。

 異端とされる国学者、宮地水位や平田篤胤にしても異界との接触を持つことにより、神界の実像は道教にあるとたどり着いているのは興味深い。

 

<弥仙山参り

王仁三郎の大本内部での役員達の干渉と妨害がなくなるまでには、まだまだ世継ぎの誕生を待たなければいけなかった。

  明治35年(1902)3月7日、王仁三郎とスミとの間に長女直日が出生した。ナオはスミが直日を懐妊したとき、「このたびは木之花咲耶姫の宿れる女の子が生まれて世継ぎになる」と言っていたが、果たしてそのナオの言葉のとおり、女子の出産である。

 

また、王仁三郎は自分はオリオン星から来たと語っているが、事実王仁三郎の背中には、オリオン星座同様の配置でホクロが点在していた。だが、このオリオン星座の形を漢字にすると、因という字になり、囚人を示す形となり、第一次弾圧、第二次弾圧で王仁三郎が入獄されることを暗示していた。

 表鬼門の艮(うしとら)の金神の出現の次に、二度目の岩戸開きで、最後の仕上げとして裏鬼門の坤の金神の出現により、陰と陽が揃うことになる。

 

 

 

『宇宙連合の飛来』

 喜多要光  大陸書房  昭和50年

 

 

 

地球文明と宇宙人

シリウス星人の地球入学

地球独特の生物の進化がすすんでいる頃、神の子と呼ばれる霊魂の大群が地球に移住して来て、ある形の肉体に宿った物が人類である。人間が他の哺乳動物と根本的に違うのは、そのためである。類人達の一種が大気圏外からやって来た霊に利用されて、人間の原形となったことは、間違いない。

 

人間はシリウス太陽系から集中された念波により、修養のため、苦しむ囚人として地球に送られて来た。人間の精神は神によって創られた聖なるものであるけれども、そのに肉体の重さという物理的な制約をうける。

 

・神の子達は、類人猿を妻としたのだ。そして、その子孫が洪水前の人類、すなわち先史原始人である。だからこそ、その肉体的な特徴は類人猿的、精神的な特徴はシリウス太陽系内の遊星から来た移住人達と同様なものとなったのだ。

 

そして、シリウス星人は、思念を通じて物を創造する力を持っていたので、肉体を自分たちの思う通りに少しずつ変化させていき、長い年月の間に獣的な面が多くなって数々の怪物を作りだした。

 

ギリシア神話に出てくる蛇の髪を持つゴルゴン、半獣(ライオン)半鳥(ワシ)のグリフィン、半人半鳥のケンタウルス、蝶の羽根を持つ人間といってもほとんど獣と異なるところがなくなってしまった。この忌まわしいものを一掃するため、地球上に大変災を送る計画がたてられ、ついに大洪水が彼らに襲いかかり、純粋な肉体を持つものだけが、残されたのであった。

 

 

 ■■■ 私が思うこと、聞いたこと、考えること ■■■

 

アメリカ空軍とエイリアンの宇宙船、UFOとの交戦はあったといわれます。空軍司令官によると「多くのパイロットと戦闘機を失った」といわれます。実際は空中戦があったようなのです。アメリカ政府とエイリアンとの「秘密協定」については、詳しくは分かりませんが、後に「アメリカ政府は、提携するエイリアンを間違えた」といわれます。つまり、「米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、プレアデス人が招聘されたが、過去ヒトラーの人類浄化政策を画策し仏教を堕落させた」と指摘されています。ネガティブなエイリアンと「協定」を結んだようなのです。異星人との「正式な協定」が結ばれてから、70年以上も経ちますので、その間に様々な事件や事故があったのでしょうか?米軍の特殊部隊とエイリアンの戦闘「ダルシー戦争」もあったという噂もあるそうです。「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」は米国の一人勝ちでしょうか。最近になって、ロシア人はタウ人との協定を破棄し、同じ協定をリュウ座人の前衛部隊と交わしてタウ人を追い払ったと考えられているといわれます。「モスクワには多くの異星人が住んでいる」というリーク話もあるそうです。ロシアも熱心にエイリアン・エンジニアリングをエイリアンと共に研究しているのでしょうか?エイリアン・エンジニアリングによる数千の「特許」をアメリカは保有しているともいわれます。毎日快適に使っているパソコンもエイリアン・エンジニアリングの産物だといわれます。UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。しかしながら「日本はUFO後進国だ」そうです。エイリアン・エンジニアリングにしっかりと取り組まないと、このまま「遅れた国」になってしまうのでしょうか?

 

・『深宇宙探訪記』(オスカー・マゴッチ)(加速学園出版)によりますと、「『暗黒の勢力』は、自分たちの基地はオリオン大星雲にある、と私達に思いこませようとするが、彼らは、単にそこからやって来たにすぎない『落ちた者』で、依然として周辺にまつわりついているだけなのだ。実際は、オリオン座は『光の主達』の故郷であり、『銀河系委員会』の故郷でもあるのだ。そして、アルクトゥルスを中継基地として使っている。

私達が、いる宇宙領域において、『暗黒の勢力』と彼らが支配する悪の帝国(正式名は『正義を任ずる諸世界帝国同盟』の本拠地は大熊座にあり、ドラコニスを主要作戦センターとしている。私達の太陽系においては、冥王星を中継基地に使い、地球から見えない方の月面を地球への侵入基地に使っているが、両基地とも昔から存在している協定に違反している。地球ミッションの人員は『連盟』にしろ『帝国同盟』にしろ、比較的少なく、その役割も大半が「監視活動と互恵的平和維持活動」に限定されている

 

・MIBすなわち『黒服の男達』は、嫌がらせや威嚇、テロや殺人を専門とする『暗黒の勢力』の手先だ。報酬を得ていたり強制されていたり、あるいはその両方の場合もある。手先となった人間が政府に雇われた人間傀儡か、あるいは洗脳されたバイオニック操作されている消耗品同様の人間ゾンビか、そのどちらかであろう。時には異星から来たまったくのロボットのこともある。(実在している人間の短命複製クローンである)の生霊のことも多い。さらには『ポルターガイスト』の悪霊やホログラフィーによる投影像のこともある。仕事の内容次第で何にでもなる。

 

・彼らMIBは、地球在住の主人たちに取り仕切られており、いろいろな基地(通常の地球基地は南極大陸のエレブス山中にあり、太陽系内の基地は地球から見えない月面やいろいろなアステロイド冥王星)にあるから調整・統合を図られ活動についての指示は『反対勢力』の宇宙艦隊の知性に仰ぎ、背後では地球のような次元に住む『暗黒の主達』に支配されている」とのこと。洋書を読めばかなりのことが分かるといわれます。

 

・若者たちは今も昔も「オカルト好きだ」そうです。UFO話、宇宙人、幽霊話、ノストラダムスの大予言等に強烈な興味を示しているといわれます。オカルト本や雑誌も、若者層に読まれているようです。特に五島勉氏の『ノストラダムスの大予言』という本は、当時の人々に多大な影響を与えたようです。

 

ウィキペディアWikipedia(フリー百科事典)によると

「『ノストラダムスの大予言』は、1973年に祥伝社から発行された五島勉の著書。フランスの医師・占星術ノストラダムスが著した『予言集』(初版1555年)について、彼の伝記や逸話を交えて解釈するという体裁をとっていた。その中で、1999年7の月に人類が滅亡するという解釈を掲載したことにより、公害問題などで将来に対する不安を抱えていた当時の日本でベストセラーとなった」。

反響とシリーズ化)1973年11月25日に初版が発行されると、3ヶ月ほどで公称100万部を突破した。これは『朝日新聞』1974年3月2日朝刊の広告によるものだが、同広告ではこの本が戦後のミリオンセラーとしては15冊目であることも謳われている。出版ニュース社の調査では、1974年のノンフィクション部門ベストセラー1位、総合部門2位(1位は五木寛之訳『かもめのジョナサン』)となった。1998年8月時点で発行部数は209万部、450版となった。

(社会的な影響)

宮崎哲弥山本弘は、ベストセラーになったこの本が1980年代以降の新宗教に少なからぬ影響を与えたと指摘している。実際、この時期の新宗教には、自分の教団(もしくは教祖)こそが、上記の世界を救う「別のもの」であると主張するものも見られた。さらにこうした影響がその後のオウム真理教事件の遠因になったとも指摘される。

その他の影響としては、キリスト教ユダヤ教の終末論とはかけ離れた終末思想を生み出し、深刻に受け止めた若い世代の読者が、世界や日本の未来のみならず自己の未来をも暗澹たるものと考えてしまったため刹那的な行動に走ったり、将来設計を怠るなどの問題があったという見方がある。

 

・作家や著名人のエッセイにも自らの「UFO体験」や「幽霊体験」を載せることが増えてきているといわれます。矢追純一、UFOディレクターの日本テレビ制作番組に影響を受けた人々も多いようです。東京でも多くのUFO情報があるといわれます。UFOが、人によって見えたり、見えなくなったりするのも不思議な現象です。物質化、非物質化が自由にできるUFO(未確認飛行物体)です。

 

・「霊界ははるか遠いところにあるのではなく地上1メートルのところにある」そうです。ですから、普通の人々でもオカルト体験をするようです。「人は皆、記憶喪失の異星人だ」といわれますので、「人間化した宇宙人」や「宇宙人化した人間」のパーソナリティーが多いそうです。幽霊についても「どこでも監視カメラ」があり、誰でもスマホのカメラやデジカメを持っていますので、「奇妙な映像や写真」がネット上に満載です。You Tubeが「アバブ・トップシークレットの壁」を易々と突破する楽しい時代のようです。またネットにはフェイク(偽)・情報も満載で、私たち一般人は、識別が困難になっています。

 

・パラレル・ユニバース(並行宇宙)は、目に見えませんが、この世のすぐ隣にあるといわれます。パラレル・ユニバース(並行宇宙)は「幽界」のように「この世」に似ている世界ですが非常に大きく違うアストラル界やエーテル界のような世界だそうです。ですから、UFOも見える人と、見えない人がいるといわれますが、特別なものではなくなって、「一般的な体験」となるのかもしれません。遠くにUFOを見ると地上には、普通の服を着た人間タイプで、識別できない宇宙人が現われると指摘されています。幽霊現象や心霊現象・憑依現象も「宇宙人現象」と理解すればかなり分かるようです。

 

アリゾナ州セドナはUFO目撃やコンタクティの話で知られています。日本人の目撃者も多いといわれます。ボルテックス・スポットでもあり世界の観光客が集まるパワースポットのようです。米国の著名なUFO研究家が「セドナ上空に見えないエーテルのシティが滞空している」と述べています。宇宙人の超科学は現代の最先端の科学者でも理解不能のことがほとんどのようです。しかし、エリア51では宇宙人と共に米国が「エイリアン・テクノロジー・リバース・エンジニアリング(宇宙人科学技術工学)」を研究しているそうです。またエリア51では白鳥座61番星の異星人とコンタクトしていた日本人科学者もいたといわれます。

 

グレイと人間の交雑種が「エササニ人」といわれます。エササニはオリオンの方向にあります。「時空間を超えてこの地球にやってきて、人類をアブダクション(誘拐)し、受精して、子孫を作りました」。それがエササニ人の末裔です。エササニ人のバシャールの宇宙船もセドナ上空にいたと語られています。

 

・「ゼータ・レチクル星人のグレイと、オリオン座のリゲル人の長身のグレイ、オリオン座の有翼のドラコ族、恐竜から進化した地球のレプトイド(恐竜人)等がエリア51等のアメリカの秘密基地で活動しているともいわれます。すでに「地球製の空飛ぶ円盤」も完成しているといわれます。グレイの長身タイプがリゲル人といわれますが、かなり「人間化」しているともいわれますクラリオン星人のコンタクティ、イタリア人のマオリッツオ・カヴァーロによると「爬虫類的異星人(レプティリアン)も人間タイプは知性的な顔をしている」そうです。

 

エリア51白鳥座61番星の異星人とコンタクトしていた日本人科学者もいたといわれます。「その彼らは地球から68光年離れた惑星クイントニアに住む宇宙人で母星から「エリア51」まで45分で移動できる」そうです。エリア51については、アメリカ政府は、その存在を一度も認めていないそうです。

 

・リラ星人のエロヒムが「人間を実験室で創った」といわれます。リラ星人エロヒムのコンタクティであるフランスのクロード・ボリロン・ラエルによると遺伝子操作による「不死の惑星」に行ってきたそうです。古代リラ星人は14万4千人いたそうですが、遺伝子操作による不死のテクノロジーを持つのでしょうか。「現代的な解釈ですと堕天使ルシファーとかリラ星人のサタン(悪魔)という言葉は、遺伝子科学者の研究集団の名前だ」と述べられています。

