<仏は本来、大きさというものを超越している>
・5百億もの宮殿や楼閣の内外には、さまざまな池があります。極楽世界の美しさ、清らかさ、楽しさは計り知れません。
<極楽世界 極楽には女性がいない>
・さきほどから、出会う人出会う人、みんな男性であることに気がつきましたか。極楽には、菩薩や天人をはじめさまざまな住人がいます。なかでもいちばん人口が多いのが、信心によって生まれ変わることができた有徳の人たちです。そして彼らはすべて男性なのです。極楽には、女性は一人もいません。
もちろん、前世で信心のあつかった女性も極楽に生まれ変わっています。しかし、彼女たちは娑婆世界から極楽世界へ移動するほんの一瞬のあいだに、女性から男性への性転換手術を受けるのです。“女の性”という言葉があるように、仏教では女性はとくに業が深いとされています。いわば、劣悪で不幸な性なのです。しかし、極楽ではすべての住人が幸せでなければなりません。そこで、“第二の性(女性)”は廃止されたわけです。
しかしよく考えてみると、男性だけの世界では、男性か女性とかいう言葉は死語同然です。女性が一人もいないのに、どうして男女の区別が必要でしょうか。極楽は、いわゆる“男と女”の関係のわずらわしさから解放された世界です。色恋ざたも、不純異性交遊も、結婚詐欺も、ポルノ発禁も、娑婆世界のごたごたやいざこざは極楽にまで伝わってきません。
もし、みなさんのなかに、「わたしは何度生まれ変わっても、恋に生き恋に死ぬ女になりたい」と思っている女性がいたら、残念ながら極楽への切符は渡せません。
・「女性がいなきゃつまらない」などとガッカリしないでください。そのかわり、極楽の住人にはさまざまな“神通力”が与えられています。
・つまり、極楽世界に生まれ変わると、男性も女性もみんながスーパーマンに変身するのです。超人的な知恵と能力を自由自在に操り、清浄な楽しみを享受しながら、悟りの修行にいそしむ永遠の生命の持ち主。それが、極楽の住人の姿です。
・極楽浄土では、住人の体そのものがすでに金色に輝いています。そのうえに、縫い目のないりっぱな衣服をまとい、指輪やブレスレット、宝冠などの装身具でかぎりなく飾られています。
食に関しても、いつでも食べたいときに、7つの宝でつくられたテーブルが自然に目の前にあらわれ、7つの宝でつくられた食器にご馳走がたくさん盛られます。
・みなさんがいちばん気にかかるのは、住まいのことかもしれません。しかし、ご安心ください。極楽浄土には2DKや3DKのちゃちなマンションはありません。すべての住人が、宮殿のような豪華な住宅に住むことができます。
・西方極楽浄土の観光、いかがでしたか。西方浄土は阿弥陀如来が建立した浄土でしたが、浄土は諸仏の数だけ、つまり無数にあります。なぜなら、浄土は仏国土とも呼ばれているように、仏が主宰する国土なのです。
・東方はるかかなたに見える、アンドロメダ大星雲のように美しく輝いているのは“浄瑠璃世界”薬師如来が建立した仏国土です。
・そこで、これらの願が成就された浄瑠璃世界は、いっさいの病が癒された浄土になっています。病の癒し手、偉大な医者は、薬師如来その人です。
・如来ファミリーのスターといえば、これまで見てきた阿弥陀仏、薬師仏がいちばん有名ですが、ゴッドファーザー“毘盧舎那仏”も見逃すわけにはいきません。
毘盧舎那仏——こういってもピンとこない人は、奈良・東大寺の大仏を思い起こしてください。あの大仏が毘盧舎那仏です。この仏は“光明遍照”という異名をもっています。というのも、本来、太陽を象徴する仏であったところから、その光明はあまねくいっさいを照らす、とされているからです。そして、太陽がわたしたちの太陽系の中心にあるように、毘盧舎那仏の仏国土“蓮華蔵世界”も、極楽宇宙の中心に位置しています。
・ゴッドファーザー毘盧舎那仏は、じつに寡黙な仏です。しかし、同じく太陽を象徴した仏でも、密教の本尊“大日如来”になりますと、大日如来は帝王の姿で表現されます。ファミリーのなかでもちょっと変わり種なのです。
