日本は津波による大きな被害をうけるだろう UFOアガルタのシャンバラ 

コンタクティやチャネラーの情報を集めています。森羅万象も!UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。

“荒くれ大王”と呼ばれた我らが大宇宙の創造主、セザナ神とは、魔王の顔と創造主、両方の顔を持つ「悪と善」を司る孤高の存在である。(2)

 

 

『天国の真実』

マシューが教えてくれる天国の生活

スザン・ワード    ナチュラル・スピリット   2006/10/10

 

 

 

ニルヴァーナ(涅槃・天国)評議会

ニルヴァーナ評議会は、天国の統治体

・(マシュー)最も尊敬される賢明な魂だけが評議員として検討される。彼らの経歴はさまざまだが、専門や学術的知識よりも知恵がその地位に就くのに最も大切な基準となる。たいていの場合、評議員たちは地球に何度も転生しているが、必ずしも地球での経験に留まるわけではない。

 

評議員は男女、そして両性具有の魂の代表だ。

 

・グレート・マスターは、住人でもなければ、体も持たない。彼らの強力なエネルギーは、この太陽系一体から、リラ、シリウス、プレアデスといった地球文明の発展に緊急に関連する星系に瞬間的に移動できるんだ。

 

・たとえば、地球での大量死など、評議会が注目すべき大きな動きがあるときは、定期会合はない。

 

・ここでは、もし指導者と住人の間に何かトラブルがあったとしても、本当に統治するのは大衆の意思であって、指導者の意思ではない。それは共和制の土台に則り、選出やリコールが即座にできるんだ。評議員は自信をもって投票する広範な人たちによって選出され、同じようにリコールも起こりうる。

 

・評議会は、この領域にあるいは地球の愛する魂たちに影響を及ぼすすべての事柄を管轄している。

 

評議員の服装は白いローブに金色の紐帯だよ。服装だけを見れば、ここにいる普通の住人と変わりない。

 

未知の宇宙で絶え間なく続いている戦い

・地球を例外として、僕らに影響を及ぼすすべての領域の統治体とやりとりし合うんだ。地球に関しては、評議会は天使界や霊界の地球外生命体、そしてこの宇宙規模的な大変化の時期にライトワーカー(光の使者)として、地球を援助している人たちや、人間界の上にある文明とやりとりしている。

 

ニルヴァーナ(天国)、そこは地上の生活と驚くほど、似通ったところが多くあるようです。>

・他巻にはマシューやその他多くの地球外惑星の存在たちからのメッセージをまとめてあります。

 

・それまでのジャーナリズムの仕事をしていたことが、マシューやその他の高次の存在らとの交信を活字にして出版するという今世の使命への準備だったことを知る。

 

私が話している相手は、息子としてのマシューだけでなく、彼の累積した魂の集合体である「累魂」であると知ったときは驚きました。

 

・なぜなら、私が交信しているのは、それがマシュー人格であれ、彼の累魂であれ、マシューだけなのですから。

 

ニルヴァーナ(涅槃)>

・(スザン)ニルヴァーナって地球から見ると、どこにあるの?

(マシュー)普通、地球と月ほどは離れてはいないんだけど、ここは静止した領域ではないから、相対的な位置はまちまちだね。ニルヴァーナと同じような肉体のない魂たちの他のすべての安息の地も静止していない。

 

 ・(スザン)ニルヴァーナ(天国)ってどのくらいの大きさなの?

(マシュー)さあ、何といったらいいかな、やさしい母親のイメージだよ。大きさはそう金星ほどかな。

 

・密度が濃くてエネルギーが不純であるほど、そのレベルで機能している魂たちはよりいっそう悪に縛られている。この多層構造宇宙の最下層は不純な場所であり、創造主に一番近い最上層は、光が最も多い天使界なんだ。

 

普通は、ハトン銀河連合星の隊員がその両方を占める。その艦隊の一部がプレアデス星系に基地を置き、宇宙の中で、ここや同様の他の領域の(天国の)膜の見張り役の任務に就いている。

 

・そして、(天国の)膜が保護機能を完璧に保てるようにメンテナンスもしているんだよ。その艦隊は、この領域の保護が特務というわけではないけれど、ここ数年間は彼らがこのあたりでよく活動していて、主な見張り役であるように、彼らもシフト制でやっている。彼らがこの任務に就く前は、普段はシリウスからの大きな一機の宇宙船が近くにいて、頻繁に立ち寄って、監視していた。

 

修理隊員のひとたちは体を持っているの?

普通は第4密度の体で来るけれど別にそうではなくてもいいんだ。いったんここに来れば、彼らの顔とか体を現すこともできる。

 

ニルヴァーナ評議会

・評議議員は、男女そして両性具有の魂たちの代表だ。それには素晴らしい知恵や知識を持って新たに加わる者もいるし、また霊的な進化から言えば、ニルヴァーナを数段超えているのに、あえてこの領域に留まることを選んだマスターたち、また必要に応じて請願されるグレート・マスターたちがいる。グレート・マスターは住んでもなければ、体も持たない、彼らの強力なエネルギーは、この太陽系一帯から、リラ、シリウス、プレアデスといった地球文明の発展に緊密の関係する星系に瞬間的に移動できるんだ。

 

 

 

(2021/11/6)

 

 

『地球と人類を救う真実追及者たちとの対話』

光と闇の勢力最終章が今、はじまる

命を懸けて真実を告発する世界最強の3人

佐野美代子 ヴォイス  2021/1/25

 

 

 

波動の上がった新しい地球では、驚くほど、夢が叶うようになります!ぜひ、楽しみにしておいてください!

 

光と闇の闘い

・今、私たちのこの世界では、「光と闇の闘い」が進行しています。

 それも、この地球という惑星の枠を超えて、壮大な宇宙レベルでその闘いは行われています。

 

これまで人類は、闇の勢力によって過去から何百年間にもわたり、世界の裏側で支配・搾取されてきました。

 けれども、2016年のトランプ大統領の当選や「Q(Qアノン)」の登場により、やっと希望の持てる未来が見えてきたのです

 実は、昨年の11月に世界中が注目したトランプ対バイデンの闘いこそ、光と闇の最終決戦だったのです。

 それは、人類にとって自由と民主主義、いえ、生存そのものを掛けた闘いだったと言っても過言ではありません。

 だからこそ、世界中であれほど多くの人々がトランプ大統領のことを熱狂的に支持したのです。

 本書が出る頃には、民主党側が大胆に行った不正選挙の闇は正されて、トランプ大統領が再選されていることを私は信じています。

 なぜならば、最後に光は闇に勝つからです

 

・さて本書は、世界中で真実を追求している人々の中でも、とりわけそのリサーチ能力に優れた人、そして、発信する情報に信憑性が高い3人をセレクトしてインタビューをした対談集です。

 

・そんな私が日本の人について感じていること。

 それは、「日本人は世界で本当に起こっている真実に触れていない」ということです。

 これはある意味、とても致命的なことなのです。これは、言葉の壁の問題もあるかもしれません。

 

良くも悪くも“闇の存在”のことを知らないし、信じようとしない、いえ、信じたくないのが日本人です。

 でも、この世界には優生学や人口削減の名のもとで計画されている核戦争、生物兵器、5Gなどの電磁波攻撃、地下基地、アドレノクロム抽出のための子どもの誘拐、人工地震、エイリアンとのハイブリッド実験、気象兵器、マイクロチップ、監視社会など、ありとあらゆる怖ろしい案件が秘密裏に実行されているのです。

 

それらについて、今回は世界を代表する真実追及のエキスパートたちが、まだまだ知られていない情報についても語ってくれました。

 世界の金融の闇に詳しいホワイトハットのパラディンさん、世界の地下基地に詳しいジーン・コーセンセイさん、そして、占星術やスピリチュアルな観点からも真実を捉えるチャーリー・フリークさんの3人は、それぞれ危険を冒しながら命を懸けて、真実を私たちに伝えてくれている貴重な方たちです。

 

・今回、この3人には、トランプ大統領やQ(Qアノン)について、今後、世界に向けて流されるといわれている緊急放送について、世界的な金融リセットについて、JFKジュニアについてなど、あえて同じ質問をさせていただきました。

 

・今後、光と闇の闘いの後には、フリーエネルギーや難病さえも治癒に導く最先端のテクノロジーが人々に解放され、平和で美しく、豊かな地球に移行していくはずです。

 

ホワイトハット パラディン

真実を告発する「ホワイトハット」とは?

パラディンホワイトハットとは、いわゆる「カバール」「ディープ・ステイト」「影の政府」などとさまざまな呼び名がありますが、(以降、本書においては「カバール」と表現)、彼らの支配から地球を解放したい人々のネットワークと言ってもいいでしょう。メンバーは、政府組織やビジネスの世界、軍隊などの中に存在しています。軍隊には現役及び退職した人の両方がいらっしゃいます。

 

特に、2016年にトランプが大統領に選出された時にはうれしかったですね。なぜなら、彼はホワイトハットのメンバーの1人だからです。今、これまで何百年も地球を支配してきた13の血統の悪魔的な影響から、人類は解放されようとしています。

 

パラディン;このレポート48は、アメリカ合衆国の影の政府の起原や、彼らがどのように勢力を伸ばしてきたかについての動画です。アメリカでは、1940年代後半から1950年代初めに影の政府の存在がはじまったようです。そもそも事のはじまりは、1933年にアメリカ合衆国の海軍の将校たちが彼らの軍隊を使って、アメリカ政府を倒そうとしたことでした。スメドリー・バトラー少将という人が米国海兵隊にいて、彼は第1次世界大戦における英雄だったのですが、その彼が、上院議会でアメリカの銀行家や業界の関係者たちが自分を雇って政府を倒そうとした話を報告したのです。その後、第2次世界大戦後には、CIAが「ペーパークリップ作戦」の下で、ドイツの兵士、科学者、ビジネスマンなどの才能ある人材を影の政府の活動に活かすために、米国に連れてきました。ちょうどその頃、アメリカ合衆国の影の政府ができたのです。

 

・彼ら5人はまた、「ファイブ・スター・トラスト」の名でも知られていて、自分たちの活動のために口座を開設し、資金洗浄をして権力を手にしました。また、影の政府は、サウジアラビアの2人の王様にもつながります。アメリカ合衆国が第2次世界大戦に助けた、ラッキー・ルチアーノというギャングをシチリアに追放したりもしました。このように影の政府の話は非常に長く、かつ複雑なので、シリーズのレポートとして出すことにしたのです。

 

パラディン今、私たちが体験している新型コロナウイルスの問題は、地球上における第3次世界大戦のようなものです。そこで、現在は作業をちょっと中断し、現在世界で起きることに集中しているというわけです。

 

レポートをすぐに公開する理由

パラディン;また、レポートを書く際には情報提供者に下書きを見せて、内容が正しいかどうかを確認した上で修正があればしてもらい、なるべく、その日のうちに書き上げています。

 

・というのも、すぐにレポートを報告することで、カバールに彼らの悪事を私たちが知っていること、さらには、法律執行機関や政府が罪を犯していることについても、彼らの悪事を把握していることを告げるためです。

 

・また、私たちの「ホワイトハットレポートの36と41」には、3つの500万ドルと5兆ドルの「スウィフト(銀行間の国際金融取引のネットワークシステム)」が2009年の4月と5月に発行されたものとして報告されています。

 

・さらに、私たちのレポートでは、政府高官や大統領や銀行の不正を暴露していますが、「ホワイトハット レポート68」では、トレーディング(取引)プログラムの契約を公開しました。私の知る限り、この契約が一般に公開されたのは、史上初めてです。そのレポート内には、続きとなる契約も載せました。

 

ホワイトハットとブラックハットの違い

パラディン;2016年のトランプ大統領の当選は、これまでのゲームを完全に変えました。

 

・そして、2016年にトランプが大統領に選ばれると、先に述べた契約書類の公開をすることにして、その時点から、You Tubeチャンネルも作ったのです。そして動画を出したり、チャット用の「ディスコード」のサーバーを作ったりして、皆さんとの交流もはじまり、さらに真実をお伝えする活動を拡大しています。

 また、ネットワーク内のメンバーたちは、世界の金融を安定させるために尽力しながら、新しい金融システムの構築にも関わっています。これについては、まだあまり詳しく話せませんが、何百年も支配してきた血統から人類を解放するためのサポートを行っています。

 

パラディン私たちにとって、ホワイトハットとブラックハットの違いは、単に「善良な人」か「そうでない人」か、というだけです。もともと、ホワイトハットとブラックハットの伝説は、ハリウッドが映画を制作しはじめた頃、音声のないサイレントムービーからスタートしました。当時は、映画を見る人がわかるように、善人は白いカウボーイハット、悪人は黒いカウボーイハットを被っていたのです。何しろ、無声映画ですからね、ホワイトハットの由来はそこからはじまったのです。そこでレポートを出しはじめた頃に、この言葉を用いることにしました。そこから、「ホワイトハット レポート」という名前が生まれたのです。

 

パラディンというのも、おかげ様で10年たった今、やっと人々の意識に善人と悪人を分ける表現として、ホワイトハットという言葉が浸透してきたからです。CIAやFBI、NSAなどというと、みんな悪人と思いがちですが、必ずしもそうではないのです。実際にそういう世界にいればわかるのですが、属している組織ではなく、あくまでもその個人がホワイトハットか、ブラックハットかということであり、そこで一人ひとりを見極めるのです。

 

パラディン;でも、ホワイトハッカー高度なIT知識を持つセキュリティのエキスパート)とか、「ブラックハッカーその知識を犯罪のために使用)」という言葉もありますからね。とにかく、今の時代はホワイトハットなのか、ブラックハットなのか、つまり、その人がどちらの側にいるのかが重要なのです。

 

ほとんどの歴代大統領がカバールの操り人形だった

美代子;ところで、You Tubeのチャンネルには、「ケネディ大統領に貢献する」という動画がありますが、「13の血統」やイルミナティへの闘いは、ケネディ大統領の頃からはじまったと思われるのですがいかがですか?

 

パラディン;1963年の11月22日のあの出来事(ケネディの暗殺)が、1つのきっかけにはなりました。なぜなら、あの時に連中が初めて公に姿を見せたからですケネディ大統領は、すでに彼らの存在に気づいていて、亡くなるその年には彼らと闘っていました。今、トランプ大統領が彼らに対して闘っているように。でも、今との大きな違いは、57年前には人々が今ほど「カバール」とか「ブラックハット(ダークハット)」とか「ディープ・ステイト」などについて、まだ認識できてはいませんでした。今ではテクノロジーも進化して、毎日、莫大な情報量が降り注いでいますので、ケネディ大統領の暗殺後いくつかの秘密も表に出てきました。米国では、トランプ大統領以外で言えば、ケネディ大統領以降、カバールに対して闘った大統領は1人もいません。ジョンソンからはじまりオバマまで、すべての大統領が彼らの操り人形でした。

 

パラディン立ち上げ当初は、どこからも資金を得られませんでした。ただ、レポートは断固として無料で公開することにしています。最初に多くの議論を重ねましたが、レポートは、すべての人に無料とし、誰もがアクセスできるようにしました。しかし、昨年からポッドキャストや、「ホワイトハット・メディアグループ」の活動を開始すると、そのための経費がかかるようになったのですが、皆さんが「パトレオン(クラウドファンディングのプラットフォーム)」で支援してくださったり、サイトでTシャツ、帽子やコーヒーカップなどを買ってくださったり、You Tubeチャンネルで少しは収益化できたりしているので、毎月の収入は少ないのですが、かなりの経費をカバーできています。またメンバーにも、あまり多くではありませんが、費やした時間に対して支援はできています。

 

パラディン;レポートを書き上げるために非常に多くの作業があり、どれだけの時間がかかったかは想像もつかないかもしれませんが、莫大な量の情報を収集して分類し、そこから、どれを公開するのかを決めないといけません。要するに、入手している情報のうち10%くらいしか公開していないのです。また、情報源を秘密にしておくのは、情報提供者を守るためです。私たちも、自分たちの顔を出さずに情報だけを出しています。

 

「Q(Qアノン)」について

パラディン;Qが初めて投稿をスタートしたのは2017年の10月末からだと思いますが、Qの活動を見て私たちのことを思い出したと言う人もいましたね。また、Qの情報配信方法は私たちとは違いますが、彼らの情報も私たち同様、内部(インサイダー)情報が基本になっています。ですから、私たちがQではないかと質問する人もいますが、それは違います。ただし、私たちなりに彼らのことはフォローしていますが、Qには米軍の諜報機関のメンバーがいることは明らかですね。

 

Q(Qアノン)

・Q(Qアノン)は、トランプ大統領とその支持者たちに敵対するとされるカバール(ディープ・ステート、グローバリスト)など“闇の権力”が裏で画策する計画や陰謀についての情報をSNSなどを通じて暴露、公開しているグループ。これに対して、TwitterFacebookは措置を取り、You Tubeも2020年10月にはQアノンに関連する動画やチャンネルを削除したと発表している。

 

プロジェクト・ルッキング・グラス

・エイリアン・テクノロジーの1つで、過去や未来が透視できる装置。Qはカバールとの闘いにおいて、ルッキンググラスの技術を用いて未来を透視しているといわれている。ただし、見る人の思考や信念によって見えるものが違ってくるともいわれている。

 

リリースされる新たな治療法やフリーエネルギーについて

パラディン、はい、このリセットに含まれています。私たちの税金がこれらのテクノロジーの開発に使われてきたにも関わらず、残念なことに、私たちにはまったくシェアされませんでした。

 

・フリーエネルギーのテクノロジーはすでに存在していて、もうすぐ手に入ります。私も楽しみにしています。

 

メッドベッド

・量子レベルによるヒーリングが可能な医療ベッドで、そのカプセルの中に入れば、DNAレベルからの修復が行われることで、あらゆる病気の治療や臓器の再生、若返りができるといわれている。

 

美代子の部屋

パラディンさんとの出会い

・彼は、ホワイトハットの活動をされる前は30年以上、私立探偵をされてきた方ですが、それまでのキャリアとしては、南カリフォルニアで政府機関の仕事や法律事務所のサポート、公認会計士としての仕事の他、ボディガードもされていたことがあるという強者です。

 

人々が気づくまで、リーダーの悪事を公開し続ける

・ここ最近では、アメリカの大統領選挙のニュースが世界の注目を集めていますが、すでに予想された通り、民主党による大胆な不正選挙が行われました。

 

・このように、ホワイトハットがカバールの政治の腐敗や汚職、金融詐欺を徹底的に追跡調査し、その証拠までを押さえたものをレポートで公開しはじめて、すでに10年以上の時間が経過しています。

 

ジーン・コーセンセイ

世界の地下基地のスペシャリストが人類を救うために情報を発信!

活動の目的は、「子どもたちを助けたい!」から

ジーン;一言で言えば、「子どもたちを助けたいから」です。私は行方不明になっている子どもたちを救出し、この世界に「神の王国」を取り戻したいからです。子どもたちに対して、秘密の地下基地で行われている怖ろしいことをやめさせないといけません。こんなことは、起きてはいけないことなのです。

 

行方不明になる子どもたち

・欧米では、行方不明になる子どもたちの写真などが市販の牛乳パックなどに「Missing(探しています)」などとプリントされて、一般の人々に向けて情報提供を求めているケースも多い。

 

3回ほど暗殺されかけた過去

ジーン;その当時、私はハワイに駐在していたのですが、エイズ関連のカンファレンスで登壇して、「エイズの真実」について講演をしていました。その真実とは、「エイズは、アメリカ政府がメリーランド州のフォート・デトリック(陸軍の医学研究施設で生物兵器に関する研究所)で作ったものだ」という内容ですね。そして、講演後の帰り道でそれは起きたのです。会場があったダウンタウンのホノルルから自宅まで車を運転していた際に、私を尾行している車に気づいてはいたのです。するとその翌日、高速を運転していた際に車のブレーキが突然、利かなくなったのです。

 

ジーン;その次の暗殺未遂は、やはり90年代の後半でしたが、アリゾナで講演をした際に、私の車のタイヤのパーツがゆるめられていて、全部のタイヤが走行中に抜けかけたのです。

 

目覚めたのは30年前の1990年

ジーン;当時、海軍にいた私は職務上、「ハイ・クリアランス(アメリカ合衆国情報安全保障監督局における機密情報にアクセスできる権限)」を持つ立場にいました。そのために、一般に知らされている情報がまったく真実とは違うことに気づいたのです。今まで教えられてきたことがほとんど嘘だったことに大きなショックを受けた私は、そこから懸命に真実を追求する調査をはじめたのです。1990年の8月のその日から今日まで、ずっと、1週間に最低30時間は調査に時間を費やしてきました。

 

エイズは1970年から開発されていた

ジーン;私の場合は、まずは、議会で成立する予算を調べるところからはじまりました。すると、1970年の予算の条項5の部分を見ると、ウイルスの開発に1.56億ドル(約156億円)ものお金が使われていたことがわかったのです。それも、そのウイルスは人間の免疫システムを攻撃するものだったのです。MI6とCIAの協力のもと、フォート・デトリックにおいてその研究が行われていたのです。要するに、それがまさにエイズのことなのですよ!

 

真実を知ると狂人扱いにされてしまう

ジーン;皆から「頭がおかしい!」と言われていました(笑)。「ニューワールドオーダーって何?」とか、「すべて作り話でしょう?」とか「そんなものは存在しない」とかね。

 

美代子;でも、それを日本人にあてはめると、まだ目覚めている人は100人に1人くらいではないでしょうか。真実の情報を知るために、言葉の壁があるというのも大きいでしょうね。

 

ジーン;つまり、カバールが気象兵器である「ハープ(HAARP)」や「ケムトレイル上空から化学物質などが空中噴霧されること)」などで気象をコントロールしてきた背景を知らないと、天気の話もできないのです。ヘタにいろいろな話をしても妹も困惑しますから、本当に何も話ができません。3.11の福島の原発事故についても同じで、深い話ができないのです。

 

フィル・シュナイダー(1947-1996)

・地質学者としてアメリカ政府機関に17年間勤務し、地下基地のプロジェクトに主に携わる。地下を掘る際のレーザーの掘削機の発明に寄与。地下基地建設への協力は、アメリカのものだけでなく世界の多くの基地建設にも及ぶ。高度なクリアランスを得ており、基地の司令官、CIA長官、アメリカ大統領とかに直接連絡が取れる立場にあった。あるとき、政府のアジェンダに幻滅して、政府が隠蔽していた闇の秘密案件や、「政府と宇宙人とのつながり」についての講演を行ったり、10万人消えた子どもたちが地下基地にいることについて発言しはじめると、1996年に“自殺”という形で死亡。父親はナチの捕虜でUボート司令官。

 

アライアンスの活動は20世紀初頭からはじまっていた

ジーン;アライアンス側の活動は、正確に言えば1903年からはじまりました。これは壮大な計画です。ご存じのようにカバールには、世界中の人を奴隷にしたり、人口を削減したりする大きなアジェンダがあったので、それに対抗するためにはじまったのです。

 

神様とはホットラインでつながっている

ジーン;すると、神様の答えは、「元来、悪魔的な存在もいれば、偶発的に生まれる邪悪な存在もいる」とのことでした。また、「彼らはもともと人間ではなく、地球外生命体である」と、そして、「彼らのような存在は哺乳類ではなく、レプティリアンである」とも言っていました。また、「子どもを好んで食べるような邪悪なレプティリアンもいる」と。そんなことを教えてもらったことで、私はなおさら、「どうしても(臨死体験から)地球に戻って、人類を助けたい!」と思ったのです。

 

神に罰せられた邪悪なエイリアン

ジーン;当然ですが、エイリアンは光と闇と両方に存在しています。たとえば、爬虫類系のレプティリアンは闇の側ですが、「ドラコニアン(爬虫類系の特徴を持つが龍族系のエイリアン)」の場合は、すべてが悪魔的な存在であるとは限りません。ドラコニアンの世界にはカースト制が敷かれていて、インドはそれを真似して、自分たちの社会にもカースト制を作りました。

 また、ドラコニアンの中には180メートル前後の巨人もいますが、ドラコニアンの中でもアルファ・ドラコニアンと呼ばれる存在は、3.6メートルくらいの低身長です。彼らは人間の子どもを食べたがるような邪悪な存在です。さらには、多くのドラコニアンは自由に飛び回ることができますが、アルファ・ドラコニアンは飛べません。彼らは支配欲が強く傲慢な存在だったことから、神に罰せられて多くの能力を失ったのです。

 

カバール側のエイリアンVSアライアンス側のエイリアン

ジーン;また、多くの人がご存じの「グレイ」という種族がいますね。基本的に、彼らはクローンから成る存在です。顔は大きくヒップは小さいです。クローンなので、人間のように子どもを子宮から産むことはできません。グレイはもともと、私たちのようなヒューマノイドと昆虫型の存在からの掛け合わせのハイブリッドです。背が低くて真っ黒の目、大きな頭で細いヒップ、というのが彼らの特徴ですね。また、「メイトリー」と呼ばれる存在もいて、他の種族よりもテクノロジー的に進化していますが、邪悪な存在です。さらには、「ドルサイ」という種族がいます。彼らも進んだテクノロジーを所有していますが、悪意に満ちていて残酷です。他にもたくさんのエイリアンがいますが、これらが代表的な闇側のエイリアンですね。

 

あとは、「ラプター」という存在もいます。彼らはもともと地球にきた種族ですが、闇の側から光の側に変わりました。なぜかというと、彼らが未来を透視したときに、光の側に変わらないと自分たちが存続できないことを知ったからです。もともと彼らは、人間を食べるようなダークな種族でしたが、今ではそういう行為をやめて人間の味方になりました。銀河にはすべてを統括する「銀河連盟」もありますね。連盟には5つの評議会がありますが、そのうちの1つには人類を助ける「アンドロメダ評議会」があります。人類の方もすでに宇宙へ出て行っていますが、すでに宇宙を旅した人が人類を助けるために、これらの悪魔的種族と闘っています。

 

美代子;その他、人類の味方には「プレアディアン(プレアデス人で美を愛し平和を好む)」「アークトゥリアン(アークトゥルス出身で青い肌が特徴、精神性が高い)や「ノルディック(ヒューマノイド系に近く金髪、白い肌、青い目の存在)」などがいますよね。

 

ジーン;はい、ノルディック、アークトゥリアンなどは、ドラコニアンよりもはるかに進化しています。また、レプティリアンの中にも、アルファ・ドラコニアンによりすべてを破壊されたので、地球で人類を助けているグループもいます。彼らはパラレルユニバースから来ていて、自分たちを破滅に追い込んだアルファ・ドラコニアンが嫌いなので、彼らを地球から追放したいのです。こんな感じで、今、たくさんの種族が人類をサポートしています。彼らの助けがないと、私たちは到底、カバールとは対抗できません。

 

人類は奴隷として5億人だけ残しておく

美代子;たくさんの存在がいて心強いです。このあたりの情報には私も興味がありました。ちなみに、地球外の存在たちは、いつ頃から人類をサポートしているのですか?

