日本は津波による大きな被害をうけるだろう UFOアガルタのシャンバラ 

コンタクティやチャネラーの情報を集めています。森羅万象も!UFOは、人類の歴史が始まって以来、最も重要な現象といわれます。

2007年8月にビュー研究所が行った調査では、アメリカ人の68パーセントが“天使や悪魔がこの世界で活動している”と考えていた。(1)

 

 

『図説 世界の神話伝説怪物百科』

テリー・ブレヴァートン 原書房  2019/9/20

 

 

 

アレのUFO港

・フランスの南西部に位置する海沿いの小さな町アレ(人口5500人)で、1976年に町議会が開催され、おいしい食べ物と飲み物で大いに盛り上がった。笑い声のあがる中、町議会はUFO専用の港をつくるために総額およそ600ポンドの予算を承認した。

 

・その後2010年、町議会は、このUFO港が毎年2万人の観光客を誘致していることから、宇宙人が着陸の可否を判断できるような、視認性の高い赤と白の滑走路ライトと大きな吹き流しを追加した。2010年9月行われた“着陸帯”上でのパーティーでは、牡蠣と白ワインがふるまわれた。このパーティーの目玉は、「着陸した宇宙人がさびしいと感じないように」設置された、空飛ぶ円盤を模した金属製美術作品のお披露目だったそうだ。

 

エリア51

エリア51――正式名称グルーム・レイク空軍基地は、ラスヴェガスの北およそ90マイル(145キロメートル)に位置する秘密の軍事基地だ。

 

基地と周囲の地域はUFOや陰謀論と関連づけられている。1989年、ボブ・ラザーはラスヴェガスのテレビ局で、エリア51の南にあるバブース・レイクで宇宙人の飛行船を研究していたと暴露した。以降、「エリア51」はアメリカ政府がUFOを隠しているという俗説のシンボルとなった。

 

ロズウェル事件

1947年の6月ないし7月に、ニューメキシコ州ロズウェル付近に墜落した物体からエイリアンの遺体を含む地球外のものが回収されたという、真偽の疑わしい出来事。1947年7月8日、ロズウェル陸軍飛行場が、付近の牧場から職員が潰れた“空飛ぶ円盤”を回収したと発表し、メディアは大騒ぎとなった。だが、2日後に再度行われた記者会見では、発見されたのは「レーダー追尾装置」の残骸だったと変更された。この一件はその後30年以上忘れ去られていたが、1947年の事件発生当時に残骸の回収に関わったジェシー・マーセル少佐のインタビューが公表されたことで、事態は急変する。彼によると、軍はエイリアンの宇宙船を回収したのに、それを秘密にしているというのだ。彼がインタビュー内容を《ナショナル・エンクワイアラー》誌1980年2月号に渡すと、この話はたちまち世界中に広まっていった。

 それから何年ものあいだ、新たな証言や報告が続き、注目すべき情報が加えられていった。たとえば、エイリアンの乗り物とエイリアン自身を回収するための大きな軍事作戦が11もの地点であった、という証言などだ。目撃者は脅迫されているとも言われたが、1989年には、元葬儀屋のグレン・デニスが、「ロズウェル基地でエイリアンの死体解剖が行われていた」と証言している。

 

宇宙人による誘拐

自分または知り合いの誰かが、UFOに乗った宇宙人に誘拐されたことがあると考えた人はたくさんいる。現代で最も古い例は1957年のアントニオ・ヴィラス・ボアズで、夜にアルゼンチンの農場を歩いていて誘拐されたと主張した。

 1961年、休暇を過ごしたカナダから車でニューハンプシャーの自宅に帰る途中だったバーニーとベティのヒル夫妻のケースは、最も有名なものだ。2人は森の上空で動いていた光に向かって車を走らせ、停車した。バーニーは巨大な宇宙船を目撃して、そちらに向かって歩いていった。すると十数人の宇宙人が彼をじっと見ているのが見えた。あわてて車に駆け戻り、逃げだした。2人は眠気に襲われ、“ビープ音”が聞こえた。家に着くと、2人の腕時計は止まっていた。その後2人は、家までのドライブは予想よりも2時間長くかかっていたことに気づいた。ベティ・ヒルは、宇宙人によって身体検査をされているというフラッシュバックや鮮やかな夢を経験するようになった。1964年、彼女はボストンの精神分析医、ドクター・ベンジャミン・サイモンを訪ねはじめた。サイモンは大公催眠療法で、ベティの意識を“誘拐された”夜までさかのぼらせた。ベティ・ヒルは、別の“誘拐被害者”であるキャシー・アンドレアソンと同様に、自分も臍から探り針を挿入されたと考えていた。また別の誘拐被害者であるキャシー・デイヴィスは、数回にわたり宇宙船に乗せられ、人工授精をされ、9人の“混血児”を産んだと信じていた。