ところで、如来ファミリーには独特の遺伝的特徴があります。“32相・80種好”と呼ばれる、いわゆる“相好(顔つき)”です。32相のいくつかを紹介しましょう。
仏には歯が40本あります。舌が大きくて、せいいっぱい伸ばせば髪の生えぎわまでとどきます。体に生えている毛やうぶ毛はすべて右巻きになっています。足には土踏まずがありません。いわゆる、偏平足です。手と足の指のあいだに、水鳥のような水かきがついています。また、全身が黄金色に輝いています。
これらの特徴は、わたしたちふつうの人間から見ると、じつに奇妙キテレツに思えます。
<観音さまはまちがいなく男性。極楽世界には女性はいない。>
・観音菩薩は一般に柔和な表情をしているが、馬頭観音だけは忿怒の相をしている。
<観音さまが仏を生んだ?>
・准胝(じゅんてい)観音という名の菩薩は、夫婦の和合、小児の夜泣きに効くといわれている。この菩薩は、別名を准胝仏母ともいい、過去、無量の諸仏を生みだした“母なる観音”とされている。
<地蔵菩薩>
・地蔵菩薩は、釈尊の入滅から56億7千万年後に弥勒菩薩が仏となってこの世に出現するまでの、いわば“無仏の時代”に、娑婆世界にあって、わたしたち衆生を救う菩薩なのです。
・とはいっても、極楽世界のなかには罪悪はいっさいありませんから、おのずと極楽の外に立って仏の世界を守ることになります。そこで、彼らは須弥山世界の天上界に見張り所を設けています。天ファミリーという名称はそこからきているのです。
おもしろいのは、天ファミリーは極楽ファミリーの一員でありながら、男女の区別がある、ということです。たとえば、吉祥天。“きっしょうてん”の呼び名でも親しまれているこの神さまは、正真正銘の女性です。なにしろ、父親が徳叉迦、母親が鬼子母神、そして、毘沙門天の妻という戸籍簿まで用意されているのですから疑う余地はありません。天上界めぐりでも紹介しましたように、プレイエリア天上界は男女の区別があり、女性がことのほか美しいところです。吉祥天は、無数の美しい女性のなかにあっても、いちだんと美しく光輝いている女神なのです。
天ファミリーのメンバーは、ほとんどがその昔、異教の神々でした。吉祥天ももとはヒンドゥー教の女神で、ヴィシュヌ神の妃ラクシュミーだったとされています。
<不動明王>
・しかし、お不動さんという愛称(本名を不動明王といいます)からもうかがわれるように、善男善女にとっては、とても親しみのもてる極楽ファミリーの一員です。庶民にとっては、おこりっぽい親父のようなイメージが、不動明王にはあるのです。
・不動明王は極楽ファミリーのなかの分家、明王ファミリーに属しています。明王の明とは、“知恵の光明”の意味です。仏の知恵を体現した如来の使者が明王なのです。ただし、知恵の光明をやさしく教え諭すのではなく、それをもってすべての魔障を打ち破る威徳の王という、独特のキャラクターの持ち主です。
明王は、ときには大日如来の使者として、菩薩とともにいろいろな役割をになっています。如来や菩薩では救いきれないひねくれ者や、根っからの悪人に対し、猛威をふるって恐れを与え、衆生を極楽世界へと導き諭しているのです。
・明王のファミリーの中心は、不動明王を筆頭とする五大明王です。降三世(ごうさんぜ)明王は三つの目をもち、怒髪天を突いています。四面八臂、つまり四つの顔と八本の手をもち、弓、矢、刀などを携えています。軍荼利(ぐんだり)明王は、一面八臂。文殊菩薩の変化身ともいわれる大威徳明王は、三面六臂。残る金剛夜叉明王も三面六臂で、いずれ劣らぬつわものぞろいです。
もう一人、明王ファミリーには、愛染明王という有名人がいます。炎のように燃えあがる髪をもち、顔面には三つの目が光っています。そして手は六本。
『宇宙連合からのファーストメッセージ』
セレリーニー・清子 文芸社 2001/181
