エマヌエル・スウェーデンボルグ たま出版 2016/5/14
<太陽系内の惑星探訪>
- 人間は霊の内部が開かれると、霊や天使たちと話すことができる!
- 宇宙には人類の居住する無数の“地球”が存在する
- 宇宙創造の究極的な目的は人類から成り立つ天界である
< 水星の霊と居住者>
- 天界全体はひとりの人間に似ており、“宇宙的人間”と呼ばれる
・天界全体はひとりの人間に似ているため、それは“宇宙的人間”と呼ばれ、外部、内部を問わず人間の個々のあらゆるものがこの“宇宙的人間”つまり天界に“対応”するということは、今まで世界に知られなかった秘義である。
- 水星の霊たちは“宇宙的人間”の記憶に関係している
・水星の霊たちは“宇宙的人間”にたいしてどんな関係に立っているのか、このことも私に天界から明らかにされた。彼らは“宇宙的人間”の記憶に関係している。
- 水星の霊たちは私の記憶を読み取った
- 死後の世界の存在を知っていた水星の居住者
- 彼らの、知識への激しい渇望について
- 水星の霊たちは宇宙の多くの惑星について豊富な知識を所有している
・ほかのどんな霊たちよりも、水星の霊たちは、私たちの太陽系だけでなく他の太陽系の中の地球についても多くの知識を所有している。
- 洞察力のすぐれた水星の霊たち
・彼らの或る者はまた、他の地球の霊たちのように人間として現われたがらず、むしろ水晶の球体として現われたいと望んでいる。
- 宇宙を旅する水星の霊たち
・水星の霊たちは一つの場所に、ないしは世界の霊たちの集団の内部に長く居住しないで、宇宙を旅している。その理由は、彼らは事物の記憶に関係を持っており、この記憶は絶えず増し加わって豊かにされねばならないということである。
- 彼らは書かれた文字や印刷術を持っていない
- さらに探求された水星の霊たちの性質
・霊や天使たちはことごとく以前は人間だったということを知ってほしい。
- 水星の霊たちの神観念と宗教
・水星の霊たちはこれを見るや、みずからを深く卑下して静かになった。それからまた、主はその太陽をとおして私たちの地球の霊たちにも顕現した。彼らは、人間だった在世中に主を見た者たちだった。それで彼らはみな、次から次へと、「それは主御自身だ」と告白した。さらに主は太陽から出て、木星の霊たちにも顕現した。彼らは声を大にして「宇宙の神が私たちに顕現されたとき、私たちの地球{木星}で見たのは、主御自身だったのだ」と断言した。
- 太陽系の全体像は霊界ではどう見えるか
- 観察された水星の居住者、動物、気候などについて
< 木星の霊と居住者>
- 木星の肥沃な大地にはおびただしい人間が平和に暮らしていた!
- 木星の霊たちは穏やかで優しい気質を持っていた
- 木星の居住者の顔だちとその表情の豊かさについて
- 彼らは“口の言葉”ではなく“顔の言葉”で話す
- 木星の居住者の歩き方、食事、住居などについて
- 木星の霊たちは私たちの地球の霊たちを嫌っている
・彼らは私に、「あなたの地球の霊たちはずる賢く、悪をたくらむことに敏捷で器用ですが、何が善いことであるかについてはほとんど知っていませんし、考えてもいません」
- 木星の居住者は何の学問も知らないが、真の知恵を持っている
・木星の居住者たちは人生に起こるあらゆることを、よく、正しく考えることが知恵だと思っている。
- 木星出身の霊や天使は“宇宙的人間”の中で“思考に属する創造力”に関係する
- 木星の居住者の宗教と神観念
・彼らの宗教に関して述べよう。彼らは私たちの主{イエス・キリスト}を、天と地を治める至高者として承認し、この至高者を“唯一の主”と呼んでいる。
・私はさらに彼らから以下のことを教えられた。かの地球には聖者を自称する連中がいる。彼らは非常に多くの献身者を持ちたいと願っている。その献身者たちに彼らは罰をもって威嚇して、自分たちに主の称号を与えるように命じている。自称聖者たちは、「わしらが執り成しをする主であって、宇宙の主へおまえたちの祈願を取り次ぐのだ」と言って、献身者たちに宇宙の主への{直接的な}崇拝を禁じている。