 

リラ星人の超科学によりますと「極大を極めると極小になる。極小を極めると極大になる」というのがあるといわれます。それによると超巨大な宇宙母船が、小さくなる次元もあるのかもしれません。私たち一般人には、理解不能なことが多いようです。UFOが消えたり現れたりする超テクノロジーも理解できません。「テレポート(瞬間移動)は、人間にとり奇跡ですが、宇宙人にとっては、それほど難しくないテクノロジーだ」そうです。テレコン(テレパシー・コンタクト)ができるほど宇宙人は想像を絶する進化をしているようです。そもそも「異次元」という概念も現代の科学者でも理解できません。アインシュタインの理論も古くなるといわれます。

  

<●●インターネット情報から●●>

  

Floating 'Interdimensional' City-Like UFOWitnessed by Hundreds in Africa

You Tubeをみていると「Floating'Interdimensional' City-Like UFO Witnessed by Hundreds in Africa」という動画が目に止まりました。Nigeria(ナイジェリア)の Bauchi stateのDulaliという村人達が「透明の空飛ぶシティ」を見たというのです。外宇宙から来た異次元の神々の乗り物、「ニュー・エルサレム」が異次元から降りてきたのかもしれません。Floating 'Interdimensional' City-Like UFOWitnessed by Hundreds in Africa」とYou Tubeに入れると見れると思います。高層ビルがたくさん立ち並んでいるような都市型の超巨大UFOのイメージ画が印象的です。集団幻覚か幻想か集団ヒステリーなのか、あるいは幻か幻影の「ニュー・エルサレム」なのでしょうか?5次元以上ならば、世界中でごくたまに見られるかもしれない蜃気楼なのかもしれません。

 

・日本でも『遠野物語』には<山田の蜃気楼>のような話もあります。「海岸の山田では、毎年蜃気楼が見えます。いつも外国の景色だということです。それは、見たこともない都会のようすで、道路をりっぱな馬車がひっきりなしにとおり、人の往来もびっくりするほど多いそうです。家の形など、毎年少しも違いがないということです」。幻や蜃気楼として、あるいは夢の中でしか異次元のものは見えないといわれます。蜃気楼も建物の光の反射ばかりでなく「幻影」のようなものもあるのかもしれません。

…Hundreds of African villagers claimed to have seen a floatinginterdimensional city-like UFO. The incredible event took place in a ...視聴回数926079回とのこと。

・フィクションなのかナンフィクションなのか、不思議な話のようです。アリゾナ州セドナ上空に滞空する見えないエーテルのシティと似たものが異次元から現れたのかもしれません。You Tubeには、面白い動画が豊富です。コンピュータグラフィックスが発達してインチキ動画も多いようですが。

 

また「エーテルのシティ」は、「このクリスタル宇宙船は現在『地上の平和』号と命名されていて、あなたがたの太陽系の惑星間ヒエラルキーの最高の旗艦なのだ」といわれる宇宙母船なのかもしれません。

・「ニュー・エルサレム」と検索しますと、インターネット情報から様々な記事が見れます。例えば、

 

またもや「天空都市」がイギリス上空に出現! パラレルワールドか、ニューエルサレムの降臨か?

 広東省仏山市の上空に突如として姿を現し、忽然と消えていった巨大ビル群の光景がレポートがされたのは、つい先日のこと厚い雲に隙間から確認された、天空にぽっかりと浮かんだその都市像は、蜃気楼なのか、パラレルワールドの都市なのか、巨大な陰謀の一辺なのかと話題もさめやらぬなか、今月21日には、イギリス上空で、同様の空中都市が目撃された。

■神の住む聖都「ニューエルサレム」の降臨か

 イギリス「Express」紙によると、イギリス南海岸沿いの歴史ある街、イースト・サセックス州のヘイスティングスで、天空に浮かぶ巨大ビル群が目撃されたとのこと。先日目撃された中国での空中都市に続き、2度目の空中都市騒ぎとなった」という記事があります。世界中から不思議なニュースが豊富にインターネット情報に載っているようです。

 

・UFOマニアや宇宙人マニアの私的な集まりはいろいろとあるようです。私たち一般人は、暇ではないのでインターネット上では詳しく調べたことがありません。インターネット上では、宗教関係は人気がなくなり、若い人たちは精神世界やUFOなどに関心が向かっているそうです。昔の若者は「ノストラダムスの大予言」とか占いとか、精神世界には大変興味があったそうです。昔は新聞社やマスコミがUFOに熱くなった時期があったそうです。羽咋市のようにUFOで町おこしをしている街もあるようです。

 

・米軍が異星人の宇宙連合と60年ほど前からコンタクトして、異星に留学生を送ったとか、天使のような異星人が米軍に混じっていたとかという、リアルな話が多いそうです。宇宙人情報は、国家安全保障上の最高機密(トップ・シークレット)の数段階上の厳秘(アバブ・トップシークレット)扱いですので、リークされたような情報しかわかりません。米軍は、異星に大挙して向かっているのかもしれません。「遥かに進化した高次元の高等知性体・異星人は、人間の肉体や精神体に憑依するので誰も識別できない」そうです。

 

・エイリアンの超テクノロジー、恒星間飛行技術などは米国の1人勝ちのようです。レーザーなどの技術もエイリアンの技術のようです。が、ロシアも異星人とコンタクトがあるという情報もあるようです。日本でもコンタクトがあるのかもしれませんが、日本的な守秘義務が厳格に守られているのかもしれません。6千年から数万年以上進化したエイリアンの超テクノロジーは現代の最先端の科学者でも理解不能なのかもしれません。遥かに進化した天使のような異星人は、ワンダラー(転生)やウォークイン(憑依)などさまざまな目に見えない形で、登場するようです。人間の背後霊や守護霊は、遥かに進化した異星人が憑依しているのかもしれません。

 

「未知なる知性体の科学技術力が不明である以上、戦闘することは絶対に避けるべきだ」(6)

 

柳田國男の執念

日本に一神教をうち立てようとしたのは、天理教の二代真柱、中山正善だけではなかった。正善と同時代に、異なるアプローチの仕方によって一神教の確立をめざしたのが、日本の民俗学創始者柳田國男であった。

 

・柳田は『祖先の話』の冒頭で、先祖という言葉の意味する範囲についてふれている。この先祖という言葉を、まず文字によって知った者たちは、家系の系譜上の筆頭に位置している一人の人間だけを先祖として考えようとする。

 ところが、この言葉を小さな頃から耳で聞いてきた一般の人々は、先祖というものを、自分たちの家で祀ることがなければ、ほかではどこでも祀る者のいない人の霊として考えているという。

 

・つまり柳田のいう先祖とは、分家して新たに一家をかまえた人物のことなのである。したがって、「ご先祖になる」という言い方がある。昔は、跡取りではない息子にたいして、周囲の人間たちは、精出して学問をし、御先祖になりなさいと励ましたという。

 この御先祖は、家を統合する象徴的な存在である。柳田は、日本において家や一門の結び付きが強いのは、子孫が共通の祖先を祀り、自分たちも、死後においてはその子孫から御先祖として祀られることを願うからだとのべている。

 

なぜ柳田が、これほど仏教の影響を排除しようとしたのか、不思議に思える部分もある。そこには、神主であった父親の影響があったとも考えられるが、それだけでは説明できないであろう。

 

祖霊と氏神

柳田國男は、他界観の面でも、仏教の影響を否定しようとした。

 仏教では、死後、人ははるか彼方に存在する浄土に生まれ変わると考えられている。だが柳田は、『先祖の話』のなかで力をいれて説きたいと思うのは、日本人は、死後霊となってこの国土のうちにとどまるのであり、けっして遠方へ行ってしまわないという点であると述べている。こうした信仰は、世の始まりから今日まで、根強く持続しているというのだ。

 

そして柳田は、祖先の霊は、自分が生活していた家からは離れずに、山の神になり、田の神になるのだという説を展開していく春に、山の神は里にくだって田の神となり、また秋の収穫が終わると、田の神は田からあがって、山にかえり、山の神となる。そうした田の神も山の神も、結局のところは、子孫によって祀られた祖先の霊なのではないかというのだ。

 こうして、柳田の議論においては、先祖の霊と田の神、山の神の同一性が説かれたわけだが、そこで一つ問題になるのが、村々で祀られる氏神という存在である。

 氏神は、本来、氏の神であり、それは一族の先祖を祀ったものであるはずである。ところが、家には先祖を祭る先祖棚があって、先祖祭を行っており、氏神の社でもそれとは別に祭が行なわれているかっこうになっている。また氏神については、一つの氏がそれを祀っているのではなく、名字を異にした数個の氏が祀っている。

 

・柳田は、こうした疑問にたいして、一門の神が合同したのは、じつは祭が合同したせいではないかという議論を展開していく。先祖の祭が行なわれるのは、同じ日であり、同じ村という場所である。そこから、神は一つであるという観念がはぐくまれていくことになったという。柳田は、もう一つ、祭を盛大にしたいという動機もあったのではないかと推測している。

 

・たとえば、『氏神と氏子』では、氏神信仰の形態を三つに区別している。一つが、村で祀られる「村氏神」であり、その地域に住む人間はすべてその氏子として祭に奉仕することになる。柳田は、村社とよばれるものの半分は氏神とよばれ、またその残りの半分以上も、氏神とよんでさしつかえないと述べている。さらに、全国に2600ある郷社や1400ある府県社以上の大社についても、そのほとんどは氏神であったと述べている。

 

二つ目が、「屋敷氏神」であり、これは、屋敷の一隅に祀られている祠のことである。柳田は、こうした屋敷氏神氏神とよんでいる地域は広いと述べている。屋敷氏神は、まさに一つの家、一つの氏で祀られた神であるということになる。

しかし柳田は、村氏神にしても屋敷氏神にしても、それは古い時代にはなかったものととらえている。それは、氏族組織が変化して、力強い大きな結合を必要としなくなった結果であるという。柳田は、特定の家、特定の一門に属する人間たちが合同して祭祀を行う「一門氏神」を、もっとも古い形態であるととらえている。村氏神も屋敷氏神も、この一門氏神が分化したものだというのである。

一門が共通して祀る氏神とは何か。それは、一門に共通する御先祖であるということになる。柳田は結局、すべての信仰を御先祖様の霊へと還元していく。田の神や山の神だけではなく、氏神もまた御先祖の霊であり、すべては一つのものなのである。

 

・こうしてみてくると、柳田の議論は「祖霊還元論」、あるいは「祖霊一元論」として考えることができる。柳田は、日本人の信仰の基盤に御先祖への信仰、先祖祭祀があったと考え、ほかの信仰形態についても、その発展としてとらえようとした。すべての神が祖霊の発展形態であるとすれば、神は一つであるということになる。

なぜ、これほどまでに柳田が御先祖への信仰にこだわったのかは、かれの仏教ぎらいとともに大きな謎である。あるいは、仏教の固有信仰への影響を完全に否定しようとした結果、御先祖への信仰を強調せざるをえなかったのかもしれない。日本人の信仰が仏教から大きな影響をうけていることは否定できない事実である。

 

・柳田が、一神教多神教という問題にたいして、どのような関心をもっていたかはわからない。はたして、そうした問題に興味をもっていたかどうかもわからない。しかし、かれの試みは、とかく体系性をもたないとされている日本人の固有信仰を、体系性をもった信仰として描きだそうとすることにあった。そこからかれは、祖霊一元論、つまりは日本的な一神教の方向へ向かっていった。その一神教は、民俗的な事実にもとづいている分、中山正善のつくり上げようとした一神教よりも具体性をもっていた。そして、神の多様な現われをみとめる点で、一神教多神教モデルに近いものだったのである。

 

 

 

安倍晴明 陰陽師 超能力者』

(志村 有弘、豊嶋 泰国)(勉誠出版) 2001/6

 

中山みき』不世出の女性超能力者  (豊嶋 泰国)

 

 

<すべてを見通す

天理教の教祖として知られる中山みきは、何でも「見抜き見通し」といわれたほど、並外れた超能力者であった。

 

・居ながらにして、遠くの出来事を第三者に見せることもできた。みきが台の上にいつもじっと坐っているので、弟子の井筒梅次郎が、「さぞ退屈でございましょう」と声をかけた。すると、みきは「ここにちょっと顔をつけてごらん」といって、自分の片袖を差し出した。そこで、梅次郎が、その袖に顔をつけてみると、場面は変わって牡丹の花が咲き誇っている光景が見えたという。梅次郎は、みきが何でも自由自在に見ることができる<神様>であることを確信したのである。

 

たちどころに病を治す>「よろず病たすけの神様」というみきの存在。>

異常な怪力

・「教祖(みき)の力は人間業ではなかった」

 