 

セラフィムとその他の天使たち

天使の第一階級

・一般的に認められている天使の階級では、セラフィム、ケルビム、オファニムが最上位の“第一階級”に入る。

 

セラフィム――熾天使

・『旧約聖書』の「イザヤ書」に登場する、神の王座を管理する天使で、常に「聖なるかな聖なるかな聖なるかな萬軍の主 その栄光は全地にみつ」と唱えている。セラフィムには6つの翼があり、そのうちの2つで顔を、2つで体を覆い、残りの2つで空を飛ぶ。“セラフィエル”として知られるセラフィムは、頭部がワシだとされている。その発する光があまりにまぶしく、何者も、ほかの天使たちでさえ、その顔を見ることはできない。4人のセラフィムが神の王座を囲み、神への愛と情熱で体が燃えあがっている。

 

ケルビム

智天使ケルビムには4つの顔がある。牡牛、ライオン、ワシ、人間だ。エゼキエル書では牡牛の顔がケルビムの顔とされ、牡牛の顔がケルビムの“真実の顔”だと考えられる。目で覆われた4つの翼と牡牛の脚を持つ。ケルビムは守るために選ばれた存在で、神の王座とエデンの園の生命の木への道を守っている。どういうわけか、形象美術における翼を持つ人間の赤子“プット”とケルビムが混同されるようになった。

 

オフィニム

座天使または王座またはエレリムまたはエルダースまたは車輪。タルススのパオロによれば神の正義と権威の生きたシンボルであり、王座を自分たちのシンボルとするダニエル書では、車輪の中にあるもうひとつの緑柱石色の車輪として現れ、その外枠には数百の目がついていた。

 

天使の第二階級

・第二階級の天使たちは、天の統治者を務める。

 

ドミニオン――主天使またはハシュマリム

・彼らは下級の天使たちの務めを管理する。主天使が人間の前に姿を現すことは極めて稀だ。国々を統括する天使でもあるドミニオンは、よく天使の絵に描かれるような羽のついた一対の翼を持ち、神々しいほど美しい人間の姿をしているとされるが、笏の頭部または剣の柄頭についた光の玉を行使することで天使と見分けられる。

 

ヴァーチャーズ――力天使

座天使の横で、宇宙の秩序を保つために天体の動きを監視している。宗教画では天上の聖歌隊として描かれる。

 

パワーズ――能天使

・彼らの務めは人類のあいだの力の配分を監督することであり、その名前がついた。また、力と権威について公国の主権者らと協調する。良心を伝え、歴史を保存する。また神によってつくられた完全に神に忠実な戦天使でもある。能天使はひとりも堕天使になったことがないとする考えもあるが、サタンは堕落以前、能天使の長であったとする考えもある。

 

天使の第三の階級

・神の使者や兵士として働く天使たち。

 

プリンシパリティーズ――権天使

・彼らは能天使と共に力と権力を行使する。プリンシパリティーズは王冠をかぶり、笏を持った姿で描かれる。主天使によって与えられた命令を実行し、物質世界に祝福を与える。その務めは人々の集団を監督することだ。地の国の教育者かつ守護者である。新しい思想の世界に関わりを持つことを好み、彼らは生ける者が芸術を生みだし科学を探求するように励ます。

 

大天使

・『新約聖書』に登場するのは、ミカエル(大天使の長)とガブリエルのみである。ラファエルは一部の文献で大天使とされており、ウリエル(神の炎)も同様だ。大天使は7人いるとされ、おそらく「黙示録」および「エノク書」に書かれている、王座の前に立つ神の7つの霊を表しているのだろう彼らはまた、国民国家守護天使であり、政治、軍事、商業、貿易など人間をとりまく出来事に関心がある。

 

天使またはマルアハまたは使者

・最も下の階級の天使は、最もよく見られる。彼らは生きる者の事柄に最も関心をいだいている天使だ。天から人間への使者として遣わされる。

天使は翼を持ち、人間の形をした不死の存在で、天からのメッセージを運ぶと考えられている。

 