 

ジーン;ナチスがグレイやドラコと条約を締結していたことを考慮すると、すでに1930年頃から地球外テクノロジーは人類に提供されていたようです。第2次世界大戦以降、ナチスはドラコニアンのサポートを行っていましたが、彼らは技術提供を受けたお返しに、ドラコニアンが銀河系を侵略するための「ダークフリート(ドラコニアンをサポートするためにナチスが運営する闇の艦隊)」を贈りました。その見返りにナチス側は、さらに新たなテクノロジーを入手しています。1946~1947年の「ハイジャンプ作戦」でナチスが米軍に勝てたのは、その時にもらったテクノロジーがあったからです。

 

美代子;表向きの戦争ではナチスアメリカに負けたわけですが、実際には裏の戦争では彼らは勝っていたのですね。

 

ジーン;カバールを構成する13家のファミリーのうち、ナチスはそのトップ5のうちの1つです。そのナチスを動かしているのは、「ケインの血族」といわれていて、アルファ・ドラコニアンの血が流れているファミリーであり、そのほとんどがもともとは人間ではありません。

 

美代子;やはり、そうなんですね。秘密結社の洗脳から解かれたアリゾナワイルダーの証言などにも、実際に政治家や王族たちがシェイプシフト(姿形を変えること)をしたような話などもありますしね。

 

ジーン;はい。とにかく、カバールは人類を奴隷として使うために、全人類から5億人だけを残して後は殺す計画にしていました。それこそ、まさにネガティブなエイリアンのアジェンダですね。

 

美代子;そのために戦争、人工地震やハリケーンケムトレイル、遺伝子組み換え、パンデミックやワクチン、5G、暴動、森林火災などを起こすアジェンダがあったわけですから。許しがたいです。

 

世界と日本の地下基地の実態について

ジーン;1947年から「マークランド」というプロジェクト名で、月や地球の地下に基地を作る作業がはじまりました。特に、中性子爆弾を用いた採掘マシンが完成してからは、さらに効率よく地下基地の採掘が進むようになりました。

 

ジーン;まず、アメリカに関してだけなら、すでに爆破されたものを含めて356の地下基地があり、世界中の海洋の地下に網羅されている「マグレブ(磁気浮上鉄道)」式のトレインでつながっています。

 

ジーン;地下基地といっても最近のものだけでなく、アトランティス、レムリア、マヤ文明など何千年も前の文明の頃から地下基地も存在しているのです。日本にも、そのような古代からの地下基地がありますよ。たとえば、日本なら長崎と広島にも地下基地があったので、それらを狙って原爆が落とされました。現在、東京や名古屋の地下にも基地はあります。

 

 ちなみに、日本が戦争に参加することになったのも、日本が産業的にも力をつけてきたことにカバールが目をつけて、戦争を仕掛けてきたのです。もともと、日本は仕方なく戦争に参加したのです。当時の日本は封鎖されていて、すでに石油も何も手に入らなくなっていましたから。真珠湾攻撃も、他のイベントがそうであるように、わざと日本がひどいことをしたように仕立て上げられましたよね。当時の日本には、他の選択は残されていなかったので、ドイツ側と手を組んだのです。

 

美代子;そうなのですね。ちなみに、日本の地下基地を管理しているのはどんな人たちですか?

 

ジーン;やはり日本人です。基本的に地下基地に連れて行かれた人は、ずっと基地に行ったままになり、地上に出てくることはないです。

 

カバールが奪う「言論の自由」で人々は逆に気づきを得る

美代子;そういえば、You Tubeでは10万ものチャンネルが削除されましたが、そのほとんどは、真実を追求する人のアカウントです。トランプ大統領はこういったことに対して、なぜ何もしてくれないのでしょう。

 

トランプ大統領の新型コロナの治癒にはエメッドベッドが利用された

美代子;「秘密宇宙プログラム」がはじまった頃というと、第1次世界大戦後の頃ですよね、かなり前ですね。そうすると、メッドベッドは宇宙船の中にあるとか?

 

ジーン;アライアンス支配下の地下基地か、もしくは、宇宙軍の基地の中かもしれません。また、秘密宇宙プログラム内で編成されていた「ソーラーワーデン(アメリカ海軍による太陽系監視艦隊の組織)」の存在が公開されましたが、そこにあるのかもしれません。

 

地下に連れていかれた子どもは孤児にされた子たち

ジーン;地下基地は、すでに現在はほぼ一掃されてキレイになっています。基地内の悪魔的なものは排除され、浄化されて流動的にも上がっています。でも、子どもたちはまだ地上に出られないので、基地内で保護されているはずです。

 

ジーン;いくつかの基地には行ったことがあります。たとえば、古くて廃墟みたいな場所で薄汚いトンネルがあるような場所もあれば、最新テクノロジーで造られた街や公園、湖や動植物などが存在している美しい場所もあります。ホログラムの太陽や空もあり、一見、地下だとわからない場所もあるので、地下基地といってもその印象はさまざまですね

 

タイムラインは自分で選択できる

美代子;ということは、エイリアンたちはタイムラインを良い方向に変えるためにやってきている、ということでもあるわけですよね。つまり、アライアンスのおかげで、もうカバールの支配するタイムラインにはいない、ということにもなりますね。それはいいニュースです!

 

5Gの先にある6Gについて

ジーン;まず、6Gはシグナルを送信しません。私が聞いたところによると、6Gは量子クリスタルを用いると、電波などを使わなくても、離れたところへ瞬時に情報が届くのです。地球から月ほど離れていても、すぐに情報が共有できるのです。

 

美代子の部屋

地下基地の専門家といえばジーンさん

・対談中でもお話ししていますが、ジーンさんは地下基地の専門家とも呼べるお方です。

 今回、私がジーンさんにインタビューをお願いしたおのは、多くの真実を追求する動画が存在する中で、とりわけジーンさんが世界中の地下基地についての情報に詳しい人だからです。

 

すでに8割はアライアンスの支配下

・現状では、アメリカの地下基地の8割は、すでにアライアンス側の支配下にあるらしいのですが、まだ、オーストラリアなどはカバールの支配下にあるものも多いようです。

 

まず、誘拐されてきた人は、遺伝子操作や宇宙人と人間のハイブリッド、動物と人とのハイブリッド、マインドコントロールなどの実験台にされています。中でも、子どもたちは虐待や拷問、アドレノクロムの抽出をされたり、生贄にもされています。

 他にも、地下ではAIと人間のハイブリッド、兵器の開発、宇宙テクノロジーやフリーエネルギーの開発、宇宙船や第3次世界大戦用の核弾頭を搭載した潜水艦基地など、数多くの裏プロジェクトが進行しています。

 

世界の地下基地の具体例

アラスカ州基地――アライアンス支配下

・ヘインズ山には大きな基地があり、アラスカのハープ(HAARP)基地と共に稼働。

 

カリフォルニア州基地――現在は、ほぼアライアンスの支配下

・サンフランシスコ・ベイエリア――アライアンス支配。数多くのトンネルや地下基地ネットワークでつながる。

 

・マウントシャスタ――カバール支配下の基地もあり

 先進的な宇宙テクノロジーの基地、先進的なビーム兵器の実験基地、遺伝子実験、800マイルにも及ぶ最深の基地も存在。

 

・ナパ・ヴァレー ――カバール支配

 ナパの北部のワイナリーと基地をつなぐ。アングロサクソン系の奴隷にマインドコントロールを行ってきた。

 

・サンディエゴ――アライアンス支配

 コムトラック潜水艦基地の地下6階には、潜水艦と地下鉄道の大陸間システムにつながる。

 

ミズーリ州――カバール支配からアライアンス支配へ

 最高位の悪魔的な生贄が行われる基地が存在していた。2020年4月に2100人の特殊部隊とアライアンスで6500人の子どもたちを救出。莫大な量のアドレノクロムが保存されていた。

 

コロラド州――ほぼアライアンス支配下

・ボルダー ――カバール支配

 電磁マインドコントロール、米国人の思考を変える研究、遺伝子実験、トンネルや地下基地建設のための地質学の研究を行う。

 

コロラド・スプリングス――アライアンス支配

  カナダと米国の国防に関する、何百人ものスタッフが存在、45もの地下鉄鋼ビルや何千ものサテライト、ミサイル、地下道路あり。

 

デンバー ――アライアンス支配

 全アメリカ中の地下施設の主要なハブであり、超高速の地下鉄道で世界中のユニットにつながる。

 

第3次世界大戦後には政府の機能が移行予定だった。

 

メリーランド州――アライアンス支配

 米国陸軍の基地、国防情報局、サイバーセキュリティー、世界最大のスーパーコンピュータがある。

 

世界の地下基地の今後

・すでに知られているだけでも、アメリカには約350もの地下基地があり、毎年2つの地下基地が建設されてきたそうです。また、そのための建設費用として、1つの地下基地を作るのに170億~260億ドルもの大金が使われてきたそうですが、それらにはMI6やCIAのドラッグ密輸の資金が提供されてきたといわれています。

 

<チャーリー・フリーク>

愛と癒しのエネルギーで嘘を燃やし尽くす!

チャーリーという名は「嘘つきを燃やし尽くす」という意味

チャーリー;どんなに忙しくても毎日の瞑想は欠かせません。実は私の多くの知識は、この瞑想から得ていると言っても過言ではないのです。正しく瞑想をすると、内なる自分の静寂とつながり、調和が取れるようになります。そうすると、創造主(神)ともつながり、会話ができるようになるのです。実は、創造主はいつも私たちと関係を持ちたがっているのですよ。

 

チャーリー;最近は情報が氾濫しすぎていて、どの情報を信じたらいいのかわからないですよね。でも、そのような状況の中、どのように自分なりに真実を判断すればよいのでしょうか?実は、すべての答えは自分の内側にあるのです。真実を知るためにはマニュアルも必要ないし、お金もかかりません。ただ、創造主とつながればよいだけです。私たちがお伝えしている内容は、すべて無料です。というのも、この知識は自分のものではないからです。これは創造主がもたらしてくれるものであり、神様が教えてくれる真実だからです。私はただ、その媒介をしているだけです。私は皆さんに光を届けて、皆さんが内なる神とつながるお手伝いができれば、それが私の喜びなのです。

 

美代子;素晴らしいお考えですね!ありがとうございます。瞑想でうちなる自分とつながり、本当の自分に気づくと、その人らしい人生が送れると私も信じています。

 

チャーリー;皆さんにも、瞑想をぜひおすすめしたいですね。

 

リーダーになる教育を受けてきたトランプ大統領

・チャーリー;ドナルド・トランプという存在はミラクルであり、神から私たちへの贈り物です。アライアンス側のこのような動きがなければ、これから先、何千年もカバールを倒すことは無理だったのです。

 

カバールとアライアンスの闘いは、2つの世界で起きています。要するに、3次元の物質的な地上と、形而上学的な高次元における両方で起きているのです。

 

地球の波動はすでに上がっている

チャーリー;2021年は衝撃やトラウマが続き、そこから癒されるまで時間はかかるかもしれません。でも、おっしゃるように地球の波動はすでに上がっています。深い地下から抑圧された子どもたちを地上に救出するだけで、地球の波動は上がるのです。もともと、シューマン共振(地球がもともと持っている周波数)は、7.83Hzでしたが、今では約2倍の14Hzにまで上がっています。でも、神様の高い周波数までは、まだまだ開きがあります。

 

・でも、これから施行される量子金融システムは愛のエネルギーでもあるのです。この新しいシステムでは、人のお金は絶対に奪うことはできません。人々は自由になり、暴力が減っていくでしょう。

 

美代子の部屋

大自然の中で動物と暮らすチャーリーさん

・3人目の対談相手であるチャーリーさんは、スピリチュアルの世界に造詣が深いので、お話を伺っているだけでとても心地が良くなる、そんな柔らかな雰囲気を持った人です。

 

チャーリーさんの言葉は直感がYESと言う

・かつて、ケネディ大統領がやりかけて成し遂げられなかったことを今、トランプ大統領がやり遂げようとしています。でも、そのためには、高次元の存在たちや、人類をサポートするエイリアンの応援がなければ無理なのかもしれません。チャーリーさんは、「地球上のすべての生命体がトランプ大統領を応援している」、と語っていましたが、本当にそうかもしれませんね。

 

トランプ大統領は、宇宙次元におけるチェス・プレイヤー

・実は、チャーリーとはちょうど大統領選の前日に話をしていたのですが、その時に「トランプ大統領が圧勝ですね!」と意気投合はしていたものの、チャーリーは、「実際には、大手メディアもSNSもすべてがバイデンの勝利だと発表するよ。だから、今後は面白いことになるよ!」と語っていました。そして、実際にその通りになっているのです。

 でも、民主党は大胆な不正選挙をしているので、有効票だけを数えれば、トランプ大統領が圧勝しているはずです。

 

今回の不正選挙はクーデターそのもの

・ちなみに、選挙に使われたのはドミニオン社という会社の集計システムですが、このシステムによって不正が行われたといわれています。

 

・2021年は、まだまだ闇の勢力の退治が続くので混乱も残りますが、ジーンさんもおっしゃっていたように、2022年からは平和な時代が訪れるはずです。今後、愛と平和に満ちた時代は、約1000年間続くはずです。

 

 

 

 

(2021/5/18)

 

  

 

ヒトラーは英国のスパイだった! 上巻』

グレッグ・ハレット  ヒカルランド   2021/1/19

 

 

 

オーストリアの浮浪者

これまでの歴史でもっともあり得なさそうなのは、オーストリアの浮浪者で、通りを掃除するゲイの男娼がドイツ首相になり得たということである。ヒトラーは見えざる手で世界の著名人に押し上げられた、脅しが利く無名の人々多数の仲間入りをしている。

 言外の意味……歴史はイルミナティの長期計画によってひも解かれている。戦争は数十年前から計画され、国家破壊、人口減少、士気喪失を達成するため、そしてもちろん力と利益のために画策されている……。イルミナティは対立を刺激するため「敵」を援助する……超富裕層は人間を食い物にし、永遠の覇権を確立するために頭を働かせている。

 

アドルフ・ヒトラー ――近親相姦のユダヤカトリック教徒

カトリックの近親相姦

ヒトラーにはアロイスとクララという公然たる近親婚の両親がいた。父アロイスの祖父母と母クララの曽祖父母が同じで、2親等と3親等の近親婚だった(通説では、アロイスの養父母とクララの祖父母が同一人物とされている)。妻(24歳)は夫(47歳)の姪、すなわち夫は妻の叔父にあたる。ヒトラーはがこれを知っていたこと、そして家族史の研究者が混乱したことは間違いない。

 

・アドルフは身内のどんな記録も、彼らが働いた悪事も、親族間での近親相姦の傾向も、そして自分のユダヤ系とのつながりも、とにかく消し去ろうと必死だった。ドイツの民族検査では1750年にまで遡ってアーリア人が祖先であることを証明する必要があったからである

 

・パウラ・ヒトラー(アドルフの妹)は1945年7月12日、第101空挺師団の聴き取り調査でこう述べている。

 

「シュミード家とコッペンシュタイン家は私たちの大切な身内で、シュミード家のいとこの中にはコッペンシュタイン家の人間と結婚した者もいました。父の家族のことはまったく知りません。姉のアンゲラとよく話していたんです。『父さんだって親戚がいたはずだけど、私たちはそれが誰かさえ知らないのよね』と」

近親相姦はドイツ人とオーストリア人の間では珍しくなく、第1次世界大戦後には一族の墓所を破壊したり教区の簿冊を焼き払ったりして家系の情報を処分する、ということが至って普通に行われていた。

 

ユダヤ系の出自

・アドルフの祖父は近親相姦のカトリック教徒の系図には含まれていなかったが、ヨーロッパでも指折りの資本家だった。彼の祖父(アロイスの父)が何者かを理解するには、当時のヨーロッパの状況を理解する必要がある。

 

ユダヤ人と経済生活』の中で、1820年以降は「ロートシルト英語圏では「ロスチャイルド」と発言される)家の時代」だったと述べている。そして「ヨーロッパで唯一の勢力、それはロートシルト」と締めくくっている。

 一族の祖だったマイヤー・アムシェル・ロートシルト1812年9月19日に亡くなったが、遺書で子孫に対する具体的な指針を定めていた。

 

財産を一族の中で保持するため、いとこや、またいとこ同士で結婚すること。また、団結した金融勢力の体裁を維持すること

 

・そのため、マイヤー・アムシェルの孫の結婚18組のうち16組はいとこ同士だった。息子のヤーコブ・マイヤーも兄ザロミン・マイヤーの娘と結婚している。これが近親婚の文化を生み(いとこと結婚するのは合法であるが)、またマイヤー・アムシェルの息子5人には一族以外の嫡出子が作れなくなることを意味した。この代償として、彼らと使用人の間に非嫡出子ができることも多々あった。

ヒトラーの心』の著者である精神分析学者のウォルター・ランガーによると、アドルフ・ヒトラーロートシルト家の一員を祖父に持つドイツの残忍な指導者とされている。通説ではアロイス・ヒトラーの父はヨーハン・ゲオルク・ヒードラーであるが、

 

「ヨーハン・ゲオルク・ヒードラーがアロイスの父であるという点を真剣に疑う人々もいる……マリア・アンナ・シックルグルーバー(ヒトラーの祖母)が妊娠した際【1836年8月31日】ウィーン在住だったことがわかる。【オーストリアの文書がおそらく作られていたとされる】……当時彼女はロートシルト男爵宅で使用人として雇われていたが、家族に妊娠が知られるとすぐ自宅【オーストリア、シュトローネス村13番地】に戻された……そこでアロイス【シニア】が生まれた」

 

・これに対し、ヒトラーオーストリアのデラースハイムの町を襲い、墓地を戦車の訓練に使った。このとき、ユダヤ人の祖先の明かす存在であった父の出生記録も始末された。

 ヒトラーは1938年にウィーンにあったロートシルト家の銀行、S・M・フォン・ロートシルトも廃業させた。彼の祖父候補の1人、ザロモン・ロートシルトが所有していた銀行である。

 ナチスの指導者たちは手榴弾を使って自らのユダヤの家系を隠した。【ラインハルト・】ハイドリヒの親衛隊の入隊許可も彼の一族の墓石を破壊するまで延期された。ハイドリヒは母方の祖母からユダヤ人の血を4分の1受け継いでおり、ユダヤ人へのテロ行為とナチス支配における抑圧のほぼすべての責任者となった。感情に動かされず、際立った残酷さの持ち主だった。

 ロートシルト家はみなイルミナティに属していた。イルミナティとは1776年に始まった独立の組織で、既存のフリーメイソンを取り入れ、最終的にはそちらからエリートを誘い出していた。

 

・1836年にはロートシルト家はヨーロッパ最大の影響力を持つ一族になっていた。彼らはアメリカの革命を作り出し、いかにも銀行らしく、双方に資金を供給した。

 ロートシルト家の非嫡出子には2つの目的があった。1つは味方を作ること、もう1つは敵を作ることだった。「味方」は彼らの金銭取引の隠れ蓑に、「敵」は戦争を起こすために利用された。ロートシルト家は戦争で両軍に資金を提供し、戦争関連の取引で巨額の利益を得た。彼らは何もかも所有していたから、裁判所からの報復などちっとも恐れていなかった。

 

オカルトの出自

・1776年以降、【8月31日】はロートシルト家が戦争の子どもたちを生み出す種まきをする悪魔崇拝の夜として空けられていた。内輪での神秘的な集まりである「黄金の夜明け」で「戦争工作員」を身ごもるための大切な日である。このオカルト的行為は午前1時30分から午前3時10分の間に起こるよう計画された(13にちなむ)。これは非嫡出子をガイ・フォークス1605年にイギリスで起こった火薬陰謀事件で逮捕された人物。事件を記念して彼の人形を焼いたり花火を上げる風習がある】になぞらえており、ロートシルト家はハロウィーンの仮想をした。

 8月31日は北半球の夏の最終日にあたり、当局が異教の儀式に目をつぶる夜であった。南半球で2月末になるとすさまじい勢いでビーチ・パーティが開かれるのと似ている。

 

・8月31日、ロートシルト家の目標は女性を脅えさせ、自分が悪魔と関係を持っているという絶対的な恐怖の中で身ごもらせることにあった。要はロートシルト家の3人が毎回関わりを持つ輪姦で、1人が襲い、もう1人はその場で相手に支配と困惑の感情を植え付け、残りの1人が外にいるという役割を交代で行ったのである。

 ドイツの貴族階級は国王、王子、公爵、侯爵、辺境伯、男爵などから騎士まであり、騎士は「フォン・リッター」という姓を持った。これがドイツの階級制で、結婚を希望する者は誰でも侯爵か辺境伯あるいはその両者の承認が必要だった辺境伯は地域を統治し、結婚式の夜にその妻と性交する権利を持っていた。これは初夜権と呼ばれ、イングランドスコットランドをはじめヨーロッパ各地でも同じだった。

 初夜権ラテン語では初夜の法を意味する」、フランス語では領主権、狩猟犬、租税権、農場経営、そして処女の花嫁との性交を意味する「droit du seigneur」の歴史は、「処女を奪うのは平民の花婿が耐えうるより大きな責任があるとみなされた………統治者の信用を反映しているだけのことだった……真の勇気とたたえられた……」など、まったく現実離れしたものだ。

 この慣習は特にフランスとイタリアで広まっていたが、フランスの騎士がイギリスに移り住んだとき、イギリス人が大げさにこの国の農民の女たちが自分たちより大きいと言い立てたので、フランス人は初夜権を破棄した。

 

初夜権について「すべての資本家が自分の工場のどれかで働くどんな女性とも寝られる権利」と書き換えている。

 

