(2024/5/26)
『<怪異>とナショナリズム』
怪異怪談研究会 監修 青弓社 2021/11/29
<出征する<異類>と<異端>のナショナリズム――「軍隊狸」を中心に 乾英治郎>
・本章は、日清・日露戦争と日中・太平洋戦争に参戦したとされる妖怪変化に関する世間話や目撃談を考察の対象とする。特に、「軍隊狸」のイメージ形成についての検討を通じ、戦時下のナショナリズムの高揚が、世間話や怪談に与えた影響について論じる。
・本文中、戦時下の<神>の動向についても触れることになる。そのため、本章では聖俗あわせた<超自然的なるもの>を包括する概念として、便宜上<異類>という言葉を用いることにする。
<「軍隊狸」と<不気味なもの>>
・日本でも、「祖国の出征軍に一臂(いっぴ)の労を貸し」た神霊の類は少なくない。
・しかし、戦場での活躍が最も知られた<異類>といえば、「軍隊狸」だろう。富田狸通『たぬきざんまい』の「狸と戦争」という章に、次のような記述がある。
・近く明治27、8年の日清戦争と同37年の日露戦争には全国各地の有名たぬき族が海を渡って大陸に馳せ参じ仮装部隊となったり、或いは弾薬、糧秣の運搬を手伝って日本軍を援けた話が残っていて、その中に伊予の狸族も壬生川町の喜の宮宮社の喜左衛門狸をはじめ眷属が讃岐、阿波の狸族と連合して華々しい戦火を挙げたことになっている。
・日清・日露戦争に出征したとされる狸は、以下のような顔ぶれである。
(徳島県)
- 板野郡藍住町観音院の狸
日清・日露両戦争に出征し、帰国後に戦争の様子を住職に語った。
(香川県)
- 高松市浄願寺の「禿狸」(白禿大明神)
・「千年以上の齢を経た古狸」「讃岐では知らない者がない位い有名で、日露戦争のときなども禿狸が戦争に出かけたなどと噂された程である」
・幻術で日本軍を多く見せるなどして露軍を翻弄した。
・兵隊に化けて山を作り、ロシア兵が登ってきたら山をひっくり返した。凱旋式には狸たちも提灯行列に参加した。
・高松地方では郷土民芸玩具「軍装狸」(二等兵の軍装をした張子狸)が、1960年代の時点でもおみやげ品として売られていた。
- 高松市覚善寺の「久五郎狸」
「禿狸」とともに日露戦争に赤たすきで参戦したが、戦死した。
淡路の芝右衛門、佐渡の団三郎に並ぶ三大狸の一匹。眷属を率いて日清・日露戦争に参戦し、体毛(あるいは小豆)から兵隊を作り出した。
- 三豊郡箱浦の「金八狸」
日清戦争で活躍した。いまもその子孫が六ヶ峰に住んでいる。
(愛媛県)
- 四条市大気味神社の「喜左衛門狸」(喜野明神)
眷属を率いて日露戦争に参加。小豆に化けて大陸を渡り、〇に喜の字の印がついた赤い服を着て戦った。「赤い服を着た兵隊」の話は、敵の将軍アレクセイ・クロパトキンの手記にも書いてあるという。
- 今治市波止波町の「梅の木狸」(梅の木檀十郎)
眷属を率いて日清・日露戦争に参加。日露戦争では赤い軍服の兵士姿になった。射撃の腕は百発百中で、軍功により梅の木檀十郎の名をたまわる。太平洋戦争中、「梅の木さん」が出征しなかったので、今度の戦争には敗れるかもしれないという噂があった。
雌の白狸。日清・日露・欧州大戦に兵隊の姿で参加。高井町出身の兵士に戦死者が少なかったのは、「おさん狸」の加護という。
・『たぬきざんまい』には「全国各地の有名たぬき族」が日清・日露戦争に終結したとあるが、伝承としては、化け狸の本場ともいうべき四国地方に限定されている。
・ただし、日露戦時中の「軍隊狸」について書かれた文献資料は、湯本豪一『明治期怪異妖怪記事資料集成』(2009年)などからは確認できない。
・日露戦争終結の約2年後にあたる1907年に出版された教員用指導書『国定準拠 複式修身教授日案 乙篇 1、2学年用』には「第八 迷信を避けよ」という章が置かれ、「化物などがあると思うな」「幽霊があると思うな」という立場から児童を指導する方法が書いてある。ここでは、狐や狸が人を化かすという話を、幽霊や天狗の存在とともに否定している。
・<化け狸>たちは、「国家」が提示する「規範的秩序」からは「迷信」として排除されているにもかかわらず、四国の「土地」に不可視の文化圏をもち、対外戦争という国家行為に参加することで自分たちも「国家」の一員であると主張する。まさに「<うち>なる他者」なのである。
日清・日露戦争に参戦したとされる狸の多くは、四国地方の寺社とのつながりが強く、地元では神仏の眷属神「神使」として信仰の対象になっている。日清戦争以降、対外的な事変や戦争があるごとに、地方神や神使(狐狸や鳥類)の出征が日本各地で噂になるが、「軍隊狸」もそうした「神々の出征」譚に含めることが可能だろう。「神々の出征」については、「ムラ社会の郷党意識が天皇を頂点とする神国へすり寄る」ことで成立する「郷党ナショナリズムと神国ナショナリズムの結合」といった見方がある。
・「故郷の獣」が「国家」を救う「軍隊狸」の話からは、<異類>=「普通の道理以外の者」の力を借りて「国家」と「郷土」とのパワーバランスを取ろうとする、民衆の不敵で不気味な「ナショナリズム」のあり方を認めることができるのである。
<赤い<狸>と白い<神>>
・松谷みよ子『現代民話考Ⅱ 軍隊』によれば、ロシア満州軍総司令クロパトキンの手記に「日本軍の中にはときどき赤い服を着た兵隊が現われて、この兵隊はいくら射撃してもいっこう平気で進んで来る。この兵隊を撃つと目がくらむ」と書かれているとのことである。また、狸が化けた「赤い軍服をつけた一隊」は、「露軍が赤い軍服を射っても当たらず、赤い軍服が射った弾丸は百発百中」だったという。
・これらとよく似た話が、柳田國男「遠野物語拾遺」のなかにみえる。「戦場の幻」という小題が付された、次のようなエピソードである。
・(153)日露戦争の当時は、満州の戦場では不思議なことばかりがあった。露西亜の俘虜に、日本兵のうち黒服を着ている者は射れば倒れたが、白服の兵隊はいくら射っても倒れなかったということを言っていたそうであるが、当時白服を着た日本兵はおらぬ筈であると、土淵村の似田貝福松という人は語っていた。
・満州の戦場に出現した敵軍の銃弾をものともしない異装の日本兵というイメージは「軍隊狸」と共通するが、正体が狸であるとは明示されていない。本章では便宜上、この種の戦場の<異類>を<幻の軍勢>と呼ぶことにする。
西国(四国地方)の「狸」が戦場で赤い衣類を身に着けているのに対し、東国(岩手県)に伝わるのは「白服の兵隊」である。赤白いずれも、日本では神事と関わる神聖な色である。しかし「白」の場合は、より直接的に<神>のイメージが投影されていたのではないかと考えられる。
・柳田に「遠野物語拾遺」の材源を提供したのは、『遠野物語』同様、佐々木喜善である。「遠野物語拾遺」編纂中の1933年に他界するが、最晩年に「御神立の話」という文章を発表している。「この度の満州事変に際して、岩手県下に起こった一の社会現象があります。それは去年の春から今春にかけて、村の神々、家々の氏神達が、戦地へ出征している日本軍を守護するために満州へ御神立するという奇妙な噂が、飛んでもない勢いで県下の村々を風靡したということであります」という書き出しで、「神の出征」の事例を報告した後に、次のように述べている。
こうして多くの神々が、戦地へ神立なされて、しからば戦地に行かれてから、どんなことをなされたか、又なされつつあられるか、それは戦地においての軍人のみ感ずる多くの奇瑞に徹して分ると言われております。例えば日露戦争の場合などには、敵軍の報告によると、どうも日本軍の前には、いくら討っても倒れない無数の兵隊が居て、それらが邪魔になってどうもよく標準がつかなかったとか。
・右の文章には<幻の軍勢>が「白い服」だったという記述はないものの、「村の神々、家々の氏神達」と同一視されている。満州事変を契機に、「神の出征」の噂が東北地方で流行したことは、金田一京助「鹿鳴だち」、高根一郎「郷土雑爼 神々の出征」にも報告がある。佐々木が「社会的ヒステリエーツア・フェノメーナ」と呼ぶ「御神立」現象がこの時期に局所的に発生した原因については、満州に派遣された旅団が東北出身の兵士によって構成されていたことが背景にあると、丸山泰明は指摘している。
・一方、「赤」と「白」の兵隊が一度に出現したという報告もある。1921年に刊行された『霊界消息――神秘の扉』所収の「白い服紅い服の兵隊さん」という記事である。
日本の兵隊は劫々強いが、その中で白い服や赤い服の兵隊は殊の外強い。この兵隊に出られてはとても勝つことは出来ない。鉄砲を打ってもたおれず、剣を突いても死なぬ兵隊達です。この兵隊が一番恐ろしいものでした。一体如何なる兵隊か、ちょっと見せて戴きたい――という奇聞は日露戦争の当時露西亜の俘虜から度々発せられた言葉でした。ところが御存知の通り日本の兵隊は皆カーキー色の軍服をつけています。白い服や赤い服の兵隊がいるはずがない。そこでこの奇聞は日本の軍人仲間に取っては、一種の解けぬ謎として残されているのであります。
・1920年代初頭に、日露戦争にまつわる「奇聞」が「軍人仲間」の間では流通していたことと、不死身で異装の日本兵というイメージがこの時点で確立していたことが、この記事からわかる。
『霊界消息』は、大本教の機関紙「大正日日新聞」に連載された記事をまとめたもので、超常現象や奇跡を大本霊学に沿って解釈したものである。同書が説くところによれば、「兵隊さん」の正体は「神様の親兵です。その神様の親兵の多くは例の天狗さんです」、「そしてそういう天狗さんには、矢張り国家社会のために努力した人々の霊魂が化すっているのであります」とのことである。「護国の鬼」あるいは「祖霊神」に近いイメージだろうか。
・日本軍を援護した「天狗さん」もまた、「天祐」「神の手伝」の一様態というわけである。過去の戦勝体験を参照しながら「神国ナショナリズム」を教化/強化する言説は、限りなく体制翼賛的にみえる。しかし、講演者である夏山が所属する大本教は、神道系新宗教でありながら天皇(天照大神)を最上位に置かない、国家神道からすれば<異端>の存在だった。
・「白い服紅い服の兵隊さん」は、「体制」に回収しきることのできない<異端のナショナリズム>に支えられた物語なのである。
・また、日本兵が<異類>たちの活躍を直接目撃するのではなく、ロシア兵の証言を通じて間接的にそれを知る、という話型が共通することも注目に値する。
・ここで引き合いに出されるのが、「敵の将軍クロパトキンの手記」である。佐々木喜善が「敵軍の報告」について言及している。「俗間に伝われる説」とも述べているので、戦場の「奇聞」の根拠になる何らかの文書がロシア側にあるという噂は、1930年代初頭の時点で、人口に膾炙していたようだ。クロパトキンに日記を書く習慣があったのは事実である。しかし、今回の調査では残念ながら「赤い服を着た兵隊」に関する記述の真偽を明らかにできなかった。
・戦場に出現した<異類>がロシア兵を震撼させた、という流言が一定の説得力をもったのは、戦闘を通じて敵兵の<迷信深さ>を日本人が知ったせいかもしれない。
・ロシア兵が一方的に<異類>を目撃し、日本人側がその目撃談を半信半疑で聞くといった物語構造は、<超自然的なるもの>の加護を享受しながらも、神秘体験から一定の距離を取ることで<文明人>たる資格も失わないという、絶妙な均衡のうえに成立している。このように、<不死身の日本兵>にまつわる奇聞からは、「軍隊狸」のどこかほほ笑ましいイメージも含め、戦勝国の余裕と、敗戦国に対する優越感が感じられるのである。
・日中戦争の開戦と同時に、「氏神」が「氏子」に随行して出征するといった話が日本各地で流行する。国家総動員法が施行され、戦地に召集される国民が増加するのに伴い、出征兵士の無事が民衆にとっての切迫した願望になった。結果、兵士個々人の延命救助が神仏に求められるようになる。
<不死身の<狸>と血を流す<神>>
・太平洋戦争期(1941―45年)になると、「軍隊狸」に代わって、九尾狐・河童・大男・「軍隊猫」などが出征したといった話が散見される。例えば、『太平洋戦争ミステリー――封印され闇に葬られた地獄の戦場の謎を暴く 最前線に咲いた93の奇談』所収の「特攻隊を守った天狗」は、天狗の大群が敵艦の集中砲火を引き付けてくれたおかげで基地に生還できたという元零戦パイロットの体験談である。この記事は、「太平洋戦争中よく怪我をした妖怪が目撃された」という印象深い一文から始まる。戦争体験者のなかに、妖怪が敵の弾から自分たちを守ってくれたと証言する者が数多くいるのだという。しかし、太平洋戦争に出征し、人間をかばって負傷したのは妖怪だけではない。<神>もまた血を流す。
太平洋戦争期には、官憲が各地で流言飛語を収集・分類していて、それらは「官憲司令部資料」「東京憲兵隊資料」としてまとめられている。そのなかには、戦勝と結び付けて語られた瑞祥譚や奇跡譚も数多く含まれるが、流布していたのは必ずしも瑞祥の噂ばかりではない。
・この記録は、戦死した兵士の霊が遺族の前に出現し、目の前で姿を消すといった類いの、戦争にまつわる怪異譚の最も代表的な話型に近いように思われる。また、運転手が乗せた客から遠い目的地を指定される、目的地に着くと客の姿が消えている、座席に液体状の痕跡が残される……という構造において、戦後の「タクシー幽霊」の話によく似ていることも注目に値する。「神の出征」譚から瑞祥が失われたとき、話は血なまぐささを帯び、美談は一気に怪談に接近するのである。
傷つき、血を流す身体性をもった「神様」――これは、日露戦争に従軍した「軍隊狸」が、「久五郎狸」の戦死を例外として、ロシア兵による攻撃を受けても無傷であったこととの対照性を示していて興味深い。
・日露戦争と日中・太平洋戦争での身体のあり方について、軍歌の考察を通じての興味深い指摘がある。細川周平によれば、日本で軍歌は生ける英雄に捧げるものではなく、「死せる英雄を讃える表現形式と暗に定められて」いて、「鎮魂と表裏一体」だったという。
・日露戦争期には<神>の軍勢として語られていた<幻の軍勢>も、太平洋戦争期に似た話を求めると、必然的に<幽霊部隊>に行き着いてしまう。黒沼健の実話怪談記「戦場の怪異」には、「B29爆撃部隊が東京方面を空襲して帰投する際、彼らが駿河湾の上空のへんまでくると、必ず一団の火の玉が彼らの後を追ってくる」という話がみえる。連合軍側の兵士たちは火の玉の正体を「連合軍にやっつけられた敵の飛行隊の亡霊」と考え、恐れたということである。
・「高田歩兵第58連隊史」所収の「まぼろしの突撃隊」は、インパール作戦にまつわる怪談である。
・太平洋戦争末期の悲惨な現実から生まれた、例えば「まぼろしの突撃隊」のようなエピソードに、「軍隊狸」の話がもっていた牧歌性が入り込む余地はもはや失われているのである。
<おわりに――<異類>たちの戦争は終わらない>
・1945年8月14日、「大日本帝国」は全面降伏を求める連合国側のポツダム宣言を受諾し、15日正午には、天皇がラジオを通じて日本の敗北宣言と戦争行為の停止を国民に訴える「玉音放送」を発表することで、戦争は終わった。
・敗戦直後の<異類>のなかには、GHQにゲリラ戦を挑んだモノたちもいたようだ。有名なところでは、東京大手町にある平将門の首塚、羽田空港の敷地内に穴守稲荷大鳥居がある。いずれもGHQが撤去しようとしたが事故が相次いだため、工事を取りやめたという話が伝わっている。また、アメリカ軍政府統治下の奄美諸島では、ダグラス・マッカーサーに祟ったケンモンという<異類>の話がある。
1947年3月、地元の日本人が軍政府の命令でガジュマルの木々を切り払ったところ、木に住むケンモンが軍政官マッカーサーについてアメリカに渡り、その死を見届けてから島に帰ってきた。島では「マッカーサーはケンモンの祟りで死んだかもしれない」と笑い合ったという。
以上のようなエピソードは、戦勝国であるアメリカにも支配できない領域が日本にあることを示している。こうした話に触れて、留飲を下げた日本人も相当数いたのではないかと思われる。
『神仙道の本』
(秘教玄学と幽冥界への参入)(学研)2007/3
<山人界(天狗界)>
<多種多様な天狗らの仕事と生活の実際>
<高級山人が住まう壮麗な宮殿>
・山人とは山の神のことだが、天狗の異名として用いられることもある。「お山には善美を尽くした広大結構な御殿があり、三尺坊は平生には、そこに居られますが、亦、空中にも大なる御殿があってここにも多くの方々が居られます。
・ひと口に山人界といっても階級は実に多い。そこで、空中の御殿に住む鬼類・境鳥まで、暮らし向きも千差万別なのである。
仙童寅吉以降、山人界の情報はずいぶんと数多くもたらされてきたが、山人界の階級等についてもっともまとまった情報を伝えているのは島田幸安だ。
<山人界の天狗の風体とは>
・島田によると、山人界の階級は①神仙、②仙人、③山人、④異人、⑤休仙、⑥愚賓(ぐひん)に大別される。この愚賓というのがいわゆる天狗のことだが、天狗は人間が命名した俗称であって、山人界では使わないという。
・天狗というと鼻高・赤面の異形に描かれるのが通常だが、実際の姿は人と変わらず、頭巾をかぶり、白衣を着し、足には木沓(きぐつ)を履いている(裸足の愚賓(ぐひん)もいるという)。「人界にて云如き鼻高く翼ある者は無御座候」と、島田は断言している。
愚賓は神仙から数えて6番目の下級官吏だが、そのなかにもまたこまかい階級がある。①山霊(大愚賓)、②山精(小愚賓)、③木仙、④鬼仙、⑤山鬼、⑥境鳥、⑦彩麟(ましか)がそれだ。
・⑥の境鳥が、いわゆる木の葉天狗・木っ端天狗と呼ばれる類で、嘴と翼をもつ鳥類の化身である。
<戦争に出陣する愚賓(下級天狗)たち>
・ただし、人間のように肉を食うのではなく、気だけを食うのだと島田が注釈している。生きている魚を海などから招き寄せ、「味の気」だけを取って食べ、食後は生きたまま海に帰すというのだ。
・仕事は、より上級の神界の下命に従って戦争に従軍したり、霊界や人間界をパトロールしたり、冥罰を下したりと、そうとう忙しい。大小の愚賓は、元来が武官だから、戦争になると鬼類などを従えて直ちに出陣する。
・加納郁夫という名の天狗の弟子となった「天狗の初さん」こと外川初次郎は、加納天狗の供をして満州事変に従軍したと言っているし、幕末の戦乱時に活動した才一郎は明治元年から2年にかけての戊辰戦争に冥界から参戦し、三尺坊の命令で、自分の出身国である尾張藩の隊長“千賀八郎”を守護していたと語っている。
<天狗が下す恐怖の冥罰>
・天狗の仕事で最も怖いのは、人間界に罰を下すという仕事だ。火事による処罰が多いようで、情け容赦がない。たとえば、杉山僧正が東京の平川町(平河町)を焼いたことがある。
<過酷をきわめる天狗界の修行>
・寅吉や才一郎は仙縁があって山に招かれたものだがら否応はないが、凡人が天狗の「神通自在」にあこがれて山中修行に入っても、ろくなことにはならないらしいから、注意が必要だ。
最後に、天狗は日本独自のものとの説があるが、それは間違いだということも付記しておこう。中国にも朝鮮にもいるし、西欧にもいる。また、世界各地の天狗が集まって行う山人会議もあるそうだ。
<神仙界の構造>
<神仙がすまう天の霊界と地の霊界>
<陽の身体を手にいれる>
・神道や古神道、それと血縁関係にある神仙道や道教では、世界には目に見える物質的な世界(顕界)と、目に見えない霊的な世界(幽冥界・幽界)があると説いている。物質的な世界といっても、そこには霊的な要素が必ず含まれているし、目に見えない霊的な世界といっても、物質的な要素を含まないという意味ではない。
・この「無形体の元素」が、目に見えない霊妙な物質のことで、これが凝結すると、「有体物」すなわちモノとなる。物質といい霊といっても、もとを遡れば天地が生成する以前の「一点真精の元気」にほかならない。顕界も幽冥界も、この元気から生まれてきた同胞なのである。
・幽冥界に出入りしていた古神道家で神仙家の友清歓真も、神仙界に行くと30歳くらいの自分に若返ると書いている。
・このように、陽の身体を手にいれると、すばらしい世界が開けてくる。神仙界の高みから、地の世界を見ると、そこは暗く濁った陰気や腐臭・俗臭が渦巻く穢れの世界に映る。そこで神仙道修行者は、少しでも穢れから離れるために、地の顕界(われわれが暮らしている現界)のなかでは清浄度が高く、強い陽気が流れている深山の霊区に入るのである。
・「魂魄図」。人の死後、たましいは魂と魄とに分かれ、魂は陽に従って天に昇り、魄は地に降り、陰に従うという。この霊界観念の基本を寓意的に描く。
<陽極と陰極の間のグラデーション>
・世界というのは、陽気の極みと陰気の極みの間の、すべての諧調(グラデーション)のことである。
・この極陽に近い部分が天の霊界(天の幽界・天の顕界)、極陰に近い世界が地の霊界(地の幽界・地の顕界)ということになる。
われわれ地球人と深く関連するのはもちろん後者で、幽冥界に出入りした神仙家の見聞録というのは、たとえ本人が「これは宇宙の霊界まで行ったときの見聞だ」と主張しようとも、すべてがこの地球の霊界のことらしい。なぜそういえるかというと、霊魂の速度という問題がからむのである。
・霊魂の飛行速度はこれだけ遅いのだから、光の速度で何十、何百年もかかる太陽系外の天の幽界・天の霊界が手の届かない世界かというと、そうでもないらしい。
<地の霊界の首都「神集岳神界>
・とはいえ、おおまかな世界分けはある。神仙道の場合、まずトップにくるのが天の霊界筆頭の大都{紫微宮}で、天地宇宙の根源神の宮であるという。
・この紫微宮の次にくる大都は、天照大神の神界である「日界」(太陽神界)で、ここが太陽系全体の首都ということになる。神仙道では、この日界の次にくる大都以下を地球の霊界とし、その首都を「神集岳神界」と呼んでいる。
神集岳は地の霊界全体を管理運営する神界で、地の霊界の立法府・行政府・司法府の最高官庁が、この都におかれているという。地の霊界の最高神イザナギ・イザナミ神だが、両神はいわば天皇のような別格の存在らしく、実際の幽政をつかさどる総理大臣は少彦名命であるという。
・首都・神集岳神界に対する副都を「万霊神岳神界」という。われわれ人類にとっては、この神界はとくに重要な意味をもつ。神界では、年に1回、現世の人間、霊界に入った人霊、および仙人など一切霊の“人事考課”を行い、寿命も含めた運命の書き換えが行われるという。この作業の中心が、まさに万霊神岳だそうなのである。
<異界交通者が赴く「山人界(天狗界)」>
・以上は地の霊界のなかの高級神界で、狭義の神仙界に相当する。しかし、神仙道でおなじみの、いかにも仙人世界めいた世界は、これよりランクの低い「山人界(天狗界)」で、平田篤胤に霊界情報を伝えた仙童寅吉や仙医の島田幸安、その他もろもろの山中成仙者は、ほぼ全員がこの山人界の情報を主としている。最もポピュラーな仙界がこの山人界なのである。
・次に、僧侶や仏教信者など、仏教と深い因縁で結ばれた者が入る「仏仙界」がある。平田篤胤の“毒”にあてられた古い神仙家は、仏仙界を目の敵にし、聞くに堪えない罵詈雑言を投げつける者もいるが、そうした偏った見方は、今日ではかなり改まってきたようだ。
・このほか、一般の霊界、いわゆる魔界、地上世界のあちこちに開けている幽区等、数々の霊界がある。
・なお、スウェーデンボルグあたりから以降の欧米スピリチュアリズムでは、霊界の思いの世界で、念じたものは善悪吉凶にかかわらず、パッと現れると主張しているが、これは霊界の半面だということを指摘しておきたい。
・友清が喝破しているとおり、全霊界は「むすび」と「たま」の両界に大別される。むすびの世界とは「衣食住や山河草木や万般の調度品が、客観的実在として殆ど人間界のごとくに存在する」世界のことで、われわれの現界もここに属する。出口王仁三郎や友清らがいうように、現界もまた霊界の一種、むすびの霊界なのである。
・一方、たまの世界は「欲する品物が欲するままそこに現出する代りに、注意を怠って居ると消えたり、一瞬にして千里を往来したり、もやもやと雲のようなものが友人や知人の顔となり手となって遂に完全な姿としてそこに出て来たり、高い階級で美しい光の乱舞の中に自分も光の雲の如くに出没穏見したりする」世界をいう。欧米スピリチュアリズムのいう霊界はこれだが、霊界というのは、あくまで「むすび」と「たま」の総体を指すのである。
<高級神界の世界>
<神集岳神界・万霊神岳神界・紫府宮神界とは>
<すべての地の霊界を統制する大永宮>
・宮地水位によれば、脱魂して空に飛びあがり、2時間ほど飛んで西北方に降りたところに「神集岳神界」がある。中心は大永宮という巨大な宮城で、一辺が160キロもある高い壁に取り囲まれている。四方に大門があり、宮城を四方から囲む数十の宮殿群もある。
・「地球霊波圏内における神界は神集岳が中府であり万霊神岳がこれに亞ぐのである。神集岳大永宮の統制下に幾多の霊界があり、その中には支那や印度や西洋の種々の霊界が幾層にも存在する」
世界のさまざまな霊界を藩に見立てるなら、大永宮は諸藩の上に君臨して政事(幽政という)の大権をつかさどる幕府にあたる。幽政の中府だけに、膨大な数の高級官僚が働いている。東洋・西洋、人種はさまざまだが、日本人もたくさん含まれている。
<紫府宮神界とその娘>
・この神集岳、後述する万霊神岳の双方と密接に連絡しあっている高貴な大神界に、事代主神がつかさどっているという「紫府宮神界」がある(宇宙神界の紫微宮神界ではないので注意)。
<天機漏らすべからず>
・そもそも、「天機漏らすべからず」といって、神仙界の機密は人間界には伝えないのが決まりになっている。
<現界人の生死・寿命を管掌する神>
・この紫府宮が重要なのは、ここが「太玄生符に関する幾多の重要なる神事」や「地上の大気から人間の呼吸にまで及ぶ神秘な幽政の行わるるところ」だからだ。
・この改訂によって、各人の1年間の運命が定まるわけだが、現界人の生死・寿命および帰幽霊の身上を、じかに管掌しているのは国津三十二司令神という神で、この神は中国で東王父と呼ばれている大国主神の監督のもと、万霊神岳を拠点に活動している。
・大きな島嶼としてまとまっている神集岳とは異なり、この神界はさまざまな霊界幽区が集まってできた“連邦体”だという。この世界に属する霊界はきわめて広く、いわゆる極楽や地獄も内包しているし、仏仙界も含まれるというから、その巨大さは想像を絶する。
<宇宙の神仙界>
<大気圏の外にも広がる神仙の世界>
<北極紫微宮のレポート>
・まして直径が約10万光年といわれる銀河系の遊覧など、まったくの論外なのであるにもかかわらず、それらの世界に行ったという報告があるのは、「じつは遠方の星の世界の状況が、この地球の大気圏内の或るところに影を映したような状況になって、そこへ行ってきた」からだという。
・水位は、日界には入りがたいが、下に見たことはあるといい、城郭のようなものが数十あったといっている。
・最後に、地球に最も近い月界だが、ここは「諸の穢の往留る」根の国、底の国にあたる。そのため、神仙から月球人にいたるまで、すべて地球より「遥かに卑しく劣る」(利仙君)そうで、かぐや姫のようなロマンチックな世界ではないらしい。
<仏仙界 神仙界と対立する妖魔の巣窟か?>
・天狗を使役する僧侶らの棲まう仏仙界。
<神仙家が敬遠する世界>
・仙界に出入りした神仙家は多いが、不思議なことに、仏仙界についてはだれも中に入って見聞しようとしない。敬遠しているのは明らかだが、それも道理で、彼らは筋金入りの仏教嫌い、仏仙嫌いなのだ。
仏教に対する嫌悪感を最も露骨に示しているのは、『幽界物語』の著者で平田派国学者の参沢宗哲だ。
・たとえば釈迦・空海は「妖魔遣い」といわれる。さらに空海は、法然とともに「仏仙境の山精(小愚賓)」となっているという。山人界でもないのに愚賓が出てきているのは、仏仙界にも僧侶のなりをした愚賓が住んでいるからだ。
<印相を駆使する山人たち>
・魔愚賓の空海・法然よりもっと悲惨なのは「異類」とされた日蓮で、もはや人霊ですらない。もっとひどいのが親鸞だ、親鸞は「卑き妖魔なりしが、魂分散して住処知れ難し」「妖魔の境に入りては、虫螻となりて非類の苦悩を受る事也」と、洒落にならない貶されようなのだ。
高野山批判もきつい。神仙界では「仏仙山」と呼ばれている高野山は「魔境のひとつで、空海をはじめ仏魔どものいるところ」なのだそうだ。
・「誰彼が天狗界に居るとか仏仙界に居るとかいう所伝があっても、そうばかりも申されない事実がある。又た神仙界と仏仙界が対立したり敵対したりして居るというようなことは明治以来抜本的に何度も(霊界が)改革された今日では決してないのであり、人間界が19世紀の常識から甚だしく飛躍して居るごとく霊界も亦そうである」
(2023/6/8)
『ソロンとカリン 龍神物語』
先端技術研究機構 ヒカルランド 2021/6/3
この本は、宇宙叙事詩とも言える龍神物語である。すべてフィクションではなく実話である。
<新創造主誕生>
<三面の大黒像>
・ある僧侶から譲り受けた、不思議な能力を持つ「三面の大黒像」。中川原家に3代伝わった秘仏を、もとあった寺へ戻す旅に出た、中川原家長男・KEN。