<宇宙連合の宇宙船>
・「最小のものでしたら10名程度の超小型から、最大のものでしたら10万人位のスーパージャンボ型までございます」
・「宇宙船の中は、貴方達が想像できない位、素晴らしい環境が用意されていますから、例えば、地球にあった草花や小川とか、小鳥や動物まで、まるで今まで通り地球上で生活しているのかしらと勘違いするくらい、そっくりな環境が用意されていますから、安心して下さい」
<宇宙の戦争は?>
・宇宙においても様々な考え方の違いによるところの戦争が無い訳ではありません。しかし、その戦争は宇宙連合に加入していない星と星との間で行われているものであって、私達宇宙連合に関わっている星々との間には、戦争はございません。
『宇宙連合から宇宙船への招待』
セレリーニー・清子 + タビト・トモキオ たま出版 2002/4/15
<夢のようなリゾート気分の宇宙船へ>
・「はい、この宇宙船は縦が20キロメートル、横10キロメートル、高さ5キロメートルの楕円形の形をしています。そして大よそ3万人くらいの方達が乗っておりました。まだまだ小型の部類に入ると思います」
<宇宙連合は地球年で何年位前に創られたか?>
・「宇宙連合は地球年代で申しあげますと、およそ100億年以上も前に創られました。そして、その星の数ですが、それは30の星から始まりまして、現在に至りまして100万近くの星になっております」
・「なお、この宇宙体験は夢の中におけるフィクションですが、中に登場されている宇宙連合のフィウリー総司令官、ケリアリー様、リメッシリー様、リオラー様、スミットナー様、シュリナース様と称される方々からのお話は、チャネラーである私を通して、実際に宇宙からのチャネリングによるものであり、ノンフィクションです。
「宇宙連合からの宇宙旅行への招待」
セレリーニー・清子 + タビト・トモキオ たま出版 2002/9/17
<宇宙船の全貌>
・宇宙母船には32の宇宙船があり、それぞれが1本ずつ、32本の腕が交互に高さを支えて段違いに生えたような姿に設計されています。その一つ一つの宇宙船は、みなそれぞれに独立した言わば国のようになっています。
・宇宙母船全体ですと直径1000キロほどありまして、母船本体だけでは直径800キロほどで、その一つ一つの宇宙船には更に小型宇宙船が大小約100機ほど用意されております。このように必要に応じていつでも利用されています。
また、人口は、現在60万人くらいですが、最大限で100万人くらいは搭乗可能ですね。
以前10万人乗りの大型宇宙船もあると申しましたが最初から皆様を驚かしてはいけないと思いまして、少し控え目にお伝えいたしましたが、実際にはこのようにその10倍以上の100万人乗りのものもあるんですよ。
<スター・ウォーズの世界がそこにあった>
・「実は地球の皆様に、この宇宙母船の防衛システムをご覧いただきながら、普段どのようにしてこの宇宙船で生活している約60万人の生命をお守りしているのかを、実際にご覧いただきたいと思います」
・地球で起きている戦争は、この宇宙でも起こっているということです。
<過去にも未来にも自由自在にタイムスリップ>
・宇宙には過去・現在・未来がたたみこまれている。
<●●インターネット情報から●●>
「zeraniumの掲示板」から引用
book 『「矢追純一」に集まる未報道UFO事件の真相まとめ』
矢追純一著 明窓出版 2014/8/26 (抜粋)
「宇宙人に関する情報を開示し始めたロシア政府」
2012年12月7日、ロシアのメドベージェフ首相が、テレビ番組終了後にテレビキャスターからのインタビューの中で、「宇宙人についてのファイル」の存在についてコメントした。この時、彼は自分がつけているマイクのスイッチがオンのままであることに、気づいていなかったようである。 「大統領になると、宇宙人やUFOの情報を知らされるのですか?」との女性キャスターの質問に対し、メドベージェフ首相は、「では1度だけですが、はっきりと言っておきましょう」と前置きしたうえで次のように答えた。