近代の天使信仰

ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世は1986年、「天使は救いの歴史に参加する」と題する演説を行った。現代世界が天使の重要性を理解するべきだと訴えたのだ。主にイギリス国内で天使と遭遇する体験をした350人のインタビューに基づく2002年の研究では、そうした体験の種類について述べている。視覚による体験で、ときには複数の目撃者が存在する。聴覚による体験で、たとえば警告を発するもの。触れられたり、押されたり、もちあげられたりといった感覚の体験の多くは、危険な状況を避けるためのものだった。よい香りがするという体験は、たいてい誰かの死に際という状況下だ。

 視覚的体験では、天使はさまざまなかたちで現れている。“古典的な”姿(有翼の人間)だったり、非常に美しく光り輝く人間だったり、光そのものだったりする。

 

・カナダでは2008年、1000人以上のカナダ人を対象に調査が行われ、うち67パーセントが天使の存在を信じていた。2007年8月にビュー研究所が行った調査では、アメリカ人の68パーセントが“天使や悪魔がこの世界で活動している”と考えていた。同じくアメリカで、1700人を調べた2008年の調査が《タイムズ》誌に掲載され、アメリカ人の55パーセント、そこには5人にひとりの宗教を信仰していないと答えた人間も含めて、人生のある時期、守護天使に守られていたと考えていることがわかった。また2009年に行われた4つの異なる世論調査によれば、地球温暖化を信じている人(36パーセント)よりも多くの人が、天使を信じていた(55パーセント)。

 

・1994年のギャラップ社の調査「十代の若者は超自然現象を信じるか」では、十代(13-17歳)の若者508人のうち78パーセントが天使の存在を信じていた。

 

・1978年には、アメリカの若者の64パーセントが天使の存在を信じていた。1984年には69パーセントの十代が天使の存在を信じていた。1994年には、その数字は76パーセントに増えたが、ネス湖の怪獣やESPといったその他の説明不可能な概念を信じる割合は減った。1992年には、調査に回答した502人の十代の少女のうち80パーセント、カトリック信者の十代のうち81パーセント、毎週教会に通う十代のうち82パーセントが、天使の存在を信じている。

 

飛行船、1896年から97年

19世紀末のアメリカで、試作品ということでは説明がつかないほど広い範囲で謎の飛行船が目撃された。最初の目撃情報は、1896年11月、カリフォルニア州サクラメントで、数百人の人々が光り輝く細長い物体を見たというものだった。その物体は両端が細くなっており、サーチライトとプロペラがついていた。3日後、80マイル(130キロメートル)先の、サンフランシスコ近くのオークランドで再び飛行船が目撃された。その4日後、700マイル(1125キロメートル)離れたワシントン州タコマでは、別の種類の飛行船が目撃された。

 

その後も飛行船はアイオワ州ミズーリ州テネシー州ニューヨーク州、ウェストヴァージニア州の上空で目撃された。最初に操縦飛行に成功したとして知られている飛行船は、1901年にエッフェル塔の周回飛行を行ったものだ。同じ年、ツェッペリンは第1号の飛行船を開発し、同機は時速18マイル(29キロメートル)という立派な速度で飛行した。アメリカの飛行船はそれよりも早かったという目撃情報もあり、また宇宙人が乗っていたという話もあった。1897年4月16日、《サギノー・クーリエ・アンド・ヘラルド》紙は、飛行船がミシガン州ハワードシティに着陸したと報じた。その飛行船から宇宙人がおりてきて、音符を使ってコミュニケーションをとろうとしたという。1897年4月20日、《ヒューストン・デイリー・ポスト》紙は、からまったロープを切るために、小さな人間がロープを伝って飛行船からおりてきたという記事を掲載した。

 

宇宙からのエイリアン

天文学者の推定では、宇宙には何千億もの恒星があり、その多くで惑星がまわりを回っている。我々の太陽系には主要な惑星が8と少数の準惑星(ケレス、冥王星セドナなど)があり、銀河の近くには429の太陽系外惑星があることがわかっている。最近のNASAの発表では、探査機ケプラーが惑星と考えられる天体を700発見し、そのうち140は地球と同じような大きさだった。

 

・幸いなことに、これらの惑星のどこかからの交信や訪問にそなえて、国連が私たち地球人を代表する“リーダー”を選定している。公共の資金に依存し、選挙で選ばれたわけではないすべての巨大組織と同じく、国連にも目的が不明確な委員会が多い。そのひとつがマレーシア人の女性宇宙物理学者が率いる国連宇宙局(UNOOSA)で、2010年に国連に入った彼女がエイリアンとの対話を取り仕切る地球の“リーダー”に正式に任命されている。UNOOSAは実際、地球をエイリアンからの汚染から守るために彼らを“断種”することに国連加盟国が同意した、1967年の“宇宙条約”を監督しているこの条約は40年以上のあいだ、宇宙からの訪問者に対する地球の公式政策となっている