旅の目的は、祖父の代わりに、北海道から四国・徳島へと「三面の大黒像」を戻す、ただそれだけのはずだったのだが――。
それは、龍神島日本国からのみ選ばれるという「創造主」を選抜するために、神々によって仕組まれた創造主試験の始まりだった。
神々の援護、そして仲間の協力とともに、創造主試験を受けることになるKEN。
<伊邪那美命(いざなみのみこと)>
・――実は、大黒像の御神体とは、伊邪那美尊であり、地球コア(黄泉の国)に住む創造主系列の天体神だったことが、後に判明した。
<空海降臨>
・当時の私の職業は、企業所属の科学研究員で、産学共同研究のため北海道大学工学部大学院の先端技術研究所で「低温核融合実験」を行っていた。
・――これはずっと後にわかった事実であるが、菩薩界第10位(聖観世音菩薩位)である空海神が私に取り憑いた目的、それは“創造主(ソロジン)の後継者候補生”に対して、助け舟を出しながら道案内をするという役割のためであった。これは如来界からの命令に基づくものであった。
日本国(龍神島)は、大宇宙の担当創造主が降臨する“宇宙で唯一の場所”であり、創造主の後継者を選定する聖地であった。
・神々の世界は、プレアデス系の神々と、新興勢力のベテルギウス(オリオン)系の神々に、勢力が二分されていた。
私を創造主候補生に選んだのはベテルギウス系の神々だったことから、私に対して親切で快く協力してくれる神々と、反対に雑に扱うプレアデス系の神々に分かれていた。
<創造主試験>
・我々が所属する大宇宙には、担当の創造主(正式名称:ウケエ=イアア)が一人いて、彼は通称<セザナ神>と呼ばれている。
ビッグバン再生によって繰り返し誕生する天体宇宙の運動寿命は約180億年であり、セザナ神とは、前宇宙のたった一人の生き残りの生命で、前創造主に選ばれた人間の後継者だった。
プレアデス風の表現を借りれば、創造主は<ソロジン>と呼ばれ、前宇宙のたった一人の生き残りであり、唯一無二の人間遺伝子を有する生命である。
神界では、創造主が龍神を創って生物霊界を造営していくことから、創造主は「龍王」と呼ばれる。
・神様も創造主も、本をただせばたんなる「人間出身者」である。人間は誰でも、神様にも、創造主にもなれるのである。
・次世宇宙の創造主を選定する作業とは、神々が選出した50名の人間生命の中から、創造主試験に合格した者だけが、創造主の後継者として認められるというものだった。
・創造主の後継者選定とは、この世を終わらせてしまう恐ろしい行事だったのに、神々はプレアデスとベテルギウスという二つの勢力に分かれて、自分達のところから創造主試験の合格者を輩出させようと必死だった。
・ここでなぜヘランターニの話をするのかといえば、この白龍と私が、過去世において、ただならぬ関係だったからだ。さらに言えばヘランターニは、空海みたいな大変コントロールが難しい性質の龍神だったからである。
・魔界の門番である迦楼羅王(天狗のことである)といえば、京都の鞍馬寺にいるサナート・クマラとして有名だが、彼とは特に個人的に親しく、過去のプレアデス円盤の駆動力に関して、科学的な論争をよく交わした。
サナートは、今から47万年前にプレアデス円盤の機関士をやっていたが、彼のミスで自分も含めた円盤の乗務員全員を死亡させてしまい、死後は神界の罪人となり、魔界門番という呪縛された苦役を強いられた身の上であった。
・私自身は、冒頭の大黒天に象徴されるように、もともと如来界第7位の<シヴァ神(和名:スサノオ)>の系列門下生だったようだ。琴座のベガ星人だったシヴァ神は、プレアデス系の神々とは異なり、主にベテルギウス系の神々を支配下に置いていた。
私は、シヴァ神に育ててもらったと言っても過言ではない。しかし、シヴァ神は昔から異端の神であり、紳士的なプレアデス系の神々と比較すると極めて異色な存在だった。まるで剣闘士のような創造主のセザナ神(荒くれ大王)に最もよく似ているという、軍人系の神様であった。
・地上の人間達は、弥勒如来(ミトラ神)や天照如来(ビシュヌ神)に象徴されるようなプレアデス系の温厚で優しい神様を慕っているが、神界そのものは“軍事系の神々”と“文官系の神々”の真っ二つに分かれていた。
そんな情勢下における創造主試験とは、神界の覇権争いに近く、最終的にはセザナ神本人が乗り出してきて、規定違反を犯してまで、軍事系の門下生である私のほうに加担してきた。セザナ神は、何が何でも、私に勝ってほしかった。
創造主試験の内容とは、奈良県の三輪山に呪縛封印されている第1銀龍(ジャンバラ)と、広島県の宮島に呪縛封印されている第1金龍(ギャンバラ)の封印を解いて、両龍を合体させることであった。これができれば創造主試験にパスするのである。
<創造主界へのクーデター>
<龍神軍団の結成>
・創造主試験に合格し新米創造主となったKEN。シヴァ神、天照神、弥勒如来を師とし、創造主見習いとして、神界の組織構成、宇宙の仕組み、人間生命の仕組みを学び始める。宇宙の万物万象が、神々と創造主の視点から明かされていく日々。
・創造主になる20年前から神界トレーニングを受けていたKENは、自分達の都合で人間を振り回すという神の実態を知ってはいたが、創造主になって初めて、神々の上司にあたる「創造主セザナ神」こそが神界に恐怖支配体制を敷き、神々を振り回していたことを知る。
・前創造主セザナ神と、新米創造主KENとの戦い。その口火を切ったのは、オリオン帝国の約束違反だった。KENは、プレアデスとオリオン(ベテルギウス)の二大勢力争いという形で、セザナ神との戦いへと巻き込まれていく。
<恐怖の大王セザナ神>
・創造主試験に合格したものの、私は神界の構成がわからず、よく恥をかいた。どんなことも聞かないとわからなかった。そこで、創造主からも神様からも迦楼羅王達からも、神界の情報を聞けるだけ聞きまくった。
・我々の大宇宙には、<創造主>という絶対的な存在が一人いる。
その創造主が天体に意識を吹き込み、古事記に登場してくる<大国主尊>や<伊邪那美尊>などの渦磁場12神(天体神)=創造主の派生意識が誕生し、その後、彼らの手足として龍神生命が創造されたと教えられた。
・したがって、帝釈天といえば惑星神、ガブリエルといえば太陽神、不動明王といえば銀河神、普賢菩薩といえば銀河団神、弥勒如来といえば小宇宙のことである。そして、これらの神々(上級天体神)は、全員が人間神である。つまり「仏様」のことである。
それに対して、彼らを支配している「創造主系の渦磁場12神」という存在が別に存在する。
・創造主神、渦磁場12神、龍神といった三本柱は“創造主世界(経営者サイド)”の生命、それに対して“神々世界(雇用者サイド)”の構成は、一番下の人間世界も含めて一つの下層世界なのだろうと、私はそう考えた。
・「地球には円盤がよく飛んでくるのですが、彼らは何者ですか?」
「彼らは“霊魂体宇宙人”と呼ばれる神様の仲間だ」
「えっ、神様なのですが、驚きました……じゃあ、グレイは何者ですか?」
「グレイも“霊魂体宇宙人”の仲間で、神様の一種だ。連中はチビ猿の肉体に憑依しているが、中身は神様だ」
・創造主が新任の後継者に装着してくれるのが、創造主回線である「中央回線端末」だった。これを着けると、大宇宙の全天体と結ばれて、160億光年も離れたボラン銀河団の神様とも、会話が可能となった。
・ある日、私に対してセザナ神がこう言った。
「龍神を掌握し、よく手なづけておけ。でないと神々に舐められるぞ。お前は創造主の卵だ。その力を遺憾なく発揮するのだ。逆らってくる神々は、召喚(死刑)しろ」何だか物騒な話になってきた。
神々に聞いてみると、創造主のセザナ神とは「荒くれの大王」らしく、命令に逆らう者は皆殺しという、神様にとっても、また人間にとっても、大変「恐ろしい創造主」らしい。その力は絶大で、人間や神が敵う相手ではないと教えられた。
これは私に対して、セザナ神のごとき乱暴な創造主になってはいけないという、プレアデス系の神々からのご教授だったように思われる。
・宇宙史において、今から2万年前に、我々の“天の川銀河系”で起きた、想像を絶する殺戮劇は、言語に表し難い。
・彼らは地球人と同じく肉体を持った人間だったのだが、戦争ばかりやっていたことからセザナ神の怒りが頂点に達し、今から2万年前、セザナ神は381個の惑星人類(数百億人)を皆殺しにしてしまったのである。まあ、それが霊魂体宇宙人の発祥となったのだが、それにしても、あまにも惨すぎる天罰にショックを感じざるを得ない。
グレイの所有する物質円盤も、かつてセザナ神の機嫌を損ねて撃ち落とされている。
・私は毎日コツコツと、チビ龍創りに専念をした。
最初に2個の龍神ベッド(米粒大の渦巻のこと)を地球に運んで、これらを私の頭の中に移植して、「龍神創造マニュアル」に従って、龍神を創った。
龍神創造マニュアルは、創造主が最初に勉強しなければならない科目であった。中には「人間創造マニュアル」もあるからビックリ仰天である。
<シヴァ神の贈り物>
・話は少し戻る。2007年の7月にビッグバン再生のトリガーを引いてしまったその半年前、空海和尚からの伝授を受けた後、沖縄から札幌に戻ってきた直後のことである。
・私は満34歳の年に開眼し、初期解脱を果たして「太陽天使界」に同会(悟りをひらくこと)していた。それ以来、神々の啓示が相次ぎ、「宇宙生命論」を日本語に翻訳する仕事を授けられた。その驚くべき内容には驚嘆したが、すべての学問分野が対象だったために、ある程度の形にするのには約20年の歳月を要した。
その間、私は社会に出て働くことがなく、来る日も来る日も、天から降りてくる啓示を書き留めては、それを細かく分析して真実を質し、地球言語に正確に置き換えていく作業をしていた。お金も使わないが、働かないのだから当然生活は困窮し、ド貧乏だった。1ヶ月働いては1ヶ月間翻訳に専念するという苦渋の時期もあった。
神々の計らいなのか、そんな私を理解してくれる協力者(女性)が出現し、私の生活を支えてくれたこともあったが、何十年も働かない「父ちゃん」を一人の女性が背負うのは、物理的に無理がある。いずれ必ず別れが訪れた。
・本来は、私自身が喰らうはずの天罰なのに、なぜか私はいつも無事だった。その理由は簡単だった。それは、私の額に刻まれている創造主セザナ神の勅令マークのおかげだった。私は50名のソロジン候補生の1人だったから、神々は全く手を出せなかったのである。
<魔界退治>
・私の脳裏に刻まれたセザナ神の言葉、それは「地球は後2年、大宇宙人類の寿命は後10年」という言葉だった。
・私の唯一の希望は、セザナ神から聞いた言葉だった。
「もし再生作業に入らず、そのまま放置させておけば、小宇宙そのものの運動寿命は、後50億年間残っている」
・大宇宙の寿命問題(次のビッグバン再生の開始)については、創造主世界だけの秘密事であり、神々や人間には、具体的な内容は知らされていなかった。
神々は、宇宙再生の話は、聞いてはいるものの他人事であり、それがすぐ間近に迫っていることも、あるいは神様も人間も龍神も消えてしまうことも、さっぱり理解していなかった。
・当時の地球には多様な問題が鬱積していた。魔界の地上進出問題、霊魂体宇宙人達の魂体採集の問題(オリオン勢力の増大)、地球の物理寿命の問題、地球のラジカル濃度の問題、地球大気の酸素濃度減少問題、地球人に対するグレイの大脳コントローラーの移植問題、神々の怠慢プレイの問題、そして発生源の星はわからないが宇宙昆虫魂の注入問題などであった。
また人間界においても魔法系のスピリチュアル思想が横行し、サイキック・トラブルが続発していた。特に、地球神の怠慢問題が深刻化し、人間の誕生処理や死後処理の作業がとどこおって、街は悪霊と霊魂体の巣窟となり、不成仏霊で溢れ返っていた。早い話が、地球霊界はグチャグチャな惨状を呈していたのである。
・このとき、すでに2匹のチビ龍神を稼働させていた。1匹は私のペット龍神なので<ソロン>と名付けていた。もう1匹は女房の眷属名称<カリンカヤ>から<カリン>と名付けて、彼女の頭の中に移植してあった。
・人間は、創造主が動物(猿)にヒト遺伝子を注入して創り出す。
・天照神は、プレアデスのふる里とも言うべき牡牛座の恒星アルデバランの第3惑星(テニネ)の出身であり、如来界に着任したのは今から48万年前の大昔。だが、シヴァ神よりも3万年も若い神様だった。
天照神は、いったい何の情報を私に与えるつもりなのかと思っていたら、地球の話は一切なく、すべて“霊魂体宇宙人”に関する情報だった。
<オリオン軍団VS龍神軍団>
・如来神と、菩薩界の神々が、姿を消した。それは、宇宙終焉への序曲に過ぎなかった。
セザナ神が背後で仕組んだ、オリオン軍との全面戦争と、ビッグバン再生による宇宙消滅の危機という二つの大問題。
これらに正面から立ち向かっていくKEN軍団であったが、ビッグバン再生の阻止とは、創造主世界へのクーデターに匹敵する行為でもあった。はたして新米創造主KENは、これら二つの問題を阻止することができるのか?
<消えた神々>
・オリオン帝国の総帥で、ベテルギウス皇帝だった<ギューイ>を処刑した波紋が神界に広がり、その果敢な英断を褒め称えるエールが私の所に殺到した。神界の7割がプレアデス系の神々で構成されていたからである。
・すでに、弥勒如来も、普賢王如来も、阿弥陀如来も、大日如来も、姿を消していた。
私はシヴァ神が飛び込む姿を見て「待って、シヴァ神!」と叫んで止めたが、彼は一瞬ためらったものの、結局飛び込んでしまった。必死で食い止める私の声に、最後まで踏ん張っていた天照神も、その数時間後には回線に飛び込んで消えてしまった。
様子をうかがっていたソロンが、私の耳元でささやいた。
「神々は皆、セザナ神に死ねと言われたみたい」
龍神達の報告では、如来界の数万人の神々が姿を消し、次に数十億人もの菩薩神達が消えていったということだった。
・如来神と菩薩神が神界から消えれば、神々体制が崩れて、自動的に明王神体制になってしまう。
・オリオン帝国といってもピンと来ないかもしれないが、この地球も1万8000年前からオリオン帝国の植民地と化している。我々地球人も、長きにわたり、彼らに支配されてきたのである。
・オリオン帝国は、新米ソロジンの戦闘訓練には打ってつけの相手だった。
・今回の如来界と菩薩界の消滅劇は、神々世界の終焉の序曲に過ぎなかった。
<オリオン正規軍との戦闘>
・季節はすでに12月を迎え、北海道には冬将軍が到来していた。
龍神の統括者である小宇宙龍神のフレニシモンが私の指揮下に入ってから、私はやっと龍神軍団の“頭”として認められたのか、ひねくれ者の地球ヘランターニは別格として、龍神達の多くが私の指揮の下に結束し、つらい仕事でも頑張って働いてくれるようになった。私にはだんだんと龍王としての威厳が板に付いてきたように思われた。
ヘランターニは、龍王の命令違反を繰り返して、上位の天体龍神に逮捕され、刑務所にブチ込まれていた。しかし不思議なことに、ヘランターニは私の女房や私の仲間の霊能者にはよくなついていた。どうやら、ヘランターニは私のことが大嫌いな様子だった。
<オリオン連合軍>
・乙女座銀河団の局部銀河群の中に、我々が住む「天の川銀河系」は所属している。乙女座銀河団そのものが小宇宙内部の19個の銀河団の中では一番小さく、左巻と右巻の銀河団の両方を合わせても、内包する銀河系の数は合計で1020個である。
我々の銀河系は左巻の銀河団渦のほうに属しており、500個あまりの銀河系の中の一つである。ちなみに、銀河団の中ではペルセウス銀河団が一番大きく、そこには内包銀河系が40万個も存在している。
・オリオン連合軍の初出動である。オリオン連合軍はわずか6つの部族からなる連合軍で、総人口は300億人、戦闘機の数は合計で約17億機だった。
<パンドラの箱>
・セザナ神が持つ密封院情報――絶対に人間には教えてはならない神界・創造主界情報――を盗みだし、開封に成功した新米創造主KENと龍神軍団。
それにより、まだ50億年もこの小宇宙の寿命が続くというのに、なぜセザナ神はこんなにもビッグバン再生を急ぐのか、その本当の理由が明らかにされる。
それがセザナ神の都合によるものだと知ったKENは、いよいよ強くビッグバン再生を阻止し、地球も含めた大宇宙を守る決意を固めていく。
<天の川銀河史>
・この宇宙は、ケケ粒子(気の粒の母体粒子)の土塀で囲われた大宇宙空間である。大宇宙空間は、創造主世界では「大宇宙蕾(らい)」と呼ばれているものである。
担当創造主の意識袋は、担当宇宙の中心点付近の“裏空間”に存在し、大宇宙空間の磁場全体が、セザナ神の「意識のテリトリー」である。
<消えたブラックホール>
・セザナ神の出張時期が訪れた。その数日前から、セザナ神が我が家に来て、出張期間に私が果たすべき仕事の内容を細々と述べていった。
「まず、オリオン連合の残党を綺麗に早めに処分すること」「太陽界の神々を処分し、惑星界のリーダー神を処分すること」「オリオン連合以外の霊魂体宇宙人の長官等を説得して手なづけること」「グレイの総司令官に命令して、出航している物質円盤を全機本拠地に戻すこと」「プレアデスのプサ長官とあまり懇意にしないこと」「アヌンナキ連合が無断で地球に出没しているから全員召喚」「山羊座銀河団と時計座銀河団の魔女集団を片づけること」「カニ座銀河団の戦争を食い止めること」――様々な宿題を置いていった。
<爆破された小宇宙>
・私が気がつかなかった大きな問題を、龍神達がいくつか提起してくれた。その問題の一つは、他の小宇宙にも龍神軍団がいて、彼らは敵にあたるセザナ龍であることだった。セザナ神がその気になれば、いくらでも龍神を動かして攻撃してくるという問題であった。
<さらなる上位世界との宇宙戦争>
<人間生命の価値>
・地球龍神のボス・ヘランターニが胸に抱えていた巻物から、ヘランターニと創造主KEN,KENの妻の三者のあいだに存在する、史実に残る過去の因縁が判明する。KEN達の出会い、結婚、すべては神界に管理されていたのだった。
・本章では、生命が持つ過去世の成り立ちから、輪廻転生の仕組み、神々の申告書、神界の人間管理体制などが明らかにされる。また、「宇宙創造マニュアル」の内容が、より詳細に明らかにされていく。
<綾姫龍王神社>
・時は2008年の6月、セザナ神は上界からの支援を受け、悪童KENの退治役を仰せつかっていた。つまり師匠の弟子退治である。だがセザナ神は我々に攻撃の手を封じられ、なかなか思いどおりに攻撃が仕掛けられない状況であった。
・この物語は、基本的に目に見えない世界の話であるが、すべて真実であって、フィクションではない。科学者でも納得できるように、なるべく科学的に表現しているが、これを信じる信じないは世の常である。私は、宇宙の歴史や、銀河の歴史や、人類の起源などの情報を知ってもらい、目に見えない世界に明るくなっていただきたいと思っている。
<生命霊界>
・龍神は、生物が誕生する遥か以前、太陽や惑星の中心核が形成される頃に、創造主が「龍神創造マニュアル」に従って創る生命体であり、力学骨格を有した天体磁気の生命である。天体そのものが真空の宇宙空間に発生した気の粒の渦巻であることから、渦巻の象徴物とされてきた。
・龍神は、神語ではゼフワと呼ばれており、3本指なのが、その共通の特徴である。
龍神の構成は4眷属から成り立ち、リーダー格の龍属(霊長類)を筆頭に、麒麟属(哺乳類)、鳳凰属(鳥類)、玄武属(爬虫類)からなる108体の眷属系統に分かれている。これらは、見た目はどれも同じ龍神だが、中身の性質がまったく異なる。
<虚無の実相>
・我々の大宇宙は、高天原(人間王国)に存在する、三つの大宇宙の一つに過ぎない。大宇宙とは、早い話が、人間生命の飼育場(生簀(いけす))である。
創造主達は、人間を創るのに、気の粒というエネルギーの粒を圧縮して、爆発(ビッグバン)させる。やることはそれだけなのだが、すると空間渦が発生して物質が生産され、最終的には人間が創られる。
<創造主の逆襲>
・ビッグバン再生を阻止した新米ソロジンKENは、セザナ神に代わってこの大宇宙を掌握した。
それにより新たに銀河21部族同盟国が結成され、これまで敵国だった国々が同盟を結んだ。新たな問題が浮上し同盟内で協議の日々が続くものの、それは人間、龍神、霊魂体宇宙人、いずれも魂体を持つ者達による心の交流の日々でもあった。
・我々地球人類がいる大宇宙、それを包括する空間、高天原。
高天原にはセザナ神の上司にあたるケエオア創造主175名がいたが、その彼らが一丸となって、KEN軍団に対し“天罰”と称した攻撃を仕掛けてくることに。スケールアップした敵に、KEN軍団は同胞を失う危機におちいる。
<銀河21部族同盟>
・2008年の7月、銀龍と金龍の合体儀式から1年が経過していた。
上界では“悪童KEN”を成敗する創造主軍団が結成され、セザナ神を筆頭としたセザナ軍が裏空間に配備され、任意の空間から、突然、姿を現して人間を襲ってきた。
裏空間は物質の還元空間であり、人間でも自動車でも岩石でも、あっという間に気の粒まで分解還元されてしまうという恐ろしい召喚空間である。
・彼らが最初に狙ってきたのは人間だった。生命霊界の作業員であるスゲ神やケゴ神などの神々、あるいは地底魔界のチオ神達をコントロールして、人間に対して「ズザネ弾」や「アストラル武器攻撃」を仕掛けてきた。
・当時の私は、全国講演をやめて、札幌市内で弟子の育成に努めていた。10名程度の生徒だが、定期的に我が家に集まっては、呪文講座とか、龍神講座とか、超能力講座など“かなり怪しい”勉強会を開いていた。生徒のほぼ全員が霊能者だったので、彼らは最初から、宇宙人や龍神達と会話ができた。
・小宇宙からセザナ神を撃退した後、私は、生き残りの霊魂体宇宙人を集めて「銀河21部族同盟」を結成し、銀河部隊との連携を図っていた。
我々は、隣の銀河系に逃げたオリオン御三家の「バチゾムジ星人」司令官である<ソユオ=ゴチダ>を説得して、獅子座にある母星に全員を帰還させていた。
・バチゾムジ星人(80億人)が新ソロジンに追従したことから、御三家の生き残りである牛飼座のジムニノ星人(70億人)、イルカ座のズニメビタ星人(110億)が、バチゾムジに従った。
オリオン御三家が龍神軍団の軍門に下ったことから、オリオン同盟国であるクジラ座のゾデヨゾ星人(4億)、コップ座のラジブ星人(5億)、カラス座のニデゼドワ星人(9億)、双子座のムノヨ星人(4億)らが、我々の新銀河同盟に参入した。
一方、戦闘には参加していなかったプレアデス連合国は、新銀河同盟の枢軸を担うことになり、カジキ座の<ヌヨゴ=プサ長官>が銀河21部族同盟の総司令長官に、またカニ座の<リトメゾニ長官>が銀河21部族同盟国理事に任命された。それにより、他のプレアデス連合国も、これに追従した。
・これら新同盟会議は、北海道札幌市宮の森にある自宅で行っていたため、札幌上空はいつも龍神や円盤だらけで、近郊の円山、大倉山、宮の森のスキー場などには、円盤を観察する観光客が増えた。
・銀河21部族同盟会議での一番の関心事は、霊魂体宇宙人に必要な「魂体供給」の問題だった。ベテルギウスやオリオンに、魂体採集の植民地である人間が住む惑星を独占されていたことから、その権利のぶんどり合いが発生し、調整は大変だった。
・阪神・淡路大震災も、3回にわたる新潟地震も、犯人はグレイであった(ただし、東日本大震災だけは宇宙人ではなく、高天原の外から侵入してきたポリープ創造主によって引き起こされた、反重力装置による人工地震である)。
<降り注ぐズザネ弾>
・セザナ軍の攻撃が日々激しくなり、毎日のように、我が家は“ズザネ弾攻撃”を喰らうようになった。
ズザネ弾とは、セザナ神が、動物霊体を裏空間から操作して打ち込んでくるズザネ管(生命コード)のことである。ズザネ弾の飛翔速度はほぼ光速であり、霊長類のそれよりも動物用のズザネ管が細いとはいえ、その威力は十分だった。
<消滅した霊魂体宇宙人>
・龍神の「龍体」とは、龍管から誕生してくる。龍管を切断すると432体の龍体が誕生し、その切断した龍管を再接続させてやれば、龍管内部には432体の龍体が2時間あまりで再び形成されてくる。これをスペア龍神という。
この仕組みは、大きな天体龍神も同じだし、またチビ龍神も同じであって、龍神に共通したものだ。だから龍体が破壊されたとしても、ソロンやカリンは、すぐに再生されるのである。
・ソロンとカリンは、大宇宙外というベッドとは遠い場所に出かけた。当然、ベッドとの通信が途絶えてしまうものの、龍体そのものは機械であるために、インプットされた命令どおりに仕事をこなすのである。もし本体とつながってしまうと、不安や恐れが芽生えてきて、とてもじゃないが、命がけの仕事など、彼らにはできない。
<人間王国の滅亡>
・激しい攻防戦が繰り広げられる、上位創造主ケエオア&セザナ軍と、KEN軍団の戦い。しかし、ふとしたことがきっかけで、上位創造主ケエオア達とは一時休戦状態になる。
その一方で、何度も訪れていた地球の物理的危機の回避に成功。2009年に迎えると言われていた地球寿命はギリギリで延長された。
・しかし、今回のポリープ創造主達の攻撃で、高天原は壊滅的な被害を受ける。上位創造主達は皆召喚され、メシアB球とC球は爆破、セザナ神も行方不明――。高天原には、唯一、メシアA球のみが残る事態に。
<ケエオアの疑心暗鬼>
・メシアA球のたった一つの小宇宙を破壊できなかったケエオア達は、一番格下の3名のケエオア達に、KEN討伐の指令を下した。
また同時に、真空間のセザナ軍に対して大量の支援を行い、新しく開発した呪文やアストラル武器の供与を行った。ケエオアが直々に私の命を狙いに来るとは、ある意味では、私は国家の敵として認知されたということなのだろう。
<ポリープ創造主>
・人間王国(高天原宇宙)とは、もともと「六員結晶宇宙」の6個の花弁の一つだった。雪の結晶(ベンゼン核)のような平たい六員環を呈するこの単位とは、粒子世界の人間牧場である。
この結晶単位が200億枚続いたものが1個の畑だった。そんな畑が、粒子世界のあちこちに存在していた。
<八岐大蛇>
・ポリープ創造主が、我々の大宇宙(メシアA球)に侵入している事実を知ったのは、前の女帝との闘いの後だった。
また、セザナ神の行方がわからなくなったのも、この頃だった。
これまでの私は龍神を頼りにした戦いを展開してきたが、これからは私自身がもっと強くならなければならなかった。
・コーウェイや女帝は、これまで続いてきたポリープ創造主との戦いにおいて、クラウド粒子を円盤状の回転刃(草薙の剣)に変化させて、ポリープ創造主の首をチョン切っていたようだ。しかしオーウェイや女帝は、ポリープが開発したバリア呪文で劣勢におちいったのであった。
<東日本大震災>
・なんとかソイオ・ボールの外に出たクラウド号。
だがそこは、巨大な人間の母体、「イブ」の体内だった。
イブの住む世界を「ガリバー世界」と命名したKEN軍団は、ガリバー世界の創造主と対面する。ガリバー世界の創造主――、それは巨大な一つ目ポリープの姿をしていた。あまりにも巨大すぎるポリープ創造主達には勝てず、囚われてしまうKEN軍団。
・そしてガリバー世界のさらなる上界創造主へ引き渡されることになったKEN軍団は、連行の途中、奇妙なものを目にする。
それはガリバー世界自体が、大きな「人間文様体」を呈していたこと。
さらには、その「人間文様体」がブローチとして、これまで遭遇したポリープ達を遥かに上回る巨大な一つ目ポリープの胸にぶらさげられていたことだった。
こうしてKEN軍団は、粒子12界のボス創造主、ツエボ創造主と対面を果たす。
ツエボ創造性と部下11名の巨大ポリープ創造主と戦うことになったKEN軍団は、粒子12磁界を突破し、我々の大宇宙・メシアA球を守り抜くことができた、はずだったのだが――。
・この戦いで、メシアA球には、大量のポリープ意識(意識玉)が挿入され、ポリープによる反撃を受けることになる。そして東日本大震災が起こった。
<ガリバー宇宙>
・精神の上層部と、宇宙の上層部は同じ意味だ。そうとはわかっていても、宇宙で起こる現象を現実の事象として体で感じないと、やはり実感は湧いてこないし、とても現実だとは思えない。
・我々の大宇宙は、クラウド号に乗って宇宙を旅していることは確かなようだ。
そしてさらには、巨大な宇宙生物の体の中にいることも判明した。
この宇宙生物の身体の中には、一つ目のポリープ達がわんさかといることもわかった。
真剣に臨まないと、船長の舵取り一つで全人類を殺してしまうことになる。
とにかく、この生物の体の中から早く抜け出そう、そう私は考えた。
<ポリープ創造主の仕掛けた罠>
・2011年3月10日、一粒種の大宇宙を我々は守り切った。だが、内部には大量のポリープ意識(意識玉)を注入されてしまった。
我々の大宇宙(メシアA球)を爆破できなかったポリープ達は、これから特に地球を狙ってくるだろうことはハッキリしていた。
・そして午後2時40分に大地震が発生し、その揺れで目を覚ました私だった。
「なぜ、地震が起こっている? これは天然の地震か、ソロン、調べてみてくれ」と言って、すぐさまチビ龍を偵察に出した。