予知能力

・それから、「見えてから説いてかかるは世間並み。見えん先から説いておくぞや」と『おふでさき』で説いているように、みきは計り知れない予知・予言能力が備わっていた。例えば、幕藩体制封建社会の崩壊と明治維新、電車や飛行機などの交通手段の進化、電信・電話や今日のコンピュータ・ネットワークによる世界のグローバル化のようなことまで予言していた。

 

天理教

・みきは寛政十年(1798年)に奈良県天理市に前川家の長女として生まれた。天保九年(1838年)に長男秀司が病気に罹り、祈祷を依頼した修験者の加持台(巫女役)を務めた時に激しい神懸りとなった。すなわち、天理教の開祖である。

 

・みきに神懸ったのは世界や人類を創造した「元の神・実の神」で、世界人類の真の救済のために天降り、みきを「神の社」としてもらい受けることを明らかにした。だが、長い間、みきを「神」と認める者はいなかった。それどころか、狐狸に憑かれた老女か気狂いとして見なされた。主な理由は、困っている人たちに家財を徹底的に施し、極貧生活を送るようになったためである。

 

・だが、安産守護や病気治しで霊験を現すようになってから、噂を聞いて信者が集まりだし、天理教の基礎が築かれた。みきが死去したのは明治二十年(1887年)二月十八日、九十歳であったが、天理教では現身を隠しただけで、魂は生き通しで世界の救済のために日々尽力していると説いている。現代でも熱心な信者の前に、赤衣を着たみきが現れて救ってくれたーなどの霊妙な話が少なからずある。

 

 

 

『面白いほどよくわかる  日本の神さま』

古事記を彩る神々の物語を楽しむ

田中治郎  山折哲雄    日本文芸社  2007/11

 

 

 

神世七代の第一神   国之常立神(クニノトコタチノカミ)』

<大地を永遠に屹立させる神>

<宇宙の根源神として>

・『古事記』では別天神の次に六番目としての登場した神となっているが、『日本書紀』ではクニノトコタチノカミ(国之常立神)こそが最初に現れた神と記されている。

日本書紀』の「一書」(第四)では、クニノトコタチノカミとは別に「高天原においでになる神の名を天御中主命」とあるから、クニノトコタチノカミは高天原ではない虚空に存在し、大地形成を指導していたというニュアンスが感じられる。

 

アメノミナカヌシは、「高天原に成りし神」(『古事記』)だから、高天原成立後その地に誕生した神であり、もしかするとクニノトコタチノカミはそれ以前から存在する始原神なのかもしれない。

「国」、すなわち大地は私たちの存在基盤だから、クニノトコタチノカミはアメノミナカヌシにも劣らない根源的な神さまである。

 

鎌倉時代以来、神道を理論化し、一つの体系的な信仰形態を樹立しようとする動きが生じたが、その中の吉田神道伊勢神道では、クニノトコタチノカミを宇宙の根源神としている。

 

 

『地球を守る「宇宙連合」とは何か』

宇宙の正義と新時代へのシグナル

大川隆法   幸福の科学出版    2011/7

 

 

今、明かされる「日本神道の秘密」

天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、国常立神(くにとこたちのかみ)、天照大神(あまてらすおおみかみ)の「正体」とは

 

・実は日本神道の中心神には「天御中主系」と「国常立系」とがあるんです。古事記』の系統はだいたい天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)を中心神として考えていますね。そして、『日本書紀』系統は、国常立神(くにとこたちのかみ)を日本神というか、この日本の教えをつくった始原の神、最初の神として見ているのです古事記』と『日本書紀』は、書いている人が同じ時代の人であり、そんなに変わらない時期に成立した正史というか、国の歴史書です。つまり「最初の神ではないか」と思われている神が二人、正史に現れているわけです。

 

そして、片方の天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)を中心にしたところでは国常立神(くにとこたちのかみ)の評価が低めになっています。一方、国常立神系では天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)のことをそれほど偉い人のように思っていないところがありますね。

 

 

 

姫神の本』  聖なるヒメと巫女の霊力

  学研マーケティング   2007/8

 

 

 

中山みき  天理教教祖

世界創造神の憑依により「陽気ぐらし」の理想を説く

天保9年(1838)、中山みきは長男・秀司の足の痛みを治すために、修験者の中野市兵衛を招いた。だが、加持台役が不在だったため、みずから加持台となって御幣を手にし、寄加持をしているうちに、神憑りとなった。「我は天の将軍である。元の神・実の神である。この屋敷(中山家)に因縁あり。このたび世界一列をたすけるために天降った。みきを神の社に貰い受けたい

ふだんのみきとはまったく異なる、神々しい威厳に満ちた声であったという。

 

・また、みきに入り込んだ神は、世界の創造神で人類を守護しているとされ、親神(天理王命(てんりおうのみこと))と称される。

 

・以後、みきは家財などを貧窮者にどんどんほどこしたため、中山家は世間的には没落の一途をたどり、資産はほとんど底をついた、みきは狐に憑かれておかしくなったとみられていたほどである。しかし61歳の時に、「帯屋許し」と呼ばれる、お産に関する呪術的な安産の助けを行ったのを手はじめに、安産と病気治しの生き神として評判になった。

 

・慶応3年(1867)、側近らによって、神祇管領の吉田家から布教の免許を受けたが、明治維新後は正式に認可されるまで、明治政府により邪教として扱われ、前後18回も検挙されるなど、弾圧をこうむった。みきは高齢であったにもかかわらず、警察で虐待や拷問を受けたが、彼らを非難することは一度もなかったという。

 

・晩年は、親神の啓示とされる『みかぐらうた』『おふでさき』などを著し、人間世界の創造を説いた神話『こふき』(泥海古記)をまとめ、中山家の土地の一点を、親神が鎮まる「ぢば」(世界人類の発祥の地とされる)と定め、そこに人類救済のシンボルである「かんろだい」の建設を計画した。

 

出口なお  大本教開祖

世界の立替え立直しを啓示した膨大な「お筆先」を残す

出口なおが、明治25年(1892)旧正月5日、京都府綾部の自宅で突然、激しい帰神状態となって発した神示(「初発の筆先」)のはじめである。艮の金神国常立尊)がなおに神憑り、世界の「立替え立直し」と、理想世界の実現を啓示した宣言というべきものであり、これによって大本教がはじまった。

 この年の元旦の夜から前兆はあった。霊夢が毎夜続いていた。初発の神示が降りてからは、昼夜を分かたず帰神状態となり、13日間、食事をとることもできなかった。

 

明治26年、綾部で原因不明の火事が相次いだ。おりもおり、なおは神憑って、「今のうちに改心いたさねば、どこに飛び火がいたそうも知れんぞよ」と大声で叫んでいた。そのため、放火の疑いをかけられ、警察署に留置されて、40日も座敷牢に閉じ込められてしまったのである。

 

大本教が国家に弾圧されたのは、なおの昇天後である

・すると艮の金神は、「なおよ、筆で書かすから、筆をとれ」と伝えた。なおは困惑した。文字を書けなかったからだ。しかし艮の金神は、「お前が書くのではない。神が書かすのである」と言う。なおはなにかを書きたい衝動にかられた。そして、座敷牢の床に落ちていた古釘を手にすると、その柱に文字を書きつけていたのである。

 

・そのうちに放火犯が逮捕され、疑いが晴れたなおは、出牢後、堰を切ったようにお筆先をはじめるのである。以後、神の言葉が原則として文字によって伝達されることになり、半紙で5万枚以上といわれる膨大なお筆先は、後年、娘婿の出口王仁三郎によってまとめられ、『大本神論』として発表された。

 

 

王仁三郎の霊界物語大預言』

富士山大爆発とミロク神人種誕生の神ドラマ

   海野光彦  徳間書店   1995/11

 

 

 

ミロク神人種だけが「黄金のそりはし」を渡る!

・国祖、国常立命は、太古の昔、地球主宰神の位についていたが、悪魔の謀議によって艮(とどめ)の地である日本列島に押し込められた・・・。では元の地球主宰神・国常立命の本拠地はどこにあったのか。実はそれを解くヒントが『霊界物語』冒頭にのっている。次に紹介する黄金のそり橋だ。

 

・黄金のそり橋は、太古の昔、亜熱帯の中央アジア・ゴビ海に浮かぶ白島にかかっていた。造り上げたのは、太古の地球主宰神サナート=クメラだ。サナート=クメラは、国常立命の別名に違いない。

 

 黄金のそり橋のかかる白島には、地球主宰神の黄金宮殿が澄みわたった青空にひときわ美しく輝いていた。

 

そうしてこの橋を渡ると直に自分は、エルサレムの聖地に着いた。この聖地には黄金と瑠璃(めのう)とかいう宝の珠玉をもって雄大な、とても形容できない大神の宮殿が造られている。(霊界物語第1巻より)

 

・この神都の現界への移写が、かってゴビ海に浮かぶ『白島』に現れていた。地球主宰神・国常立命が納める黄金の神都から数多くの『ミロク神人種』が世界各地に旅立っていった。

 

日月神示やヒマラヤのミロク神人種が示すように原水爆の高熱やマイナス数十度の酷寒でも耐える超人体を保有する神人が日本を始め、世界各地に渡り、万物調和の理想郷すなわち『ミロクの世』を築いていたのだ。それが世界各地で潜伏する悪神の決起で灰と帰し、世界が泥海になったことが『霊界物語』に書かれている。

 

・しかし、王仁三郎が死をかけて、大日本帝国政府と戦い、厳しい特高警察の目をかいくぐって口述筆記した『霊界物語』は、世紀末、各種の予言の中でひときわ異彩を放っている。

 

・核の炎、核の冬、恐るべき極反転に伴う大地殻変動に負けないミロク神人種が21世紀に日本を中心に誕生することが『霊界物語』には秘められていたのだ。

 

・彼らだけが鶴仙に乗り、輝く肉体を霊化させ、『黄金のそり橋』を渡り、国常立命の治める神界の大都に結集することができる。

 

霊界物語』はテレポートと魂の旅行で作られた

・それにしても『霊界物語』はあらゆる点で人間の常識を超えている。

最初に脅かされることは、口述筆記の驚異はスピードである。一巻をわずか3日で書き上げている。81巻、83冊からなる『霊界物語』に集大成していくが、最初から最後まで口述のスピードは変わらなかった。

 

原稿用紙にして約10万枚でひとまず完成するが、王仁三郎は全120巻を予定していた。だから3分の2で彼は口述を終わったことになる。しかも、筆記中に王仁三郎は一冊の参考書も見なかった。

 

・ゴロリと横になって少しイビキをかいたかと思うと、王仁三郎の口から真珠のきらめきのごとき不思議な物語が紡ぎ出される。

 

50世紀まで見通す人類最大の「予言暗号書」

王仁三郎は50世紀の未来を見通した

・「24世紀の今日は、天国浄土の完成時代だ。中空をかける飛行機、飛行船はすでに廃物となり、天の羽衣という精巧無比の機械が発明され、汽車は宙を走って、1時間に5百マイルという速力だ。蓮華の花は所狭きまで、咲き乱れ、何ともかとも知れない黄金世界が現出しているのだ」(『霊界物語』第14巻8章より)

 

王仁三郎はミロク浄土の完成を目指していたが、それは24世紀、今から約3百年経なければ、本当のユートピアは生まれないと予言している。ミロク超科学文明が生まれると、黄金のUFOが大空を飛び交い、世界中に美しい花が咲き乱れる。これは彼の予言の中で最も楽観的なものである。

 

・さらに王仁三郎は、はるか50世紀頃の人類の様子をも透視している。「何、神界ばかりか、現実もこの通りですよ。一番図抜けて大男といわれるのが、3尺(90センチ)内外、1尺8寸(54センチ)あれば、一人前の人間だ・・・。少しも手足を使わないものだから、身体はおいおい虚弱となってしまい、もはや50世紀の今日では、こんな弱々しい人間になってしまった・・・・。それと反対に6尺(1.8メートル)以上の体を持ち、現幽神界において神の生宮として活動しているミロク人種もありますよ」(『霊界物語』第3巻20章より)

 

・つまり50世紀の人類は、ほとんど小人で頭脳だけの存在になっている。脳をある種の液体に入れて、スーパーコンピューターをつなぎ、あらゆる指令がコンピューターから出される。

 一方、普通以上の体を自由自在にテレポートさせ、現界と霊界を行き来するミロク人種も少数存在する。現代から見れば、完全なSFの世界である。

 

・50世紀の交通機関は奇妙なことに黄金の翼を人間に直接取り付けて、超高速で飛ぶようになっている。

 