 

スティーヴン・ホーキング博士は、地球外生命体を探し求める人類の危険性について警告していた。「彼らは故郷の惑星のすべての資源を使い尽くし、巨大な船の中に存在しているのかもしれない。私たちにとっての結末は、クリストファー・コロンブスが最初にアメリカ大陸に上陸したときのネイティヴ・アメリカンのように、あまり好ましくないものになるかもしれません」

 

サンジェルマン伯爵――驚異の男

・「すべてを知り、決して死なない男」というのが、ヴォルテールがこの謎めいた宮廷人、冒険家、発明家、アマチュア作曲家について言った言葉だ。彼は錬金術の技能も披露した。生きていた時代には“驚異の男”として有名だったが、その出自についてはわからないし、跡形もなく消えた。主要なヨーロッパ系言語を流暢にあやつり、歴史の完璧な知識を持っていたが、最も有名なのは医学と錬金術の腕前だった。

 

・また、何千年も生きていると主張していたため、フリーメイスン制度を発案したと言われている。カバラの秘法(ユダヤ教の秘法)を行い、人前ではほとんど何も口にせず、いつも黒と白の服を着ていた。彼が最初に現れるのは、ホラス・ウォルポールによる1743年の手紙で、ロンドンの宮廷にはサンジェルマンがいたことが書かれている。しばらくして、“伯爵”はイギリスの王位をねらうカトリックのスチュアート家のためにスパイをしていると告発され、国外追放になった。

 

・1748年頃にフランスに来ると、サンジェルマンはルイ15世に気に入られた。王は何度かスパイとして雇い、一方で彼はルイに大きな影響を及ぼしていた。

 

・サンジェルマンは1760年頃にフランスを去らねばならなくなった。イングランドに戻り、そこで出会ったカリオストロ伯にフリーメイスンの“ギリシア典礼”を教えた。1762年にはロシアのサンクトペテルブルクで、エカテリーナをロシアの女帝にしようという策略で重要な役割を果たしていた。

 

・サンジェルマンが死亡したとされる1784年の直前、彼がフリーメイスンの書類を託したのがヘッセン=カッセルだった。サンジェルマンはフランス革命の最中の1789年にパリにいたと言われているため、この死亡年に異議を唱えている人もいる。フリーメイスンの正式書類では、メスメルやサン・マルタンカリオストロも出席していた1789年の大議論に、フランス支部が彼を代表として選んでいる。1789年以降、世界中で生身あるいは霊の彼が目撃されたと言われている。

 

・1750年から1760年のパリでの名士時代、外見が40から50歳だったというのは間違いない。その後15年間姿を消していたが、ダドマー伯爵夫人が1775年にふたたび彼を見たとき、以前より若く見えたと断言している。彼女は、1789年のバスティーユ襲撃のあとで再び彼を見た。まるで変わらないように見え、中国とフランスにいたと言っていたという。

 

妖精

・妖精は超自然的な存在や精霊で、善のことも悪のこともある。彼らは天上界と地上界のあいだの界に存在していると考えている人もいれば、地上に住んでいると思っている人もいる。さまざまな姿で現れ、身につけているものもさまざまだ。たとえば、こびとはたぶん髪があって緑色の服を着ており、地下や積み上げた石の中に住んでいて、魔力を使ってよい結果をもたらす。妖精はおそらく小さくて繊細な女性の生き物で、白い服を身につけて妖精の国に住んでおり、人間に対しては善意を持っている。

 アイルランドのレプラコーンは、普通はつばを上向きにした帽子と前掛けを身につけており、善悪どちらにもなる。小さな靴屋はコツコツという音で人に気づかれ、金の壺を隠し持っており、捕まえられて害を加えると脅されないかぎり、その場所を白状しない。妖精は古代から信じられており、サンスクリット語の“ガンダルヴァ”(半神の天上界の楽師)や、ギリシア語のニンフ、アラブ神話の精霊ジン、ブラウニー、ゴブリン、ドワーフ、エルフ、トロール、ブーカなど、いろいろな形態がある。

 イングランド国王ジェイムズ1世は、魔術についての自著『悪魔学』で、魔法使いの女神かつ妖精の女王にダイアナと名付けた。オベロンという名前もまた、妖精の王であり魔術師に囲まれた悪魔だ。

 