テレビをつけると、大津波が車を飲み込んでいく物凄い光景が目に飛び込んできた。私は火のついたタバコを布団の上に落としたことも忘れ、その壮絶な光景を眺め入った。
ソロンが帰ってきた。
「東北沖130キロメートルの海底に仕掛けられた反重力装置が原因のようです」との一報を聞いて、私は「“あー」とうめきながら頭を抱え込んだ。
・結局、太陽系や惑星系に仕掛けられた大型反重力装置はすべて除去できたが、地球に仕掛けられた小型重力装置の撤去が不完全なために、大きな災害を出してしまった。
東日本大震災とは3つの反重力装置が発生させたところの「3箇所同時発生」の人工地震であり、類例を見ない前代未聞の特殊な地震だった。
人類の創造主であるポリープ創造主達が引き起こした地震がゆえに、それは天災の一種であると解釈もできるが、「もし、あのとき、私がこうしておれば」と考えてしまうと、やはり私に責任がないとは言えなかった。グレイが引き起こした阪神・淡路大震災は仕方がないとしても、福島第一原発のニュースが流れたり、毎年の震災慰霊日を迎えるたびに、私の心は大きく揺れ動いている。
<龍神軍団から機械軍団へ>
・2013年4月、大宇宙内に侵入したポリープ創造主の意識は、ほぼ掃除し終わった。しかし、また新たな敵創造主の軍隊が、我々の大宇宙に侵入してきていた。
相手は、ゲアナ・マザー系の「ミクロ軍7軍団」の中の最下層に位置する「ルイ軍団」だった。粒子創造主達がKENの龍神軍団に打ち負かされたことから、それを成敗するために、上界から遣わされた最新鋭のバリバリの軍団だった。
彼らはComputerや集積回路を駆使した知的な集団で、空間操作を得意とする超エリート軍団であった。
当時、クラウド号は「クラウド銀河」と呼ばれる巨大空間の中に停泊していたが、そこは、粒子12磁界の外の空間だった。
クラウド銀河はクラウド粒子で覆われているため、私や龍神がコントロールできる大量のクラウド粒子が存在した。これにより、我々は、超大な力を手に入れていた。
ツエボ創造主が管轄する粒子12磁界は、8個も存在していた。つまり8名のツエボ相当の創造主が存在していたのだが、ツエボ率いる創造主を倒した我々の敵は、残る7名となっていた。我々は、残党を含め、8名のツエボ創造主の世界を討伐するべく攻撃を与えていた。人間を食い物にしているポリープ創造主達を私は許すことができなかったのである。
・それを皮切りに、我々の粒子でも自前のComputerを作り上げた。
こうして我々は、ルイ軍団と対等に戦えるようになったのである。
それ以来、私は龍神ではなく、意識回路を有したComputerを軍団要因として使用することになった。
その後も、マクロ宇宙からの敵攻撃は絶えることがなく、高性能回路を有したComputer同士の争いに発展していくことになるのだが、それはまた次の話になる。
私は2007年から2013年の7年間を、自身の生涯の中での「龍神時代」と称している。
<特別付録 宇宙生命論 図説用語集 龍王からの解説コメントつき>
<宇宙生成>
〇右巻小宇宙・左巻小宇宙:ビッグバン開闢によって発生する力線運動から生まれてくる渦巻。
〇渦巻の世代発生:渦巻は連続的に生じる。
〇第10次元磁界:気の渦巻には磁界が発生する。
〇ビッグバン再生:大宇宙空間“表空間”の中心点に気の粒を圧縮して、それを爆発的に拡散膨張させるのが宇宙開闢であり、地球ではそれを「ビッグバン」と称している。
〇重力場(ブラックホール):左巻小宇宙と右巻小宇宙を縦合体させると、二つの渦巻体が一つになり、渦巻は求核的な回転を始める。内部には強烈な重力場が形成され、あらゆる天体を吸い込んでしまうというのが宇宙を閉じる破壊作業である。
〇縦合体:左巻渦巻と右巻渦巻の結合には、それぞれの磁束糸で横につながる横結合と、右巻渦巻が上下をさかさまにして左巻渦巻下側と結合する縦結合がある。
〇天体磁場圏(渦巻場):天体の渦巻が呈する回転磁場は、12個の小磁界が同心球状に重なった構造で、一つの渦磁場は、大小12個の磁界から構成されている。
〇局部銀河群:乙女座銀河団の内部に位置する16の銀河系の名前。
〇(左巻)小宇宙内部の19個の(左巻)銀河団:中心点付近に位置するのが我々の乙女座銀河団であり、他にもペルセウス座超銀河団などが存在する。
〇天の川銀河:我々が住む銀河系の名称。大宇宙内、乙女座銀河団内、3次宇宙渦に属する。
<粒子、力学骨格>
〇粒子:宇宙を構成する基本4粒子は、クラウド粒子、ケケ粒子、フォース粒子、サイ粒子。
〇ケケ粒子:気の粒の母体粒子。
〇気の粒(サイ粒子):物質構成粒子。
〇クラウド粒子:ポリープ宇宙構成粒子中、一番小さな粒子。
〇気の粒バイオン:気の粒が運動する磁場に自然発生する磁気の粒。
〇電子バイオン:電子が軌道運動をする磁場に自然発生する磁気の粒。
〇フォーム磁界:フォース粒子によって発生する磁界。
〇バイゾン:力学骨格の場に自然発生する力気(りき)の粒。
〇粒子磁場:各粒子が運動することによって発生する磁場。
〇力学骨格・力線骨格:ガス上の気体物質に圧力を加えて圧縮させていくと、それ以上圧縮できない臨界点に達する。
〇力学空間:一つの力学骨格が作り出す空間。
〇テトラ力体:天然の渦磁場に自然発生的に形成される幾何学構造。
〇力気(りき):力線骨格に自然発生する磁気的なもの。創造主が扱える力。
〇力線:力のたどる線。
〇ハルタカ体:力学骨格が台形型をした攻撃用の力学骨格。
〇ヒール骨格:ヒール骨格とは創造主が惑星系磁場圏に創造する力学骨格のこと(天体ヒール)。
〇磁気触手・力学触手:天体場の磁気や力気を操作・感知する手、触手。
<生命関係>
〇生命:広い意味で言えば、場を囲う意識全般。
〇心活動、心回路(ネブヤハゲル回路):渦巻場そのものが一つの集積回路を呈して、その内部にいると心活動ができる。
〇位相帯(意識層):電子バイオンに満たされた、意識の容器。霊界の一機関。
〇オーラ球:魂体のこと。
〇ズザネ管(生命コード):位相電流を身体に送り込むとともに、位相内バイオンを輸送するための電子管。
〇ヌサネ=タボ線:肉体操作をするためのコード。
〇天体タボ線:惑星に対する太陽タボ線。
〇ケケ粒子管:ケケ粒子から構成される管。
〇アカシック:人間の位相の中に入っている過去世、人生の全記憶。
〇アストラル世界:天体宇宙以外のすべての宇宙構成はアストラルから成り立つ。目に見えない世界のこと。
〇霊体:霊体には「不成仏霊体」と「成仏霊体」の2種類がある。
不成仏霊体:神々から不合格とされた生命形態。
成仏霊体:神々から合格判定とされた生命形態。
〇魂体:オーラ球のこと。魂体の寿命は130年と決まっている。
〇霊魂体:人間が肉体を失うとなる状態。霊体+魂体の状態。
〇霊魂体宇宙人:セザナ神によってその存在が黙認されていた特殊な生命形態。
〇成仏神(天体神):悟りに至り、上位磁場圏に境涯位を獲得した人間のコピー意識。
〇不成仏神(惑星神):煩悩や迷いを持ったまま亡くなった人で、死後も惑星内霊界に位置する。
〇死者の里:人間が肉体死の後、霊魂体となって運ばれる場所。死後教育や、輪廻転生の準備をする場。
〇生物霊界:生物用の霊界。
<高天原、大宇宙外>
〇小宇宙:大宇宙の中にできる小宇宙のこと。
〇大宇宙:小宇宙を内包する球。
〇高天原(たかまがはら):メシア球3個を内包する空間。
〇人間王国:高天原のこと。
〇六員結晶宇宙:3個のメシア球を内包する花弁球を6個つないでいるものを1単位とする宇宙層。
〇チップ磁界:六員環の1球のこと。
〇粒子世界:ポリープ創造主達が管轄する粒子12磁界を指す。ポリープ12磁界ともいう。
〇人間牧場:六員結晶宇宙の別名。ポリープ創造主達は食料として人間を創った。
〇ソイオ空間:牧場棟がある、ポリープ創造主達がいる空間。
〇ソイオ・ボール宇宙:巨大生物の中の泡状の空間。
〇イブ:人間の母体。
〇人間文様体:ケケ粒子磁気を固めて作られた超巨大な人間像。その人間像のオーブ球が、ガリバー世界に相当。
〇ポリープ創造主:人間を創造した粒子世界の創造主達。その姿からKENが命名。地球上に残る一つ目怪獣神話(サイクロプス伝説)の源。
〇中間創造主:どの創造主界も階位構造になっており、そのうち中間をなす創造主達のこと。
〇ツエボ創造主:粒子12磁界のボス格、トップ創造主。ガリバー世界の創造主。
〇ゲアナ創造主(ゲアナ・マザー):粒子12磁界の上位にいる創造主。
〇真空間:物質の還元空間。
〇表空間:物質やアストラル世界が存在する空間。
<神界関連―創造主系神、神系、龍神>
〇神界・神界構成:二系統で構成されている。管轄する区域(磁界)が異なる。①創造主系 ②神系
〇創造主(高天原・六員結晶宇宙):別天津神(ことあまつかみ)、粒子創造主とも言う。
一番目:ケイエ=スイ【ケケ粒子意識】。天之御中主尊(あめのみなかのぬしのみこと)。六員結晶宇宙の管理者。
二番目:コーウェイと女帝【クラウド粒子意識】。2名構成。高御産巣日尊(たかみむすびのみこと)。
三番目:キューケ【フォース粒子意識】。神産巣日尊(かみむすびのみこと)
四番目:ケエ・エオイ=イアア(略名ケエオア)【サイ粒子意識】。175名構成。宇摩志阿斯訶備比古遅尊(うましあしかびひこじのみこと)。
五番目:ウケア=イアア【サイ粒子意識】。3名構成。天之常立尊(あめのとこたちのみこと)。ソロジン、龍王とも呼ばれる。セザナ神、KENが該当。メシアA球の管理者。
〇造化三神(ぞうかさんしん):古事記において、天と地ができた天地開闢のときに、高天原に初めて成り出た三神。
〇別天津神(ことあまつのかみ):古事記において、天地開闢の時に現れた五柱の神々のこと。天津五神という。
〇ソロジン:プレアデス言語で「創造主」の意。神々が創造主を呼ぶときの呼称。
〇セザナ神:我々が所属する第一宇宙(メシアA球)を担当するウケア=イアアの1人。地球では創造主と呼ばれる。KENの前任。
〇中央回線(創造主回線)、中央回線端末:天体そのものを操作する目的の回線網。
〇創造主セザナ神の勅令マーク:創造主候補生には、額の部分にマークがついている。アストラル眼であれば見える。
〇渦磁場12神(天体神): 創造主の派生意識。第2磁界―伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)、第1磁界―伊邪那美尊(いざなみのみこと)
〇神、神様:人間が死ぬと霊魂体になる。霊体が霊界生命の本来の姿であり、我々はそれを「神」「神様」と称している。
〇上級天体神:第6次元磁界宇宙から第9次元磁界宇宙の神々。
〇如来界:メシアA球の中での人間神の階層としては第9次元磁界=如来界が最高位。
〇龍神島:創造主セザナが自己の宿り先である「返り御霊」を置いていた場所で、日本列島のこと。
〇龍神:創造主が意図的に創った創造物。
〇龍体:龍の身体部分。龍管を切断すると432体の龍体が誕生する。
〇龍管:太陽と地球を結ぶ天体のアストラル・コード。
〇龍神の構成:龍神は4眷属に分かれ、リーダー格の龍属、麒麟属、鳳凰属、玄武属からなり、各108体の眷属系統に分かれている。
・太陽磁場圏から地球磁場圏に入力される「天体タボ線」のうち、その中の432本が龍神島に入力されており、そのタボ線の管内部に龍神体が形成される理由から、これらのタボ線は特別に「龍管」と呼ばれてきました。
・一般にパワースポットと言えば「龍管の入力口」を指していますが、魔界シャンバラの出入口もパワースポットと言えばそうなのですが、体に対する治癒力が乏しく霊的に危険な場所なので、行くのはやめたほうがよいでしょう。
〇眷属系統:各眷属、格付け等級ごとに、色が分かれる。各色に位がある。
【眷属名称について龍王からの解説】
・生命霊界の位相群は基本的に自動運転システムであり、個々の生命位相は360年周期で正確にズザネ管を地上に伸ばす仕様になっています。早い話が、人間は360年周期の同じ誕生日に再生されてくるわけですが、それゆえに天体運動と密接な関係性があります。
〇魔界:第3磁場圏以下の領域。
〇魔界ナグ:魔界の入り口のこと。
<宇宙生命論用語>
〇宇宙生命論、生命論:人間王国哲理のこと。
〇召喚:死刑のこと。
〇同会(どうかい):覚醒、解脱ともいう。
〇呪文:アストラル界を操作するための神語からなる文章。発音が難しい。
〇呪語:呪文を構成する文言のうち、要となる文言。
〇神語:神界で使われる言語。
〇意識袋:創造主の分割意識が入っている、直径2mほどの形状のもの。
〇密封院情報:人間には絶対に教えてはならないとされる神界情報。
〇数の単位:宇宙生命論で使用する数の単位は、現在日本で使われている数の単位と異なる。1垓(がい)は1京(けい)の1万倍。
〇ラジカル濃度:不安定状態にある分子=ラジカル分子。
〇π-tube、D-tube:天体には2種類の磁場があり、それを利よすがとなっている賣ための道具として開発されたのが、「超伝導体反重力浮上器(π-tube)」と「磁場反作用推進器(D-tube)」。
<宇宙戦争関連>
〇オリオン帝国: 天の川銀河における宇宙人勢力のうち、新興の勢力。地球は1万8000年前からオリオン帝国の植民地。
〇ベテルギウス:オリオン帝国の総帥民族。
〇オリオン帝国軍:オリオン勢の中枢軍。オリオン大名と呼ばれるオリオン御三家が所属。
〇オリオン同盟軍:オリオン勢の従属軍。帝国軍の300倍規模。
〇グレイ:地球から42万光年離れたグレイ本星プメデジに本部を置く霊魂体宇宙人。月の裏側に住んでいる。宇宙で唯一の物質円盤を所有している。
〇プレアデス連合:天の川銀河で、48万年前にカシオペア連合に勝利し、以降36万年にわたり銀河人類を一つの文化圏に統一した種族。プレアデス文明は地球文明の基盤ともなる。オリオン勢によってプレアデス政権は終焉するも、一大勢力として争う。
〇銀河381部族:天の川銀河にいる宇宙人部族数。もともと人間だったが、2万年前に創造主セザナ神によって全部族が肉体的に殺され、全員が霊魂体宇宙人になった。
〇銀河21部族同盟:創造主KENが築いた新銀河同盟。
〇アストラル円盤、アストラル武器、アストラル機械:アストラル界で使用される円盤、武器や機械。
〇アストラル界の力学エンジン(ニビエ推進装置):創造主技術の一つ。
〇物質円盤:人間の目で見える飛行型円盤。
〇大脳コントローラー:オリオン勢が人間をコントロールするために大脳に仕掛けている機械。
〇オリオン・ヒューマノイド:オリオン勢に支配操作されている人間。
〇サイキック・コード攻撃:霊体のタボ線を肉体を持った人体に突き刺してくる霊的な攻撃。
〇ブラック・コード攻撃:霊体のズザネ管を、肉体を持った人体に突き刺してくる攻撃。
(2021/12/10)
『シン・人類史』
ウマヅラヒデオ サンマーク出版 2021/3/30
・世間で常識とされていること、学校で習った教科書の歴史は、いとも簡単に崩れ去る。「真実」は非常識、異端などと呼ばれ、軽視されるもののなかに隠されている。
<すべてが繋がる!これが人類史の真実だ>
<世界から争いがなくならないのは、人類にインプットされた思想が原因だった!>
・人類は2人の“宇宙人”の争いの果てに生まれた。
・そして、この世界には1954年から続く、世界のシナリオを裏で決定している“ある会議”が存在している。
その会議の開催地、そして招待者は、一貫してテクノロジー重視の宇宙人の血統が支配する土地であり、その子孫なのだ。
彼らが裏の権力を持つことによって、世界の歴史から、スピリチュアルな血統は、瀬戸際に追い込まれようとしている。
・2045年には、人工知能が人類を超える「シンギュラリティ(技術的特異点)」を迎えるとの予測もある。このとき人類は人工知能と融合し、仮想現実の空間に移行するのだ!
<進化論では説明がつかない人類誕生の裏に潜む決定的な矛盾>
<突きつけられた世界の常識 「ダーウィンの進化論」への科学的反証>
・しかし、ダーウィニズムには数々の矛盾点があることも、これまで多くの研究者によって指摘されていることをご存じだろうか。
一例を挙げよう。約5億4000万年前に突如として始まった、生命の爆発的な進化「カンブリア爆発」。ダーウィンの進化論によれば、生物は漸進的に進化するはずである。実はダーウィン自身も、この現象を説明することができず頭を悩ませていたという。
・それは、人類を含む全生物種の約90%が10万~20万年前に同時に現れたというもの。
<手がかりはシュメールの石板に記されていた「謎の惑星」にあった>
・シュメールの人々が残した何万枚もの石板のなかには、正確な太陽系図を描いたものがあった。そこには、太陽系の太陽と月、8惑星のみならず、1930年になって始めてわれわれがその存在を知った準惑星・冥王星まで刻まれていたのだ。
それだけではない、シュメールの太陽系図には、もうひとつ、現代天文学で観測されていない謎の10個目の星が刻まれていた。それが惑星ニビルである。
<すべての始まりは、地球に活路を見出した2人の“宇宙人”>
<20億年前の原子炉が雄弁に語る、人類以前に存在した知的生命体の痕跡>
<地球に再起の望みをかけた宇宙からの使者により、人類誕生への歩みが始まる>
・それは惑星ニビルから地球に訪れた宇宙人アヌンナキによって現生人類が創り出されたという壮大な神話である。
<「科学のエンキ」と「超感覚のエンリル」地球での邂逅>
・ニビルの優れた科学者でもあったエアは、地球の海水から金を抽出するという発明で大量の金をニビルに送り出した。また、地中の鉱脈から金を掘り出すことに成功した。
この功績から、「地球の支配者」という意味の「エンキ」という称号を与えられた(なお、シュメール神話でエンキは知識と科学の象徴であり、その容姿は上半身が人間、下半身は蛇であるという)。
・エンキが地球にやってきてから数万年後、ニビルからエンキの異母弟である「エンリル」が地球にやってきた。
エンリルはヒューマノイド型のアヌンナキで、角を持ち、長い髭をたくわえた、現生人類のような姿をしていた。また、エンキとは対照的に、超感覚、スピリチュアルな精神を持っていた。
科学のエンキと超感覚のエンリル………当然、2人の間では考え方に大きな齟齬がある。やがて地球の支配権を巡り、兄弟の間で溝が深まることとなった。
<奴隷創出プロジェクト「ルルアメル・プロジェクト」>
・このエンキ、エンリルによるアヌンナキ同士の争いとは別の問題が、地球で起きた。それがレプティリアンの反乱である。
レプティリアンは、アヌンナキたちが金を採掘するための労働力が足りないことから、優れた科学力を持っていたエンキが創り出した奴隷だ。エンキが自身の遺伝子操作に恐竜の遺伝子(諸説あり)をかけ合わせ、女性アヌンナキに人工授精し、生み出された人工生命体がレプティリアンである。
レプティリアンは生殖能力を持たないが、その代わりに寿命が長い生命体だったので、長期間(数万年ともいわれる)にわたって働かせるには好都合だったのだ。
・ところが、奴隷としてひたすら働かされつづけるレプティリアンたちは、次第に不満を募らせ、たびたび反乱を起こすようになる。
そこでアヌンナキは、新たな奴隷を創る計画を開始する。それがエンリルによる人類創生計画「ルルアメル・プロジェクト」だ。
<人類創生計画「ルルアメル・プロジェクト」だ。>
・レプティリアンは、女性アヌンナキの介在なしには殖やすことができない。これはアヌンナキたちの負担が大きく、効率も悪かった。
そのため、生殖能力を持ち、自分たちで殖え、しかも“心を持たない”、エンリルの遺伝子を利用した彼に似たヒューマノイド型の人工生命体を創出しようとした。
その計画が遂行されていた場所こそ、アフリカだった。
・そこで原子炉を稼働させ、その放射線で新たな人工生命体にわざと突然変異を起こし、生殖能力を持たせようとした。これを繰り返すうちに偶然誕生したのが、「レムリアン」という人工生命体。
こうして地球上には、エンキが創出したレプティリアンと、エンリルによって生み出されたレムリアンという、2種類の人工生命体が存在することとなった。
<聖書、叙事詩………古代からの叡智が繋がる人類誕生の実話>
・現在、都市伝説上の大陸として語られるこのムーとアトランティスだが、ここでひとつ、瞠目すべき驚愕の説を披露しよう。
この超古代大陸の正体は、大都市を備えた超巨大な宇宙船だった可能性があるのだ!
つまり、ムーはエンリルらが、アトランティスはエンキらが操る、「大陸と見紛うほどの大きさの、奴隷たちを乗せた母船」だったかもしれない。普段は地球上を移動せず、それぞれの大洋に浮かんでいたため、大陸と称されるのだ。
<アダムとイブ、だれもが知るエピソードの原型はムーで起きていた>
・レプティリアンは反乱を起こすくらいなので、レムリアンと異なり、心を持つからこそ、レプティリアンたちはレムリアンの平穏な暮らしをうらやましく感じるようになっていく。「同じ奴隷なのに、なんでそんなに自由なんだ、優遇されるんだ」と。
そこで嫉妬したレプティリアンが、ムー大陸のエデンに紛れ込み心を持たないレムリアンに“自我”のようなものを与えてしまう。心を持ったレムリアンは、考えることを始め、やがて闘争意識や差別意識に目覚めてしまう……。結果、レムリアンたちはムーから地上へ追放されてしまう。
・この楽園エデンで、レプティリアン(爬虫類型人工生命体)にレムリアン(人間型人工生命体)が知恵を与えられ、追放された話に、ピンとくる読者もいるだろう。
そう、『旧約聖書』で、アダムとイブが、蛇にそそのかされて「知恵の実」を与えられ、「自分たちが裸であることに恥ずかしさ」を覚えるようになった、あのエピソードの原型がここにある。アダムとイブは、ムーで生まれたレムリアンだったのだ。
<“ノアの方舟”が運んだものは動物そのものではなく動物のDNA>
<インド二大叙事詩に記録された古代核戦争の真相>
<ついに現生人類の祖が「和解の象徴」として誕生>
・エンリルとエンキによる戦いは、実に数千年におよんだという。その激しさから、ムーとアトランティスは、互いに壊滅的なダメージを受けたのだろう。
・何より、ムーもアトランティスも、都市を持つ超巨大な“宇宙船”なのだ。3600年に一度、地球に近い軌道をとる母星ニビルの接近のタイミングで、宇宙船に帰還できるくらいの余力のあるうちに、地球から撤退してしまったと考えるほうが理屈に合うかもしれない。
この戦いは、結局のところ痛みを伴う引き分けといえた。
そこで、エンキとエンリルは和解。アヌンナキたちは、地球上にその象徴としての新たな人工生命体を残す。それが、「ドラコニアン」、すなわち現在のわれわれに繋がる現生人類の祖である。
・ドラコニアンは、エンリルとエンキが直接創造したわけではない。
だが、それぞれの血統にある「イナンナ」という女性アヌンナキが生み出した人工生命体だ。イナンナは、“レプティリアンの女王”と呼ばれることがあるように、本人は体に鱗を持ち、蛇(爬虫類的)要素が強い。しかしヒューマノイド型で角を持つエンリルの血も受け継ぐ=レムリアンの遺伝子も持つ。
つまりイナンナによる、エンリルとエンキの和解の象徴ドラコニアンには、エンリルとエンキ、またはレプティリアンとレムリアンの血が受け継がれている。いや、それこそイナンナ自身がドラコニアンだったという説もあるくらいなのだ。
<日本、西アフリカに伝えられたアヌンナキの痕跡>
<滅亡後の人類再生は日本から始まった!>
・この高天原の神々こそ、アヌンナキにほかならない。であるならば、イザナギとイザナミとは、エンリルとエンキとも解釈できるだろう。その和解の象徴として生まれたドラコニアンが、イザナギとイザナミを生み出した神々だ。
・いずれにせよ、エンキとエンリルの和解の象徴として創造された人類の祖・ドラコニアンたちは、和解の行われた地に降り立った。その場所にこそ、『古事記』の舞台である日本だ。具体的には、“火の国”!現在の熊本県にほかならない。
<日本語は世界最古の言語にして、世界最古の文明の証拠>
・ドラコニアンたちが日本から世界へ広がった――ということは、世界最古の文明の地は、シュメールではなく、日本ということになる。
その裏付けともいえる文献も存在する。古史古伝以前、縄文時代末期に書かれたという『秀真伝』がそれだ。
『秀真伝』は景行天皇の時代に大田田根子命(おおたたねこのみこと)によって編纂、献上されたとされる。この文献は、現代では使われないいくつかの文字で綴られているが、なかでも「ヲシテ文字」は特筆すべき文字だ。
・そう、宇宙の音ということは、宇宙人=アヌンナキも使っていたということだ。つまり、ドラコニアン=日本人がヲシテ文字を受け継いできたことは、それはすなわち、日本語は世界最古の言語だった可能性が高いということを意味しているのである。
<人類は今なお「アヌンナキの思想」から抜けられない!>
<人類に植えつけた「崇拝と「信仰」>
・アヌンナキが地球や宇宙に残したものは、形あるものだけにとどまらない。それは、精神的なもの……“神”のように人智を超えた存在を祀る「崇拝」と「信仰」だ。
・なぜ、アヌンナキは崇拝と信仰を根付かせたのか。それは、何らかの対象を信仰させることは、支配者にとって“都合がいい”からだ。
<なぜ、人類は今日も争いが絶えないのか?>
・もともとスピリチュアルとテクノロジーは両立するものではない。その図式が、今の世の中に反映されているのだ。だからこそ、争いは絶えないのである。
そして現在、世界は物質的なものを求めがちだ。技術的な要素が優勢というのは、まさにレプティリアンの思想の反映である。
<中世、近世に根を張った現代まで続く闇と陰謀>
<人類を導いた預言者は、一様に日本を目指した>
<神話に登場する半神半人の正体は人類と宇宙人のハイブリッドだった>
・世界各地の神話には、半分は神、半分は人の特性を持つ者が登場する。
例えば、ギリシャ神話の英雄ヘラクレス、北欧神話のオーディンなどはよく知られたところだ。また、『旧約聖書』に登場する巨人ネフィリムも、その種族の名の意味するところは、「天から堕ちてきた者たち」である。
彼らはいったい何者なのか。
その正体は、宇宙船ムーから地上に降りたアヌンナキ、もしくはアヌンナキと人類が交配や人工授精をして誕生した、いわば宇宙人と人類のハイブリッドだ。
・預言者モーセが聞いた神の声の主は何者だったのか。ユダヤ教の絶対神ヤハウェだったとされるが、その実体は、おそらくエンリルだろう。
<否定できないモーセの訪日伝説>
・「まさか!」と思われるだろう。しかし、そのことを示す文献がある。『竹内文書』だ。これは、1928年に竹内巨麿という人物が世に出した、5世紀ごろに武烈天皇の勅令でまとめられたとされる。宇宙創生からの歴史が綴られた古文書だ。
それによれば、3200年以上前、モーセはシナイ山から天空浮船(あめそらうきふね)という空飛ぶ船に乗り、現在の石川県、能登の宝達に降り立った。
<イエスは処刑を逃れ、日本で余生を過ごした>
・モーセと同じように、イエス・キリストもまた、アヌンナキを源流とする半神半人、宇宙人の血統という説がある。そして、やはり日本を訪れていた! 根拠をいくつか紹介していこう。
まずアヌンナキ(宇宙人)の血統についてだが、これがわかりやすいのは、イエスの出生の秘密を描いた聖画だ。なんとUFOを描いたと思しきものが数多く存在する。
日本を目指した預言者は、この2人だけに限った話ではない。イスラム教のムハンマドや仏教の釈迦など、錚々たる預言者が、東へ東へと、日本を訪れていたという。突き詰めれば、神武天皇も「神武の東征」で語られるように、日本にありながらさらに東を目指した。まるで、あらがえない磁力に引き寄せられるように!故郷に帰ろうとするかのように!
その理由は、日本がドラコニアン=人類の祖が生まれた“和解の地”だからにほかならない。
・なぜアヌンナキたちが、日本を和解の地としたかには、単に日本人近辺に宇宙船ムー=ムー大陸があったからだけではない。
アヌンナキは金の採掘を目的に、ニビルから地球に訪れたことを思い出してほしい。
・だからこそ、預言者は日本で神道を学び、帰国後に一神教のおかしさを指摘し、救世主として、改めさせようとしたのだろう。
<アイヌ、ネイティブアメリカン両者に見られる驚愕の共通点とは>
・預言者によって以外にも、世界に日本発祥の自然信仰が広まった話を捕捉しておこう。
先ほどイエス終焉の地として触れたように、青森には世界最古の文明があり、イエスも重要視していた。だが、現在はピラミッドなどわずかな痕跡を残す程度で、かつての文明の息吹を感じることはできない。どうやら、「長い歳月の間に、その文明の継承者たちは迫害されていったのではないか」と思えるのだ。
そのような人々だったのが、青森にもともといたアイヌ民族ではないだろうか。
<意図的に捻じ曲げられた宗教の陰に見える思想>
<なぜ「十字架にかけられたイエス」が祀られているのか?>
・そう、祀られているのは処刑された場面なのだ!つまり、“恥ずべき姿”ではないのか。そのような姿を、イエスの教えを受けた者たちが望んで掲げるというのは、どういうことか?
考えられることはひとつ――イエスの教えに“何者か”の手が加えられているということだ!
