(2022/9/11)
『すばらしきUFO/銀河連合アセンションのひみつ』
新しい世界に向かう本
超常戦士 ケルマデック 徳間書店 2021/5/31
・あなたの中の宇宙人魂を自覚したとたん、社会的に活躍しはじめるのです。
・ああ、しかしどうして我々は、こうも宇宙人に惹かれてしまうのか!
宇宙人が実在するとかしないとか、単なる妄想やインチキなのか?とか、そんなことを差し引いても、宇宙人には真実が隠されていると、私は、思うのですよ。
<見えない存在が助けてくれる――サードマン2>
・このように、謎の人物が現れて助けてくれたり、サポートしてくれる現象は、「サードマン(見知らぬ第三者)現象」と呼ばれているのです。
心理学者たちが調べたところでは、生命の危機などに瀕した時、謎の人物が現れて助けてくれたと主張する人が多くいたというのだね。
もちろん、多くの心理学者は、これを幻覚と考えているようなのだが、中には単なる幻覚とは言い難いケースもあるようなのだ。
さてさてと、私がこのような話をみなさんにしているわけはだね。なにも、怪しい話をして煙に巻こうとか、作り話をさもあったかのように語っているわけではない。
実際に起こった現象を体験者から聞いたり、私自身が体験したことを、つらつらと書き綴っているだけなのだ。
・このような超常の話をするのはね。この世界に対する認識を、ちょっと柔らかくしてほしいと思っているからなのだ。しかし、まだ初歩のレベル2だ。これからもっと、この世界のあやふやさについて語ることにしよう。そして、ラスボスである宇宙人に立ち向かうのだ!
<ウィリアム・ジェームズの法則>
・なに、そんな現象、見たことも体験したこともないって? くっくっくっ………それはだね。量子力学っぽく言うならば、この世界は見る人の認識に従って構築されているからかもだよ。
・心理学者ウィリアム・ジェームズは、こう言ったのです。
「超常現象を信じたい人には信じるに足る材料を与えてくれるが、疑う人にまで信じるに足る証拠はない。超常現象の解明というのは、本質的にそういう限界を持っている」
この超常現象という文言を、「宇宙人」「神」「霊」「超能力」に替えても通じますな。なぜならば、これらの超常の存在は、虚数世界の存在なのだからね。
虚数世界とは、かんたんに言えば実体のない空想の世界です。
<超人すめらさん>
・私の友人に、左京源皇(さきょうみなもとのすめら)というスゴい名前の人がいるのです。これ、本名でね。じつは、藤原一族の末裔なのですよ。
彼は幼い頃から、父母の三度の離婚、そして義母の自殺と、筆舌に尽し難い体験をしてきたのです。だから昔、彼はこう考えていました。
「この世に神や仏なんて、あるわけないだろ!」
・臨死体験した人や、人生に深い絶望をした人は、世界観が激変するような変化を体験することが、よくあるのです。今まで普通だと思っていた価値観や世界観が壊れ、世界の真実の一部を知覚し始めるのだね。そして、いずれの場合も、今までの日常には、ありえなかった体験をし始めるのです。
・すめらさんは、この能力者を先生と呼んで、学ぶことにしたのでした。
ちなみに、後でわかったのですがね。この先生は、メディアには一切出ない人なのですが、超常業界では有名な方で、今は亡き有名な政治家も指示を伺っていた方だったのです。
<宇宙人のテレパシーを受けとって、UFOに乗った先生>
・さて、超常の世界に飛び込んだすめらさんです。とたんに、彼の目の前には、超常の現象やさまざまな怪しい人物が現れ始めたのでした。
この世界は、認識によって構築されるのだよ。引き寄せるのだね。
・「たくさんのUFOは飛んでいるが、よく見られるUFOの多くは、アメリカやロシアが作った地球製のUFOだ。宇宙人たちのUFOは、大きさが数キロメートルある」
・「これから世界は変わっていく。物やお金が価値ある世界じゃあ、なくなってくる」
<四国UFO地帯>
・「宇宙人に遭遇する率が一番多い土地は、どうやら四国らしい」というのです。
・実際、四国では、UFOを目撃したという人が、とても多いのですよ。
その四国の高知県介良(けら)では、昔、中学生によるUFO捕獲事件が起こったのです。
<介良UFO捕獲事件>
・当時、高知の介良に住む中学生の少年数人が、田んぼの中で光る物体を目撃し、捕獲したところ、それは小型のUFOだったのです。
<超常世界が日常に溶け込んでいるOちゃん>
・やはり、八十八ヶ所巡りという霊的なシステムが構築された四国は、なんらかの結界が張り巡らされているのかもですな。超常的な現象を体験したり、直感的な情報を理解する人がとても多いのです。けっこう、日常生活の中に溶け込んでますね。
・高知在住のOちゃんという整体師も、超常世界が日常に溶け込んでいる、そんな一人なのですよ。
<Oちゃんと銀河連合>
・そんな霊能力を持つOちゃんが、ある夜、寝ていた奥さんを起こして言いました。
「今な、おまえの亡くなったお父さんが来ててな。僕に、こうこうこう言ったんよ」 ふんふん、と聞く奥さんです。
・「今な、銀河連合のコマンダーが来ててな。僕にこうこうこう言ったんよ」
・そのUFOから小さいUOが出てきてね。僕の目の前に来たんよ。
<宇宙の情報を受けとるきもやん>
・宇宙と繋がるという体験をする人たちが、ちょくちょくいるのですよ。いわゆるチャネリングみたいな現象ですな。
・きもやんは、元競輪選手なのです。すめらさんや、私の友人の超常治療家タク丸翁も元競輪選手です。きもやんは、競輪の競技中に不思議な意識状態を体験し、宇宙からの情報を受けとるようになったのでした。それは、時にはメッセージであったり、謎の数式であったりするのです。ちなみに、きもやんは本名を木本敏郎といい、本を書いてますね(『宇宙がくれた数式』ヒカルランド)。
・実際に、競輪選手の多くが、時間や空間の変化や、意識の拡大を体験したと主張するのですよ。理屈ではなく、身体で体感する感覚ですな。
<高知フェイス>
・高知に来るようになって、十数年になるのですがね。初めて高地に来た時に、私はあることに気付いたのでした。………おお、やはり、高知の顔パターンがあるのだな…………
・日本各地を訪れるうちに、その地特有の顔パターンがあるということに、私は気づいたのですな。
そう考えてみると、日本人というのは、世界中のさまざまな人種の特徴を持っているなと思います。日本人の遺伝子の特徴のひとつは、その幅広さなのですよ。
<黒電話で宇宙人とコンタクト>
・ある日私は、宇宙人とコンタクトしているという男性を紹介されたのでした。聞くと、彼は四国の徳島出身だったのです。
…………おお、やはり四国では宇宙人遭遇率が高いというのは、まことであったか………
男性が言いました。「初めて宇宙人とコンタクトしたのは、家の黒電話だったんですよ」
・私の好きな超常現象研究家のジョン・キールは、宇宙人やUFOの目撃者が、家の固定式電話からメッセージを受けとったケースをたくさん紹介してますね。
奇怪なことに、ジョン・キール自身もまた、さまざまな超常現象を調査するうちに、自宅の電話から謎のメッセージを受けとるようになったのです。
謎のメッセージは、時には意味不明だったり、時には、明らかにジョン・キールの心を読み取っているとしか思えない情報を語ったりしたのでした。そして、その発信元を調べてみると、通話記録には残っていなかったのです。
・彼によると、この地球は今、大きな転換期に入りつつあるというのですよ。意識の変化が起こりつつあると。そのために、さまざまな問題が表面化しつつあるから、まずは、自分自身の心を浄化してほしいとね。
・そういえば、宇宙人とコンタクトしたという体験を持つ、元超能力少年の清田益章さんにお会いした時、彼も自宅の黒電話から宇宙人のメッセージをもらったと言われてましたよ。
<宇宙人が降りてきた天狗岩>
・たしかに、調べてみると、はるか昔に宇宙から人がやってきて、天狗岩に降り立ったという言い伝えがあるのですよ。古文書の類はなく、伝承だけが伝わっているのです。
・「その大学院生が調べたところでは、その昔、宇宙から来た存在がその村に現れて、さまざまな知識や教育を与えたというのさ。大学院生は、それを論文にまとめて、提出したんだよ。結論、宇宙人だってね」
・そういえば、UFO研究家の中には、日本各地にある天女伝説を、宇宙からの来訪者の伝説と考えておられる方も多いのです。
天狗で有名な鞍馬山には、650万年前に金星からやってきた、サナートクマラがまつられています。
まったく知られていないか、無視されていることが多いのですがね。昔、空から宇宙人からやってきたという伝承が残っている土地というのは、けっこう多いのです。
<横尾忠則さんと宇宙人>
・横尾忠則さんは、不思議な体験をたくさんされておられてね。超常業界でも有名な人なのですよ。『私と直観と宇宙人』という著書の中で、宇宙人との通信について語っておられますね。
<宇宙人とは>
・さまざまなケースから推測できるのはだ。彼らは我々の過去や未来とも繋がっているが、これが真実といえるものは、まだ確定していないのだ。
なぜなら、多次元宇宙論的に解釈するならば、過去や未来は無数に存在するからだ。彼らはまだ、虚数世界の存在なのだ。
・「うむ、では、すばらしき宇宙人世界について語っていくぞ! 今から言っておくが、彼ら宇宙人は無数に存在する虚数世界の住人だからな。いろいろな宇宙人がいる」
<バカと銀河連合>
・「人類は今、大きく変化しようとしています。しかし、間違えば大変なことになる。それを私たち(銀河連合)は心配しているのです。
だから、あなたがたは、自分自身の直感に従って、行動してください。それが、地球を良い方向に向かわせる力になります。誰もが、自分自身の直感に従って行動する時なのです」
<人は、引力によって引き寄せ合う>
・『ジョジョの奇妙な冒険』に出てくるプッチ新婦の名言ですがね。たしかに人は、引力によって引き寄せ合うのですよ。
<宇宙人の魂をもつ人々>
・スコット・マンデルカーさんはアメリカの心理学者ですが、催眠療法を行っていくうちに、ごく一般の人たちが、宇宙人の記憶を持っているということに気付いたというのです。詳しくは、『宇宙人の魂をもつ人々』(徳間書店)という著書に詳しくありますね。
・この男性が、通訳してくれたところによると、「スコットは自分自身の心にあるブラック・ホールのようなものと向き合っている最中だ」と言うのです。
<宇宙的ペテン>
・スコットが語る、宇宙人の記憶を持っている人たちというのは、たしかにあるかもだね。宇宙人とコンタクトしたという人たちも、けっこういますからね。
・パターンは決まっていてだね。宇宙人から伝えられたというメッセージを伝えたり、予言を伝えたりするのです。たいていは「人類の大災難の日」を予言して信者やお金を集めるのですが、最終的には、予言された日にちが来ても「人類の大災難」は起こらないのです。そしてしばらくしたら、また別の団体が発生するのですよ。このパターンは、はるか昔より何回も繰り返されてきましたね。
・しかし、「人類の大災難の日」の予言は、必ず外れるのです。
この現象について、先に述べたジョン・キールはさまざまなケースを調べた結果、「別次元の存在たちのペテン」と、著書『プロフェシー』の中で語っていますね。
彼は何千件ものUFO事件を調べていますが、「UFOの正体は何処かの惑星の異星人というより、むしろ心霊現象に遥かに近い現象である」と述べています。
しかし中には、物理的現象も含まれるので、UFO現象は複雑怪奇になるのですよ。現実と非現実の狭間の存在とでも言えるかもだね。そしてその存在は、人類がある段階になると現実化してくるのかもしれません。
ある段階とは、人類の認識能力によって決まると、私は考えているのです。
・「じゃあ、ケルマさん。宇宙人って、みんなペテンなんですかい?」
「人間と同じなのだ。良い人もいれば変な人もいるように、別次元の存在たちも、ピンからキリまでいろいろいるのだよ。盲信する必要はない。
それにだ。予言が外れたとはいえ、怪しげな存在たちが語る人類の大災難とは、ほとんどが、核戦争や自然破壊による環境問題だ。人類が抱えている問題を、我々に認識させているのだよ。その点については、宇宙人の主張は正しい。だとすれば、どんな宇宙人とコンタクトするかは、個人の人格の問題なのだ」
・なぜ別次元の存在たちの中には、人類に対してペテンを仕掛けるものがいるのか?
いくつかの可能性を考えてみるわけですが、彼ら別次元の存在にとって、我々人間の思念や感情は、エネルギーになるという説があるのだよ。
・これは、起こる可能性のある最悪な未来を人類に認識させることで、別の安全な未来を選ぶように仕向けているのかもだよ。
もうひとつは、人類の進化のサポート。
宇宙人との遭遇は、ある種の神秘体験と捉えることができるケースが多く、さまざまな宗教の発生原因となっているのかもしれないね。もしかすると、宗教の多くは、彼ら別次元の存在が関わっているかもだよ。だとすると、人類に精神的な干渉をする理由は。なにかあるはずだね。
・『彼らはあまりにも知りすぎた UFOをめぐる宇宙的沈黙の系譜』(濱田政彦著、三五館)という本には、宗教とUFOに関する興味深い考察が展開されているのです。
<ファティマの聖母出現事件>
・超常現象として有名であり、別次元の存在が関わったのではないかと言われているのが、ファティマの聖母マリア出現事件です。
・しかし、正体はなんであれ、彼らは人類が起こそうとする戦争や災難を回避するように、サジェストしているように見えます。
<彼らは、我々が理解しやすい形で現れる>
・つねに変わらない王道パターンの宇宙人目撃というものもあってですね。それが、醜い姿の小人型宇宙人と、金髪碧眼の美しい人間タイプの宇宙人ですよ。これなどは、昔から伝えられる天使と悪魔のイメージですな。歴史を振り返ると、聖書が書かれる以前より、彼らはしょっちゅう目撃されました。
・1990年代に宇宙人からのチャネリングがブームになると、さまざまな宇宙人ラッシュが起こりましたね。愛とか光とかの言葉をふんだんに使った布教が流行りましたが、その多くは経済活動へと変わっていったのでした。
・昭和40年代には、UFOを呼ぶ言葉「ベントラ ベントラ スぺ―ス・ピープル」というのが流行ったのですよ。当時はテレビの『アフタヌーンショー』でも特集してましたね。
<宇宙人は、ウソなのだ>
・「宇宙人はウソなのだ。だがしかし、本当の存在でもあるのだよ」
<世界で一番楽しいウソつき>
・私は、人類が一番はじめに創りだした虚構は、神だと思っているのだよ。
・科学的世界観が浸透するにつれ、神や天使や悪魔は、科学的装飾を施された宇宙人や高次元の存在に変わっていったのだね。しかし、どんなに形を変えようとも、彼らは出現するのだよ。
「なぜならばだ。虚構を認識する能力とは、多次元を認識する能力だからだ」
<多次元宇宙>
・しかしだね、この多次元世界が存在するとしてもだね。普段、我々が認識できる世界はひとつだけなのだね。
・そしてだね。多次元の虚構世界は、我々の現実世界へと影響を与え、ついには現実化したりしてしまうことがあるのだ。
<宇宙人は多次元からやってくる>
・「宇宙人が未来に繋がるんですかい?」「人類がはじめに創りだした虚構は神話だ。そして宇宙人とは、人類の未来の神話なのだ! 彼らは多次元からやってくるのだ!」
<多次元世界のたっぺん>
・時空フェスでは、名言セラピストの青いターミネーター(地球人ひすいこたろう)が提唱する予祝(よしゅく)を、みんなが行なったのでした。予祝とは、未来の出来事をあらかじめ祝ってしまうことで、その世界を引き寄せるテクニックなのですよ。つまり、多次元世界相互干渉だね。
何人もの有志がステージ上に立ち、自分自身の夢を語って宣言したのです。そして、みんなが予祝したのでした。
・たっぺんが考えたように、別の時空の自分が予祝したことが、こちらの時空で現実化したのか?