魔法使いと魔術師

ロマの魔術

ロマの人々がイギリスで“ジプシー”と呼ばれているのは、エジプトからやって来たと信じられているからだ。彼らはその自然との関係のために、1000年以上ものあいだ占いと結びつけられてきた。ロマは自分たちの中には、特別な知識で魔術を行う力を持つ者がいると信じている。このような人々はやがて、魔女や魔術師、あるいは魔法使いと呼ばれたことだろうが、ロマの社会では“チョヴィハニス”と言われている。チョヴィハニスが好む占い法が4つある。手相占い、茶葉占い、水晶、そしてカードだ。左手は生まれながらの運勢を示し、右手は生まれてからつくられてきた運勢を示す。

 

大いなる獣

・その当時最も悪名高かった魔術師は、アレイスター・クロウリーだ(1875-1947年、エドワード・アレクサンダー・クロウリーとして生まれた)。クロウリープリマス同胞教会の厳しい規則のもとで育ったが、しつけへの反抗と母親から“黙示録の獣”とみなされたことが彼の人生を決めた。彼はイギリスで最も影響力のあった“黄金の夜明け団”に入会し、悪魔を呼び出し、黒ミサを行い、乱交に加わったと言われている。1912年にドイツを訪れて“色情的魔術”に興味を抱き、「アイルランドとアイオナ島、グノーシスの主権聖域にあるすべてのブリトン人の最高位かつ聖なる王」という壮大な肩書きをみずからにつけた。クロウリーは第1次世界大戦後に、「世界で最も邪悪な男」として世に知られるようになった。1916年に、ガマガエルを洗礼してイエス・キリストとしたあと、それを十字架にかけることで、みずから“大魔術師”の位についた。1934年、彼を黒魔術師と呼んだ女優ニーナ・ハムネットに対する訴訟に敗北し、破産宣告をした。クロウリーはずっと重度のヘロイン常用者で、ヘイスティングズで5人の人間を殺せるほどのヘロインを摂取して72歳で死亡した。

 

ブギーマンと“黒い男”

・多くの国で“ブギーマン”もしくは“ブーギーマン”は、子供たちがこわがる不気味な怪物で、寝室のドアのうしろやベッドの下に隠れていると考えられている。オランダでは、水の下に隠れていると考えられている。この言葉は、私たちが訳のわからない恐怖を抱く何か、あるいは誰かをあらわすたとえになった。

 

マーリン――アーサー王の魔術師

アーサー王の助言者であり予言者、魔術師であったマーリンは、基本的にジェフリー・オブ・モンマスによる『ブリタニア列王史』でつくりあげられたものだ。ジェフリーはウェールズの伝説に登場する、予言する吟遊詩人マルジンと、ウェールズの作家かつ修道士だったネンニウスの物語を組み合わせた。ジェフリーは『マーリンの予言』も書いている。その後マーリンは13世紀のフランスの作品で有名になり、トマス・マロリーは『アーサー王の死』で彼をアーサー王の助言者、かつユーサー・ペンドラゴンのためにカーリオンに円卓をつくった人物として描いた。

 

カイルビルディン(カマーデン)の地名の基になったマルジン・エムリスが、アーサー王伝説の中のマーリンにあたる。世界中で最も有名な魔術師である彼は、アーサーの助言者として振る舞うアーサー伝説よりずっと前からウェールズの伝説に登場し、英雄の没落を予言する。彼がマーリンとして知られるようになったのは、マルジンをラテン語にするとマーディヌスになるからだまた、彼は詩人かつ予言者として知られており、ウェールズが再びブリトンの土地を奪い、サクソン人を追い出す日を予言していた。これは素晴らしい知見だ――イギリス諸島の東側は、西側と比べると3-4倍海へと落ち込んでいる。次に千年紀でイングランドは消え失せて、ウェールズ人と親戚のコーンウォール、カンバーランド、ストラスクライドの人たちが再び島を支配するかもしれない。

 

ドラゴンはイギリス人(赤いドラゴンの旗)とサクソン人(白いドラゴンの旗)のあいだのブリテンをめぐる戦いのシンボルだった。伝説によると、マーリンは次にヴォーティガーンに勝利したアンブロシウス・アウレリアヌスに、アイルランドから聖なる石でつくられた巨人の指輪を持ち帰り、ストーンヘンジを建てるように助言した

 