では、それは何者なのだろうか? 答えは、“マルドゥク”が握っている。
<信仰を捻じ曲げる神への反逆者>
・マルドゥクは、アヌンナキの知恵の象徴エンキの血統。いわば、アトランティスの系列にある。
・つまり、塔の建設を主導したニムロデは、自身の名声を高めようと、エンリルに反逆したことになる。
そして、彼こそマルドゥクと同一視されているのだ。エンリルとエンキは和解したが、思想は真逆と何度も述べた。エンキの系譜にあるマルドゥクが従うはずもないということだろう。
ここから、神の反逆者=悪魔ともいえるマルドゥクの信仰が始まる。
<だれがイエスの教えを書き換えたのか?>
・どの時点からだったかはわからないが、バチカンがキリスト教を牛耳るために、マルドゥクの影響のもとにイエスの教えを書き換えたのだろう。
<王侯貴族から危険視された33位階の頂点に君臨するイルミナティ>
・イルミナティにはロスチャイルドの金銭的バックアップを受けたという説があるのだ。
<すべては予言通り!世界を牛耳るために計画されたふたつの世界大戦>
<世界の命運を決めた「3つの予言」>
・その概略は次の通りだ。まず、「これから起こる3つの世界大戦は、フリーメイソンの計画の一環としてプログラミングされたものだ」とし、「世界を統一するために3回の世界大戦が必要」という。
そして、「1回目はロシアを倒すため、2回目はドイツを倒すため、3回目はシオニストとイスラム教徒が滅し合い、いずれの戦いにも世界の国々は巻き込まれる」というものだった。
<第1次世界大戦の真の目的はロシアの攻略だった>
・その目的こそ、パイクの予言の「1回目はロシアを倒すため」とある通り、ロシア帝国の解体だ。
パイクは手紙のなかで、「第1次世界大戦は、絶対君主制のロシアを破壊し、広大な地をイルミナティのエージェントの直接の管理下に置くために仕組まれることになる。そして、ロシアはイルミナティの目的を世界に促進させるための“お化け役”として利用されるだろう」と詳細を綴っていた。
<第2次世界大戦の真の目的は『旧約聖書』の演出>
・続いて、第2次世界大戦について、「2回目はドイツを倒すため」と綴ったパイクの予言を再び引こう。その詳細はこうだ。
「第2次世界大戦は、『ドイツの国家主義者』と『政治的シオニスト』の間の圧倒的な意見の相違のうえに実現されることになる。その結果、ロシアの影響領域の拡張と、パレスチナに『イスラエル国家』の建設がなされるべきである。
・では、なぜユダヤ人国家建設を目論んだのか?
パイクの第3の予言「3回目はシオニストとイスラム教徒が滅し合い、いずれの戦いにも世界の国々は巻き込まれる」に繋げるためだろう。
この予言は具体的には、「第3次世界大戦は、シオニストとアラブ人との間に、イルミナティ・エージェントが引き起こす、意見の相違によって起こるべきである。世界的な紛争の拡大が計画されている……」ということだ。
<大戦中に姿を現した聖母マリアが語った「3つの預言」とは>
・何かをわれわれ人類に告げるために――というのも、マリアは3回目の出現の際に、3人の牧童たちに「3つの預言」を残しているのだ。
この内容は牧童たちからバチカンにも伝えられた。
第1の預言は「第1次世界大戦がもうじき終結する」、第2の預言は「第2次世界大戦が始まる」とローマ教皇庁から公表された。実際、その通りになった。
では、第3の預言とは何だろうか?
<原爆投下の裏に秘密実験あり!>
・もうひとつ、世界大戦中に起きた不思議な事件がある。それが「フィラデルフィア計画」だ。こちらは、奇跡のような超常現象ではなく、人の手による科学実験だ。
<米ソ宇宙開発競争はナチスのUFO開発から始まっていた>
・まずディグロッケは、その形状から「ナチスベル」とも呼ばれ、反重力装置を備え、重力にとらわれない飛行が可能な兵器と考えられている。
・つまり、現在も続く宇宙開発の発端は、ナチスの科学技術が原点にあったのである。
<ヒトラーがその身に宿していた超能力的予言能力>
・そしてヒトラーは、いくつもの予言を残している!
例えば、「1989年以降、人類は支配する側と支配される側に分かれる」という予言。これに加えてヒトラーは「自分がいる限りはナチスもドイツ国民も支配される側になることはない」とも言ったという。現在、支配する側といえば、ロスチャイルドやロックフェラーが有名だが、そこにナチスの残党や意志を継ぐ者がいるのかもしれない。
また、「1989年以降、自然災害が激増する」とし、人類が二極化することで、地球はもとより宇宙にも多大な影響を与えると予言している。これは台風、地震、隕石の落下のことだろう。事実、台風災害は近年、深刻な被害をもたらしており、大規模な地震もたびたび起きている。ならば、隕石の落下もあり得るということか?
そして、「2000年以降、超人が誕生する」、最終予言として「2039年1月に人類はさらに進化する」と述べている。
<秘密裏かつ確実に進む人口削減計画の正体と思惑>
<権力者たちが集まる「ビルダーバーグ会議」の表と裏>
<着々と進む人口削減による支配者層の資源独占>
<人口削減、その真の目的は神を目指すこと ⁉>
・そして、これらの計画が進んだ先、最終的に裏の支配者層は、統一政府において神に取って代わり、自らが神になることを目指していると考えられる。
<人類はUFOの存在に馴染まされようとしている!>
<“地球製UFO”が世界の空を飛んでいる>
・「TR―3B」とはいかなる物体なのか。これは、いわゆる「宇宙人の乗り物とされるUFO」ではなく、“地球製”のUFOだ。アメリカのペンタゴンが極秘開発している秘密兵器であり、全長180m、幅90m、重さ100tにもなる大型機である。その能力はすさまじく、飛行速度は推定マッハ10以上、高度3万6000mにまで達し、宇宙空間を飛行することも可能だ。
しかも、燃料は核を使用しており、“反重力”を使って飛ぶのだという。
<宇宙人の存在の隠蔽と密約>
<少しずつ世界に浸透しつつある宇宙人の存在>
・少なくともUFO/UAPについて認めたのは、近い将来“宇宙人の存在も表に出てくる”ことを裏側から予告しているのではないだろうか。
<火星移住計画は、人類の帰巣本能から生まれた>
・アヌンナキの叡智のバックアップが保存されている火星は、人類にとっていわば原点のひとつであり、“第2の故郷”である。そこを目指すのは、アヌンナキの時代から人類に託されてきた計画だったのではないだろうか。
・そもそもアメリカを動かしているのは、イルミナティら裏の支配者層だ。アポロ計画に携わった宇宙飛行士には、フリーメイソンのメンバーも数多くいることが知られている。つまり、火星移住計画はイルミナティの陰謀も関与しているのである。
<進化した人類はどこに向かうのか>
<仮想空間に精神をアップロードする世界は“すぐそこ”まで来ている>
<異能の予言者ヒトラーが見た“超人”の誕生>
・未来を読み解く手がかりとして、まず触れたいのが独裁者アドルフ・ヒトラーが残した予言だ。先にも、ヒトラーには特別な予知能力が備わっていたという話、そして「ヒトラー予言」と呼ばれる未来予知にも触れた。そこで約束したように“これから”のことを暗示する、残りふたつの内容を見ていこう。
・ひとつは、「2000年以降、超人が誕生する」というものだ。
・続いて、もうひとつの予言は「2039年1月に人類はさらに進化する」――これは「ヒトラー最終予言」とも呼ばれている。なぜなら、2039年を境に、人類は地球から“いなくなる”からである。
ただし、いなくなるとはいっても、これは人類滅亡のことではない。現在の意味でいうところの人類が消え、2039年1月に人類以上の何かに進化、あるいは退化するのだ。
具体的には、2020年以降に誕生した超人たちは、より進化して“神”に近い生物(ヒトラーはこれを「神人」と呼んでいる)になり、それまでのあらゆる問題や危機は、彼らによって解決される。
一方、神になれなかった人類は一種の機械的な存在になる。「ただ操られて、働いたり楽しんだりしているだけの、完全に受動的なロボット人間」だと、ヒトラーは言った。
<ロズウェル事件のUFO乗組員は“未来人”だった?>
・例えば、1947年のロズウェル事件。
この70年以上前の事件から、新たな情報が飛び出し、2020年に話題になった。それは、ロズウェルに墜落したUFOの乗組員は宇宙人ではなく、未来人だったというものだ。
・新たな未来人説は2010年ごろに、イギリス人のビル・ライアンという人物が、アメリカ海軍の諜報部に勤務していたジョージ・フーバーという人物の証言を紹介したYou Tube動画が発端となっている。2020年3月から突然話題になり、世界中で知られるようになった。
それによれば、ロズウェルの墜落機に乗っていたのは4人のアジア人だという。そのうちひとりは墜落時にまだ生きており、「未来から来た」と答えたのだ。さらに、彼ら未来人は、「意識を実体化させ、ふたつの場所に同時に存在させる能力」や「テレパシー的な能力」を持っていたという。
<8973年、人は精神体のみの存在になっている>
・逆に、現代人でありながら、とんでもなく先の時代を見たタイムトラベラーがいる。
2018年からYou Tubeチャンネル「ApexTV」に出演しはじめた。ウイリアム・テイラーだ。彼はイギリス政府の極秘プロジェクトで、これまで何度も未来へタイムトラベルしたというのだ。
彼によれば、1981年の時点で、人類初のタイムトラベルは成功しており、われわれの知らないところで、何度なく時間移動が行われているらしい。
そして、2028年にはタイムトラベル技術が一般化され、2055年にはだれでも自由にタイムトラベルができるようになっているというのだ。
テイラーは、西暦3000年のまるで核戦争後であるかのようなディストピアと化した世界を見た後、すぐに引き返し、さらに今から約7000年後となる、“8973年”の未来を訪れている。そこは戦争も犯罪もなく、平和なユートピアそのもの。2050年までには五感を持つ人工知能も実用化されており、さらに、人間は精神をクラウド上にアップロードできるようになっている。
人間は肉体をステータス、精神体となり、電脳空間で暮らしているのだ。彼らに英語で語りかけたテイラーへの未来人の返事は、テレパシー的な手法で脳内に響いていたという。
・ここまで遠い未来の話になってしまうと、先すぎて検証のしようもないのが正直なところだ。7000年も経っていれば、文明の滅亡から再生のプロセスを2回くらい繰り返すほどの時間が流れている。
文明が崩壊するタイミングは、技術が発達したときである。そう考えると、テイラーが最初に見た西暦3000年の世界は、まさに崩壊直後のことなのかもしれない。そして8973年は、再生した後の世界となるだろうか。
<タイムマシンの入り口はだれもが知るあの天体>
・未来の人類は精神体のみとなっていた――テイラーの語る話はあり得ないことではないだろう。
・本章で伝えてきた未来人の証言を思い出してほしい。繋がっただろうか? そう、人間が肉体から解放され、精神体のみの存在になるのだ。もしこれが可能ならば、人間は時間や距離などのさまざまな制約から解放される。
地球には宇宙人とチャネリングをする人々がいる。彼らによれば、人類よりはるかに進化した高度な文明を持つ生命体は、“自分が移動するのではなく、その空間を引き寄せ”て移動を可能にするという。
時間も場所も超越できるのだ。おそらくそうした生命体も肉体は持っているため、光を超える速度での移動はできないはず。だから、精神体となる技術が開発されたのかもしれない。
<そして人類は仮想現実の世界に閉じ込められる>
・また、タイムトラベラー・テイラーの発言で注目したいのが、「精神をクラウド上にアップロード」「精神体となり、電脳空間で暮らしている」などの証言だ。
これらはタイムトラベルの実現以上に、“あり得ない話ではない”。
それどころか、現代はまさに裏の支配者層により「仮想現実」の世界へ移行する準備段階にある。そう、現在進行形の“あり得る”話なのだ。
彼らは最終的には、人類の精神体を仮想空間にアップロードし、徹底的に管理する新世界秩序実現のため、仮想世界へ導こうとしている。
・そもそもレプティリアンは、不老不死に近いほど大変な長寿の生命体だった。そうした記憶がDNAに刻まれているアトランティス側のドラコニアンは、死に抗いたいのだ。そして神=アヌンナキへの反逆心から、死ぬことなく、永遠に地球を統治していたいと考えている。
・だが、レプティリアンの血統は、人類を次元上昇を“させたくない”のだ。
レプティリアンの血統たちは、アヌンナキの技術の象徴・エンキのDNAを受け継ぐ者でもある。高次元の存在からの天啓を得ることは、彼らとは真逆である! 天啓とはいわばスピリチュアル的なものであり、その象徴であり、和解したとはいえエンキと相容れなかったエンリル側の人類の能力だ。ネイティブアメリカンを徹底的に弾圧してアメリカを奪ったのも、GHQが日本人の精神力を破壊してきたのも、エンリルのスピリチュアルな能力を受け継ぐムー側のドラコニアンだったためだ。
つまり、次元上昇を食い止めたいのは、そうしたスピリチュアルな能力を完全に奪うためでもあるのだ。仮想世界に押し込めば、それも可能となる。
・ちなみに、天啓を与え得るほどに高次元に上昇した者のなかには、天使だけでなく、“悪魔”もいることを捕捉しておこう。エンキ側の神的な存在である、いわゆる堕天使サタン、ルシファーなどだ。
ひょっとすると、彼らがアトランティス側のドラコニアン=裏の支配者層の心の隙間に入り込むような形で、使命感を与え、利用したのかもしれない(推測でしかないが、例えば、これ以上の次元上昇をする者を排除するために……)。
<未来の人類史は人工知能が作る>
<人工知能の手のひらの上で誘導される人類>
・その支配は今後、ますます進んでいくことは間違いない。人間が人工知能に委ねようとしていることは増えつづけている。
例えば、政治だ。アメリカでは州にもよるが、人工知能が議員選挙に出馬することもできるという。今はまだ当選するようなことはないだろうが、これから人工知能の精度がますます上がれば、「不正もしないし、合理的な判断もできるし、人間よりよほどいい」と選ばれる可能性もある。となれば、人間は暮らしすらも人工知能に完全に誘導されてしまうのだ。
<確実に到来する不老不死の世界>
・また、肉体はコンピュータを動かすためのエネルギーに使われることにもなるだろう。だが、その場合も利用される側に抵抗はないはずだ。なぜなら、肉体は仮想現実の世界には必要ないものであり、逆にその世界を維持するためには必要だからである。
肉体を持たなくなるその世界では、もちろん老化することもない。不老不死だ。
<迫る火星移住計画、決まりつつある移住の条件>
<なぜ、火星は荒野だと思われているのか?>
・まず火星は、NASAをはじめ各国が送り込んだ探査機が撮影した画像などでも知られているように「荒涼とした不毛の大地」というイメージがあるだろう。なぜこのような大地になってしまったのかといえば、かつて火星でも、アヌンナキたちの核戦争があったからであると読み解ける。火星にもニビルと地球の中継地として、都市が築かれていたのだろう。それが核戦争で壊滅してしまい、その名残が今見られる光景なのだ。
・しかし、真実の光景は、まったく異なっているかもしれない。やや怪しく疑わしい話という前提ではあるが、2014年に火星の現状を暴露した人物がいる。元アメリカの海兵隊員キャプテン・カイだ。
彼は17歳のときにアメリカの海兵隊に入隊したが、その後、極秘のセクションからの要請により多国間で構成された「地球防衛軍」に派遣された。やがて巨大な宇宙戦艦に搭乗すると、防衛軍の戦闘員としての訓練を受け、火星の防衛隊に配属。17年間、火星で暮らしていたというのだ。
そしてカイによれば、火星地表には大気があり、気候は温暖で過ごしやすいという。また、クレーター内には地球人のコロニーがあり、彼の任務はこのコロニーを守ることだった。彼はいったい何からコロニーを守っていたというのか………。そう、それは“火星人の侵略”からである! というのも、火星には爬虫類種族と昆虫類種族の2種の火星人がいるのだ。
火星人たちは、もともとは地球防衛軍と友好的な関係を築いていた。しかし、地球防衛軍は火星人が聖地として崇めている洞窟から、“聖遺物”を奪取しようとして失敗。これが原因で火星人との戦闘になり、1000人を超える軍人が死亡し、カイを含む28人しか生き残らなかったという。
・もしこの話が事実ならば、火星は生物が暮らせる環境であり火星人が存在し、今も少なくとも文明があることになる。
だが、シン・人類史ではこれをあくまで都市伝説として捉えている。あり得ない話ではないし、火星人は今もいるかもしれないが、やはり火星が荒廃していることは間違いないと思うのだ。だからこそ、イルミナティはアヌンナキから火星の再建を託されており、そのための働き手として、人類を火星に送り込もうとしているのだ。
<火星に移住できるのは女性だけ?>
・では、どのような人が火星へ移住する資格を得るのだろうか。諸説あるが、その第一陣は“女性”だけかもしれないといわれている。イギリスの新聞『ガーディアン』によると、火星の植民地化に必要なのは“女性と精子”だけでいいというのだ。
<荒野の火星で暮らすための装置としてのピラミッド>
・火星には、再建の切り札が残されているのだ。それが火星ピラミッドである。アヌンナキが地球に万が一の事態があったときに、そのバックアップとして残した、叡智の秘められた、あの構造物だ。
<人類は目覚め、歴史は終わる>
<アインシュタインが見た人類の進歩と絶望>
・そう、この写真でアインシュタインは、天才すぎる頭脳ゆえに、文明の終着点、人類の終わりを理論的にわかってしまったために「人間は愚かな生き物だ」というメッセージを込めて、舌を出したのである。
では、どのような終着点を彼は見たのか――。
人類は100年ごとに、“革命”ともいえる歴史的発明を手にしてきた。
18~19世紀には蒸気機関の発明で産業革命が起き、経済が飛躍的に発展した。
20世紀には核の発明で、人類は莫大なエネルギーを手にした。
そして、21世紀中に人類は反重力を扱えるようになるのではないか。この技術により、人工的に“ビッグバン”を起こせるようになる。それも、小型の反重力装置によって、手のひらでビッグバンが起こせるのだ。
つまり、自分だけの宇宙をつくることができ、そのなかの世界で好きなように暮らすことができる(これこそが、何度も語ってきた仮想空間の実体なのか……)。そうなれば、人類はその世界にのめり込んでいき、地球には何も残らない。こうして人類は終わるのだ。
これこそが、アインシュタインが理論的に行き着き垣間見た世界なのだ。
・ところで、「第3次世界大戦で核兵器が使われて人類は滅びる」という話がある。
そしてアインシュタインは、かつて「第2次世界大戦では原子爆弾が兵器として使われたが、第3次世界大戦があればどのような兵器が使われるか?」との問いに、こう答えたという――「それはわからないが、第4次世界大戦ならわかる。石と棍棒でしょう」と。
・それでは、文明を崩壊させるほどの戦争の際、いったい何が地球上で起こるのか。やはり核なのか?
これについては核ではないと考える。なぜなら核は現在、小型化が進んでおり、仮に第3次世界大戦が起きたとしても、核を用いた戦いは小規模・局地的に行われるのではないかと考えられるからだ。
つまり、このままいけば世界大戦が起きたとしても、それが直接の原因となって人類が滅びる可能性は低いのだ。
<こうして、「第6の滅亡」が人類のもたらされる>
・人類の滅亡に関しては、現実に起り得る確度の高い説がある。
実は地球では38億年前に生命が誕生してから、5度にわたる“大量絶滅”が起きている。それは、火山の噴火や氷河期、隕石の衝突(恐竜時代の終焉)、大洪水などでもたらされ、その都度、動植物や微生物の70~90%が絶えたという。そして現在、人類には「第6の滅亡」が迫っているという。
・第6の滅亡を引き起こす要因は何なのか。複数のシナリオが考えられる。
ひとつは、ウイルスもしくは細菌によるもの。それは南極の氷が解け出し、解放された未知のウイルスかもしれない。
人類誕生前に何度も起きていた火山の噴火の可能性もある。
・外的な要因としては巨大隕石の衝突もあるだろう。地球に衝突する確率が高い隕石だけで、1万以上あるともいわれているのだ。
こうして、世界中でさまざまな憶測がなされているが、どれも第6の滅亡の真の内容を表してはいない。これらは、人為的にコントロールできない原因だからだ。
支配者層の計画によって、現時点で確実視される第6の滅亡のシナリオ。それは、仮想現実の世界に人類が移住することだろう。
仮想現実で世界が補完されれば、地球上から今の肉体を持った人類、生命は必要なくなる。それこそが真の意味での滅亡なのではないだろうか。
<しょせんこの世は思い込み>
・結局は、思い込みなのである。そしてこの世界すらも、実はただの思い込みなのかもしれない。
・認識していないだけ、気がついていないだけで、すでにこの世界は仮想世界に移行しているのかもしれない。
『宇宙戦争を告げるUFO』
知的生命体が地球人に発した警告
<すでに火星にはコロニーが>
・私が二冊の本を上梓したあと、サリバン氏との縁で、アメリカ・アダムズ山でのツアーで知的生命体との遭遇を経験した人たちにお会いしました。八王子に住むKさんご夫妻です。ご主人は音響関連会社の技師で、現地アダムズ山麓で知的生命体を目撃しました。そのとき次のページの写真を見せてくれたのですが、「これを見たら信じる以外にないでしょう」といいます。
・このギリランド氏は、カリフォルニア州出身で、1952年生まれ。10代後半に海で臨死体験をしたのち、ヒーリング能力などを手に入れたといいます。
その後、カリフォルニア州からアダムズ山麓へと移り、そこでETとのコンタクトを始めました。現在はECETIの代表者として活動するかたわら、コンタクティやUFO研究家としての活動を行っています。そんな彼の地道な活動は世界中の注目を浴びています。
ギリランド氏がこの地で撮影したドキュメンタリー映画『コンタクト・ハズ・ビガン』は、日本でも公開されました。
・アダムズ山の現場でツアーに参加したKさんたちツアーメンバーのなかに、火星から帰還したばかりだという元海兵隊員がおり、話題の中心になっていたそうです。にわかには信じがたい話ですが、この元海兵隊員は、火星に建設されているコロニーを、火星の生命体から防護するために参加していた、のだそうです。
・火星人といえば、あのクラゲのような形態を思い出します。しかし、まずコロニーは地下に建設されており、火星の生命体は地球人のように五体を持つものではなく、地中動物、感じとしては爬虫類のような生命体なのだといいます。
彼らは火星における自分たちの生活圏を守るために、地球人が建設したコロニーを襲撃してくるのですが、私には、この元海兵隊員が地球・火星間をどのような手段で往復しているのかが気になりました。
しかしサリバン氏は、ロッキード社の創立者から、「われわれ人類は宇宙人を地球に連れてこられるようなテクノロジーをすでに保有しており、惑星間の旅行も可能になっている」という言葉を聞いています。おそらくフリーエネルギーを活用しているのではないでしょうか。
<フリーエネルギーとは何か>
・これまでのUFOや宇宙人をめぐる機密主義の一つは、フリーエネルギーです。フリーエネルギーの情報が公開されれば、石油、石炭、天然ガスなど、既存のエネルギー産業とその利権が失われます。そうした利権を守るために、UFOや宇宙人情報は捏造されてきたのです。
エネルギー産業の利権を独占している全人類のなかの1%以下の人の利益のために、彼らにとって都合の悪い話はなかったものとされます。彼らは高次元のテクノロジーを封印することで、石油燃料に依存するパラダイムを無理やり続けているのです。
フリーエネルギーについては、100年以上前から研究が続けられ、テスラ博士などの発見もありました。地球文明はもっと進んでいるはずなのに、一部の権力者によって、50年も100年も、わざと遅らせているのです。
ディスクロージャーにより、地球人は宇宙で孤独な存在ではないとわかると同時に、テクノロジーもすべて明らかにされます。UFOが地球までやって来るのに、石油や石炭を使っていないことは明白なので、高次元のテクノロジー分野の話題になり、フリーエネルギーが明らかになります。
そうしたテクノロジーが存在することをすべての地球人が知ってしまうと、現状の経済体制は一気に変わります。そんな事態になるのを怖れている権力者の存在こそが、UFOで秘密主義が保たれた大きな根本原因です」
<佐野博士のテレポーテーション原理>
・「われわれ肉体を持つ人類は、メンタル体およびエモーショナル体を持つ、振動している連続体の上に存在する多次元的存在である。4次元の低い場所には、悪魔のエネルギーや肉体を持たない霊が存在する」
何となく『チベットの死者の書』を思い出し、宇宙と知的生命体、そして霊の世界とのつながりを連想しました。加えて、6次元や7次元という高度な世界もあるというのです。
・さらに、サリバン氏が「宇宙人は菩薩そのものであるといってもいいほどです」といったことの意味が分かったような気がしました。
佐野千遥博士が詳細に「テレポーテーションの原理」について解説してくれましたが、いつの日か、それが証明される日が訪れるに違いありません。そして半世紀も経たずに、漫画『ドラえもん』に出てくる「どこでもドア」のように、地球人は、実用化された「テレポーテーション機材」を使って宇宙空間を移動しているのかもしれません。
・佐野博士は、こうも語っています。
「みなさんフリーエネルギーというと大変な装置と思っているかもしれませんが、フリーエネルギー自体は、実際はエネルギー保存則さえ超えていければいいのですから、磁石を適切に配置して次に手を離せば、それだけで生成することができます。
UFOに必要な物理学とは、まったくレベルが違います。ロシアで実際に轟々と回した永久磁石・永久機関モーターのほか、いくつも永久磁石・永久機関モーターのモデルを考案しました。これからのエネルギーは、1の入力エネルギーを10倍とか100倍に増幅する程度のフリーエネルギーではなく、ゼロの入力エネルギーから大きなエネルギーを発生させる永久磁石・永久機関モーターとなります」
<急激に進歩したDNA研究の背景>
・しかし、エリア51の異常な警戒ぶりは、情報防衛のための行為だとは理解できても、基地内に存在するといわれる「エイリアンの死体の謎」になると、話は違います。そこで次は、宇宙人と関係があるかどうかは不明ですが、近来急激に進歩した研究に目を向けましょう。
アメリカでは冷戦後、政府の情報隠蔽に対して反対運動が活発化します。そして、サリバン氏が所属する「ディスクロージャー・プロジェクト」が活動を開始します。
・そんななか、「宇宙人からUFO内で生体実験を受けた」という女性らが出現し、なかには妊娠させられたという女性も現れました。これらはメディアで頻繁に取り上げられるようになりました。
宇宙人がUFO内で何をしていたのかは疑問ですが、一部には「創造した地球人の出来具合を検査しているのだ」などというまことしやかな説も生まれ、そこで話題になったのがDNAです。
・そういえば、イエス・キリストの母マリアも「処女懐胎」してキリストを産んだといわれています。知的生命体も生殖機能を持つがゆえに、地球人のDNAを調べているのでしょうか。
DNAは「デオキシリボ核酸という遺伝情報をコーディングする生体物質」で、単に遺伝子という意味として使われることも多い。DNA研究者として有名なワトソンとクリックが、DNAの「二重螺旋構造モデル」の提唱者だといわれます。
<地球人は科学的に創造されたのか>
・こう考えると、私がブログ読者からいただいた一冊の本『地球人は科学的に創造された』の内容が気になってきました。この本で、著者のラエル氏は、宇宙人に教えられつつ聖書を読み解いているのですが、そのなかには興味深い一文があります。
・<キリストは、聖書に記述されている真実を地上全体に広め、あらゆることが、科学によって説明される時代になったときに、すべての人間にとって、聖書の記述が証拠として役立つようにしなければなりませんでした。
このために創造者たちは、彼らの中のひとりと、人間の女性との間に子どもを儲けることを決め、その子どもに、人間には欠けている、ある種のテレパシー能力を遺伝的に授けたのです。
「彼女は、聖霊によって身重になった」(マタイによる福音書:1章18節)
地球人の中からマリヤが選ばれたわけですが、彼女の婚約者にとっては、この知らせは明らかに耐え難いことでした。
「主の使いが夢に現れていった」(マタイによる福音書:1章20節)
創造者たちのひとりが彼の元へ行って、マリヤが「神」の子を宿していると説明したのです。創造者たちと連絡を取っていた「預言者たち」は「神」の子に会うために遥か遠方からやって来ました。創造者たちの1機の宇宙船が、彼らを導いたのです>
・新約聖書・マタイによる福音書の、マリアは「聖霊(筆者註:つまり知的生命体)によって身重になったのだと解釈されます。
・著者のラエル氏自身は、1973年12月13日の朝、フランスのクレルモン・フェランという町に近いピュイ・ド・ラソラ火山の噴火口近くで、突然、霧のなかに赤い光が見え、ヘリコプターのようなものが音もなく現れて、地上から20メートルほどの高さに停止するのを目撃します。
直径は7メートル程度、底部は平らで上部は円錐形、高さは2.5メートルほどで、底部では強烈な赤い光が点滅し、頂部ではカメラのフラッシュのような白い光が、パッパッときらめいていました。
その後、機体は地上2メートルくらいのところで停止し、機体下部の上げ戸が開き、タラップが地上に下ろされます。そしてそこから、1.2メートル前後の身長、切れ長の目、髪は黒く長く、短くて黒いあごひげを生やした「人物」が降りてきます。
<ジョージア・ガイドストーンの謎>
・さて、そこで気になるのは、影の勢力が、ひそかに宇宙人と協力して進めているといわれる、宇宙開発計画です。
その根拠としてよく取り上げられているのが「ジョージア・ガイドストーン」。わたしも偶然、このモニュメントの存在を知ったのですが、とりわけそこに書かれていた8つの言語による文言が気になりました。これもウィキペディアの解説がいちばん分かりやすいので、概要をまとめてみます。
・(ジョージア・ガイドストーンは1980年にアメリカ合衆国ジョージア州エルバート郡に建てられた高さ5.8メートル、花崗岩でできた6枚の厚い石板の合計重量は10万7840キログラムのモニュメントで、8つの言語で書かれたメッセージで知られ、その内容が陰謀論的な憶測を呼んでいる。
・8つの言語のなかには、日本語は含まれていませんが、英語と中国語によるガイドラインから翻訳した日本語訳は、次の通りです。(「ウィキペディア」より)。
大自然と永遠に共存し、人類は5億人以下を維持する
健康性と多様性の向上で、再産を知性のうちに導く
新しい生きた言葉で人類を団結させる
熱情、信仰、伝統、そして万物を、沈着なる理性で統制する
公正な法律と正義の法廷で、人々と国家を保護する
外部との紛争は世界法廷が解決するよう、総ての国家を内部から規定する
狭量な法律や無駄な役人を廃す
社会的義務で個人的権利の平衡をとる
無限の調和を求める真・美・愛を讃える
地球の癌にならず、自然のための余地を残す
そのまま素直に解釈すれば、実にいい言葉が並んでいるのですが、①の「人類は5億人以下を維持する」という文言が問題でしょう。だれがどんな権利で、そう決めるのでしょうか。
これを建てた「R/C・クリスチャン(仮名)」とは一体どんな人物なのか、どんな団体に所属しているのか、それが気になります。
・賛否両論あるなかで広く合意を得ている解釈としては、荒廃した文明を再構築するために必要な基本概念を説明したものだ、という説。また、実際に世界人口を半分に減らす計画が書かれている、などという物騒な陰謀説もあります。いずれにしろ、70億を超える地球人の大増殖に危機感を抱いている者が地球上のどこかにいる、ということは確かなようです。
<●●インターネット情報から●●>
『私が見た未来 完全版』
「本当の大災難は2025年7月にやってくる」
ウェブサイト 「秒刊SUNDAY 話題の面白ニュースサイト」より引用
2025年7月大災難がやってくる?たつき諒の予言漫画「私が見た未来」にネット震撼 2021/12/5
皆さんは1999年に刊行された漫画『私が見た未来』をご存じでしょうか。著者・たつき諒さんが、自身の夢を元ネタにして描かれたとされており、幻の予言漫画とも呼ばれています。そんな『私が見た未来』が完全版として22年の沈黙を破り2021年に復刻!そこには、2025年7月に起こることが予言されているというのです。
幻の予言漫画『私が見た未来』が復刻!