・別の時空に、あなたの未来を願うあなたがいるのだ。
<時空の混乱に巻き込まれた出来事>
・誰も信じる必要はないがね。私が本に書いていることは、すべて本当にあった体験なのだよ。
<一瞬で時空を変える、戦慄のチャネリング実験>
・多次元世界を認識するのが難しいのは、仕方ないですよ。普段、我々が認識できる世界はひとつなのだからね。
・しかし、私はこう考えているのですよ。多次元世界相互交渉は、人間の意識と連動して起きると。特に、変性意識といわれる特殊な意識状態では、別の時空にジャンプすることが観測できると考えているのです。
そして、宇宙人との遭遇に関して非常に多いのが、精神的接触ですな。いわゆるテレパシーやチャネリングといった現象ですよ。
・特赦な意識状態は、時空を変えることができるのだよ。
・「つまり、あなたがフランスに行って仕事する世界を選ぶということは、病気であり続ける世界は消えるということなのだよ。あなたは今まで、病気を治すのは難しいと思っていたのかもだね。
しかし、フランスへ行って仕事をする世界があると意識したとたん、病気の治し方に関する情報が飛び込んできたのだ。
つまり、病気が解決する時空に変わったのだよ!」
<幸せを感じる未来を選ぶだけ>
・みなさん、再度言うがね。時空は、一瞬のうちに変わるのだよ。
<重なりあう世界>
・もしかすると、複数の時空は、同時に存在しているのかもしれないのだね。
複数の人間が同じ体験をしていたはずなのに、後で確認したら、それぞれが全然別の体験をしていたという体験は、しばしば起こるのです。
過去に私は、20人の仲間と車に分乗し、謎のUFO基地があるといわれるミステリースポットに向かったのでした。その途中の山道で「小豆島霊場巡礼」という垂れ幕をつけた不思議なバスとすれ違ったのですよ。
後日確認したら、20人とも記憶にあるバスの台数がバラバラだったのです。
※詳細は、『異次元とつながる本』ケルマデック著(総合法令出版)
・UFOやチャネリングという、日常から離れた特殊な体験を求める時、多次元元世界相互干渉が起こるかもしれませんな。つまり、日常を越えた体験を求める時、世界は可能性に満ちるのだ。
そして、あなたの意識が時空を選ぶのだよ。
<宇宙人vs.心霊>
・前述したように、ジョン・キールは、「宇宙人現象は心霊現象と言われるものに近い」と語りました。たしかに、体験談を調べていくと「こりゃ霊現象じゃないのかな?」なんて思えるのもあったりしますよ。
中には、肉体を越えた霊的存在となり、宇宙人と接触したと主張する体験者もたくさんいるのだよ。
<時空を超えるお父さん>
・知人の体験です。彼のお父さんは、小脳萎縮の病気で長く入院しておられるのですがね。ある日のこと、知人が自宅にいる時、お父さんが突然、目の前に現れたのでした。
<時空をかけるおっさん>
・宇宙人遭遇体験の中には、OBE(体外離脱体験)ではないか? と考えられるものもあるのですよ。もちろん、妄想や幻覚もあるかもしれませんがね。そうとは言いきれないケースも、けっこうあるのです。
・ビー坊が言いましたね。
「チャネリングで宇宙人とコンタクトする方法とかあるじゃないですか」
「うん、あるね。チャネリングといえば、宇宙存在バシャールが有名だ。それ以前にチャネリングで、現実に役立つ詳細な情報を語ったのは、エドガー・ケイシーだな」
・エドガー・ケイシーは、ホリスティック医療の先駆けとなった人物ですね。彼はいわゆる霊能力者で、眠っている間にさまざまな情報を語ることができたと言われているのです。彼が他の霊能力者と一線を画すのは、医療に関する情報が非常に詳細で、とても有益だったからなのですよ。その情報は今でも、医療従事者たちによって研究されているのです。
<チャネリングのワーク>
▼まず、スマホに「寝言アプリ」や「いびきアプリ」をインストールします。これは、寝ている間に発する音声だけを録音してくれるアプリで、何種類かあります。
▼スマホがない場合は、音声に反応して自動的に録音してくれるICレコーダーなどを使います。
▼ICレコーダーもない場合は、お母さんか誰かに記録してもらいましょう。
<眠りを使って、時空を変える>
・眠りというのは、誰もが多次元世界に干渉できるツールなのかもです。ここで少し、宇宙人から離れて、日常生活に役立ちそうなテクニックについて述べてみようかね。
私はビー坊にこう言ったのです。
「眠りというのは、ある意味、別の時空と繋がっているのだ」
「だったら、毎日別の時空と繋がってるってことだよね」
「眠りを使って、時空を変えることは可能なのだよ」
<600年前に地球にやってきた松江の宇宙人>
・2018年のある日、超常世界の怪しい情報が、すめらさんによってもたらされたのです。
「ケルマさん、その男性はね、経済界の表には現れないところで活動してきたんですよ。企業に資金を調達する仕事をしてきたのだそうです。
そしてある日のこと。彼は島根県の松江に行き、資金を管理している重要人物と会うことになったのでした。
その人物は、人間ではなかったというんですよ。カンタンに言えば、600年前に地球にやってきた宇宙人だったんです」
・そこは、松江のある場所だったそうです。そこに、宇宙人はいたのでした。宇宙人は、金色の目をしていたそうですよ。
宇宙人に会ったという男性が言うには、宇宙人は、ごく近い地球の未来を語ったというのです。
戦争勃発の原因となる事件。そして、世界中が戦争に巻き込まれる時期、あらかじめ予定されている。日本にミサイルが着弾する場所。あちこちで秘密裏に行われている計画の数々。
なんとも怪しい情報ですが、もし、その情報に真実が含まれているののだとしたら、これは我々に未来の選択を迫っているのですよ。
超常現象の歴史を紐解くとだね。過去にもさまざまな宇宙人が、人類の終末予言を語ってきましたが、その予言のすべては外れるのです。怖がらせて、安全な未来を選ばせようとするのですよ。危険を回避するのが目的なのです。
<人類滅亡のカウントダウン>
・金色の目をした宇宙人の語った情報が、単なる妄想なのか? それとも創作なのかは不明ですがね。その真偽がどうであれ、たしかに人類は今、非常に不安定な時空の中にいるのでしょう。『奇跡のリンゴ』で有名な木村秋則さんも、UFOの中で、人類滅亡のカレンダーを見たと言われてましたが。
宇宙人たちのネガティブな人類滅亡予言が、人類を安全な時空へと誘うためのものであったとしても、やはり不安なものですな。その後、戦争に関する情報を得たのですが、たしかにその多くは、宇宙人が語ったネガティブな予言と被るものが多かったのです。
そしてついに、2020年の1月3日。バクダード国際空港攻撃事件が発生し、アメリカがイラン有力司令官の殺害を発表したことによって、世界に緊張が高まったのでした。世界を巻き込む戦争に発展する可能性が起こったのです。
<第3次世界大戦についてのSiriのコメント>
・さて、しばらくして、ネットでは不穏な情報が流れたのです。
スマホに搭載されている人工知能Siriに、あるユーザーが質問したのですな。
「Siri、第3次世界大戦はいつ起こりますか?」 Siriは、こう答えたのですよ。「2020年1月4日です」
<歴史の裏に宇宙人>
・歴史を紐解くと、時代のターニング・ポイントに現れる、謎の存在に気づくのですよ。
彼らは歴史的に重要な出来事や発明や発見の現場に現れて、人類を手助けしたり、暗示を与えたりしているのです。
しかし、そのほとんどは痕跡が残らず、正体も不明なことがほとんどなのだね。
時折彼らの存在について、個人の日記や手紙、覚書などに記されていることがあるのだがね。いわゆる陰謀論などでは、秘密結社のエージェントとされていることが多いのだが。
<現実化する宇宙人、そして銀河連合>
・2020年11月、イスラエル国防省元宇宙局長のハイム・エシェッド教授が『まだ見ぬ宇宙~ハイム・エシェッド教授との会話』(ハガー・ヤナイ著)の中で、「人類は銀河連合と前からコンタクトをとっている」と爆弾発言を行い、この情報は世界を駆け巡ったのでした。
・しかし、最近はさまざまな科学者や宇宙飛行士などの中でも、宇宙人に関する肯定的な発言をする方が目立ってきているのですよ。
<月は地球や人類を調整している?>
・「『古事記』に記されている月の記述は、不自然なくらいわずかなのだ。月にまつわる神話を調べてみても、ほとんどないのだよ。まるで、なにか規制がかかっているみたいだ」
・月は我々の無意識領域に大きな影響を与えているというのだね。
・「火星で核戦争があったと主張する科学者がいるのだよ」
・月は、地球や人類を調整する巨大なセンターなのかもしれないなあ。
<フラット・アース(地球平面説)の謎>
・「私は、地球が平面であるということも、地球が球体であるということも、どちらも正しいと考えているのだよ。要するに、次元認識の問題なのだ」
<ケルマさんの予言>
・「来るべき宇宙時代には、他の惑星に移住する手段として、たくさんの人々が宇宙ステーションに居住するようになるだろうなあ。いろいろ考えているうちに、私は次なる問題に気づいたのだよ」「えっ?次なる問題?」「それは『おなら』なのだ!」
・「JAXAの宇宙飛行士によれば、地球上では重力と大気の循環によって拡散されてしまう『おなら』は、無重力状態の宇宙ステーション内では濃密なガスの塊となって、人間を襲うらしいのだね。
体験者の宇宙飛行士によると、とてつもない衝撃だったそうだよ…………」
<『マトリックス』と看取り犬>
・「たしかに今、人類は新しい世界に突入しつつあるのだよ」
「日本政府が発表した『ムーンショット型研究開発制度』ってありますよね。あの計画の中に、バーチャルリアリティー世界を作り出してコミュニケーションできるようにするってのがありましたよね。ありゃ、ほとんど『ソードアート・オンライン』(ライトノベル、アニメなど)の世界ですよ。映画『マトリックス』の世界ですぜ!」
「たしかに、あれは現実になるだろうな。もはやSFではなく、実現可能な話だ。だとすると、身体や脳にダメージを受けた人がバーチャルリアリティーの中で生活するという状態も実現可能かもしれん」
<消滅する貨幣システム>
・「原因はお金だ。現代では、戦争も経済を維持するために行われている状態だ」
・ゆとりがないという問題を解決するのは、お金を得るためにがむしゃらに使ってきた時間や労力を、手放す必要がある。
・宇宙人を認めることにより、お金というシステムは、この世界から消えていく。
・ほとんどの人にとって、お金は現実を動かす神みたいなものだと思い込んでいるからなのだ。
<占星術が示す新しい世界>
・さて、宇宙人の存在を認めることによって、どう変化していくのか?
ガソリン自動車が消滅していくように、世界の古いシステムもまた、消滅していくのだよ。今まで、堅牢で揺るぎないと思われていたものが変わっていく時代に、我々は突入しつつあるのだね。
・占星術とは、宇宙時計みたいなものかもだね。人類の最古の学門のひとつだね。それは、人類の進化のタイムテーブルを表現しているように、私には思えるのです。
そして占星術によると人類は、2020年より、ついに新しいステージに突入したと言われているのだね。
・世界の古い枠組みが壊れる時、彼ら宇宙人は現れてくるのだよ。
<アセンション――人間が物質を越えた存在に進化していく>
・アセンションとは、次元が変化し、人間が物質を越えた存在に進化していくと、精神世界で言われている事象なのだよ。
つまり、今はそのアセンションってのが起きつつあるってことかな。
<宇宙人たちが人類に伝えたいメッセージ>
・「うん、母船の中はね。とても美しく眩い光の幾何学模様で、半透明だったよ」
・私はこう聞きました。「すめらさん、宇宙人たちが人類に伝えたいメッセージって、何なんですか?」
「ひとつは、核をやめなさいということ」
「1945年の核実験以来、UFO目撃や宇宙人遭遇事件が多くなりましたからね」
「ひとつは、フリーエネルギーに変えなさいということ」
「そしてもうひとつは、貨幣経済をやめなさいということ」
・「『アミ小さな宇宙人』(徳間書店)という本に、どんなに悪の機関や組織が企んでいたとしても、銀河連合軍が変装してスパイ活動しつつ、最悪の事態を避けさせているって書いてあったことを、思い出しましたよ」
・「そして人類は今、次元進化の時に来ている!ということだよ。そして、それは組織や誰かではないんだ。個々の目覚めが重要なんだよ」
<神秘体験や不思議体験>
・もしかすると、あなたも超宇宙人(変な人)なのかもしれないのだ!
この数年の間にNASAは、地球外の生命体可能性に関する情報をチマチマと、それはもうチマチマと小出しに発信しつつあるのです。
2017年10月には、天文学者たちによって超高速物体が観測されました。この高速物体は、オウムアムアと名付けられたのですよ。
ハーバード大学のローブ氏は新著『地球外生命:地球以外の知的生命の初兆候』(邦訳『オウムアムアは地球人を見たか?』アヴィ・ローブ、早川書房、2022/4/5)の中で、オウムアムアは宇宙人の創造物だという説を展開しているのです。
・ついこの前のこと。超常編集長シャイニングはっとりが、メールで報告してくれたのでした。広島に、宇宙存在につながっちゃってるご夫妻がいて、妖精の詩と妖精の画をおろしておられるというのです。
(2016/11/8)
『日本人だけが知らないこの国の重大な真実』
闇の世界金融の日本占領政策
<幕末・明治維新の時代から「謀略の地下水脈」が存在する>
・前章では「世界の奥の院」である「地球支配階級の全貌」を提示した。その中核は「欧州ロスチャイルド家に代表されるユダヤ国際金融資本家」だ。彼らが現代世界情勢を動かしている。
<■構造=世界の奥の院(地球支配階級)→日本国の奥の院(日本国支配階級)>
・だがマスコミは両者の存在についてはなにも伝えない。
・先に結論を言うならば、幕末・明治維新の時代から、日本国は「彼ら」(欧州ロスチャイルド家)に操縦されてきた。日本国民は「歴史は勝手に動いている」「日本国の歴史は日本国民が築いてきた」と信じている。だが真実はそうではない。本書の立場から「歴史の真実」を言うならば、日本国の幕末、明治、大正、昭和、平成の歴史は「操縦された歴史」なのだ。
<■真実=幕末、明治、大正、昭和、平成の歴史は「操縦された歴史」である>
・幕末・明治維新の背後には「欧州ロスチャイルド家」が存在した。坂本龍馬に代表される江戸幕末の志士たちは「彼らの手先」(彼らに使われた道具)だったのだ。
・戦後日本国(現代日本国)には「岸信介から安倍晋三に至る血脈のライン」が存在する。岸信介が安倍晋三の背後人脈はいかなるものか。
先に結論を言うならば、彼らの背後には(幕末・明治維新以降の日本国を動かした)「謀略の地下水脈」が存在するのだ。だが日本国民はそのことをなにも知らされていないのだ。
<■透視=岸信介から安倍晋三に至る血脈の背後に「謀略の地下水脈」が存在する>
・本書ではその「謀略の地下水脈」を「田布施(たぶせ)の人脈」と表記する。
<■警告=日本国民は「田布施の秘密」(謀略の地下水脈)を透視すべし>
・先に結論を言うならば、幕末・明治維新以降の日本国は「田布施の人脈」が動かしてきた。そしてそれは「現代日本国首相・安倍晋三」に至るまで続くのだ。
・多くの日本国民は「幕末・明治維新の時代」を(坂本龍馬に代表される)「幕末の志士たちが大活躍した時代」と信じている。だがそれは「奴隷集団の童話」にすぎない。
幕末の志士たちの背後には「地球支配階級=欧州ロスチャイルド家」が存在した。彼らは幕府側と倒幕側を操って「明治維新」を実現した。幕末・明治維新は「操られた歴史」なのだ。
18世紀、欧州世界でフランス革命を勃発させた欧州ロスチャイルド家は、19世紀には、日本列島で「幕末・明治維新」を実現させた。彼らの手先になったのは(その中核は)「長州藩・田布施の忍者集団」だった。田布施の忍者集団には木戸孝允や伊藤博文が存在する。