・すなわち、松彦は、「みな様、しばらくお待ちくださいませ。空中交通機を上げませう」と又もや指先にて空中に、何事か記す其の刹那、金色燦然たる鳥の翼のごときもの四組、何処ともなくこの場に降り来たりぬ。「サァー、これを御着けなされ」と言ふより早く自然的に四人の肩の辺りに、金色の翼はピタリとくひつきたり、四人は一度に、「アア、これは立派だなァ」と羽ばたきを試むるや、身はますます高く空中に飛ぶ揚がり一瀉千里の勢をもって電波よりも早く、西の空を目がけて進み行く。    (『霊界物語』第15巻21章)

 

・このように王仁三郎の世界はまことに幅が広い。超古代から50世紀のはるかな未来まで見通した彼のような予言者は世界中どこにも存在しない。だからある面では、シャカ、キリストさえも超えた予言を述べていたことになる。

 

 

  

『日本の神様がわかる本』

あの神様の性格・あの神社のご利益が一目瞭然

戸部民夫   PHP研究所

 

 

国之常立神(くにのとこたちのかみ)」

代表的神社;玉置神社、西金砂神社、大鳥神社日枝神社、熊野速玉大社、御嶽神社

 

国土におけるあらゆる営為を守る

国常立尊(くにのとこたちのかみ)は、天地創造神話に登場する根源神である。

 

ごく身近な感覚として考えれば、この神は普段、我々が生活する大地に宿っていて、国土の上でのあらゆる営為にその霊力が及ぶということになる。

 

神道学説では日本の神的世界の中心

吉田神道創始者吉田兼倶))では、宇宙の太元尊神(中国の老子の大元説に基づく神で、天地創成に先立ち、陰陽を超え、初めも終わりもなく、宇宙のすべてに顕現するとされている)として国常立尊(くにのとこたちのかみ)を祀り、八百万(やおよろず)の神の中心に置く。

 

また、大本教では「艮の金神」と呼ばれる根本神である国祖の神々を国常立尊(くにのとこたちのかみ)としている。

国祖の神は、平常は隠れているが、時節の到来とともに出現し、世にはびこる悪を退治して、理想の神政をもたらすと考えられている。

 

 

 

神道入門』  知識ゼロからの

武光誠    幻冬舎    2006/8

 

 

乱暴を働いたスサノヲの追放によりふたつに分かれた神々の系譜

天津神国津神

数多く存在する日本の神々は、大きく「天津神」と「国津神」の二大系統に分けられる平安時代に編纂された『延喜式』では、天津神は天上の雲の上におり、国津神は地上の山中にあって雲や霧の中に鎮まる神々とされる。

 

古事記』や『日本書紀』の神話によると、この二大系統の起源は、ヤマタノヲロチ退治で有名な神スサノヲにあるという。スサノヲは、誕生して間もなく親神イザナキと姉のアマテラスに反逆し、高天原を混乱に陥れたために、地上に追放された。これによりスサノヲが国津神の性格を帯びたため、神がふたつに大別されたとされる。天津神高天原系の神々、国津神はスサノヲの子孫の系譜といえるのだ。

 

高天原が加わることで、三層構造となった日本人の世界観

・世界は、天津神の支配する「高天原」、その下位に人間と国津神が住む「葦原中国」、さらにその地下にある「黄泉国」という三層構造に変化した。黄泉国は、イザナミやその息子のスサノヲが支配する国である。罪・穢れが流れ棄てられる場所とされ、「根の国底の国」(根の堅州国)とも呼ばれる。

 

・さらに葦原中国に対する異界・他界の世界観もどんどん広がっていった。ほかにも、海神の住む「海郷」、海の彼方にある死者の世界「常世国」など、神話には多くの異界が描かれていくのである。

 

真言密教と習合することによって全国に広まった秦氏の信仰

・全国の至るところで祀られ、「お稲荷さん」として親しまれてきた稲荷信仰。この信仰をひらいたのは、応神天皇の頃に渡来した有力豪族の秦氏である。京都の伏見稲荷大社に起源を発し、現在でも稲荷系の社の総本社はこの伏見稲荷大社となっている。

 その祭神は「宇迦之御魂神」であり、保食神などのいくつかの別名を持つが、五穀を中心とする食物、農耕の神である。

 

・この信仰が広く世間に知られるようになったのは、中世に東寺の鎮守神にもなるなど真言宗と習合し、現世利益とも結びついたからである。江戸時代には流行神のひとつとなって、商業の神として民間でも広く祀られるようになり、今では全国に約19800社を誇るに至る。

 この稲荷神の眷属(神の使い)は狐であり、こちらの方が有名な存在だ。

 

神託で朝廷に貢献し、源氏の氏神として全国へと広まった宇佐の神

全国どこへ出かけても、「八幡様」と呼ばれる神社を目にする。それもそのはずで、「八幡神社」は、日本全国に約14800社も存在するのだ。その総本社が大分にある宇佐八幡宮である。「八幡」については平安初期に「ヤハタ」から「ハチマン」と音読するようになったといわれる。語源は多数の幡を立てて応神天皇の誕生を祝ったこととする説が有力だ。祭神は応神天皇とともに、神功皇后、ヒメノオホカミが祀られている。

 

貞観二(860)年に京都の石清水八幡宮に勧請され、平安後期になると弓矢、戦勝の神として武神としても信仰されるようになる。のちには源氏が八幡神氏神とし、源頼義石清水八幡宮鶴岡八幡宮に勧請したり、頼義の子源義家が、石清水八幡宮元服したりするなど武神としての性格を強めていった。

 やがて源氏が鎌倉幕府を開くことで、全国の武士が八幡神を祀り、また御家人が赴任した地域に八幡宮を勧請したため全国に八幡信仰が広まっていった。

 

八幡神応神天皇)>

・武士が起こした神社の多くは八幡神社である。全国八幡神社総本宮宇佐神宮大分県)の宇佐神は、もとは海の神だった。六世紀頃には、巫女たちが道教の呪術医療で信者を集めた。同神宮の縁起によれば、571年、現在の本殿のある場所に神霊が現われ「我は誉田天皇広幡八幡麻呂なり」と大神比義に告げたことから、八幡神は、応神天皇とされるようになる。奈良時代に、大仏鋳造を機に東大寺のそばに手向山八幡宮が建てられ、八幡信仰は仏教と融合した託宣神として中央に進出した。

 

国常立神(くにのとこたちのかみ)

日本書紀』で重視される、永遠の国土を示す神

・『古事記』では六番目に登場し、国之常立神と記される。『日本書紀』では天地開闢の始原神として登場し、国常立尊と記される。宇宙が誕生し、国土がまだ混沌状態にあるときに登場し、泥土を凝集して生命力(心霊)が宿る大地を形成したとされる。国之常立神の名前は、「国」の「床」(=土台)を「立てる」(=出現する)神という意味である。「常立」を永遠に立ち続ける意とする異説もある。国土の永遠性を予祝した神名である。

 

 

「未知なる知性体の科学技術力が不明である以上、戦闘することは絶対に避けるべきだ」(5)

 

インドの躍進

世界銀行は、2025年までにインドが中国と並ぶ世界経済の「成長の柱」になると予想しています。成長の柱が1本から2本に増えることで、世界経済はより安定したものになるかもしれません。

 15~20年後、インドは日本やドイツを追い抜く、中国、米国に次ぐ経済大国に成長しているはずです。2025年、中国とインドの経済力を合わせると、その世界経済への貢献度は米国とユーロ経済圏を合わせた規模の約2倍にあたる見通しです。

 

再生エネルギーは不発

天然ガスの生産量が増えることで、2030年までに石炭から天然ガスへの切り換えが進みます。

 

国際エネルギー機関(IEA)は、2007~2050年の間にエネルギー全体に占める再生可能エネルギーの割合は4パーセントしか増加しないと見積もっています。2050年でもその状態ですから、2030年の世界では再生可能エネルギーが大きな存在になっているとは考えにくいのです。

 

<2030年の世界  異常気象は増加傾向に

・最近、洪水や干ばつ、竜巻(トルネード)や熱波などの極端な気象異常が頻発しています。こうした異常気象は、2030年に向けて増加する見通しです。

 

・気象変動は“食料の安全保障”にも重大な影響を及ぼします。最新の科学調査で、気温の異常変動や干ばつが穀物の収穫量に大幅なマイナスの影響を与えることが立証されました。食糧不足が続くと、各国が主要穀物の輸出制限などに乗り出す危険があります。

 

氷塊や氷河が溶け出せば、海面が上昇します。専門家の試算では、21世紀が終わるまでには今より1メートル上昇するとみられています。しかし、最近の傾向を加味すると、この試算を上回って海面が上昇する事態を想定せざるを得ません。

 

・現状の排出ペースが続けば、2050年までに大気中の温室効果ガスの量は2倍に増加してしまいます。これは気温が約2°C上昇することを意味します。

 

メガトレンド  権力の拡散  アメリカを始め欧米各国の力が衰え、世界は「覇権国家ゼロ」状態に

・2030年までには、国際社会の権力構造も大きく変わります。権力は「独占」状態から「分散」されていくようになります。具体的には、発言権を持つ国家の数が増える一方、国家ではない非公式な団体やネットワークの発言力も増すでしょう。

 

2020年代のどこかで、中国は米国を抜き世界第1位の経済大国になります。相対的に、低成長を続ける欧州や日本、ロシアの経済力は弱まります。

 

ゴールドマン・サックスは、今後高成長が期待できる国家11ヵ国を「ネクスト・イレブン」と呼んでいます。含まれるのは、バングラデシュ、エジプト、インドネシア、イラン、メキシコ、ナイジェリア、パキスタン、フィリピン、韓国、トルコ、ベトナムです。我々独自の試算によると、2030年までにこの11ヵ国の国力の合計は、EU27ヵ国の合計を抜くことになります。

 

中国の覇権は短命?

・それまでに中国はアジアのトップとしての地位を不動のものにしているでしょう。2030年には、中国のGDPは日本のGDPを140パーセント上回るとみられています。

 

ただし、「世界一の経済大国」としての中国の地位は意外にも短命となる可能性があります。

 

・2030年のインドは、「世界景気の牽引役」と呼ばれる現在の中国のような存在になっているでしょう。2030年の中国にとって、年率8~10パーセントの経済成長を続ける現在の中国は「遠い過去の栄光」になっているはずです。

 

・世界のあらゆる地域内で覇権国の交代が起きます。

 

・2030年までにはブラジルが「南米の巨人」としての地位を確立するでしょう。EU27ヵ国の間では、ドイツが安定的にリーダー役を務めるでしょうが、ドイツは高齢化社会とどう向き合うかという難問を抱えています。

 

抜かれる先進国

・旧モデルでは、2030年ごろに米国と中国の国力が並ぶとみられていましたが、新モデルでは中国はまだ米国に追いつけていません。米国が中国にトップの座を譲るのは、2040年以降になります。

  また、どちらのモデルでも日本の国力がじりじりと低下していく点は見逃せません。米国や欧州など、すべての先進国のグラフが右肩下がりです。

 

前例なき「覇権国ゼロ」時代へ

・2030年までに、一国で国際社会をリードするような「ヘゲモニー=覇権国」は消滅します。米国も中国もその役割を果たせません。その一方で、国家ではない団体やネットワークが国際社会での発言力を増すようになります。

 

・すでに、米検索サイトの「グーグル」や、「フェイスブック」といった巨大ネット企業が、政府よりも巨大でリアルタイムの情報を保有していることはご存知の通りです。人々はネットの情報から知識を得て、行動を起こすようになっています。そのため、こうしたネットの系の民間企業が、政府に負けない民意を動かす力を持つようになっています。

 

メガトレンド 個人の力の拡大  貧困層が激減し、アジアを中心に10億~20億人もの新たな中間所得者が誕生する

・今後15~20年間に世界が直面する多くの課題を解決するうえで、個人の力の拡大という要素はとても重要な役割を果たすでしょう。

 

・個人の力は強まりますが、職を得るための競争は激しくなります。そのため、個人の力は高まっているにもかかわらず、多くの人が将来や政府への不安を抱えたままの状態になる懸念もあります。

 

貧困層は5割(5億人)減る?