「大統領に就任するとまず、核兵器の発射コードの入ったブリーフケースと、特別な極秘ファイルを受け取ります。このファイルは、地球を訪れている異星人に関する資料であり、そうした宇宙人を管理するための、完全機密の特殊機関による報告書です。これらは任期終了とともに、次の大統領に渡されます。そうした詳細は『メン・イン・ブラック』という映画を見ればよくわかるでしょう。我々の中に、どれほどの宇宙人がともに住んでいるかについては言うことができません。人々がパニックになるといけませんからね」
ここに出てくる「メン・イン・ブラック」だが、このニュースを聞いた人たちの多くは、「ハリウッド製のコメディ映画を思い浮かべたようだった。そのためにこのニュースは各国のマスメディアに、メドベージェフ首相の軽いジョーク、あるいはリップサービスと受け止められたようで、新聞にも小さな記事としてしか扱われなかった。
だが、実はそうではない。
首相の言った「メン・イン・ブラック」とは、ロシア製のドキュメンタリー映画のことであり、UFOや宇宙人に関する事件に基いて製作されたものを指していたのだ。いずれにしても、当局がまだ公式に発表できない事実を、ロシア市民にさりげなく示すために、メドベージェフ首相のコメントが事前に準備されていたのかもしれない。
その後、そうした情報開示の動きはさらに高まっている。
その翌年の2013年1月23日から27日にかけて行なわれた、スイスにおけるWEF(世界経済フォーラム)の場で驚くべき事実が公表されたのである。WEFは健康や環境に対する問題対策を討議するもので、年に1度、スイスのダボスで開催されている。それは各国の政治指導者や経済界、学会のリーダーやジャーナリストなど、2500人からなる人々で構成されている。
2013年のWEFにおける特別分科会では、「自然・Xファクター」の分野に重点が置かれた。「Xファクター」とは、「宇宙のあらゆる場所に生命が実在する証明と発見が、人類の信念体系に及ぼす心理的影響について研究する」というものだ。これには、我々地球人が未だ理解していないUFOや超常現象なども含まれている。そしてこの特別分科会の中で、メドベージェフ首相がアメリカのオバマ大統領に対し、次のように宣言したという。
「世界は、地球外生命体の実在の真相や、彼らを監視する秘密機関が存在することを知るべきだ。もし米国がそうした公式発表に加わらないのなら、我々クレムリンは独自に発表を行なう予定である」と。 これはロシア外務大臣の報告として、ロシア外務省が発信している情報なので、間違いのないニュースである。
実はプーチン大統領は、以前から異星人の存在を公表しようと主張しているのだ。
そして日本ではほとんど知らされていないが、ロシアではすでに情報開示が始まっている。2002年10月5日には、ロシアの政府機関紙『プラウダ』の公式サイトが、月面都市の写真を公表した。同紙は、火星のスフィンクスとピラミッドも公表している。
また2013年2月10日には、国営ラジオ局「ロシアの声」で、チトフ記念宇宙実験センターのセルゲイ・ペレジノイ所長補が、「ロシア国防省の宇宙機器はUFOをコントロールできない」とする、地球外文明を認めるインタヴューを報道している。さらにペレジノイ所長補は、「地球外文明と戦えるだけの準備は今のところ我々にはない。そのような課題は我々には示されていないが、地球上および地球の周辺には、多くの問題が存在している」とも語っている。
こうした発言や冒頭のメドベージェフ首相の発言も、プーチン大統領の意思に沿ったものだと考えられる。ロシアがこれほどまでに、「地球外生命体に関する事実の公表」にこだわるのは、ロシア国内ではしばしば、これまでにも異星人による脅威にさらされているという事実があり、もはや1国だけでそれに対応するのが難しくなっているということがあるようだ。