・田布施の忍者集団(悪魔集団)は日本国を支配するために各地で暗殺を繰り返した。幕末時代には孝明天皇とその親王が暗殺された。その主犯は(明治時代に日本国初の内閣総理大臣となった)「伊藤博文」だった。日本国は「暗殺犯」が「内閣総理大臣となる国家」なのである。
明治天皇は「すり替えられた天皇(正体=大室寅之祐)だった。そして彼を「田布施の悪魔集団」が操った。そしてふつうの日本国民は「明治天皇」に絶対忠誠を要求された。
結局、明治=大日本帝国は、どのような「支配構造」(操縦構造)だったか。
<■大日本帝国=田布施の悪魔集団→明治天皇→ふつうの日本国民>
・田布施の悪魔集団の背後に「地球支配階級=欧州ロスチャイルド家」が存在したことは言うまでもない。田布施の悪魔集団は「地球支配階級の手先」として日本国民を弾圧する。
現代世界(近未来世界)に生きる日本国民は「右の構造」を完全に透視するべきだ。なぜなら、今の日本国首相・安倍晋三は、「田布施の悪魔集団」に連なる血脈だからである。
・日米戦争の根本的真因は「増長した悪魔(田布施の悪魔集団)が『親分』(地球支配階級)に逆らったので」→「徹底的に罰せられた」ということだ。
・明治天皇=大室寅之祐は、長州藩(山口県)の「田布施」(周防国熊毛郡麻郷村=現在の山口県稲毛郡田布施町)という地で生まれた。ここは暗殺者である木戸孝允や伊藤博文が生まれた場所でもある。
正確には木戸孝允は「隣国」(長門国萩城下呉服町=現在の山口県萩市呉服町)、伊藤博文は「隣村」(熊毛郡束荷村=現在の山口県光市束荷)の出身だ。だが両者の関係は先に述べた通りである(上忍、下忍)。また伊藤博文は(大室寅之祐を監視、育成するために)「田布施の大室家」に日参していた。少年時代、伊藤博文と大室寅之祐は「親分、子分の関係」だった(伊藤博文は力士隊の隊長、大室寅之祐は力士隊の隊員。二人は相撲を取って遊んでいた)。
右のような経緯と彼らの親密な関係を含め、ここでは彼ら全員を「田布施出身者」(関係者)と表記しておく。
<マスコミは「悪魔の手先」となっている>
<電通は「米国CIA」の別動隊>
・電通は「日本国最大の広告代理店」である。
・では米国は「電通」(米国CIAの別動隊)を使っていったいなにがしたいのか。彼らの目的はなにか。それは「日本国民の精神を徹底的に『破壊』すること」なのである。
・真面目な日本国民は「まさか」と言うかもしれないが、そのような真面目な人こそは(電通の広告に洗脳されて)「自らの精神が『破壊』されている」のである。余談になるが述べておく。
近年の日本国では「AKB48」という「女性アイドル・グループ」が存在する。あれが、「メイド・イン・電通」であることは「業界人の常識」だ。
最近では「AKB48のメンバーと電通社員のふしだらな写真」が流出して(「週刊文春」2015年4月9日号)、世間を騒がせたりもしているが、存在の起点を知れば不思議はない。本書の立場からは「悪魔が『日本人乙女』を食い物にしている」というだけだ。
<電通は「裸踊り」で仕事を取ってくる>
・クリエイティブディレクター、CMプランナーの岡康道(TUGBOAT代表)は、大学卒業後、電通に入社した。理由は「給料がよかった」からである。彼の言葉を引用する。
・では「電通の営業」とはいかなるものか、本書の立場からは「最低の仕事」である。
――ところが、広告会社の営業は異常とも言えるほど大変な職種でした。今の若い人には想像ができないかもしれませんが、得意先の接待は週に何度もあり、裸にネクタイで踊る余興など日常茶飯事。僕は酒が飲めなかったのでいつもシラフでやりましたよ(笑)。週末は、やはり得意先の引っ越しなど個人的な用事に駆り出され、「おい、トラックで来いよ、燃えないゴミがかなり出るからな」と廃棄物の処理までやらされました。同業者に仕事を取られるくらいならどんなことでもしろと言われましたからね。
・新聞やテレビなどのマスコミは「広告」で飯を食っている。その広告の大半を扱っているのが「電通」だ。その意味で電通は、マスコミの「影の支配者」なのだ。
だがその電通の現場はどのようなものか。得意先を前にしての「裸踊り」や「引っ越しの手伝い」だ。端的に言えば「電通は『裸踊り』で仕事を取ってくる」――。
こうして電通の営業が取ってきた仕事が、制作に回る。そしてそこで制作されたCMがテレビ電波で放送され、私たちはそれを見る。
<■透視=電通が「日本国の若者集団」を「殺しにかかっている」>
・現代世界に生きる日本国の若者は(生まれたときから)「電通の営業が『裸踊り』をして取ってきた仕事の結果である『広告』を見せられて育ってきた」のだ。その大半は「愚にもつかない代物」だ。これは「洗脳社会」「洗脳文化」「悲惨な文化」と言うしかない。そういうことであるならば(日本国の若者の意識の中で)「戦う意志が消滅する」のは「当然」だ。
・だがそのような若者に対しても、本書の立場からは述べておかなければならない。それは次のことである――。右の記事にあるように(自分らの調査結果を土台に)電通は「老後に不安を抱える若者が増えていることが背景にある」と分析する。だが本書の立場から言うならば、現代世界に生きる日本国の若者に「老後」などは存在しない。なぜならば、私たちふつうの日本国民は「戦争で殺されるから」である。近未来には「1億総皆殺しの時代」が待っている。
『マインドコントロール』
池田整治 ビジネス社 2015/4/10
<なぜ優秀な連中が、カルトの手中に落ちたのか?>
話をオウム事件に戻そう。
私が上九一色村のオウム施設に入ってまず驚いたのは、サリン製造用の大プラントの規模だった。化学専門の幹部によると、狂信的な信者だけで作れるような代物ではないとのこと。海外の軍事関係者の本格的な支援がなければとてもできない、と確信した。この時点で、北朝鮮軍やロシア軍との関係が噂されていたが、オウムのような新興の、つまり外国とのつながりの薄い宗教団体が、軍という国家レベルと直接交流するのは通常考えられない。当然、双方に共通の接点のある仲介組織や団体が想定された。あるいはオウムという教団自体が、そうした組織に操られていたとも考えられる。
何よりも恐怖を感じたのは、一流大学や大学院卒の優秀な若者たちを、このような狂気の集団へと帰依させ、自由に操ったマインドコントロールの巧妙さだった。
<世紀の茶番劇だった「東京裁判」>
・現在でも国際法上、国の交戦権、つまり戦争が認められている中で、戦争遂行という国事行為で個人が責任を問われることはない。残念ながら戦後60年以上経っても、地球上から戦争がなくなることはないが、この間に国が戦争を始めたことで個人が国際裁判にかけられた戦争がなくなることはないが、この間に国が戦争を始めたことで個人が国際裁判にかけられたことは一例もない。この東京裁判が最初で最後である。
<アメリカは金融寡頭制、個人競争社会、情報独占という視点で見よ>
・ここでは、アメリカ社会の特徴を端的に、「金融寡頭体制(金融支配体制)」「個人競争社会」「情報独占」というキーワードで説明してみたい。
アメリカの意志決定は、表向きの自由選挙で選ばれた合衆国大統領が行なっているように見えるが、実際はイルミナティ、あるいは300人委員会と呼ばれる厳然たる裏の統治機構が行なっている。彼らは33段階の階級構造となっていて、文字通りアメリカを裏から自由自在に動かす。彼ら自身、絶対に矢面に立つことはない。実業界、例えばその中のマスコミ業界も彼らの広報部に過ぎない。
彼らは複雑な選挙制度を作り、後継者を立て、意に適った大統領を選び、あたかも国民全員が選んだかのように選挙戦をショーアップする。バラク・オバマ大統領も彼らが選んだ。ある意味、坂本龍馬と同じである。大統領スタッフの出身母体を分析すれば、世界金融支配体制が次にどの分野で儲けようとしているのか、ほぼ予測がつく。
つまりアメリカ社会は、最深部に絶対権力を持つ①イルミナティ等寡頭体制があり、その彼らから指示を受けて②公的に統治する機構、そしてそういう機構自体さえ知らない③一般大衆層の三重構造となっている。その経済的な状況証拠が、アメリカのトップ1%の所有する富が全米資産の60%にも及ぶという事実だ。
・「個人競争社会」というのは、個人の自由を極端に最高の行動規範とした結果である。いかにより多く、他人より稼ぐか。つまりエゴが個人の道徳基準となり、やがて弱肉強食の競争社会に堕し、「自分だけ」「今だけ」「お金だけ」が思考の基準となり、自然との調和、地域社会における責任感は徐々に麻痺してしまう。
彼らの社会は、生まれたときから「競争」「コンテスト」の世界であり、心的癒しや共生・協調とは正反対の世界である。
・インターネットに流れる情報も、米国内の巨大コンピュータで蓄積・分析される。アメリカの真の強さは、こうした情報独占という面にある。その意味で、アメリカの絶対優位は当分ゆるぎないともいわれる。
『マインドコントロール 2』 今そこにある情報汚染
池田整治 ビジネス社 2011/3/5
・一連のテロ工作を指揮・実行した米軍部隊は、同じ米軍でも拙著『マインドコントロール』(ビジネス社刊)で指摘した5段階の社会層のうち、トップの「決して表に出ることなく、世界を裏から動かしている真の支配者グループ=世界金融支配体制」が指揮する軍である。
・兵器自体が違う。表の軍の兵器は地球に限定された16世紀の古い固定観念であるニュートン力学に基づく兵器体系だが、実行部隊である裏の軍の兵器は、宇宙本来の電磁力の物理法則に基づいて作られている。
米大統領でさえ政府施設内を自由に動けるわけではない。
ある場所に行けば、ガードに立っている軍人から「ここから先は大統領といえどもお通しできません。場合によっては射殺します」と警告を受ける。自由国家群の騎手であるはずの米国のこのような闇の真実や秘密を、果敢に真の愛国心から国民に公にしようとしたケネディ大統領は、その演説の直前に公衆の面前で射殺された。暗殺の真実さえいまだ公表されない。
つまり米大統領は、5段階の社会層のうち2番目の「真の支配者グループから直接指示を受け、表の世界の実際に働く権力者グループ」に過ぎないのだ。現在のオバマ大統領も彼らの操り人形である。オバマはやがて、経済上の国家破綻の責任を一身に背負わされ、悲劇的な退陣へと追い込まれるだろう。その後米国は、高度な軍事優先・専制国家体制化、つまり彼らの言うところの「世界統一政府」を目指すのだろうか。
<地球文明が次元進化することを手伝おうとする惑星間兄弟>
・我々が命の糧とする光や熱も、もともとは強力なプラズマ流、すなわち宇宙エネルギーの一部である。私たちは宇宙エネルギーの力で誕生し、生きているのだ。
・我々には素晴らしい惑星間兄弟がいる。
宇宙はフラクタル構造と言ったが、地球に地球人が住んでいるように、火星には火星人、近世には金星人が住んでいる。そう書くと、こいつは頭がどうかしているのかと思われる方がいるかもしれないが、これは事実である。
私との共著者(『転生会議』)である光明氏も魂との会話でそれらを確認し、私自身も過去に金星に生きていた人を存じ上げている。火星人、金星人といっても、太陽系内は同じ人類であるが、彼らのほうが数千年以上も文明が進んでいることも事実だ。
・金星は5次元世界にまで進化している。
いわゆる聖人的な人々であり、肉体も半物質・半霊体のようだ。会話もテレパシーによるものだ。その金星から地球が進化するために、3000人ほどが地球人の3次元レベルの肉体にまで自らを落とし込んで、手助けに来てくれている。これはありがたいことだ。
地球が今回、高度プラズマ帯に入るということを、彼らは喜んでいる。それをチャンスと考え、地球が3次元から5次元に進化するために、兄弟星である地球文明を手伝いに来ているのだ。
ちなみに火星の大気は地球の70パーセント、つまり地上高度2000メートルの層だ。ペルーのマチュ・ピチュ文明、日本の白山文明等、古代に宇宙からやって来たという伝承、言い伝え等も、彼らにとって、その高度が地球で最も住みやすい環境だったからかもしれない。
『アプ星で見て、知って、体験したこと』①
ヴラド・カペタノヴィッチ ヒカルランド 2012/9/26
<地球に居るアプ星人たち>
・「現在、地球にアプ星人はいるの?」
「もちろんだよ、イヴァンカ。僕たちは助けを必要とする者たちをサポートするため、宇宙中に散らばっているんだ。なぜって、これが僕たちの責務であり、生まれながらにして負っている陽性の使命だからだよ。これこそが、僕たちの存在理由なんだ」
・「そうだよ、メイは何年も前から既に地球にいる。地球人として生まれているんだ。たぶん今世紀半ばには、大きな進展をもたらすはずだよ。彼の陽性の助けを得て、地球のある地域は称賛すべき抜本的改革を成し遂げることになる。
一方ザイは今、ピー星にいる。20世紀半ば頃に、彼も再び地球人として生まれることになるかもしれない。地球人を精神的苦悩から救い出すためにね。その時、もし地球人が自ら開発した爆弾でまだ自滅していなければ、21世紀には、地球で大規模な陽性の改革が行われるだろうよ」
・「地球はアプ星の一部だったと、さっき言ったわよね。なら、男女共々、あなたたちが地球に連れてきたの?」
「ああ、アプ星から分離してずいぶんと後のことになるけどね。君たち地球人は、僕たちの一部なんだよ。先程も言ったとおり、地球は僕たちの星だった。僕たちは何回か地球入植を行なった。アプ星の爆発後、僕たちは超光速のスペースシップを完成させるまでに、何十万年もの歳月を費やしたんだ。そうなるまでは、宇宙旅行と言えば、僕たちの銀河内の惑星訪問に限られていたうえに、何百年もかけて旅行していたんだよ。
けれど、一旦こうした問題が解決されると、他の惑星へのサポートも増えた。ザイが物質の<分解>と<融合>の技術を完成させてからは、思考速度で宇宙旅行をすることさえ可能になったしね。こうして、地球人への援助は格段に強化されたんだよ。
事実、ザイが二度目の地球滞在から戻ってきて以来、アプ星人は地球とこの星の間をひっきりなしに行き来している。その大多数が、地球の人間として社会に溶け込むために赴く一方、他のアプ星人、要するに僕のような者は、地球に行って問題点を観察し、ここに戻ってくるんだ。その後、問題の解決策を練って、再び地球に戻り地球人を助けるんだよ」。
『銀河間トラベラー「アプ星人」との170時間』
<兄弟愛から地球を訪れるアプ星人との出会い>
・二人とも、なで肩で背が高く均整のとれた体つき。着ているものといえば、体にぴったりと密着した、奇妙な色の極薄ニット・ウエア。なんだか、アザラシの濡れた肌のような風合いです。巨大なレンズ豆に似た堕円形の物体、マシン。
<長身のアプ星人には、全民族の特徴の融合が見られる>
・彼らは長身でした。ですが、背丈からどこの民族かを特定することはできません。唯一の特徴といえば、なで肩と大変均整のとれた体つきです。彼らは、地球上の全民族の特徴が融合されたようなルックスだといえました。
・顔の形はアラブ人に似ていましたし、目はモンゴル人です。鼻はスカンジナビア風で、顎はインド人のような印象を与えました。また、肌の色は明るいバラ色です。
<銀河系外にあるアプ星>
・「数十億年前に、アプ星人が原子を最小微粒子に分解して以来のことよ。この業績のおかげで、私たちは、最も崇高な力を手に入れることができたの。例えば、不死、プラスイオンの制御能力、その他にもたくさん・・・」
・重力除去能力で巨大な石も運んでしまう。アプ星人は太古より人類を見守って来た。イエス・キリストも地球を陽性化したアプ星人の一人だった!
・「宇宙現象のせいでアプ星人が地球に通いにくくなってから、地球時間で5億年という年月が流れた。少し前から、つまり20世紀初頭から、地球が属している銀河は陽性のゾーンに入った。
・このゾーンは私たちの船や浮遊都市の航行には好都合なんだ。もし僕たちが何の問題もなくここに来ることができていれば、地球生活の多くの問題は既に解決されていたんだよ」
・国連創設の背景にアプ星人のバックアップがあった。ルーズベルト大統領にもアプ星人の働きかけがあった。エッセネ派の拠点クムランは、太古アプ星人の科学研究所だった!