・現在、世界で約10億人が「極度の貧困」状態にあり、栄養失調であるとされています。極度の貧困とは、1日の収入が1.25ドル以下の状態と定義されています。

 

・極度の貧困層の現象は、東アジア、特に中国で顕著です。現在のジアの経済成長から推測すると、今後もこの減少傾向が続くことは間違いないでしょう。

 

台頭する新・中間所得層

・ひかえめに見積もっても、世界の中間所得者数は現在の約10億人から20億人超に増えるといわれています。2030年までに30億人を見込む試算もあります。

 

購買力が衰えていく米国と日本

・中間層の台頭は、政治へも影響を与えます。歴史的にみて、中間層が増えると民主主義を求める声が高まるとともに、ポピュリズム大衆迎合型の政治)や独裁政治が生まれやすくなります。一方で、1人あたりのGDPが1万5000ドルに達すると民主主義が定着し、独裁政治に戻る可能性はなくなるといわれています。

 

・米国や日本の中間層の購買力は、将来的にはとても小さなものになります。

 

・北米や欧州の中間層の購買力は今後十数年、年率0.6パーセントしか伸びません。

 

なくならない男女格差

・2012年に世界で男女の経済格差は60パーセント、政治参加格差は20パーセントしか改善されていません。男女格差の撲滅に成功した国はまだありませんが、女性の社会進出に一番積極的に取り組んでいるのは北欧の国々です。

 

・残念ながら、2030年の段階でも男女格差は残ります。

 

広がる「外部」との交流

スマートフォンスマホ)と呼ばれる高機能携帯端末のような第二世代の携帯技術の登場で、個人の力はますます強くなります。特に、こうした技術が発展途上の国々に導入されたときの影響力は図り知れません。

 

・2030年までにはイスラム社会に住むさらに多くの女性がソーシャル・メディアを通じた情報交換に参加することになるでしょう。そうなれば、保守的なイスラム教社会やそうした価値観を標榜する政府などが変革を求められる可能性があります。

 

<人類は、より健康に>

・2030年までに、人類の健康問題はより改善するでしょう。特に、高齢者の生活の質はますます向上するはずです。

 

・最新の医療が届きづらいサハラ砂漠南アフリカでも。2030年ごろには感染症による死者数と、(心臓病のような)感染症以外の死者数が逆転するとみられています。

 

・幼児の死亡率も劇的に減っています。ただ、豊かな国と貧しい国の間にある寿命の格差は、2030年になってもなくなることはないでしょう。

 

イデオロギーの衝突」が不安材料

・経済のグローバル化に伴い、欧米流の考え方が世界のあらゆる地域に浸透していきます。例えば、「科学的な立証」「個人主義」「政教分離」「法の順守」などが欧米を代表する価値観ですが、西欧的な豊かさを求める非・西欧国の多くがこうした理念を取り入れようと試みることでしょう。同時に、地元独自の文化や政治風土と相容れないと分かった場合に、こうした欧米化を拒否する可能性もあります。

 

ナショナリズム国家主義)の高揚にも注意が必要です。特に、未解決の領土問題が多く、急速な経済発展が進む東アジア地域の動向などが懸念されています。

  

 

『予言の日本史』

島田裕巳  NHK出版   2014/9/9

 

 

 

オウム真理教の事件へとつながった『ノストラダムスの大予言

<まさに一世を風靡した『ノストラダムスの大予言

戦後の日本社会において、もっとも大きな影響を与えた予言をあげるとすれば、それが『ノストラダムスの予言』であることは間違いない。これは、1999年7月の世界の終わりを予言したものだった。

 

ノストラダムスは、フランスのルネサンス期の医師であり、占星術師だった。本命は、ミシェル・ド・ノートルダムである。ノストラダムスは、ノートルダムラテン語にしたものである。彼は1503年12月14日(21日とも)に生まれ、1566年7月2日に62歳で没している。

 

・このノストラダムスの予言が日本で広く知られるようになるのは、作家・ルポライター五島勉の著作『ノストラダムスの大予言』(祥伝社ノン・ブック)を通してであった。この本の副題は「迫りくる1999年7の月、人類滅亡の日」となっていた。

 

ノストラダムスの大予言』は、最終的に209万部に達した。続編も9冊刊行され、それぞれがかなりの売れ行きを示した。最後の『ノストラダムスの大予言 最終回答編 1999年“恐怖の大王”の正体と最後の活路』は、人類滅亡の年とされた1999年の前年98年7月に刊行されたものだが、これもこの年の新書・ノンフィクション部門で第3位に入っていた。

 『ノストラダムスの大予言』のシリーズは、1973年から98年まで、25年間にわたって売れ続けたことになるしかも、そこに示された予言は、その間、日本社会にかなり大きな影響を与えた。

 

同じく大ヒットを記録した『日本沈没

こうした人類の終わりを予告するノストラダムスの予言を信じさせる上で、一つの大きな役割を果たしたのが、SF作家の小松左京が刊行した『日本沈没』だった。

 この小説は、『ノストラダムスの大予言』が刊行される8ヶ月前の1973年3月に出版されている。上・下2巻だったが、上巻が204万部、下巻が181万部売れ、合計385万部に達した。一大ベストセラーである。

 『日本沈没』の物語は、日本列島太平洋岸におけるマントル対流が急激な変化を起こすことによって、その上に乗っているプレートが大きく動き、日本列島に破滅的な影響が及んで、その大部分が海底に沈んでいこうとしているという設定から出発する。

 

オウム世代がノストラダムスの予言から受けた影響

オウム真理教の教祖である麻原彰晃は、『ノストラダムス秘密の大予言――1999年の謎』という本を1991(平成3)年に刊行していた。この本のなかには、麻原と信者の一行がノストラダムスの生地であるフランスに赴き、原本にあたって、その新たな翻訳を試みた話が出てくる。

 その調査の結果、問題の部分は「1999年の7月/恐怖の大王が天からやってくる/神の御使いモーセが甦る/未来の前に軍神がボン教の予言にしたがって統治する」と訳せるというのである。これは、フランス語で幸福を意味するbon-heurの、bonをボン教チベット民族宗教)に当てはめたかなり強引な翻訳である。

 その試みの評価はともかく、麻原がわざわざフランスまで出掛けていき、ノストラダムスの予言の新解釈を試みたのは、それだけ、オウム真理教に集まってくる人間たちがノストラダムスの予言に強い関心をもっていたからである。

 オウム真理教の前身である「オウムの会」が発足したのは1984(昭和59)年のことである。ちょうどそれは、日本がバブル経済に突入していく時代にあたっていた。87年には「オウム神仙の会」を経て、宗教教団としてのオウム真理教が誕生している。84年は、五島勉の『ノストラダムスの大予言』が刊行されてから11年目にあたっており、幼少期にこの本の影響を強く受けた世代は、この時点で20歳前後になっていた。オウム真理教に入信してきた信者の多くは、まさにこの世代である。

 

陰惨なテロリズムの原点

・ただ、この救済という考え方は、オウム真理教の信者たちが犯罪行為に手を染めていく上で、その行為を正当化する役割を果たした。

 

オウム真理教は、民間の一宗教団体であるにもかかわらず、化学兵器サリンを製造し、それを使用し、数多くの被害者を生んだ。ほかにも、VXガスなどを製造し、こちらも実際に教団に敵対する人物を殺害するために使用された。オウム真理教の引き起こした事件はどれも陰惨で、その行為はまさに宗教的なテロリズムと言えるものだった。

 

最後に取り上げたノストラダムスの予言は、一時期、若い年齢層の人間に対してかなり大きな影響を与え、それはオウム真理教の事件を生む一つの要因ともなった。1999年に世界が終わるという予言を信じた人間たちがいなかったとしたら、あの陰惨な事件は起こることはなかったかもしれない。 

 だが、ノストラダムスの予言は、オウム真理教の事件が起こり、さらには世の終わりが訪れるとされた1999年が何ごともなく過ぎ去ってしまったことで、その力を失った。世の終わりと言えるだけの壊滅的な事態には至らなかったのだから、ノストラダムスの予言は外れたのだ。あるいはそれは、ノストラダムスが予言を外したというよりも、ノストラダムスの残した象徴的な詩をもとに、1999年7月に世界は終わると喧伝した人々の予言が外れたということかもしれない。

 

天理教を巨大教団に押し上げた「陽気ぐらし」の予言

天理教の衝撃が松下幸之助の経営哲学を生んだ

・幸之助は、拡大工事が進められていた神殿の広大さや、掃除が行き届いていて塵一つ落ちていないことにも驚かされるが、建物の大半が信者の奉仕によって出来上がっていることに、とくに強い衝撃を受ける。無償奉仕の精神が幸之助を感動させ、それがものを安価に、無料に近い価格で生産する水道哲学の提唱に結びついたのである。

 

お産の神さまとして知られた中山みき

なぜ天理教では「神」が「親」としてとらえられるのか

・こうしたおびや許しやさづけだけなら、みきが行っていたのは、ほかの民間宗教家と変わらないレベルでの呪術的な行為に過ぎなかった。

 事実、みきの周囲に形成された宗教集団においては、最初、「天龍王命」という神が祀られていた。天龍王命という名称からして、民間信仰のなかの龍神の類かと思われる。

 ただし天理教では、天龍王命は、やがて天倫王命や天輪王命と呼ばれるようになり、最終的には天理王命へと行き届く。その過程で、龍神としての性格は失われていったようにも見えるが、後に述べる天理教独自の神話には蛇が登場するので、新たな形で龍神は生き残ったとも言える。

 注目されるのは、松下電器産業でも、本社や分社、あるいは工場ごとに龍神を祀っていることで、中心となるのは、白龍、黄龍、青龍、赤龍、黒龍の5つの龍神である。ただ、これは天理教の影響ではなく、幸之助の宗教方面の顧問として影響を与えた真言宗醍醐寺派の僧侶、加藤大観のアイディアによるものだという。

 天理王命は、「親神」とも呼ばれ、みきはその親神そのもの(親さま)と考えられていく。そもそも神が親としてとらえられるのは、天理王命が人類を生み出した創造神だからである。

 

極めて素朴な「陽気ぐらし」の予言

天理教の教えは非常に素朴なもので、人間には誰でも、をしい、ほしい、にくい、かわい、うらみ、はらだち、よく、こうまんの8つのほこりがついてしまうので、それを、ておどりなどをくり返すことではらう必要があると説かれる。こうした実践は、陽気ぐらしを実現するための手立てとして考えられている。

 そもそも未来に実現される理想の社会を陽気ぐらしという平易なことばで表現したところに、天理教が庶民の信仰であったことが示されている。これは幸之助の水道哲学にも通じる。日々の暮らしにおいて、さまざまな苦難や苦労に直面し、生きていくこともままならなった庶民にとって、親神への信仰をもつことで陽気ぐらしが実現されるというみきの予言は、極めて魅力的なものに映ったに違いない。

 

戦後日本の宗教にまで影響を与えた大本「立替之説」

<予言から出発した教団・大本>

分派を多く生んだ新宗教として名高いのが、大本である。大本の流れを組むものとして、よく知られているのが成長の家、白光真宏会世界救世教などである。この系列の教団では予言ということが重要な意味をもっており、分派についても、予言がその契機になっていたりする。

 大本の開祖となったのは出口なおである。女性教祖という点では、天理教と共通し、教祖の神憑りからはじまったところでも両者は似ている。

 

・なおが53歳のとき、夫が亡くなり、生活は困窮した。それがなおの神憑りに結びつくが、最初に神憑りしたのは、なおではなく、他家へ嫁いでいた三女で、長女がそれに続いた。これは、「集団ヒステリー」とも言えるもので、なお自身が神憑りしたのは彼女が57歳のときだった。腹のなかに強い力を発するものがあって、それが突然大きな声になって表に出たのである。

 当時、綾部周辺では金光教が勢力を拡大しており、なおは最初、自らに宿った神を、金光教の金神としてとらえ、「艮(うしとら)の金神」と呼んでいた。艮は、祟り神の潜む鬼門の方角である。祟り神が実は善神であり、それを表に出さなければならないと、なおは考えたのである。

 

金光教の方は、赤沢文治(後には金光大神)が開いた新宗教で、彼は42歳のときに大病し、金神に対する無礼がその原因となっていると考えた。そこから、神の意志にかなうような生活を実践することを宗教活動の中心におき、日常倫理の確立をめざした。その点で、予言という側面は見られない。 

 そうしたこともあり、なおは、自分の信仰と金光教の信仰の違いをしだいに意識するようになり、1897(明治30)年には、金光教から独立している。

 

弥勒信仰と大本の奇妙なつながり

・なおは王仁三郎の霊魂が、みろくの神の霊であるという神示を受けていた。みろくとは、弥勒菩薩のことである。56億7000万年後に下生するとされた弥勒菩薩が、それ以前に地上にあらわれ、人々を救済するという下生信仰が存在した。食行身禄が実践したように、江戸時代には即身仏になることで、弥勒(身禄)の世を実現しようとする信仰運動も起こった。大本の信仰は、その延長線上にあるものだった。

 

崩壊したのは世界ではなく教団の方だった

社会が大きく変化しつつあるときに終末論的な予言を行えば、信者たちはそれを信じるし、新たに教団に加わってくる人間も急増する。それほど、終末論的な予言は、布教活動を行う上で特効薬の役割を果たす。