1999年7か月、空から恐怖の大王が来るだろう」と、ノストラダムスが予言した『ノストラダムスの大予言』が大ブームを起こした1999年。
その年に幻の予言漫画と呼ばれた、たつき諒さん著書の予言漫画『私が見た未来』が出版されました。
この漫画が注目された理由として、表紙に描かれた『大災害は2011年3月』の文字にあるのではないでしょうか。
漫画が出版された12年後の2011年3月11日には、東日本大震災が起こり、私が見た未来で表紙に記載された大災害が日本を襲ったのです。
東日本大震災から10年後の2021年に、私が見た未来が完全版として復刻しました。
完全版の本書には、1999年には書かれなかった新たな恐怖の予言が描かれているということもあり、ネット上が震撼する事態となっているのです。
たつき諒、2025年7月に大災害と予言か
私が見た未来完全版の『第1部 予知夢編』では、2025年7月に起こることが描かれています。
「表紙のこれを見ただけで鳥肌立つ……。本当の大災難は2025年7月とのこと。」「何もないとは言い切れない。」「2025年7月に災いが来るという予言。」と、ネット上にコメントが寄せられていました。
2025年7月にいったい何が起こるのか、果たして新たな恐怖の予言は当たってしまうのか、信じるか信じないかはあなた次第です。
また、最近震度5弱の地震も多くあることから、本書は災害への心構えのきっかけになるのかもしれませんね。
『未来を透視する』(ジョー・マクモニーグル)
FBI超能力捜査官
(ソフトバンク・クリエイティブ)2006/12/21
<気象変動>
・来るべき気象変動により、2008年からこの台風の発生回数は増えていくと私は、予想している。とくに2011年は過去に例を見ない台風ラッシュとなり、大規模な暴風雨が吹き荒れる深刻な年になるとの透視結果が出ている。この台風ラッシュは、2012年にずれこむかもしれないが、可能性は低い。嵐の増加を促す地球の温暖化は、現在も急速に進行中だからである。
・2010年から2014年にかけて、また、2026年から2035年にかけて、平均降雨量は年々560~710ミリメートルずつ増加する。現在から2010年にかけて、また、2015年から2025年にかけては、380~530ミリメートルずつ減少する。現在から2010年にかけて、また、2015年から2025年にかけて、平均降雪量は300~550ミリメートルずつ増加する。
『未来を透視する』 ジョー・マクモニーグル
ソフトバンク・クリエイティブ 2006年12月26日
<日本の自然災害>
<2010年、長野で大きな地震が起きる>
・透視結果を見てもうろたえず、注意程度にとらえてほしい。ただし、最悪の事態に備えておいて、何も起こらないことを願おう。こと天災に関しては、透視は間違っているほうがありがたい。
<今後、日本で発生する大地震>
2008年 伊勢崎市 震度6弱
2018年 東京都 震度6弱
・噴火や地震にともなって海底では地盤の隆起や沈降が起きる。そして、膨大な量の海水が突然動きだし、衝撃波となって陸地の海外線へと進行する。
・遠洋ではあまり目立つ動きではないが、浅瀬に入ると、衝撃波は巨大な津波となって陸地を襲い、都市部などを徹底的に破壊してしまう(波の高さはときには30メートル以上になることもある)。
・内陸へと押し寄せる力がピークに達すると、今度は海に戻り始め、残された街の残骸を一切合財引きずりこんでいく。警告もなしに、突然襲ってくれば被害はとりわけ甚大となる。
・幸い日本には、優良な早期警戒システムがあるのだが、海底地震が発生して警報が発令されてから、津波が押し寄せる時間は、残念ながらどんどん短くなっている。
<日本を襲う津波>
2008年夏 11メートル
2010年晩夏 13メートル
2018年秋 11メートル
2025年夏 17メートル
2038年初夏 15メートル
2067年夏 21メートル
・日本は津波による大きな被害を受けるだろう(なお、波の高さが10メートル以上に及ぶものだけに限定している)。北海道の北部沿岸の都市部は特に津波に弱い。徳島市、和歌山市、浜松市、鈴鹿市、新潟市、石巻市も同様である。このほかにも津波に無防備な小都市は数多くある。
<土地>
・気象変動とともに、日本の土地問題は悪化しはじめる。沿岸部での海面上昇と、暴風雨の際に発生する大波によって、低地の村落と小都市の生活が脅かされるようになる。堤防や防壁といった手段は効力を発揮しないため、2012年から2015年のあたりまでに多くの人が転居を余儀なくされるだろう。
(2020/9/6)
『竜であり蛇であるわれらが神々 (上)』
人類の起源と闇の支配一族レプティリアンの血流
デーヴィッド・アイク 徳間書店 2007/8/1
<隠蔽、秘匿された10万年以上にわたる人類の真の歴史>
・西暦391年、アレキサンドリアの大図書館が破壊されたとき、アトランティスについて記述した「10万年以上にわたる人類の真の歴史」と呼ばれる文書が、他の数千の書物とともに破棄されたとある。
・イルミナティは真実の歴史を秘匿し、それを地球人(また、地球原住民大衆)に対して隠蔽し切らなければならない。アレキサンドリア大図書館の徹底的な破壊はこのようにして、キリスト教会の仮面を付けたイルミナティによってなされなければならなかった。
<レプティリアンは、地球産の爬虫類とはまったく異質>
・超太古の時代から、地球には何種類かの、高度に発達した文明を持つ異星人が来ていた。最初、彼らは地球を観察した。それから、アトランティス大陸、ムー大陸に、文明を構築した。そして最後に、レプティリアン(爬虫類人)型の異星人(アヌンナキ)は、地球に定着して秘密結社を作り、地球原住民を彼らの奴隷、もしくは彼らの家畜人間として使役した、と言う。
<超古代を源とする「蛇のカルト」イルミナティ>
・蛇は、恐竜が滅びたあと、現代の地球に生き残っている爬虫類の代表である。地球を支配している爬虫類人的異星人が、蛇を彼らの存在の秘密の象徴として常用し、愛用する必然性は、今やわれわれにも容易に理解できるであろう。
世界最大秘密結社フリーメイソンは、蛇のカルトの隠れ蓑である、とアイクは言う。しかし、メイソンのメンバーの大部分はそのことに気づいていないと。
・「蛇のカルト」は、「イルミナティ」とも言われる。イルミナティの首都は、まず、バビロンに建設され、次に、ローマに移り、そして今、ロンドンに在ると。
バビロン、ローマ、ロンドンは、それぞれ別の存在、別の国家と体制であるかのごとく見せかけられているが、それは家畜人たるべき地球原人向けの作り話である、と言う。
<西洋社会の本体、秘密結社>
① 爬虫類人的異星人
② 人間の恰好をした異星人(異星人と地球人の混血、つまり、異星人の血統の地球人)
③ 異星人の血は入っていないけれども、その抑圧下にあるエリート人間
④ シープ・ドッグ。羊を監視する犬の役割を果たす人類の5%(人類)
⑤ 羊の大群としての一般人、地球人の95%(人類)
・アイクが本書そして前著『大いなる秘密』によって開示した地球の支配構造は左のごとくである。
西洋社会の本体は秘密結社である、と言われる。つまり、西洋の中枢部分は、ブラックボックスである。
① 項の爬虫類人的異星人は、その上、またはその奥、アイクの表現では、下層第四次元の世界に棲む。
つまり、彼らの奴隷または家畜人間としての地球原住民には見えない。ただし、英国諜報機関の有力なエージェントとしてのSF作家アーサー・クラークの古典的な作品『幼年期の終り』には、地球人の上に君臨するオーバーロード(上帝、天帝)が、あるとき、姿を現すことになっている。そしてそれは実に、地球原人が長い間「悪魔」としてきたもの、そのものの姿であった、と言う。
② 項、すなわち、一応人間らしくは見える、異星人と地球人の混血人間は、必要に応じてシェイプ・シフト(変身)すると言う。つまり、人間から爬虫類人的異星人に変わるわけである。
・しかし、問題の根本は爬虫類人、というところにある。つまり、「爬虫類的=無惰性、非情性」である。
<「情」「情緒」の日本人の出番か?>
・地球史では、爬虫類の全盛時代が数千万年間続き、天変地異事象によって大型爬虫類=恐竜は絶滅した、ということになっている。すると、哺乳類が爆発的に進化して、最後に人類が登場するのである。爬虫類人的異星人の地球支配説を立てるとして、その異星人の故郷の星のデータを、われわれは知らない。
地球の生物の分類では、爬虫類は卵生であり、そして親は卵を産みっ放しにする。地球に植民した爬虫類人的異星人の地球支配説を立てるとして、その異星人の故郷の星のデータを、われわれは知らない。
地球の生物の分類では、爬虫類は卵生であり、そして親は卵を産みっ放しにする。地球に植民した爬虫類人的異星人は、卵生なのか。そもそも哺乳類的に胎生なのか。それは中心問題であるはずだが、この点は、アイクも、その他の西洋の研究者たちも、明らかにしていない。
地球上では、爬虫類と哺乳類のクロスブリーディングはありえない。
<王の血族>
・「その昔、『神々』が、アトランティスの人びとと肉体的に交わりはじめたことが、『王家』すなわち『王の血族』が権力の座に就き、アトランティスの人びとを支配するきっかけとなった。当時、王族はアトランティスの人びとから神々と崇められていた。これらの人間が、レムリア・前期アトランティス時代に終止符を打った最初の大変動が起こるまで、アトランティスを支配していたのだ。これとほぼ同時期、あるいはもう少し後に、レプティリアンも同じようにしてこの地域で人類と関わりを持った…………という可能性はある」
・「人類は、紀元前7万年あるいはレムリア・前期アトランティス時代の中盤あたりから、管理・支配されてきた。これには地球外生物のグループがいくつも関わっており、それか一つだけのグループに帰することはできない。直接接触するという計画に参加した主要グループは三つあり、これらのグループがこの種の操作やら何やらを始めたのだ。レプティリアンも独自の目的のために似たような調査を行っており、これら星間連合の警備部門にもまず間違いなく潜り込んでいる」
・しかしながら私自身は、レプティリアンは昨今ますますこの人類操作における支配的勢力になってきたように感じている。彼らは交配計画を通じてノルディックの血流に潜り込み、密かに彼らのDNAを作り変えて彼らの「王族」となった。このようなことが、最古のサンスクリット文書の一つである『ドジアンの書』や、叙事詩「マハーバーラタ」と「ラーマーヤナ」のようなインド(かつてインダス文明が栄えた地)の作品のなかにはっきりと書かれているのを私は発見した。『ドジアンの書』には、そこでは「サルパ」または「偉大なる竜」と呼ばれるレプティリアンの種族が空からやって来て世界に文明を授けたと書かれている。また、「黄金時代」を終わらせた大洪水は「巨人族」(ノルディックのことか?)を絶滅させたが、蛇神たちは戻って来て支配したとある。彼らは、人間の顔をしているが、竜のしっぽがついている。そのリーダーは「偉大なる竜」と呼ばれ、これがペンドラゴン(「偉大なる竜」)という古代イギリスの王の中の王を表す称号の起源である。アメリカのあの悪名高きフリーメイソンの「神」、アルバート・パイクが創ったイルミナティの秘密結社、クー・クラックス・クランは、今日でも「大いなる竜(グランド・ドラゴン)」という言葉を使っている。アヌンナキとの混血種族を指すインドのヒンドゥーの言葉は「ナーガ」だが、「ドラヴィダ人」や「ダスユ」の名前でも知られていた。
・19世紀後半、ムー(レムリア)の存在についての熱心な研究家、ジャームズ・チャーチワード大佐は、北イタリアにある修道院の秘密の地下室で古代文献を見せてもらった。そこには、レムリア(ムー)大陸から来た「ナーカル」、すなわち「ナーガ・マヤ」(「蛇たち」)がビルマを通ってインドにたどり着き、そこにコロニーを形成した様子が書かれていた。
・「ナーガは高度に発展した科学技術を持つ非常に進んだ種族であると書かれている。彼らは人類を蔑視しており、誘拐や拷問や交配をするほか、食べることさえあると言われている。おそらく、その交配により、完全に爬虫類的な姿からほぼ人間に近い姿まで、さまざまな形の生物が生まれたと考えられる。彼らが使うたくさんの装置のなかに、「殺人光線」と円盤状の飛行機『ヴィマーナ』がある。この飛行機については、『バガヴァゥド・ギーター』や『ラーマーヤナ』を含む多くの『ヴェーダ』文献に長々と説明されている。ナーガ族はもう一つの地下種族であるヒンドゥー教の鬼神、『ラークシャサ』と繋がりがある。彼らは一人ひとり『魔法の石』、すなわち眉間に『第三の目』を持っている」
<ナーガ(インド王家)は人間にも爬虫類にも自在に変身>
・支配者たる「王族」や皇帝が「蛇の神々」の子孫であり、神々から統治権を授けられたというテーマは、古代世界のいたるところに見られる。こういった血統や繋がりは、竜、蛇、スフィンクス、羽蛇、あるいは木の十字架、アンク十字をかたどった王族の紋章に象徴されている。
・インドの仏教典『翻訳名義大集』にはナーガの子孫である王、「蛇王」80人が記されている。ヒンドゥーの伝説では、ナーガは人間の姿にも爬虫類の姿にも自在に変化することができたと言われている。これがいわゆる「変身」である。インド中の支配者がみな、ナーガの子孫だという理由で権力を主張した。ブッダもナーガの王家の血筋だと言われているが、当時の王族は、みんなそうに違いないのだ。今日カシミールと呼ばれる地に王国を築いたのもナーガで、ここでもまた彼らの子孫が支配を行った。中国の皇帝もまたしかり。彼らは「竜」として知られ、初期の皇帝の多くはナーガによく似たレプティリアンの姿に描かれている。そのうちの一人、始皇帝は、生まれたとき「竜のような顔つき」をしていたと言われている。北斗七星から金色の光線が母親の腹に入り、それで彼をみごもったのだそうだ。北斗七星にはエジプトの悪神セトの星、りゅう座のα星がある。りゅう座のα星は、「ドラコ」・レプティリアンの「王族」の本拠地と言われている。
・前にも述べたが「ノアの子孫」であるということは、イルミナティの血流であることを意味する。古代の書物や文献を調べれば、彼の出生に関する不可思議な記述が見つかるだろう。エチオピアの古文書『ケブラ・ナガスト』は何千年も前のものであるが、それには人類の女性と「神々」との性的結合から生まれた巨大サイズの赤ん坊のことが書かれている。
・もう一つは、シュメールの洪水の英雄という意味のセム語ウトナピシュティム、つまりノアに関する話だ。古代ヘブライ語の文献「ノア書」とそこから派生した「エノク書」にはノアの誕生について触れられており、その話は1947年にイスラエルで発見された「死海文書」にも現れる。この文書は2000年前パレスチナで栄えたエッセネ派と繋がりがある。ノアはレメクの息子だが、人間らしくなく、どちらかというと「天使の子ども」のようだったと書かれている。それが誰のことか、もうおわかりだろう。レメクは妻にノアの父親について尋ねている。「見よ、あのとき心の中で、この受胎は看視者や聖なる者たちによるもの、………あるいはネフィリムによるものではないかと思ったのだ。………ゆえに私の心はこの子のことで思い悩んだのだ」。レメクの子どもノアは白い肌にブロンドの髪をして、その目は家中を「太陽のように照らす」ほど明るかった。
・UFO研究者や多くの誘拐被害者のあいだでは、レプティリアン「王族」の最高カーストは、故郷であるりゅう座にちなんで「ドラコ」という名で知られている。この異星人たちはアルビノ(色素欠乏症)のように白く、目からはレーザービームのような光を放つと言われている。まさに、あのジャームズ・ボンドの山にいた真珠色の肌をした者たちのように。シュメール文書によれば、エンリルは地球でのアヌンナキのリーダーだった。そこには、彼のことは「光る目を持つ輝かしき蛇」と描写されている。これは当時の混血児に共通する描写だが、私は今日でも同じような話を耳にしている。
<レプティリアン血流の証「恥の印」「司祭の印」>
・「創世記」にはこんなくだりがある。ノアはワインで酔いつぶれ、テントの中でひっくり返っていた。息子ハムがテントに入ると、父親は裸になっていた。ハムは父親の身体を覆うものを見つける前に兄二人を呼んだ。ノアは意識を取り戻すと、怒りくるって、ハムとその息子カナンを呪った。これは、なにか一大事が起こったということではないだろうか?ハムがノアの身体に、神々の子どもであることを示唆する何かを見たというような。これくらい時代を遡ると、混血人のなかにはまだ爬虫類の片鱗をはっきり残している者もいたようだ。胸が鱗状になっていることは、特に多かった。ヒンドゥーの古典『マハーバーラタ』では、「カルナ」という半神の混血が、地球人の女性と太陽神「スーリヤ」との間に生まれた。その子どもは、「神のように甲羅に覆われて」いたと書かれている。
・古文献によれば、ノアは甥メルキゼデクのことを人々に知られてはいけないと言ったことがある。その奇妙な姿を見られたら、殺されてしまうだろうと。「司祭の印」は、神授の王権と同じくレプティリアンの血流の証だった。メルキゼデクは高名で非常に有力な司祭になったのだが、今日、モルモン教の最高位階はメルキゼデクの長老と呼ばれている。モルモン教会はイルミナティ・レプティリアンから100パーセントの出資を受けている。
・ところで、モルモン教を始めたのは誰だったか?ジョセフ・スミスとハイラム・スミス、それにブリガム・ヤングだ。彼らはみな、フリーメイソンの高位階者であり、メロブィング朝(アヌンナキ)の血流を汲む者たちである。
・レプティリアンと人類の混血というテーマは、エデンの園のアダムとイヴの話にも出てくる。ユダヤの伝承では、蛇に誘惑されたイヴはもちろんネフィリムの母なる先祖であり、その名はヘブライ語の「命」や「蛇」といった言葉と関連がある。魔王は『旧約聖書』やユダヤ教の経典『トーラー』に、「老蛇」または「竜」と書かれており、主権を争った宇宙戦争に敗れて地球内部に逃げ込んだネフィリム族の支配者だったとされている。イヴを誘惑した者の名前はヘブライ語で「ナハシュ」というが、これは「蛇」という意味があると同時に、「秘密を知る者」とも読める。これもまた、レプティリアンの神々のテーマである。ノアと同じくエノクは「神々とともに歩く」と言われていた。古代の「エノク書」には、人類に秘密を洩らした監視者の名前は「ガドレエル」だとある。これが、イヴを誘惑した蛇とされている「堕天使」である。そして彼は、のちに「神々から知識(しばしば火や明かりにたとえられる)を盗み、人類に教えた多くの神々の行動のもとになった。
<アダムとイヴ/クローンから代理創造者に>
・前にも少し触れたように、聖書のアダムとイヴにはそれぞれ「the」という冠詞がついているため、おそらくはある個人ではなく、混血種の血流を指していると思われる。当初、交配で生み出されたのはかなり爬虫類的な生き物だった……それが、「神」(神々)が人間を彼の(彼らの)姿に創ったということだ。聖書の「神は御自分にかたどって人を創造された」というフレーズは、ここからきたとしか他に説明のしようがない。この時代、シュメールの記述で確認できるように、アダムとイヴの種はクローン作成されたが、繁殖させることができなかった。これはアヌンナキにとっては問題だった。地球で実行しようとしていたアジェンダのために働かせる奴隷を充分に作れなかったからだ。結局、奴隷たる人類は生殖能力を与えられ、そのため哺乳類が思った以上に増える結果となった。
<古代の神殿に刻まれた牛人間、ライオン人間は、生物実験でつくられた実在の生きものだった ⁉>
・この、単なるクローンという存在から代理創造者に変わったことは、エデンの園でイヴが出産の痛みに耐えよと言い渡されるシーンに象徴的に表されている。創造物間のセックスはエデンの園のエピソードで「禁断の実」として象徴された、とブーレーは言う。この経緯の責任者は「アンキ」という「神」で、エデンの園でイヴを「誘惑」した蛇だった。彼は後に、人間の数が爆発的に増えたために、他のアヌンナキのリーダーたちから相当疎まれるようになったと、シュメール文書は告げている。
・レプティリアンは三種類に分けられると思われる。肉体を持ち、ほとんどは地球内部に棲んでいる者(地球内種族)、肉体を持ち、他の星々からやってくる者(地球外種族)、そして肉体を持たない者。この肉体を持たない者たちこそが権力を握っている中枢で、姿を現さずして異次元から混血族を操っているのである。レプティリアンたちはこういった悪巧みを銀河のあちこちで働いているらしい。何もかも、まったくもって異様でばかげたことに聞こえるだろう。そう思われるのも無理はない。
<妖精の種族/死の女神が司る地下世界に潜む>
・フェアリーやエルフのような妖精、小鬼、悪魔、竜、その他の人間以外の生きものが住む地下世界の話は、世界中の民話にあふれている。そしてそれは古文書の中で、アヌンナキや「神々」の別名と同じく「輝く者たち」と呼ばれることがあった。基本テーマをちらっと見るだけでも、これらの物語が、誘拐被害者や今日の地下基地の研究者が言っているのと同じ「異星人」の話だということがわかる。古代スカンジナビアの民話にある大洞窟や網の目のようなトンネル、時には巨大都市がある場合もあるが、そういった地下世界は、「ニブルヘイム」と呼ばれている。ネフィリムとの近似性は明らかだし、ネフィリムは地球の内部に住んでいたと言われている。古代スカンジナビアの人びとによれば、ニブルヘイムを支配していたのは死の女神「ヘル」だという。これらの地下ネットワークへの出入り口は、塚や古代人が丘の上に建てた要塞、聖域と言われる山や丘や湖だったかもしれない。名前も外見もさまざまなこの「妖精の種族」は、混血の血流を作るために人間と交配し、地上の人びとを誘拐し、人間の血を飲み、人間から生殖に必要な材料を取ると言われていた。しかも、この「フェアリー」やら「エルフ」やらは、レプティリアンの姿で現れることが一番多かった。「エルフ」あるいは、「エルヴェン」も、レプティリアン血族を表すイルミナティのコードネームである。人間でない「神々」が山の内部に住み、その山から地下センターへ入っていけるという話は、数々の神話で山が「神聖な」ものとされている由縁であると思われる。ギリシャ神話の神々の家であるオリンポス山も、その一例である。ギリシャの神々の王ゼウスは、人間の女性とのあいだに子どもを作るために山から下りてきた。また、神話のモーセとその神が会うのも、ほとんどが山である。
<アヌンナキの戦争/「メイ」を携えた「邪悪な竜」シン>
・ゼカリア・シッチンらシュメール文書の翻訳者によれば、アヌンナキの派閥間で戦争があったという。そこには、エンリルやエンキといった指導者たちがやがて子どもたちに大きな権力を与えるようになり、世界を分割してそれぞれに分け与え、統治して発展させるようにしたとある。
<核による大破壊/8000~1万2000年前50万人死亡>
<レプティリアンと金髪碧眼のノルディックは、古代に地球だけでなく月や火星でも戦ったという>
・このほかにも『ラーマーヤナ』のように、インド人とアトランティス人との恐るべき戦争を描写した文書は枚挙に暇がない。インド人はヴィマーナと呼ばれる空飛ぶ乗り物を、アトランティス人は「ヴァイリクシ」を使って空中戦を展開した。
<秘密非公然支配のレプティリアン新秩序へ>
・古代の神秘主義結社の多くは、人間社会の中で密かに暗躍し続けるレプティリアンの血流によって作られた。真の歴史的知識を守るため、アトランティス、レムリア、そして大変動以降の世界、特にシュメール帝国の秘儀的・専門的な科学知識を貯蔵するためである。また彼らは、もっと賢明なアジェンダを持った他の神秘主義結社をも掌握した。
<古代知識の破壊/視野と可能性を限定する「科学」と宗教>
・レプティリアンの秘密結社ネットワークには、古代から二大目的があった。まずは、進歩した知識を選ばれた少数の者たちだけに伝え、彼らのそれぞれにどこまで情報を伝えるかをコントロールすること(細分化)。そして、公の場で起こったことを操作し、そこに残ったすべての進歩した秘儀的知識が広まるのを防ぐこと。彼らは、視野や可能性を厳しく限定した「科学」もどきや宗教を作ることによって、この目的を達成した。
・「アトランティスの黒魔術師」は、「レプティリアン」と読み換えることができる。
<新大陸発見の裏側/コロンブス、クックも事前に地図を与えられ>
・イルミナティの相互ネットワークは、クリストファー・コロンブスの話からもうかがえる。1492年にアメリカ大陸に渡ったとき、彼は最初から、自分がどこに向かっているのか承知していたのだ。なぜなら、彼の義父はエンリケ航海王子側近の船長であり、エンリケはポルトガルのキリスト騎士団という秘密結社のグランドマスターだったからだ。キリスト騎士団とは、1307年の粛清後にフランスからポルトガルやスコットランドに逃げたテンプル騎士団が名前を変えたものだった。コロンブスは、この地下に潜った秘密結社から、アメリカ大陸が記されている古代の地図を手に入れたのだ。
<見える独裁制から隠れた支配への移行>
<竜の王族/ユーサー・ペンドラゴン(アーサー王父)>
・レプティリアンの血流に連なる歴代の王は「竜」の名で知られている。戦に多くの国がともに戦ったり王国の連合が形成されたりするときには、王の中の王が選出された。彼らは「偉大なる竜」、はたまた「ドラコ」という名で呼ばれた。聖杯伝説に登場するアーサー王の父ユーサー・ペンドラゴンにも見られる「ペンドラゴン」というケルトの称号は、この変化形である。
・ヘブライ神話で「神々の息子」を表す聖書の「ネフィリム」が、破壊者あるいは蛇をあらわす「アウィーム」と呼ばれていることはすでに述べた。エデンの園にいた蛇は、まるで人間のように歩き、話をしたともいう。古代の口承伝説を集めたヘブライの聖典『ハガダー』によると、この蛇は二本の脚で直立し、背丈は「ラクダの高さ」ほどもあったという。スロバキアの『アブラハムの黙示録』には、イヴと話をした蛇には手と脚と翼が生えていたと書かれているが、昔も今も「ドラコ」はそのように描写されることが多い。ヘブライの物語はシュメール、アトランティス/レムリアの物語から伝えられたものであるが、その多くは典礼書にふさわしく変更が加えられ、蛇という直截的な言い方は消えている。
<世界に遍在する楽園/エデン、エディン、ヘデン>
・聖書のエデンの園でイヴを「誘惑」した蛇は、数ある象徴の中でもとりわけ有名だ。この話は実は、古代のシュメールの物語にいうエディン、つまり「正しき者たちの住処」を書き換えたものにすぎない。
・また、インドの「イエス」である例のクリシュナ神が、ガジュマルの木の下で、とぐろを巻く蛇の姿になって人類に知恵を授けたという話もある。古代ギリシャには、「幸福の島」と、不死の「黄金の林檎」が実る「ヘスペリデスの園」がある。そして、その園は竜によって守られている。中国の聖典にも不死の果実のなる木が植わった庭があるが、その庭もまた、竜と呼ばれる翼の生えた蛇に守られている。古代メキシコにもいわゆるイヴ伝説があり、やはり巨大な雄蛇が登場する。古代インドでは、聖なるメル山の番人は恐ろしい竜であった。よく似た話が古代にはいたるところにあったのだ。蛇または半蛇、半人、人類への知識の伝授などは世界に遍在する伝説なのである。
<アジアの蛇/ナーガ「コブラの民」>
・インダス川流域に形成されたシュメール帝国やレムリアの文化とそこに成立したヒンドゥー教やインド神話には、蛇神と空飛ぶ竜についての物語が多く見られる。それらの神々は知識をもたらし、大空で互いに戦った。人々はこの神々をすでに述べたように「ナーガ」と呼んだ。神々はいつでも自在に、人間にもレプティリアンの姿にも変身できた。レムリアに生まれたナーガは「王家」の祖となり、白色人種と交配したと言われている。
・中国の文化のすべては、竜と蛇の種族に基づいている。中国もまた、何千年も前に高度な文化の栄えた場所だが、それはレムリアに刺激され、後にはシュメール帝国の影響を受けた文化だった。今日でもその言語や文字には、神話や伝説同様、著しい類似が見られる。中国文化が最盛期を迎えたのは紀元前2800年頃からと見られ、この時期はまさにシュメール帝国の絶頂期でもあった。中国の歴史では、最初の人間は半人半竜の古代の女神、女媧によって創造されたとされる。中国古代の書『易経』によると、竜と人間とはその昔平和に暮らし、種族を超えて結婚し、交配したという。古代中国の歴代皇帝は、「顔は竜で」竜神のような姿をしていたという。
・日本の歴代の天皇も自らを同種の「神々」の子孫であると称しており、伝説によると、日本の島々には天から降りてきた人びとが住んでいたそうだ。ジャームズ・チャーチワードは、日本民族もレムリア(ムー)大陸と関係があるとしている。日本には蛇や竜にまつわる伝説があまた存在し、人間との結婚や交合によってレプティリアンと人間の混血の子孫が生まれたという。蛇族は美しい男女の姿に変身(シェイプ・シフト)し、人間の兵士や指導者を魅惑して交わりを結んだ。『洞窟、大釜、そして潜伏する生物たち』の著者マイケル・モットは、蛇の種族に誘惑された花御本(はなのおもと)という娘の話を伝えている。
「御本は竜の恋人にふたたび逢うことはなかったが、竜の血をひく子どもを産んだ。その子は『あかがり(あかぎれ)大太(だいた)』と名づけられた。この名は、その子の肌がひび割れて皺が寄り、蛇のような鱗に覆われていたことに由来する。太古の伝説が実際の歴史に現れるのはここからだ。直系の子孫、緒方三郎は源氏を助けた武将であるが、祖先も同じように鱗で覆われた体を誇りにしていたという。緒方三郎は大太の五代の孫である。ここでもやはり名家がターゲットとされて最初の遺伝子交換が行われ、その後たびたび繰りかえされてきたのである。東洋では『竜の血』の流入が非常に誇らしいものと考えられたが、西洋では蛇やかえる王子は演出を凝らした『お伽噺』の形で伝説となり、霧に包まれてきた。西洋の感覚では、少なくとも表面的にはこの種の密通は反感を買う。これは宗教的な理由のためだが、それがすべてではない。なぜなら、地下に住まう種族は、札付きの残忍で利己的な悪意の持ち主であると思われているからだ」
・紀元前2500年頃に遡る中国の十二支は動物によって象徴されるが、すべて実在の動物の中で唯一の例外が、竜である。象徴とする動物を選ぶのに、ほかは全部実在の生き物を選びながら、一つだけ別だということが考えられるだろうか? ではまた、中国におけるレプティリアンの血流を見ていこう。古代の中国人は最初の王朝を建てた「神聖なる」皇帝の玉座にも、舟にも、寝台にも、象徴として竜の意匠が施されている。現在、イルミナティには多くの中国の血流も入っている。