<スクリーンに映されたペルーの未来の大惨事>
・引き続き、数多くの銀河誕生の発端となったアプ星の爆発以降、この地域で過去に発生した大災害の様子が次々と映し出されました。タイム・スクリーンによる過去の映写が終了すると、今度は、今後この地方が晒されることになる天変地異の投影が始まりました。
『アポロ計画の秘密』 驚異の映像とデータ
ウィリアム・ブライアン たま出版 2009/7
<宇宙飛行士たちのUFO遭遇体験―――>
・異星人による宇宙計画の監視は、明らかにマーキュリー計画から始まり、アポロ17号まで続いた。1963年、Cooperは、4周目のハワイ上空で、理解できない言語による奇妙な音声の送信を聞いた。そのテープは後に分析され、その音が地球上の言語ではないことが判明した。さらに最終周回軌道のオーストラリア上空で、彼は宇宙カプセルからUFOを目撃した。その追跡ステーションでも、200人を超える人々がそれを目撃したと言われている。
・ジェミニ12号までの各ミッションでは、おそらく1機ないしそれ以上のUFOが目撃されている。1966年のジェミニ9号ミッションが、無線の干渉のために中止された後、NASAは、テレビで、UFOあるいは未知の物体が宇宙飛行士たちによって何度も目撃された、という声明を発表した。
・ジェミニ4号のWhiteと Jim McDivittは、彼らの上や下を飛行する、卵型の銀色に輝く物体を目撃し、撮影した。それがそばを飛行したとき、ムービー・カメラによって5枚のコマが撮られた。そのフィルムは、半円形のような輝きと長い尾の光を持つ、卵型の物体を示している。
・管制センターの報告書によれば、コマンド・パイロットのJim McDivittは、宇宙空間に、突き出た大きなアームのようなものを持つ、もう一つの物体を見ている。また、その報告書には、彼がその物体を撮影しようとしたけれども、太陽光のためにそれが困難だったことも記されている。
・ジェミニ7号が、UFOと、宇宙カプセルのそばを飛び回るたくさんの小片に遭遇したことは重要である。銀色のUFOは、ロケットのブースターではなかった。ブースターは、UFOと一緒に確認されていた。
NASAは、他のミッションで観察されたその小片が、尿のしずく、あるいは宇宙船から剥がれ落ちた塗料の破片であるとしていた。
・ジェミニ・ミッションを含め、多くのUFO目撃事件が存在するけれども、最も貴重な情報は、アポロのフライトから提供された。
月を周回しているときに、アポロ8号の宇宙飛行士たちは、おそらく“円盤型の”物体を目撃し、“目がくらむような光”と“がまんできないほどの高周波ノイズ”を経験した。
・その後、彼らは、再びまばゆい光を放つ物体を目撃し、“宇宙カプセル内で内部熱を発生させる波動”を経験した。その宇宙船はコントロールを回復する前に縦揺れを起こし、針路がそれ始めた。宇宙飛行士たちが月の東端を曲がってきたとき、宇宙船の冷却装置のラジエーターの水が全て蒸発し、その補充が必要になったことも重要である。
<人類初の月着陸には異星人が待っていた―――>
・アポロ11号とUFOとの最初の遭遇は、そのフライト中に起きた。宇宙飛行士たちは、彼らと月の間に現れた未知の物体を目撃した。
だが、それはブースター・ロケットであった可能性もある。
帰還後のブリーフィングにおいて、Aldrinは、その目撃と同じ頃に、彼らはハイ・ゲイン(無線異常)の障害に悩まされたと述べた。
・ある秘密の情報筋によれば、ArmstrongとAldrinが月に着陸した後、巨大なUFO群がクレーターの向こう側に並んで宇宙飛行士たちを監視していた、と言われている。
この事件は、1979年9月11日付のNational Enquirer紙でも紹介された。
その話の中で、NASAの前顧問は、この事件は本当であるが、隠蔽されたと主張している。その記事によれば、その遭遇事件は、NASAでは誰もが知っている事実であった。
・読者は、NASAのUFO目撃事件に関する情報があまりにも限られていて、疑わしいと感じられるかもしれない。もしその報告がそれだけで評価されるなら、そのケースは決して証明されることはないだろう。しかし、残っている証拠の全てと、これまでに提出された全ての証拠を繋ぎ合わせるなら、その事件の信頼度は増すことになる。
<UFO出現に伴う電磁的障害―――>
・アポロ12号は、離陸の少し後で、危うく停電を起こすところだった。宇宙船は、打ち上げの36秒半後と52秒後に、稲妻に打たれたようにもみえた。しかし、その地域に雷雨はなかったので、その事件は別の観点から説明されねばならなかった。
何人かの人々は、ロケットが電離した排出ガスから地面に対する導体を生み出し、しかも雷が宇宙船を通じて放電したと考えた。しかし、アポロ12号が月に向かったとき、ヨーロッパの天文台は、宇宙船の付近にあった2つの未知の物体を報告したと言われている。
その1つは、アポロ12号を追跡しているように見えた。
別の物体は、宇宙船の手前にあった。
翌日、宇宙飛行士たちは、約132,000マイル離れた2機のUFO、もしくは国籍不明機を報告した。そして、管制センターとの会話中に、その物体の1つが高速で離れていった。
・電子機器の誤作動、UFOの目撃、そして発光する小片は、それぞれ関連した現象であると思われる。その関係を検討するなら、宇宙飛行士たちに実際に起きたことについてたくさんの情報が得られるだろう。
・UFOは、何人かの宇宙飛行士によって目撃されたと言われている。
UFOがNASAの宇宙船のすぐ近くに来たとき、これらの“宇宙ホタル”の粒子が大量に集中したのかもしれない。この粒子は、電荷を運び、宇宙船の材料を容易に貫通すると考えられる。もし、これらが、宇宙空間の物質や他の粒子と互いに作用しあって崩壊するなら、宇宙飛行士たちは、それを宇宙船の内と外で見ることになっただろう。
・これらの粒子の宇宙船に対する影響が、電気システムの過負荷や、無線通信回路のノイズを引き起こすことになったと考えられる。その粒子がUFOによって高濃度で放出されると、その近くにある物体は、過負荷やショートを引き起こす程度までそれらに包まれるのであろう。たとえば、アポロ10号の誘導システムは、接近するUFOからの、これらの粒子によってショートを起こしたのかもしれない。
・アポロ8号の宇宙飛行士たちが経験したといわれる内部熱も、これらの粒子の結果だと考えられる。UFOがアポロ8号のカプセルに近づくと、これらの高密度の粒子が宇宙船を透過して大量の熱を放出したのだろう。
<多発した無線機の異常―――>
・アポロ11号の宇宙飛行士たちが月へのフライト中にUFOを目撃したとき、Aidrinは、帰還後のブリーフィングにおいて、ハイ・ゲイン(無線異常)の問題があったことを指摘した。これは、他の事件と同じパターンである。UFOのエネルギー場は、明らかに無線機の混信を引き起こした。
・アポロ12号の雷による電気障害も、彼らの近くで発見されたといわれるUFOが原因だったのかもしれない。興味深いことに、前のミッションと同じ無線機のノイズと音が聞かれている。
・電子機器の誤作動は月への行程のほとんどで起きたようなので、UFOは、宇宙飛行士が落ち着けないくらいに接近していたに違いない。
『フリーメーソンの秘密』
株式会社レッカ社 PHP研究所 2010/3/26
<フリーメイソンは、世の中で起こるすべてのことに関わっている>
・そもそも、フリーメイソンとはどんな団体なのか?詳しくは本文に譲るとして、その源流はイギリス生まれの石工職人団体に求めることができ、現在では会員たちの親睦を深める友愛団体として発展しているという。しかし、秘密結社という性格上その活動には謎が多く、フリーメイソンにも常に憶測、噂、陰謀説がつきまとう。
・そこで今回、世界最大の秘密結社の実像を突き止めるべく、さまざまな文献を当たってみた。すると面白いことに、世界中のあらゆる出来事にフリーメイソンが関与しているとされていることがわかった。
アメリカの建国、ケネディ暗殺、薩長同盟、江戸無血開城などに関与したのがフリーメイソンだというのだ。
ならばいっそのこと、これらすべてのことにフリーメイソンが関わっているとして、どうして関わったのか、いかにして関わったのかという視点でまとめてみたのが本書である。
<ケネディ暗殺の裏側にフリーメイソンと関係の深い外交問題評議会の陰謀あり?>
・20世紀最大の謎とされ、世界を震撼させたケネディ大統領暗殺事件。犯人としてオズワルドという人物が逮捕されたが、その直後オズワルド自身も殺された。どうにも歯切れの悪い幕引きであったため、未だに陰謀説がささやかれている。そして、諸説ある中でも根強いのが、フリーメイソンによる暗殺説である。
・1963年11月22日、テキサス州ダラスのトレードマートに向かってパレードをしてる最中に、ジョン・F・ケネディは何者かに撃たれ、帰らぬ人となる。
・ケネディが撃たれてから、わずか1時間20分後、リー・ハーヴェイ・オズワルドが、ケネディ暗殺の犯人として逮捕される。しかし、オズワルドは、一貫して「はめられた」と言うばかりだった。そして逮捕から2日後の11月24日、オズワルドは留置場から刑務所に移送中、ジャック・ルビーという人物によって射殺され、あっけなくこの世を去った。
・しかし、犯人が捕まったにもかかわらず、世間には釈然としないものがあった。オズワルドは、パレードのコースにほど近い教科書倉庫からライフルによってケネディを銃撃したとしているが、オズワルドのライフルは旧式で、ケネディに命中させるには相当の技術が必要だったからだ。
しかも、ケネディの脳はうしろ向きに飛び散っているため、前方から銃弾が撃ちこまれたと誰しもが思うところである。射撃された時刻、オズワルドのいた教科書倉庫はケネディの後方にあった。さらにおかしなことに、オズワルドはパレードのほんの1ヵ月前に教科書倉庫への就職が決まったばかりだったというのだ。
・大統領としての最後の仕事となったダラス遊説は、暗殺のあった年の6月に、当時の副大統領リンドン・ジョンソンとの話し合いで決定されている。翌年に行われる次期大統領選に向けての選挙活動の一環と位置づけられる遊説であり、ジョンソンの出身地でもあったためにダラスが選ばれた。
・実は、アメリカには外交政策を決定する外交問題評議会、通称CFRという機関がある。CFRは1921年に設立された数千名の非営利団体である。名誉会長をディヴィッド・ロックフェラーが務め、ニューヨークにある外交問題評議会本部ビルは、ロックフェラーが寄付している。そしてメンバーのほとんどはメイソンだといわれている。
ケネディもこの評議会のメンバーではあったが、外交面でCFRと意見の相違があったことから、暗殺されたのではないかと囁かれている。
<UFOに関する機密を発表しようとしたことが暗殺の原因!?>
・ケネディ暗殺にはもうひとつ、UFOと関わる陰謀説もある。アメリカでは、1947年に第509爆撃航空軍の職員が、ロズウェル付近の牧場から空飛ぶ円盤の破片を採取したという報告があったが、その後すぐに、回収した破片は円盤ではなく、気象観測用の気球であったとされ、報告は撤回された。
・この事件は、「ロズウェル事件」と呼ばれ、数々のUFO専門家によって真相が研究されたり、人々の注目を浴びたりすることになる。日本でも幾度となくテレビ番組で取り上げられているので、ご存知のことだろう。2007年には、一連の事件の報道官を務めていたウォルター・ホウト大尉の遺書に、「回収されたのはまぎれもなくUFOの一部だった」と書かれてあったため、話題が再燃した。
・アメリカは、なんらかの原因で、この事件をなかったことにしようとしていたのではないか。あるいは、宇宙人の持つ技術力を、アメリカ国外に知られたくなかったという説や、宇宙人を人類に紹介するには時期尚早だったからなど、いろんな説がある。
ちなみに、ステルス爆撃機、レーザー&粒子ビーム兵器、暗視装置、集積回路、ミサイル追跡システムは、宇宙人から教わった技術であるともいわれている。
こういった技術を独り占めにしようとした陣営=フリーメイソンと、ケネディとの意見の相違から、暗殺につながったのではないかという説もあるようだ。
『宇宙の古代遺跡』
「月・火星他文明の痕跡」「宇宙の謎と不思議」を探求!
深沢久夫 編著 Gakken 2008/10
<火星のオリオン・ミステリー>
<宇宙文明の存在を示唆するものか?>
・古代火星文明の建設者と古代地球文明の建設者には密接な関わりがあった――この仮説の証拠として、火星のシドニア地区とイギリスのエイブベリー地区の符合を紹介したが、さらに壮大な規模の符合が存在する
ことが明らかになっている。
地球において符合の対象となるのは、ギザの三大ピラミッドだ。これらがオリオンの三つ星の配置と一致しているという説は、ピラミッド研究家のロバート・ボーヴァルが著書『オリオン・ミステリー』で明らかにしている。
・古代エジプトのピラミッドはオリオン信仰をもとに建造され、オリオン座の南中高度と一致する約1万年前がその時期にあたる、というものだ。
実は、オリオンの三つ星の配置と一致する地形が、火星にも存在する。それはタルシス三山と呼ばれる火山群で、いずれも裾野の広がりの直径が400キロ、高さが20キロを超える巨大な山塊である。この三山を構成するアスクレウス山、パボニス山、アルシア山の配置が、アルニタク、アルニラム、ミンタカと呼ばれるオリオンの三つ星の配置とぴったり一致する。
・ということは、火星のタルシス三山は、ギザの三大ピラミッドの配置とも一致するということになる。つまり、北から南へ、クフ王のピラミッドがアスクレウス山、そしてメンカウラー王のピラミッドがアルシア山という具合に対応しているのだ。
・火星のタルシス三山と地球の三大ピラミッドが同一の配置にある。この符号は、単なる偶然の一致なのだろうか?いや、そうではない。偶然でないことを示す傍証が、数多く存在する。たとえば、エジプトのピラミッド建設の基礎となった数的最小単位キュビト(1キュビト=約42.65センチ)だが、これは火星の円周距離2万1333キロの5000分の1に当たる。
・また、ギザの三大ピラミッドが、Φ比例(黄金分割)やπ(円周率)e(自然対数の底)を基本として配置・建造されていることはよく知られている事実だ。これらの定数が、火星のD&Mピラミッドやほかの構造物群の配置や構造にも見られることは、別項においてすでに述べたとおりである。
・こうした火星と地球、さらにはオリオンの三つ星との符合――そこには、火星と地球を結ぶ壮大な宇宙文明の存在が感じられる。
・では、火星と地球を結ぶ宇宙文明の建設者は、オリオンの三つ星を大地にしるすことによって、何を表現しようとしたのか?そこにはどのような叡智が隠されているのだろう?
・これについて、エジプト学者ナイジェル・アップルビーが意味深長な指摘をしている。アップルビーによれば、ギザの地下には失われた超古代文明の叡智を保管した「記録の宝庫」が存在するという。そして、オリオンの三つ星がギザの大ピラミッドの真上にくるとき、シリウスの真下にくるのが、その「記録の宝庫」なのだという。
・火星と地球を結ぶ宇宙文明、失われた超古代文明、そして失われた叡智――にわかには信じがたい話ばかりである。しかし、火星ピラミッドの真の意味が解明された暁には、すべての謎が解けるに違いない。地球の古代文明の鍵を握るものこそ、火星なのである。
『あなたはいまスターシードとして目覚める』
限りない愛を受ける存在 シリウスの超叡智3
パトリシア・コーり 徳間書店 2011/9/30
<四つのマスター種族とは>
・地球では白人種と定義されている「エリエン」のルーツはオリオン星雲にあります。テクノロジーが進化した彼らの文明は、銀河系間の移動といった難題を克服して遠方への宇宙旅行さえも可能にしました。
・オリオン星雲の中心星から数えて5番目にあたる彼らの星は、太陽光の量も少なく、比較的低温です。その厳しい物理的条件を考えると、彼らは、最もデリケートな遺伝物質を人類のマトリックスに組み込んだと言えるでしょう。色素が少ないために肌が抜けるように白いのでラ―の強い放射線からほぼ完全に身を守る必要があったのです。
<あなた方はもはや孤独な存在ではない>
・「エイリアン・ネイション(異星人国家)」つまり惑星間の提携、移動、文化交流、遺伝子混合のための連邦機関においては、地球人の知らない交流や取引が行われています。物質宇宙は生命であふれ驚異に満ちているのです。そして、地球と同様に光の存在と闇の勢力の間で、さまざまなレベルにおいての戦いが断続的に起こっています。
・考えてもみてください。異世界の生命体がこれほどまで、かたくなにあなた方の前に姿を現そうとしないのは実に不思議だと思いませんか?
その一方で、地球のオーラ体のすぐ近くまで母船に乗って旅してきたグループもいます。この生物の原型は、タイム・トラベラーであるジーン・ロッデンベリー(訳注;SFシリーズ『スター・トレック』を生み出したテレビ・映画プロデューサー)によってあなた方に紹介されましたが、彼がSF物語という形で表現した銀河連邦の活動が決してフィクションなどではないのです。
<つまり彼らはあなた方の苦しみを理解しているのです>
・多次元宇宙の内のパラレル・ユニバース(並行宇宙)から異次元を旅して地球にやってきた意識を持った存在は、あなたと一緒にそして、あなたの内側で活動しています。物質領域では多次元宇宙とはまったく違った人生の展望としてドラマが繰り広げられているのですが、あなたが物質次元から上昇するにしたがって、物理的な現実が無時間性において結晶化された思考の投影のホログラムであり、魂のトレーニングの場であることを認識するようになるでしょう。
『NASA秘録』
秘密組織が隠蔽する宇宙の人工遺物
リチャード・ホーグランド / マイク・バラ 学習研究社 2009/7
<月面着陸捏造説の黒幕>
・「それ[地球外生命体]との直接の遭遇は、今後20年は起きないと考えられる(知的生命体の技術が地球に到達できるほど、われわれのそれをしのいではいない、という前提である)。ただし、そのような生命体が残した人工物が、[NASAによる]月や火星、金星などの探査によって発見される可能性はある」
・NASAが初期の探査で発見し、隠蔽したのは、ブルッキングズ研究所が予測したような人工遺物、それもはるか昔、太陽系をまたぐ高度な文明が月面に残した驚愕すべき人工物だったのである。
・本書の分析に基づけば、NASAの月探査計画はスタート当初から、一種の「エイリアン探索」とそれにつづく「人工物の採取」計画だと考えていい。
・ところが、2年後の1963年9月20日、ケネディは国連総会で、アメリカとソ連は月探査の“レース”を中止し、協力しあおうじゃないかと提案した。
この豹変は、アポロ計画に裏の目的があったことを露呈したに等しい。つまり、主目的はソ連に勝つことではなく、気の遠くなる歳月、月面で発見されるのを待ちつづけた超高度なテクノロジーの遺物を見つけて地球に持ち帰ること、さらにそれをソ連と共有することだったのだ。が、なぜか奇妙なことに、国連でのこの提案からわずか2か月後、ケネディ大統領は暗殺された――
・さて、発見物を隠蔽せよとそそのかした者たちは、われらがテクノロジーの時代のパイオニア、宇宙科学とロケット工学の先駆者でもあった。そしてその多くが秘密の過去をもっていた。理性的思考や社会通念から逸脱した発想をするドイツ人、エジプト人、イギリス人、アメリカ人だ。そんな“過激分子”はNASAのなかで大きく3つのグループに分けられる。本書では彼らを「魔術師」「フリーメイソン」「ナチ」と呼び、別個のグループとして扱っていく。
・この3つのセクトは、著名な人物に率いられ、さほど著名でない者たちによって支えられている。そして人類の宇宙開発計画に、それぞれ勝手な計略を重ねているのだ。彼らは古代宗教や神秘主義の異様な教義を信奉しているくせに、教養とは真逆の理性的な科学、実権主義の象徴としてNASAを喧伝する。
・それでもアポロ計画が17号でいきなり打ち切られたのは、月面に存在する人工物の数やタイプがはっきりし、アポロの乗員が標本を持ち帰ったからにほかならない。
打ち切りの理由は膨らむ予算などではなく、アポロの秘密のミッションが首尾よく完了したからなのだ。それが歴史に残る月旅行が突然休止された真の理由であり、以後30年以上、ひとりとして月面に到達しなかったおおもとの理由である。
・最初のルナ・オービター(月周回衛星)が撮影した写真で、何もかもが――人工遺物の存在、その規模、太陽系で一か所とは限らないこと、つくり手はなぜ姿を消したかが、はっきりした。
太陽系をまたいで、とてつもなく強大かつ高度な文明が存在し、忽然と消えて、NASAの原始的な探査で再発見されたのだ。その文明は、太陽系をつつみこむ一連の大変動によってかき消えてしまった。
<ケネディ暗殺、陰謀説>
・ケネディが「大統領と報道機関」で触れた“秘密結社”は当初、ケネディの過激な考えにも目をつむっていた。ソ連がケネディ案を拒絶しつづけるとふんだからだが、ここにきてフルシチョフが突然態度を変えた。ケネディがどうしてもソ連に情報・技術を伝える気なら、あるまじき隠蔽を強要した権力は、ケネディを抹殺する以外にない。
・軍と諜報組織が共謀して暗殺したかどうかは、とりあえず問題ではないだろう。犯人はオズワルドひとりかどうかが最大のポイントであり、もしふたりめの狙撃手がダラスのディーリー・プラザにいたとすれば、陰謀による暗殺ということで決まりだ。
・あの朝、リー・ハーヴィー・オズワルドがテキサス学校教科書倉庫にいたこと、大統領を狙撃し、その銃弾が致命傷になったらしいことは疑いの余地がないと思われる。では、陰謀説が唱えるように、暗殺犯はオズワルド以外にもいるのだろうか?