 しかし、当然のことながら、終末的な予言は的中しない。大本の場合には、立替え立て直しが起こるはずの1921年2月12日には、不敬罪や新聞紙法違反で警察による取り締まりを受け、幹部が逮捕、起訴されるとともに、神殿が破壊されるという「第1次大本事件」を経験する。崩壊したのは、世界ではなく、教団の方だった。

 

成長の家に色濃く見られる大本の影響

・そうした傾向は、一時大本に入信し、やがてそこを離れて、独自に新たな教団を立ち上げた教祖たちにも受け継がれていく。

 その代表が、成長の家の創始者となる谷口雅春である。

 谷口は、早稲田大学へ入学したものの、女性関係から学業を続けることができず、苦しい境遇におかれたが、心霊治療や催眠術に関心をもち、そこから大本へ行き着いた。

 

・そうしたこともあって、谷口は大本を離れる。その後、谷口は石油会社の翻訳係をしていたとき、出勤前に東灘区の本住吉神社に参拝することを日課にしていたが、あるとき、『般若心経』にある「色即是空」ということばを思い浮かべながら神前で合掌していると、「物質はない」とか「無より一切を生ず」、「お前は実相そのものだ」という啓示を受ける。ここで言う実相は、成長の家の運動のキーワードにもなるが、信仰によって実現される本当の世界、理想の世界を意味する。

 

そこから谷口は『成長の家』という雑誌を刊行し、独自の宗教活動を展開するようになる。雑誌『成長の家』の宣伝文句は、「万病が治り、すべての危険が避けられ、就職は絶対確実で、貧乏が向こうから逃げていく」というものだった。誇大広告もいいところだが、文才のある谷口は、巧みなことばづかいで大衆のこころをつかむことに成功した。

 

・そして、日本が戦争に敗れると、今度は谷口は、「日本は決して負けたのではない」とか、「ニセ物の日本の戦いは終わった」と言い出し、敗戦を正当化し、国体が滅びたわけではないと主張した。

 

なぜ長岡良子天皇になろうとしたのか

璽宇(じう)の教祖は、璽光尊(じこうそん)と名乗っていた長岡良子(本命は長岡ナカ)である。本人は、皇室の血を継いでいると主張していたが、実際には岡山県の農家の出身だった。

 彼女は離婚した後、当時の東京市蒲田区(現在の大田区)で加持祈祷を行っていたが、大本から分かれた小田秀人が主宰していた「菊花会」という心霊現象を研究するグループに属していた実業家の峰村恭平が篁道大教(こうどうだいきょう)を開くと、良子もそれに参加した。

 この篁道大教が璽宇に改称されると、そこには大本と連携していた中国の世界紅卍字会道院の信者であった囲碁の名人、呉清源なども集まってきた。呉の妻が、峰村の親戚だったからである。峰村には病があったため、璽宇の教祖は良子が引き継ぎ、彼女は璽光尊と名乗るようになる。

 終戦直後の璽光尊は、人間宣言によって現人神の地位を退いた天皇に代わって、自分が世直しを行うと宣言した。ここには大本の影響が見られるが、璽光尊は、家具や日用品にまで菊の紋章をつけた上、独自の元号を定め、天皇そのものになろうとした。

 そして、呉清源の妻の中原和子が、妹とともにGHQに「出陣」し、マッカーサー元帥に璽宇への「参内」を呼びかけたりした。

 さらに1848(昭和22)年には、金沢に進出する。そのとき、呉清源が連れてきた元横綱双葉山が、璽宇の信者として街中を練り歩いたりしたため、大きな騒ぎになる。璽宇が金沢へ赴いたのは、東京にいたとき、「京浜地方に大地震が起こる」と預言しており、それを避けるためだった。東京にいたとき、「京浜地方に大地震が起こる」と予言しており、それを避けるためだった。この予言にも、大本の立替え説の影響があった。

 

・もう一人、大本の影響を受けたのが、世界救世教を開く岡田茂吉である。世界救世教の本部は熱海にあり、MOA美術館で知られるが、MOとは岡田茂吉の頭文字である(Aは、アソシエーションのこと)。

 茂吉は、1920(大正9)年に大本に入信し、綾部で修行するが、一時大本を離れた。しかし茂吉は、なおのお筆先のなかに、「東京はもとの薄野になるぞよ」という予言があるのを発見する。そこでは、地震のことは直接言及されていないが、茂吉は、それが関東大震災を予言したものととらえ、そこから大本に戻り、鎮魂帰神の法などを学んだ。

 

竜宮から豊作と「ころり」の流行を告げにきた姫魚

・実は、江戸時代に、「予言獣」なるものが出現したことがあった。

 予言獣ということばは最近の学術用語で、当時は、「神社姫」、「姫魚」、「件(くだん)」、「アマビコ」などと呼ばれていた。これらの予言獣は、豊作や疫病の流行などを予言し、災厄についてはそれをいかにして取り除くかを教えた後に消え去っていくところが共通している。

 こうした予言獣が流行したのは、江戸時代の後期、幕末から明治時代にかけてのことで、その姿は錦絵や摺󠄀物などに残されている。

 

人の顔に牛のからだをもつ予言獣・件

・姫魚は、人間の女と魚が合体したもので、世界中に存在する人魚の類であるが、同じ人面で角が生えているものの、からだは牛というのが「件」である。人と牛が合体したというところでは、ギリシア神話に登場する人と馬が合体したケンタウロスに似ている。

 

 

 

『2012年の変化はすでに起きている』

100匹目の猿現象が起こり、大難は小難になった

船井幸雄   徳間書店    2009/12/31

 

 

 

地震、大津波、大噴火のすさまじい“天変地変”

・まず天変地変について「日月神示」は次のように記述しています。

 

海が陸になり、陸が海となる

・神世の秘密と知らしてあるがいよいよとなりたら地震、雷ばかりでないぞ。臣民アフンとして、これは何とした事ぞと、口あいたままどうすることも出来んことになるのぞ、

 

・火と水の災難がどんなに恐ろしいか、今度は大なり小なりし知らざなならんことになりたぞ。一時は天も地も一つにまぜまぜするのざから、人一人も生きては居れんのざぞ。

 

日本は御土が上がる、外国は御土が下がる。都の大洗濯、鄙(田舎)の大洗濯、人のお洗濯。

 

海の津波気をつけてくれ、前に知らしてやるぞ。

・今までの逃れ場所は山であったが、今度は山に逃げても駄目、神の御旨の中であるぞ。日は赤くなるぞ、日は黒くなるぞ、空は血の色となるぞ、流れも血ぢゃ、人民四つん這いやら、逆立ちやら、ノタウチに、一時はなるのであるぞ、地震、火の雨降らしての大洗濯であるから、一人逃れようとして、神でも逃れることは出来んぞ、天地まぜまぜとなるのぞ、ひっくり返るのぞ。

 

天変地変について、大地震津波、雷、火や水の災難、火の雨が降るなど、恐ろしいことが書かれています。火の雨が降るというのは噴火のことでしょうか。いずれにしろ、「海が陸になり、陸が海になる」ほどの天変地変ですから、これは大変なことです。

 

・ベスビオ火山については2014年までに大噴火する可能性があるとされています。さらに2009年9月15日には日本の中部で、さらには11月には関西で直下型の大地震が起きると読めるデータもありました。

 

  

 

『日本人の神はどこにいるのか』

島田裕巳  筑摩書房  2002/6/20

 

 

 

復元の試み

・日本は一神教の国ではない。それはさまざまな証拠から証明されるまぎれもない事実であるようにも見える。

 ただし、戦後の日本社会に、一神教をうち立てようとした人間がいないわけではなかった。その一人が、天理教の二代真柱、中山正善という人物であった。

 

神仏習合と近代天皇

・日本を含め、仏教の信仰が定着している国では、神々への信仰とともに、仏への信仰が存在している。仏にはいくつかの種類があり、阿弥陀如来如来からはじまって、観世音菩薩(観音)や地蔵菩薩の菩薩、不動明王愛染明王明王帝釈天毘沙門天の天などが、それぞれ崇拝の対象となっている。なにかの祈願を捧げる対象という点では、神も仏も同様の役割を果たしている。

 日本には、「神仏習合」という言葉がある。これは、日本人の宗教生活のなかで、神道と仏教が混じりあってきたことを意味している。たとえば「本地垂迹」という考え方があるが、これは、仏教の如来や菩薩が神道の神に姿を変えて現れることを意味する。この本地垂迹の考え方によって、日本土着の神は仏教的な権現という呼称をつけられてよばれるようになった。熊野権現や箱根権現などがその代表である。

 

・「神宮寺」という存在も、神仏習合の状況をあらわしている。神宮寺とは、神社の境内にある付属寺院のことである。神宮寺は、明治はじめの神仏分離令によって廃止されたが、かつては鹿島神宮寺、住吉神宮寺、伊勢神宮寺などがあった。

 東京の浅草には、有名な浅草寺があるが、そのすぐ横には、浅草神社が鎮座している。これも神社と寺院の共存の名残である。浅草神社は三社権現社とよばれていたが、その創建は、浅草寺の本尊である浅草観音のお告げによるものだった。

 このようにみてみるならば、日本はまさに多神教の国であるということになる。わたしたちは、信仰生活の中で、さまざまな神々と出会っている。神々のなかには、これまでふれてきた以外のものも数多く含まれている。

 一方で、日本においては、ただ一つの神への信仰は成立していないようにみえる。『古事記』や『日本書紀』に描かれた神話においても、一神教的な信仰を示す物語は含まれていない。

 

創造された一神教

・しかし、『稿本天理教教祖伝』に記された出来事は、それまで教団のなかで伝えられていた伝承とは異なるものだった。教団のなかには、みきにくだったのは、元の神・実の神ではなく、天の将軍や大神宮、あるいは天満宮であったという伝承が流布していた。なかには、みきには国常立命以下、この世を始めた十柱の神々がくだったと伝える伝承もあった。そうした伝承の方が、教団草創期からの古いものであったことは確かである。

 元の神について初めて言及したのは、正善の父、初代真柱の中山眞之亮であった。それは、眞之亮が編纂した『教祖様御伝』においてで、この本は、みきの死後20年が経った明治40年頃に成立したとされている。それまで、みきにくだった神が元の神であったという伝承はまったく存在しなかった。

 

・そこでは、みきにくだった神は、「我は天の将軍なり。元の神、実を言えば、の神なり。世界一列を助けるために、因縁の理と、しゅん刻限の到来によって、天降りたり」と述べたとされている。

 ここでは、古くからの伝承にあった天の将軍と、新しい元の神、実の神が混在している。

 古い史料をみると、みきにさまざまな神々がくだったことが記されている。しかし、啓示がただ一度だけのことであるとするならば、別のときに異なる神が天降るはずはない。

 また、元の神・実の神である天理教の主宰神、天理王命以外の神がみきにくだることもありえない。啓示や神の唯一性を強調するためには、天理王命以外の神がくだったという伝承は邪魔になる。そのために、教義の体系化をめざした『稿本天理教教祖伝』では、みきのさまざまな神がかりについての伝承はすべて切り捨てられてしまったのである。

 

天理教の現在の教義では、みきにくだったという伝承もある国常立命以下十柱の神々は、個々別々に実在するものではなく、天理王命の働きを十種類に分けて示したものであるとされている。したがって、天理教においては、天理王命以外に神は存在しないことになる。

「未知なる知性体の科学技術力が不明である以上、戦闘することは絶対に避けるべきだ」(4)

 

 

『本当に大恐慌がやってきた』

2009年後半から最悪の10年が始まる!日・米・欧・アジア各国が陥った「負のスパイラル」、迫りくる連鎖倒産、大失業、デフレ、国家破綻の実情に迫る!