- 木星の人間を罰する懲戒霊
・かの地球では、霊たちがそこの居住者たちと語りあい、彼らを教え、悪いことを行なえば彼らを懲戒することはありふれている。
- 木星の人間を教える教導霊
・「主だけが裁き主ですから、私たちは裁きません。私たちが懲戒霊や教導霊に命じることのすべては、あたかも私たちから命じられたかのように見えますが、実際は主から彼らのもとへ流れ入っているのです」
- 天界へ入る準備をしていた木星の霊
・木星の霊たちのなかには煙突掃除夫と呼ばれる霊たちがいる。彼らはそのような服装をしていて、煤にまみれた顔をして現われるからである。彼らの有様を述べることも私に許されている。そのような霊のひとりが私のもとへ来て、天界へ入れるよう執り成してほしいと私に懇願した。
・「あなたは私たちのようでないから、私たちの仲間には加われません」と言った。それでも激しい渇望によって彼はしつこく天界に入れてほしいとせがんだので、彼は私たちの地球の実直な霊たちの一つの社会へ送り込まれた。しかし彼らもまた、「あなたは私たちのところにいることはできません」と言ったのである。天界の光の中では彼は黒い色をしていたが、「私は黒い色はしていません。褐色です」と彼は弁明した。天界から私にこう告げられた。
「“宇宙の人間”つまり天界の中で精嚢の領域を構成する者たちのあいだへ、あとで受け容れられる者たちは、最初はこのようなものなのです。なぜなら精嚢は精液が集められる器官だからです。精液はここで、その増殖原理の消散を防ぐのに適した実質で包み込まれます」
・「私は天界へ入りたいという、燃えあがるような思いを持っています。今や私は、自分が入ることができる者だということを認めました」
・「これらの霊たちは天界に入る備えができると、着物を脱ぎ、輝いている新しい着物に着替えて天使になります」と天界から告げられた。
彼らは蝶の幼虫にたとえられた。幼虫はその卑しい状態を通過すると、蛹へと変態して、やがて羽化して蝶になる。そのとき別な着物を与えられ、また青、黄、銀、金といった多彩な翼も与えられて、天界を飛び翔るように空中を飛び翔り、結婚をして卵を産み、その種を繁殖させる自由を得る。また同時に、さまざまな花の蜜や香りから甘くて快い食物をあてがわれる。
- 木星の天界の天使について
・これまで私は、木星出身の天使たちの性質について何も述べていない。なぜなら木星の人びとのところへやって来て彼らの頭のあたりに座るのは、すべて述べたとおり、内的な天界にいる天使たちではなく、外的な天界にいる天使ないし天使的な霊たちだからである。内的な天界の天使たちの性質も私に明かにされたので、知りえたことを述べることが許されている。
- 木星の人間の寿命は30年にすぎない
< 火星の霊と居住者>
- 火星の霊たちは私たちの地球の太古の人間に似ていた!
・火星の霊たちは、私たちの太陽系の諸地球出身の霊たちのうちで最良の者たちである。というのは、彼らの大半は天的な人間であり、私たちの地球の“最古代教会”に属した人びとに似ていなくはないからである。
- 火星の霊たちは“宇宙的人間”の中の、知性的能力と意志的能力との中間領域に関係する
- 火星の居住者は大小の社会に住み分けており、帝国のようなものは存在しない
- 彼らの有する深い宗教心について
・火星の居住者の宗教について彼らは、「私たちはあなたの地球の主{イエス・キリスト}を承認し、崇拝しています。主は唯一の神であれ、彼は天界と宇宙の両方とも治めておられます。善はすべて彼から来て、彼は私たちを導いてくださいます。彼は私たちの地球で、しばしば私たちのもとに顕現されます」
- 火星の居住者は流動体の火を作る方法を知っていた!