・この「夜の権利」は「男爵」の肩書を与えられた人間が手当たり次第に我がものにした。ロートシルト家の人間もみなこの爵位を持っており、姓をバロン・ド・ロートシルトロートシルト男爵)と変えた者もいた初夜権のおかげでロートシルト家には数世代にわたって多数の非嫡出子が誕生したが、マイヤー・ロートシルト1812年9月19日死去)によってこの習慣は正式に禁止された

 代わりに、ロートシルト家の人間は身元を隠す仮面と衣装を身につけて非嫡出子をもうけることになった。

 

・平民は初夜権に対抗し、適齢期の娘の寝室に入り込むのもさほど難しくなくなった。当時のオーストリアとドイツでは、特に若い男が深夜、雨どいや格子伝いに結婚前の娘の部屋までよじ登っていき妊娠させる「窓伝い」が実践されていた。

 娘の父親も全面的に反対するわけでもなく、娘が妊娠したら2人が結婚して、向こう見ずな若者は農場の人出候補になると考える向きも多かった。農業が主体の地域では家族経営の農場を手伝う子どもたちも必要だった。今でもドイツには娘が妊娠したら結婚するという根強い文化がある

 

・誰かが雨どいを登ってくる音を適齢期の娘が耳にすると、脅えるどころか自分の身支度を整えた――アナグマの毛の歯ブラシで歯をさっと磨き、天然素材のスポンジで体もきれいにする。夏の終わりは特に目移りしながら関係を持つ時期で、娘たち、特に貧しい者――そしてカトリック教徒の半数は相手を1人に絞らなかった。何しろ、「父と御子と聖霊」は三位一体、つまり別の姿を取っているかもしれないということも考えておく必要があったのだ。

 

手間を省くため、莫大な資産を持つロートシルト家は使用人の少女を雇った。使用人の少女との間に非嫡出子をもうけるのはごく一般的で、中には20人も子どもを作り全員を認知し、しまいには遠縁にあたる無反応な妻を遠ざけて愛人と一緒に暮らしてしまった者もいる。

 8月が始まると使用人の多くは夏休みをもらい、代わりに臨時雇いの使用人がやってくる。臨時雇いは8月31日のことを頭に入れて選ばれることが少なくなかった。戦闘要員懐妊の日には、主人と使用人がひと月を経てうまい具合に親しくなっているからだ。

 ヒトラーの祖母、マリア・アンナ・シックルグルーバーはそれほど利口とはいえないカトリック教徒の少女で、1836年の夏にウィーンのロートシルト家での仕事を紹介された。

 

過去のユダヤカトリックの出生の由来をごまかす

つまり、アドルフ・ヒトラーロートシルト家とユダヤ人の血が4分の1入った準近親婚のカトリックの家系の出で、非嫡出子の戦闘要員として生まれたロートシルト家の一員である。一族とは物理的には敵だったが財政的には同盟関係にあり、無制限の財政的・政治的支援を受けていた。

 ロートシルト家の非嫡出子であるアドルフ・ヒトラーは、その時代の歴史において大きな役割を果たした。彼の地位は秘密組織の金融エリートにも十分認識されていた。だから、彼らの目的を達成するため全面的な支援を与えられた。当時、アドルフ・ヒトラーはこのように認識されていた。

ヒトラー ―― ロートシルト、悪魔的なカトリックユダヤ人」

 

イギリスでのアドルフ・ヒトラー

・気取り屋のアドルフはマージ―川河岸を行き来して過ごした。当時リヴァプールにはドイツ人の強固なコミュニティがあり、バーやカフェ、レストランを経営していた。アドルフはアロイスとブリジットのもとを出入りしつつ6カ月過ごし、その間アロイスとアドルフはかなり長い時間をかけてイングランド各地を旅行した。それより以前の22カ月間(1911年1月から1912年11月まで)の所在についてはちょっと謎である。当時の年齢は21歳から23歳だった。

 これはヒトラーの人生における失われた年月と考えられている。ヒトラーは『我が闘争』に記した自分史で、1908年9月からウィーンの安宿で売春婦やホームレスに混じってさまざまな安宿に住んでいたとしている。ヒトラーはこれを人生のどん底時代と表現した。とはいえ、「唯一の証人たちが仲間の売春婦やその記憶だけというのは頼りにならず不完全だ。ウィーンでのヒトラーの目撃証人は疑わしい」。『我が闘争』では、1912年には芸術専攻の学生としてのウィーンの生活に失敗したとも書いている。

 1913年5月24日、ヒトラーはウィーンを出てミュンヘンに移った。全844ページ、脚注数681、13ページにわたる引用文献付きという、ヒトラーに関してもっとも信頼がおける書籍にも1911年1月から1913年5月までの情報や写真はない。

 

・1911年1月から1913年5月までの真相はこうだ。ヒトラーは1911年の間はずっと遺産を使って過ごしていた。その後9カ月間(1912年2~11月)はイギリスのタヴィストックとアイルランドのイギリス軍「心理作戦学校」で訓練を受けた。最後の6カ月間(1912年11月~1913年5月)はリヴァプールの異母兄夫婦のもとで、自身の回復とロンドンやその他イギリス国内の港の「観光」旅行で心理作戦のテキストの学習に努めた。

 

 アドルフ・ヒトラーはイギリス軍工作員として訓練を受け、ドイツ軍工作員となり、そしてイギリス軍の二重スパイとしてドイツ軍総統(首相)になった。銀行家のロートシルト家の人間である彼のユダヤ人の祖父はこえで大きな利益を得た――もっと正確に言えば、祖父の子孫たちである。

 ヒトラーオーストリアでの兵役を逃れた。「捕まるのを防ぐため、彼は1909年(20歳のとき)、ウィーン市営宿泊所(ホームレス男性用の家)に5歳で亡くなった5歳下の弟エドムントの名で登録したエドムントの出生証明を使うことで、アドルフは自分を死んだ弟と偽ることができた。エドムント・ヒトラーの名で兵役を逃れたものの、ウィーン警察はアドルフ・ヒトラーをくまなく探していた」。

 

・スパイマスター 「ドイツ警察はミュンヘンでイギリスから帰国したアドルフ・ヒトラーをようやく捕らえ、徴兵忌避で摘発した。彼は栄養失調で病気という旨の診断書を作って兵役を逃れた。イギリスの諜報機関は常に支援者がいたから介入しなかった。ヒトラーが失敗しても他の人間がいるし、彼の経歴には戦争の経験が必要だった」

 

「イギリスの諜報機関は第1次世界大戦中2度ヒトラーを救った」

 

「イギリス滞在中、ヒトラーは演説家として訓練を受けた。重要な点を強調するためにジェスチャーを取り入れることを教えられた。そして彼はドイツ風とは異なる信じられないほど効果的な自分のスタイルを作り上げた。MI6(イギリス軍情報部第6課。国外での情報活動を主に行う)はダブリンのトリニティ・カレッジの演説法の講師にヴォイス・レッスンをさせ、声のトーンを変えて強調する方法を教えた」

 

工作員の訓練の多くは性的な関心に沿ったものだった。工作員は薬物や酒を与えられ、催眠術をかけられ、他の工作員接触できるようにして、教官は干渉せずに何が起こるかを観察する。アドルフはバイセクシャルの兆候を示したが、それはMI6の訓練設定では珍しいことではなく、後にもっと複雑な倒錯も現れ、他の諜報員の卵たちをげんなりさせた。

 

ヒトラーの異母兄アロイス・ヒトラー曰く、「馬鹿言っちゃいけない。芸術家だって! 下手な絵描き以外の何者でもないさ。美術学校の学生としてだって受け入れてもらえなかっただろう。それに模写して自分の名前で署名する芸術家なんているか

 ヒトラーの謎の2年4カ月は1911年1月から1913年5月24日までの期間である

1、    ヒトラーは1911年の間ずっとウィーンの安宿で遺産を使って過ごしていた。

2、    1912年2月から11月まで9カ月間は、イギリスのタヴィストック心理作戦訓練学校とアイルランドの別の心理作戦訓練学校で訓練を受けた。

3、    1912年11月から1913年4月まではリヴァプールの異母兄宅を拠点とした。ここからタワーブリッジ、船や港を含む戦略上重要なイギリスの建造物を調べに行った。当時ドイツの旅行者を装った多くのスパイがしていたのと同じである。

4、    1913年4月にウィーンに移った。

5、    1913年5月24日に……ミュンヘンに移った。

 

ヒトラーの二重スパイ訓練

・基本的にはヒトラーは人生における最初の20年間のイデオロギーを除去され、秘密組織フリーメイソンイルミナティの戦時中のイデオロギーを植え付けられた。解体の後の再統合で目の色が変わることは珍しくなく、青い目が茶色になってまた元に戻ることもありうる。

 

すべての戦争は秘密の戦争である。そして一番秘密の多い戦いがもっとも長く続く。>

・過去三代の治世で、イギリス連邦は別の意味で「女王陛下万歳」を歌っておくべきだった。イギリスの君主はみな同性愛者とセックスをしてきたのだから。こうして、秘密が取引されたのだ。フリーメイソンは君主の性的習慣を秘密に保ち、代わりに君主は抗争をするフリーメイソンの計画を秘密に保ち、より正当な戦争を生み出す手助けさえした。そうすれば「ぶつかって、襲って、とりあえずやってみる」のではなく本格的な人口減少の実践となり、国境や社会政策、社会単位の構成も移動できるようになるからだ……。

 

・ジョージ4世(1820年即位)以降イギリスの男性君主は全員フリーメイソンで、性的な面で譲歩を余儀なくされていた。君主とそのパートナーの一方または両方を性的に譲歩させるのは、その国を乗っ取り軍を支配する最初のステップである。第1次大戦と第2次大戦を通じ、イギリスの君主はみなバイセクシュアルでIQの低い男性だった。

 

ヒトラーの性的関心

ヒトラーの同性愛に関した記録を書いてもっと影響を持ったオットー・フォン・ロッソウ司令官で、ミュンヘンの軍司令官となった人物である。彼は1920年代初期のヨーロッパで非常に強い力を持ち、記録は何もかも手に入れることができ、ヒトラーにとっては厳しい敵だった。ある夜、夕食の後で彼は友人を自分の書斎に招き、ミュンヘンの同性愛風俗取締班から夕食に招いた客のうち数名に届いた秘密の手紙を読んだ。これは1920年初期のヒトラーに対するもので、若い男を探し、ときには相手に金を払って自室に連れ込み夜をともに過ごしたという。

 

ヒトラーとヘスは1923年のミュンヘン一揆後、ランツベルグ刑務所で同房だった。ヘスはナチ党の敵からもナチ党からも常に同性愛者と見なされており、「アンナお嬢さん」とまであだ名がついていた。エルンスト・ハンフシュテングルはヒトラーとヘスが刑務所で恋人同士だったと後に証言している。「ヒトラーの奇妙で漠然とした性的関心【バイセクシュアル】はランツベルグでヘスと一緒だったときに始まった。ヘスと関係を以ていたのは疑うべくもない」

 

ヒトラーの同性愛者に対する非難と、ナチ党の新たな同性愛嫌悪は「史上最悪の反同性愛弾圧だった」。およそ10万件の調査と5万件の裁判があり、5000~1万5000名がマウトハウゼンなどの強制収容所に送られた。重労働が課され、脱出できた者は数少ない。ヒトラーは彼の過去を知りすぎていたゲイの暗黒社会を沈黙させる必要があり、その計画は4分の3世紀の間はうまくいったが、イギリスの支援があったからこそ可能だったことである。

 

・もう1つの問題が、昔の戦争仲間で「ゴースト・ライダー」というあだ名がついていた通信員ハンス・メントだった。彼はヒトラーの同性愛について噂を流し続け、窮極の対価を払うことになる。彼は逮捕され、拘置中の1942年に、不可解な状況で命を落とした。彼にとって不運だったのは、1915年のヒトラー西部戦線における同性愛行為を目撃していたことである。

 

歯の妖精

・欧米では、抜けた乳歯を枕の下に入れて歯の妖精がお金に換えてくれるという伝承がある。

 

ヒトラーは成人してからずっと頭の中で声を聞いていた。「地下壕にいるとき、『起きて、ここを出ろ』という声が聞こえた。だからそうした。しばらくすると直前まで一緒に食事をしていた集団のところで手榴弾が爆発し、誰も助からなかった」

 その後もずっと自分に呼びかけ導く声が聞こえており、あまりに続くので彼は自分が「選ばれし運命の男」だと確信した。彼は群衆に向かい、「私は砂漠から呼びかける声だ……我こそが天命をもたらすのだ……」と叫んだ。

 

スパイ行為

ヒトラーがドイツで「イギリス軍情報部」のために働いていたとき、彼はドイツのスパイのふりをしてあらゆる小政党の情報を集めた。ドイツ人に対しては、政党に関わらないことになっていた。イギリス人に対しては、政党に関わりを持ち、自分の受けた心理作戦訓練を利用して党を導き組織し、ドイツを支配の手段として利用することになっていた。

 

・これは以下のようなイギリスの主張を実現する手段となるものだった。

 「お前はドイツを支配する。偉大な支配者になる。イギリスより偉大な帝国を築く。その名を世界一有名にする。お前ほどの著名人は誰もいない。ワグナーよりも有名になる。ワグナーから引き継いで、彼の音楽と政治論が広げた夢を実現する。お前の祖母のマリア・アンナ・シックルグルーバーはユダヤ人の貴族に強姦された。ユダヤ人を倒せ。奴らの金と権利を奪って殺せ。お前はドイツ人が今までに見たことがないほど偉大な予言者になる。まったく想像しなかったところから支援が来て、いつでも必要なときには利用できるだろう。お前は人類最高の開放者になる。世界的な名声を持って人生の全盛期に突入する。お前が千年期を覆すのだ」

 

 何もかも、取るに足らない無一文の放浪者が世界に足跡を残そうと必死になったことから来ている。それはうまくいった。彼はいまだに世界でもっとも悪名高き人物である。

 30歳のとき、ヒトラーは簡単に操れる政党を見つけ、その党名を変更した。「1919年、ドイツ軍の情報屋として活動する一方、彼は小政党の活動をスパイし、その中の1つの党員となって1920年に党名を国民社会主義ドイツ労働者党、通称ナチと改名した」

 

まるで、ヒトラースターリンが同じ戦争学校に参加したことをモロトフが頭に入れていたかのようだ。もちろん、2人ともイギリスのタヴィストックの学校に入っていたのである

 

ヒトラーの影武者

着実に占領が進むと、仕上げにヒトラーの影武者の1人が身代わりとなってプラハに向かった。かつて国王たちの住まいだった城の3階から、彼は市内を見渡した。パレードで通り過ぎるドイツ軍に驚いた人々が静まりかえる中、通りから17メートルの高さのその場所で、手も振らず大根役者のように彼は突っ立っていた。ヒトラー本人は当時イギリスとの会議に出席しており、プラハにいた影武者は俳優のアンドレアス・クロンシュタットだった。

 

それぞれの影武者

・イギリス空軍の情報将校フレッド(フレデリック)・ウィンターボーザムは、ベルリンでは誰もが運転手付きの車から走り出てくると直角に曲がり、急ぎ足で建物に入っていく様子に興味をそそられた。SSの1人が言った。「我々がこうするのは共産党の暗殺者、スワローズのせいだ

 1930年代半ばになると彼らもこれに疲れ果て、突撃隊員の兵隊の中で重要人物のそっくりさんコンテストを行った。各地区つまり「大管区」ごとに判定が行われ、最終選考まで残ると史上最大級に風変わりな「ガウ(大管区)・生き写しコンテスト」、要はヒトラーのそっくりさんコンテストのため本部に送られた。候補の数名は整形手術を施され、さらに似通った容貌になった。出場者はもちろんこんな言葉を口には出したりはしない。

「私は世界平和を求める」

 

ゲーリングの生き写しもいればヒトラーの生き写しもいた。ゲシュタポはそれから候補者の素性を調べ、子どもを愛する大家族の父親を優先した。子を十分に愛していない人物は賄賂が通用しないので落とされた。影武者はナチの行状に目をつぶり、何も聞かなかったことにするように求められるのだ。

 

軍幹部、突撃隊指導者、「大管区指導者(地区司令官)」には全員影武者がいた。いなかったのは内反足で足が不自由だったヨーゼフ・ゲッペルスだけだった。このため、ゲッペルスと彼の妻子は終戦時にソ連へ差し出された。総統官邸の地下壕に残っていた本物の遺体は彼らのものだけで、ヒトラーエヴァとされた遺体の本物感を醸し出すのに一役買っているソ連軍はゲッペルス一家を全員特定し、他も全部想定通りの人物の遺体だという結論に誤って飛びついてしまった。不運にも、彼らはスターリンにこれを伝えてしまったので、策略と気づいた後もその話に固執していた。

 著書『私はヒトラーの女中だった(I am Hitler’s Maid』(1940)で、パウリーネ・コーラーは、ヒトラーの影武者5人が彼女の台所のテーブルを囲んで座っていた様子を回想している。それぞれ貧しい労働者階級の出で、自分の子どもについて話す優しい男たちだった。彼女はいつも彼らに同情して、近くにいても気が許せたという。ヒトラーと一緒のときにはあり得なかったことだ。彼ら父親たちはヒトラーの命令を受けており、自分の家族に対してと同じようにヒトラーに忠誠を誓っていた。

 

 この中には、グスタフ・ウェーバー、俳優アンドレアス・クロンシュタット、ヒトラーがお気に入りの運転手のユリウス・シュレックと、1944年7月20日にクラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐がヒトラーのテーブルの下に仕掛けた爆弾で殺されたハインリヒ・ベルガーがいた。

 

・「古プロイセンの国家的フリーメイソンから人道主義者を明確に区別する境界がある。我々、古プロイセン・グランドロッジは、世界の人々の間の一般的かつ人道的な親交活動への参加を拒否する」

 

 これを古プロイセン・グランドロッジ・フリーメイソンを保護していたナチが認識すると、人道的フリーメイソンは軽視されるようになった。

 1933年3月28日、正式に認められていなかった「秘密の」フリーメイソンが解散することが決まり、休止状態となった。最後の決議で彼らも国のマザーロッジ(最古のロッジ)である「3つの地球」と同様、ヒトラーを支持することを決めた。1933年3月下旬、3つのグランドロッジが帝国のヒトラー首相に祝辞を送り、ドレスデンのグランドロッジは博士号を持つゲッペルスへの忠実な支持を伝える電報を送った。1933年3月31日までに、ドイツのフリーメイソンはすべてヒトラーを支持するようになった。

 ヒトラーは実際、P2ロッジのグランドマスター、リーチオ・ジェッリから崇拝されており、他のフリーメイソンの主宰者であるファン・ペロンやトゥーレ協会のカルト的設立者、ルドルフ・グラウアーも同様であった。

 

・『オメガファイル』によると「フリーメイソンスコットランドでの慣習はフランスのイエズス会系のクレルモン学院に由来し、主体とするのは世界政府の提唱と全国境、主権、文化の打破である。伝統的『家族』構造がすべて崩壊することで、すべての子どもたちが世界州の保護下に置かれる。そして人に魂がある、という考えを破壊し、むしろ人間は単に進化した動物で精神的な性質はなく、神は不要だとするつまり、個人の表現を許容しない均質化した共同社会だが、その代わりに管理された秩序への絶対的な服従を強化する」という。

 

世界大戦すら計画・実行するフリーメイソン    船瀬俊介

“黒い教皇”パイクの予言

世界大戦まで計画通りに起こす

■第3次大戦:パイクは、こう記している。

「(中東で)シオニストイスラエル)とアラブ人との間に、イルミナティのエージェント(工作員)によって引き起こされる」。さらに、こう続ける。「それによって紛争が世界的に拡大し大衆はキリスト教に幻滅し、ルシファー(堕天使)に心酔するようになる」。つまりは、ユダヤ人にアラブ諸国のど真ん中に建国させたのも、次なる第3次大戦への“仕込み”だった……!

 

「金融」「兵器」で巨大暴利

ヒトラーロスチャイルドの血

ヒトラーの家系は、それほど杜撰なものだった。そして、その血脈ルーツにはロスチャイルド家が登場する……。一族の祖マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドはこう書き記している。「財産を一族の中で保持するため、いとこや、またいとこ同士で結婚すること――

 さらに、彼らは“戦闘要員”を多く生み出すため使用人の女を輪姦した。彼らは、その夜を“種まきの日”と呼んでいた。

 アロイスの母マリア(ヒトラーの祖母)はネイサン・ロスチャイルド男爵宅で使用人として雇われていた。しかし、家族に妊娠が知られると、すぐ自宅に戻された。そこでアロイス(ヒトラーの父)が生まれた。ちなみにネイサンはマイヤーの息子である。結論はこうだ

……ヒトラーの祖父はライオネル・ネイサン・ロスチャイルドで叔父は初代ロスチャイルド男爵、いとこは第2代ロスチャイルド男爵である」「ヒトラーロスチャイルド家のために金を紡ぎ出し、彼らが第2次大戦だけでも財をなしたのも間違いない」(本書、要約)

 ヒトラーの中に流れるロスチャイルド一族の血……。であれば若きヒトラーが英国諜報員の1人にスカウトされたのも自然な流れだ。

英国こそ王族以下、要員はすべてフリーメイソンという秘密結社の“王国”だったからだ。

 

空白の9カ月、英スパイ養成機関にいた!

・1912年2月から1913年5月まで……これが、若きヒトラーの空白時期である。「ヒトラーに関して最も信頼がおける書籍にも、この期間の情報や写真はない」のも、当然である。

 彼は、英軍極秘機関「心理作戦学校」でスパイ養成の特訓を受けていたからだ。

 

究極の家畜社会“アジェンダ21”の戦慄

<“かれら”の目指す“理想社”>

・具体的に表すのが「ジョージア・ガイド・ストーン」だ。1979年、米ジョージア州エルバート郡の小高い丘に突然、謎の巨大石碑が出現した。そこには、主要8カ国語で来る21世紀の理想像が銘記されていた。そこに「21世紀、地球の理想人口は5億人」とある。石碑の設立者は不明だが、研究者はフリーメイソンによるメッセージと結論づける。“かれら”が理想とする未来世界が「新世界秩序(NOW:ニュー・ワールド・オーダー)」だ。

 それを具体的に示すのが“アジェンダ21”だ。

 これは1992年、ブラジルのリオで開催された国連環境サミットで採択された「21世紀行動計画」に潜まされていた

 それは10カ条あり、NOWの正体が明白だ。

①  国家の廃止 ②人口大幅削減 ③全宗教の禁止 ④私有財産の否定

⑤居住自由の否定  ⑥職業自由の禁止  ⑦子どもは国家没収

⑧教育は最低限に ⑨反対は一切禁止 ⑩資源・企業は国家管理

 

 あなたは息が止まるだろう。そして、あなたの頭に1人の男の顔が浮かんだはずだ。

 アドルフ・ヒトラー……。そう、“闇の支配者”たちが夢見る未来社会とは、ヒトラーが唱えた第三帝国と重なってくる。戦慄のファシズム体制。

 さらに、その究極に待つのは、奴隷社会より劣る“家畜社会”である。

 

稀代の極悪人アドルフ・ヒトラー ――彼も、その“闇の勢力”の操り人形の1つに過ぎなかったのだ。

 

マルクスヒトラー、2人の“工作員

イルミナティ工作員と告発書

ヒトラーは英国工作員だった……。本書で、その衝撃事実が赤裸々となった。読み終えて、ふと、もう1人の“工作員”の存在が思い浮かんだ。その名は――カール・マルクス

 

・そのマルクスヒトラーと同等に論じる。そんなことなど、マルキシストの方々からすれば、論外……というより、憤激を招く所業であろう。 

 しかし――、マルクスは“闇の勢力”つまりイルミナティ工作員であった、と告発する歴史家がいる。

 ユースタス・マリンズ氏。その著書『カナンの呪い』は、歴史の暗部を抉る名著である。

 

背後にロスチャイルド財閥

・そこに、次のような一節がある。「……『共産主義インターナショナル』は、英国ロスチャイルド商会のライオネルと詩人ハインリッヒ・ハイネ、そしてカール・マルクスというたった三人が当初の構成員だった」これは衝撃的というしかない。

共産主義インターナショナル』(コミンテルンは、国際組織として1919年に正式に設立され、1935年まで7回の大会を開催している。つまりは、世界の共産主義者たちにとっての“総本山”だ。その世界共産主義運動の発起人に、ロスチャイルド一族が名を連ねていた……。これは、ただ仰天の一言だ。

 

「金融」「兵器」の“市場創造”

闇の支配者の底知れぬ悪意と正体

・つまりは「金融」「兵器」の実に狡猾巧妙な“市場創造”である。カール・マルクスの思想は、そのマーケティング思想に他ならなかった。世界のコミュニストは、唖然呆然だろう……。

 

マルクスヒトラー…20世紀の歴史を動かした二大立役者。それを闇から操ったイルミナティ。その現代の別名は、ディープ・ステート(影の政府)。

 2020年末、トランプvs.バイデンの米大統領選挙で、その正体は露となった。史上空前の不正・犯罪選挙……。それは、闇の支配者の最期の悪あがきのようにも映る。マルクスヒトラー、つまりコミュニズムファシズム………いずれのリーダーも、“駒”として操った“やつら”が、果たして生き残れるのか? 衰退するのか?その最終戦争ハルマゲドンこそ、米大統領選なのだ。正義と悪魔の戦い――。それをいま、世界の目覚めた市民たちは、固唾を呑んで見守っている……。

 

 

 

ヒトラーとUFO』  謎と都市伝説の国ドイツ

篠田航一   平凡社  2018/6/15

 

 

 

グリム童話

グリム童話を生んだドイツは民間伝承の豊かな国。街やインターネットには今も都市伝説が溢れかえるヒトラー生存説、ナチスと宇宙開発、フリーメーソンイルミナティハーメルンの笛吹き男、ドイツ版「オルレアンの噂」、人狼伝説……。

 元ベルリン特派員が、自己増殖するドイツの都市伝説を追った異色のルポ。

 

・ドイツ人にとって「不気味なアラブ人」に対する警戒は、こうして潜在意識の中に刷り込まれる。「人間は、不安を一人で抱え込むことに耐えられない生き物です。そして、その不安を他人に伝える時、往々にして具体例を持ち出します。今回の場合、漫然としたアラブ人への不安がさも『具体的な話』に形を変え急速に広まったのです」

ドイツの都市伝説研究の第一人者でデュースブルク・エッセン大学のヘルムート・フィッシャー名誉教授は、「感謝するアラブ人」の話が広まった背景をそう説明する。

 

・確かにこの話はよくできている。外国人への漫然とした不安。誰にでも起こりえる日常の行動。そこから一気に謎めいた予言を告げられた驚き。こうした要素が、短い噂話の中に結晶している。

「忘れてはならないのは、噂は往々にして差別感情と表裏一体だということです。ドイツでは14世紀ごろから誰かが井戸に毒を入れるという噂が頻繁に流行し、その度に犯人とされるのは決まってユダヤ人でした」

 フィッシャー名誉教授はそう話す。 

 

・勤勉なイメージのあるドイツ人も一皮むけば実に噂好き、ゴシップ好きの人たちで、インターネット上で使用される国際言語としてドイツ語は上位を占めるとの調査もある。ドイツ人は世界に冠たるおしゃべり民族だ。

 

ヒトラーは生きている?