ブルームバーグ・グローバル・ファイナンス&フジサンケイ・ビジネスアイ

徳間書店    2009年4月30日

 

 

 

中国発景気回復のウソ、冷え込む輸出、内容薄い4兆元対策

・世界が崩壊の危機に迫られようと、中国は力強い成長を成し遂げることができるとの考えは幻想だ。中国が世界経済を救うとの見方もまた然り。

 

世界消費の1割 BRICsは、救世主になれず、あまりにも非力

・ブラジル、ロシア、インド、中国といった新興市場国に暮らす消費者が、世界の先進国をリセッション(景気後退)からは救えない。

 

・国内消費を刺激しようとする彼らの政策は役立たずで逆効果でさえあるかもしれない。

 

・これら諸国の消費者の購買力は、あまりにも小さくて、現在の世界景気後退に立ち向かうには非力だ。

 

資本主義は終焉するのか

・米国で銀行が本当に国有化された場合、リーマン・ショック以上の衝撃が走る可能性も捨てきれない。資本主義の土台が揺らいでいることが経済だけでなく、紛争やテロを誘発する懸念を指摘している。そのような事態はなんとしてでも避けなければならない。

 

凍てつく資本主義が起こすもの

・ロシアが周辺諸国と衝突する中、中国は国内勢力の抑圧に向かう可能性がある。20年間の経験成長路線は節目を迎え、開放経済を推進するという政策は難しくなる。

 

・米国の情報機関が警戒する最悪のシナリオとは、世界経済と自国経済の調和を図ってきた中国共産党が開放政策を後退させるというものだ。

 

・CIA(米中央情報局)などで構成するNIC(米国家情報会議)は、08年11月、中国の現状につて「長引く経済不況が深刻な政治的脅威を引き起こす可能性があるものの、中国共産党は国内問題を外国による介入のせいだと非難することで国民からの批判をかわし、敵意に満ちたナショナリズムと感情をかき立てている」と結論した。

 

ブルームバーグが世界135カ国の最新経済情報から見えてきた恐怖のシナリオ

 

 

 

『私は宇宙人を知っている』  松村潔  ベストセラーズ

パソコンネットで飛び交うUFO秘密情報  1991年

 

 

 

古代リラ人は日本人の祖先

・私は、この古代リラ人の中心的な人物は、トス(のちの、ヘルメス)だったという考えを持っている。年々考えるたびに、ヘルメスは日本人だったと思えるのだ。日本の古神道などの教えは、ヘルメスのエメラルド・タブレットと類似点が多い。

 

グレイは深く地球に食い込んでいる

ノストラダムスのいう「ヘルメスの統治する国」が日本だということはすでに周知の事実だが、この事実を知って自分はヘルメスの生まれ変わりだと僭称するロボット化宗教の教祖も登場する時代、古代リラ人やヘルメスが必然的に注目を浴びる時期でもある証拠だ。

 

ブロンドに区分されるプレアディス人であるエレアの人々

UFO問題についての書籍が、活発に出てくることを期待

聖書の一節「プレアデスとオリオンを制したものは、アルクトゥルスに至る」という謎めいた言葉があるアルクトゥルスというと、すぐに思い出すのは、かの世紀の大予言者エドガー・ケイシーが、自分はもともとアルクトゥルスからやってきた。アルクトゥルスはこの宇宙にとっての理想的な調停的な世界であると述べていることだ。

 

古代リラ人は日本人の先祖

セムジャーゼによると、現代リラ人の血筋を持つ地球種族は14万4228人だといわれているが、これは全地球人口の4万人にひとりくらいの希少種族である。だが、興味深いのは、このリラ人は日本人の先祖である、と述べていることだ。

 

現在、地球にコンタクトしているグレイたちの故郷は琴座、そして日本人のルーツもまた琴座

・宇宙人は地球人に溶け込んでいる。

 

・宇宙人、すでに形態の存在しない宇宙人。これこそ宇宙人だというべきと主張しているコンタクティがいるので、宇宙人と名前をつけた。形がないために、どんな生体にも、同調できる。ひとつの精神体である。

 

とりわけ、彼がコンタクトした宇宙人が、プレアデス人であり、その惑星がエレアというのは、マイヤーがコンタクトした宇宙人セムジャーゼの惑星エラと類似した発音であることも興味深い。

 

地球人的な美しい宇宙人女性

・オウミさんは、身長150センチくらい。髪は、栗色で、真ん中から半分に分けた髪を後ろへまとめて肩のあたりでしばってある。ごく普通のヘアスタイルでした。皮膚の色は白く、やや青みがかって見え、目の色は茶色でした。まるい額、秀麗な眉、鼻梁の高い涼しげな鼻筋、バランスのとれた穏やかななかにも凛々しさの感じられる、力のある瞳、「唇は薄く、肌色に少しだけ赤みが混じった色をしていました。話すときに現れる白い歯は、まったくわれわれ人間そのものの歯でした。しかし、変わっている点もありました。それは、異様に耳が長いのです。耳の位置も、我々と比べると、ずいぶん下のほうにさがっていました。耳たぶも、だらり、という表現ができるほどに垂れ下がっていました。そしてオウミさんはその長い耳たぶにピアスのようなものをしていました。

体つきは、日本の女性を大同小異といって間違いないと思います。

 

 

「エルランティ」天使編  高橋信次復活の原点

ノストラダムスの予言を超えて

大川隆法  平成元年9月  幸福の科学出版

 

 

 

ポスト・ノストラダムスの時代、日本に希望の光ヘルメスが甦る

・それから、東の国にね、ヘルメスが甦ることをノストラダムスは予言しております。ヘルメスが東の国に出るだろうと。そして、ヘルメスのもたらす繁栄が、やがて世界を救うであろう。ノストラダムスは、そういうふうに予言しています。

 

・このヘルメスが甦るというのは、どこからというと、東の国というのは日本なのです。

 

・まあ、ヘルメスの生命体は何かっていうと、みなさん、ご存じでしょうかね。あと、有名な方は、リエント・アール・クラウド、それからブッダ、コーダマ・ブッダ、ラ・ムー、トス、こういう人たちが同一生命体の魂のグループなのですよ。

 だからそのグループの中の誰か一人が生まれ変わってくるということですよ。そういうふうに理解してくださいね。

 

光の天使達が地上に出て、世界を救う。そして、ヘルメスが末法の世を救い、東の国から起きるヘルメスの繁栄が、やがて世界を救うだろうと、予言しました。

 このときに、西暦二千年ごろにも私の予言も終わるというふうに、彼は言いました。なぜ彼の予言が終わるのか。

それは新しいいわゆるヘルメスの時代になって新たな予言が説かれていくからです。新たな教えが説かれていくからですね。それでノストラダムスの使命が終わったということです。そういうことなんです。

 

スウェーデンボルグのいう霊太陽の存在>                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              

・霊界探訪記のなかで、スウェーデンボルグという北欧の偉大な霊能者はね、霊界に太陽があるということを言っていますね。霊界の霊太陽というのがあって、それが霊界の人々を照らしてると、こういうふうな話をしとります。

 実際に、霊太陽というのがあるのです。地上のみなさんが太陽の光のもとで、生活しておるように、霊界にもちゃんとした霊太陽というものがあります。

そして、その霊太陽がね、4次元の人たち、5次元の人たち、あるいは6次元の人たち、いろんなところを照らしておるのですね。

 

・それで、霊界物語を読むとよくわかるのですが、たとえば、地上にいる人たちが幽体離脱して、あの世の世界に行ったときも、あるところの世界までは行けるけれど、それから上のほうは行けなくなるのですね。

 

 

 

『シフト  2035年、米国最高情報機関が予測する驚愕の未来』 

マシュー・バロウズ  ダイヤモンド社  2015/11/20

 

 

 

迫りくるメガトレンドと、急速に変化する国際環境

・日本では少子高齢化が急速に進んでいる。それは、高齢化が進んでも経済の活力が失われるわけではないことを世界に示すチャンスでもある。世界経済の成長が減速すれば、あらゆる国の未来は暗くなる。日本は、ロボット工学や自動化技術など新しいテクノロジーを考案し、実用化するリーダーだ。こうした技術は雇用の減少につながるおそれがあるが、日本、アメリカ、そして中国も含む先進工業国が現在の生活水準を維持するには、退職年齢の引き上げや、働く女性の増加、労働市場流動性確保や移民の受け入れ拡大など、より破壊的な改革が不可欠だ。西側世界の衰退を食い止めるには、日本とヨーロッパとアメリカが、高齢化問題に取り組むことが非常に重要だ。

 

・中国の動向は、日本だけでなく世界じゅうに重大な影響をもたらす。中国は過去30年にわたり目覚ましい成長を遂げてきた。世界の歴史を振り返っても、これほど長期にわたり一貫した高成長を維持した国はない。しかしいま、その勢いは鈍化し、政府指導部は右肩上がりの成長に慣れた人民に、雇用などの経済的機会を与えるのに苦労している。

 

・こうした困難に直面したとき、多くの国の指導者はナショナリズムをあおり、人民の目を国内の問題からそらしてきた。ナショナリズムは、2度の世界大戦に先立つ帝国主義エスカレートさせ、20世紀半ばのヨーロッパを衰退させた。一部の専門家は、アジアが同じ道を歩むことを危惧している。東シナ海と南シナ界における中国と日本など近隣諸国の緊張の高まりは、危険な大戦争の前兆であり、21世紀のアジアの繁栄をむしばむおそれがあるというのだ。

 しかし歴史が繰り返すとは限らない。人類は過去の失敗から学ぶことができると、私は強く信じている。

 

・CIA本部のロビーには、聖書の一節が壁に刻み込まれている。「………されば汝は真実を知り、真実は汝を自由にする」。これこそが未来のトレンドを分析する目的だと、私は思う。未来について知識がありながら、それに基づく行動を起こさないなら、物事がうまくいかなくなったとき、私たちは自らを責めるしかない。

 

軍事だけでは21世紀の競争を生き残れない

・未来は予測できるのでしょうか――私はよくこう聞かれる。もちろん答えはノーだ。未来を映し出す水晶の玉はどこにもない。

 

ホワイトハウスの戦略顧問室は、オバマ政権にも引き継がれて、省庁横断的に戦略を見直し、「国家安全保障戦略」を定期的に作成している。しかしいまも危機管理計画には長期的な戦略が欠けている。国防総省には体系的な計画があるが、非軍事分野にはない。

 

フランス革命に匹敵する「シフト」

ディケンズが小説で描いたフランス革命産業革命が、ナショナリズム階級闘争と民主主義政治の新しい時代をもたらしたように、現在もこれまでとはまったく異なる時代をもたらすディープな構造変化が起きている。アメリカ原住民のことわざにもあるように、「新しい音楽には新しい踊りが必要」だ。

 

・未来がSF小説のようになるとは、私も思わない。確かに大きな構造変化はもう起きていて、SF小説家ウィリアム・ギブソンが言うように「未来はすでにここにある。ただ均一に広まっていないだけ」かもしれない。

 

国家機密に関わり続けた半生

NIC(米国国家情報会議)は、1990年代半ばから、大統領選のサイクルにあわせて4年ごとに未来のトレンドを予想する大がかりな報告書を作成するようになったNICのメンバーは、人口動態やグローバル化や環境の変化など、それまで十分な関心が払われていなかった要因が世界に変化をもたらしていることを認識していた。報告書作成のもう一つの目的は、これまでにない専門知識を情報コミュニティに取り込むことだった。こうして15~20年先を見据えた報告書『グローバル・トレンド』が誕生した。

 

「米中戦争」の現実的な可能性

・未来の国際関係を語る場でも、最後は中国とアメリカの関係が話題になった。ある人物は次のように語った。「新冷戦が起きるとは思わない。ゼロサムの競争にはならないだろう。アメリカも中国も最悪のシナリオを避ける戦略を取っている。ただ、その最悪のシナリオの可能性が両国で高まっていることが心配だ。最悪のシナリオを目立たないようにし、協力のチャンスを逃さないようにする必要がある」

 

・だが、悲観的な見方もあった。「当然の帰結として、中国とアメリカが対決するときが来るだろう。軍事的な衝突でなくても、一方が相手に自分の意志を押しつけようとする。紛争になれば、地域と世界の安全保障を著しく脅かすことになる。中国の台頭が米中関係のハードルになると考えるアメリカ人もいるようだ」。

 

遠のくアジアでの覇権的地位

・私がこうした意見を聞いたのは、2012年5月のことだ。それ以降、中国は東シナ海で日本と、南シナ海でフィリピン、ベトナム、マレーシアと領有権争いを繰り広げ、東アジアの緊張を高めた。また、これらの国はアメリカと接近し、中国がアジアで覇権的な地位を固めるチャンスは遠のいた。アメリカがいわゆる「軸足」を東アジア地域に置くと宣言したことは、世界経済の新しい中心で国益を守ろうとするアメリカにとって大きな「押し」となり、東アジア諸国は中国と距離を置く「引き」につながった。中国指導部は、愛国主義的な主張をすれば、人民の目を国内の問題からそらし、新たな経済目標に動員できると考えているようだ。しかしその代償は大きい。

 

・だがアメリカでは、中国に対する不信感が大きくなっている。2013年半ばのビューの世論調査では、アメリカの中国に対する意識が2011年以降急激に悪化したことがわかった。中国を好ましくないと考える人は52%にも上り、好ましいと答えた人は37%しかいなかった。

 