<秘密組織の陰謀を暴く>
<エジプトの神々――イシス、オシリス、ホルス、セト>
・エジプトでは、この物語と星をからめて、オリオン座はオシリスを、牡牛座はセトを、獅子座はホルスをあらわし、巨星シリウスは生命と養育の女神、オシリスの妹にして妻たるイシスの化身とされている。
・しかし、いくらオリオン座/オシリス、シリウス/イシス、獅子座/ホルスが古代エジプト人にとって重要だったにせよ、それがアメリカ合衆国が公式に行う月探査の象徴に使われるとは、いったいどういうことだろう?しかもプロジェクトの名称はギリシアの“太陽神”アポロだ。なぜ、たとえば、ギリシアの月の女神アルテミス(ダイアナ)ではないのか?
・答えは単純明快――“アポロ”は、じつは、“ホルス”だからだ。これはギリシア神話や、それに先立つエジプト神話から派生した物語を詳しく調べてみればわかる。ホルスはアポロ同様、太陽の神なのだ(奇妙なことに火星も支配しているが)。
・シリウスは、オリオン座/オシリスとともに、エジプトの神話体系の中核に位置するだけではなく、古代エジプトの暦の要でもある。
〈解説 並木伸一郎〉
<NASAが画策する火星と月探査に秘された陰謀の内幕を大胆かつ詳細に暴露した超大作>
<かつて火星に超古代文明が存在したのではないか、という仮説>
・ホーグランドによれば、NASA内部では真実を公開しようとする一派と隠蔽しようとする一派が対立しているからだという。それが本書の主題――。
・肝心の情報隠蔽工作の理由について、ホーグランドはこう語った。
「NASAが、地球外文明の遺産を発見したからだよ。その真相を隠すため、さまざまな陰謀を張りめぐらせてきたんだ」
・なお、本書には載っていないが、ホーグランドらの調査で、月や火星ばかりでなく、最近では土星や木星の衛星にも異常構造物が発見されている。もちろん、遺物をのこしたのは、地球人ではない。異星人である。それもただの異星人ではない。
・ホーグランドも指摘しているが、それは創造神とでも呼ぶべき、超人たちである。この人類の種を地上に蒔いたとされる偉大なる存在は、地球の多くの文明で神々や英雄として記憶され、エジプトやシュメールなどの古代儀式によって崇拝され、『聖書』にも、「神とその天使」として記述されている。そのクリエーターの正体は、ゼカリア・シッチンの研究で主張される第13番惑星ニビルから飛来した神アヌンナキなのか、ロバート・テンプルの研究で発覚したシリウス星系から飛来したという水陸両棲の知的生命体ノンモなのかはわからない。
・だが世界各地に残る神話・伝説、そして降臨してきた神々の存在を丹念に調べていくと、必ずこうした異星人飛来仮説に到達してしまう。もしかしたら、彼らが太陽系を創造し、火星や地球に文明を興してきたのかもしれないのだ、と。
・では、NASAの真の目的が地球外文明の遺産の独占であるとすれば、その首謀者は誰なのか。そのヒントになるのがNASAにうごめく秘密組織の存在だ。NASA内部には、いまなおナチや秘密結社が君臨する。本書では、その絡み合った人脈が興味深い内容で、具体的な証拠とともに明らかにされていく。彼らこそが古代の叡智、古代宗教、そして神秘主義など、オカルト的な教義の信奉者たちであり、現在のNASAを牛耳っているのだ。
これまでのホーグランドの著作はNASAが公開した画像に主眼があったが、本書はついにその虚飾にまみれた本丸に切り込んだ点で評価されている
・水面下で、NASA内部の公開派と隠蔽派の駆け引きが進行中と見て間違いないだろう。
・もし、ホーグランドが主張する異星人とのコンタクトが現実のものとなれば、遠くない将来、地球文明は危機的状況に陥ることになる。われわれは、それを、ただ手をこまねいて見ているしかないのだろうか・・・。
『マッドサイエンティストの夢』 理性のきしみ
ディヴィッド・J.スカル 青土社 2000/7
<『コミュニオン――異星人遭遇全記録』>
・1987年に、元ホラー作家のホイットリー・ストリーバーが、ベスト・セラーになった本『コミュニオン――異星人遭遇全記録』でセンセーションを巻き起こした。その称するところでは彼自身がエイリアンに誘拐された体験に基づく実話だという。お得意の鳥肌が立つような趣向を凝らして、ニューヨーク州北部にある週末を過ごすための自宅で、小さな宇宙人の集団に繰り返し訪問されたり、誘拐されたりしたと語っている。その中には、『UFOとの遭遇』や『未知との遭遇』で大衆に広まった古典的な「小さな灰色」の宇宙人も含まれていた。彼の体験は不安による記憶喪失症によって覆い隠されていたが、ベンジャミン・サイモン指揮に、退行催眠療法によって思い出された。ストリーバーの受けた儀式的な医学検査には、ベティ・ヒルの侵入する「妊娠検査」のヴァリエーションで、三角形をした、針金が突き出た、少なくとも脚の長さぐらいある、「醜悪」だがハイテクの肛門プローブによって強姦されたことも含まれていた。
・アメリカの大手出版社がSFに見えるものをノンフィクションとして出したのは、『コミュニオン』が初めてのことではなかった。デヴィッド・ローヴィックの『複製人間の誕生』は、メディアによって惜しみなく宣伝された。同様に、『コミュニオン』もフィクションとして出版されていたなら決してそうはならなかっただろうが、宣伝で大当たりした。ビーチ・ツリー・ブックスの出版社、ジェームズ・ランディスは「この本をフィクションとして出版するかどうかについて議論の余地はなかった。この本は『コミュニオン――実話』として登場したのであり、われわれもそういうものとしてこの本を出した」と力説していた。しかしランディスはサブリミナルに訴えるウィンクを意図してか、こうも言っている。「この回想録の信憑性を疑うくらいなら、ハリウッドの俳優や女優の自叙伝の信憑性も疑う」。
・SF作家のトーマス・M・ディシュは『ネーション』誌で『コミュニオン』を評し、こう記している。もしかすると控えめな言い方かもしれない。「ホイットリー・ストリーバーが噓をついていないのなら、『コミュニオン』は1年に1冊、10年に1冊、1世紀に1冊出るか出ないかの本、いや、今までに出版された中でも最も重要な本と見なさなければならない」。SF作家であり天体物理学者であるグレゴリー・ベンフォードは『パブリシャーズ・ウィークリー』誌にこう書く。『コミュニオン』が表しているのは、「出版業界の嘆かわしい傾向だ。出版業界は、けばけばしく飾り立てたポチョムキンの村(ボール紙で作った外観だけ立派な見せかけの村)さながらに、科学に対する社会一般の破廉恥で不合理な行動に迎合しているのだ。シャリー・マクレーン(霊的存在との交信)やブライディー・マーフィー(生まれかわり)のサブ・ジャンルが再び出てきたことは、われわれのテクノロジーにもかかわらず、実際にはわれわれの社会は根底から合理的ではないのだと戒めてくれる」。
<ロズウェル>
・1980年代は「蘇ったロズウェル」熱も高まり、最初のロズウェル物語に最新のエイリアンというおまけをつけて装いを新たにした本や、記事や、漠然とした憶測が次々と現れた。1980年には、チャールズ・バーリッツとウィリアム・L・ムーアによる『ロズウェルUFO回収事件』という本が、軍は円盤の破片ばかりか小さな体に巨大な頭を持った乗組員の4体の死体まで回収していたと主張した。彼らの外観は、『2001年宇宙の旅』や『UFOとの遭遇』や『未知との遭遇』の結果として、1970年代に新たに出現した宇宙人の異様な胎児の容貌と一致していた。4人組のうち1人は軍医の看護によって数週間生き続け、その後、傷がもとで死んだと言われた。死体はドライアイスの中に詰め込まれ、オハイオ州デイトンにあるライト・パターソン空軍基地へ輸送され、永久保存されていると言われているが、どれも直接得た証言ではなかった。ジェシー・マーシャルは死んだエイリアンのことは話していなかったし、その他の話――亡くなった軍人を初めとする人々の家族や知り合いによって語られた、また聞きの話――を立証する手立てはない。
・トーマス・M・ディシュは、ホイットリー・ストリーバーの『コミュニオン』について『ネーション』誌に書評を載せ、この本が、ホラー小説のアンソロジーの中で以前に発表されたストリーバーの『苦痛』と題されたSM小説の主題の焼き直しであることを指摘している。ディシュは次のように推測する。「ストリーバーは『典型的なアブダクション体験』と屈従と支配の儀礼との間に想像上の方程式を作り、一般にかなり信じやすい素朴な人々の集まりであるUFO研究家にはそれまで開発されることのなかった鉱脈を探り当てたことに気がついた。しかしながら
『コミュニオン』の中にこのような明瞭な類似点を引き出していたら、この種の本がターゲットにしている読者を遠ざけてしまうことになりかねなかったし、数あるストリーバーの推測の中には、話の隠喩的な前提を検証したり、うかがわせたりするものは何もない……」。
<『Xファイル』>
・『Xファイル』――クルス・カーターが制作し、1990年代半ばにはフォックス・ネットワークの看板番組の1つになった番組――は、『未知との遭遇』が科学や政府や地球外生物との関係についてその楽観的なメッセージを広めた比較的陽気だった70年代末と、底無しの文化的シニシズムに満ちた世紀末との間に社会一般の風潮が変容したことを明らかにした。『Xファイル』はスピルバーグ風の楽天性を非常に苦くしたようなもので、UFOアブダクションに政府が共謀していることや、それにからんだ隠蔽工作をはじめとし、超常現象や連続殺人犯や、果ては(ときには)吸血鬼や狼人間まで扱った奇妙なサブプロットが盛りだくさんの、陰謀説の迷宮である。
・番組を一つにつないでいるものは、「真実はそこにある」(番組の主なクレジットタイトルが流れる間に現れるスローガン)というぼんやりとした確信である。もっとも真実は、決まって政府高官や軍・軍事産業タイプの人々や科学者たちの手によって揉み消されてしまい、彼らの多くは残しておいた方がいいものを勝手に改竄してしまう。主な登場人物のフォックス・モルダー(ディヴィッド・ドゥカヴニー)やダナ・スカリー(ジリアン・アンダーソン)は、米国連邦捜査局のはなはだしく異例の事件を調査する捜査官である。モルダーは忠実なUFO信奉者(彼の妹は子供のときにエイリアンにさらわれて、そのまま帰ってこない)であり、スカリーは懐疑派である。皮肉にも二人の役者は、典型的なエイリアンの誘拐犯に匹敵するほど感情の起伏を抑えている。
・1996年の秋、NBCテレビは『Xファイル』に奥の手で対抗しようと、そこまでやるかというほどの娯楽用の前提を立て、5年間のシリーズとして計画した『ダークスカイ』の放映を開始した。番組の前提とはすなわち、ロズウェル事件から2000年までに起こったあらゆる歴史的文化的出来事――その中には、たとえば、ケネディ暗殺、ビートルズ、謎の家畜変死事件、ジョージ・ブッシュの大統領就任等々――はすべて地球外生物の入植地化と結びつく、あるいはその見地から説明できるというものである。アート・ベルの番組にも『ダークスカイ』にも、意図的と思われる自らを茶化しているようなところが強烈にあるが、私がここ数年で出会った、情報源が何であろうとほとんどすべてのエイリアン神話を暴かれた真実として鵜呑みにしてしまう人々の数には愕然とさせられる。彼らには娯楽報道番組と本物の情報との区別がつかなくなっているらしい。
・『未知との遭遇』のような映画や、『コミュニオン』や『イントゥルーダー』のような本で提供され、大衆に広まった今では古典的になったエイリアンの原型は、地球外や異次元からの訪問者よりも、科学とテクノロジーに駆り立てられ消費されている世界におけるわれわれ自身の自己像と関係が深い。たとえもしエイリアンの死体が実際にライトパターソン空軍基地に現存していようと、エイリアンとの接触の証拠を揉み消そうとした政府の途方もない陰謀が大掛かりに隠蔽された事実であろうと、エイリアンのイメージの真の文化的役割は、本質的に地球上のもので自己陶酔的だった――それは宇宙時代にわれわれが共有するドリアン・グレイの肖像なのだ。青白く、衰弱した、すべてが脳で筋肉組織がなく、感情がなく、のぞき見趣味で、無表情な見開いた目を通して情報を吸収する空飛ぶ円盤の住民は、科学者という人物像をあからさまに喚起する――それは「人間」の見せかけをすべて剥いだマッド・サイエンティストなのだ。
・アブダクション物語は、つまりは神秘的ですべてを支配しているテクノロジーにわれわれが直面したときに感じる、疎外感についてのポップ寓話なのだ。
・つまるところ、アブダクションの本質は、意図的ではないにしても正確にストリーバーによる『コミュニオン』の最も見苦しい場面にとらえられている。手に負えない合理性という診察台に縛りつけられ、自由も尊厳も奪われ、エドヴァルト・ムンクの「叫び」に出てくる人物さながらの現代の怪物によって検査され、強姦され、われわれはもがき、抗議するが、最後にはついに、行ってみれば、降参する。テクノの侵入者たちは純然たる理性の光にぶつかりながら、日の当たらない場所を進むのである。
『変性意識の舞台―新しいシャーマニズムのステージ』
(菅靖彦)(青土社) 1995/6
<アブダクティ(被誘拐者)>
・「アブダクティ(被誘拐者)」によるエイリアンの描写には、様々なバリエーションがあるようだが、基本的な共通性もあることが指摘されている。もっとも頻繁に報告されるエイリアンの特徴は、小柄で大きな頭を持ち頭髪はなく、黒い大きな目(これがエイリアンを際立たせる最も目立つ特徴だと見なされている)を持っているということである。
・ほとんど鼻孔だけの鼻、細い割れ目のような口、指が3,4本しかない手の付いた長い腕、細い肩と胸、先細りの足などが、他の特徴だ。普通、耳はついていない。
・作家のストリーバーの寝室に侵入してきたのも、大体、このようなエイリアンだったらしい。ストリーバー自身が書いて、全米でセンセーションを巻き起こしたエイリアンによる誘拐体験記『コミュニオン』は、ベストセラーになり、UFO誘拐体験のプロセスを知るのに重要である。
<●●インターネット情報から●●>
『ダークスカイ』(原題:Dark Skies)は、 アメリカ合衆国のSFテレビドラマ(海外ドラマ)。NBCテレビで1996年9月21日から1997年5月31日まで放送された。全20回。
(あらすじ)
1961年、政治家志望の青年ジョン・ロエンガードは議員秘書として働く事になり、恋人のキム・セイヤーズと共にワシントンD.C.にやって来た。
最初の仕事である空軍の“ブルー・ブック計画”の調査の過程で、彼はUFOや宇宙人=“グレイ”の存在を調査する秘密組織「マジスティック・トゥエルヴ」(MJ-12)の存在を知り、その指揮下に入る事となるが、キム、さらには上司の議員までもが人間の体内に入り込み操る悪質な宇宙人=“ハイブ”(The Hive)に侵されてしまう。
キムを何とか救い出したジョンは、公には真実を隠ぺいし、そのためには非情な手段も厭わないMJ-12の体質に嫌気がさして組織を抜け出したため、裏切り者として追われる身となりながらも、 時のジョン・F・ケネディ大統領の弟ロバート・ケネディの協力を得て2人で真実を暴くべく闘う事を決意するのだった。
だが、2人の行く先々では次々と不可解な事件が起こる。そして、その影には常にグレイとMJ-12の存在があった…。
『UFO百科事典』
<レオン医師、パドロン>
・1976年6月のとある夕方、パドロン・レオン医師は、患者を治療するためにグランカナリア島内をタクシーで移動していた。
・タクシーが角を曲がった時、彼らは地面から少し浮いた状態で静止している透明な球体に遭遇した。その球体は、この時点で直径35フィート(11メートル弱)ほどあり、内部では、非常に長身の2体の生命体が装置を操作してるのが見えた。
・その生命体は、9から10フィート(3メートル前後)ほどの背があり、ぴったりした赤のカバーロールズに黒のヘルメットを身につけ、黒の手袋もしていたらしい。
ところが、さらにもっと奇妙な事件が待ち受けていた。その球体が20階建ての建物と同じ大きさまで膨張したのである!