アルトゥレットの戦いのあと、マーリンは正気を失って森に住んだが、その後アーサーに助言するために戻ってきたウェールズの伝説では、彼は“ブリテンの13の宝物”といわれる魔術道具を持って、カマーデンのブリン・マルジンの下にある洞窟、あるいはディネヴァウル城の近くの洞窟で鎖につながれたとも、バードジー島に埋められたともいう。また、ブルターニュの池に閉じ込められていたとも考えられている。おそらく、ヴォーティガーンの時代にスコットランドの森に住んでいるケルト人魔術師が2人いて、ひとりはマルジン・ウィルト、もうひとりはカマーデンのマルジン・エムリスだったのだろう。マーリンは死後の次の千年紀についていくつかの予言を残した。トマス・ヘイウッドによる1812年の『マーリンの生涯』では、マーリンの予言を火薬陰謀事件のようなイギリス史の大きな出来事と関連づけている。「王の殺害をくわだてる/反乱を起こす/宗教を変える/国家を転覆する/よそ者による侵略を手配する」。あるフランス人筆記者は1330年頃の『エドワード2世の生涯』に、次のように書いている。「ウェールズ人のイングランド人への抵抗は長年の狂気の沙汰だが………それには理由がある。以前はブリトン人と呼ばれていたウェールズ人はかつて貴族で、イングランド全土を手にしていた。しかし彼らはサクソン人に追放され、名前も国も失った。だが彼らは、予言者マーリンの言葉でイングランドを取り戻す希望を持っている。だからこそ、彼らはしばしば反逆するのだ

 

緑の男――グリーン・マン

ヨーロッパの森林地帯を歩きまわる非キリスト教徒の伝説的な神で、おそらくはケルト人とドルイド僧の精霊信仰の名残だろう。よく描かれるのは、神聖な樹木であるオークの葉でできたマスクから顔をのぞかせている、角のある姿だ。“グリーン・ジャック”や“ジャック・イン・ザ・グリーン”、“グリーン・ジョージ”という別名でも知られており、樹木や植物、草葉の精霊をあらわしている。青々とした草原で家畜を育てるために、雨を降らせる力があると信じられている。またその姿は、イギリスの教会の装飾に使われていることがある。

 

メトセラと長寿の秘密

・「創世記」によると、メトセラは969歳まで生きた。彼はレメク(187歳までできた)の父で、ノアの祖父であり、大洪水の年に死んだ。しかし、預言者エノクは死んでいないから、今は3000歳くらいだ。

 

パキスタンフンザ渓谷では、当たり前のように90歳まで生きて、多くは120歳まで生きる人々がいると言われていた。彼らは主として果物と穀物、野菜を食べる。エクアドル南部のビルカバンバ渓谷の住民の多くは、健康なまま100歳以上まで生きるという。この長寿は自然のミネラルウォーターのおかげだと考える者もいる。ロシア南部のカフカス山脈に住むアブハジア人は、極めて長寿で健康な生活だという評判だ。ソヴィエト時代のロシアでは、シラーリ・ムスリムは168歳だと主張され、特別切手になるという栄誉を受けた。日本人はおそらく世界最長の自然寿命を持ち、平均で82歳まで生きる(アメリカは77歳ほど)。

 

日本で最も健康なのは沖縄の人々で、冠動脈性疾患や癌、脳卒中の割合が世界で最も低い。90歳台や100歳台まで生きる沖縄の人たちの長寿は、新鮮な魚、新鮮な野菜、海草、豆腐、緑茶という食事、そしてたっぷりの運動のおかげだとされている。長寿の島として知られている沖縄は、100歳人口が世界で最も多い場所だ。データによると、沖縄県民は世界最長レベルの平均余命を享受しているだけでなく、うまく年をとり(著しく)病気にならないという驚くべき能力を持っているのだ。100歳以上の沖縄県民の調査では、北アメリカの人々とくらべると、沖縄では乳癌と前立腺癌患者は半分以下だと報告されている。極めて低いホルモン依存性癌に加えて、沖縄県民は糖尿病と心臓病の割合も著しく低い。肉の飽和脂肪をあまりとらず、魚と野菜中心という日本の伝統的な食事は、沖縄でずっと引き継がれてきた――沖縄の特徴も添えて。沖縄県民と本土の日本人の料理は、気候のせいで異なっている。亜熱帯にある沖縄の温かく陽気な気候のおかげで、一年中新鮮な野菜が栽培できる。このため、野菜を塩に漬けて保存する必要がなく、塩の摂取量が減る。食事に加えて、食べ物への姿勢が長寿に極めて重要な役割を果たしている。沖縄人は食べ物を“くすいむん”や“ぬちぐすい”と呼ぶが、これは“薬”や“命の薬”という意味だ。健康に良いものが入っていない食べ物は価値がないとみなされ、食べられることがない。

 