『図説 奇形全書』
<両性具有>
・庶民の言葉や医学の俗語はときに、いくつかの用語を混同して使用しており、それがある種の人々の正確な呼び方を困難にしているため、その心身の特徴が誤って定義されている。ゲイはトランスセクシュアル(性転換症)と同一視され、ホモセクシュアルはアンドロギュヌス(両性具有)と混同され、ヘテロセクシュアル(異性愛)はヘルマフロディド(両性具有)と同一視され、ヘルマフロディドはしばしば疑似ヘルマフロディスムの意味で使われている。まず、それらの言葉の意味をきちんと定義しておく必要があると思われる。
<トラヴェスティスマン>
・トラヴェスティ(ゲイ)は、ホモセクシュアルであることはまれで、ただ女性のある形に自分を同化させたいという欲望を持っているにすぎない。ゲイの男性は決して自分を女性であるとは認識しておらず、ただ女性の形をまねているだけである。
彼らの男性生殖器はまだ、他の男性と同様に性的欲望の中心になっている。ゲイの99パーセントが、ふだん、普通の男性のように行動しており、彼らの女性的な面を慎重に隠している。統計によると、公称のゲイのうち70パーセントが結婚しており、しばしば一家の父親になっている。
<ホモセクシュアリテ>
・ホモセクシュアルは、自分と同じ性の人しか性欲を感じない者である。
<ペデラスティ(男色)>
・古代ギリシアでは少年愛をこのように呼んでいた。今日、ペデラストはホモセクシュアルと同義で、男性の性的倒錯を示す。
<トランスセクシュアリテ>
・トランスセクシュアルな男性は、自分の男性的な性徴に対して深い恐怖心を抱いていることを特徴としている。トランスセクシュアルは女装するが、女性の服を着るだけでは満足できず、女性になりたいと心から思っている。その欲望にとりつかれるあまり、自分は、本当は女性で、自分の生殖器は自然の忌まわしい気まぐれにすぎないと、考えるようになることもある。そのため中には、女性の性的な外見を手に入れるために外科手術の助けを借りる者もいる。
<ヘルマフロディズム>
・ホモセクシュアル、トランスセクシュアル、トラヴェスティ、部分的な去勢以外に、自然が男性と女性の性的特徴を与えた様々な人々が存在する。彼らはアンドロギュヌスと呼ばれているが、これはギリシア語のアンドロ(男)とギュネ(女)から生まれた言葉である。
いずれの人間の胚も、その中に、男女どちらの性にもなれる要素と可能性を持っている。この胚は女性になるのが自然の傾向だが、母親の体内で成長するあいだに、染色体の影響を受けて、同じ器官が卵巣ないしは精巣となるために、子供は男性か女性のいずれかの性へと成長する。
・染色体や生殖腺のホルモン異常といった様々なトラブルがおきると、このプロセスに混乱が生じ、成長が変化する。もちろん、男性と女性の完全な形のあいだには、様々な組み合わせが考えられる。話を簡潔にするため、ここでは三つの形が存在すると言っておこう。一つは「真正」ヘルマフロディスム、あとの二つは「疑似」ヘルマフロディスムである。
<真正ヘルマフロディスム>
・植物は一つの個体に二つの性が結合している。二枚貝やかたつむりや蛭といったいくつかの下等動物も、完全な雌雄同体で、自ら繁殖し種を再生産することができる。このような状態は、高等動物や人間では起こり得ない。せいぜい、一人の人間にペニスとヴァギナ、精巣と卵巣が備わっているのが見られる程度である。しかし、それらの人々はもちろん一人で子供を作ることはできないし、たとえ二つの器官が備わっていても、そのうち一つは機能しないことが多い。しかしながら、男女いずれとも性的関係を結ぶことのできた特別なアンドロギュヌスがいたことも、指摘しておかなければならない。
<疑似ヘルマフロディスム>