世界に関わらないわけにはいかない

・ただし現実的に可能性が高いのは、中国が強くも弱くもなく、しばらくは移行に苦しむシナリオだ。中国は今後も世界最大の経済大国の座に向けて成長を続けるだろうが、1人当たりの所得の伸びは鈍化し、既得権益層の反発で経済改革が進まず、一般市民の不満は高まるだろう。そのはけ口として愛国主義は今後も利用されるだろうが、大戦争が勃発するきっかけは見当たらない。このシナリオで大きく懸念されるのは、愛国主義が高まって、政府がその暴走を食い止められなくなることだ。とりわけ日本が関係している場合は難しくなるおそれがある。中国ではいまでも、日本は第2次世界大戦中に中国でやったことに対する反省が足りないという意識が強い。

 

日本は「過去」の国になる> 

・日本は中国との差が拡大しているが、「中の上」程度のパワーを維持するだろう。ただし大規模な構造改革を実行すれば、という条件がつく。日本は政治、経済、社会の改革を進めて、少子高齢化、産業基盤の老朽化、不安定な政治情勢に対処する必要がある。人口が減るため、出稼ぎ労働者に対する長期滞在ビザの発給など、新しい移民政策を検討する必要にも迫られるだろう。ただ、日本人は外国人の受け入れに消極的なため、この問題はなかなか乗り越えられないだろう。

 

・日本の労働年齢人口は絶対数が減る反面、10代後半~20代には仕事がない未熟練労働者が大勢いる。このことはホワイトカラーの人手不足をもたらすだろう。女性の社会進出(企業幹部への登用を含む)推進政策は、人手不足を補う助けになるかもしれないが、それが出生率のさらなる低下をもたらしたら元も子もない。日本ではいまも文化的に、母親が家にいることが理想と考えられており、女性が家庭と仕事のバランスを取るのは難しい。しかし実は、日本の女性の労働力参加率はさほど低くない。61%という数字は、アメリカ(62%)。イギリス(66%)、ドイツ(68%)と大差ない。

 

ドイツはイギリスより先に没落する

・経済が好調なドイツは、当面はEUのリーダーの役割を果たすだろうが、少子高齢化という時限爆弾を抱えている。現在、ドイツの人口はフランスやイギリスよりも多いが、2050年までに逆転する可能性がある。フランスとイギリスのほうが移民が多いからだ。最新のCEBR(ロンドンの経済経営研究センター)の予測では、イギリスは2030年までに西ヨーロッパ最大の経済大国になりそうだ。イギリスの人口動態がドイツよりも好ましいことがその一因となっている。

 

アメリカは日本を守らない

・日本は20年にわたる経済停滞を経て、安倍晋三首相が思い切った措置を取り、緩やかな衰退とは異なる未来をつくろうとしている。日本は少子高齢化に伴うきわめて難しい問題に直面しているが、依然として世界第3位の経済大国であり、技術的にも最も進んだ国の一つであり、世界的な企業を数多く生み出してきた。高成長は実現できなくても、今後の経済は一部で言われるほど悪くならないかもしれない。

 

・日本にとって最大の課題は、国際情勢の急速な変化にどう適応するかかもしれない。中国は世界最大の経済大国に躍り出る勢いで、アジアにおける牽引力も大きい。そしてこれまでの新興国と同じように、中国は今後ますます自己主張を強める可能性が高い。もし中国と衝突しても、アメリカが自動的に日本の味方をしてくれると、日本の指導者たちは誤解しているようだが、現実にはアメリカは自国の利益と中国の利益の間に折り合いをつけ、紛争は回避しようとする可能性が高い。アジア情勢の急速な変化と新しい国際秩序のなかで、どのような舵取りをしていくかは、日本の取り組みが遅れている領域であり、今後の大きな課題となるだろう。

 

 

 

『2030年 世界はこう変わる』

アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」

 米国国家情報会議       講談社  2013/4/19

 

 

 

本書を誤読する人と精読する人では大きな差がつくだろう(立花隆

アメリカの国家戦略を策定する者、ならびに、アメリカの国家戦略に関心を持つ者が基本的に頭に置いておくべき、近未来(15~20年後)の世界のトレンドが書かれている。

 

・米国国家情報会議は、このような中・長期予測のために作られた機関だ。前身は1947年に作られたCIAの内部部門だった(1979年に現行の組織に改組)。作成する報告は、第一義的にはアメリカ大統領のために作られる。

 

・おそらく大統領には別バージョンのディープ版報告書が渡っている。

 

・未来予測は外れることが多いから、ちがう未来展開の可能性がたくさん書いてある。

 

・最悪のシナリオと最善のシナリオではまったくちがう世界が生まれる。日本は最悪のシナリオなら滅んだも同然だが、最善のシナリオならまだいける。

 

2030年の世界  国家を滅ぼす災害の可能性

1飢饉   干ばつや穀物の伝染病などが長期間続き、不作が長期化する事態です。火山の噴火により大気に二酸化炭素が拡散すると、気温が下がり農業に悪影響を与えます。 

 

2津波   津波の影響は、海抜が低いところにある大都市で深刻です。例えば、ニューヨークやボストンなどの米東海岸の都市や、東京などがこれにあたります。こうした世界的な大都市が壊滅的な被害を受ければ、世界経済にも打撃を与えます。

 

・21世紀じゅうにプエルトルコ近海で大地震が起きる可能性は10パーセント超といわれています。

 

3土壌劣化   近代農業は土壌の質の低下を招きます。劣化のスピードは、自然回復できるスピードの10~20倍といわれています。健康な土壌を維持するための根本的な解決策なしでは、今後、農業にかかるコストは莫大なものになってしまいます。

 

4磁気嵐  送電網や衛星、あらゆる電化製品を不能にする威力を持ちます。大規模な磁気嵐が起きる可能性は100年に一度といわれています。

 

オルターナティブ・ワールド><「2030年」4つの異なる世界

2030年のシナリオ1 「欧米没落型」 アメリカ・欧州が対外的な力を失い、世界は大きな混乱期に移行

・「政治的にも経済的にも世界を牽引するエンジン役を果たしてきた米国と欧州が、その能力を完全に失ってしまう」というのがこのシナリオです。

  窮地に陥った欧米諸国は内向き姿勢を強め、グローバル化の動きは止まってしまいます。ここで紹介する4つのシナリオのなかでは最も悲観的な予測です。

 

第三次世界大戦”が始まるというような、より最悪のシナリオを想定できないわけではありませんが、確率は極めて低いと思われます。第一次・第二次世界大戦が勃発した時代とは異なり、世界各国間の相互依存関係がとても強くなっているからです。本格的な戦争に突入して益を得る国はほとんどありません。

 

・とはいうものの、「欧米没落」型のシナリオが予測する世界像は、かなり悲惨なものです。4つのシナリオのなかでももっとも楽観的な「米中協調」型と比較すると、2030年の世界が稼ぎ出す収入は27兆ドルも小さくなってしまいます。この数値は、現在の米国経済とユーロ圏経済を合わせた規模に匹敵します。

 

・このシナリオでは、米国も欧州も世界のリーダーとして振る舞う能力、もしくはその役割を果たすことへの関心を失います。

 

・2020年までに、自由貿易圏はほとんど姿を消してしまいます。

 

・一方、中国やインドのような新興国は経済成長を続け、世界経済成長の約4分の3を担うようになります。ただし、中国もインドも政治と経済システムの近代化に失敗します。政治腐敗、インフラ基盤や金融システムの弱さなどが仇となり、経済成長に急ブレーキがかかります。例えば、中国の場合、経済成長率は現状の8パーセントから2030年には3パーセントに落ち込んでしまいます。

 

・(米国の役割)内向き姿勢を強める。アメリカの世論は自国が世界のリーダー役であることに関心を失う。疫病発生後は、孤立主義も台頭する。

 

・(中国)政治、経済の構造改革に失敗。政治腐敗や民衆暴動が重荷となり経済成長は落ち込む。政府は国粋主義排他主義の色を強める。

 

・(不安定地域)中央アジアや中東で統治力が低下。疫病の拡散で東南アジア、インドやアフリカの一部、湾岸諸国などが情勢不安に陥る。

 

2030年のシナリオ2   「米中協調」型 第3国で勃発した地域紛争への介入を機に、米中の協力体制が確立する

 

・「米中協調」型は、4つのシナリオのなかでもっとも楽観的な予測です。米国と中国がさまざまな場面で協力できるようになることで、世界経済全体が押し上げられるという筋書きです。

  世界経済の収入は2030年までに約2倍の132兆ドルに拡大します。新興国が高成長を維持しながら、先進国経済も再び成長期に入ります。米国人の平均収入も10年で1万ドル増え、「アメリカンドリームの復活」が語られるようになります。

 

・(中国)ソフトパワーが強化され、民主化が進む。世界機構でもアジア地域の仕組みでも重要な役割を果たす。

 

2030年のシナリオ3   「格差支配」型  経済格差が世界中に広がり、「勝ち組」「負け組」が明確に。EUは分裂

・このシナリオは、国際情勢が世界中で広がる「経済格差」に左右されるというものです。

 国内でも国家間でも、経済格差が広がってしまいます。2030年に向けて、世界全体としては豊かになりますが、人々の「幸福度」は下がります。「持てる者」が富を独占し、「持たぬ者」はますます貧しくなるからです。こうした環境下では、政治や社会は不安定になります。

 国家間では、「勝ち組」の国と「負け組」の国が鮮明化します。米国は、勝ち組の代表格です。ほかの国々が弱体化するなかで、安価な国産シェール系燃料の恩恵で経済が回復するからです。ただ、孤立主義的な傾向を強め、「世界の警察官」としての役割には関心を示さなくなります。

 

・(中国)都市部と農村部の経済格差が拡大し、国民の不満が高まる。共産党政権は支持を失う。毛沢東主義が再台頭し、党は分裂の危機に瀕する。

 

2030年のシナリオ4   「非政府主導」型  グローバルな人材がネットワークを駆使して世界を牽引する時代に

・このシナリオでは、政府以外の機関や人々が、世界のリード役となります。例えば、非政府団体(NGO)、大学などの教育機関、富裕な個人などです。

 テクノロジーの進歩で、個人や小さな団体でも大きな成果を挙げられる環境が整います。また、課題によっては自由自在に小さな団体同士が連携しあうといったことも簡単にできるようになります。大学などでは国境を越えた人材交流が盛んとなり、グローバル規模で“同窓生”が生まれるようになります。こうした人材が、非政府の団体や個人をつなぐカギとなります。

 

・世界規模でエリート層と中間所得者層が増加することで、グローバルな世論が形成されやすくなります。環境問題、貧困、腐敗撲滅といった課題に、世界中の人々が一丸となって取り組みます。

 

・非政府主導型の社会では、課題ごとにうまくいく場合といかない場合の差が大きくなりそうです。うまくいく場合には、政府が対応するよりも迅速に問題解決に取り組めますが、その一方では大国の反対にあって何も実現できないケースも出てくるかもしれません。

ほかの4つのシナリオと比べると、経済は「米中協調」型に次ぐ成長をみせます。また、「欧米没落」型や「格差支配」型よりも協調ムードが高く、国際社会は比較的安定したものになります。

 

・(中国)一党独裁体制の考え方から抜け出せずに、国際社会で孤立。

 

 

『2030年世界はこう変わる』

アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」

米国国家情報会議       講談社  2013/4/19

 

 

 

特に、高齢化は日本とドイツの2カ国で深刻

最も不安な国・日本

 ・いままでみてきたように、西側先進国のほとんどの国が、“頻発する経済危機”に対して強い抵抗力を持っているとはいえません。

 その中でも特に不安なのが日本です。急速な高齢化と人口の減少で、日本が長期的に経済成長を実現させる潜在力は極めて限定的です。例えば、2025年までに年金暮らしの高齢者1人を労働人口2人で支える社会が到来します。こうした高齢者社会を政府が財政的に支えるのは簡単ではありません。

 

国際通貨基金IMF)は、たとえ、一時的な政治的混乱を招いたとしても、日本は「財政上のバランスを長期的に保つ大規模な政策転換を実地すべき」と進言しています。短期的には経済成長を犠牲にしないと、膨らむ一方の負債を解決することは出来ないとみています。

 

失速する中国経済

世界銀行の試算によると、2025年までの世界の経済成長の約3分の1を中国一国だけで担うことになります。もちろん、その貢献度はほかのどの国よりも大きなものです。

 

・順調にみえる中国経済ですが、中国もまた、危機を頻発する世界経済の打撃からは無縁ではいられません。中国経済が抱える弱点をみていきましょう。第一に、中国は経済先進国と同様、高齢化の問題に直面しています。現在、65歳以上の人口比率は8パーセントですが、2030年には16パーセントを超えます。

 

・経済が成長すると、国民は生活水準が上がることを期待します。豊かさを充分に感じられないと、国民の不満が爆発する危険が出てきます。景気が急失速し、政情不安が広がると、中国政府が内向き志向を強める可能性も高まります。経済がうまく回らない理由を国外に求めて国民を納得させようとするからです。