レプラコーン

このアイルランドの妖精は普通、赤あるいは緑の上着を身につけた、子供ほどの身体の孤独な老人として現れる。レプラコーンはいたずら好きだ。靴をつくったり修理したりして過ごし、持っている全部のコインを虹の端にある金の壺に隠している。もし人間に捕まったら、逃がす代わりに魔力で3つの願いをかなえてくれる。一般的に、レプラコーンは小さな子供くらいの背丈で描かれる。“小さな人たち”の物語は、有史以来何世紀にもわたって世界中で見られる。

 20世紀になるまで、レプラコーンが身につけていたのは緑ではなく赤だった。

 

 

 

『エデンの神々』 

陰謀論を超えた、神話・歴史のダークサイド

ウィリアム・ブラムリー  明窓出版   2010/8/1

 

 

 

サン・ジェルマン再来

・1930年代初めはガイ・ウォレン・バラード(アイ・アム運動の創始者)という男がカリフォルニアの山上で、サン・ジェルマンが話かけてきたと主張した。その会話から興味津々の新しい教団支部が生まれた。この支部は、サン・ジェルマンの復活だけでなく、イエス・キリストの再登場も請け合った。

 

・1930年にカリフォルニア北部のシャスタ山まで出張した。出張前にはすでに神秘主義に興味を持つようになっていたので、勤務時間外に“シャスタ山教団”と呼ばれる秘密の教団支部の存在の噂を研究しようとした。くだんの山中には“シャスタ山教団”の秘密の地下本部があるとされていた。

 

・バラード氏の関心を惹いた伝説は、世紀末にはすでに広まっていた。謎の住人がシャスタ山中で深い秘儀を実践しているとの噂が絶えなかった。謎の住人は、太平洋に沈んだ古代大陸“レムリア”の住民の末裔とも言われていた。

 

・謎の活動とは頻繁なUFO現象がつきものだった。『薔薇十字団ダイジェスト』1931年5月号(バラード氏のシャスタ山出張の1年後、UFOがメディアで盛んに取り上げられるようになる15年ほど前の刊行)のシャスタ秘教修業者の記事とは、次のような空飛ぶ“船”の報告がある。

 

・多くの人が謎の船を見たと証言する。船は太平洋を航行して沿岸で上昇すると、そのまま空中を飛行して、やがてシャスタ付近に降下する。この同じ船はバンクーバー付近の電信局職員も何度か目撃した。同じ船はさらに北方遠くアリューシャン列島でも目撃された・・・。

 

・同じ記事によると問題の船は“帆もなければ、煙突もなかった”。

 

・バラード氏の主張によると幽体離脱状態にあるとき、やはり幽体離脱していたサン・ジェルマンがすこぶる注目すべき場所に案内した。そのうちの一か所はワイオミングのティートン山脈の一つの山だったーバラード氏が“ロイヤル・ティートン”と呼ぶ山だ。バラード氏の話では山頂近くには封印されたトンネルの入口があって、エレベーターに通じていた。エレベーターは巨大なホールと倉庫と鉱山からなる地下2千フィートの施設まで下りていった。

 

・大きな地下室の壁に“すべてを見そなわす目”のシンボルを見た、とバラード氏は主張する。そこにはこんな大型機械もあった。

・・・黄金の円盤―少なくとも直径12フィートはあった。それは黄色いダイヤモンドだけからできたー明るい黄金の“光”の塊でー七つの突起のある星がー突起の先端を円周に接するように円盤を満たしながら光り輝いていた。

 この中央の円盤の周囲には、さらに7つの小型の円盤があった。

 

 

 

NASAアポロ計画の巨大真相』

(月はすでにETの基地である)

コンノケンイチ)(徳間書店) 2002/12/1

 

 

 

ペンタゴン上級将校による暴露本!

・驚かされたことは、米国防総省の上級将校フイリップ・J・コーソーが、ロズウェル墜落UFOの国家的な研究を暴露した本を1998年に出版したことだった。

 

・本書はロズウェル事件の真偽どころではない、コーソーの職務体験を基にした「墜落UFOの収穫」の方法を述べているからである。

 

アメリカではベストセラーの上位を続け、『サンデータイムズ』も「ロズウェルの墜落機がUFOであることを証言した、最も位の高い人物の本」と絶賛している(邦訳『ペンタゴンの陰謀』中村三千恵訳 二見書房)。

 

・フイリップ・コーソーは21年間にわたり、米陸軍の情報将校を務め、アイゼンハワー政権時代には国家安全保障会議スタッフなどの要職を歴任、常日頃から国防に関わる機密に接し、そのため極秘のUFO情報も握っていた。