・日常語においてヘルマフロディトの名は、生殖器官が異常な形で発達したために実際の性に違和感をおぼえる人々に対して与えられている。実際のところ、それは疑似ヘルマフロディスムのケースである。これは男性にも女性にも存在する。内部の性的特徴ははっきりしているのだが、外性器は一見して反対の性のものである。たとえば、女性の場合、大きなクリトリスがペニスの形をしているとか、男性の場合は睾丸が未発達で変位しているため、陰嚢が二枚の葉のような形で結合し、大きな陰唇のように見えるといったものである。
<ヘルマフロディト、伝説から現実へ>
・男でもあり女でもある人間は、つねに、太古の昔から、見る者に衝撃を与え、古代人の想像力をかきたててきた。ヘルメスとアフロディテの息子である両性具有のヘルマフロディトスという有名なモデルにならって、二つの性が混ざり合っていることがはっきり認められる者をすべて、ヘルマフロディトと呼ぶようになった。
・ギリシアの伝説によると、ヘルマフロディトスは14歳で、カリアのハリカルナッソスへ旅立った。旅が終わるころ、ある泉で裸になって水浴をしていると、ニンフのサルマキスが彼に対して激しい恋心を抱いた。しぐさや愛撫などあらゆる方法で彼を誘惑しようと試みたのち、彼女はメルクリウスとウェヌスの二人の神に、二つの体を結合して一つの体にして欲しいと祈った。彼女の祈りは聞き届けられたが、そうしてできた人間は二つの性を持つようになった。のちに、その泉で水浴した者はすべて、同じような変身をとげたのだった。
・ギリシア神話には、このような男女両性を持つ人々がたくさん登場する。テーベの占い師テレシアスは、オイディプスが出生の秘密を知る手助けをするが、伝統に従って、男になったり女になったりする。神々もしばしば両性具有であった。たとえば、ディアロスはアンドロギュヌスであったし、アルセノテリスは男であり女であった。ギニスは女性的であったし、オルペウス教の創造主パネスも同様であった。ゼウスの精液から生まれたアドジヌティスは二つの性を持ち、バッカス、つまりギリシアのディオニソスのあだ名は「プセウダノル」、偽の男であった。
・人間のあいだにヘルマフロディトが存在する理由について、寓話作家のイソップは次のように書いている。人間の体を作っていたプロメテウスは、人間の性も決定していた。ある晩、彼は酔っ払ってバッカスの家からもどってくると、二つの性を与えてしまうなど、たくさんの取り違えをしたというのである。プラトンは『饗宴』の中で、大昔、人類には
アンドロギュヌスしかいなかったという仮説を立てた。
<両性具有者>
・神に起源を持つにもかかわらず、アンドロギュヌスは何世紀にもわたって様々な境遇を経験した。古代の民族の多くは、性別のはっきりしない子供を殺した。
<火刑台と修道院のあいだ>
・中世を通じて、あらゆる奇形に対して誤った考えと偏見が横行していたとしても、アンドロギュヌスに対する警戒心はとりわけ強かった。教会は彼らを悪魔のしわざと見ていたので、彼らの多くは宗教裁判にかけられ、処刑された。
・アンドロギュヌスがすべて公衆の面前で火あぶりにされることはなくなったとしても、複雑な法制度が確立されると、彼らはどうしても性を選ばなければなくなり、いったん性別が決まると、自然に反する行為は厳しく罰せられ、再犯の場合は死刑になることもあった。
<見世物のヘルマフロディト>
・このようにして、19世紀と20世紀初頭には、ショーや見世物小屋の舞台で、ヘルマフロディトがたくさん見られたし、今日でもしばしばヘルマフロディトと混同されるゲイのショーが人気を博している。
ショーの興行主たちは口癖のように、彼らのいう「ふたなり」がいると、ショーは間違いなくあたると言っていた。
<ヘルマフロディトと愛>
・それらふたなりの中には、抗しがたい魅力を持ち、激しい恋心をかきたてる者もいる。
ジョゼフ・ヒルトンはヘルマフロディトだったが、非常に魅力的だったため、アメリカ在郷軍人会のある老人が妻と子供を捨て、彼とともに暮らした。
『恐怖の世界大陰謀』