脱出した独裁者

ヒトラーの伝説の中で比較的よく知られているのが、「ヒトラーは自殺せずに生き延びた」という噂だろう。逃亡先としてはアルゼンチン、ブラジルなどの「南米説」は特に人口に膾炙している

 ヒトラーは1945年4月30日、ベルリンの総統地下壕で自殺し、世を去った。この歴史的事実は揺るがない

 だが長年、その死については憶測が飛び交った。

 

・10分後の午後3時30分ごろ、銃声が響いた。兵士が部屋に入ると、ヒトラーは血まみれでソファに倒れていた。頭部に引き金を引いたとみられる姿で、即死状態なのが分かった。妻エヴァもその脇で死亡していた。彼女は青酸カリを飲んだことが判明している。

 

・兵士たちは二人の遺体を毛布にくるみ、庭に運び出した。そして用意されたガソリンをかけて焼却した。ソ連軍がベルリンを占領したのは、その2日後の5月2日だった。

 地下壕の現場に踏み込んだソ連軍は、炭化して判別のつかない遺体を発見した。やがて燃えずに残っていた歯型からヒトラー本人と「確認」した。

 ここまでが、史実として残るヒトラーの最後だ。

 

・戦後、英国がヒトラーの死因を調査した。その結果、ヒトラーは口の中でピストルの引き金を引いた「拳銃自殺」が死因と断定された。だが銃声を聞いて部屋に入った兵士は、ヒトラーが撃った箇所は「左のこめかみ」と証言した。一方で「銃声は聞こえなかった」との証言まである

 証言が食い違うのも無理はない。実は、誰もヒトラーの死の瞬間を見ていないのだ。ヒトラーと妻の二人だけが部屋に入り、その後、銃声を聞いた側近が部屋に向かったため、全てがいわば「密室」での出来事だった。さらに最初に地下壕が踏み込んだソ連軍が遺体を回収し、多くの目撃者を捕虜として連行してしまっている。このため、英国による現場検証が十分とは言えないのも事実だ。

 こうした中、1968年にソ連の元赤軍将校レフ・ベジュメンスキー(1920~2007年)が従来の調査に異議を唱える。

「死因は青酸カリだ」

 拳銃での自殺説を否定する内容だったが、このようにヒトラーの最期を巡っては死因さえ特定できない状況が長く続いた。このため、怪しげな説も国際社会に流布することになった。

 

FBIの追跡

根強く語られたのが、ヒトラーは自殺しておらず、妻エヴァとともにベルリンを脱出したという説だオーストリア歴史学者ヴォルフディーター・ビールの『ヒトラーの死』によると、ヒトラーが自殺したとされる4月30日の早朝、男3人、女1人を乗せた小型飛行機がベルリンのティーガルテン飛行場を飛び立ち、ハンブルク方面に向かった。その後、ハンブルクから潜水艦Uボートが出港したが、この中にヒトラーの一行が潜んでいたとの説があるという。

 ヒトラーの死について調査した米陸軍情報将校W・F・ハイムリヒはこう述べている。「ヒトラーの遺体の一部でも発見することはできず、遺体が焼却されたとの証拠もない。1945年4月22日以降、ヒトラーの死の直前を知る目撃者も見つかっていない。私が下した最終結論として、4月22日以降のヒトラーがたどった運命については。ミステリーと言わざるを得ない

 

・チリの新聞「ジグザグ」は1948年1月、ドイツ空軍の操縦士ペーター・バウムガルトの証言を掲載した。内容は、彼がベルリン陥落の直前、ヒトラーと妻のエヴァ、その他の忠実な部下数人を飛行機に乗せ、ベルリンの空港からデンマークまで脱出させたというものだ。そこからさらに別の飛行機に乗り換え、ノルウェーまで逃がし、ドイツのUボートと合流させたという

 

米国もヒトラーの死に関して疑念を抱き、ひそかに生存の痕跡を追っていたのは事実だ2014年に開示されたFBIの文書を読むと、その内容が分かる、1945年11月3日付で、情報員がFBIの当時のエドガー・フーバーにこんな文書を書き残している

ヒトラーはアルゼンチンにおり、大農場の地下壕に住んでいる。場所はブエノスアイレスから450マイル北西だ。そこには2人のダブル(影武者)がヒトラーとともに住んでいる。ヒトラーが死んだと主張する英国人のウソを信じてはいけない

 どこまで根拠のある話なのかは分からない。とはいえ、少なくともFBIが当時「ヒトラー生存説」について決して無視していなかったのは事実だろう。

 数多くの脱出説は次から次へと語られた。ドイツと戦った欧州の連合国軍総司令官を務め、後に米国の第34代大統領となるアイゼンハワーは、大統領就任前年の1952年に「我々はヒトラーが死亡したという明白な証拠を発見することができなかった。多くの人々は、ヒトラーがベルリンを脱出したと信じ込んでいる

 アイゼンハワー自身、生存説の流布を認めていたのだ。

 

頭蓋骨の謎

・東西冷戦終結後の1993年、ロシア政府は「ヒトラーの頭蓋骨」をモスクワで保管していると発表した。

 ドイツ西部ケルンに、この骨を実際に鑑定した人物がいる。警察の鑑識作業などにも協力しているドイツの犯罪科学者マーク・ベネッケ博士だ。博士は骨相などの生物学的な特徴から遺体の状況を調べる犯罪生物学を専門としている。「法医昆虫学者」としても有名で、遺体に群がるハエなどを分析し、死後の経過時間や死因を推定する調査を得意とする

2014年2月、筆者はケルンにある博士の研究所を訪れた。

 博士がモスクワの国立文書館に保管されていた頭蓋骨を鑑定したのは、2001年のことだった。

骨はヒトラーの歯型と完全に一致していました。確かに本人です。銃弾の跡から考えても、口の中から撃ったとみられます。一方、青酸カリを飲んだ後に銃を発射した可能性も残ります

 戦後、ヒトラーの死因についての説は結局はっきりしなかった。それが「生存説」を広める要因になった。

 

・ベネッケ博士は頭蓋骨そのものに加え、歯列、そして自殺時にヒトラーの部屋にあったソファの一部などを徹底的に調べた。さらに生前の1944年にヒトラーの歯列を撮影したレントゲン写真も調査した。

歯型はヒトラー本人のものと一致しました。ヒトラーのかかりつけ医だった歯科医が、歯型の石膏を残していたことが幸いしました

 

ソ連プロパガンダ

・こうして多くの証拠を集め、博士は頭蓋骨がヒトラー本人のものと断定した。

 

・つまり、それはソ連によるプロパガンダだった。1953年にスターリンが死亡した後も、こうして「ヒトラー服毒説」は長くソ連・ロシアで生き残った。

 長年の「死因論争」には続きがある。米コネチカット大学の研究チームは2009年、「この頭蓋骨は40歳以下の女性の可能性がある」との新説を発表した。ヒトラーの頭部から下の遺体は戦後、ソ連が駐留する旧東ドイツのマクデブルクで灰にされ、川にまかれた。だが一体この頭蓋骨の「主」は誰なのか。今も新説が現れては消える。

 こうした経緯が「ヒトラーは逃亡し、復活を企んでいる」という陰謀論として語られる要因ともなった。

 

南極への野望

ヒトラー生存説のバリエーションとして「南極に逃げ延びた」という都市伝説もある。だがこれも根も葉もない作り話というわけではなく、伝説と基となった史実は存在する。それがナチス政権下で国家を挙げて行われたドイツの南極開発だ。

 

自己増殖する都市伝説

・だがこの時の南極観測が一つの都市伝説を生んでいく。リッチャー探検隊の南極探検から70周年の2008年12月、独紙ヴェルトはこう記した。

「リッチャーとその探検隊メンバーがこの時点では予想もできなかったことがある。それは、南極探検が戦後、奇妙な伝説や噂の舞台となることだった。その噂は、何十年も語り継がれることになるのだ」

 これこそが、ヒトラーが南極でナチス復活を画策していたという「ヒトラー南極逃亡説」だ。実際、ドイツ降伏直後の1945年7月には、ドイツの潜水艦Uボートがアルゼンチン沖に浮上し、ナチス幹部が逃亡していたことも判明した。

 

・戦後、根強く「ナチス南極潜伏説」が語られた理由の一つとして、米国の海軍が1946年から翌47年にかけて南極で実施した「ハイジャンプ作戦」という軍事演習がある。目的は寒冷地での人間や機械の適応度、そして基地建設について調査することだった。ドイツの有力週刊誌シュピーゲルによると、米国はリチャード・バード海軍少将の下、作戦に4700人を動員し、13隻の艦船も参加した。多くの航空機も南極上空を飛行し、広範囲な空撮も実施した。南極観測史上、最大規模の作戦だった。

 ただ、当時からこの作戦を巡っては一つの疑問がささやかれていたという。そもそも、なぜこれほど大規模に行われたのか。

 それが「ナチスの残党を探し出すのが目的だった」との都市伝説を生む。ナチスは南極で「空飛ぶ円盤」の製造を試みたとの説もあり、米軍の大規模な軍事作戦は、こうしたナチスの脅威を取り除くことが目的だったという筋書きだ。

 ヒトラーに関する伝説は無数に存在する。その多くはいわゆるガセネタで、学術的な裏付けに乏しいものばかりだ。

 

UFOを追え

本気の人たち

・米国の宇宙飛行士は度々、地球外生命体の存在を示唆する見解を発表する。それはUFOなど信じない「まとも」な市民にとっては荒唐無稽な話に聞こえる。有名なのがエドガー・ミッチェル博士の話だ。マサチューセッツ工科大学で航空学の博士号も取得し、1971年にはアポロ14号の宇宙飛行士として人類6人目の月面歩行をした人物だ

 この高名なミッチェル博士も2008年に英国のラジオ番組に出演した際、「異星人はすでに地球を訪れている」と発言した。米政府はその事実を60年も隠し続けているが、情報は徐々に漏れつつあるという。そしてミッチェル博士ら数人だけは、すでにこの事実について説明を受けていると明かした。

 

・だが、今も次から次へと暴露話は世に現れる。近年はCIA(米中央情報局)やNSA(米国家安全保障局)の元職員だったエドワード・スノーデンが「1954年に当時のアイゼンハワー大統領がエイリアンと会談した」という「機密事項」を暴露したことが伝えられている。

 

・もちろんUFO伝説は世界中に広く分布しており、ドイツも例外ではない。

 筆者はベルリン特派員在任中、UFOを巡る奇妙な騒動に出くわした。2011年以降、まさにこうした「UFO陰謀論」を地で行くような法廷闘争がドイツで繰り広げられたのだ。裁判の争点はズバリ「UFO情報の開示」だ。ドイツ連邦議会(下院)が非開示にしているUFO情報の分析資料について、市民が「開示せよ」と訴えたのだ。

 

軍事機密が飛び交う最前線

・2011年12月1日、ベルリン行政裁判所の判決にドイツ中が沸き立った。

「ドイツ連邦議会は、文書を開示せよ」。

 ここで「開示対象」となったのはUFOについて議会が調査した文書のことだ。UFO文書といっても、オカルトでもなんでもない。1978年に国連が大真面目に採択した決議文のことだ。1978年10月、カリブ海に浮かぶ中米の島国グレナダゲーリー首相は、国連総会で演説した。

「UFOの目撃情報は1ヵ所や2ヵ所ではない。目撃報告は今や世界中から寄せられている。地球の繁栄のため、そして私たち自身が地球での存在意義をよりよく理解するため、詳細な調査が必要と信じる国も増えている」

 

グレナダゲーリー首相の演説から2ヵ月後の1978年12月、国連は「UFOその他の類似現象の研究の実施・協力・宣伝普及を行う国連部局の設置」(国連決議A/33/426)を採択した。そもそも存在が「未確認」であるはずのUFOを大真面目に調査対象とするということ自体が奇妙でもあるが、とにかくUFOをただのオカルトと見るのではなく、その研究の必要性を説くという極めて「真面目な」国際社会の意思表示だった。

 

・2010年、ベルリン在住の男性がこのUFO文書の閲覧を求めて提訴した。官公庁が持つ公的な情報に、国民はいつでもアクセスできるというドイツの情報公開を根拠に、文書を開示するよう訴えたのだ。もちろん法律には、高度な軍事機密や個人情報など公開対象とはしない例外規定もある。UFOはどう判断されるのか。

 

・2015年6月25日、ライプチヒの連邦行政裁判所は2審の判断を覆し、結局「開示せよ」となった。これを受けて連邦議会はその後、文書を公開した。

 だが中身は素っ気なかった。ドイツ政府は、地球外生命によるドイツ領内への着陸について「現在の科学的見地から見て、ありえない」と考えているという内容だ。

 あまりに夢のない文書に、ドイツのメディアは「悲しいニュース」などと一斉に伝えた。

 

英国はUFO調査の情報公開先進国

・たとえば英国だ。国立公文書館は2012年7月に公開した6700ページに及ぶUFO資料の中で、「UFOが存在するという確かな証拠はない」と指摘しながらも、国防省にUFOを分析する担当官を2009年まで置いていた事実を明らかにした。

 

・フランス国立宇宙研究センター(CNES)も2007年3月、UFO関連資料を公開した。1954年以来、研究センターに寄せられた写真やビデオ、録音資料など1600件の記録と、6000件に上る証言の数々だ。

 有名なのは、1981年に南仏プロヴァンス地方に降り立ち、すぐに立ち去ったとされる中華鍋のような形の飛行物体の目撃証言だ。

 

・また1994年にはエール・フランス機の乗員がパリ近郊で、空中を漂う赤茶色の巨大な円盤を目撃した。その物体は定期的に形を変えていたという。

 

・信頼できる証言や質の高い情報があるにもかかわらず、どうしても原因が分からないのが28%なのだという。つまりこの数字は、正真正銘の「UFO」の可能性があるということになるのだ。

 

日本の国会でも質疑

・実は日本も過去に政府見解を出している。

 2007年12月、当時の福田康夫内閣がUFOについて「存在を確認していない」とする答弁書閣議決定した。UFOに関する政府としての初の公式見解だ。

 

・だがそもそも、ドイツは国家としてUFOの研究自体を実施したのだろうか。

政府機関のドイツ航空宇宙センターに聞いてみると、「ドイツのUFO研究については一切知りません」との回答が返ってきた。もちろんこれはあくまで「公式」回答であり、真相は不明だ。

 結局、UFOについては世界中のどの当局も「ない」「存在しない」という断定回答はできない。

 

空の専門家たちは何を見たか

・一般市民によるUFO目撃情報と違い、空の専門家である軍人やパイロットがUFOを見たと公言するのは、微妙な問題でもある。人名や国家の安全を預かる立場上、あまり荒唐無稽な話を言いふらせば、組織の信用にも関わり、自身の職業人としての出世にも影響しかねない。このため「空のプロ」たちは、現役を退いた後に自身の体験談を公表する場合が多い。

 

・「英国上空をジャンボ機で飛行中、同僚が『気をつけろ、何かが近づいてくる!』と叫びました。外を見てみると、巨大なタバコのような物体が機体に向かってきました。ジャンボ機はものすごい速さで飛んでいたので、よけることはできませんでしたが、ぶつかると思った瞬間に消えたのです。オランダ・マーストリヒトの管制センターに連絡し、レーダーに何か写っているかをたずねました。何も映っていなかったとの返事でした

 ウッターは晩年、こうした目撃談を頻繁に語った。おそらく現役時代には制約があって口にできなかった内容を、引退後ようやく公にしたのだろう。

 

ドイツ人はUFO好きな国民

・ドイツのメディアはUFO情報を大きく扱う。筆者のドイツ在任中のUFO騒ぎで記憶に残っているのは、2014年1月6日、ドイツ北部ブレーメン上空に出現した謎の飛行物体だ。

 

・ドイツ人はUFO好きな国民だ。週刊誌シュピーゲルによると、2015年に約1200人に実施した世論調査では、地球外生命の存在を信じていると答えた人が56%に上ったという。

 

中世の目撃談

・歴史をひもとけば、ドイツでは中世にもUFO情報が記録として残されている。ドイツのメディアから探した代表的な話を以下に紹介したい。

 最も古いものの一つとしては、1561年4月14日の明け方、ニュルンベルクの上空に現れた謎の物体が挙げられる。数え切れないほどの球形や円盤状、巨大な鎌や槍のような形の物体が空中に現れ、激しく飛び交じったという。1時間ほどして物体はどこかに落ちていくように消えていったらしく、UFO同士の戦いだったとも評されている。

 

また1665年にはバルト海沿いの港町シュトラールズランドでも、謎の物体を多くの漁師たちが目撃したとの記録がある。

 午後2時ごろ、鳥の大群が北の方角から海にやって来たかと思うと、それは戦艦に姿を変えた。空中に浮かぶ戦艦に漁師たちは度肝を抜かれたが、この船団は何時間も空中で闘っていたという。男性がかぶる帽子のような巨大な円盤も飛来し、聖ニコライ教会の真上に夕方まで浮かんでいた。この円盤は明け方の月のようなオレンジ色だったという。漁師たちは震えが止まらず、体調不良を訴える者も続出したらしい。

 中世には、空の異常現象は戦争や災害の前兆と思われていた。実際、シュトラールズンドに謎の円盤が出現した後に、プロイセンスウェーデンの間で戦争が起きている。

 

怪物ワンダーランド

吸血鬼伝説

・まず吸血鬼伝説は、死者が復活して人間の血を吸いに来るという民間伝承が広まったものだ。欧州では火葬ではなく土葬が中心で、遺体が一定の形を保っていることも伝説の流布に関係している。たとえば1755年にはオーバーシュレジエン地方(現在のポーランド南部)で、魔女の疑いをかけられた女性が死後に吸血鬼となって復活し、他の人々をも吸血鬼にしたという話がドイツの新聞に取り上げられている。このため女性の遺体は再び掘り起こされ、死刑執行人の手で改めて斬首されたという。

 吸血鬼伝説の本場は東欧やバルカン半島だ。特にルーマニアでは古くからの伝承が根強く残り、15世紀には北西部トランシルヴァニア地方の領主だったヴラド3世はそのモデルとされている。彼は人の血を吸ったわけではないが、敵を串刺しにして処刑するという残虐な一面があった。この話が西欧にも伝わり、アイルランドの作家ブラム・ストーカーが19世紀に書いた吸血鬼ドラキュラ伯爵のモデルとなった。

 

・実際、ルーマニアには21世紀の今も吸血鬼を信じる人々が存在する。2004年1月には南部ワラキア地方の村で、前年に76歳で死去したペトラ・トーマという男性の遺体が埋葬後に掘り起こされ、心臓が焼かれる事件があった。これはトーマの死後、親族が次々に病気になったため、親族が「トーマがまだ死に切れず、吸血鬼になって親族を病気にしている」と信じたためだ。遺体から取り出して焼いた心臓の灰を親族が飲んだところ、病気は回復したという。とはいえ、もちろん遺体損壊は現代ではれっきとした刑事罰の対象であり、ルーマニアの検察当局は親族数人を起訴した。おぞましい事件だが、実は欧州では親族が病気になった時、その一因は親族の死者にあると考える伝承が広く残っている。

 

世界中に伝わる人狼伝説

・そして最後にオオカミ男だ。これはドイツ語圏を中心に語り継がれてきた典型的な怪物だ。北欧や東欧・バルト海地域では、人間がオオカミに変身する、または強制的に変身させられるという伝説が昔から語られてきた。

 一般的にオオカミ男とは、昼間は人間の姿をしているが、夜になると猛獣の本性を現し、オオカミに戻る怪物を指す。

 

人狼信仰は世界中に伝わる。優れた戦闘能力を持つオオカミのイメージは古来、為政者の強さを誇示するために使われた。たとえばモンゴル帝国を築いたチンギス・ハンの祖先はオオカミだったとか、ローマ建国者ロムルスとレムスの双子もオオカミに育てられたといった伝説だ。

 

オオカミ男を信じる米兵

だがオオカミ男は中世の話とは限らない。現代にも時折その姿を垣間見せる。

 その一例が、東西冷戦末期の1988年にドイツ西部モアバッハで起きた「モアバッハの怪物」事件だ。

 米軍が駐留していた旧西ドイツのモアバッハの森に、後ろ足で人間のように立つ「巨大なオオカミ男」が出現したとのうわさが流れた。

 

・モアバッハ一帯は豊かな森林地帯で、古来、オオカミ男伝説が語り継がれている場所だった。

 

・ブルガルトは、この物語の背景には米国人特有の心理があると分析する。

 第2次大戦末期、米英連合軍が進軍したドイツの占領地域では、連合軍に最後の抵抗を試みるドイツのゲリラ部隊が「ヴェアヴォルフ人狼)部隊」と呼ばれた。彼らは普段は一般市民にまぎれて軍服をきていないが、米英軍の兵士が油断したすきに襲撃を実施する。まさに「突如、オオカミ男に変身する」イメージそのままの集団として、米兵から極度に怖れられた過去があるのだ。

 こうしたドイツ人の人狼部隊の伝説は、第2次大戦後も米軍内で長く語り継がれた。このため「ドイツ=オオカミ男」のイメージが容易に結び付きやすかった側面があるという。

  

ハーメルンの笛吹き

中世最大の都市伝説

・時間をさかのぼり、本章ではドイツ中世史の謎を考察したい。「ハーメルンの笛吹き男」伝説だ。

 グリム兄弟が収集した民話の中にも収められており、都市伝説というより、すでに歴史学民俗学社会学などの分野の古典としてあまりにも有名で、一般の流言の類とは明らかに質的な違いがある。だがドイツで専門家に話を聞くと、都市伝説や噂の分析によく引き合いに出されるのがこの伝説なのだ。

 この話、不気味だがどこか人をとらえて離さない魅力がある。その理由としては、おそらく内容がただの流言ではなく、史実の可能性が高い「十分にありそうな話」だからだろう。

 

・この話、「約束は守ろう」というただの教訓説話のように思えるが、実はほぼ史実とみられている。ハーメルン市の記録文書には長年、「1284年6月26日、笛吹き男に130人の子供たちが連れ去られ、コッペンで消えた」との記述が残っていたことをグリム兄弟が紹介しているのだ。日本でも、阿部謹也の『ハーメルンの笛吹き男』で集団失踪の背景が研究され、ドイツ中世史に残るミステリーとして人気のある研究テーマとなっている。

 土地を所有し、定住する者が「真っ当」とされていた中世社会では、各地を流浪する楽師や芸人、浮浪者、犯罪者、娼婦、破戒僧などは常に差別の対象とされてきた。村祭りの時にどこからともなく現れ、音楽を奏でては去っていく巡業者。子供たちにとってはきっと「楽しいおじさん」だっただろう。だが敬虔な教会を中心に形成された保守的な共同体の大人たちにとっては、長く付き合いたくない存在だったに違いない。

 

子供たちはなぜ消えた?