- 火星の居住者の霊的生命の変容――炎の鳥の表象
- 火星の居住者の霊的生命の変容――石の鳥の表象
- 人間の生命と動物の生命はどうちがうのか
・知識を持つだけで、どんな愛の生命も持たない者たちも石の鳥によって表象された。彼らはどんな霊的な生命も持っていない。
< 土星の霊と居住者>
・彼らは私たちの主{イエス・キリスト}を拝し、唯一の神として承認している。主もまた“天使のかたち”を取って、すなわちひとりの“人間”として、時折り彼らに顕現する。
< 金星の霊と居住者>
- 金星の裏側には温和で人情味豊かな居住者がいる
・「私たちは在世中から、また霊となったときはなおさらですが、あなた方の主{イエス・キリスト}を私たちの唯一の神として承認しています」
- 金星の表側に居住する邪悪な巨人たちと、彼らの救いについて
・一方、金星のこちら側にいて、野蛮でほとんど野獣のような霊たちと私は語りあわなかった。しかし彼らの性質について、また彼らがかくも残忍な性質をどこから得ているかについて、天使たちから知らされた。その原因は、彼らが略奪を極度に喜ぶだけでなく、それにもまして略奪したものを食べるのを特別に喜ぶことにある。
< 月の霊と居住者>
- 月に居住する小人は雷鳴の轟くような大声で語った!
・彼らの顔は美しくなくはなかったが、他の霊たちの顔よりは長く見えた。彼らの身長は7歳の少年の身長のようだったが、7歳の少年の体よりは頑強だった。彼らは小人だったのである。
・月に居住者がいることを霊や天使たちは知っているが、彼らはまた、木星や土星をまわる月ないし衛星にも居住者がいることを知っている。
・人類から天界が存在するために、人類が創造の目的であるということは、いくらかでも啓発された理性から考えるすべての人に明かであろう。
< 主が他の地球ではなく私たちの地球に生まれるのをよしとされた理由>
- それは天界に人類を結合する“聖言”が書かれ保存されるためであった
・なぜ主が他の地球ではなく私たちの地球に生まれてその“人間性”を身に帯びることをよしとされたのか。この理由に関して私は天界から教えられた。その主たる理由は聖言のためであった。
- 私たちの地球の居住者たちは“宇宙的人間”の最外部を構成する
・すなわち、私たちの地球の居住者や霊たちは“宇宙的人間”の中で自然的に外的な感覚に関係するということである。この感覚は、生命の内的なものがそこで終結する最外部のものであって、生命の内的なものは共通の基底としてのこの感覚において静止している。
< 太陽系外の惑星探訪>
- 天界にいる者は太陽系外の惑星の居住者と語りあうことができる
・天界にいる者は、私たちの太陽系の諸地球出身の天使や霊たちでなく、私たちの太陽系の外の宇宙にある諸地球出身の天使や霊たちとも語りあうことができる。
- 自然界の空間内の移動の起源は人間の内部の“状態”変化であるため、人間の霊は自由に宇宙を旅することができる
- 宇宙に巨万の地球が存在しても、それは宇宙の創造者にとって無に等しい!
・こんなにも多くの星を有する、これほど巨大な天体は何のために存在するのだろうか。宇宙創造の目的はただ一つである。それは人間であり、人間から天使の住まう天界が存在することである。
< 太陽系外の第一の地球の霊と居住者>
- 太陽系外の地球への旅たち
・私は主によって天使たちに伴われて、太陽系の外の或る地球へと導かれた。私はこの地球そのものを見ることができたが、そこの居住者と語りあうことはできなかった。しかしその地球出身の霊たちとは語りあうことができた。
- 太陽系の境界域には火煙の立ちのぼる広大な深淵があった
- 太陽系外の地球の霊たちとの会話
・そののち私はかの巨大な裂け目をとおって連れてゆかれ、ついに或る場所に着き、そこにとどまった。
・「私たちは至高の神が天使の天界の太陽の中にいるのを知っています。彼は私たちの天使たちに顕現しますが、私たち自身には顕現しません。彼は私たちがあえて崇拝するにはあまりに偉大な方であるのを私たちは知っています」
- 緑滴る大地には毛のふさふさとした羊がいた!