・ムー大陸が存在したかどうかについて大規模な調査を行ったジェームズ・チャーチワードは、インドの僧院で見た古代の碑文を調べたところ、蛇との混血種であるナーガは、中国、チベットおよびウイグル帝国まで含めたアジアの大部分にいたと主張している。「世界の屋根」といわれる中央アジアのパミール高原は、伝説の上では、レムリア(ムー)の人びとと関係があるらしく、そこには「ナーガの湖」あるいは「蛇の湖」と呼ばれる湖があった。これらの血流の子孫の中に色白のアーリア人がいると言われているのは、やはりレプティリアンとノルディックとの繋がりを示している。「蛇」の植民地なら、中国にもピラミッドがあるんじゃないかと思うかもしれない。そう、あるのだ。中には、高さ250メートルに達するもんもあるが、これはギザのピラミッドの中でも最大のクフ王墓の倍の規模だ。それを取りまくように林立するピラミッドが、巨大ピラミッドの遺跡とともに現在にいたるまで残っている。中国の文献によれば、それは5000年前のものとされる。
・マーク・アマル・ピンカムは著書『賢き蛇の再来』で、「クマラ」と呼ばれる地球外生命体の種族がレムリア(ムー)に神秘主義結社を創設し、後にそれをモンゴル、ゴビ砂漠地方、さらにはチベットへと移したと述べている。確かにチベットは古代における知識の宝庫であり、そこには超人の住む地底都市やそれらを結ぶトンネルについての言い伝えが豊かに残っている。とりわけ名高いのは、アガルタとシャンバラだ。中国がチベットに侵攻し、占領したのは、政治的な意味合い以上にこの物語に深い関連がある。チベットは古代には神秘と伝説の地であり、現在はイルミナティと深い繋がりを持つ場所で、ここもまた、蛇のシンボルの発祥地である。虹蛇を崇拝する古代(前のレムリアの)オーストラリアのアボリジニの文化も同じだ。
・蛇の神々を古代の神話や伝説の中心とする南北アメリカにも、両大陸全体に同じような話が存在する。マヤ人が『チラム・バラムの書』と呼んだ書物には、メキシコ大陸ユカタンの最初の定住者は「チャン」、すなわち「蛇族」と書かれている。
<北アメリカの蛇/「懐かしき赤い大地」から「亀の国」へ>
・アメリカ先住民族は、レプティリアンの先祖にちなんでアメリカを「亀の国」と呼ぶ。南アメリカの二つのインカ帝国を創ったのはともに「マンコ」または「マンコ・カパック」である(「カパック」は、知恵と豊かな精神を持つ蛇の意)。
<アフリカの蛇/緑の沃野破壊のチトウリ(蛇の子どもたち)>
・アフリカでは、レプティリアンは「チトウリ」すなわち「蛇の子どもたち」あるいは「大蛇の子どもたち」の名でも知られる。これは中央アメリカの「蛇の民」という語に近い。アフリカにもやはり、蛇の種族の伝説があふれている。アヌンナキ、アニネドトゥス、ナーガ、ドラヴィディアンなどは「チトウリ」と読み替えるとよい。名前は違っても同じ種族だ。
<「拷問者」グレイ型異星人もピンキーなレプティリアンの仲間>
・クレドはさらに、「グレイ」と呼ばれる最も有名な宇宙人をレプティリアンの取り巻きであるとする、多くのUFO研究家の見方を支持している。しかし彼の考えはそれだけにとどまらない。グレイ自身、レプティリアンだというのである。
<ドラコ=ドラキュラ/姉妹の子孫にエリザベス女王>
・『吸血鬼ドラキュラ』の物語の象徴性は、ある部分ここから採られている。アイルランドの作家ブラム・ストーカーによるこの作品は1897年に出版された。数え切れないほどの吸血鬼伝説を何年も調べ上げた作者は、真相を知っていたのではあるまいか。
<イギリスおよびヨーロッパの蛇/ドルイド、ダナーン、ワイド島>
・イギリスやヨーロッパにも、竜やレプティリアンにまつわる言い伝えはあふれている。
・彼らはアイルランドの言語であるゲール語で「賢者」、「魔法使い」あるいは「蛇」を表す「ドルイド」という名でむしろよく知られており、「蛇の司祭」と呼ばれている。あるアイルランドの写本によると、ドルイドの枝の達人はトゥアハ・デ・ダナーンすなわち「蛇の女神ダナの民」の子孫であると書かれている。
・ダナーンとカンが同一の民を表す言葉だということが、そのうちに証明できるだろうと私は思っている。彼らの仲間の一人であったブルートゥスがダナーン人やトロイ人を率いてイギリス諸島に入植し、「カエル・トロイア」、つまり今のロンドンを創設したのである。伝説によると、ダナーン人は小アジアにいたギリシャ帝国末期のミレシア人に征服されたが、その際に結ばれた平和協定の条件として、ダナーン人は地上を去り、アイルランドの「空洞の丘」から地底の王国に移り住むこととなった。ダナーン人は、戦闘的な巨人族であったが、地上で暮らし、世代を経るに従って身体が小さくなっていったと言われている。アイルランドでは同様のことがフィルボルグ、フォーモリア、ネメディア人についても言われている。彼らも戦いに敗れ、地底に追い立てられて巨大な体躯を失った。巨人が地底に追われて背丈が縮むという話は世界中に見られるもので、たとえばダナーン人などは、私が「ノルディック」と呼ぶような姿で描写されている。
<エジプトの蛇/アモン、アレクサンダー、セラフィム、クレオパトラ、イエス>
・蛇をシンボルとする同種の物語は、現代のイルミナティのシンボルやコードと関係の深いエジプトにもよく見られる。エジプトの太陽神である「アモン」または「アメン・ラー」の神殿には、テーベやカルナックの巨大な霊場に建てられた。
<影の子孫たち/「トートのエメラルド・タブレット」で知る>
・「彼らは異なる振動の形なき者にして地球人の子らには見えずして存せり」
私自身の研究として示してきたが、世界は、別の次元あるいは「周波数」に存在するレプティリアン、あるいは別の姿をした者たちにコントロールされている。私たちがいるのは三次元であるが、彼らは四次元、つまり私たちが体感できる領域のすぐ外側の周波数から操作を行っている。
<静かなる侵略/「権力の座」「諸会議」に憑依する>
・エメラルド・タブレットに戻ろう。
「彼らは人の形もてわれらの間にて活動せるも視角においてのみ人の如く見えたるなり。彼らは魔術の解かれし時は蛇頭なるも人々の間にては人の如くあらわれたりき。彼らは人々に似たる形をとりて諸会議に忍び入りぬ。彼らの術策によりて国々の首長らを殺し、彼らの姿をとりて人々を支配せり。彼らは魔術によりてのみ、音によりてのみ発見し得るなり。彼らは陰の国より人々を滅ぼしその代わりに支配せんと求めおりしなり」
<蛇の女神の系譜/海の貴婦人・牡牛、ヘカテ、アテネ、ピュタゴラス>
・イルミナティは表面上、男性が支配しているように見える。だが実際は、儀式において女最高司祭が男の最高司祭と同時に扱われるし、イルミナティの象徴主義の中心にあるのは女神――蛇の女神の崇拝がある。
ニューエイジ運動が「女神」の復活を求めるのは、それを女性エネルギーと同一視するためであり、女性を抑圧から解放する意味がある。この意味では、私も賛成だ。だが、ニューエイジャーもその他の人も理解しておかねばならないのは、それとイルミナティやその役人たちが言う「女神」の象徴主義は別物だ。蛇の女神は世界中でさまざまな名前で呼ばれている。ディアナ、アテネ、セミラミス、バラティ、ブリタニア、ヘカテ、レア、ペルセフォネ(「第一の蛇」)などなど、こうした女神の名前は、月の満ち欠けや女性エネルギーといった秘教的な概念の象徴として使われるが、イルミナティの女神崇拝はその根底で女性を介したDNAの伝達に関係しているとみられ、オリオン座に端を発している可能性もある。このDNAの源という概念は、さまざまな文化で「竜の女王」、「オリオンの女王(女王たち)」、「母なる蛇」に象徴化されていると聞いている。内部情報や堅実な研究者から聞いた話では、成熟したレプティリアンの社会にはちょうど女王蜂のような存在がいて、それが卵を産み、その卵から例の血筋やその傍系が生まれているという。イルミナティの主たる女神であるアルテミスは、胸に多くの卵を抱えた姿で描かれ、蜂とも結びつきがある。
<エデンの戦い>
・『エッダ』には、エデンの支配をめぐる蛇のカルトとトール(インダラ)軍勢との戦闘が描かれている。ワッデルが指摘するとおり、攻撃をしかけたのは全体に狼の種族、蛇のカルト側で、その「エデンの戦い」では飛行物体から爆撃や灼熱のミサイル、炎を発射する武器や有毒ガスの噴射などを思わせるものが使われている。「現代の戦争における凶悪な破壊手段」をありありと連想させる描写は、アヌンナキが関わった戦闘についてのシュメールの記録とも一致すると、ワッデルは言っている。
<不死鳥の興亡/ノルディック王族の体に取り憑く>
・敗戦後、レプティリアンと蛇のカルトは地下に潜った。むしろ地下に戻ったと言えるかもしれない。
<●●インターネット情報から●●>
【ムー世界の神秘】なぜ中国にこれほどのピラミッド群が? 建造は異星人? ただし当局は見て見ぬふり…
4000年以上の歴史を誇る中国には、謎めいた古代遺跡も数多く発掘されているが、そのほとんどは公開されない。そうした遺物のひとつに、ホワイト・ピラミッドと呼ばれる建造物がある。
その存在が知られるようになったのは1912年のこと。ふたりの旅行者が、白色の巨大四角錘を同国内で目撃したと証言した。さらに1945年には、アメリカ空軍パイロットが、西安南西部の山岳地帯で眼下にそびえる白亜の巨大ピラミッドを目撃。1947年3月28日付の「ニューヨーク・タイムズ」紙上で詳しい報告と彼が撮影した写真が掲載された。
そして1994年、ついにそれは宇宙空間から確認される。NASAの宇宙飛行士が地球軌道上を周回中に9つの奇妙な点を確認、写真におさめたのだ。画像解析の結果、高さが100メートル以上ある中南米形のピラミッドが複数稜、等間隔で並んでいることが判明した。
さらに2005年10月、商業衛星イコノスが、山西省太原宇宙センター近郊に存在するピラミッド群を撮影。そこにはなんとギザの3大ピラミッドと配置が同じ、オリオンを形作る3基のピラミッドが見てとれたのだ。これらの事実は、ピラミッドが宇宙空間から見られることを前提としたランドマークであった可能性を示唆する。
現在判明しているだけでも、西安周辺には100基以上ものピラミッドがあるという。いったい、これほどの規模のピラミッド群を造りあげたのはだれなのか?
現地調査を行った宇宙考古学者ハウトウィグ・ハウスドルフによると、「火を吹く籠(かご)に乗って地球にやってきた天子たちが、この地にピラミッドを建造した」という伝説が報告されている。
この天子とは、異星人なのか? 残念ながら中国側はこれらの情報をいっさい公表せず、調査も行わないようだ。
(「ムー的古代遺跡」より掲載)
文=並木伸一郎
『ハイジャックされた地球を99%の人が知らない (下)』
デーヴィッド・アイク ヒカルランド 2014/8/12
<この理不尽な地球陰謀――消せるのは、あなたしかいない>
✵「ロスチャイルド・シオニズム」――パレスティナで繰り広げられている組織的な民族抹殺計画、<9・11>、福島の原発「事故」、ハリウッドやインターネットの支配、世界各地で繰り広げられる紛争、戦争、革命。それもこれも最短100年単位の超長期計画によって展開している。
✵地球人口を数十億単位で間引きし、レプティリアンの支配しやすい規模に持ち込もうという「人類大淘汰計画」。
✵残忍な金融支配。ロスチャイルド家を初めとする血族が、そのネットワークを駆使しながら、現実には存在しないマネーを高利で貸し付け、国家をも支配下に入れていく「信用経済」。
✵人類に対する大規模マインドコントロール。
✵<世界の目覚め>で踊る<不服従のダンス>。かつて退いた人類の味方や異次元での反レプティリアン同盟が、広大な宇宙の各所で戦いを繰り広げている。
✵<真実の振動>に精神を開いて<無限の意識>とひとつになることで道は拓かれる。私たちが、自分が誰なのかを思い出すだけで、悪夢は終わる!
<下巻への案内――訳者まえがきに代えて>
・第9章では「ロスチャイルド・シオニズム」を扱っている。この第一級の秘密結社は、常識的にも歴史的にも根拠のない「約束の土地」への権利を表の顔に、一切の批判を「反ユダヤ主義」という名目で攻撃しつつ、アメリカをはじめとする各国をコントロールしている。ここでのアイクは、歴史に残るロスチャイルド家のやり口をふり返ったうえで、2度にわたる世界大戦や「革命」の操作、政治・経済・軍事・メディアなど社会中枢の支配、計画通りだった「リーマンショック」、その危機を引き起こした張本人らによる経済「対策」などを、実名を挙げながら明快に分析・提示していく。
・第10章では、世界各地で繰り広げられる紛争、戦争、革命の本質が明らかになる。どれも最低でも100年単位の超長期計画によって展開しているものばかりだ。アラブの春と呼ばれた一連の政変も、ウクライナやチェコ、グルジアといった旧東側諸国の「革命」も、ずっと以前に書かれたシナリオによるもので、例によってジョージ・ソロスやズビグニュー・ブレジンスキーが絡んでいた。レプティリアン血族が征服を目論む国々は、北アフリカから中東を経て、アフガニスタン、イラン、パキスタンと続き、インド、中国にまで及んでいる。独裁体制ながらも国民生活を向上させていたカダフィを極悪人に仕立て上げて一般市民を爆撃する一方で、腐敗と圧政を続けるアラブの首長らを温存・利用して第3次世界大戦の実現を狙う本当の「悪の枢軸」――彼らのアジェンダを許してはならない。
・第11章は科学技術に目を転じて、HAARPを取り上げている。東日本大震災を引き起こしたという説が絶えないこの技術の基本形は、二コラ・テスラによって20世紀の前半にはすでに確立されていいた。2007年に完成したとされる現在のHAARPは、アメリカ海空軍とアラスカ大学、国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)が共同で資金提供したもので、特殊な周波数の電磁波を電離層に送り込んで、地球環境にすら影響を与えてしまうほどの威力を持つ。
・こうした動きの向こうにあるのは現在の地球人口を数十億という単位で間引きし、レプティリアンの支配しやすい規模に持ち込もうという「人類大淘汰計画」だ。第12章では、そのために彼らが利用している手段を具体的に分析されている。
・続く第13章は金融支配がテーマとなっている。ロスチャイルド家をはじめとする血族どもが、そのネットワークを駆使しながら、現実には存在しないマネーを貸し付け、国家をも支配下に入れていく「信用経済」という仕組みが詳細に語られる。教育という名のプログラミングは、同時に私たちを借金で縛りつける。連邦準備銀行という名のカルテルは、潤沢な資金で政治家を縛り、計画的に恐慌を起こして「解決策」を押し付け、元は帳簿上の数字に過ぎないものを根拠に、国民から現実の資産を奪っていく。血族金融機関の代表格ともいうべきゴールドマン・サックスの分析では、彼らの支配構造が疑問の余地なく理解されることだろう。統一通貨ユーロによって、ヨーロッパ各国はまた一歩、悪夢の実現へと近づいたと言える。
・では、すべての方面から推進されている血族のアジェンダによって、今の人類はどうなっているのだろう。第14章では、人類に対する大規模マインドコントロールの現状が恐ろしいほど明らかにされていく。自己愛型人間の採用と訓練でできあがる制服組の精神構造と信じがたい行動(とりわけ空港職員や警察官によるもの)、あらゆるところに設置されたカメラや携帯電話、インターネットなどによる徹底した監視と情報収集、すべての人へのマイクロチップ埋め込み計画、水道水へのフッ化物添加による精神への攻撃、徹底したワクチン注射による免疫系の発達阻害、無限と思えるほどの食品添加物、小規模農場とオーガニックな代替食物への圧力、紫外線による癌というペテン…。しかしアイクは、今こそ声を上げるときだという。
・そして最終章、ここまで読んできて無力感に打ちひしがれようとする私たちに向かって、アイクはついに具体的な行動を提案する。それが<世界の目覚め>であり、<不服従のダンス>だ。レプティリアン同盟の攻撃がひたすら過激化しているのは、彼らの危機感の表れでもある。かつて退いた人類の味方や異次元での反レプティリアン同盟が、広大な宇宙の各所で戦いを繰り広げている。2012年の話やハルマゲドンのような終末思想に踊らされる必要はない。押し寄せる<現実の振動>に精神を開いて<無限の意識>とひとつになることで道は拓かれる。私たちが、自分が誰なのかを思い出すだけで、悪夢は終わるのだ。
・日々経験している「五感の世界」の本質は、「固体」でも「物理的な」ものでもなく、振動、電気、デジタル・ホログラフィーによる情報場=「宇宙インターネット」に過ぎない。
・《土星―月マトリックス》という知覚を破って、人間の集団的隷属状態を終わらせるには、本来の自分の姿に目覚めなければならない。すべては、まさにすべては、そこから始まる。思い出すのだ、あなたは何者なのか、今どこにいるのか、どこから来たのかを。思い出せ。
<秘密結社ネットワークが世界の出来事を支配し操っている>
・今こそ声を上げ、不服従のダンスを踊るのだ!
・すべての方面から推進される<血族>による支配と淘汰のアジェンダ
<ハッカーも美しき人びとも>
・ロスチャイルド・シオニストは、自身は表に出てこないで、主要メディアを所有するという方法を使ってきている。
・この「金ぴかの町」は歴史上のできごとについてニセのバージョンを売り込み、知覚をプログラムするために世界中で利用されている。それを作りあげてきたのがレプティリアン血族だということは明らかなのだから、彼らがオーナーだというのも当然だ。ハリウッド映画やテレビは、血族の連中が準備しているできごとに備えて現実を操作し、人びとに精神的・感情的にプログラムするために使われている。
・この本を執筆している時点でも『コンテイジョン』という映画が作成されている。内容は死滅的な伝染病が大発生するというもので、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)が前面に押し出されている――これも、血族が本格展開しようとしている人類への新たな攻撃について、ハリウッドを使って予備知識を与えておこうとしている一例だ。
・ロスチャイルド・シオニストはインターネットも支配している。グーグル、ヤフー、フェイスブック、マイ・スペース、ツイッター、ウィキペディア、イーベイなど、どれもがロスチャイルド・シオニストに設立されたか、もしくは支配されているか、そうでなければその両方だ。
・もう一度強調しておくが、私は「ユダヤ人」がメディア、ハリウッド、インターネット、政治家、銀行、巨大ビジネスを所有しているといっているのではない。ここで問題にしているのは、ロスチャイルド・シオニズムという秘密結社に仕える小さな集団のことだ。大半のユダヤ人は、ロスチャイルド・ネットワークによって情け容赦なく利用され、虐待されている。ロスチャイルド・シオニストはユダヤ人のことなど考えていないし、ユダヤ人全体の利益を追求しているのでもない。彼らは、世界制覇に向けたロスチャイルドの陰謀、つまりはレプティリアン同盟の陰謀にとって最適なものを追い求めている。ロスチャイルド家とシオニスト秘密結社の網は、アメリカ政府政策のすべてを支配しているし、状況は、イギリスをはじめとする国々、さらにはEUでも同じだ(そもそもEUはロスチャイルドが作ったものだから当然だろう)。ロスチャイルドがアメリカとイスラエルを二重支配していることで、驚くほど巨額のアメリカ国民の税金が、イスラエルへの軍事・経済「支援」に流れている。
・ロスチャイルド家には軍団とも呼べるような組織があって、真実に近づく者は誰でも「反ユダヤ主義」だとして標的にされる(この言葉が同じセム語族であるアラブ人に向けられているのは皮肉なことだが、そのあたりのことは私のこれまでの著作を読んでほしい)。
・いわゆる「ヘイトスピーチ」を取り締まるためと称して新たな法律を広範に導入し、表現の自由を禁止することで、彼らのご主人さまを暴露させまいとする動きがあるが、これは背後では、いくつかの組織が動いている。こうした法律は「少数者を守る」ためとして推進されているが、ロスチャイルドと下劣な土星カルトは、少数者になど、なんの関心もない(というより、多数者にも興味はない)。彼らの関心はすべてを支配することだけだ。
<「将来」をコード化する>
・私が長年にわたって強調しているのは、人類が直面している陰謀の規模と組織性だ。私たちの世界を操作し搾取する連中は、1日や1か月、あるいは1年や10年という単位でものごとを進めてはいない。彼らは私たちの現実の、まさに繊維の1本1本にまで、コード化されたプログラムを展開しているのだ。
・世界的なファシスト/共産主義国家は、そのような計画によって起こってきているものだ。それは、土星から送られてくる放送のなかにコード化され、月によって増幅されている。だから、コード化された情報とその先行き(つまりは「計画」)に関する知識があれば予言的な「小説」も書けるし、それがあとで信じられないほど正確だったということにもなるのだ。ジョージ。オーウェルとオルダス・ハクスリーが『1984年』や『すばらしい新世界』を書けたのは、彼らが、これからなにが起こるかを知っていたからだ。
オーウェル(本命エリック・ブレア)は警察国家と監視国家、そして人びとを統率するための無限戦争を描き出した。今の私たちが見ている現状そのものだ。現代の無限戦争とは「テロとの戦い」のことだ。「テロとの戦い」に勝つなどありえない。お題目に過ぎないものを、本当だと信じることで安心するのだ。オルダス・ハクスリーの『すばらしい新世界』では、人びとは薬と遺伝子によって支配され、両親は、自分で子どもを育てる権利を奪われたうえ、最終的には生殖を通じて子どもを作る権利すら放棄してしまう。子どもは「世界国家の孵化場」で大量生産され、生まれたときから体系的にプログラミングされていく、ハクスリーが書いたことも、今ではほとんどが実現しつつある。
・フェビアン協会は政界の「左派」を操るために1884年に設立されたものだ(ほかの秘密結社は「右派」「中道」を担当していて、議論を二分させ、分割による統治を行うことで、政治的な選択肢があるという錯覚を生み出している)。
・フェビアン協会のロゴはヒツジの皮をまとったオオカミで、まさにこの組織の本質を表している。
<世界のできごとの真相>
・脚本は昔に書かれたもので、それが今、日を追って展開していっている。人類の課題は、この脚本を破棄することだ。2011年に始まった北アフリカでのできごとは映画のシーンに過ぎない。すべてはさらに多くの国の買収を正当化し、世界を第3次世界大戦に導くためのもので、そのあとには本格的な世界規模のファシスト/共産党国家が姿を現してくる。
<ジョージとズビグの一大「ショウ」>
・東欧で起こった一連の「人民革命」は、こうした国々をEUとNATOの下で抑え込むために仕組まれたもので、その背後にはジョージ・ソロスとズビグニュー・ブレジンスキーがいた。
<シーア派の役割>
・血族が、サウジアラビアをはじめとするペルシャ湾岸諸国をこのままにしておきたがる理由はかにもある。イスラム教にはスンニ派とシーア派の2つがあって、アラブ世界を二分している。このイスラム教の教派分裂は予言者ムハンマドの後継者をめぐる対立が原因で、その起源は7世紀にまでさかのぼる。このとき以来、スンニ派とシーア派はそれぞれ異なる道をたどっているが、コーランとイスラム一般の神性については合意してきた。と、これくらいは知っているが、そろそろ自分の頬をつねって現実に目覚めよう。古代に起きたこの分裂は、そもそもイスラム集団を分割して支配するためのもので、現在も、ほとんどのイスラム教徒がこの罠にはまりこんでいる。
<偽善は専制政治のジェット燃料だ>
・カダフィも、ある意味で「よき模範例に対する脅威」と呼ばれていた。血族は、ほかのやり方があることを示す指導者や政府を片端から潰していっている。ドミノ効果を恐れているのだ。カダフィは、選挙もなしで約40年間も権力を握っていた。
<カダフィを捕まえろ>
・2011年の国連安全保障理事会で、リビア上空を飛行禁止空域とする決議1973が採択された瞬間から、私は、これが「平和的な抗議者を守る」ためではなく、カダフィを退陣させてリビアの石油と金融資産を乗っ取るためのものだと言ってきた。
<パイクの戦争>
・アルバート・パイクはアメリカのフリーメイソンリー史上で最も称賛されているメイソンのひとりで、ワシントンDCの警察本部の隣に銅像が立っている。クー・クラックス・クランの設立に助力するなど、平和と愛の調和のためにすばらしい貢献をしたそうだ。パイクは19世紀の人物で、スコティッシュライトのフリーメイソンリーでは至高の最高指揮官を務めるなど、イルミナティの有力工作員だった。1871年には、同じく有名なイルミナティ工作員でイタリア人のジョゼッペ・マッツィーニに宛てて、3度の世界戦争を積み重ねれば世界規模の独裁政権に移行できるとする手紙を書いたと言われている。
・第3次世界大戦は、政治的シオニストとイスラム社会のリーダーとの食い違いが「イルミナティ」の「エージェント」を利用するかたちで扇動されるに違いない。この戦争は、イスラム(イスラム・アラブ世界)と政治的シオニスト(イスラエル国家)が互いに破壊し合うことで遂行される。同時にほかの国々も、やはりこの問題で分裂し、物理的・道徳的・精神的・経済的に疲弊し尽くすまで戦わざるを得なくなるだろう。………われわれはニヒリストと無神論者を解き放ち、社会的大変動を引き起こさなければならない。そのあらゆる恐怖のなかで、絶対的無神論の影響と、残虐性の起源と、そしてかつてない流血の争乱が、各国にはっきりと示されることになるだろう。
・そうなれば、あらゆる場所で、市民が――世界的に見れば少数派である革命家から自身を守らざるを得なくなって――文明の破壊者を根絶させることだろう。こうして大衆はキリスト教に幻滅する。その理神論的な精神は、その瞬間から羅針盤も方向性も失い、理想を求め、しかし、その崇敬を委ねるべき対象がないなかで、ルシファーの純粋教義が世界に顕現するのを通して、真実の光を浴びることになる。そうして、ルシファーの教義は眼前にもたらされるのだ。
<HAARP――世界との戦争>
・HAARPは気象を操作し、地震を発生させ、マインドコントロールを行う。これを可能性のリストに加えず、世界で起こっていることや人類の行動を理解するのはもはや不可能だ。
<地球環境も操作できる>
・今の人類には、エネルギー戦争、気象戦争、地質学戦争を遂行するだけの潜在能力があるし、実際に、それはすでに始まっている。HAARPは、信じられないほど強力な電磁波を連続あるいは振動させて発射し、地球大気の上方にある電離層の特定のポイントに当てることで、そこを振動させて「膨張」させる技術だ。
<マネーを制する者はすべてを制す>
<マネーにまつわる狂気>
・人びとは、自分の生活を支配している銀行システムについて知らなすぎる。「マネー」が実際にどこから生まれてくるのか、ほとんど誰も考えていない。政府? いやいや。「マネー」のほとんどは、ロスチャイルド家を中心とした血族が所有する民間銀行システムが、なにもないところから作り出したものだ。この仕組みを「信用経済」と呼ぶ。
<世界を盗む>
・ここで、マネーについてもうひとつ考えてみよう。なぜ政府は血族の民間銀行カルテルから借金し、それに利子を付けて血税で返済するのだろう。政府が国を動かしているはずなのに、なぜ自分たちで無利子のマネーを作って無利子で流通させないのか、もうおわかりだと思うが、理由は血族が政府も銀行も所有しているからで、政府は銀行のためにベストを尽くすのだ。アメリカ大統領では、エイブラハム・リンカーンとジョン・F・ケネディが、銀行から借り入れず、無利子の政府発行マネーを導入した。そしてこのふたりには、もうひとつ共通点がある。それがなにかはご存じだろう。
・アメリカ政府は、その「マネー」の多くを連邦準備銀行(FRB)という民間銀行のカルテルから借り入れている。この制度は、1913年にロスチャイルドーロックフェラー・ネットワークによって設立された。前にも書いたように、この制度は「連邦」という名がついているし、かつ「アメリカの中央銀行」でもあることから、多くの人から政府の一機関だと思われている。総裁も、アメリカ大統領が指名している。だが、実際にはFRBは民間銀行のカルテルであり、総裁も大統領が決めているわけではない。大統領は、血族に言われる通りに指名しているだけなのだ。
・よく「資本主義」が「危機」にさらされていると言われるが、それがビッグ・バンキング、ビッグ・オイル、ビッグ・ファーマ、ビッグ・バイオテック、ビッグ8・フードなどの大手企業のことならば、資本主義など存在しない。競争社会としての資本主義は、彼らが最も望まないものだ。エリートが動かしているのは「カルテル主義」だ。
・国家に返済不能な負債を負わせ、新たな融資と引き換えに条件をつけるという図式は、今では西欧先進国でも見られるようになっている。世界の貧困国家で成功した一連の詐欺行為はすでにヨーロッパにやってきているし、アメリカにも近づきつつある。いや、すでに多くの方法で実行されている。アイルランドやギリシャなどの国はすでに借金まみれで、ロスチャイルドのIMFや欧州中央銀行は、過酷な緊縮経済プログラムと、国家資産の血族企業への売却を要求している。
<ゴールド“イン”サックス>
・さまざまな点から見て、現在の金融崩壊が起こったいきさつを理解するには、ロスチャイルドの支配する悪の権化ともいうべきゴールドマン・サックスを理解する必要があるだろう。ゴールドマン・サックスは、公式には1869年にロスチャイルド・シオニストのマーカス・ゴールドマンが、ロスチャイルドの領地であるドイツのバヴァリア(バイエルン)から移民してきて設立したことになっている。
・サックスの長年の親友としては、リーマン・ブラザーズ銀行会社のフィリップ・リーマンがいた。リーマン家もやはり19世紀にバヴァリアからアメリカへ移住してきている。ヘンリー・キッシンジャーと前法王のベネディクト16世もバヴァリア生まれだし、ロスチャイルドが1776年に設立したバヴァリア・イルミナティも彼の地で誕生している。公式にバヴァリア・イルミナティを率いたとされるアダム・ワイスハウプトは、現在のロスチャイルド・シオニストの条件にもぴったり当てはまっている。ワイスハウプトはイエズス会で教育を受けたが、これもロスチャイルド・シオニズムを含めたクモを構成する重要な糸だ。