デーヴッド・アイク (三交社) 2008/12
<いわゆる「神々」について>
・この「神々」のうちの爬虫類種属、―― 一部はドラコ(竜座)から来たと言われ、英単語draconian(過酷な)の語源ともなっているーが、異種交配の中心的な役割を担っていた。さらには、UFO研究者のあいだで、「ノルディック」と呼ばれる長躯・金髪・碧眼の地球外種属もこの異種交配に関わり、遺伝子(コンピューターソフトウエア)に混入させたと見られている。ノルディックには、たまには赤髪・緑眼の者がいるが、今日の支配種の血流にも、金髪碧眼に加えて数は少ないが、赤毛が存在する。これは偶然ではないが、ズールー族のシャーマン、クレド・ムトウの話では、アフリカではノルディックは「ムツング(白い人)」と呼ばれ、アフリカ大陸の古代人にも知られていたらしい。
・学者であり作家でもあるゼカリア・シッチンはシュメールタブレットに関する本を多く書いているが、彼によると「創世期」でネフイリムをさす「名高い英雄たち」という言葉は、シュメール語の原本から考えて「空飛ぶ乗り物の者たち」と読むべきなのだそうだ。すると物語全体の様子がかなり変わって来て、ずいぶんと意味が通るようになる。
<地底レプティリアン>
・ムー(レムリア)の滅亡後に、レプティリアン(爬虫類人)とその血統が密かに移住した地はインドだけではない。彼らは、世界中いたるところに地底都市を築いていた。その多くは、後年にレプティリアン混血種が秘密軍事プロジェクトにおいて築いたトンネル網と地下基地で結ばれている。
・ヒンドゥーの伝説によれば、彼らは、そこから出てUFO研究者がノルディックと呼んでいる「白人」種族と争い、アガルタやシャンバラといった地底王国に住みついた。
・「影の王国」「人間の知らない空間や次元」とはすき間次元のことで、人間の視覚の向こうにある欠片のようなところだ。
・理由はほかにもある。レプティリアン自身も別の力に支配されているということである。その力とは、スチュワート・スフードロウのいうレプティリアンを作った「透明な人々」だ。この連中は、「エネルギーの振動率が高すぎて、物質的な肉体を維持することができないため、物理的な次元に入ることができない。彼らが姿を現すときは「透明ガラスの外殻のように見える」。
<スチュワートの話>
・その生命体は、爬虫類で、モントークで見た時には、「物理的な現実を出たり入ったりしているようだった」と述べている。彼の著書『青い血、真実の血』によると、多様な地球外生命体の集団がこの惑星にやって来て、さまざまな種族の種を植えつけたのだという。アトランティスを支配したのは白人(=コーカサス人)のアトラン人で、これは「ライア」ないし「ライラ」、すなわち琴座からやって来た種族だ。一方、爬虫類種属は、太平洋のムー(レムリア)を拠点として、本来のライラ人は、その言葉から考えるような物理的な存在ではなかったのだ。この次元に囚われてしまい、振動が高密度化したのである。レプティリアンは、スチュワートが、「透明人」と呼ぶ者によって作られた。
・「透明人」は、エネルギーの「振動率が高すぎて物理的な肉体を維持できないで、完全には物理的な次元に入ることができない」、だから姿を現すときは、「透明なガラスの外殻のように見えてしまうのである。
・初めのレプティリアンは「境界物質」で、こちら側で機能するための物理的な形態を必要とした。そこでレプティリアンとライラ人の遺伝子を混ぜることにした。レプティリアンが金髪碧眼の人間に固執するのはこのためで、彼らが、この現実で活動するためには、このタイプの人間遺伝子が必要なのである。
<2012年>
・宇宙のサイクルー「意識にある共同創造」という無限の能力が発達してくる。
・注目すべきテーマは、ほかにもある。2012年を気にする人が次第に増えてきていることだ。問題の日が近付けば、もっとヒステリー状態になるだろう。
<エメラルドタブレット>