- なぜ人間は霊の眼でかくも遠方にあるものを見ることができるのか
・すなわち、人間は、この世で人びとのあいだで生きるとき、同時に天界でも天使たちと生きるように、また逆に、天界で天使たちと生きると同時にこの世で人びとのあいだでも生きるように創造されているということ。
- この地球の霊界にも存在した地獄
< 太陽系外の第二の地球の霊と居住者>
- 太陽系外の第二の地球への旅は2日を要した
- その地球の霊たちは鷲のように鋭い視力を持っていた
- 彼らの宗教と神観念
・彼らは崇拝する神について尋ねられ、「私たちは見える神と見えない神を拝しています。つまり“人間のかたち”を取った見える神と、どんな形も取らない見えない神とを拝しています」と答えた。
彼らの言葉から、また私に伝えられた彼らの思考の観念からも、その見える神とは我らの主{イエス・キリスト}御自身であることがわかった。そして彼らもその神を主と呼んだのである。
- そこには桃源郷のような世界があった
・霊たちは、その地球で人間であったときと同じ姿で見られた。眼や鼻が小さい点を除けば、彼らは私たちの地球の人間と似かよった顔をしていた。この顔は私にはいくらか奇形のように思われたが、彼らは、「私たちには、小さな眼や鼻は美しさのしるしです」と言った。
< 太陽系外の第三の地球の霊と居住者>
- そこには輪廻転生を信じている、高度にスピリチュアルな霊たちがいた
- そこには生えたままの巨樹で造られた壮麗な大神殿があった!
・「私たちの地球には驚異的な高さと大きさに成長する巨樹があります」
- 彼らの宗教と神観念
・「私たちは“人間のかたち”を取った神、つまりあなた方の言う主を承認しています。というのは“人間のかたち”を取った宇宙の神を承認する者は誰でも、主に受け入れられ、主に導かれるからです」
< 太陽系外の第四の地球の霊と居住者>
- 第四の地球への旅には、死後まもないスウェーデンの著名な文筆家が同伴した
- その地球の霊たちとの宗教に関わる論争
「彼らは“人間のかたち”を取った神を見て、このように見られた神を宇宙の創造主として承認し、この神をエホバ{ヤハウェ}と呼びました。しかもこの証人は内的な認知によっていました。けれども今日では、この内的な認知がキリスト教の世界では滅んでしまい、信仰を持つ単純な人びとのもとにだけ、これが残るようになったのです」
- キリスト教の三位一体説の本質を直感的に知っていた、その地球の霊たち
- その地球には四種類の人間が住んでいた
- スウェーデンの文筆家はその地球の美しい乙女に一目惚れしてしまった
- この地球の居住者の考える夫婦の愛について
- 復活と最後の審判について霊たちと語る
- その地球の家は土で造られ、屋根は草ぶきであった
< 太陽系外の第五の地球の霊と居住者>
- ほぼ半日かかった第五の地球への旅
- その地球の霊たちは私たちの地球から来ていた修道士の霊たちを拒んだ
・次に、彼らを混乱させた者たちは、私たちの地球で異教徒を改宗させようとする熱意から旅をした修道士だったことが明らかにされた。それで私たちは彼らに、
「あなた方が彼らを避けたのは正しい。なぜなら彼らの意図は教えることではなく、利得と主権を確保することですから、彼らは人びとの心をとらえるために、まずさまざまな術策を弄し、あとで人びとを自分たちの奴隷として服従させることを研究します。またあなた方が、神についての考えをこのような連中によって乱されなかったのは立派ですね」と告げた。
- その地球の西方にいた霊たちの天界の太陽について語る
- その地球の霊界で起こった審判の一光景
- その地球の霊界で伝道していた修道士の霊たちは地獄に投げ込まれた
- 隣人愛の主権と自己愛の主権について天使たちと語る
- その地球の宗教、住居、結婚などについて
- それは緑に覆われた常春の地球であった
『新しい宇宙時代の幕開け』②
地球はすでに友好的宇宙人が居住する惑星だった!