・子供たちが消えた理由については、これまで歴史学者らが多くの説を唱えてきた。

 まず「少年十字軍」説がある。中世に盛んだった十字軍とは、欧州のキリスト教国が聖地エルサレムイスラム教国から奪還するために派遣した遠征部隊だ。これに従軍したのが真相だったのではないかとの説がある。

 

・伝説に詳しいハーメルン市観光公社職員のフランク・リュッケはこう話す。

多くの説がありますが、当時ドイツ人が欧州東部に入植した『東方植民』も有力な説です。13世紀のハーメルンでは人口が増える一方で、土地や財産を相続できるのは長男に限られていました。このため弟や妹たちは、移民を集める請負人の誘いに乗りやすかったのです。主に誘われたのは14歳から18歳くらいの若者だったとみられています

 12世紀から13世紀のドイツ西部では、人口増加に伴って「食えなくなった」人々による移動が起きていた。『ハーメルンの笛吹き男』(阿部謹也ちくま文庫)によると、13世紀を通じて欧州中部では飢えのために人肉食まで行われていたという。

 彼らは東部に未開の新天地を求め、現在のドイツ東部、チェコポーランドハンガリーなどに移住した。ドイツ騎士団が東方住民のキリスト教化を名目に、エルベ川以東やバルト海沿岸に進出した「軍事目的」の植民活動もあった。いずれにせよ、中世のこうした人口移動は「子供たちの失踪」の背景説明として十分な説得力を持つのは確かだ

 では、ハーメルン市の記録文書に残る「コッペンで消えた」との一文はどうだろうか。

ハーメルンの東に、コッペンブリュッゲという地名が実在します」

 

歴史は名字・地名と共にある

・ドイツの名字・地名研究の第一人者が今、笛吹き男伝説の真相に迫っている。ドイツ東部のライプチヒ大学教授を経て現在は「固有名詞学研究センター」(ライプチヒ)の所長を務めるユルゲン・ウドルフ博士だ。専門の「地名分析」の視点から伝説の研究を続けている。

私が唱えるのは移住説です。当時のドイツ人は欧州東部に入植する『東方植民』を盛んに行っていました。たとえば、現在のドイツ東部のベルリン、ドレスデンという地名はもともとドイツ語ではなく、古いスラヴ系の言葉が起源なんですよ。もともとスラヴ系民族が住んでいた土地に、ドイツ人がたくさん移住してきたのです。ドイツ人の東方植民は規模の大きい移動でした」

 ハーメルンの伝説も、このような移住の歴史から説明できるとウドルフ博士は話す

 

・「笛吹き男の正体は、移民を募るロカトールと呼ばれた請負人でしょう。彼らは労働力を欲しがっているポーランドなど東方地域の領主から依頼され、ドイツで移民を集めていました。まず町の広場で笛や太鼓を演奏し、人々の注目を集めます。そして、『東に生きませんか。私に着いて来れば、新しい生活が待っています。土地も食べ物もあります』と市民を誘います。失踪した子供たちは、この誘いに乗って集団移住したのではないでしょうか」

 

・「歴史は謎に満ちています。謎を解くヒントは、人々が背負う名字、そして日々を生きるこの大地にきっと刻まれているはずです。歴史は地名・名字と共にあるのです

 700年以上前の伝説の真相はもちろん不明だが、笛吹き男を巡る謎解きは今も魅力的な研究テーマだ。ハーメルン観光公社の前述のリュッケはこう話す。

「ほぼ毎年、『当時、何が起きたのか』『子供たちはどこに消えたのか』とのテーマで新説の論文が発表されます。伝説は今も確かに生きています」

 

舞楽禁止の通り

ハーメルンでは夏になると笛吹き男の野外劇が上演される。ある夏の一日、幼い娘を連れてベルリンから電車を乗り継ぎ、ハーメルンに出かけてみた。

 開演前の説明はドイツ語や英語のほか、なんと日本語でもアナウンスされた。伝説は日本人にも人気で、現地では日本人観光客とも出会った。

 

・中世の悲劇を「観光資源」として活用するたくましいハーメルンの人々だが、実は今も少し不気味な名前の道路が残っている。その名も「舞楽禁止の通り」という変わった名前の小道だ。

 ここは子供たちがハーメルンから連れ去られた時、最後に歩いたと言われている通りだ。笛の音にさらわれた子供たちを悼み、通りでは今も歌や音楽の演奏がタブーとされている。

 

・この小道が市のメインストリートのオスター通りと交差する場所に、「ネズミ取り男の家」と呼ばれる石造りの建物がある。笛吹き男が泊まったとされる家で、今はレストランになっている。

 

コッペンとはどこか

・さて、ハーメルン市の記録文書では子供たちは「コッペンで消えた」ことになっている。これはおそらくハーメルンの東15キロに位置するコッペンブリュッゲの村を指すといわれている。また、前述の14世紀の詩では子供たちはカルヴァリ(キリストが処刑されたゴルゴタの丘ラテン語)で消えたことになっているが、コッペンブリュッゲ付近にある丘の近くには、ゴルゴタの丘を模した巡歴路もあったという。つまり、子供たちが消えたとされるカルヴァリ、コッペンなどの場所は、ほぼ同一の地域と考えられるのだ。

 

・13世紀、コッペンブリュッゲ近くの山地の崖では、夏至の日に火をともす祭りが行われていた。祭りに熱狂した当時の子供たちが火をつけに出かけ、崖下の沼にはまって脱出できなくなり、命を落としたという説もある。これが「コッペンで子供たちが消えた」ことを意味するというのだ。1957年に歴史学者ヴェラーが唱え、この説を有力視する人も多い。

 

・「伝説には、宗教上の問題という秘密が隠されているのですよ

 ちょうど笛吹き男がハーメルンに現れた13世紀終わりごろ、領主シュピーゲルベルク伯がこの城を築いた。その頃、この地では「タブー」とされる祭りが行われていた。

キリスト教ヨハネパウロの祝祭日に、当時の若者たちは異教的な祝祭に励んでいたようです。それは若い男女が集団で性的な行為に励む祝宴ですキリスト教の保守的な価値観から逸脱した淫らな行為に狂った領主は、この宴を終わらせようと考えたのです」 

 6月26日といえば夏至の頃だ。北ドイツでは当時、この季節は男女が結婚し、妊娠するのにちょうどいい時期と考えられていたという。厳寒の冬ではなく、約10ヵ月後の春ごろに出産を迎えることができ、子育てが楽になるからだ。このためちょうど夏至の頃に男女が結び付く祝宴がひそかに行われていた。

 乱交を嫌悪した領主は130人の若者を洞窟に閉じ込め、生き埋めにしてしまった。それが現在のコッペンブリュッゲにあった丘陵だという。若者の遺骨などの物証は出ていないが、ヒューザムはこの説を根強く信じている。

「人はもちろん、ハッピーエンドの物語を好みます。しかし残念ながらこの伝説には合致しません。

「コッペンで消えた」「カルヴァリ(ゴルゴタの丘)が子供たちを皆、生きたまま飲み込んだ」。こうした記述は、領主による「計画的大量殺人」のことを指している。そう考えれば矛盾はない。ヒューザムはそう指摘する。

「事件」から700年以上の時を経た21世紀の今もなお、笛吹き男伝説に取り組むウドルフとヒューザム。二人の研究家の主張はかなり違っている。片や子供たちが新天地で生き延びたというハッピーエンドなのに対し、一方は子供たちが集団で殺害されたという救いのない結末だ。

 

増殖する笛吹き男

実は「笛吹き男」の物語はハーメルンに以外にも存在する

 ハーメルンから約650キロ離れたオーストリア北部コルノイブルクには、よく似た話が伝わっている。

 首都ウィーンにほど近いドナウ川沿いのこの町は昔、ネズミの大群に悩まされていた。そこにきらびやかな服を着た男が現れ、ネズミを退治する。

 ここまではハーメルンの伝説と同じだがその後の展開が違う。子供たちは「ドナウ川に停留していた上等の船に乗せられ、どこかに行ってしまった」という「船による失踪」の話になっているのだ。

 

・さて、笛吹き男はどうやら現代にも姿を見せるらしい。まるで集団催眠にかけられたように人々が付き従い、破滅の道を歩んでいく。そのイメージを、容易にナチスの独裁者ヒトラーと、彼に扇動されたドイツ国民の姿に重ねる人も多いだろう。実際、1930年代前半にナチスが台頭してきた頃には、ヒトラーを笛吹き男になぞらえる風刺画もよく欧米の新聞に掲載された。

 実は、ヒトラー自身も笛吹き男の話を知っていた。1925~26年に出版した自伝『わが闘争』の中で、国民を破滅に導く者を否定的なニュアンスで「ハーメルンのネズミ捕り男のように」と記している。後に自らがまさにそのように評されるとは、当時は予想もしていなかっただろう。

 そして笛吹き男は、「大衆を扇動する者」の意味で政治記事に使われる。

 

・700年以上前、ハーメルンの子供たちがどこに消えたのかは分からない。だが笛吹き男は今もどこかにいるらしい。

 

 

 

『ムー  2018年1月   No.446  学研』

 

 

 

<「衝撃の機密文書が公開‼ やはりヒトラーは南米でいきていた!(並木伸一郎)」>

 

アメリカでは今、情報公開法に基づきさまざまな機密文書が開示されている。なかでも2017年10月に公開されたCIAの文書の中には、驚くべきものがふくまれていた。それは。第2次世界大戦後もヒトラーが“生きていた”と記された極秘文書だった‼

 

・2017年10月26日、アメリカのドナルド・トランプ大統領が、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺に関わる膨大な数の文書の機密解除を認めた。

 それと同時期に開示された機密文書のなかに「アドルフ・ヒトラーが1954年にコロンビアで生きていた」という驚くべき報告書が発見され、メディアの注目を集めている‼

 

・1995年9月29日、ベネズエラのナラカイボで元ナチス・ドイツのSS隊員フィリップ・シトロエン接触するよう命令。接触に成功したエージェントは、シトロエンから「ここだけの話だがアドルフ・ヒトラーはまだ生きている」と明かされたというのだ。

 

・さらにシトロエンは、ヒトラーは1955年1月ごろ、コロンビアからアルゼンチンへ向かったといい、第2次世界大戦の終結から10年が経過しているため、連合国はもはやヒトラー戦争犯罪人として訴追することはできないだろう、などと話ししたというのだ。

 エージェントは、その証拠を裏づけるスナップ写真を極秘に入手。CIA報告書には、不鮮明ながらその写真が添付されている。

 

・定説では、ヒトラーは1945年4月30日にベルリンで自殺したとされる。だが、その一方で南米逃亡説がいまだに語られることが多い。

 たとえば2014年、FBIが機密解除した極秘文書には、ナチス政権崩壊後もヒトラーが生存しつづけ、南米へ逃亡した可能性があると血眼になって捜索していたことが記されている。

 

・さらに2016年3月、ナチスの残党狩りをしていたシモーニ・レニー・グエレイロ・ディアスは、『ヒットラー その生と死』を著し、その中で、ヒトラーがブラジル人の愛人と95歳にいたるまで生きながらえていたという情報を証拠写真とともに掲載している

 公開された写真は死の2年前、1984年に撮影されたもので、黒人のガールフレンド、クティーニャと一緒に幸せそうにポーズをとっている。シモーニによれば、ヒトラーはアルゼンチンを経てパラグアイに飛び、ブラジルのマト・グロッソ州にある小さな町に落ち着き、そこでは、アドルフ・レイプジクという仮の名を用いていたという。

 

 

<●●インターネット情報から●●>

Livedoor NEWS   2017/11/6)

 <アメリカが公開したCIA文書に「ヒトラーは生きている」報告>

 

『CIA公式サイトより』

  10月26日、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺に関わる機密文書が公開され、そのなかに驚くべき文書があることがわかった。

 

アドルフ・ヒトラーが1954年にコロンビアで生きていた」という情報がCIAにもたらされたというのだ。報告したのはコードネーム「CIMELODY3号」。彼が信頼する情報源が、元ナチス親衛隊のフィリップ・シトロエン氏から「ヒトラーは生きている」という手紙を受け取ったという。

 報告書にはヒトラーとされる人物の写真まで添えられている。写真には2人の人物が写っており、左側が元ナチス親衛隊のシトロエン氏。

 シトロエン氏は、右側に写る横分けでちょび髭姿の人物こそ紛れもなくヒトラーだと主張したという。写真の裏には「アドルフ・シュリテルメイヤー 1954年 コロンビアのトゥンハにて」とメモされている。

 

 そして、ヒトラーは1955年1月にアルゼンチンに旅立ったという。

 容易には信用できないが、諜報部員によってこのような報告がなされたことは紛れもない事実なのだ。

 ヒトラーは、1945年4月30日にベルリンの防空壕の中で自殺したとされる。遺体はロシア軍が回収しており、ヒトラーを担当していた歯科助手が顎の骨を見て本人と認めたという。だが、ヒトラーの遺骨の信憑性に関しては、よくわからない部分が多い。

 2000年4月、ロシア政府はモスクワで行われた『第二次世界大戦展覧会』にて、初めてヒトラーの遺骨を公開しているが、米コネチカット大学の分析の結果、この骨が女性のものと判明したと2009年にAFP通信が報じている。

 一方、同じ2009年には、CNNが「1970年に『ヒトラーの遺骨を川に捨てろ』という命令が出た」との、元KGB将校ベイズリー・クリトロホフ氏の証言を紹介。展示された遺骨が別人のものだった可能性を示唆している。

 ちなみにクリトロホフ氏は、「ロシアに保管された文書からもヒトラーが自殺した事実は間違いない」と発言している。今回、公開されたアメリカの機密文書が、ヒトラー生存説の裏付けになることはなさそうだ。 

 

 

<●●インターネット情報から●●>

(産経ニュース   2017/10/27)

 

ケネディ大統領暗殺事件機密文書の全面公開なぜ保留? CIA、FBIが大失態隠蔽の意図も…

 

【ワシントン=黒瀬悦成】米国立公文書館が26日、ケネディ大統領暗殺事件に関する機密文書の大半について公開を保留したことで、世界が注目した事件の「真相」の確定は、またしても先送りとなった。中央情報局(CIA)や連邦捜査局FBI)が、事件から50年以上たった現在もなお機密文書の全面公開を拒むのはなぜなのか。

 

 国立公文書館が今回公開した文書2891件の大半は、過去に一部が公開された文書の墨塗りなどを解除して再公開したものだ。完全非公開だったのは約300件。全部で約3600件あるとされる非公開文書の1割にも満たなかった。

 

 しかも、機密文書のうち研究家たちが注目していた、暗殺犯として逮捕されたリー・ハーベイ・オズワルド容疑者と事件前から接触があったと指摘されている当時のCIAダラス支局長、J・ウォルトン・ムーア氏に関する記録や、同容疑者が事件前にメキシコ市のソ連大使館などを訪れ、ソ連への再亡命を図った事実の詳細を解明する資料などは公開が保留された。

 

 暗殺事件の翌年、「ウォーレン委員会」と呼ばれる事件の調査委員会がオズワルド容疑者による単独犯行と結論づけた報告書に関しては、同容疑者がキューバとのつながりがあったことから、同国のカストロ国家評議会議長の暗殺を何度も試みてきたCIAが、暗殺はキューバによる報復と見なされるのを恐れて同委に対して情報操作を行ったことがCIA自身の内部研究で確認されている。

 

 

 

『ムー  2016年8月号 No.429』

 

 

 

 ナチスUFO最高機密 アルデバラン星人の謎

ナチス・オカルティズムの淵源とヒトラー生存説

ヒトラーは死んでいなかった!世界を騙したフェイク心中の真相>

・当時ソ連の最高指導者だったヨシフ・スターリンが、ヒトラーの遺体の検証後、アメリ国務長官ジェームズ・バーンズに対し、「ヒトラーはスペインかアルゼンチンに逃げのびたにちがいない」と語り、ドイツ国外逃亡説が、第2次大戦直後の世界を駆け巡ることとなったのだ。

 

 ・事実、ヒトラー生存説を裏づける証言がいくつもある。たとえば、4月30日の夕方、つまりヒトラーが自殺を遂げたあと、ベルリン近郊のテンペルホフ空港に姿を見せたヒトラーが兵士たちに目撃されている。そしてまた身内の証言もある。第2次世界大戦中、アンヘル・アルカサル・デ・ベラスコというトップクラスのスパイがいた。ナチス降伏の寸前まで、ヒトラー、そしてエヴァ・ブラウンとともに地下室で過ごしたベラスコが、マルチン・ボルマンから聞いた話を、こう明かしている。「ボルマンは、ヒトラー総統を総統府から連れだして、ひとまずドイツ南部のロタック・アム・エルヘンの要塞に移した。ヒトラー総統とエヴァの死体がガソリンをかけられて焼却されたという話は、彼の創作だ。世界中にニセの事実を信じ込ませることに成功したのだ。実際には、ボルマンが信用する部下数人を使い、要塞からドイツ領内を横断し、船でヒトラー総統をノルウェーに移した」

 1945年5月の時点で、ヒトラーはまだ生きていたのである。

 

 FBIも捜索したヒトラーの行方 ブラジルで95歳まで生きていた!?

・さらに、ヒトラー生存説を裏づける根拠がある。2009年に米コネチカット大学で行われた遺伝子鑑定の結果が、“それ”だ。ヒトラーが自殺したとされるベルリンの地下室で発見された頭蓋骨の破片が、実はヒトラー本人のものではなく、20~40歳の女性のものだったことが判明。つまり、ヒトラーの死体は発見されていないのである。

 

 ・2014年4月15日、英のニュースサイト「エクスプレス」が機密解除されたFBIの文書の一部を公開した。そこにはヒトラーの死亡が未確認で、Uボートで南米アルゼンチンに逃亡した可能性があり、FBIまでもがヒトラーの行方を追跡していた事実が記されていた。

 

 ・そして今年、ヒトラー生存説に、また新たな“事実”が加わった。なんと、ヒトラーがブラジルで95歳まで生きていたというのだ!

 2016年3月、驚くべき情報がネット上に公開された。元ナチスの残党を追跡していたシモーニ・レニー・グエレイロ・ディアスによって、ヒトラーがブラジル人の愛人と95歳まで生きていたという証拠写真が公開されたのだ。写真は死の2年前、1984年に撮影されたもので、その男は、黒人のガールフレンドであるクティーニャと一緒に幸せそうにポーズをとっている。

 

 シモーニの著書「ヒットラー、その生と死」によれば、ヒトラーがベルリンの地下室で死んだというのは真っ赤なウソで、アルゼンチンを経てパラグアイに飛び、ブラジルのマト・グロッソ州にある小さな町に落ち着いたという。そこで彼はアドルフ・レイプジクという変名を用いて暮らし、地元民には「年老いたドイツ人」として知られていた。

 

<●●インターネット情報から●●>

<ウェブサイトの「カラパナア」(不思議と謎の大冒険)から引用>

 ヒトラーは生きていた!?ブラジル人の恋人と95歳まで生きていたという証拠の写真が発見される

 ヒトラーは生きていた!?>

現代においても未だその影響力が半端ないドイツの独裁者、アドルフ・ヒトラーヒトラーは1945年4月30日、総統地下壕の一室にて、妻であるエヴァ・ブラウンと共に自殺を遂げたというのが歴史上の認識であるが、実はブラジルに逃亡し、95歳まで生きていたという噂もあり、最近になってその可能性を示す写真が発見されたそうだ。

 

 ヒトラーが死んでいなかったという話は諸説あるが、ある本によれば、彼はパラグアイに逃れ、アルゼンチン経由でブラジル、マットグロッソ州にあるノッサ・セニョーラ・ド・リブラメントという人口12,000人ほどの小さな町に移り住んだという。そこではアドルフ・ライプツィヒという偽名を名乗っており、住民からは”ドイツの老人”として知られていたらしい。

   問題の写真は、ヒトラーが亡くなる2年前の1984年に撮影されたと主張されるもので、そこには黒人の恋人クティンガとポーズをとる幸せそうな姿が映し出されている。

 『Hitler in Brazil - His Life and His Death(ブラジルのヒトラー - その生と死)』の著者シモーニ・レネ・ゲレイロ・ディアス氏によれば、ヒトラーバチカンの友人から地図を入手し、そこに記されていた秘密の財宝を探していたらしい。恋人のクティンガは素性を隠すために利用していたようだ。ディアス氏はヒトラーの自殺が信じられず、ライプツィヒと称する人物の遺体を掘り起こし、DNA鑑定するべきだと主張している。

   ディアス氏はヒトラーが隠れ住んでいたという町を2年間調査してきたそうだ。ここはボリビアの国境に近い、18世紀のゴールドラッシュによって作られた町である。その付近の洞窟にはイエズス会の財宝が眠っているとされ、ヒトラーがここに住んだのも偶然ではないと彼女は睨んでいる。

 彼女がこのような考えに至ったのも、古い不鮮明な写真を加工して髭をつけたところ、ヒトラーそっくりな人物が現れたからである。ディアス氏によれば、80年代初頭にクイアバの病院で手術を受けたヒトラーを身元不明のポーランド人修道女が見つけ、そこから立ち去るよう命じたことがあったらしい。しかし、自分はバチカンの命令で来ているのだと逆に叱責されたという。

   陰謀論では、ヒトラーがドイツから南米へ逃れたと主張されることがある。この見解は、イギリスの2名の作家がアルゼンチンで盗作疑惑をかけられたことから、盛んに議論が交わされるようになった。

 2011年に出版された『Grey Wolf: The Escape of Adolf Hitler(灰色の狼:アドルフ・ヒトラーの逃亡)』の著者ジェラード・ウィリアムズ氏とサイモン・ダンスタン氏は、ヒトラーエヴァ・ブラウンパタゴニアに逃れ、62年に73歳で死ぬまでに2人の娘をもうけたと主張している。この本は後に映像化されたが、アルゼンチン人のジャーナリストは著者らが自分の研究内容を許可なく使用していると訴えた。

   こうしたヒトラーがアルゼンチンで生きていたとする説を、歴史家のガイ・ウォルターズ氏は馬鹿げていると一蹴する。「まったく恥知らずで、そんな証拠はどこにもありません。陰謀論者の妄想に訴えかけているだけで、歴史的な研究とは言えませんね」

   マットグロッソ連邦大学の歴史学者カンディード・モレイラ・ロドリゲス氏も「ヒトラーが南米に逃れていたと主張する歴史家と称する人物たちは皆似たようなものですよ」と、同じく否定的だ。

  そうした説によれば、戦後、悪名高いアドルフ・アイヒマンヨーゼフ・メンゲレをはじめ、大勢のナチスが逃亡を果たしたという。ヒトラーの死を証明しようとする研究者にとって頭が痛いことに、その物理的な証拠は一切発見されていない。2009年には、地下壕付近で発見されたヒトラーのものとされる頭蓋骨の破片をDNA鑑定したが、女性のものであることが判明している。

   ヒトラーが生きている姿を最後に目撃したとされる元親衛隊曹長のローフス・ミシュは、2013年に96歳で亡くなった。生前彼は、閉じられたドアの向こう側で銃声を聞いた後に、頭からテーブルに倒れているヒトラーを見つけたと発言している。

 

  

 