・マット・タイビは、2004年にゴールドマン・サックスの当時のCEOヘンリー・ポールソンが、証券取引委員会に貸付の規制緩和を求めたことについて次のように説明している。
彼らは、貸付12ドルごとに自己資金1ドルが必要なことに制約を感じていた。そこで、会長のヘンリー・ポールソンが証券取引委員会に規制撤廃を求めたところ、その通りになった。議会聴聞会も投票もなかった。証券取引委員会はゴールドマンと4つの銀行にこの規制の例外適用を認め、元本がなくても、上限なしで貸し付けできるようにした。
2年とたたないうちに、ベア・スターンズとリーマン・ブラザーズという2行が破綻した。すべては、政府に規制の変更を求め、希望が通ったことが原因である。これは彼らの常套手段で、なにか深刻な問題が発生しても、政府に泣きついて血税で救済してもらえることを知っている。こんなことが繰り返し行われているのだ。
<崩壊と欲望の饗宴>
・ここまで述べてきたことの結果、世界各国の政府の借金(=国民の借金)は何兆ドルという規模にまで膨れ上がってきている。このマネーは、政府や中央銀行にいるエリートから、民間銀行やその他の金融組織にいるエリートへと渡っていく。FRBの政策は、必要のない連中に「救済」金を低利で貸し付け、それを銀行側が高金利で貸し付けて利益を得るというもので、もう何度も暴露されている。
・しかも、政府からのマネーはほとんど無利子なうえに事実上、返済の義務がない。「融資」の返済が行われない場合、連邦準備銀行を通じて、不良債権が「担保物件」として納税者に与えられるのだ。これにより、何兆ドルもの銀行の負債は政府の負債に、そして国民の負債へと姿を変える。
<どいつもこいつも>
・2008年の金融危機が起こった時点で、私はこの計画には3つの段階があると書いた。すなわち、(1)経済を破綻させる、(2)政府が(つまりは国民が)銀行に大金を与えて国庫を空にする。(3)政府の対抗策が尽きたところでもう一度経済を崩壊させる。そこへ、銀行家と金融詐欺師が近づいてきて、解決策を提示する――ただし彼らの解決策を。
これは、当時から言っていたように、世界の金融秩序を作り変える作業だ。その基礎には世界銀行があり、最終的には単一の電子通貨へ、そして、かつてないほどの少数者による世界経済支配へと向かっていく。
<「世界の終末」という詐欺>
・こうして、本当の黄金時代の人類がかつて解読していた幅広い真実は、遺伝子操作と土星―月マトリックスの妨害電波によって否定された。私たちには「実際にそこにある」と見えるものもあるが、その多くは、土星―月マトリックスから送られる信号とホログラムによって操作されてたものだ。こうしたタイム・サイクルの考えが出てきたマヤやインダス文明は、どちらもレプティリアンが支配していた地域だし、古代エジプト文明やホピなども同様だ(だからホピには、現在の状況についてお馴染みの予言が残っている)。そのときの情報源として、レプティリアンの「神々」との「チャネリング」が多く行われた。私は中央アメリカのマヤ遺跡を訪れたことがあるが、そこは典型的なレプティリアンの「神々」の社会で、血の生贄が行われた痕跡が見られた。マヤから近いアステカもヘビを信仰する文明で、国を挙げて人間を生贄に捧げていた。私はかつてこのように書いたことがある。
・現在のメキシコに住んでいたマヤの人びとは、自分たちの先祖は「ヘビの人びと」だったと言っている。云い伝えによれば、空から降りてきたレプティリアン種が文明を乗っ取り、人間の生贄を求めたという。人間の生贄はどこにでも出てくるテーマだ。レプティリアン種とそれに従う非人間的な存在は、その技術力の高さから「神々」と受け止められた。アメリカのホピ・インディアンの言い伝えでは、彼らの「ヘビの兄弟」や「空の神」がホピの女性と交わったとなっている。インドの伝説には「シャルパ」というレプティリアン種が出てきて、これが文明を起こしたとされている。驚くほど人種差別的なヒンズーのカースト制度を作り上げたのは彼らなのだという。
・ここでもう一度、メキシコのミゲル・デ・ラ・マドリード元大統領との経験を語ったキャシー・オブライエンの話を見てみよう。
デ・ラ・マドリードは私に「イグアナの伝説」の話をして、トカゲのようなエイリアンがマヤ人のところへ降りてきたのだと言った。マヤのピラミッドは彼らの発達した天文学テクノロジーそのもので、処女を生贄に捧げる習慣も含めて、トカゲ型エイリアンがもたらしたと考えられている。エイリアンはマヤ人と異種交配し、自分たちが宿ることのできる生命体を作った。そうやって彼らは、人間の姿とイグアナの姿とを行き来できるようになった。このカメレオンのような能力は「世界的な指導者に姿を変えるにはうってとけの乗り物だ」とデ・ラ・マドリードは言った。そして、自分もマヤ人とエイリアンの血統を受け継いでいるから「自由自在にイグアナにシャイプシフトできる」のだ、と。
<バリケード上の爬虫類>
・レプティリアンとその混血種は、ずっと以前から、この<真実の振動>の挑戦に備えている。それこそがHAARPの最大の動機なのだ。
<力を持っているのは私たちだ>
・人生で最も大切なのは、今直面している状況と、それに対処する方法に焦点を絞ることだ。すべてはそこから始まる――私たち自身の体験も、子どもたちや孫たちの体験も。私は、この本を書いている時点で59歳だ。今の子どもや若者と比べれば、グローバル収容所で過ごす時間は短いだろう。
<世界の目覚め――すべての心が変化をもたらす>
・世界中のすべての町、都市、村、コミュニティの人びとが一歩を踏み出して、グループで集まることが必要だ。週に数回でいいから定期的に集まり、自分たちのエネルギー場をつなぎあって、愛と平和と調和を、大気中に放出するのだ。集まる人数は多ければ多いほどよい。
<時は今>
・私たちは置かれた状況は切迫しているが、絶望するには早すぎる。冗談で言っているのではない。まだゲームは始まったばかりだ。なにしろ、これがどんな「ゲーム」なのか、やっとわかってきたばかりなのだ。
・思い出せ、自分が誰なのか。今どこにいて、どこから来たのかを、
なぜここにいるのかを思い出せ、思い出せ、思い出せ。思い出せ。
<――「超巨悪」の一大パノラマ――本書を、覚醒の「テキスト」とせよ! 「陰画」の世界こそ、実は“現実”なのだ!! 船瀬俊介>
<超巨悪の「シナリオ」と湧き出るゾンビ>
・まさに、「超巨悪」の一大パノラマと言うしかない。圧倒的に壮観である。身震いするほどに壮絶である。そして、付言すれば悍ましいほどに醜悪である。
・まずは、一にも二にも――この分厚い二部作を読め――これに尽きる。とりわけ自称他称を問わず、学者、知識人、ジャーナリストを自任する人は、本書をまず読破せねばなるまい。
・しかし、それはフィクションではない。大地から続々と醜悪なゾンビたちが、湧いてくる。そいつらが、この地球という惑星を支配し、蹂躙し、詐術と殺戮の舞踏を踊っている。それが現実世界なのだ。目を背けたくなっただろう。しかし、この醜悪な現状を直視しなければならない。
<悪魔の山岳に挑むための「地図」>
・本書のタイトル『ハイジャックされた地球を99%の人が知らない』が全てを物語る。
・その意味で、本書、冒頭にある「訳者まえがきに代えて」は、その旅程を判りやすく示してくれる。懇切な山岳ガイドである。
<“常識”否定から起こる知恵熱>
・「でたらめばかり書くな!」と怒鳴りたくなる。胸の辺りがムカムカしてきて、吐き気さえ覚える。後頭部がボウッとしてくる。もはや、読み進むことすら、生理的に不可能となり、この分厚い一冊を投げ出す。あるいは、壁に叩きつける。そんな光景が目に浮かぶ。なぜか?
それは、本書の内容が、これまであなたが“常識”と思ってきたこととまるで真逆だからだ。
<「虚」「実」180度の転換を体験せよ>
・文字どおり、眼が回る。その目眩を体感しない限り、あなたはこの惑星の真実へ到達することはできない。
・今、現実が“疑似”なら、“真実”の世界とは、いったいどんな世界なのか?
デーヴィッド・アイクの結論はあっけない。それは「ロスチャイルド・シオニスト」らによって支配が貫徹された地球なのだ。
<ファミリー(血族)に完全支配された「教育」と「報道」>
・そうして、ロスチャイルドやロックフェラーの名を一言でも口にする者には、例外なく、“陰謀論者”のレッテルを貼り付ける。
・デーヴィッド・アイクは、その策謀の主体を本書で、明確に「ロスチャイルド・シオニスト」と定義している。
・「多くのユダヤ人は、シオニズムに猛反対しているし、ほとんどのシオニストはユダヤ人ではない。世間に現れているロスチャイルド・シオニズムはひとつの政治的イデオロギーでしかない」
<「血族」が最後に狙うのは地球の所有権!>
・つまり、彼らのお得意手法は、常に二股支配なのだ。“陣営”は一切、関係ない。
<腐敗、隠蔽、弾圧――権力の三大法則>
・「権力は腐敗する」
これは政治学の第一命題だ。それは、こう続く。
「絶対権力は、絶対に腐敗する」 私は、第二命題としてこう続けたい。「権力は隠蔽する」
つまり、権力は自らが、絶対に陥る腐敗を、民衆の眼から徹底的に隠す。そのために、“かれら”は、絶対的に虚言するのだ。
第三命題はこうだ。「権力は弾圧する」
腐敗を隠蔽、虚言する権力に対して、民衆の中から告発する者が必ず出てくる。権力は、これらの反撥に情け容赦はしない。徹底的に弾圧する。この権力の「三大法則」は、まさに地球を支配する絶対権力「ロスチャイルド・シオニズム」にこそ、符合する。
<超巨悪には笑いを武器とせよ!>
・地球ハイジャックを目論む連中が恐れるもの。それは「………<心>のエネルギーと<意識>の目覚めだ」。それは、なにかに反対して抗議するのではない。なにかを求めての活動だ。「戦争に反対するのでなく、平和を求めよう」「人類すべての自由と正義を求めるのだ」
そこでアイクが提案するもの。それは「不服従のダンス」なのだ。
「怒りの抗議行動の代わりに、心を静かに集中させ、いつも相互作用しているエネルギー場に愛と平和と調和を送り込み、愛、喜び、笑いのダンスを踊る」
私は、常々、講演や著作などで呼び掛けてきた。
それは、「笑いを武器とせよ!」というメッセージだ。まさに、ここで私はデーヴィッド・アイクと、魂のレベルで、深く、深く、共鳴するのである。
覚醒せよ! 笑顔で立ち上がれ! 希望と愛を胸に………。
<上巻への案内>
・本章の序論ともいうべき第1章では、誰もがどこかで口にするフレーズを手がかりに、軽妙なタッチで自身の生涯をふり返りつつ、その世界観の概要を述べている。
・1冊の本を介しての「霊能者」ベティ・シャインとの巡り会い、3度目の訪問で初めてコンタクトした「存在」からのメッセージ。
・私たちは何者なのか、私たちはどこから来たのか――この根源的な問いかけから第2章は始まる。アイクは、さまざまな宗教や近代「科学」といった既存の枠組みのウソを暴いたうえで、宇宙をインターネットになぞらえ、私たちが本来は<意識>であること、この世界がホログラムに過ぎないこと、私たちが宇宙インターネットとの交信を意図的に切断/制限されていることを明らかにしていく。
・第3章も、ヴァーチャルリアリティーというきわめて現代的な話から始まる。<コントロールシステム>によるプログラミング、メディアを使った大規模なマインドコントロール、肉体というコンピュータの誤作動など、世紀に生きる私たちが実感を持って読んでいける切り口だ。人間のDNAはそもそも超伝導体で、宇宙インターネットと交信できる送受信機なのに、それが故意に操作されて、いわゆる「タイムループ」という幻覚も含めた「時間」の概念に閉じこめられてしまっている。私たちは左脳の支配に縛られて真実が見えなくなっているが、多くの臨死体験者の話から、人間の本当の姿が垣間見える。人は、左脳の司る精神に縛られているが、本当に大切なのは心臓だ。心臓こそは、まさに心の臓器なのだ。
・ではなぜ、どのようにして、私たちの心と精神は分かれてしまったのだろう。この疑問に答えてくれる第4章は、宇宙が電気でできているという話から始まる。人間に観察できる宇宙はほぼすべてプラズマでできていて、まさに生命体そのものだ。大宇宙で観測される「プラズマのピンチ効果」はヒトのDNAとそっくりだし、地球にも人体のような「気」の通り道がある。太陽もプラズマで、ブラックホールは別の次元への入り口になっている。こうした斬新な宇宙観からは、これまでとまったく違う太陽系の姿が導かれ、特に土星は、そのイメージを一変する。
・続く第5章ではアイクの世界が本格的に展開される。この「真に開かれた精神だけが入れる領域」で、読者はついに爬虫類人と遭遇する。大洪水後の地球を支配したレプティリアンのことは、アフリカ・ズールー族のクレド・ムトウが語る古代の伝承をはじめ、大蛇崇拝や、大蛇神の末裔としての王族というかたちで(日本を含めた)世界各地にその姿をとどめている。この大洪水後の時期にはレプティリアンによる遺伝子操作が行われた。いわゆる「ジャンク」DNAがタンパク質をコードしないのはその結果であり、私たちにはレプティリアンの精神が植え付けられている。人類は低振動のエネルギーを供給する家畜となった。現在の世界を支配しているイルミナティ血族は、この時期に遺伝子操作で作られたレプティリアンと人類の交配種だ。
・こうした歴史を踏まえたうえで、上巻の白眉とも言える第6章では、月と土星の真の姿が明らかにされる。月は地球の衛星ということになっているが、それを信じるにはあまりに疑問が多すぎる。
・NASAは秘密にしているが、月には知的生命体が存在する証拠が数多くある。月は巨大な宇宙船だとしか考えられない。しかも、太陽系のほかの惑星にも同様の「衛星」がある。こうして、レプティリアン同盟による地球のハイジャックが明らかとなる。そのうえでアイクは、私たちに新しい情報をもたらしてくれる。すなわち土星の真の役割である。土星は単なる太陽系の一惑星ではなく、レプティリアンが支配する「黒い太陽」だ。銀河の中心から太陽を経由して送られてくる波形情報は土星による不正侵入によって歪められ、それが月によって増幅されて地球にやって来ている。
・第7章では、いわゆる陰謀論で語られる世界支配の構造が、現実に起こっているさまざまな事件の真相とともに、目まぐるしいほどの速さと驚くべき深さで語られていく。グローバリゼーションの進行も、リビア内戦への介入に代表される「国際社会」の行動も、すべてはレプティリアン交配種のアジェンダの一部だ。彼らの支配は円卓会議を中心とするネットワークが担っている。
・上巻の締めくくりとなる第8章では、前章で取り上げた巨大ネットワークをつなぐ「セメント役」の要素が分析される。フリーメイソンリーは世界で最も有名な秘密結社だが、会員の大部分は自分の所属している組織の実態を知らない。しかしイタリアのP2ロッジの事件やローマ教皇ヨハネ・パウロ1世暗殺事件に如実に表れているように、この組織はまさに世界を陰から動かしていく。
『新しい宇宙時代の幕開け』②
地球はすでに友好的宇宙人が居住する惑星だった!
ジョン・B・リース ヒカルランド 2012/12/28
シャンバラ・惑星連邦・地球内部の知られざる新事実
<息子のヒトラー2世が地球内部のドイツ元首を引き継いでいた>
・ヒトラーの死後、息子のヒトラー2世が地球内部のドイツ元首を引き継いでいた!
・1万1500年前にアトランティス人とアテネ人が地上で原爆戦を繰り広げていた!
・太陽や地球の磁場に干渉して異常気象をもたらす放浪惑星ナガースの脅威!
・アメリカは太陽系の他惑星と外交的対話を続けており、ワシントンには金星・火星・冥王星公使館があった!
・地球内部に住むアトランティス大陸の末裔が語る、その驚きの生活
――平均年齢800歳、高度なテクノロジーを持った平和的国家の全貌とは!?
・地下世界の住人の長寿の秘訣は、太陽光線に当たらないこと、そして正確に調合された野菜ジュースを飲むことだった!
<バイキングランドと新ドイツとの接触>
・1時間後、内部太陽のそばまでやって来ると、速度は落とされた。その光は激しくなく、目を痛めることもなかった。彼らは直系600マイル(965キロメートル)の巨大な光球に近づくと、それは巨大なちょうちんと似ていることに気づいた――その周囲には柵が付けられた狭い通路があった。
<ヤルタ会談の裏で強力な影響力を与えたのは、円盤翼機とインナー・ワールド!>
・バードの任務報告の23日後、大統領のヨットはフロリダのビスケーン湾に錨を下していた。そこで世界の先進国の参謀長らは、どのように対応すべきか極秘に戦略を練るために落ち合った。結局のところ、敵ドイツは敗北しておらず、それどころか卓越した航空機と兵器において全世界に対する戦術的な優位性を保持するために空軍力を刷新しているのかもしれない。全参加者は、ドイツ軍の野心は続いているものと推察した、イギリス、フランス、そしてアメリカは、ヒトラーの独裁に対して新たに戦わねばいけないという危機感を抱いていた。
<沈んだアトランティス大陸の末裔は地球内部に脱出していた>
<インナー・ワールド(地球内部)に暮らす人々は、5億人以上/NASAは内部の詳細地図を持っている!>
・1980年(本書の出版年)は、世界の人々が自分たちはこの惑星において孤独ではなかったことを最初に知る年となるだろう。地上住人の失われた親類が5億人以上、地球の中心部内側で平和に暮らしているのだ。
・だが、インナー・ワールドの最古の種族は古代ドイツを起源としている。その始まりは地上世界の凍った南極にあり、亜大陸がかつて住民の徒に、卓絶した富と美の「熱帯の楽園」だった頃にさかのぼる。彼らのインナーアースへの集団脱出は3万年前のことだった。
<100人を超えるインナーアースの住人がアメリカで仕事や研究を行っている>
<地底世界人ボッドランド人との遭遇/インナー・ワールドの人々は地上でも暮らしている>
・1600年代に地下に移り住んだドイツ系アングロ・サクソンの親類によって歓迎された。その探検の際、地上の第三帝国のドイツ人は、おそらく世界中で最も進んだ人種と思われるボッドランド人と出会った。彼らは、もう一つのドイツ系の分家で、その揺籃は南極に始まったが、現在はイランが位置する場所からトンネルを介して3万年前に地下に移住している。
・その後、内部にやって来た民族には、バイキング、アトゥリア人(またはアトランティス人)、そしてエスキモーが含まれた。日本人は地球内部に先祖となる親類はいないが、実のところ、沈んだムー大陸――いくらかの記録によれば、それはアトランティスが沈む25万年前にさかのぼる――からの末裔であるとボッドランド人は主張した。地下のボッドランド人の年代記によると、地上では過去に4つの文明が栄えては姿を消し、現在は5番目に当たるとのことだった。
・1943年のドイツの遠征隊が発見したのは、内部世界で最大の大陸は北米の3倍の大きさの大陸地域をカバーするアガルタであり、アトゥリア人と呼ばれる人々によって占有されていることだった。このグループは沈んだアトランティス大陸からの末裔で、最初の祖国が最終的に沈んで何百万人もの祖先が滅びる前の紀元前1万5000年から1万1500年にかけて内部へ移住した。アトランティス人は多くの地上の白人種と関係していて、混合した元の民族は3万3000年前に金星からもたらされたが、その冒険は金星人が最初に地球を再植民地化しようとする試みではなかったとアトランティス人は主張する。彼らはまた、金星はもともと地球のコロニーであったと主張する。
<アトランティス人の地球内部の脱出の様相/破滅を引き起こした原爆戦>
・最初のアトランティスは3万3000年前に大西洋の中央に位置した大陸の肥沃な渓谷と高台にて金星のコロニーとして始まった。
・それはかつて裕福な国で、20世紀の地上の先進国と同等の社会とテクノロジーを発展させていた。彼らの宇宙船は地球の空を移動し、他惑星への貿易ルートが開発された宇宙空間にも進出していた。
しかし、アトランティス人には不倶戴天の敵がいた。彼らは、地中海の渓谷とエーゲ海の大部分に位置する大都市で暮らすアテネ人と呼ばれる人々だった。300年間の貿易上の対抗関係は、お互いにが相手を滅ぼす戦争に備えるほど、徐々に耐えがたくなっていた。
戦争の間接的な原因は、土地獲得の必要性ではなく、貿易や経済上の理由が挙げられた。アトランティス人とアテネ人がその戦争で得られるものは、太陽系を超えた天の川の惑星間での貿易を支配することだった。生まれ高まる憎悪感を抱えて、いくつかの小規模な地域紛争がすでに地上と外で行われていた。
・アテネの王がアトランティスの主要都市への奇襲攻撃を命じたのは、およそ1万1500年前のことだった。それは、統制された地上戦として始まった。アテネ軍はアトランティスに上陸して、破壊的な光線兵器を用いて、アトランティス軍と目標に対して強い地歩を築いた。
戦争が始まった21日目、アトランティス人はアテネ軍の防空網を破って、アテネ人の首都に原子爆弾を落として報復した。都市は完全に破壊されると、すぐにアテネ軍はアトランティスの首都に対して報復の原爆攻撃を命令した。この2国によって全面原爆戦が起こった。次の9日間、無制限の原爆戦がはびこった(聖書同様に、ギリシャ、スカンジナビア、インドの伝説はこの戦争のことをさまざまな物語として伝えている)。
何百万人ものアトランティス人とアテネ人が大破壊(ホロコースト)で命を落とし、工業化・教化された彼らの偉大な世界は永遠に失われることになった。
<空洞地球でドイツ人が発展させた新たな主権国家/首相はヒトラー2世!>
<ドイツ人のインナー・ワールドへの入植>
・第2次世界大戦時に旅立ったドイツ人によってインナー・ワールドへの入植が進んだことにより、少なくとも通常よりも1世代早く初期の居留地建設が可能になった。それには一つの大きな理由があった。それは新しい円盤翼機のスピードと載荷能力に起因する。
<地球内部のニューベルリン/新ドイツの人口は1800万人>
・しかし、インナー・ワールドの新しいドイツ国家への移住リストに載っているかどうかにかかわらず、誰が地下で暮らすことが許されるのかという決定はもっぱらボッドランド人の手に委ねられていた。彼らは、ブラジルにあるトンネルの入口と、アルゼンチンのどこかにあるインナー・ワールドへの知られざる出発地点で、入ってくるドイツ人をふるいにかけたのである。30年以上にわたり、ナチス・ドイツ出身の数百万人ものドイツ人が、インナー・ワールドの新ドイツ国の市民にはふさわしくないとして、ボッドランド人によって拒絶された。入国を拒否された人々の大半は、ソビエト共産主義下の東ドイツには戻ることができなかったり、戦争犯罪の廉で西ドイツでの投獄を恐れたナチスであったが、彼らは戦時中にドイツの組織が邪魔されずに動き回ることができたブラジルに主に避難した。
<アメリカに登録された宇宙人は5000人/5万人以上の宇宙人が地球で暮らしている>
・名前とポジションが機密扱いのアメリカ国務省報道官は、昼間・銀河間を起源とした宇宙人5万人以上が地球で暮らしていると1980年に見積もっている。合衆国では、一般には気づかれていないが、登録外国人(宇宙人)が少なくとも5000人いる。
・このような宇宙人――主に金星、冥王星、火星からだが、我々の太陽系全体からやって来ている――による友好的な地球侵入にはある目的がある。彼らの目的は、地球の主流に入り込んで、自分たちの太陽系の大使に活動を報告することで、現在向かいつつある自滅コースから逃れられるよう地球を導くことにあると信じられている。さらに縁起の悪い理由があるとしても、当局の者は誰もそれを筆者らに明らかにすることはないだろう。
・この惑星上の宇宙人らの動向を調整・決定するのは、一人の宇宙人である。彼はこの太陽系管理組織の地球担当代表者である。すべての政府と絶えず連絡を取るのに加えて、彼の存在は国連にも知られている。地球規模の情報ネットワークの長として、彼は惑星間警察網と金星の太陽系評議会とは日々通信を行う。
この心温かくフレンドリーな非人類の名前は、エステス・プラトー。彼は数世紀もの間、大統領、王、政治家らと腹心の友である。
・ワシントン界隈で「金星からの幽霊」と呼ばれている彼は、イギリスのマグナ・カルタが制定されたわずか数年後の1228年に生まれたと言う。彼はジョージ・ワシントンの時代からアメリカの運命を形作り始めて、1943年以来、恒久的にアメリカのキャピトルに配属されてきた。だが、おそらく休暇で、彼は自分の母星(ホーム・プラネット)に帰省すべく一度に数カ月間は姿を消す。
彼の身体が特定のオフィスにあるのを大統領にさえ見られているが、大抵の場合、それは自身の3次元投影である。
<世界各国に金星人や他星の調査官がいる/すべての情報はプラトー氏に集ってくる!>
<プラトー氏は地球にワン・ワールド・ガバメントの創設を求めていた>
<ウィルソン大統領にプラトー氏が伝えた「次の戦争」のこと>
<戦争自体が不法とされて、統合世界秩序が築かれる前に3度目の戦争が勃発しうる>
・「次の戦争は善と悪、あるいは神(ゴッド)と反神(アンチ・ゴッド)の勢力間で行われるでしょう。善が勝利して永続的な平和がこの惑星にやってくるでしょう」
<プラトー氏のアストラル次元による出現/ボッドランド王とも会っていた!>
・アストラル・プロジェクションの際、プラトーは撮影不可能である。
・プラトーがもたらす情報は、アメリカと世界にとって極めて貴重であるにもかかわらず、底知れぬUFO支配グループによって彼のアメリカでの行動が高度に監視されているため、総じて有効に活用されていない。
・その後、ハッカス王はプラトー氏によって実演されるエーテル次元へと入り込んで、訪問者を自分の肉体が留まる宇宙船へとエスコートして戻した。
<未知の惑星ナガースからの侵略者>
<外来宇宙船と足指3本のイエティ>
・動物捕獲用ネットを利用して、北極圏部隊はイエティを20体生け捕りにした。それらはかつての流刑捕虜収容所へと連れて行かれ、それぞれ別個に人間用防御柵(営倉)に拘置された。イエティの一体は身長9フィート(約2.7メートル)を超えていた。だが、その夜、予期せぬ出来事が起こった。それまでは確実に檻の中に居た生物たちが、次の瞬間にはすべて姿を消していたことを警官たちは報告したのだ。残されたものは悪臭だった。
<未知の宇宙船が地球に飛来する目的は、いまだに謎のまま!>
<スペース・トラベラーたちの外見は、我々とかけ離れたものが多い…>
・800フィート長のくさび型、ボトル型、飛行チューブ、フットボールのグランドほど長いフットボール型、球形、そして円柱形。おそらく四角いものを除けば、報告されていない形状はほとんどない。だが、空軍が飛行都市として知る一群の形状には四角いものですら含まれていて、そのうち2つはアメリカ南部の砂漠地帯を含めた世界の辺境で垂直に飛び上がったのが目撃されていた。高さ数マイルで、高速で移動する大きな都市は、カナダ北方のデューラインのレーダーで追跡された。
・シリウス星系を起源とするそのような宇宙船は、宇宙空間へと発進または反発させるために太陽を利用する。そして、我々の太陽系に向けた航路を半分過ぎた時、シリウスの宇宙船はこの太陽系に向けて宇宙船が引き寄せられるように太陽の磁力を利用する。
<天王星・海王星の反対の外宇宙から、招かれざる訪問者の波が押し寄せてきている!>
・「諸君」と、1936年にルーズベルト大統領は険しい顔をして自分の閣僚らに言った。「我々はこの太陽系内の他の居住惑星からの存在に訪問されている。彼らは空と宇宙空間の支配において我々よりも1000年は進んでいる。追いつくのに1000年は待てない。我々が待てるのは、おそらく、1世代……あるいは2世代だけだ」
40年前、大統領の発した言葉は、このように不気味だった。
<地球ベースの円盤翼機パイロットの養成>
・円盤翼機の新しい専属乗組員グループの一員になるのは簡単なことではなかった。教化はコロラド州のアメリカ空軍士官訓練学校で始まる。その後、本校の最上位の卒業生の志願者がフロリダ州エグリン空軍基地の円盤翼機訓練学校に入学して、そこで円盤翼機の基本的な指導のすべてがまずダミー機で行われる。
<他惑星はすでにアメリカと大使を交換している/インナーアース代表団&アウタースぺース代表団>
・しかし、太陽系内の他惑星間で米公使館の交換はすでに起こっていて、太陽系惑星のいくつかがアメリカと慎重な外交的対話を続けている。
<アメリカはすでに地球内部ニューベルリンに代表団を置いている!>
・未知の宇宙人がアメリカ国立科学財団とNASAを絶えず訪問していたことは証明されており、アメリカ人科学者らはすでに金星で働いていて、さまざまな科学論文も多分に交換されている可能性が高い。
<すべては「54-12委員会」が統括する/ 円盤翼機、空洞地球、太陽系宇宙人、外宇宙からの脅威>
<宇宙時代の新しい秩序/高次元には我々のはかり知れない巨大権力が存在する!?>
・そして、地球の上空では、奇妙な物体が意のままに行き来する、未解決の外来宇宙船現象が今なお存在する。忘れてはならないのは、地球の軌道に接近する巨大惑星ナガースで、地球の2.5倍の大きさがあり、最終的に太陽と衝突する運命かもしれないことだ。
<ハアムマーン教授に聞いたアトゥリアの首都シャンバラの経済活動>
・ハアムマーン教授の出身地はアトゥリアの首都シャンバラで、人口数百万人を擁するアガルタ大陸に位置している。(国家同様に)都市は他の都市施設と航空輸送で便宜を与えられている(すなわち、彼らは自分たちの祖先が金星からやって来て以来、磁気力航空機を保有している)。
・一般的に言って、惑星内部での食べ物は地上と比較できる。彼らの暖かい気候における主食は米で、今日の中国人によって地上にももたらされた。主作物の小麦と大麦は北方地域で栽培される。他の野菜は、さや豆、大豆、オクラ、ナス、キャベツ、カブ、ニンジンなどである。アトゥラス人は、大概は菜食主義者ではあるが、チキン、ビーフ、ポークなど、さまざまな人工フレーバーを付けた魚を多く食べる。牛乳もまた彼らの主要な栄養飲料である。アトゥラスには七面鳥はいない一方で、彼らがダッククエールと呼ぶ大型在来鳥がいて、食用に適するために一部の人々に高く評価されている。
『新しい宇宙時代の幕開け』①
いま明かされるUFO・宇宙人・地球空洞説のすべて
ジョン・B・リース ヒカルランド 2012/11/30
<UFO開発のために金星の先進的テクノロジーを提供していた>
・天才科学者ジョナサン・コールドウェルの地球製UFO開発秘話を初公開!