・彼らは、レプティリアン混血種であり、人間の外観を持ち、さまざまな経歴を持って現れることで、人類を欺いてきた。彼らは、人間ではないし、そんな経歴を持っていない。すべて同じレプティリアン種族だ。エメラルドタブレットは、レプティリアンが「影の王国から」やって来て、「人間」を破滅に追いやり支配者の地位におさまったと記している。
・要するに、次元と次元の間の「裂け目」ないし中立地帯である。レプティリアンは、人間の視覚を超えた振動の欠片のようなこの領域から混血種ネフィリムの血統に「取り憑き」、彼らを通じて私達の視覚を操作しているのだ。
<世界中でお馴染みのテーマ・・・・>
・エジプト人によれば監視者は「天の舟」に乗ってやって来たという。世界中の古代文明では、ある種の飛行装置でやって来た「神々」が文明を築き、先進的な技術をもたらしたというテーマが繰り返し登場する。インダス文明では空飛ぶ乗り物のことを「ヴィマナ」と呼んでいる。
・古代インドの文書ではこの「空飛ぶ船」に使われていた反重力技術の記述がある。中国人がチベットで発見したサンスクリット語の文書だったのだが、あまりのことにチャンディーガル大学に送って翻訳してもらったところ、同大学のルース・レイナ博士によれば、なんと恒星間宇宙船が建造できるほどの知識が含まれていることが分かった。しかもこの文書は数千年も前のものだ。博士が明らかにしたことには、このタイプの船は「アストラ」と呼ばれており、どの惑星へも飛んで行けるという。船は月まで飛んで行ったという記述もあるということだ。
・レプティリアン(爬虫類人)は竜座を拠点とし、この地球上で私達が、到達しているのと同じような征服行為によって銀河系全体に拡大し始めた、とスチュワートは述べている。ただし強調しておきたいのは、この惑星から来た、あの惑星から来たという主張は、必ずしもこの<次元>や<現実>で私達が、知っている惑星や星座のことを意味しているわけではない。惑星や星々は数多くの現実があるので、たとえ、この周波数帯では死んだように見えていても人間の視覚を超えた別の周波数では生命に満ち溢れている、ということもありうるのだ。スチュワートは、レプティリアンは征服に際してシリウスの種族の援助を受けたと言っている。
・地球外/多次元からの地球来訪者は数多く存在しているようで、友好的な種族もあれば、悪意に満ちた野望を抱いている種族もあるだろう。レプティリアンもそしてそのシリウスからやって来た一団もそうだった。ほかにもオリオン座からやって来た黒い大きな瞳を持つ「グレイ」種族、地球から40光年まで離れたところにあるレチクル座のゼータ連星からやって来た別のグレイ種族、アンドロメダ星雲からやって来た一団、牡牛座の昴、プレアデス星団から来た一団。
・一見すると別の種族も存在しており、なかでも最も邪悪なのはドラコニアン、レプティリアンだそうだ。スチュアートによると、彼らは、両性具有者で、それゆえに自分たちは優れた存在であり、他のものよりも「神に近い」と信じるようにプログラムされているのだ。
<共通の神話>
・ミネソタ州の丘陵地域などでは、身長が2メートル半から3メートル半もある巨人の骨が見つかっている。ネバ他州ラブロック近くの洞からは赤毛の巨人のミイラが多数見つかっていて、なかには身長2メートル以上のものも何体かあった。デラウェア・インディアンには、かってミシシッピ川以東には巨人族がいくつもの巨大都市をつくっていたという話が伝わっているし、同様の巨人の話は、世界中いたるところに古代の伝説・伝承として残っている。
・古代のネフィリムと「現代の」世界をコントロールしている家系は同じ遺伝子(コンピュータープログラム)を持った種族なのだから、大半の言い伝えでは、巨人たちは他の人々に対して、友好的ではなく、むしろ敵意すら抱いていた。また、奇妙な飛行装置と結びつけて語られることも多く、これは現代のUFO談話にもでてくる「空飛ぶ円盤」に非常によく似ている。