ジョン・B・リース ヒカルランド 2012/12/28
シャンバラ・惑星連邦・地球内部の知られざる新事実
<息子のヒトラー2世が地球内部のドイツ元首を引き継いでいた>
・ヒトラーの死後、息子のヒトラー2世が地球内部のドイツ元首を引き継いでいた!
・1万1500年前にアトランティス人とアテネ人が地上で原爆戦を繰り広げていた!
・太陽や地球の磁場に干渉して異常気象をもたらす放浪惑星ナガースの脅威!
・アメリカは太陽系の他惑星と外交的対話を続けており、ワシントンには金星・火星・冥王星公使館があった!
・地球内部に住むアトランティス大陸の末裔が語る、その驚きの生活
――平均年齢800歳、高度なテクノロジーを持った平和的国家の全貌とは!?
・地下世界の住人の長寿の秘訣は、太陽光線に当たらないこと、そして正確に調合された野菜ジュースを飲むことだった!
<バイキングランドと新ドイツとの接触>
・1時間後、内部太陽のそばまでやって来ると、速度は落とされた。その光は激しくなく、目を痛めることもなかった。彼らは直系600マイル(965キロメートル)の巨大な光球に近づくと、それは巨大なちょうちんと似ていることに気づいた――その周囲には柵が付けられた狭い通路があった。
<ヤルタ会談の裏で強力な影響力を与えたのは、円盤翼機とインナー・ワールド!>
・バードの任務報告の23日後、大統領のヨットはフロリダのビスケーン湾に錨を下していた。そこで世界の先進国の参謀長らは、どのように対応すべきか極秘に戦略を練るために落ち合った。結局のところ、敵ドイツは敗北しておらず、それどころか卓越した航空機と兵器において全世界に対する戦術的な優位性を保持するために空軍力を刷新しているのかもしれない。全参加者は、ドイツ軍の野心は続いているものと推察した、イギリス、フランス、そしてアメリカは、ヒトラーの独裁に対して新たに戦わねばいけないという危機感を抱いていた。
<沈んだアトランティス大陸の末裔は地球内部に脱出していた>
<インナー・ワールド(地球内部)に暮らす人々は、5億人以上/NASAは内部の詳細地図を持っている!>
・1980年(本書の出版年)は、世界の人々が自分たちはこの惑星において孤独ではなかったことを最初に知る年となるだろう。地上住人の失われた親類が5億人以上、地球の中心部内側で平和に暮らしているのだ。
・だが、インナー・ワールドの最古の種族は古代ドイツを起源としている。その始まりは地上世界の凍った南極にあり、亜大陸がかつて住民の徒に、卓絶した富と美の「熱帯の楽園」だった頃にさかのぼる。彼らのインナーアースへの集団脱出は3万年前のことだった。
<100人を超えるインナーアースの住人がアメリカで仕事や研究を行っている>
<地底世界人ボッドランド人との遭遇/インナー・ワールドの人々は地上でも暮らしている>
・1600年代に地下に移り住んだドイツ系アングロ・サクソンの親類によって歓迎された。その探検の際、地上の第三帝国のドイツ人は、おそらく世界中で最も進んだ人種と思われるボッドランド人と出会った。彼らは、もう一つのドイツ系の分家で、その揺籃は南極に始まったが、現在はイランが位置する場所からトンネルを介して3万年前に地下に移住している。
・その後、内部にやって来た民族には、バイキング、アトゥリア人(またはアトランティス人)、そしてエスキモーが含まれた。日本人は地球内部に先祖となる親類はいないが、実のところ、沈んだムー大陸――いくらかの記録によれば、それはアトランティスが沈む25万年前にさかのぼる――からの末裔であるとボッドランド人は主張した。地下のボッドランド人の年代記によると、地上では過去に4つの文明が栄えては姿を消し、現在は5番目に当たるとのことだった。