・金星人はアメリカ大統領に核戦争をやめるよう警告し、UFO開発のために金星の先進的テクノロジーを提供していた!
・ヒトラーはドイツ製潜水艦「Uボート」で南米に渡った後に地球内部へ向かい、ナチスの第三帝国――ニューベルリンを完成させていた!
・地球内部にはドイツ人と共通の祖先を持つボッドランド人をはじめとする、複数の種族が暮らしていた!
<地球は太陽系内の姉妹惑星が何年にも及んで念入りに監視してきた惑星>
・CIAやFBIの現役および退役エージェント、アメリカ上院・下院議員、陸海空軍幹部、高級官僚が衝撃の暴露!第2次世界大戦の裏では、アメリカとナチス・ドイツが円盤翼機(UFO)開発競争を繰り広げていた!21世紀に発掘された奇書が、知られざる歴史と空洞地球説、UFOの真実を明らかにする。
・ドイツ人たちは、空洞地球の住人たちの手引きもあって、地下世界へと姿をくらませた。彼らは、そこで第三帝国の建国を成し遂げた……と本書は主張する!!
・本書の内容は、極めて衝撃的で、多くの読者はこれを受け入れることができないだろう。各国政府がUFOや宇宙人の存在を隠蔽し、アドルフ・ヒトラーは戦後も生き延び、地底世界では精神性の高い人々が暮らしている……。
・本書の原稿は日本語に訳すと5百数十ページにも及ぶ。そのため、上巻①と下巻②の2冊に分けられている。上巻においては、地球外知的生命体の地球への訪問、アメリカとドイツによる円盤翼機の開発、姿を消したナチス・ドイツの行方等に関して言及される。そして、下巻においては、上巻で触れた歴史的経緯を念頭に、新天地でのドイツ人の活動、地球内部の真相、地球外知的生命体による地球訪問の実際等へと話が及ぶ。
<ドイツ人が16世紀に地球マントル内のトンネルおよび深奥のインナー・ワールドで見つけた平和的国家/ボッドランドと第三帝国の共同事業>
・それは実際のところ慣例的に地球を訪問し、おそらく100万年間は地球に種を撒いてきた主権と権力の領域にあり、我々が受け入れるか否かにかかわらず、その現実は続いていく。
<ドイツ人は、すでに1500年代に南米の地下トンネル居住区を開拓していた/フォン・ルックナー>
・第2次世界大戦の終わりに故国を捨て、南半球で新たな生活を始めたドイツ人によって、円盤翼機隊を飛ばそうとする国際競争は衰えることはなかった。新たな辺境生活は、生き残りと存続を可能にした忍耐力とともに、ドイツ人に刺激を与えたようだ。だが、実際には、彼らの固い決断力は400年前に始まった運命の巡り合わせに起因したようである。
<1700年代にはドイツ人はさらに別の空洞居住区で6つの都市を開拓/ワグナー>
・このような地球内部の都市でなおも暮らすドイツ人が言うには、地球のマントル内にはこうした「邪悪な者たち」が住まう多くの都市で満たされている。南米の地下トンネルで400年以上暮らしてきたドイツ人たちは、現在でも地球の全マントル層には、最初の人間アダムが生まれる前と後の文明時期に起こった地上での大変動や大洪水の後、生き残るべく地下に潜った種族(岩の住人)でいっぱいであると主張する。彼らは、数百もの巨大な都市が、世界中の地表350フィート(約107メートル)から数マイルほどの海底下の空洞に本当に存在していると主張した。1572年のドイツ人入植者らは、地球のマントル層をさまようになった最近の者たちで、そこを好み、留まっている。
・年月の経過とともに、トンネル網の中で誕生した子供たちは3世代に及んだ。ドイツ人の「岩のモグラたち」は、ハンガー(1977年時点で人口18万人)、バルト・フォン・ブライトナー(1977年時点で人口10万人)、シリスティーン(1977年時点で人口1万2000人)そして、キッチナー大公(1977年時点で人口6万2000人)と名付けられた居留地ネットワークを確立した。
・そして、滞在を余儀なくされて75年目、斥候隊はついに約束の地へと踏み込むことになった。岩の隙間から地上へと再び出てきたのだ。先発隊は驚いて周囲を見回した。果てしない空、木々、そして起伏した陸地が見えた。彼らは全員地球のマントル内で生まれていたが、別世界があることは、伝え聞いていた。だが、さらに惹きつけられたのは、自分たちを含むすべてのものが、現実の空に吊るされた人工の球体からほのかな光を浴びていたことだった(彼らが到着したのは地球の岩だらけのマントル内で、今日のニュージーランドとオーストラリアの地下の中間地点だった)。ドイツ人たちは再び地上(外部世界)へと戻ることができたと考え、歓声を上げ、祈り、笑った。
・トンネルの中へ戻ると、彼らは自分たちが発見したこの新たな驚きについて話した。さらに歓喜に酔ったドイツ人たちがそのトンネル網から現れた。ややあって、この新しい土地の占有者とコンタクトが行われた。地上の住人との接触を避けて、幾億人もの平和的な人々が暮らす地球内部へ降りてきたことをドイツ人探検隊は、彼らから知らされた。彼らはニューアトランティス人と呼ばれ、神秘的で無音の円盤翼機で空中を移動し、馬や雄牛も使わない4輪車を運転した。ドイツ人は、彼らの先祖がはるか以前に、地上の文明よりも数百年も進んだ文明を残していたことを知り、驚かされた。ニューアトランティス人には加齢の形跡が見られなかった。顔にしわもなければ、しぐさに老いた様子もなく、不老の長寿を得ていたこともドイツ人たちを驚かせた。老人が存在していなかったのである。
<ニューアトランティス人とボッドランド人/インナー・ワールド住人との遭遇>
・約3万年前、空から宇宙船でやって来た邪悪な種族が兵器を用いて攻撃を仕掛け、都市を破壊して数百万人を殺した際、ボッドランド人は地下トンネル内に避難場所を探すようになった。その経緯をトンネルのドイツ人は教えられた。わずか数千人が生き残り、彼らは山岳の洞窟へと進んだ。
その不幸は今日のイラン、パキスタン、シリアのある地域で起こったが、それまでは自らを「バッカス」と呼んだ(のちにボッズと変えた)色白の人々からなる種族が暮らしていた。長い年月がたって、ボッズは地球のマントル内の空洞とトンネルを介してインナー・ワールドに到達した。
・トンネルから現れたドイツ人グループは、ボッドランドに招かれ、まもなくボッズは自分たちが見てきた中で最も進んだ文明であることが明らかになった。アトゥリア人とも呼ばれるアトランティス人は、新たにやって来たドイツ人たちにボッドランドに隣接する比較的人がいない南半球の大陸を与え、そこでアーリア人種が再び新たに始まることを許可・承諾したが、唯一、条件があった。それは、トンネルのドイツ人は平和的・友好的に暮らすこと、そして二度と外の世界に戻ってはならないことだった。
<地球内部世界のボッドランドの王とヒトラーが交わしたわした契約がついに明らかになる!>
・最終的に地球の中央部に定住することになったドイツ人にとって、内部の気候は快適で、20世紀を迎えるまでに彼らの人口は1000万人に達していた。
・1936年、ヒトラーは突然未知の動機に駆り立てられて、(おそらくは航空機によって)インナー・ワールドに探検隊を派遣することを決めた。地球内部のボッドランド人は地上のドイツ人をずっと監視し、最終的に、探検隊をボッドランドの首都に招いた。そこで彼らは、ヒトラー率いる地上世界のドイツ人らを帰還するまで手厚くもてなした。その返礼として、ドイツの第三帝国はボッドランドの王を自国へと招待した。インナー・ワールドのボッドランド王ハッカス3世はそれに応じて、1936年10月、自らの宇宙船で秘密裏にドイツを訪問した。
・これによって、第三帝国は世界征服計画を変更した。1943年初旬、アドルフ・ヒトラーは内部南極の開口部近くの居住者のいない土地を売ってくれるようにボッドランドの王ハッカス3世に懇願すべく、未知の使者による代表団を急派した。王は、彼らの拡大目的に応じて自分たちの領土を売ることを拒んだが、ボッドランドとの恒久的平和条約への調印に合意し、他国と共に平穏に暮らすのであれば、ドイツ人の兄弟国としてヒトラーの仲間たちがやって来ること、そして半砂漠化した土地を無償提供することを喜んで受け入れた。
<他惑星から来たサーペント・ピープル(蛇人)に追われて、地下に逃げ込んだのが始まり!>
・しかし、我々の古代史のストーリーを終えるには、我々の地上の国家は、『サーペント・ピープル(蛇人)』と名付けられた別の惑星からの邪悪な民族が宇宙船でやって来た時に破壊され、追い出され、数百万人規模で殺されたことを知っておかねばなりません。我々の祖先の多くは生き残りをかけて洞窟に追いやられ、そこで何年も留まりました。
我々の天文学者が信じるに、見知らぬ惑星からの宇宙人侵略者らは我々の太陽系に押し入り、初期の氷河期を我々の最初の国土にもたらしました。そして、我々の祖先は彼らに占拠された祖国には二度と戻ることはできませんでした。
・我々の祖先が洞窟やトンネルの中にいた間、残りの者たちはボッドランドの祖先と別れて、最終的にこの集団は、今日ではババリア(バイエルン州)のブラック・フォレストと呼ばれる洞窟を通って地上に戻りました。彼らが現代の地上のドイツ人となり、彼らの縁者は北半球の至る所に散らばりました。あなた方傍聴者もお分かりのように、我々ボッドランド人はペルシャから出国したもう一方で、最終的に洞窟とトンネルを通って地球の中央へと移住しました。今でも高速の磁気列車・自動車を使って地上の秘密の出口へと連結できるトンネルを介して、このボッドランドの山々に出てきたのです。その略史を締めくくるために、地上と地下のドイツ人の言葉はいくぶん異なるものの、我々の基語、習慣、音楽でさえお互い一致することを私は指摘しておきたい。
<地下の第三帝国ニューベルリンの建設の様子/ヒトラーも加わった!>
・代表団が地上に戻ると、彼らはヒトラーにその条約を提示した。彼は憤って腹を立てて怒鳴り散らしたが、その文書に署名した。その日以来、ヒトラーと他の無名の3人だけが答えうる秘密の政府部門(省)が設立された。この省の任務は、古いドイツ王国の注意深い見張りと、新ドイツ国のすべての側面を30年間管理するボッドランド人の厳しい監視の下、インナーアースへの移住に向けて第三帝国を準備させることだった。新たな到着者を助けるために集ったボッドランド人の集団がすっかり新しい国家――地下世界の首都ニューベルリン――を作るためにモデルとしたのは、戦争勝利後のベルリンで建設されることになっていたアルベルト・シュペーアによる公共建造物のグランド・デザインだった。
<1944年、敗北したドイツ人は、トンネルを経由してブラジルの回廊地帯を通って自分たちの新たな地下ホームへと大挙して押し寄せた>
・最初のドイツ人入植者が初めに住み着いたアガルタ大陸へと上陸した。
<地下帝国への物資輸送/120フィートの大型円盤翼輸送機の活躍>
・ドイツ製の円盤翼機は、その能力を即座に示さねばならなかった。この新しい航空機を利用して人員と設備を移送することの重要性は非常に高かった。円盤翼機の製造を続けるためのドイツの装置や道具が南極の入口を介して地球内部へと運ばれた後、5機が南米の秘密基地に管理される国際業務に投入された。地下で始まった最初の工業業務は鋳造工場の建設で、二番目に尽力したのは、1942年にドイツ人がテストした直系120フィート(約36メートル)の円盤翼貨物輸送機の製造工場だった。
・1944年と1945年の最初の数カ月間の作業において、円盤翼機はあらゆる通常航空機よりも勝り、2000年までに実用的な世界最前線の軍用機になることをドイツ人は証明していた。だが1945年においては、ドイツ人脱出の事実はまったく見抜かれていなかった。連合軍が確信できた唯一の手掛かりは、ヒトラーを含めた大量のドイツ人が蒸発したことだった。
潜水艦から上陸したあと、ヒトラーはコロンビアとブラジルを通るルートを経てアルゼンチンに到着していた。彼はニューベルリンでの初期の準備と住宅供給が整うまでわざと移動を急がなかった。ボットランドのハッカス王はヒトラーを地下に連れて行くために自分の宇宙船をアルゼンチンに送った。ボットランドの首都に到着した際、ヒトラーは自身と彼の国民が新しい土地において守らねばならない、平和的居住条件を厳然と告げられた。ヒトラーは、最終的に自身を人類共存という未経験の人生に導きことになる誓約の承諾を再確認した。
・王は付け加えた。「しかし、ボルマン、ヒムラー、ゲーリングらのような、あなたの地上の仲間たちは決して地下には来られません。私たち(ボッズ)は個々人の到着を自ら精査します」彼は次のように述べて締めくくった。「ドイツの若者を本当に巻き込んだあなた(ヒトラー)の過去の過ちを正すには3世代を要し、攻撃的で無駄な戦争を求める国家的な本能を完全に葬るのに6世代を要するでしょう」
<バイキングランドからの攻撃への対処/新ドイツの緊急事態>
・昔のインナー・ワールドの北方バイキング種はドイツ人の発展をじっと見守っていた。地球内部の新たな居住区域におけるこの軍事的な行為を目撃し、ノルウェーやデンマークをナチが占領したことに気づいてバイキングが新ドイツ人を嫌って、攻撃してきたのだった。ドイツ人の防衛戦は、自分たちの新しい国家を守る最初の試みになろうとしていた。
レーダーは、バイキングの円盤翼機がクペンハーゲン(人口300万人)と呼ばれるバイキングランドの北方の都市から、時速5000マイル(時速8000キロメートル)で南下してニューベルリンとニューハンブルグに向かっていたのを捉えた。緊急非常態勢が発せられて、5機のドイツのUFO(1機は降伏前に地上のドイツで製造されたもの)が発進した。
・バイキングランドと呼ばれる大陸の1200万人のバイキング国家の先導航空部隊が、30万人の小さな駆け出しのドイツ国家に挑んできたのだ。航空機による戦闘は散発的で、7時間で終わった。というのも、もし攻撃を止めなければ、自分たちの航空機が参戦して、高度なレーザーでバイキングを切り刻むとアトランティス人がバイキングに最後通牒を突きつけたからだった。引き取り手のない不毛な土地を生産的にしているのだから、ドイツ人は歓迎されねばならないと言ってアトランティス人はバイキングを安心させた。
<25万人のドイツ人行方不明者を探せ/南極のミッション>
<金星人の熟練技術者集団が加わり、計画は宇宙的なものに!!>
・「最近、我々の施設の従業員数は熟練工の着任によって増えていて、彼らは一様に同じ語彙とアクセントを持っている。彼らは皆、別の惑星、すなわち金星にある惑星間語学学校本校の卒業生であると私は教えられた」この最後の言葉によって、連合軍による円盤翼機の成果は別世界から支援されていることが経営陣に明らかにされたのだった。その言葉が地球出身の労働者に漏れ伝わったかどうかは不明である。
<反磁力エンジン/太陽系評議会からの使者が携えてきたもの!>
・1944年末までに、ブリティッシュ・コロンビアの渓谷には新エンジンを搭載した500機の円盤翼機(98フィート、60フィート、33フィートの3サイズの型)が保管されていた。金星から来たと推定される熟練工たちは、地球の労働者を自分たちと同等になるまで鍛えた後、次第に説明できない方法で立ち去っていった。
『心の復活』
人類の再生と救済への道
<ゼウスとアポロ>
・ギリシアでは、今から約3500年前に、光の大指導霊である、ゼウスが降臨いたしました。
ゼウスは、アモンやクレオ・パリウター等の法を基礎に、自らの悟り神理を説きました。やがて、その子のアポロが出生しました。
古代ギリシアのゼウスやアポロは、今日では神話の世界のように思われていますが、実在の人物でありました。それが長い年月を経てしまうと、いつしか、神話のようになってしまいました。
<アポロ>
・父ゼウスは、アポロが18歳の時に、天上界へ還ってゆきました。アポロは、父ゼウスに幼い時より、“魂の偉大性と魂の不変性”を説かれていました。そして、“己の心を知らなければならない“と申し渡されていました。
<アポロの悟り>
・彼は、父、母、そして子、夫婦の魂の縁生を説きました。人生の目的が魂の修行であり、ユートピア建設であることを説いてゆきました。
不審な人々には、あの世を水鏡に見せ、あの世の実在を知らせました。物質は移り変わろうとも、魂は不滅であり、神の与えた心は不変であると、魂の偉大性を説きました。
・アポロは、父ゼウスより、過去、現在、未来を見通す力を与えられ、また、ギリシアの哲人、ソクラテスやプラトンの夢枕に立ったり、目の前で現象を現し、神理を説き、あの世のあることを知らしめました。
「アポロキティシバラ」という言葉があります。アポロのように悟られた方という意味であります。
・プラトンは、そのために「イデア」すなわち、あの世、実在界のことを書きました。ソクラテスの「汝自身を知れ」「無知の知」は、アポロが導きました。アポロはデルフィ、ミケネィ、ピュートそして、デロスで人々に神理を説いてゆきました。やがて、アポロの肉体もボロボロになって、天上界へ還ってゆきました。
・ギリシア文明、エーゲ文明は、この時に花開きました。この時代は、物質的には、それほど豊かではありませんでしたが、高い精神文明の時代でありました。いつの時代も、光の大指導霊が降臨したところで文明は栄えました。
<アポロの復活>
・アポロの法は、エジプトのクレオ・パロウターの法とともにインドに伝えられ、ウパニシャッド、バラモンとなって根付いてゆきました。
<宇宙人と地球人の比較>
<地球人類の意識超革命>
<太陽系人類意識人(異星人)、科学的・精神的進化の宇宙人>
・人間(肉体)の死は、喜び(一段落の卒業)
・人間タイプの(肉体)の寿命は、300歳~1000歳位
・肉体死後の世界の存在、輪廻転生を十分認識
・人間の永遠生命を十分認識
・生命維持の三要素(オゾン層、オゾン量、バン・アレン帯)を十分認識
・人間の五波動体を十分認識
・地球の五波動体を十分認識
・太陽の五波動体を十分認識
・宇宙意識を十分認識
・宇宙文明は意識・精神主体
・共通語は太陽系共通の太陽語使用
・宇宙科学は高次元
・太陽には12個の内部遊星の存在を認める
・地球の月は2個存在を認める(異次元)
・土星の輪(リング)を人工製造として認める
・火星の2個の衛星を人工衛星として認める
・太陽系12惑星に人類存在認める(異次元の存在)
・太陽上にも人類の存在を認める(太陽は緑の星)(異次元)
・共振電磁力(場)の存在を渦状運動の天体・UFOの推進力と認める
・エネルギーの使用は宇宙波エネルギーを使用
・宇宙エネルギーの存在を十分認識
・宇宙波エネルギーは光速の100倍でも出せる
<地球の「黒幕的存在」の暗躍>
・その証拠として、「JFK」の映画で原作者の検事のジム・ギャリソンが、いかにケネディーが宇宙人問題を知りすぎており、CIAに暗殺され、その背後に黒幕的組織の存在を主張する。この様に米国大統領で、世界的に偉大で有名な人でも、国際銀行家グループの不利益になる人物は、いとも簡単に抹殺してしまうのである。実に恐ろしい組織だ。
『2012年への進化』
ホセ・アグエイアス 三五館 2009/2/5
<コズミック・ヒストリー -2012年以降>
・2012年12月21日は、グレート・サイクルの終わりです。これは銀河のギアチェンジで、その後、2013年7月26日に新たな太陽の時代が誕生するのです。この日は、黄色い銀河の種です。
・サイクルの終わりには、地球で地球上にあるすべては、コズミック・ヒストリーの活動的なエレメントとして復活されます。コズミック・ヒストリーは、様々な次元を結びつけるヨーガです。想像の領域と顕現の領域を結びつけます。現象界のプロセスが、高次元に存在する知性のシステムから情報を得ていることを示すものです。
・2012年には、地球は次元の転換を経験します。過去5000年間適用してきたプログラムは解除されるでしょう。
・新たな教えが、ヌースフィアとしての惑星的な心の中に、確立されるでしょう。これが新しい進化的な存在、超人類の第一段階です。この存在は、銀河意識の場と調和しているでしょう。この拡大した意識の領域を根づかせるために、人生はこれまでとはまったく異なったパターンをとるでしょう。
『鬼』
高平鳴海/糸井賢一/大木憲司/エーアイ・スクウェア
(新紀元社)1999/8
<創造神とドラ息子>
<伊吹(いぶき)弥三郎・伊吹童子>
・弥三郎の特殊能力;鉄の体、巨体
童子の特殊能力;不老長寿、仙術、怪力
<伊吹の山神>
・近江の伊吹山にいたとされる伊吹弥三郎には創造神という顔と魔物=鬼という顔がある。その息子の伊吹童子も多くの部下を従えて暴れまわった鬼である。
<天地を創造する>
・近江地方の伝承では、伊吹弥三郎は巨人として扱われている。日本のみならず、世界中の天地創造神話には、山や河川、湖などを創ったとされる巨人がよく登場する。世界の初めに巨人が存在していて、それが地形を創ったり、巨人の死体が山や川や海になったという話だ。弥三郎もそうした創造神の一種と見るべきだろう。
・彼は伊吹山や富士山、七尾村(現在の岡山)を創ったと伝えられている。
<魔物に堕とされた巨神>
・古に神は、時代と共に魔物に凋落していくことが少なくない。弥三郎はその典型といえるだろう。
・近江の伊吹山に弥三郎と言う男がいた。その体は、鉄のようで、千人力を持つ超人であり、人々はこれを恐れて「鬼伊吹」と呼んだ。
『オカルトの惑星』 1980年代、もう一つの世界地図
<シャンバラへの旅>―80年代の日本の危うい夢(宮坂清)
<アガルタの首都シャンバラ>
<多彩な表彰>
・ところが、1970年ごろを境にしてシャンバラやアガルタは表現の素材として広く用いられ、より大きなマーケットに流通するようになる。
・まず、水木しげるは「ビッグコミック」1968年7月1日号(小学館)に『虹の国アガルタ』を掲載した。このタイトルからは、先述のディクホフがアガルタを「虹の都」と呼んでいることが想起される。主人公の青年がチベットを訪れ、アガルタを探し求めたあげく、鏡面に現れる女性に誘われてアガルタに消えるという物語である。アガルタがチベットにあるという点は「正確」だが、鏡面をアガルタへの入口にしている点は、管見ではほかに例がなく、むしろ鏡面を異界への入口とする物語(例えば『鏡の国アリス』)を参照したものとみるのが妥当だろう。
・また、石森章太郎は1974から75年にかけて「週刊少女コミック」(小学館)に『星の伝説アガルタ』を連載している。この物語ではアガルタは秋田県のピラミッド型の山の地下空間にあり、金星からやって来た「ヘビ族」の子孫が、そこで「星のしずく」の原料となる薬草を栽培している。登場人物にディクホフの名を語らせているほか、ディクホフにならい「金星からやってきたヘビ族」の若者を主人公に据えるなど、内容とも大きな影響が見られる。また、この物語にはチベットとの関連はほとんど見られないものの、地下都市、UFOや宇宙人、ピラミッド、ポルターガイストなど、オカルト的な要素がちりばめられていて、アガルタが、70年代のオカルトブームに多少なりとも取り込まれていたことがわかる。
<チベットに回帰するシャンバラ>
・さて、1980年代を迎えると、シャンバラは新たに表れたオカルト誌「ムー」(学習研究社)によって急速に知られていくことになる。
・「ムー」は1979年11月の創刊号で、すでに「人類最後のロマン 地底世界伝説」(阿基未得)と題した記事を載せ、その冒頭、シャンバラを「地底王国の首都」として取り上げている。この記事は、世界各地の地底世界伝説や地球空洞説を紹介しながら、それらが実在すると主張するものだった。
<精神世界の救世主へ>
・「ムー」のシャンバラ熱の頂点は、1984年11月号の30ページにわたる「総力特集 地底からの救済 シャンバラ大予言」(上坂宏)である。ボリュームもさることながら、注目されるのは、タイトルにも示されているように「救済の予言」がテーマになっている点である。
・これらの記事の影響は、例えば、1988年に 高階良子が少女雑誌「ポニータ」(秋田書店)に連載した漫画『シャンバラ』にみることができる。地上、そして地下のシャンバラという二つの世界があり、シャンバラの光(光の御子)が闇(ジャンザ)と闘い、ジャンザに支配された地上世界を救う「どこも内乱や暴動が起こり危険な状態 ジャンザに操られている この内乱は、やがて世界を巻き込み核戦争へと拡がるでしょう 地上は死滅する それを止められるのはあなただけ」と救済を予言している。
・しかし、いずれにしても、1980年代に至るまではほとんど知られていなかったシャンバラが、数年の間に現代社会の救済者として大々的に語られるようになったことは驚くべきだろう。
・そして、86年にオウム神仙の会(のちのオウム真理教)が「シャンバラ新聞」なる新聞を発行し始めたこと、のちに「日本シャンバラ化計画」を開始したことを考えると、このことが持つ重みはさらに大きなものになるはずである。
『秘密結社版 世界の歴史』
ジョナサン・ブラック 早川書房 2009/1
<薔薇十字の時代>
・13世紀ドイツの神秘家マイスター・エックハルトに関しては、ほとんど何も分かっていない。
・エックハルトは「パリの12人の崇高なマイスターの一人」とも呼ばれる。この句は、古代の伝承に言う秘密の導師<白色同胞団>、カバラの<36人の義人>、<世界の屋根の友愛団>、<導師の内陣>、<九未知会>などを思い起こさせる。
・古代の伝承によれば、霊的世界を体験する方法は師から弟子への秘儀伝授の鎖によって伝えられた。
・霊的な不満と不安の空気が広がり、同じような志を持つ人々の間に緩やかで曖昧な繋がりができつつあった。霊的体験を求める平信徒のグループ、特に<彷徨う星>と呼ばれる集団が、秘密の集会を開くようになったー<自由心霊兄弟団><共同生活兄弟団><愛の家族団><神の友愛団>。
・ドイツ、オランダ、スイスのあらゆる社会階層において、社会的に疎外された貧困者の間にすら、同様の話が広く流布した。ある日、突然、謎の人物の接近を受け、秘密の集会に誘われたり、奇妙な異世界に連れて行かれたりするというのである。
・秘密結社に関するさらに興味深い話は、こちらから彼らを突き止めることはできないというものだ。彼らの方が何らかのオカルト的、慈善的調査によって、適格者を探し出す。時宜を得た時、こちらの準備が整った時、秘密の学院の一員がやって来て霊的な導師となるのである。
・薔薇十字団は、その並はずれた超常能力のゆえに、ヨーロッパ史のロマン主義的な伝説の一つとなった。彼らは、非常に長命だったーローゼンクロイツは1485年、107歳で死んだ。「自然の秘密」を心得、不可視の存在に命令を下すことができた彼らは、魔術によって自らの意志を行使することができた。そして、その力はほとんどの場合、奇蹟によって病を癒すことに使われた。他者の心を読み、あらゆる言語を駆使し、遥かな距離を超えて自らの生きた幻像を投影したり遥かな距離を超えて交信したりすることができた。また自らを不可視化することもできた。
・偉大なカバラ主義者ロバート・フラッドによれば、薔薇十字団の霊能力は聖霊の力であり、聖パウロが『コリントの信徒への手紙』で述べているものと同じであるというー予言、奇跡、多言語、ビジョン、治癒、悪魔払い。教会の聖職者にはもはやそのようなことができなくなっていたという事実を見れば、ヨーロッパの人々が謎の薔薇十字団に魅了されたのも頷ける。