 『2000年5月5日宇宙人大襲来』

 (草刈龍平)(第一企画出版)1996/12

 映画インディペンデス・デイはなぜ緊急制作されたのか

 アメリカ政府が隠し続けた恐るべき事実

  

 

 

ヒトラーが宇宙人と密約していた動かぬ証拠

 ヒトラー

ナチスが開発したというこのUFOの性能は想像を絶するものだ。いったい今から50年以上も前にヒトラーのエンジニアたちはどこからこうした超高度技術を獲得したのだろうか。その疑問には、ヒトラーが副官のフォン・ラウシュニングに語った以下の言葉がヒントになる。

 全ての人々の上に私が語ることのできない新しい高貴な人類が君臨するだろう。しかし、普通の軍人たちはこれらの計画については何も知らない。新人類は今我々の間にいる。彼はここにいるのだ。これで十分だろう。私は、君に秘密を話した。私は、新人類を見た。彼は大胆で冷酷だ。私は、彼を恐れている

 

・いったいヒトラーはこの「新人類」という言葉で何を意味しようとしていたのであろう。ラウシュニングによると、ヒトラーはいつも何かに怯えていたらしい。彼は就寝中、悪夢にうなされて気狂いのように目覚め、目に見えない何かに向かって訳の分らぬ言葉を叫んでいたという。

 宇宙人に誘拐されたのではないのだろうか。ヒトラーは宇宙人とひそかに接触したのだと筆者は想像する。

   

 

 

フェローシップ』  知られざる宇宙の隣人たち

ブラッド・スタイガー   たま出版   1996/2

  

 

 

ヒトラーの秘密の探索>

1942年4月、ドイツのナチスは、幻想主義的な科学者達の遠征隊をある場所へ向けて派遣した。遠征隊は、「内部が空洞の地球」の空洞内にいるとされる軍から、その見解を聞くという目的で編成されたものであった。先端的知識を持つそうした科学者達が探索へと送り出されたとき、ドイツは第三帝国の建設に向けて連合軍打倒ムード一色であったが、当時ゲーリング元帥、ヒムラー長官そしてヒトラー総統は、この地球の空洞内にいる軍を探すという計画に、非常に熱心であった。ヒトラーは、地球はへこんだ皿のような凹状の形をしており、地球の地面の下には別の人間が住んでいるのだと、永いこと信じて疑わなかったのである。

 

・「地球空洞説」を信じていたナチスは、遠征隊をリューゲン島に派遣したときに、この疑似科学的な見解が正しいものであるという自信を確実なものにした。ヒトラー総統の側近達は、総統の考えに心酔していた。すなわち、リューゲン島で「地球の内側に存在する世界」への入り口を発見したという大成功について、Nazisこそが、空道内に住む「指導者」たちとの間に混血種の子孫を残す資格を持つ、選ばれた人種の集まりであるということを、その「指導者」達にはっきりと理解してもらう絶好のチャンスであるという考え方である。

 

 ナチス神話の重要な特徴は、地下に隠れている、パワーに満ちた秘密の種族はその代表者を地上に送り出し、人類に紛れて生活しているという考えであった。選ばれたアーリア人のみの国家を創るという、ヒトラーの狂気ともいえる願いは、どの人種よりも高等な種族として選ばれ、地中に住む超人達との間に突然変異的な新種族を生み出し、英雄、半神的存在、さらには神としての人間を創り出したいという強迫的な願望によるものであった。

 

 ・作家のルイス・パウエルスとジャークバーギャーは、第三帝国時代ダンツィヒの統治者であったヘルマン・ラウシュニングの言葉を次のように引用している。ヘルマン・ラウシュニングはヒトラーとの会話の中で、超人とのミュータントを創り出そうというヒトラーの計画についてこう述べている。

「全く新しい人種が今我々の中にいるのだ!」とヒトラーは叫びました。「彼はここにいるのだ!それだけじゃ十分でないとでもいうのかね?君に秘密を教えようじゃないか。この私自身、超人をこの目で見たのだ。彼は勇敢で容赦なかった。私は彼を恐ろしく感じたよ」

ラウシュニングによると、ヒトラーが超人についてこのように話したとき、ヒトラーはある種の恍惚感を感じているようだったという。

 

 ヒトラー霊媒師であった可能性を示唆する証拠があるという根強い噂も存在している。事実、彼の生まれたオーストリアの小さな村ブラナウは、昔からヨーロッパの心霊主義の中心地として知られていた。また、アドルフ・ヒトラーはその幼児期、ウィリー・シュナイダーと同じ乳母のもとで育っている。ウィリーは弟のルディーと兄弟二人で、後に世界的に有名な霊媒師として知られるようになった存在である。

 

 ラウシュニングはさらに「ヒトラーの側近」から、ヒトラーが夜中によく叫び声を上げて目を覚まし、ひきつけを起こしていたと聞いたと主張している。ヒトラーの使用人達の話によると、かつての独裁者は哀れにも小さく縮こまりながらしくしくと泣き声をあげ、「彼」が自分のためにやって来て部屋の隅のそこ(ヒトラーはその場所を指し示した)に立ったのだと大声をあげた。ヒトラーは、「彼」がヒトラーの寝室を侵略するために地下の王国からやって来たのだと、叫び声を上げながら訴えた。

 

 ・神秘的な存在の訪問を受けたと主張している為政者はアドルフ・ヒトラーだけにとどまらず、他にも存在する。そうした神秘的な訪問者は、ヒトラーが主張したような「新しい種族」というよりも、非常に古くからいる種族を代表する者達だったのではないだろうか。

 

 

 

『神々の予言』

(ジョージ・H・ウイリアムソン)(ゴマブックス) 1998/9/1

 

 

 

 はるか彼方の銀河系からやってきた『黒い軍隊』の影響>

・「地球は、これまで、はるか彼方の銀河系からやってきた『黒い軍隊』の影響を受け続けてきた。それは、東洋では『黒い竜』として知られる勢力であり、共産主義全体主義を推進しているのは彼らである。

 

 そればかりか、彼等は今、地球の多くの王座、いや、全ての王座に座っているといってもいいだろう。

 

 ・あの夜、ベツレヘムの女は、知っていた。彼女は、ある神聖な使命を遂行し続けている者たちが、すでに地球にいることを知っていた。彼等は、遠い昔に地球にやって来て、今なおその使命の遂行に努めている。彼等は、ある偉大な教師に奉仕し続けてきた。その教師は、あるときは、『釈迦』であり、あるときは『ゾロアスター』だった。さらには、『メルキゼデク』であったり、『セム』であったり、その他の様々な賢者だったこともあった。そしてその女は、彼女自身のその生涯における目的が、完全に果たされるのは、地球が『偉大なる変容』を体験する。『ミカエルの日』のために『彼』が再び戻ってくるときであることも知っていた。

 

 ・『黒い軍隊』は、今や死の苦悶を体験している。その苦悶の中で多くのものが消滅するだろう。しかしやがて、その怪物は死滅する。そしてそのとき、神に奉仕する者たちは、高らかに喜びの声を上げるだろう」

 

 ナチスの狂気>

・「ナチスの迷宮」というブログによれば、「レーベンスボルン(生命の泉)計画」のことが記載されてある。

 

 ・(参考文献)『ぼくはナチにさらわれた』(アロイズィ・トヴァルデツキ)(共同通信社

 1940年5月にヒムラーは、東方の子供たちを毎年人種選別する計画を立て、1941年の後半から、占領地区で「アーリア的」な子供を探して誘拐することを開始したのであった。

 

 ・戦争中、ドイツに占領されたポーランドの西部の町々ではナチスにより2歳から14歳までの少年少女が大勢さらわれたが、その数は20万人以上といわれている。

 

 ・大変に特徴的だったのは、その子供たちがみな「青い目で金髪」であったことである。彼らは名前をドイツ名に変えられ、修正された出生証明書とともに、選ばれた家族の元に送られた。子供の多くは本来の家族の元に帰されることはなく、更に彼らは、自らがポーランド人であることも知らなかった。(このため、戦後になると両親とも不明の孤児が多数出現するという悲惨な事態を招いた)。

 

 ノルウェーのレーベンスボルン>

・「生命の泉」計画は主としてドイツ国内で実施された。しかし、ヒトラーは「金髪」「碧眼」「長身」といった身体的特徴を持つノルウェー人を「より純粋な」アーリア人と考え、ドイツのアーリア化をノルウェーにおいても促進した。

 

 ・ドイツ降伏後に当時のノルウェー政府が「対敵協力者」の処分を行い、ノルウェー人女性14000人を逮捕、そのうち約5000人が18ヶ月の間強制収容所に入れられた。特にドイツ兵と結婚した女性についてはノルウェー国籍を剥奪された。このように政府が「公式に迫害」したのはノルウェー政府だけであった。

 

 ウィキペディア(フリー百科事典)>によると

占領地域下での子供の誘拐>「生命の泉」計画ではポーランドチェコ、フランスと言った占領地域下での子供の誘拐が行われた。ポーランドではおよそ5万人から20万人の子供が誘拐された。検査後に「アーリア人」の条件を満たすとされた子供は修正された出生証明書と共に選ばれた家族の元に送られた。子供の多くは本来の家族の元に帰されることはなく、更に彼らは、自らがポーランド人であることも知らなかった。

  

 

 

『聖別された肉体』  (オカルト人種論とナチズム)

横山茂雄)(風の薔薇)  1990/10

 

 

 

 「神の息子たち、アーリア人種」

・『人類の最盛期』(1930年)において、頂点に達するゴルスレーベンの奇怪な神秘主義の中核を成すのは、リストから引き継ぐルーン・オカルティズムであった。彼はルーン文字を手掛かりに太古の栄えあるアーリア文明を再構築しようと欲し、ルーンとは「神の息子たち、アーリア人種」の人種=人間霊と世界霊との本当の関係から生じたものであり、これらの文字は真の探求者をその宇宙的故郷へと連れ戻し、神との神秘的合一を授けてくれる、と主張した。したがって彼は、紋章からピラミッドにいたるありとあらゆる場所にルーンの痕跡を「発見」することになった。

 

 白色人種はアトランティスから発生したものであり、アトランティスとは、神人の住んでいた理想郷、「ドイツの伝説のアサ族の地に他ならない」と記して、アトランティス伝説を自分の妄想体系の一部に組み込んでいる。

 

 アトランティスと並んだゲルマン民族の始源を示すものとランツが考えたのは、ブラヴァツキーが第二根源人種ハイパーボーリア人の名前にも選んだギリシア神話で北国の彼方の極地の地に住む神聖な民とされるヒュペルボレオスである。かれは、ヒュペルボレオスとはゲルマン民族のことを意味するのだと断定した。

  

 

 

『二十世紀』

海野弘   文藝春秋   2007/5

 

 

 

 ヒトラーユダヤ人大虐殺>

・一人の男が20世紀にこれほどの衝撃を与えたことにおどろかざるを得ない。そしてヒトラーを生みだしてしまった20世紀とは、なんという時代なのだろうか。ともかく私たちはヒトラーの出現を止められなかったのである。

 アドルフ・ヒトラーは1889年に税関吏の息子として生まれた。彼は絵を描くのが好きで、画家になりたいと思った。しかしウィーンの美術学校の受験に失敗した。第1次世界大戦がはじまると彼は従軍したが、ドイツは敗れた。

 1919年、ヒトラーは、ドイツ労働者党に入った。敗戦の混乱期にできた、右翼的、民族主義的な秘密結社であった。敗戦の中で成立したワイマール共和国は、旧軍人の団体によるクーデターに脅かされていた。

 

 ヴェルサイユ条約により、ドイツ軍は10万に制限されていたので、それからはみ出した旧軍人は地下的組織、暴力的政治結社になった。その中でドイツ労働者党は勢力をのばし、(民族社会主義ドイツ労働者党)となった。ナチオナール(民族)を略してナチと呼ばれた。

 

 ・ナチが沈滞した1923-29年は、戦後のインフレを脱し、ドイツが<革命の20年代>を花咲かせた時である。ワイマール共和国が繁栄している間は、ナチは盛り上がらなかった。議会は中道派に占められていた。

 しかし大恐慌はドイツにも襲いかかり、その安定を突き崩した。するとナチは息を吹きかえし、1930年の選挙で大躍進した。ヒトラーは政権を担い、1932年の大統領戦に出たが、ヒンデンブルクに敗れた。それでもナチ党の議会勢力が強くなり、1933年1月30日、ヒンデンブルク大統領はヒトラーを首相に指名しなければならなかった。

 

 ・突撃隊に代わって親衛隊がナチの兵力となった。1936年につくられた武装親衛隊は、21万であったが、戦争の末期には100万になっていた。親衛隊は、警察を支配下に置いた。悪名高き秘密警察がそこにつくられた。

 親衛隊は強制収容所を開設した。収容所には絶滅収容所と一般収容所があった。前者はガス室などの残虐施設を持っていた。ガス室強制収容所といった施設は、20世紀の発明の闇の極北を示している。

 

 ・ナチの発明としてもう1つ欠かせないのが<宣伝>である。ナチは20世紀のマス・メディアを徹底的に国家宣伝に利用した。宣伝のために省をつくったのはナチがはじめてである。

 

 ヒトラーがまず掲げたのは反ユダヤ主義であった。ユダヤ系の独占資本がドイツを搾取しているといった宣伝からはじまったユダヤ人攻撃はしだいにエスカレートし、ユダヤ人種絶滅を目指す方向へと変わっていった。

 1938年11月の<水晶週間>にユダヤ人虐殺がはじまった。1939年には大量虐殺計画が立てられた。それ以後は、一切の社会的、国際的ルールを無視した、無目的ともいえる狂気と破滅の道へドイツはとび込んでいった。

 

・1939年、ドイツはポーランドを侵略する。英仏はドイツに宣戦し、第2次世界大戦がはじまった。大戦についてはあらためて触れるが、1945年、ドイツの敗色は濃くなり、ヒトラーは、内妻エヴァ・ブラウンと結婚し、ゲーリングヒムラーを解任し、エヴァとともに自殺した。ゲッペルスはその後を迫った。

 

 ヒトラーは今なお、20世紀の謎をつきつける。

 「たとえば人種主義ひとつとりあげてみても、あれほど不合理なことのはっきりした理論が、なぜ長いあいだ、偉大な民族の政治行動の規範となりえたのか。また、あれほどむだな犠牲をはらうことが、なぜ長いあいだ、国民の賛同をえられたのか。さらにいえば、あれほどの屈辱をもたらし、けっきょくは全国民を破局にみちびくにいたった国をあげての誇大妄想を、いったいどう解釈したらいいのか。」(『ヒトラーとナチズム』文庫クセジョ 白水社

イタリアやスぺインにもファシズムは発生したが、人種主義によるガス室ホロコースト(大虐殺)はなかった。ドイツだけに起きたのは、ヒトラーという超人のせいだったのだろうか。

 

 

 

 <雑誌『ムー』(14 9月号)によると>

  

 アルゼンチンは戦中・戦後の軍事独裁政権がいずれも親ナチス派だったため、第2次世界大戦にナチスの残党を大量に受け入れて匿った国だ。一説にはアルゼンチンだけで5000人、南米全体では9000人のナチス残党の戦争犯罪者が亡命したとされている。じつはヒトラーもそのひとりだったという新味はあまりなさそうな新説が、今年1月、証拠写真数枚とともに発表されたばかりだ。

 発表者はブラジルの女流ノンフィクション作家シモーニ・ゲレイロ・ディアスで、当人もユダヤ系ブラジル人という。

 ほかのヒトラー生存説と同様、自殺したのはやはり替え玉で、ヒトラー本人は南米を転々として最後はブラジル奥地のマットグロッソに落ち着き、アドルフ・ライプツィッヒと名乗って肌の黒い愛人と暮らしていたが、1984年に95歳でひっそりと世を去った。

 シモーニはこの調査結果を『ブラジルのヒトラー:その生と死』と題する本にまとめて発表し、「墓を掘り返して、ぜひDNA鑑定にかけてほしい」と自信満々に主張している」

 

 

 

『エデンの神々』

 陰謀論を超えた神話・歴史のダークサイド

 ウィリアム・ブラムリー   明窓出版   H22/8/20

 

 

 

 古代宇宙飛行士(すなわちカストディアンの種族)が、どの大陸のどこでも同じやり方で人類社会を支配することは確実だ

 <神(地球を管理するカストディアン)>

 <岩石の宇宙>

 アーリア系優秀民族の出現を説くドイツ神秘主義

 ヒトラーは生涯にわたって強力な麻薬を使い続けた。

 

 ヒトラーによると入院中に“別の世界”からの“幻視”を体験した

 

 ・トゥーレ協会は“アーリア系優秀民族”説を信じていて、ドイツ版“メシア”の降臨を説いた。

 

 ・もう一つの結社は“ヴリル協会”である。この会員は、イギリスの薔薇十字団員ブルワー=リットン卿のSF小説『来るべき人種』の謎の動力ヴリルにちなんでつけられた。リットンの小説は、地球に出現したアーリア系“優秀民族”の話なのだ。

 

 ・ナチズムは神秘主義の<教団>ネットワークから生まれた。

 

 ・ナチ党員たち自身がこう主張した。非地球人社会こそわが党のイデオロギーの源で、わが党を背後から支える権力である!

 ・歴史を通して(教団)系組織は、様々な“神々”や“天使”や“宇宙的存在者”や地球外起源の“高位マスター”などの非地球人たちに、とことん忠誠を誓ってきたが、実はそのほとんどが神秘のベールで偽装したカストディアンらしいのだ。

 

 ・また、トゥーレ協会やナチ神秘主義そのものが主張するように、その真の指導者たちは地球外からやってきた。ナチは、地球外起源の謎のマスターたちを地下の“超人たち”と呼んだ。ヒトラーは“超人たち”の存在を信じて、ほかのトゥーレ幹部会員と同じように超人に会ったことがあると主張した。

 

 ・ナチによると問題の“超人たち”は地球の“表面の下”に住んでいて、アーリア人種の創造者だった。従って、アーリア人は世界唯一の“純粋”人種であり、ほかの劣等人種はすべて遺伝子的突然変異体と見なした。ナチは非アーリア系の人々を根絶やしにして、人類を浄化しようとした。ナチの最高幹部たちはナチが人類浄化計画を開始して“千年帝国”を樹立しさえすれば、すぐさま“超人たち”が地上に戻ってきて統治すると信じていた。

 

  <現代の“エゼキエル”たち>

・UFO搭乗者たちはいまでも現れるなり、自分達が神であることを匂わせる。ベティ・アン・アンドリーソンという女性が関係したアブダクション(誘拐)事件ではまさにそうだった。証拠と資料が充分にあるので徹底的に研究されつくしたこの女性の体験は、好奇心をくすぐるレイモンド・ファウラーの著書『アンドリーソン事件』のテーマである。

   

 

 

『人類アカシャ全史』 

(ゲリー・ボーネル+古川益三) (ボイス)2002/2

  

 

 

ヒトラーは、ホワイト・ブラザーフッドの儀式を受けたメンバー

ヒトラーは、ホワイト・ブラザーフッドの儀式を受けたメンバーです。ホワイト・ブラザーフッドは、神秘家たちが構成する組織です。ゾロアスター教よりも前に、すでに存在していました。ホワイト・ブラザーフッドは、何千年も前から存在しています。そこに招かれる人は、あるレベル以上の神秘的な理解のある人々に限られていました。ヒトラーは、そういうオカルトを学んだ人です。

  

 

 

『5次元世界はこうなる』

(ゲリー・ボーネル/高橋克彦)(徳間書店)2007/11/9

  

 

 

「菩薩」と呼ばれるような人たちの存在

・日本では「ホワイト・ブラザーフッド」とは、秘密結社の一部という認識で、そういうふうに思っている人もたくさんいるんだけれど、本来の形というのは「菩薩」と呼ばれるような人たちの存在、そのために、「菩薩」は自分たちがそういう存在だということを明らかにしないんです。だから、秘密のままです。

 

 なぜ明らかにしないかというと、信じないからです。例えば、「時」という概念は、知性が生み出したものにしかすぎないということを理解するのも大変なのに、この人はテレポーテーションができるとか、そういうことを到底人は信じられないでしょう。

 

 ノストラダムスも『ホワイト・ブラザーフッド』のメンバーだった。聖ジャーメン(サンジェルマン伯爵フランス革命前のパリの社交界に姿を現した予言者、魔術師、薔薇十字会の流れを持つといわれている)、J・L・ベーコン、シェイクスピアレオナルド・ダ・ヴィンチとかレンブラントとか、アインシュタインも「ホワイト・ブラザーフッド」だった。このメンバーのグループが、地球と人間と神々のスピリットを保存している。

  

 

 

『光のアカシャ・フィールド』 超スピリチュアル次元の探究

よしもとばなな × ゲリー・ボーネル  2009/7/23

  

 

 

エイリアンは我々にテクノロジーを与えてくれている

・――今、よしもとさんが言った話は、異次元から来る異次元人みたいな感じでしょうか。その人のイメージ体系に合わせて出現するみたいな。別の星からではなくて、地球の次元の違うところにいろんな人がいて、それが知の起源というか、文明の起源だという研究が民俗学のほうではあるんです。日本では「異人(まれびと)」といっていた。これは折口信夫が研究していました。そういう違う次元から来る異人と星に起源を持っている宇宙人とは違う気がするんですが、ゲリーさんはそういう区別をつけているんですか。

 

 ・(ボーネル)いわゆる知の起源、我々の知性の源だというふうには思いませんが、彼らが我々にインスピレーションを与えてくれていると解釈しています。我々の現実を、子供の世界のようにはしたくないんですが、言ってみたら我々は子供っぽい。別次元の異人たちにせよ、そういう存在たちは、我々を一種の発展途上段階にいる存在というふうにみていると思います。そして、彼らは確かに我々にインスピレーションを与えてくれます。エイリアンはまったく違った形で取り組んでいると思います。きっと今は完全にわからないだろうけれど、必要に応じて使ってごらんという感じで、彼らは実際に我々にテクノロジーを与えてくれていると思っています。

 

 ・ほかにもエイリアンから情報を得た人がいます。彼の名前はニコラ・テスラといいます。彼はいろいろなものをつくりました。――ニコラ・テスラには、電力の空中輸送システムとか、壮大な発明があった。

 

・――そう。惑星ウンモ(地球から約14.5光年離れた恒星イウンマの周りを公転)から来た地球外生命体ユミット(=ウンモ星人)のことです。書いた人はフランス国立科学研究庁(CNRS)で主任研究員を務めていたジャン=ピエール・プチさんという優秀な科学者ですけれども、彼は、ウンモ星人からもらった手紙をもとにいろんな研究を発表して、正統な科学界でも評価されたサイエンティストなんです。その方が、論文のニュースソースはウンモ星人だとはっきり書いている。プラズマ推進の装置やUFOの飛行原理とか、いろんなテクノロジーを宇宙人からの手紙で受け取った、実際にそういう人がたくさんいて、プチさん自身も受けとっています。

 

 ・残念ながら、プラズマというものはある特定の世界にしか応用できません。プラズマが存在するためには幾つかの条件というものが必要です。たとえば、正しい電磁波フィールドが必要ですし、正しいイオンの状態も必要です。僕は宇宙船の推進力についての資料を見ました。それは全部ピュアなイオンのエネルギーです。

――アメリカ政府はそれもかなり知っている中で伏せているという話です。プチさんは、手紙から得た情報をもとに磁気流体力学(MHD)という推進原理を論文に発表していますが、アメリカはそれを技術応用して、すでにUFOのような軍事用飛行体を開発済みであることも指摘しています。

 

 ・僕が見たものは、イオン振動ジェネレーターみたいなものです。その飛行体というのは、真ん中が空洞になっていて、内側の円は磁化されていて、周りにはコーン、円錐形のような形をした長い大きなタワーのようなものがあり、内側とは反対の磁気を帯びていて、正反対だから逆に引き寄せ合います。イオンの振動を送るとコーンの磁気が変化し、イオンに乗って宇宙船がヒュッと飛んできます。サーファーが波に乗っているような感じです。同じアイデアなんですよ。イオンの波の上を乗っていく感じです。そして、イオンの波が動きを与えられると、それは決して消滅しないんです。そのまま一定してそこに存在します。イオンを使ったものです。

 

 エリア51というのは、ご存知ですね。そこにはもう「パルセーションウエーブジェネレーター」というものがすでに存在しています。

 