<レティクル座ゼータⅠ・Ⅱ星>
・ヒル夫妻の遭遇事件の際、ベティは彼女を拉致した空飛ぶ円盤の機長から星図を見せられたことを覚えていた。
・ヒル夫妻を拉致したエイリアンは、北米大陸で何度も報告されているエイリアンと特に似ているといわれており、レティクル座ゼータⅠ・Ⅱ両星周辺の惑星から来たらしいことが、これを基に推測された。
<拉致>
・拉致されたという多数の証言によって、現代のUFO事件は複雑さを増した。拉致事件は、夜、寂しい道で車を走らせている場合に起こることが多く、ある程度孤立した状況下でUFOに捕まり、車外へ連れ出されると円盤に乗せられて、身体を調べられたり尋問されたりするというのが典型的な例である。最近の報告は、こうした拉致事件がどのような状況下でも起こりえることを物語っている。
寝室から連れ出される――こうしたケースでは、家の壁を通り抜けて連れ出される――こともあれば、昼日中に高層ビル街で拉致されることさえあるという。ある女性の事例は、パーティーの最中に拉致されたもので、まわりにはたくさんの人々がいたのだが、邪魔されないようにだれもが「スイッチを切られた」あるいは「その場に凍り付いてしまった」かのようであったという。
数時間もすると、車の中や家などに戻され、たいていは何が起こったのか思い出せないように記憶が消されてしまっているという。
<ラボックライト>
・V字形の発行体のパターンは、米テキサスラボック周辺で頻繁に目撃されているが、具体的な解釈は与えられていない。自然現象ととらえる他に、鳥の群れに下から光が当たったとする説、空飛ぶ円盤の編隊とする説も必然的に出ている。
・米国人同僚の話によると、観光客誘致の一環として、ラボックの町は「UFO見学ツアー」を始めたらしい。
<ラーマーヤナ>
・インドの写本ラーマーヤナには、現在ではわれわれがUFOと呼んでいるものとシータという名の少女との遭遇を描いた話がある。見知らぬ林の住人は恐ろしくも恥ずかしい行ないを見た。強力な武器を持つラークシャサ〔ヒンドゥー教の鬼の神〕が貧しくかよわい女を抱き上げた。
速さの翼を持ち、ロバにくびきをかけた天界の車に女を乗せた。車は黄金に光り輝き、インドラ〔ヴェーダの雨と雷の神〕の神馬のように速く……そして天界の車は駆け昇り、丘を越え、木の生い茂る谷を越えていった。
<妖精と民話の登場人物>
・ケルト民族に伝わっている妖精などの存在と拉致事件の報告との類似性はかねてから指摘されている。
・特に、奇妙な食べ物や失われた時間などの要素も含む、妖精の世界へと連れ去られた話は、すべてUFOによる拉致事件との共通性が見受けられる。
・それ以外にも、UFO現象は現代においても存在する神話なのかもしれないという説もある。
その答えがなんであれ、UFO現象は世界中で起こっており、ある意味ではその土地の伝説となっていることを示す証拠はある。ヨーロッパやスカンジナヴィアには多くの「小妖精」の民話があり、エイリアンが小人のようだったという目撃報告は多い。対して例えば、旧ソ連では巨人の伝説が多く残っており、エイリアンが巨人だったという目撃報告も数多くある。
<羽田空軍基地(日本)>
・1952年8月5日の夜、日本の羽田米空軍基地〔現在の羽田空港〕で空飛ぶ円盤の接近が目撃されている。管制塔のオペレーターが双眼鏡でその物体を調べたところ、明るい光が見え、その背後により大きな暗い形があったそうである。
・奇妙なことに円盤は、2つに割れ、それぞれ300ノット〔時速560キロ弱〕の猛スピードで飛び去った。
<寺内謙寿機長>
・1986年11月、アラスカ上空を飛んでいた日本航空の寺内謙寿機長の報告は少なくとも大きさに関して、驚くべきものであった。アンカレッジ空港への最終着陸準備に入っていた時、寺内氏と貨物輸送のフライト乗務員は、彼らのボーイング747ジャンボジェット機に光がついてくるのに気がついた。
寺内はすぐにその物体の影の大きさから、円盤型だが、やや球体で、少なくともその大きさは航空母艦の2倍はあると見積もった。
・1987年1月11日、寺内氏はもう一度UFOと遭遇したが、今度はかなり違った様子で、光が3度、飛行機の下や、後ろに現れたという。
<ストリーバー、ホイットリー>
・ホイットリー・ストリーバーは米国の作家で、1980年代後半に自身が体験したUFO目撃と拉致をその著書『コミュニオン』と『宇宙からの啓示』の中で語っている。この本で自身の名声や資産についてはふれずに、数々のUFO現象を世間に紹介し、世界中で論争を巻き起こした。
さらにストリーバーはUFO現象にのめり込み、墜落回収の話をもとにした小説『マジェスティック』はクリストファー・ウォーケン主演で映画化された。
<コンタクティー>
・「コンタクティー」という表現はエイリアンとコンタクトしたと証言した人物に使われる。一般的にエイリアンは地球外生物だと思われるが、なによりもその特徴は人間ではない。言い換えれば人類にとっては異質な存在だという点だ。地球に棲息する人間以外の生物ではないかと思われる例もある。
コンタクトは面と向かって起こることもあるが、テレパシーのメッセージや自動書記などの手段の場合もある。最近の例では、ライフスタイルを変えさせられたと気づいたり、生活を一変させるようなある文献を読んだりしただけの人物も、コンタクティーの中に含まれるようになっている。努力して「指示を受けている」ということだ。
<ユーフォーカル>
・UFOが多く現れる「窓口地域」としてよく使われる名前、例えば1960年代の英ウィルトシャー州ウォーミンスターは有名なユーフォーカルである。1952年の米国の首都ワシントンもユーフォーカルだった。世界中のさまざまな地域でも、短いあいだだけでもユーフォーカルだったところがたくさんある。
<夢とUFO>
・夢の映像とUFO証言との関係に関しては多くの意見がある。一つの結論としては、UFOによる拉致や接近した風変わりな目撃を信じているような場合は、実際には彼ら自身のただの夢である場合が多い。この結論によると、起きているあいだでも一瞬夢を見ている状態、いわゆる「白昼夢」の状態になっていると思われる。
もう一つ重要なのが、眠る一歩手前、入眠時や出眠時の人間は非常に暗示にかかりやすいことがある。そうした状態の研究によると、幻覚は自然に起きる可能性が高い。
<ケルト伝説>
・ヨーロッパ、特にスコットランド、アイルランド、ウェールズ、イングランドの一部、フランス北部のブリタニーなどのケルト文化の国々の妖精信仰の中には、示唆に富んだ物語がたくさんある。そしてその中には、UFOによる拉致と非常によく似た、驚くべき拉致の物語が存在するのだ。これらの物語の多くにおいて、妖精による拉致の被害者は、かなり長い時間の記憶を失い、連れて行かれた妖精の世界で奇妙に歪んだ現実を経験する。また、人間でない何者かが自分たちの子供を人間の子供とすりかえるという「取替え子」の要素も含まれており、これは現代の最新のUFOによる拉致事件の中で見られるようになってきている。
この類似点を説明する際の一つの考え方は、昔話は実際に宇宙人による拉致を表現しているのであって、それを当時の用語、つまり妖精という言葉を用いて描写したものだというものである。
・二つ目の考え方としては、解明されていない現象というものは常に、それが本当は何であれ、その当時の用語を使って解釈されるものだから、現代ならエイリアンによる拉致として説明されたかもしれない話が、16世紀に当時は妖精のせいにされたのだろうというものであるーどちらも必ずしも正しいとは言えない。
・他の可能性としては、「心理学的仮説」も含まれる。これは、拉致というものはどのような形態であれ人類の根本的な恐怖を象徴しており、その恐怖がどの時代であれ、これまでに出された主張の中で表面に現れているとする考えである。
・真実が何であれ、このような昔の話と現代の話を調和させることができないうちは、UFO現象を完全に理解することは不可能だろう。
<すべてをこの一冊に!>
・ただ、ちょっと残念なのは、現在では研究者間で狂言やトリック、誤認の類であることがほぼ確実視されているのに、まだ本当の事件であるかのように取り扱われている事例が散見されることである。
例えば、アククサンダー・ハミルトンの飛行船事件、ジョージ・アダムスキーやエドアルド・“ビリー”マイヤー、クロード・ヴォリロン・“ラエル”等の宇宙人会見譚、ウンモ星人事件、キャトル・ミューティレーション、MJ-12文書、ガルフ・ブリーズのエド・ウォルターズの拉致事件などである。また、いわゆるミステリー・サークルについても、そのほとんど(すべてではない)がイタズラであったことが明らかになっている。
『{完全版}世界のUFO現象FILE』
並木伸一郎 学研マーケティング 2011/3/29
<宇宙人と交信した人々>
<美男宇宙人が金星へ案内してくれた エリザベス・クララ>
・南アフリカのエリザベス・クララは、1954年12月27日、ナタール地方を流れるムーア河近くの丘陵地帯で、間近に接近してきた空飛ぶ円盤を目撃。その船内に、ブロンドの髪をした絶世の美青年の顔が見えたという。
以後、クララは、この美青年との再会を夢見て、幾度となく丘陵地帯に足を運んだ。はたせるかな、56年4月7日早朝、丘陵にあの空飛ぶ円盤が着陸していたのだった。
嬉々として接近していくと、外にあの美青年が立っており、彼女を円盤内に招待してくれた。美青年は流暢な英語で「金星から来た」といった。彼はアダムスキーが会った金星人同様、暗褐色の体にぴったりしフィットしたスーツを着ていた。
すぐにクララを乗せた円盤は宇宙空間へと飛びたった。飛行中は何の違和感もなかった。クララは、新鮮な水を飲み、真っ赤なリンゴとバナナのような果物を食べた。聞けば、金星人は菜食主義者なのだという。
金星人によれば「金星の上層を含む大気は有毒だが、層には酸素を含む成層圏があり、美しい山山がそびえている。地球の月にも非常に聡明な宇宙人たちが居住している」と教え、その上空を飛行後、地球に帰還。クララは丘陵に降ろされてコンタクトを終えた。
『妖精学大全』
井村君江 東京書籍 2008/7/28
<オリュンポスの神々 Gods of Olympus>
・オリュンポスはギリシア北部テッサリアとマケドニアの境の東端にある高峰である。太古、この山頂には天空と大地の子で、巨人族のクロノスの子ゼウスを主神とする神々が住んでいたといわれる。代表的な神々は「オリュンポスの12神」と呼ばれ、これはローマ神話でも同様で、それぞれの神はギリシア神話の神々と呼応する。
1.ゼウスZeus……(ローマ)ユピテルJupiter<英語読み>ジュピター オリュンポス山の支配者。神と人間の王。全能の神。天空の神。クロノスの6番目の子。
2.ヘラHera……(ローマ)ユーノーJuno <英語読み>ジュノー
ゼウスの妻で妹。ゼウスは多情な神で、女神や人間の女性と次々に通じたが、そうしたゼウスに愛された者たちを苦しめる、嫉妬深い妻として描かれる。
1.アポロンApollon……(ローマ)アポロApollo <英語読み>アポロ
美しい青年の神で詩歌・音楽・弓術・予言・真実の神。太陽の神。デルフォイの神託をはじめた。
1.アウテミスArthemis……(ローマ)ディアナDiana <英語>ダイアナ 「処女の月の女神」アポロンの双子の妹。女狩人であり、都市・幼い子・動物・女性の守護者。
2.アフィロディナAphorodite………(ローマ)ウェヌスVenus <英語読み>ヴィーナス 愛と美の女神。歓喜・愛撫などもつかさどった。恋人アレスとの間に恐怖・敗走など数人の子どもがいる。夫はヘパイストス。
3.アテナAthena……(ローマ)ミネルウァMinerva <英語読み>ミネルヴァ 家事諸般を守護する処女神であり、英知・芸術・工芸・戦術の女神。
4.デメテルDemeter……(ローマ)ケレスCeres <英語読み>セレス 収穫・農業・結婚の女神。穀物と果実をもたらす。ペルセポネの母。なおヒュメンHymenも結婚の神。
5.アレスAres……(ローマ)マルスMars <英語読み>マーズ
軍神。性格が凶暴で無計画なところから、戦い・害・苦しみの象徴でもある。アフロディテの恋人。
1.ヘパイストスHephaestus………(ローマ)ウルカヌス <英語読み>ヴァルカン 火と鍛冶の神。足が不自由だが、これは母であるヘラが生まれてきたヘパイストスを見て、あまりに醜い子どもだったので、地上に投げ落としたからだという。美の女神アフロディテの夫。彼の仕事場から地上最初の女であるパンドラが生まれた。
2.ヘルメスHermes………(ローマ)メルクリウスMercurius <英語読み> マーキュリーMercury ゼウスとプレアデス(すばる)の7人の娘のうちの一人マイアとの子。神々の使者。羊・牛・盗人・旅人の守り神。商業・学術・雄弁家の神。翼のついた靴・帽子・杖を持っている。
3.デイオニュソスdionysus……(ローマ)バッコスBacchus <英語読み>バッカス 酒と演劇の神。葡萄樹と豊穣・歓喜の神。ゼウスと人間との子でヘラに嫌われ、サテュロスとメナデスを連れ、大地をさ迷う。
4.ポセイドンPoseidon……(ローマ)ネプトゥヌスNeptunus <英語読み>ネプチューンNeptune
海と地震の神。人間に馬を与えた。12神には入らないがオケアヌスOkeanusも海水の神で、ニンフのオケアニデスの父。ポセイドンの子トリトンtritonはほら貝を吹いて波を鎮める半人半魚の神として知られる。
『エイリアンの夜明け』
< 「円盤の秘密」(オルフェオ・アンジェルッチ)>
・アンジェルッチは、コンタクティ(宇宙人会見者)で、自ら虚弱体質に悩む神経質な人間と語り、突如として、“空飛ぶ円盤ビジョン”の福音伝道者となった人物だ。
・アンジェルッチは、1952年5月23日、夜勤明けに車で、帰宅途中、意識がぼうっとなって夢を見ているような感覚に陥り、そのあと地平線上に赤い楕円形の物体を見た。その物体は、突然上昇し、二つの緑の光球を放ったが、そこから声が聞こえてきて、アンジェルッチに恐れることはないと告げた。車を止めると、声は、今お前と話をしているのは別世界から来た友人だと言った。アンジェルッチが急に喉が激しく渇くのを感じると、声がフェンダーの上にあるクリスタルグラスの中身を飲むように言った。美味しい飲み物だった。それから、二つの円盤のあいだの空間が白く光りだしてまるでテレビ画面のようになり、そこに超自然的な美しさの一人の男と一人の女の姿を見た。なぜかその二人をよく知っているように見えた。
・突然、画面が消えてなくなり、もう一度声がして(テレパシーだったようだ)。人間は何世紀も前から観察下におかれており、我々にとってはお前たち一人一人が貴重だ、なぜなら、「お前たちは、自分という存在の本当の神秘に気づいていないからだ」と教えた。
・声の説明によると、このUFOは一隻の母船からやって来ているのだが、実を言うと彼らには空飛ぶ円盤は必要ない、“エーテル”的存在だからだ。UFOはただ人間の前に形として現れるために用いているにすぎない。“宇宙法”によって、地球に着陸し、人間の運命に干渉することはできない。しかし、地球は今、大きな危険にさらされている。
・二ヵ月後の1952年7月23日、またもや同じことが起こったー夢のような感覚。そして巨大な半球体のシャボン玉のようなものの出現。
・アンジェルッチは伝道者となり、UFOの福音を説いて回ったが、人々は彼の努力をひどく嘲笑した。あるときUFOを見たあと、再びあのエーテル体の友人が現れて、自分の名前はネプチューンだと告げ、地球の問題と未来の救済についてさらなる洞察を加えた。
・ユングが、アンジェルッチは真実を語っていると認めたのは明らかだ。しかし、アンジェルッチの話は、結局は“自然発生的な空想イメージ、夢、積極的想像力の産物”だとも感じていた。ユングは、夢のような現実感をおびる空想を指してそう呼んだのである。
『宇宙人についてのマジメな話』
(平野威馬雄) (平安書店) 1974年
<宇宙人は4次元に存在する>
・メード・レイヌは「円盤は4次元に存在」という。
・音と色のスペクトルがあるように(我々には聞こえない音と見えない色がある・・・ということ)、非常にデリケートで不可触の“触覚”のスペクトルがある
・ここまではいいいが、彼の理論がだんだん佳境に入ってくるにつれ幽界だの、神霊界の世界が飛び出してくるので、ちょっとややこしいが。
・円盤および宇宙人をエーテル体と仮定している。
・宇宙人というのは我々が、常日頃考えているような遊星間訪問者などではなく、他の次元―いうなれば、4次元―の世界に住む非常に優れた実体なのである。