 

・コーソーが書いていることを、筆者は「事実」と直感した。

 

極秘プロジェクト「ソリューションG(Gは重力定数)」

・UFOマシンと想定されているもの。米政府最高の極秘研究におかれ、故アインシュタイン博士の理論に基づくとされる。そこでは、35以上の電子工学と航空会社、多くの財団、大学がアメリカ最高の科学者の指導で『重力秘密解明』に当たっている。

 

・続々と登場する新兵器を直接に開発する国防総省の部門を『高等研究計画』といい、米防衛産業(アメリカ航空宇宙産業協会、国家安全保障協会、電子工業協会、傘下400社)がバックについている。

 

ノーベル賞クラスの学者たちを網羅したこの部門から、恐るべき『究極兵器』が開発される。その最高秘密研究所はロッキー山脈の奥地に置かれており、科学者たちが『解答G』とひそかにささやく究極兵器、『重力を相殺する反重力装置』の開発を進めている。

 

アメリカはUFOテクノロジーをすでに入手している

・反重力を実用化しようとする信じがたいプロジェクトが国防総省の指揮の下で実施されており、一流大学や航空機産業、電子産業、鉄鋼会社などの名門企業が巻き込まれている。           

 

・科学者たちは具体的なことは明かさないが、重力コントロールの秘密を解く鍵は高エネルギーの核分子にあると考えているようで、光や電波のように重力を制御して航行する宇宙船をプロジェクトの目的としている。

 

・現代科学のレベルをはるかに超えるハードウェア・プロジェクト『ソリューションG』は、宇宙からの「空飛ぶ円盤」によって引き起こされたものと思われる。全米の航空会社やエレクトロニクス産業、多くの関連企業の科学者たちは、この驚くべき物体の出現に興奮気味である。重力の方向を任意に変えることができれば、どんな急激なコースの変化も体にはGがかからず、宇宙のどこにでも急速に移動でき、エネルギー革命は必死だろう。

 

 

 

フェローシップ』  (知られざる宇宙の隣人たち)

(ブラッド・スタイガー)(たま出版)1996/2/1

 

 

 

プレアデス人も地球に来ている

・物理的なコンタクトが始まってから、セムヤーゼは、26、7歳くらいに見えました。プレアデス人の平均寿命はおそらく、私たちの年齢計算方法で9百年くらいだろう。セムヤーゼと同じUFOに乗り組んでいる者達は、自分達の故郷の惑星を『エラ』と呼んでいる。

 

・プレアデス人は、完全な調和の中に生きている。エラにおいては、ストレスの原因となるものは、完全に排除されている。エラの建物は全て円形に造られており、それぞれの建物のまわりには庭が造られている。園芸学は、プレアデス人の間でことのほか人気のある学問らしい。エラに住む者たちは、土地を耕すこと、植物を育てることが好きである。エラでは、それぞれに専門分野を持たせることに力を入れていて、義務教育期間は70年間である。

 

・エラの市民はそれぞれ、社会に対して義務を担っていて、高等審議会が管轄している。プレアデス人は70年間の基本教育を終えると、それぞれ適性のある専門分野にまわされる。

 

・「『1980年には、神聖な存在があなた方の<意識レベル>に働きかけ、劇的な変革をもたらしました。<救いの力となる>エネルギーがあなた方の多くの上に注がれ、<プレアデスに住むあなた方の兄弟姉妹>の存在に、より多くの人々が気づくようになったのです。光のレベルとなって漂っている魂は、2001年を境に、地球上でゆっくりと転生を始めるようになります』セムヤーゼのメッセージは続いた」。

 

 

 

『略奪者のロジック』

響堂雪乃   三五館   2013/2/21

 

 

 

おそらく真理は清廉よりも、汚穢の中に見出されるのだろう

グローバリズム

グローバリズムという言葉は極めて抽象的なのだが、つまるところ16世紀から連綿と続く対外膨張エリートの有色人種支配に他ならない。この論理において我々非白人は人間とみなされていないのであり、アステカやインカのインディオと同じく侵略地の労働資源に過ぎないわけだ。

 

労働法改正

・外国人資本家の利益を最大化するため労働法が改正され、労働者の約40%近くが使い捨ての非正規就労者となり、年間30超円規模の賃金が不当に搾取されているのだから、この国の労働市場コロンブス統治下のエスパニョーラ島と大差ないだろう。

 「文明の衝突」においては、優越種が劣等種を滅ぼすという歴史が繰り返されてきたのであり、危機に直面する我々は喫緊の生存戦略を問われている。