 ・(ボーネル)僕は1回だけUFOを見ました。もし一緒に車に乗っていた人がいなかったら、多分、僕はUFOを見たとは思わなかったと思います。非常に伝統的なものでした。音もなく、空中に浮いていて、ヒュッといなくなりました。

 

 ・ふだんから幽霊は見えますし、精霊たちも見えるし、天使も見えるんだけど。宇宙船というのはエーテル状のものであろうと思っていたんです。でも、はっきりした固形物だったので、まるで幽霊に遭ったような気がしました。

 

 <アカシャ・フィールドについて>

アカシャ・フィールドとは、この次元ではないところに存在する壮大で神秘的な図書館、またはスーパーコンピューターのようなものです。ここには、2億600万年前から西暦6732年までの人間一人ひとりの意識から集合意識まで、人類史上に起こったすべての出来事とそれに対する反応が記録されています。個人の過去も未来も含めた転生の記録であるアカシックレコードは、このアカシャにすべて貯蔵されているのです。

 

 マチュピチュは黄金の巨人たちの神官たちが棲む場所だった

マチュピチュに関しては、ずっと昔になります。僕たちの時間の概念というのは文化・文明によって変化しますので、正確にいつかということはだれにもわかりませんが、レムリアの前に当たります。ですから、おそらく6万年前です。地球以外の存在たちがこの地球という世界にやってきて、最初の足跡を中央アメリカにしるしました。

 

・そのころ、地球の人たちは、知性はあったんですけれども、原始的な生活をしていました。地球上の出生率が非常に低かったので、エイリアンたちのグループは、簡単に魂が肉体に入れるように遺伝子を操作したんです。しかし、魂のエネルギーが非常に強烈だったので、お腹の中の胎児の組織を破壊してしまいました。ですから、遺伝子が操作され、調整され、その結果、次第に体が破壊されないような形になって、生まれてくるようになりました。

 こういう地球外の人たちは、僕たちの基準から見ると体格的に非常に大きな存在で、大体4~5メートルぐらいの背丈がありました。そして、皮膚は黄金色に光り、髪も光っていました。ですから、もし我々が今日そういう存在を目にしたなら、SFの世界の存在だと思うでしょう。

 

 ・ウィリアムソンの『アンデスの秘密』という本があります。巨人の種族に関する本です。しかし、人間の意識がどんどん暴力的になってきたので、巨人たちは、アンデスピレネーチベットなどの山岳地帯に引き揚げていきました。それで、バスク地方チベット文明、マヤとインカの文明にはいわゆる巨人伝説というものが残されているのです。

 彼らは、基本的に、「すべてを知っている存在」でした。また、600~700年前ぐらいの古い絵には、マリアと赤ちゃんのイエスが描かれ、空にUFOが描かれているものがありますが、実際にUFOを使って移動していたのです。

 

十戒の箱は、彼らとのコミュニケーションの手段でした。ユダヤ人たちはこのテクノロジーを持っていたので、ほかの文明の人たちが理解できないレベルまで理解していたように思います。ユダヤ人は、選民、神から選ばれた民だということですが、それはモーゼがシナイ山に登って、エイリアンたちとともに時間を過ごし、1万年のシナリオを見せられたから。いってみれば、彼は人類の未来を見せてもらったわけです。

 

 <エイリアンは4つの惑星システムから本当に地球を訪れています>

エイリアンたちが地球を訪問しているというのは本当です。少なくとも4つの惑星システムから来ています。オリオン、ベガ、アンドロメダ、そしてカシオペアです。今、プレアデス人はいません。レムリアとかアトランティスのころは長い間地球にいました。

 

 ・今、オリオン星から来ている存在たちが結構活発に活動しています。人類の暴力というものをできるだけ減らそうとしています。プレアデス星人は、アートとかクリエイティビティー、音楽、美、彫刻、そういうものにかかわっていました。オリオンの人たちは、主に政治とか警察官、いってみたら宇宙の警察隊みたいな感じです。

  

 

 

『人類アカシャ全史』 

(ゲリー・ボーネル+古川益三) (ボイス) 2002/2

  

 

 

ゲリー・ボーネルのヒトラーに関する説明「終戦時のヒトラーは影武者だった」>

ヒトラーは、ホワイト・ブラザーフッドの儀式を受けたメンバーです。ホワイト・ブラザーフッドは、神秘家たちが構成する組織です。ゾロアスター教よりも前に、すでに存在していました。ホワイト・ブラザーフッドは、何千年も前から存在しています。そこに招かれる人は、あるレベル以上の神秘的な理解のある人々に限られていました。ヒトラーは、そういうオカルトを学んだ人です。

  

 

 

『光の記憶』

高橋克彦・ゲリー・ボーネル)(VOICE)1999/12

アカシックレコードで解き明かす人類の封印された記憶と近未来)

 

 

 

 <「ヒトラー」と「暗殺未遂事件」、「テンプルシティ」、「聖遺物」の謎>

 ヒトラーの目指したテンプルシティとは?

・ゲリー「現在のリビアの砂漠の中にあります。砂漠の中には三つのテンプルシティがありました。それが、ソドムとゴモラ、そしてもう一つがアンロット(アムロット)と呼ばれた所です。ヒトラーは、この3番目のテンプルシティの重要性が分かっていました。ソドムとゴモラは、エイリアンの前哨基地でした。文明がヘブライよりもずっと進んでいたために、ヘブライの長老達は、その二つの都市を破壊したのです」。

 

 ・「ヒトラーは1942年から43年に影武者と交替したのです。ヒトラーは、影武者が表面に出てからもカーテンの後ろから影武者を繰っていました。影武者が前面に出て、本物がもう公衆の面前に顔を出さなくなったのは、1944年のことです。ドイツ敗戦前夜に地下で殺された人物は替え玉です」。

 

・「日本の神道と言うのは、実はホワイト・ブラザーフッドから分かれてきているんです」。

  

 

 

『5次元世界はこうなる』

(ゲリー・ボーネル/高橋克彦)(徳間書店) 2007/11/9

 

 

 

 アカシック地球リーディング>

神道というのは、実は「ホワイト・ブラザーフッド」から分かれてきているんです。「ホワイト・ブラザーフッド」は悪いことは何もない。ずっと長い間人類に恩恵を与え続けてきて、確かにヒトラーは悪用した。情報を間違って使った。だけど、薔薇十字団、フリーメーソンテンプル騎士団全部そこから出てきた。悪い子達がいたかもしれないけれど、こういう組織そのものは決して悪いものではありえません。

 

 ・人類の意識というのもスピリットを持っています。神のスピリットがあります。「ホワイト・ブラザーフッド」はスピリットに関する知恵をずっと守り続けているグループなのです。全ての知恵を集め、そして保存しようとするのが目的のグループ。

 

 ・さて、地球上に生死を繰り返していないもう一つの輪廻の輪から離れている存在のグループがあります。彼らは、地球と人間と神々のスピリットの知恵を守るという使命を渡されている。そのグループというのが「ホワイト・ブラザーフッド」なんです。

 

 ・これらの存在たちというのは、もう輪廻の輪から離れているんだけれども、まだ人類意識なんですね。人間の意識の守護神なんです。だから、この存在たちが神道に霊感を与えて、神道の中に全てのインフォメーションのピースが入っている。また、仏教、キリスト教にも、イスラム教にも霊感を与えて、それぞれ一つがこの全体のピースを持っているんです。

 

 ・最後に世界的な一つの理解が得られるまで、一つのグループがほかのグループをしないようにわざわざとグループごとにばらばらにしたのです。

    

 

 

『地球の『超』生き方』  {アセンション版}

ゲリー・ボーネル  坂本政道  ヒカルランド   2011/8/31

   

 

 

2012年になると時間の概念が崩壊します

・人間の集合意識が時空という概念を超えて拡大していくのです。たとえば、コップを見ると、どういう分子が集まってコップという物質をつくったかというその瞬間も見えるし、同時にこの分子がもとのエネルギー体に戻る、その瞬間も見ることができます。ですから、我々の時の観察の仕方が違ってくる。時というものの概念が実際に崩壊します。

 2012年にシフトが起きますが、それは時間が私たちにとって制限という形で働かなくなるということなのです。

 

・バシャール的な言葉を使うと、アセンションとは第3密度から第4密度へ人類と地球が移行していくことです。

 2012年を中心に数十年かけて、最終的な転移が起こってくるでしょう。第4密度になると、大いなるすべてと自分のつながりが強固になります。

 その結果、感情が安定して強い安心感に包まれます。我々が第3密度から第4密度に上がっていくと同時にバシャール達は第4密度から第5密度に上がっていきます。

 第5密度は、肉体を持たない非物質の世界です。

 

 ・2012年にシフトが起きますが、それは時間が私たちにとって制限という形で働かなくなるということなんです。

 

 <魂の中心には14万4000個の細胞があり、このエネルギーが経絡を作り出している>

スウェーデンボルグが属していた秘密結社の名前は何ですか

ゲリー;もともとの名前はエルダーズ・オブ・ソロモン(「ソロモンの長老たち」)というような名前です。ソロモンは儀式的な魔法の本を持っていました。

 

 <魂の過去世の情報があるフォーカス27はアカシャです>

坂本;ゲリーさんにとって誰かのアカシックレコードを読むのは簡単なんですか。

ゲリー;9歳からやっていますから。時にはイメージの流れとして、ザーッと入ってくるときもあれば、相手の肩の辺りに情報としてパッと現れる場合もありますし、時には声が聞こえてくることもあります。

坂本;ガイドとワークしているのですか。

ゲリー;はい、私にはイーライというガイドがいます。このエリアには性別はないんです。

 イーライは私とは違う存在です。でも、何度も何度も一緒に転生したことがある存在です。

 

 ・ツインソウルというものがあります。魂が地球次元に入ってきたとき、似通ったハーモニクスを持つふたつの魂が結合します。ふたつの魂は両方ともがそれぞれオーバーソウルを持ち、その部分でつながっています。そして、地球以外のすべてのシステムの情報を共有するんです。

 例えば、一方の魂がアンドロメダカシオペア、プレアデスに行ったことがあって、もう一方は、M95とかベガに行ったことがあるとします。そうすると、お互いの情報を共有しますし、オーバーソウルを通して地球のほうの情報も共有できます。

  

 

 

『宇宙人との対話』  地球で生きる宇宙人の告白

 大川隆法    幸福の科学出版     2010/6/14

 

 

 

 レプタリアン(マゼラン星雲ゼータ星人)との対話

・レプタリアンは、爬虫類のような姿をした宇宙人。レプタリアンにも複数種類があって、地球上でも覇を競っているとされる。

  <レプタリアンは地球の進化と競争を進めている>

・確かに、この世的には、悲惨なことが起きたり、流血が起きたりするように見えることもありますけれども、我々は、別の言葉で言えば「進化の神」なんです。

 

  グレイはサイボーグで、我々の探査機械

 アングロサクソン系の中心的な考えは、レプタリアンの思想

 レプタリアンには天国・地獄はなく、霊界でも競争している

  <ベガ星人との対話>

 <ベガ星人>

琴座のベガから来ている宇宙人。彼らは、かって金星から移住した人たちであり、地球人には、ほとんどそっくりだと言われている。

 

  ベガ星人とプレアデス星人は、元はみな金星人

 私たちは、カメレオンみたいに体を変えられる

・すなわち、肉体がもう霊体化している。「半分霊体、半分肉体、これが我々の正体です」

 

  「一念三千」の教えはベガ星人の生き方そのもの

・ベガ星の世界が一念三千の世界なんです。一念三千というのはベガ星のことです。「ベガ星人の生き方をまねよう」というのが一念三千の教えです。

 ・心の中の思いが全てであり、それが、あらゆる世界に通じ、千変万化を起こしていって、この世も、あの世の生き方も、全部変わってくる。変化をする。その一念三千の教えが、言葉を換えればベガ星人の生き方そのものです。心には三千通りの表れ方があるというんでしょう?

 

  <金星人の対話>

 <我々は、金星の四次元世界に住んでいる>

金星に残った者たちの一部は、「三次元から四次元への次元上昇」という手段を通して、新しい世界を作りました。

ですから、我々は、地球的に言えば、金星の四次元世界に住む金星人です。

 

 ・あなた方が思うような「幽霊」というふうな意識を持っておらず、「我々が実体である」と思って、金星四次元世界に都市を築いて、永遠の生活をしております。

 

  <金星人は、四次元存在を物質化させる科学技術を持っている>

・我々は、ほとんどは、あなた方から見れば、いわゆる霊体として存在しているんだけれども、「肉体に宿って生きてみる」という文明実験を目指す者は、地球に来てみて、生まれ変わりなどを練習してみる、どんな感じなのか知ってみるということになるわけですね。

 我々は、次元的に四次元に上がっている。金星人は存在し、四次元で生活している。

 

 ・UFOも、実は四次元存在なので、自由に飛べるんですけれども、ときどき三次元変換をして、地上に物質化を起こすことも可能です。それは、この地上に近づける波動を起こせば、物質化するんですね。

 我々の世界は、あなた方から見れば単なるエネルギーの魂なんですけれども、そのエネルギーを物質化する方法を技術的に持っているので、四次元存在を三次元で現象化することができる。

  

 

 

『〔宇宙人と地球人〕の超真相!』

―地球に危機が迫っている! 

 (深野一幸) (徳間書店)  1997/10

  

 

 

<地球人と関係の深い宇宙人の情報>

 <1、 琴座(リラ)星人>

・琴座は、地球が存在する銀河系宇宙における人間型生命体の発祥地という。琴座(リラ)星人は、人間型の肉体を持つ最初の所属で、地球人と関係のあるシリウス星人、オリオン星人、プレアデス星人、ベガ星人、ゼータ・レチクル星人などは、みな琴座星人の子孫という。

 

  <2、 ベガ星人>

・琴座星人と対極的な種族が生まれて発達した。これが、ベガ星人で、琴座星人を陽性文明とするとベガ星人は、陰性文明という。両者の間に争いが絶えなかった。

 

  <3、シリウス人>

・ 琴座のシリウス人には、もともと肉体を持たないシリウス人(第5密度以上)がいた。超能力の意識により物質領域や非物質領域など波動密度の異なる複数の領域を作り、シリウス人の長老たちと呼ばれた。

 琴座星人とベガ星人が争っていた時代、双方を代表するものたちが統合を目指してシリウスに入植した。そのうち、ベガ星人は、物質レベルの星に移住し、霊性を否定し、支配欲の強いネガティブなシリウス人となった。

 

 ・ネガティブなシリウス人の文明が発展していたとき、琴座からポジティブなシリウス人との間に紛争が起こった。そのためにシリウス人の長老たちが介入し、紛争の移転先を推した。その移転先がオリオンである。シリウスには、シリウスの長老、ポジティブなシリウス人、ネガティブなシリウス人と多様な意識形態が存在している。

 

  <地球文明に大きな影響を与えているシリウス

・地球から8.7光年の距離の大犬座にある星で、地球から二番目に近い恒星。ポジティブなシリウス人は、通常、地球人の目には見えないが、地球人の前に任意に物質化して姿を現すことができる。現れたり消えたりする存在であるため、古代人はシリウス人を神のように崇めた。

  古代エジプト王朝において、目に見えないシリウス人の意識が第三波動レベルの地球に、古代エジプトの神々(イシス、オシリス、アヌビスなど)に化身して出現した。

 

 シリウス人は、地球人に科学文明や文化を教え、卓越した人物に転生してきた。歴史上の傑出した人物の中にシリウス人の転生者がかなりいる。転生者は、シリウス人の魂を持って生まれてきた地球人として、ピタゴラスソクラテスヒポクラテス、オウラトンなどのギリシャの哲学者がシリウス人だという。また、古代マヤ人に対しても高度な技術を与えたのは、シリウス人だった。

 

  <4、オリオン人>

シリウス人の長老の介入でネガティブ、ポジティブのシリウス人がオリオンへ移動して、それぞれに新しい文明を築いた。

ネガティブなオリオン人は、地球に来ている地球外生命体の中で、最も発達レベルの低い存在で、地球に暗黒をもたらそうとしている。

 黒服の男MIB(メン・イン・ブラック)として物質化して活動する。宇宙人やUFOの存在を暴こうとしている地球人を妨害することが多い。

ネガティブなオリオン人が、地球人の肉体に宿って、ネガティブな活動を行なう。「影の世界政府」、巨大財閥の主要人物には、ネガティブなオリオン人の魂が転生している可能性が高い。オリオン人には、ネガティブとポジティブの両方が存在する。

 

  <5、 ゼータ・レチクル星人>

・ゼータ・レチクル星人とグレイは同じような姿をした人間型生命体であるが、発祥はやはり琴座であるという。起源は、琴座のアペックスという星だという。

ゼータ・レチクル星人は、個人主義がはびこり、核戦争を引き起こし、地下に避難を余儀なくされた。地底生活を送るうちに、自然分娩による出産が困難になり、クローン技術が開発された。クローン技術は、生殖によらずに同一の遺伝形質を持つ個体、すなわちコピーを作る技術である。

 

  <新人種への変革>

・ 脳の構造を変え、感情表現を抑制し、自我意識を排し、集合意識を大事にする人種。

 

 ・ 地下生活のため、体を小さく作る。集光面積を広げるために目を大きくする。栄養を食物からではなく、特定の光波を吸収して、エネルギー源になるようにする。その結果、生殖器官と、消化器官がなく、頭が大きく、大きな目をして、皮膚から光のエネルギーを栄養として、摂取する、いわゆるグレイタイプのクローン人間の宇宙人が生まれた。

なお、ゼータ・レチクル星人の平均身長は、107センチメートルである。核戦争の爆発によりこの星は、3次元から4次元へ次元移動を起こしたという。移動した新しい場所は、レチクル座のゼータ1とゼータ2の付近であった。そのため、新アペックス人をゼータ・レチクル星人という。

 現在、ゼータ・レチクル星人は、第4密度の人間型生命体であるが、クローン化により進化が止まり、種族の存亡の危機に陥っている。

 

 ・そして、これを打開するには、遺伝子操作により、感情を取り戻すことであり、それには地球人の遺伝子が参考になると、高次の生命体に教えられた。

そこでゼータ・レチクル星人は、現在地球に来て、一部の地球人を誘拐し、遺伝子実験を行なっている。誘拐された人間の多くは、恐怖を体験するが、一般的にゼータ・レチクル星人に悪意はないといえる。

 

  <6、グレイ>

ゼータ・レチクル星人のうち一部のネガティブな存在は、肌の色からグレイと呼ぶ、したがって、グレイは、見かけはゼータ・レチクル星人と変わらず、クローンで作られた宇宙人である。

グレイは、UFO技術は持っているが、精神性の低い邪悪な宇宙人である。グレイは地球人の遺伝子が欲しいために、UFO技術の提供などを条件にアメリカ政府と密約を結んだ。そして、アメリカ政府に地下の秘密基地を作ってもらい、地球人を誘拐して殺し(!?)遺伝子実験を行なっているという。

 

  <7、プレアデス星人>

・プレアデス人は、琴座から地球に来て地球の霊長類の遺伝子を組み込み地球に住みやすい体に改造した後、プレアデスに定住した。プレアデス人は、第4密度の肉体を持った宇宙人で、地球人と一番良く似た宇宙人だという。精神性が高く、高度な宇宙文明を発達させている。地球人と類似の遺伝子を持つため、プレアデスに移住後も地球人を見守り続けている。プレアデス人というと、セムヤーゼというプレアデス人とコンタクトしているスイスのビリー・マイヤーが知られている。

  

 

 

『伝説の秘密諜報員 ベラスコ』

天皇の金塊”の真実を知っていた男

高橋五郎   学研    2014/9/9

 

 

 

 <ボルマンが語ったヒトラーの安否>

ナチス再興を決意した男ボルマンと同伴人ベラスコらを乗せたUボートは、イベリア半島北西部沿岸から南下した。いわゆるドイツ敗北の日からほぼ1年を経たその日の早暁、ベラスコとボルマンの長い航海が始まった。

 二人は狭い個室の二段ベッドを分かちあった。個室にひとまず腰をおろしてから、マルティネスから受け取った包みを開封した。船内であらためるようにとマルティネスが強くこだわったあの包みだ。なぜ船内で、とこだわったのだろうか

 その時までに確認できたことは、Uボートの船体番号313と艦長の名前がフィという短い苗字だけだった。

 

 ・ベラスコがボルマンから知りたかったのは、ヒトラーの安否だった。そこを察したのか、ボルマンは地下官邸の場面を少しずつ説明した。まさに懺悔室で司祭を前にしたボルマンそのものだった。

 ヒトラーを地下官邸から脱出させたからこそ、自分もこのボートに乗っていられるのだ――つまりヒトラー第三帝国の象徴ゆえ、地下官邸では死なせてはならない人物だったのだ、とボルマンはヒトラーの生存価値を真っ先に強調した。

 ボルマンの話によれば、地下官邸のヒトラーをひとまずロタック・アム・エルヘンの要塞に移した。エバは地下官邸で生活中の投薬がたたって死んだ。ヒトラーエバはガソリンを浴びて焼身心中したように見せかけた。世界はヒトラーエバの死を信じた。ボルマンは信用する部下数人を使ってロタック・アム・エルヘンの要塞からさらにドイツ領土内を横断して船でヒトラーノルウェーに移した。ヨーロッパからの脱出準備を二人の部下が整えるまでのあいだヒトラーノルウェーの寒村に待機させた。ヒトラーの現在の居場所は話せない。連合軍はヒトラーの「自殺」に満足したことだろう。ボルマンは手際よく運んだものだと自慢気に語った。

 

・世間はボルマンも死んだと思いこんでいるのだろうとベラスコはたたみかけた。ボルマンは笑いながら身を乗りだして、「ボルシェビキの戦場で死んだと伝えてくれ」と熱い口調でいった。ベラスコの胸には一瞬冷たい恐怖心がわいた。知り過ぎた男の末路が頭に浮かんだのだ。ベラスコがそれを口に出すと、ボルマンは笑って手を横に振りながらベラスコを「囚人」と呼んだ。ボルマンはベラスコに向かってナチス党の同志で忠実なメンバーで友人だと誉め言葉を並べたあと、「私の逃亡の秘密を話さないように」と付け加えた。ベラスコに異存はなかった

 

 <1952年10月――南極で「総統」と対面>

・うねりと白波に揉まれながら、ドイツのUボートU313号はアルゼンチンのラ・プラタ河口沖でいったん浮上した。ボルマンとベラスコの上陸地点はパタゴニア地域のプエルト・コイの港付近だ。浮上したそのとき始めてフィ艦長からその地点を知らされた。上陸地点は、潜水艦と陸上との無線のやりとりで決まったようだった。

 

 1952年南極で「ヒトラー総統」は子どもの写真を凝視

・「写真持参のうえ、南米の最南端で、ある重要人物と会え」。

 突然のメッセージがメキシコに住むベラスコのもとへ届いたのは、1952年だった。3年前の1949年から、ベラスコ一家は北米との国境に接したメキシコの町シウダード・ホワレズに住み、ベラスコは新聞社に勤務していた。

 新聞社でベラスコは土曜特集版の担当編集委員を務めていた。むろんそれは仮の姿であり、実際はナチの地下組織を中米と南米で拡大強化するためだった。

 

 ・メッセージにある「重要人物」を、ベラスコはボルマンだと直感した。文面には、「例の写真を持参するように」とあった。例の写真とは、ベラスコが時折、北米ニューメキシコに密出入国しては無事を確かめてきた二人の子どもたちの写真のことだ。二人の子供は、1951年にポルトガルリスボンから北米に連れて来られたのをベラスコは知っていたが、彼らの両親が誰なのかは知らなかった。学校に通う彼らの登下校の時間を狙っては、その元気な様子を写真に収めてきた。それもナチスパイとしての仕事のひとつであった。

 その子供たちの写真を南米の最南端まで持参せよ、というのだ。ベラスコは、軽飛行機を何度か乗り換えて指定された場所に向かった。最後に乗った小型飛行機にはスキーが装着されていた。パイロットは、飛行目的地についてはいっさい喋らない。離陸後の飛行ぶりでは、どうやら南極に向かうようだった。

 