・宇宙人の実体をエーテリアン(霊人)と呼び、彼らの乗用する円盤のことをエーテル船(霊船)と呼ぶべきだと言っている。
・これらの幽界的な通信者たちは、“霊媒を支配する霊”として知られる。
・我々の物質は非常に希薄な種類の原子によってできている。原子の構成分子が非常に高速で震動しているために、著しく濃厚になった別種の物質を頭に描いてごらんなさい。このような物質は風や水が1ミクロンの大きさの網の目をとおりぬけることができるのだ。一例として、幽霊が石壁をスーツと通り抜けるのなどそのたぐいだ。もちろん、これは幽霊の存在を肯定してのことだが。このような幽霊を構成している物質は高度の震動速度をもっているのだから、我々の知覚の範囲を超えているわけだ。したがって、常に異なった速度で、震動している異なった物質は、我々が、全く気づかぬのに、すぐそばに存在し、我々の体をつきぬけていくことができるのだ。
・レイヌと、その通信霊たちの語るところによると、エーテリヤン(霊人)は、非常に高い次元に属しており、多くの円盤を操縦しているという。
・彼らは、よほどの事情がなければ、地上で人間として住むようなことはないが、彼らは、自らを地上の人間と同じに考えている。つまり人間の持つ理解の力と同程度の知性を備えている。
・彼らは、偉大な科学的、精神的進歩をとげているのだから、必要な時はいつでも我々地上の人間の目に見えるような姿で現れることができる。つまり震動速度の色々な変化を自由にコントロールすることによって、人間の眼にみえるようになったり、消えたりできるのだ。
この震動の速度が我々の持つ普通の速度まで下がると、彼らは、その乗っている円盤と一緒に、人間の眼にみえるようになってくれるのである。
・こうした変貌自在の操作を一般に「物質化」と「非物質化」とか呼んでいるが、レイヌの省略的表現によると「マット」「デマット」というわけだ。
・UFOがまるで謎か神秘としか思えないほど、突然形を変えたり、パッと姿を消したりすることを報じている多くのUFOリポートも、この「マット」「デマット」の理屈さえ飲み込めば、それほど難しいものではない。
『宇宙人についてのマジメな話』
(平野威馬雄) (平安書店) 1974年
<彼ら(宇宙人)の仕事といえば、我々の生命に対する科学的研究のノートを作ることにある>
・彼らの多くは金星(我々は、普通、この遊星を物質として考えている)ではなくて、金星によく似たエーテル体の副金星からやってくるとされている。彼らは、他の遊星からも、また銀河のかなたからやってくるーこれらの地域を同様に非物質的基盤と考えるならばである。
・彼はまた恐ろしい地震も予言した。ルンツ教授は、円盤にはそれほど重大な目的などはなく、彼ら(宇宙人)の仕事といえば、地球自体の物質条件とともに、我々の生命に対する科学的研究のノートを作ることにある。
・あらゆる方面で文化が著しく進歩をとげたときは、その頂点を超えだし、単に衰亡の一途をたどるのが一般である。エーテル(宇宙人)たちは、必要とする情報を十二分に入手したら、彼らは、それをその文明が崩壊するまで、保持している。別の文明がおこり、それがまた、ある点まで発展をとげたなら、不思議な神秘的な組織を通じて、それらは再び地球の人類に手渡される。
・かくて、宇宙人(円盤人)は、ある意味では人類の保護者として、また時には科学的観察者として、あるいはまったく利害関係のないオブザーバーとして存在している。
・霊界を支配する霊たちは、次のように警告する。「エーテリアンの抱いている道術の理念は我々のそれとは全く異なり、エーテリアンは、我々の大切に思っている全てのことを,アブラ虫のごとく軽く見ているらしい」。しかし、すべての宇宙人がエーテル人(霊人)だというわけではない。宇宙にはあらゆる形、あらゆる色の生命体がいる。これら、非物質的実体に加うるに、おそらく、現実の固体としての円盤が存在していて、我々の面(物質の面)で、永久に同座して、他の物質的な天体から、本当に飛んでくることも確かだ。
『空飛ぶ円盤ミステリー』 3人の黒衣の男
(グレイ・バーガー) 平野威馬雄 訳 (高文社) 1960
<金星によく似たエーテル体の副金星からやって来る>
・エーテル人は一体どこから来るのだろう。彼らの世界は我々の世界と共存すると考えることができるから現在あなたと共に部屋にいるかもしれぬ。しかし、彼らの多くは金星(我々は、普通、この惑星を物質的状態として考えている)ではなくて、金星によく似たエーテル体の副金星からやって来るとされている。彼らは、他の遊星からも、また銀河の彼方からもやって来る。-これらの地域を同様に非物質的基盤と考えるならばである。
・このような巨大な距離を光の速度よりも早く通過することは決してトリックなどではない。なぜなら、彼らは、単に自分たちは、ある特定の場所にいると信じるだけで、つまり、その事実を確認するだけで、空間は一瞬に通過し、好みの場所に移動できるからである。これは、すこし理屈が違うが、ま、いわばテレポーテーションのようなものだ。彼らにとって、時間や空間は0なのだ。
・エーテル人が空間を超えることを“出現”と名づけている。物体は、そのヴァイブレーション速度を変えることによって、その精力(エネルギー)が変化するときに“現れる”のである。ヴァイブレーション速度が物質のそれに変化した時に、はじめて我々は、見たり触れたりすることができる。-ある人々が主張したように、空飛ぶ円盤を見、中に入り、それに同乗することさえ可能なのだ。なぜなら、その円盤は今や、我々自身の地上の物質で、しかも同じ方法で作られているからだ。
・円盤はそれほど重大な目的を持っているわけではなく、彼らの仕事といえば、地球自体の物質条件とともに我々の生命に対する科学的研究の状態と進歩に関してノートを作ることにある。
・エーテル人たちが必要とする情報を十二分に入手したならば、彼らは、それをその文明が崩壊するまで保管している。別の文明が再興し、ある点まで進歩をとげたなら、その時には不思議な神秘的な組織を通じて、それらは再び地球の人類に手渡される。
・かくて円盤人は、ある意味では人類の守護者として他の意味では科学的観察者あるいは、ただ、単なる利害関係のない傍観者として想像されている。
・エーテル人の抱いている道徳の観念は我々のそれとはひどく違い、彼らは、我々の事物に関する意見を、人間がアブラムシを見るがごとく、軽くみているのかもしれぬ。
・しかし、全ての円盤人がエーテル人なのではない。宇宙にはあらゆる形、色の生命体が種々の面において群がっている。これら非物質的実体に加わうるに、恐らくある現実の固体円盤が存在しており、我々の面(物質の世界)に永久に同座して、他の物質的天体から実際に飛んできたのかもしれない。
『ジョージ・アダムスキー』 不朽の叡智に照らして
ゲラード・アートセン アルテ 2012/10
<金星人「ヤムスキ」>
・ジョージ・アダムスキーは1965年4月23日(聖ジョージの祝日)に亡くなった時には74歳でしたが、彼の人生の謎がその日で終わることはありませんでした。
フライング・ソーサー・レビュー誌の追悼記事の中で、デスモンド・レスリーはこう書きました。
「かつてこの地球上で生きたことのある多数の発達した人々が、この苦難の時代に地球を援助するために、円盤や生まれかわりなどによって、地球へ帰って来つつあるとジョージは言っていた。ジョージもその人々の一人として(……)選ばれたということはまず間違いあるまい。……われわれはジョージの逝去を惜しむ、心から惜しむのであるが、しかし私は彼の他界を悲しみはしない。彼は仕事に全力をつくした。世界は彼の他界によって変化するだろう。彼の出現は世界が豊かになることであり、去って行けば貧しくなるのだ。しかし、私は彼が永遠に姿を消したのだとは信じない。別な惑星で生まれかわったならば、再び地球へ帰って来て、われわれとコンタクトするつもりだと約束していた。ジョージ・アダムスキーに関してはまた何かが起こるだろう。いや、いつも起こっているのだ。さらば、なつかしい宇宙人ジョージよ、安らかに行きたまえ!」
・彼の話の背景と詳細はアイリーン・バックル著『The Scoriton Mystery(アダムスキー・リターン)』の中で描写されました。
当初の恐怖心にもかかわらず、彼はどういうわけかその場にじっとしていました。円盤が着陸してドアが屋根の方にすべりこむように開いたとき、銀色のスーツを着た3人の人物がその円盤から出てくるのが見えました。2人の人物は、顔色が「薄く、黄ばんでいて」、「額はとても高くて上の方にとんがって」いました。ブライアントはまた、それぞれの手には指が4本しかなかったと報告しました。3番目の人物はいわゆる「普通」であるように見え、茶色の短い髪と濃い茶色の目をており、14歳か15歳の若者のようでした。ブライアントはこう述べています。「若者がグループのリーダーのようでした。他の2人より自由で気楽な感じでした。『私の名前はヤムスキです』と彼は言いました(少なくともそういう風に聞こえたのです)。
・同じようにして起こったもう一つの驚くべき体験が、1983年にイタリア語で初めて出版された『宇宙船の天使』においてジョルジュ・ディビトント氏によって描写されました。この本の中で著者は、1980年4月に、ある若くて美しい男性の幻影を見て、その男性がイタリア・ジェノバ周辺の丘陵へと車を走らせるように彼に指示した様子を描いています。彼は樹木が繁った谷間の空き地へと導かれ、すでに着陸していたUFOをそこで見て、その搭乗者たちとコンタクトしました。
・彼は最初の遭遇の後に定期的にコンタクトを重ね、そのようなコンタクトの一つにおいてオーソンとファーコンと名乗るスぺースブラザーズを紹介されました。アダムスキーが『空飛ぶ円盤同乗記』でスぺースブラザーズを指すのに使っていたのと同じ名前でした。ディビトントの説明によると、カルナとイルムスとズールも一行に加わります。一方、アダムスキーがラミューと呼んでいたスぺースブラザーは、ラファエルとして自己紹介をします。
・それから、「別の男性が私たちに紹介されました。彼はその優しさと人当たりの良さでただちに私たちに好印象を与えました。彼は言わなければならないことがたくさんある人のように微笑みましたが、語ろうとはしませんでした。『彼の名前はジョージです』とラファエルは言い、私の方を向いてうなずきました。『あなた方と同じような名前です。この私たちの兄弟はしばらく地球で暮らしました。彼はある任務を果たすために地球に来ることを選んだのです。彼は今や私たちの元に戻りました』。私たちはお互いに挨拶をし、温かく握手を交わしました」
・予想されたように、多くの人がディビトントの話をただちに退けました。結局のところ、彼の本が話題にしている現実は、著者が自分の体験を描写するために選んだ言葉や、彼とその仲間たちが受け取った教えを通しては伝わらないのです。しかし、この惑星上の使命が無限の宇宙の至るところにあるすべての生命表現とつながり合っているという現実は、言葉だけでは成し得ないような方法で彼の本から語りかけてきます。
・そのため、『宇宙船の天使』のアメリカ人発行者、米空軍の戦闘機
パイロットであったウェンデル・スティーブンスが1990年5月にベンジャミン・クレームと会ったとき、クレームがディビトンの本にある多くのことを確認したのも、さほど不思議ではありません。「クレーム氏は、ジョージ・アダムスキーのコンタクトが本物であり、その一部はアダムスキー自身が描写しているように濃密肉体で行われたことを確認しました。アダムスキーとコンタクトした人々が、自分たちは金星からやって来たと述べたことについての質問に対して、クレーム氏はすぐに、それは本当であると答えました。彼は実際に、当時も今日でさえも、私たちの中には多くの金星人がいるということ、ジョージ・アダムスキーは特別な目的のためにここに転生した金星人の霊(魂)であったということ、そして彼は肉体の死によってこの領域を去る前にその目的を果たしたという情報を付け加えました。クレームによると、アダムスキーはその後も金星人の『光体』をまとい続けましたが、このことがまさしくスコリトンの話の根拠となっています」
・謎、論争、明らかな矛盾が、多くのイニシエートの生涯を取り巻いています。次章で見ていくように名声と金という束の間の富に迷わされず、脅迫にも屈することなく、ジョージ・アダムスキーはスぺースブラザーズの先駆けとしての使命を遂行し、多くの地球人の視野を広げたのです。
<金星人とは>
・彼らは樹木、草花、岩石、小鳥、動物などを研究し、これらが創造された目的を遂行している有様を観察していますので、“自然”とは神自身の法則の働きであるという結論に達しています。したがって自然界は至上なる英知の母であるといってよいでしょう。至上なる英知が現れるのはこの母を通じてであるからです。母体がはらんでいる小さな幼児に必要な栄養を供給するのと同様に、母なる自然はその母体から生みます。万物の必要物を供給します。
こうした観察によって彼らは地球人よりもはるかに“父”とその目的とを知っているのです。
<生まれ変わり>
・ある子供は土星からやってきて金星で生まれ変わるかもしれません。これは本人がそれまで知らなかった生命のある分野を学ぶためであり、また各惑星人の地資金繰りが均等になるのを助けるためです。
これは地球でも行われていて、この太陽系のあらゆる惑星上で体験を持ってきた人々が地球で生まれ変わっており、それぞれ地球の進歩にたいして知的に文化的に貢献しています。
・金星の住民は自分の意志を子供に押し付けようとはしませんし、子供たちを自分の型にあてはめようともしません。各人はそれぞれの運命をになっていることを彼らは知っています。子の指導や世話はしますが、その個性に干渉しないのです。親に何事かが起こった場合は社会が子供の世話をします。彼らの社会は一大家族として互いに密接に結ばれているからです。したがって両親なき子供も両親との離別感を起こしません。
<死>
・金星人は右のことを知っていますので、新しい肉体を得るためには時機がくると喜んで古い衣服を脱ぎ捨てます。ゆえにわれわれの言う“死”という現象を彼らは恐れません。宇宙は絶え間なく変化の状態にあることを知っているからです。彼らが他の惑星に移動する(生まれかわる)ときは、その惑星の材料から作られる肉体が与えられ、それはその世界の条件によく適合していることを彼らは知っています。それは一軒の家から新しい家へ移動するのと異なりません。古い肉体の化学成分は目的を果たし、再び利用されるために別な変化過程に入ってゆくことを彼らは知っているのです。
<金星人の精神生活>
・他の惑星の人間は地球人がやっているように神を礼拝するか、教会のような礼拝の場所を持っているのかと多数の人が質問します。金星人は草の葉にさえ現れている“至上なる英知”を絶えず知覚して生きているということはこれまで説明し尽くされたと思います。
・あるとき母船が乗り込んで私はスクリーンに投写された彼らの“映画”を見ましたが、これはテレビに似たもので、画面には彼らの建物が一つ映っていました。入り口に通じる幅の広い階段があって、地球の美しい大寺院の本堂に似た長い室の奥には、大きな壁に“無限の生命”をあらわす肖像画がありました。それは息詰まるような光景でした。その肖像が生命で震えていたからです。この“宇宙の生命”の輝かしい肖像の暖かい抱擁の中に立ったときほど神に近づいたという感じのする時は他にないと思います。この建物の内部では宇宙の英知によって促進される“宇宙の働き”の完全な同等活動などについて研究されています。ところが地球人は“礼拝”という言葉の真の意味を理解するようになるにはまだまだ遠い道を歩まねばなりません。
・金星では黄金が豊富に使用されていますので、古代の予言者たちが黄金でできた“天国の門”とか“黄金をしきつめた道”という説明をしているところをみますと、どうも彼らは金星へ行ったことがあるのではないかという気もします。それとも金星から来た人が地球人の生活法と彼らのそれとを比較して描写するために“天国”という言葉を使用したのかもしれません。
<金星の家屋と公共建築物>
・彼らは美にたいして心中に深い観賞眼、というよりもほとんど畏敬感というべきものを持っていますので、これらは彼らの肉体、衣服、家具、家屋の構造などに反映しています。彼らの仕事の材料は柔らかい優美な色を帯びて振動していますので、それらは生きているように思われます。