・1943年のドイツの遠征隊が発見したのは、内部世界で最大の大陸は北米の3倍の大きさの大陸地域をカバーするアガルタであり、アトゥリア人と呼ばれる人々によって占有されていることだった。このグループは沈んだアトランティス大陸からの末裔で、最初の祖国が最終的に沈んで何百万人もの祖先が滅びる前の紀元前1万5000年から1万1500年にかけて内部へ移住した。アトランティス人は多くの地上の白人種と関係していて、混合した元の民族は3万3000年前に金星からもたらされたが、その冒険は金星人が最初に地球を再植民地化しようとする試みではなかったとアトランティス人は主張する。彼らはまた、金星はもともと地球のコロニーであったと主張する。
<アトランティス人の地球内部の脱出の様相/破滅を引き起こした原爆戦>
・最初のアトランティスは3万3000年前に大西洋の中央に位置した大陸の肥沃な渓谷と高台にて金星のコロニーとして始まった。
・それはかつて裕福な国で、20世紀の地上の先進国と同等の社会とテクノロジーを発展させていた。彼らの宇宙船は地球の空を移動し、他惑星への貿易ルートが開発された宇宙空間にも進出していた。
しかし、アトランティス人には不倶戴天の敵がいた。彼らは、地中海の渓谷とエーゲ海の大部分に位置する大都市で暮らすアテネ人と呼ばれる人々だった。300年間の貿易上の対抗関係は、お互いにが相手を滅ぼす戦争に備えるほど、徐々に耐えがたくなっていた。
戦争の間接的な原因は、土地獲得の必要性ではなく、貿易や経済上の理由が挙げられた。アトランティス人とアテネ人がその戦争で得られるものは、太陽系を超えた天の川の惑星間での貿易を支配することだった。生まれ高まる憎悪感を抱えて、いくつかの小規模な地域紛争がすでに地上と外で行われていた。
・アテネの王がアトランティスの主要都市への奇襲攻撃を命じたのは、およそ1万1500年前のことだった。それは、統制された地上戦として始まった。アテネ軍はアトランティスに上陸して、破壊的な光線兵器を用いて、アトランティス軍と目標に対して強い地歩を築いた。
戦争が始まった21日目、アトランティス人はアテネ軍の防空網を破って、アテネ人の首都に原子爆弾を落として報復した。都市は完全に破壊されると、すぐにアテネ軍はアトランティスの首都に対して報復の原爆攻撃を命令した。この2国によって全面原爆戦が起こった。次の9日間、無制限の原爆戦がはびこった(聖書同様に、ギリシャ、スカンジナビア、インドの伝説はこの戦争のことをさまざまな物語として伝えている)。
何百万人ものアトランティス人とアテネ人が大破壊(ホロコースト)で命を落とし、工業化・教化された彼らの偉大な世界は永遠に失われることになった。
<空洞地球でドイツ人が発展させた新たな主権国家/首相はヒトラー2世!>
<ドイツ人のインナー・ワールドへの入植>
・第2次世界大戦時に旅立ったドイツ人によってインナー・ワールドへの入植が進んだことにより、少なくとも通常よりも1世代早く初期の居留地建設が可能になった。それには一つの大きな理由があった。それは新しい円盤翼機のスピードと載荷能力に起因する。
<地球内部のニューベルリン/新ドイツの人口は1800万人>
・しかし、インナー・ワールドの新しいドイツ国家への移住リストに載っているかどうかにかかわらず、誰が地下で暮らすことが許されるのかという決定はもっぱらボッドランド人の手に委ねられていた。彼らは、ブラジルにあるトンネルの入口と、アルゼンチンのどこかにあるインナー・ワールドへの知られざる出発地点で、入ってくるドイツ人をふるいにかけたのである。30年以上にわたり、ナチス・ドイツ出身の数百万人ものドイツ人が、インナー・ワールドの新ドイツ国の市民にはふさわしくないとして、ボッドランド人によって拒絶された。入国を拒否された人々の大半は、ソビエト共産主義下の東ドイツには戻ることができなかったり、戦争犯罪の廉で西ドイツでの投獄を恐れたナチスであったが、彼らは戦時中にドイツの組織が邪魔されずに動き回ることができたブラジルに主に避難した。