 ・翌日、1952年10月10日の午後、男がベラスコを呼びに来た。

「ドクトール・ゴメス、総統のお会いしてください」

ボルマンではなく総統とは………いったい誰のことか。ベラスコは迎えの男に尋ねてみた。

総統は一人しかいません。アドルフ・ヒトラー閣下です

男はけげんそうな顔つきでそう答え、自分が案内すると告げながら踵でターンをしてベラスコを先導した。先を歩く男はいったんその建物を出て、別棟に向かった。ベラスコは、舞い降りる小雪を頭に積もらせながら、大きな木造の建物に案内された。男から内部の1つの部屋に入るように促された。

 

 ・その室内には大型の机が置かれ、一人が座り、三人が立っていた。座っている男の背後の壁には、部屋の大きさに不釣合いな大きな真紅と黒のナチの国旗が貼ってある。三人の男の顔に見覚えはなかった。

 その一人が、ベラスコを前に立たせ、椅子に座った「総統」に対する挨拶を促した。ベラスコは、机の男に向かって姿勢を正しつつナチ式の敬礼をした。机の男つまり「総統」は、座ったまま微笑を見せ、ベラスコに右手を小さく振った。

 ベラスコは机をはさんで「総統」と向かい合って座った。目の前の人物をヒトラーだと判断するのは難しいと直感したものの、その理由は自分でもわからなかった。1945年4月21日に、ベルリンの地下官邸で見た最後のヒトラーの顔つきと、目の前の「総統」の顔はさほど変わっていないが、何となく目の前の人物がヒトラーそのものとは思えなかった。

 

面前の「ヒトラー」には口髭がない。頭は禿げて、頬は皺だらけだ。こめかみに小さな傷跡がある。目は濁っていて、艶のない灰色の肌が目立つ。アイロンがかけられていない、だぶだぶのナチのダブルの制服を着たその姿そのものはベルリン最後のころとさほど変わっていない。そのかぎりでは、まさに年老いた「ヒトラー総統その人」だった。左手が麻痺している状態で、たえず痙攣して自由がきかなそうな様子もヒトラーの特徴どおりだ。ただ以前と違って、口元から少しずつ唾液が顎に流れている。言葉は以前同様に小声で聞き取りずらい。

 

 ・「ヒトラー」は、ベラスコに質問をした。南米諸国の政治・経済を中心とした現況について知りたがっていたのだ。とくに身を乗りだして尋ねてきたことは、南米でのナチの活動についてだった。

 だが、何よりも「ヒトラー」が待ち望んでいたものは、ベラスコが持参した二人の子どもの写真だったようだ、渡した数十枚の写真を一枚ずつ丁寧に眺めては、「その子供たち」と呼んで、子供たちとヒトラーとの関係をさとらせなかった。子供の一人は少年アドルフォで16歳、もう一人は少女ステーンだとわかったが、年齢は確認できなかった。それでも両人がドイツ人の子供であることはわかった。ヒトラーは小声で何事かを呟きながら写真を繰り返し眺め続けた。

 

 ・アルゼンチンへ戻る飛行機のなかでベラスコの胸は膨らんだ。復興に不可欠なナチ党の象徴(ヒトラー)がこうして「生存」していることから、ボルマンのナチ復興には大いなる希望が見込めたからだ、ベラスコは、ナチ党最高幹部のベルリン脱出とさらに南米へと逃亡行為に、わずかながらでも貢献できた満足感に浸り続けた。明るいナチ党の未来を窓の外の雲間に浮かべることができた。ベラスコは興奮をおさえきれずにメキシコのわが家へと戻った。

  

 

 

『地球を支配するブルーブラッド 爬虫類人DNAの系譜』

スチュアート・A・スワードロー   徳間書店  2010/6/18

  

 

 

<エイリアン集団紳士録>

アルデバラン   ゲルマン人とバイキングを創作・管理

・典型的なアーリアン型で金髪で青い目を持つ。薄い茶色か中ぐらいの茶色の髪で、目がヘーゼル(はしばみ)色の人もいる。この集団は、ゲルマンの諸民族とスカンジナビア人、特にバイキングの創作と管理を担当した。強い関心を持って、こと座文明の再創造を支援している。よくノルディック人と混同されることがあるが、ノルディック人は、もっと背が高く傲慢である。

 

  アルクトゥルス  ローマ帝国建設を手伝った精神性の高い種

・非常に精神性の高い種である。原始的な形態の宇宙旅行技術(地球より発達しているが、シリウス人ほどハイテクではない)を保有している。白いローブを着た聖職者層が支配している。

 

  りゅう座人(ドラコ) このレプティリアン型生物の交雑種がイルミナティ

・地球の月は、永劫の昔、レムリア大陸への入植の時代に、軌道上に設置されたりゅう座人の宇宙船である。分断して征服することを画策する彼らは、リゲルとともに海を沸騰させたり、大地を焼き焦がしたりしたように、暴虐さで有名である。

りゅう座人は、地球に巨大な地下基地、金星にコロニーを持っている。地球には二番目の月が配置されている。1997年にヘール・ボップ彗星に隠れて到達した。そこにいるのは、純血爬虫類人である。交配人種であるイルミナティは地球の支配を行っている。

 

  プレアデス   こと座からの避難民、長身金髪のノルディック

・ノルディック、背の高い金髪とも言われる。元々は、こと座(リ-ラ)文明からの避難民であるが、7つの恒星と15の入植済みの惑星からなるプレアデス星系の存在である。

 

 1959年に米国政府がリゲル人に騙されたことに気付いた後、技術格差を埋めるためにプレアデス人が招聘された。だが、過去、彼らは、ヒトラーの人類浄化政策を画策し、仏教を堕落させた。チベットに広大な地下基地を持っている。

 

 ・プレアデス人は、ローブを着た白い姿で現れる非物質的存在が率いる最高評議会の指揮下にある。プレアデス人の一集団(アトランと言われる)が、アトランティスに入植した。小柄で青い肌をした集団がプレアデス人と一緒に行動している。

  

 

 

『大いなる秘密』 (レプティリアン爬虫類人

デーヴィッド・アイク 三交社  2000

 

 

 

 アーリア人の祖先たちの故郷

シャンバラと呼ばれる都市を主都とする地下王国「アガルタ」

・「ヒトラーについていけ!彼は踊るだろう。笛を吹くのは私だ」のエッカルトと、「死の天使」ヨーゼフ・メンゲレヒトラーを精神操作した。

 

 ・スカンディナヴィアの伝説によると、ウルティマ・トゥーレは、太陽の沈むことなき極北の楽園であり、アーリア人の祖先たちの故郷であったと言われている。ヒュペルボーリアが水没し始めたとき、ヒマラヤ山脈の地下に高度な科学技術を持っていたアーリア人たちは、地殻にトンネルを掘り抜き、ヒマラヤ山脈の地下に巨大な地底都市を建設したのだった。これはのちに、シャンバラと呼ばれる都市を主都とする地下王国「アガルタ」として知られるようになった。少なくともトゥーレ協会の人々はそう信じていた。ペルシア人たちは、その地域をアーリアナと呼んでいたが、これは「アーリア人の土地」という意味である。

 

 ナチスの教義では、アガルタの人々が「善者」で、シャンバラが「悪者」ということになっている。この両勢力の争いは、何千年も続いており、ナチスは、アガルタの「善者」たちと同盟して、「悪者」のシャンバラが操る「フリーメーソンシオニスト」と戦っていた。少なくともナチス自身はそのように信じていたのだ。

 

 ・非常に長期にわたるこの争いは、「火星由来のアーリア人対アヌンナキ・レプティリアン」の戦いだったのではないのだろうか?彼らは最初、火星上で戦いを繰り広げ、続いて戦場を月に移し、さらに地球へと下りて争いを続けた。アーリア支配種との接触を果たさんとしたヒトラーは、この地下世界への入口を見つけ出そうと躍起になっていたが、「死の天使」ヨーゼフ・メンゲレによる精神操作を受けていた彼は、事実上レプティリアンの繰り人形であった。

 

 ユダヤ・反マルクス主義とゲルマン支配種の復権が、トゥーレ協会の教義の中心となった

<トゥーレ協会から派生したドイツ労働者党>

・これまでに述べてきたように、地球の完全支配をもくろむレプティリアンが、他の異星人や地球内部種族との争いを続けてきた可能性は非常に高い。またレプティリアンたちは、低層四次元においても他の意識体たちと競合関係にあると考えられる。

 

 ・トゥーレ協会を創始したのは、ゼボッテンドルフ男爵などという大仰な名に改名した占星術師、ルドルフ・グラウエルであった。反ユダヤ・反マルクス主義を提唱した彼の影響によって、反ユダヤ・反マルクス主義とゲルマン支配種の復権が、トゥーレ協会の教義の中心となった。このトゥーレ協会から派生したドイツ労働者党が、ナチスとなったのであった。これに関して重要な役割を果たしたのが、ゼボッテンドルフの友人にして熱烈なオカルティスト、ディートリッヒ・エッカルトであった。大酒飲みで麻薬中毒の作家であった彼は、自分には来るべきドイツの独裁者のために道を開くという使命がある、と信じていた。

 

 ・1919年にヒトラーに会ったエッカルトは、ヒトラーこそが自らの探し求めていたメシアであると確信した。レプティリアンの波動に接続するための黒魔術儀式を中心とする秘教の知識、これらをヒトラーに授けたのはエッカルトであった。1923年エッカルトは、友人に宛てた手紙の中で次のように語っている。

ヒトラーについていけ!彼は踊るだろう。笛を吹くのは私だ。我々は、ヒトラーに、彼らとの通信方法を教えた。私が死んでも悲しむことはない。私は歴史に最も大きな影響を与えたドイツ人なのだ

 

 68光年の彼方から火星経由、地球にシュメール文明を打ち立てた金髪碧眼のアルデバラン星人

牡牛座のアルデバラン

・ドイツの研究者ヤン・ファン・ヘルシンクは、その著書『二十世紀の秘密』のなかで「ヴリルとトゥーレの両秘密結社は、1919年12月ベルヒスガーデン・ロッジで、マリア・オルシックとシグルンという2人の霊媒を通じて、異星人との交信を試みていた」と述べている。ヴリル・ソサイエティー関連の資料によると、それらの通信は、地球から68光年の距離にある牡牛座のアルデバラン太陽系の二つの惑星からなる「スメーラン」帝国とのあいだで行われていたという。

 

 ・同資料の説明を続けて紹介しよう。アルデバランの人々は、明確に二つのタイプに分けられているという。一つは光の神と呼ばれる金髪碧眼のアーリア支配種であり、もう一つは気候変動によって遺伝子的に劣化した、いく種かの亜人類である。5億年以上もの昔、アルデバラン太陽は、膨張とともにすさまじい熱線を放射し始めた。そのため「劣等な種族」は、居住可能な他の惑星へと避難させられたという。そしてついに光の神アーリア人種も、母星からの退去を余儀なくされたのであった。このような経緯で我々の太陽系にやって来た彼らは、まず最初に惑星マローナを占領した。

 

 ・惑星マローナはマルドゥクという名でも知られており、ロシア人やローマ人はこの惑星をパエトンと呼んでいた。火星と木星のあいだ、現在のアステロイド・ベルト軌道にあったとされるこの惑星は、古代シュメール人の言う惑星ティアマトに相当している。その後、金髪碧眼のアルデバラン星人は火星に植民し、続いて地球へと下りてシュメール文明を打ち立てた。・・・少なくともヴリル・ソサイエティーの人々は、そう信じていた。

 

金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)

・ヴリル・ソサイエティーチャネラーたちによると、シュメール語はアルデバラン星人の言語であり、その音は、「不可解なドイツ語」のようであるという。そして、ドイツ語とシュメールーアルデバラン語は波長が同じであるとも彼らは、信じていた。

 

 ・彼らのテーマはこうだ。金髪碧眼のマスター・レイス(支配人種)が火星より地球へとやって来て、古代伝説の神々(gods)となった。彼ら支配種は高度なシュメール文明の発祥にインスピレーションを与え、この地球に純粋な血流を植えつけた。以来このgodsは、地下都市から地上の人類をコントロールし続けている。

 

 ・しかし一つ言い忘れていることがある。それは、アーリア人の中にレプティリアンの血流が潜んでいるという事実だ。ブラザーフッド内部の者から聞いた話だが、レプティリアンは金髪碧眼の人間の血を必要としており、アーリア支配種の純粋性を維持するというナチスの教義はそのためのものであったという。

 

 ・トゥーレ協会の名は、伝説の都市ウルティマ・トゥーレに由来している。このウルティマ・トゥーレは、アルデバラン太陽系からやってきたアーリア人が最初に入植したという北方の大陸、ヒュペルボーリアにあったと言われている。

 さらにまた、このヒュペルボーリアは、アトランティスやレムリア(ムー)よりもずっと以前の大陸だったとも、アトランティスそれ自体であったとも言われている。はたまた地球の内部にあったという説すらある。

  

 

 

FBI超能力捜査官マクモニーグル

 「遠隔透視」部隊の現実  

(並木伸一郎・宇佐和通) (学研)2007/2

  

 

 

<幽霊のハンス>

・幽霊もよく見る。亡くなった妻の母も会いに来た。あれは感謝祭の夜で、妻の母は、その年の8月に亡くなっていた。家族が感謝祭で集まったとき、私は、どうしようもない眠気に襲われて、二階の寝室で横になったんだが、ふと目が覚めると義母がベッドのわきでほほ笑んでいた。私は、嬉しくなって「すべて順調だから心配しないで」と話しかけた。すると義母の姿が消えた。

 

 ・陸軍時代、ドイツでも幽霊を見た。長旅を終えて新しい宿舎に着いた夜のことだ。洗濯をしようと地下に行ったが、どの部屋が洗濯室なのか分からずうろうろしていると、年老いたドイツの男性と出くわした。ドイツ人だと分かったのは、民族衣装を着ていたからだ。彼に『洗濯室はどこです』かと尋ねると『ああ、こっちだよ。ついて来なさい』といわれ、『ここだよ』と、部屋まで案内してもらった。私は、礼を言って洗濯を始めたが、目をあげると、彼の姿はもうなかった。私は、ドアと彼の間に立っていたから、彼が出て行くのに気付かないはずはない。不思議に思って、あちこち探したが見当たらなかった。

 

 ・同僚たちの部屋に向かう途中で、ふと当り前のことを思い出した。そこは情報関係の建物で、ドイツ人が出入りできるわけがないのだ。部屋に入って、『あのドイツ人は誰だ?』と聞くと『ああ、それは幽霊のハンスだよ』と、あっさりいわれた。部隊では有名な幽霊だったようだ。悪さをしないが、頻繁に姿を見せるという。現れたり消えたりしながら、アメリカ兵とのコミュニケーションを楽しむらしいのだ。その建物に取り付いているのだろう。ドアを開け閉めすることや、あるいは皆がいる部屋に入ってきたり、ポーカーをしているテーブルの脇でじっとしていることもあった。兵士の一人が怒って灰皿を投げつけたら、灰皿はハンスの体を通り抜けて壁に当たった。

 

 

 

天皇のスパイ』

高橋五郎      学習研究社   2009/8

  

 

 

天皇のスパイ>

・“天皇のスパイ”と呼ばれる男がいた。第二次大戦中、二重三重スパイとして、世界を股にかけた男、アンヘル・アルカッサル・デ・ベラスコだ。

 

 今もヒトラーナチスの意志と行動が確実に存在している

・「そこで朝まで寝てしまった」。

 ベラスコは私が座っている濃茶色のソファーを指した。

「着替えもせずに」。

とコンチータが付け加えた。その夜ボルマンがベラスコの自宅でシャワーも寝室も使わなかったのを、コンチータは覚えていた。40年以上も前の出来事なのに、2人はまるで昨日のことのように語った。

 この昔話はその先まで聞くことにした。というのは、ベラスコが例のマドリード脱出劇の際に見せたあの逃亡行為の背景を解くカギが、ここでいう昔話にもひそむ気がしたからだ。指名手配の戦犯ボルマンがなぜ、いとも簡単に国境を超えられたのだろうか。何か特別な通行手形でも持っていたのか。

 

世界最高のお尋ね者ボルマンは戦争が終わったのにマドリードに堂々とやって来ているではないか。どうやらナチス・ドイツに関わった人々は、戦争の勝敗を超えた何か特別な次元で動いているのだろうか。須磨公使も、フランコも、そしてヒトラーも、ボルマンも、そしてベラスコもまた途方もなく巨大なドイツの影のなかで動かされる「小人」のそれぞれだったのか。ベラスコの口癖「和平は戦争の一時的中断に過ぎない」の広い意味がもっとも良く見えてくる気がした。子供だましの戦争という意味もだ。

 

 SS大佐フッカーの語るエバヒトラーの脱出模様

ヒトラーが閣僚たちと階段の上に消えたその3時間後、ベラスコは地上めがけて階段を駆け上がった。ベルリンの夜空は黒と赤に断続的に変化していた。砲撃で夜空は赤一色になる。ガレキのなかを走ろうとしたら誰かがベラスコを引っ張った。SSのワグナー大佐だった。こっちから走れ!そう叫んだ彼の横にオベルベイルもいた。

 ワグナー大佐らのあとに続いてガレキの山をいくつも這って超えた。暗闇を照らす赤い炎で死体と救助を求める人々の姿が見えた。ベルリンの大通りは地獄だった。

 

 ・オベルベイルは眼鏡をなくしたと喚いていた。車中へ引っ張りこんでくれたSS将校はシートに仰向けになって太めの腹を出してのびていた。ワグナーはケガで割れた膝を押さえていた。夜が明けるにつれて、ベラスコらの車が南部の田舎道を走っているのが分かった。くしゃくしゃになった煙草がベラスコのポケットにあった。車内の全員にすすめて一息ついた。煙草を持つベラスコの指先は震えたまま止まらなかった。18台の護衛車の乗員は全員が地下官邸のスタッフだった。

 

・田舎の道路を走行していたベラスコらの一団に突然戦闘機1機が襲いかかってきた。英国空軍の偵察機は、爆弾を投下した。先頭車が被弾して破壊された。後続車は次々に追突して全車輛は停止、全員が道路周辺を逃げ回った。だが遮蔽物もなく被害は甚大だった。追い打ちをかけるように機銃掃射に見舞われたために、わずか1、2分のあいだに23人が死に、13人が重傷を負った。10台の車が完全に走行不能になった。死亡者の遺体を道路脇に並べ、重傷者には救急用品と毛布を渡してその場を離れるほかはなかった。

 

 ・「ボルマンが最後に地下官邸に来たとき、ヒトラーはまだそこに残る気だった。心のなかの軍隊とともにベルリンを防衛するつもりだった。死ぬ覚悟もあった。だが、ボルマンはそれを察知してヒトラーエバを即刻地下官邸から退去させるよう命令した。2人は薬を飲まされたが、それがエバに致命的な結果をもたらした」。

 ひたすら喋りまくるフッカーの顔をワグナー大佐はにらみつけていた。ワグナー大佐はフッカーの知らない事情まで知っているらしかった。フッカーが非難したボルマンの態度についてベラスコは内心、半信半疑だった。ボルマンの心変わりなど信じられなかったからだ。

 ・フッカーのお喋りは際限なく続いた。

ヒトラーの失敗は、英国軍事情報部に買収された予言者を信用したことだ」。

 フッカーは予言者がどうやってヒトラーを信じこませたかを微細に喋った。ヒトラー総統が予言者を信じていたことは英国軍事情報部員からベラスコも聞いていた。だが奇抜すぎたから聞き流していた。今になってみれば裏づけでもとっておけば良かったのにとベラスコは後悔した。だが、もしフッカーのお喋り通りだとすれば、ベラスコにとってのスパイ活動歴のなかで最大の失敗だったと悔やんだ。

 

 偽装結婚あり、マドリードまでの脱出行

ベラスコ邸にボルマンとアイヒマンを匿う

・ボルマンの姿をベラスコが最後に見たのは、例の地下官邸で4月21日だったが、始めて口をきいたのは、ボルマンがベラスコ邸に訪ねてきたそのときだった。

 目の前のボルマンは以前よりも痩せていた。二重アゴは頬の筋肉と一緒になくなっていた。前頭が部分的に禿げてギリシャ鼻には整形が施されていた。輝いていたのは眼光だけで、それも異様な明るさに見えた。

 ボルマンを案内してきた工作員は、彼の名前はフレッチャーマンだとベラスコに紹介した。ベラスコはボルマンだと気付いていた。工作員を帰してボルマンを居間のソファーに案内し、スぺイン産ブランデーをすすめた。

「君は私を覚えているかね」。

ボルマンはそう尋ねた。ベラスコがうなずくと同時に、

「そう私はフレッチャーマンだ。いいかね君」。

と念を押した。

「ならば、私はドクター・ゴメスです」。

ベラスコも即座にそう答えた。ボルマンのスペイン語はひどいものだった。

「ここで長居するつもりなら、スぺイン語を上達させてください」。

「長居をするつもりはないが、君の忠告どおり少し勉強しよう」。

ボルマンはそう答えた。

 

 「ハイル・ヒトラー」ボルマンと乾杯、どっこい生きていたナチス・ドイツ

・1946年1月3日の深夜、フェリペが再び訪ねて来た。例のメッセージに書かれていた「重要人物」を同伴していた。深緑のソフト帽を深くかぶり、黒色の外套の襟を立てていて顔がよく見えない。フェリペは、フレッチャーマン氏だと紹介した。握手した瞬間ベラスコにはその人物が誰か分かった。あのマルティン・ボルマンだ。

 

 ・あとは前述の通りの場面になった。ここまでピレネー脈を越えて陸路で来たのか、それとも民間航空機で来たのか、あるいはUボートガリシア海岸沖まで来て車を乗り継いで来たのか、と尋ねるベラスコの問いかけにボルマンは答えなかった。

 その代わりに、開封された白い封筒をベラスコに渡した。裏表とも何も書いてなかった。

 そのメッセージの紙面にもZAPATAの文字があり、なぜかヒトラーのサインまであった。文面はボルマンをバルセローナの南およそ15キロほどにあるコンドール城に連れていくよう指示していた。その古城は地中海に面した閑静な地域にあることはベラスコは知っていた。ボルマンは3日間ベラスコ邸の居間で過ごした。

 1月6日、ベラスコは新車のクライスラーを用意してボルマンを乗せ、マドリードをあとにしてバルセローナに向かった。なるべく人目につかない道路を選んだために8時間の長旅になった。コンドール城には50歳過ぎの漁師風の男マカリオが待っていた。

 

敷地総面積が数千坪はある城郭内には、戦争時から連絡センターとして使われていたいくつかのコテージがある。人目につかない城の塔のなかに案内しながら、マカリオは快適ではないが一番安全な部屋だと言った。簡素な空間だったが、床にはなぜかカーペット代わりに白い砂が厚めに敷かれていた。ボルマンはマカリオに食事を出すよう催促した。ベラスコはそのままマドリードにUターンすることにした。ボルマンはベラスコに身体を鍛えておくようにと命じつつ、長い旅に出るからと付け加えた。マドリードに戻ったベラスコにはその後3ヵ月間、ボルマンはむろん誰からも何の連絡もなかった。

 

 ・1946年5月1日、再びフェリペがベラスコの前に現れた。フェリペから受け取った封筒のなかのメッセージは簡単なものだった。5月7日にガリシア海岸のビラ・ガルシアにボルマンとともに到着するようにと書いてあった。その場所ビラ・ガルシアは、以前マドリードから逃亡したときに目指したイベリア半島の北西海岸にある寒村だ。そこにUボートが待っているのだろう。それで今回はそこからどこへ向かうのだろうか。ベラスコは不安だった。

 

 ・5月3日、コンチータに長期旅行になるかも知れない旨を告げながら、ベラスコはボルマンが待つ、バルセローナに向かって8時間の長距離ドライブに出た。

 コンドール城に到着して、ボルマンと再会した。「スペインは素晴らしかったが、去るのは辛くない」。ボルマンはワインを傾けながら流暢なスペイン語で喋った。

 この12週間でナチス党の再建と将来構想を固めたとボルマンは語り、その行動初日を祝ってマカリオを含む3人で乾杯した。「ナチス党とその指導者のために、ハイル・ヒトラー」。

 暖炉の炎が3人の姿を石壁にゆらゆらと映しだした。3人が乾杯する影をこの場には敗戦国ナチス・ドイツのイメージはなかった。ベラスコは興奮して震えた。なぜならボルマンがハイル・ヒトラーと叫んだこの乾杯は、まさに死んだハズのヒトラーの生存を意味することにほかならないからだ。ナチス・ドイツはどっこい生きていたのだ。繰り返すが、これは1946年5月3日、戦後のことだ。