彼らはおだやかな人々ですから、けばけばしいものや極端なデザインは彼らの調和した生き方に適合しません。草花、樹木、灌木、蔓草などが豊富に成長していますので、これらは色彩やデザインの美をこらすためのヒントとされます。
・金星には多量の黄金がありますが、金星人はそれにたいして金銭的な価値を与えていませんので、構築物の装飾品として自由にしかも巧みに使用されています。黄金で作られた帯状彫刻壁の像や模様が、建築物の用途を示すために外面に取り付けられています。
石板が建築材料として多方面に使用されています。水晶が大きく切られて使用され、これは半透明の材質として理想的ですが、透明な壁面構造ではありません。彼らは石を研磨して宝石の表面のようにする簡単な方法を発見していますので、これが建築に応用されると材料の石は宝石のように見え、高度に磨かれるためにさまざまの色を反射します。
<食物>
・私がこれまでに会った異星人のなかに、彼らの食物にたいする態度を詳細に説明してくれた人がありました。彼らは一定の条件下の化学物質の反応や、人体の細胞、絶え間なく変化する細胞の交代に必要な“燃料”などについて広範囲な研究をなしとげているということです。
・彼らは食物を料理する場合もありますし、生のまま食べることもありますが、彼らは食物の基本的な栄養素を破壊することなしに料理する方法を知っています。また肉体の適当な機能を果たすのに必要な炭素を補充するため、充分な肉類を食べます。私は『第2惑星からの地球訪問者』(新アダムスキー全集第一巻)を出してから後、彼らの食事の仕方について多くを知りました。彼らの一人が、異なる各種の食物を摂取することの重要性を説明してくれたのです。
<言語>
・多くの人を輸送する巨大な宇宙母船に乗ったとき、私は異星人が彼らの言語で話しているのを何度も聞いたことがあります。それはカン高い調子の音楽的な話し声で、そのことを最もうまく表現すれば、澄んだ美しいフルートの音色に似ているといってよいでしょう。騒がしい声ではなく、気が浮き立つような陽気な声です。
・しかし彼らにとっては想念や感情を他人に伝えるのにかならずしも音声による会話は必要ではありません。彼らはきわめてすぐれたテレパシーの能力を有していますので、無言のまま互いの想念や感情を感じ合うのです。
<ダンス>
・彼らの音楽は宇宙の各現象の波動の記録であって、それらは完全な調和の中に響き合って、喜ばしい表現を伴った一大シンフォニーを作り上げています。彼らがダンスをするときは肉体細胞が、常に若さを保つ絶えざる喜びの自由な状態の中に解放されていることを知っています。
<政府>
・これまでたびたび述べましたように、この太陽系内の他の惑星には一惑星に一種類の評議員団があって、あらゆる問題を調整したり、各地域の必要品を世話したりします。彼らは地球にあるような法律を必要としません。なぜなら、彼らの個人的な倫理観がきわめて高度なために、もし彼らが自然の法則をおかすようなことがあれば、ただちにそれに気づいて過失を修正するからです。評議員団の中には老若いろいろいます。また宇宙を旅する人たちもいて、他の惑星上で発生している出来事を観察しています。こうした知識の交流によって彼らは絶えず宇宙について多くを学んでいるのです。
<惑星上に起こる諸変化>
・この交流によって彼らは太陽系内の各惑星で発生している自然の諸変化に気づいています。彼らはこの地球がある一大変化すなわち自転軸の傾きを体験する運命にあることを知っていますが、それが発生する時期については知っていません。しかし彼らは地球上で発生する変化を観察することに興味がありますので、完全な地軸の傾きが起こるならば、何らかの方法で地球人を援助するでしょう。私は長いあいだ「多数の異星人がこの地球上に住んでいる」ととなえてきました。そのために次の質問を数限りなく受けました。「彼らは地球上で何をしているのか?」その行動の一つは、彼らの多くは出身惑星と絶えず連絡していて、地球が体験しつつある諸変化を観察することにあるのです。
『天使的宇宙人とのコンタクト』 2012年に再び戻ってくる
ハワード&コニー・メンジャー 徳間書店 2007/7/19
<「私は金星から肉体波動を落として地球へやってきた」金星人女性クリスティーナの告白>
・クリスティーナは北欧系の白人で、明るいブロンドの髪を肩まで垂らし、額は広く、瞳が大きな美しい女性です。
・(クリスティーナ)私が地球に来たのは1950年代の初めの頃です。地球に来る前、私は金星での私の精神的な指導者と私を育ててくれた人たちから、ある提案をされました。それは、地球へ行って子供として育てられ、成長していく過程を通して、地球の人と同じ立場で、彼らの意識の状態、先入観や偏見、複雑に入り組んだ状況やさまざまな宗教についての理解を深めてみないかという試みでした。同時に、太古の昔から地球とかかわってきた金星人、つまり一部の地球人の祖先でもある私たちの種族についての情報をもたらしながら人々を啓蒙するという役割を担うものでした。
・(クリスティーナ)私は地球に行く決意をし、レッツという町へ行きました。そこは、金星で唯一、3次元とアストラル界に同時に存在する場所なのです。私は自分のアストラル体のバイブレーション(波動)を落とし(低くし)、3次元の肉体を顕現させ、金星の家族に別れを告げました。そしてスカウトシップ(偵察用円盤)と私たちが呼ぶ小型宇宙船に乗り込み、金星の地表を飛び立ちました。レッツの町は天空をドームに覆われています。ドームの周囲はガスや炎で覆われていますので、離れた場所から町の様子を見ることはできません。
・(クリスティーナ)チベット僧たちはとても精神的に覚醒していたので、彼らとの暮らしに不都合はなかったのですが、私はまだ慣れない3次元の肉体の扱いにとても大変な思いをしました。まるで重たい鎧を身に着けているように感じたのです。最初は歩くことすらままならず、声帯を使って声を出すことにも苦労しました。私は歩行のバランスがうまく取れず、よく転んで擦り傷をこしらえていたものです。肉体の感じる苦痛というものに私はなかなか慣れることができませんでした。また、アストラル体では私は全方向の視界を持っていたのに、ここでは視野が限定されてしまうことにも不自由さを感じました。
・それから、3次元の世界では、何か物質的なものを手にするには、肉体的な努力をしなければいけないことも気づきませんでした。食べ物や本など、何でもです。アストラル界では、ただ必要なものを心に思い描くだけで、それらを物質化することができたのです。(訳注:アストラル界の物質は3次元の物質とは波動が異なる)。最初は何もかも大変につらかったのです。
・やがて私は、地球の社会に入り込んで暮らすためには、米国テネシー州のある一般家庭の養女になりました。ちょうどその家庭の7歳の女の子が交通事故で亡くなってしまったからです。ただ、実際の育ての親は祖母で、両親については祖母から話を聞くまでは、あまり多くのことを知りませんでしたが、いろいろと複雑な家庭事情があったようです。私はその後成長してシカゴに移り、さまざまな職業に就きながら、結婚して3人の子供を育てました。そして1990年に、金星の指導者たちのアドバイスにより、自分の素性を公にし、人々に平和と人類愛のメッセージを伝える活動を始めました。
・(クリスティーナ)私は今でも私の母星(金星)の人たちとときおりコンタクトを取っています。それは主にテレパシーによるもので、簡単な言葉や挨拶のようなものです。ただ一度、肉体の病気になってしまった時に、私はネバダ州の砂漠に連れて行かれて、そこからスカウトシップに乗って、3次元の肉眼では見えない領域に運ばれ、処置を受けました。鎮静剤のようなものを与えられ、安らいで眠っている状態で治療を受けました。また、私たちにはヒーリング能力もあります。ただ、私自身はあまり人にヒーリングはしません。そこには精神の法則がかかわってくるからです。人は病気になることで、そこから学びを得ることがあるのです。ですからその貴重なレッスンの機会を奪わないために、私はヒーリングを頻繁には行わないのです。
・メンジャーは、宇宙人から“肉体の原子のバランスを調整して病気などを治す機械”について教えられていますが、宇宙人の惑星には医者も病院もなく、各自の心が宇宙の創造主と一体化しているため、病気になることもないと言います。ただし、太陽光線からの有害な放射線を受けないことも重大な要因であるらしく、進化した宇宙人でも地球に滞在するうちに体調を崩すこともあり、有害光線を避けるためにサングラスをしている宇宙人もいると言います。地球も太古の昔は上空を厚い雲が覆っていて、直射日光が射すことはなかったので、聖書の登場人物などは数百歳もの長寿をまっとうしていたとも言われています。
・(クリスティーナ)私たちはテレパシーで会話をします。地球の人たちは、肉体というものにあまりにも閉じ込められてしまっていて、より高いレベルの次元とコミュニケーションが取れなくなっています。地球人が言葉でしか意思を伝え合えないことに私はとても驚きました。
・メンジャーは、3次元の肉体に束縛されている地球人とテレパシー能力の関係についてスペース・ピープル(宇宙人)が彼に語ったことを次のように紹介しています。「私たちが存在している3次元世界は、肉眼が知覚している幻影の一部にすぎないのです。肉体とは、魂がその惑星に存在している期間に、心に反映して表現している3次元のバイブレーションでしかありません。ほとんどの地球人は肉体に捕われている囚人のようです。テレパシーとは単なる脳波の送受信であって、テレパシーでコミュニケーションする2人の人物は自らの肉体に束縛されておらず、時間からも自由なのです。彼らは物理的な3次元の世界にいながら、同時に4次元をも繁栄していますが、それで3次元世界が壊れることはありません。
・彼らは無時間の領域にいて、3次元と4次元を同時に意識しているのです。太古の地球人は脳の下部にある“腺”が発達していて、自然な能力としてテレパシーを使っていたのですが、やがて通信技術という松葉杖に頼るようになり、しだいにその能力は退化していきました。テレポーテーションとは、脳下部の腺と5つの感覚器官の全てを用いて、リラックスした状態で3次元世界を写真のように感知することです。言い換えれば、テレポーテーションする目的地を完璧なまでに生き生きとイメージして、心をその光景の一部にすることなのです」。
・私たちの物理的な領域には、エーテル体(より洗練された表現形態)として顕現している精神的な生命体も存在しているのです。ある人たちは、これらの存在を私たちよりも年長の兄弟姉妹と呼んでいます。またある人たちは彼らを“天使(エンジェル)”と呼んでいます。
『裏金神―原爆をこの世に送り出した神』
西郷武士 文芸社 2001/2
<鬼門信仰(艮{うしとら}の金神について)>
・さて、ナオについたこの艮の金神とは果たしてどのような神なのか。金神とは陰陽道系の祟り神で、古来その方角をおかすと『七殺の祟り』を受けると恐れられ、艮(丑寅、東北、鬼門)と坤(ひつじさる)(未申、南西、裏鬼門)の方角は民衆の畏怖の対象でもあった。古くは家を建てる時、鬼門として艮の方角(東北)を嫌い、もしこの禁を犯して家の増改築などをすると、その家に、災厄を及ぼす祟り神として忌み嫌われてきた民間信仰的な神であった。
<艮の金神を祭ることで災厄を免れ、祟り神から人に幸福をもたらす神へと変わった。>
・「次に成れる神の名は、国之常立神、次に豊雲野神。此の二柱の神も、亦、独神として成り坐して、身を隠したまいひき」
・これだけの記述で、初期に誕生した重要な神にもかかわらず、空白の多い神なのだ。ところで、後にナオの娘婿となる出口王仁三郎は「この神は神界を統治していた大地のもとの神であり、律法を定め神々を従えていたが、余りにも厳しく律法を守るようにさせたため、部下の神々が騒ぎ出し、一番偉い天の神がこの事態をついに見かね、泣く泣くの思いで国常立命に隠遁を迫り、そのため妻神と共に地に落とされ、艮の金神と坤の金神となった」と説く。
・そして、この国常立命の隠遁劇の晩が、ナオが神がかった節分の晩の日に当たり、よろずの神々がこの日を記念し、煎り豆をまいたのが節分の始まりであった。この艮の金神の復活するのが、「煎り豆から芽が出るとき」とされ、その意味からこの神を永遠に閉じ込めようとする呪い言葉にも思える。また神々たちは、この神を世に出さないため、正月に立てる門松はこの神の墓のしるしとし、その神のはらわたを叩き潰して雑煮として喰らい、二十日の二日には骨正月としてこの神の骨になぞらえて焼いて食べ、お盆にはからだの筋をソーメンにたとえて食べるなどして、徹底的にこの神の復活を嫌った。そして、今日まで年中行事を通して「鬼は外」と呪いの言葉を投げかけられ続けてきた。
<九鬼家には『九鬼文書』という古史古伝の文書が伝わり『宇志採羅根真(うしとらこんじん)大神』を祭神としていた。
・「艮の金神、変性男子(へんしょうなんじ)とあらわれるぞよ。つぎに変性女子(へんしょうにょし)があらわれて、男子には世界のことを書かすなり、女子には世界にあるこまかいことを説いてきかせるぞよ」
・これは大本の独特の表現である。変性男子とされるナオは肉体的には、女の体だが、霊魂は男。王仁三郎は肉体的には男だが、霊魂は女であると示された。
・「こんどは北から艮の金神があらわれて、世界を水晶の世にいたして、善と悪とをたてわけて、善悪の見せしめを明白にいたして、世界人民を改心させて、万劫末代動きのとれん、善ひとすじの世のもちかたをいたすぞよ」
北に押し込められた艮の金神は、いよいよ姿を現すとお筆先を通じて予告していた。
『私は宇宙人を知っている』
パソコンネットで飛び交うUFO秘密情報
松村潔 ベストセラーズ 1991年
<古代リラ人は日本人の祖先>
・私は、この古代リラ人の中心的な人物は、トス(のちの、ヘルメス)だったという考えを持っている。年々考えるたびに、ヘルメスは日本人だったと思えるのだ。日本の古神道などの教えは、ヘルメスのエメラルド・タブレットと類似点が多い。
<グレイは深く地球に食い込んでいる>
・ノストラダムスのいう「ヘルメスの統治する国」が日本だということはすでに周知の事実だが、この事実を知って自分はヘルメスの生まれ変わりだと僭称するロボット化宗教の教祖も登場する時代、古代リラ人やヘルメスが必然的に注目を浴びる時期でもある証拠だ。
<ブロンドに区分されるプレアディス人であるエレアの人々>
<UFO問題についての書籍が、活発に出てくることを期待>
・聖書の一節「プレアデスとオリオンを制したものは、アルクトゥルスに至る」という謎めいた言葉がある。アルクトゥルスというと、すぐに思い出すのは、かの世紀の大予言者エドガー・ケイシーが、自分はもともとアルクトゥルスからやってきた。アルクトゥルスはこの宇宙にとっての理想的な調停的な世界であると述べていることだ。
<古代リラ人は日本人の先祖>
・セムジャーゼによると、現代リラ人の血筋を持つ地球種族は14万4228人だといわれているが、これは全地球人口の4万人にひとりくらいの希少種族である。だが、興味深いのは、このリラ人は日本人の先祖である、と述べていることだ。
<現在、地球にコンタクトしているグレイたちの故郷は琴座、そして日本人のルーツもまた琴座>
・宇宙人は地球人に溶け込んでいる。
・宇宙人、すでに形態の存在しない宇宙人。これこそ宇宙人だというべきと主張しているコンタクティがいるので、宇宙人と名前をつけた。形がないために、どんな生体にも、同調できる。ひとつの精神体である。
・とりわけ、彼がコンタクトした宇宙人が、プレアデス人であり、その惑星がエレアというのは、マイヤーがコンタクトした宇宙人セムジャーゼの惑星エラと類似した発音であることも興味深い。
<地球人的な美しい宇宙人女性>
・オウミさんは、身長150センチくらい。髪は、栗色で、真ん中から半分に分けた髪を後ろへまとめて肩のあたりでしばってある。ごく普通のヘアスタイルでした。皮膚の色は白く、やや青みがかって見え、目の色は茶色でした。まるい額、秀麗な眉、鼻梁の高い涼しげな鼻筋、バランスのとれた穏やかななかにも凛々しさの感じられる、力のある瞳、「唇は薄く、肌色に少しだけ赤みが混じった色をしていました。話すときに現れる白い歯は、まったくわれわれ人間そのものの歯でした。しかし、変わっている点もありました。それは、異様に耳が長いのです。耳の位置も、我々と比べると、ずいぶん下のほうにさがっていました。耳たぶも、だらり、という表現ができるほどに垂れ下がっていました。そしてオウミさんはその長い耳たぶにピアスのようなものをしていました。
体つきは、日本の女性を大同小異といって間違いないと思います。