<アメリカに登録された宇宙人は5000人/5万人以上の宇宙人が地球で暮らしている>
・名前とポジションが機密扱いのアメリカ国務省報道官は、昼間・銀河間を起源とした宇宙人5万人以上が地球で暮らしていると1980年に見積もっている。合衆国では、一般には気づかれていないが、登録外国人(宇宙人)が少なくとも5000人いる。
・このような宇宙人――主に金星、冥王星、火星からだが、我々の太陽系全体からやって来ている――による友好的な地球侵入にはある目的がある。彼らの目的は、地球の主流に入り込んで、自分たちの太陽系の大使に活動を報告することで、現在向かいつつある自滅コースから逃れられるよう地球を導くことにあると信じられている。さらに縁起の悪い理由があるとしても、当局の者は誰もそれを筆者らに明らかにすることはないだろう。
・この惑星上の宇宙人らの動向を調整・決定するのは、一人の宇宙人である。彼はこの太陽系管理組織の地球担当代表者である。すべての政府と絶えず連絡を取るのに加えて、彼の存在は国連にも知られている。地球規模の情報ネットワークの長として、彼は惑星間警察網と金星の太陽系評議会とは日々通信を行う。
この心温かくフレンドリーな非人類の名前は、エステス・プラトー。彼は数世紀もの間、大統領、王、政治家らと腹心の友である。
・ワシントン界隈で「金星からの幽霊」と呼ばれている彼は、イギリスのマグナ・カルタが制定されたわずか数年後の1228年に生まれたと言う。彼はジョージ・ワシントンの時代からアメリカの運命を形作り始めて、1943年以来、恒久的にアメリカのキャピトルに配属されてきた。だが、おそらく休暇で、彼は自分の母星(ホーム・プラネット)に帰省すべく一度に数カ月間は姿を消す。
彼の身体が特定のオフィスにあるのを大統領にさえ見られているが、大抵の場合、それは自身の3次元投影である。
<世界各国に金星人や他星の調査官がいる/すべての情報はプラトー氏に集ってくる!>
<プラトー氏は地球にワン・ワールド・ガバメントの創設を求めていた>
<ウィルソン大統領にプラトー氏が伝えた「次の戦争」のこと>
<戦争自体が不法とされて、統合世界秩序が築かれる前に3度目の戦争が勃発しうる>
・「次の戦争は善と悪、あるいは神(ゴッド)と反神(アンチ・ゴッド)の勢力間で行われるでしょう。善が勝利して永続的な平和がこの惑星にやってくるでしょう」
<プラトー氏のアストラル次元による出現/ボッドランド王とも会っていた!>
・アストラル・プロジェクションの際、プラトーは撮影不可能である。
・プラトーがもたらす情報は、アメリカと世界にとって極めて貴重であるにもかかわらず、底知れぬUFO支配グループによって彼のアメリカでの行動が高度に監視されているため、総じて有効に活用されていない。
・その後、ハッカス王はプラトー氏によって実演されるエーテル次元へと入り込んで、訪問者を自分の肉体が留まる宇宙船へとエスコートして戻した。
<未知の惑星ナガースからの侵略者>
<外来宇宙船と足指3本のイエティ>
・動物捕獲用ネットを利用して、北極圏部隊はイエティを20体生け捕りにした。それらはかつての流刑捕虜収容所へと連れて行かれ、それぞれ別個に人間用防御柵(営倉)に拘置された。イエティの一体は身長9フィート(約2.7メートル)を超えていた。だが、その夜、予期せぬ出来事が起こった。それまでは確実に檻の中に居た生物たちが、次の瞬間にはすべて姿を消していたことを警官たちは報告したのだ。残されたものは悪臭だった。